【課題を解決するための手段】
【0013】
(発明の簡単な要旨)
本発明は式(I,2−I)の化合物:
【0014】
【化1】
(式中、
XはSまたはOであり、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5またはL
1−CNであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製するための高効率のプロセスであって、
式Aの化合物:
【0015】
【化2】
(式中、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)
を式Bの化合物:
【0016】
【化3】
と反応させて式Cの化合物:
【0017】
【化4】
を生成するステップと、式Cの化合物を、アルキル化条件下で式R
6−LGの化合物と反応させるか、またはエステル化条件下で式R
6−OHの化合物と反応させて式Dの化合物:
【0018】
【化5】
(式中、R
6はC
1〜C
8アルキルである)
を生成するステップと、式Dの化合物を式(F,2−F)の化合物
【0019】
【化6】
(式中、XはSまたはOである)
と反応させて式(I,2−I)のジアリールチオヒダントインまたはジアリールヒダントイン化合物
【0020】
【化7】
を生成するステップを含むプロセスを含む。
【0021】
一実施形態では、式Aの化合物に関して、LGはBrまたはIである。特定の実施形態では、LGはBrである。
【0022】
本発明の他の態様は式(I,2−Ia)の酸化合物:
【0023】
【化8】
(式中、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
7はL
1−C(=O)−OHであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製する効率的な方法であって、上記プロセスが式I,2−Iの化合物:
【0024】
【化9】
(式中、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5であり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択される)
を加水分解するステップを含む、方法を提供する。
【0025】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関して、L
1は単結合であり、R
7は−C(=O)−OHである。
【0026】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関して、Y
1とY
2はどちらもメチルであり、R
7は−C(=O)−OHであり、R
2はFである。
【0027】
一実施形態では、上記加水分解を濃HClの存在下で実施する。
【0028】
一実施形態では、上記加水分解を80〜140℃または約80〜140℃で実施する。
【0029】
1つの特定の実施形態では、上記加水分解を120℃または約120℃で実施する。
【0030】
一実施形態では、上記加水分解を10〜60時間または約10時間〜約60時間で実施する。
【0031】
1つの特定の実施形態では、上記加水分解を48時間または約48時間で実施する。
【0032】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関して、XはSである。
【0033】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関して、XはOである。
【0034】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関して、Y
1とY
2はどちらもメチルであり、R
7は−C(=O)−OHであり、R
2はFであり、XはSである。
【0035】
1つの特定の実施形態では、式I,2−Iaの化合物に関してY
1とY
2はどちらもメチルであり、R
7は−C(=O)−OHであり、R
2はFであり、XはOである。
【0036】
1つの特定の実施形態では、本発明は式(I)の化合物:
【0037】
【化10】
(式中、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5またはL
1−CNであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製するための高効率のプロセスであって、以下の、
式Aの化合物:
【0038】
【化11】
(式中、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)
を式Bの化合物:
【0039】
【化12】
と反応させて式Cの化合物:
【0040】
【化13】
を生成するステップと、式Cの化合物を、エステル化条件下で式R
6−OHの化合物と反応させるか、あるいは式Cの化合物を式R
6−LGの化合物(R
6はC
1〜C
8アルキルであり、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)と反応させて式Dの化合物:
【0041】
【化14】
を生成するステップと、式Dの化合物を式Fの化合物、4−イソチオシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
【0042】
【化15】
と反応させて式(I)の化合物:
【0043】
【化16】
を生成するステップを含むプロセスを含む。
【0044】
一実施形態では、式Aの化合物に関して、LGはBrまたはIである。特定の実施形態では、LGはBrである。
【0045】
1つの特定の実施形態では、本発明は式(I)の化合物:
【0046】
【化17】
(式中、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5またはL
1−CNであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製するための高効率のプロセスであって、
式Aの化合物:
【0047】
【化18】
を式Bの化合物:
【0048】
【化19】
と反応させて式Cの化合物:
【0049】
【化20】
を生成するステップと、式Cの化合物を式Eの化合物:
【0050】
【化21】
と反応させて式Gの化合物
【0051】
【化22】
を生成するステップと、式Gの化合物をチオホスゲンと反応させて式(I)のジアリールチオヒダントイン化合物:
【0052】
【化23】
を生成するステップを含むプロセスを含む。
【0053】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、Y
1とY
2はどちらもメチルである。
【0054】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、Y
1およびY
2はそれらが結合している炭素と一緒になってシクロブチル環を形成している。
【0055】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、Y
1およびY
2はそれらが結合している炭素と一緒になってシクロペンチル環を形成している。
【0056】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、L
1は単結合である。
【0057】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、L
1は−CH
2−、−CH
2−CH
2−またはCH
2−CH
2−CH
2−である。
【0058】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、L
1は単結合であり、R
1は−C(=O)−NHCH
3である。
