【課題を解決するための手段】
【0011】
簡潔に説明すると、一実施形態によれば、本開示の側面は、概して、吸収冷却および/または加熱のため、または他の熱および/または質量移動機能を果たすためのシステムおよび装置に関する。より具体的には、一側面によれば、カバー板の間で取り囲まれた、一体マイクロスケール通路および空隙、流体入口および出口通路、および蒸気−液体空間を必要に応じて伴う、平行な整合した交互シムの配列は、熱活性化吸収熱ポンプの熱および質量移動システム構成要素を画定する。マイクロスケールの特徴を伴う平行シムのアセンブリは、単一効果吸収熱ポンプの熱および質量移動システム構成要素をともに備える、規定の吸収体、回復溶解熱交換器、脱着器、精留器(揮発性吸収剤とともに作業流体を使用する用途において)、凝縮器、回復冷媒熱交換器、および蒸発器を通して、流体流動を方向付ける。本明細書でさらに詳細に説明されるように、特定の実施形態では、熱および質量移動構成要素は、複数の交互シムの対を介して、マイクロスケールの単体装置またはアセンブリ内で画定される。二重効
用、三重効
用、発生器−吸収体−熱交換(GAX)サイクル、または他の先進的吸収サイクルが所望される実施形態では、付加的な規定の熱および質量移動システム構成要素の中に配設される、付加的なマイクロスケール特徴が、必要な回復熱および質量移動を達成するように装置に組み込まれる。
【0012】
一側面によれば、吸収サイクル作業流体が、マイクロスケールの通路およびシムの片側に組み込まれた他の通路に流入する一方で、高温(熱源)、中温(熱遮断)、および低温(冷蔵流)結合流体は、初期側面上の各作業流体流と熱的接触しているシムの反対側で流れる。したがって、多少差別化したマイクロスケール特徴幾何学形状を伴う、2つのシムの複数組(「シムの対」)は、所望の全体的冷却または加熱負荷を達成するために必要とされる、多数に複製される吸収熱ポンプまたは他の熱または熱および質量移動システム全体の構造要素を備える。各シムに組み込まれる特徴は、グループで配列され、各グループは、熱ポンプの中の各熱または熱および質量移動システム構成要素(例えば、吸収体、脱着器等)の対応する通路を表す。各々の規定の熱および質量移動システム構成要素の間の流体接続は、システム外部の接続流体ラインを通して、または、シムまたはカバー板の異なる部分の間の特異的に設計された経路指定通路を通して、または、何らかの他の同様な接続機構を介して達成される。概して、作業流体は、大部分がシムのアセンブリの中に含有され、したがって、同様の容量を送達する従来の熱ポンプと比べて流体在庫量を数倍低減する。
【0013】
付加的な側面によれば、冷却、熱遮断、および熱源流体流は、適切な入口および出口接続を通して、熱または熱および質量移動装置に進入および退出し、熱または熱および質量移動装置の物理的位置にかかわらず、加熱または冷却負荷の万能配備を可能にする。一側面では、熱および質量移動構成要素と、アセンブリの中の各シムにわたって配列されたマイクロチャネルとを通して、作業流体を送出するように、作業溶液ポンプがシステムアセンブリの外部に提供される。熱ポンプサイクル中に、さらなる側面によれば、低い側から高い側の圧力(および、先進的吸収サイクルについては必要に応じて中間圧力)からの冷媒流および冷媒吸収溶液の膨張は、シム内の一体調整収縮を通して、または外部接続された弁を通して達成される。
【0014】
種々の側面によれば、シムの中のマイクロチャネルおよび他のマイクロスケール通路は、必要に応じて、単相または二相状態の流体流動を可能にするように、正方形、長方形、半円形、半楕円形、三角形、または他の単独で接続された断面を備え、マイクロスケールの断面形状および寸法は、熱および質量移動要件、動作圧力、組み立てられた装置の構造強度、寸法交差ならびにシムおよびカバー板の接合に対する製造制約、および他の要因に基づいて決定される。概して、シムの中のマイクロスケールチャネルは、全体的なアセンブリの寸法ならびにマイクロスケールチャネルの寸法に基づいて、リソグラフィ、エッチング、機械加工、型打、または他の適切な過程等の過程を通して形成される。マイクロスケールの熱または熱および質量移動システムの実施形態を形成するように、複数のシムの対およびカバー板の連結および組立は、最も一般的に利用されている金属アセンブリについては、拡散接合およびろう付け等の過程を通して、ならびに、作業流体、動作条件、および所望の負荷によって許容または指定される場合、プラスチック、セラミック、または他の非金属装置部品については接着によって達成される。熱負荷におけるモジュール性は、マイクロスケールチャネルの寸法、チャネルの数、シムの長さおよび幅、およびシムの対の数によって達成される。
【0015】
別の側面によれば、本明細書で説明されるマイクロスケールの熱または熱および質量移動アセンブリの大規模実装について、複数の接続された熱または熱および質量移動アセンブリを形成するように、複数のアセンブリが、外部配管を通した直列および/または並列配設で接続される。種々の側面によれば、より大きい容量のために、シムは、接続の融通性、および送達された負荷の大部分は制約されていない増加を促進するように、単体熱または熱および質量移動アセンブリよりもむしろ、熱または熱および質量移動アセンブリの各熱および質量移動システム構成要素を表す、個々のアセンブリに細分される。
【0016】
請求された発明のこれらおよび他の側面、特徴、および便益は、以下の図面と併せて解釈される好ましい実施形態および側面の以下の詳細な書面説明から明白となるものの、それらの変化例および修正が、本開示の新規概念の精神および範囲から逸脱することなく達成されてもよい。
例えば、本発明は以下の項目も提供する。
(項目1)
統合熱および質量移動システムであって、
所定域の中において熱伝導材料から少なくとも部分的に製造される単体支持構造であって、該所定域は熱および質量移動システムの特定の実装の熱交換領域を画定する、単体支持構造と、
該支持構造の中に画定される複数の流体空隙であって、該複数の流体空隙は、(a)該特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素において採用される作業流体、および(b)該特定の熱および質量移動システムの動作の結果として該支持構造の中または外へ熱エネルギーを伝えるために採用される、少なくとも1つの結合流体を含有する、複数の流体空隙と、
該支持構造の中に画定および含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域であって、該熱交換領域は、該特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素の熱移動機能を達成し、各熱交換領域は、(a)該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列であって、該マイクロチャネルの第1列は、該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、作業流体の第1の流動を伝達する、マイクロチャネルの第1列と、(b)該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列であって、該マイクロチャネルの第2列は、該熱交換領域の該特定の熱移動機能に適切であるように、(a)該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた作業流体の第2の流動、または(b)結合流体の流動を伝達する、マイクロチャネルの第2列とを備える、熱交換領域と、
該熱交換領域の該特定の熱移動機能に対して適切であるように、該マイクロチャネルの第1列の中の該作業流体の第1の流動と、該マイクロチャネルの第2列の中の(a)該作業流体の第2の流動、または(b)該結合流体の流動のいずれかとの間で熱を伝導するように、該支持構造内で相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列と、
流体結合手段であって、該特定の熱および質量移動システムの段階の熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された流動を結合する、流体結合手段と
を備えており、
それにより、該システムは、該特定の熱および質量移動システムに対して適切であるように、該結合流体の熱的に変質された流動を介して、加熱または冷却機能を提供する、統合熱および質量移動システム。
(項目2)
上記システムは、熱ポンプであり、上記流体結合手段は、
該システムの中へ熱エネルギーを受容するための上記特定の熱および質量移動システムの初期段階を画定する熱交換領域を通して、加熱した結合流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
該特定の熱および質量移動システムの後続段階を画定する熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された第2の流動を結合するための第2の流体結合手段と、
該特定の熱および質量移動システムの段階の熱交換領域を通して、結合流体の熱遮断流動を結合するための第3の流体結合手段と
を備えており、
それにより、該システムは、該特定の熱および質量移動システムに適切であるような、該結合流体の熱的に変質された第2の流動を介した加熱または冷却機能、および該結合流体の熱遮断流動を介した熱遮断機能を提供する、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目3)
上記単体支持構造は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する上記シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目4)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、
該第1の種類のシムは、上記特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、
該第2の種類のシムは、該特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、
該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該特定の熱および質量移動システムの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目5)
シムの多要素配列の複数の要素は、熱および質量移動システムの一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目4に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目6)
シムの多要素配列の複数の要素は、熱および質量移動システムの一部を形成する熱および質量移動システム構成要素を備える、項目4に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目7)
