【文献】
LG Electronics,CCE to bundled ACK/NACK PUCCH index mapping for TDD[online], 3GPP TSG-RAN WG1#53b R1-082446,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_53b/Docs/R1-082446.zip>,2008年 6月24日
【文献】
Ericsson,Carrier aggregation in LTE-Advanced[online], 3GPP TSG-RAN WG1#53b R1-082468,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_53b/Docs/R1-082468.zip>,2008年 6月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
直交周波数分割多重接続方式の移動通信システムにおける物理的下向リンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)を伝送する方法であって、
少なくとも一つの周波数のそれぞれに対応する資源割当情報を獲得する過程と、
前記少なくとも一つの周波数に関連するインデックスに基づいて決定される制御チャンネル要素(Control Channel Element; CCE)インデックスを使用し、端末が少なくとも一つのPDCCHをモニタリングするべき探索空間(search space)に前記少なくとも一つのPDCCHを生成する過程と、
予め決定された周波数を通じて前記少なくとも一つのPDCCHを伝送する過程と、
で構成されることを特徴とするPDCCH伝送方法。
直交周波数分割多重接続方式の移動通信システムにおける物理的下向リンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)を受信する方法であって、
予め決定された周波数を通じて少なくとも一つのPDCCHを受信する過程と、
前記少なくとも一つのPDCCHを通じて少なくとも一つの周波数のそれぞれに対応する資源割当情報を獲得する過程と、
を含み、
前記少なくとも一つのPDCCHが構成され、端末が少なくとも一つのPDCCHをモニタリングするべき探索空間(search space)のためのCCEインデックスは、前記少なくとも一つの周波数に関連するインデックスに基づいて決定されることを特徴とするPDCCH受信方法。
直交周波数分割多重接続方式の移動通信システムにおける物理的下向リンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)を伝送する装置であって、
少なくとも一つの周波数のそれぞれに対応する資源割当情報を獲得し、前記少なくとも一つの周波数に関連するインデックスに基づいて決定される制御チャンネル要素(Control Channel Element; CCE)インデックスを使用し、端末が少なくとも一つのPDCCHをモニタリングするべき探索空間(search space)に前記少なくとも一つのPDCCHを生成するPDCCH生成機と、
予め決定された周波数を通じて前記少なくとも一つのPDCCHを伝送する伝送機と、
で構成されることを特徴とする装置。
直交周波数分割多重接続方式の移動通信システムにおける物理的下向リンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)を受信する装置であって、
予め決定された周波数を通じて少なくとも一つのPDCCHを受信する受信機と、
前記少なくとも一つのPDCCHを通じて少なくとも一つの周波数のそれぞれに対応する資源割当情報を獲得する資源選択機と、
を含み、
前記少なくとも一つのPDCCHが構成され、端末が少なくとも一つのPDCCHをモニタリングするべき探索空間(search space)のためのCCEインデックスは、前記少なくとも一つの周波数に関連するインデックスに基づいて決定されることを特徴とする装置。
【背景技術】
【0002】
現在、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下、“OFDM”という)方式を利用する通信システムが開発されていて、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)システムは、前記OFDM通信システムの1つになることができる。前記LTEシステムは、ダウンリンク制御チャネルとしてPDCCH(Packet Data Control CHannel:以下、PDCCHという)を使用し、前記PDCCHを利用してダウンリンク資源割当、アップリンク資源割当、及び放送制御チャネル伝送などを行うことができる。また、前記LTEシステムを拡張及び進化させたLTE−A(Long Term Evolution-Advanced)システムは、前記LTEシステムの最大システム帯域である20MHzを集めて最大100MHzであるシステムを構成している。また、システム帯域幅の増加によって、前記LTEシステムの20MHz帯域をそのまま使用しながら、5個のLTE−Aシステムに進化する方法を提案している。
【0003】
図1及び
図2を参照して従来のLTEシステムとLTE−Aシステムのダウンリンクを説明する。
【0004】
前記LTEシステムをそのまま使用して4個のLTEシステムを集めてLTE−Aシステムを構成することができる。
図1で、第1周波数f1を使用するシステムを見れば、1つのサブフレームには、14OFDMシンボルで構成されていて、それらのうち最大3個のシンボルまで制御チャネルとして使用することができる。
