特許第5718999号(P5718999)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5718999WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5718999
(24)【登録日】2015年3月27日
(45)【発行日】2015年5月13日
(54)【発明の名称】WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20150423BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20150423BHJP
【FI】
   H04W64/00 160
   H04W84/12
   H04W64/00 171
【請求項の数】19
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-189082(P2013-189082)
(22)【出願日】2013年9月12日
(65)【公開番号】特開2014-138419(P2014-138419A)
(43)【公開日】2014年7月28日
【審査請求日】2013年9月12日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0004783
(32)【優先日】2013年1月16日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】509288208
【氏名又は名称】ネイバー ビジネス プラットフォーム コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】李 鎬 辰
(72)【発明者】
【氏名】鄭 恩 溶
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲柄▼ 助
(72)【発明者】
【氏名】沈 柄 烈
(72)【発明者】
【氏名】兪 在 旭
【審査官】 川崎 優
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−023147(JP,A)
【文献】 特表2013−541247(JP,A)
【文献】 特表2013−537007(JP,A)
【文献】 特開2012−142911(JP,A)
【文献】 特表2011−509028(JP,A)
【文献】 特表2008−536348(JP,A)
【文献】 特開2009−260811(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/99
H04B 7/24−26
G01S 5/02−14
G06F 13/00,17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル端末で実行される位置情報提供方法であって、
前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するステップ、
収集された前記WiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APに対する情報をフィルタリングするステップ、
データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報と前記フィルタリング後のWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップ、および
前記抽出した施設に対する情報に基づいて前記モバイル端末の位置を決めるステップ
を含む、位置情報提供方法。
【請求項2】
前記WiFi APに対する情報を収集するステップは、
前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi APのMAC(Media Access
Control)アドレスを収集するステップである、請求項1に記載の位置情報提供方法。
【請求項3】
前記マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップは、
前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi APに対する情報が複数収集される場合、前記収集されたそれぞれのWiFi APに対する情報を前記データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報とそれぞれ比較するステップ、および
前記収集されたそれぞれのWiFi APに対する情報とマッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をそれぞれ抽出するステップ
を含む、請求項1または2に記載の位置情報提供方法。
【請求項4】
前記モバイル端末の位置を決めるステップは、
各施設別に前記施設に対する情報が抽出された回数をカウントするステップ、および
前記施設に対する情報が抽出された回数が最も高くカウントされた施設を前記モバイル端末の位置として決めるステップ
を含む、請求項3に記載の位置情報提供方法。
【請求項5】
前記マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップの後に、
前記抽出した施設に対する情報を前記モバイル端末の候補位置として追加するステップ、および
前記マッチするWiFi APに対する情報が存在しない場合、前記候補位置として追加された施設に対する情報が存在するかを判断するステップ
をさらに含む、請求項3に記載の位置情報提供方法。
【請求項6】
さらに、収集された前記WiFi APに対する情報のうち、移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングするステップを含む、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の位置情報提供方法。
【請求項7】
さらに、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMAC(Media Access Control)アドレスを持つWiFi APに対する情報を前記収集されたWiFi APに対する情報から除くステップ
を含む、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の位置情報提供方法。
【請求項8】
前記除くステップは、
前記異なる施設が予め設定された範囲内に位置する場合に実行される、請求項に記載の位置情報提供方法。
【請求項9】
記収集されたWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレス間のパターンを分析して各施設に位置するWiFi APのMACアドレスを予測するステップ、および
前記予測されたMACアドレスを前記データベースに追加したり、前記予測されたMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報からフィルタリングするステップ
をさらに含む、請求項のうちのいずれか一項に記載の位置情報提供方法。
【請求項10】
前記モバイル端末の位置を決めるステップの後に、
