特許第5718259号(P5718259)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5718259
(24)【登録日】2015年3月27日
(45)【発行日】2015年5月13日
(54)【発明の名称】ビルジタンク
(51)【国際特許分類】
   B63J 4/00 20060101AFI20150423BHJP
   B63B 13/00 20060101ALI20150423BHJP
【FI】
   B63J4/00 A
   B63B13/00 Z
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-26367(P2012-26367)
(22)【出願日】2012年2月9日
(65)【公開番号】特開2013-163410(P2013-163410A)
(43)【公開日】2013年8月22日
【審査請求日】2014年5月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】503218067
【氏名又は名称】住友重機械マリンエンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(72)【発明者】
【氏名】片岡 靖雄
(72)【発明者】
【氏名】川村 知弘
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−183093(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0181472(US,A1)
【文献】 特開昭48−046084(JP,A)
【文献】 国際公開第03/016223(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63J 4/00
B63B 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
船舶で発生したビルジを貯留するためのタンク本体と、
前記タンク本体に設けられ前記ビルジを前記タンク本体外へ吸引するための吸引流路と、を具備するビルジタンクであって、
前記タンク本体内に配置され、前記ビルジに対し浮き上がるフロートと、
前記タンク本体内に鉛直方向に沿って延在するように設けられ、前記フロートの移動をガイドするガイド部材と、を備え、
前記吸引流路は、吸引口が形成され且つ前記フロートに取り付けられた可撓管を含み、
前記フロートは、貫通孔を有し、当該貫通孔に前記ガイド部材が内挿されて鉛直方向に沿う移動がガイドされ
前記吸引流路とは別の他の吸引流路をさらに具備し、
前記他の吸引流路は、鉛直方向に沿って前記タンク本体内の底部まで延在する固定配管を含み、
前記フロートは、前記貫通孔に前記固定配管が前記ガイド部材として内挿されて鉛直方向に沿う移動がガイドされること、を特徴とするビルジタンク。
【請求項2】
前記可撓管は、前記吸引口を含む管端部が水平方向に沿って延在するように前記フロートに取り付けられていること、を特徴とする請求項1記載のビルジタンク。
【請求項3】
前記フロートは、鉛直方向に長尺な形状を呈すること、を特徴とする請求項1又は2記載のビルジタンク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビルジタンクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、船舶においては、油分や固形分を含んだ汚水であるビルジを集めて貯蔵するものとしてビルジタンクが搭載されており、ビルジタンクとしては、例えば特許文献1に記載されているように、ビルジを貯留するためのタンク本体と、ビルジをタンク本体外へ吸引するための吸引流路と、を具備するものが知られている。このようなビルジタンクにおいて吸引流路により吸引されたビルジは、例えばビルジセパレータやビルジプライマリータンクにより油分と水分とに分離される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−6892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述したようなビルジタンクでは、貯留したビルジにおける自然分離した液面付近の油分を積極的に吸引するため、ビルジに対し浮き上がるフロートをタンク本体内に配し、このフロートに吸引流路を取り付ける場合がある。しかしこの場合、例えば、船舶の揺動やタンク本体内へのビルジの吐出流によってフロートが動き回り、フロートが損傷、横転及び固着等してしまうおそれがある。よって、ビルジを液面付近から吸引流路で吸引することが困難となり、ビルジの油分を確実に吸引できないおそれがある。
【0005】
