(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
漫画を完成させるための処理の流れとして、前記第一装置から原案である原作を受信する第一ステップ、前記第二装置からネームを受信する第二ステップ、および前記第三装置から作画を受信する第三ステップの3工程を有する第一処理の場合、前記承認情報受信部が、
一のステップを通過するために当該一のステップより前の工程のステップに対応するすべての装置から、前記一のステップに対応する作品または作品の作者に対する承認を示す承認情報を受信した場合に、前記一のステップを通過できる請求項1から請求項4、請求項6いずれか一項に記載の漫画作成支援装置。
漫画の複数の作成寄与者からなるグループに関する情報であり、グループを識別するグループ識別子と漫画の作成寄与者を識別する2以上の寄与者識別子とを有する1以上のグループ情報を格納し得るグループ情報格納部と、
寄与者識別子で識別できる寄与者の装置である第一装置または第二装置または第三装置から送信されたコメントと寄与者識別子とを含む1以上のコメント情報をグループ識別子に対応付けて格納し得るコメント情報格納部と、
原作者とネーム作成者と作画者のグループに関するグループ情報、または原案者と作画者のグループに関するグループ情報を生成し、前記グループ情報格納部に蓄積するグループ情報生成部と、
寄与者の装置から、寄与者識別子とコメント対象の作画の作画識別子とコメントとを含むコメント情報と、グループ識別子とを受信するコメント情報受信部と、
前記コメント情報受信部が受信したコメント情報を、前記コメント情報受信部が受信したグループ識別子に対応付けて、前記コメント情報格納部に蓄積するコメント情報蓄積部と、
寄与者の装置から、コメントを閲覧する指示であり、グループ識別子を有するコメント閲覧指示を受信するコメント閲覧指示受信部と、
前記コメント閲覧指示の受信に応じて、前記コメント閲覧指示が有するグループ識別子に対応する1以上のコメントを前記コメント情報格納部から取得し、当該1以上のコメントを前記寄与者の装置に送信するコメント送信部とをさらに具備する請求項1から請求項9いずれか一項に記載の漫画作成支援装置。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、漫画作成支援装置を含む漫画作成支援システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0040】
(実施の形態1)
本実施の形態において、複数の立場の者が共同して、漫画を作成する環境を提供する漫画作成支援システムについて説明する。
【0041】
本実施の形態において、漫画作成支援システムは、共同作業者を選択する作業者選択のアプローチを採る。特に、本実施の形態において、漫画作成支援システムは、原案者が作画者等に参加のオファーを送信する原案者オファー方式を採る。つまり、本実施の形態において、漫画作成支援システムを構成する第一装置から原案を指定した申し出を送信し、当該申し出が第三装置に送信され、第三装置からの承認を得た場合に、当該第三装置から作画を受け付けられる。
【0042】
また、本実施の形態において、作画のオファーを受け付けるか否かの回答の依頼である作画回答依頼を自動送信する機能を有する漫画作成支援システムについて説明する。
【0043】
また、本実施の形態において、原作を指定したネームを第二装置から受け付ける漫画作成支援システムについて説明する。なお、本実施の形態において、原案者がオファーを送信する相手は、作画者だけではなく、ネーム作成者、キャラクタ作成者等でも良い。
【0044】
また、本実施の形態において、一般ユーザが、完成した漫画を閲覧するための機能も有する漫画作成支援システムについて説明する。
【0045】
また、本実施の形態において、グループ内のすべての作業者の装置またはすべての前工程の装置から、作業者の参加に対する承認、または作品に対する承認が必要な漫画作成支援システムについて説明する。
【0046】
また、本実施の形態において、一の原案に対して、2以上の作画が受け付け可能である漫画作成支援システムについて説明する。また、本実施の形態において、一の原作に対して2以上のネームが受け付け可能であったり、一のネームに対して2以上の作画が受け付け可能である漫画作成支援システムについて説明する。
【0047】
また、本実施の形態において、共同作業者のグループを生成し、グループ間でコミュニケーション可能な漫画作成支援システムについて説明する。
【0048】
また、本実施の形態において、キャラクタを第四装置から受け付け、キャラクタを指定した原案または作画を受け付ける漫画作成支援システムについて説明する。
【0049】
また、本実施の形態において、著作権管理を施した漫画作成支援システムについて説明する。
【0050】
図1は、本実施の形態における漫画作成支援システム1の概念図である。漫画作成支援システム1は、漫画作成支援装置11、1または2以上の第一装置12、1または2以上の第二装置13、1または2以上の第三装置14、1または2以上の第四装置15、および1または2以上の端末装置16を備える。
【0051】
なお、漫画作成支援システム1は、1または2以上の第二装置13を具備しなくても良い。また、漫画作成支援システム1は、1または2以上の第四装置15を具備しなくても良い。漫画作成支援装置11は、通常、いわゆるサーバ装置である。また、漫画作成支援装置11は、例えば、複数人で漫画を作成するためのWebページを提供する装置である。
【0052】
また、第一装置12は原案を送付する装置である。また、第二装置13はネームを送付する装置である。また、第三装置14は作画を送付する装置である。また、第四装置15はキャラクタを送付する装置である。さらに、端末装置16は漫画をダウンロードする装置である。
【0053】
また、第一装置12、第二装置13、第三装置14、第四装置15、および端末装置16の種類は問わない。第一装置12、第二装置13、第三装置14、第四装置15、および端末装置16は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等である。
【0054】
図2は、本実施の形態における漫画作成支援システム1のブロック図である。また、
図3は、漫画作成支援システム1を構成する漫画作成支援装置11のブロック図である。
【0055】
漫画作成支援装置11は、格納部111、受信部112、処理部113、送信部114を備える。
【0056】
格納部111は、ユーザ格納部1110、漫画格納部1111、キャラクタ格納部1112、原案格納部1113、作画格納部1114、グループ情報格納部1115、コメント情報格納部1116を備える。
【0057】
原案格納部1113は、原作格納手段11131、ネーム格納手段11132を備える。
【0058】
受信部112は、グループ情報受信部1120、キャラクタ受信部1121、原案受信部1122、ネーム受信部1123、作画受信部1124、作画依頼受信部1125、承認情報受信部1126、コメント情報受信部1127、コメント閲覧指示受信部1128、取得指示受信部1129を備える。
【0059】
処理部113は、グループ情報生成部1131、キャラクタ蓄積部1132、原案蓄積部1133、ネーム蓄積部1134、作画蓄積部1135、漫画蓄積部1136、コメント情報蓄積部1137、著作者情報取得部1138、収益算出部1139を備える。
【0060】
送信部114は、作画回答依頼送信部1141、コメント送信部1142、漫画送信部1143、著作者情報出力部1144、収益出力部1145を備える。
【0061】
第一装置12は、第一格納部121、第一受付部122、第一処理部123、第一送信部124、第一受信部125、第一出力部126を備える。
【0062】
第二装置13は、第二格納部131、第二受付部132、第二処理部133、第二送信部134、第二受信部135、第二出力部136を備える。
【0063】
第三装置14は、第三格納部141、第三受付部142、第三処理部143、第三送信部144、第三受信部145、第三出力部146を備える。
【0064】
第四装置15は、第四格納部151、第四受付部152、第四処理部153、第四送信部154、第四受信部155、第四出力部156を備える。
【0065】
端末装置16は、端末格納部161、端末受付部162、端末処理部163、端末送信部164、端末受信部165、端末出力部166を備える。
【0066】
漫画作成支援装置11を構成する格納部111は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、漫画情報、キャラクタ情報、原案情報、作画情報、グループ情報、コメント情報等である。なお、かかる情報の詳細は後述する。また、原案情報を構成する原案は、例えば、原作、または原作とネーム、またはネームである。
【0067】
ユーザ格納部1110は、1以上のユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザとは、通常、漫画の作成に寄与する寄与者であるが、漫画を閲覧する閲覧者でも良い。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。ユーザ情報は、例えば、氏名、生年月日、性別、年齢、通知先情報等のユーザ属性を有しても良い。通知先情報は、ユーザに情報を送信するための情報であり、例えば、メールアドレス、電話番号、FAX番号、装置のIPアドレス、MACアドレス等である。なお、寄与者は、適宜、ユーザと言う。
【0068】
漫画格納部1111は、1以上の漫画情報を格納し得る。漫画情報は、漫画を有する。ここで、漫画とは、電子的な漫画である。漫画情報は、例えば、漫画と、漫画を識別する漫画識別子を有する。漫画識別子は、例えば、漫画のID、漫画のタイトル等である。漫画情報は、例えば、対応する原案識別子、対応する原作識別子、対応するネーム識別子、対応する作画識別子、対応するキャラクタ作成者識別子を有しても良い。なお、対応する原案識別子は、当該漫画の元になった原案を識別する情報である。また、対応する原作識別子は、当該漫画の元になった原作を識別する情報である。また、対応するネーム識別子は、当該漫画の元になったネームを識別する情報である。また、対応する作画識別子は、当該漫画の元になった作画を識別する情報である。また、対応するキャラクタ識別子は、当該漫画の元になったキャラクタを識別する情報である。また、漫画情報は、対応する原案情報へのリンク情報、対応する原作情報へのリンク情報、対応するネーム情報へのリンク情報、対応する作画情報へのリンク情報、対応するキャラクタ情報へのリンク情報を有しても良い。また、漫画情報は、例えば、1以上の寄与者の1以上の寄与者識別子を有しても良い。寄与者とは、漫画の作成に寄与した者であり、例えば、原案者、原作者、作画者、ネーム作成者、キャラクタ作成者等である。寄与者識別子は、例えば、原案者識別子、原作者識別子、作画者識別子、ネーム作成者識別子、キャラクタ作成者識別子である。原案者識別子は、例えば、原作者識別子と同一である。漫画情報は、例えば、漫画の販売数、総販売額などを有しても良い。漫画情報は、原案識別子、ネーム識別子、作画識別子、キャラクタ識別子を有しても良い。
【0069】
キャラクタ格納部1112は、1以上のキャラクタ情報を格納し得る。キャラクタ情報は、通常、キャラクタとキャラクタの作者を識別するキャラクタ作成者識別子とキャラクタ識別子とを有する。キャラクタは、通常、静止画であるが、動画等でも良い。キャラクタ情報は、通常、キャラクタ情報を識別するキャラクタ識別子を有する。また、キャラクタ情報は、対応する漫画識別子、対応する原案識別子、対応する原作識別子、対応するネーム識別子、対応する作画識別子を有しても良い。また、キャラクタ情報は、対応する原案情報へのリンク情報、対応する原作情報へのリンク情報、対応するネーム情報へのリンク情報、対応する作画情報へのリンク情報を有しても良い。
【0070】
原案格納部1113は、1以上の原案情報を格納し得る。原案情報は、漫画の原案を有する。原案情報は、例えば、原案、原案者識別子、および原案識別子を有する。なお、原案は、原作、または原作とネーム、またはネーム等である。ただし、原案は作画であったり、完成された漫画となっても良い。なお、原案が漫画となる場合、第二装置13、第三装置14、および第四装置15は使用されない。
また、原案情報は、対応する漫画識別子、対応するキャラクタ識別子、対応する原案識別子、対応する原作識別子、対応するネーム識別子、対応する作画識別子を有しても良い。また、原案情報は、対応する漫画情報へのリンク情報、対応するネーム情報へのリンク情報、対応する作画情報へのリンク情報、対応するキャラクタ情報へのリンク情報を有しても良い。
【0071】
原案格納部1113を構成する原作格納手段11131は、1または2以上の原作情報を格納し得る。原作情報は、漫画の原作を有する。原作情報は、例えば、原作識別子、原作、および原作者識別子を有する。原作情報は、対応する漫画識別子、対応するキャラクタ識別子、対応するネーム識別子、対応する作画識別子を有しても良い。また、原作情報は、対応する漫画情報へのリンク情報、対応するネーム情報へのリンク情報、対応する作画情報へのリンク情報、対応するキャラクタ情報へのリンク情報を有しても良い。
【0072】
ネーム格納手段11132は、1または2以上のネーム情報を格納し得る。ネーム情報は、漫画のネームを有する。ネーム情報は、例えば、ネーム、ネーム作成者識別子、およびネーム識別子を有する。ネーム情報は、通常、原作情報に対応付いている。ネーム情報は、対応する漫画識別子、対応するキャラクタ識別子、対応する原作識別子、対応する作画識別子を有しても良い。また、ネーム情報は、対応する漫画情報へのリンク情報、対応する原案情報へのリンク情報、対応する原作情報へのリンク情報、対応する作画情報へのリンク情報、対応するキャラクタ情報へのリンク情報を有しても良い。
【0073】
作画格納部1114は、1または2以上の作画情報を格納し得る。作画情報は、漫画の作画を有する。作画情報は、例えば、作画と作画者識別子と作画識別子とを有する。作画情報は、対応する漫画識別子、対応するキャラクタ識別子、対応する原作識別子、対応するネーム識別子を有しても良い。また、作画情報は、対応する漫画情報へのリンク情報、対応する原案情報へのリンク情報、対応する原作情報へのリンク情報、対応するネーム情報へのリンク情報、対応するキャラクタ情報へのリンク情報を有しても良い。なお、作画格納部1114は、漫画格納部1111と同じでも良い。
【0074】
グループ情報格納部1115は、1または2以上のグループ情報を格納し得る。グループ情報とは、一の漫画の作成に寄与した複数の作成寄与者からなるグループに関する情報である。グループ情報は、グループを識別するグループ識別子と漫画の作成寄与者を識別する2以上の寄与者識別子とを有する。なお、作成寄与者とは、例えば、原作作成者またはネーム作成者または作画作成者である。また、作成寄与者は、キャラクタ作成者を含んでも良い。
【0075】
コメント情報格納部1116は、1または2以上のコメント情報をグループ識別子に対応付けて格納し得る。コメント情報は、コメントと、当該コメントを作成した寄与者識別子とを含む。コメントは、寄与者識別子で識別できる寄与者の装置である第一装置12または第二装置13または第三装置14から送信された情報である。コメント情報は、グループ内の寄与者間のコミュニケーションのための情報である。また、このコミュニケーションは、通常、漫画を適切に共同作成するために行われるコミュニケーションである。
【0076】
受信部112は、第一装置12または第二装置13または第三装置14または第四装置15または端末装置16から、情報や指示等を受信する。情報や指示等とは、例えば、グループ情報、キャラクタ情報、原案情報、ネーム情報、作画情報、キャラクタ作成依頼、ネーム作成依頼、作画依頼、承認情報、コメント情報、取得指示、著作者情報出力指示、収益出力指示、コメント閲覧指示等である。各種情報や指示等の詳細は後述する。
【0077】
グループ情報受信部1120は、1以上のグループ情報を受信する。ここで受信するグループ情報は、グループ情報の一部、またはグループの枠組み等でも良い。ここで受信するグループ情報は、例えば、原案者識別子または原作者識別子を有する。グループ情報受信部1120は、例えば、原案者識別子を有するグループ情報を受信し、当該グループ情報受信部1120または後述するグループ情報生成部1131は、ユニークなグループ識別子を生成し、当該グループ識別子と原案者識別子とを有するグループ情報をグループ情報格納部1115に蓄積しても良い。
【0078】
キャラクタ受信部1121は、第四装置15から、キャラクタ作成者識別子とキャラクタとを受信する。キャラクタ受信部1121は、通常、キャラクタ作成者識別子とキャラクタとを受信した際に、ユニークなキャラクタ識別子を生成し、当該キャラクタ識別子とキャラクタ作成者識別子とキャラクタとを有するキャラクタ情報をキャラクタ格納部1112に蓄積する。
【0079】
原案受信部1122は、1または2以上の各第一装置12から、漫画の原案を有する1または2以上の原案情報を受信する。原案情報は、通常、原案者識別子と原案とを有する。原案情報は、原案を識別する原案識別子を有しても良い。
【0080】
ネーム受信部1123は、漫画の原案が原作の場合、1または2以上の各第二装置13から、原案を特定する情報と原案に対するネームとを有する1または2以上のネーム情報を受信する。ここでのネーム情報は、例えば、ネーム作成者識別子と、対応する原作識別子(ここでは、原案識別子と同意義)と、ネームのみを有しても良い。また、ネーム情報は、ネーム識別子を有しても良い。また、原案を特定する情報とは、例えば、原案識別子、原作識別子、グループ識別子等である。
【0081】
ネーム受信部1123は、一の原案に対して、2以上の各第二装置13からネーム情報を受信しても良い。
【0082】
作画受信部1124は、後述する承認情報受信部1126が受信した承認情報に対応する第三装置14から、原案を特定する情報と、原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する。
【0083】
作画受信部1124は、一の原案に対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信しても良い。
【0084】
作画受信部1124は、一のネームに対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信しても良い。
【0085】
作画依頼受信部1125は、第一装置12から、作画依頼を受信する。作画依頼とは、作画の担当の依頼であり、作画の担当候補を識別する作画者識別子を有する依頼である。作画依頼は、通常、原案を特定する情報を有する。原案を特定する情報は、例えば、原案識別子、原案者識別子、グループ識別子等である。
【0086】
承認情報受信部1126は、作画依頼に対応して、第三装置14から、作画の担当を承認する旨を示す承認情報を受信する。承認情報受信部1126は、作画依頼に対応して、第三装置14から、作画の担当を承認しない旨を示す非承認情報を受信しても良い。
【0087】
承認情報受信部1126は、作画回答依頼の送信に応じて、1または2以上の第三装置14のうちのいずれか1または2以上の第三装置14から、作画の担当を承認する旨を示す承認情報を受信しても良い。
【0088】
承認情報受信部1126は、作画格納部1114の作画情報に対する承認情報を受信しても良い。なお、承認情報受信部1126は、不承認を示す不承認情報を受信する場合もあるとする。また、作画情報に対する承認情報は、例えば、作画識別子、または作画者識別子等を有する。
【0089】
コメント情報受信部1127は、寄与者の装置から、寄与者識別子とコメントとを含むコメント情報と、グループ識別子とを受信する。なお、寄与者の装置とは、第一装置12、または第二装置13、または第三装置14、または第四装置15である。
【0090】
コメント閲覧指示受信部1128は、寄与者の装置から、コメントを閲覧する指示であるコメント閲覧指示を受信する。コメント閲覧指示は、通常、グループ識別子を有する。また、コメント閲覧指示は、通常、コメント閲覧指示を送信する寄与者の寄与者識別子を有する。
【0091】
取得指示受信部1129は、漫画を取得する指示である取得指示を端末装置16から受信する。取得指示は、漫画を識別する漫画識別子を有する。取得指示は、通常、取得指示を送信したユーザのユーザ識別子を有する。
【0092】
処理部113は、各種の処理を行う。各種の処理とは、グループ情報生成部1131、キャラクタ蓄積部1132、原案蓄積部1133、ネーム蓄積部1134、作画蓄積部1135、漫画蓄積部1136、コメント情報蓄積部1137、著作者情報取得部1138、収益算出部1139等が行う処理である。
【0093】
グループ情報生成部1131は、グループ情報を生成し、グループ情報格納部1115に蓄積する。グループ情報は、例えば、原作者とネーム作成者と作画者のグループに関する情報である。また、グループ情報は、例えば、原案者と作画者のグループに関する情報である。グループ情報生成部1131は、生成されているグループ情報に対して、新たにグループに参加した寄与者の情報を追記しても良い。なお、寄与者の情報は、通常、寄与者識別子を含む。グループ情報生成部1131がグループ情報を生成するタイミングは問わない。例えば、グループ情報生成部1131は、原案者の指示により、グループ情報の一部を生成し、寄与者の参加の度に、寄与者識別子をグループ情報に付加しても良い。また、例えば、グループ情報生成部1131は、予め決められた2以上の寄与者が決定した際にグループ情報を生成しても良い。つまり、例えば、グループ情報生成部1131は、原作者とネーム作成者とが決定した際にグループ情報を生成しても良いし、原作者とネーム作成者と作画者とが決定した際にグループ情報を生成しても良いし、原案者と作画者とが決定した際にグループ情報を生成しても良い。
【0094】
グループ情報格納部1115に格納されている2以上のグループ情報に対する2以上のグループに対応する2以上の原作が同一であり、ネームまたは/および作画が異なる場合があっても良い。また、グループ情報格納部1115に格納されている2以上のグループ情報に対する2以上のグループに対応する2以上の原作および2以上のネームが同一であり、作画が異なる場合があっても良い。つまり、一の原作に対して、2以上の漫画が作成されても良い。また、一の原作と一のネームに対して、2以上の漫画が作成されても良い。
【0095】
キャラクタ蓄積部1132は、キャラクタ受信部1121が受信したキャラクタ作成者識別子とキャラクタと、キャラクタ識別子とを有するキャラクタ情報をキャラクタ格納部1112に蓄積する。キャラクタ蓄積部1132は、キャラクタ受信部1121がキャラクタ作成者識別子とキャラクタとを受信した際に、キャラクタ識別子を生成し、当該キャラクタ識別子と、キャラクタ作成者識別子と、キャラクタとを有するキャラクタ情報をキャラクタ格納部1112に蓄積しても良い。つまり、キャラクタ識別子は、生成された情報でも良いし、キャラクタ受信部1121が受信した情報でも良い。