前記決められた施設に対する情報を提供したり、前記決められた施設に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するステップをさらに含む、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の位置情報提供方法。
【請求項11】
モバイル端末で実行される場合、前記モバイル端末の位置情報を提供するプログラムであって、
前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、
収集された前記WiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APに対する情報をフィルタリングするコードと、
データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報と前記フィルタリング後のWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコードと、
前記抽出した施設に対する情報に基づいて前記モバイル端末の位置を決めるコー
含む、プログラム。
【請求項12】
モバイル端末で実行される場合、前記モバイル端末の位置情報を提供するアプリケーションを配布する装置であって、
前記モバイル端末に前記アプリケーションを提供するアプリケーション提供部
を含み、
前記アプリケーションは、
前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelit
y Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、
収集された前記WiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APに対する情報をフィルタリングするコードと、
データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報と前記フィルタリング後のWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコー
含む、アプリケーション配布装置。
【請求項13】
位置情報提供のためのデータベースを構築する装置であって、
複数の施設で収集されたWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)に対する情報が入力される入力部、
前記入力されたWiFi APに対する情報から移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報と前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピング(mapping)させることにより、前記収集されたWiFi APに対する情報を加工する加工部、および
前記加工されたWiFi APに対する情報に基づいてデータベースを構築する構築部
を含
前記加工部は、
前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APに対する情報を検索し、前記検索されたWiFi APに対する情報を前記収集されたWiFi APに対する情報から除く、データベース構築装置。
【請求項14】
前記入力部は、
前記複数の施設で収集されたWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレス、SSID(Service Set IDentifier)、および該当WiFi APが収集された施設に対する情報が入力される、請求項13に記載のデータベース構築装置。
【請求項15】
前記加工部は、さらに、
異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMAC(Media Access Control)アドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除く、請求項13または14に記載のデータベース構築装置。
【請求項16】
前記加工部は、さらに、
前記異なる施設が予め設定された範囲内に位置する場合、前記異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除く、請求項15に記載のデータベース構築装置。
【請求項17】
前記複数の施設で収集されたWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレス間のパターンを分析して各施設に位置するWiFi APのMACアドレスを予測する予測部をさらに含み、
前記加工部は、
前記収集されたWiFi APに対する情報に前記予測されたMACアドレスを追加し、前記収集されたWiFi APに対する情報を加工する、請求項1316のうちのいずれか一項に記載のデータベース構築装置。
【請求項18】
前記加工部は、
前記予測されたMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除く、請求項17に記載のデータベース構築装置。
【請求項19】
前記構築されたデータベースを、暗号化されたライブラリ形態で位置情報を提供するモバイル端末に提供する提供部をさらに含む、請求項1318のうちのいずれか一項に記載のデータベース構築装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、WiFi情報を利用して使用者が現在位置する施設に対する情報を知らせる、WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、スマートフォン(Smart Phone)やタブレットPCなどのようなモバイル端末の普及が拡散して移動通信網が発展するに伴い、モバイル端末の使用者は、時間と空間に制約されることなく、多様な情報とサービスを自由に受けることができるようになった。これにより、使用者の現在位置を知らせたり、使用者が検索しようとする位置または使用者が向かおうとする位置を知らせるサービスなど、多様な形態の位置情報サービス(Location based service)も開発されている。
【0003】
このような位置情報サービスは、バスや地下鉄の到着時間を知らせたりナビゲーション(Navigation)などに応用され、多様な目的に見合った情報を提供している。ここで、使用者に位置情報サービスを提供しようとすれば、使用者または対象物の正確な位置情報を得るという作業が必要となるが、一般的にこのような位置情報は、GPS(Global Positioning System)信号に基づいて得られるようになる。しかし、GPS信号に基づいて位置情報を得ようとする場合、建物の間のようなGPS信号の陰影地域登録商標や建物の内部のようにGPS信号が届き難い地域では、実際に使用者の位置を測定するのに多くの困難がある。
【0004】
