(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
修飾ナトリウムモンモリロナイト1g当たりの硫酸ストリキニーネの吸着量が、0.50〜0.60gである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の修飾ナトリウムモンモリロナイト。
固形分が0.5〜60%である請求項1〜6のいずれか1項に記載の修飾ナトリウムモンモリロナイトの水溶液を調製する工程;適切な装置を用い、高速剪断作用によって水溶液を分散及び均質化する工程;乾燥する工程;及び、微粉砕する工程を含む、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを調製する方法。
請求項1〜6のいずれか1項に記載の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は請求項15若しくは16に記載の修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト、及び、薬学的に許容される担体から構成される、消化管疾患を治療するための医薬組成物。
薬剤の製造における、請求項1〜6のいずれか1項に記載の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は請求項15若しくは16に記載の修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用。
薬剤が、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全、口臭症、皮膚病、ヘリコバクター・ピロリの感染により引き起こされる胃腸管疾患又はエタノール誘因性肝損傷を予防及び/又は治療するための薬剤である、請求項19に記載の使用。
建設材料、農薬及び肥料の担体、飼料添加剤、飼料解毒剤、工業用触媒、工業用担体、吸着剤、医療用補助剤又は食物用補助剤の製造における、請求項1〜6のいずれか1項に記載の修飾ナトリウムモンモリロナイト、又は、請求項15若しくは16に記載の修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一つの目的は、Na
+含有量(Na
2Oとして計算)が2%以上、好ましくは3%以上、より好ましくは4%以上、最も好ましくは5%以上であることを特徴とする、新たな種類の修飾ナトリウムモンモリロナイトを提供することである。
【0013】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの粉末X線回折スペクトルにおけるd
002ピークに対応するd値は、5.50Å〜7.00Å、好ましくは5.75Å〜6.75Å、より好ましくは6.00Å〜6.5Å、最も好ましくは6.25Åである。
【0014】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトにおけるCa
2+含有量(CaOとして計算)は、1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.1%以下、最も好ましくは0.05%以下である。
【0015】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトのチキソトロープ指数は、1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、最も好ましくは4以上である。
【0016】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの純度は、97%以上、好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上、最も好ましくは99.5%以上である。
【0017】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトのカチオン交換能(Cation Exchange Capacity,CEC)は、90〜150mmol/100g、好ましくは100〜145mmol/100g、より好ましくは110〜140mmol/100g、最も好ましくは115〜135mmol/100gである。
【0018】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの膨潤能は、7.0ml/g以上、好ましくは9.0ml/g以上、より好ましくは10.0ml/g以上、最も好ましくは12.0ml/g以上である。
【0019】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの1グラムあたりの硫酸ストリキニーネの吸着量は、0.30〜0.75g、好ましくは0.40〜0.70g、より好ましくは0.45〜0.65g、最も好ましくは0.50〜0.60gである。
【0020】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトにおける重金属の含有量は、10ppm以下、好ましくは7ppm以下、より好ましくは5ppm以下、最も好ましくは3〜4ppm以下である。
【0021】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの不純物レベルは、3%以下、好ましくは2%以下、より好ましくは1%以下、最も好ましくは0.5%以下である。
【0022】
例示的な実施態様において、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、以下の工程によって調製される:原料としての精製モンモリロナイトを、数回、酸性化及び洗浄する。これによって、モンモリロナイトは、イオン層の間のカチオン(すなわち、カルシウムイオン、水素イオン又はマグネシウムイオン)および酸可溶性不純物が効果的に除去され、修飾水素モンモリロナイトを与える。同時に、モンモリロナイトの積層を開放して、厚さを減少させることによって、モンモリロナイト層に埋め込まれていたα石英を露出させ、物理的手段により除去して、精製修飾水素モンモリロナイトを得る;次に、修飾水素モンモリロナイトをナトリウム修飾に付して、修飾ナトリウムモンモリロナイトを得る。続いて、修飾ナトリウムモンモリロナイトの良好な懸濁性、及び、修飾モンモリロナイトと非修飾モンモリロナイトとの比重における大きな差を利用して、洗浄(膜分離技術)によって塩基可溶性不純物を除去する。
【0023】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、より適切な微細構造、より良好な性能及び品質、層間の高いNa
+含有量、より良好な治療効果、並びにより広範囲な治療用途を有する。天然ナトリウムモンモリロナイト、天然カルシウムモンモリロナイト(Smectaなど)、並びに、CN200610055117.5及びCN200680028247.8(WO2007051427A)により調製される修飾ナトリウムモンモリロナイトと比較して、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、以下の特性を有する:
1.本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、より高い純度、より低い不純物含有量、より大きなカチオン交換能、層間のより有意に高いNa
+含有量及びより良好な水素膨張特性を有する。
2.本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、より薄い構造単位層の積層を有し、したがってより良好な懸濁性、分散性及びチキソトロピー、並びに、有意なゲル化特性を有する。例えば、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、人工胃液及び人工腸液において、網状構造及びチキソトロピーを有するゲル様物質を形成することができる。
【0024】
本発明は、修飾ナトリウムモンモリロナイトの調製方法であって、
1)90%以上の純度を有するモンモリロナイトと、0.1〜10mol/Lの酸とを1:1〜100の重量比で混合することによって、酸性化又は酸処理を行い、続いて、モンモリロナイトの重量に基づいて0.05〜3.5%の分散剤を加えた後に、混合物を
加熱することによって酸を除去し、洗うことによって、修飾水素モンモリロナイトの液体分散体を得る工程;および、
2)1)において得られた修飾水素モンモリロナイトの液体分散体の固形分を0.5〜10%に調整した後に、モンモリロナイトをナトリウム修飾に付すために、ナトリウム修飾剤をモンモリロナイトのカチオン交換能以上の量で加える工程、
を含む方法を提供する。
【0025】
本明細書において、90%以上の純度を有するモンモリロナイトは、精製モンモリロナイトとも記載され、又は、当該技術において、「高純度モンモリロナイト」若しくは「高品質モンモリロナイト」とも記載される。これらは、CN200610054632.1、WO2007090355A、CN200610055117.5及びCN200680028247.8(WO2007051427A)に開示されているような精製方法によって、精製され調製される精製モンモリロナイトを意味する。シリカ不純物の量が少ない精製モンモリロナイトが、本発明の出発原料として好ましく使用されることによって、ケイ酸塩粘土以外の鉱物不純物が後の手順に入り込むことを効果的に防止し、したがって、修飾ナトリウムモンモリロナイトの品質が改善される。
【0026】
本発明の「修飾ナトリウムモンモリロナイト」は、ナトリウム修飾に付された精製モンモリロナイトを意味する。
【0027】
本明細書において、「カチオン交換能」(すなわち、CEC)は、モンモリロナイトが、交換性塩ラジカル及び交換性水素を含むカチオンを、吸着及び交換できる程度(mmol/100kg)として定義される。本発明において、カチオン交換能(CEC)は、コバルトヘキサアミン塩化物イオン交換法により決定される。すなわち、交換性カチオンとして〔Co(NH
3)
6〕
3+を使用して、モンモリロナイトのカチオン交換能が決定される。この方法は、以下の通りである:モンモリロナイト試料を粉砕して、300メッシュに通し、次に60℃で3時間乾燥して、更なる使用のために保存する;得られたモンモリロナイト試料を、特定量の0.025mol/L 〔Co(NH
3)
6〕Cl
3溶液と混合した後に、得られた混合物をpH7〜8に調整し、振とうにより均質化する;イオン交換が平衡状態に達した後、混合物の吸光度を474.0nmで測定する;イオン交換後の対応する濃度Cを、イオン交換後の混合物とイオン交換前の混合物との吸光度の差(ΔA)から計算する;モンモリロナイトのカチオン交換能を、式:CEC=300CV/Wによって計算する。ここで、Vはイオン交換に使用される溶液の体積であり、Wは試料の重量である。本明細書において、モンモリロナイトのCa
2+、Mg
2+、Na
+、K
+含有量は、プラズマ発光分光分析法により測定される。上記に記述された方法に、限定されることはない。
【0028】
本明細書において使用される百分率の値は、特に指定のない限り重量%を意味する。
【0029】
本発明の好ましい実施態様において、精製モンモリロナイトは、精製ナトリウムモンモリロナイト、精製ナトリウムカルシウムモンモリロナイト、精製水素モンモリロナイト、精製マグネシウムモンモリロナイト、天然ナトリウムモンモリロナイト及び精製カルシウムモンモリロナイトからなる群より選択される任意のもの、又は、これらの任意の組み合わせである。精製モンモリロナイトの純度は、93%以上、好ましくは95%以上、より好ましくは97%以上である。
【0030】
本発明の好ましい実施態様において、酸は、無機酸及び有機酸からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。無機酸には、一酸、二酸又は三酸が含まれるが、これらに限定されない。一酸は、塩酸、硝酸、臭化水素酸及びフッ化水素酸からなる群より選択される。二酸は、硫酸及びスルホン酸からなる群より選択される。三酸は、リン酸からなる群より選択される。無機酸は、好ましくは一酸、最も好ましくは塩酸又は硝酸である。有機酸には、ヒドロキシル酸、ケト酸又はアルファ−ヒドロキシル酸又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。有機酸は、好ましくは、酢酸、シュウ酸、クエン酸、コハク酸、ギ酸、プロパン酸、酪酸、プロパン二酸、ブタン二酸、ピルビン酸、グルタミン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、イタコン酸、アスコルビン酸、フマル酸及びα−ケトグルタル酸からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせであり、より好ましくは、酢酸、シュウ酸、クエン酸、コハク酸、プロパン酸、酪酸、ブタン二酸及びプロパン二酸からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。酸の濃度は、0.5〜8mol/L、好ましくは0.8〜6mol/L、より好ましくは1〜5mol/L、最も好ましくは2〜4mol/Lであることができる。