【0096】
原案蓄積部1133は、原案受信部1122が受信した原案情報を原案格納部1113に蓄積する。また、原案蓄積部1133は、原案受信部1122が原案者識別子と原案とを受信した際に、ユニークな原案識別子を生成し、当該原案識別子と原案者識別子と原案とを有する原案情報を原案格納部1113に蓄積しても良い。つまり、原案識別子は、生成された情報でも良いし、原案受信部1122が受信した情報でも良い。また、原案受信部1122が受信した原案情報と、原案蓄積部1133が蓄積する原案情報とは、異なる情報でも良い。
【0097】
ネーム蓄積部1134は、ネーム受信部1123が受信した1以上のネーム情報をネーム格納手段11132に蓄積する。ネーム蓄積部1134は、ネーム受信部1123が1以上の各第二装置13からネーム等を受信した際に、ネーム識別子を生成し、例えば、当該ネーム識別子、原案識別子、ネーム作成者識別子、およびネームを有するネーム情報をネーム格納手段11132に蓄積しても良い。つまり、ネーム識別子は、生成された情報でも良いし、ネーム受信部1123が受信した情報でも良い。また、ネーム受信部1123が受信したネーム情報と、ネーム蓄積部1134が蓄積するネーム情報とは、異なる情報でも良い。
【0098】
作画蓄積部1135は、作画受信部1124が受信した作画情報を作画格納部1114に蓄積する。作画蓄積部1135は、作画受信部1124が作画等を受信した際に、ユニークな作画識別子を生成し、当該作画識別子と、作画受信部1124が受信した作画等とを、作画格納部1114に蓄積しても良い。つまり、作画識別子は、生成された情報でも良いし、作画受信部1124が受信した情報でも良い。なお、作画蓄積部1135が蓄積した作画が、閲覧可能な漫画でも良い。かかる場合、後述する漫画蓄積部1136は不要である。また、作画受信部1124が受信した作画情報と、作画蓄積部1135が蓄積する作画情報とは、異なる情報でも良い。
【0099】
漫画蓄積部1136は、作画受信部1124が受信した作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積する。
【0100】
漫画蓄積部1136は、承認情報に対する作画情報が有する作画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積する。なお、漫画蓄積部1136は、承認情報に対する作画情報に、承認された旨のフラグを付加して、当該フラグと作画情報とを有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積しても良い。なお、作画情報は、漫画情報と同じ情報でも良い。さらに、承認情報に対する作画情報は、漫画情報と同じでも良い。つまり、作画が承認されれば、完成された漫画となっても良い。
【0101】
コメント情報蓄積部1137は、コメント情報受信部1127が受信したコメント情報を、コメント情報受信部1127が受信したグループ識別子に対応付けて、コメント情報格納部1116に蓄積する。
【0102】
著作者情報取得部1138は、一の漫画と対になる寄与者識別子に対応する原案者、作画者、キャラクタ作成者のうちの1以上の寄与者に関する情報である1以上の著作者情報を取得する。著作者情報取得部1138は、例えば、漫画が端末装置16に送信される場合に、1以上の著作者情報を取得する。著作者情報は、例えば、原案者の氏名、作画者の氏名、キャラクタ作成者の氏名などである。著作者情報取得部1138は、例えば、漫画格納部1111から著作者情報を取得する。また、著作者情報取得部1138は、例えば、キャラクタ格納部1112、原案格納部1113、作画格納部1114等から著作者情報を取得しても良い。
【0103】
収益算出部1139は、1以上の著作者情報を用いて、1以上の各寄与者の収益を算出する。収益算出部1139は、通常、漫画の販売額を使用して、各寄与者の収益を算出する。また、漫画の販売額は、例えば、当該漫画のダウンロード数に応じて算出される。
【0104】
送信部114は、各種の情報を第一装置12、第二装置13、第三装置14、第四装置15、または端末装置16に送信する。
【0105】
作画回答依頼送信部1141は、作画依頼受信部1125が受信した作画依頼が有する作画者識別子に対応する1以上の第三装置14に、作画の依頼を受けるか否かの回答を求める依頼である作画回答依頼を送信する。作画回答依頼は、原案を特定する情報を有する。ここで、作画回答依頼送信部1141は、通常、作画依頼の受信に応じて自動的に作画回答依頼を送信する。ただし、作画回答依頼送信部1141は、第三装置14からの漫画作成支援装置11へのアクセスに応じて、作画回答依頼を送信しても良い。
【0106】
コメント送信部1142は、コメント閲覧指示の受信に応じて、コメント閲覧指示が有するグループ識別子に対応する1以上のコメントをコメント情報格納部1116から取得し、1以上のコメントを寄与者の装置に送信する。なお、寄与者の装置とは、コメント閲覧指示を送信してきた装置である。寄与者の装置は、第一装置12、第二装置13、第三装置14、または第四装置15である。
【0107】
漫画送信部1143は、取得指示が有する漫画識別子に対応する漫画を漫画格納部1111から取得し、当該漫画を端末装置16に送信する。なお、この端末装置16は、取得指示を送信してきた端末装置16である。
【0108】
著作者情報出力部1144は、著作者情報取得部1138が取得した1以上の著作者情報を出力する。ここで、出力とは、通常、外部の装置への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0109】
収益出力部1145は、1以上の各寄与者の収益を出力する。ここで、出力とは、通常、外部の装置への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0110】
第一装置12を構成する第一格納部121は、例えば、原案者が作成した原案、原作者が作成した原作を格納し得る。第一格納部121は、例えば、原案者識別子、または原作者識別子を格納し得る。なお、原案は、原作、または原作とネーム等である。
【0111】
第一受付部122は、原案者または原作者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、原案情報の送信指示、1または2以上のネーム作成者に対するネーム作成依頼、1または2以上の作画者に対する作画依頼、1または2以上のキャラクタ作成者に対するキャラクタ作成依頼、原案、原作、コメント閲覧指示等である。ネーム作成依頼は、原作を特定する情報(例えば、原作識別子、グループ識別子等)、ネーム作成者の候補を識別するネーム作成者識別子を有する。ネーム作成依頼は、原作を特定する情報で特定される原作に対するネームの作成を依頼する情報である。また、作画依頼は、原案を特定する情報、作画者の候補を識別する作画者識別子を有する。作画依頼は、原案を特定する情報で識別される原案に対する作画の作成を依頼する情報である。キャラクタ作成依頼は、原案を特定する情報、キャラクタ作成者の候補を識別するキャラクタ作成者識別子を有する。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第一受付部122は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0112】
第一処理部123は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、原案情報の送信指示に従って、送信する原案情報を構成する処理である。各種の処理とは、例えば、ネーム作成依頼に従って、送信するネーム作成依頼を構成する指示である。また、各種の処理とは、例えば、作画依頼に従って、送信する作画依頼を構成する指示である。また、各種の処理とは、例えば、キャラクタ作成依頼に従って、送信するキャラクタ作成依頼を構成する指示である。また、各種の処理とは、例えば、第一受付部122が受け付けた原案、原作等を、第一格納部121に蓄積する処理である。各種の処理とは、例えば、コメント閲覧指示に従って、送信するコメント閲覧指示を構成する処理である。
【0113】
第一送信部124は、原案情報の送信指示に従って、第一処理部123が構成した原案情報を漫画作成支援装置11に送信する。また、第一送信部124は、第一処理部123が構成したネーム作成依頼、作画依頼、キャラクタ作成依頼等を漫画作成支援装置11に送信する。また、第一送信部124は、第一処理部123が構成したコメント閲覧指示を漫画作成支援装置11に送信する。
【0114】
第一受信部125は、各種の情報を漫画作成支援装置11から受信する。各種の情報とは、例えば、原案情報が登録された旨の情報である。各種の情報とは、例えば、ネーム作成依頼に対する承認情報、または非承認情報である。また、各種の情報とは、例えば、作画依頼に対する承認情報、または非承認情報である。また、各種の情報とは、例えば、キャラクタ作成依頼に対する承認情報、または非承認情報である。また、各種の情報とは、例えば、1以上のコメントである。
【0115】
第一出力部126は、第一受信部125が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、外部の装置への送信、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0116】
第二装置13を構成する第二格納部131は、例えば、ネーム作成者が作成したネーム、ネーム作成者識別子を格納し得る。
【0117】
第二受付部132は、ネーム作成者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、ネーム情報の送信指示、ネーム、コメント閲覧指示、ネーム作成依頼に対する承認情報または非承認情報等である。なお、ネーム情報の送信指示は、通常、原案を特定する情報とネーム、または原作を特定する情報とネームを有する。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第二受付部132は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0118】
第二処理部133は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ネーム情報の送信指示に従って、送信するネーム情報を構成する処理である。各種の処理とは、例えば、第二受付部132が受け付けたネームを、第二格納部131に蓄積する処理である。また、各種の処理とは、例えば、コメント閲覧指示に従って、送信するコメント閲覧指示を構成する処理である。また、各種の処理とは、例えば、送信する承認情報または非承認情報を構成する処理である。
【0119】
第二送信部134は、ネーム情報の送信指示に従って、第二処理部133が構成したネーム情報を漫画作成支援装置11に送信する。また、第二送信部134は、第二処理部133が構成したコメント閲覧指示を漫画作成支援装置11に送信する。また、第二送信部134は、第二処理部133が構成した承認情報または非承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0120】
第二受信部135は、各種の情報を漫画作成支援装置11から受信する。各種の情報とは、例えば、ネーム作成依頼である。また、各種の情報とは、例えば、ネーム情報が登録された旨の情報である。また、各種の情報とは、例えば、1以上のコメントである。
【0121】
第二出力部136は、第二受信部135が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、外部の装置への送信、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0122】
第三装置14を構成する第三格納部141は、例えば、作画者が作成した作画、作画者識別子を格納し得る。
【0123】
第三受付部142は、作画者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、承認情報または非承認情報、作画情報の送信指示、作画、コメント閲覧指示等である。なお、承認情報は、作画依頼に対応して、作画の担当を承認する旨を示す情報である。また、作画情報の送信指示は、通常、原案を特定する情報、またはネームを特定する、または原作を特定する情報識別子とネームを特定する情報を有する。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第三受付部142は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0124】
第三処理部143は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、承認情報の受け付けに対応して、送信する承認情報または非承認情報を構成する処理である。なお、承認情報または非承認情報は、例えば、対応する原案を特定する情報、または原作を特定する情報とネームを特定する情報、またはネームを特定する情報を有する。また、各種の処理とは、例えば、作画情報の送信指示に従って、送信する作画情報を構成する処理である。各種の処理とは、例えば、第三受付部142が受け付けた作画を、第三格納部141に蓄積する処理である。また、各種の処理とは、例えば、コメント閲覧指示に従って、送信するコメント閲覧指示を構成する処理である。
【0125】
第三送信部144は、作画情報の送信指示に従って、第三処理部143が構成した作画情報を漫画作成支援装置11に送信する。また、第三送信部144は、第三処理部143が構成した承認情報または非承認情報、コメント閲覧指示等を漫画作成支援装置11に送信する。
【0126】
第三受信部145は、各種の情報を漫画作成支援装置11から受信する。各種の情報とは、例えば、作画情報が登録された旨の情報である。各種の情報とは、例えば、1以上のコメントである。
【0127】
第三出力部146は、第三受信部145が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、外部の装置への送信、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0128】
第四装置15を構成する第四格納部151は、例えば、キャラクタ作成者が作成したキャラクタ、キャラクタ作成者識別子を格納し得る。
【0129】
第四受付部152は、キャラクタ作成者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、承認情報または非承認情報、キャラクタ情報の送信指示、キャラクタ、コメント閲覧指示等である。なお、承認情報は、キャラクタ作成依頼に対応して、キャラクタ作成の担当を承認する旨を示す情報である。また、キャラクタ情報の送信指示は、原案を特定する情報、またはネームを特定する情報、または原作を特定する情報とネームを特定する情報を有しても良いが、かかる情報を有さなくても良い。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第四受付部152は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0130】
第四処理部153は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、承認情報の受け付けに対応して、送信する承認情報または非承認情報を構成する処理である。なお、承認情報または非承認情報は、通常、対応する原案識別子、または原作識別子とネーム識別子、またはネーム識別子、または作画識別子を有する。また、各種の処理とは、例えば、キャラクタ情報の送信指示に従って、送信するキャラクタ情報を構成する処理である。また、各種の処理とは、例えば、コメント閲覧指示に従って、送信するコメント閲覧指示を構成する処理である。
【0131】
第四送信部154は、第四処理部153が構成した承認情報または非承認情報、キャラクタ情報、コメント閲覧指示等を漫画作成支援装置11に送信する。
【0132】
第四受信部155は、各種の情報を漫画作成支援装置11から受信する。各種の情報とは、例えば、キャラクタ情報が登録された旨の情報、キャラクタ作成依頼である。各種の情報とは、例えば、1以上のコメントである。
【0133】
第四出力部156は、第四受信部155が受信した情報を出力する。
【0134】
端末装置16を構成する端末格納部161は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、漫画を閲覧するユーザのユーザ識別子である。
【0135】
端末受付部162は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、漫画の閲覧指示である。閲覧指示は、通常、漫画識別子を有する。
【0136】
端末処理部163は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部162が受け付けた閲覧指示から、送信する閲覧指示を構成する処理である。
【0137】
端末送信部164は、端末処理部163が構成した閲覧指示を漫画作成支援装置11に送信する。
【0138】
端末受信部165は、閲覧指示の送信に応じて、漫画を漫画作成支援装置11から受信する。
【0139】
端末出力部166は、端末受信部165が受信した漫画を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、外部の装置への送信、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0140】
格納部111、ユーザ格納部1110、漫画格納部1111、キャラクタ格納部1112、原案格納部1113、作画格納部1114、グループ情報格納部1115、コメント情報格納部1116、原作格納手段11131、ネーム格納手段11132、第一格納部121、第二格納部131、第三格納部141、第四格納部151、端末格納部161は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0141】
格納部111等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部111等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部111等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部111等で記憶されるようになってもよい。
【0142】
受信部112、グループ情報受信部1120、キャラクタ受信部1121、原案受信部1122、ネーム受信部1123、作画受信部1124、作画依頼受信部1125、承認情報受信部1126、コメント情報受信部1127、コメント閲覧指示受信部1128、取得指示受信部1129、第一受信部125、第二受信部135、第三受信部145、第四受信部155、端末受信部165は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0143】
処理部113、グループ情報生成部1131、キャラクタ蓄積部1132、原案蓄積部1133、ネーム蓄積部1134、作画蓄積部1135、漫画蓄積部1136、コメント情報蓄積部1137、著作者情報取得部1138、収益算出部1139、第一処理部123、第二処理部133、第三処理部143、第四処理部153、端末処理部163は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部113等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0144】
送信部114、作画回答依頼送信部1141、コメント送信部1142、漫画送信部1143、著作者情報出力部1144、収益出力部1145、第一送信部124、第二送信部134、第三送信部144、第四送信部154、端末送信部164は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0145】
第一出力部126、第二出力部136、第三出力部146、第四出力部156、端末出力部166は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。第一出力部126等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0146】
次に、漫画作成支援システム1の動作について説明する。まず、漫画作成支援装置11の動作について、
図4、
図5、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0147】
(ステップS401)グループ情報受信部1120は、グループ情報を受信したか否かを判断する。グループ情報を受信すればステップS402に行き、グループ情報を受信しなければステップS403に行く。なお、受信されたグループ情報は、通常、原案者または原作者の装置である第一装置12から送信された情報であり、例えば、原案者識別子、原案の属性値、グループ名、グループの属性値等を含む。原案の属性値は、例えば、原案の題名、原案のキャッチコピー、原案の内容、完成された漫画の読者対象、ジャンル等である。グループの属性値は、例えば、グループのアイコン画像等である。
【0148】
(ステップS402)グループ情報生成部1131は、ステップS401におけるグループ情報の受信に応じて、ユニークなグループ識別子を生成し、当該グループ識別子と、ステップS401で受信されたグループ情報が有する原案者識別子等とを有するグループ情報を構成し、当該グループ情報をグループ情報格納部1115に蓄積する。
【0149】
(ステップS403)キャラクタ受信部1121は、キャラクタ情報を受信したか否かを判断する。キャラクタ情報を受信すればステップS404に行き、キャラクタ情報を受信しなければステップS407に行く。なお、ここで受信されるキャラクタ情報は、通常、キャラクタ作成者識別子とキャラクタとを有する。また、ここで受信されるキャラクタ情報は、対応するグループ識別子または原案識別子を有しても良い。
【0150】
(ステップS404)キャラクタ蓄積部1132は、ステップS403におけるキャラクタ情報の受信に応じて、ユニークなキャラクタ識別子を生成し、当該キャラクタ識別子と、ステップS403で受信されたキャラクタ情報が有するキャラクタ作成者識別子とキャラクタ等を有するキャラクタ情報を構成し、当該キャラクタ情報をキャラクタ格納部1112に蓄積する。
【0151】
(ステップS405)処理部113は、ステップS403で受信されたキャラクタ情報に対応するグループが存在するか否かを判断する。グループが存在すればステップS406に行き、グループが存在しなければステップS401に戻る。なお、処理部113は、例えば、ステップS403で受信されたキャラクタ情報がグループ識別子または原案識別子等のグループの存在を示す情報を有する場合はグループが存在すると判断し、キャラクタ情報がグループの存在を示す情報を有しない場合はグループが存在しないと判断する。なお、グループの存在に関する判断処理のアルゴリズムは問わない。
