【文献】
Samsung,PDCCH Extension to Support Operation with Cross-Carrier Scheduling[online],3GPP TSG-RAN WG1#60,3GPP,2010年 2月26日,R1-101142
【文献】
Email discussion Rapporteur,Summary of Relay email discussion [59-12-LTE-A]: R-PDCCH[online],3GPP TSG-RAN WG1Meeting#59bis,3GPP,2010年 1月22日,R1-100380
【文献】
Potevio,Considerations on the Resource Indication of R-PDCCH[online],3GPP TSG-RAN WG1 Meeting#58,3GPP,2009年 8月28日,R1-093443
【文献】
Research In Motion UK Limited,PDCCH Interference Management for Heterogeneous Network[online],3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #60,3GPP,2010年 2月26日,R1-101106
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、一般端末及び拡張端末の2種類のタイプの端末を同時にサポートする基地局による制御情報の送受信方法及びそれを用いた送受信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による送信方法は、
データストリームが割り当てられるダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を有する一般通信規格をサポートすると共に、データストリームが割り当てられる拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられる拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を備える拡張通信規格に係わる通信システムにおいて、
前記拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当てるステップと、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を生成するステップと、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(Enhanced−PDCCH:E−PDCCH)のためのリソース領域に割り当てるステップと、前記リソース領域に基づいて前記リソースブロックの各々に対する制御情報をビーム形成するステップ、前記リソース領域に基づいて前記リソースブロックの各々に対する制御情報を空間多重化するステップ、及び前記リソース領域に基づいて前記リソースブロックの各々に対する制御情報をビーム形成して空間多重化するステップのうちのいずれか1つを遂行するステップ
と、
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報を生成するステップと、前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して前記共通制御情報を送信するステップと、を有する。
【0005】
前記送信方法は、次のリソース割当周期において前記E−PDCCHが用いられるか否かを示すインジケータを生成するステップを更に含むことができ、前記制御情報は、前記インジケータを含み得る。
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のためのリソース領域に割り当てるステップは、前記制御情報の送信に用いられる前記リソース領域が前記E−PDSCHに用いられる物理リソースの一部になるように前記制御情報を割り当てるステップを含み得る。
前記送信方法は、前記PDCCHのための予め設定されたリソース領域に前記共通制御情報を割り当てるステップを更に含むことができ、第1タイプの端末、及び該第1タイプの端末と異なるタイプのシステムによってサポートされる第2タイプの端末の両方が前記PDCCHを介して受信される情報を確実に復号化可能であり得る。
前記送信方法は、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報を生成するステップと、予め設定された放送チャネルを介して前記共通制御情報を送信するステップと、を更に含むことができる。
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報を生成するステップは、前記リソースブロックの各々に対する制御情報が割り当てられた前記リソース領域の範囲に関する情報、前記少なくとも1つのデータストリームが割り当てられたリソースブロックの範囲に関する情報、前記E−PDCCHの復号化が必要な端末のためのグループ端末ID、復調のためのパイロットパターン及び位置に関する情報、パワーオフセットに関する情報、及び送信フォーマットに関する情報のうちの少なくとも1つを生成するステップを含み得る。
前記少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当てるステップは、前記少なくとも1つのデータストリームのための全体リソースブロックのうちの一部を前記少なくとも1つのデータストリームに割り当てるステップを含み、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のためのリソース領域に割り当てるステップは、前記E−PDCCHのための全体リソース領域のうちの一部を用いて前記制御情報を割り当てるステップを含み、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報を生成するステップは、前記全体リソースブロック(RB)のうちの一部及び前記全体リソース領域のうちの一部に関する情報を含む前記制御情報を生成するステップを含み得る。
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を生成するステップは、前記少なくとも1つのデータストリームが割り当てられた前記リソースブロックの範囲に関する情報、前記少なくとも1つのデータストリームの数に関する情報、制御情報が割り当てられる端末の端末ID、復調のためのパイロットパターン及び位置情報、パワーオフセットに関する情報、スケジュールを共有している端末に関する情報、H−ARQ情報、変調及びコーディング方式に関する情報のうちの少なくとも1つを生成し得る。
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のためのリソース領域に割り当てるステップは、前記E−PDCCHのためのリソース領域が前記少なくとも1つのデータストリームが割り当てられた前記リソースブロックの領域に重なるように前記制御情報を割り当てるステップを含み得る。
前記送信方法において、第1タイプの端末、及び該第1タイプの端末と異なるタイプのシステムによってサポートされる第2タイプの端末が存在し、前記第1タイプの端末は、前記E−PDCCHを介して受信した情報を復号化することに成功し、前記第2タイプの端末は、前記E−PDCCHを介して受信した情報を復号化しないか、又は復号化することに失敗し得る。
前記第1タイプの端末は拡張システムによってサポートされ、前記第2タイプの端末は一般的なシステムによってサポートされ得る。
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による受信方法は、
データストリームが割り当てられるダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を有する一般通信規格をサポートすると共に、データストリームが割り当てられる拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられる拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を備える拡張通信規格に係わる通信システムにおいて、