シムの多要素配列の複数の要素は、次に熱および質量移動システムの一部を形成する、熱および質量移動システム構成要素の一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目4に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目8)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、冷媒吸収体を備え、さらに、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、該第1のシムの該マイクロチャネルの中の吸収剤と混合するように、該第1のシム上の該マイクロチャネルの列に形成された複数の蒸気入口穴を備える、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目9)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、上記特定の構成要素に適切であるように、作業流体または結合流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目10)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目9に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目11)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、略直角に位置付けられる、項目10に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目12)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するよう上記くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目13)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または他の同様の過程によって作製される、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目14)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目3に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目15)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目14に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目16)
上記熱および質量移動システムは、該熱および質量移動システムを達成する、複数の相互接続された機能的な熱および質量移動システム構成要素を備え、該特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素の出口流体空隙は、該特定の熱および質量移動システムの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目17)
上記特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素と該特定の熱および質量移動システムの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造内で画定および含有される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目18)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、多構成要素の熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、複数の上記単体支持構造は、該アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して接続される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目19)
熱および質量移動システムの上記特定の実装は、吸収熱ポンプを備える、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目20)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、アンモニア−水混合物である、項目19に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目21)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目19に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目22)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、該特定の熱および質量移動システムの最終段階を通る結合流体の流動を含み、該特定の熱および質量移動システムの熱遮断構成要素を画定する熱交換領域を通して熱遮断結合流体の流動を結合するための熱遮断流体結合手段をさらに備える、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目23)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、該特定の熱および質量移動システムの中間熱遮断構成要素を含む、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目24)
上記マイクロチャネルの列は、上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目25)
上記特定の熱および質量移動システムの上記熱移動機能は、吸収体、溶解熱交換器、脱着器、精留器、凝縮器、回復冷媒熱交換器、蒸発器といった、熱および質量移動システムの構成要素のうちの1つ以上において提供される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目26)
上記システムは、単一効
用、二重効
用、三重効
用、発生器−吸収体−熱交換(GAX)サイクルを含む群の熱ポンプである、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目27)
上記入力熱エネルギーは、廃熱、太陽エネルギー、または一次燃料源のうちの1つ以上によって提供される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目28)
上記廃熱は、自動車排出ガス、食品加工、金属製作、洗濯乾燥機、船舶用機関排出ガス、軍艦排出ガスから取得される、項目27に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目29)
上記結合流体は、上記システムの冷却された熱出力として、冷蔵流体媒体を含む、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目30)
上記結合流体は、上記システムからの加熱された熱出力として、上記システムから熱エネルギーを伝えるための加熱流体媒体を含む、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目31)
構成要素間で作業流体または結合流体を移動させるための1つ以上の流体ポンプをさらに備える、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目32)
上記単体支持構造は、上記支持構造内の種々の機能的構成要素に作業流体および結合流体を導入するため、および該支持構造内の種々の機能的構成要素の外へ作業流体および結合流体を輸送するためのポートを含む、1対のカバー板を備え、上記カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目33)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目34)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が交差流である、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目35)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、吸収熱ポンプの冷媒精留器を備え、液体量を含有するためのトレイを形成し、反対方向への蒸気および液体の流動を可能にする、上記単体支持構造内に形成された複数の流体保持リブをさらに備え、該流体および蒸気は、該トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、結合流体または作業流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように、集合し、略下向きに上記精留器から退出する、液体の逆流を伴う、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目36)
上記特定の熱および質量移動システムは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、システム内のいくつかの領域中の流体の強制対流、およびシステムの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含む、吸収熱ポンプまたは多構成要素流体処理システムであり、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を提供する、上記単体構造内に形成された通路をさらに備え、それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目37)
統合熱および質量移動システムを作製するための方法であって、
熱伝導材料から少なくとも部分的に製造される単体支持構造を提供するステップと、
(a)特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素の中において採用される作業流体、および(b)該特定の熱および質量移動システムの動作の結果として、該支持構造の中へまたは外へ熱エネルギーを伝えるために採用される少なくとも1つの結合流体を含有するための、該支持構造内に画定される複数の流体空隙を形成するステップと、
該特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素の熱移動機能を達成するための、該支持構造内に含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域を提供するステップであって、各熱交換領域は、(a)該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、作業流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、(b)該熱交換領域の該特定の熱移動機能に適切であるように、(a)該特定の熱および質量移動システムの構成要素と関連付けられた作業流体の第2の流動、または(b)結合流体の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とを備える、ステップと、
該熱交換領域の該特定の熱移動機能に適切であるように、該マイクロチャネルの第1列の中の該作業流体の第1の流動と、該マイクロチャネルの第2列の中の(a)該作業流体の第2の流動または(b)該結合流体の流動との間において熱を伝導するように、該支持構造内で相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列と、
該特定の熱および質量移動システムの段階の熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された流動を結合するための流体結合手段を提供するステップと