【0152】
(ステップS406)送信部114は、キャラクタ情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者に、キャラクタ情報がアップロードされた旨を通知する。ステップS401に戻る。なお、送信部114は、例えば、キャラクタ情報に対応するグループ識別子と対になる1以上の各寄与者識別子と対になる寄与者の通知先情報を用いて、キャラクタ情報がアップロードされた旨を通知する。また、寄与者の通知先情報は、例えば、ユーザ格納部1110に格納されている。ここで、処理部113は、キャラクタ情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者が閲覧できる領域(ページ等)に、キャラクタ情報がアップロードされた旨を蓄積しても良い。
【0153】
(ステップS407)原案受信部1122は、原案情報を受信したか否かを判断する。原案情報を受信すればステップS408に行き、原案情報を受信しなければステップS411に行く。なお、ここで受信される原案情報は、通常、原案者識別子と原案とを有する。
【0154】
(ステップS408)原案蓄積部1133は、ステップS407における原案情報の受信に応じて、ユニークな原案識別子を生成し、当該原案識別子と、ステップS407で受信された原案情報が有する原案者識別子と原案等を有する原案情報を構成し、当該原案情報を原案格納部1113に蓄積する。
【0155】
(ステップS409)処理部113は、ステップS407で受信された原案情報に対応するグループが存在するか否かを判断する。グループが存在すればステップS410に行き、グループが存在しなければステップS401に戻る。なお、処理部113は、例えば、ステップS407で受信された原案情報にグループ識別子またはキャラクタ識別子等のグループの存在を示す情報が存在する場合はグループが存在すると判断し、原案情報にグループの存在を示す情報が存在しない場合はグループが存在しないと判断する。なお、グループの存在に関する判断処理のアルゴリズムは問わない。
【0156】
(ステップS410)送信部114は、原案情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者に、原案情報がアップロードされた旨を通知する。ステップS401に戻る。なお、送信部114は、例えば、原案情報に対応するグループ識別子と対になる1以上の各寄与者識別子と対になる寄与者の通知先情報を用いて、原案情報がアップロードされた旨を通知する。ここで、処理部113は、原案情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者が閲覧できる領域(ページ等)に、原案情報がアップロードされた旨を蓄積しても良い。
【0157】
(ステップS411)ネーム受信部1123は、ネーム情報を受信したか否かを判断する。ネーム情報を受信すればステップS412に行き、ネーム情報を受信しなければステップS415に行く。なお、ここで受信されるネーム情報は、通常、ネーム作成者識別子とネームとを有する。
【0158】
(ステップS412)ネーム蓄積部1134は、ステップS411におけるネーム情報の受信に応じて、ユニークなネーム識別子を生成し、当該ネーム識別子と、ステップS411で受信されたネーム情報が有するネーム作成者識別子とネーム等を有するネーム情報を構成し、当該ネーム情報をネーム格納手段11132に蓄積する。
【0159】
(ステップS413)処理部113は、ステップS411で受信されたネーム情報に対応するグループが存在するか否かを判断する。グループが存在すればステップS414に行き、グループが存在しなければステップS401に戻る。なお、処理部113は、例えば、ステップS411で受信されたネーム情報にグループ識別子または原案識別子等のグループの存在を示す情報が存在する場合はグループが存在すると判断し、ネーム情報にグループの存在を示す情報が存在しない場合はグループが存在しないと判断する。なお、グループの存在に関する判断処理のアルゴリズムは問わない。
【0160】
(ステップS414)送信部114は、ネーム情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者に、ネーム情報がアップロードされた旨を通知する。ステップS401に戻る。なお、送信部114は、例えば、ネーム情報に対応するグループ識別子と対になる1以上の各寄与者識別子と対になる寄与者の通知先情報を用いて、ネーム情報がアップロードされた旨を通知する。ここで、処理部113は、ネーム情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者が閲覧できる領域(ページ等)に、ネーム情報がアップロードされた旨を蓄積しても良い。
【0161】
(ステップS415)作画受信部1124は、作画情報を受信したか否かを判断する。作画情報を受信すればステップS416に行き、作画情報を受信しなければステップS419に行く。
【0162】
(ステップS416)作画蓄積部1135は、ステップS415における作画情報の受信に応じて、ユニークな作画識別子を生成し、当該作画識別子と、ステップS415で受信された作画情報が有する作画者識別子と作画等を有する作画情報を構成し、当該作画情報を作画格納部1114に蓄積する。
【0163】
(ステップS417)処理部113は、ステップS415で受信された作画情報に対応するグループが存在するか否かを判断する。グループが存在すればステップS418に行き、グループが存在しなければステップS401に戻る。なお、処理部113は、例えば、ステップS411で受信された作画情報にグループ識別子または原案識別子またはネーム識別子等のグループの存在を示す情報が存在する場合はグループが存在すると判断し、作画情報にグループの存在を示す情報が存在しない場合はグループが存在しないと判断する。なお、グループの存在に関する判断処理のアルゴリズムは問わない。
【0164】
(ステップS418)送信部114は、作画情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者に、作画情報がアップロードされた旨を通知する。ステップS401に戻る。なお、送信部114は、例えば、作画情報に対応するグループ識別子と対になる1以上の各寄与者識別子と対になる寄与者の通知先情報を用いて、作画情報がアップロードされた旨を通知する。ここで、処理部113は、作画情報に対応するグループに参加する1以上の寄与者が閲覧できる領域(ページ等)に、作画情報がアップロードされた旨を蓄積しても良い。
【0165】
(ステップS419)受信部112は、キャラクタ作成依頼を受信したか否かを判断する。キャラクタ作成依頼を受信すればステップS420に行き、キャラクタ作成依頼を受信しなければステップS421に行く。なお、キャラクタ作成依頼は、例えば、依頼するキャラクタ作成の候補者を識別するユーザ識別子、原案識別子、原案者識別子を有する。
【0166】
(ステップS420)送信部114は、ステップS419で受信されたキャラクタ作成依頼に応じたキャラクタ作成回答依頼を、キャラクタ作成の候補者に送信する。なお、送信部114は、例えば、ステップS419で受信されたキャラクタ作成依頼が有するキャラクタ作成の候補者のユーザ識別子と対になる通知先情報を用いて、キャラクタ作成回答依頼をキャラクタ作成の候補者に送信する。なお、送信部114は、例えば、ステップS419で受信されたキャラクタ作成依頼が有する原案識別子、原案者識別子を有するキャラクタ作成回答依頼を構成し、当該キャラクタ作成回答依頼をキャラクタ作成の候補者に送信する。
【0167】
(ステップS421)受信部112は、ネーム作成依頼を受信したか否かを判断する。ネーム作成依頼を受信すればステップS422に行き、ネーム作成依頼を受信しなければステップS423に行く。なお、ネーム作成依頼は、例えば、依頼するネーム作成の候補者を識別するユーザ識別子、原案識別子、原案者識別子を有する。
【0168】
(ステップS422)送信部114は、ステップS421で受信されたネーム作成依頼に応じたネーム作成回答依頼を、ネーム作成の候補者に送信する。なお、送信部114は、例えば、ステップS421で受信されたネーム作成依頼が有するネーム作成の候補者のユーザ識別子と対になる通知先情報を用いて、ネーム作成回答依頼をネーム作成の候補者に送信する。なお、送信部114は、例えば、ステップS421で受信されたネーム作成依頼が有する原案識別子、原案者識別子を有するネーム作成回答依頼を構成し、当該ネーム作成回答依頼をネーム作成の候補者に送信する。ここで、処理部113は、ネーム作成回答依頼に対応するネーム作成の候補者が閲覧できる領域(ページ等)に、ネーム作成回答依頼を蓄積しても良い。
【0169】
(ステップS423)作画依頼受信部1125は、作画依頼を受信したか否かを判断する。作画依頼を受信すればステップS424に行き、作画依頼を受信しなければステップS425に行く。
【0170】
(ステップS424)作画回答依頼送信部1141は、ステップS421で受信された作画依頼に応じた作画回答依頼を、作画の候補者に送信する。なお、作画回答依頼送信部1141は、例えば、ステップS423で受信された作画依頼が有する作画の候補者のユーザ識別子と対になる通知先情報を用いて、作画回答依頼を作画の候補者に送信する。なお、作画回答依頼送信部1141は、例えば、ステップS423で受信された作画依頼が有する原案識別子、原案者識別子、ネーム識別子、ネーム作成者識別子を有する作画回答依頼を構成し、当該作画回答依頼を作画の候補者に送信する。ここで、処理部113は、作画回答依頼に対応する作画の候補者が閲覧できる領域(ページ等)に、作画回答依頼を蓄積しても良い。
【0171】
(ステップS425)承認情報受信部1126は、依頼に対する承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信すればステップS426に行き、承認情報を受信しなければステップS430に行く。なお、承認情報受信部1126が非承認情報を受信した場合、例えば、処理部113が当該非承認情報を蓄積し、かつ送信部114が依頼に対して承認されなかった旨を依頼者に通知する。また、承認情報は、例えば、グループ識別子、承認者の識別子、依頼を送信した者の識別子、依頼の識別子等のうちの1以上の情報を有する。なお、依頼とは、例えば、ネーム作成回答依頼、作画回答依頼である。
【0172】
(ステップS426)グループ情報生成部1131は、グループ情報を生成するか否かを判断する。グループ情報を生成すると判断した場合はステップS427に行き、グループ情報を生成しないと判断した場合はステップS428に行く。なお、グループ情報生成部1131は、例えば、承認情報がグループ識別子を有しない場合はグループ情報を生成すると判断し、承認情報がグループ識別子を有する場合はグループ情報を生成しないと判断する。
【0173】
(ステップS427)グループ情報生成部1131は、依頼を送信した者と承認情報を送信した者が、少なくとも含まれるグループのグループ情報を生成する。グループ情報生成部1131は、例えば、ユニークなグループ識別子を生成し、当該グループ識別子と、承認情報が有する承認情報の送信者の識別子と、承認情報が有する依頼を送信した者の識別子とを有するグループ情報を生成する。
【0174】
(ステップS428)グループ情報生成部1131は、承認情報が有する承認情報の送信者を、当該承認情報に対応するグループに追加する処理を行う。グループ情報生成部1131は、例えば、承認情報が有する承認情報の送信者の識別子を、承認情報が有するグループ識別子に対応するグループ情報に付加する。
【0175】
(ステップS429)送信部114は、依頼に対応して、承認された旨の情報(例えば、承認情報)を、依頼者に通知する。送信部114は、例えば、依頼が有する依頼者の識別子に対応する通知先情報をユーザ格納部1110から取得し、当該通知先情報で示される通知先に承認情報を送信する。ここで、処理部113は、依頼を送信したユーザ(通常、原案者)が閲覧できる領域(ページ等)に、依頼が承認された旨の情報を蓄積しても良い。
【0176】
(ステップS430)承認情報受信部1126は、作画情報に対応する承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信すればステップS431に行き、承認情報を受信しなければステップS435に行く。
【0177】
(ステップS431)処理部113は、ステップS430で受信された承認情報に対応する作画情報に対して、当該承認情報を送信した者から承認された旨を示す情報(例えば、承認情報)を蓄積する。
【0178】
(ステップS432)漫画蓄積部1136は、ステップS430で受信された承認情報に対応する作画情報に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。予め決められた条件に合致する場合はステップS433に行き、予め決められた条件に合致しない場合はステップS401に戻る。なお、予め決められた条件は、通常、必要な者の承認が得られたことであり、例えば、前工程の寄与者全員に対応する承認の旨の情報が蓄積されていること(寄与者全員の承認が得られたこと)、原案者または原作者に対応する承認の旨の情報が蓄積されていること(原案者または原作者の承認が得られたこと)、グループ全員の承認の旨の情報が蓄積されていること等である。
【0179】
(ステップS433)漫画蓄積部1136は、承認情報に対応する作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積する。
【0180】
(ステップS434)送信部114は、承認情報に対応するグループの全員に、漫画が完成された旨の通知を行う。送信部114は、例えば、承認情報が有するグループ識別子を取得し、当該グループ識別子と対になる1以上の寄与者の通知先情報をユーザ格納部1110から取得し、当該通知先情報が示す通知先に、漫画が完成された旨の通知を行う。ここで、処理部113は、承認情報に対応するグループの各メンバーが閲覧できる領域(ページ等)に、漫画が完成された旨の情報を蓄積しても良い。
【0181】
(ステップS435)受信部112は、作品に対する承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信すればステップS436に行き、承認情報を受信しなければステップS439に行く。なお、作品に対する承認情報とは、例えば、キャラクタに対する承認情報、ネームに対する承認情報等である。
【0182】
(ステップS436)処理部113は、ステップS435で受信された承認情報に対応する作品に対して、当該承認情報を送信した者から承認された旨を示す情報(例えば、承認情報)を蓄積する。
【0183】
(ステップS437)処理部113は、ステップS435で受信された承認情報に対応する作品に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。予め決められた条件に合致する場合はステップS438に行き、予め決められた条件に合致しない場合はステップS401に戻る。なお、予め決められた条件は、通常、必要な者の承認が得られたことであり、例えば、前工程の寄与者全員に対応する承認の旨の情報が蓄積されていること(寄与者全員の承認が得られたこと)、原案者または原作者に対応する承認の旨の情報が蓄積されていること(原案者または原作者の承認が得られたこと)等である。
【0184】
(ステップS438)処理部113または/および送信部114は、ステップS435で受信された承認情報に対応する作品の完成のための処理を行う。作品の完成のための処理は、例えば、次の工程に進めることを示す情報を蓄積する処理(処理部113が行う処理)、グループの他の寄与者に当該作品が完成した旨を通知する処理(送信部114が行う処理)等である。
【0185】
(ステップS439)取得指示受信部1129は、取得指示を端末装置16から受信したか否かを判断する。取得指示を受信すればステップS440に行き、取得指示を受信しなければステップS443に行く。なお、取得指示は、通常、漫画識別子を有する。
【0186】
(ステップS440)処理部113は、取得指示に対応する漫画を漫画格納部1111から取得する。なお、取得指示に対応する漫画を取得する処理は、漫画送信部1143が行っても良い。
【0187】
(ステップS441)漫画送信部1143は、取得された漫画を、取得指示を送信してきた端末装置16に送信する。
【0188】
(ステップS442)処理部113は、ステップS440における漫画のダウンロードに応じて課金処理を行う。ステップS401に戻る。なお、ここでの課金処理は、取得指示を送信した者に対する課金の処理である。また、処理部113は、ステップS440における漫画のダウンロードに応じて、当該漫画の販売数、または/および売上を、漫画格納部1111に蓄積しても良い。課金処理、販売数や売上を算出し、蓄積する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0189】
(ステップS443)受信部112は、著作者情報出力指示を受信したか否かを判断する。著作者情報出力指示を受信すればステップS444に行き、著作者情報出力指示を受信しなければステップS446に行く。なお、著作者情報出力指示は、著作者に関する情報の出力指示である。著作者情報出力指示は、通常、漫画識別子を有する。また、著作者情報出力指示は、例えば、漫画に関するウェブページの出力指示でも良く、漫画に関するウェブページの出力指示に含まれていても良い。
【0190】
(ステップS444)著作者情報取得部1138は、著作者情報出力指示に対応する寄与者(著作者)の情報を取得する。著作者情報取得部1138は、例えば、著作者情報出力指示が有する漫画識別子と対になる1以上の寄与者識別子を漫画格納部1111から取得する。そして、著作者情報取得部1138は、例えば、1以上の各寄与者識別子と対になるユーザの氏名、属性値等を、ユーザ格納部1110から取得する。なお、かかる場合、ユーザの氏名、属性値等が、著作者情報である。また、著作者情報取得部1138は、1以上の著作者情報を含むウェブページを取得しても良い。
【0191】
(ステップS445)著作者情報出力部1144は、ステップS444で取得された1以上の著作者情報を、著作者情報出力指示を送信してきた装置に送信する。ステップS401に戻る。なお、著作者情報出力部1144は、1以上の著作者情報を含むウェブページを送信しても良い。
【0192】
(ステップS446)受信部112は、収益出力指示を受信したか否かを判断する。収益出力指示を受信すればステップS447に行き、収益出力指示を受信しなければステップS454に行く。なお、収益出力指示は、通常、漫画識別子を有する。また、収益出力指示は、漫画作成支援装置11のユーザから入力され、図示しない受付手段が受け付けた指示でも良い。
【0193】
(ステップS447)著作者情報取得部1138は、著作者情報出力指示に対応する寄与者の情報である1以上の著作者情報を取得する。
【0194】
(ステップS448)収益算出部1139は、カウンタiに1を代入する。
【0195】
(ステップS449)収益算出部1139は、ステップS447で取得された著作者情報の中に、i番目の著作者情報が存在するか否かを判断する。i番目の著作者情報が存在すればステップS450に行き、i番目の著作者情報が存在しなければステップS452に行く。なお、i番目の著作者情報の存在は、i番目の寄与者の存在と同意義である。
【0196】
(ステップS450)収益算出部1139は、i番目の著作者情報を用いて、i番目の寄与者の収益を算出する。また、収益算出部1139は、算出した収益をi番目の寄与者の情報に対応付けて、バッファに一時蓄積する。
【0197】
(ステップS451)収益算出部1139は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS449に戻る。
【0198】
(ステップS452)収益出力部1145は、ステップS450で算出された収益を用いて、出力する収益情報を構成する。
【0199】
(ステップS453)収益出力部1145は、収益情報を出力する。ステップS401に戻る。
【0200】
(ステップS454)コメント情報受信部1127は、コメント情報を受信したか否かを判断する。コメント情報を受信すればステップS455に行き、コメント情報を受信しなければステップS456に行く。
【0201】
(ステップS455)処理部113または/および送信部114は、ステップS454で受信されたコメント情報を出力する。ステップS401に戻る。なお、処理部113を構成するコメント情報蓄積部1137は、通常、ステップS454で受信されたコメント情報を、グループに対応付けてコメント情報格納部1116に蓄積する。また、送信部114は、ステップS454で受信されたコメント情報を、コメント情報に対応するグループに属するすべての寄与者に送信しても良い。
【0202】
(ステップS456)コメント閲覧指示受信部1128は、コメント閲覧指示を受信したか否かを判断する。コメント閲覧指示を受信すればステップS457に行き、グループ情報を受信しなければステップS401に戻る。なお、コメント閲覧指示は、例えば、グループ識別子を有する。
【0203】
(ステップS457)処理部113は、ステップS456で受信されたコメント閲覧指示に対応する1以上のコメントを取得する。なお、かかるコメント取得処理は、コメント送信部1142が行っても良い。
【0204】
(ステップS458)コメント送信部1142は、ステップS457で取得された1以上のコメントを、コメント閲覧指示を送信してきた装置に送信する。ステップS401に戻る。
【0205】
なお、
図4、
図5、
図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0206】
次に、第一装置12の動作について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0207】
(ステップS701)第一受付部122は、グループ情報を受け付けたか否かを判断する。グループ情報を受け付ければステップS702に行き、グループ情報を受け付けなければステップS704に行く。
【0208】
(ステップS702)第一処理部123は、ステップS701で受け付けたグループ情報を用いて、送信するグループ情報を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、ステップS701で受け付けたグループ情報に、原案者識別子を付与し、送信するグループ情報を構成する。なお、原案者識別子は、例えば、第一格納部121に格納されている。
【0209】
(ステップS703)第一送信部124は、ステップS701で構成されたグループ情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS701に戻る。
【0210】