前の(previous)リソース割当周期で受信した制御情報に含まれる前のインジケータを抽出するステップと、前記前のインジケータを用いて対象制御情報が
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)
及び前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)のうちのどちらのチャネルを介して送信されたかを判断するステップと、前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップと、を
有し、
前記対象制御情報は、前記E−PDCCHのための同一のリソース領域に割り当てられ、前記同一のリソース領域に基づいて空間多重化されたか、ビーム形成されたか、又はビーム形成されて空間多重化されたものであり、
前記リソース領域の各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報は、前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して受信される。
【0007】
前記対象制御情報が前記PDCCHを介して送信されたと判断された場合、前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップは、前記PDCCHのための無線リソースに基づいて前記対象制御情報を復号化するステップを含み得る。
前記対象制御情報が前記E−PDCCHを介して送信されたと判断された場合、前記対象制御情報の共通制御情報を前記PDCCH及び予め設定されたチャネルのうちのいずれか1つを介して受信するステップを更に含み、前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップは、前記共通制御情報に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップを含み得る。
前記判断結果に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップは、拡張システムの端末全体に共通に割り当てられるグループ端末IDに基づいて前記共通制御情報を復号化するステップを含み得る。
前記対象制御情報の各々がデータストリームの各々に対応し、前記対象制御情報が前記E−PDCCHを介して送信されたと判断された場合、前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップは、前記対象制御情報の各々を該当する対象制御情報の信号対雑音比(SNR)に基づいて復号化するステップを含み得る。
前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するステップは、前記対象制御情報の各々の信号対雑音比に基づいて前記対象制御情報の復号化順序を決定し、前記対象制御情報が予め設定された個数だけ確実に復号化されるまで継続して前記対象制御情報を復号化するステップを含み得る。
前記受信方法は、前記復号化された対象制御情報に基づいて
前記拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)又は
前記ダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)から受信した少なくとも1つのデータストリームを復号化するステップを更に含むことができる。
前記対象制御情報が前記E−PDCCHを介して送信されたと判断された場合、前記対象制御情報は、拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームに割り当てられたリソースブロック(RB)に関する情報を含み得る。
前記受信方法において、第1タイプの端末、及び該第1タイプの端末と異なるタイプのシステムによってサポートされる第2タイプの端末が存在し、前記第1タイプの端末は、前記拡張ダウンリンク制御チャネルを介して受信した情報を復号化することに成功し、前記第2タイプの端末は、前記E−PDCCHを介して受信した情報を復号化しないか、又は復号化することに失敗し得る。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による受信方法は、
データストリームが割り当てられるダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を有する一般通信規格をサポートすると共に、データストリームが割り当てられる拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられる拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を備える拡張通信規格に係わる通信システムにおいて、
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を介して、ビーム形成されたか、空間多重化されたか、又はビーム形成されて空間多重化された制御情報を受信するステップと、ブラインド復号化方式に基づいて前記制御情報を復号化するステップと、前記復号化された制御情報に基づいて、
前記拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信された少なくとも1つのデータストリームに割り当てられたリソースブロック(RB)を認知するステップと、前記少なくとも1つのデータストリームに割り当てられたリソースブロックに基づいて前記少なくとも1つのデータストリームを受信するステップと、を
有し、
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報は、前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して受信される。
【0009】
前記受信方法において、第1タイプの端末、及び該第1タイプの端末と異なるタイプのシステムによってサポートされる第2タイプの端末が存在し、前記第1タイプの端末は、前記拡張ダウンリンク制御チャネルを介して受信した情報を復号化することに成功し、前記第2タイプの端末は、前記E−PDCCHを介して受信した情報を復号化しないか、又は復号化することに失敗し得る。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による送信機は、
データストリームが割り当てられるダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を有する一般通信規格をサポートすると共に、データストリームが割り当てられる拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられる拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を備える拡張通信規格に係わる通信システムにおいて、
前記拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当て、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を生成して、前記リソースブロックの各々に対する制御情報を
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のためのリソース領域に割り当てるスケジューラと、前記リソース領域に基づいて前記リソースブロックの各々に対する制御情報をビーム形成するか、空間多重化するか、又はビーム形成して空間多重化する空間マルチプレクサと、を
備え、
前記リソースブロックの各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報を生成し、前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して前記共通制御情報を送信する。