【0031】
幾つかの実施態様において、酸における無機酸と有機酸のモル比は、5〜150:5〜200、好ましくは10〜120:10〜150、より好ましくは20〜100:20〜120、最も好ましくは30〜80:30〜100である。
【0032】
本発明の幾つかの実施態様において、モンモリロナイトと酸との質量比は、1:2〜50、好ましくは1:2.5〜25、より好ましくは1:3〜10である。
【0033】
本発明の幾つかの実施態様において、工程1)の酸性化又は酸処理は、数回、好ましくは1〜10回、より好ましくは2〜8回、さらにより好ましくは3〜6回、最も好ましくは4〜5回行うことができる。酸は、好ましくは遠心分離又は濾過により除去される。
【0034】
本発明において使用される「分散剤」は、当該技術において、「選鉱剤」、「高純度剤」又は「高純度処理剤」とも記載される。
【0035】
本発明の幾つかの実施態様において、分散剤は、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、ジメタリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アンモニア水、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、アクリル酸、アクリル酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、クエン酸ナトリウム、Na
2HPO
4、NaH
2PO
4、NaCl、NaF、 硫酸ナトリウム、シリカゾル、尿素、ポリソルベート、塩酸、酢酸及びシュウ酸からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせであり、好ましくは、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、ジメタリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、Na
2HPO
4、NaCl、NaF、尿素、NaH
2PO
4、アンモニア水、硫酸ナトリウム、塩酸、酢酸及びシュウ酸からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。
【0036】
本発明の好ましい実施態様において、使用される分散剤の量は、使用される精製モンモリロナイトの量に基づいて、0.05〜3.0%、好ましくは0.15〜2.5%、より好ましくは0.25〜2.0%、最も好ましくは0.35〜1.5%である。
【0037】
本発明の幾つかの実施態様において、工程1)における
加熱の時間は、0.5〜100時間、好ましくは2〜70時間、より好ましくは3〜40時間、最も好ましくは5〜20時間である。
【0038】
本発明の幾つかの実施態様において、工程1)における
加熱の温度は、30〜100℃、好ましくは40〜95℃、より好ましくは50〜90℃、さらにより好ましくは60〜85℃、最も好ましくは70〜80℃である。
【0039】
本発明の幾つかの実施態様において、工程2)における修飾水素モンモリロナイトの液体分散体の固形分は、1〜9%、好ましくは2〜8%、より好ましくは3〜6%、最も好ましくは4〜5%である。
【0040】
本発明の好ましい実施態様において、ナトリウム修飾剤は、当該技術において従来から使用される可溶性のナトリウム塩であって、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、ジメタリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、アクリル酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、Na
2HPO
4、NaH
2PO
4、NaCl、NaF、硫酸ナトリウム及びクエン酸ナトリウムからなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせであり、好ましくは、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、ジメタリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、Na
2HPO
4、NaH
2PO
4、NaCl、NaF、硫酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムからなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。
【0041】
本発明の好ましい実施態様において、使用されるナトリウム修飾剤の量は、モンモリロナイトのカチオン交換能よりも僅かに過剰であり、例えば、0.5〜10%、好ましくは1〜8%、より好ましくは2〜6%、最も好ましくは3〜5%過剰である。
【0042】
本発明の幾つかの実施態様において、使用されるナトリウム修飾剤の量は、使用される修飾水素モンモリロナイトの量に基づいて、1〜20%、好ましくは2〜15%、より好ましくは3〜10%、最も好ましくは4〜7.5%である。
【0043】
本発明の幾つかの実施態様において、ナトリウム修飾スラリーの固形分は、1〜8%、好ましくは1.5〜6%、より好ましくは2〜5%である。
【0044】
従来の固体液体遠心分離装置(例えば、3カラム遠心機又は管形遠心機)では、モンモリロナイトスラリーの高い粘度に起因して完全な固液分離を達成すること、並びに、高い費用、低い安全性、短い使用寿命及び低い生産効率に起因して大規模生産の要件を満たすことが困難である。本発明の好ましい実施態様において、モンモリロナイトスラリーは、膜濾過技術又は遠心分離洗浄技術により、好ましくは膜濾過技術により、洗浄又は濃縮される。膜濾過技術(「透析膜洗浄」とも呼ばれる)は、モンモリロナイト生産の効率を有意に改善するばかりでなく、低い設備投資、低いエネルギー消費、並びに、高い純度及び収量の生成物が得られるとの利点も有し、大規模生産に適している。加えて、洗浄により生じる排水を逆浸透膜により処理した後に再利用できる膜濾過技術は、環境に優しい分離技術である。
【0045】
本発明の好ましい実施態様において、膜濾過は、洗浄又は濃縮スラリーを機械的に又は圧縮空気の作用により撹拌し、次に循環ポンプ又は空気圧により透析膜に供給し、圧力差によりフィルター膜の孔径よりも小さい濾過物を除去することによって、透析膜装置で実施される。
【0046】
本発明の好ましい実施態様において、透析膜は、酸化ジルコニウム及び酸化アルミニウム又はこれらの組み合わせからなる群より選択される任意の材料から作製されるセラミック膜である。
【0047】
本発明の好ましい実施態様において、透析膜の孔径は、20nm〜200nm、好ましくは50nm〜150nmである。
【0048】
本発明の好ましい実施態様において、透析膜は、0〜14のpH範囲で適用可能である。
【0049】
本発明の好ましい実施態様において、透析膜を、高い流体速度及び低い圧力下での物理的な洗浄、化学的な洗浄又は物理化学的な洗浄により再生することができる。物理的な洗浄は、透析膜を、例えば高速水流、機構又はこれらの任意の組み合わせにより洗浄して汚染物を除去することを意味する。化学的洗浄は、透析膜を、例えば膜材料を破壊しないが汚染物を溶解又は置換できる化学剤により洗浄することを意味する。例えば、不溶性汚染物を可溶性物質に変換する無機強酸、鉱物塩沈殿物を除去する有機酸、汚染物の無機イオンを錯化するキレート剤又は有機汚染物を除去する界面活性剤を使用して、膜表面及び孔内に付着した塩を低減することができ、これによって、膜表面又は孔内に吸着した汚染物を低減又は除去し、膜流速を回復することができる。
【0050】
本発明の好ましい実施態様において、著しく汚染された透過膜は、膜流速を回復するために、強酸及び強塩基、適切であれば追加の酸化剤(例えば、亜塩素酸ナトリウム)及び界面活性剤で交互に洗浄することにより又は更に逆流置換及び水洗を用いて高流速及び低圧力下で清浄される。
【0051】
本発明の更に好ましい実施態様において、濃縮ナトリウム修飾スラリーは乾燥及び粉砕される。
【0052】
したがって、本発明の調製方法は、高収量の生成物、低い生産費用及び容易な工業化のような利点を有する。
【0053】
本発明は、また、上記に記述された方法により調製された修飾ナトリウムモンモリロナイトを提供する。
【0054】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトの物理的及び化学的特性を更に改善するために、上記で得られた修飾ナトリウムモンモリロナイトを、高速剪断、高圧均質化、空気流微粉砕などに更に付して、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを得ることができる。
【0055】
本発明は、また、Na
+含有量(Na
2Oとして計算)が2%以上、好ましくは3%以上、より好ましくは4%以上、最も好ましくは5%以上であることを特徴とする、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを提供する。
【0056】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトにおけるCa
2+含有量(CaOとして計算)は、1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.1%以下、最も好ましくは0.05%以下である。
【0057】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの粉末X線回折スペクトルにおけるd
002ピークに対応するd値は、5.50Å〜7.00Å、好ましくは5.75Å〜6.75Å、より好ましくは6.00Å〜6.5Å、最も好ましくは6.25Åである。
【0058】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの粒径は、1μm以下、好ましくは0.8μm以下、より好ましくは0.6μm以下、さらにより好ましくは0.4μm以下、最も好ましくは0.2μm以下である。
【0059】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトのカチオン交換能(CEC)は、90〜150mmol/100g、好ましくは100〜145mmol/100g、より好ましくは110〜140mmol/100g、最も好ましくは115〜135mmol/100gである。
【0060】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの膨潤能は、4.0以上、好ましくは5.0以上、より好ましくは7.0以上、さらにより好ましくは9.0以上、なおより好ましくは10.0以上、最も好ましくは12.0以上である。
【0061】
本発明の幾つかの実施態様において、本発明の修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの1グラムあたりの硫酸ストリキニーネの吸着量は、0.30〜0.70g、好ましくは0.40〜0.65g、より好ましくは0.5〜0.6gである
【0062】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトにおける重金属の含有量は、10ppm以下、好ましくは7ppm以下、より好ましくは5ppm以下、最も好ましくは3ppm〜4ppm以下である。
【0063】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの不純物レベルは、5%以下、好ましくは4%以下、より好ましくは3%以下、さらにより好ましくは2%以下、なおより好ましくは1%以下、最も好ましくは0.5%以下である。
【0064】
本発明の幾つかの実施態様において、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトのチキソトロープ指数は、1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、最も好ましくは4以上である。
【0065】
本発明は、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを調製する方法であって、以下の工程:95%以上の純度を有し固形分が0.5〜60%の本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトの水溶液を調製する工程;例えば高速剪断機、高速分散機、ボールミル又は高圧ホモジナイザーによる高速剪断作用で水溶液を分散及び均質化する工程;乾燥する工程;及び微粉砕する工程、を含む方法も提供する。
