(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5718300
(24)【登録日】2015年3月27日
(45)【発行日】2015年5月13日
(54)【発明の名称】着脱機構、装着装置、電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20150423BHJP
【FI】
G06F1/00 312F
【請求項の数】15
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-249846(P2012-249846)
(22)【出願日】2012年11月14日
(65)【公開番号】特開2014-99007(P2014-99007A)
(43)【公開日】2014年5月29日
【審査請求日】2013年12月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100132595
【弁理士】
【氏名又は名称】袴田 眞志
(72)【発明者】
【氏名】野口 弘幸
(72)【発明者】
【氏名】篠原 英治
【審査官】
緑川 隆
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−301964(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
待機位置から係止位置に向けて付勢され、鉤穴に挿入された場合に待機位置から係止位置に移動することにより鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に鉤穴から抜去可能となるフックを備えた着脱機構であって、
フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、
フックが鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合には該待機位置でのフックの係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガーと、
を備え、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、鉤穴からフックを抜去可能であることを特徴とする着脱機構。
【請求項2】
前記トリガーは、前記フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合にフックへの係合が解除される制御突起を有することを特徴とする請求項1に記載の着脱機構。
【請求項3】
前記フックは、フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記第1突起に係合する一方、フックが鉤穴に挿入された場合には前記制御突起への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする請求項2に記載の着脱機構。
【請求項4】
前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の着脱機構。
【請求項5】
前記鉤穴がタブレット型の電子機器に設けられ、前記フックと前記トリガーとが前記タブレット型の電子機器を装着するステーションに設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の着脱機構。
【請求項6】
待機位置から係止位置に向けて付勢され、被装着装置に設けた鉤穴に挿入された場合に待機位置から係止位置に移動することにより前記鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に前記鉤穴から抜去可能となるフックを備えた装着装置であって、
フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、
フックが鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合には該待機位置でのフックの係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガーと、
を備え、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、被装着装置を当該装着装置から取り外し可能であることを特徴とする装着装置。
【請求項7】
前記トリガーは、前記フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合にフックへの係合が解除される制御突起を有することを特徴とする請求項6に記載の装着装置。
【請求項8】
前記フックは、フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記第1突起に係合する一方、フックが鉤穴に挿入された場合には前記制御突起への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする請求項7に記載の装着装置。
【請求項9】
前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の装着装置。
【請求項10】
前記トリガーは、コネクタを保護するコネクタカバーに設けたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の装着装置。