図1は、3個のシンボルを制御チャネルに使用することを例示として使用する。ここで、PDCCHは、チャネルの状況によって異なるCR(Coding Rate)を使用して1、2、4、8個のCCE(Control Channel Element)で構成することができ、各々のCCEは、9個のREG(Resource Element Group)を使用し、各REGは、4個のOFDMサブキャリアで構成されることができる。
図1は、2個のCCEを使用するPDCCHを使用してダウンリンク資源を割り当てる例を図示している。前記ダウンリンク資源割当は、基地局がPDCCH内の資源割当情報を利用して端末に割り当てられた情報を提供する。サブキャリアf1、f2、f3、f4を使用するLTE−Aシステムは、各々の周波数、すなわちf1、f2、f3、f4で独立したPDCCHを利用してダウンリンク資源を割り当てる。すなわちf1のPDCCHは、f1のトラフィックチャネルの資源を割り当て、f2のPDCCHは、f2のトラフィック資源を割り当てる。
図1のシステムは、LTEシステムのすべての機能を再使用しながらさらに広い帯域のシステムを構成した例示である。ここで、2個のCCEを使用するPDCCHの用途であるダウンリンク資源割当は例示であり、アップリンク資源割当、MIMO機能を利用した資源割当などもすべて該当する。
【0005】
図2は、各周波数帯域の制御チャネルの効率性を高めるために、1つの帯域f4の制御チャネルであるPDCCHを利用して全体帯域、すなわちf1、f2、f3、f4の資源を割り当てる例を図示している。
図2で、PDCCHは、周波数の資源割当のために、LTEシステムには存在しない周波数情報はPDCCHに追加することによって、1つの端末のために伝送された複数のPDCCHを区分し、該当する周波数帯域の資源を割り当てることができる。
【0006】
しかし、前記のような資源割当方法は、1つの帯域の制御チャネルを利用して様々な帯域の資源を割り当てることができるが、既存のLTEシステムにはない周波数を指定する情報を挿入しなければならないし、そのため、制御チャネルの情報量を増加させるという問題点がある。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を説明する。図面において、同一の構成は、できるだけ同一の符号で示している。下記で、本発明を説明するにあたって関連された公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすることができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わることができる。したがって、それは、本明細書の全般にわたった内容に基づいて定義されなければならない。
【0017】
最近、移動通信システムにおいては、有無線チャネルで高速のデータ伝送に有用な方式として直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下、OFDMという)方式について活発に研究されている。前記OFDM方式は、マルチキャリアを使用してデータを伝送する方式であって、直列に入力されるシンボル列を並列変換し、これら各々を相互直交性を有する多数のサブキャリア、すなわち多数のサブキャリアチャネルに変調して伝送するマルチキャリア変調(Multi-Carrier Modulation、MCM)方式の一種である。
【0018】
このようなマルチキャリア変調方式を適用するシステムは、1950年代後半に軍用通信に最初に適用され、多数の直交するサブキャリアを重畳させるOFDM方式は、1970年代から発展し始めたが、マルチキャリア間の直交変調の実装が非常に難しかったので、実際システム適用に限界があった。しかし、1971年にWeinsteinなどが前記OFDM方式を使用する変復調としてDFT(Discrete Fourier Transform)を利用して効率的に処理が可能であることを発表しながらOFDM方式に対する技術開発が急速に発展した。また、保護区間(guard interval)を使用し、保護区間に循環前置(Cyclic Prefix、CP)シンボルの挿入方式が知られながら多重経路及び遅延拡散(delay spread)に対するシステムの否定的影響をさらに減少させることができるようになった。
【0019】
このような技術的発展に伴い、OFDM方式技術は、デジタルオーディオ放送(Digital Audio Broadcasting)、デジタルビデオ放送(Digital Video Broadcasting)、無線LAN(Wireless Local Area Network)及び無線非同期伝送モード(Wireless Asynchronous Transfer Mode)などのデジタル伝送技術に幅広く適用されている。すなわち、ハードウェア的な複雑度(complexity)に起因して広く使用されなかったが、最近、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、以下、FFTという)と逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、以下、IFFTという)を含む各種デジタル信号処理技術が発展することによって実現可能になった。前記OFDM方式は、従来の周波数分割多重(Frequency Division Multiplexing)方式と類似しているが、なによりも多数個のサブキャリア間の直交性(orthogonality)を維持して伝送することによって、高速データ伝送時に最適の伝送効率を得ることができる特徴がある。また、OFDM方式は、周波数使用効率が良好であり、多重経路フェージング(multi-path fading)に強い特性があり、高速データ伝送時に最適の伝送効率を得ることができるという特徴がある。