また、フロート弁を鉛直方向に複数配置した吸引流路を用いる場合や、ハイサクションバルブを吸引流路に用いる場合も考えられる。しかし、これらの場合においても、ビルジの液面レベルによっては液面付近のビルジを吸引流路で吸引することが困難となるため、ビルジの油分を確実に吸引できないおそれがある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ビルジの油分を確実に吸引することができるビルジタンクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るビルジタンクは、船舶で発生したビルジを貯留するためのタンク本体と、タンク本体に設けられビルジをタンク本体外へ吸引するための吸引流路と、を具備するビルジタンクであって、タンク本体内に配置され、ビルジに対し浮き上がるフロートと、タンク本体内に鉛直方向に沿って延在するように設けられ、フロートの移動をガイドするガイド部材と、を備え、吸引流路は、吸引口が形成され且つフロートに取り付けられた可撓管を含み、フロートは、貫通孔を有し、当該貫通孔にガイド部材が内挿されて鉛直方向に沿う移動がガイドされること、を特徴とする。
【0008】
このビルジタンクでは、フロートの貫通孔にガイド部材が内挿され、鉛直方向に沿うフロートの移動がガイドされる。そのため、例えば船舶の揺動やタンク本体内へのビルジの吐出流によらず、フロートをビルジの液面変化に応じて鉛直方向に安定して移動させることができ、吸引口をビルジの液面変化に安定して追従させることができる。その結果、吸引流路によりビルジを液面付近から確実に吸引し、ビルジの油分を確実に吸引することが可能となる。
【0009】
また、可撓管は、吸引口を含む管端部が水平方向に沿って延在するようにフロートに取り付けられていることが好ましい。この場合、ビルジの液面付近の油分を好適に吸引することができる。
【0010】
また、吸引流路とは別の他の吸引流路をさらに具備し、他の吸引流路は、鉛直方向に沿ってタンク本体内の底部まで延在する固定配管を含み、フロートは、貫通孔に固定配管がガイド部材として内挿されて鉛直方向に沿う移動がガイドされることが好ましい。この場合、他の吸引流路によりビルジをタンク本体外へ吸引できるだけでなく、当該他の吸引流路の固定配管を利用してフロートの移動をガイドすることが可能となる。
【0011】
また、フロートは、鉛直方向に長尺な形状を呈することが好ましい。この場合、フロートの傾動を効果的に抑制し、フロートとガイド部材との接触(スティック)を抑制することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ビルジの油分を確実に吸引することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係るビルジタンクを含むシステム構成を示す図である。
図2図1のビルジタンクを示す一部断面図である。
図3】本発明の第2実施形態に係るビルジタンクを示す一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「上」「下」の語は、船体の上下(鉛直)方向に対応するものである。
【0015】
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係るビルジタンクを含むシステム構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態のビルジタンク10は、例えばタンカー等の船舶に搭載され、当該船舶(ここでは、機関室内)で発生したビルジを集めて貯蔵すると共に、そのビルジを吸引して後段のビルジ処理装置へ供給する。まず、ビルジタンク10をシステムの全体構成と併せて説明する。
【0016】
ビルジタンク10は、ビルジを貯留するためのタンク本体11と、ビルジをタンク本体11外へ吸引するための第1吸引流路(吸引流路)12及び第2吸引流路(他の吸引流路)13と、を備えている。第1及び第2吸引流路12,13は、その下流側で互いに合流されて合流吸引流路2を形成する。合流吸引流路2上には、ビルジVをタンク本体11から吸引し移送するための手段としてポンプPが設けられている。
【0017】
この合流吸引流路2の下流側は、ビルジをビルジセパレータ3へ流通させる第1分岐流路2aと、ビルジをビルジプライマリータンク4へ流通させる第2分岐流路2bと、に分岐されている。ビルジセパレータ3は、ビルジを油分と水分とに分離し、当該水分を船外へ排水する一方で、当該油分を油分貯蔵の汚油タンク5へ油分を移送する。ビルジプライマリータンク4は、油分及び水分の比重差を利用してビルジを油分と水分とに分離し、当該水分を循環流路7を介してタンク本体11へ循環させる一方で、当該油分を汚油タンク5へ移送する。また、第1分岐流路2a及び第2分岐流路2bのそれぞれには、ビルジの流通を制御するバルブ6a,6bが設けられている。
【0018】
次に、上記ビルジタンク10について詳細に説明する。
【0019】
図2は、図1のビルジタンクを示す一部断面図である。図2に示すように、タンク本体11は、例えば直方体形状の外形形状を呈し、船舶の大きさや航海の期間等に応じて船舶内で発生するビルジVを貯蔵するに足る容量を有している。第1吸引流路12は、金属等で形成された固定配管である第1外管14及び第1内管15と、可撓性(柔軟性)を少なくとも有するフレキシブルホース(可撓管)16と、を含んで構成されている。