【0059】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、L
1は単結合であり、R
1は−C(=O)−NH
2である。
【0060】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、R
2はFである。
【0061】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、Y
1とY
2はどちらもメチルであり、R
1は−C(=O)−NHCH
3であり、R
2はFである。
【0062】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、Y
1とY
2はどちらもメチルであり、R
1は−C(=O)−NH
2であり、R
2はFである。
【0063】
1つの特定の実施形態では、式IまたはI,2−Iの化合物に関して、その化合物は式II:
【0064】
【化24】
に従う化合物である。
【0065】
以下のA→C→D→Iと進む経路で例示する、この反応の1つの実施形態についての全体的スキームを以下のスキーム1:
【0066】
【化25】
にまとめる。
ここでa)、
a)4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル(化合物E)およびチオホスゲンからの化合物Fの任意選択の合成、ならびにb)カルボン酸がR
1位にあることが望ましい場合の合成のための化合物IのR
1置換基のカルボン酸基への任意選択の加水分解を例示する。化合物IのR
1置換基のカルボン酸基への任意選択の加水分解において、R
1が−L
1−CNである場合のR
1の加水分解が他のベンゼン環上に存在する他のニトリル基の加水分解をもたらすことがあるので、R
1は−L
1−(C=O)NH
2、−L
1−(C=O)NHR
4および−L
1−(C=O)NR
4R
5に限定される。スキーム1に示した加水分解において、加水分解が−COOH基をもたらすと表示されている場合のL
1は存在しない(すなわち単結合である)が、他の実施形態では、L
1はC
1〜C
8アルキレンであってもよい。
【0067】
代替の手順において、アミド結合形成条件下で、式Cの化合物を化合物Eと処理して式Gの化合物を得、次いでこれをチオホスゲンなどの試薬で処理して式Iの化合物を生成する(すなわち、上記スキームの経路C→G→I)。
【0068】
一実施形態では、式Aの化合物を、極性溶媒中、触媒量の銅(I)触媒と2−アセチルシクロヘキサノンなどのβ−ジオン配位子の両方の存在下で式Bの化合物と混合し、約90〜120℃、約100〜110℃または約105℃の温度に加熱する。銅(I)触媒は塩化銅(I)であってもヨウ化銅(I)であってよい。CuClなどの銅(I)触媒は、化合物Aに対して約0.05〜0.35当量、化合物Aに対して約0.15〜0.25当量または化合物Aに対して約0.2当量の量で存在することができる。2−アセチルシクロヘキサノンなどの配位子は、化合物Aに対して約0.05〜0.35当量、化合物Aに対して約0.15〜0.25当量または化合物Aに対して約0.2当量の量で存在することができる。他の実施形態では、2−アセチルシクロヘキサノンなどの配位子は、使用される塩化銅(I)などの銅(I)触媒の量とほぼ等量存在する。化合物Bは、化合物Aに対して約1〜2当量、化合物Aに対して約1.25〜1.75当量または化合物Aに対して約1.5当量の量で加えることができる。2,4−ペンタンジオン、2,4−ヘキサンジオン、1−フェニル−1,3−ブタンジオン、2−アセチルシクロヘキサノンなどのβ−ジオン配位子の選択は当業者に公知であろう。極性溶媒は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMA)、酢酸イソプロピル(IPAc)、イソプロピルアルコール(IPA)などからなる群から選択することができる。他の実施形態では、極性溶媒はDMF、水またはDMFと水の混合物である。他の実施形態では、約6〜24時間、約8〜20時間または約12〜14時間反応させた後か、または分析により化合物Aの約90%以上が消費されていることが示された後、反応混合物を約15〜25℃、例えば約25℃または室温に冷却する。他の実施形態では、冷却された反応混合物に水を加え、続いて酢酸イソプロピルなどの水非混和性有機溶媒で洗浄し、次いで混合物を有機層と水層に分離させる。他の実施形態では、水層を酸性化して、沈殿、ろ過および乾燥により化合物Cを単離する。
【0069】
一実施形態では、化合物Cを、式R
6−LGのアルキル化剤(式中、R
6はC
1〜C
8アルキルであり、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)と反応させて式Dの化合物を生成する。式R
6−LGの化合物にはヨウ化メチルなどの化合物が含まれる。反応は、DMSO、DMF、NMP、DMAまたはIPAcなどの極性溶媒中、K
2CO
3、KHCO
3、Na
2CO
3またはNaHCO
3などの無機塩基の存在下、触媒量の水を用いて実施することができる。触媒量の水は、化合物Cの当量の約5〜25%、10〜20%もしくは14%、または極性溶媒の体積の約0.05〜0.25%、0.10〜0.20%もしくは0.14%であってよい。反応混合物は、約35〜50℃もしくは約40〜46℃で約5〜60分間、または分析により化合物Cの化合物Dへの約90%超、約95%超または約99%超の転換が示されるまで加熱することができる。反応後、混合物を約5〜25℃または約15〜25℃に冷却することができる。化合物Dを含む反応混合物を水と混ぜて、溶液から生成物Dを沈殿させることができる。生成物Dはろ過および乾燥によって単離することができる。一実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は化合物Cに対して約2当量または約2当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約1.5当量または約1.5当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約1.2当量または約1.2当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約1.1当量または約1.1当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約1.0当量または約1.0当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約0.9当量または約0.9当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約0.8当量または約0.8当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約0.7当量または約0.7当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は、化合物Cに対して約0.6当量または約0.6当量未満である。
【0070】
他の実施形態では、D(ここでR
6=CH
3)を生成させるのにCH
3Iを使用する場合、過剰のCH
3Iを酢酸でクエンチする。CH
3Iは、化合物Cに対して約1〜1.5当量、例えば化合物Cに対して約1.2当量の量で使用することができ、AcOHの量は、過剰量のヨウ化メチルとおよそ等しい量、または過剰量のヨウ化メチルより若干多い量で加えて(例えば、1.2当量のヨウ化メチルを使用する場合、ヨウ化メチルを化合物Cに対して0.2当量過剰で使用し、次いで化合物Cに対して約0.21〜0.25当量または約0.23当量のAcOHを使用することができる)、未反応CH
3Iをクエンチすることができる。硫酸ジメチルなどの当業者に公知の代替のメチル化剤もこのステップで使用することができる。
