(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記システムは、所定のスケジュールに従って、前記複数の遠隔サーバからのコンテンツメタデータの前記読み出しをスケジューリングする手段をさらに含む、請求項2に記載のシステム。
フィードと関連付けられた遠隔サーバを介してアクセス可能なコンテンツの具体的断片に関して、前記システムによって、前記フィードから読み出されるコンテンツメタデータは、一意の識別子を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のシステム。
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記コンテンツメタデータデータベース内に全カテゴリおよび全コンテンツメタデータを含む完全ナビゲーション階層を定義する、請求項1〜8のいずれかに記載のシステム。
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記完全ナビゲーション階層内の範囲を定義し、各範囲は、前記カテゴリおよびコンテンツメタデータを限定し、カスタムナビゲーション階層を形成する、請求項9に記載のシステム。
フィードと関連付けられた遠隔サーバを介してアクセス可能なコンテンツの具体的断片に関して、前記フィードから読み出されるコンテンツメタデータは、一意の識別子を含む、請求項11〜13のいずれかに記載の方法。
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記コンテンツメタデータデータベース内に全カテゴリおよび全コンテンツメタデータを含む完全ナビゲーション階層を定義する、請求項11〜18のいずれかに記載の方法。
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記完全ナビゲーション階層内の範囲を定義し、各範囲は、前記カテゴリおよびコンテンツメタデータを限定し、カスタムナビゲーション階層を形成する、請求項19に記載の方法。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
(発明の概要)
本発明の実施形態による、システムおよび方法は、コンテンツメタデータが、遠隔サーバによって収集される、遠隔データベース内に含まれる、具体的デバイスモデルおよびデバイスインスタンスのためのナビゲーション階層定義を含有する遠隔データベースを使用して、種々のソースからのコンテンツへのアクセスを可能にする、再生デバイス上に、インターネットコンテンツガイド(ICG)を提供するためのものとして説明される。種々の消費者電子機器デバイス上に配備することができる、共通クライアントについてもまた、説明される。共通クライアントは、消費者電子デバイスのインターネット接続を利用して、遠隔データベースから、情報を引き出し、リスト化されたコンテンツへのアクセスを提供する、デバイス具体的ICGを構築することが可能であり、各デバイス専用ICGは、遠隔制御またはゲームコントローラを使用して、ナビゲート可能である。
【0004】
本発明の一実施形態は、遠隔サーバを介して、アクセス可能なコンテンツを記述する、複数の遠隔サーバ上のフィードから、コンテンツメタデータを読み出し、フィードから読み出されたコンテンツメタデータを使用して、コンテンツメタデータデータベースを更新するように構成される、メタセンターと、メタセンターと通信し、インターネットを介して、コンテンツにアクセスするように構成される、複数の再生デバイスとを含む。加えて、コンテンツメタデータデータベースは、異なる再生デバイスに対して、複数のナビゲーション階層を定義し、各ナビゲーション階層は、カテゴリ情報およびコンテンツ情報を含み、各再生デバイスは、メタセンターから、再生デバイスに適切なナビゲーション階層を取得するように構成され、再生デバイスによって取得されたナビゲーション階層は、再生デバイスが、アクセスするように認証され、再生可能である、カテゴリおよびコンテンツ情報のみを含み、再生デバイスは、メタセンターから取得された、ナビゲーション階層を使用して、インターネットコンテンツガイドを生成するように構成される。
【0005】
さらなる実施形態では、メタセンターは、具体的フィードフォーマットから、具体的コンテンツメタデータを読み出すように構成される、メタデータアダプタを使用して、遠隔サーバ上のフィードを介して、アクセス可能なコンテンツを記述する、複数の遠隔サーバから、コンテンツメタデータを読み出すように構成される。
【0006】
別の実施形態では、メタセンターはさらに、所定のスケジュールに従って、複数の遠隔サーバから、コンテンツメタデータの読み出しをスケジューリングするように構成される、メタシンセサイザを備える。
【0007】
なおもさらなる実施形態では、フィードと関連付けられた遠隔サーバを介して、アクセス可能なコンテンツの具体的断片に関して、メタセンターによって、フィードから読み出されるコンテンツメタデータは、一意の識別子を含む。
【0008】
なおも別の実施形態では、メタセンターは、具体的フィードから読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子をコンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータの一意の識別子と比較し、コンテンツメタデータの一意の識別子が、コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータのいずれかの一意の識別子と一致しない時、コンテンツメタデータをフィードと関連付けるように構成される。
【0009】
なおもさらなる実施形態では、メタセンターは、コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータの一意の識別子が、フィードのために読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子のいずれにも一致しない時、削除されるように、コンテンツデータベース内のコンテンツメタデータをマークするように構成される。
【0010】
なおも別の実施形態では、メタセンターは、読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子が、フィードと関連付けられたコンテンツの断片のためのコンテンツメタデータの一意の識別子に対応する時、メタデータデータベース内に記憶されたコンテンツメタデータを更新し、読み出されたコンテンツメタデータとの差異を反映するように構成される。
【0011】
再び、さらなる実施形態では、メタデータアダプタによって読み出されたコンテンツメタデータのための一意の識別子は、コンテンツの具体的断片のためのコンテンツメタデータが、フィードから読み出される度に、同一である。
【0012】
再び、別の実施形態では、コンテンツメタデータデータベースは、コンテンツメタデータデータベース内に全カテゴリおよび全コンテンツメタデータを備える、完全ナビゲーション階層を定義する。
【0013】
さらなる付加的実施形態では、コンテンツメタデータデータベースは、完全ナビゲーション階層内の範囲を定義し、各範囲は、カテゴリおよびコンテンツメタデータを限定し、カスタムナビゲーション階層を形成する。
【0014】
別の付加的実施形態では、範囲は、異なる種別の再生デバイスに対して定義される。
【0015】
なおもさらなる実施形態では、範囲は、再生デバイスの種別が再生可能なコンテンツに基づいて、アドミニストレータによって定義される。
【0016】
なおも別の実施形態では、範囲は、個々の再生デバイスに対して定義される。
【0017】
再び、なおもさらなる実施形態では、範囲は、カスタムフィードからのコンテンツを含む。
【0018】
再び、なおも別の実施形態では、カスタムフィードは、ユーザによって規定されるコンテンツフィードである。
【0019】
なおもさらなる付加的実施形態では、カスタムフィードは、保存された検索クエリの実行に応答して識別される、コンテンツメタデータである。
【0020】
なおも別の付加的実施形態では、範囲は、少なくとも1つの制限されたサイトから読み出されたコンテンツメタデータを含む。
【0021】
再び、なおもさらなる実施形態では、制限されたサイトを介して、アクセス可能なコンテンツのためのコンテンツメタデータは、再生デバイスに、メタセンターからのコンテンツへのアクセスを要求するように指示する、情報を含み、メタセンターは、制限されたサイトから情報を取得し、再生デバイスが、コンテンツにアクセスするための再生デバイスからの要求に応答して、制限されたサイト上のコンテンツにアクセスすることを可能にするように構成される。