【0066】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの純度は、96%以上、好ましくは97%以上、より好ましくは98%以上、最も好ましくは99%以上である。
【0067】
本発明の好ましい実施態様において、水溶液の濃度は、5〜50%、好ましくは10〜40%、より好ましくは15〜30%、最も好ましくは20〜25%である。
【0068】
本発明の好ましい実施態様において、均質化圧力は、10MPa以上、好ましくは20〜800MPa、より好ましくは30〜600MPa、さらにより好ましくは50〜500MPa、最も好ましくは80〜300MPaである。
【0069】
本発明の好ましい実施態様において、高圧ホモジナイザーは、中高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザー、ナノメートル超高圧ホモジナイザー、ナノメートルラム式射出成形機及び高圧マイクロジェットホモジナイザー又はこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される任意のものである。
【0070】
本発明の好ましい実施態様において、微粉砕は、粗粉砕の後、空気流微粉砕により実施される。
【0071】
本発明の好ましい実施態様において、微粉化粒子の粉末度は、300メッシュ以上、好ましくは500メッシュ以上、さらに好ましくは1000メッシュ以上、より好ましくは3000メッシュ以上、最も好ましくは5000メッシュ以上である。
【0072】
例示的な実施態様において、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトの固体粒子を、高速分散機の強力な剪断により水媒体に前分散し、次に高圧均質化(「離層」とも呼ばれる)に低圧から高圧への連続的又は多段階様式で付して、1μm以下の平均直径の粒子を得る。そのような強制微粉砕により、以下の効果を達成することができ、すなわち、増加した粒子端部、改善された水素離層性能、増加した「キャリッジ」数、改善された吸着性能、チキソトロピー及びゲル化特性、したがって向上した効力である。
【0073】
本発明は、また、上記に記述された方法により調製された修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを提供する。
【0074】
本発明の「改善ナノメートルナトリウムモンモリロナイト」は、「ナノメートル改善ナトリウムモンモリロナイト」とも記載される。
【0075】
本発明は、また、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト及び薬学的に許容される担体から構成される、消化管疾患を治療するのに使用される医薬組成物を提供する。
【0076】
本発明の好ましい実施態様において、消化管疾患は、消化管潰瘍、下痢又は胃炎からなる群より選択され、胃炎は、好ましくは慢性胃炎、より好ましくは慢性萎縮性胃炎である。
【0077】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの純度は、95%以上、好ましくは96%以上、より好ましくは97%以上、さらにより好ましくは98%以上、なおより好ましくは99%以上、最も好ましくは99.5%以上である。
【0078】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトと補助剤の(乾燥物に基づいた)重量比は、(0.001〜99):(1〜99)、好ましくは(0.001〜90):(1〜95)、より好ましくは(0.001〜80):(1〜90)、最も好ましくは(0.001〜70):(1〜85)である。
【0079】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの含有量は、重量に基づいて、1〜99%、好ましくは5〜95%、より好ましくは10〜90%、さらにより好ましくは15〜85%、最も好ましくは20〜80%である。
【0080】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトのカチオン交換能(CEC)は、90〜150mmol/100g、好ましくは100〜145mmol/100g、より好ましくは110〜140mmol/100g、最も好ましくは115〜135mmol/100gである。
【0081】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの膨潤能は、4.0以上、好ましくは5.0以上、より好ましくは7.0以上、さらにより好ましくは9.0以上、なおより好ましくは10.0以上、最も好ましくは12.0以上である。
【0082】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの1グラムあたりの硫酸ストリキニーネの吸着量は、0.30〜0.70g、好ましくは0.40〜0.65g、より好ましくは0.5〜0.6gである。
【0083】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの重金属の含有量は、10ppm以下、好ましくは7ppm以下、より好ましくは5ppm以下、最も好ましくは3ppm〜4ppm以下である。
【0084】
本発明の好ましい実施態様において、組成物における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの不純物レベルは、5%以下、好ましくは4%以下、より好ましくは3%以下、さらにより好ましくは2%以下、なおより好ましくは1%以下、最も好ましくは0.5%以下である。
【0085】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトにおけるCa
2+含有量(CaOとして計算)は、1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.1%以下、最も好ましくは0.05%以下である。
【0086】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトにおけるNa
+含有量(Na
2Oとして計算)は、2%以上、好ましくは3%以上、より好ましくは4%以上、最も好ましくは5%以上である。
【0087】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトのチキソトロープ指数は、1以上、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、最も好ましくは4以上である。
【0088】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイトの粉末X線回折スペクトルにおけるd
002ピークに対応するd値は、5.50Å〜7.00Å、好ましくは5.75Å〜6.75Å、より好ましくは6.00Å〜6.5Å、最も好ましくは6.25Åである。
【0089】
本発明の組成物は、当該技術の従来の製剤技術により調製される、当該技術に周知の多様な種類の製剤であることができる。本発明に適切な製剤は、経口製剤又は局所製剤、好ましくは経口製剤である。
【0090】
経口製剤は、錠剤、懸濁剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、粉末剤、滴下剤、シロップ剤、混合剤、留出剤、発泡剤、ペースト剤、乳剤、茶剤などから選択され、好ましくは、粉末剤、懸濁剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤又は発泡剤である。
【0091】
本発明に適切な局所製剤は、ゲル剤、硬膏剤、絆創膏剤、クリーム剤、軟膏剤、塗布剤、ローション剤、坐剤、塗抹調合剤、ペースト剤、ギブスなどから選択され、好ましくはゲル剤である。
【0092】
薬学的に許容される担体は、上記に記述された製剤を調製するための当該技術において周知の慣用の賦形剤又は補助剤を含み、これらには、充填剤(希釈剤とも呼ばれる)、潤滑剤(流動補助剤又は非粘着剤とも呼ばれる)、分散剤、湿潤剤、接着剤、調節剤、可溶化剤、酸化防止剤、制菌剤、乳化剤、風味剤、香料などが含まれるが、これらに限定されない。接着剤は、例えば、シロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントゴム、セルロース及びその誘導体、ゼラチンのり、シロップ、デンプンペースト又はポリビニルピロリドンであることができ、好ましくは、セルロース誘導体は、微晶質セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース又はヒドロキシルプロピルメチルセルロースである。充填剤は、例えば、ラクトース、粉糖、デキストリン、デンプン及びその誘導体、セルロース及びその誘導体、無機カルシウム塩、ソルビトール又はグリセリンであることができ、好ましくは、無機カルシウム塩は、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム又は沈降炭酸カルシウムである。潤滑剤は、例えば、超微細シリカゲル、ステアリン酸マグネシウム、タルク粉末、水酸化アルミニウム、ホウ酸、硬化植物油又はポリエチレングリコールであることができる。崩壊剤は、例えば、デンプン及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、架橋ポリビニルピロリドン又は微晶質セルロースであることができ、好ましくは、デンプン誘導体は、カルボキシメチルデンプンナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、アルファ化デンプン、化工デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン又はトウモロコシデンプンであることができる。湿潤剤は、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、水又はアルコールなどであることができる。
【0093】
加えて、活性成分を、調製要件に従って、薬学的に許容される持続放出又は制御放出担体と混合し、次に、例えば持続放出又は制御放出製剤を調製する既知の方法に従って、遅延剤で被覆することにより又はマイクロカプセル化することにより、持続放出ペレット剤又は制御放出ペレット剤などのペレット剤として調製することができる。持続放出又は制御放出担体には、グリース混合物、親水性コロイド、被覆遅延剤などが含まれるが、これらに限定されない。グリース混合物は、モノステアリン酸グリセリン、水素化ヒマシ油、鉱油、ポリシロキサン及びジメチルシロキサンからなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。親水性コロイドは、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシルプロピルセルロース、ヒドロキシルプロピルメチルセルロース、PVP、アラビアゴム、トラガカントゴム及びカーボポールからなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意の組み合わせである。被覆遅延剤は、エチルセルロース(EC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HMPC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、フタル酸酪酸セルロース(CAP)及びアクリル樹脂からなる群より選択される任意の一つ、又は、これらの任意組み合わせである。
【0094】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト、修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト又はその医薬組成物については、上記記述の実施態様における異なる優先度の技術的特性を互いに任意に組み合わせることができる。
【0095】
本発明は、また、以下の治療用途を有する医薬の製造における、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト又はその医薬組成物の使用に関する。
【0096】