【0011】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による受信機は、
データストリームが割り当てられるダウンリンク物理共有チャネル(PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を有する一般通信規格をサポートすると共に、データストリームが割り当てられる拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)とその制御情報(DCI)が割り当てられる拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)を備える拡張通信規格に係わる通信システムにおいて、
前の(previous)リソース割当周期で受信した制御情報に含まれる前のインジケータを格納するメモリと、前記前のインジケータに基づいて対象制御情報が
前記拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)及び
前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)のうちのどちらのチャネルを介して送信されたかを判断し、前記判断に基づいて前記対象制御情報を復号化するプロセッサと、を備
え、
前記対象制御情報は、前記E−PDCCHのための同一のリソース領域に割り当てられ、前記同一のリソース領域に基づいて空間多重化されたか、ビーム形成されたか、又はビーム形成されて空間多重化されたものであり、
前記リソース領域の各々に対する制御情報を復号化するために用いられる共通制御情報は、前記ダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して受信される。
【発明の効果】
【0012】
本発明の空間多重化利得に基づく制御情報送受信方法によれば、拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)領域を用いて制御情報を送信することで空間多重化利得を取得し、これによって制御情報の送信効率を向上させることができる。また、一般端末と拡張端末の両方をサポートする基地局は、ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してE−PDCCHの復号化のために用いられる共通制御情報を送信することによって、制御情報を効率的に送信することができる。また、次のリソース割当周期でE−PDCCHが用いられるか否かを示すインジケータ情報を送信することによって、次のリソース割当周期でE−PDCCHに対する復号化を行うか否かを決定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
本発明の実施形態の説明において、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、本明細書で用いられる用語は、本発明の好適な実施形態を適切に表現するために用いられる用語であり、これはユーザ、運用者の意図又は本発明が属する分野の慣例などによって変わり得る。従って、本用語に対する定義は、本明細書全般に亘る内容を土台に下されなければならない。各図面に提示する同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0016】
本発明の実施形態は、一般通信システム(general communication system)の端末を持続的にサポートしながら拡張通信規格(enhanced communication standard)による端末を同時にサポートしなければならない基地局が制御情報を効率的に送信し、基地局から送信された制御情報を拡張端末(enhanced terminal)が効率的に受信する方法に関する。本発明の実施形態は、代表的に、一般システムである3GPP LTE(Long Term Evolution)システムより拡張システムである3GPP LTE Advancedシステムの端末及び基地局に適用可能である。即ち、本発明の実施形態を3GPP LTEシステムの端末を持続的にサポートしながら3GPP LTE Advancedシステムの拡張端末をサポートする場合を例に挙げて説明するが、本発明の実施形態が3GPP LTE Advancedシステムに限定して適用可能ということではない。
【0017】
また、本発明の実施形態の説明において、データストリーム(data stream)は、データストリームに対応するレイヤ(layer)と1:1でマッピングすることもできるため、2つの用語を共に用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による空間多重化利得に基づく制御情報送信方法を示すフローチャートである。
【0019】
図1を参照すると、基地局は、次の方法によって拡張端末のための制御情報を送信する。この例で、拡張端末(第1タイプの端末)は、3GPP LTE Advancedシステムの端末であり、一般端末(第2タイプの端末)は3GPP LTEシステムの端末である。
【0020】
基地局は、拡張ダウンリンク物理共有チャネル(Enhanced−Physical Downlink Shared Channel:E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当てる(S110)。例えば、基地局は、データストリームに割り当てることができる全体リソースブロックのうちの一部のリソースブロックだけをデータストリームに割り当てる。即ち、データストリームのために割り当てられるリソースブロックを制限する。これにより、基地局は制御情報の量を減らすことができる。
【0021】
基地局は、リソースブロックの各々に対する制御情報、例えばE−PDSCHのためのダウンリンク制御情報(Downlink Control Information for E−PDSCH:DCI for E−PDSCH)を生成する(S120)。
【0022】
基地局は、リソースブロックの各々に対する制御情報を拡張ダウンリンク物理制御チャネル(Enhanced− Physical Downlink Control Channel:E−PDCCH)のための同一のリソース領域(時間及び周波数)に割り当てる(S130)。一例として、拡張端末(第1タイプの端末)及び一般端末(第1タイプと区別される第2タイプの端末)が存在し、拡張端末(第1タイプの端末)はE−PDCCHを介して受信した情報を復号化することに成功し、一般端末(第2タイプの端末)は、E−PDCCHを介して受信した情報を復号化することに失敗する。他の例として、拡張端末及び一般端末の両方がダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)を介して受信した情報を復号化することに成功する。例えば、DM−RSは、復調基準信号(Demodulation Reference Signal)という専用パイロット(Dedicated Pilot)である。従って、DM−RSを受信できる端末が拡張端末であって、DM−RSを受信できない端末を一般の端末とする。
【0023】
一例として、基地局は、E−PDCCHのための全体リソース領域のうちの一部のリソース領域のみを用いて制御情報を割り当てる。即ち、制御情報が割り当てられるリソース領域を制限することによって、共通制御情報の量を減らすことができる。
【0024】
例えば、基地局は、制御情報の送信に用いられるリソース領域が拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)に用いられる物理リソースの一部になるように制御情報をE−PDCCHのためのリソース領域に割り当てる。
【0025】
基地局は、同一のリソース領域を用いてリソースブロックの各々に対する制御情報を空間多重化する(S140)。例えば、同一の物理リソースのE−PDCCHを、ビーム形成過程を通じて空間的に多重化し、単一又は複数の端末に送信される制御情報の送信効率を向上させる。
【0026】
但し、
図1に示してはないないが、基地局は、リソースブロックの各々に対する制御情報をビーム形成するだけでなく、同一のリソース領域を用いてリソースブロックの各々に対する制御情報を空間多重化してもよい。
【0027】