【0020】
OFDM方式の他の長所として、周波数スペクトルを重畳して使用するので、周波数使用が効率的であり、周波数選択的フェージング(frequency selective fading)に強く、多重経路フェージングに強く、保護区間を利用してシンボル間干渉(inter Symbol Interference、以下、ISIという)影響を低減することができ、ハードウェア的に等化器構造を簡単に設計することが可能である。また、OFDM方式は、インパルス性ノイズに強いという長所を有していて、通信システム構造に積極活用されることができる。
【0021】
前述のようなOFDMを利用するシステムとしては、前述したように、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)システムがある。LTEシステムでは、ダウンリンク制御チャネルとしてPDCCHを使用し、PDCCHを利用してダウンリンク資源割当、アップリンク資源割当、放送制御チャネル伝送などに使用する。LTEシステムを拡張及び進化させたLTE−A(Long Term Evolution-Advanced)システムは、前記LTEシステムの最大システム帯域である20MHzを集めて最大100MHzのシステムを構築していて、システム帯域幅の増加によって既存LTEシステムの20MHz帯域をそのまま使用しながら、5個のLTE−Aシステムに進化する自然な進化方法を1つの方向に設定する。
【0022】
図3は、ダウンリンク制御チャネルの構成を説明するための図である。
図3を参照すれば、ダウンリンク制御チャネルは、時間軸に最大3個のシンボルを有することができ、周波数軸にシステム帯域によって可変的なサブキャリア個数を有することができる。時間−周波数軸においてサブキャリア資源は、RS(Reference Signal)と呼ばれるパイロットサブキャリアを除いて4個ずつグループ化してREGを形成し、9個のREGは、CCEを形成し、1、2、4、8個のCCEは、PDCCHを形成する。したがって、各々のPDCCHは、CCEインデックスを有するCCEを構成要素として有する。
図3で、PDCCH0は、CCE9、10(PDCCH1は、CCE14、15、PDCCH2は16、17、PDCCH3はCCE19、20)の2個のCCEを構成要素とするPDCCHの例を図示している。
【0023】
本発明の実施形態では、PDCCHを構成するCCEのうち第1のCCEのインデックス情報を使用する。本発明は、複数の周波数帯域に資源を割り当てる装置及び方法に関し、3つの実施形態に区分して説明する。
【0024】
図4は、本発明の第1実施形態によって複数の周波数帯域に資源を割り当てる方法を説明するための図である。
本発明の第1実施形態は、PDCCHのCCEインデックス情報を使用して1つの端末に割り当てられた複数のPDCCHの序列を作ることができる。この序列化されたPDCCHは、各周波数の資源を割り当てるのに使用され、各PDCCHが各周波数のトラフィック資源を基地局で割り当てる方法は、次のように行うことができる。本発明においてPDCCHは、ダウンリンクまたはアップリンク資源割当に使用され、MIMO(Multiple Input Multiple Output)のための資源割当をも含む。生成された複数のPDCCHは、同一種類あるいは様々な種類のDCI(Downlink Control Indicator)を有することができる。例えば、f1のためのPDCCHは、SISO(Single Input Single Output)用ダウンリンクグラント(grant)であり、f2のためのPDCCHは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)であってもよい。但し、複数個のアップリンクあるいはダウンリンクで複数のPDCCHを各々適用することができ、また、1つの端末のためのアップリンクとダウンリンクで複数のPDCCHを同時に使用することもできる。
【0025】
本発明の第1実施形態を行うための方法は、次の通りである。まず、基地局のスケジューラーから各周波数別に割り当てるべき資源情報を獲得する。二番目に、各周波数の制御チャネルの現状況によって各周波数別に資源割当のためのPDCCHを何個伝送すべきかを決定する。三番目に、1個のPDCCHを伝送する周波数は、当該周波数の制御チャネルにPDCCHを伝送する。
図4の参照番号40で、f3に伝送されたPDCCHは、f3に資源を割り当てることを意味する。四番目に、様々な周波数の資源割当のための複数のPDCCHを伝送すべき当該周波数は、制御チャネルに複数のPDCCHを伝送すべき周波数の序列によって順にPDCCHを1周波数帯域に伝送する。
【0026】
すなわち、
図4の参照番号40に示されたように、f4にある制御チャネルを通じてf1、f2、f4の資源を割り当てるためには、f1の資源割当をしようとするPDCCHが複数のPDCCHのうち最も少ないCCEインデックスを使用し、f2資源割当のためのPDCCHは、その次に大きいCCEインデックスを有するPDCCHを使用し、f4の資源を割り当てるためのPDCCHは、複数のPDCCHのうち最大のCCEインデックスを有するPDCCHを使用して伝送する。すなわち使用可能なPDCCHを第1のCCEのインデックスによって並べ、伝送できる周波数も基地局から知られた周波数のインデックスを活用して並べた後、