【請求項11】
鉤穴が設けられた電子機器本体と、
待機位置から係止位置に向けて付勢され、前記鉤穴に挿入された場合に、待機位置から係止位置に移動することにより前記鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に鉤穴から抜去するフックと、フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、フックが鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合には該待機位置でのフックの係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガーとを備えたステーションと、
を備え、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、電子機器本体をステーションから取り外し可能であることを特徴とする電子機器。
【請求項12】
前記トリガーは、前記フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合にフックへの係合が解除される制御突起を有することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記フックは、フックが係止位置からイジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記第1突起に係合する一方、フックが鉤穴に挿入された場合には前記制御突起への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
【請求項14】
前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の電子機器。
【請求項15】
前記トリガーは、ステーションに設けられたコネクタを保護するコネクタカバーに設けたことを特徴とする請求項11〜14のいずれか一つに記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タブレット型のパソコンをステーションに装着したノート型のパソコンなどに採用する着脱機構、タブレット型のパソコンなどを装着する装着装置、タブレット型のパソコンなどを装着した電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
タブレット型のパソコンをステーションに装着したノート型のパソコンは、タブレット型のパソコンをステーションに装着したときに、タブレット型のパソコンに設けたコネクタがステーションに設けたコネクタに接続され、タブレット型のパソコンとステーションとの間でデータの入出力が可能になる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
したがって、上述したノート型のパソコンでは、タブレット型のパソコンをステーションに確実に取り付けることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−127538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したノート型のパソコンでは、簡単な操作でタブレット型のパソコンをステーションから取り外せることも要求される。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被装着物を装着物に確実に取り付ける一方、簡単な操作で被装着物を装着物から取り外せる着脱機構、被装着装置を確実に取り付ける一方、簡単な操作で被装着装置を取り外せる装着装置、電子機器本体をステーションに確実に取り付ける一方、簡単な操作で電子機器本体をステーションから取り外せる電子機器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、待機位置から係止位置に向けて付勢され、鉤穴に挿入された場合に待機位置から係止位置に移動することにより鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に鉤穴から抜去可能となるフックを備えた着脱機構であって、
フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、フックが
鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、
待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合に
は該待機位置でのフック
の係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガー
とを備え
、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、鉤穴からフックを抜去可能であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、上記発明において、前記トリガーは、前記フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する
第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合
にフック