制御情報(例えば、DCI for E−PDSCH)は、拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のための同一の周波数リソース及び同一の時間リソースを共有する。従って、制御情報は、空間多重化、ビーム形成、又はビーム形成を基に空間多重化されて送信される。
【0028】
この例で、空間多重化、ビーム形成、又はビーム形成を基に空間多重化された複数の制御情報ストリームは、異なる複数の端末又は単一の端末に送信される。他の例として、単一の制御情報ストリームが、ビーム形成過程を通じてビーム形成利得を取得した単一の端末に送信される場合もある。拡張システムの制御情報ストリームは、同一の制御チャネル要素(Control Channel Element:CCE)を有する。例えば、DCI for E−PDSCHは、ビーム形成、同一の時間リソース及び同一の周波数リソースを用いた空間多重化、ビーム形成過程を経て同一の時間リソース及び同一の周波数リソースを用いた空間多重化により送信され、同一のCCEを有する。
【0030】
本発明の一実施形態による制御情報、例えば、DCI for E−PDSCHは、E−PDSCHでのマルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)送信をサポートするために以下のような情報を含む。
【0031】
・制御情報(DCI for E−PDSCH)が割り当てられる端末の端末識別子(ID)、例えば、Cell Radio Network Temporary Identifier:C−RNTIであり、端末IDは、CRC(Cyclic Redundancy Check)にスクランブルされ得る。
・E−PDSCH送信に用いられるリソースブロック(RB)のビットマップ、又はE−PDSCH送信に用いられる周波数リソース情報、例えばE−PDSCHを介して送信される少なくとも1つのデータストリームが割り当てられたリソースブロックの範囲である。
・E−PDSCH送信に用いられる直交波周波数分割多重(OFDM)の位置及びシンボル数、又はE−PDSCH送信に用いられる時間リソース情報、例えばE−PDSCHを介して送信される少なくとも1つのデータストリームが割り当てられたリソースブロックの範囲である。
・復調に用いられる基準信号(RS)パターンのようなパイロットパターン及び位置に関する情報
・パワーオフセット
・E−PDSCHのレイヤ(layer)数、例えばE−PDSCHを介して送信される少なくとも1つのデータストリームの数、及び割り当てられたレイヤに関する情報
・スケジュールを共有している端末に関する情報
・E−PDSCH復号化に必要なその他の情報
・次のリソース割当周期で、PDCCH及びE−PDCCHのうちからリソース割当情報を送信するために用いられるチャネルを示す1Bitインジケータのようなインジケータ情報
【0032】
ここで、「E−PDCCH復号化に必要なその他の情報」は、例えばH−ARQ処理ID、NewデータID、冗長バージョンなどのようなハイブリッド自動リピート要求(H−ARQ)情報、又は変調及びコーディング方式のような送信フォーマットに関する情報を含む。
【0033】
そして、最後に言及したインジケータが送信された場合、制御チャネルの送信効率向上の面で次のような効果を得ることができる。
【0034】
例えば、各端末に対して、基地局が一般システムの制御チャネル(PDCCH)と拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)のうちから相対的に送信効率が高い制御チャネルを選択して送信することによって、全体的な制御チャネルの効率を向上させることができる。各端末のチャネル環境、端末数、送信しなければならない制御情報の種類などによって、一般システムの制御チャネルを用いて送信することが拡張システムの制御チャネルを介して送信することに比べて効率的な場合があり得る。そして、効率性は、フレーム毎に共にスケジューリングされる端末が異なるために変化する。従って、インジケータ(1 bit indicator)を用いた場合、全体制御チャネルのオーバーヘッドを最小化するためにどの制御チャネルを用いて送信するかを基地局が自由に選択することができるため、全体的な制御チャネル送信効率を向上させることができる。
【0035】
インジケータ情報は、端末の復号化複雑度を低くすることに大きな役割をするが、これに対する詳しい内容は後述する。
【0037】
一般システムの制御チャネルであるダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)と送信効率を向上させた拡張システムの制御チャネルである拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)が共にサポートされる場合、基地局は、E−PDCCHを復号化するために必要な情報、例えば制御チャネルが送信されるリソース情報、変調方式、チャネルコーディング方式などを、拡張システムの端末に効率的に伝達しなければならない。
【0038】
例えば、基地局は、拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)を介して送信される制御情報を復号化するのに必要な「共通制御情報」、例えばDCI for E−PDCCHを、一般システムの制御チャネル(PDCCH)を用いて各端末に送信する。それにより、拡張端末は、一般システムの制御チャネル(PDCCH)を復号化して共通制御情報を得ることができ、共通制御情報を用いて拡張ダウンリンク制御チャネル(E−PDCCH)を復号化することができる。一例として、E−PDCCHは、3GPP LTEシステムのような一般システムのフレーム構造上のPDSCH領域に位置する。E−PDCCHを復号化すると、端末毎のリソース割当情報などのような制御情報を取得することができる。
【0039】
例えば、3GPP LTE Advancedシステムの拡張端末の各々に対応する拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)の復号化に必要な共通制御情報は、拡張システムの各端末別に受信するのではなく、拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)の復号化が必要な拡張端末が共通して受信する。例えば、共通制御情報は、拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)全体のリソース位置、E−PDCCH送信に割り当てられるリソース数、空間多重化されたレイヤの数等を含む情報である。この情報は、拡張端末の全てが共通して共有するグループ端末ID、例えばgroup C−RNTIを用いて送信される。従って、この目的で用いられるグループ端末IDは、例えば後の使用のために予約されたFFF4〜FFFCがシステムで予め設定されるか、又は基地局が別の放送チャネルなどを用いて該当端末に知らせる。従って、拡張端末は、E−PDCCHを復号化する前に予め該当グループ端末ID(group C−RNTI)情報を取得する。
【0040】
共通制御情報、例えばDCI for E−PDCCHは、E−PDCCHの復号化のために必要な情報として次のような情報を含む。
【0041】
・グループ端末ID、例えば、Group C−RNTIであり、グループ端末IDは、CRCにスクランブルされ得る。
・E−PDCCH及びE−PDSCH送信に用いられるリソースブロック(RB)のビットマップ又は周波数リソース情報、例えば制御情報が割り当てられたリソース領域の範囲又は少なくとも一つのデータストリームが割り当てられたリソースブロックの範囲であり、リソース領域の範囲又はリソースブロックの範囲は、リソース領域の範囲、リソースブロックが制限された場合の制限されたリソース領域の範囲、又は制限されたリソースブロックの範囲に関する情報を含む。
・E−PDCCH送信に用いられるOFDMシンボル数又は時間リソース情報、例えば制御情報が割り当てられたリソース領域の範囲である。
・復調に用いられる基準信号(RS)パターンのようなパイロットパターン及び位置に関する情報
・パワーオフセット
・E−PDCCHのレイヤ数
・E−PDCCHに関するその他の情報