を含み、
それにより、そのように作製されたシステムは、該特定の熱および質量移動システムに適切であるように、該結合流体の熱的に変質された流動を介して、加熱または冷却機能を提供する、方法。
(項目38)
上記システムは、熱ポンプであり、
該システムの中へ熱エネルギーを受容するための上記特定の熱および質量移動システムの初期段階を画定する熱交換領域を通して、加熱した結合流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段を提供するステップと、
該特定の熱および質量移動システムの後続段階を画定する熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された第2の流動を結合するための第2の流体結合手段を提供するステップと、
該特定の熱および質量移動システムの段階の熱交換領域を通して、結合流体の熱遮断流動を結合するための第3の流体結合手段を提供するステップと
をさらに含み、
それにより、そのように作製されたシステムは、該特定の熱および質量移動システムに適切であるような、該結合流体の熱的に変質された第2の流動を介した、加熱または冷却機能、および該結合流体の熱遮断流動を介した熱遮断機能を提供する、項目37に記載の方法。
(項目39)
複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する上記シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムから、上記単体支持構造を形成するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目40)
第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として、上記シムを配設するステップをさらに含み、
該第1の種類のシムは、上記特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、
該第2の種類のシムは、該特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、
該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該特定の熱および質量移動システムの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目39に記載の方法。
(項目41)
シムの多要素配列の複数の要素は、熱および質量移動システムの一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目40に記載の方法。
(項目42)
シムの多要素配列の複数の要素は、熱および質量移動システムの一部を形成する熱および質量移動システム構成要素を備える、項目40に記載の方法。
(項目43)
シムの多要素配列の複数の要素は、順に熱および質量移動システムの一部を形成する、熱および質量移動システム構成要素の一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目40に記載の方法。
(項目44)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、冷媒吸収体を備え、さらに、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、上記第1のシムの上記マイクロチャネルの中の吸収剤と混合するように、上記第1のシム上の上記マイクロチャネルの列の中の複数の蒸気入口穴を提供するステップを含む、項目39に記載の方法。
(項目45)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、上記特定の構成要素に適切であるように、作業流体または結合流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目39に記載の方法。
(項目46)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、上記流体ヘッダ内の上記積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目45に記載の方法。
(項目47)
上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に、上記流体ヘッダを位置付けるステップをさらに含む、項目46に記載の方法。
(項目48)
上記マイクロチャネルを形成するよう上記くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面上の形状で、上記マイクロスケールのくぼみを形成するステップをさらに含む、項目39に記載の方法。
(項目49)
上記マイクロスケールのくぼみは、スロットまたは溝の機械加工、切断、フォトエッチング、化学的エッチング、レーザエッチング、成形、型打ち、粒子ブラスト、または他の同様の過程によって形成される、項目39に記載の方法。
(項目50)
単一構造を形成するように、上記複数の積層シムを物理的に接合するステップをさらに含む、項目39に記載の方法。
(項目51)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目50に記載の方法。
(項目52)
上記熱および質量移動システムは、上記熱および質量移動システムを達成する、複数の相互接続された機能的な熱および質量移動システム構成要素を備え、上記特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素の出口流体空隙を、上記特定の熱および質量移動システムの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目53)
上記単体支持構造内で、上記特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素と上記特定の熱および質量移動システムの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続を画定し、含有するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目54)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、多構成要素の熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、上記アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して複数の上記単体支持構造を接続するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目55)
熱および質量移動システムの上記特定の実装は、吸収熱ポンプを備える、項目37に記載の方法。
(項目56)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、アンモニア−水混合物である、項目55に記載の方法。
(項目57)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目55に記載の方法。
(項目58)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、上記特定の熱および質量移動システムの最終段階を通る結合流体の流動を含み、上記特定の熱および質量移動システムの熱遮断構成要素を画定する熱交換領域を通して、熱遮断結合流体の流動を結合するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目59)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、上記特定の熱および質量移動システムの中間熱遮断構成要素を含む、項目37に記載の方法。
(項目60)
上記熱交換領域の中で実質的に平行となるように、上記マイクロチャネルの列を形成するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目61)
上記特定の熱および質量移動システムの上記熱移動機能は、吸収体、溶解熱交換器、脱着器、精留器、凝縮器、回復冷媒熱交換器、蒸発器といった、熱および質量移動システムの構成要素のうちの1つ以上において提供される、項目37に記載の方法。
(項目62)
上記システムは、単一効
用、二重効
用、三重効
用、発生器−吸収体−熱交換(GAX)サイクルを含む群の熱ポンプである、項目37に記載の方法。
(項目63)
廃熱、太陽エネルギー、または一次燃料源のうちの1つ以上から、入力熱エネルギーを提供するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目64)
上記廃熱は、自動車排出ガス、化学処理、食品加工、金属製作、洗濯乾燥機、船舶用機関排出ガス、軍艦排出ガス、および他のそのような供給源から取得される、項目63に記載の方法。
(項目65)
上記結合流体は、上記システムの冷却された熱出力として、冷蔵流体媒体を含む、項目37に記載の方法。
(項目66)
上記結合流体は、上記システムからの加熱された熱出力として、上記システムから熱エネルギーを伝えるための加熱流体媒体を含む、項目37に記載の方法。
(項目67)
構成要素間で作業流体または結合流体を移動させるための1つ以上の流体ポンプを提供するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目68)
上記支持構造内の種々の機能的構成要素に作業流体および結合流体を導入するため、および上記支持構造内の種々の機能的構成要素の外へ作業流体および結合流体を輸送するためのポートを含む1対のカバー板内で、上記単体支持構造を載置するステップをさらに含み、上記カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目37に記載の方法。
(項目69)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動が、上記マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が逆流であることを配設するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目70)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、吸収熱ポンプの冷媒精留器を備え、液体量を含有するためのトレイを形成し、反対方向への蒸気および液体の流動を可能にする、上記単体支持構造内の複数の流体保持リブを形成するステップをさらに含み、上記流体および蒸気は、上記トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、かつ結合流体または作業流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように、集合し、略下向きに上記精留器から退出する、液体の逆流を伴う、項目37に記載の方法。
(項目71)
上記特定の熱および質量移動システムは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、システム内のいくつかの領域中の流体の強制対流、およびシステムの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含む、吸収熱ポンプまたは多構成要素流体処理システムであり、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を可能にする、上記単体構造内の通路を提供するステップをさらに含み、
それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目37に記載の方法。
(項目72)
熱または熱および質量移動システムにおいて使用するための統合単体熱交換デバイスであって、
熱および/または熱および質量移動システムの構成要素の熱交換領域を画定する所定域の中の熱伝導材料から、少なくとも部分的に製造される、単体支持構造と、
(a)熱または熱および質量移動システムの第1の構成要素において採用される第1の作業流体、および(b)該熱または熱および質量移動システムの第2の構成要素において採用される第2の作業流体であって、該支持構造の中へまたは外へ熱エネルギーを伝えるための作業流体を含有するための、該支持構造内に画定される複数の流体空隙と、
該熱または熱および質量移動システムの特定の構成要素の熱移動機能を達成するための、該支持構造内に画定および含有される、熱交換領域であって、
(a)該熱または熱および質量移動システムの第1の構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該熱または熱および質量移動システムの該第1の構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、第1の作業流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、
(b)該熱または熱および質量移動システムの第2の構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該熱または熱および質量移動システムの該第2の構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、第2の作業流体の第2の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とであって、該作業流体の第1の流動と該作業流体の第2の流動との間において熱を伝導するように、該支持構造内において相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列を備える、熱交換領域と、
該特定の熱または熱および質量移動システムの該第1の構成要素と関連付けられた該流体空隙の中へおよび外へ、該第1の作業流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
第2の作業流体の熱的に変質された流動を提供するように、該特定の熱または熱および質量移動システムの該第2の構成要素と関連付けられた該流体空隙の中へおよび外へ、該第2の作業流体の第2の流動を結合するための第2の流体結合手段と
を備える、統合単体熱交換デバイス。
(項目73)
上記第1の作業流体は、上記デバイスの中へ熱エネルギーを結合するための結合流体であり、上記第2の作業流体は、該デバイスの外へ第2の作業流体の熱的に変質された流動を結合するための結合流体である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目74)
上記第1の作業流体または上記第2の作業流体のうちの1つは、冷媒である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目75)
上記単体支持構造は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する上記シムの開口部を有し、かつ上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目76)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、該第1の種類のシムは、熱または熱および質量移動システムの上記第1の構成要素の流体空隙間で第1の作業流体の第1の流動を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該第2の種類のシムは、該熱または熱および質量移動システムの上記第2の構成要素の流体空隙間で第1の作業流体の第2の流動を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該熱または熱および質量移動システムの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目77)
上記熱または熱および質量移動システムの上記構成要素は、冷媒吸収体を備え、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、該第1のシムの該マイクロチャネルの中の吸収剤と混合するように、該第1のシム上の該マイクロチャネルの列に形成された複数の蒸気入口穴をさらに備える、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目78)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、作業流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目79)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目78に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目80)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に位置付けられる、項目78に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目81)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するように該くぼみを
取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目82)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または他の同様の過程によって作製される、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目83)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目75に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目84)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目83に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目85)
上記熱または熱および質量移動システムは、複数の相互接続された機能的構成要素を備え、該熱または熱および質量移動システムの第1の構成要素の出口流体空隙は、上記単体構造内で該熱または熱および質量移動システムの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目86)
上記熱または熱および質量移動システムの第1の構成要素と上記熱または熱および質量移動システムの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造内で画定および含有される、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目87)
上記熱または熱および質量移動システムの上記第1の構成要素は、多構成要素の熱または熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、複数の上記熱交換デバイスは、該アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して接続される、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目88)
上記熱または熱および質量移動システムは、吸収熱ポンプである、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目89)
上記吸収熱ポンプの上記第1の作業流体は、アンモニア−水混合物である、項目88に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目90)
上記吸収熱ポンプの上記第1の作業流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目88に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目91)
上記マイクロチャネルの列は、上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目92)
上記デバイスは、吸収体、溶解熱交換器、脱着器、精留器、凝縮器、回復冷媒熱交換器、蒸発器といった、上記熱または熱および質量移動システムの構成要素のうちの1つ以上において利用される、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目93)
上記熱または熱および質量移動システムは、単一効
用、二重効
用、三重効
用、発生器−吸収体−熱交換(GAX)サイクルを含む群の熱ポンプである、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目94)
上記作業流体のうちの1つは、構成要素として上記デバイスを含むシステムの熱出力として、上記デバイスの中へ熱エネルギーを伝えるための加熱流体媒体を含む、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目95)
上記入力熱エネルギーは、廃熱、太陽エネルギー、または一次燃料源のうちの1つ以上によって提供される、項目94に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目96)
上記作業流体のうちの1つは、構成要素として上記デバイスを含むシステムの冷却された熱出力として、冷蔵流体媒体を含む、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目97)
上記単体支持構造は、該支持構造に作業流体を導入するため、および該支持構造の外へ作業流体を輸送するためのポートを含む、1対のカバー板を備え、該カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、およびマイクロチャネルを画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目98)
上記支持構造内に画定され、該支持構造と一体である、上記熱または熱および質量移動システムの所定の構成要素の流体空隙の間の流体流動接続を備える、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目99)
上記支持構造の外部の流体ラインによる、上記特定の熱または熱および質量移動システムの所定の構成要素の流体空隙の間の流体流動接続をさらに備える、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目100)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目101)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が交差流である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目102)