【0022】
再び、なおも別の実施形態では、範囲は、ユーザ定義フィルタを含み、メタセンターは、カスタムナビゲーション階層を再生デバイスに提供するのに先立って、フィルタに基づいて、ナビゲーション階層をフィルタリングするように構成される。
【0023】
なおもさらなる付加的実施形態では、フィルタは、ナビゲーション階層から、少なくとも1つのカテゴリおよび関連付けられたコンテンツをフィルタリングする、ペアレンタルコントロールフィルタである。
【0024】
なおも別の付加的実施形態では、フィルタは、割り当てられたコンテンツ評価に基づいて、カテゴリおよびコンテンツメタデータをフィルタリングする、コンテンツ評価フィルタである。
【0025】
再び、さらなる付加的実施形態では、フィルタは、再生デバイスの再生能力に基づいて、コンテンツメタデータをフィルタリングする、再生能力フィルタである。
【0026】
再び、別の付加的実施形態では、各再生デバイスは、共通クライアントを利用して、メタセンターから、ナビゲーション階層を取得する。
【0027】
再び、なおもさらなる実施形態では、再生デバイスは、メタセンターから、ナビゲーション階層を要求するように構成される。
【0028】
再び、なおも別の実施形態では、再生デバイスは、メタセンターから、ナビゲーション階層更新を要求するように構成される。
【0029】
なおもさらなる付加的実施形態では、メタセンターは、サイトに対して、検索メタデータアダプタを使用して、アーカイブサイトを介して、アクセス可能なコンテンツを検索するように構成される。
【0030】
なおも別の付加的実施形態では、メタセンターは、再生デバイスからの検索クエリの受信に応答して、アーカイブサイトを検索するように構成される。
【0031】
別のさらなる実施形態では、メタセンターは、所定のイベントに応答して、保存された検索クエリを使用して、アーカイブサイトを検索するように構成される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
具体的再生デバイスに適切なインターネットコンテンツガイドを生成するためのシステムであって、
遠隔サーバを介して、アクセス可能なコンテンツを記述する、複数の遠隔サーバ上のフィードから、コンテンツメタデータを読み出し、前記フィードから読み出された前記コンテンツメタデータを使用して、コンテンツメタデータデータベースを更新するように構成される、メタセンターと、
前記メタセンターと通信し、インターネットを介して、コンテンツにアクセスするように構成される、複数の再生デバイスと
を含み、
前記コンテンツメタデータデータベースは、異なる再生デバイスに対して、複数のナビゲーション階層を定義し、各ナビゲーション階層は、カテゴリ情報およびコンテンツ情報を含み、
各再生デバイスは、前記メタセンターから、前記再生デバイスに適切なナビゲーション階層を取得するように構成され、前記再生デバイスによって取得されたナビゲーション階層は、前記再生デバイスが、アクセスするように認証され、かつ、再生可能である、カテゴリおよびコンテンツ情報のみを含み、
前記再生デバイスは、前記メタセンターから取得された、前記ナビゲーション階層を使用して、インターネットコンテンツガイドを生成するように構成される、システム。
(項目2)
前記メタセンターは、具体的フィードフォーマットから、具体的コンテンツメタデータを読み出すように構成される、メタデータアダプタを使用して、前記遠隔サーバ上のフィードを介して、アクセス可能なコンテンツを記述する、複数の遠隔サーバから、コンテンツメタデータを読み出すように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目3)
前記メタセンターはさらに、所定のスケジュールに従って、前記複数の遠隔サーバから、コンテンツメタデータの読み出しをスケジューリングするように構成される、メタシンセサイザを含む、項目2に記載のシステム。
(項目4)
前記フィードと関連付けられた遠隔サーバを介して、アクセス可能なコンテンツの具体的断片に関して、前記メタセンターによって、フィードから読み出されるコンテンツメタデータは、一意の識別子を含む、項目1に記載のシステム。
(項目5)
前記メタセンターは、前記コンテンツメタデータの一意の識別子が、前記コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータのいずれかの一意の識別子と一致しないとき、具体的フィードから読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子を前記コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータの一意の識別子と比較し、コンテンツメタデータを前記フィードと関連付けるように構成される、項目4に記載のシステム。
(項目6)
前記メタセンターは、前記コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツメタデータの一意の識別子が、前記フィードのために読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子のいずれにも一致しないとき、削除されるように、コンテンツデータベース内のコンテンツメタデータをマークするように構成される、項目5に記載のシステム。
(項目7)
前記メタセンターは、前記読み出されたコンテンツメタデータの一意の識別子が、前記フィードと関連付けられたコンテンツの断片のためのコンテンツメタデータの一意の識別子に対応するとき、前記メタデータデータベース内に記憶されたコンテンツメタデータを更新し、前記読み出されたコンテンツメタデータとの差異を反映するように構成される、項目5に記載のシステム。
(項目8)
メタデータアダプタによって読み出されたコンテンツメタデータのための一意の識別子は、コンテンツの具体的断片のためのコンテンツメタデータが、前記フィードから読み出される度に、同一である、項目4に記載のシステム。
(項目9)
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記コンテンツメタデータデータベース内に全カテゴリおよび全コンテンツメタデータを含む、完全ナビゲーション階層を定義する、項目1に記載のシステム。
(項目10)
前記コンテンツメタデータデータベースは、前記完全ナビゲーション階層内の範囲を定義し、各範囲は、前記カテゴリおよびコンテンツメタデータを限定し、カスタムナビゲーション階層を形成する、項目9に記載のシステム。
(項目11)
範囲は、異なる種別の再生デバイスに対して定義される、項目10に記載のシステム。
(項目12)
前記範囲は、再生デバイスの種別が再生可能なコンテンツに基づいて、アドミニストレータによって定義される、項目11に記載のシステム。
(項目13)
範囲は、個々の再生デバイスに対して定義される、項目10に記載のシステム。
(項目14)
前記範囲は、カスタムフィードからのコンテンツを含む、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記カスタムフィードは、ユーザによって規定されるコンテンツフィードである、項目14に記載のシステム。
(項目16)
前記カスタムフィードは、保存された検索クエリの実行に応答して識別される、コンテンツメタデータである、項目14に記載のシステム。
(項目17)
前記範囲は、少なくとも1つの制限されたサイトから読み出されたコンテンツメタデータを含む、項目13に記載のシステム。
(項目18)
制限されたサイトを介して、アクセス可能なコンテンツのためのコンテンツメタデータは、前記再生デバイスに、前記メタセンターからのコンテンツへのアクセスを要求するように指示する、情報を含み、
前記メタセンターは、前記制限されたサイトから情報を取得し、前記再生デバイスが、前記コンテンツにアクセスするための前記再生デバイスからの要求に応答して、前記制限されたサイト上のコンテンツにアクセスすることを可能にするように構成される、
項目17に記載のシステム。
(項目19)
前記範囲は、ユーザ定義フィルタを含み、前記メタセンターは、カスタムナビゲーション階層を再生デバイスに提供するのに先立って、前記フィルタに基づいて、前記ナビゲーション階層をフィルタリングするように構成される、項目10に記載のシステム。
(項目20)
前記フィルタは、前記ナビゲーション階層から、少なくとも1つのカテゴリおよび関連付けられたコンテンツをフィルタリングする、ペアレンタルコントロールフィルタである、項目19に記載のシステム。