【0042】
ここで、E−PDCCHに関するその他の情報の例は、例えばCCE統合レベル(aggregation level)のような伝送フォーマットに関する情報を含む。
【0043】
例えば、Group C−RNTIは、CRCにスクランブルされて送信されるか、又は別に送信される。一般端末は、共通制御情報、例えばDCI for E−PDCCHに含まれるgroup C−RNTIが該当端末のIDではないために共通制御情報を復号化できない。拡張端末のうちのE−PDCCH復号化が必要な端末は、group C−RNTI情報を知っているため、該当group C−RNTIに割り当てられた共通制御情報をPDCCHの復号化方式と同一の方式、例えば3GPP LTEシステムの場合にブラインド復号化(blind decoding)方式によって確実に復号化することができる。
【0044】
このような共通制御情報は、例えば後述する
図6のような半固定的(semi−static)フォーマットを有する送信フレームを用いる場合、予め設定された放送チャネル(broadcasting Channel:BCH)又はその他のチャネルを用いて端末に送信される。
【0045】
図2は、本発明の一実施形態による拡張端末をサポートする制御チャネル送信フレームの動的フォーマットの一例を示す図である。
【0046】
図2を参照すると、基地局は、
図2のフォーマットを有する送信フレームを用いて一般端末と拡張端末を同時にサポートする。例えば、3シンボル区間の間に送信されるPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)210とダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH220)は、3GPP LTE規格による制御チャネルであって、例えばPCFICH210は、PDCCHの位置を示す制御チャネルフォーマットID(CCFI:Control Channel Format Indicator)情報を送信するチャネルであり、PDCCH220が送信されるシンボル数に関する情報を送信する。PDCCH220は、該当端末に送信されるリソースに関するリソース割当情報などのようなダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)を各端末に送信する。
【0047】
例えば、各端末に送信されるDCIの長さのために複数の候補が存在し、DCI送信のために占有される物理リソースCCEのサイズのために複数の候補が存在する。これらに関する情報は別に送信されずに、例えば各端末はDCIの復号化に成功するまで複数の候補の可能な全ての組合せに対して復号化を試みる。ここでリソースが割り当てられる端末ID、例えば端末のC−RNTIは、DCIに含まれず、CRCにスクランブルされて送信される。
【0048】
一般端末、例えば3GPP LTE端末は、例えばフレームの開始部分に送信されるPCFICH210及びPDCCH220を受信して必要な制御情報を取得する。
【0049】
基地局は、拡張端末、例えばLTE−Advanced端末に制御情報を送信するために2種類の方式を有する。
【0050】
最初の例として、基地局は、一般システム、例えば3GPP LTEの制御チャネルのPCFICH210及びPDCCH220を用いて拡張端末に制御情報を送信する。この場合、拡張システムの新しい送信モードをサポートするための新しい制御メッセージの追加が必要である。例えば、3GPP LTE規格の制御チャネルの変更なしに論理的な制御メッセージだけ追加すれば良いため、E−PDCCH、例えば3GPP− LTE Advancedシステムの制御チャネルに関する規格の変更を最小化することができる。
【0051】
第2の例として、基地局は、拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH240)を用いて制御情報を送信する。この場合、データストリームが割り当てられた拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH250)に関する制御情報は、E−PDCCH240を用いて送信される。例えば、拡張端末がE−PDCCH240を復号化するのに必要な共通制御情報(DCI for E−PDCCH221)は、一般制御チャネル、例えばPDCCH220を用いて送信される。この例で、基地局が、E−PDCCH240を用いて送信される制御情報、例えばDCI for E−PDSCHを空間多重化するか、ビーム形成するか、又はビーム形成を基に空間多重化することは上述した通りである。例えば、一般端末は、PDCCH220を用いてPDSCH230に関する制御情報を受信する。従って、拡張端末に関する制御情報の送信効率を向上させることができ、E−PDCCH240の復号化複雑度を最小化することができ、そして共通制御情報、例えばDCI for E−PDSCH221の長さを短くすることができる。
【0052】
図3は、拡張端末をサポートする制御チャネル送信フレームの動的フォーマットの第2の例を示す図である。
【0053】
図3を参照すると、同一のリソースブロック(RB)を介して送信されるE−PDCCH340のレイヤ数とE−PDSCH350のレイヤ数が必ずしも一致する必要はなく、予め設定されたリソースブロック(RB)を通じて送信されるE−PDCCH340は、該当リソースブロック(RB)を通じて送信されるE−PDSCH350に関する割当情報だけを送信するわけではない。例えば、E−PDCCH340は、該当E−PDCCH340のリソースブロックとして同一のリソースブロックを用いるE−PDSCH350に関する制御情報に加えて他のE−PDSCHに関する制御情報を割り当てる。
【0054】
換言すると、
図3に示すように、E−PDCCH340のリソースブロックに対応するリソースブロックのような、E−PDSCH350のリソースブロックの一部領域(351)は使用されない。例えば、共通制御情報(DCI for E−PDCCH321)は、ビットマップを介して伝えられるE−PDCCH340及びE−PDSCH350の送信に用いられるリソースブロック(RB)の範囲を示す。一例として、E−PDCCH340及びE−PDSCH350の送信に用いられるリソースブロック(RB)の範囲は、E−PDCCH340及びE−PDSCH350によって占有されるリソースブロック(RB)の範囲の上位集合(superset)になる。また、E−PDCCH340及びE−PDSCH350の各々の空間レイヤの数も異なる。
【0055】
図4は、拡張端末をサポートする制御チャネル送信フレームの動的フォーマットの第3の例を示す図である。
【0056】
図4を参照すると、
図3に示した例と同様、E−PDSCH450のリソースブロックに対応するリソースブロックのように、E−PDCCH440の一部領域(441)が使用されない。
【0057】
図5は、
図2の制御チャネル送信フレームの動的フォーマットをサポートする基地局の制御情報送信方法の一例を示すフローチャートである。
【0058】
図5を参照すると、先ず、基地局は拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)の利用が可能か否かを判断する(ステップS510)。
【0059】
E−PDCCHを利用しない場合、基地局は、データストリームにリソースブロックを割り当てて(ステップS520)、一般システムの制御チャネルのPDCCHを用いて制御情報を送信する(ステップS530)。
【0060】
一方、E−PDCCHを用いる場合、基地局は、一つ以上の拡張端末にグループ端末ID(例えば、C−RNTI)を伝達する(ステップS540)。グループ端末IDの送信方法は上述した通りである。グループ端末IDの伝達は次の周期から省略してもよい。そして、基地局は、拡張ダウンロード物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当てる(ステップS550)。例えば、基地局は、E−PDSCHを介して送信される少なくとも1つのデータストリームに割り当てられたリソースブロック(RB)に関する制御情報を、E−PDCCHの同一のリソース領域に割り当てる。例えば、基地局は、E−PDCCHを空間多重、ビーム形成、又はビーム形成ベースで空間多重化する。そして、基地局は、E−PDCCHの復号化に必要な共通制御情報(例えば、DCI for E−PDCCH)を割り当てる。この過程は、
