特許第5719186号(P5719186)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5719186
(24)【登録日】2015年3月27日
(45)【発行日】2015年5月13日
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20060101AFI20150423BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20150423BHJP
   F21V 29/00 20150101ALI20150423BHJP
   F21Y 101/02 20060101ALN20150423BHJP
【FI】
   F21S2/00 360
   F21S2/00 312
   F21S2/00 218
   F21S2/00 219
   F21S2/00 222
   F21V23/00 120
   F21V23/00 150
   F21V29/00 110
   F21V29/00 400
   F21V29/00 570
   F21Y101:02
【請求項の数】12
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2011-14038(P2011-14038)
(22)【出願日】2011年1月26日
(65)【公開番号】特開2012-156001(P2012-156001A)
(43)【公開日】2012年8月16日
【審査請求日】2013年11月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000127857
【氏名又は名称】株式会社エス・ケー・ジー
(74)【代理人】
【識別番号】100110434
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100117547
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 浩史
(72)【発明者】
【氏名】坂本 光秀
(72)【発明者】
【氏名】安藤 淳一
【審査官】 谿花 正由輝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−198807(JP,A)
【文献】 特開2011−175737(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 99/00
F21S 2/00
F21V 23/00
F21V 29/00
F21Y 101/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を発する光源部と、
前記光源部に隣接し、入射された前記光源部の光を出射する発光部と、
前記光源部に電気的に接続され、前記光源部に駆動電力を供給する電源部と、
前記電源部を内部に収容する電源収容部と、
前記電源収容部を収納する筐体部とを備え、
前記電源収容部は、少なくとも一部分が認識可能な透明部材から成り、且つ前記電源収容部の内壁と前記電源部に設けられた部品との間が充填材にて封止されたこと
を特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記電源収容部は、該電源収容部の前記内壁から前記内部に向かって突出した突出部が形成され、前記突出部の先端面又は側面と前記部品との間に前記充填材が充填されていること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記電源収容部の前記突出部の先端面又は側面に、凹状部、凸状部、又はそれらを組み合わせたものが複数形成されていること
を特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記電源収容部の前記突出部の前記凹状部及び前記凸状部は、角錐形状、角錐台形状、円錐形状、円錐台形状、又はそれらを組み合わせた形状から成ること
を特徴とする請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記電源収容部は、前記内壁に対向する外壁の一部が窪んでいること
を特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記電源収容部の前記透明部材は、紫外線、可視光線、又は赤外線領域の光に対して透過性を有すること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項7】
前記電源収容部は、2つ以上に分離可能であること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項8】
前記電源収容部は、前記充填材により接合されていること
を特徴とする請求項7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記電源収容部の前記充填材は、放熱性を有し、前記電源部で発生した熱を放熱すること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項10】
前記電源収容部の前記充填材は、防音性を有し、前記電源部で発生した音を減衰させること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項11】
前記電源収容部の前記充填材は、防振性を有し、前記電源部で発生した振動を減衰させること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項12】
前記電源収容部の前記充填材は、大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、又はそれらの組み合わせから成ること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源部材を収容した照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源を点灯するための電源部を内装した光源部を備えた照明装置に関して、照明用の光源を有する光源部に該光源を点灯するための電源回路等から成る電源部を内装し、該電源部から発生する熱を光源部を介して放熱させる放熱部を備えた構成がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、半導体発光素子を光源とする照明装置に関して、半導体発光素子が発する熱を放熱する放熱部が、光源側端部においてケースの開口端部と係合してケースに収容されることなく外部に露出している構成がある(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−198807号公報
【特許文献2】特願2007−048638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述の様な構成では、装置に収容された電源部材で発生する熱を、簡便な構成により十分に放熱することが困難であるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は前述の技術的な課題に鑑み、装置に収容された電源部材で発生する熱を、簡便な構成により十分に放熱することができる照明装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決すべく、本発明に係る照明装置は、光を発する光源部と、前記光源部に隣接し、入射された前記光源部の光を出射する発光部と、前記光源部に電気的に接続され、前記光源部に駆動電力を供給する電源部と、前記電源部を内部に収容する電源収容部と、前記電源収容部を収納する筐体部とを備え、前記電源収容部は、少なくとも一部分が認識可能な透明部材から成り、且つ前記電源収容部の内壁と前記電源部に設けられた部品との間が充填材にて封止されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る照明装置によれば、装置に収容された電源部材で発生する熱を、簡便な構成により十分に放熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1の実施形態に係る照明装置を示す斜視図であり、(a)は照明装置を後方から示す斜視図、(b)は照明装置を前方から示す斜視図である。