これにより、一例として、韓国公開特許公報第10−2011−0135026号(公開日2011年12月16日)、「地下鉄目的地到着お知らせサービスシステムおよび方法、このための移動通信端末およびサーバ」に開示されているように、GPS信号を利用することなく、移動通信端末の使用者が乗った車両が地下鉄路を走行している場合でも個別に細密な位置把握が可能な位置探知パイロット信号を生成する位置探知機を利用することにより、従来、地下鉄でのGPS測位が不可能であることに起因する移動通信端末の使用者の位置把握ができなくなる問題と、設置位置に応じて細密な位置識別情報の提供ができなくなるという通信中継器の使用に起因する移動通信端末の使用者の正確な位置把握ができなくなる問題を解消するための方法などが開発されている。
【0005】
しかし、このような既存の方法は、位置情報サービスを提供するために地下鉄駅やバス停などの各施設に別途の装置を設置しなければならず、モバイル端末も通信網を通じて周期的にサーバと通信しなければならないという問題が依然として存在していた。
【0006】
したがって、既存施設に別途の装置を設置したりサーバと通信したりしなくても使用者の位置を正確に測定し、これに基づいて位置情報を提供することのできる方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
GPS(Global Positioning System)を利用したり既存施設に測位のための別途の装置を設置したりしなくとも、使用者に位置情報を提供することのできる、WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置を開示する。
【0008】
サーバと通信したり通信網を利用したりしなくても、オフラインで使用者に位置情報を提供することのできる、WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置を開示する。
【0009】
使用者に正確な位置情報を提供することのできる、WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置を開示する。
【0010】
データベースを構築するときに移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、WiFi APに対する情報を収集するときに収集されなかったWiFi APに対する情報までを含ませることにより、使用者に正確な位置情報を提供することのできる、WiFi情報を利用した位置情報提供方法および装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
モバイル端末で実行される位置情報提供方法は、前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するステップ、予め格納されているWiFi APに対する情報と前記収集したWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップ、および前記抽出した施設に対する情報に基づいて前記モバイル端末の位置を決めるステップを含んでもよい。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、前記WiFi APに対する情報を収集するステップは、前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレスを収集するステップであってもよい。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、前記マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップは、前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi APに対する情報が複数収集される場合、前記収集されたそれぞれのWiFi APに対する情報を前記データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報とそれぞれ比較するステップ、および前記収集されたそれぞれのWiFi APに対する情報とマッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をそれぞれ抽出するステップを含んでもよい。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、前記モバイル端末の位置を決めるステップは、各施設別に前記施設に対する情報が抽出された回数をカウントするステップ、および前記施設に対する情報が抽出された回数が最も高くカウントされた施設を前記モバイル端末の位置として決めるステップを含んでもよい。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、前記マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するステップの後に、前記抽出した施設に対する情報を前記モバイル端末の候補位置として追加するステップ、および前記マッチするWiFi APに対する情報が存在しない場合、前記候補位置として追加された施設に対する情報が存在するかを判断するステップをさらに含んでもよい。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、前記データベースは、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングするステップ、および前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報と前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピング(mapping)させるステップによって構築されてもよい。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、前記フィルタリングするステップは、前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APを検索するステップ、および前記検索されたWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除くステップを含んでもよい。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、前記フィルタリングするステップは、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMAC(Media Access Control)アドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除くステップを含んでもよい。
【0019】
本発明の一実施形態によれば、前記除くステップは、前記異なる施設が予め設定された範囲内に位置する場合に実行されてもよい。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、前記複数の施設で収集されたWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレス間のパターンを分析して各施設に位置するWiFi APのMACアドレスを予測するステップ、および前記予測されたMACアドレスを前記データベースに追加したり、前記予測されたMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報からフィルタリングするステップをさらに含んでもよい。