への係合が解除される制御突起を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記
第1突起に係合
する一方、フックが鉤穴に挿入された場合に
は前記制御突起
への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する
前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、前記鉤穴がタブレット型の電子機器に設けられ、前記フックと前記トリガーとが前記タブレット型の電子機器を装着するステーションに設けられたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、待機位置から係止位置に向けて付勢され、被装着装置に設けた鉤穴に挿入された場合に待機位置から係止位置に移動することにより前記鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に前記鉤穴から抜去可能となるフックを備えた装着装置であって、
フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、フックが
鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、
待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合に
は該待機位置でのフック
の係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガー
とを備え
、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、被装着装置を当該装着装置から取り外し可能であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記トリガーは、前記フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する
第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合
にフック
への係合が解除される制御突起を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記
第1突起に係合
する一方、フックが鉤穴に挿入された場合に
は前記制御突起
への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する
前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上記発明において、前記トリガーは、コネクタを保護するコネクタカバーに設けたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、鉤穴が設けられた電子機器本体と、待機位置から係止位置に向けて付勢され、前記鉤穴に挿入された場合に、待機位置から係止位置に移動することにより前記鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に鉤穴から抜去するフックと、
フックを係止位置から待機位置に移動操作するイジェクトノブ部と、フックが
鉤穴に挿入されて係止位置にある状態で前記イジェクトノブ部が操作された場合に、係止位置から移動したフックを鉤穴から抜去可能なイジェクト位置で係止すると共に、該イジェクト位置にあるフックが鉤穴から抜去された場合にはフックを待機位置で係止し、さらに、
待機位置にあるフックが鉤穴に挿入された場合には該待機位置でのフックの係止を解除することで、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガーとを備えたステーションとを備え
、これにより、イジェクトノブ部を操作した後、該イジェクトノブ部に対する操作力を解除した状態で、電子機器本体をステーションから取り外し可能であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上記発明において、前記トリガーは、前記フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記フックに係合する第2突起と、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記フックに係合する
第1突起とを有し、前記フックが鉤穴に挿入された場合
にフック
への係合が解除される制御突起を有することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、フックが係止位置から
イジェクト位置に移動した場合に前記第2突起に係合し、前記フックがイジェクト位置から待機位置に移動した場合に前記
第1突起に係合
する一方、フックが鉤穴に挿入された場合に
は前記制御突起
への係合が解除される係合突起を有することを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、上記発明において、前記フックは、前記鉤穴に挿入され、前記鉤穴に係止されるフック部と、フックを係止位置から待機位置に移動操作する