図2】本発明の第1の実施形態に係る照明装置を構成毎に分解して後方から示す斜視図であり、図1(a)に対応している。
図3】本発明の第1の実施形態に係る照明装置を構成毎に分解して前方から示す斜視図であり、図1(b)に対応している。
図4】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設された電源部を収容した電源収容部を示す斜視図であり、(a)は電源部を収容した電源収容部を示す斜視図、(b)は電源部を収容した電源収容部の要部を断面で示す斜視図である。
図5】本発明の第1の実施形態に係る照明装置の電源部及び電源収容部を構成毎に示す斜視図であり、(a)は電源部及び電源収容部を一方から示す斜視図、(b)は電源部及び電源収容部を他方から示す斜視図である。
図6】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設され2つに分離された片方の電源収容部を示す斜視図であり、(a)は内壁から内部に向かって突出した突出部が形成された電源収容部を示す斜視図、(b)は内壁から内部に向かって突出した突出部が形成され且つ該突出部の先端面に溝から成る凹状部が複数形成された電源収容部を示す斜視図、(c)は内壁から内部に向かって突出した突出部が形成され且つ該突出部の先端面に凹状部が複数形成された電源収容部を示す斜視図である。
図7】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設され2つに分離された片方の電源収容部に形成された突出部の一部を示す断面図であり、(a)は所定の深さの凹状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(b)は所定の高さの凸状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(c)は角錐形状の凹状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(d)は角錐形状の凸状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図であり、(e)は角錐台形状の凹状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(f)は角錐台形状の凸状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(g)は円錐形状の凹状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(h)は円錐形状の凸状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(i)は円錐台形状の凹状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図、(j)は円錐台形状の凸状部が複数形成された突出部の一部を示す断面図である。
図8】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設され2つに分離された片方の電源収容部を示す斜視図であり、(a)は内壁から内部に向かって突出した板状の突出部が形成され該突出部の側面が電源部の電源基板に実装された部品に近接する電源収容部を示す斜視図、(b)は内壁に形成された平面部に対して板状の突出部が接着固定され該突出部の側面が電源部の電源基板に実装された部品に近接する電源収容部を示す斜視図である。
図9】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設され2つに分離された片方の電源収容部を示す斜視図であり、(a)は内壁から内部に向かって突出した突出部が形成され且つ該突出部が形成された内壁に対向する外壁が窪んでいない電源収容部を示す斜視図、(b)は内壁から内部に向かって突出部が形成され且つ該突出部が形成された内壁に対向する外壁の一部が窪んでいる電源収容部を示す斜視図である。
図10】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設される2つに分離された片方の電源収容部に形成された突出部に対して充填機を用い充填材に相当する大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、又は熱硬化性樹脂を滴下している状態を示す模式図である。
図11】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設される構成部材に対して充填機を用い充填材を滴下している状態の要部を示す模式図であり、(a)は図10に対応し照明装置に配設される2つに分離された片方の電源収容部に形成された突出部に対して充填機を用い充填材を滴下している状態の要部を示す模式図、(b)は照明装置に配設される電源部の電源基板に実装された部品に対して充填機を用い充填材を滴下している状態の要部を示す模式図である。
図12】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設される2つに分離された片方の電源収容部に形成された突出部に対して充填材に相当する光硬化性樹脂が滴下され更に電源収容部に電源部が収容された後に紫外線照射装置で光硬化性樹脂を硬化させている状態を示す模式図である。
図13】本発明の第1の実施形態に係る照明装置に配設される2つに分離された片方の電源収容部に形成された突出部に対して充填材に相当する熱硬化性樹脂が滴下され更に電源収容部に電源部が収容された後に恒温槽で熱硬化性樹脂を硬化させている状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の照明装置に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の照明装置は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
【0011】
また、以下の説明においては、最初に本発明の第1の実施形態に係る照明装置1について図1乃至図13を参照しながら説明する。次に本発明の第2の実施形態に係る照明装置について説明する。さらに本発明の第1の実施形態に係る照明装置1に設けられた発光部の導光板の製造方法について説明する。最後に本願発明に係る照明装置1の構成と主な作用効果について請求項毎に説明する。
【0012】
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る照明装置1について、図1乃至図13を参照しながら、具体的に説明する。
【0013】
なお、第1の実施形態に係る照明装置1の説明については、先ず照明装置1の構成について図1乃至図9を参照しながら説明し、次に例えば照明装置1に配設される2つに分離された片方の電源収容部40に相当する第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法について図10乃至図13を参照しながら説明する。
【0014】
先ず、照明装置1の構成について、図1乃至図9を参照しながら説明する。第1の実施形態に係る照明装置1は、図1乃至図4に示すように、光源部10、発光部20、電源部30、電源収容部40、及び筐体部50から構成されている。以下、照明装置1の各構成について、図1乃至図9を参照しながら、順に説明する。
【0015】
第1の実施形態の照明装置1を構成する光源部10は、光を発する。この様な光源部10は、図2又は図3に示すように、光源11及び光源基板12から構成されている。以下、光源部10の構成について説明する。光源部10の光源11には、例えば白色で発光する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いる。より具体的には、LEDには、該LEDの色温度が例えば3000ケルビン程度の昼光色、又は5500ケルビン程度の冷白色のものを用いる。ここで、図2に示すように、十字状に組み合わされた導光板21及び導光板22の入射面21f及び入射面22fに沿って、例えば10個の表面実装型のLEDを十字状に配列している。この様な光源11は、導光板21及び導光板22の入射面21f及び入射面22fから、対向する先端21s及び先端22sに向かって、導光板21及び導光板22の内部に光を入射する。
【0016】