上記デバイスは、吸収熱ポンプの冷媒精留器を備え、液体量を含有するためのトレイを形成し、蒸気および液体の反対方向への流動を可能にする、上記単体支持構造内に形成された複数の流体保持リブをさらに備え、上記流体および蒸気は、該トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、結合流体または作業流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように、集合し、略下向きに上記精留器から退出する、液体の逆流を伴う、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目103)
上記デバイスは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、システム内のいくつかの領域中の流体の強制対流、およびシステムの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含む、吸収熱ポンプまたは多構成要素流体処理システムの構成要素を備え、さらに、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を提供する、上記単体構造内に形成された通路を備え、
それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目104)
2成分、3成分、4成分、または同様の多成分流体等の、多構成要素流体を処理するためのシステムであって、
流体処理システムの熱交換領域を画定する所定域の中の熱伝導材料から、少なくとも部分的に製造される、単体支持構造と、
(a)該システム内で処理するための多構成要素作業流体、および(b)該多構成要素作業流体を処理するために該支持構造の中および外へ熱エネルギーを伝えるために採用される、結合流体を含有するための、該支持構造内に画定される複数の流体空隙と、
該流体処理システムの熱移動機能を達成するための、該支持構造内で画定および含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域であって、各熱交換領域は、(a)該流体処理システムの第1の構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該流体処理システムの該第1の構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、結合流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、(b)該多構成要素流体の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とを備える、熱交換領域と、
該結合流体の第1の流動と該多構成要素流体の流動との間で熱を伝導するように、該支持構造内で相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列と、
該システムの中へ熱エネルギーを受容するための該流体処理システムの所定の段階を画定する熱交換領域を通して、該結合流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
該流体処理システムの該所定の段階を画定する該熱交換領域を通して、該多構成要素流体の熱的に変質された流動を結合するための第2の流体結合手段と
を備えており、
それにより、該システムは、該流体処理システムに適切であるように、該多構成要素流体の流動の処理を提供する、システム。
(項目105)
上記システムは、ボイラ、凝縮器、蒸留器、吸収体、脱着器、蒸発器、回復熱交換器、精留器を含む群のうちの1つにおいて、過程を達成するために利用される、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目106)
上記システムは、分画用デバイス、流体分離、精留、または剥離デバイスで利用される、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目107)
上記流体処理システムは、複数の段階を有する、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目108)
上記単体支持構造は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する該シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目109)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、該第1の種類のシムは、上記流体処理システムの構成要素の入口流体空隙と出口流体空隙との間で結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該第2の種類のシムは、該流体処理システムの該構成要素の流体空隙間で上記多構成要素流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、上記多構成要素流体処理システムの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。(項目110)
上記流体処理システムは、吸収体を備え、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、該第1のシムの該マイクロチャネルの中の多構成要素流体と混合するように、該第1のシム上の該マイクロチャネルの列に形成された複数の蒸気入口穴をさらに備える、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目111)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、適宜に、結合流体または多構成要素流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目112)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、流体分配通路を伴う、項目111に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目113)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に位置付けられる、項目112に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目114)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するように該くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目115)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または別の同様の過程によって作製される、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目116)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目108に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目117)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目116に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目118)
上記システムは、熱および質量移動システムを達成する、複数の相互接続された機能的構成要素のうちの1つを備え、該熱および質量移動システムの第1の構成要素の出口流体空隙は、該熱および質量移動システムの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目119)
上記熱および質量移動システムの第1の構成要素と該熱および質量移動システムの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造内で画定および含有される、項目118に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目120)
上記熱および質量移動システムの上記構成要素は、多構成要素の熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、複数の上記単体支持構造は、該アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して接続される、項目118に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目121)
上記マイクロチャネルの列は、上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目122)
上記単体支持構造は、該支持構造内の種々の機能的構成要素に結合流体および多構成要素流体を導入するため、および該支持構造内の種々の機能的構成要素の外へ結合流体および多構成要素流体を輸送するためのポートを含む1対のカバー板を備え、該カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目123)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記結合流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の多構成要素流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目124)
冷媒精留器を備え、液体量を含有するためのトレイを形成し、反対方向への上記多構成要素の蒸気および液体の流動を可能にする、上記単体支持構造内に形成された複数の流体保持リブをさらに備え、上記流体および蒸気は、該トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、かつ上記結合流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように集合し、略下向きに該精留器から退出する、該多構成要素流体の液体の逆流を伴う、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目125)
上記システムは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、上記システム内のいくつかの領域中の流体の強制対流、および上記システムの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含む、吸収熱ポンプの構成要素であり、さらに、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を提供する、上記単体構造内に形成された通路を備え、
それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目126)
熱および質量移動システムであって、
熱および質量移動システムの特定の実装の特定の構成要素の熱交換領域を画定する所定域の中の熱伝導材料から、少なくとも部分的に各々製造される、複数の離散単体支持構造と、