前記イジェクトノブ部と、前記フック部と前記イジェクトノブ部との間に設けられたガイド部とを有することを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、上記発明において、前記トリガーは、ステーションに設けられたコネクタを保護するコネクタカバーに設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明にかかる着脱機構は、フックが係止位置から待機位置に移動した場合にフックを待機位置で係止し、さらに、フックが鉤穴に挿入された場合に係止したフックを離脱させ、フックを待機位置から係止位置に移動させるので、フックを鉤穴に挿入すれば、係止されたフックが離脱し、フックが待機位置から係止位置に移動する。これにより、フックは鉤穴に係止され、被装着物を装着物に確実に取り付けることができる。この状態でフックを係止位置から待機位置に移動させれば、フックが待機位置で係止されるので、フックを係止位置から待機位置に移動させるという簡単な操作で被装着物を装着物から取り外すことができる。
【0023】
また、本発明にかかる装着装置は、フックが係止位置から待機位置に移動した場合にフックを待機位置で係止し、さらに、フックが鉤穴に挿入された場合に係止したフックを離脱させ、フックを待機位置から係止位置に移動させるので、フックを鉤穴に挿入すれば、係止されたフックが離脱し、フックが待機位置から係止位置に移動する。これにより、フックは鉤穴に係止され、被装着装置を装着装置に確実に取り付けることができる。この状態でフックを係止位置から待機位置に移動させれば、フックが待機位置で係止されるので、フックを係止位置から待機位置に移動させるという簡単な操作で被装着装置を装着装置から取り外すことができる。
【0024】
また、本発明にかかる電子機器は、鉤穴が設けられた電子機器本体と、待機位置から係止位置に向けて付勢され、鉤穴に挿入された場合に、待機位置から係止位置に移動することにより前記鉤穴に係止され、付勢力に抗して係止位置から待機位置に移動した場合に鉤穴から抜去するフックと、フックが係止位置から待機位置に移動した場合にフックを待機位置で係止し、さらに、フックを待機位置から係止位置に移動させるトリガーとを備えたステーションとを備えたので、フックを鉤穴に挿入すれば、係止されたフックが離脱し、フックが待機位置から係止位置に移動する。これにより、フックは鉤穴に係止され、電子機器本体をステーションに確実に取り付けることができる。この状態でフックを係止位置から待機位置に移動させれば、フックが待機位置で係止されるので、フックを係止位置から待機位置に移動させるという簡単な操作で電子機器本体をステーションから取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態である着脱機構を採用したノート型のパソコンを示す斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1に示したノート型のパソコンのタブレット型のパソコンを閉じた状態を示す斜視図である。
【
図3】
図3は、
図1に示したノート型のパソコンの後方を視点とする斜視図である。
【
図4】
図4は、
図3に示したノート型のパソコンからタブレット型のパソコンを取り外した状態を示す斜視図である。
【
図5】
図5は、
図4に示した装着部の内部構造を示す斜視図である。
【
図6】
図6は、
図4に示した装着部の内部構成を示す背面図である。
【
図7】
図7は、タブレット型のパソコンをステーションに装着する手順を説明するための概念図であって、タブレット型のパソコンをステーションに装着する前の状態を示す図である。
【
図8】
図8は、タブレット型のパソコンをステーションに装着する手順を説明するための概念図であって、タブレット型のパソコンをステーションに装着する途中の状態を示す図である。
【
図9】
図9は、タブレット型のパソコンをステーションに装着する手順を説明するための概念図であって、タブレット型のパソコンをステーションに装着した状態を示す図である。
【
図10】
図10は、タブレット型のパソコンをステーションに装着する手順を説明するための概念図であって、フックが鉤穴に係止された状態を示す図である。
【
図11】
図11は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外す手順を説明するための概念図であって、フックが鉤穴から離脱した状態を示す図である。
【
図12】
図12は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外す手順を説明するための概念図であって、タブレット型のパソコンをステーションから取り外す途中の状態を示す図である。
【
図13】
図13は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外す手順を説明するための概念図であって、タブレット型のパソコンをステーションから取り外した後の状態を示す図である。
【
図14】
図14は、スライダとコネクタカバーとの関係を示す図であって、(a)は、タブレット型のパソコンをステーションに装着した時の状態を示す図、(b)は、イジェクトノブを押し込んだ時の状態を示す図、(c)は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外した時の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、本発明にかかる着脱機構を図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、タブレット型のパソコンをステーションに装着したノート型のパソコンに採用した着脱機構を例に説明するが、タブレット型のパソコンをステーションに装着したノート型のパソコンにのみこの発明が採用されるものではない。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態である着脱機構を採用したノート型のパソコンを示す斜視図であり、