また、光源部10に関し、光源11は、白色のLEDに限定されることはなく、例えば白色、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、又は紫色のいずれかの色若しくはそれらの色の組み合わせから成るLEDで構成しても良い。また、光源11は、紫外域の光を発するLEDで構成しても良い。同様に、光源11は、LEDに限定されることはなく、例えば有機発光ダイオード、蛍光管、冷陰極管、又はネオン管で構成しても良い。また、光源部10の光源基板12は、光源11を実装するための部材である。この様な光源基板12は、例えば、加工性に優れたガラスエポキシ基板から成り、円盤状に形成されている。
【0017】
第1の実施形態の照明装置1を構成する発光部20は、光源部10に隣接し、入射された光源部10の光を出射する。この様な発光部20は、図1乃至図4に示すように、例えば導光板21及び導光板22を十字状に組み合わせて構成されている。また、導光板21及び導光板22は、それぞれ例えば透明なアクリル樹脂板から成る。なお、導光板21及び導光板22は、透明な樹脂板に限定されることは無く、着色された樹脂板を用いても良い。また、導光板21及び導光板22は、例えば可視域の光を照射されることにより拡散光を発する微粒子状の拡散部材を添加した樹脂板を用いても良い。同様に、導光板21及び導光板22は、例えば紫外域や可視域の光を照射されることにより蛍光を発する蛍光剤を塗布又は添加した樹脂板を用いても良い。また、導光板21及び導光板22には、それぞれ防水、防汚、及び防塵等の機能を有した図示せぬシリコーンコーティング剤又は硝子コーティング剤を塗布、もしくは防水、防汚、及び防塵等の機能を有した図示せぬ透明樹脂を被覆しても良い。
【0018】
また、発光部20の形状に関し、導光板21及び導光板22は、所定の形状に形成されている。具体的には、導光板21は、導光板21の先端が、導光片21a、導光片21b、導光片21c、及び導光片21dの4つに分岐されている。また、導光板21は、導光片21b及び導光片21cの先端21sの長さが、導光片21a及び導光片21dの先端21tの長さよりも、長くなるように形成されている。さらに、導光板21は、導光片21aと導光片21bとの間に形成された切欠部21kと、導光片21cと導光片21dとの間に形成された切欠部21nとの深さが、略等しくなるように形成されている。また、導光板21は、切欠部21mの深さが、左右に隣接して形成された切欠部21k及び切欠部21nの深さよりも、深くなるように形成されている。
【0019】
同様に、発光部20の形状に関し、導光板21に挿入されて組み合わされる導光板22は、導光板21と同様に、該導光板22の先端が、導光片22a、導光片22b、導光片22c、及び導光片22dの4つに分岐されている。また、導光板22は、導光板21と同様に、導光片22b及び導光片22cの先端22sの長さが、導光片22a及び導光片22dの先端22tの長さよりも、長くなるように形成されている。さらに、導光板22は、導光板21と同様に、導光片22aと導光片22bとの間に形成された切欠部22kと、導光片22cと導光片22dとの間に形成された切欠部22nとの深さが、略等しくなるように形成されている。また、導光板22は、導光板21と同様に、切欠部22mの深さが、左右に隣接して形成された切欠部22k及び切欠部22nの深さよりも、浅くなるように形成されている。ここで、導光板21の切欠部21mと、導光板22の入射面22fの中央に設けられた接合部22jが接合するように、導光板21に対して導光板22が挿入されている。なお、切欠部21mと接合部22jを接合させた時に、導光板21の入射面21fと導光板22の入射面22fが同一平面上に位置するように、導光板21及び導光板22が形成されている。
【0020】
ここで、発光部20に形成されたパターン関し、発光部20の導光板21には、例えば、拡散光を生成する凹状のパターン、凸状のパターン、又は凹状及び凸状のパターンから成るパターン21pが、入射面21fに直交した側面に相当する一主面及び該一主面に対向した他主面に対してマトリクス状に形成されている。具体的には、導光板21に設けられた導光片21a乃至導光片21dは、入射面21fに直交した側面が4面形成され、該4面の中の対向する2面が、パターン21pがマトリクス状に形成された一主面及び他主面に相当する。同様に、発光部20の導光板22にも、拡散光を生成する凹状のパターン、凸状のパターン、又は凹状及び凸状のパターンから成るパターン22pが、入射面21fに直交した側面に相当する一主面及び該一主面に対向した他主面に対してマトリクス状に形成されている。この様なパターン21p及びパターン22pの間隔は、それぞれ例えば1mmから6mmである。
【0021】
また、発光部20の光学特性に関し、例えば、導光板21の入射面21fから入射された光源11の光の一部は、例えば4つに分岐した導光片21a乃至導光片21dの間にそれぞれ形成された3つの切欠部21k乃至切欠部21nにより、それぞれ広角に反射させることができる。ここで、切欠部21k乃至切欠部21nで広角に反射された光の一部は、導光片21a乃至導光片21dにそれぞれ設けられた一主面と該一主面に対向した他主面の間を多重反射する過程で、該一主面又は該他主面から出射される。すなわち、導光板21の入射面21fから入射された光源11の光を、入射面21fに対向して形成された先端21s及び先端21tに加えて、入射面21fに直交した側面からも出射させることができる。また、導光片21a乃至導光片21dにおいて、入射面21fに直交した側面は、それぞれ4面形成されている。したがって、導光片21a乃至導光片21dにおいて、2面から構成された一主面と該一主面に対向した他主面が、2組形成されている。
【0022】
ここで、発光部20の光学特性に関し、入射面21fに直交した4つの側面の中、1つの側面で反射した光がその1つの側面に対向した側面に入射され、入射された光の一部が該対向した側面から出射される。同様に、入射面21fに直交した4つの側面の中、1つの側面で反射した光がその1つの側面に隣接した側面に入射され、入射された光の一部が、該隣接した側面から出射される。さらに、導光板21に入射した光は、導光板21の各面の間で全方位に反射することにより例えば先端21s又は先端21tに斜入射で入射された後、該先端21s又は先端21tから出射されずに入射面21f側に反射される。したがって、導光板21では、該導光板21の入射面21fから入射した光源11の光の中、直進して先端21s又は先端21tから出射される光の割合を、大幅に減少させることができる。一方、導光板21の入射面21fから入射した光源11の光の中、入射面21fに直交した4つの側面から出射される光の割合を、大幅に増加させることができる。さらに、4面の中の対向する2面にはパターン21pがマトリクス状に形成されていることから、複数のパターン21pで生成された拡散光が、4面の中の対向する2面から均一な面光源として出射される。すなわち、導光板21からは、配光角が非常に大きく且つ十分に拡散され目に優しい光が出射される。
【0023】
第1の実施形態の照明装置1を構成する電源部30は、光源部10に電気的に接続され、光源部10に駆動電力を供給する。この様な電源部30は、図2又は図3に示すように、電源基板31及び部品32から構成されている。以下、電源部30の構成について説明する。電源部30の電源基板31は、筐体部50の口金55を介して外部から入力された電力を、光源部10の光源11の定格に合わせて、100Vから例えば24Vに降圧、直流の定電流への整流、整流後のパルス変調、及びノイズの除去等を行い、光源部10の光源11に駆動電力を供給する。この様な電源基板31は、例えば変圧器、整流器、及びコンデンサ等の部品32から構成される。なお、電源基板31の構成に関し、光源部10の光源11に例えば蛍光管、冷陰極管、又はネオン管を用いる場合には、外部から供給される交流の電力を直流に変換せずに用いる。また、電源部30は、後述する電源収容部40に収容されている。また、電源基板31の端部31aは、後述する第2の電源収容ケース42の溝42bに形成された微小な突起42uで付勢されて固定される。また、配線31bは、後述する筐体部50の口金55に結線される。同様に、配線31cは、前述した光源部10の光源基板12に結線される。
【0024】