【0021】
本発明の一実施形態によれば、前記モバイル端末の位置を決めるステップの後に、前記決められた施設に対する情報を提供したり、前記決められた施設に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するステップをさらに含んでもよい。
【0022】
モバイル端末で実行される場合、前記モバイル端末の位置情報を提供するプログラムが記録されている記録媒体は、前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、予め格納されているWiFi APに対する情報と前記収集したWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコードと、前記抽出した施設に対する情報に基づいて前記モバイル端末の位置を決めるコードと、前記決められた位置に対する情報を提供したり、前記決められた位置に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するコードを含んでもよい。
【0023】
モバイル端末で実行される場合、前記モバイル端末の位置情報を提供するアプリケーションを配布する装置は、前記モバイル端末に前記アプリケーションを提供するアプリケーション提供部を含み、前記アプリケーションは、前記モバイル端末の周辺に位置するWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)をスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、予め格納されたWiFi APに対する情報と前記収集したWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコードと、前記抽出した施設に対する情報に基づいて前記モバイル端末の位置を決めるコードと、前記決められた位置に対する情報を提供したり、前記決められた位置に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するコードを含んでもよい。
【0024】
位置情報提供のためのデータベースを構築する装置は、複数の施設で収集されたWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)に対する情報が入力される入力部、前記入力されたWiFi APに対する情報から移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報と前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピング(mapping)させることにより、前記収集されたWiFi APに対する情報を加工する加工部、および前記加工されたWiFi APに対する情報に基づいてデータベースを構築する構築部を含んでもよい。
【発明の効果】
【0025】
モバイル端末の周辺に位置するWiFi APに対する情報を収集した後、データベースに予め格納されているWiFi APに対する情報と収集したWiFi APに対する情報を比較し、マッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出し、これに基づいてモバイル端末が位置する施設を決めるため、GPS(Global Positioning System)を利用したり既存施設に測位のための別途の装置を設置したりしなくても、使用者に位置情報を提供することができる。したがって、サービスのためのインフラ構築に別途の費用を使わせないという長所がある。
【0026】
モバイル端末に含まれているデータベースを利用して使用者の位置を測位することにより、別途にサーバと通信したり通信網を利用したりしなくても、オフラインで使用者に位置情報を提供することができるため、データ送信によって発生する料金を節約することができ、測位に所要される時間を減少させることができる。
【0027】
データベースを構築するときに移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、WiFi APに対する情報を収集するときに収集されなかったWiFi APに対する情報まで含ませることにより、使用者に正確な位置情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の一実施形態において、モバイル端末を通じて位置情報を提供する方法を示したフローチャートである。
図2】本発明の一実施形態において、地下鉄駅で使用者に位置情報サービスを提供する方法を説明するための例示図である。
図3】本発明の一実施形態において、位置情報提供のためのデータベースを構築する方法を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態において、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、不必要な情報をフィルタリングする方法を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態において、位置情報提供のためのデータベースを構築する装置を示したブロック図である。
図6】本発明の一実施形態において、位置情報を提供するアプリケーションを配布する装置を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
本発明に係る位置情報提供方法および装置は、モバイル端末の使用者に使用者が現在位置する施設に対する情報を提供したり、使用者が移動する場合に目的地を指定しておけば、その使用者が目的地付近に到着したときに知らせるなど、多様な位置情報サービスを提供することができる。ここで、モバイル端末とは、WiFi(Wireless Fidelity)機能を持つ携帯可能な端末を意味する。一例として、スマートフォン、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット(Tablet)、ラップトップ(laptop)などがこれに含まれてもよい。
【0031】
本発明に係る位置情報提供方法および装置は、大部分の施設(建物、バス、バス停、地下鉄、地下鉄駅など)に設置されているWiFi AP(Wireless Fidelity Access Point)を利用し、その施設に存在するWiFi APに対する情報がモバイル端末で収集された場合、その施設に使用者が存在すると判断してサービスを提供することができる。このとき、各施設に存在するWiFi APに対する情報はすべて使用者のモバイル端末に存在するため、モバイル端末は別途にサーバと通信しなくてもよく、したがって無線通信を実行する必要がない。これは、使用者がデータ送信にかかる料金を節約することができ、要請および回答にかかる時間を節約することができる。さらに、サービス提供者の立場では、サービスのためのインフラ構築に別途の費用がかからないという長所を提供する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態において、モバイル端末を通じて位置情報を提供する方法を示したフローチャートである。以下、図1を参照しながら、使用者がモバイル端末を利用し、使用者が現在位置する施設に対する情報の提供を受ける過程について例を挙げながら説明する。