(項目21)
前記フィルタは、割り当てられたコンテンツ評価に基づいて、カテゴリおよびコンテンツメタデータをフィルタリングする、コンテンツ評価フィルタである、項目19に記載のシステム。
(項目22)
前記フィルタは、再生デバイスの再生能力に基づいて、コンテンツメタデータをフィルタリングする、再生能力フィルタである、項目19に記載のシステム。
(項目23)
各再生デバイスは、共通クライアントを利用して、前記メタセンターから、ナビゲーション階層を取得する、項目1に記載のシステム。
(項目24)
前記再生デバイスは、前記メタセンターから、ナビゲーション階層を要求するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目25)
前記再生デバイスは、前記メタセンターから、ナビゲーション階層更新を要求するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目26)
前記メタセンターは、前記サイトに対して、検索メタデータアダプタを使用して、アーカイブサイトを介して、アクセス可能なコンテンツを検索するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目27)
前記メタセンターは、再生デバイスからの検索クエリの受信に応答して、アーカイブサイトを検索するように構成される、項目26に記載のシステム。
(項目28)
前記メタセンターは、所定のイベントに応答して、保存された検索クエリを使用して、アーカイブサイトを検索するように構成される、項目26に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0033】
(詳細な説明)
次に、図面を参照すると、本発明の実施形態による、コンテンツメタデータが、複数のソースから、遠隔サーバによって、収集される、遠隔データベース内に含まれる、具体的デバイスモデルおよびデバイスインスタンスのためのナビゲーション階層定義を含有する遠隔データベースを使用して、複数のソースから、インターネットを介して、コンテンツにアクセスするために使用することができる、再生デバイス上に、インターネットコンテンツガイド(ICG)を提供するためのシステムおよび方法が、例証される。多くの実施形態では、ICGは、ユーザが、標準的遠隔制御デバイスまたはゲームコントローラを使用して、種々のサイトから、インターネットを介して、アクセス可能なビデオコンテンツへナビゲートするために使用することができる、階層メニューである。いくつかの実施形態では、各再生デバイスによって生成されるICGは、典型的には、ジャンル、サイト、および料金等であるが、それらに限定されない、カテゴリを記述する、階層内のナビゲーションノードと、コンテンツの個々の断片を記述する、コンテンツノードとを含む、ナビゲーション階層によって定義される。具体的再生デバイスのためのナビゲーション階層は、遠隔データベース内に定義され、再生デバイスは、遠隔データベースから、そのナビゲーション階層を引き出す。いくつかの実施形態では、ナビゲーション階層は再生デバイスによって提示されるICGが、再生デバイスが、再生するように認証され、かつ再生可能である、カテゴリおよびコンテンツのリストのみを含むように、定義される。
【0034】
いくつかの実施形態では、メタセンターは、コンテンツメタデータアダプタを使用して、コンテンツサイトを収集する、遠隔データベースを構築する、クラウド内に提供される。いくつかの実施形態では、各コンテンツサイトは、コンテンツが、各コンテンツサイトに追加される様式に基づいて、専用に構成される、別個のコンテンツメタデータアダプタを有する。いくつかの実施形態では、コンテンツサイトは、標準的フィードを提供し、単一メタデータアダプタは、複数のコンテンツサイトを介して提供される、コンテンツに関するメタデータを取得するために使用することができる。コンテンツメタデータの記憶に加え、コンテンツメタデータデータベースは、異なる種別の再生デバイスおよび具体的再生デバイスのためのナビゲーション階層を定義する。ナビゲーション階層情報は、再生デバイスによって引き出され、ICGを生成することができる。
【0035】
いくつかの実施形態では、共通クライアントを起動するように構成される、複数の再生デバイスは、メタセンターにアクセスし、コンテンツメタデータデータベースからの情報を使用して、デバイスのコントローラを使用して、ナビゲート可能なICGを生成することができる。多くの実施形態では、再生デバイスは、入力デバイスとして、遠隔制御またはゲームコントローラを含む、消費者電子デバイスである。いくつかの実施形態では、共通クライアントは、再生デバイスを構成し、フラッシュプレーヤを実装することができる。フラッシュプレーヤは、マルチメディア、ベクターグラフィック、およびアクションスクリプトのためのAdobe Systems Incorporated(SanJose、California)によって規定されるファイルフォーマットである、Small Web Format(SWF)ファイルを起動する、ソフトウェアであり、インターネットを介して、ビデオを送達するために使用することができる、コンテナファイルフォーマットである、フラッシュビデオをデコード可能である。フラッシュプレーヤは、製造業者が、共通クライアントを使用して、異なるユーザインターフェースを生成することを可能にする。
【0036】
いくつかの実施形態では、共通クライアントによって生成されるユーザインターフェースの待ち時間およびコンテンツの再生は、キャッシングを使用して低減される。多くの事例では、頻繁にアクセスされるコンテンツは、共通クライアントによって、再生デバイス上でローカルにキャッシュされる。いくつかの事例では、コンテンツは、ユーザインターフェースの状態に基づいて、事前にキャッシュされる。本発明の実施形態による、メタセンター、コンテンツメタデータアダプタ、具体的再生デバイスによるICGの生成、および共通クライアントについて、以下にさらに論じられる。
【0037】
(システムアーキテクチャ)
本発明のある実施形態による、コンテンツメタデータの遠隔データベースから引き出されるナビゲーション階層情報を使用して、再生デバイスによって生成されるICGを使用して、インターネットを介して、コンテンツにアクセスするためのシステムが、
図1に例証される。システムは、ローカルに、またはインターネット16を介して、コンテンツサイト14において、アクセス可能であるコンテンツを再生するように構成される、少なくとも1つの再生デバイス12を含む。各再生デバイス12は、インターネットを介して、メタセンター18の一部である、コンテンツメタデータデータベースから、ナビゲーション階層情報を読み出し、読み出された情報を使用して、再生デバイスのコントローラによって、ナビゲート可能である、ICGを生成する。メタセンターは、コンテンツメタデータデータベース内のコンテンツメタデータの収集および再生デバイスへのナビゲーション階層の通信を管理するように構成される、1つ以上のサーバである。多くの実施形態では、異なる種別の再生デバイス上で実行するように適応される、共通クライアントは、ユーザインターフェースを生成するために使用される。多くの実施形態では、再生デバイスは、テレビ、DVD/ブルーレイプレーヤ、ゲームコンソール、携帯デバイス、およびセットトップボックス等であるが、それらに限定されない、消費者電子機器デバイスを含む。本発明のある実施形態による、ICGを使用して、インターネットを介して、コンテンツにアクセスするために利用することができる、共通クライアントは、2010年1月7日出願の米国仮出願第61/335,592号「Real Time Flash Based User Interface for Media Playback Device」に説明されており、その開示は、参照することによって、全体として前述に組み込まれる。
【0038】
メタセンター18は、いくつかのコンテンツサイト14から利用可能なコンテンツに関するメタデータを取得することによって、コンテンツメタデータデータベースを構築する。以下にさらに論じられるように、コンテンツサイトは、典型的には、コンテンツサイトに追加された新しいコンテンツに関するコンテンツへのアクセスおよび/または更新を提供するために、異なる技法を使用する。多くの実施形態では、メタセンター18は、コンテンツサイトが、コンテンツメタデータデータベースを周期的に更新するために、本情報を提供する様式に関する情報を使用する。
【0039】
(メタセンター)
本発明のある実施形態による、メタセンターは、