第1の実施形態の照明装置1を構成する電源収容部40は、電源部30を内部に収容し、少なくとも一部分が内部を認識可能な透明部材から成り、且つ内壁と電源部30に設けられた部品32との間に充填材が充填されている。この様な電源収容部40は、図1乃至図5に示すように、第1の電源収容ケース41、第2の電源収容ケース42、及び充填材48から構成されている。以下、電源収容部40の構成について説明する。第1の電源収容ケース41と第2の電源収容ケース42は、接合した場合に、内部に空間を有した円筒形状になるように、2つに分離されて形成されている。また、第1の電源収容ケース41は、例えば、プラスチックスから成り、円筒形状と半円筒形状が組み合わされて形成されている。同様に、第2の電源収容ケース42は、例えば、少なくとも一部分が透明なプラスチックスから成り、全体が半円筒形状に形成されている。したがって、第2の電源収容ケース42は、外部から、外壁42f及び内壁42aを介して、内部を認識することができる。なお、電源収容部40は、互いに組み合わされる2つの電源収容ケースを備える構成に限定されることは無く、例えば、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42を一体に形成しても良い。同様に、電源収容部40は、互いに組み合わされる3つ以上の電源収容ケースを備える構成しても良い。さらに、電源収容部40は、円筒形状から成る形状に限定されることはなく、例えば断面が四角形や六角形等の多角柱形状から成る形状としても良い。
【0025】
ここで、第1の実施形態の照明装置1を構成する電源収容部40に関し、例えば図5(a)に示す様に、第1の電源収容ケース41の内壁41aと、第2の電源収容ケース42の内壁42aとの間に設けられた内部の空間に、電源部30の電源基板31が収容される。具体的には、図5(a)に示す第1の電源収容ケース41の内壁41aと外壁41fの間に形成された一対の溝41bと、図5(b)に示す第2の電源収容ケース42の内壁42aと外壁42fの間に形成された一対の溝42bで、電源部30の電源基板31の両側に設けられた端部31aが挟み込まれて係合された状態で、電源部30の電源基板31が電源収容部40に収容される。なお、電源部30の電源基板31の両側に設けられた端部31aは、図5(b)に示す第2の電源収容ケース42の溝42bに形成された微小な突起42uで付勢されて固定される。ここで、例えば図5(a)に示す第2の電源収容ケース42の少なくとも一部分が透明部材から成るため、該第2の電源収容ケース42の外壁42fから内壁42aを介して、内部に収容された電源部30の電源基板31や該電源基板31に実装された部品32が認識可能である。
【0026】
また、電源収容部40に関し、図4(a)に示す第1の電源収容ケース41の端部41gと、第2の電源収容ケース42の端部42gは、光源部10の光源基板12の裏面に当接する。また、第1の電源収容ケース41の端部41gの一部からそれぞれ突出して半円筒形状に形成された一対の配線挿通部41cと、第2の電源収容ケース42の端部42gの一部からそれぞれ突出して半円筒形状に形成された一対の配線挿通部42cは、それぞれ係合した場合に円筒形状になり、光源部10の光源基板12に形成された孔12bに挿入される。ここで、図4(a)に示すように、第1の電源収容ケース41の配線挿通部41c及び第2の電源収容ケース42の配線挿通部42cは、それぞれ係合した場合に貫通孔が形成され、該貫通孔に配線31cを通す。また、図5(b)に示す第1の電源収容ケース41は、円筒形状の部分に、例えばネジ山が形成された係合部41sを設け、後述する筐体部50の口金55の内周面に形成されたネジ溝に係合される。
【0027】
さらに、電源収容部40に関し、図4(a)及び図5の各図に示すように、第2の電源収容ケース42の内壁42aの一部には、内部に向かって突出した突出部42pが形成されている。したがって、図4(b)に示すように、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で、電源部30の電源基板31を挟み込んで収容した場合に、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの距離が短くなる。ここで、充填材48に相当する大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、又は熱硬化性樹脂を、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの隙間に充填すると、充填材48の厚みが薄くても、該充填材48が部品32と突出部42pとの隙間に十分に充填され密着するため、充填材48を硬化させ易くすることができ、且つ充填材48の使用量を抑制することができる。
【0028】
また、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aに形成された突出部42pの先端面の形状に関し、図6(a)に突出部42pの先端面が平面に形成された第2の電源収容ケース42を示している。一方、図6(b)に突出部43qの先端面に溝から成る凹状部が複数形成された第2の電源収容ケース43を示している。さらに、図6(c)に突出部44rの先端面に凹状部が複数形成された第2の電源収容ケース44を示している。ここで、図6(a)に示す第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pと比較して、図6(b)に示す第2の電源収容ケース43に形成された突出部43qの方が表面積が増大し充填材との密着性が向上するため、放熱性を有する充填材を塗布した場合に、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した熱を、より効果的に放熱することができる。また、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pと比較して、第2の電源収容ケース43に形成された突出部43qの方が表面積が増大し充填材との密着性が向上するため、防音性を有する充填材を塗布した場合に、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した音を、より効果的に音を減衰させることができる。
【0029】
同様に、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aに形成された突出部42pの先端面の形状に関し、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pと比較して、第2の電源収容ケース43に形成された突出部43qの方が表面積が増大し充填材との密着性が向上するため、防振性を有する充填材を塗布した場合に、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した振動、又は外部から電源部30の電源基板31に実装された部品32に対して伝播した振動を、より効果的に振動を減衰させることができる。なお、図6(c)に示す第2の電源収容ケース44に形成された突出部44rについても、図6(b)に示す第2の電源収容ケース43に形成された突出部43qと同様に、より効果的な放熱性、防音性、及び防振性を得ることができる。
【0030】
また、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aに形成された突出部42pの先端面の形状に関し、図7(a)乃至図7(j)を参照しながら説明する。なお、図7(a)乃至図7(j)には、例えば、突出部の先端面に対してマトリクス状で点状に複数形成された凹状部又は凸状部の1つを断面で図示している。同様に、図7(a)、図7(b)、及び図7(g)乃至(j)には、例えば、突出部の先端面に対して所定の間隔で複数形成された溝から成る凹状部の1つを断面で図示している。具体的には、図7(a)に所定の深さの凹状部が複数形成された突出部60sの一部を断面図で示している。また、図7(b)に所定の高さの凸状部が複数形成された突出部61sの一部を断面図で示している。同様に、図7(c)に角錐形状の凹状部が複数形成された突出部62sの一部を断面図で示している。同様に、図7(d)に角錐形状の凸状部が複数形成された突出部63sの一部を断面図で示している。同様に、図7(e)に角錐台形状の凹状部が複数形成された突出部64sの一部を断面図で示している。
【0031】
