(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。便宜上、
図1に示す状態を右側から見た右側面、
図3に示す車出入口側を正面として説明する。
【0023】
≪昇降式駐車装置の構成≫
図1に示すように、昇降式駐車装置1は、車両を載置するパレット5を、複数段の駐車階N、かつ、適宜な複数の駐車列Mにそれぞれ配置(駐車)することが可能な鉄骨製のフレーム構造体(設備)から成る。昇降式駐車装置1は、地表面Aに立設される前後左右の支柱2と、各支柱2間に架設される梁3と、各支柱2(前柱21)の上端と各梁3の前端部との間にそれぞれ介在される支持フレーム31c,31d(
図4参照)と、上下方向へ移動可能なパレット5と、パレット5を昇降させる昇降装置6と、パレット5を駐車階に沿って水平方向に横行自在に支持する横行支持機構(図示省略)と、上昇させたパレット5の落下を防止するパレット落下防止装置8と、を主に備えている。
【0024】
昇降式駐車装置1は、駐車階N及び駐車列Mの数と、重列及び地下駐車階の有無は任意であって、昇降式駐車装置1を建てる設置スペースの広さや、利用者の要望に応じて適宜に設定すればよい。昇降式駐車装置1は、昇降装置6を備えた機械式駐車装置であればよく、駐車階Nが地下ピット(地下段)を含めて何段あっても構わない。
以下、本発明の一例として、地上2段昇降横行式駐車装置を例に挙げて説明する。
【0025】
≪支柱の構成≫
図1、
図3及び
図4に示すように、支柱2は、昇降式駐車装置1おいて、上下方向に延設されるフレーム部材を形成する金属製柱であり、横断面視して略C字形状あるいは略凹溝形状の横断面空間21a,22aを有するH形鋼あるいは溝形鋼から成る。支柱2は、パレット5の左右前方にそれぞれ立設される前柱21と、パレット5の左右後方にそれぞれ立設される後柱22と、から構成されている。支柱2は、各パレット5が配置される各駐車スペースに対して、前後左右の四隅にそれぞれ立設されている。
【0026】
図1及び
図2に示すように、前柱21は、各駐車スペースの車出入口側の前側左右にそれぞれ立設される柱であり、H形鋼の凹状溝から成る横断面空間21aと、上端に接合されたフランジ部21bとを有している。
図1に示す駐車列M全体の前側において、前柱21は、右左の横方向に1列に並設される。互いに隣合う駐車列M(M2,M2)間に配置される前柱21(
図3参照)及び後柱22(
図4参照)は、それぞれ1本の支柱2を共用して成る。
横断面空間21a内には、ワイヤロープ62が上下動自在に垂下されている。
フランジ部21bは、ワイヤロープ62が挿通されるワイヤロープ挿入孔(図示省略)が形成されると共に、支持フレーム31cの下端部がボルト締めされている。
【0027】
図1に示すように、後柱22は、地上階の各駐車スペースの後側左右にそれぞれ立設される支柱2であり、H形鋼の凹状溝から成る横断面空間22aと、上端に接合されたフランジ部22bとを有している。地上の駐車列M全体の後側において、後柱22は、右側及び左側に横方向に1列に配置される。
図4に示すように、横断面空間22a(
図5参照)内には、チェーンあるいはワイヤロープ等から成る懸吊部材63が上下動自在に垂下されている。以下、懸吊部材63は、吊りチェーンを使用した場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、フランジ部22bは、懸吊部材63が挿通されるチェーン挿入孔(図示省略)が形成されると共に、前後梁31,32(
図2参照)を介在して後横梁34がボルト締めされている。
【0028】
≪梁の構成≫
梁3は、複数の駐車列Mを有する昇降式駐車装置1全体において、左右外側端部の前柱21の上端部と左右外側端部の後柱22の上端部との間に亘って前後方向に向けて架設される前後梁31と、昇降式駐車装置1の中央側の前柱21の上端部と中央側の後柱22の上端部との間に亘って前後方向に向けて架設される前後梁32と、各前後梁31,32の前端部上面に亘って横方向に向けて架設された前横梁33と、各前後梁31,32の後端部上面に亘って横方向に向けて架設された後横梁34と、各前柱21の下端部と各後柱22の下端部との間に前後方向に向けてそれぞれ架設される地表前後梁(図示省略)と、各前柱21の下端部間及び各後柱22の下端部間にそれぞれ架設される地表横梁としてのレール(図示省略)と、を有して成る。
【0029】
<外側の前後梁の構成>
図3に示すように、複数の駐車列Mを有する昇降式駐車装置1全体において、左右外側に配置される前後梁31(以下、「外側の前後梁」という)は、平面視して2階の各駐車スペースの左右端部に、昇降式駐車装置1の中央側(左側)に配置される前後梁32(以下、「中央側の前後梁」という)に対して、前後方向に向けて平行に配置された左右一対のフレーム部材から成る。外側の前後梁31には、リップ溝形鋼から成る前後梁本体31bと、前後梁本体31bの前端部を保持する支持フレーム31cと、前後梁本体31bの後端部に設けられ、後端部昇降用ガイド部材66(