図2に例証される。メタセンター18は、コンテンツメタデータデータベースを生成および維持し、コンテンツメタデータデータベースから再生デバイスに情報を提供する。例証される実施形態では、メタセンター18は、複数のコンテンツメタデータアダプタ30と、そのフィードを介して、メタセンター18が認識する、インターネットを介して、アクセス可能な全コンテンツのためのナビゲーション階層を定義する、コンテンツメタデータデータベース32とを含む。各コンテンツメタデータアダプタは、特定のコンテンツサイト上に記憶されたコンテンツまたはコンテンツサイトの種別に関するメタデータを生成するように構成される。いくつかの実施形態では、メタセンター18は、特定のコンテンツサイトを介して、アクセス可能なビデオ、オーディオ、音楽、および写真に関する、メタデータを生成するように構成される。しかしながら、メタセンターは、必ずしも、コンテンツメタデータデータベース内にリスト化することができる、コンテンツの観点に限定されない。読み出されたメタデータは、コンテンツメタデータデータベースに統合され、メタセンターがメタデータアダプタを所有する、コンテンツサイトを介して、アクセス可能である、コンテンツの更新されたナビゲーション階層を提供する。
【0040】
多くの実施形態では、コンテンツメタデータデータベース32は、ユーザが、再生デバイスのユーザインターフェースを使用して、トラバースすることができ、コンテンツにアクセスするために使用することができる、再生デバイス上にICGを構築するために使用され得る、ナビゲーション階層を含む。いくつかの実施形態では、メタセンター18は、デバイス再生能力、評価フィルタ、カスタムフィード、加入および/または有料サービスに関する情報、および/または他のアカウント情報が挙げられるが、それらに限定されない、特定の再生デバイス12に関する情報を使用して、再生デバイスのためのナビゲーション階層を定義する。ナビゲーション範囲は、特定のデバイス種別(例えば、デバイスモデルまたはデバイスモデル群)によって、または具体的デバイスによって、アクセス可能である、ICG内で参照される、コンテンツのサブセットを定義する。例えば、具体的デバイスモデルは、デバイスの再生能力に従って定義される、範囲を有することができ、およびデバイスモデルの具体的インスタンス(すなわち、個々のデバイス)は、カスタムフィード(例えば、保存された検索クエリまたはプライベートコンテンツ)ならびに/あるいは加入および/または有料コンテンツを含む、範囲の修正されたバージョンを有することができる。具体的再生デバイスのために定義された範囲内にある、カテゴリおよびコンテンツはさらに、ナビゲーション階層の再生デバイスへの提供に先立って、メタセンター18によってフィルタリングすることができる。フィルタの実施例として、ペアレンタルコントロールフィルタ、評価制限フィルタ、および再生能力フィルタが挙げられるが、それらに限定されない。したがって、範囲を定義し、適切なフィルタを適用することによって、メタセンター18は、各再生デバイス12に、再生デバイスが、再生することを認証され、かつ再生可能である、カテゴリおよびコンテンツのみリスト化する、カスタムICGを生成するために使用され得る、ナビゲーション階層を提供することができる。他の実施形態では、再生デバイスは、再生デバイスのICGのみ、デバイス上で再生可能なコンテンツをリスト化するように、フィルタをメタセンターから受信したナビゲーション階層に適用する。
【0041】
(メタシンセサイザ)
メタセンターは、数千まで及ばないとしても、数百のコンテンツサイトを介して、アクセス可能なコンテンツに関する、コンテンツメタデータデータベースを構築することができる。コンテンツサイトとして、ビデオオンデマンド(VOD)映画ならびに他の種類の支払および非支払加入および/または有料コンテンツ、インターネットビデオ(例えば、ユーザ生成コンテンツ)、インターネットオーディオ/音楽サイト、ならびにインターネット写真サイトが挙げられ得るが、それらに限定されない。コンテンツは、継続的に追加され、コンテンツサイトから除去される。いくつかの実施形態では、メタセンター18は、スケジューラを使用して、アクセス可能なコンテンツに関するICGから再生デバイスに提供される情報が、最新のままであるように、コンテンツサイトを介して、アクセス可能なコンテンツに関する、メタデータの収集を管理する。本発明のある実施形態による、スケジューリングおよびコンテンツメタデータアダプタによって生成されるメタデータのICGへの統合を行う、メタシンセサイザは、
図3に例証される。メタシンセサイザ35は、異なるコンテンツサイトから、メタデータを取得するために使用される、メタデータコンテンツアダプタ30のレジストリ36を含む。例証される実施形態では、メタシンセサイザは、Terracotta,Inc.(SanFrancisco、California)によって配布されているオープンソースQuartz Job Schedulerを組み込み、固定時間周期によって、ジョブのスケジューリングを可能にする。多くの実施形態では、他の技法が、リアルタイムジョブスケジューリングのために使用される。メタシンセサイザはまた、メタデータアダプタルールレジストリ40を含む。メタデータアダプタルールレジストリは、具体的URLに適切なメタデータアダプタに関する情報、多くの事例では、コンテンツ更新の頻度および/または時間を含む。いくつかの実施形態では、コンテンツメタデータアダプタ自体が、コンテンツメタデータアダプタを適用することができる、URLのレジストリを含む、および/またはメタデータアダプタルールレジストリは、メタデータアダプタレジストリの一部を形成する。いくつかの実施形態では、メタシンセサイザはまた、コンテンツ発行元が、新しく公開されたコンテンツまたは新しいメタデータアダプタルールに関する情報をメタシンセサイザに配信することを可能にする、配信技術を含む。
【0042】
多くの実施形態では、メタシンセサイザは、コンテンツメタデータアダプタから取得されたメタデータを使用して、コンテンツメタデータデータベースを更新する。メタシンセサイザは、コンテンツの断片が、最初に特定されると、コンテンツメタデータデータベースに新しい入力を追加することができる。メタシンセサイザはまた、コンテンツの断片が、コンテンツサイトを介して、もはやアクセス不可能である時、削除されるように、コンテンツ入力をマークすることができ、コンテンツが、URLまたはサムネイルの変更等、何らかに様式において変更される場合、更新されるように、コンテンツ入力をマークすることができる。
【0043】
本発明のある実施形態による、メタシンセサイザのコア論理を例証する、状態図が、
図4aおよび4bに例証される。プロセス50は、メタシンセサイザプロセスの開始(52)から始まる。正常動作下、メタシンセサイザプロセスは、背景プロセスとして、継続的に起動している。メタシンセサイザは、複数の合成ジョブスレッドを生成(54)し、コンテンツメタデータデータベース内で有効にされる、メタデータアダプタのためのジョブを待ち行列に入れる。状態図内の黒塗バー(56)は、ジョブスケジューラを例証する。具体的メタデータアダプタ(60)のための開始期に到達すると、メタデータアダプタを利用(62)して、メタデータアダプタを介して処理することができる、各フィードに対して、コンテンツメタデータを取得する。多くの事例では、単一サイト(例えば、ニュースサイト)が、WorldNews、Staff Favorites、およびU.S.news等の多くのフィードを組み込み、同一メタデータアダプタは、フィードのそれぞれに別個に適用することができる。各フィードのためのアダプタから返される、メタデータセットは、別個に処理される。メタデータアダプタは、フィードのために返されたメタデータセット内に記述される各コンテンツの断片に、一意の識別子を割り当てる。一意の識別子は、フィードのためのアダプタの実行にわたって、またはコンテンツの断片と関連付けられたメタデータの修正に伴って、変化しない。例証される実施形態では、プロセスは、コンテンツの具体的断片が、フィードからもはや利用不可能であるかどうか、フィード内のコンテンツの断片に関する情報が更新されたかどうか、および/またはコンテンツの新しい断片が、フィードに追加されたかどうかを判定する。
【0044】
コンテンツの断片がフィードから削除されたかどうかを判定するために、プロセスは、コンテンツメタデータデータベース内のフィードと関連付けられたコンテンツの断片のためのメタデータを読み出す(63)。次いで、プロセスは、コンテンツメタデータデータベースから読み出されたコンテンツの断片がそれぞれ、フィードのためのメタデータアダプタによって返されたメタデータセット内にリスト化されているかどうかを判定する(64)。コンテンツの断片がリスト化されていない場合、コンテンツの断片は、データベース内で削除されるように、マークされる(66)。