同様に、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aに形成された突出部42pの先端面の形状に関し、図7(f)に角錐台形状の凸状部が複数形成された突出部65sの一部を断面図で示している。同様に、図7(g)に円錐形状の凹状部が複数形成された突出部66sの一部を断面図で示している。同様に、図7(h)に円錐形状の凸状部が複数形成された突出部67sの一部を断面図で示している。同様に、図7(i)に円錐台形状の凹状部が複数形成された突出部68sの一部を断面図で示している。同様に、図7(j)に円錐台形状の凸状部が複数形成された突出部69sの一部を断面図で示している。この様に、電源部30の電源基板31に実装された部品32の仕様に合わせ、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aから内部に向かって突出して形成された突出部42pの先端面に対して、より効果的な放熱性、防音性、及び防振性を得るために、様々な形状を設けることができる。
【0032】
ここで、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内壁42aに形成された突出部42pの変形例に関し、図8(a)には、第2の電源収容ケース45の内壁45aから内部に向かって突出して形成された板状の突出部45mを示している。この様な第2の電源収容ケース45によれば、電源収容ケース42の突出部42pと同様に、電源収容部40の内部に電源部30を収容した場合に、突出部45mの側面が、電源部30の電源基板31に実装された部品32に近接する。また、図8(b)には、第2の電源収容ケース46の内壁46aに形成された平面部46vに対して、接着固定された板状の突出部46nを示している。この様な第2の電源収容ケース46によれば、第2の電源収容ケース45と異なり、突出部46nを後で追加することができ、且つ突出部46nの位置を電源基板31に実装された部品32の位置に合わせて調整することができる。
【0033】
また、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の外壁42fの形状に関し、図9(a)に示す第2の電源収容ケース42は、内壁から内部に向かって突出して突出部が形成され且つ該突出部が形成された内壁に対向する外壁42fが窪んでいない。一方、図9(b)に示す第2の電源収容ケース47は、内壁から内部に向かって突出して突出部が形成され且つ該突出部が形成された内壁に対向する外壁47fに窪み部47tを設けている。ここで、図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、外壁47fに窪み部47tを設けていることから、図12を参照しながら後述する紫外線照射装置Bで充填材48に相当する光硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部に光を透過させ易い。同様に、図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、図13を参照しながら後述する恒温槽で充填材48に相当する熱硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部に熱を伝播させ易い。
【0034】
第1の実施形態の照明装置1を構成する筐体部50は、発光部20の一端を保持し、且つ光源部10及び電源収容部40を収容して保持する。この様な筐体部50は、図1乃至図4に示すように、筐体51、保持部材52、固定部材53、絶縁ケース54、及び口金55から構成されている。以下、筐体部50の構成について説明する。筐体51は、例えばアルミニウムから成り、半球形状から形成されている。ここで、筐体51の内部に、電源部30を収容した電源収容部40が納められる。また、電源部30の電源基板31で生成された駆動電力は、図示せぬ電線により光源基板12の孔12bを介して、光源部10の光源基板12に実装された光源11に供給される。また、筐体51の内部に形成された光源基板当接面51aに、光源部10の光源基板12の裏面が当接される。また、筐体51の第2の外周面51eに、電源部30及び光源部10で発生した熱を効率良く放熱させるために、湾曲した凹凸形状から成る放熱用のフィンを複数形成している。また、第1の外周面51bは、円筒形状から形成されている。この様な第1の外周面51bに対向した内周面が、後述する保持部材52の側壁52cに当接される。
【0035】
また、筐体部50に関し、保持部材52は、導光板21及び導光板22に係合し、筐体51に着脱可能に保持する。この様な保持部材52は、例えばアルミニウムから成り、半円盤状から形成されている。具体的には、一対の保持部材52は、それぞれ該保持部材52の中央に開口された溝部52aを、導光板22の導光片22aに設けられた係合部22hに挿入して係合している。さらに、一対の保持部材52は、それぞれ該保持部材52の両端に形成された突起部52bを、導光板21の導光片21a及び導光片21dの下部にそれぞれ設けられた凹状の係合部21hに挿入して係合している。また、導光板21に導光板22が挿入され、且つ一対の保持部材52がそれぞれ係合されている状態で、例えばナベネジから成る固定部材53を、一対の保持部材52の孔52d、及び光源基板12に開口されたネジ孔12aの順が通される。その上で、固定部材53を、筐体51の光源基板当接面51aに設けられたネジ孔51dにネジ留めすることにより、導光板21と導光板22及び光源基板12を筐体51に対してそれぞれ着脱可能に保持する。なお、固定部材53を、例えば反射剤が含有された接着剤を用いて、保持部材52の孔52dに対して密封しても良い。
【0036】
また、筐体部50に関し、絶縁ケース54は、例えば絶縁性を有するプラスチックスから成り、リング状から形成されている。ここで、絶縁ケース54は、第1の電源収容ケース41の係合部41sと、口金55の内周面に形成されたネジ溝が係合されることで、第1の電源収容ケース41及び口金55に挟み込まれて固定される。また、口金55は、例えば屋内施設に施工されているソケットにねじ込んで電力の供給を受けるものである。なお、口金55の直径は、例えば一般的なサイズである直径26mmである。また、口金55の代わりに、例えば、コンセントに差し込んで電力の供給を受けるプラグや、発電機又は蓄電池を接続して電力の供給を受ける端子を用いる構成としても良い。
【0037】
次に、例えば照明装置1に配設される2つに分離された片方の電源収容部40に相当する第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法について、図10乃至図13を参照しながら説明する
【0038】
第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法に関し、図10には、照明装置1に配設される第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して、充填機Aを用いて、充填材48に相当する大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、又は熱硬化性樹脂を滴下している状態を模式図で示している。また、第2の電源収容ケース42は、治具Dに載置されている。なお、治具Dは、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42の外形形状に合わせて、傾斜した内周面が形成されている。また、充填機AのシリンジA1に充填材48を注入した上で、シリンジA1に接続された送圧チューブA2に対して、制御パネルA3で設定した圧力と時間で空気を射出し、シリンジA1内の充填材48を、第2の電源収容ケース42の突出部42pに滴下する。なお、シリンジA1は、シリンジ台A4に載置されている。ここで、充填材48に大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤を用いた場合には、所定の時間内に、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で電源部30の電源基板31を挟むようにして収容し、充填材48を硬化させる。
【0039】