図4の参照番号45のように、一対一でマッチする。
【0027】
1つの端末に伝送された複数のPDCCHを端末で受信して解釈する方法は、次の通りである。
図4の参照番号40のように、端末は、f3の制御チャネルで1個のPDCCHを受信し、F4で3個のPDCCHを受信した場合を仮定して説明する。
まず、1個のPDCCHを伝送した周波数で当該周波数に資源を割り当てる。ここで、割り当てられた周波数は、他の周波数で伝送された複数のPDCCHを利用して資源を割り当てる時に除外するようになる。二番目に、複数のPDCCHをf4で受信した端末は、最も小さいCCEインデックスを有するPDCCHを最も小さい周波数のインデックスであるf1に割り当て、二番目に小さいCCEインデックスを有するPDCCHをf2に資源を割り当て、最後に伝送されたPDCCHは、f3を除いてf4に資源を割り当てる。
【0028】
本発明の第1実施形態では、CCEインデックスを使用したPDCCHの順序を使用して様々な周波数の資源を割り当てる。ここで、守るべき規則の1つは、多数のPDCCHを有する周波数は、1つに制限する。すなわち、すべての周波数は、1つの端末のために1個のPDCCHを有するか、または何らのPDCCHを有することができない。また、1つの周波数だけが複数のPDCCHを有することができる。様々な周波数で複数のPDCCHを有するようになれば、PDCCHと周波数間のマッピング関係が複雑になる。前記規則は、第1実施形態のみに限定する。
【0029】
図5は、本発明の第2実施形態によって複数の周波数帯域に資源を割り当てる方法を説明するための図である。
図5を参照すれば、本発明の第2実施形態は、1つの周波数にある複数のPDCCHのCCEインデックス情報を利用して他の周波数を正確に指示して資源割当をする装置及び方法を提案する。
図5に示されたように、PDCCHを構成するCCEは、1、2、4、8個の構成よりなり、ツリー構造で割り当てることができる。すなわち1個のCCEを有するPDCCHは、CCEインデックス0、1、2、3、…を有し、2個のCCEを有するPDCCHは、CCEインデックス0、2、4、8、…をPDCCHを構成する第1のCCEとして有し、3個のCCEを有するPDCCHは、CCEインデックス0、4、8、12、…をPDCCHを構成する第1のCCEとして有し、4個のCCEを有するPDCCHは、CCEインデックス0、8、16、…をPDCCHを構成する第1のCCEとして有する。
【0030】
端末が復調をすべき区間は、制御チャネルの領域で共通復調区間と指定復調区間とに定義される。また、端末の電力消耗を低減するために、基地局は、1つの端末に伝送するPDCCHを前記共通復調区間及び指定復調区間だけで伝送し、端末は、当該前記共通及び指定区間のデータを復調する。本発明では、端末に指定された区間で様々な周波数の資源割当を例示する。1周波数領域で複数のPDCCHが伝送される下記数式1のような方法によりPDCCHの周波数情報を指示する。
【0032】
前記数式1で、L_PDCCHは、PDCCHを構成するCCE束のCCE個数を意味する。すなわち4個のCCEで構成される場合、L_PDCCHは、4になることができる。N_freqは、支援する全体周波数の個数を示す。
前記数式1を使用して周波数情報を指示する例を説明する。
【0033】
図6は、本発明の第2実施形態によって資源を割り当てる例を示す図である。
図6で、参照番号60は、周波数領域で複数のPDCCHが伝送される例を示し、一部の周波数領域では、PDCCHが伝送されない例(ここでは、f3及びf4帯域で複数のPDCCHが伝送され、f1及びf2帯域ではPDCCHが伝送されない例)を図示している。また、
図6で、参照番号62は、L_PDCCHが1であり、N_freqが4である場合の例示図であり、参照番号64は、L_PDCCHが2であり、N_freqが4である場合の例示図であり、参照番号66は、L_PDCCHが4であり、N_freqが4である場合の例示図である。
【0034】
ここで、複数の周波数資源割当のために生成されたPDCCH周波数インデックスは、
図6の参照番号64に示されたように、L_PDCCHが2であり、N_freqは4であると仮定する。すると、
図6の参照番号60に示されたように、2個のCCEで構成されたPDCCHの第1のCCEは、0、2、4、6、8のインデックスを有し、前記数式1を利用すれば、表現可能な周波数であるPDCCH周波数インデックスは、0、1、2、3、0、1、2、3、0、1、2、3として生成されることができる。基地局から伝送された各周波数のインデックスが次のように定められたと仮定する。すなわちindex0=f4、index1=f3、index2=f2、index3=f1である。
【0035】
第2実施形態の場合、基地局では、PDCCH周波数インデックスを活用して様々な周波数の資源を割り当てることができる。すなわち、f2の資源割当を希望すれば、複数のPDCCHを伝送する時に、PDCCH周波数インデックスが1のPDCCHを使用して伝送する。
【0036】
前記数式1の規則を利用して様々な周波数の資源を割り当てる本発明の第3実施形態の方法を説明する。
図7は、本発明の第3実施形態によって資源を割り当てる例を示す図である。
図7で、参照番号70は、複数の周波数領域のうち一部の周波数領域では、1個のPDCCHが伝送され、一部の周波数領域では、複数のPDCCHが伝送される例(f1及びf4領域では、複数のPDCCHが伝送され、f2及びf3領域では、1個のPDCCHが伝送される例)を示していて、
図7で、参照番号75は、L_PDDCHが2であり、N_freqが4である場合を示している。