(ステップS704)第一受付部122は、原案を受け付けたか否かを判断する。原案を受け付ければステップS705に行き、原案を受け付けなければステップS707に行く。なお、ここでの原案は、原作、または原作とネームである。また、第一受付部122は、通常、グループ識別子をも受け付ける。
【0211】
(ステップS705)第一処理部123は、ステップS704で受け付けた原案を用いて、送信する原案情報を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、ステップS701で受け付けた原案と原案者識別子とを有する原案情報を構成する。また、原案情報は、通常、グループ識別子を有する。
【0212】
(ステップS706)第一送信部124は、ステップS705で構成した原案情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS701に戻る。なお、原案情報は、原作情報と同じでも良い。
【0213】
(ステップS707)第一受付部122は、各種の依頼を受け付けたか否かを判断する。依頼を受け付ければステップS708に行き、依頼を受け付けなければステップS710に行く。なお、各種の依頼とは、例えば、キャラクタ作成依頼、ネーム作成依頼、作画依頼のうちのいずれかである。また、各種の依頼は、通常、グループ識別子を有する。
【0214】
(ステップS708)第一処理部123は、ステップS707における依頼の受け付けに対応して、送信する依頼を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、ステップS707で受け付けた依頼に原案者識別子を付加し、送信する依頼を構成する。
【0215】
(ステップS709)第一送信部124は、ステップS708で構成した依頼を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS701に戻る。
【0216】
(ステップS710)第一受付部122は、各種の指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付ければステップS711に行き、指示を受け付けなければステップS715に行く。なお、各種の指示とは、例えば、コメント閲覧指示、著作者情報出力指示、収益出力指示のうちのいずれかである。
【0217】
(ステップS711)第一処理部123は、ステップS710における指示の受け付けに対応して、送信する指示を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、ステップS710で受け付けた指示に原案者識別子を付加し、送信する指示を構成する。
【0218】
(ステップS712)第一送信部124は、ステップS711で構成した指示を漫画作成支援装置11に送信する。
【0219】
(ステップS713)第一受信部125は、ステップS712における指示の送信に対応して、漫画作成支援装置11から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信すればステップS714に行き、情報を受信しなければステップS713に戻る。
【0220】
(ステップS714)第一出力部126は、ステップS713で受信された情報を出力する。ステップS701に戻る。
【0221】
(ステップS715)第一受付部122は、各種の情報を受け付けたか否かを判断する。情報を受け付ければステップS716に行き、情報を受け付けなければステップS701に戻る。なお、各種の情報とは、例えば、コメント情報とグループ識別子である。
【0222】
(ステップS716)第一処理部123は、ステップS715における情報の受け付けに対応して、送信する情報を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、ステップS715で受け付けた情報に原案者識別子を付加し、送信する情報を構成する。
【0223】
(ステップS717)第一送信部124は、ステップS716で構成した情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS701に戻る。
【0224】
なお、
図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0225】
次に、第二装置13の動作について、
図8のフローチャートを用いて説明する。
図8のフローチャートにおいて、
図7のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。なお、
図7のフローチャートと同一のステップにおける主体は、第二装置13を構成する構成要素であることは言うまでもない。
【0226】
(ステップS801)第二受付部132は、ネームを受け付けたか否かを判断する。ネームを受け付ければステップS802に行き、ネームを受け付けなければステップS804に行く。なお、第二受付部132は、例えば、ネームと、当該ネームに対応する原作識別子またはグループ識別子とを受け付ける。また、ここでのネームの受け付けは、ネーム情報の送信指示の受け付けと同意義である。また、第二受付部132は、例えば、受け付ける情報の中に原作識別子を有さず、ネームのみを受け付けても良い。
【0227】
(ステップS802)第二処理部133は、ステップS801におけるネームの受け付けに対応して、送信するネーム情報を構成する。なお、第二処理部133は、例えば、ステップS801で受け付けたネームとグループ識別子に、ネーム作成者識別子を付加し、送信するネーム情報を構成する。
【0228】
(ステップS803)第二送信部134は、ステップS802で構成されたネーム情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS801に戻る。
【0229】
(ステップS804)第二受信部135は、ネーム作成依頼を受信したか否かを判断する。ネーム作成依頼を受信すればステップS805に行き、ネーム作成依頼を受信しなければステップS806に行く。
【0230】
(ステップS805)第二出力部136は、ステップS804で受信されたネーム作成依頼を出力する。ステップS801に戻る。
【0231】
(ステップS806)第二受付部132は、承認情報または非承認情報を受け付けたか否かを判断する。承認情報または非承認情報を受け付ければステップS807に行き、承認情報または非承認情報を受け付けなければステップS710に行く。承認情報または非承認情報は、ネーム作成依頼に対する承認情報または非承認情報でも良いし、他の作品(例えば、本装置のユーザが作成したネームに対応する一のキャラクタ、作成したネームに対応する一の作画)に対する承認情報または非承認情報でも良い。
【0232】
(ステップS807)第二処理部133は、ステップS806で受け付けられた承認情報等を用いて、送信する承認情報等を構成する。第二処理部133は、例えば、ステップS806で受け付けられた承認情報等に、ネーム作成者識別子を付加し、送信する承認情報等を構成する。
【0233】
(ステップS808)第二送信部134は、ステップS807で構成された承認情報等を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS801に戻る。
【0234】
なお、
図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0235】
次に、第三装置14の動作について、
図9のフローチャートを用いて説明する。
図9のフローチャートにおいて、
図7、
図8のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。なお、
図7、
図8のフローチャートと同一のステップにおける主体は、第三装置14を構成する構成要素であることは言うまでもない。
【0236】
(ステップS901)第三受付部142は、作画を受け付けたか否かを判断する。作画を受け付ければステップS902に行き、作画を受け付けなければステップS904に行く。なお、第三受付部142は、例えば、作画と、当該作画に対応する原作識別子またはグループ識別子とを受け付ける。また、ここでの作画の受け付けは、作画情報の送信指示の受け付けと同意義である。また、第三受付部142は、例えば、受け付ける情報の中に原作識別子を有さず、作画のみを受け付けても良い。
【0237】
(ステップS902)第三処理部143は、ステップS901における作画の受け付けに対応して、送信する作画情報を構成する。なお、第三処理部143は、例えば、ステップS901で受け付けた作画と原作識別子に、作画者識別子を付加し、送信する作画情報を構成する。
【0238】
(ステップS903)第三送信部144は、ステップS902で構成された作画情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS901に戻る。
【0239】
(ステップS904)第三受信部145は、作画回答依頼を受信したか否かを判断する。作画回答依頼を受信すればステップS905に行き、作画回答依頼を受信しなければステップS806に行く。
【0240】
(ステップS905)第三出力部146は、ステップS904で受信された作画回答依頼を出力する。ステップS901に戻る。
【0241】
なお、
図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0242】
次に、第四装置15の動作について、
図10のフローチャートを用いて説明する。
図10のフローチャートにおいて、
図7、
図8のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。なお、
図7、
図8のフローチャートと同一のステップにおける主体は、第四装置15を構成する構成要素であることは言うまでもない。
【0243】
(ステップS1001)第四受付部152は、キャラクタを受け付けたか否かを判断する。キャラクタを受け付ければステップS1002に行き、キャラクタを受け付けなければステップS1004に行く。なお、第四受付部152は、例えば、キャラクタと、当該キャラクタに対応する原作識別子またはグループ識別子とを受け付ける。また、ここでのキャラクタの受け付けは、キャラクタ情報の送信指示の受け付けと同意義である。また、第四受付部152は、例えば、受け付ける情報の中に原作識別子を有さず、キャラクタのみを受け付けても良い。
【0244】
(ステップS1002)第四処理部153は、ステップS1001におけるキャラクタの受け付けに対応して、送信するキャラクタ情報を構成する。なお、第四処理部153は、例えば、ステップS1001で受け付けたキャラクタとグループ識別子に、キャラクタ作成者識別子を付加し、送信するキャラクタ情報を構成する。
【0245】
(ステップS1003)第四送信部154は、ステップS1002で構成されたキャラクタ情報を漫画作成支援装置11に送信する。ステップS1001に戻る。
【0246】
(ステップS1004)第四受信部155は、キャラクタ作成依頼を受信したか否かを判断する。キャラクタ作成依頼を受信すればステップS1005に行き、キャラクタ作成依頼を受信しなければステップS806に行く。
【0247】
(ステップS1005)第四出力部156は、ステップS1004で受信されたキャラクタ作成依頼を出力する。ステップS1001に戻る。
【0248】
なお、
図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0249】
以下、本実施の形態における漫画作成支援システム1の具体的な動作について説明する。漫画作成支援システム1の動作の概要を説明する概念図は
図11である。
【0250】
本具体例において、
図11に示すように、以下の(1)から(8)の手順で処理が流れることにより、漫画が完成する。
(1)原作者が作成した漫画の原作を漫画作成支援装置11に投函(アップロード)する。
(2)原作者が、ネーム作成の候補者および作画の候補者に対して、共同制作希望依頼を漫画作成支援装置11経由で送信する。なお、共同制作希望依頼とは、ネーム作成依頼または/および作画依頼である。
(3)依頼を受けたネーム作成の候補者、および作画の候補者から承認を得る。なお、承認を得る処理は、第二装置13および第三装置14から、漫画作成支援装置11経由で、第一装置12に承認情報が送信される処理である。また、共同制作希望依頼を受信した候補者が非承認情報を送信した場合、他の候補者に対する(2)(3)の処理を、他の候補者から承認を得るまで繰り返す。
(4)ネーム作成者がネームを漫画作成支援装置11に投函する。
(5)承認の対象者が、投函されたネームをチェックし、当該ネームに対して承認する。なお、承認の対象者がネームに対して承認するまで、(4)(5)の処理を繰り返す。なお、承認の対象者は、通常、原作者、または原作者と作画者である。
(6)作画者が作画を漫画作成支援装置11に投函する。
(7)承認の対象者が、投函された作画をチェックし、当該作画に対して承認する。なお、承認の対象者が作画に対して承認するまで、(6)(7)の処理を繰り返す。承認の対象者は、通常、原作者およびネーム作成者である。
(8)承認の対象者が承認した作画が完成された漫画として蓄積される。
【0251】
以下、漫画作成支援システム1の具体的な動作について説明する。
【0252】
今、ユーザ格納部1110は、
図12に示す構造を有するユーザ情報管理表を保持している。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ情報」を有する1以上のレコードを格納している。また、「ユーザ情報」は、「ユーザ識別子」「氏名」「通知先情報」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「ユーザ識別子」は、寄与者識別子と同意義である。「通知先情報」は、ここではメールアドレスであるが、ユーザに情報を通知するための情報であれば何でも良い。
【0253】
また、漫画格納部1111は、
図13に示す構造を有する漫画情報管理表を保持している。漫画情報管理表は、「ID」「漫画情報」を有するレコードを1以上格納している。「漫画情報」は、「漫画識別子」「グループ識別子」「原作識別子」「ネーム識別子」「作画識別子」「漫画」を有する。
図13において、「漫画」はファイル名であるが、当該ファイル名に対応する実体データも、漫画情報管理表が管理している、とする。
【0254】
また、キャラクタ格納部1112は、
図14に示す構造を有するキャラクタ情報管理表を保持している。キャラクタ情報管理表は、「ID」「キャラクタ情報」を有する1以上のレコードを格納している。また、「キャラクタ情報」は、「キャラクタ作成者識別子」「キャラクタ識別子」「キャラクタ」を有する。なお、
図14において、「キャラクタ」はファイル名であるが、当該ファイル名に対応する実体データも、キャラクタ情報管理表が管理している、とする。
【0255】
また、原作格納手段11131は、
図15に示す構造を有する原作情報管理表を保持している。原案情報管理表は、「ID」「原案情報」を有する1以上のレコードを格納している。「原案情報」は、「原作者識別子」「原作識別子」「原作」「グループ識別子」を有する。なお、
図15において、「原作」はファイル名であるが、当該ファイル名に対応する実体データも、原作情報管理表が管理している、とする。
【0256】
また、ネーム格納手段11132は、
図16に示す構造を有するネーム情報管理表を保持している。ネーム情報管理表は、「ID」「ネーム情報」を有する1以上のレコードを格納している。また、「ネーム情報」は、「ネーム作成者識別子」「ネーム識別子」「ネーム」を有する。なお、
図16において、「ネーム」はファイル名であるが、当該ファイル名に対応する実体データも、ネーム情報管理表が管理している、とする。
【0257】
また、作画格納部1114は、
図17に示す構造を有する作画情報管理表を保持している。作画情報管理表は、「ID」「作画情報」を有する1以上のレコードを格納している。また、「作画情報」は、「作画者識別子」「作画識別子」「作画」を有する。なお、
図17において、「作画」はファイル名であるが、当該ファイル名に対応する実体データも、作画情報管理表が管理している、とする。
【0258】
また、グループ情報格納部1115は、
図18に示す構造を有するグループ情報管理表を保持している。グループ情報管理表は、「ID」「グループ情報」を有する1以上のレコードを格納している。「グループ情報」は、「グループ識別子」「原作者識別子」「原作識別子」「ネーム作成者識別子」「ネーム識別子」「ネーム承認情報」「作画者識別子」「作画識別子」「作画承認情報」を有する。
【0259】
さらに、コメント情報格納部1116は、
図19に示す構造を有するコメント情報管理表を保持している。コメント情報管理表は、「ID」「コメント情報」を有する1以上のレコードを格納している。「コメント情報」は、「コメント識別子」「グループ識別子」「寄与者識別子」「コメント」「日時」を有する。
【0260】
かかる状況において、まず、ユーザ識別子「u001」で識別される原作者が自分の原作を投函する前に、以下のように、グループ情報を作成するための操作を第一装置12に対して行う、とする。つまり、グループ作成画面を漫画作成支援装置11からダウンロードするために、当該原作者は、グループ作成画面のURLを第一装置12に入力する。次に、第一装置12の第一受付部122は、当該URLを受け付け、第一送信部124は当該URLを用いて、漫画作成支援装置11にアクセスする。そして、第一装置12の受信部112は当該URLに対応するWebページを受信し、第一出力部126は
図20の画面を出力する。
【0261】
次に、当該原作者は、
図20の「新規制作グループの作成」ボタン2001を押下した、とする。すると、第一装置12の第一受付部122は、ボタン2001の押下を受け付ける。そして、第一送信部124は、ボタン2001に対応する画面の要求を漫画作成支援装置11に送信する。次に、漫画作成支援装置11の受信部112は当該要求を受信し、格納部111から当該要求に対応する画面の情報を取得し、送信部114は当該画面の情報を第一装置12に送信する。そして、第一装置12の第一受信部125は当該画面の情報を受信し、第一出力部126は
図21のグループ情報入力画面を出力した、とする。次に、当該原作者は、
図21のグループ情報入力画面の各フィールド(2101〜2108)にグループ情報を構成する情報を入力し、「グループを作成する」ボタン2109を押下した、とする。
【0262】
すると、第一装置12の第一受付部122は、グループ情報を受け付ける。なお、グループ情報は、
図21の各フィールド(2101〜2108)に入力された情報を有する。そして、第一処理部123は、第一格納部121に格納されているユーザ識別子「u001」を取得し、ユーザ識別子「u001」と各フィールド(2101〜2108)に入力された情報とを有するグループ情報を構成する。次に、第一送信部124は、構成されたグループ情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0263】
次に、漫画作成支援システム1のグループ情報受信部1120は、グループ情報を受信する。次に、グループ情報生成部1131は、グループ情報の受信に応じて、ユニークなグループ識別子「G001」を生成し、当該グループ識別子「G001」と、受信されたグループ情報が有する原作者識別子「u001」を有するグループ情報を構成し、当該グループ情報をグループ情報管理表(
図18)に蓄積する。なお、ここで、
図18の「ID=1」のレコードであり、グループ識別子と原作者識別子等を有するレコードが生成され、蓄積された。
【0264】
次に、「u001」の原作者は、
図22の画面におけるグループ「マンガニア制作委員会 初めてのマンガニア」ボタン2201を選択したとする。また、当該原作者は、
図22の画面における「原稿UP」ボタン2202を選択する。すると、第一装置12は
図23の画面を出力する、とする。なお、グループ「マンガニア制作委員会 初めてのマンガニア」ボタン2101の選択により、グループ識別子「G001」が第一装置12に入力された、とする。
【0265】
次に、当該原作者は、原稿タイトル「初めての原稿01」2301、原稿タイプ「テキスト」2302、原作2303を入力し、「原稿をUPする」ボタン2304を押下した、とする。なお、
図22、
図23の画面の出力の経緯は問わない。また、ボタン2201には、グループ名と、原作のタイトルが表示されている。
【0266】
次に、第一装置12の第一受付部122は、グループ識別子「G001」と原稿タイトル名「初めての原稿01」と当該原作等を受け付ける。次に、第一処理部123は、第一格納部121のユーザ識別子「u001」を取得し、当該ユーザ識別子「u001」と受け付けられた原作とグループ識別子「G001」等とを用いて、送信する原作情報を構成する。次に、第一送信部124は、当該原作情報を漫画作成支援装置11に送信する。なお、このユーザ識別子「u001」は、原作者識別子でもある。また、原作のファイルは、「初めての原稿01.txt」である、とする。つまり、第一処理部123は、原稿タイトル名を用いて、原作のファイル名を決定し、ファイルを構成する、とする。なお、原作のファイルの例は「txt」形式であるが、リッチテキスト(.rtf)、HTML等、その形式を問わないことは言うまでもない。
【0267】
次に、漫画作成支援装置11の原案受信部1122は、原作情報を受信する。次に、原案蓄積部1133は、原案情報の受信に応じて、ユニークな原作識別子「or001」を生成し、当該原案識別子「or001」と、受信された原作情報が有する原作者識別子「u001」と原作等を有する原作情報を構成し、当該原作情報を原作情報管理表(
図15)に蓄積する。なお、この原作情報は、
図15の「ID=1」のレコードと原作(ファイル「orf01.txt」)である。また、原案蓄積部1133は、グループ識別子「G001」に対応する原作識別子「or001」を、
図18のグループ管理表に蓄積する、とする。
【0268】
次に、ユーザ識別子「u001」の原作者は、
図24の画面の「参加のオファーを送る」ボタン2401を押下した、とする。すると、第一装置12は、
図25の画面を出力する、とする。なお、
図24、
図25の画面の出力の経緯は問わない。
【0269】
次に、当該原作者は、
図25の画面のグループ選択のためのフィールド2501に、グループ名「マンガニア制作委員会」を入力する。すると、第一装置12の第一受付部122はグループ名「マンガニア制作委員会」を受け付ける。また、第一処理部123は、グループ名「マンガニア制作委員会」に対応するグループ識別子「G001」を取得する。なお、
図25の画面の情報は、グループ名「マンガニア制作委員会」とグループ識別子「G001」との対応情報を有する、とする。そして、かかる対応情報は、第一格納部121に一時格納されている、とする。
【0270】
次に、当該原作者は、作画の候補者として、「太田一郎」を選択し、かつ依頼したい内容「あなたのネームのいくつかの例が大変気に入りました。ぜひ、ネーム作成を担当頂けませんか?」を入力した、とする(図示しない)。すると、第一受付部122は「太田一郎」に対応するユーザ識別子「u002」を取得し、および入力された「太田一郎」、当該依頼したい内容、グループ識別子「G001」を受け付ける、とする。