図4参照)を支持する支持フレーム31d(
図4参照)と、支持フレーム31cの下側に接合されたフランジ部31eと、前後梁本体31bの前端部上側に接合されたフランジ部31fと、前後梁本体31bの後端部下側に接合されたフランジ部31g(
図4参照)と、前後梁本体31bの後端部上側に接合されたフランジ部31h(
図4参照)と、後記する従動スプロケット64bと、駆動チェーン64cと、駆動軸64dと、駆動スプロケット64eと、減速機構64fと、駆動側軸受64gと、駆動側シープ支軸64hと、が設けられている。
【0030】
図6に示すように、前後梁本体31bは、例えば、「Cチャンネル」、「チャンネル」、「シーチャン」あるいは「C形鋼」と呼ばれるリップ溝形鋼から成り、リップ溝31i及び軸孔31jが形成されている。前後梁本体31bは、縦断面視して略C字形状に形成されたリップ溝31i内に、前端部から後端部に亘って内挿された昇降用無端チェーン67と、昇降用無端チェーン67が巻き掛けられた
図5に示す駆動スプロケット64e及びガイドスプロケット71と、昇降用無端チェーン67に連結されたワイヤロープ62及び懸吊部材63と、昇降用無端チェーン67の張力を調整するチェーン張力調整機構7と、が内挿されている。
【0031】
図6に示すように、前後梁本体31bは、リップ溝31i内の懸吊部材63や昇降用無端チェーン67に塗付された油、グリス、あるいは、油類を含んだ雨等の液体が内底に垂れ落ちた場合に、その油等の液体が、リップ溝31iの内底を後柱22(
図5参照)側に向かって流動するように、後下がりに僅かに角度θ(
図5参照)だけ傾斜させて設置され、油路の機能を果たす。つまり、前後梁本体31bは、前端部側が後端部側よりも高い位置に配置され、リップ溝31i内に入り込んだ油等を後部開口端から排出するようになっている。前後梁本体31bは、前端部及び後端部に開口部を有するリップ溝形鋼から成る。
【0032】
図3に示すように、前端部側の支持フレーム31cは、前後梁本体31bの前端部の左右側部を保持すると共に、駆動軸64d、駆動側シープ支軸64h及び被駆動側軸受64iを支持する部材であり、フランジ部31eに所定間隔で立設された3枚の厚板部材から成る。
下側のフランジ部31eは、支持フレーム31cの下端部と前柱21の上端部のフランジ部21bとをボルト締めして連結するための金属製厚板材である。フランジ部31e及びフランジ部21bには、ワイヤロープ62が進退自在に挿入されるロープ挿通孔21cが対向配置されている。フランジ部31eは、例えば、二組の支持フレーム31cを立設可能な広さに形成されている。
上側のフランジ部31fは、前後梁本体31bの前端部上面と、前横梁33の下面とをボルト締めして連結するための厚板状部材である。
【0033】
図4に示すように、支持フレーム31dは、リップ溝31i内に回転自在に配置された後端部昇降用ガイド部材66の軸部を前後梁本体31bとで軸支する金属製板材であり、リップ溝31iの後端部を閉塞するように、前後梁本体31bの後端部側面に接合されている。支持フレーム31d及び前後梁本体31bには、後端部昇降用ガイド部材66の軸部が回転自在に挿入される軸孔31jが形成されている。
【0034】
下側のフランジ部31gは、前後梁本体31bの後端部下面と後柱22の上端部のフランジ部22bとをボルト締めして連結するための金属製厚板材である。フランジ部31g及びフランジ部22bには、懸吊部材63が進退自在に挿入されるチェーン挿通孔22cが形成されている。フランジ部31gは、例えば、二組の支持フレーム31cを立設可能な広さに形成されている。
上側のフランジ部31hは、前後梁本体31bの後端部上面と、後横梁34の下面とをボルト締めして連結するための厚板状部材である。
【0035】
図3に示すように、リップ溝31iは、縦断面視して長方形の角パイプの一方の側面中央部に、中心線に沿って前後方向に形成された溝である。リップ溝31iは、前端部近傍の側面が、支持フレーム31d(
図2参照)によって閉塞され、後端部側面が、支持フレーム31d(
図4参照)によって閉塞されている。
軸孔31jは、前後梁本体31bの前端部側壁に形成され、駆動スプロケット64eを外嵌した駆動軸64d、
図4に示す後端部昇降用ガイド部材66の軸部がそれぞれ軸支される。
軸受保持部31kは、三枚の板部材から成る支持フレーム31cのうちの右側端部に配置された支持フレーム31cの上側に、真上方向に向けて延設された部位であって、駆動側軸受64gの右側側面を保持する板材である。
【0036】
<中央側の前後梁の構成>