【0020】
第1外管14は、タンク本体11外に配置され、タンク本体11の上面11aに固定されている。第1外管14は、その下流側が合流吸引流路2に連通するよう連続している。また、この第1外管14には、バルブ14aが設けられている。
【0021】
第1内管15は、タンク本体11内に配置され、タンク本体11の上面11aに固定されている。第1内管15は、その下流側が第1外管14の上流側に連通するよう連続している。フレキシブルホース16は、その上流側の開口端が第1吸引口12a(吸引口)を形成する。一方、フレキシブルホース16は、その下流側が第1内管15に連通するよう取り付けられている。ここでのフレキシブルホース16は、後述のフロートFの移動に対し追従可能な可撓性及び長さを有している。
【0022】
第2吸引流路13は、金属等で形成された固定配管である第2外管17及び第2内管18を含んで構成されている。第2外管17は、タンク本体11外に配置され、タンク本体11の上面11aに固定されている。第2外管17は、その下流側が合流吸引流路2に連通するよう連続している。また、この第2外管17には、上記第1外管14と同様に、バルブ17aが設けられている。
【0023】
第2内管18は、鉛直方向に沿ってタンク本体11内の底部(底面11b近傍)まで延在している。この第2内管18は、その上流側の開口端が第2吸引口18aを形成する。一方、第2内管18は、その下流側が第2外管17に連通するよう連続している。
【0024】
ここで、本実施形態のビルジタンク10は、タンク本体11内に上下方向に沿って延在するように設けられたガイドバー19と、タンク本体11内に配置されたフロートFと、を備えている。ガイドバー19は、フロートFの移動をガイドするガイド部材であり、ここでは、タンク本体11の上面11aから底面11bに至るまで上下に真っ直ぐ延在している。ガイドバー19としては、例えば断面外形が円形の金属パイプが用いされている。
【0025】
フロートFは、ビルジVに対し浮き上がる(浮上可能)な浮き部材であり、例えばビルジV中の油分Vaよりも小さい比重を有している。このフロートFは、上下方向を軸とした筒形状を呈しており、その内孔として貫通孔Fhを有している。ここでのフロートFは、円筒形状とされており、貫通孔Fhは、上記ガイドバーの断面外形に対応する形状として、例えば断面円形で上下に延びる形状とされている。また、フロートFは、上下方向に長尺な形状とされている。具体的には、フロートFは、高さ(上下方向長さ)が直径(水平方向長さ)よりも大きい高背形状とされている。
【0026】
このフロートFにおける上下方向の略中央部には、フレキシブルホース16の第1吸引口12aを含む端部(管端部)16aが、水平方向に沿って延在するように固定されて取り付けられている。換言すると、第1吸引口12aから所定長下流側に亘る部分としての端部16aは、水平状態でフロートFに設置されている。また、フロートFの貫通孔Fhには、所定の隙間を空けてガイドバー19が内挿されている。これにより、フロートFは、その揺動(傾動)及び水平方向に沿う移動が規制されつつ、その上下方向に沿う移動(以下、「上下動」という)がガイドされる。
【0027】
以上のように構成されたビルジタンク10では、タンク本体11内に船舶で発生したビルジVが集められて貯留される。この状態において、ビルジセパレータ3で処理をする前の前処理として、まず、ビルジプライマリータンク4によりタンク本体11内の油分Vaを除去する。
【0028】
すなわち、バルブ6a,17aを閉状態とすると共にバルブ6b,14aを開状態とした後、ポンプPを駆動し、第1吸引流路12によってタンク本体11内のビルジVを吸引し、当該ビルジVをビルジプライマリータンク4へ移送させる。そして、ビルジプライマリータンク4にてビルジVを油分Vaと水分Vbとに分離し、分離した油分Vaを汚油タンク5へ貯留する一方、分離した水分Vbを循環流路7によりタンク本体11へ戻す。
【0029】
続いて、バルブ6a,17aを開状態とすると共にバルブ6b,14aを閉状態とした後、ポンプPを駆動し、第2吸引流路13によってタンク本体11内のビルジVを吸引し、当該ビルジVをビルジセパレータ3へ移送させる。そして、ビルジセパレータ3にてビルジVを油分Vaと水分Vbとに分離し、分離した油分Vaを汚油タンク5へ貯留する一方、分離した水分Vbを船外の例えば海水へ排出する。
【0030】
ここで、本実施形態において、第1吸引流路12によってタンク本体11内のビルジVを吸引する際、ビルジVにフロートFが浮いており、このフロートFにフレキシブルホース16における第1吸引口12a側の端部16aが取り付けられていることから、ビルジVの液面付近に第1吸引口12aが位置することになり、当該第1吸引口12aからビルジVの油分Vaが吸引される。そして、吸引の進展に伴ってビルジVの液面が低下していくと、フロートFもこれに伴って低下する。よって、ビルジVの液面変化の際及び液面変化の後においても、常にビルジVの液面付近に第1吸引口12aが位置し、第1吸引口12aからビルジVの油分Vaが選択的に吸引される。
【0031】