【0045】
次いで、プロセスは、フィードのためのメタデータアダプタによって返されたメタデータセット内の各コンテンツの断片(66)をレビューし、コンテンツの断片が、フィードを介して利用可能であるように、コンテンツメタデータデータベース内に既にリスト化されているかどうかを判定(67)することによって、コンテンツメタデータデータベース内に記憶されるメタデータを更新する。コンテンツの断片が、リスト化されていない場合、コンテンツの断片のためのメタデータが、コンテンツメタデータデータベースに追加される、および/またはフィードと関連付けられる。コンテンツの断片が、フィードを介して、利用可能であるようにリスト化されている場合、メタデータが、コンテンツの断片に対して、変更された(例えば、コンテンツのためのURLが、変更された、またはコンテンツの断片と関連付けられたサムネイル画像が変更された)かどうかに関して、判定(70)が行われる。メタデータが変更された場合、コンテンツの断片のためのメタデータは、コンテンツメタデータデータベース内で更新される(71)。フィードのためのメタデータアダプタによって返されるメタデータのセットが、完全に処理されている時、スケジューラは、コンテンツメタデータデータベースまたはその他内に含有されるスケジュール情報に基づいて、別のメタデータアダプタを選択する(72)。
【0046】
前述に概略されるように、メタシンセサイザは、インターネットを介して、アクセス可能なコンテンツのためのナビゲーション階層を継続的に構築および更新することができる。コンテンツメタデータデータベース内に含有されるメタデータは、再生デバイスのユーザインターフェースを介して、ICGを提示するために、再生デバイスによって使用され得る、ナビゲーション階層を生成するために利用することができる。具体的状態機械が、
図4aおよび4bに例証されるが、本発明のある実施形態に従って、所与の用途に適切な種々のプロセスを利用して、コンテンツメタデータデータベースを構築および更新することができる。
【0047】
(コンテンツメタデータアダプタ)
本発明の実施形態による、メタセンターは、メタデータコンテンツアダプタを使用して、インターネット上で異なるようにエンコードされたフィードから、コンテンツメタデータデータベース内に含有するための一貫したメタデータ合成アイテムを生成する。インターネット上で利用可能なフィードは、多数の点において異なる。例えば、いくつかのコンテンツは、標準的AtomまたはRSSフィードを通して、提供されてなくてもよい。この場合、これらのアイテムは、ウェブページを収集する、または他の「帯域外」技法を使用することによって、APIを介して、取得されてもよい。フィードが、標準的RSSまたはAtomプロトコルに基づく場合でも、データを含有するフィールドは、多くの場合、異なり、時として、RSS/Atom拡張子が使用される(ポッドキャストフィードは、RSS拡張子を使用する、フィードの実施例である)。コンテンツメタデータアダプタは、各サイトに対して生成することができ、各コンテンツメタデータアダプタは、特定のコンテンツプロバイダから、フィードを取得および解釈する方法に関する知識を組み込む、状態機械を所有する、実行可能アプリケーションである。多くのインスタンスでは、コンテンツメタデータアダプタは、個々のインターネットサイトと関連付けられる。しかしながら、コンテンツメタデータアダプタはまた、フィード情報が、サイト(例えば、Blip.tvフィードのすべて、または全ポッドキャストフィード)にわたって、一貫する時、複数のサイトによって、再使用することができる。いくつかの実施形態では、標準的フィードフォーマットは、単一コンテンツアダプタが、標準的フィードフォーマットに従って、情報を公開した任意のサイトから、メタデータコンテンツを抽出するために使用することができるように、規定される。
【0048】
メタシンセサイザは、URLをメタデータアダプタにパスすることができ、メタデータアダプタは、典型的には、アダプタによって識別される各コンテンツの断片に対して、一意の識別子を返す。メタデータアダプタによって割り当てられた一意の識別子は、メタデータアダプタの複数の呼び出しにわたって、不変である。一意の識別子が生成される様式は、サイトに依存する。多くのサイトは、コンテンツの断片のためのURLを修正しない。したがって、URLは、一意の識別子として、使用することができる。コンテンツの断片のためのURLを修正するサイトの場合、サイト自体が、典型的には、サイト上の各コンテンツの断片に、一意の識別子を割り当てる。したがって、サイトによって割り当てられた一意の識別子は、コンテンツを一意的に識別するために利用することができる。メタデータアダプタによって提供される一意の識別子は、コンテンツアダプタによって見つけられたコンテンツをコンテンツメタデータデータベース内に記憶されたコンテンツリストと比較する時、コンテンツが、追加、変更、または除去されたかどうかの判定を可能にする。いくつかの実施形態では、同一の一意の識別子が、同一サイトからの複数のフィードに現れる、コンテンツの断片のために使用される。各フィードのために、同一の一意の識別子を利用することは、コンテンツの断片が、一回のみ、キャッシュされる必要があるため、コンテンツのキャッシングを単純化することができる。コンテンツメタデータアダプタはまた、特定のサイトによって提供されるコンテンツのジャンル等の情報が挙げられるが、それらに限定されない、付加的情報を返すことができる。
【0049】
いくつかの実施形態では、コンテンツメタデータアダプタは、一式のノード属性オブジェクト内に記憶される、名前−値対として、メタデータを返す。収集された予測メタデータは、呼び出されるアダプタおよびアダプタ方法の種類に基づいて、異なる。事例の大部分において、収集されるメタデータは、コンテンツの断片またはコンテンツの断片にアクセスするために利用することができる情報の別の断片のURLを含む。コンテンツメタデータデータベース内へのコンテンツメタデータの記憶は、以下にさらに論じられる。
【0050】
(コンテンツメタデータデータベース内へのコンテンツメタデータの記憶)
メタデータアダプタは、コンテンツメタデータデータベース内において、インターネットを介して、アクセス可能なコンテンツの断片に関する、メタデータの記憶および更新を可能にする。コンテンツメタデータは、典型的には、コンテンツメタデータデータベース内のテーブル内に記憶される。本発明のある実施形態による、コンテンツの断片に関して収集することができる、メタデータの種類は、コンテンツのソースに依存して、異なることができる。以下のXMLノードタグは、具体的コンテンツの断片に関して、コンテンツメタデータデータベース内に記憶することができる、メタデータの種類の実施例を含有する。
【0052】
【化1-1】
前述のノードタグのXML属性内に含有される、メタデータは、コンテンツの断片の名称および記述を提供する。以下にさらに論じられるように、そのような記述情報は、ユーザが、再生デバイスによって、ユーザに提示されるICGを通して、ナビゲートするのに伴って、再生デバイスのユーザインターフェースを介して、提示することができる。メタデータはまた、Last Actionに関する情報(すなわちコンテンツの断片に関するデータベース内に記録されるメタデータが、最後に追加、更新、または削除されたかどうか)を含む。Last Action属性は、更新情報を個々の再生デバイスに送信する時、使用することができる。再生デバイスのICG全体のためのメタデータを送信する代わりに、メタセンターは、単に、追加されたメタデータ、更新されたメタデータ、またはフィードを介して、もはやアクセス不可能であるコンテンツに関する情報を送信することができる。再生デバイスの個々のICGの更新は、以下にさらに論じられる。コンテンツの断片に関して収集されたメタデータはまた、コンテンツと関連付けられたアイコンおよびコンテンツ自体に対するURLを含むことができる。メタデータはまた、コンテンツに割り当てられた評価に関する情報を含むことができる。以下にさらに論じられるように、評価は、ペアレンタルコントロールおよび/または評価フィルタを介して、個々のコンテンツガイド上に表示される、コンテンツをフィルタリングするために使用することができる。
【0053】
(コンテンツメタデータデータベース内のコンテンツメタデータの編成)