図7に示すように、中央側(左側)の前後梁32は、前記した外側(右側)の前後梁31を2本横方向に隣設した状態に配置される梁部材であり、側面視して
図5に示す前後梁31と略同一構造をしているので、側面部の構造については適宜省略する。
図3に示すように、中央側の前後梁32には、溝を下側にして配置された溝形鋼から成る上側フレーム半体32bと、溝を上側にして配置された溝形鋼から成る下側フレーム半体32cと、下側フレーム半体32cの前端部下側部位を保持する左右一対ニ組の支持フレーム32dと、支持フレーム32dの下側に接合されたフランジ部32eと、上側フレーム半体32bの前端部上側に接合されたフランジ部32fと、下側フレーム半体32cの後端部下側に接合されたフランジ部32g(
図4参照)と、被駆動側軸受64i及び第2駐車列M2の駆動側軸受64gBを保持する軸受板部材32iと、上側フレーム半体32bの後端部上側に接合されたフランジ部32h(
図4参照)と、後端部昇降用ガイド部材66A,66Bをそれぞれ軸支する左右一対の軸支片32jと、が設けられている。
【0037】
図3に示すように、中央側(左側)の前後梁32は、第1駐車列M1の前側に配置される駆動軸64dと、第2駐車列M2の前側に配置される駆動軸64dBと、の二つの軸部材を支持する支持部材の役目を果たすと共に、
図4に示すように、第1駐車列M1の後側に配置される後端部昇降用ガイド部材66Aと、第2駐車列M2の前側に配置される後端部昇降用ガイド部材66Bと、の二つのスプロケットを支持する支持部材の役目とを果たす梁部材である。
【0038】
図3及び
図4に示すように、縦断面空間32aは、凹状溝の向きを下側にして設置された上側フレーム半体32bと、この上側フレーム半体32bに対して対向して設置された下側フレーム半体32cと、によって形成された前後梁32内の空間である。
図3に示すように、前後梁32の前端部の縦断面空間32a内は、上側フレーム半体32bの天井面から僅かな間隔を介して垂下した左右一対の軸受板部材32iによって二分されるように区画されている。前後梁32の前端部の縦断面空間32a内には、第1駐車列M1側の被駆動側軸受64iと、第2駐車列M2側の駆動側軸受64gBと、第1駐車列M1側のパレット5昇降用の昇降用無端チェーン67Aと、第2駐車列M2側のパレット5昇降用の昇降用無端チェーン67Bと、第1駐車列M1側の被駆動側軸受64iと、第2駐車列M2側の駆動側軸受64gBと、第1駐車列M1側の前端部昇降用シープ65Aと、第2駐車列M2側の前端部昇降用シープ65Bと、第1駐車列M1側のワイヤロープ62Aと、第2駐車列M2側のワイヤロープ62Bと、が軸受板部材32iを中心として左右対称に配置されている。
【0039】
図4に示すように、中央側の前後梁32の後端部において、縦断面空間32aは、この内部側に、上側フレーム半体32bの天井面から所定間隔を介して垂下した左右一対の軸支片32jが設けられ、左右側面側に、上側フレーム半体32bと下側フレーム半体32cとを連結して、この縦断面空間32aを閉塞するように支持フレーム32dが接合されている。前後梁32の後端部の縦断面空間32a内には、支持フレーム32dと軸支片32jとの間にそれぞれ軸支された後端部昇降用ガイド部材66A,66Bと、後端部昇降用ガイド部材66A,66Bに捲き掛けられた懸吊部材63A,63Bと、が軸支片32jを中心として左右対称に駆動自在に配置されている。
【0040】
上側フレーム半体32bは、前後梁32の上側半体を形成する溝形鋼から成り、前後方向に延設されている。上側フレーム半体32bは、逆凹溝状に形成されていることによって、下側の縦断面空間32a内に雨が入り込むのを防止する屋根の役目を果たす。
図5に示す前後梁31,32内のチェーン張力調整機構7、ワイヤロープ62、懸吊部材63、駆動スプロケット64e、前端部昇降用シープ65、後端部昇降用ガイド部材66、昇降用無端チェーン67等は、雨に濡れ難いように配置されている。
図3〜
図5及び
図7に示すように、上側フレーム半体32bの前端部、後端部及び中央部寄りの位置には、天井面に軸受板部材32iあるいは軸支片32jが設置され、左右の開口部に支持フレーム32dが設置されて、その軸支片32jと支持フレーム32dとに駆動スプロケット64e、後端部昇降用ガイド部材66A,66B、及び、ガイドスプロケット71が軸支されている。
【0041】
図3及び
図7に示すように、下側フレーム半体32cは、上側フレーム半体32bの下側に、凹状溝を上側にして配置された溝形鋼から成る下側半体である。このため、縦断面空間32a内の昇降用無端チェーン67,67A,67B、駆動スプロケット64e、チェーン張力調整機構7及び後端部昇降用ガイド部材66に塗付された油やグリスや雨水等の液体が落下した場合、その液体を受け止めて後柱22の後端側へ流す雨樋(流路)の役目を果たす。