本発明の好ましい実施態様において、修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの医療用途は、以下から選択される:(1)急性又は慢性下痢、逆流性食道炎、急性又は慢性胃炎、消化性潰瘍、過敏性腸管症候群、炎症性腸疾患、胃炎などが含まれるが、これらに限定されない消化管疾患を治療する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用(好ましくは、胃炎は慢性胃炎であり、より好ましくは慢性萎縮性胃炎であり、最も好ましくは、前記薬剤は慢性萎縮性胃炎に対して逆の治療効果を有する);(2)甲状腺機能亢進症を予防する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用;(3)慢性腎不全を治療する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用;(4)口臭症を予防及び/又は治療する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用;(5)医療用担体又は医療用補助剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用、例えば、好ましくは経口製剤、局所製剤、持続放出製剤又は制御放出製剤のマトリックスとして、より好ましくは錠剤、懸濁剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、粉末剤、滴下剤、シロップ剤、混合剤、留出剤、発泡剤、ペースト剤、茶剤、生体付着性処方剤、ゲル剤、軟膏剤、クリーム剤、坐剤、乳剤、ペースト剤、無機防腐剤、経皮調合剤、塗布剤、ローション剤、塗抹調合剤、ギブス、化粧品又は懸濁剤のマトリックスとして、特定の抗生物質又は酵素と組み合わせて、ストレプトマイシン−モンモリロナイト複合剤のような複合薬剤を形成するための医療用担体又は医療用補助剤としての修飾ナトリウムモンモリロナイトの使用(薬剤は、経口製剤、局所製剤、持続放出製剤及び制御放出製剤又はこれらの任意組み合わせからなる群より選択される任意のものである);(6)皮膚病を治療する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用;(7)酩酊を緩和する及びエタノール誘因性肝損傷から肝臓を予防する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用;(8)胃潰瘍、十二指腸潰瘍などのようなヘリコバクター・ピロリの感染によりもたらされる胃腸管疾患を制御するための、ヘリコバクター・ピロリを排除する又は死滅させる効果を有する薬剤の製造における修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの使用。
【0097】
本発明の好ましい実施態様において、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの1日投与量は、0.5〜10g、好ましくは1〜8g、より好ましくは1.5〜6g、さらにより好ましくは2〜4g、最も好ましくは2〜3gである。修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの正確な1日投与量は、患者の疾患、体力、体重、年齢、性別などのような要因に従って正確に調整することができる。
【0098】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトは、CEC、吸着及び膨張性に関して天然モンモリロナイトよりも優れている。更に、軟組織(例えば、胃と腸の間の粘膜、皮膚層間の粘膜、口腔粘膜)へのかなり長時間の接着、軟組織における活性成分の長い滞留時間、活性成分と身体との長い交換時間及び高い交換頻度、並びに活性成分の標的投与及び制御放出を特徴とし、これらは活性成分の生物学的利用能及び薬物安全性を向上させることができる。したがって、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを、本明細書下記に記載される医療用又は食物用補助剤の製造に使用することができる:
1)薬剤放出を制御し、皮膚における表面活性物質の刺激を低減する生体付着性処方剤として。生体付着性処方剤は、頬側生体付着性処方剤、鼻腔内生体付着性処方剤、眼内生体付着性処方剤、膣内生体付着性処方剤、直腸内生体付着性処方剤、胃腸内生体付着性処方剤などからなる群より選択される。例えば、ノノキシノールの膣粘膜接着薬剤送達系(AmDOS)に使用される本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、薬剤と膣粘膜のムチンポリマーとの相互作用を向上させ、薬剤放出の持続時間を伸ばすことができる。本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、ビスマスクエン酸カリウムにより胃内生体付着性に処方された場合、胃腸管におけるビスマスクエン酸カリウムの滞留時間を延長するばかりでなく、ヘリコバクター・ピロリを排除する又は死滅させる相乗効果も示し、ビスマスの突然の放出を大きく低減し、したがって薬物安全性を向上させることができる。抗腫瘍薬と共に胃腸管(結腸)標的放出調合剤に配合された場合(抗結腸癌薬)、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトは、胃腸管内の有効時間を延長し、放出速度を制御し、生物学的利用能及び薬物安全性を改善し、抗腫瘍薬の有害作用を低減することができる。
2)ゲル剤の担体として。特定の範囲の濃度を有する修飾ナトリウムモンモリロナイトの水溶液を、ゲル剤の良好なマトリックスとして使用することができ、それは、皮膚及び粘膜に対して油っこい感覚及び刺激を有することなく、水分散性マトリックス及び良好な接着性、皮膜形成能力、並びに細菌除外吸着性の特性を有するからである。皮膚に容易に被覆及び接着することができ、組織滲出液を吸着及び除去することができる。したがって、心電図診断用ゲル剤、超音波診断用ゲル剤、歯科ゲル剤、造歯用セメント、口腔疾患を治療する歯磨き粉、練り歯磨きの増粘剤又は経皮ゲル剤の優れた薬学的に許容される担体として使用することができる。
3)修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトの懸濁能力、接着性及びレオロジーを改善する能力により、水溶性軟膏剤、クリーム剤、坐剤などのような半固体製剤のマトリックスとして。例えば、適切な量のグアヤクゴム、CMC、寒天、PVP、オレイン酸、グリセロール、プロピレングリコール及び蒸留水と組み合わせた修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトにより調製される坐剤は、常温で変形又は液化することが困難な特性を有し、したがって薬剤の拡散及び吸収にとって好都合である。
4)医療用ペースト剤、無機防腐剤、経皮軟膏剤又は乳剤のマトリックスとして。例えば、MgOを組み込んだ修飾ナトリウムモンモリロナイト又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトは、良好な親水性及び分散性を有し、バチルス・アエルギノサスに対して良好な効果を有する無機防腐剤をもたらす。
5)懸濁剤として。ヒドロキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルデンプンナトリウム及びアルギン酸ナトリウムよりも実質的に良好な懸濁効果を有する。
6)フェイス・マスク、フェイス・パウダー、メーキャップ、日焼け止め化粧品などのような化粧品のマトリックスとして。
【0099】
本発明は、また、ビスマスクエン酸カリウム、修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト、並びに他の医薬補助剤から構成される、ビスマスクエン酸カリウムの新たな生体付着性処方剤を提供する。
【0100】
本発明の好ましい実施態様において、処方剤におけるそれぞれの成分の重量%による含有量は、以下である:ビスマスクエン酸カリウムは1〜98%であり、修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトは1〜98%であり、残部は他の医薬補助剤である。
【0101】
本発明の好ましい実施態様において、処方剤におけるそれぞれの成分の重量%による含有量は、以下である:ビスマスクエン酸カリウムは5〜90%であり、修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトは5〜90%であり、残部は他の医薬補助剤である。
【0102】
本発明の好ましい実施態様において、処方剤におけるそれぞれの成分の重量%による含有量は、以下である:ビスマスクエン酸カリウムは7.5〜85%であり、修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトは7.5〜85%であり、残部は他の医薬補助剤である。
【0103】
加えて、本発明の処方剤のそれぞれの用量は、50〜2500mgのビスマスクエン酸カリウムと10〜2500mgの修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト、好ましくは、100〜2000mgのビスマスクエン酸カリウムと50〜2000mgの修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト、より好ましくは、150〜1500mgのビスマスクエン酸カリウムと100〜1500mgの修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイト、最も好ましくは、200〜1200mgのビスマスクエン酸カリウムと150〜1200mgの修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを含有する。
【0104】
本発明は、また、1〜90%の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトと他の補助剤の残部とを含む、好ましくは、5〜85%、より好ましくは7.5〜80%、最も好ましくは10〜75%の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを含む、修飾ナトリウムモンモリロナイト含有化粧品を提供する。
【0105】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを、以下の構造材料を調製するのに使用することもできる:
1)優れた防水材料として。高い水吸収及び膨張能力を有し、自重の8〜15倍の水を吸収し、元の容量の10〜30倍まで膨張することができる。更に、水和の後、強力な水保持能力を有する粘性で比較的安定したゲルを形成することができ、長期保存の後、水分を自然に失ったとしても、水を吸収することにより再びゲルを形成することができる。水を吸収することにより乾燥及び収縮状態から再び膨張する場合、0.15MPaの高さの膨張圧及びチキソトロピーを生じることができる。良好な耐水性、防水自己密封特性及び長期耐久性も有し、冬季に使用することができる。
2)有機被覆(例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなど)の無機増粘剤として。有意な増粘効果を有し、したがって、使用されるセルロース増粘剤及びエマルション増粘剤又は他の充填剤(例えば、軽量炭酸カルシウム、ポリビニルアルコール)の量を大きく低減することができる。更に、被覆膜の洗浄性及び耐水性に対して有害な作用をほぼ有さず、顔料及び充填剤が沈殿するのを有利に防止することができる。したがって、被覆の生産費用を有意に低減することができる。
3)接着補助剤を調製する材料として。
4)懸濁液の沈降防止剤として。水性媒体において良好な懸濁性、チキソトロピー及び分散性を有する。
5)石油採掘用のスラリー、石油精製用の触媒若しくは脱色剤又は現場で掘穿泥水を配合するための材料などとして。
【0106】
加えて、本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び/又は修飾ナノメートルナトリウムモンモリロナイトを以下の分野に使用することができる:
1)肥料の生産、輸送、保存及び適用を促進するために、肥料の含水量を低減して塊になるのを防止する、肥料の粒度を増加する又は過リン酸カルシウムに含有された高い含有量の水若しくは遊離酸によって及び複合肥料の生産における出発原料の化学反応により生じた過剰量の水によって引き起こされる造粒の問題を解決する、農薬及び肥料における担体として。
2)固体調整剤として。約120mmol/100gの高さにカチオン交換能、約200%の高さの吸水率及び6kg/cm
2までの乾燥圧縮強さを有する。更に、優れた水保持能力及び良好な接着性を有する。したがって、土壌環境を汚染することなく土壌の水分及び肥沃度を保存するために、土壌中の固体、液体及び気体の割合を変えることができ、土壌の熱水条件及び構造を改善することができる。加えて、土壌の緩衝能を向上させ、土壌における有害性元素を吸収することができる。
3)飼料添加物として。家畜の食欲を増加し、消化を促進し、体の平衡を調節し、免疫応答性を向上させ、疾患を予防し、健康を保つことができる。更に、飼料の変換率を増加し、飼料の生産費用を低減することができる。安全であり、信頼性があり、味がよく、飼料の保存寿命を実施的に延長することができる。
4)プレミックスの担体として。良好な流動性を有し、粉塵発生の傾向が低い。化工されるとき、離層する傾向がなく、容易に均質に混合することができる。更に、多様なビタミン及び微量元素への強い吸着性を有し、湿気、カビ、ガ、劣化などを防止することができる。