コンテンツメタデータは、ナビゲーション階層の一部として編成することができ、コンテンツメタデータは、ナビゲーション階層内の最低レベルである(すなわち、コンテンツメタデータの各断片は、ナビゲーション階層ツリーのブランチで終端する)。ナビゲーションノードは、ジャンル、サイト、およびフィードが挙げられるが、それらに限定されない、カテゴリを定義する階層内に定義することができる。これらのノードは、典型的には、アドミニストレータによって定義され、メタデータアダプタを介して、収集されない。実際、これらのノードは、典型的には、コンテンツメタデータが、メタデータアダプタを使用して収集される、フィードを定義する。ナビゲーションノードによって定義される各カテゴリに関するメタデータはまた、ナビゲーションノード内に記憶することができる。以下のノードタグのXML属性は、CNNウェブサイト等のサイトを記述するナビゲーションノードに関して、記憶することができる、メタデータの実施例を提供する。
【0054】
【化2】
コンテンツメタデータの断片を記述するノードタグ同様に、ナビゲーション階層内のノードの場所も、ParentID属性を介して、定義される。コンテンツメタデータおよびサイトメタデータは両方とも、評価情報を含む。前述のように、評価情報は、評価に基づいて、コンテンツフィルタリングを行う時、利用することができる。
【0055】
各コンテンツの断片およびナビゲーション階層内の各ナビゲーションノードのための具体的セットのメタデータが、前述で論じられているが、種々のメタデータのいずれも、本発明のある実施形態に従って、特定の用途に適切であるように、コンテンツメタデータデータベース内に記述される、異なるコンテンツの断片および異なるカテゴリに関して、収集することができる。
【0056】
(ナビゲーション階層の定義)
本発明の実施形態による、再生デバイスは、ナビゲーション階層を使用して、再生デバイスのユーザインターフェースを介して、ICGを生成するために、メタセンターから、ナビゲーション階層またはナビゲーション階層更新を要求することができる。第1の再生デバイスによって提示されるICGは、デバイスの能力、ユーザが、コンテンツに適用されることを要求したフィルタ(例えば、具体的フィード上のペアレンタルコントロール、または評価フィルタリング)、具体的ユーザがアクセスした加入および/または有料コンテンツ、および/または具体的ユーザによって定義されるカスタムフィードを含むが、それらに限定されない、種々の理由から、第2の再生デバイスによって提示されるICGと異なり得る。メタセンターによって再生デバイスに提供される、ナビゲーション階層は、再生デバイスによって提示されるICGを定義する。具体的デバイスのためにカスタマイズされたナビゲーション階層を提供するために、コンテンツメタデータデータベースは、具体的種別の再生デバイスおよび具体的再生デバイスのための好適なナビゲーション階層を定義する、情報を含む。本発明の実施形態による、ナビゲーション階層の定義および再生デバイス上へのICGの提示は、以下にさらに論じられる。
【0057】
(異なる再生デバイスの範囲の定義)
多くの実施形態では、コンテンツメタデータデータベースは、メタシンセサイザによって収集されるコンテンツメタデータを全て単一ナビゲーション階層に編成し、コンテンツメタデータデータベースは、再生デバイスの異なるカテゴリにアクセス可能なナビゲーション階層の一部に関する情報を含む。このように、データベースは、再生デバイスの種別および/または具体的再生デバイスのための具体的ナビゲーション階層を定義することができる。本発明のある実施形態による、種々の再生デバイスのためのナビゲーション階層を定義する、コンテンツメタデータデータベース内のデータベーステーブルは、
図5に例証される。例証されるコンテンツメタデータデータベース内のテーブル80は、インベントリノードテーブル(82)、範囲テーブル(84)、階層テーブル(86)、フィードテーブル(88)、およびアダプタテーブル(90)を含むが、それらに限定されない。
【0058】
インベントリノードテーブル(82)は、ナビゲート可能ICGノードのカタログを含有する。多くの実施形態では、ナビゲート可能ICGノードの種類は、ナビゲーション階層の一部を定義する、ナビゲーションノード、コンテンツの断片のためのメタデータを含む、コンテンツノード、および有料コンテンツの断片のためのメタデータを含む、有料コンテンツノードを含む。加入および/または有料コンテンツの取り扱いは、以下にさらに論じられる。インベントリノードテーブル(82)は、再生デバイスのICG内に潜在的に現れ得る、ノードを定義する。換言すると、インベントリノードテーブル(82)は、メタセンターが認識するフィードおよびコンテンツの全領域に対して、ナビゲーション階層を定義し、以下にさらに論じられるように、これはまた、ユーザコンテンツ等のカスタムフィードおよび/または保存された検索クエリによって定義されるカスタムフィードを含むことができる。
【0059】
インベントリノードテーブル(82)内のノードの階層関係は、ナビゲーション階層内で使用されることが予測される方法の管理テンプレートを提供する。例えば、インベントリテーブル内のニュースサイトは、以下の子:「HeadlineNews」フィードを記述するノード、「World News」フィードを記述するノード、および「Staff Favorites」フィードを記述するノードを含むことができる。これらの子は、ニュースサイト以外のサイト下において、ICG内に提示されないはずである。以下にさらに論じられるように、インベントリノードテーブル(82)はまた、ユーザのパーソナルコンテンツ(例えば、写真、音楽、ビデオ)および/または保存された検索クエリを実行することによって識別されるコンテンツが挙げられるが、それらに限定されない、カスタムフィードの閲覧を可能にするために利用することができる。
【0060】
インベントリノードテーブル(82)内のノードのナビゲーション階層は、範囲テーブル(84)および階層ノードテーブル(86)内の情報を使用して、具体的種別のデバイスおよび具体的個々のデバイスのために、「スコーピング」することができる。完全ナビゲーション階層の「スコーピング」とは、具体的デバイスモデルおよび具体的デバイスインスタンスによって生成されるICG内に含まれる、インベントリノードテーブル内にノードを定義することを意味する。用語「デバイスモデル」は、製造業者によって製造される、再生デバイスの具体的モデルを指す。デバイスインスタンスは、具体的再生デバイスである。すべて同一モデルのデバイスである、複数のデバイスインスタンスが存在し得る。範囲テーブル(84)は、具体的デバイスモデル(典型的には、OEMモデル)および具体的デバイスインスタンスに関連する、ICG情報を定義する、情報を含む。範囲テーブル(84)内に定義される階層は、典型的には、2層のみの深さ(すなわち、デバイスモデルおよびデバイスインスタンス)である、親子関係を含有する。ルート範囲は、ID0を有する。本ノード下、デバイスモデル範囲があり、デバイスインスタンス範囲は、デバイスモデル範囲下にある。他の実施形態では、範囲テーブルは、2層を超える深さである階層を含む、他の方法で階層を定義することができる。
【0061】
階層ノードテーブル(86)は、具体的デバイスモデルまたは具体的デバイスインスタンスの範囲内のインベントリノードテーブルの一部を画定する。デバイスのためのICGのナビゲーション階層は、典型的には、デバイスモデルのための1つ以上のアドミニストレータによって定義される。このように、異なるエンティティが、異なる種別のデバイスによってアクセス可能なコンテンツを定義することができる。例えば、製造業者は、具体的デバイスモデルの再生能力に基づいて、利用可能なコンテンツを定義することができ、小売業者は、小売業者がコンテンツ配信業者と有する関係に基づいて、再生のために利用可能なコンテンツを定義することができる。具体的デバイスのナビゲーション階層は、主に、具体的デバイスモデル範囲のための階層ノードテーブル(84)内に定義される階層によって、判定される。ナビゲーション階層は、典型的には、再生デバイスの能力を考慮して、具体的再生デバイスの製造業者によって、定義される。フィードが、デバイスモデルによってサポートされていないエンコーディングフォーマットを利用することが既知である場合、モデルのナビゲーション階層内に含まれない。多くの事例では、フィードは、異なる種類のコンテンツ(例えば、VP6およびOn2FLVエンコードファイル)を含むであろう。故に、デバイスモデルのためのナビゲーション階層は、再生デバイスを介して、ユーザに提示されるICG内に表示される全コンテンツが、再生デバイスを使用して、再生可能であることを保証するために、デバイス専用フォーマットが、ナビゲーション階層内に含まれないように、定義することができる。ユーザコンテンツ、保存された検索クエリ、および加入および/または有料コンテンツのためのカスタムフィードの追加が挙げられるが、それらに限定されない、具体的再生デバイスインスタンスに対して、階層のさらなる適応を行うことができる。付加的適応は、以下にさらに論じられる。