【0042】
図4及び
図7に示すように、支持フレーム32dは、側面視して前記支持フレーム31cと同一形状で同じような役目を果たす部材である。つまり、支持フレーム32dは、上側フレーム半体32b及び下側フレーム半体32cの前端部左右側面を保持する左右一対の厚板状部材であり、前後梁32の後端部及び中央部において、上端部が、上側フレーム半体32b左右側面に接合され、下端部が、下側フレーム半体32cの左右側面に接合されている。
【0043】
図3に示すように、前後梁32の前端部下方のフランジ部32eは、前後梁32と前柱21とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、下側フレーム半体32cの下側に複数も設けられた支持フレーム32dの下端に接合されている。
前後梁32の前端部上側のフランジ部32fは、前後梁32と前横梁33とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、外側のフランジ部31fよりも約二倍の広さに形成されている。
【0044】
図4に示すように、前後梁32の後端部下側のフランジ部32gは、前後梁32と後柱23とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、下側フレーム半体32cの後端部下面に接合されて、フランジ部22bにボルト締めされる。
前後梁32の後端部上側のフランジ部32hは、前後梁32と後横梁34とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、上側フレーム半体32bの後端部上面に接合されている。
【0045】
<前横梁及び後横梁の構成>
図2及び
図3に示すように、前横梁33は、各前後梁31,32の前端部から左右方向に延設されたフレーム部材であり、車出入口側の各前柱21間の上部に架設されている。各駐車列Mの前横梁33には、不図示のシャッタ装置のシャッタフレームと、昇降装置6の駆動モータ64とがそれぞれ設けられている。
図4に示すように、後横梁34は、各前後梁31,32の後端部から左右方向に延設されたフレーム部材であり、各後柱22間の上部に架設されている。各駐車列Mの後横梁34には、それぞれ制御盤11が載設されている。
【0046】
≪横行支持機構の構成≫
不図示の横行支持機構は、
図1に示す地表面Aに沿って1階の駐車列Mを横動する地表パレット52と、地表パレット52に設けられた車輪52aと、この車輪52aを回転させる不図示のモータと、から構成されている。
【0047】
≪昇降装置の構成≫
図1に示すように、昇降装置6は、上段パレット51(パレット5)を地表面Aから上方へ昇降させる装置であり、第1駐車列M1及び第2駐車列M2に配置されている。昇降装置6は、上段パレット51と、上段パレット51の左右前側に連結されたワイヤロープ62と、上段パレット51の左右後側に連結された懸吊部材63(後側吊りチェーン)と、駆動モータ64によって駆動され、ワイヤロープ62及び懸吊部材63を引き上げたり、引き戻したりする昇降駆動機構61と、を備えている。
図3に示すように、昇降装置6は、端部側(右側)の前後梁31に第1駐車列M1用の1つの昇降用無端チェーン67、ワイヤロープ62及び懸吊部材63(
図4参照)を配置し、中央側(左側)の前後梁32に第1駐車列M1及び隣設する第2駐車列M2の2つの昇降用無端チェーン67A,67B、ワイヤロープ62A,62B及び懸吊部材63A,63B(
図4参照)を配置して成る。
【0048】
なお、昇降式駐車装置1において、第1駐車列M1の上段パレット51を昇降させる昇降装置6と、第1駐車列M1以外の第2駐車列M2等の駐車列Mに配置される昇降装置6とは、略同一構造であり、第1駐車列M1の昇降装置6を主に説明して他の駐車列Mの昇降装置6の説明は適宜省略する。
【0049】
<昇降駆動機構の構成>
図3に示すように、昇降駆動機構61は、それぞれ後記する駆動モータ64と、原動スプロケット64aと、従動スプロケット64bと、駆動チェーン64cと、駆動軸64dと、駆動スプロケット64eと、減速機構64fと、駆動側軸受64gと、駆動側シープ支軸64hと、前端部昇降用シープ65,65Aと、ワイヤロープ62,62Aと、被駆動側軸受64iと、被駆動スプロケット64jと、昇降用無端チェーン67と、チェーン張力調整機構7と、後端部昇降用ガイド部材66と、懸吊部材63とを備えて成る。
【0050】
≪パレットの構成≫
図1及び
図2に示すように、パレット5は、地表面Aから2階までの間を上下動する上段パレット51と、1階の駐車階を地表面Aに沿って左右方向へ移動可能な地表パレット52との2種類のものを備えて構成されている。