【0037】
第3実施形態の場合、1周波数領域で1個のPDCCHが伝送された場合、前記数式1の規則によらず、PDCCHは、当該周波数領域の資源を割り当てる。また、1周波数領域で複数のPDCCHが伝送された場合、前記数式1を満足させるPDCCHを使用することによって、周波数を指示することができる。本発明の第3実施形態では、周波数インデックスを活用する時、1個のPDCCHが伝送された周波数にも、他の周波数で複数のPDCCHを利用して資源を割り当てることができる。
【0038】
図8は、本発明の第4実施形態によって資源を割り当てる例を示す図である。本発明の第4実施形態は、前記第3実施形態で複数のPDCCHが伝送された周波数での他の周波数に対する資源割当は、1個のPDCCHが伝送された周波数は資源割当をすることができない。
図8で、参照番号80は、当該実施形態を説明し、
図8で、参照番号85は、PDCCHが1つ伝送された周波数を除いてN−Freqが2になることが分かる。
【0039】
前記システムで端末が検索すべきすべてのCCEをデコーディングすることによって消耗される電力損失を低減するために、基地局は、1ビット情報を利用して端末に現在周波数帯域に複数のPDCCHがあるか、1個のPDCCHがあるかを最小のインデックスを有するPDCCHに一緒に伝送することによって、端末の電力消耗をも低減することができる。
【0040】
図9は、様々な周波数の資源割当情報を有する複数のPDCCHを伝送する基地局装置の構成を示す図である。
図9を参照すれば、PDCCH生成器100は、システム情報を利用して各周波数帯域で伝送されるPDCCHを生成する。送信機110〜140は、図示しないPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)生成器で生成されたPDSCHデータ及び前記生成されたPDCCHデータをIFFT変換した後、対応する周波数帯域に伝送する。ここで、
図9は、f1〜f4周波数を使用する4個の送信機(F1〜F4送信機)の例を示している。また、前記送信機110〜140は、多数個のPDCCH伝送部111−1〜111−N、PDSCH伝送部108、PDCCH選択機112、IFFT113、CP(Cyclic Prefix)処理器114及びRF送信部115などで構成されることができる。
【0041】
前記F1送信機110を例として説明すれば、複数のPDCCH伝送部111−1〜111−Nは、PDCCH生成器100で生成される各々対応するPDCCHデータを伝送するための形態のデータで処理し、PDCCH選択機112は、前記前記PDCCH伝送部111−1〜111−Nの出力のうち1つまたは複数のPDCCH出力を選択する。PDSCH伝送部118は、PDSCH生成器で生成されたPDSCHデータを伝送形態のデータで処理する。IFFT113は、前記PDCCH選択機112で出力されるPDCCH出力及びPDSCH伝送部118の出力をIFFT変換し、CP処理器114は、前記IFFT変換されたデータにCPを付加し、RF送信部115は、前記CP処理器114の出力をRF信号に変換して出力する。
【0042】
PDCCH伝送動作は、F1送信機110の例を取って説明する。複数のPDCCH伝送部111−1〜111−Nは、適切な伝送フォーマットでPDCCHデータを伝送するために、PDCCH発生器100で出力される対応するPDCCHデータを処理し、PDCCH選択機112は、前記PDCCH伝送部111−1〜111−Nの1つまたはそれ以上の出力を選択する。PDSCH伝送部118は、適切な伝送フォーマットでPDSCHデータを伝送するために、図示しないPDSCH発生器によってPDSCH発生器で出力されるPDSCHデータを処理する。IFFT113は、PDCCH選択機112によって選択されたPDCCHデータ及びPDSCH伝送部118で出力されるPDSCHデータをIFFT変換し、CP処理器114は、前記IFFT変換データにCPを付加し、RF送信部115は、CP処理器114の出力を無線周波数信号に周波数上昇変換して出力する。
【0043】
ここで、F2送信機〜F4送信機120〜140は、F1送信機110と同一の内部構成を有する。したがって、PDCCH選択機112によって選択された各F1送信機〜F4送信機110〜140のPDCCHデータ及びPDSCH送信機118で出力されるPDSCHデータは、IFFT113によってIFFT変換され、CP処理器114によってCPが付加され、RF送信機115によって周波数上昇変換され、対応する周波数帯域(例えばf1〜f4帯域の1つ)を通じて伝送される。
【0044】
図10は、本発明の第1実施形態によって基地局が複数のPDCCHを端末に伝送する手続を示す流れ図である。
図10を参照すれば、まず、前記基地局装置は、段階202及び段階204で、現在周波数で伝送すべきPDCCHの個数を検査する。ここで、前記PDCCHの個数は、2個以上(複数個)、1個または0個の場合などになることができる。ここで、前記伝送すべきPDCCHがなければ、前記基地局装置は、前記段階202及び段階204を実行しながらこれを感知し、PDCCH伝送手続を終了する。また、前記伝送するPDCCHが1個なら、前記基地局装置は、前記段階202及び段階204を実行しながらこれを感知し、段階206で、現在周波数に該当する送信機を通じてPDCCHを伝送し、PDCCH伝送手続を終了する。
【0045】