5)カルボキシルセルロース及びふすまのような従来使用された形成添加剤を完全に取り替える、造粒飼料及び水産養殖用飼料の添加剤として。良好な接着作用及び成形性を有し、それによって飼料を低い費用で形成することができ、規則的な粒状の形状、平滑な表面及び良好な外観を有することができる。
6)微細なかいばを与えすぎることにより又は消化不良により引き起こされる酸血症を予防するため及び飼料に含有されている毒素又は飼料の保存の間に生じたマイシンにより引き起こされる害に対して家畜を保護するための、飼料における解毒剤として。
7)発酵飼料の保存寿命を延長するための、発酵飼料用の希釈剤として。
8)埋立地用の不浸透性材料として。有害物質が地下水を汚染するのを防止するように、コンクリートの防水作用及び不浸透能力を向上させることができる。
9)放射性廃棄物の拡散を予防及び緩衝するための、並びに放射能汚染物質から環境及び人間を保護するための、危険性の高い廃棄物用のクッション材料又は裏込め材である、原子力発電所の核廃棄物を処理する作用物質として。
10)空気を浄化するために空気中の酸化硫黄及び酸化窒素を吸着する空気浄化調製物として。
11)一般的なマクロ複合材と異なる機械的、熱的、電気的、電磁的及び光学的特性を有するナノ複合材を調製する材料として。
12)多様な油又はワイン及び果汁の脱色過程における、並びに動物性及び植物性油の脱色、脱臭及び不純物処理における清澄剤として。
13)大量の廃酸、装置の腐蝕、酸(H
2SO
4、AlCl
3など)触媒法における生成物分離の困難さにより引き起こされる環境汚染問題を解決するための工業用触媒、単体又は吸着剤として。
【実施例】
【0107】
本発明は、以下の実施例によってより詳細に例示される。本発明の実施例は、本発明の技術的解決を説明することのみを意図し、本発明の主題及び範囲を限定することを意図しない。
【0108】
実施例においては、本発明により調製される修飾ナトリウムモンモリロナイトは、「修飾ナトリウムモンモリロナイトB」と記載され、CN200610055117.5及びCN200680028247.8(WO2007051427A)に記載された方法で調製される修飾ナトリウムモンモリロナイトは、「修飾ナトリウムモンモリロナイトA」と記載される。
【0109】
特に指定のない限り、「本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイト」には、実施例において記述される「修飾ナトリウムモンモリロナイトB」、及び/又は、それから調製される「修飾ナトメートルナトリウムモンモリロナイト」が含まれる。
【0110】
実施例において出発原料として使用されるモンモリロナイトを、表1に示す。
【0111】
実施例1 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の調製
1)精製カルシウムモンモリロナイトに、3.0mol/Lの混酸(モル比が4:10:6である、塩酸、シュウ酸及び酢酸から構成)を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、2%(精製カルシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃で更に4時間撹拌した後、第1酸性化分散体を得た。第1酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にした後に、固形分が約5%である、粗修飾水素モンモリロナイトの分散体として配合した。
【0112】
2)塩酸及び酢酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が1.8mol/Lの塩酸及び0.4mol/Lの酢酸を含有するようにした。60℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮して、固形分が約5%である、粗修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0113】
3)硫酸を、工程2)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.9mol/Lの硫酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第3酸性化分散体を得た。第3酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮して、固形分が約5%である、精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0114】
4)水酸化ナトリウムを、工程3)で得た精製修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた混合物が0.35mol/Lの水酸化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、36時間連続的に撹拌した後、得られた混合物を孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を得た。次に、修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入することによって、フィルターケーキを得た。得られたフィルターケーキを乾燥し、粉砕して、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1を得た。
【0115】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.04%であり;2)重金属含有量は<5ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は3.6%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は6.0であり;5)CECは135mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の粉末X線回折スペクトルを、
図1に示す。
【0116】
実施例2 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−2の調製
1)天然ナトリウムモンモリロナイト(この粉末X線回折スペクトルを
図8に示す)に、3.5mol/Lの混酸(モル比が10:5:4である塩酸、シュウ酸及び酢酸から構成)を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、1%(天然ナトリウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃で更に4時間撹拌した後、混合物を加圧濾過した。フィルターケーキを脱イオン水で洗って中性にした後に、固形分が約5%である、粗修飾水素モンモリロナイトの分散体として配合した。
【0117】
2)塩酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が1.8mol/Lの塩酸を含有するようにした。60℃で2時間撹拌した後、混合物を加圧濾過し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮して、固形分が約15%である、精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0118】
3)炭酸ナトリウムを、工程2)で得た精製修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた混合物が0.30mol/Lの炭酸ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、12時間連続して撹拌した後、得られた混合物を加圧濾過し、脱イオン水で洗って中性にすることにより、粗修飾ナトリウムモンモリロナイトを得た。粗修飾ナトリウムモンモリロナイトに水を加えることによって、濃度が3%である粗修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を得た。分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入した。得られたフィルターケーキを洗浄し、105℃で乾燥し、次に粉砕して、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−2を得た。
【0119】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−2の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.1%であり;2)重金属含有量は<5ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は3.5%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は5.5であり;5)CECは130mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−2の粉末X線回折スペクトルを、
図2に示す。
【0120】
実施例3 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−3の調製
1)精製カルシウムモンモリロナイトに、2.5mol/Lの硝酸を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、1.5%(精製カルシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃で更に4時間撹拌した後、第1酸性化分散体を得た。第1酸性化分散体を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にした。次に、水を加えて、固形分が約5%である粗修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0121】
2)塩酸及び酢酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.8mol/Lの塩酸及び0.8mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮して、固形分が約5%である精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0122】
3)水酸化ナトリウムを、工程2)で得た精製修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた混合物が0.3mol/Lの水酸化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、40時間連続して撹拌した後、得られた混合物を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にした。得られた修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を噴霧乾燥し、粉砕することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−3を得た。
【0123】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−3の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+(含有量CaOとして計算)は0.21%であり;2)重金属含有量は<10ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は3.3%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は4.5であり;5)CECは126mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−3の粉末X線回折スペクトルを、
図3に示す。
【0124】
実施例4 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−4の調製
1)精製マグネシウムモンモリロナイトに、2.5mol/Lの混酸(モル比が10:5:5である塩酸、シュウ酸及び酢酸から構成)を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、1%(精製マグネシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃に加熱し、更に5時間撹拌した後、混合物を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である粗修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0125】