図1を参照して詳述した通りである。
【0061】
リソースの割り当てを終えると、基地局は、PDCCHを用いてE−PDCCH復号化に必要な共通制御情報を送信する(ステップS560)。そして、基地局は、E−PDCCHを用いて、空間多重化されたか、ビーム形成されたか、又はビーム形成ベースで空間多重化された制御情報(例えば、DCI for E−PDSCH)を送信する(ステップS570)。
【0062】
このように、
図2の送信フレームを利用して、基地局は、一般端末と拡張端末を同時にサポートし、E−PDCCHが必要か否かによって制御情報送信に必要な制御チャネルを選択して制御情報を送信する。
【0063】
図6は、本発明の一実施形態による拡張端末をサポートする制御チャネル送信フレームの半固定的フォーマットの一例を示す図である。
【0064】
図6を参照すると、基地局は、例えば予め設定されたリソース又はスーパーフレーム(super frame)単位で送信される情報によって変化する反固定的に(semi−statically)割り当てられたリソースを用いてE−PDCCH640を送信する。基地局は、拡張システムの制御チャネルのE−PDCCH640の復号化に必要な共通制御情報を、PDCCH620又はPCFICH610を介さずに送信する。即ち、
図2の共通制御情報(DCI for E−PDCCH)に対応する情報は、例えば別の放送チャネル(BCH)又は予め設定された上位階層の他のチャネルを介して送信される。従って、拡張端末は、一般システムの制御チャネルであるPCFICH610やPDCCH620を復号化しなくてもよい。
【0065】
本発明の実施形態において、PDCCH620の長さは、フレーム毎に変わり得るため、E−PDCCH640の送信位置をフレームの前面に配置した場合、E−PDCCH640がPDCCH620とオーバラップ(overlap)することがある。例えば、PDCCH620が占有できる最大シンボル長以後から(例えば、3GPP LTE規格によると、5回目のシンボルから)E−PDCCH640の送信位置に定める。他の例として、E−PDCCHに割り当てられたシンボル以後からE−PDSCH650を送信してもよい。
【0066】
一般端末に関する制御情報は、PDCCH620を介して送信され、一般端末のデータはPDSCH630領域に割り当てられる。
【0067】
従って、
図2の例の送信フレームを用いる場合、拡張端末も一般システム(例えば、3GPP LTE)の制御チャネル(PDCCH)を復号化するが、
図6の例の送信フレームを利用する場合、拡張端末は、PDCCH620を用いずに共通制御情報を送信するため、PDCCH620を復号化しなくてもよい。
【0068】
図7は、
図6の制御チャネル送信フレームの半固定的フォーマットをサポートする基地局の制御情報送信方法の一例を示すフローチャートである。
【0069】
図7を参照すると、先ず基地局は、データストリームにリソースブロックを割り当てる(ステップS710)。リソースブロックの割り当ての例は、
図1を参照して詳述した通りである。そして、基地局は、拡張システムの制御チャネル(例えば、E−PDCCH)を利用可能か否か判断する(ステップS720)。
【0070】
E−PDCCHを利用しない場合、基地局は、一般システムの制御チャネル(例えば、PDCCH)を用いて制御情報を送信する(ステップS730)。
【0071】
E−PDCCHを用いる場合、基地局は、予め設定された位置のE−PDCCHを用いて制御情報を送信する(ステップS740)。反固定的に割り当てられたリソースを用いてE−PDCCHを送信する例は、
図6を参照して説明した通りである。
【0072】
このように、
図6の送信フレームを利用する場合、基地局は、
図7のような方法で一般端末と拡張端末を同時にサポートし、拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)が必要か否かによって制御情報送信に必要な制御チャネルを選択して制御情報を送信する。また、E−PDCCHを用いる場合、基地局は、反固定的に割り当てられたリソースを活用するためPDCCHの復号化を行わない。
【0073】
≪拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)の送信効率向上方法≫
【0074】
拡張システムの制御チャネル(E−PDCCH)の送信効率を向上するための例として三種類の例を提供する。
【0075】
第1の例において、基地局は、同一の物理リソースのE−PDCCHを空間多重化、ビーム形成、又はビーム形成を基に空間多重化して、単一の端末又は複数の端末に送信する。これによって制御情報の送信効率を向上させることができる。これについては、
図1を参照して詳述した通りである。
【0076】
第2の例は、E−PDCCH及びE−PDSCHで占有されるリソースを制限して該当情報を端末に送信する方法である。
【0077】
例えば、E−PDCCH及びE−PDSCH送信に用いられるリソースブロック(RB)のビットマップ情報は、全体RBのうちからE−PDCCH及びE−PDSCHが占有するRBのセット(set)に関する情報である。この例で、
図2の動的(dynamic)フォーマットを有する送信フレームを用いる場合、RBの該当ビットマップ情報は、共通制御情報(例えば、DCI for E−PDCCH)に含めてPDCCHを介して送信される。他の例として、半固定的(semi−static)フォーマットを有する送信フレームを用いる場合、RBの該当ビットマップ情報を、別の放送チャネル(BCH)又は予め設定された上位階層の他のチャネルを介して送信される。
【0078】
第2の方法を用いると、全体RBのうちからE−PDCCHに割り当てられるリソースを示す例に比べてオーバーヘッドを低くすることができる。例えば、全体RB数が100個で4個のRB毎にビットマップを割り当てる場合、RB割当ビットマップ(assignment bitmap)の長さが25ビットになる。しかし、E−PDCCH及びE−PDSCHのためのRB数を40個に制限した場合、E−PDCCHを介して送信されるDCIに含まれるRB割当ビットマップの長さは短縮され、例えば10ビットに減ることになる。
【0079】
第3の例は、E−PDCCHによって占有される物理リソースとE−PDCCHに対応する拡張データ送信チャネル(例えば、E−PDSCH)によって占有される物理リソースを一致させる方法である。例えば、基地局は、E−PDCCHのためのリソース領域とデータストリームが割り当てられたリソースブロックの領域とが重なるように制御情報を割り当てる。
【0080】
PDCCHを用いて制御情報を送信する場合、PDCCH送信に用いられる基本物理リソース単位とデータストリームが割り当てられたリソースブロックとの間にマッピング関係がない。即ち、PDSCH送信に用いられるRBに関する情報を知っていたとしても、該当PDCCH割り当てに利用されたCCEに関する情報を知ることができない。他の例において、PDCCH送信に利用されたCCEに関する情報を知っていたとしても、PDSCH送信に用いられるRBに関する情報が分からない。しかし、本発明による拡張システムの制御情報送信方法は、
図2に示したように、E−PDCCHが占有するリソース領域の範囲とE−PDSCHが占有するRBの範囲を一致させることができる。上述したように、端末は、共通制御情報(例えば、DCI for E−PDCCH、BCH又は予め設定された上位階層のチャネルを介して送信される情報)に含まれるRBの制限に関する情報によって、E−PDCCH及びE−PDSCHが占有する物理リソースを知ることができる。上記方法の一例について
図8を参照して説明する。
【0081】
図8は、E−PDCCH送信のために用いられる制御チャネル要素(CCE)とE−PDSCH送信のために用いられるリソースブロック(RB)がマッピングされた送信フレームのフォーマットの一例を示す図である。
【0082】