ここで、第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法に関し、図11(a)は図10の要部に相当し、第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填機Aを用いて充填材48を滴下している状態を模式図で示している。一方、図11(b)は電源部30の電源基板31に実装された部品32に対して充填機Aを用いて充填材48を滴下している状態を模式図で示している。この様に、充填材48の仕様、照明装置1の組立に係る作業効率等により、充填材48を第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して滴下しても良いし、充填材48を電源部30の電源基板31に実装された部品32に対して滴下しても良い。具体的には、例えば、充填材48の粘度が低く、且つ電源部30の電源基板31に実装された部品32の表面積よりも第2の電源収容ケース42の突出部42pの表面積の方が大きい場合には、滴下した充填材48が垂れて周囲に拡散することを防止するために、第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を滴下する。
【0040】
また、第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法に関し、図12には、図10を参照しながら前述したように照明装置1に配設される第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して、充填材48に相当する光硬化性樹脂が滴下され、更に第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で電源部30の電源基板31を挟むようにして収容された後に、電源収容部40の内部に充填された光硬化性樹脂を、紫外線照射装置Bを用いて硬化させている状態を模式図で示している。なお、電源基板31は、治具Dに載置された第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42の内部に収容されている。また、紫外線照射装置BのファイバB1を、第2の電源収容ケース42の透明な部分に対向させた上で、制御パネルB2で設定した光量と時間で紫外線を照射する。なお、ファイバB1は、ファイバ台B3に載置されている。
【0041】
さらに、第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48を充填して該充填材48を硬化させる方法に関し、図13には、図10を参照しながら前述したように照明装置1に配設される第2の電源収容ケース42の突出部42pに対して充填材48に相当する熱硬化性樹脂が滴下され、更に第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で電源部30の電源基板31を挟むようにして収容された後に、電源収容部40の内部に充填された熱硬化性樹脂を、恒温槽Cを用いて硬化させている状態を模式図で示している。また、恒温槽Cの内部に、電源基板31を収容した第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42を載置し、制御パネルC1で設定した温度、湿度、及び時間で、熱硬化性樹脂から成る充填材48を硬化させる。
【0042】
以上、本発明に係る照明装置1によれば、装置に収容された電源部材で発生する熱を、簡便な構成により十分に放熱することができる。
【0043】
なお、本発明に係る照明装置1は、入射された光源部10の光を出射する導光板を発光部20に設ける構成に限定されることはない。具体的には、本発明に係る照明装置1を、例えば、入射された光源部10の光を出射するレンズ又は保護部材を発光部20に備えた、一般的な電球型ランプに適用しても良い。
【0044】
ここで、本発明に係る照明装置1によれば、例えば図4(b)に示すように、充填材48を、電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの隙間に充填することにより、該充填材48を用いて、部品32から発熱した熱を放熱させることができ、且つ部品32から発生した音を減衰させることができ、更に部品32から発生した振動や外部から部品32に伝播した振動を減衰させることができる。また、充填材48を用いて、部品32が実装された電源基板31及び第1の電源収容ケース41を一体に接合することもできる。
【0045】
また、本発明に係る照明装置1によれば、例えば図4(b)に示すように、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で、電源部30の電源基板31を挟み込んで収容した場合に、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの距離を、短くすることができる。ここで、充填材48を、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの隙間に充填すると、充填材48の厚みが薄くなるため、充填材48を硬化させ易くすることができ、且つ充填材48の使用量を抑制することができる。
【0046】
さらに、本発明に係る照明装置1によれば、例えば、図6(a)に示す第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pと比較して、図6(c)に示す第2の電源収容ケース44に形成され凹状部を複数設けた突出部44rの方が表面積が増大し充填材との密着性が向上するため、放熱性を有する充填材を塗布した場合に、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した熱を、より効果的に放熱することができる。具体的には、例えば図7に示すように、電源部30の電源基板31に実装された部品32の仕様に合わせ、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内部に形成された突出部の先端面に対して、角錐形状、角錐台形状、円錐形状、円錐台形状、又はそれらを組み合わせた形状から成る凹状部及び凸状部を設けることで、より効果的な放熱性、防音性、及び防振性を得ることができる。
【0047】
また、本発明に係る照明装置1によれば、第2の電源収容ケース42の少なくとも一部分が透明であることから、内部に設けられた部品32等の内容物を外部から認識可能である。したがって、本発明に係る照明装置1によれば、図10を参照しながら前述した充填機Aを用いて充填材48を第2の電源収容ケース42の突出部42pに滴下する場合、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で電源基板31を挟むようにして収容する場合、及び図12を参照しながら前述した紫外線照射装置Bを用いて部品32に滴下された充填材48を硬化させる場合等に、充填材48の部品32等に対する密着具合を外部から確認することができる。
【0048】
なお、本発明に係る照明装置1は、一般的な照明装置の様に電源基板に対して所定の大きさの銅板等から成る放熱部材を設ける構成ではない。すなわち、本発明に係る照明装置1は、電源基板31において、放熱性、防音性、及び防振性等を有する充填材48を、電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの隙間に充填して設ける構成であることから、装置の大型化を避けることができる。
【0049】
ここで、本発明に係る照明装置1によれば、例えば図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、突出部が形成された内壁に対向する外壁47fに窪み部47tを設けていることから、図12を参照しながら後述する紫外線照射装置Bで充填材48に相当する光硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部に光を透過させ易い。同様に、図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、図13を参照しながら後述する恒温槽で充填材48に相当する熱硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部47pに熱を伝播させ易い。なお、図9(b)に示すように、突出部が形成された内壁に対向する外壁47fに窪み部47tを設ける構成に限定されることはなく、例えば、突出部が形成された内壁から離間した位置に対向した外壁に窪み部を設ける構成としても良い。すなわち、第2の電源収容ケースの円周方向に対して、内壁に形成された突出部と外壁に形成された窪み部とを、離れた位置に形成しても良い。