2)塩酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.8mol/Lの塩酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である、精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0126】
3)塩化ナトリウムを、工程2)で得た精製修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた分散体が0.3mol/Lの塩化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、36時間連続して撹拌した後、得られた混合物を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にした。得られた修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入し、引き続き遠心分離することによって、固形分が約50%である修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を得た。115℃で乾燥し、粉砕することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−4を得た。
【0127】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−4の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.3%であり;2)重金属含有量は<5ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は3.1%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は4.0であり;5)CECは128mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−4の粉末X線回折スペクトルを、
図4に示す。
【0128】
実施例5 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−5の調製
1)精製ナトリウムカルシウムモンモリロナイトに、3.0mol/Lの混酸(モル比が10:3である、塩酸及び酢酸から構成)を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、2%(精製ナトリウムカルシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃で更に4時間撹拌した後、第1酸性化分散体を得た。第1酸性化分散体を、孔径80nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約7%である粗修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0129】
2)塩酸及び酢酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.6mol/Lの塩酸及び0.2mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0130】
3)水酸化ナトリウムを、工程2)で得た修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた分散体が0.2mol/Lの水酸化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、36時間連続して撹拌した後、得られた混合物を孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にした。修飾ナトリウムモンモリロナイトの得られた分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入し、引き続き濃縮することによって、固形分が約6%である修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を得た。噴霧乾燥し、粉砕することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−5を得た。
【0131】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−5の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.4%であり;2)重金属含有量は<10ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は2.9%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は<3.5であり;5)CECは128mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−5の粉末X線回折スペクトルを、
図5に示す。
【0132】
実施例6 修飾ナトリウムモンモリロナイトB−6の調製
1)精製カルシウムモンモリロナイトに、0.6mol/Lの硫酸を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、1.5%(精製カルシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃に加熱し、更に4時間撹拌した後、第1酸性化分散体を得た。第1酸性化分散体を、固液分離のために高速遠心分離機に投入し、引き続き脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約8%である粗水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0133】
2)硫酸及び酢酸を、工程1)で得た粗水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.2mol/Lの硫酸及び0.3mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約15%である精製水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0134】
3)水を、工程2)で得た精製水素モンモリロナイトに分散体に加えて、固形分が6%である分散体を得た。水酸化ナトリウムを分散体に加えて、得られた分散体が0.3mol/Lの水酸化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、更に36時間連続して撹拌した後、得られた混合物を遠心分離し、脱イオン水で洗って中性にすることによって、固形分が約2%である修飾ナトリウムモリロナイトの分散体を得た。分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入した。得られた懸濁液を、孔径が50nmの膜透析濾過装置に投入して濃縮し、固形分が約4%である修飾ナトリウムモンモリロナイトの分散体を得た。噴霧乾燥し、粉砕することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−6を得た。
【0135】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−6の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.5%であり;2)重金属含有量は<10ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は2.7%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は<3.5であり;5)CECは130mmol/100gである。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−6の粉末X線回折スペクトルを、
図6に示す。
【0136】
実施例7 修飾モンモリロナイトB−7の調製
1)精製カルシウムモンモリロナイトに、2mol/Lの塩酸を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。次に、2%(精製カルシウムモンモリロナイトの重量に基づく)のヘキサメタリン酸ナトリウムを加えた。70℃に加熱し、更に4時間撹拌した後、第1酸性化分散体を得た。第1酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にした後に、固形分が約5%である、粗修飾水素モンモリロナイトの分散体として配合した。
【0137】
2)塩酸を、工程1)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が1.5mol/Lの塩酸を含有するようにした。60℃で2時間撹拌した後、第2酸性化分散体を得た。第2酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である粗修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0138】
3)塩酸を、工程2)で得た粗修飾水素モンモリロナイトの分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.8mol/Lの塩酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第3酸性化分散体を得た。第3酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0139】
4)酢酸を、工程3)で得た分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.5mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第4酸性化分散体を得た。第4酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0140】
5)酢酸を、工程4)で得た分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.4mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第5酸性化分散体を得た。第5酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0141】
6)酢酸を、工程5)で得た分散体に撹拌しながら加えて、得られた混合物が0.3mol/Lの酢酸を含有するようにした。50℃で2時間撹拌した後、第6酸性化分散体を得た。第6酸性化分散体を、孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にし、濃縮することによって、固形分が約5%である精製修飾水素モンモリロナイトの分散体を得た。
【0142】
7)水酸化ナトリウムを、工程6)で得た精製修飾水素モンモリロナイトの分散体に加えて、得られた分散体が0.5mol/Lの水酸化ナトリウムを含有するようにした。70℃に加熱し、36時間連続して撹拌した後、得られた混合物を孔径50nmの膜透析濾過装置に投入し、脱イオン水で洗って中性にした。修飾ナトリウムモンモリロナイトの得られた分散体を、固液分離のために遠心分離装置に投入した。得られたフィルターケーキを乾燥し、粉砕することによって、修飾モンモリロナイトB−7を得た。
【0143】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−7の性能パラメーターは以下の通りである:1)Ca
2+含有量(CaOとして計算)は0.05%であり;2)重金属含有量は<5ppmであり;3)Na
+含有量(Na
2Oとして計算)は3.65%であり;4)擬似胃液のチキソトロピー指数は5.6であり;5)CECは125mmol/100gである。
【0144】
実施例8 修飾ナトリウムモンモリロナイトAの調製
精製カルシウムモンモリロナイトに、2mol/Lの混酸(モル比が4:10:6である、塩酸、シュウ酸及び酢酸から構成)を、質量比1:3(モンモリロナイト:酸)で加え、混合した。混合物を100℃で5〜6時間沸騰させ、引き続き濾過することによって、混酸を除去した。フィルターケーキを脱イオン水で洗ってpH≧4にし、次に100℃で乾燥し、300〜500メッシュに粉砕することによって、修飾水素モンモリロナイトを得た。
【0145】