図8を参照すると、E−PDCCH送信に用いられるCCE810とE−PDSCH送信に用いられるRB820との間のマッピングは、予め設定された規則により決定される例えば、E−PDSCH送信に用いられるRBの制限に関する情報がE−PDCCH復号に用いられるCCEに関する共通制御情報を介して送信される場合、E−PDCCH復号化に必要なCCEの配置に関する情報も取得される。
【0083】
例えば、共通制御情報がE−PDCCH及びE−PDSCHで用いられるRBのビットマップ情報を含み、各ビットマップがRBの割当数を示す場合、拡張端末がRBのビットマップ情報を復号化すると、拡張端末は、CCEに順にマッピングされるE−PDSCH送信に用いられるRBを知ることができ、E−PDSCH送信に用いられるRB数とE−PDCCH送信に用いられるシンボル数を同時に知ることができる。拡張端末は、CCE数に関する追加情報なしにE−PDCCHを送信するリソース領域に関する情報も知ることができる。
【0084】
≪拡張システムにおける端末の制御チャネルに対する復号化複雑度減少方法≫
【0085】
<インジケータを用いたPDCCH又はE−PDCCHの選択的復号化>
【0086】
図2の送信フレーム又は
図5の制御情報送信方法によるPDCCHを用いて、E−PDCCH復号化に必要な共通制御情報を送信する場合、拡張端末に対するリソースブロック割当情報は、PDCCH又はE−PDCCHを介して送信される。この場合、拡張端末は、両方の可能性を考慮してPDCCHとE−PDCCHの両方の復号化を試さなければならないため、復号化複雑度が増加する。
【0087】
従って、復号化複雑度を減らすための方法が用いられる。一例として、拡張端末が基地局から割り当てられたリソースを初めて受信した場合、拡張端末がPDCCH及びE−PDCCHのうちから予め設定された制御チャネル(例えば、最初に予め設定された制御チャネル)から制御情報を受信することによって固定される。そして、次のリソース割当周期から制御情報が割り当てられる制御チャネルの位置に関するインジケータを送信すると、PDCCH及びE−PDCCHのうちの1つに対して復号化を試み、これにより復号化複雑度を低くすることができる。
【0088】
例えば、インジケータは、リソース割当情報(例えば、制御情報)を送信するための次の割当周期に用いられるチャネルを示す。例えば、インジケータは、拡張端末のためのE−PDCCHを用いて送信される制御メッセージ(例えば、DCI for E−PDSCH)に含まれる。他の例として、インジケータは、拡張端末のためのPDCCHを用いて送信される制御メッセージ(例えば、DCI for PDSCH)に含まれる。これらの例において、拡張端末の制御チャネルに対する復号化複雑度を低くすることができる。例えば、拡張端末は、PDCCHを用いて送信されるリソース割当情報を知った場合、DCI for E−PDCCH及びE−PDCCHの復号化を試さなくても良く、E−PDCCHを用いて送信されるリソース割当情報を知った場合、PDCCHのうちから該当端末に送信されるDCIの復号化を試さなくてもよい。
【0089】
例えば、インジケータは、PDCCHを「0」として又はE−PDCCHを「1」として示すように、チャネルを直接的に示してもよく、他の例として、現在のリソース割当周期で用いられる制御チャネルと比べて次のリソース割当周期で用いられる制御チャネルの変化の有無を示してもよい。例えば、変化があった状態を「1」とし、変化がない状態を「0」とする。
【0090】
一般システムのチャネル(例えば、PDCCH及びPDSCH)と拡張システムのチャネル(例えばE−PDCCH及びE−PDSCH)を動的に活用してもよい。例えば、データチャネルの要求容量が高く制御チャネルの要求容量が低い場合、データチャネルとしてE−PDSCHを用い、制御チャネルとして一般システムのPDCCHを用いる。これによりデータチャネルの領域を広く活用することができる。この例で、データチャネル及び制御チャネルの非対称的な負荷要因(loading factor)に対して、例えばPDCCH又はE−PDCCHを利用することを示すインジケータを使用することで、拡張端末はデータ送信を動的に処理することができる。
【0091】
図9は、本発明の一実施形態による拡張端末の制御情報受信方法を示すフローチャートである。
【0092】
図9を参照すると、拡張端末は、先ず基地局から割り当てられたリソースを初めて受信したか否かを判断する(ステップS910)。
【0093】
基地局から割り当てられたリソースを初めて受信した場合、拡張端末は、PDCCH及びE−PDCCHのうちから予め設定されたチャネルを用いて制御情報を受信する。
図9は、予め設定された制御チャネルがPDCCHである場合の例である。従って、拡張端末は、PDCCHを復号化して制御情報を取得する(ステップS920)。拡張端末は、復号化したリソース割当情報に基づきリソースが割り当てられる否かを判断し(ステップS921)、次のリソース割当周期まで待機するか(ステップS922)、又はデータチャネル(例えば、PDSCH又はE−PDSCH)を介してデータを受信する(ステップS923)。そして拡張端末は、インジケータを介して次のリソース割当周期で制御情報が送信される制御チャネルに関する情報を取得する(ステップS924)。
【0094】
割り当てられたリソースの受信が初めてではない場合、拡張端末は、制御情報の送信のためにE−PDCCHを用いるか否かを判断する(ステップS930)。例えば、拡張端末は、前の(previous)リソース割当周期で受信した制御情報に含まれる前のインジケータを抽出し、インジケータを用いてE−PDCCHを利用するか否かを判断する。E−PDCCHを利用しないと判断した場合、拡張端末はPDCCHを復号化し(ステップS920)、次のステップS921が実行される。
【0095】
ステップS930でE−PDCCHを用いる場合、拡張端末は、E−PDCCHの復号化に必要な共通制御情報を取得する(ステップS931)。
【0096】
例えば、共通制御情報は、拡張システムの端末が拡張システムの端末全体に共通に割り当てられるグループ端末ID(例えば、group C−RNTI)を用いて共通制御情報を復号化することにより取得する。この例で、
図2の動的フォーマットを有する送信フレームを用いる場合、共通制御情報はPDCCHを用いて送信されるため、拡張端末はPDCCHを復号化して共通制御情報を得ることができる。共通制御情報がグループ端末ID(例えばGroup C−RNTI)を含むことは、上述した通りである。
【0097】
例えば、
図6の半固定フォーマットを有する送信フレームを用いる場合、共通制御情報は予め設定されたチャネルを介して受信される。予め設定されたチャネルは、別の放送チャネル(BCH)又はその他のチャネルであってもよい。従って、拡張端末は、予め設定されたチャネルを介して共通制御情報を得ることができる。
【0098】
次に、拡張端末は、前のリソース割当周期で制御チャネルの復号化を失敗したか否かを判断する(ステップS940)。
【0099】
前のリソース割当周期で制御チャネル(例えば、PDCCH又はE−PDCCH)の復号化に失敗した場合、拡張端末は、次のリソース割当周期で、制御情報がPDCCHを用いて送信されるかE−PDCCHを用いて送信されるか判断できない状況が発生する。このような状況を解決するため、制御チャネルの復号化に失敗した拡張端末は、予め設定された回数の間PDCCH及びE−PDCCHの両方の復号化を試みる。上記両方の復号化の試みの後にも割り当てられる制御情報がない場合、拡張端末は、最初に予め設定された制御チャネルのみの復号化を試みる。これは復号化失敗時の端末動作(fall back mode)を意味し、基地局がリソース割当をしたにもかかわらず少なくとも予め設定された回数以上の復号化結果に関するフィードバック情報(例えば、ACK又はNACK)を受信できない場合、基地局は、以後のリソース割当時の最初に予め設定された制御チャネル(例えば、PDCCH又はE−PDCCH)を介して制御情報を送信する。
【0100】
そして、E−PDCCHが送信されたか否かが判断され(ステップS941)、PDCCHが受信された場合、拡張端末はステップS920でPDCCHを復号化し、E−PDCCHが受信されたた場合、拡張端末はブラインド復号化(Blind Decoding)方式を用いてE−PDCCHを復号化する(ステップS950)。そして拡張端末は次のリソース割当周期まで待機する(ステップS970)。
【0101】