【0033】
本発明に係る位置情報提供方法は、一例として、モバイル端末に搭載されているアプリケーション(Application)によって実行されてもよい。前記アプリケーションは、一例として、モバイル端末の周辺に位置するWiFi APをスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、データベースに予め格納されているWiFi APに対する情報と収集したWiFi APに対する情報を比較し、収集したWiFi APに対する情報とマッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコードと、抽出した施設に対する情報に基づいてモバイル端末が位置する施設を決めるコードと、決められた施設に対する情報を提供したり、前記決められた施設に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するコードを含んでもよい。
【0034】
一般的に、モバイル端末には、WiFi APを通じて無線通信を実行するために周辺のWiFi APをスキャン(Scan)する機能が内蔵されている。
【0035】
モバイル端末に搭載されたアプリケーションは、モバイル端末の使用者に位置情報を提供するためにWiFi APスキャン機能を利用し、モバイル端末の周辺に位置するWiFi APをスキャンしてもよい(110)。このとき、アプリケーションは、モバイル端末の周辺に位置するWiFi APのMAC(Media Access Control)アドレスを収集してもよい。
【0036】
アプリケーションは、モバイル端末周辺のWiFi APに対する情報が収集されれば、モバイル端末の格納領域やアプリケーションに含まれているデータベースに予め格納されているWiFi APに対する情報と収集したWiFi APに対する情報を比較し、収集したWiFi APに対する情報がデータベースに存在するかを判断する(120)。このとき、前記データベースは暗号化されていてもよく、モバイル端末にライブラリ形態で格納されてもよい。
【0037】
一方、前記データベースは、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から、該当施設に固定的に設置されているのではなく、移動することによって該当施設からWiFi APに対する情報を収集するときに収集された移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、WiFi APに対する情報とそのWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピング(mapping)させる過程によって構築することにより、その施設に固定的に設置されている固定的WiFi APに対する情報のみを含むようにする。
【0038】
このために、前記移動式WiFi APに対する情報は、一例として、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSID(Service Set IDentifier)を持つWiFi APを検索し、検索されたWiFi APに対する情報を複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除く過程によってフィルタリングされてもよい。
【0039】
また、異なる施設に同じ情報を持つWiFi APが存在する場合には、モバイル端末の位置を決めるときに誤った位置情報を提供する恐れがあるため、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMAC(Media Access Control)アドレスを持つWiFi APに対する情報を前記複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除く過程を経ることにより、前記データベースには異なるMACアドレスを持つWiFi APに対する情報のみが含まれるようになる。しかし、このような過程は、同じMACアドレスを持つWiFi APに対する情報が収集された施設が予め設定された範囲(例えば、位置情報を提供するときに誤差が発生し得る範囲)内に位置する場合にのみ実行され、予め設定された範囲よりも遠くに存在する場合には実行されなくてもよい。
【0040】
一方、類似する施設に設置されたWiFi AP(地下鉄駅に設置されたWiFi AP、バス停に設置されたWiFi APなど)のMACアドレスは、一般的に一定のパターンを持つ。したがって、前記データベースには、複数の施設で収集されたWiFi APのMACアドレス間のパターンを分析することにより、予測されたWiFi APのMACアドレスが追加されてもよい。したがって、複数の施設でWiFi APに対する情報を収集するとき、WiFi APの物理アドレスだけが収集された場合でも、そのWiFi APの仮想アドレスまでデータベースに追加されるようになる。これだけではなく、移動式WiFi APの場合にも、パターン分析によって移動式WiFi APのMACアドレスから予測されるMACアドレスを複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報からフィルタリングすることにより、正確な位置情報を提供できるようになる。
【0041】
アプリケーションは、このような過程によって構築されたデータベースに格納されているWiFi APに対する情報とモバイル端末周辺のWiFi APをスキャンして収集した複数のWiFi APに対する情報を比較し、データベースにモバイル端末周辺のWiFi APをスキャンして収集したWiFi APに対する情報にマッチするWiFi APに対する情報が存在すれば、その情報が収集された施設に対する情報を抽出し、これを候補位置として追加する(130)。しかし、モバイル端末周辺のWiFi APをスキャンして収集したWiFi APに対する情報にマッチするWiFi APに対する情報が存在しない場合、アプリケーションは、候補位置として追加された施設が存在するかを判断する(140)。このとき、候補位置として追加された施設が存在しない場合、アプリケーションは、モバイル端末周辺のWiFi APを再びスキャンするようになる。
【0042】
一方、アプリケーションは、モバイル端末の周辺に位置するWiFi APに対する情報が複数収集される場合、収集されたそれぞれのWiFi APに対する情報をデータベースに格納されたWiFi APに対する情報と比較していないWiFi APに対する情報が存在するまで、データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報とそれぞれ比較し続けることにより、収集された複数のWiFi APに対する情報すべてがデータベースに格納されたWiFi APに対する情報と比較されるまで繰り返す(150)。
【0043】
この後、アプリケーションは、比較されていないWiFi APに対する情報が存在しないと判断されれば、各施設別に候補位置として抽出された回数をカウントし、抽出された回数が最も高くカウントされた施設をモバイル端末の使用者が現在位置する施設として決め、その施設に対する情報を返還してもよい(160)。