【0271】
次に、第一処理部123は、第一受付部122が取得したユーザ識別子「u002」、氏名「太田一郎」、依頼したい内容と、当該原作者のユーザ識別子「u001」と、グループ識別子「G001」とを有するネーム作成依頼を構成する。
【0272】
次に、第一送信部124は、構成されたネーム作成依頼を漫画作成支援装置11に送信する。
【0273】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、ネーム作成依頼を受信する。次に、送信部114は、受信されたネーム作成依頼に応じたネーム作成回答依頼を、ネーム作成の候補者に送信する。つまり、送信部114は、ネーム作成依頼に対応するネーム作成回答依頼を構成し、当該ネーム作成回答依頼を、ネーム作成依頼が有するユーザ識別子「u002」に対応する第三装置14に送信する。なお、ネーム作成回答依頼は、依頼したい内容と原作者のユーザ情報の一部または全部とグループ識別子「G001」とを有する。なお、送信部114は、ネーム作成回答依頼をユーザ識別子「u002」に対応するページ(記憶領域)に書き込み、ユーザ識別子「u002」で識別されるユーザから当該ページのアクセスがあった場合に、ネーム作成回答依頼を送信しても良い。
【0274】
次に、ユーザ識別子「u002」に対応する第三装置14の第三受信部145は、ネーム作成回答依頼を受信する。次に、第三出力部146は、当該ネーム作成依頼を出力する。
【0275】
次に、「太田一郎」は、例えば、
図26の画面の2601のアンカーを押下することにより、原作識別子「or001」で識別される原作をダウンロードしてチェックする。そして、「太田一郎」は、原作に納得し、ネームの作成を許諾しようと考えた、とする。なお、
図26の画面に至る経緯は問わないことは言うまでもない。
【0276】
また、「太田一郎」がグループ識別子「G001」で識別されるグループに参加するまで、原作をダウンロードできなくても良い。かかる場合、「太田一郎」は、原作をチェックせずに、後述する「承認情報」を入力する、とする。ただし、「太田一郎」は、「山田花子」の、一般に公開されている原作や、情報(経歴、指向等)をチェックしてから、「承認情報」を入力しても良い。
【0277】
次に、ユーザ識別子「u002」に対応するネーム作成の候補者「太田一郎」は、第三装置14に「承認情報」を入力した、とする。そして、第三受付部142は承認情報を受け付ける。なお、ここでの承認情報は、グループ識別子「G001」と、ネーム作成者であることを示す情報とを有する。
【0278】
次に、第三処理部143は、ユーザ識別子「u002」を取得し、当該ユーザ識別子「u002」、グループ識別子「G001」、ネーム作成者であることを示す情報を用いて、送信する承認情報を構成する。
【0279】
次に、第三送信部144は、構成された承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0280】
次に、漫画作成支援装置11の承認情報受信部1126は、ネーム作成依頼に対する承認情報を受信する。次に、グループ情報生成部1131は、承認情報がグループ識別子を有するので、グループ情報を生成しない、と判断する。次に、グループ情報生成部1131は、承認情報が有する承認情報の送信者「u002」を、当該承認情報に対応するグループ識別子「G001」に対応するグループに、ネーム作成者識別子として、追加する。なお、このネーム作成者識別子「u002」は、
図18の「ID=1」のネーム作成者識別子である。
【0281】
次に、当該原作者は、作画の候補者として、「青木次郎」を選択し(図示しない)、かつ依頼したい内容をフィールド2502に入力した、とする。すると、第一受付部122は「青木次郎」に対応するユーザ識別子「u003」を取得し、および入力された「青木次郎」、依頼したい内容「イメージする絵柄・・・・」、グループ識別子「G001」を受け付ける、とする。なお、
図25の画面の情報は、氏名「青木次郎」とユーザ識別子「u003」との対応情報を有する、とする。そして、かかる対応情報は、第一格納部121に一時格納されている、とする。
【0282】
次に、第一処理部123は、第一受付部122が取得したユーザ識別子「u003」、氏名「青木次郎」、依頼したい内容「イメージする絵柄・・・・」と、当該原作者のユーザ識別子「u001」と、グループ識別子「G001」とを有する作画依頼を構成する。
【0283】
次に、第一送信部124は、構成された作画依頼を漫画作成支援装置11に送信する。
【0284】
次に、漫画作成支援装置11の作画依頼受信部1125は、作画依頼を受信する。次に、作画回答依頼送信部1141は、作画依頼に対応する作画回答依頼を構成し、当該作画回答依頼を、作画依頼が有するユーザ識別子「u003」に対応する第三装置14に送信する。なお、作画回答依頼は、依頼したい内容「イメージする絵柄・・・・」と原作者のユーザ情報の一部または全部とグループ識別子「G001」とを有する。なお、作画回答依頼送信部1141は、作画回答依頼をユーザ識別子「u003」に対応するページ(記憶領域)に書き込み、ユーザ識別子「u003」で識別されるユーザから当該ページのアクセスがあった場合に、作画回答依頼を送信しても良い。
【0285】
次に、ユーザ識別子「u003」に対応する第三装置14の第三受信部145は、作画回答依頼を受信する。次に、第三出力部146は、当該作画回答依頼を出力する。
【0286】
次に、作画の候補者「青木次郎」は、
図26の画面の2601のアンカーを押下することにより、原作識別子「or001」で識別される原作をダウンロードしてチェックする。そして、「青木次郎」は、原作に納得し、作画を許諾しようと考えた、とする。なお、
図26の画面に至る経緯は問わないことは言うまでもない。
【0287】
そして、「青木次郎」は、第三装置14に「承認情報」を入力した、とする。そして、第三受付部142は承認情報を受け付ける。なお、ここでの承認情報は、グループ識別子「G001」と、作画者であることを示す情報とを有する。
【0288】
次に、第三処理部143は、ユーザ識別子「u003」を取得し、当該ユーザ識別子「u003」、グループ識別子「G001」、作画者であることを示す情報を用いて、送信する承認情報を構成する。
【0289】
次に、第三送信部144は、構成された承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0290】
次に、漫画作成支援装置11の承認情報受信部1126は、作画依頼に対する承認情報を受信する。次に、グループ情報生成部1131は、承認情報がグループ識別子を有するので、グループ情報を生成しない、と判断する。次に、グループ情報生成部1131は、承認情報が有する承認情報の送信者「u003」を、当該承認情報に対応するグループ識別子「G001」に対応するグループに、作画者識別子として、追加する。なお、この作画者識別子「u003」は、
図18の「ID=1」の作画者識別子である。
【0291】
次に、「太田一郎」は、
図26の画面の2601のアンカーを押下することにより、原作をダウンロードしてチェックする。そして、「太田一郎」は、ネームを作成し、自分の第二装置13に作成したネームと、グループ識別子「G001」とを入力する。なお、「太田一郎」が入力するグループ識別子は、その代わりに原作識別子「or001」でも良い。つまり、「太田一郎」は、対応する原作が特定できる情報を入力すれば良い。
【0292】
次に、第二装置13の第二受付部132は、当該ネームと当該グループ識別子とを受け付ける。次に、第二処理部133は、ネームの受け付けに対応して、格納されているネーム作成者識別子「u002」を取得し、当該ネーム作成者識別子と受け付けられたネームとグループ識別子とを有するネーム情報を構成する。なお、ネーム作成者識別子は、ユーザ識別子であり、第二格納部131に格納されている、とする。次に、第二送信部134は、構成されたネーム情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0293】
次に、漫画作成支援装置11のネーム受信部1123は、ネーム情報を受信する。そして、ネーム蓄積部1134は、ネーム情報の受信に応じて、ユニークなネーム識別子(ここでは「n001」とする。)を生成する。そして、ネーム蓄積部1134は、当該ネーム識別子「n001」と、ネーム作成者識別子「u002」とネーム等を有するネーム情報を構成し、当該ネーム情報をネーム情報管理表(
図16)に蓄積する。なお、蓄積されたネーム情報は、
図16の「ID=1」のレコードである。また、「ID=1」のレコードの作画「nfile1.img」はネームのファイル名であり、当該ファイルもネーム格納手段11132に蓄積されている、とする。
【0294】
次に、処理部113は、受信されたネーム情報はグループ識別子「G001」を有するので、受信されたネーム情報に対応するグループが存在すると判断する。そして、送信部114は、ネーム情報が有するグループ識別子「G001」と対になる他の寄与者の識別子である、原作者の原作者識別子「u001」および作画者識別子「u003」を、グループ情報管理表(
図18)から取得する。
【0295】
次に、送信部114は、原作者識別子「u001」と対になる通知先情報「ya@a.com」をユーザ情報管理表(
図12)から取得する。また、送信部114は、作画者識別子「u003」と対になる通知先情報「aj@c.com」をユーザ情報管理表から取得する。
【0296】
そして、送信部114は、通知先情報「ya@a.com」および「aj@c.com」で識別される通知先に、グループ識別子「G001」に対応するネーム情報がアップロードされた旨を通知する。なお、処理部113は、「山田花子」のページの領域および「青木次郎」のページの領域に、当該ネーム情報がアップロードされた旨を書き込んでも良い。また、ページの領域は、各ユーザがアクセスできるウェブページの領域である。
【0297】
次に、第一装置12の第一受信部125および第三装置14の第三受信部145は、グループ識別子「G001」に対応するネーム情報(ネーム識別子「n001」で識別される情報)がアップロードされた旨を受信する。そして、第一装置12の第一出力部126および第三装置14の第三出力部146は、当該ネーム情報がアップロードされた旨を出力する。なお、この出力は、「山田花子」および「青木次郎」の指示に応じて出力されても良いことは言うまでもない。
【0298】
そして、「山田花子」は、第一装置12に対して、グループ識別子「G001」に対応するネームのダウンロードの指示を入力する。そして、第一受付部122は当該ダウンロードの指示を受け付け、第一送信部124は当該ダウンロードの指示を漫画作成支援装置11に送信する。なお、当該ダウンロードの指示は、ネーム識別子「n001」を含む。
【0299】
次に、漫画作成支援装置11は、当該ダウンロードの指示を受信し、当該ダウンロードの指示に対応するネームを、「山田花子」の第一装置12に送信する。
【0300】
次に、「山田花子」の第一装置12は、ネーム識別子「n001」で識別されるネームを受信し、出力する。
【0301】
次に、「山田花子」は、ネームを見て、ネーム識別子「n001」で識別されるネームに対する承認情報を第一装置12に入力した、とする。次に、第一装置12の第一受付部122は、当該承認情報を受け付ける。次に、第一処理部123は、受け付けられた承認情報等に、原案者識別子「u001」を付加し、送信する承認情報等を構成する。次に、第一送信部124は、構成した承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0302】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、ネームに対する承認情報を第一装置12から受信する。
【0303】
次に、処理部113は、受信された承認情報に対応するネームに対して、原案者識別子「u001」で識別される原案者から承認された旨を示す情報を、グループ情報管理表(
図18)に蓄積する。ここでは、処理部113は、グループ情報管理表の「ID=1」のレコードの属性「ネーム承認情報」に、承認した原案者の原案者識別子「u001」を書き込むとする。
【0304】
次に、処理部113は、当該ネームに対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。なお、ここでは、予め決められた条件は、グループの他の寄与者全員(ここでは、原案者と作画者)からの承認があったことである。
【0305】
そして、処理部113は、当該ネームに対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致しないと判断する。この段階では、原案者のみの承認があり、作画者からの承認情報を漫画作成支援装置11が受信していないからである。
【0306】
また、「青木次郎」は、第三装置14に対して、グループ識別子「G001」に対応するネームのダウンロードの指示を入力する。そして、第三受付部142は当該ダウンロードの指示を受け付け、第三送信部144は当該ダウンロードの指示を漫画作成支援装置11に送信する。なお、当該ダウンロードの指示は、ネーム識別子「n001」を含む。
【0307】
次に、漫画作成支援装置11は、当該ダウンロードの指示を受信し、当該ダウンロードの指示に対応するネームを、「青木次郎」の第三装置14に送信する。
【0308】
次に、「青木次郎」の第三装置14は、ネーム識別子「n001」で識別されるネームを受信し、出力する。
【0309】
次に、「青木次郎」は、ネームを見て、ネーム識別子「n001」で識別されるネームに対する承認情報を第三装置14に入力した、とする。次に、第三装置14の第三受付部142は、当該承認情報を受け付ける。次に、第三処理部143は、受け付けられた承認情報等に、作画者識別子「u003」を付加し、送信する承認情報等を構成する。次に、第三送信部144は、構成した承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0310】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、ネームに対する承認情報を第三装置14から受信する。
【0311】
次に、処理部113は、受信された承認情報に対応するネームに対して、作画者識別子「u003」で識別される作画者から承認された旨を示す情報を、グループ情報管理表(
図18)に蓄積する。ここでは、処理部113は、グループ情報管理表の「ID=1」のレコードの属性「ネーム承認情報」に、承認した原案者の原案者識別子「u003」を書き込むとする。
【0312】
次に、処理部113は、当該ネームに対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。
【0313】
そして、処理部113は、当該ネームに対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致すると判断する。この段階で、原案者と作画者とからの承認情報を漫画作成支援装置11が既に受信しているからである。
【0314】
次に、処理部113は、ネームの完成のための処理を行う。ここでは、例えば、作画者の第三装置14から作画を漫画作成支援装置11にアップロードする画面を第三装置14に提供でき得るように、作画者向けの画面に作画をアップロードするボタンまたは画面等のユーザインターフェイスを、第三装置14に送信できるようにする。
【0315】
また、送信部114は、グループ識別子「G001」に対応する寄与者識別子「u001」「u002」「u003」を取得する。次に、送信部114は、各寄与者識別子に対応する通知先情報「yh@a.com」「oi@b.jp」「aj@c.com」をユーザ情報管理表(
図12)から取得する。そして、ネームが完成した旨を、通知先情報「yh@a.com」「oi@b.jp」「aj@c.com」で識別される通知先に通知する。
【0316】
次に、作画者である「青木次郎」は、第三装置14にダウンロードした原作とネームをチェックする。そして、「青木次郎」は、作画を作成する。次に、「青木次郎」は、第三装置14に、作成した作画を有する作画情報を入力する。なお、作画情報は、グループ識別子「G001」を有する、とする。
【0317】
次に、第三装置14の第三受付部142は作画情報を受け付ける。次に、第三処理部143は、受け付けた作画情報に作画者識別子「u003」を付加し、送信する作画情報を構成する。そして、第三送信部144は、構成された作画情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0318】
次に、漫画作成支援装置11の作画受信部1124は、作画情報を受信する。そして、作画蓄積部1135は、作画情報の受信に応じて、ユニークな作画識別子(ここでは「s001」)を生成し、当該作画識別子と、受信された作画情報が有する作画者識別子「u003」と作画等を有する作画情報を構成し、当該作画情報を作画格納部1114に蓄積する。なお、かかる作画情報は、
図17の作画情報管理表の「ID=1」のレコードである。また、「ID=1」のレコードの作画「sfile1.img」は作画のファイル名であり、当該ファイルも作画格納部1114に蓄積されている、とする。
【0319】
次に、処理部113は、受信された作画情報はグループ識別子「G001」を有するので、受信された作画情報に対応するグループが存在すると判断する。そして、送信部114は、作画情報が有するグループ識別子「G001」と対になる他の寄与者の識別子である、原作者の原作者識別子「u001」およびネーム作成者識別子「u002」を、グループ情報管理表(
図18)から取得する。
【0320】
次に、送信部114は、原作者識別子「u001」と対になる通知先情報「ya@a.com」をユーザ情報管理表(
図12)から取得する。また、送信部114は、作画者識別子「u002」と対になる通知先情報「oi@b.jp」をユーザ情報管理表から取得する。
【0321】
そして、送信部114は、通知先情報「ya@a.com」および「oi@b.jp」で識別される通知先に、グループ識別子「G001」に対応する作画情報がアップロードされた旨を通知する。なお、処理部113は、「山田花子」のページの領域および「太田一郎」のページの領域に、当該作画情報がアップロードされた旨を書き込んでも良い。
【0322】
次に、第一装置12の第一受信部125および第二装置13の第二受信部135は、グループ識別子「G001」に対応する作画情報(作画識別子「s001」で識別される情報)がアップロードされた旨を受信する。そして、第一装置12の第一出力部126および第二装置13の第二出力部136は、当該作画情報がアップロードされた旨を出力する。なお、この出力は、「山田花子」および「太田一郎」の指示に応じて出力されても良いことは言うまでもない。
【0323】
そして、「山田花子」は、第一装置12に対して、グループ識別子「G001」に対応する作画のダウンロードの指示を入力する。そして、第一受付部122は当該ダウンロードの指示を受け付け、第一送信部124は当該ダウンロードの指示を漫画作成支援装置11に送信する。なお、当該ダウンロードの指示は、作画識別子「s001」を含む。
【0324】
次に、漫画作成支援装置11は、当該ダウンロードの指示を受信し、当該ダウンロードの指示に対応する作画を、「山田花子」の第一装置12に送信する。
【0325】
次に、「山田花子」の第一装置12は、作画識別子「s001」で識別される作画を受信し、出力する。
【0326】
次に、「山田花子」は、作画を見て、コメント「もう少し、シャープな感じが出ないでしょうか?」を第一装置12に入力した、とする。次に、第一受付部122は、当該コメントを受け付ける。そして、第一処理部123は、コメントの受け付けに対応して、送信するコメント情報を構成する。なお、第一処理部123は、グループ識別子「G001」、原作者識別子「u001」、コメント対象の作画の作画識別子「s001」を取得し、当該グループ識別子「G001」、原作者識別子「u001」、コメント対象の作画の作画識別子「s001」と、コメント「もう少し、シャープな感じが出ないでしょうか?」とを有するコメント情報を構成する。次に、第一送信部124は、構成したコメント情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0327】
次に、漫画作成支援装置11のコメント情報受信部1127は、コメント情報を受信する。そして、コメント情報蓄積部1137は、受信されたコメント情報をコメント情報管理表(
図19)に蓄積する。なお、蓄積されたコメント情報は、
図19の「ID=1」のレコードである。
【0328】
次に、作画者「青木次郎」は、第三装置14にコメント閲覧指示を入力する。すると、第三装置14の第三受付部142はコメント閲覧指示を受け付ける。なお、このコメント閲覧指示は、グループ識別子「G001」を含む。次に、第三処理部143は、作画者識別子「u003」を第三格納部141から取得し、グループ識別子「G001」と作画者識別子「u003」とを含むコメント閲覧指示を構成する。そして、第三送信部144は、コメント閲覧指示を漫画作成支援装置11に送信する。
【0329】
次に、漫画作成支援装置11のコメント閲覧指示受信部1128は、コメント閲覧指示を受信する。そして、処理部113は、コメント閲覧指示が有するグループ識別子「G001」と対になるコメント等をコメント情報管理表(
図19)から取得する。次に、送信部114は、取得されたコメント等を第三装置14に送信する。なお、漫画作成支援装置11は、コメント閲覧指示を送信した者と同じグループに属する者のコメントのみを、コメント閲覧指示を送信した者の装置に送信する。この機能により、グループ間のコミュニケーションを図りながら、漫画の作成を進めることができる。
【0330】
次に、第三装置14の第三受信部145はコメント等を受信し、第三出力部146はコメント等を出力する。
【0331】
そして、当該コメント等を見た作画者「青木次郎」は、コメントに従って、作画を修正し、修正した作画を漫画作成支援装置11にアップロードする。
【0332】
そして、「山田花子」は、更新された作画を見て、良いと思った。とする。そして、「山田花子」は、作画識別子「s001」で識別される作画に対する承認情報を第一装置12に入力した、とする。次に、第一装置12の第一受付部122は、当該承認情報を受け付ける。次に、第一処理部123は、受け付けられた承認情報等に、原案者識別子「u001」を付加し、送信する承認情報等を構成する。次に、第一送信部124は、構成した承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0333】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、作画に対する承認情報を第一装置12から受信する。
【0334】