図2に示すように、上段パレット51は、各駐車列Mの2階部位に設置された昇降装置6によって上下方向へ移動可能に配置される矩形の搬送部材であり、昇降式駐車装置1全体において、第1駐車列M1に1台、第2駐車列M2に1台の合計2台が配置されている。
図5に示すように、上段パレット51には、左右の前端部にワイヤロープ62の前端が連結されるワイヤロープ連結部51aと、左右の後端部に懸吊部材63の一端が連結される後側チェーン連結部51bと、が設けられている。
【0051】
<ワイヤロープの構成>
ワイヤロープ62は、下端(前端)が、上段パレット51の左右前端部のワイヤロープ連結部51aに連結され、上端(後端)が、ワイヤロープ連結部材67dに連結ピン67eによって連結され、中間部位が、前端部昇降用シープ65に巻き掛けられた有端のワイヤ製ロープから成る。ワイヤロープ62は、下端側が、前柱21の横断面空間21aに沿って配置されて前記ワイヤロープ連結部51aに連結され、中間側が、前柱21のフランジ部21b及び前後梁31のフランジ部31eに形成されたロープ挿通孔21cに進退自在に挿入され、後端側が、前後梁31の縦断面空間31a内に配置されている。つまり、ワイヤロープ62の下端側は、前柱21の横断面空間21aの近傍または横断面空間21a内に垂下した状態に沿って配置されている。
ここで、「横断面空間21aの近傍」とは、平面視して前柱21のフランジ部21b、あるいは、前後梁31のフランジ部31eの範囲内をいう。
【0052】
<懸吊部材の構成>
図5に示すように、懸吊部材63(後側吊りチェーン)は、下端(後端)が、上段パレット51の左右後端部の後側チェーン連結部51bに連結され、中間部位が、後端部昇降用ガイド部材66(スプロケット)に捲き掛けられ、上端(前端)が、チェーン連結部材67fに連結された有端のチェーンから成る。懸吊部材63は、下端側が、後柱22の横断面空間22aの近傍、または、横断面空間22a内に沿って配置され、中間側が、後柱22のフランジ部22b及び前後梁31のフランジ部31gに形成されたチェーン挿通孔22cに進退自在に挿入され、後端側が、前後梁31の縦断面空間31a内に配置されている。なお、この懸吊部材63は、ワイヤロープであっても構わない。
【0053】
図3に示すように、駆動モータ64は、駆動スプロケット64eを減速機構64fを介在して回転させて、上段パレット51を昇降させるための動力源であり、前柱21の上方に配置された前横梁33上の端部(右側)寄りの位置に載設されている。
原動スプロケット64aは、駆動モータ64の回転軸に取り付けられたスプロケットである。
減速機構64fは、原動スプロケット64aの回転を減速させて駆動軸64dに伝達させるため装置であり、原動スプロケット64aと、駆動チェーン64cと、従動スプロケット64bと、駆動スプロケット64eと、駆動軸64dと、から構成されている。
【0054】
従動スプロケット64bは、駆動軸64dに外嵌されて固定され、駆動軸64dと、駆動スプロケット64eと、被駆動スプロケット64jと一体に回転する。
駆動チェーン64cは、一方側が、原動スプロケット64aに巻き掛けられ、他方側が、従動スプロケット64bに巻き掛けられた無端チェーンである。
駆動軸64dは、前記した従動スプロケット64bと、駆動スプロケット64eと、被駆動スプロケット64jとが軸止されると共に、基端部側が、前後梁31の軸支片32j及び駆動側軸受64gに軸支され、先端側が、被駆動側軸受64iによって軸支されている。駆動軸64dは、従動スプロケット64b、駆動スプロケット64e、及び、被駆動スプロケット64jと一体に同回転するように設けられている。
【0055】
図5に示すように、駆動スプロケット64eは、昇降用無端チェーン67を駆動させることによって、ワイヤロープ62及び懸吊部材63を引き上げたり、下げたりするためのスプロケットである。駆動スプロケット64eは、前後梁31の縦断面空間31a内に配置されて、昇降用無端チェーン67の前端側が巻き掛けられている。
【0056】
図3に示すように、駆動側軸受64gは、駆動軸64dの右端部に配置され、左側に隣設された前後梁本体31bと、右側に隣設された軸受保持部31kとの間に介在されて固定されている。
駆動側シープ支軸64hは、前端部昇降用シープ65に固定された軸棒であり、三枚から成る支持フレーム31cの軸孔(図示省略)に軸支されている。
【0057】
図3に示すように、被駆動側軸受64iは、各駐車列Mにおいて、駆動軸64dの中央側(左側)端部を軸支する軸受であり、軸受板部材32iにボルト締めされている。被駆動側軸受64iは、中央側の前後梁32の縦断面空間32a内において、中央部に配置された軸受板部材32iを介在して第2駐車列M2側の駆動側軸受64gBに対して、互いに背中合わせの状態に設置されている。
【0058】