【0071】
他の実施形態では、化合物Dを含む反応混合物を水と混ぜるステップは、化合物Dをより遅い形で沈殿させるため、かつ反応で使用される無機塩基(K
2CO
3など)からの無機カチオンおよび塩基(例えばK
+およびCO
32−)の量を低減させるために、(元の反応混合物の体積に対して)約1〜5倍体積の水、約1〜3倍体積の水もしくは約2倍体積の水が添加されるまで約0.5時間〜約3.5時間、約0.6時間〜3.4時間、約1時間〜2時間にわたって、または約0.5、0.6、1、2、3、3.4もしくは3.5時間にわたって温かい反応混合物に水を徐々に加えることによって実施する。一実施形態では、添加される水は、約50℃〜約80℃、約50℃〜約70℃、約55℃〜約75℃、約55℃〜約65℃、約57℃〜約63℃、約48℃〜約53℃、約68℃〜約71℃または約57℃もしくは約70℃の温度である。他の実施形態では、存在する無機カチオンの量をさらに減少させるために、沈殿した化合物Dを水に再懸濁するかまたは再スラリー化し、次いでろ過により水を除去する。他の実施形態では、再懸濁するかまたは再スラリー化するための水の体積は約5〜15倍体積または約10倍体積である。他の実施形態では、再懸濁または再スラリー化は、約0.5時間〜約3時間、約1.0〜約2.0時間、約1.0時間、約1.5時間または約2時間実施する。他の実施形態では、再懸濁用または再スラリー化用の水の温度は約15℃〜約35℃、約20℃〜約30℃、約20℃〜約25℃または約20℃〜約23hi Va℃である。
【0072】
一実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約1000パーツパーミリオン(ppm)以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約500ppm以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約300ppm以下である。
【0073】
一実施形態では、化合物D中に残留する重炭酸イオン、炭酸イオンまたは他の塩基などの塩基の残留量は約1000パーツパーミリオン(ppm)以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留する塩基の残留量は約500ppm以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留する塩基の残留量は約300ppm以下である。
【0074】
一実施形態では、化合物Dは、この化合物上を乾燥空気、乾燥窒素もしくはアルゴンまたは他の乾燥不活性ガスでブローするか、またはそれを吸引することによって乾燥することができる。他の実施形態では、化合物Dを減圧下(例えば約1mmHg以下の減圧下、0.5mmHg以下の減圧下または0.1mmHg以下の減圧下)に置いて乾燥することができる。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.5%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.3%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.1%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約500ppm以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約300ppm以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約100ppm以下である。
【0075】
化合物Cから化合物Dを生成するための代替方法では標準的なフィッシャーのエステル化条件を用いる。この条件は、メタノール中に化合物Cを混合するステップ、ならびに、触媒量の酸、例えば1〜5滴の硫酸、塩酸、硝酸、リン酸もしくは他の鉱酸、p−トルエンスルホン酸またはスルホン酸含有イオン交換樹脂を用いて、約40〜100℃(または還流下)で約1〜16時間加熱するステップを含む。一実施形態では、H
2SO
4を使用する。いくつかの実施形態では、水を共沸蒸留で(例えばディーンスタークトラップで)除去することができる。エステル化が完了(約70%、約80%、約90%、約95%または約99%完了)した後、上記のようにして化合物Dの単離を実施することができる。
【0076】
本発明の他の実施形態では、化合物Iを生成するステップは、極性溶媒、または第1の極性溶媒と第2の極性溶媒の混合物中で化合物Dを化合物Fと混合するステップ、ならびに、約60〜100℃、約80〜100℃または約80〜85℃に約1〜48時間または約12〜24時間加熱するステップを含む。他の実施形態では、反応後、反応混合物を約15〜30℃、約25℃または室温に冷却し、水と混ぜ、続いて所望生成物を極性溶媒または第3の極性溶媒と第4の極性溶媒の混合物で抽出することで上記プロセスが続く。化合物Fを、化合物Dに対して約1〜3当量、化合物Dに対して約1.5〜2.5当量または化合物Dに対して約1.5当量もしくは約2当量の量、あるいは約1.5当量の量で加え、続いて反応の進行にしたがって追加の約0.5当量の分量を加えることができる。一緒にした有機抽出層の体積を減少させ、所望生成物Iの種晶を加えて、約0〜10℃または約3〜6℃に冷却して結晶化を開始させ、続いてろ過により結晶性生成物を単離し、次いで生成物上に空気を流すかまたは減圧下で生成物を乾燥することができる。この実施形態1つの態様では、極性溶媒または第1、第2、第3および第4の極性溶媒は、DMSO、DMF、NMP、DMA、IPAc、MeCN、IPAなどからなる群から選択することができる。一実施形態では、極性溶媒はDMFである。一実施形態では、極性溶媒はIPAcである。他の実施形態では、第1の極性溶媒はIPAcであり、第2の極性溶媒はDMSOである。他の実施形態では、第3の極性溶媒はIPAcであり、第4の極性溶媒はIPAである。他の実施形態では、第1の極性溶媒はIPAcであり、第2の極性溶媒はDMSOであり、第3の極性溶媒はIPAcであり、第4の極性溶媒はIPAである。
【0077】
本発明の他の実施形態では、化合物Iの生成のための代替方法は、上記スキームの経路C→G→Iで概要が示される2つのステップを含む。第1のステップでは標準的なアミド結合形成条件を用いる。その条件は、例えば、極性溶媒または第1の極性溶媒と第2の極性溶媒の混合物中で、化合物Cを、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDCI)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(AOP)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジン)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジン)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、O−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TATU)などのカップリング試薬を用いて、化合物Eと処理して化合物Gを生成するステップを含む。この実施形態の1つの態様では、極性溶媒または第1および第2の極性溶媒はDCM、DMSO、DMF、NMP、DMA、MeCNなどからなる群から選択される。第2のステップは、チオホスゲンなどのチオカルボニル化試薬を用いる化合物Gの閉環反応を含み、そのニート溶液を約60〜120℃に加熱するステップを含む。他の実施形態では、反応を封管装置中で実施する。チオホスゲンまたはチオホスゲン同等物(例えば、1,1−チオカルボニルジイミダゾール)は、化合物Gに対して約1〜10当量または化合物Gに対して約5当量の量で存在することができる。