(a)該特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素で採用される作業流体、および(b)該特定の熱および質量移動システムの動作の結果として、該支持構造の中および外へ熱エネルギーを伝えるために採用される結合流体を含有するための、該離散支持構造の各々の内側に画定される複数の流体空隙と、
該特定の熱および質量移動システムの特定の構成要素の熱移動機能を達成するための、該離散支持構造の各々の内側で画定および含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域であって、各熱交換領域は、(a)該特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、該特定の熱および質量移動システムの該第1の構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、作業流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、(b)該熱交換領域の上記特定の熱移動機能に適切であるように、(a)作業流体の第2の流動、または(b)結合流体の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とを備える、熱交換領域と、
該熱交換領域の該特定の熱移動機能に適切であるように、該作業流体の第1の流動と、(a)該作業流体の第2の流動または(b)該結合流体の流動との間において熱を伝導するように、該支持構造内に相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列と、
該システムの中へ熱エネルギーを受容するための該特定の熱および質量移動システムの所定の段階を画定する熱交換領域を通して、結合流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
該特定の熱および質量移動システムの該所定の段階を画定する該熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された第2の流動を結合するための、少なくとも1つの第2の流体結合手段と
を備えており、
それにより、該離散支持構造の各々は、該特定の熱および質量移動システムの段階を達成するのに適切であるように、該結合流体の熱的に変質された第2の流動を介して加熱または冷却機能を提供する、熱および質量移動システム。
(項目127)
上記離散単体支持構造の各々は、上記複数の離散単体支持構造を含有する上部構造内に収納され、上記特定の熱および質量移動システムの特定の段階に適切であるように、結合流体または作業流体の流動を結合するために、該単体支持構造のうちの種々の構造の間に流体結合部をさらに備える、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目128)
上記上部構造配設は、上記離散単体支持構造のうちの種々の構造の間に熱的隔離を提供する、項目127に記載の熱および質量移動システム。
(項目129)
上記単体支持構造の各々は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する上記シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目130)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、該第1の種類のシムは、上記特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該第2の種類のシムは、該特定の熱および質量移動システムの構成要素の流体空隙間で作業流体または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該特定の熱および質量移動システムの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目131)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、冷媒吸収体を備え、さらに、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、該第1のシムの該マイクロチャネルの中の吸収剤と混合するように、該第1のシム上の該マイクロチャネルの列に形成された複数の蒸気入口穴を備える、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目132)
上記単体支持構造のうちの1つの中の流体空隙は、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、上記特定の構成要素に適切であるように、作業流体または結合流体の流動を方向付けるための、該支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目133)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目132に記載の熱および質量移動システム。
(項目134)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に位置付けられる、項目133に記載の熱および質量移動システム。
(項目135)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するように該くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目136)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または他の同様の過程によって作製される、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目137)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目129に記載の熱および質量移動システム。
(項目138)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目137に記載の熱および質量移動システム。
(項目139)
上記熱および質量移動システムは、該熱および質量移動システムを達成する、複数の相互接続された機能的な熱および質量移動システム構成要素を備え、
上記離散機能的構成要素のうちの1つは、上記単体支持構造のうちの1つを備え、
該単体支持構造の出口流体空隙は、該特定の熱および質量移動システムの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目140)
上記特定の熱および質量移動システムの第1の構成要素と該特定の熱および質量移動システムの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造のうちの1つの内側で画定および含有される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目141)
上記単体支持構造のうちの1つは、多構成要素の熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、複数の上記単体支持構造は、上記アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して接続される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目142)
熱および質量移動システムの上記特定の実装は、吸収熱ポンプを備える、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目143)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、アンモニア−水混合物である、項目142に記載の熱および質量移動システム。
(項目144)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目142に記載の熱および質量移動システム。
(項目145)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、該特定の熱および質量移動システムの最終段階を通る結合流体の流動を含み、該特定の熱および質量移動システムの熱遮断構成要素を画定する熱交換領域を通して、熱遮断結合流体の流動を結合するための熱遮断流体結合手段をさらに備える、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目146)
上記特定の熱および質量移動システムの段階を通る上記結合流体の熱的に変質された流動は、該特定の熱および質量移動システムの中間熱遮断構成要素を含む、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目147)
上記マイクロチャネルの列は、上記単体支持構造の上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目148)
上記特定の熱および質量移動システムの上記熱移動機能は、吸収体、溶解熱交換器、脱着器、精留器、凝縮器、回復冷媒熱交換器、蒸発器といった、熱および質量移動システムの構成要素のうちの1つ以上において提供される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目149)
上記システムは、単一効
用、二重効
用、三重効
用、発生器−吸収体−熱交換(GAX)サイクルを含む群の熱ポンプである、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目150)
上記入力熱エネルギーは、廃熱、太陽エネルギー、または一次燃料源のうちの1つ以上によって提供される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目151)
上記廃熱は、自動車排出ガス、化学処理、食品加工、金属製作、洗濯乾燥機、船舶用機関排出ガス、軍艦排出ガス、および他の供給源から取得される、項目150に記載の熱および質量移動システム。
(項目152)
上記結合流体は、上記システムの冷却された熱出力として、冷蔵流体媒体を含む、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目153)
上記結合流体は、上記システムからの加熱された熱出力として、該システムから熱エネルギーを伝えるための加熱流体媒体を含む、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目154)
構成要素間で作業流体または結合流体を移動させるための1つ以上の流体ポンプをさらに備える、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目155)
上記単体支持構造は、上記支持構造内の種々の機能的構成要素に作業流体および結合流体を導入するため、および該支持構造内の種々の機能的構成要素の外へ作業流体および結合流体を輸送するためのポートを含む、1対のカバー板を備え、該カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目126に記載の熱および質量移動システム。(項目156)
単体支持構造内の上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目157)