被駆動スプロケット64jは、中央側の前後梁32の縦断面空間32a内において、駆動軸64dの中央側端部に軸止されたスプロケットであり、昇降用無端チェーン67Aが巻き掛けられている。
【0059】
<昇降用無端チェーンの構成>
図5に示すように、昇降用無端チェーン67は、駆動モータ64によって回転駆動される駆動スプロケット64eに巻き掛けられて、駆動スプロケット64eが回転することで回動する環状のチェーンである。昇降用無端チェーン67は、回動することによって、上段パレット51の前端部に連結されたワイヤロープ62と、上段パレット51の後端部に連結された懸吊部材63と、を引き上げたり、引き戻したりするためのチェーンであり、前後梁31,32の縦断面空間31a,32a内に回動自在に配置されている(
図6及び
図7参照)。
この昇降用無端チェーン67は、前端側に配置され駆動スプロケット64eに巻き掛けられた前側チェーン67bと、後端側に配置されガイドスプロケット71に巻き掛けられた後側チェーン67cと、前側チェーン67bの後側下端と後側チェーン67cの前側下端とワイヤロープ62の上部後端とを連結するワイヤロープ連結部材67dと、前側チェーン67bの上端と後側チェーン67cの上端と懸吊部材63の前端とを連結するチェーン連結部材67fと、ガイドスプロケット71の位置を調整するチェーン張力調整機構7と、を備えて成る。
【0060】
前側チェーン67bは、昇降用無端チェーン67において、ワイヤロープ連結部材67d及びチェーン連結部材67fの前端側に配置されて、略C字状に張設されたチェーン半体である。前側チェーン67bは、上端がチェーン連結部材67fに連結され、下端がワイヤロープ連結部材67dに連結され、中央部が駆動スプロケット64eに巻き掛けられている。
後側チェーン67cは、昇降用無端チェーン67において、ワイヤロープ連結部材67d及びチェーン連結部材67fの後端側に配置されて、略逆C字状に張設されたチェーン半体である。後側チェーン67cは、前側上端がチェーン連結部材67fに連結され、前側下端がワイヤロープ連結部材67dに連結され、中央部がガイドスプロケット71、前側チェーン67bに対して対向して略C字状に張設されている。
【0061】
図5に示すように、ワイヤロープ連結部材67dは、前側上端部に前側チェーン67bを連結し、前側下端部にワイヤロープ62を連結ピン67eで連結し、後側中央部に後側チェーン67cの下端を連結した矩形の金属製板部材から成る。換言すると、ワイヤロープ連結部材67dは、前側チェーン67bと後側チェーン67cとの連結部位に、ワイヤロープ62の一端を連結するための連結部材である。
【0062】
チェーン連結部材67fは、前側中央部に前側チェーン67bの上端を連結し、後側上端部に懸吊部材63の前端を連結し、後側下端部に後側チェーン67cの上端を連結した矩形の金属製板部材から成る。換言すると、チェーン連結部材67fは、前側チェーン67bと後側チェーン67cとの連結部位に、懸吊部材63を連結するための連結部材である。
【0063】
<チェーン張力調整機構の構成>
図5に示すように、チェーン張力調整機構7は、長円形状に張設された昇降用無端チェーン67の後端部に巻き掛けられたガイドスプロケット71の位置を調整することによって昇降用無端チェーン67の張力を調整する装置である。チェーン張力調整機構7は、前後方向に移動可能に前後梁31,32に配置されたガイドスプロケット71と、ガイドスプロケット71を支持する支持プレート72と、支持プレート72を移動可能に支持するガイドプレート73と、ガイドプレート73を前後方向に移動させて位置調整可能な位置調整ボルトナット74と、位置調整ボルトナット74を保持する保持プレート75と、を備えている。
【0064】
ガイドスプロケット71は、このガイドスプロケット71を軸支する軸棒72aに対して前後方向に移動可能に配置するための位置調整用の長孔71aを有している。長孔71aは、軸棒72aが前後方向に移動自在に挿入される孔であり、前後方向に長く形成されている。
【0065】
支持プレート72は、平面視してコ字形状のガイドプレート73の左右外側に、前後方向に向けて延設された左右一対の金属製板部材から成り、ガイドプレート73を摺動自在に支持し、前後梁31,32に接合されている。支持プレート72には、軸棒72aと、この軸棒72aに沿ってその前側に設けられた支持ピン72bと、軸棒72aに沿ってその後側の平行な位置に設けられた二つの支持ピン72bと、の合計4つの棒状部材が設けられている。
軸棒72aは、ガイドスプロケット71を回転自在に軸支する軸部材であり、左右端部が、平面視してコ字形状のガイドプレート73のガイド孔73aを介してその両側に配置された支持プレート72の軸孔(図示省略)に軸止されて架設されている。
【0066】