次に、処理部113は、受信された承認情報に対応する作画に対して、原案者識別子「u001」で識別される原案者から承認された旨を示す情報を、グループ情報管理表(
図18)に蓄積する。ここでは、処理部113は、グループ情報管理表の「ID=1」のレコードの属性「作画承認情報」に、承認した原案者の原案者識別子「u001」を書き込むとする。
【0335】
次に、処理部113は、当該作画に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。なお、ここでは、予め決められた条件は、グループの他の寄与者全員(ここでは、原案者と作画者)からの承認があったことである。
【0336】
そして、処理部113は、当該作画に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致しないと判断する。この段階では、原案者のみの承認があり、ネーム作成者からの承認情報を漫画作成支援装置11が受信していないからである。
【0337】
また、「太田一郎」は、第二装置13に対して、グループ識別子「G001」に対応する作画のダウンロードの指示を入力する。そして、第二受付部132は当該ダウンロードの指示を受け付け、第二送信部134は当該ダウンロードの指示を漫画作成支援装置11に送信する。なお、当該ダウンロードの指示は、作画識別子「s001」を含む。
【0338】
次に、漫画作成支援装置11は、当該ダウンロードの指示を受信し、当該ダウンロードの指示に対応するネームを、「太田一郎」の第二装置13に送信する。
【0339】
次に、「太田一郎」の第二装置13は、作画識別子「s001」で識別される作画を受信し、出力する。
【0340】
次に、「太田一郎」は、作画を見て、作画識別子「s001」で識別される作画に対する承認情報を第二装置13に入力した、とする。次に、第二装置13の第二受付部132は、当該承認情報を受け付ける。次に、第二処理部133は、受け付けられた承認情報等に、ネーム作成者識別子「u002」を付加し、送信する承認情報等を構成する。次に、第二送信部134は、構成した承認情報を漫画作成支援装置11に送信する。
【0341】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、作画に対する承認情報を第二装置13から受信する。
【0342】
次に、処理部113は、受信された承認情報に対応する作画に対して、ネーム作成者識別子「u002」で識別されるネーム作成者から承認された旨を示す情報を、グループ情報管理表(
図18)に蓄積する。ここでは、処理部113は、グループ情報管理表の「ID=1」のレコードの属性「作画承認情報」に、承認した原案者の原案者識別子「u002」を書き込むとする。
【0343】
次に、処理部113は、当該作画に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致するか否かを判断する。
【0344】
そして、処理部113は、当該作画に対する1以上の承認の旨の情報が、予め決められた条件に合致すると判断する。この段階で、原案者とネーム作成者とからの承認情報を漫画作成支援装置11が既に受信しているからである。
【0345】
次に、処理部113は、作画の完成のための処理を行う。ここでは、例えば、漫画蓄積部1136は、承認情報に対応する作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を以下のように構成する。つまり、漫画蓄積部1136は、ユニークな漫画識別子「m001」を生成し、当該漫画識別子「m001」、承認情報に対応するグループ識別子「G001」、原作識別子「or001」、ネーム識別子「n001」、作画識別子「s001」を取得し、かつ作画のファイル「mg1.img」を生成し、当該ファイルに作画を書き込む。そして、漫画蓄積部1136は、漫画情報を構成する。
【0346】
次に、漫画蓄積部1136は、構成した漫画情報を漫画情報管理表(
図13)に蓄積する。なお、ここでの作画は完成された漫画である、とする。また、蓄積された漫画情報は、
図13の「ID=1」のレコードである。
【0347】
次に、送信部114は、承認情報に対応するグループの全員に、漫画が完成された旨の通知を行う。つまり、送信部114は、承認情報が有するグループ識別子「G001」を取得し、当該グループ識別子と対になる1以上の各寄与者の識別子「u001」「u002」「u003」と対になる通知先情報「yh@a.com」「oi@b.jp」「aj@c.com」をユーザ情報管理表(
図12)から取得し、当該通知先情報が示す通知先に、漫画が完成された旨の通知を行う。なお、ここでの通知は、各寄与者に対するページの領域に書き込む処理でも良い。
【0348】
そして、第一装置12、第二装置13、および第三装置14は、漫画が完成された旨の通知を受信し、出力する。なお、かかる受信および出力は、各装置のユーザの指示に基づいて行われても良い。
【0349】
なお、上記の具体例において、原作者が特定のネーム作成者にネーム作成を依頼し、ネーム作成者が承諾したことにより、最終的なネーム作成者が決定した。また、原作者が特定の作画者に作画を依頼し、作画者が承諾したことにより、最終的な作画が決定した。また、上記の具体例において、各作品の作成者がアップロードした作品に対して、他の寄与者が承認することにより作品が完成された。
【0350】
次に、一般ユーザAは、端末装置16に、著作者情報出力指示と漫画の取得指示とを入力した、とする。すると、端末装置16の端末受付部162は、著作者情報出力指示と漫画の取得指示とを受け付ける。次に、端末送信部164は、著作者情報出力指示と漫画の取得指示とを漫画作成支援装置11に送信する。なお、著作者情報出力指示と漫画の取得指示とは、漫画識別子「m001」またはグループ識別子「G001」を有する、とする。
【0351】
次に、漫画作成支援装置11の受信部112は、著作者情報出力指示と取得指示とを受信する。次に、著作者情報取得部1138は、著作者情報出力指示に含まれるグループ識別子「G001」に対応する寄与者(著作者)の原作識別子「or001」、ネーム識別子「n001」、作画識別子「s001」を漫画情報管理表から取得する。また、著作者情報取得部1138は、各識別子に対応する寄与者の氏名「原作者:山田花子」「ネーム作成者:太田一郎」「作画者:青木次郎」を、
図12、
図15〜
図18等を用いて取得する。
【0352】
次に、処理部113は、取得指示が有するグループ識別子「G001」と対になる漫画(ファイル「mg1.img」)を漫画格納部1111から取得する。
【0353】
次に、送信部114は、当該漫画と、著作者情報「原作者:山田花子」「ネーム作成者:太田一郎」「作画者:青木次郎」を端末装置16に送信する。
【0354】
次に、端末装置16の端末受信部165は、漫画と著作者情報とを受信し、端末出力部166は漫画と著作者情報とを出力する。
【0355】
以上、本実施の形態によれば、各自の得意な作業(原作の作成、ネーム作成、作画等のいずれかの作業)を生かして、漫画の作成が行えるグループウェア環境を提供できる。
【0356】
また、本実施の形態において、漫画完成までの共同作業のプロトコルを実現するグループウェア環境を提供できる。
【0357】
また、本実施の形態において、グループのメンバーが作品に対して承認しながら作業を進めるので、各メンバーが納得のいく漫画が作成できる。
【0358】
また、本実施の形態において、各自の得意な作業を生かして、作成された漫画を第三者に提供できるシステム環境を提供できる。
【0359】
なお、本実施の形態の具体例によれば、原作者は一人のネーム作成者、および一人の作画者にグループへの参画を打診した。しかし、原作者は2以上のネーム作成者、および2以上の作画者にグループへの参画を打診しても良い。かかる場合、作画受信部1124は、一の原案に対して、2以上の各第三装置14から作画情報を受信しても良い。また、ネーム受信部1123は、一の原案に対して、2以上の各第二装置13からネーム情報を受信しても良い。また、かかる場合、同一の原作に対して複数のグループが構築されても良い。また、かかる場合、同一の原作・同一のネームに対して複数のグループが構築されても良い。つまり、グループ情報生成部1131は、一の原作に対応する原作者と一のネームのネーム作成者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報、または一の原案の原案者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報を生成し、グループ情報格納部1115に蓄積し、かつ、2以上のグループに対応する2以上の原作が同一、または2以上のグループに対応する2以上の原作および2以上のネームが同一であっても良い。
【0360】
また、本実施の形態において、原作者は1または2以上の翻訳者にグループへの参画を打診しても良い。かかる場合、例えば、翻訳者は図示しない第五装置を用いて、承認情報等を入力しても良い。かかる場合、第五装置は、第二装置13、第三装置14、または第四装置15と同様の動作を行う。 また、本実施の形態において、漫画作成支援装置11は、キャラクタを第四装置15から受信し、当該キャラクタを指定した原案または作画を、第一装置12または第三装置14から受信しても良い。
【0361】
また、本実施の形態において、漫画を完成させるための処理の流れとして、第一装置12から原案である原作を受信する第一ステップ、第二装置13からネームを受信する第二ステップ、および第三装置14から作画を受信する第三ステップの3工程を有する第一処理の場合、または第一装置12から原案である原作とネームとを受信する第一ステップ、および第三装置14から作画を受信する第三ステップの2工程を有する第二処理の場合があり得るとする。また、承認情報受信部1126が、第一処理の場合および第二処理の場合において、一のステップに進むために当該一のステップより前の工程のステップに対応するすべての装置から、一のステップに対応する作品または作品の作者に対する承認を示す承認情報を受信した場合に、一のステップに進み得ることは好適である。
【0362】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における漫画作成支援装置11を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、漫画を有する1以上の漫画情報を格納し得る漫画格納部と、漫画の原案を有する1以上の原案情報を格納し得る原案格納部とを具備し、コンピュータを、1以上の第一装置から、漫画の原案を有する1以上の原案情報を受信する原案受信部と、前記原案受信部が受信した原案情報を前記原案格納部に蓄積する原案蓄積部と、第一装置から、作画の担当の依頼であり、作画の担当候補を識別する作画者識別子を有する依頼である作画依頼を受信する作画依頼受信部と、前記作画依頼に対応して、第三装置から、作画の担当を承認する旨を示す承認情報を受信する承認情報受信部と、前記承認情報受信部が受信した承認情報に対応する第三装置から、原案を特定する情報と、当該原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する作画受信部と、前記作画受信部が受信した作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を前記漫画格納部に蓄積する漫画蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0363】
また、上記プログラムにおいて、前記作画依頼受信部が受信した作画依頼が有する作画者識別子に対応する1以上の第三装置に、作画の依頼を受けるか否かの回答を求める依頼であり、原案を特定する情報を有する依頼である作画回答依頼を送信する作画回答依頼送信部として、コンピュータをさらに機能させ、前記承認情報受信部は、前記作画回答依頼の送信に応じて、前記1以上の第三装置のうちのいずれか1以上の第三装置から、作画の担当を承認する旨を示す承認情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0364】
また、上記プログラムにおいて、漫画を識別する漫画識別子を有する指示であり、漫画を取得する指示である取得指示を端末装置から受信する取得指示受信部と、前記取得指示が有する漫画識別子に対応する漫画を前記漫画格納部から取得し、当該漫画を前記端末装置に送信する漫画送信部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0365】
また、上記プログラムにおいて、前記漫画の原案は原作またはネームであり、前記漫画の原案が原作の場合、1以上の各第二装置から、原案を特定する情報と当該原案を特定する情報で特定される原作に対するネームとを有する1以上のネーム情報を受信するネーム受信部と、前記ネーム受信部が受信した1以上のネーム情報を前記原案格納部に蓄積するネーム蓄積部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0366】
また、上記プログラムにおいて、漫画を完成させるための処理の流れとして、前記第一装置から原案である原作を受信する第一ステップ、前記第二装置からネームを受信する第二ステップ、および前記第三装置から作画を受信する第三ステップの3工程を有する第一処理の場合、または前記第一装置から原案である原作とネームとを受信する第一ステップ、および前記第三装置から作画を受信する第三ステップの2工程を有する第二処理の場合があり得、前記承認情報受信部が、前記第一処理の場合および前記第二処理の場合において、一のステップに進むために当該一のステップより前の工程のステップに対応するすべての装置から、前記一のステップに対応する作品または作品の作者に対する承認を示す承認情報を受信した場合に、前記一のステップに進み得るものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0367】
また、上記プログラムにおいて、前記作画受信部は、一の原案に対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0368】
また、上記プログラムにおいて、前記原案は原作であり、前記ネーム受信部は、一の原案に対して、2以上の各第二装置からネーム情報を受信し、
前記作画受信部は、一のネームに対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0369】
また、上記プログラムにおいて、漫画の複数の作成寄与者からなるグループに関する情報であり、グループを識別するグループ識別子と漫画の作成寄与者を識別する2以上の寄与者識別子とを有する1以上のグループ情報を格納し得るグループ情報格納部と、寄与者識別子で識別できる寄与者の装置である第一装置または第二装置または第三装置から送信されたコメントと寄与者識別子とを含む1以上のコメント情報をグループ識別子に対応付けて格納し得るコメント情報格納部と、原作者とネーム作成者と作画者のグループに関するグループ情報、または原案者と作画者のグループに関するグループ情報を生成し、前記グループ情報格納部に蓄積するグループ情報生成部と、寄与者の装置から、寄与者識別子とコメントとを含むコメント情報と、グループ識別子とを受信するコメント情報受信部と、前記コメント情報受信部が受信したコメント情報を、前記コメント情報受信部が受信したグループ識別子に対応付けて、前記コメント情報格納部に蓄積するコメント情報蓄積部と、寄与者の装置から、コメントを閲覧する指示であり、グループ識別子を有するコメント閲覧指示を受信するコメント閲覧指示受信部と、前記コメント閲覧指示の受信に応じて、前記コメント閲覧指示が有するグループ識別子に対応する1以上のコメントを前記コメント情報格納部から取得し、当該1以上のコメントを前記寄与者の装置に送信するコメント送信部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0370】
また、上記プログラムにおいて、前記グループ情報生成部は、一の原作に対応する原作者と一のネームのネーム作成者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報、または一の原案の原案者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報を生成し、前記グループ情報格納部に蓄積し、かつ、2以上のグループに対応する2以上の原作が同一、または2以上のグループに対応する2以上の原作および2以上のネームが同一であるものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0371】
また、上記プログラムにおいて、キャラクタとキャラクタの作者を識別するキャラクタ作者識別子とキャラクタを識別するキャラクタ識別子とを有する1以上のキャラクタ情報を格納し得るキャラクタ格納部と、第四装置から、キャラクタ作者識別子とキャラクタとを受信するキャラクタ受信部と、前記キャラクタ受信部が受信したキャラクタ作者識別子とキャラクタと、キャラクタ識別子とを有するキャラクタ情報を前記キャラクタ格納部に蓄積するキャラクタ蓄積部としてさらにコンピュータを機能させ、前記原案受信部はキャラクタ識別子を有する原案情報を受信する、または前記作画受信部はキャラクタ識別子を有する作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0372】
また、上記プログラムにおいて、一の漫画と対になる寄与者識別子に対応する原案者、作画者、キャラクタ作者のうちの1以上の寄与者に関する情報である1以上の著作者情報を取得する著作者情報取得部と、前記1以上の著作者情報を出力する著作者情報出力部として、コンピュータを機能させることは好適である。
【0373】
また、上記プログラムにおいて、前記1以上の著作者情報を用いて、1以上の各寄与者の収益を算出する収益算出部と、前記1以上の各寄与者の収益を出力する収益出力部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0374】
また、上記プログラムにおいて、漫画の作画を有する1以上の作画情報を格納し得る作画格納部と、前記作画受信部が受信した作画情報を前記作画格納部に蓄積する作画蓄積部として、さらにコンピュータを機能させ、前記承認情報受信部は、前記作画格納部の作画情報に対する承認情報を受信し、前記漫画蓄積部は、前記承認情報に対する作画情報が有する作画を有する漫画情報を前記漫画格納部に蓄積するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0375】
(実施の形態2)
本実施の形態において、複数の立場の者が共同して、漫画を作成する環境を提供する漫画作成支援システムについて説明する。
【0376】
本実施の形態において、漫画作成支援システムは、共同作業者を選択する作業者選択のアプローチを採る。特に、本実施の形態において、漫画作成支援システムは、ネーム作成者や作画者等が原案者に参加のオファーを送信する作画者等オファー方式を採る。つまり、本実施の形態において、漫画作成支援システムを構成する第二装置および第三装置等から原案を指定した申し出を送信し、当該申し出が第一装置に送信され、第一装置からの承認を得た場合に、当該第二装置からネームを受け付けられ、かつ当該第三装置から作画を受け付けられる。
【0377】
なお、本実施の形態において、原案者がオファーを送信する相手は、作画者だけではなく、ネーム作成者、キャラクタ作成者等でも良い。
【0378】
また、本実施の形態において、一般ユーザが、完成した漫画を閲覧するための機能も有する漫画作成支援システム1について説明する。
【0379】
また、本実施の形態において、グループ内のすべての作業者の装置またはすべての前工程の装置から、作業者の参加に対する承認、または作品に対する承認が必要な漫画作成支援システムについて説明する。
【0380】
また、本実施の形態において、一の原案に対して、2以上の作画が受け付け可能である漫画作成支援システムについて説明する。また、本実施の形態において、一の原作に対して2以上のネームが受け付け可能であったり、一のネームに対して2以上の作画が受け付け可能である漫画作成支援システムについて説明する。
【0381】
また、本実施の形態において、共同作業者のグループを生成し、グループ間でコミュニケーション可能な漫画作成支援システムについて説明する。
【0382】
また、本実施の形態において、キャラクタを第四装置から受け付け、キャラクタを指定した原案または作画を受け付ける漫画作成支援システムについて説明する。
【0383】
また、本実施の形態において、著作権管理を施した漫画作成支援システムについて説明する。
【0384】
本実施の形態における漫画作成支援システム2の概念図は、
図1と同様である。漫画作成支援システム2は、漫画作成支援装置21、1または2以上の第一装置32、1または2以上の第二装置13、1または2以上の第三装置34、1または2以上の第四装置15、1または2以上の端末装置16を備える。なお、漫画作成支援システム2は、1または2以上の第二装置13を具備しなくても良い。また、漫画作成支援システム2は、1または2以上の第四装置15を具備しなくても良い。漫画作成支援装置21は、通常、いわゆるサーバ装置である。また、漫画作成支援装置21は、例えば、複数人で漫画を作成するためのWebページを提供する装置である。
【0385】
また、第一装置32は原案を送付する装置である。また、第二装置13はネームを送付する装置である。また、第三装置34は作画を送付する装置である。また、第四装置15はキャラクタを送付する装置である。さらに、端末装置16は漫画をダウンロードする装置である。
【0386】
また、第一装置32、第二装置33、第三装置34、第四装置35、および端末装置16の種類は問わない。第一装置32、第二装置33、第三装置34、第四装置35、および端末装置16は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等である。
【0387】
図27は、本実施の形態における漫画作成支援システム2のブロック図である。また、
図28は、漫画作成支援システム2を構成する漫画作成支援装置21のブロック図である。
【0388】
漫画作成支援装置21は、格納部111、受信部212、処理部113、送信部214を備える。
【0389】
受信部212は、グループ情報受信部1120、キャラクタ受信部1121、原案受信部1122、ネーム受信部1123、作画受信部2124、作画担当申出受信部2121、承認情報受信部2126、コメント情報受信部1127、コメント閲覧指示受信部1128、取得指示受信部1129を備える。
【0390】
送信部214は、作画担当申出送信部2141、コメント送信部1142、漫画送信部1143、著作者情報出力部1144、収益出力部1145を備える。
【0391】
第一装置32は、第一格納部121、第一受付部322、第一処理部123、第一送信部124、第一受信部325、第一出力部126を備える。
【0392】
第二装置33は、第二格納部131、第二受付部332、第二処理部133、第二送信部134、第二受信部135、第二出力部136を備える。