得られた修飾水素モンモリロナイトを、0.5Nの塩酸溶液を使用して、固形分が20%のスラリーとして配合し、6時間保存した後、濾過することによって酸を除去した。フィルターケーキを60℃の水で洗うことによってpH値を約5にし、次に加圧濾過して、固形分が約50%であるフィルターケーキを得た。炭酸ナトリウムを、カチオン交換能と同等の量(例えば、使用した修飾カルシウムモンモリロナイトの量の4.5〜5%)で加えた。引き続き、混合物を撹拌することによって、pH値が7〜8に達するまで34時間ナトリウム修飾を実施した。次に、混合物を120℃で乾燥し、300〜500メッシュに粉砕することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトAを得た。修飾ナトリウムモンモリロナイトAの粉末X線回折スペクトルを、
図7に示す。
【0146】
実施例9 修飾ナトリウムモンモリロナイトの粉末剤の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 1000g
グルコース 2500g
作製数 1000袋
調製方法:
処方量の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び処方量のグルコースを均質に混合し、仕様に従ってアルミニウム−プラスチック積層包装バッグに充填することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトの粉末剤を得た。
【0147】
実施例10 修飾ナトリウムモンモリロナイトの顆粒剤の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 500g
グルコース 800g
ポビドンK−30の10%溶液 500g
作製数 1000袋
調製方法:
1)処方量の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び処方量のグルコースを、乾燥混合物として均質に混合した。
2)処方量のポビドンK−30溶液を、1)で調製した乾燥混合物に加え、均質に混合することによって、軟質材料を得た。
3)軟質材料を、24メッシュの振るいで湿潤顆粒にした。この顆粒を60℃で乾燥し、20メッシュの振るいで造粒することによって、乾燥顆粒を得た。
4)乾燥顆粒を、仕様に従ってアルミニウム−プラスチック積層包装バッグに充填することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトの顆粒剤を得た。
【0148】
実施例11 修飾ナトリウムモンモリロナイトのカプセル剤の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 1000g
グルコース 200g
ポビドンK−30の10%溶液 200g
作製数 1000袋
調製方法:
1)処方量の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び処方量のグルコースを、乾燥混合物として均質に混合した。
2)乾燥混合物に、処方量のポビドンK−30溶液を加え、均質に混合することによって、軟質材料を得た。
3)軟質材料を、24メッシュの振るいで湿潤顆粒にした。この顆粒を60℃で乾燥し、20メッシュの振るいで造粒することによって、乾燥顆粒を得た。
4)乾燥顆粒を、仕様に従って空カプセルに充填することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトのカプセル剤を得た。
【0149】
実施例12 修飾ナトリウムモンモリロナイトの腸溶性カプセル剤の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 500g
グルコース 200g
作製数 顆粒剤1000個
調製方法:
1)処方量の修飾ナトリウムモンモリロナイト及び処方量のグルコースを、乾燥混合物として均質に混合した。
2)乾燥混合物を80℃で2時間乾燥し、次に80メッシュの振るいに通した。
3)乾燥粉末混合物を、仕様に従って空腸溶性カプセルに充填することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトの腸溶性カプセル剤を得た。
【0150】
実施例13 修飾ナトリウムモンモリロナイトのゲル剤の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 80g
安息香酸 0.1g
精製水 1200g
調製方法:
1)配合量の原料及び補助剤を、計量した。
2)修飾ナトリウムモンモリロナイトを最初に精製水に加え、混合物を均質に混合した。次に安息香酸を加え、得られた混合物を再び均質に混合した。このようにして得た混合物を剪断機で15分間剪断することによって、ゲルを得た。
3)ゲルを滅菌のために15分間沸騰させ、次に分配し、包装することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトのゲル剤を得た。
【0151】
実施例14 修飾ナトリウムモンモリロナイトの発泡錠の調製
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1 500g
重炭酸ナトリウム 150g
クエン酸 50g
作製数 錠剤1000個
調製方法:
処方量の修飾ナトリウムモンモリロナイ、並びに、処方量の重炭酸ナトリウム及びクエン酸を均質に混合し、仕様に従って直接錠剤化することによって、修飾ナトリウムモンモリロナイトの発泡錠を得た。
【0152】
本発明の修飾ナトリウムモンモリロナイトの治療用法は、以下の実験例により確認することができる。実験に使用されるモンモリロナイトの物理的及び化学的パラメーターを、表2に示す。
【0153】
【0154】
実験例1 ラットの胃粘膜における、エタノール誘因性損傷に対する修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の保護効果
実験は、中華人民共和国の衛生部の薬品監督管理局により1993年7月に交付された「新薬(西洋医学)の前臨床調査についての指針集」における、急性胃粘膜損傷薬力学に関する一般的要件に従って実施した。
【0155】
1.実験方法
200〜220gの範囲の体重を有し、雌と雄のラットが同数である90匹のSDラット(SINO-BRITISH SIPPR-BK LAB. ANIMAL LTD. CO, SCXK Shanghai 2008-0016)を、それぞれの群が10匹となるように、以下の9群に分けた:モデル群(二回蒸留水1ml/100g)、陽性群(スクラルファート300mg/kg)、天然カルシウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、修飾カルシウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、天然ナトリウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、修飾ナトリウムモンモリロナイトA(300mg/kg)群、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1低投与量群(75mg/kg)、中投与量群(150mg/kg)及び高投与量群(300mg/kg)。それぞれの群のラットに、1ml/100gの投与容量で胃内投与した。
【0156】
ラットを、最初の胃内投与後、48時間絶食させた(ケージの底を上昇させることによって、薬剤の摂取を防止した)。その期間、ラットに24時間毎に胃内投与した。最後の投与の15分後、ラットに無水アルコールを(ラット1匹あたり1ml)胃内投与した。モデルを確立した1時間後、全てのラットをと殺し、解剖した。胃を収集し、胃の大弯に沿って切開し、次に、1%ホルムアルデヒド溶液で10分間固定した。損傷の程度を評価し、潰瘍度数により示した。1mmを超える場合、線条形状損傷の長さを測定し、1mm毎に1スコアを計数した。幅が1mmを超える場合、スコアを2倍にした。スコアの合計を、その動物の潰瘍度数とした。データは、t検定を使用して分析した。潰瘍抑制率を、以下の式により計算した:
【0157】
【0158】
2.実験結果
表3に示される実験結果から、空の胃への無水アルコールの胃内投与の後、モデル群のラットは、胃粘膜において重篤な損傷を有することが分かる。スクラルファートは、胃粘膜を有意に保護し、エタノールにより引き起こされた損傷を有意に緩和し、潰瘍抑制率は最大54.5%であった。スクラルファート群とモデル群との間には、極めて有意な差が存在する(P<0.01)。試験試料の修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群も、エタノールによる損傷から胃粘膜を実質的に保護することができる。モデル群と比較して、75mg/kg投与量群は、有意な差を有し(P<0.05)、150mg/kg投与量群及び300mg/kg投与量群は、極めて有意な差を有する(P<0.01)。潰瘍抑制率は、42.7〜72.8%である。保護効果は、投与量と正相関している。
【0159】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群とスクラルファート群との比較において、75mg/kg投与量群の潰瘍抑制率は、スクラルファート群よりも低く、150mg/kg投与量群及び300mg/kg投与量群の潰瘍抑制率は、スクラルファート群よりも高いことが分かる。300mg/kg投与量群とスクラルファート群との間で、Pは0.079である。カルシウムモンモリロナイト群は、モデル群と比較して有意な差がない。
【0160】
3.実験の結論
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1は、絶食ラットにおいて、エタノール誘因性胃粘膜損傷に対して有意な保護効果を有する。150mg/kg及び300mg/kgの投与量では、潰瘍抑制率は、それぞれ70%を超えており、胃粘膜に対する保護効果は、スクラルファートよりも僅かに良好である。
【0161】
【0162】
実験例2 ラットにおける、塩酸誘因性胃粘膜損傷に対する修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の保護効果
実験は、中華人民共和国の衛生部の薬品監督管理局により1993年7月に交付された「新薬(西洋医学)の前臨床調査についての指針集」における、急性胃粘膜損傷薬力学に関する一般的要件に従って実施した。
【0163】
1.実験方法
200〜220gの範囲の体重を有し、雌と雄のラットが同数である90匹のSDラット(SINO-BRITISH SIPPR-BK LAB. ANIMAL LTD. CO, SCXK Shanghai 2008-0016)を、それぞれの群が10匹となるように、以下の9群に分けた:モデル群(二回蒸留水1ml/100g)、陽性群(スクラルファート300mg/kg)、天然カルシウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、修飾カルシウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、天然ナトリウムモンモリロナイト(300mg/kg)群、修飾ナトリウムモンモリロナイトA(300mg/kg)群、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1低投与量群(75mg/kg)、中投与量群(150mg/kg)及び高投与量群(300mg/kg)。それぞれの群のラットには、1ml/100gの投与容量で胃内投与した。
【0164】
ラットを、最初の胃内投与後、48時間絶食させた(ケージの底を上昇させることによって、薬剤の摂取を防止した)。その期間、ラットに24時間毎に胃内投与した。最後の投与の15分後、ラットに0.6mol/Lの塩酸を(ラット1匹あたり1ml)胃内投与した。モデルを確立した1時間後、全てのラットをと殺し、解剖した。胃を収集し、胃の大弯に沿って切開し、次に1%ホルムアルデヒド溶液で10分間固定した。損傷の程度を評価し、潰瘍度数により示した。1mmを超える場合、線条形状損傷の長さを測定し、1mm毎に1スコアを計数した。幅が1mmを超える場合、スコアを2倍にした。スコアの合計を、その動物の潰瘍度数とした。データは、t検定を使用して分析した。潰瘍抑制率を、以下の式により計算した:
【0165】
【0166】
2.実験結果
表4に記載する。
【0167】
表4から、空の胃への0.6mol/Lの塩酸の胃内投与後、モデル群のラットは、胃粘膜に重篤な損傷を有することが分かり、潰瘍度数は40を超えている。スクラルファートは、胃粘膜を有意に保護し、塩酸により引き起こされた損傷を有意に緩和し、潰瘍抑制率は最大82.5%であった。スクラルファート群とモデル群との間には、極めて有意な差が存在する(P<0.01)。修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群も、塩酸による損傷から胃粘膜を実質的に保護することができる。対照群と比較して、75mg/kg投与量群は、有意な差を有し(P<0.05)、150mg/kg投与量群及び300mg/kg投与量群は、極めて有意な差を有する((P<0.01)。保護効果は、投与量と正相関している。