ガイドプレート73は、位置調整ボルトナット74を回動させることによって前後方向に移動可能な部材であり、左右の支持プレート72の内側に摺動可能に配置されている。ガイドプレート73は、三つの支持ピン72bがそれぞれ前後方向に摺動自在に挿入されたガイド孔73aと、軸棒72aが前後方向に摺動自在に挿入され長孔71aに合致する形状の長孔(図示省略)と、位置調整ボルトナット74の調整ボルト74aが螺合される一対の移動用ナット74cによって挟持されたボルトナット設置部73bと、が形成された金属製板部材である。ガイドプレート73は、前後梁31,32の縦断面空間31a,32aの内壁に支持され、調整ボルト74aの頭部を回動することによって、前後方向に進退するように設けられている。
【0067】
ガイド孔73aは、ガイドプレート73を前後方向へ移動可能にするための孔であり、軸棒72aの軸線上の前側に形成された孔と、長孔71aに沿って平行に形成された二つの孔と、の合計三つの前後方向に長い孔から成る。
ボルトナット設置部73bは、調整ボルト74aが挿入されると共に、調整ボルト74aに螺合された一対の移動用ナット74cによって挟持されて、位置調整ボルトナット74に連結された連結部位である。ボルトナット設置部73bは、平面視してコ字状のガイドプレート73の中央部位に形成され、調整ボルト74aが挿入される貫通孔(図示省略)が形成されている。
【0068】
位置調整ボルトナット74は、調整ボルト74aを回動することによって、前後梁31,32に固定された保持プレート75に対して、一対の保持用ナット74bで保持したガイドプレート73及びガイドスプロケットを前後方向に進退させて、昇降用無端チェーン67の張り具合を調節する装置である。位置調整ボルトナット74は、調整ボルト74aと、保持用ナット74bと、移動用ナット74cと、保持プレート75と、から構成されている。
【0069】
調整ボルト74aは、頭部を保持プレート75の後面に配置して、この保持プレート75と、ボルトナット設置部73bとに挿入した状態に回転自在に配置されている。調整ボルト74aには、調整ボルト74aとで保持プレート75を挟持するように配置された保持用ナット74bと、ボルトナット設置部73bを挟持するように配置されてボルトナット設置部73bを進退させるための前後一対の移動用ナット74cと、の合計三つのナットが螺合されている。
保持プレート75は、前後梁31,32の縦断面空間31a,32a内に節目状に配置されると共に、縦断面空間31a,32aの内壁に固定された金属製板部材である。
【0070】
パレット落下防止装置8は、
図1及び
図5に示す上昇した位置状態になったときの上段パレット51が落下するのを防止するめの装置であり、支柱2に係止する係止部81と、係止部81を支柱2の係止部側に傾倒させて係止状態にしたり、係止部81を上段パレット51側に傾倒させて開放状態にしたりする駆動装置82と、から主に構成されている。
【0071】
≪作用≫
次に、本発明の実施形態に係る昇降式駐車装置1の作用を説明する。
図1に示すように、例えば、2階の第1駐車列M1に車両を駐車させる場合、利用者が、不図示の操作盤を操作すると、制御盤11内の制御装置(図示省略)は、地表パレット52が1階の第1駐車列M1があるとき、横行支持機構(図示省略)を駆動させて地表パレット52を隣の1階の第2駐車列M2に横行させる。このように、1階の第1駐車列M1にあったパレット5が上段パレット51以外のときは、1階の第1駐車列M1から地表パレット52を移動させてから昇降装置6で上段パレット51を昇降させる。
【0072】
次に、上段パレット51が下降される場合、制御装置(図示省略)は、例えば、
図5に示すように、駆動モータ64及び原動スプロケット64aを時計方向(矢印a方向)に駆動させて、駆動チェーン64c、従動スプロケット64b及び駆動スプロケット64eを時計方向(矢印b方向)に回転駆動させる。駆動スプロケット64eに巻き掛けられた昇降用無端チェーン67は、駆動スプロケット64eの回転によって時計方向(矢印c方向)に回転駆動して、
図5に示す位置状態からワイヤロープ連結部材67dが前側方向(矢印d方向)に向かって移動し、チェーン連結部材67fが後側方向(矢印e方向)に向かって移動する。
【0073】
すると、ワイヤロープ62は、ワイヤロープ連結部材67dが前方向(矢印d方向)に移動することによって、後端(上端)が、前方向(矢印f方向)に引き戻されるので、上段パレット51を1階まで下降(矢印g方向に移動)させる。
懸吊部材63は、チェーン連結部材67fが後方向(矢印e方向)に移動することによって、前端(上端)が、後方向(矢印h方向)に引き戻されるので、上段パレット51を1階まで下降(矢印i方向に移動)させる。
【0074】