【0078】
本発明の他の実施形態では、R
1が第一または第二アミド基である場合、化合物Iを加水分解条件にかけて対応するカルボン酸誘導体を生成することができる。
【0079】
上記方法の一実施形態では、式Aの化合物の置換基R
1は−C(=O)−NH−R
4である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−CH
3である。他の実施形態では、式Aの化合物の置換基R
2はフッ素である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−R
4であり、R
2はフッ素である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−CH
3であり、R
2はフッ素であり、式Aの化合物は4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミドである。
【0080】
上記方法の一実施形態では、式Bの化合物は2−アミノイソ酪酸である(すなわち、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3である)。上記方法の他の実施形態では、式Bの化合物は1−アミノシクロブタンカルボン酸である。上記方法の他の実施形態では、式Bの化合物は1−アミノシクロペンタンカルボン酸である。
【0081】
他の実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、R
1は−C(=O)NHCH
3であり、かつ/またはR
2はFである。
【0082】
他の実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、R
1は−C(=O)NH
2であり、かつ/またはR
2はFである。
【0083】
式(I)の化合物の変形体も提供する。本明細書で詳細に説明する式(I)の化合物もしくはその変形体または上記のもののいずれかの薬学的に許容される塩には、CRPCおよび/またはホルモン感受性前立腺癌を含む前立腺癌の治療において特に有用であり得る。
【0084】
I,2−Iaの化合物(R
7は−C(=O)OHである)の合成の代替の実施形態では、最終生成物を以下のようにして合成することができる(イソチオシアネートを用いて例示する)。
【0085】
【化26】
ここで、化合物Cを化合物F(4−イソチオシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル)と反応させて生成物Mを生成する。一実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、かつ/またはR
2はFである。反応は、化合物Cに対して約2〜5当量、約3〜4当量または約3.4当量存在するトリエチルアミンなどのトリアルキルアミノ塩基を用いて、塩基性条件下で実施することができる。化合物Fである4−イソチオシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリルは化合物Cに対して約1.1〜4当量、または1.1〜2当量、または約1.5当量の量で存在してもよく、あるいは約1.5当量の化合物Fを加え、続いて反応の進行にしたがって追加の約0.5当量の分量を加えてもよい。溶媒はエタノールであっても別のアルコールであってもよい。反応混合物は室温または高温で約4〜16日間、約8〜12日間または約10日間撹拌することができる。その後、反応混合物を濃縮し、1M HClなどの酸性水溶液と混合し、生成物を酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出して生成物Mを得ることができる。
【0086】
追加の実施形態では、化合物Cは、式Jの化合物を1,1−二置換2,2,2−トリクロロエタノールと反応させて合成する。
【0087】
【化27】
ここで、1,1−二置換2,2,2−トリクロロエタノールは、Jに対して約1.5〜4当量またはJに対して約2〜3当量、Jに対して約2.5当量またはJに対して約2.6当量で使用することができる。反応は有機溶媒、好ましくは無水アセトンなどの無水溶媒中で実施する。反応物を0℃に冷却し、次いでNaOH、KOHまたは他の水酸化物などの強塩基を加えることができる。塩基は、Jに対して約2〜5当量もしくは約3〜4当量または約3.8当量もしくは約3.9当量添加する。塩基を加えた後、反応物を室温に加温することができ、これを室温で約4〜24時間、または約8〜16時間、または約12時間放置する。生成物は、カラムクロマトグラフィーまたはHPLCなどの標準的な方法で精製することができる。
【0088】
他の実施形態では、本発明は、スキーム2にしたがってヒダントイン化合物を作製する方法を包含する。
【0089】
【化28】
ここで、化合物2−IについてR
1=−L
1−(C=O)NH
2、−L
1−(C=O)NHR
4、−L
1−(C=O)NR
4R
5またはL
1−CNである。反応は、チオホスゲンをホスゲンで置き換え、チオイソシアネートFをイソシアネート2−Fで置き換えればスキーム1の反応と同様であり、チオヒダントインIの代わりに生成物ヒダントイン2−Iが得られる。ホスゲンは、1,1−カルボニルジイミダゾールなどのホスゲン同等物(例えば、Livius Cotarca and Heiner Eckert, WeinheimによるPhosgenations−A Handbook、Germany:Wiley−VCH Verlag GmbH & Co.、2003年に記載されている試薬、特に第3章に挙げられているホスゲン同等物を参照されたい)で置き換えることができることに留意すべきである。スキーム1と同様に、a)4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル(化合物E)およびホスゲンからの化合物2−Fの任意選択の合成、ならびにb)R
1位にカルボン酸があるのが望ましい場合の合成のための化合物2−IのR
1置換基のカルボン酸基への任意選択の加水分解を例示する。化合物2−IのR
1置換基のカルボン酸基への任意選択の加水分解において、R
1が−L
1−CNである場合のR
1の加水分解は、他のベンゼン環上に存在する他のニトリル基の加水分解をもたらすことがあるので、R
1は−L
1−(C=O)NH
2、−L
1−(C=O)NHR
4および−L
1−(C=O)NR
4R
5に限定される。スキーム2に示した加水分解において、加水分解が−COOH基をもたらすと表示されている場合、L
1は存在しない(すなわち単結合である)が、他の実施形態では、L
1はC
1〜C
8アルキレンであってもよい。
【0090】
ヒダントイン実施形態において、本発明は、式(2−I)の化合物:
【0091】
【化29】
(式中、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5またはL
1−CNであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製するための高効率のプロセスであって、以下の、
式Aの化合物:
【0092】
【化30】
(式中、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)
を式Bの化合物:
【0093】
【化31】
と反応させて式Cの化合物:
【0094】
【化32】
を生成するステップと、式Cの化合物を、エステル化条件下で式R
6−OHの化合物と反応させるか、あるいは式Cの化合物を式R
6−LGの化合物(R
6はC
1〜C
8アルキルであり、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)と反応させて式Dの化合物:
【0095】
【化33】
を生成するステップと、式Dの化合物を式2−Fの化合物、4−イソシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
【0096】
【化34】
と反応させて式(2−I)の化合物:
【0097】
【化35】
を生成するステップを含むプロセスを含む。
【0098】
反応のこの実施形態のための全スキームは、スキーム2のA→C→D→2−Iと進行する経路で例示される。
【0099】
代替の実施形態では、本発明は、式(2−I)の化合物:
【0100】
【化36】
(式中、
Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R
1はL
1−C(=O)−NR
4R
5またはL
1−CNであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、
R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、
R
2は水素またはフルオロである)
を作製するための高効率のプロセスであって、
式Aの化合物:
【0101】
【化37】
を式Bの化合物:
【0102】
【化38】
と反応させて式Cの化合物
【0103】
【化39】
を生成するステップと、式Cの化合物を式Eの化合物:
【0104】
【化40】
と反応させて式Gの化合物:
【0105】
【化41】
を生成するステップと、式Gの化合物をホスゲンと反応させて式(2−I)のジアリールヒダントイン化合物:
【0106】
【化42】
を生成するステップを含むプロセスを含む。
【0107】
この代替の実施形態では、式Cの化合物を、アミド結合形成条件下で、化合物Eと処理して式Gの化合物を得、続いてこれをホスゲンなどの試薬で処理して式2−Iの化合物を生成する(すなわち、スキーム2の経路C→G→2−I)。
【0108】
一実施形態では、式Aの化合物を、極性溶媒中、触媒量の銅(I)触媒と2−アセチルシクロヘキサノンなどのβ−ジオン配位子の両方の存在下、式Bの化合物と混合し、約90〜120℃、約100〜110℃または約105℃の温度に加熱する。銅(I)触媒は塩化銅(I)であってもヨウ化銅(I)であってよい。CuClなどの銅(I)触媒は、化合物Aに対して約0.05〜0.35当量、化合物Aに対して約0.15〜0.25当量または化合物Aに対して約0.2当量の量で存在することができる。2−アセチルシクロヘキサノンなどの配位子は、化合物Aに対して約0.05〜0.35当量、化合物Aに対して約0.15〜0.25当量または化合物Aに対して約0.2当量の量で存在することができる。他の実施形態では、2−アセチルシクロヘキサノンなどの配位子は、使用される塩化銅(I)などの銅(I)触媒の量とほぼ等量存在する。化合物Bは、化合物Aに対して約1〜2当量、化合物Aに対して約1.25〜1.75当量または化合物Aに対して約1.5当量の量で加えることができる。2,4−ペンタンジオン、2,4−ヘキサンジオン、1−フェニル−1,3−ブタンジオン、2−アセチルシクロヘキサノンなどのβ−ジオン配位子の選択は当業者に公知であろう。極性溶媒は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセトアミド(DMA)、酢酸イソプロピル(IPAc)、イソプロピルアルコール(IPA)などからなる群から選択することができ、他の実施形態では、極性溶媒はDMF、水またはDMFと水の混合物である。他の実施形態では、約6〜24時間、約8〜20時間または約12〜14時間反応させた後か、または分析により化合物Aの約90%以上が消費されていることが示された後、反応混合物を約15〜25℃、例えば約25℃または室温に冷却する。他の実施形態では、冷却された反応混合物に水を加え、続いて酢酸イソプロピルなどの水非混和性有機溶媒で洗浄し、次いで混合物を有機層と水層に分離させる。他の実施形態では、水層を酸性化して、沈殿、ろ過および乾燥により化合物Cを単離する。
【0109】
一実施形態では、化合物Cを、式R
6−LG(式中、R
6はC
1〜C
8アルキルであり、LGはBr、Iまたは他の良好な脱離基である)のアルキル化剤と反応させて式Dの化合物を生成する。式R
6−LGの化合物にはヨウ化メチルなどの化合物が含まれる。反応は、DMSO、DMF、NMP、DMAまたはIPAcなどの極性溶媒中、K
2CO
3、KHCO
3、Na
2CO
3またはNaHCO
3などの無機塩基の存在下、触媒量の水を用いて実施することができる。触媒量の水は、化合物Cの当量の約5〜25%、10〜20%もしくは14%または極性溶媒の体積の約0.05〜0.25%、0.10〜0.20%もしくは0.14%であってよい。反応混合物は、約35〜50℃もしくは約40〜46℃で約5〜60分間、または分析により化合物Cから化合物Dへの約90%超、約95%超または約99%超の転換が示されるまで加熱することができる。反応後、混合物を約5〜25℃または約15〜25℃に冷却することができる。化合物Dを含む反応混合物を水と混ぜて、溶液から生成物Dを沈殿させることができる。生成物Dはろ過および乾燥によって単離することができる。一実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は化合物Cに対して約2当量または約2当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は化合物Cに対して約1.5当量または約1.5当量未満である。他の実施形態では、使用する無機塩基(K
2CO
3など)の量は化合物Cに対して約1.2当量または約1.2当量未満である。
【0110】
他の実施形態では、D(ここでR
6=CH
3)を生成させるのにCH
3Iを使用する場合、過剰のCH
3Iを酢酸でクエンチする。CH
3Iは、化合物Cに対して約1〜1.5当量、例えば化合物Cに対して約1.2当量の量で使用することができ、AcOHの量は、過剰量のヨウ化メチルとおよそ等しい量、または過剰量のヨウ化メチルより若干多い量で加えて(例えば、1.2当量のヨウ化メチルを使用する場合、ヨウ化メチルを化合物Cに対して0.2当量過剰で使用し、次いで化合物Cに対して約0.21〜0.25当量または約0.23当量のAcOHを使用することができる)、未反応CH
3Iをクエンチすることができる。硫酸ジメチルなどの当業者に公知の代替のメチル化剤もこのステップで使用することができる。
【0111】
他の実施形態では、化合物Dを含む反応混合物を水と混ぜるステップは、化合物Dをより遅い形で沈殿させるため、かつ反応で使用される無機塩基(K
2CO
3など)からの無機カチオンおよび塩基(例えばK
+およびCO
32−)の量を低減するために、(元の反応混合物の体積に対して)約1〜5倍体積の水、約1〜3倍体積の水もしくは約2倍体積の水が添加されるまで1〜2時間にわたって、温かい反応混合物に水を徐々に加えることによって実施する。他の実施形態では、存在する無機カチオンの量をさらに減少させるために、沈殿した化合物Dを水に再懸濁するかまたは再スラリー化し、次いでろ過により水を除去する。
【0112】
一実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約1000パーツパーミリオン(ppm)以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約500ppm以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留するカリウムイオンなどの無機カチオンの残留量は約300ppm以下である。
【0113】
一実施形態では、化合物D中に残留する重炭酸イオン、炭酸イオンまたは他の塩基などの塩基の残留量は約1000パーツパーミリオン(ppm)以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留する塩基の残留量は約500ppm以下である。他の実施形態では、化合物D中に残留する塩基の残留量は約300ppm以下である。