<E−PDCCHに対するBlind復号化複雑度減少方法>
【0102】
図10は、ブラインド復号化方式に基づいてE−PDCCHを復号化する過程を示すフローチャートである。即ち、
図9のステップS950を詳細に示したフローチャートである。
【0103】
図10を参照すると、拡張端末は、拡張ダウンリンク制御チャネル(例えば、E−PDCCH)のための同一のリソース領域に割り当てられ、空間多重化されたか、ビーム形成されたか、又はビーム形成を基に空間多重化された制御情報を受信する。制御情報は、E−PDSCHを介して送信される少なくとも1つのデータストリームに割り当てられたリソースブロック(RB)に関する情報である。拡張端末が制御情報に関連する複数の候補を、ブラインド復号化方式を用いて復号化する場合、拡張端末は次のような方法によって復号化複雑度を低くすることができる。
【0104】
同一の時間周波数リソースを用いて、複数のE−PDCCHが、空間多重化されるか、ビーム形成されるか、又はビーム形成を基に空間多重化されて送信される場合、各E−PDCCHは、異なる専用のRS(例えば、demodulation RS:DM−RS)を用いる。拡張端末は、空間的に多重化されたか、ビーム形成されたか、又はビーム形成を基に空間多重化された複数のストリームのうちから、どのポートが対象拡張端末に割り当てられるかの情報を知ることができない。従って、拡張端末は、全体ポートに対してブラインド復号化を行う。例えば、ブラインド復号化の対象になる候補数がレイヤ数に比例して増加するため、拡張端末の制御チャネル復号化複雑度が高まる。例えば、異なる制御情報がエンコーディングされた4個のストリームが空間多重化されて送信される場合、拡張端末は、どのレイヤが該当端末に割り当てられたかが分からないため、全てのレイヤに対して復号化を試みる。
【0105】
ブラインド復号化の複雑度減少方法は次の通りである。スケジューリングが適切になされた場合、E−PDCCHは、受信端末で優れた信号対雑音比(SNR)を有する空間レイヤを用いて送信される可能性が高い。従って、拡張端末は、ブラインド復号化を始める前に各レイヤ別RSを用いて受信SNRを推定する(ステップS951)。例えば、拡張端末は、推定されたSNRが高い順に復号化を行う。拡張端末は、最初のレイヤに対する復号化を始める(ステップS952)。即ち、拡張端末は、全体CCE候補セットを決定して(ステップS953)、レイヤ毎のRB電力を算出する(ステップS954)。そして、全体CCE候補セットに対して最もSNRが高いレイヤから順にブラインド復号化を行う(ステップS955)。ステップS956で、各レイヤのブラインド復号化が成功したか否かを判断し、復号化に成功しなかった場合、拡張端末は、全体CCE候補セットに対してブラインド復号化を行い(ステップS957)、ブラインド復号化に失敗した場合、拡張端末は、2番目にSNRが高いレイヤに対して(例えば、次のレイヤに対して)ブラインド復号化を実行する(ステップS958)。この方式によって復号化の順序が定められ、全体レイヤの復号化が完了するまで次のレイヤが復号化される(ステップS959)。例えば、該当拡張端末に割り当てられた空間レイヤのSNRが高いため、優先順位で復号化する場合に復号化複雑度を大幅に低くすることができる。
【0106】
予め設定されたレイヤに対する復号化が成功した場合(ステップS956)、拡張端末は、制御情報に含まれるインジケータを介して、次のリソース割当周期で制御情報が送信される制御チャネルに関する情報を取得する(ステップS960)。そして、E−PDSCHを介してデータを受信する(ステップS961)。
【0107】
また、各拡張端末は、制御情報が予め設定された個数だけ確実に復号化されるまでブラインド復号化を試みる。例えば、拡張端末は、拡張端末に割り当てられる制御情報の個数と同じだけの制御情報の復号化に成功するまでSNRが高い順にレイヤに対する復号化を行い、予め設定された個数の制御情報の復号化に成功すると、復号化を止める。
【0108】
図11は、本発明の一実施形態による一般端末及び拡張端末を同時にサポートする送信機を示す図である。
【0109】
図11を参照すると、本実施形態による一般端末及び拡張端末を同時にサポートする送信機は、スケジューラ1010、空間マルチプレクサ1020、及び送信モジュール1030を含む。
【0110】
スケジューラ1010は、拡張ダウンリンク物理共有チャネル(E−PDSCH)を介して送信される少なくとも1つのデータストリームにリソースブロック(RB)を割り当て、リソースブロックの各々に対する制御情報を生成し、リソースブロックの各々に対する制御情報を、例えば拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)のための同一のリソース領域に割り当てる。
【0111】
空間マルチプレクサ1020は、同一のリソース領域を用いて、リソースブロックの各々に対する制御情報に対して、ビーム形成するか、空間多重化するか、又はビーム形成を基に空間多重化する。
【0112】
送信モジュール1030は、ビーム形成されたか、空間多重化されたか、又はビーム形成を基に空間多重化された制御情報を各端末に送信する。
【0113】
図12は、本発明の一実施形態による拡張端末を示す図である。
【0114】
図12を参照すると、本実施形態による拡張端末は、受信モジュール1110、メモリ1120、及びプロセッサ1130を含む。
【0115】
受信モジュール1110は、基地局から制御情報及びデータストリームを受信する。
【0116】
メモリ1120は、前の(previous)リソース割当周期で受信した制御情報に含まれる前のインジケータを格納する。
【0117】
プロセッサ1130は、前のインジケータを用い、対象制御情報が、例えば拡張ダウンリンク物理制御チャネル(E−PDCCH)及びダウンリンク物理制御チャネル(PDCCH)のうちのどちらのチャネルを介して送信されたかを判断し、判断結果に応じて対象制御情報を復号化する。
【0118】
端末は、携帯電話(cellular phone)、PDA、デジタルカメラ、携帯用ゲームコンソール、MP3プレーヤー、PMP、携帯用電子BOOK、携帯用ラップトップコンピュータ、GPSナビゲーションなどのようなモバイル装置を含む。また、端末は、デスクトップPC、高解像度TV(HDTV)、光ディスクプレーヤー、セットトップボックスなどを含んでもよい。ここで、端末は、本明細書で開示したようなネットワーク通信又は無線通信をサポートする。
【0119】
コンピュータシステム又はコンピュータは、ユーザインターフェース、メモリコントローラ、バスと電気的に接続されたマイクロプロセッサを含む。コンピュータシステム又はコンピュータは、フラッシュメモリ装置を含み、メモリコントローラを介してNビットデータを格納する。Nビットデータは、マイクロプロセッサによって処理され、Nは1又は1より大きい整数である。コンピュータシステム又はコンピュータは、モバイル装置であってもよく、そのコンピュータシステム又はコンピュータに動作電圧を供給するバッテリが追加的に提供される。
【0120】
当業者は、コンピュータシステム又はコンピュータがアプリケーションチップセット、カメライメージプロセッサ、DRMなどを含むことを容易に知ることができる。メモリコントローラとフラッシュメモリ装置は、SSDを構成してもよい。
【0121】
これまで本発明による送信機及び受信機について説明したが、本送信機及び受信機には、
図1〜
図10を参照しながら多様な実施形態によって上述した内容をそのまま適用することができるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0122】
上述した方法は、多様なコンピュータ手段によって実行することができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせたものを含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0123】
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0124】
従って、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。