単体支持構造内の上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が交差流である、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目158)
上記特定の熱および質量移動システムの上記特定の構成要素は、吸収熱ポンプの冷媒精留器を備え、液体量を含有するためのトレイを形成し、蒸気および液体の反対方向への流動を可能にする、上記単体支持構造内に形成された複数の流体保持リブをさらに備え、上記流体および蒸気は、該トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、かつ結合流体または作業流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように、集合し、略下向きに該精留器から退出する、液体の逆流を伴う、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目159)
上記特定の熱および質量移動システムは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、システム内のいくつかの領域中の流体の強制対流、およびシステムの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含む、吸収熱ポンプまたは多構成要素流体処理システムであり、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を提供する、上記単体構造内に形成された通路をさらに備え、
それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目160)
多構成要素流体を伴う熱移動過程において使用するための吸収体であって、
吸収体の熱交換領域を画定する所定域の中の熱伝導材料から、少なくとも部分的に製造される、単体支持構造と、
(a)該多構成要素流体の液体単相または二相冷媒吸収性構成要素の希釈量、(b)該支持構造の中へまたは外へ熱エネルギーを伝えるために採用される結合流体、および(c
)該多構成要素流体の蒸気相構成要素を含有するための、該支持構造内に画定される複数の流体空隙と、
該吸収体の熱移動機能を達成するための、該支持構造内で画定および含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域であって、各熱交換領域は、(a)該吸収体の入口流体空隙から、該吸収体の出口流体空隙の中へ、多構成要素流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、(b)該結合流体用の入口流体空隙から出口流体空隙へ上記結合流体の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とを備える、熱交換領域と、
該マイクロチャネルの第1列の中の該多構成要素流体の第1の流動と、該マイクロチャネルの第2列の中の上記結合流体の流動との間において熱を伝導するために、該支持構造内で相互に熱的接触して配設される、該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列と、
該多構成要素流体の蒸気相構成要素を含有する流体空隙に結合された通路から、該マイクロチャネルの第1列の中へ流れる蒸気を提供して、該マイクロチャネルの第1列の中を流れる該多構成要素流体の液体と混合するように、該マイクロチャネルの該第1列に形成された複数の蒸気入口穴と、
該吸収体の熱交換領域を通して、該結合流体の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
該吸収体の熱交換領域を通して、該多構成要素流体の流動を結合するための第2の流体結合手段と、
該多構成要素流体の液体の流動と流体連通している該通路の中へ、該多構成要素流体の蒸気の流動を結合するための第3の流体結合手段と
を備えており、
それにより、該吸収体は、該多構成要素流体への該蒸気の吸収を促進する、吸収体。
(項目161)
上記単体支持構造は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する該シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目160に記載の吸収体。
(項目162)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、該第1の種類のシムは、上記吸収体の流体空隙間で多構成要素流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該第2の種類のシムは、該吸収体の流体空隙間で結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該吸収体の入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目161に記載の吸収体。
(項目163)
シムの多要素配列の複数の要素は、上記吸収体の一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目162に記載の吸収体。
(項目164)
シムの多要素配列の複数の要素は、熱および質量移動システムの一部を形成する吸収体構成要素を備える、項目162に記載の吸収体。
(項目165)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、適宜に、多構成要素流体または結合流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目161に記載の吸収体。
(項目166)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目165に記載の吸収体。
(項目167)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に位置付けられる、項目166に記載の吸収体。
(項目168)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するように該くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目161に記載の吸収体。
(項目169)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または他の同様の過程によって作製される、項目161に記載の吸収体。
(項目170)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目161に記載の吸収体。
(項目171)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目170に記載の吸収体。
(項目172)
上記吸収体は、熱および質量移動システムを達成する、複数の相互接続された機能的な熱および質量移動システム構成要素のうちの1つであり、上記吸収体の出口流体空隙は、該熱および質量移動システムの後続構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目160に記載の吸収体。
(項目173)
上記吸収体と熱および質量移動システムの別の構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造内で画定および含有される、項目160に記載の吸収体。
(項目174)
上記吸収体は、多構成要素の熱および質量移動システムアセンブリの単一構成要素を備え、該熱および質量移動システムアセンブリの他の構成要素を備える、複数の上記単体支持構造は、上記アセンブリを形成するように、外部流体結合部を介して接続される、項目160に記載の吸収体。
(項目175)
上記吸収体は、吸収熱ポンプで利用される、項目160に記載の吸収体。
(項目176)
上記吸収熱ポンプの上記多構成要素流体は、アンモニア−水混合物である、項目175に記載の吸収体。
(項目177)
上記吸収熱ポンプの上記多構成要素流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目175に記載の吸収体。
(項目178)
上記マイクロチャネルの列は、上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目160に記載の吸収体。
(項目179)
上記単体支持構造は、該支持構造内の領域に多構成要素流体および結合流体を導入するため、および該支持構造内の種々の機能的領域の外へ多構成要素流体および結合流体を輸送するためのポートを含む、1対のカバー板を備え、該カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目160に記載の吸収体。
(項目180)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記多構成要素流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の結合流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目160に記載の吸収体。
(項目181)
冷却モードで動作する統合単体単一効
用吸収サイクル熱ポンプであって、
該熱ポンプの熱交換領域を画定する所定域の中の熱伝導材料から、少なくとも部分的に製造される、単体支持構造と、
該熱ポンプ用の熱源から高温結合流体を受容し、冷媒作業流体を蒸気に脱着させるための、該単体支持構造内に形成される脱着器/精留器構成要素と、
該脱着器/精留器から蒸気を受容するための凝縮器構成要素であって、該蒸気から熱を除去するための熱遮断媒体中温温水流体ラインに結合される、凝縮器であって、該冷媒蒸気を液体冷媒の流動に変換する、凝縮器と、
該凝縮器から該液体冷媒を受容し、該液体冷媒の流動を蒸発器に結合するための膨張弁と、
該液体冷媒の流動を蒸気に蒸発させ、それにより、蒸発器内に冷却機能を提供するための、該単体支持構造内に形成される蒸発器構成要素と、
該蒸発器から冷蔵結合流体の流動を提供するための、該蒸発器に結合される低温温水結合流体ラインと、
該蒸発器から該蒸気冷媒を受容し、液体冷媒の流動への該冷媒蒸気の吸収を達成するための、該単体支持構造内に形成される吸収体構成要素であって、後続の再加熱および再利用のために、該脱着器への吸収後に該液体冷媒を提供する、吸収体と
を備えており、
該脱着器/精留器、凝縮器、蒸発器、および吸収体構成要素の各々は、それぞれの構成要素の熱移動機能を達成するための、該支持構造内で画定および含有される、1つ以上の一体化形成の熱交換領域を備え、各熱交換領域は、(a)それぞれの構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、それぞれの該構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、作業流体の第1の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第1列と、(b)それぞれの構成要素の特定の熱移動機能のために、それぞれの構成要素と関連付けられた入口流体空隙から、それぞれの構成要素と関連付けられた出口流体空隙の中へ、適宜に、(a)作業流体の第2の流動、または(b)結合流体の流動を伝達するための、該熱伝導材料の中に画定されたマイクロチャネルの第2列とを備え、