また、伝送すべきPDCCHが2個以上の複数個である場合、前記基地局装置は、段階202でこれを感知し、段階208で、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを当該周波数のリストで順序に合うようにCCEインデックスを使用してPDCCHの順序を配置し、段階210で、前記順序化された複数のPDCCHを各々対応する周波数の送信機を通じて伝送する。すなわち、前記基地局装置は、複数のPDCCH伝送が必要な場合、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを当該周波数のインデックスの順序に合うようにCCEインデックスを使用してPDCCHの順序を配置した後、これによって順序化された複数のPDCCHを伝送する。ここで、前記基地局装置は、各周波数で1個のPDCCHが伝送された周波数は、複数のPDCCHが伝送される周波数では除外し、資源割当が必要な周波数リストを生成する。
【0046】
図11は、本発明の第2実施形態によって基地局が複数のPDCCHを端末に伝送する手続を示す流れ図である。
図11を参照すれば、まず、前記基地局装置は、段階302で、現周波数帯域で伝送されるPDCCHの数が1個またはそれより小さいか否かを検査する。この時、伝送される周波数帯域が1個またはそれより小さければ、前記基地局装置は、段階304でPDCCHの数が1個であるか否かを検査する。この時、伝送すべきPDCCHがなければ、前記基地局装置は、PDCCH伝送手続を終了する。また、前記伝送すべきPDCCHが1個なら、前記基地局装置は、段階306で、現在周波数に該当する送信機を通じてPDCCHを伝送し、PDCCH伝送手続を終了する。しかし、伝送すべきPDCCHが2個以上の複数個である場合、前記基地局装置は、段階302でこれを感知し、段階308で、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して該当周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、段階310で、生成された複数のPDCCHを伝送した後、PDCCH伝送手続を終了する。この時、前記資源を割り当てる過程で、前記基地局装置は、PDCCHを1個伝送する周波数にも複数のPDCCHを割り当てられた周波数で資源割当が可能である。
【0047】
すなわち、本発明の第2実施形態は、各周波数で伝送すべきPDCCHの個数によって次のような動作を行う。仮に伝送すべきPDCCHがなければ、PDCCH伝送手続を終了する。仮に、伝送すべきPDCCHが1個なら、現在の周波数に任意のCCEインデックスを有するPDCCHを1個伝送する。仮に、複数のPDCCHを伝送しなければならない場合には、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、生成された複数のPDCCHを伝送する。
【0048】
図12は、本発明の第3実施形態によって基地局が複数のPDCCHを端末に伝送する手続を示す流れ図である。
図12を参照すれば、まず、前記基地局装置は、伝送すべきPDCCHがなければ、前記基地局装置は、前記段階402及び段階404を実行しながらこれを感知し、PDCCH伝送手続を終了する。また、前記伝送すべきPDCCHが1個なら、前記基地局装置は、前記段階402及び段階404を実行しながらこれを感知し、段階406で、現在周波数に該当する送信機を通じてPDCCHを伝送し、PDCCH伝送手続を終了する。また、伝送すべきPDCCHが2個以上の複数個である場合、前記基地局装置は、段階402でこれを感知し、段階408で、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して該当周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、段階410で、生成された複数のPDCCHを伝送した後、PDCCH伝送手続を終了する。この時、前記資源を割り当てる過程で、基地局装置は、PDCCHを1個伝送する周波数には資源割当をしない。すなわち、本発明の第3実施形態では、前記第2実施形態とは異なって、PDCCHを1個伝送する周波数では資源割当をしない。
【0049】
すなわち、本発明の第3実施形態は、各周波数で伝送すべきPDCCHの個数によって次のような動作をする。仮に伝送すべきPDCCHがなければ、PDCCH伝送手続を終了する。仮に伝送すべきPDCCHが1個なら、現在の周波数に任意のCCEインデックスを有するPDCCHを1個伝送する。仮に複数のPDCCHを伝送しなければならない場合は、複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、生成された複数のPDCCHを伝送する。
【0050】
図13は、本発明の第4実施形態によって基地局が複数のPDCCHを端末に伝送する手続を示す流れ図である。
図13を参照すれば、基地局装置は、段階502で、現在周波数に伝送すべきPDCCHがあるか否かを検査し、ない場合には、PDCCH伝送手続を終了する。しかし、前記PDCCHがあれば、前記基地局装置は、段階504で、1個あるいは複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、段階506で、生成された複数のPDCCHを伝送した後、前記PDCCH伝送手続を終了する。
【0051】
すなわち、本発明の第4実施形態は、複数のPDCCH伝送で様々な周波数帯域での資源を割り当てる。この時、伝送すべきPDCCHがあれば、1個あるいは複数の周波数に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを使用することができるPDCCHを選択し、生成された複数のPDCCHを伝送する。
基地局装置のPDCCH伝送は、