【0062】
フィードテーブル(88)は、コンテンツサイトの種々のフィードから、コンテンツメタデータを取得するために使用される情報を含有する。インベントリノードテーブル(82)は、サイトチャネルまたはカテゴリを表す、ノードのためのフィードテーブルの参照を含む。そのようなノードの実施例は、ニュースサイト内の「HeadlineNews」フィードを記述する、ノードである。「Headline News」フィードを記述するノードは、ニュースサイトの参照と、また、フィードテーブル(88)内の「HeadlineNews」フィードの参照も含む、インベントリノードテーブル(82)内にリスト化される。各フィードは、アダプタテーブル内のそのアダプタの参照を有する。
【0063】
アダプタテーブル(90)は、それらのフィードの共通ソースに基づいて、フィードを群化するための手段を提供する。アダプタ入力はまた、共通ソースフォーマットを表す。メタシンセサイザの制御下、フィードを処理することによって、一式のコンテンツメタデータを取得する、メタデータアダプタを含有する、ファイルの参照を保持する。アダプタテーブル(90)はまた、メタデータアダプタを指す、全フィードの代わりに使用される、メタデータアダプタのためのスケジューリング情報を含む。
【0064】
具体的データベース構造が、具体的種別の再生デバイスおよび個々の再生デバイスのナビゲーション階層を定義するために、前述で識別されるが、具体的用途に適切な再生デバイスのためのナビゲーション階層を定義する、代替構造を、本発明の実施形態に従って、利用することができる。
【0065】
(ペアレンタル/評価フィルタリング)
コンテンツメタデータデータベース内に定義される、ナビゲーション階層はさらに、ペアレンタルコントロールおよび/または評価制限が挙げられるが、それらに限定されない、要因に基づいて、限定することができる。いくつかの実施形態では、ペアレンタルコントロールは、具体的再生デバイス(すなわち、デバイスインスタンス)のために定義することができる。範囲は、デバイスモデルのために定義されるナビゲーション階層に適用される、ペアレンタルコントロールおよび/または評価制限を規定する、再生デバイスのためのコンテンツメタデータデータベース内に定義することができる。このように、デバイスモデルのための定義されるナビゲーション階層は、メタセンターが、フィルタリングされたナビゲーション階層またはフィルタリングされたナビゲーション階層更新を再生デバイスに返すのに先立って、ペアレンタルコントロールおよび/または評価制限を受けるノードを除去するようにフィルタリングされる。このように、再生デバイスによって受信されるナビゲーション階層は、カテゴリおよびICG内に表示されるコンテンツが、ユーザによって定義される、ペアレンタルコントロールおよび評価制限に準拠する、ICGの表示を可能にする。他の実施形態では、再生デバイスは、ペアレンタルコントロールおよび/またはコンテンツ評価フィルタを、表示のためのICGを生成するプロセスの一部として、メタセンターから受信したナビゲーション階層情報に適用する。
【0066】
(カスタムフィード)
コンテンツメタデータデータベース内に定義される、ナビゲーション階層全体は、個々のユーザおよび/またはユーザ群によってのみアクセス可能なカスタムフィードを含むことができる。カスタムフィードへのアクセスは、カスタムフィードへのアクセスを付与されたデバイスの範囲内のカスタムフィード内に関連付けられたナビゲーション階層内のノードのみ含むことによって、制限される。カスタムフィードの実施例として、ユーザの写真等、具体的ユーザによって確立される、コンテンツフィードが挙げられる。カスタムフィードはまた、保存された検索クエリを含むことができる。
【0067】
メタセンターが、そのナビゲーション階層への更新のために、再生デバイスから要求を受信し、ナビゲーション階層が、保存された検索クエリカスタムフィードを含む時、メタセンターは、検索クエリを実行し、再生デバイスに提供されたナビゲーション階層更新の一部として、検索クエリに応答して返される、コンテンツを返すことができる。代替として、メタセンターは、検索を周期的に行い、再生デバイスからの更新要求に応答するための基本として使用される、ナビゲーション階層内のクエリの結果を含むことができる。検索クエリは、コンテンツメタデータデータベース内のコンテンツメタデータのクエリであることができ、および/またはGoogle,Inc.(MountainView、California)によって提供される、YouTubeサービス等、アーカイブサイトのクエリであることができる。
【0068】
外部検索能力は、典型的には、大量のコンテンツを含有し、サイト定義基準によって、コンテンツのための検索方法を定義するAPIを提供する、アーカイブサイトに関して提供される。多くの実施形態では、コンテンツメタデータアダプタは、ユーザから収集され、サイトに適切な検索基準を定義することができる、情報を定義する、ユーザインターフェース実装独立テンプレートを含む。いくつかの実施形態では、テンプレートは、遠隔コントローラまたはゲームコントローラ等のユーザ入力デバイスを使用する、検索基準の入力を可能にするために最適化される。具体的コンテンツサイトとの相互作用と関連付けられた付加的機能性は、本発明の実施形態に従って、具体的用途の要件に準拠して、コンテンツメタデータアダプタに組み込むことができる。
【0069】
(加入および/または有料コンテンツ)
具体的デバイスのためのナビゲーション階層を提供するためのメタセンターの能力は、再生デバイスに、有料および/または加入コンテンツへのアクセスを提供することに関して、相当な柔軟性を提供する。多くの実施形態では、メタシンセサイザは、再生デバイスを介して、アクセス可能な具体的加入および/または有料サイトを経由して利用可能なコンテンツに関するメタデータを取得する。コンテンツメタデータは、非制限サイトからのコンテンツを記憶するために使用されるものと同様に、コンテンツメタデータデータベース内に記憶することができる。前述の
図5に示されるデータベース構造の説明に戻って参照すると、加入および/または有料コンテンツのためのメタデータコンテンツは、インベントリノードテーブル(82)内で参照される、有料コンテンツノード内に記憶することができる。しかしながら、加入および/または有料コンテンツと関連付けられたナビゲーション階層は、デバイスモデルのための範囲(すなわち、デフォルトナビゲーション階層の一部を形成する)内にはない。代わりに、加入および/または有料コンテンツは、個々の再生デバイスの範囲内にある。したがって、具体的再生デバイスの加入および/または有料コンテンツサービスへの登録は、加入および/または有料コンテンツサービスと関連付けられたナビゲーションノードおよびコンテンツメタデータを含むために、再生デバイスに対応する具体的デバイスインスタンスのためのナビゲーション階層の範囲の拡張をもたらす。
【0070】
再生デバイスが、再生デバイスのIGC内にリスト化された加入および/または有料コンテンツを要求すると、要求は、加入および/または有料コンテンツサーバに直接行われない。代わりに、要求は、メタセンターに行われ、メタセンターは、加入および/または有料コンテンツサービスから要求されたコンテンツにアクセスするために利用することができる、URLを要求する。
【0071】
本発明のある実施形態による、加入および/または有料コンテンツサービスのためのメタデータを収集し、再生デバイス上での加入および/または有料コンテンツの再生を調整するためのプロセスは、