【0393】
第三装置34は、第三格納部141、第三受付部342、第三処理部143、第三送信部144、第三受信部145、第三出力部146を備える。
【0394】
第四装置35は、第四格納部151、第四受付部352、第四処理部153、第四送信部154、第四受信部155、第四出力部156を備える。
【0395】
端末装置16は、端末格納部161、端末受付部162、端末処理部163、端末送信部164、端末受信部165、端末出力部166を備える。
【0396】
漫画作成支援装置21を構成する受信部212は、第一装置32または第二装置33または第三装置34または第四装置35または端末装置16から、情報や指示等を受信する。情報や指示等とは、例えば、グループ情報、キャラクタ情報、原案情報、ネーム情報、作画情報、キャラクタ担当申出、ネーム担当申出、作画担当申出、承認情報、コメント情報、取得指示、著作者情報出力指示、収益出力指示、コメント閲覧指示等である。なお、キャラクタ担当申出は、キャラクタの作成を担当する旨の申し出である。ネーム担当申出は、ネームの作成を担当する旨の申し出である。作画担当申出は、作画を担当する旨の申し出である。キャラクタ担当申出、ネーム担当申出、作画担当申出は、原作を識別する情報を有する。原作を識別する情報とは、例えば、原作識別子、グループ識別子等である。
【0397】
また、受信部212を構成する作画受信部2124は、承認情報受信部2126が受信した承認情報に対応する第三装置34から、原案を特定するための情報(例えば、原案識別子)と原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する。作画受信部2124は、一の原案に対して、2以上の各第三装置34から作画情報を受信しても良い。作画受信部2124は、一のネームに対して、2以上の各第三装置34から作画情報を受信しても良い。
【0398】
作画担当申出受信部2121は、1または2以上の第三装置34から、作画担当申出を受信する。作画担当申出は、例えば、原案識別子、作画者識別子を有する。
【0399】
承認情報受信部2126は、1以上の作画担当申出のうちの、少なくとも一の作画担当申出に対して、第一装置32から承認を示す承認情報を受信する。承認情報は、通常、作画者の候補者の識別子を有する。少なくとも一の作画候補者担当申出とは、2以上の作画候補者担当申出に対して承認情報を受信しても良い趣旨である。
【0400】
承認情報受信部2126は、作画候補者担当申出の送信に応じて、少なくとも一の作画候補者担当申出に対して、承認を示す承認情報を第一装置32から受信する。
【0401】
承認情報受信部2126は、作品に対する承認情報を受信しても良い。承認情報受信部2126は、例えば、作画に対する承認情報、またはネームに対する承認情報を受信しても良い。承認情報受信部2126は、作品に対する承認情報を、当該作品を作成した者と同一のグループに属する他のグループ参加者から承認情報を受信しても良い。また、承認情報受信部2126は、作品に対する承認情報を、前工程に対応するすべての装置から承認情報を受信しても良い。なお、承認情報受信部2126は、不承認を示す不承認情報を受信する場合もある。
【0402】
送信部214は、各種の情報を第一装置32、第二装置33、第三装置34、第四装置35、または端末装置16に送信する。
【0403】
送信部214を構成する作画担当申出送信部2141は、1以上の各作画担当申出の受信に応じて、1以上の各作画担当申出が有する原案を識別する情報に対応する第一装置32に、1以上の各第三装置34に対応する作画者の候補者である作画候補者からの作画を担当する旨の申し出である作画候補者担当申出を送信する。作画候補者担当申出は、例えば、作画者識別子を有する。作画候補者担当申出は、作画担当申出と同じでも良い。また、ここでの送信とは、通常、作画担当申出の受信に応じて自動的に送信することである。ただし、作画担当申出送信部2141は、第一装置32からの漫画作成支援装置21へのアクセスに応じて、作画候補者担当申出を送信しても良い。
【0404】
第一装置32を構成する第一受付部322は、原案者または原作者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、原案情報の送信指示、担当(例えば、作画候補者担当申出)に対する承認情報、原案、原作、コメント閲覧指示等である。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0405】
第一受信部325は、作品の担当の申出を漫画作成支援装置21から受信する。作品の担当の申出は、例えば、ネーム作成の担当の申出、作画候補者担当申出、キャラクタの作成の担当の申出である。
【0406】
第二装置33を構成する第二受付部332は、ネーム作成者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、ネーム作成の担当の申出、ネーム情報の送信指示、ネーム、コメント閲覧指示、作品に対する承認情報または非承認情報等である。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0407】
第三装置34を構成する第三受付部342は、作画者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、作画の担当の申出、作画情報の送信指示、作画、コメント閲覧指示、作品に対する承認情報または非承認情報等である。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0408】
第四装置35を構成する第四受付部352は、キャラクタ作成者から、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、キャラクタ作成の担当の申出、キャラクタ情報の送信指示、キャラクタ、コメント閲覧指示、作品に対する承認情報または非承認情報等である。指示や情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0409】
受信部212、作画受信部2124、作画担当申出受信部2121、承認情報受信部2126、は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0410】
送信部214、作画担当申出送信部2141は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0411】
第一受付部322、第二受付部332、第三受付部342、第四受付部352は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0412】
次に、漫画作成支援システム2の動作について説明する。まず、漫画作成支援装置21の動作について、
図29、
図30、
図31のフローチャートを用いて説明する。
図29、
図30のフローチャートにおいて、
図4〜
図6のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
【0413】
(ステップS2901)受信部112は、作品担当の申出(例えば、作画担当申出))を受信したか否かを判断する。作品担当の申出を受信すればステップS2902に行き、作品担当の申出を受信しなければステップS2903に行く。なお、作品担当の申出は、例えば、作品担当の候補者を識別するユーザ識別子、原案識別子を有する。
【0414】
(ステップS2902)送信部114は、ステップS2901で受信された作品担当の申出に応じた作品担当の申出を、原案者の第一装置32に送信する。なお、送信部114は、例えば、ステップS2901で受信された作品担当の申出が有する原案識別子またはグループ識別子で識別される原案を作成した原案者のユーザ識別子と対になる通知先情報を用いて、作品担当の申出を原案者に送信する。
【0415】
(ステップS2903)承認情報受信部2126は、作品担当申出に対する承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信すればステップS2904に行き、承認情報を受信しなければステップS430に行く。なお、承認情報受信部2126が非承認情報を受信した場合、例えば、処理部113が当該非承認情報を蓄積し、かつ送信部114が依頼に対して承認されなかった旨を、作品担当を申し出た者に通知する。また、承認情報は、例えば、グループ識別子、承認者(原案者または原作者)の識別子、作品担当申出を送信した者の識別子、作品担当申出の識別子等のうちの1以上の情報を有する。
【0416】
(ステップS2904)グループ情報生成部1131は、グループ情報を生成するか否かを判断する。グループ情報を生成すると判断した場合はステップS2905に行き、グループ情報を生成しないと判断した場合はステップS2906に行く。なお、グループ情報生成部1131は、例えば、承認情報がグループ識別子を有しない場合はグループ情報を生成すると判断し、承認情報がグループ識別子を有する場合はグループ情報を生成しないと判断する。
【0417】
(ステップS2905)グループ情報生成部1131は、作品担当申出を送信した者と承認情報を送信した者(原案者または原作者)が、少なくとも含まれるグループのグループ情報を生成する。グループ情報生成部1131は、例えば、ユニークなグループ識別子を生成し、当該グループ識別子と、承認情報が有する承認情報の送信者の識別子と、作品担当申出が有する申出を送信した者の識別子とを有するグループ情報を生成する。
【0418】
(ステップS2906)グループ情報生成部1131は、承認情報が有する作品担当申出の送信者を、当該承認情報に対応するグループに追加する処理を行う。グループ情報生成部1131は、例えば、承認情報が有する作品担当申出の送信者の識別子を、承認情報が有するグループ識別子に対応するグループ情報に付加する。
【0419】
(ステップS2907)送信部114は、作品担当申出に対応して、承認された旨の情報(例えば、承認情報)を、作品担当申出の申出者に通知する。ステップS401に戻る。送信部114は、例えば、作品担当申出が有する作品担当申出の送信者の識別子に対応する通知先情報をユーザ格納部1110から取得し、当該通知先情報で示される通知先に承認情報を送信する。
【0420】
なお、
図29から
図31のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0421】
次に、第一装置32の動作について説明する。第一装置32の動作は、
図7のフローチャートを用いて説明した第一装置12の動作と概ね同様である。ただし、第一装置32の第一受信部325は作品の担当の申出を漫画作成支援装置21から受信する。そして、第一出力部126は、当該作品の担当の申出を出力する。そして、第一受付部322は、作品の担当の申出(例えば、作画候補者担当申出)に対する承認情報を受け付け得る。そして、かかる場合、第一処理部123は送信する承認情報を構成し、第一送信部124は構成された承認情報を漫画作成支援装置21に送信する。
【0422】
次に、第二装置33の動作について説明する。第二装置33の動作は、
図8のフローチャートを用いて説明した第二装置13の動作と概ね同様である。ただし、第二受付部332は、ネーム作成の担当の申出を受け付け得る。そして、かかる場合、第二処理部133は送信する申出を構成し、第二送信部134は構成された申出を漫画作成支援装置21に送信する。
【0423】
次に、第三装置34の動作について説明する。第三装置34の動作は、
図9のフローチャートを用いて説明した第三装置14の動作と概ね同様である。ただし、第三受付部342は、作画の担当の申出を受け付け得る。そして、かかる場合、第三処理部143は送信する申出を構成し、第三送信部144は構成された申出を漫画作成支援装置21に送信する。
【0424】
次に、第四装置35の動作について説明する。第四装置35の動作は、
図10のフローチャートを用いて説明した第四装置15の動作と概ね同様である。ただし、第四受付部352は、キャラクタ作成の担当の申出を受け付け得る。そして、かかる場合、第四処理部153は送信する申出を構成し、第四送信部154は構成された申出を漫画作成支援装置21に送信する。
【0425】
以下、本実施の形態における漫画作成支援システム1の具体的な動作について説明する。 本具体例において、以下の(1)から(8)の手順で処理が流れることにより、漫画が完成する。
(1)原作者が作成した漫画の原作を漫画作成支援装置21に投函(アップロード)する。また、通常、原作者が、漫画作成の参画を呼び掛ける情報を漫画作成支援装置21に投函する。
(2)ネーム作成の候補者および作画の候補者が、共同制作の申出を漫画作成支援装置11経由で原作者に送信する。なお、共同制作の申出とは、ネーム作成の申出、または作画の申出である。
(3)原作者は、通常、一人のネーム作成の候補者に対して、共同制作の参加を承認する。また、原作者は、通常、一人の作画の候補者に対して、共同制作の参加を承認する。
(4)ネーム作成者がネームを漫画作成支援装置11に投函する。
(5)承認の対象者が、投函されたネームをチェックし、当該ネームに対して承認する。なお、承認の対象者がネームに対して承認するまで、(4)(5)の処理を繰り返す。なお、承認の対象者は、通常、原作者、または原作者と作画者である。
(6)作画者が作画を漫画作成支援装置11に投函する。
(7)承認の対象者が、投函された作画をチェックし、当該作画に対して承認する。なお、承認の対象者が作画に対して承認するまで、(6)(7)の処理を繰り返す。承認の対象者は、通常、原作者およびネーム作成者である。
(8)承認の対象者が承認した作画が完成された漫画として蓄積される。
【0426】
今、ユーザ格納部1110は、
図12に示す構造を有するユーザ情報管理表を保持している。また、漫画格納部1111は、
図13に示す構造を有する漫画情報管理表を保持している。また、キャラクタ格納部1112は、
図14に示す構造を有するキャラクタ情報管理表を保持している。また、原作格納手段11131は、
図15に示す構造を有する原作情報管理表を保持している。また、ネーム格納手段11132は、
図16に示す構造を有するネーム情報管理表を保持している。また、作画格納部1114は、
図17に示す構造を有する作画情報管理表を保持している。また、グループ情報格納部1115は、
図18に示す構造を有するグループ情報管理表を保持している。さらに、コメント情報格納部1116は、
図19に示す構造を有するコメント情報管理表を保持している。
【0427】
かかる状況において、まず、ユーザ識別子「u001」で識別される原作者が自分の原作を投函する前に、実施の形態1の具体例で説明したように、グループ情報を作成するための操作を第一装置32に対して行い、グループ情報が作成された、とする。なお、このグループ情報は、
図18の「ID=1」のレコードのうち、グループ識別子「G001」と原作者識別子「u001」とを有するグループ情報である、とする。
【0428】
また、次に、原作者「山田花子」が、
図32に示す画面を用いて、原作(原稿と言っても良い)、原作に関する情報、および共同制作者を募集する情報を第一装置32に入力し、3001の「原稿を公開する」ボタンを押下した、とする。
【0429】
次に、第一装置32の第一受付部322は、原作、原作に関する情報等を受け付ける。そして、第一処理部123は、原作、原作に関する情報等を有する原作情報を構成する。なお、原作情報は、グループ識別子「G001」を有する、とする。次に、第一送信部124は、構成された原作情報を漫画作成支援装置21に送信する。
【0430】
次に、漫画作成支援装置21の原案受信部1122は、当該原作情報を受信する。次に、原案蓄積部1133は、原案情報の受信に応じて、ユニークな原作識別子「or001」を生成し、当該原案識別子「or001」と、受信された原作情報が有する原作者識別子「u001」と原作等を有する原作情報を構成し、当該原作情報を原作情報管理表(
図15)に蓄積する。なお、この原作情報は、
図15の「ID=1」のレコードと原作(ファイル「orf01.txt」)である。また、原案蓄積部1133は、グループ識別子「G001」に対応する原作識別子「or001」を、
図18のグループ管理表に蓄積する、とする。
【0431】
そして、
図21の画面を用いて「山田花子」が入力したグループの情報、および「山田花子」が作成した原作を、作画の候補者「青木次郎」が読んで、気に入った、とする。
【0432】
そして、「青木次郎」は、
図33の画面を用いて、参加したい作品(原作)を3301のフィールドに入力し、参加したいグループを3302のフィールドに入力し、アピールコメントを3303のフィールドに入力した、とする。そして、「青木次郎」は、「送信」ボタン3104を押下した、とする。なお、3302のフィールドに入力されたグループ名は、グループ識別子「G001」に対応する。
【0433】
なお、
図33の画面において、既にあるグループを選択するのでなく、新しく作画を担当したい場合は、「青木次郎」は、「新規グループ希望」を示す情報を選択することができる、とする。つまり、3102のフィールドには、既存グループ、または「新規グループ希望」のいずれかを選択可能である、とする。
【0434】
次に、第三装置34の第三受付部342は、グループ「マンガニア制作委員会」の作画担当申出を受け付ける。なお、作画担当申出は、グループ識別子「G001」、アピールコメント「PR作品をみて気に入って頂けたら作画参加させて下さい!宜しくお願いします。」等を有する。
次に、第三装置34の第三処理部143は、送信する作画担当申出を構成する。送信する作画担当申出は、「青木次郎」のユーザ識別子「u002」を有する。そして、第三送信部144は、構成された作画担当申出を漫画作成支援装置21に送信する。
【0435】
次に、漫画作成支援装置21の作画担当申出受信部2121は、作画担当申出を受信する。
【0436】
次に、送信部114は、受信された作画担当申出に含まれるグループ識別子「G001」を取得し、当該グループ識別子「G001」と対になる原作者識別子「u001」をグループ情報管理表から取得する。そして、送信部114は、原作者識別子「u001」と対になる通知先情報「ya@a.com」をユーザ情報管理表から取得する。そして、送信部114は、通知先情報「ya@a.com」を用いて、第一装置32に、「青木次郎」の作画担当申出を送信する。なお、ここで、処理部113が、「青木次郎」の作画担当申出を、「山田花子」が閲覧可能なように、例えば、「山田花子」の情報の領域に書き込んでも良い。
【0437】
次に、第一装置32の第一受信部325は「青木次郎」の作画担当申出を受信する。そして、第一出力部126は、当該作画担当申出を出力する。
【0438】
そして、「山田花子」は、「青木次郎」の作画(PR作品)をチェックし、気に入った、とする。そして、「山田花子」は、作画担当申出に対する承認情報を、第一装置32に入力した、とする。
【0439】
次に、第一装置32の第一受付部322は、作画担当申出に対する承認情報を受け付ける。そして、かかる場合、第一処理部123は、受け付けられた承認情報を用いて、送信する承認情報を構成する。なお、第一処理部123は、例えば、第一格納部121のユーザ識別子「u001」を取得し、当該ユーザ識別子と、受け付けられた承認情報とを有する承認情報を構成する。そして、第一送信部124は構成された承認情報を漫画作成支援装置21に送信する。なお、承認情報は、グループ識別子「G001」を有する。
【0440】
次に、漫画作成支援装置21の承認情報受信部2126は、作画担当申出に対する承認情報を受信する。
【0441】
次に、グループ情報生成部1131は、グループ情報を生成しないと判断する。承認情報がグループ識別子「G001」を有するからである。そして、グループ情報生成部1131は、承認情報が有する作品担当申出の送信者のユーザ識別子「u003」を、当該承認情報に対応するグループのグループ情報に追加する処理を行う。つまり、グループ情報生成部1131は、
図18のグループ情報管理表の「ID=1」のレコードの作画者識別子の属性値として「u003」を蓄積する。
【0442】
次に、送信部114は、作画担当申出に対応して、承認された旨の情報(例えば、承認情報)を、作画担当申出の申出者「青木次郎」の第三装置34に通知する。
【0443】
次に、第三装置34の第三受信部145は、かかる承認情報を受信し、第三出力部146は当該承認情報を出力する。
【0444】
次に、「青木次郎」は、作画担当申出に対して承認してもらったので、グループを指定するとともに、第三装置34にコメント「承認して頂きありがとうございます! 早速作画にとりかかります」を入力した、とする。すると、第三装置34の第三受付部342は、当該コメントとグループ識別子「G001」とを有するコメント情報を受け付ける。次に、第三処理部143は、第三格納部141のユーザ識別子「u003」を取得し、コメントとグループ識別子「G001」とユーザ識別子「u003」とを有するコメント情報を構成する。次に、第三送信部144は、構成されたコメント情報を漫画作成支援装置21に送信する。
【0445】
次に、漫画作成支援装置21のコメント情報受信部1127は、「青木次郎」の第三装置34から送信されたコメント情報を受信する。
【0446】
次に、コメント情報蓄積部1137は、通常、受信されたコメント情報を、グループ識別子「G001」に対応付けてコメント情報管理表に蓄積する。ここで蓄積されたコメント情報は、
図19の「ID=58」のレコードである。
【0447】
そして、「山田花子」またはグループ識別子「G001」で識別されるグループのメンバーがコメント閲覧指示を、第一装置32等の装置に入力した場合、第一装置32等は、漫画作成支援装置21にグループ識別子「G001」を有するコメント閲覧指示を送信する。次に、漫画作成支援装置21のコメント閲覧指示受信部1128は、コメント閲覧指示を受信する。そして、処理部113は、受信されたコメント閲覧指示に対応する1以上のコメントを取得する。次に、コメント送信部1142は、取得された1以上のコメントを、コメント閲覧指示を送信してきた装置に送信する。
【0448】
次に、第一装置32等の装置は、1以上のコメントを受信し、出力する。かかる出力例は、
図34である。
図34の3401が「青木次郎」が入力したコメントである。なお、複数の共同作業者が入力したコメントが第一装置32、第二装置33、第三装置34、または第四装置35に出力されている他の画面例を
図35に示す。
【0449】
そして、以降、グループ識別子「G001」で識別されるグループのメンバーは、お互いにコミュニケーションを取りながら、各自の作業、および作品に対する承認を進めることができる。作品に対する承認の処理ついては、実施の形態1で説明したので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0450】
次に、一般ユーザAは、端末装置16に、著作者情報出力指示と漫画の取得指示とを入力した、とする。そして、かかる場合、実施の形態1で説明したように、端末装置16には、漫画と著作者情報とが出力される。