【0114】
一実施形態では、化合物Dは、この化合物上を乾燥空気、乾燥窒素もしくはアルゴンまたは他の乾燥不活性ガスでブローするか、またはそれを吸引することによって乾燥することができる。他の実施形態では、化合物Dを減圧下(例えば約1mmHg以下の減圧下、0.5mmHg以下の減圧下または0.1mmHg以下の減圧下)に置いて乾燥することができる。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.5%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.3%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約0.1%以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約500ppm以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約300ppm以下である。一実施形態では、化合物D中に残留する水の残留量は約100ppm以下である。
【0115】
化合物Cから化合物Dを生成するための代替方法では標準的なフィッシャーのエステル化条件を用いる。この条件は、メタノール中に化合物Cを混合するステップ、ならびに、触媒量の酸、例えば1〜5滴の硫酸、塩酸、硝酸、リン酸もしくは他の鉱酸、p−トルエンスルホン酸またはスルホン酸含有イオン交換樹脂を用いて、約40〜100℃(または還流下)で約1〜16時間加熱するステップを含む。一実施形態では、H
2SO
4を使用する。いくつかの実施形態では、水を共沸蒸留で(例えばディーンスタークトラップで)除去することができる。エステル化が完了(約70%、約80%、約90%、約95%または約99%完了)した後、上記のようにして化合物Dの単離を実施することができる。
【0116】
本発明の他の実施形態では、化合物2−Iを生成するステップは、化合物Dを、極性溶媒または第1の極性溶媒と第2の極性溶媒の混合物中で化合物2−Fと混合するステップ、ならびに、約60〜100℃、約80〜100℃または約80〜85℃に約1〜48時間または約12〜24時間加熱するステップを含む。他の実施形態では、反応後、反応混合物を約15〜30℃、約25℃または室温に冷却し、水と混ぜ、続いて所望生成物を極性溶媒または第3の極性溶媒と第4の極性溶媒の混合物で抽出することで上記プロセスが続く。化合物2−Fを、化合物Dに対して約1〜3当量、化合物Dに対して約1.5〜2.5当量または化合物Dに対して約1.5当量もしくは約2当量の量、あるいは約1.5当量の量で加え、続いて反応の進行にしたがって追加の約0.5当量の分量を加えることができる。一緒にした有機抽出層の体積を減少させ、所望生成物2−Iの種晶を加えて、約0〜10℃または約3〜6℃に冷却して結晶化を開始させ、続いてろ過により結晶性生成物を単離し、次いで生成物上に空気を流すかまたは減圧下で生成物を乾燥することができる。この実施形態の1つの態様では、極性溶媒または第1、第2、第3および第4の極性溶媒は、DMSO、DMF、NMP、DMA、IPAc、MeCN、IPAなどからなる群から選択することができる。一実施形態では、極性溶媒はDMFである。他の実施形態では、第1の極性溶媒はIPAcであり、第2の極性溶媒はDMSOである。他の実施形態では、第3の極性溶媒はIPAcであり、第4の極性溶媒はIPAである。他の実施形態では、第1の極性溶媒はIPAcであり、第2の極性溶媒はDMSOであり、第3の極性溶媒はIPAcであり、第4の極性溶媒はIPAである。
【0117】
本発明の他の実施形態では、化合物2−Iの生成のための代替方法は、スキーム2の経路C→G→2−Iで概要が示される2つのステップを含む。第1のステップでは標準的なアミド結合形成条件を用いる。その条件は、例えば、極性溶媒または第1の極性溶媒と第2の極性溶媒の混合物中で、化合物Cを、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDCI)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(AOP)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジン)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジン)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyAOP)、O−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TATU)などのカップリング試薬を用いて、化合物Eと処理して化合物Gを生成するステップを含む。この実施形態の1つの態様では、極性溶媒または第1および第2の極性溶媒はDCM、DMSO、DMF、NMP、DMA、MeCNなどからなる群から選択される。第2のステップは、ホスゲンなどのカルボニル化試薬を用いる化合物Gの閉環反応を含み、そのニート溶液を約60〜120℃に加熱するステップを含む。他の実施形態では、反応を封管装置中で実施する。ホスゲンまたはホスゲン同等物(例えば、カルボニルジイミダゾール)は、化合物Gに対して約1〜10当量または化合物Gに対して約5当量の量で存在することができる。
【0118】
本発明の他の実施形態では、R
1が第一または第二アミド基である場合、化合物2−Iを加水分解条件にかけて対応するカルボン酸誘導体を生成することができる。
【0119】
上記プロセスの一実施形態では、式Aの化合物の置換基R
1は−C(=O)−NH−R
4である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−CH
3である。他の実施形態では、式Aの化合物の置換基R
2はフッ素である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−R
4であり、R
2はフッ素である。他の実施形態では、R
1は−C(=O)−NH−CH
3であり、R
2はフッ素であり、式Aの化合物は4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミドである。
【0120】
上記方法の一実施形態では、式Bの化合物は2−アミノイソ酪酸である(すなわち、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3である)。上記方法の他の実施形態では、式Bの化合物は1−アミノシクロブタンカルボン酸である。上記方法の他の実施形態では、式Bの化合物は1−アミノシクロペンタンカルボン酸である。
【0121】
他の実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、R
1は−C(=O)NHCH
3であり、かつ/またはR
2はFである。
【0122】
他の実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、R
1は−C(=O)NH
2であり、かつ/またはR
2はFである。
【0123】
他の実施形態では、Y
1およびY
2はそれぞれCH
3であり、R
1は−C(=O)OH基で置き換えられており、かつ/またはR
2はFである。
【0124】
式(2−I)の化合物の変形体も提供する。本明細書で詳細に説明するような式(2−I)の化合物もしくはその変形体または上記のもののいずれかの薬学的に許容される塩には、CRPCおよび/またはホルモン感受性前立腺癌を含む前立腺癌の治療において特に有用であり得る。
【0125】
−C(=O)OH基がR