図9のような構成を有し、
図10〜
図13のような手続でPDCCHを伝送する。すると、これを受信する端末機は、複数の周波数帯域に割り当てられて受信されるPDCCHを受信して処理することができなければならない。
【0052】
図14は、本発明の実施形態によって複数の周波数帯域で複数のPDCCHを受信する端末機の構成を示す図である。
図14を参照すれば、端末機は、各々対応する周波数帯域の信号を受信する複数の受信機を備える。本発明の実施形態では、4個の周波数帯域信号を受信するF1受信機610〜F4受信機640を備えるものと仮定して説明する。前記F1受信機610の構成を説明すれば、RF受信機612は、基地局で伝送される当該周波数帯域のRF(Radio Frequency)信号を受信し、基底帯域に変換(Downconversion)及びデジタルデータに変換(Analog to Digital conversion)する機能を行う。その後、CP除去機613は、RF受信機612で出力される信号からCPを除去し、FFT処理部614は、前記基地局でIFFT変換された信号を元々の信号にFFT変換する。複数のPDCCH受信部611−1〜611−Nは、前記FFT処理部614の出力で各々割り当てられたPDCCH資源を受信して処理し、PDSCH受信部616は、割り当てられたPDSCH資源を受信して処理する。周波数選択機650は、前記複数のPDCCH受信部611−1〜611−Nの出力で資源を割り当てるべき周波数を選択する。資源選択機660は、各周波数帯域に割り当てられた資源を利用してPDSCH復調に使用されることができるようにF1受信機110〜F4受信機140を制御する。
【0053】
前述したように、端末機の各受信機は、基地局で伝送されるRF信号を基底帯域に変換及びデジタル変換し、前記変換を経た信号は、CP除去機613及びFFT処理部614を通じて周波数領域の信号に変換される。その後、前記変換された信号のうちPDCCHに割り当てられた資源は、PDCCH受信部611−1〜611−Nを通じて処理され、PDSCHに割り当てられた資源は、PDSCH受信部616を通じて処理される。この時、現在の周波数から1端末に受信された複数のPDCCHは、本発明を利用して資源を割り当てるべき周波数を選択する周波数選択機650を経て資源選択機660で選択され、前記資源選択機660は、各周波数帯域の割り当てられた資源を利用してPDSCH復調に使用されることができるように各周波数の受信機、すなわちF2、F3、F4受信機に情報を提供する。
【0054】
図15は、本発明の第1実施形態によって各周波数帯域に割り当てられて伝送されたPDCCHを処理する手続を示す流れ図である。
図15を参照すれば、端末機は、段階702及び段階704で、現在周波数帯域で受信されたPDCCHの個数が2個以上、1個または0個であるかを検査する。この時、前記端末機は、現在周波数帯域で受信されたPDCCHがなければ、段階704で、これを感知し、PDCCH処理手続を終了し、受信されたPDCCHが1個なら、段階704でこれを感知し、段階706で、現在周波数にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行して処理した後、PDCCH処理手続を終了する。しかし、現在周波数帯域で受信したPDCCHが複数個なら、端末機は、段階702でこれを感知し、段階708で、複数のPDCCHを復調した後、CCEインデックスを使用してPDCCHを順序化し、段階710で、1個のPDCCHが伝送された周波数を除いて周波数を整列してインデックスを作った後、段階712で、順序化された複数のPDCCHを利用して整列化された周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行した後、前記PDCCH手続を終了する。
【0055】
本発明の第1実施形態によるPDCCH処理方法の手続を説明すれば、端末機は、各周波数帯域で、まず、1端末で受信したPDCCHの個数が0個なら処理手続を終了し、1個のPDCCHを受信した場合には、現在周波数帯域にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源でデータ復調を実行する。また、複数のPDCCHを受信すれば、前記端末機は、1個のPDCCHが伝送された周波数帯域を除いて残りの複数の使用可能な周波数を整列してインデックスを作った後、順序化された複数のPDCCHを利用して整列化された周波数帯域で割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行する。
【0056】
図16は、本発明の第2実施形態によって各周波数帯域に割り当てられて伝送されたPDCCHを処理する手続を示す流れ図である。
図16を参照すれば、端末機は、現在周波数帯域で受信されたPDCCHがなければ、段階804でこれを感知し、PDCCH処理手続を終了し、受信されたPDCCHが1個なら、段階804でこれを感知し、段階806で、現在周波数にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行して処理した後、PDCCH処理手続を終了する。しかし、現在周波数帯域で受信したPDCCHが複数個なら、端末機は、段階802でこれを感知し、段階808で、複数のPDCCHを復調した後、段階810で、各PDCCHが伝送された資源の第1のCCEインデックスを前記数式1を利用して各PDCCHが内包する周波数情報を獲得し、段階812で、前記周波数情報を有するPDCCHを利用して当該周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行した後、前記PDCCH手続を終了する。この時、前記端末機装置は、PDCCHを1個有する周波数も複数のPDCCHを受け、資源割当の計算時に含むことに注意しなければならない。すなわち、前記端末機装置は、各PDCCHが内包する周波数情報を獲得する過程で、PDCCHを1個有する周波数をも含んで周波数情報を獲得する。