このとき、上述したようにフロートFの貫通孔Fhにガイドバー19が内挿されていることから、フロートFの揺動及び水平方向の移動を規制しながら、当該フロートFの上下動をガイドすることができる。そのため、例えば船舶の揺動やタンク本体11内へのビルジVの吐出流によらず、フロートFをビルジVの液面変化に応じて鉛直方向に沿って安定して移動させることができ、第1吸引流路12の第1吸引口12aをビルジVの液面変化に安定して追従させることが可能となる。よって、フロートFが意図せず動き回ったり、フロートFが損傷、横転及び固着等してしまったりするおそれを抑制できる。
【0032】
従って、本実施形態によれば、第1吸引流路12によりビルジVを液面付近から確実に吸引し、ビルジVの油分Vaを確実且つ積極的に吸引することが可能となる。また、特に、タンク本体11からビルジプライマリータンク4へのビルジVの移送を、常に油分Vaの多い液面付近からビルジVを吸引して行なうことができ、よって、ビルジセパレータ3での処理前に、効果的に且つ可能な限り油分Vaを除去することが可能となる。
【0033】
また、本実施形態では、上述したように、フレキシブルホース16において第1吸引口12aを含む端部16aが、水平方向に沿って延在するようにフロートFに取り付けられている。よって、ビルジVの液面付近の油分Vaを好適に効率よく吸引することができる。
【0034】
また、本実施形態では、上述したように、ガイドバー19が内挿されたフロートFが上下方向に長尺な形状を呈するため、フロートの傾動を効果的に抑制し、フロートFとガイドバー19との接触(スティック)を抑制することができる。
【0035】
なお、本実施形態は、第2吸引流路13をも備えているため、この第2吸引流路13によりビルジV(特に、水分Vb)をタンク本体11の底部から積極的に吸引し、ビルジセパレータ3へ移送することもできる。
【0036】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
【0037】
図3は、本発明の第2実施形態に係るビルジタンクを示す一部断面図である。図3に示すように、本実施形態のビルジタンク20が上記ビルジタンク10と異なる点は、ガイドバー19(図2参照)を備えず、このガイドバー19としての機能を第2内管18が有する点である。
【0038】
具体的には、フロートFの貫通孔Fhには、所定の隙間を空けて第2内管18が内挿されている。これにより、フロートFは、その揺動(傾動)及び水平方向に沿う移動が規制されつつ、その上下動がガイドされる。
【0039】
以上、本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果、すなわち、ビルジVの油分Vaを確実且つ積極的に吸引するという効果が奏される。特に本実施形態では、第2吸引流路13によりビルジVをタンク本体11外へ吸引できるだけでなく、この第2吸引流路13の第2内管18を利用してフロートFの移動をガイドすることが可能となる。その結果、例えば部品点数を低減することができる。
【0040】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
【0041】
例えば、上記実施形態では、円筒形状のフロートFを採用したが、フロートFの形状は限定されず、貫通孔Fhを有するものであれば種々の形状のものを採用することができる。例えば、多角筒状、楕円又は長円筒状等のフロートFを用いてもよいし、断面外形が多角形状、楕円又は長円形状の貫通孔Fhを有するフロートFを用いてもよい。同様に、上記実施形態では、断面外形が円形状のガイドバー19を採用したが、断面外形が多角形状、楕円又は長円形状のガイドバー19を採用することもできる。
【0042】
また、上記実施形態では、ビルジセパレータ3又はビルジプライマリータンク4の何れでビルジVを処理するかに応じて、バルブ14a,17aの開閉をそれぞれ制御したが、場合によっては、ビルジVを処理する際にはバルブ14a,17aを開状態となるよう共に制御してもよい。さらに、これらバルブ14a,17aは無くてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、可撓管としてフレキシブルホース16を用いたが、これに代えて、可撓性を有するチューブ等を用いてもよい。要は、本発明の可撓管は、フロートFの移動に追従可能な可撓性を有する管部材であればよい。
【0044】
上記実施形態では、船舶をタンカーとした例について説明したが、本発明はあらゆる船舶に適用することができる。なお、本発明は、上記ビルジタンクを備えるビルジ処理システムとして捉えることもでき、また、上記ビルジタンクを用いてビルジを処理するビルジ処理方法として捉えることもできる。
【符号の説明】
【0045】
10,20…ビルジタンク、11…タンク本体、12…第1吸引流路(吸引流路)、12a…第1吸引口(吸引口)、13…第2吸引流路(他の吸引流路)、16…フレキシブルホース(可撓管)、16a…端部(管端部)、18…第2内管(固定配管)、19…ガイドバー(ガイド部材)、F…フロート、Fh…貫通孔、V…ビルジ。
図1
図2
図3