【0451】
以上、本実施の形態によれば、各自の得意な作業(原作の作成、ネーム作成、作画等のいずれかの作業)を生かして、漫画の作成が行えるグループウェア環境を提供できる。
【0452】
また、本実施の形態において、漫画完成までの共同作業のプロトコルを実現するグループウェア環境を提供できる。
【0453】
また、本実施の形態において、グループのメンバーが作品に対して承認しながら作業を進めるので、各メンバーが納得のいく漫画が作成できる。
【0454】
また、本実施の形態において、各自の得意な作業を生かして、作成された漫画を第三者に提供できるシステム環境を提供できる。
【0455】
なお、本実施の形態の具体例によれば、一人の作画者がグループへの参画を打診した。しかし、2以上の作画者がグループへの参画を打診しても良い。また、かかる場合、作画受信部1124は、一の原案に対して、2以上の各第三装置14から作画情報を受信しても良い。また、ネーム受信部1123は、一の原案に対して、2以上の各第二装置13からネーム情報を受信しても良い。また、かかる場合、同一の原作に対して複数のグループが構築されても良い。また、かかる場合、同一の原作・同一のネームに対して複数のグループが構築されても良い。つまり、グループ情報生成部1131は、一の原作に対応する原作者と一のネームのネーム作成者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報、または一の原案の原案者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報を生成し、グループ情報格納部1115に蓄積し、かつ、2以上のグループに対応する2以上の原作が同一、または2以上のグループに対応する2以上の原作および2以上のネームが同一であっても良い。
【0456】
また、本実施の形態において、1または2以上の翻訳者が原案者にグループへの参画を打診しても良い。かかる場合、例えば、翻訳者は図示しない第五装置を用いて、承認情報等を入力しても良い。かかる場合、第五装置は、第二装置33、第三装置34、または第四装置35と同様の動作を行う。
【0457】
また、本実施の形態において、漫画作成支援装置11は、キャラクタを第四装置15から受信し、当該キャラクタを指定した原案または作画を、第一装置12または第三装置14から受信しても良い。
【0458】
また、本実施の形態において、漫画を完成させるための処理の流れとして、第一装置12から原案である原作を受信する第一ステップ、第二装置13からネームを受信する第二ステップ、および第三装置14から作画を受信する第三ステップの3工程を有する第一処理の場合、または第一装置12から原案である原作とネームとを受信する第一ステップ、および第三装置14から作画を受信する第三ステップの2工程を有する第二処理の場合があり得るとする。また、承認情報受信部1126が、第一処理の場合および第二処理の場合において、一のステップに進むために当該一のステップより前の工程のステップに対応するすべての装置から、一のステップに対応する作品または作品の作者に対する承認を示す承認情報を受信した場合に、一のステップに進み得ることは好適である。
【0459】
さらに、本実施の形態における漫画作成支援装置21を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、漫画を有する1以上の漫画情報を格納し得る漫画格納部と、漫画の原案を有する1以上の原案情報を格納し得る原案格納部とを具備し、コンピュータを、1以上の第一装置から、漫画の原案を有する1以上の原案情報を受信する原案受信部と、前記原案受信部が受信した原案情報を前記原案格納部に蓄積する原案蓄積部と、1以上の第三装置から、作画を担当する旨の申し出であり、原案を特定する情報を有する申し出である1以上の作画担当申出を受信する作画担当申出受信部と、前記1以上の作画担当申出のうちの、少なくとも一の作画担当申出に対して、前記第一装置から承認を示す承認情報を受信する承認情報受信部と、前記承認情報受信部が受信した承認情報に対応する第三装置から、原案を特定する情報と当該原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する作画受信部と、前記作画受信部が受信した作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を前記漫画格納部に蓄積する漫画蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0460】
また、上記プログラムにおいて、前記1以上の各作画担当申出の受信に応じて、前記1以上の各作画担当申出が有する原案を特定する情報に対応する第一装置に、前記1以上の各第三装置に対応する作画者の候補者である作画候補者からの作画を担当する旨の申し出である作画候補者担当申出を送信する作画担当申出送信部として、コンピュータをさらに機能させ、前記承認情報受信部は、前記作画候補者担当申出の送信に応じて、少なくとも一の作画候補者担当申出に対して、承認を示す承認情報を前記第一装置から受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0461】
また、上記プログラムにおいて、漫画を識別する漫画識別子を有する指示であり、漫画を取得する指示である取得指示を端末装置から受信する取得指示受信部と、前記取得指示が有する漫画識別子に対応する漫画を前記漫画格納部から取得し、当該漫画を前記端末装置に送信する漫画送信部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0462】
また、上記プログラムにおいて、前記漫画の原案は原作またはネームであり、前記漫画の原案が原作の場合、1以上の各第二装置から、原案を特定する情報と当該原案を特定する情報で特定される原作に対するネームとを有する1以上のネーム情報を受信するネーム受信部と、前記ネーム受信部が受信した1以上のネーム情報を前記原案格納部に蓄積するネーム蓄積部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0463】
また、上記プログラムにおいて、漫画を完成させるための処理の流れとして、前記第一装置から原案である原作を受信する第一ステップ、前記第二装置からネームを受信する第二ステップ、および前記第三装置から作画を受信する第三ステップの3工程を有する第一処理の場合、または前記第一装置から原案である原作とネームとを受信する第一ステップ、および前記第三装置から作画を受信する第三ステップの2工程を有する第二処理の場合があり得、前記承認情報受信部が、前記第一処理の場合および前記第二処理の場合において、一のステップに進むために当該一のステップより前の工程のステップに対応するすべての装置から、前記一のステップに対応する作品または作品の作者に対する承認を示す承認情報を受信した場合に、前記一のステップに進み得るものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0464】
また、上記プログラムにおいて、前記作画受信部は、一の原案に対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0465】
また、上記プログラムにおいて、前記原案は原作であり、前記ネーム受信部は、一の原案に対して、2以上の各第二装置からネーム情報を受信し、
前記作画受信部は、一のネームに対して、2以上の各第三装置から作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0466】
また、上記プログラムにおいて、漫画の複数の作成寄与者からなるグループに関する情報であり、グループを識別するグループ識別子と漫画の作成寄与者を識別する2以上の寄与者識別子とを有する1以上のグループ情報を格納し得るグループ情報格納部と、寄与者識別子で識別できる寄与者の装置である第一装置または第二装置または第三装置から送信されたコメントと寄与者識別子とを含む1以上のコメント情報をグループ識別子に対応付けて格納し得るコメント情報格納部と、原作者とネーム作成者と作画者のグループに関するグループ情報、または原案者と作画者のグループに関するグループ情報を生成し、前記グループ情報格納部に蓄積するグループ情報生成部と、寄与者の装置から、寄与者識別子とコメントとを含むコメント情報と、グループ識別子とを受信するコメント情報受信部と、前記コメント情報受信部が受信したコメント情報を、前記コメント情報受信部が受信したグループ識別子に対応付けて、前記コメント情報格納部に蓄積するコメント情報蓄積部と、寄与者の装置から、コメントを閲覧する指示であり、グループ識別子を有するコメント閲覧指示を受信するコメント閲覧指示受信部と、前記コメント閲覧指示の受信に応じて、前記コメント閲覧指示が有するグループ識別子に対応する1以上のコメントを前記コメント情報格納部から取得し、当該1以上のコメントを前記寄与者の装置に送信するコメント送信部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0467】
また、上記プログラムにおいて、前記グループ情報生成部は、一の原作に対応する原作者と一のネームのネーム作成者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報、または一の原案の原案者と一の作画の作画者のグループに関するグループ情報を生成し、前記グループ情報格納部に蓄積し、かつ、2以上のグループに対応する2以上の原作が同一、または2以上のグループに対応する2以上の原作および2以上のネームが同一であるものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0468】
また、上記プログラムにおいて、キャラクタとキャラクタの作者を識別するキャラクタ作者識別子とキャラクタを識別するキャラクタ識別子とを有する1以上のキャラクタ情報を格納し得るキャラクタ格納部と、第四装置から、キャラクタ作者識別子とキャラクタとを受信するキャラクタ受信部と、前記キャラクタ受信部が受信したキャラクタ作者識別子とキャラクタと、キャラクタ識別子とを有するキャラクタ情報を前記キャラクタ格納部に蓄積するキャラクタ蓄積部としてさらにコンピュータを機能させ、前記原案受信部はキャラクタ識別子を有する原案情報を受信する、または前記作画受信部はキャラクタ識別子を有する作画情報を受信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0469】
また、上記プログラムにおいて、一の漫画と対になる寄与者識別子に対応する原案者、作画者、キャラクタ作者のうちの1以上の寄与者に関する情報である1以上の著作者情報を取得する著作者情報取得部と、前記1以上の著作者情報を出力する著作者情報出力部として、コンピュータを機能させることは好適である。
【0470】
また、上記プログラムにおいて、前記1以上の著作者情報を用いて、1以上の各寄与者の収益を算出する収益算出部と、前記1以上の各寄与者の収益を出力する収益出力部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0471】
また、上記プログラムにおいて、漫画の作画を有する1以上の作画情報を格納し得る作画格納部と、前記作画受信部が受信した作画情報を前記作画格納部に蓄積する作画蓄積部として、さらにコンピュータを機能させ、前記承認情報受信部は、前記作画格納部の作画情報に対する承認情報を受信し、前記漫画蓄積部は、前記承認情報に対する作画情報が有する作画を有する漫画情報を前記漫画格納部に蓄積するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0472】
(実施の形態3)
本実施の形態において、複数の立場の者が共同して、漫画を作成する環境を提供する漫画作成支援システムについて説明する。
【0473】
本実施の形態において、漫画作成支援システムは、原作者または原案者が、2以上の作品から一の作品を選択する作品選択のアプローチを採る。つまり、本実施の形態において、漫画作成支援システムを構成する第一装置から原案が投函され、当該原案を指定した1または2以上の作品を受け付け、原案者が一の作品を選択することにより、漫画の作成が進む。また、原案者が一の作画を選択した場合、漫画が完成する。なお、作品とは、通常、作画であるが、ネームやキャラクタ等でも良い。
【0474】
本実施の形態における漫画作成支援システム3の概念図は、
図1と同様である。漫画作成支援システム3は、漫画作成支援装置31、1または2以上の第一装置12、1または2以上の第二装置13、1または2以上の第三装置14、1または2以上の第四装置15、1または2以上の端末装置16を備える。
【0475】
図36は、本実施の形態における漫画作成支援システム3を構成する漫画作成支援装置31のブロック図である。
【0476】
漫画作成支援装置31は、格納部111、受信部312、処理部313、送信部114を備える。
【0477】
受信部312は、グループ情報受信部1120、キャラクタ受信部1121、原案受信部1122、ネーム受信部1123、作画受信部1124、承認情報受信部3126、コメント情報受信部1127、コメント閲覧指示受信部1128、取得指示受信部1129を備える。
【0478】
処理部313は、グループ情報生成部1131、キャラクタ蓄積部1132、原案蓄積部1133、ネーム蓄積部1134、作画蓄積部3135、漫画蓄積部3136、コメント情報蓄積部1137、著作者情報取得部1138、収益算出部1139を備える。
【0479】
漫画作成支援装置31を構成する受信部312は、第一装置12または第二装置13または第三装置14または第四装置15または端末装置16から、情報や指示等を受信する。
【0480】
承認情報受信部3126は、一の作品に対する承認を示す情報であり、作品を特定する情報を有する承認情報を第一装置12から受信する。なお、作品は、例えば、作画、ネーム、キャラクタ等である。また、作品を特定する情報は、例えば、作画識別子、グループ識別子等である。承認情報受信部3126は、作画格納部1114の作画情報に対する承認情報を受信する。
【0481】
処理部313は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、グループ情報生成部1131、キャラクタ蓄積部1132、原案蓄積部1133、ネーム蓄積部1134、作画蓄積部3135、漫画蓄積部3136、コメント情報蓄積部1137、著作者情報取得部1138、収益算出部1139が行う処理である。
【0482】
作画蓄積部3135は、作画受信部1124が受信した作画情報を作画格納部1114に蓄積する。なお、作画情報は、通常、原作または原案を特定する情報を有する。原作または原案を特定する情報は、例えば、原作識別子、グループ識別子等である。
【0483】
漫画蓄積部3136は、承認情報が有する作画を特定する情報に対応する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積する。なお、作画を特定する情報とは、例えば、作画識別子、グループ識別子、作画者識別子等である。漫画蓄積部3136は、承認情報に対する作画情報が有する作画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積することは好適である。なお、作画を用いて完成された漫画とは、作画そのものでも良い。
【0484】
受信部312、承認情報受信部3126は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0485】
処理部313、作画蓄積部3135、漫画蓄積部3136は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部313の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0486】
次に、漫画作成支援システム3の動作について説明する。まず、漫画作成支援装置31の動作について、
図37のフローチャートを用いて説明する。なお、
図37のフローチャートにおいて、
図4〜
図6のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。また、漫画作成支援装置31の動作のうち、ステップS439〜S458は、
図31に示す。
【0487】
(ステップS3701)承認情報受信部3126は、作品に対する承認情報を受信したか否かを判断する。承認情報を受信すればステップS3702に行き、承認情報を受信しなければステップS439に行く。
【0488】
(ステップS3702)処理部313は、ステップS3701で受信された承認情報を、承認情報に対する作品に対応付けて蓄積する。また、処理部313は、
【0489】
(ステップS3703)送信部114は、承認情報に対応する作品の作者のユーザ識別子を取得する。そして、送信部114は、当該ユーザ識別子に対応する通知先情報を用いて、作品の作者の装置に、作品が承認された旨の情報を通知する。
【0490】
(ステップS3704)処理部313は、ステップS3701で受信された承認情報が作画に対する承認情報か否かを判断する。作画に対する承認情報であればステップS3705に行き、作画に対する承認情報でなければステップS401に戻る。
【0491】
(ステップS3705)漫画蓄積部3136は、承認情報が有する作画を特定する情報に対応する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を漫画格納部1111に蓄積する。
【0492】
(ステップS3706)送信部114は、承認情報に対応するグループの全員に、漫画が完成された旨の通知を行う。ステップS401に戻る。なお、送信部114は、原作者および作画者のみに、漫画が完成された旨の通知を行っても良い。
【0493】
なお、
図37のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0494】
以上、本実施の形態によれば、各自の得意な作業(原作の作成、ネーム作成、作画等のいずれかの作業)を生かして、漫画の作成が行えるグループウェア環境を提供できる。
【0495】
また、本実施の形態において、漫画完成までの共同作業のプロトコルを実現するグループウェア環境を提供できる。なお、ここでのプロトコルは、原作者または原案者が、他の作業者(作画者または/およびネーム作成者)の作品に対して承認することにより、共同作業が進んでいく手順である。
【0496】
また、本実施の形態において、各自の得意な作業を生かして、作成された漫画を第三者に提供できるシステム環境を提供できる。
【0497】
なお、本実施の形態における漫画作成支援装置31を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、漫画を有する1以上の漫画情報を格納し得る漫画格納部と、漫画の原案を有する1以上の原案情報を格納し得る原案格納部とを具備し、コンピュータを、1以上の第一装置から、1以上の原案情報を受信する原案受信部と、前記原案受信部が受信した1以上の原案情報を前記原案格納部に蓄積する原案蓄積部と、1以上の各第三装置から、原案を特定する情報と当該原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する作画受信部と、一の作画に対する承認を示す情報であり、当該作画を特定する情報を有する承認情報を前記第一装置から受信する承認情報受信部と、前記承認情報が有する作画を特定する情報に対応する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を前記漫画格納部に蓄積する漫画蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0498】
また、
図38は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の漫画作成支援装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図38は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図39は、システム300のブロック図である。
【0499】
図38おいて、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0500】
図39において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。なお、バス3014は、MPU3013やCD−ROMドライブ3012に接続されている。また、ROM3015には、ブートアッププログラム等のプログラムが記憶されている。また、RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのものである。また、ハードディスク3017は、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのものである。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0501】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の漫画作成支援装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0502】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の漫画作成支援装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0503】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0504】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0505】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0506】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0507】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【解決手段】1以上の第一装置から、漫画の原案を有する1以上の原案情報を受信する原案受信部と、原案情報を原案格納部に蓄積する原案蓄積部と、第一装置から作画依頼を受信する作画依頼受信部と、作画依頼に対応して、第三装置から作画の担当を承認する旨を示す承認情報を受信する承認情報受信部と、承認情報受信部が受信した承認情報に対応する第三装置から原案を特定する情報と、当該原案に対応する作画とを有する作画情報を受信する作画受信部と、作画受信部が受信した作画情報が有する作画を用いて完成された漫画を有する漫画情報を漫画格納部に蓄積する漫画蓄積部とを具備する漫画作成支援装置により、各自の得意な作業を生かして、漫画の作成が行えるグループウェア環境を提供できる。