【0044】
これにより、アプリケーションは、モバイル端末の使用者が現在位置する施設として決められた施設がモバイル端末のディスプレイに表示されるようにすることにより、その施設に対する情報が提供されるようにしたり、決められた施設に対する情報に基づいて目的地到着お知らせサービスのような位置情報サービスを提供してもよい。
【0045】
一方、特定の施設に移動しようとする使用者から目的地に対する情報(例えば、施設の名称など)が入力される場合、アプリケーションは、入力された施設に対する情報に基づいてデータベースからその施設で収集されたWiFi APに対する情報を抽出し、抽出したWiFi APに対する情報とWiFi APをスキャンすることにより、収集したWiFi APに対する情報を比較してもよい。さらに、マッチする場合には、目的地に到着したことを知らせるお知らせサービスを提供してもよい。
【0046】
図2は、本発明の一実施形態において、地下鉄駅で使用者に位置情報サービスを提供する方法を説明するための例示図である。図3は、本発明の一実施形態において、位置情報提供のためのデータベースを構築する方法を示したフローチャートである。図4は、本発明の一実施形態において、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、不必要な情報をフィルタリングする方法を示したフローチャートである。以下、図2〜5を参照しながら、地下鉄駅における位置情報提供のためのデータベースを構築する過程について、例を挙げながら説明する。
【0047】
図2に示すように、A駅210、B駅220、およびC駅230が存在する場合、本発明に係る位置情報提供方法は、各地下鉄駅210、220、230で使用者の現在位置に対する情報を提供することもできるし、地下鉄に乗ってA駅210からC駅230に移動する使用者がC駅230に到着するときにお知らせを希望する場合、C駅230に設置されたWiFi APに基づき、地下鉄がC駅230に到着する前に予めお知らせサービスを提供することもできる。このため、各地下鉄駅210、220、230のプラットホームでWiFi APに対する情報を収集し、収集した情報を加工してデータベースを構築する過程が実行されてもよい。
【0048】
WiFi APは、各地下鉄駅210、220、230のプラットホームに設置されている場合もあるが、地下鉄内にも設置されている。したがって、各地下鉄のプラットホームでWiFi APに対する情報を収集する場合、その地下鉄駅を通過する車両に設置されているWiFi APに対する情報も共に収集されるようになる。また、地下鉄内に設置されているWiFi APだけではなく、使用者が携帯しているWiFi AP(例えば、エッグ(egg)、テザリングなど)に対する情報も共に収集されるようになる。したがって、WiFi APに対する情報を収集するときに、このような移動式WiFi APに対する情報を除くために、地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報も共に収集するようになる。
【0049】
地下鉄駅のプラットホームに設置されたWiFi APのMACアドレスを収集して地下鉄駅−WiFi APとしてマッピング(Mapping)させておけば、そのWiFi APに対する情報がモバイル端末によってスキャンされる場合、使用者はそのWiFi APとマッピングしている地下鉄駅に存在すると判断することができる。また、地下鉄内に設置されたWiFi APのMACアドレスを収集しておけば、地下鉄駅のプラットホームでWiFi APに対する情報を収集するときに、収集される可能性のある地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報を削除するときに使用することができる。一例として、地下鉄駅のプラットホームで収集したWiFi APに対する情報と地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報を比較するとき、地下鉄駅のプラットホームで収集したWiFi APに対する情報と地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報が存在すれば、地下鉄のプラットホームでWiFi APに対する情報を収集したときに誤って地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報までも収集されたと判断し、これを削除することができる。
【0050】
一方、WiFi APは、各地下鉄駅210、220、230の間にも設置されている。例えば、WiFi APは、A駅210とB駅220の間の線路にも設置されており、B駅220とC駅230の間の線路にも設置されている。したがって、本発明に係る位置情報提供方法および装置は、線路に設置されたWiFi APに対する情報を収集し、これに基づいて使用者の現在位置を判断することもできる。
【0051】
このように、WiFi APに対する情報に基づいて位置情報を提供するために、データベース構築装置は、図3に示すように、上述したように複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報の入力を受け(310)、入力されたWiFi APに対する情報から移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし(320)、移動式WiFi APに対する情報がフィルタリングされたWiFi APに対する情報とそのWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピングさせることにより(330)、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報を加工してもよい。そして、加工されたWiFi APに対する情報に基づいてデータベースを構築してもよい(340)。
【0052】
このとき、WiFi APに対する情報を加工する過程(320、330)は、使用者の位置が正確に決まるようにするための過程であって、実際には地下鉄駅でWiFi APに対する情報を収集してみれば、他の地下鉄駅で収集されたWiFi AP間のMACアドレスが重複したり、移動式WiFi APに対する情報が収集されたりする。このように、MACアドレスが重複するWiFi APに対する情報および移動式WiFi APに対する情報などを利用して位置情報を提供する場合、使用者に誤った位置情報が提供される恐れがある。したがって、正確に位置情報を提供するためには、図4に示すように、位置情報サービスに適さないWiFi AP(重複したMACアドレスを持つWiFi AP、移動式WiFi APなど)に対する情報を除き、必要なWiFi AP(固定式WiFi AP)に対する情報のみを残す過程が必要となる。
【0053】
このために、データベース構築装置は、先ず、収集されたWiFi APに対する情報のうち、SSIDに予め設定されたキーワード(特定キーワード)が含まれているWiFi APに対する情報をブラックリストとして格納し、ブラックリストに該当するWiFi APが発見されれば(410)、収集されたWiFi APに対する情報からそのWiFi APに対する情報を除いてもよい(420)。