このとき、昇降装置6は、上段パレット51を1階まで下降させると、不図示の位置検出器がONして、位置検出信号が制御装置(図示省略)に送られ、駆動モータ64が自動停止される。そして、利用者は、車両を後退させて上段パレット51に載置させる。
また、上段パレット51を2階へ上昇させる場合は、前記駆動モータ64、スプロケット、チェーン、ワイヤロープ62、懸吊部材63等が、前記した動作とは逆の方向(矢印a〜i方向の逆方向)に駆動して、上段パレット51が上昇する。上段パレット51が2階の所定位置まで上昇すると、パレット落下防止装置8が駆動して、係止部81が上段パレット51の落下を防止する位置状態に駆動される。
このようにして、昇降式駐車装置1は、1階及び2階の各駐車階Nに車両を昇降させて駐車させることができる。
【0075】
そのとき、ワイヤロープ62及び懸吊部材63は、昇降装置6の駆動に伴って上段パレット51を吊り上げたり、吊り下げたりして移動して、前柱21及び後柱22に沿って横断面空間21a,22aの近傍あるいは横断面空間21a,22a内を上下降する。このため、ワイヤロープ62及び懸吊部材63は、利用者や車両と接触することが殆どない。
前柱21に配置されるワイヤロープ62の下端側(後端側)は、潤滑剤としての油等が不要で塗付されていないため、利用者の衣服や車両のドア等を汚すことがない。
後柱22に配置される懸吊部材63は、たとえ、潤滑剤としての油等が塗付されていたとしても、横断面空間22aの近傍、あるいは、横断面空間22a内に配置されているので、利用者や車両が接触することがない。
【0076】
また、
図5に示すように、パレット5の上方に配置されるワイヤロープ62及び懸吊部材63の上端側部位と、昇降用無端チェーン67と、従動スプロケット64bと、駆動スプロケット64eと、前端部昇降用シープ65と、チェーン張力調整機構7と、ガイドスプロケット71と、後端部昇降用ガイド部材66(後端部昇降用スプロケット)とは、いずれも前後梁31,32の縦断面空間31a,32a内に配置されている。このため、たとえ、油等が塗付されていたとしても、油や、縦断面空間31a内に入り込んだ雨水等は、縦断面空間31aの内底に落下して、前後梁31,32の内底を後端側に流動して後端開口部から後柱22の後側側面に流れるので、利用者の衣服や車両のドア等を汚すのを解消することができると共に、車両の側部や利用者が行き交う場所に、油を含む雨水が滴下するのを防止することができる。
【0077】
このように、前後梁に31,32は、利用者が歩行する場所の上方に前後方向に延設されてあっても、前後梁31,32に配置されて油が塗付される昇降用無端チェーン67、従動スプロケット64b、駆動スプロケット64e、前端部昇降用シープ65、チェーン張力調整機構7、ガイドスプロケット71及び後端部昇降用ガイド部材66が、縦断面空間31a,32a内に配置されているため、歩行者に落下して衣服を汚すことがない。さらに、それらのスプロケットとチェーンとの噛合音や駆動モータ64の駆動音は、昇降式駐車装置1の後部近傍にマンションが建てられてあっても、縦断面空間31a,32aの内壁によって、周囲に向かって放音されるのを抑制して減音させることができる。
【0078】
図1に示すように、昇降式駐車装置1において、駆動モータ64や減速機構64f等の昇降駆動機構61は、前柱21の上方に設置されて、後柱22から最も離れた位置に配置されていることによって、たとえ、後柱22の直ぐ後側にマンション等があっても、昇降駆動機構61の駆動音が後方側へ伝わるのを減少させて、マンションの住人への騒音を低減させることができる。
【0079】
さらに、昇降式駐車装置1は、駆動モータ64等の昇降駆動機構61を車両出入口側の前柱21の上方に設置したことによって、駆動モータ64等の昇降駆動機構61をフレーム構造体に設ける際に、作業スペースを十分に取ることができるフレーム構造体の前側からクレーン等で昇降駆動機構61の部品等を吊り上げて、前柱21の上部に取り付けることが可能となる。このため、昇降駆動機構61をフレーム構造体に取り付ける取付作業が行い易く、取付作業の作業性を向上させることができる。
【0080】
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
【0081】
また、前記実施形態では、昇降式駐車装置1の一例として、地上2段昇降横行式駐車装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の昇降式駐車装置1は、昇降装置6を有する装置であれば、地上複数段N及び駐車階の数と、駐車列Mの数と、重列の数等は、昇降式駐車装置1を建てる設置スペースの広さや、利用者の要望に応じて適宜変更してもよい。
【0082】
また、フレーム部材とフレーム部材との連結部分は、溶接手段でも、ボルト等による締結手段であっても構わない。