【0168】
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群と陽性薬剤スクラルファート群との比較において、75mg/kg投与量群の潰瘍度数は、スクラルファート群よりも極めて有意に高い(P<0.01)。150mg/kg投与量群及び300mg/kg投与量群の潰瘍度数は、スクラルファート群よりも低い。300mg/kg投与量群とスクラルファート群との間に有意な差が存在する(P<0.05)。
【0169】
3.実験の結論
修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1は、絶食ラットにおいて、0.6mol/Lの塩酸により引き起こされた胃粘膜損傷に対して有意な保護効果を有する。150mg/kg及び300mg/kg投与量では、潰瘍抑制率は、それぞれ80%を超えており、高投与量群の胃粘膜に対する保護効果は、スクラルファート群及び修飾ナトリウムモンモリロナイトA群よりも優れている。
【0170】
実験例3 インビトロにおける、ヘリコバクター・ピロリに対する修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の増殖阻害効果
1.試料、作用物質及び方法
1.1 試料
天然カルシウムモンモリロナイト、天然ナトリウムモンモリロナイト、修飾カルシウムモンモリロナイト、修飾ナトリウムモンモリロナイトA、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1及び生理食塩水。
【0171】
1.2 細菌の供給源及び培地
ヘリコバクター・ピロリ(HP)株NCTC11637及び株SS1。これらのHP株は、グラム陰性であり、光学顕微鏡により示されるように、アーク形又はカモメ形バチルスであった。これらは、迅速ウレアーゼ試験において陽性の結果を示した。
7%抗凝血性ヒツジ血液を含有するコロンビア寒天(bioMerieux)を培地として使用し、10mg/Lのバンコマイシン(Sigma)、5mg/LのTMP(Sigma)及び5mg/LのアムホテリシンB(Sigma)を加えた。細菌を、75%のN
2、12%のCO
2及び8%のO
2を含む環境下、37℃で4〜5日間培養した。
【0172】
1.3 MICの決定
一連の2倍寒天希釈法によって、天然カルシウムモンモリロナイト、修飾カルシウムモンモリロナイト及び天然ナトリウムモンモリロナイトを、それぞれの場合において、145mg/ml、72.5mg/ml、36.25mg/ml、18.13mg/ml、9.06mg/ml又は4.53mg/mlの最終濃度で、医療用液剤に配合した。修飾ナトリウムモンモリロナイトA及び修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1を、それぞれの場合において、80mg/ml、40mg/ml、20mg/ml、10mg/ml、5mg/ml又は2.5mg/mlの最終濃度で医療用液剤に配合した。
【0173】
マックファーランド濁度測定を使用して、それぞれのHP株の新たな培地を、1×10
8/mlの懸濁液となるように調製した。それぞれの場合において、0.1mの懸濁液を取り出して、異なる希釈度の医療用液剤のうちの一つと均質に混合した。混合物を、連続的に混合しながら、37℃で30分間培養した。次に、混合物を2000rpmで4分間遠心分離した。0.01mlの上澄みを取り出し、コロンビア血液寒天プレートに播種し、結果を観察する前に、85%のN
2、10%のCO
2及び5%のO
2を含む環境下、37℃で4〜5日間培養した。この実験において、異なる対照も設けた。この異なる対象には、異なる希釈度の医療用液剤をそれぞれ細菌懸濁液と混合し、得られた混合物を培養したが、遠心分離しなかった直接播種対照と、混合、培養、遠心分離及び上澄みの播種を同様に実施したが、医薬品を添加しなかった標準HP対照とが含まれる。
【0174】
2.結果
全ての直接播種対照及び標準HP対照は、細菌の増殖を示した。異なる試料を細菌懸濁液と混合し、得られた混合物を培養し、遠心分離からの上澄みを使用して播種した群の間で、HPの増殖に大きな差がある:145mg/mlの濃度を有する天然カルシウムモンモリロナイトは、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができ、そのMIC
100は145mg/mlであり;145mg/mlの濃度を有する修飾カルシウムモンモリロナイトは、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができ、そのMIC
100は123mg/mlであり;72.5mg/mlの濃度を有する天然ナトリウムモンモリロナイトは、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができ、そのMIC
100は72.5mg/mlであり;20mg/ml以上の濃度を有する修飾ナトリウムモンモリロナイトAは、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができ、そのMIC
100は20mg/mlであり;2.5mg/ml以上の濃度を有する修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1は、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができ、そのMIC
100は2.5mg/mlである。結果を、表5に示す。
【0175】
【0176】
表5から、天然ナトリウムモンモリロナイト、天然カルシウムモンモリロナイト、修飾ナトリウムモンモリロナイトA及び修飾カルシウムモンモリロナイトと比較すると、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1は、ヘリコバクター・ピロリに対して優れた阻害効果を有し、有意な差を有することが分かる。
【0177】
3.結論
細菌懸濁液と混合し、培養し、遠心分離からの上澄みを使用して播種した後、天然カルシウムモンモリロナイト、修飾カルシウムモンモリロナイト及び天然ナトリウムモンモリロナイトは、それぞれ145mg/ml、123mg/ml及び72.5mg/mlのMIC
100で、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を阻害することができる。修飾ナトリウムモンモリロナイトA及び修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1は、それぞれ20mg/ml及び2.5mg/mlのMIC
100及びMIC
90で、HP株NCTC11637及びSS1の増殖を有意に阻害することができる。しかし、食塩水は、それぞれのHP株に対して阻害効果を有さない。
【0178】
実験例4 慢性萎縮性胃炎に対する修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1の逆治療効果
平均体重250g±50gの、80匹の健康で成熟した8周齢の雄SDラット(Experimental Animal Center of Zhejiang Province, SCXK Zhe 2003-0001)を、温度24±2℃、湿度55±5%の、12時間の明/12時間の暗のサイクル条件下、一群でケージに入れ、混合飼料を摂取させた。
【0179】
CAGモデルを確立するために、60%のアルコール、20mmol/Lのデオキシコール酸ナトリウム及び0.1%のアンモニア水を組み合わせて、Si-Shiモデル化法に従って24週間投与した。具体的には、ラットに20mmol/Lのデオキシコール酸ナトリウムを、火曜日及び金曜日には絶食状態で、毎日投与した(食餌は、月曜日及び木曜日の朝9時に取り上げられ、翌朝の9時に、絶食状態のラットに胃内投与した)。投与量は、以下の通りであった。体重<200gのラットでは、1mlを毎回胃内投与し、体重200〜250gのラットでは、1.5mlを毎回胃内投与し、体重>250gのラットでは、2mlを毎回胃内投与した。60%のアルコールを、デオキシコール酸ナトリウムと同じ条件及び投与量で、火曜日及び金曜日には絶食状態で胃内投与した。0.1%のアンモニア水を自由に与え、その量を記録した。ラットを、24週間後にと殺した。
【0180】
80匹のSDラットを、それぞれの群が10匹となるように、以下の8群に分けた:モデル群、生理食塩水群(プラセボ対照群)、スクラルファート群、天然カルシウムモンモリロナイト群、修飾カルシウムモンモリロナイト群、天然ナトリウムモンモリロナイト群、修飾ナトリウムモンモリロナイトA群及び修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群。モデル群においては、ラットCAGモデルを確立した後、ラットを24週目の週末にと殺した。生理食塩水群では、ラットCAGモデルを確立した後、シミュレーションを停止し、生理食塩水を1日1回胃内投与し、ラットを28週目の週末にと殺した。スクラルファート群では、ラットCAGモデルを確立した後、シミュレーションを停止し、スクラルファート懸濁剤(100mg/mL)を、以下の投与量で胃内投与した:体重<200gのラットでは、ラット1匹あたり1mlを毎回胃内投与し、体重200〜250gのラットでは、ラット1匹あたり1.5mlを毎回胃内投与し、体重>250gのラットでは、ラット1匹あたり2mlを毎回胃内投与した。天然カルシウムモンモリロナイト群、修飾カルシウムモンモリロナイト群、天然ナトリウムモンモリロナイト群、修飾ナトリウムモンモリロナイトA群及び修飾ナトリウムモンモリロナイトB群では、ラットCAGモデルを確立した後、シミュレーションを停止し、修飾ナトリウムモンモリロナイトA、天然カルシウムモンモリロナイト及び天然ナトリウムモンモリロナイト懸濁剤(100mg/mL)を、以下の投与量でそれぞれ胃内投与した:体重<200gのラットでは、ラット1匹あたり1mlを毎回胃内投与し、体重200〜250gのラットでは、ラット1匹あたり1.5mlを毎回胃内投与し、体重>250gのラットでは、ラット1匹あたり毎回2mlを胃内投与した。修飾ナトリウムモンモリロナイトB1群では、投与方法はスクラルファート群と同じであり、すなわち、ラットCAGモデルを確立した後、シミュレーションを停止し、修飾ナトリウムモンモリロナイトB1懸濁剤(50mg/mL)を、以下の投与量で胃内投与した:体重<200gのラットでは、ラット1匹あたり1mlを毎回胃内投与し、体重200〜250gのラットでは、ラット1匹あたり1.5mlを毎回胃内投与し、体重>250gのラットでは、ラット1匹あたり2mlを毎回胃内投与した。ラットを、28週目の週末にと殺した。
【0181】
絶食させたが水を飲用させた24時間後、1%のペントバルビトン(40mg/kg)で腹腔内麻酔をかけることにより、ラットを固定した。ラットを直ぐに切開し、胃全体を露出させた。胃全体を噴門及び幽門から1.5cmで取り出し、胃の大弯に沿って切り取り、氷冷生理食塩水で洗浄し、濾紙で水分を吸収した後、広げた。胃粘膜を、ガラススライドで幽門洞の半分から取り出し、液体窒素で凍結し、−70℃で保存した。残りの胃粘膜試験片を、10%の中性ホルムアルデヒド溶液で固定した。線条形状試料を、胃の大弯と共に収集し、従来のように脱水し、パラフィンで埋めた。次に、試料を、5μmの厚さで連続的に切片に切断し、ポリ−L−リシンで非逃散処理に付されたスライドに置き、ヘマトキシリン−エオシン(HE)で染色した。それぞれの群の胃粘膜炎症を、半定量法により評価した。完全胃粘膜を低倍率の顕微鏡で観察し、それぞれの胃粘膜は、10個の視野で幽門洞及び胃体部を観察した。炎症細胞侵入の程度を、1994年の米国ヒューストンで発表された胃炎の診断基準に従って、0、0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0の7つの等級に分けた。10個の視野の炎症程度を上記の方法を使用して記録し、平均化して、全てのラットの幽門洞及び胃体部の炎症度数を得た。
【0182】
実験結果は、SPSS11.0統計ソフトウエアによる完全無作為設計の変数の分析(一方向ANOVA)を使用して分析される。結果を、
図11に示す。ラットの幽門洞粘膜の炎症度数に関して、モンモリロナイト処置群は、CAGモデル対照群及びプラセボ群よりも有意に良好であり、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群及び修飾ナトリウムモンモリロナイトA群は、スクラルファート群よりも有意に良好であり(P<0.05)、修飾ナトリウムモンモリロナイトB−1群は、修飾ナトリウムモンモリロナイトA群よりも良好であり(P<0.05)、天然モンモリロナイト群よりも極めて有意に良好である(P<0.01)ことが分かる。