図2は、
図1に示したノート型のパソコンのタブレット型のパソコンを閉じた状態を示す斜視図である。また、
図3は、
図1に示したノート型のパソコンの後方を視点とする斜視図であり、
図4は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外した状態を示す斜視図である。
【0028】
図1および
図2に示すように、本発明の実施の形態である着脱機構を採用したノート型のパソコン1は、タブレット型のパソコン2をステーション3に着脱可能に装着したもので、タブレット型のパソコン2は、ステーション3に装着して使用されるとともに、単独でも使用される。これにより、タブレット型のパソコン2は、表示器21のほか、制御基板(図示せず)、バッテリ(図示せず)などが搭載され、従来のノート型のパソコンの蓋体よりも重量の大きなものとなる。
【0029】
また、タブレット型のパソコン2は、ステーション3に装着する下面にコネクタ(図示せず)が設けてある。コネクタは、データの入出力を可能にする入出力端子で、その接続端面がタブレット型のパソコン2の下面と面一あるいは下面より内側にへこむように設けてある。また、コネクタは、その接続端面が細長い矩形形状であって、タブレット型のパソコン2の幅方向中央を境に対称に設けてある。これにより、タブレット型のパソコン2を裏返してもコネクタが反転するだけで、コネクタは、タブレット型のパソコン2を裏返す前と後で幅方向左右に位置がずれることはない。
【0030】
また、タブレット型のパソコン2は、ステーション3に装着する下面に一対の装着穴(図示せず)と一対の鉤穴22(
図7参照)とが設けてある。装着穴は、タブレット型のパソコン2をステーション3に装着した場合に、ステーション3の一部(装着部5に設けた挿入部51)が挿入され、当該一部に支持される部分である。一対の装着穴は、タブレット型のパソコン2の幅方向中央を境に対称に設けてあり、その位置は、タブレット型のパソコン2の幅方向両端であり、その入口形状は、タブレット型のパソコン2の幅方向に細長い矩形形状に形成してある。
【0031】
鉤穴22は、タブレット型のパソコン2をステーション3に装着した場合に、ステーション3の一部(スライダ6に設けたフック62)が挿入され、当該一部に係止される部分である。一対の鉤穴22は、タブレット型のパソコン2の幅方向中央を境に対称に設けてあり、その位置は、タブレット型のパソコン2を幅方向に四等分する二つの位置(1/4の位置と3/4の位置)である。鉤穴22は、凹部221と凹部221の入口に設けた一対の係止段部222とを有しており、これらは、鉤穴22の中央を境に対称に形成してある。凹部221は、ステーション3の一部(装着部5に設けたフック62の幹部622と頭部623)が挿入される部分で、タブレット型のパソコン2の幅方向に広く厚み方向に薄い直方体形状に形成してある。係止段部222は、ステーション3の一部(スライダ6に設けたフック62の頭部623)が係止される部分で、タブレット型のパソコン2の幅方向、凹部221の内側に向けて突出するように形成してある。
【0032】
図1に示すように、ステーション3は、上述したように、タブレット型のパソコン2を装着して使用するもので、その幅は、タブレット型のパソコン2と略同一の幅を有している。ステーション3は、
図4に示すように、ステーション本体4と、装着部5とを備えて構成してあり、これらはいずれもタブレット型のパソコン2と略同一の幅を有している。
図1に示すように、ステーション本体4は、タブレット型のパソコン2を装着して使用する場合に机の上や膝の上に載せられる部分であり、その上面に操作キー41やタッチパッド42からなるキーボード43が設けてある。
【0033】
図5は、
図4に示した装着部の内部構成を示す斜視図であり、
図6は、
図4に示した装着部の内部構成を示す背面図である。
図3および
図4に示すように、装着部5は、タブレット型のパソコン2を装着する部分で、ステーション本体4に対して回動可能に取り付けてあり、装着部5を回動可能に支承する軸は、軸の後側にステーション本体4の奥行きが残るように、ステーション本体4の上に配置してある。このように、軸の後側にステーション本体4の奥行きが残るように、軸をステーション本体4の上に配置したノート型のパソコン1は、装着したタブレット型のパソコン2が従来のノート型のパソコンの蓋体よりも重量が大きい場合であっても、軸の後側となる領域(奥行き)に支えられ、タブレット型のパソコン2側に倒れることがない。
【0034】
図5に示すように、装着部5には、装着端面5Aが設けてある。装着端面5Aは、装着したタブレット型のパソコン2の下面が突き合わせられる面で、上述した軸の軸心と平行に形成してある。装着端面5Aは、タブレット型のパソコン2と略同一の幅を有しており、装着端面5Aにコネクタ(図示せず)が設けてある。コネクタは、タブレット型のパソコン2の下面に設けたコネクタが接続され、データの入出力が可能になる入出力端子で、その接続端面が装着部5の装着端面5Aよりも上方に突出するように設けてある。また、コネクタは、その接続端面が細長い矩形形状であって、装着部5の幅方向中央を境に対称に設けてある。これにより、コネクタをタブレット型のパソコン2の幅方向中央を境に対称に設けたタブレット型のパソコン2を裏返しても装着部5に装着可能である。