【0050】
また、本発明に係る照明装置1によれば、電源収容部40の透明部材は、紫外線、可視光線、又は赤外線領域の光に対して透明であることから、例えば図12に示すように、紫外線照射装置Bで充填材48に相当する光硬化性樹脂を硬化させる場合に、電源収容部40の透明部材の外部から内部に対して光を透過させることができる。
【0051】
さらに、本発明に係る照明装置1によれば、電源収容部40が2つ以上に分離可能であることから、電源部30を電源収容部40に収容し易く、収容時に複数の部材が干渉することを回避できる。したがって、本発明に係る照明装置1によれば、例えば図4(b)に示すように、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で、電源部30の電源基板31を挟み込んで収容した場合に、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの距離を、短くすることができる。
【0052】
また、本発明に係る照明装置1によれば、例えば図4(a)に示すように、接着性を有する充填材48を用いて、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42を一体に接合することができる。同様に、本発明に係る照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した熱を、放熱性を有する充填材48を用いて、より効果的に放熱することができる。同様に、本発明に係る照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した音を、防音性を有する充填材48を用いて、より効果的に防音することができる。同様に、本発明に係る照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した振動を、防振性を有する充填材48を用いて、より効果的に防振することができる。
【0053】
また、本発明に係る照明装置1によれば、装置の仕様やコストに応じて、充填材48を、大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、又はそれらの組み合わせから、選択することができる。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係る照明装置について、具体的に説明する。
【0054】
第2の実施形態に係る照明装置は、第1の実施形態の照明装置1と同様の構成である光源部10及び発光部20に加えて、第2の実施形態の照明装置に特有の構成である電源部から構成される。この様な第2の実施形態に係る照明装置は、光を発する光源部10と、前記光源部10に隣接し、入射された前記光源部10の光を出射する発光部20と、前記光源部10に電気的に接続され、実装された少なくとも1つの部品に充填材が塗布され前記光源部10に駆動電力を供給する電源部とを有することを特徴としている。ここで、前記電源部の前記充填材は、例えば防音性を有し、前記部品で発生した音を減衰させる。具体的には、電源部の電源基板に実装されたコイル等の部品に充填材を塗布すれば、部品から発生した音が充填材により減衰する。また、前記電源部の前記充填材は、例えば防振性を有し、装置の外部又は内部から前記電源部に対して伝播した振動を減衰させる。具体的には、電源部の電源基板に実装されたコンデンサ等の部品に充填材を塗布すれば、部品に伝播した振動が充填材により減衰される。
【0055】
以上、第2の実施形態に係る照明装置によれば、電源部の電源基板に実装された部品に充填材が塗布されていることから、該充填材が防音性を有している場合には、部品で発生した音を減衰させることができる。すなわち、電源部の電源基板に実装されたコイル等の部品に充填材を塗布すれば、部品から発生した音を充填材により減衰させることができることから、照明装置から発生する騒音を防止することができる。また、充填材が防振性を有している場合には、照明装置の外部又は内部から電源部に対して伝播した振動を減衰させることができる。すなわち、電源部の電源基板に実装されたコンデンサ等の部品に充填材を塗布すれば、部品に伝播した振動を充填材により減衰させることができることから、照明装置が部品の端子等の断線等により消灯することを防止することができる。
【0056】
さらに、本発明の第1の実施形態に係る照明装置1に設けられた発光部20の導光板21及び導光板22の製造方法について、具体的に説明する。
【0057】
発光部20の導光板21及び導光板22の製造方法には、例えば超音波加工、加熱加工、切削加工、レーザ加工、成型加工、及びシルク印刷加工を用いることができる。したがって、導光板の仕様やコスト及び必要数量等に応じて、各加工方法を選択することにより、凹状又は凸状のパターンを導光板の各面に精度良く安定的に形成することができる。以下、導光板の製造方法について詳細に説明する。超音波加工では、導光板の各面に当接させた超音波加工用ホーンの超音波の振動を用いて、導光板の各面を部分的に溶融させることにより、該各面に凹状のパターンを形成する。また、加熱加工では、導光板の各面に当接させた加工具の熱を用いて、導光板の各面を部分的に溶融させることにより、該各面に凹状のパターンを形成する。同様に、切削加工では、導光板の各面に当接しながら回転又は付勢させた切削工具を用いて、導光板の各面を部分的に削り取ることにより、該各面に凹状のパターンを形成する。同様に、レーザ加工では、導光板の各面に集光させたレーザ光の熱を用いて、導光板の各面を部分的に溶融させることにより、該各面に凹状のパターンを形成する。同様に、成型加工では、成型する導光板の外形形状を反映させた形状を金型の内部に形成し、例えば射出成型機に装着した金型に対して加熱して軟化させた樹脂を注入してから、該樹脂を冷却させることにより、導光板の各面に凹状のパターン、凸状のパターン、又は凹状及び凸状のパターンを形成する。
【0058】
また、発光部20の導光板21及び導光板22の製造方法に関し、シルク印刷加工では、導光板の各面に対して所定の孔が開口した版を当接させ、孔を介して硬化性の樹脂を各面に付着させて、該各面を部分的に樹脂で被覆させることにより、該各面に凸状のパターンを形成する。また、成型加工又はシルク印刷加工に用いる導光板の基材である樹脂に、例えば拡散光を発する微粒子状の拡散部材を添加しても良い。同様に、上述した超音波加工、加熱加工、切削加工、又はレーザ加工を行う導光板の基材である樹脂に、例えば拡散光を発する微粒子状の拡散部材を添加したものを用いても良い。なお、上述した超音波加工、加熱加工、切削加工、レーザ加工、成型加工、及びシルク印刷加工を組み合わせて導光板を形成しても良い。具体的には、例えば成型加工により導光板の外形形状のみを形成した上で、例えば超音波加工により導光板の各面に凹状のパターンを形成しても良い。同様に、例えば成型加工により導光板の外形形状のみを形成した上で、例えばシルク印刷加工により導光板の各面に凸状のパターンを形成しても良い。
【0059】
最後に、本願発明に係る照明装置1の構成と主な作用効果について、請求項毎に、具体的に説明する。
【0060】
請求項1に記載の照明装置1は、光を発する光源部10と、光源部10に隣接し、入射された光源部10の光を出射する発光部20と、光源部10に電気的に接続され、光源部10に駆動電力を供給する電源部30と、電源部30を内部に収容する電源収容部40と、電源収容部40を収納する筐体部50とを有し、電源収容部40は、少なくとも一部分が内部を認識可能な透明部材から成り、且つ内壁と電源部30に設けられた部品32との間が充填材48にて封止されたことを特徴としている。
【0061】
この様な請求項1に記載の照明装置1によれば、装置に収容された電源部材で発生する熱を、簡便な構成により十分に放熱することができる。
【0062】
請求項2に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40は、該電源収容部40の内壁から内部に向かって突出した突出部が形成され、突出部の先端面又は側面と部品との間に充填材48が充填されていることを特徴としている。
【0063】