【0054】
例えば、SSIDにporthru(プリンタのSSID)、egg(エッグのデフォルトSSID)、hotspot(移動型装置のSSID)、android(アンドロイドテザリングSSID)、korail(地下鉄内に設置された無線APのSSID)、hpsetup(プリンタまたは複合機のSSID)などのようなキーワードが含まれるAPは、移動式APとして分類することができる。したがって、収集したWiFi APに対する情報を加工するときに、SSIDに上述したようなキーワードを含むAPはフィルタリングされてもよい。このとき、フィルタリングの範囲は、Egg、egg、eGGなどのように大文字と小文字を区分しない。さらに、01egg、egg_001、sim’sEgg_01などのように、キーワードの前後にある単語が付属していてもフィルタリングされる。
【0055】
一方、地下鉄駅の場合、地下鉄駅のプラットホームに設置されたWiFi APに対する情報のみを収集することは困難な環境であるため、地下鉄のプラットホームに設置されたWiFi APに対する情報を収集するときに共に収集される地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報を利用し、データベースを構築するときに地下鉄内に設置されたWiFi APに対する情報を除くことにより、移動式WiFi APに対する情報を正確にフィルタリングしてもよい。
【0056】
また、データベース構築装置は、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMACアドレスを持つWiFi APが存在する場合(430)には、使用者の位置する施設を正確に決めるのが困難であるため、正確な位置情報の提供のために、入力されたWiFi APに対する情報からこのようなWiFi APに対する情報を除いてもよい(440)。このとき、データベース構築装置は、必要によっては、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMACアドレスを持つ場合であったとしても、その施設が予め設定された範囲内に位置しない場合には、そのWiFi APに対する情報を除かなくてもよい。
【0057】
また、図4には示されていないが、データベース構築装置は、正確な位置情報の提供のために、複数の施設で収集されたWiFi APのMACアドレス間のパターンを分析して各施設に位置するWiFi APのMACアドレスを予測し、予測されたMACアドレスを追加したり、予測されたMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報から除いてもよい。
【0058】
一般的に、類似する施設(地下鉄駅、バス停など)には1〜2つの製品のAPが設置されているため、類似する施設に設置されているWiFi APのMACアドレスは一定のパターンを持つ。したがって、このようなパターンを応用すれば、地下鉄駅のプラットホームで収集されなかったMACアドレスを類推してデータベースに追加したり、特定の通信社のMACアドレスをブラックリストに追加して除くことができる。
【0059】
一例として、地下鉄に設置されたA社のWiFi APが5Ghzと2.4Ghzの周波数帯域を同時に使用する場合、5Ghz WiFi APのMACアドレスは2.4Ghz WiFi APのMACに+1の値を持つ。例えば、2.4Ghz WiFiMACアドレスが「00:07:89:0F:D6:C0」であるとき、5Ghz WiFiMACアドレスは「00:07:89:0F:D6:C1」である。
【0060】
また、A社のWiFi APは、物理アドレス1つに1つまたは2つの仮想アドレスがマッピングしている。例えば、MACアドレスが「00」で始まる場合、そのMACアドレスは物理アドレスであり、「02」、「04」、または「06」で始まる場合、そのMACアドレスは仮想アドレスである。したがって、特定のWiFi APに「00:07:89:0F:D6:C0」のような物理的MACアドレスが設定されていれば、そのWiFi APには「02:07:89:0F:D6:C0」および「04:07:89:0F:D6:C0」の仮想アドレスが設定されている。
【0061】
また、A社のWiFi APは「00」で始まる物理アドレスが収集されておらず、「04:17:B2:04:43:00」および「06:17:B2:04:43:01」のような「04」と「06」で始まる仮想MACアドレスだけが収集されている。
【0062】
一方、B社のWiFi APの場合、「06:17:B2:04:43:01」のように「06」で始まる仮想アドレスは、「04:17:B2:04:43:00」のように「04」で始まる仮想アドレスに「+1」の値を持つパターンがある。
【0063】
また、B社のWiFi APの場合、SSIDに「wifi zone」に該当するキーワードが含まれているWiFi APがあれば、「wifi zone_secure」というSSIDを持つWiFi APが共に存在するが、これは「wifi zone」に該当するキーワードが含まれるWiFi APの仮想MACアドレスのうち、「06」で始まるアドレスが「06:17:B2:04:43:01」である場合、そのアドレスに+1の値を持つMACアドレス(06:17:B2:04:43:02)を持つ。
【0064】
このような過程を通じて構築されたデータベースは、位置情報を提供するのに利用されてもよい。しかし、前記データベースには、上述した過程を経てもフィルタリングされない移動式WiFi APに対する情報が残っている可能性がある。したがって、正確に使用者の位置を測位すると同時に、残っている可能性のある移動式WiFi APに対する情報によって発生し得る問題を解決するために、本発明に係る位置情報提供方法は、上述した図1のような方法を利用して位置情報を提供してもよい。
【0065】
本発明に係る位置情報提供方法は、正確な位置情報を提供するために、モバイル端末の周辺で収集された複数のWiFi APに対する情報をそれぞれデータベースに格納された情報と比較して使用者の位置を決めてもよい。一例として、使用者がモバイル端末を利用して複数のWiFi APに対する情報(例えば、MACアドレス)を収集すれば、これをモバイル端末に格納されているデータベースのWiFi APに対する情報とそれぞれ比較する。このとき、マッチする情報がある場合、その情報が収集された施設に「+1」をカウントし、一度選択されたということを格納する。この後、残りのWiFi APに対しても同じような方法でカウントし、最終的に最も多く選択された施設を使用者に返還してもよい。
【0066】
図5は、本発明の一実施形態において、位置情報提供のためのデータベースを構築する装置を示したブロック図である。
【0067】
本発明に係るデータベース構築装置500は、位置情報を提供するときに正確な位置情報が提供されるようにするために、入力部510、加工部520、予測部530、構築部540、および提供部550を含んでもよい。
【0068】
入力部510は、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報が入力される。このとき、入力部510は、一例として、複数の施設で収集されたWiFi APのMACアドレス、そのWiFi APのSSID、およびそのWiFi APが収集された施設に対する情報が入力されてもよい。