【0035】
また、
図4に示すように、装着部5は、装着端面5Aに一対の挿入部51が設けてある。一対の挿入部51は、タブレット型のパソコン2を装着部5に装着した場合にタブレット型のパソコン2の下面に設けた装着穴に挿入され、タブレット型のパソコン2を支持するものである。一対の挿入部51は、装着端面5Aの幅方向中央を境に対称に設けてあり、その位置は、装着端面5Aの幅方向両端である。また、挿入部51は、装着端面5Aの幅方向に細長い断面形状を有しており、その外側となる側面は装着端面5Aに対して直角に形成され、その内側となる側面は装着端面5Aに対して斜めに形成されている。
【0036】
また、装着部5は、スライダ6とコネクタカバー7とを備えている。スライダ6は、装着部5に対して幅方向にスライド可能であって、装着部5とスライダ6との間には引っ張りコイルバネ61(
図6参照)が架け渡してある。これにより、引っ張りコイルバネ61には弾性復元力が作用し、スライダ6は待機位置から係止位置に向けて付勢される。また、スライダ6には、その上面に装着部5の装着端面5Aから突出する一対のフック62が設けてあり、待機位置に対して係止位置側となる端部(左側端部)にイジェクトノブ63が設けてある。
【0037】
一対のフック62は、タブレット型のパソコン2(被装着物)を装着部5(装着物)に確実に取り付けるためのもので、待機位置で装着するタブレット型のパソコン2の下面に設けた一対の鉤穴22にそれぞれ対向する一方、係止位置で装着するタブレット型のパソコン2の下面に設けた一対の鉤穴22にそれぞれ係止される。フック62は、基部621のほか、鉤穴22に挿入される幹部622および頭部623を有している。基部621は、スライダ6から上方に突出した部分であり、直方体形状に形成され、装着部5に収容されている。幹部622は、基部621からさらに上方に突出した部分であり、装着部5からも突出し、鉤穴22に挿入された場合に係止段部222の内側端面に対向する。頭部623は、幹部622から上方に突出した部分であり、幹部622から係止位置側に張り出している。これにより、幹部622と頭部623とが鉤穴22に挿入され、その状態でスライダ6が待機位置から係止位置に移動すると、フック62の頭部623が鉤穴22の係止段部222の上面に係止される。
【0038】
イジェクトノブ63は、係止位置から待機位置に移動するように、スライダ6を移動させるためのもので、スライダ6が係止位置に位置する場合に待機位置に対して係止位置側となる装着部5の端面(左端面)から突出する。この状態から、引っ張りコイルバネ61の弾性復元力に抗してイジェクトノブ63を押し込むと、スライダ6が係止位置から待機位置を越えてイジェクト位置に移動する。
【0039】
コネクタカバー7は、装着部5に対して上下方向にスライド可能であって、装着部5とコネクタカバー7との間には圧縮コイルバネ71が収容してある。これにより、圧縮コイルバネ71には弾性復元力が作用し、コネクタカバー7は上方に向けて付勢される。また、コネクタカバー7には、コネクタ口(図示せず)と一対のフック口7bとが設けてある。
【0040】
コネクタ口は、装着部5に設けたコネクタが進退するための開口で、装着部5に設けたコネクタが挿通する細長い矩形形状に形成してある。これにより、装着部5に設けたコネクタの接続端面がコネクタカバー7の上面と面一あるいは上面よりも下側に退避する。この状態から、圧縮コイルバネ71の弾性復元力に抗してコネクタカバー7を押し込むと、コネクタカバー7が押し下げられ、装着部5に設けたコネクタがコネクタカバー7の上面から突出する。このように、装着部5に設けたコネクタがコネクタカバー7の上面から突出すると、装着部5に設けたコネクタにタブレット型のパソコン2の下面に設けたコネクタが接続可能となる。
【0041】
フック口7bは、フック62が挿通するための開口で、フック口7bを挿通したフック62がイジェクト位置と係止位置との間で移動可能となるように、細長い矩形形状に形成してある。これにより、フック62の頭部623の先端だけがコネクタカバー7の上面から突出し、コネクタカバー7が押し下げられると、フック62の頭部623と幹部622とがコネクタカバー7の上面から突出する。このように、コネクタカバー7の上面から突出したフック62の頭部623と幹部622は、待機位置において鉤穴22に挿入可能となり、鉤穴22に挿入された状態で待機位置から係止位置に移動すると、鉤穴22に係止される。
【0042】
上述したスライダ6とコネクタカバー7とには、トリガーが設けてある。トリガーは、スライダ6が係止位置から待機位置に移動された場合にスライダ6を待機位置で係止し、さらに、コネクタカバー7が押し下げられた場合に係止したスライダ6を離脱させ、スライダ6を待機位置から係止位置に移動させるものである。
図5に示すように、トリガーは、スライダ6に設けたスライド片64の後面に設けた係合突起641と、スライド片64の後面に対向するコネクタカバー7の内側面に設けた制御突起72とにより構成される。
【0043】
スライド片64は、スライダ6と一体に形成されたもので、スライダ6の幅方向(スライド方向)に延びて、装着部5の前後方向に可撓性を有している。スライド片64の後面に設けた係合突起641は、コネクタカバー7の内側面に向けて突出しており、先端側にスライド片64の後面に対して鋭角に設けた傾斜面と、基端側にスライド片64の後面に対して直角に設けた係合面とを有している。