1基で置き換えられている代替の実施形態では、最終生成物を以下のようにして合成することができる。
【0126】
【化43】
ここで、化合物Cを化合物2−F(4−イソシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル)と反応させて生成物2−Mを生成する。反応は、化合物Cに対して約2〜5当量、約3〜4当量または約3.4当量存在するトリエチルアミンなどのトリアルキルアミノ塩基を用いて塩基性条件下で実施することができる。化合物2−Fである4−イソシアナト−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリルは化合物Cに対して約1.1〜4当量、または1.1〜2当量、または約1.5当量の量で存在してもよく、あるいは約1.5当量の化合物2−Fを加え、続いて反応の進行にしたがって追加の約0.5当量の分量を加えてもよい。溶媒はエタノールであっても別のアルコールであってもよい。反応混合物は室温または高温で約4〜16日間、約8〜12日間または約10日間撹拌することができる。その後、反応混合物を濃縮し、1M HClなどの酸性水溶液と混合し、生成物を酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出して生成物2−Mを得ることができる。
【0127】
追加の実施形態では、化合物Cは、式Jの化合物を1,1−二置換2,2,2−トリクロロエタノールと反応させて合成する。
【0128】
【化44】
ここで、1,1−二置換2,2,2−トリクロロエタノールは、Jに対して約1.5〜4当量またはJに対して約2〜3当量、Jに対して約2.5当量またはJに対して約2.6当量使用することができる。反応は有機溶媒、好ましくは無水アセトンなどの無水溶媒中で実施する。反応物を0℃に冷却し、次いでNaOH、KOHまたは他の水酸化物などの強塩基を加えることができる。塩基は、Jに対して約2〜5当量もしくは約3〜4当量または約3.8当量もしくは約3.9当量添加する。塩基を加えた後、反応物を室温に加温することができ、これを室温で約4〜24時間、または約8〜16時間、または約12時間放置する。生成物は、カラムクロマトグラフィーまたはHPLCなどの標準的な方法で精製することができる。
【0129】
他の実施形態では、本発明は、式(I,2−Ia)の化合物:
【0130】
【化45】
(式中、XはSまたはOであり、Y
1およびY
2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、R
7はL
1−COOHであり、L
1は単結合またはC
1〜C
8アルキレンであり、R
4およびR
5は独立にHおよびC
1〜C
8アルキルから選択され、R
2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、式Aaの化合物:
【0131】
【化46】
(式中、LGは脱離基、BrまたはIである)
を式Bの化合物:
【0132】
【化47】
と反応させて式Caの化合物:
【0133】
【化48】
を生成するステップと、式Caの化合物を、アルキル化条件下で式R
6−LGの化合物と反応させるか、またはエステル化条件下で式R
6−OHの化合物と反応させて式Daの化合物:
【0134】
【化49】
(R
6はC
1〜C
8アルキルである)
を生成するステップと、式Daの化合物を式(F,2−F)の化合物:
【0135】
【化50】
(XはSまたはOである)
と反応させて式(I,2−Ia)のジアリールチオヒダントインまたはジアリールヒダントイン化合物
【0136】
【化51】
を生成するステップを含むプロセスを包含する。
【0137】
一実施形態では、XはSである。他の実施形態では、XはOである。これらの実施形態のいずれかにおいて、L
1は単結合であってよく、R
7は−C(=O)−OHであってよい。これらの実施形態のいずれかにおいて、Y
1とY
2はどちらもメチルであってよく、R
7は−C(=O)−OHであってよく、R
2はFであってよい。
【0138】
他の実施形態では、本明細書で説明する化合物のいずれかの医薬組成物は本発明によって包含される。したがって、本発明は、本明細書で説明する化合物または薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される担体または添加剤を含む医薬組成物を含む。本発明による医薬組成物は、経口、頬側、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、経鼻、局所または経直腸投与に適した形態または吸入による投与に適した形態をとることができる。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式(I,2−I)の化合物:
【化65】
(式中、
XはSまたはOであり、
Y1およびY2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R1はL1−C(=O)−NR4R5またはL1−CNであり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、
R4およびR5は独立にHおよびC1〜C8アルキルから選択され、
R2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、
式Aの化合物:
【化66】
(式中、LGは脱離基、BrまたはIである)
を式Bの化合物:
【化67】
と反応させて式Cの化合物:
【化68】
を生成するステップと、
前記式Cの化合物を、アルキル化条件下で式R6−LGの化合物と反応させるか、またはエステル化条件下で式R6−OHの化合物と反応させて式Dの化合物:
【化69】
(式中、R6はC1〜C8アルキルである)
を生成するステップと、
前記式Dの化合物を式(F,2−F)の化合物:
【化70】
(式中、XはSまたはOである)
と反応させて式(I,2−I)のジアリールチオヒダントインまたはジアリールヒダントイン化合物:
【化71】
を生成するステップ
を含むプロセス。
(項目2)
式(I,2−Ia)の化合物:
【化72】
(式中、
Y1およびY2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R7はL1−C(=O)−OHであり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、
R2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、
式I,2−Iの化合物:
【化73】
(式中、R1はL1−C(=O)−NR4R5であり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、R4およびR5は独立にHおよびC1〜C8アルキルから選択される)
を加水分解するステップを含むプロセス。
(項目3)
前記加水分解を濃HClの存在下で実施する、項目2に記載のプロセス。
(項目4)
前記加水分解を80〜140℃で実施する、項目2または3のいずれかに記載のプロセス。
(項目5)
前記加水分解を120℃で実施する、項目2または3のいずれかに記載のプロセス。
(項目6)
前記加水分解を10〜60時間実施する、項目2または3のいずれかに記載のプロセス。
(項目7)
前記加水分解を48時間実施する、項目2または3のいずれかに記載のプロセス。
(項目8)
XがSである、項目1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目9)
XがOである、項目1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目10)
式(I)の化合物:
【化74】
(式中、