図5aに例証される。プロセスは、メタシンセサイザが、また、制限サイトとも称され得る、加入および/または有料コンテンツサイトから、コンテンツのためのメタデータを収集(102)するステップを伴う。有料コンテンツのためのメタデータは、加入および/または有料コンテンツサイトに登録され、サイトからのコンテンツにアクセスするように認証された、個々の再生デバイス(104)に引き出される。本プロセスの一部として、メタセンターにポイントバックする、URLが、加入および/または有料コンテンツのために生成される。次いで、有料および/または加入コンテンツは、再生デバイスのユーザインターフェースを介して、選択(106)することができ、コンテンツのための要求(108)が、メタセンターに行われる。要求を受信するサービスは、URLを解析し、どのコンテンツの断片が要求されるかを判定することができ、また、コンテンツを要求する再生デバイスを識別することができる。次いで、メタセンターは、識別された再生デバイスによって利用され、加入および/または有料コンテンツサービスからのコンテンツを再生することができる、URL(例えば、短TTL、コンテンツに対してトークンがエンコードされたURL)を要求することができる(110)。応答前に、加入および/または有料コンテンツサービスは、再生デバイスが、要求されたコンテンツへのアクセス権限が付与されているかどうかを判定する。再生デバイスが、要求されたコンテンツへのアクセス権限が付与されている場合、要求されたコンテンツへのアクセスを可能にするURLが、加入および/または有料コンテンツサービスによって、メタセンターに提供(112)され、URLは、オリジナル要求からのリダイレクトとして、再生デバイスに返される。次いで、再生デバイスは、URLを利用して、加入および/または有料コンテンツサービスから、コンテンツを要求することができる。
【0072】
(再生デバイス)
本発明の実施形態による、再生デバイスは、典型的には、インターネットアクセス能力とメディア再生ハードウェアおよび/またはソフトウェアを組み合わせた、テレビ、セットトップボックス、DVD/ブルーレイディスクプレーヤ、携帯電話ハンドセット、またはゲームコンソールの形態をとる。インターネット接続は、メタセンターおよびコンテンツサイトへのアクセスを提供する。多くの実施形態では、再生デバイスは、メタセンターから取得されたナビゲーション階層を利用して、再生デバイスが、再生するために認証され、再生可能である、コンテンツを含む、ナビゲート可能IGCを構築する。ユーザインターフェース内に含有される情報は、再生デバイスのメディア再生ハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して、再生のための適切なコンテンツサイトから、インターネットを介して、コンテンツを読み出すために利用することができる。
【0073】
いくつかの実施形態では、共通クライアントは、再生デバイスによって利用され、ICGにアクセスし、ユーザインターフェースを提供し、メディア再生ハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して、再生のためのコンテンツを読み出す。共通クライアントの提供は、再生デバイスが、ICGおよびICG内にリスト化されるコンテンツにアクセスすることを可能にする際に伴う、開発努力の量を削減する。製造業者は、典型的には、その製品のユーザインターフェースが、他の製造業者の製品と異なる外観と雰囲気を有することを所望する。いくつかの実施形態では、共通クライアントは、カスタマイズされたユーザインターフェースを生成するための能力を含む。多くの実施形態では、共通クライアントは、フラッシュプレーヤのネイティブ実装を含み、ユーザインターフェースは、SWFおよび/またはFLVファイルを使用して提供することができる。他の実施形態では、種々の技法のいずれかを利用して、本発明の実施形態に従って、カスタマイズされたユーザインターフェースの生成を可能にすることができる。
【0074】
本発明のある実施形態による、ICGから読み出された情報に基づいて、カスタムユーザインターフェースを表示するように構成される、共通クライアントを含む、再生デバイスが、
図6に例証される。再生デバイス12は、ハードウェア150と、Linux(登録商標)派生物等のオペレーティングシステムであり得る、オペレーティングシステム152と、関連付けられたハードウェアドライバ154とを含む。ハードウェア、オペレーティングシステム、およびドライバは、インターネット接続およびメディア再生能力を提供する。再生デバイスは、共通クライアントアプリケーション156と称される、アプリケーションを実行する能力を含む。アプリケーションは、ポーティングインターフェース58を使用して、ハードウェア実装から要約されるため、共通クライアントアプリケーションと称される。アプリケーションの残りは、ほとんどが、実装から独立する。
【0075】
共通クライアントは、コンテンツメタデータデータベースから情報を取得するためのメタセンターとの通信を処理する、デバイスアプリケーション160と、フラッシュムービーを起動可能である、ネイティブにコンパイルされた仮想マシンを提供する、フラッシュプレーヤ162とを含む、いくつかの構成要素を含む。好適なフラッシュプレーヤの実施例として、BluestreakTechnology,Inc.(Montreal、Canada)のMachBlueおよびAdobe Systems Incorporated(San Jose、California)のStagecraft(FlashLite)が挙げられる。ユーザインターフェースは、典型的には、フラッシュ仮想マシン上で実行する、ActionScriptを使用して実装され、その結果、共通フラッシュオーサリングツールを使用して、完全にカスタマイズ可能である。
【0076】
ユーザインターフェース164は、デバイスアプリケーション12を介して、ICGから、情報を要求する。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、XMLソケットを介して、デバイスアプリケーション160と通信する。通信が、XMLソケットを介する時、ユーザインターフェースおよびデバイスアプリケーション160は、非同期である。多くの事例では、他の技法を使用して、2つのアプリケーション間で情報をパスすることができる。デバイスアプリケーション12は、ユーザが、トラバースし、再生のためのコンテンツを選択することができる、階層経路を含む、ICGユーザインターフェースを構築するために使用される、URLを含む、ナビゲーション階層を含み得る、メタセンターから読み出された情報を返す。選択されたコンテンツの再生は、下層デバイスのメディア再生ハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して、達成される。多くの実施形態では、再生デバイスは、メタセンターから、ナビゲーション階層情報を引き出し、ICGを構築する。再生デバイスは、ユーザが、ICGへのアクセスを要求する度に、ナビゲーション階層全体を引き出すことができる。代替として、再生デバイスは、ローカルICGを維持し、メタセンターからのナビゲーション階層の更新を周期的に引き出すことができる。ユーザインターフェースとハードウェアとの間の通信は、典型的には、埋め込まれたフラッシュプレーヤ162を通して行われ、同期する。
【0077】
本発明のある実施形態による、メタセンターから情報を要求するために、再生デバイスによって利用されるプロセスは、
図7aに例証される。例証される実施形態では、再生デバイス上のデバイスアプリケーションプロセスとメタセンターとの間の通信は、同期RESTfulウェブサービスとして、生じる。しかしながら、具体的用途に適切な種々の同期および/または非同期通信技法のいずれかを、本発明の実施形態に従って、利用することもできる。ユーザインターフェースはまた、静的リソースを直接要求することができる。本発明のある実施形態に従って、再生デバイスが情報を直接要求することができる、プロセスは、
図7bに例証される。例えば、ロゴおよびサムネイル等のグラフィック画像は、再生デバイスによって、直接ロードすることができる。また、再生デバイスは、いくつかの種類の構成情報に直接アクセスすることができる。例証される実施形態は、第三者サーバから、リソースをロードするが、同一種類の要求は、メタセンターをホスティングするサーバに発行することができる。再生デバイスが、リソースを直接要求する程度は、典型的には、具体的用途の要件に応じる。
【0078】
コンテンツメタデータデータベースから読み出されたナビゲーション階層情報遠隔を使用する、ICGの生成は、複数のデバイスにわたって実装される、共通クライアントを参照して、前述で論じられているが、ナビゲーション階層情報は、本発明の実施形態に従って、異なるクライアントアプリケーションを利用する、種々の異なる再生デバイスのいずれかによって、利用することができる。
【0079】
本発明は、ある具体的側面において説明されたが、多くの付加的修正および変形例が、当業者には明白であろう。したがって、本発明は、具体的に説明されるもの以外にも、実践されてもよいことを理解されたい。したがって、本発明の実施形態は、あらゆる観点から、制限ではなく、例証として、見なされるべきである。