この様な請求項2に記載の照明装置1によれば、例えば図4(b)に示すように、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で、電源部30の電源基板31を挟み込んで収容した場合に、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの距離を、短くすることができる。ここで、充填材48を、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの隙間に充填すると、充填材48の厚みが薄くなるため、充填材48を硬化させ易くすることができ、且つ充填材48の使用量を抑制することができる。
【0064】
請求項3に記載の照明装置1は、請求項2に従属し、電源収容部40の突出部の先端面又は側面に、凹状部、凸状部、又はそれらを組み合わせたものが複数形成されていることを特徴としている。
【0065】
この様な請求項3に記載の照明装置1によれば、例えば、図6(a)に示す第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pと比較して、図6(c)に示す第2の電源収容ケース44に形成され凹状部を複数設けた突出部44rの方が表面積が増大し充填材との密着性が向上するため、放熱性を有する充填材を塗布した場合に、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した熱を、より効果的に放熱することができる。
【0066】
請求項4に記載の照明装置1は、請求項3に従属し、電源収容部40の突出部の凹状部及び凸状部は、角錐形状、角錐台形状、円錐形状、円錐台形状、又はそれらを組み合わせた形状から成ることを特徴としている。
【0067】
この様な請求項4に記載の照明装置1によれば、例えば図7に示すように、電源部30の電源基板31に実装された部品32の仕様に合わせ、電源収容部40の第2の電源収容ケース42の内部に形成された突出部の先端面に対して、より効果的な放熱性、防音性、及び防振性を得るために、様々な形状を設けることができる。
【0068】
請求項5に記載の照明装置1は、請求項2に従属し、電源収容部40は、内壁に対向する外壁の一部が窪んでいることを特徴としている。
【0069】
この様な請求項5に記載の照明装置1によれば、例えば図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、内壁に形成された突出部に対向する外壁47fに窪み部47tを設けていることから、図12を参照しながら後述する紫外線照射装置Bで充填材48に相当する光硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部に光を透過させ易い。同様に、図9(b)に示す第2の電源収容ケース47では、図13を参照しながら後述する恒温槽で充填材48に相当する熱硬化性樹脂を硬化させる場合に、窪み部47tを介して突出部に熱を伝播させ易い。
【0070】
請求項6に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40の透明部材は、紫外線、可視光線、又は赤外線領域の光に対して透過性を有することを特徴としている。
【0071】
この様な請求項6に記載の照明装置1によれば、例えば図12に示すように、紫外線照射装置Bで充填材48に相当する光硬化性樹脂を硬化させる場合に、電源収容部40の透明部材の外部から内部に対して光を透過させることができる。
【0072】
請求項7に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40は、2つ以上に分離可能であることを特徴としている。
【0073】
この様な請求項7に記載の照明装置1によれば、電源部30を電源収容部40に収容し易く、収容時に複数の部材が干渉することを回避できることから、例えば図4(b)に示すように、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42で、電源部30の電源基板31を挟み込んで収容した場合に、該電源基板31に実装された部品32と、第2の電源収容ケース42に形成された突出部42pとの距離を、短くすることができる。
【0074】
請求項8に記載の照明装置1は、請求項7に従属し、電源収容部40は、充填材48により接合されていることを特徴としている。
【0075】
この様な請求項8に記載の照明装置1によれば、例えば図4(a)に示すように、接着性を有する充填材48を用いて、第1の電源収容ケース41及び第2の電源収容ケース42を一体に接合することができる。
【0076】
請求項9に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40の充填材48は、放熱性を有し、電源部30で発生した熱を放熱することを特徴としている。
【0077】
この様な請求項9に記載の照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した熱を、放熱性を有する充填材48を用いて、より効果的に放熱することができる。
【0078】
請求項10に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40の充填材48は、防音性を有し、電源部30で発生した音を減衰させることを特徴としている。
【0079】
この様な請求項10に記載の照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した音を、防音性を有する充填材48を用いて、より効果的に防音することができる。
【0080】
請求項11に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40の充填材48は、防振性を有し、電源部30で発生した振動を減衰させることを特徴としている。
【0081】
この様な請求項11に記載の照明装置1によれば、電源部30の電源基板31に実装された部品32で発生した振動を、防振性を有する充填材48を用いて、より効果的に防振することができる。
【0082】
請求項12に記載の照明装置1は、請求項1に従属し、電源収容部40の充填材48は、大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、又はそれらの組み合わせから成ることを特徴としている。
【0083】
この様な請求項12に記載の照明装置1によれば、装置の仕様やコストに応じて、充填材48を、大気中の水分と化学反応して硬化する接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、又はそれらの組み合わせから、選択することができる。
【符号の説明】
【0086】
1 照明装置
10 光源部
11 光源
12 光源基板
12a ネジ孔
12b 孔
20 発光部
21,22 導光板
21a,21b,21c,21d,22a,22b,22c,22d 導光片
21f,22f 入射面
21h,22h 係合部
21k,21m,21n,22k,22m,22n 切欠部
21p,22p パターン
21s,21t,22s,22t 先端
22j 接合部
30 電源部
31 電源基板
31a 端部
31b,31c 配線
32 部品
40 電源収容部
41 第1の電源収容ケース
42,43,44,45,46,47 第2の電源収容ケース
41a,42a,43a,44a,45a,46a,47a 内壁
41b,42b,43b,44b,45b,46b,47b 溝
41c,42c,43c,44c,45c,46c,47c 配線挿通部
41g,42g,43g,44g,45g,46g,47g 端部
41s,42s,43s,44s,45s,46s,47s 係合部
41u,42u,43u,44u,45u,46u,47u 突起
42f,43f,44f,45f,46f,47f 外壁
42p,43q,44r,45m,46n,47p 突出部
46v 平面部
47t 窪み部
48 充填材
60s,61s,62s,63s,64s,65s,66s,67s,68s,69s 突出部
50 筐体部
51 筐体
51a 光源基板当接面
51b 第1の外周面
51d ネジ孔
51e 第2の外周面
51f 端部
52 保持部材
52a 溝部
52b 突起部
52c 側壁
52d 孔
53 固定部材
54 絶縁ケース
54a 一端
54b 他端
55 口金
A 充填機
A1 シリンジ
A2 送圧チューブ
A3,B2,C1 制御パネル
A4 シリンジ台
B 紫外線照射装置
B1 ファイバ
B3 ファイバ台
C 恒温槽
D 治具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13