【0057】
すなわち、
図16のような手続で実行される本発明の第2実施形態において、前記端末機は、まず、現在周波数帯域で受信したPDCCHがなければPDCCH処理手続を終了し、1個のPDCCHを受信したら、現在周波数にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源でデータ復調を実行する。また、複数のPDCCHを受信した場合、端末機は、複数のPDCCHを復調する。また、各PDCCHが伝送された資源の第1のCCEインデックスを前記数式1を利用して各PDCCHが内包する周波数情報を獲得し、前記周波数情報を有するPDCCHを利用して当該周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行する。
【0058】
図17は、本発明の第3実施形態によって各周波数帯域に割り当てられて伝送されたPDCCHを処理する手続を示す流れ図である。
図17を参照すれば、端末機は、まず、段階902で、現在周波数帯域で受信されるPDCCHの数が0個または1個として決定されれば、段階904で、現在周波数帯域で受信されるPDCCHの数が1であるかを検査する。この時、現在周波数帯域で受信されたPDCCHがなければ、段階904でこれを感知し、PDCCH処理手続を終了し、受信されたPDCCHが1個なら、段階904でこれを感知し、段階906で、現在周波数にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行して処理した後、PDCCH処理手続を終了する。しかし、現在周波数帯域で受信したPDCCHが複数個なら、端末機は、段階902でこれを感知し、段階908で、複数のPDCCHを復調した後、段階910で、各PDCCHが伝送された資源の第1のCCEインデックスを前記数式1を利用して各PDCCHが内包する周波数情報を獲得し、段階912で、前記周波数情報を有するPDCCHを利用して当該周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行した後、前記PDCCH手続を終了する。この時、前記端末機装置は、PDCCHを1個有する周波数は、複数のPDCCHを受け、資源割当の計算時に含まれないことに注意しなければならない。すなわち、前記第2実施形態とは異なって、前記端末機装置は、各PDCCHが内包する周波数情報を獲得する過程でPDCCH周波数を1個有する周波数は除外する。
【0059】
すなわち、
図17のような手続で実行される本発明の第3実施形態において、前記端末機は、まず、現在周波数帯域で受信したPDCCHがなければ、PDCCH処理手続を終了し、1個のPDCCHを受信したら、現在周波数にある1個のPDCCHを利用して現在周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行する。また、複数のPDCCHを受信した場合、端末機は、複数のPDCCHを復調する。また、各PDCCHが伝送された資源の第1のCCEインデックスを前記数式1を利用して各PDCCHが内包する周波数情報を獲得し、前記周波数情報を有するPDCCHを利用して当該周波数帯域に割り当てられた資源を利用してデータ復調を実行する。
【0060】
図18は、本発明の第4実施形態によって各周波数帯域に割り当てられて伝送されたPDCCHを処理する手続を示す流れ図である。
図18を参照すれば、端末機は、段階1002で、現在周波数帯域で受信されたPDCCHがあるか否かを検査し、PDCCHがなければ、前記PDCCH処理手続を終了する。しかし、受信されたPDCCHがあれば、端末機は、段階1002でこれを感知し、段階1004で、1個以上の周波数帯域に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを獲得し、段階1006で、獲得した周波数情報を利用して各周波数帯域の割当資源を利用してデータを復調した後、前記PDCCH処理手続を終了する。
【0061】
したがって、
図18のような手続を実行する本発明の第4実施形態において、端末機は、まず、現在周波数帯域で受信したPDCCH個数を確認し、1個あるいは複数のPDCCHを受信した場合、各周波数帯域に資源割当のためのPDCCHを前記数式1を使用して当該周波数のインデックスを獲得し、獲得した周波数情報を利用して各周波数帯域の割当資源を利用してデータを復調する。
【0062】
前述したように、本発明は、直交周波数多重接続方式の複数の周波数帯域を運用する移動通信システムにおいてCCE(Control Channel Element)インデックスを利用して複数の資源割当のためのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)伝送方法及び装置を提供する。このために、複数の周波数帯域の複数の資源割当のためのPDCCHを伝送する周波数分割多重接続方式の移動通信システムの基地局は、複数の周波数帯域に複数の資源を割り当てるための複数のPDCCHをCCEインデックスを使用して生成して端末機に伝送し、端末機は、基地局に受信された複数のPDCCHのCCEインデックスを使用して端末が受信する複数の周波数帯域に複数の資源を認識して処理する。