【0069】
加工部520は、入力部510を通じて入力されたWiFi APに対する情報から移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングし、フィルタリングしたWiFi APに対する情報と前記フィルタリングしたWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報をマッピング(mapping)させることにより、前記収集されたWiFi APに対する情報を加工する。
【0070】
一例として、加工部520は、複数の施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、予め設定されたキーワードを含むSSIDを持つWiFi APに対する情報を検索し、検索されたWiFi APに対する情報を、入力部510を通じて入力されたWiFi APに対する情報から除くことにより、移動式WiFi APに対する情報をフィルタリングしてもよい。
【0071】
また、加工部520は、異なる施設で収集されたWiFi APに対する情報のうち、同じMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を、入力部510を通じて入力されたWiFi APに対する情報から除いてもよい。このとき、加工部520は、異なる施設が予め設定された範囲(例えば、使用者の位置を決めるときに誤って決まる余地がある範囲)内に位置するかを判断し、この場合にのみ該当WiFi APに対する情報を削除してもよい。
【0072】
一方、予測部530は、入力部510を通じて入力されたWiFi APのMACアドレス間のパターンを分析して各施設に位置するWiFi APのMACアドレスを予測してもよい。この場合、加工部520は、必要によっては、予測部530で予測されたMACアドレスを、入力部510を通じて入力されたWiFi APに対する情報に追加して加工したり、予測部530で予測されたMACアドレスを持つWiFi APに対する情報を、入力部510を通じて入力されたWiFi APに対する情報から除いてもよい。構築部540は、加工部520を通じて加工されたWiFi APに対する情報に基づき、WiFi情報に基づいて位置情報を提供するためのデータベースを構築する。
【0073】
提供部550は、構築部540を通じて構築されたデータベースを暗号化されたライブラリ形態で位置情報を提供するモバイル端末に提供したり、位置情報を提供するアプリケーションに含まれるように前記アプリケーションを配布するアプリケーション配布装置に送信してもよい。
【0074】
図6は、本発明の一実施形態において、位置情報を提供するアプリケーションを配布する装置を説明するためのブロック図である。
【0075】
本発明に係るアプリケーション配布装置600は、データベース構築装置500から受信したデータベースを含むアプリケーションを製作するアプリケーション製作部610、およびアプリケーション製作部610で製作されたアプリケーションをモバイル端末650に提供するアプリケーション提供部620を含んでもよい。
【0076】
前記アプリケーションは、一例として、モバイル端末の周辺に位置するWiFi APをスキャンし、前記WiFi APに対する情報を収集するコードと、データベースに予め格納されたWiFi APに対する情報と収集したWiFi APに対する情報を比較し、収集したWiFi APに対する情報とマッチするWiFi APに対する情報が収集された施設に対する情報を抽出するコードと、抽出した施設に対する情報に基づいてモバイル端末が位置する施設を決めるコードと、決められた施設に対する情報を提供したり、前記決められた施設に対する情報に基づいて位置情報サービスを提供するコードを含み、前記アプリケーションが搭載されたモバイル端末650の使用者に位置情報サービスを提供してもよい。
【0077】
上述した位置情報提供装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。位置情報提供装置は、運営体制(OS)および運営体制上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、位置情報提供装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データをアクセス、保存、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、構成要素は1つが使用されると説明される場合もあるが、該当する技術分野において通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数類型の処理要素を含んでもよいことを理解できるであろう。例えば、位置情報提供装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0078】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望とおりに動作するように処理装置を構成したり、独立的または結合的に(collectively)処理装置を命令したりしてもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、位置情報提供装置によって解釈されたり位置情報提供装置に命令またはデータを提供したりするために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具体化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって連結したコンピュータシステム上に分散し、分散した方法によって格納されたり実行されたりしてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0079】
実施形態に係る位置情報提供方法は、多様なコンピュータ手段によって実行が可能なプログラム命令形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0080】
以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であることが理解できるであろう。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順序で実行されたり、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態で結合または組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0081】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0082】
500:データベース構築装置
510:入力部
520:加工部
530:予測部
540:構築部
550:提供部
600:アプリケーション配布装置
610:アプリケーション製作部
620:アプリケーション提供部
650:モバイル端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6