【0044】
コネクタカバー7の内側面に設けた制御突起72は、スライダ6がイジェクト位置から待機位置に移動した場合に係合突起641と係合する第1突起721と、第1突起721と斜向かいとなる位置に設けられ、スライダ6が係止位置からイジェクト位置に移動した場合に係合突起641と係合する第2突起722とを有している。第1突起721と第2突起722は、それぞれスライダ6の後面に向けて突出しており、コネクタカバー7の内側面に対して鋭角に設けた傾斜面と、コネクタカバー7の内側面に対して直角に設けた係合面とを有している。
【0045】
図7〜
図10は、タブレット型のパソコンをステーションに装着する手順を説明するための概念図であり、
図11〜
図13は、タブレット型のパソコンをステーションから取り外す手順を説明するための概念図である。
図14は、スライダとコネクタカバーとの関係を示す図である。
【0046】
上述した本発明の実施の形態である着脱機構は、
図7に示すように、タブレット型のパソコン2をステーション3に装着する前の状態で、スライダ6が待機位置に位置し、スライド片64の後面に設けた係合突起641と、コネクタカバー7の内側面に設けた第1突起721とが係合し、スライダ6は待機位置に係止される。これにより、スライダ6は待機位置に待機し、スライダ6に設けたフック62は、ステーション3に装着するタブレット型のパソコン2の下面に設けた鉤穴22に対向する。
【0047】
この状態からタブレット型のパソコン2をステーション3に装着すると、タブレット型のパソコン2の下面が装着部5の装着端面5Aに徐々に近づき、やがて、
図8に示すように、タブレット型のパソコン2の下面がコネクタカバー7の上面を押圧する。すると、コネクタカバー7は、装着部5の装着端面5Aに向けて押し下げられ、やがて、
図9に示すように、コネクタカバー7の上面は、装着部5の装着端面と面一となる。すると、コネクタカバー7の内側面に設けた第1突起721は、スライド片64の後面に設けた係合突起641から離脱する。そして、スライダ6には引っ張りコイルバネ61の弾性復元力が作用し、
図10に示すように、スライダ6が待機位置から係止位置に移動する。これに伴い、フック62の頭部623は、鉤穴22に設けた係止段部222に係合し、タブレット型のパソコン2はステーション3に確実に取り付けられる。このとき、イジェクトノブ63の操作端面は、
図14(a)に示すように、装着部5の側端面と面一になる。
【0048】
この状態からタブレット型のパソコン2をステーション3から取り外す場合には、イジェクトノブ63を押し込む。すると、スライダ6が係止位置から待機位置を越えてイジェクト位置に移動する。このとき、スライド片64は前方に撓み、係合突起641は第2突起722を乗り越える。これにより、
図11に示すように、係合突起641は第2突起722と係合する。このとき、イジェクトノブ63の操作端面は、
図14(b)に示すように、装着部5の側端面から最もへこむことになる。
【0049】
この状態からタブレット型のパソコン2をステーション3から取り外すと、
図12に示すように、圧縮コイルバネ71の弾性復元力が作用し、コネクタカバー7を押し上げる。やがて、
図13に示すように、係合突起641は、第2突起722から離脱し、スライダ6はイジェクト位置から待機位置に移動し、係合突起641は第1突起721と係合する(
図7参照)。これにより、スライダ6は、待機位置に係止される。このとき、イジェクトノブ63の操作端面は、
図14(c)に示すように、
図14(b)に示した位置よりも装着部5の側端面側に位置することになる。
【0050】
上述した本発明の実施の形態である着脱機構は、スライダ6が係止位置から待機位置に移動した場合にスライダ6を待機位置で係止し、さらに、フック62が鉤穴22に挿入された場合に係止したスライダ6が離脱し、スライダ6を待機位置から係止位置に移動させる。これにより、フック62は鉤穴22に係止され、タブレット型のパソコン2(被装着物)をステーション3の装着部5(装着物)に確実に取り付けることができる。この状態で、イジェクトノブ63を押し込むことにより、スライダ6を係止位置からイジェクト位置に移動させれば、スライダ6がイジェクト位置に移動するので、タブレット型のパソコン2をステーション3の装着部5から簡単に取り外すことができる。
【0051】
そして、タブレット型のパソコン2をステーション3の装着部5から取り外すと、コネクタカバー7が押し上げられ、スライダ6がイジェクト位置から待機位置に移動し、係合突起641が第1突起721と係合するので、スライダ6は待機位置に留まる。これにより、格別な操作をしなくても、タブレット型のパソコン2をステーション3の装着部5に取り付けることができる。
【符号の説明】
【0052】
1 ノート型のパソコン(電子機器)
2 タブレット型のパソコン(被装着装置,電子機器本体)
21 表示器
22 鉤穴
221 凹部
222 係止段部
3 ステーション(装着装置)
4 ステーション本体
41 操作キー
42 タッチパッド
43 キーボード
5 装着部
5A 装着端面
51 挿入部
6 スライダ
61 引っ張りコイルバネ
62 フック
621 基部
622 幹部
623 頭部
63 イジェクトノブ
64 スライド片
641 係合突起
7 コネクタカバー
7b フック口
71 圧縮コイルバネ
72 制御突起
721 第1突起
722 第2突起