Y1およびY2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R1はL1−C(=O)−NR4R5またはL1−CNであり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、
R4およびR5は独立にHおよびC1〜C8アルキルから選択され、
R2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、
式Aの化合物:
【化75】
を式Bの化合物:
【化76】
と反応させて式Cの化合物:
【化77】
を生成するステップと、
前記式Cの化合物を、アルキル化条件下で式R6−LGの化合物と反応させるか、またはエステル化条件下で式R6−OHの化合物と反応させて式Dの化合物:
【化78】
(式中、R6はC1〜C8アルキルである)
を生成するステップと、
前記式Dの化合物を式Fの化合物:
【化79】
と反応させて式(I)のジアリールチオヒダントイン化合物:
【化80】
を生成するステップ
を含むプロセス。
(項目11)
式(I)の化合物:
【化81】
(式中、
Y1およびY2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R1はL1−C(=O)−NR4R5またはL1−CNであり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、
R4およびR5は独立にHおよびC1〜C8アルキルから選択され、
R2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、
式Aの化合物:
【化82】
を式Bの化合物:
【化83】
と反応させて式Cの化合物:
【化84】
を生成するステップと、
前記式Cの化合物を式Eの化合物:
【化85】
と反応させて式Gの化合物:
【化86】
を生成するステップと、
前記式Gの化合物をチオホスゲンと反応させて式(I)のジアリールチオヒダントイン化合物:
【化87】
を生成するステップ
を含むプロセス。
(項目12)
Y1とY2がどちらもメチルである、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目13)
Y1およびY2が、それらが結合している炭素と一緒になってシクロブチル環を形成している、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目14)
Y1およびY2が、それらが結合している炭素と一緒になってシクロペンチル環を形成している、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目15)
L1が単結合である、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目16)
L1が−CH2−、−CH2−CH2−またはCH2−CH2−CH2−である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目17)
L1が単結合であり、R1が−C(=O)−NHCH3である、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目18)
L1が単結合であり、R1が−C(=O)−NH2である、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目19)
R2がFである、項目1〜18のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目20)
Y1とY2がどちらもメチルであり、R1が−C(=O)−NHCH3であり、R2がFである、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目21)
Y1とY2がどちらもメチルであり、R1が−C(=O)−NH2であり、R2がFである、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目22)
式Cの化合物を生成するための式Aの化合物と式Bの化合物の前記反応を、化合物Aに対して約0.05〜0.35当量の触媒量の塩化銅(I)および使用される塩化銅(I)の量とほぼ等量のアセチルシクロヘキサノンの存在下で実施する、項目1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目23)
式Iの化合物を生成するための式Dの化合物と式Fの化合物の前記反応を、DMSO中で実施する、項目1〜10のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目24)
式Cの化合物を式Dの化合物に転換させる前記ステップを、前記式Cの化合物をアルキルハライドでアルキル化することによって実施する、項目1〜10のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目25)
前記アルキルハライドがヨウ化メチルである、項目24に記載のプロセス。
(項目26)
前記アルキル化を無機塩基の存在下で実施する、項目25に記載のプロセス。
(項目27)
前記無機塩基が炭酸カリウムである、項目26に記載のプロセス。
(項目28)
式Cの化合物を式Dの化合物に転換させる前記ステップの後、反応混合物に水を加えて前記式Dの化合物を沈殿させることによって前記式Dの化合物を単離する、項目27に記載のプロセス。
(項目29)
約10〜18倍体積の水を1時間かけて反応混合物に加えて前記式Dの化合物を沈殿させる、項目28に記載のプロセス。
(項目30)
前記式Dの化合物を水に再懸濁または再スラリー化し、続いて前記式Dの化合物を再単離する、項目29に記載のプロセス。
(項目31)
前記式Dの化合物中の残留カリウム含量または残留塩基含量が約500ppm以下である、項目29に記載のプロセス。
(項目32)
再単離後に前記式Dの化合物を乾燥する、項目29に記載のプロセス。
(項目33)
前記式Dの化合物の残留水分含量が約0.1%以下である、項目32に記載のプロセス。
(項目34)
前記式Dの化合物の残留水分含量が約0.1%以下であり、前記式Dの化合物中の残留カリウム含量または残留塩基含量が約500ppm以下である、項目32に記載のプロセス。
(項目35)
式(I,2−Ia)の化合物:
【化88】
(式中、
XはSまたはOであり、
Y1およびY2は独立にメチルであるか、またはそれらが結合している炭素と一緒になって4〜5個の炭素原子のシクロアルキル基を形成しており、
R7はL1−COOHであり、L1は単結合またはC1〜C8アルキレンであり、R4およびR5は独立にHおよびC1〜C8アルキルから選択され、
R2は水素またはフルオロである)
を調製するためのプロセスであって、
式Aaの化合物:
【化89】
(式中、LGは脱離基、BrまたはIである)
を式Bの化合物:
【化90】
と反応させて式Caの化合物:
【化91】
を生成するステップと、
前記式Caの化合物を、アルキル化条件下で式R6−LGの化合物と反応させるか、またはエステル化条件下で式R6−OHの化合物と反応させて式Daの化合物:
【化92】
(式中、R6はC1〜C8アルキルである)
を生成するステップと、
前記式Daの化合物を式(F,2−F)の化合物:
【化93】
(式中、XはSまたはOである)
と反応させて式(I,2−Ia)のジアリールチオヒダントインまたはジアリールヒダントイン化合物:
【化94】
を生成するステップ
を含むプロセス。
(項目36)
XがSである、項目35に記載のプロセス。
(項目37)
XがOである、項目35に記載のプロセス。
(項目38)
L1が単結合であり、R7が−C(=O)−OHである、項目35〜37のいずれかに記載のプロセス。
(項目39)
Y1とY2がどちらもメチルであり、R7が−C(=O)−OHであり、R2がFである、項目35〜37のいずれかに記載のプロセス。