該マイクロチャネルの第1列および該マイクロチャネルの第2列は、それぞれの構成要素の該熱移動機能に適切であるように、該マイクロチャネルの第1列の中の該作業流体の第1の流動と、該マイクロチャネルの第2列の中の(a)該作業流体の第2の流動または(b)該結合流体の流動との間で、熱を伝導するように、該支持構造内において相互に熱的接触して配設され、
それにより、外部利用のために、該低温温水結合流体によって冷却機能が提供される、吸収サイクル熱ポンプ。
(項目182)
上記凝縮器から退出する冷媒液体から熱を回復し、抽出した熱を別の構成要素に提供するための、上記単体支持構造内に形成される回復冷媒熱交換器をさらに備える、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目183)
上記脱着器/精留器構成要素から退出する作業流体から熱を回復し、抽出した熱を別の構成要素に提供するための、上記単体支持構造内に形成される回復溶解熱交換器をさらに備える、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目184)
上記システムの中へ熱エネルギーを受容するための上記脱着器/精留器の熱交換領域を通して、加熱した結合流体の第1の流動を結合するための第1の流体結合手段と、
上記蒸発器の熱交換領域を通して、結合流体の熱的に変質された第2の流動を結合するための第2の流体結合手段と、
上記凝縮器および/または吸収体の熱交換領域を通して、結合流体の熱遮断流動を結合するための第3の流体結合手段と
をさらに備えており、
それにより、該システムは、該結合流体の熱的に変質された第2の流動を介した冷却機能、および該結合流体の熱遮断流動を介した熱遮断または加熱機能を提供する、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目185)
上記単体支持構造は、複数の積層平面熱伝導シムであって、上記流体空隙を画定する該シムの開口部を有し、上記マイクロチャネルの列を画定する該シムの表面に形成されたマイクロスケールのくぼみを有する、シムを備える、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目186)
上記シムは、第1の種類および第2の種類の複数のシムの対として配設され、該第1の種類のシムは、上記熱ポンプの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該第2の種類のシムは、該熱ポンプの構成要素の流体空隙間で作業流体および/または結合流体を伝達するためのマイクロチャネルを画定し、該シムの対の各々は、該シムの多要素配列の所定の単一要素を備え、該多要素配列は、該熱ポンプの入力/出力熱的特性および流体流動特徴によって決定される寸法を有する、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目187)
シムの多要素配列の複数の要素は、上記熱ポンプの一部を形成する熱交換デバイスを備える、項目186に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目188)
上記吸収体構成要素は、隣接する第2のシムの中の通路から、第1のシムの上記マイクロチャネルの中へ流れる蒸気を提供して、該第1のシムの該マイクロチャネルの中の吸収剤と混合するように、該第1のシム上の該マイクロチャネルの列に形成された複数の蒸気入口穴をさらに備える、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目189)
上記流体空隙のうちの1つは、マイクロチャネルの列の中へ流体を方向付ける流体分配通路の中へ、上記特定の構成要素に適切であるように、作業流体または結合流体の流動を方向付けるための、上記支持構造内に形成される流体ヘッダを備える、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目190)
上記流体ヘッダは、流体を受容するための開口部を画定する、上記積層シム内の領域と、該流体ヘッダ内の該積層シムによって画定される、流体空隙とを備え、上記流体分配通路は、複数のシムの対の中の1対のシムのうちの交互のシムの中で画定される、項目189に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目191)
上記流体ヘッダは、上記流体分配通路に結合された上記マイクロチャネルの列に近接し、かつ略直角に位置付けられる、項目189に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目192)
上記マイクロスケールのくぼみは、上記マイクロチャネルを形成するように該くぼみを取り囲む、上記シムの対のうちの隣接する第2のシムの対応する隣接底面の中へ、熱エネルギーと同時に流体を伝導するための、1対の相補的シムのうちの第1のシムの頂面に形成される、形状を備える、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目193)
上記マイクロスケールのくぼみは、機械加工されたスロットまたは溝である、切断される、フォトエッチングされる、化学的にエッチングされる、レーザエッチングされる、成形される、型打ちされる、粒子ブラストされる、または他の同様の過程によって作製される、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目194)
上記複数の積層シムは、単一構造を形成するように物理的に接合される、項目185に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目195)
上記物理的接合は、拡散接合、接着、ろう付け、溶接、圧締を含む群から選択される、項目194に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目196)
上記熱ポンプの1つの構成要素の出口流体空隙は、該熱ポンプの第2の構成要素の入口流体空隙と直接結合される、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目197)
上記熱ポンプの第1の構成要素と該熱ポンプの第2の後続構成要素との間の機能的流体相互接続は、上記単体支持構造内で画定および含有される、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目198)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、アンモニア−水混合物である、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目199)
上記吸収熱ポンプの上記作業流体は、臭化リチウム−水混合物である、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目200)
上記マイクロチャネルの列は、上記熱交換領域の中で実質的に平行である、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目201)
上記入力熱エネルギーは、廃熱、太陽エネルギー、または一次燃料源のうちの1つ以上によって提供される、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目202)
上記廃熱は、自動車排出ガス、化学処理、食品加工、金属製作、洗濯乾燥機、船舶用機関排出ガス、軍艦排出ガス、および他のそのような供給源から取得される、項目201に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目203)
上記単体支持構造は、該支持構造内の種々の構成要素に作業流体および結合流体を導入するため、および該支持構造内の種々の構成要素の外へ作業流体および結合流体を輸送するためのポートを含む、1対のカバー板を備え、該カバー板は、上記流体空隙、熱交換領域、マイクロチャネル、および他の構成要素構造を画定する、平面接合シムのアセンブリを支持および収納する、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目204)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が逆流である、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目205)
上記冷媒脱着器/精留器はさらに、液体量を含有するためのトレイを形成し、蒸気および液体の反対方向への流動を可能にする、上記単体支持構造内に形成された複数の流体保持リブを備え、上記流体および蒸気は、該トレイによって含有される液体の表面にわたって直接質量接触し、かつ結合流体または作業流体と熱的接触し、脱着器溶液流に加わるように、集合し、略下向きに上記精留器から退出する、液体の逆流を伴う、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目206)
上記熱ポンプは、相変化中の所望の液体または蒸気温度、種の濃度、および種の濃度勾配が達成されるように、該熱ポンプ内のいくつかの領域中の流体の強制対流、および該熱ポンプの他の領域中の流体の重力/浮力駆動流を含み、通路内の逆流配設の中の上向きの蒸気流と併せて、下向きの液体流を提供する、上記単体構造内に形成された通路をさらに備えており、
それにより、蒸気の沸騰または脱着および/またはより高い冷媒蒸気純度を推進する条件が達成される、項目181に記載の吸収サイクル熱ポンプ。
(項目207)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流である、項目1に記載の統合熱および質量移動システム。
(項目208)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動が、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流であることを配設するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目209)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流である、項目72に記載の統合単体熱交換デバイス。
(項目210)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記結合流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の多構成要素流体の流動の方向に対して方向が交差流である、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目211)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記結合流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の多構成要素流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流である、項目104に記載の多構成要素流体処理システム。
(項目212)
単体支持構造内の上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、上記マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流である、項目126に記載の熱および質量移動システム。
(項目213)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が交差流である、項目181に記載の吸収熱ポンプ。
(項目214)
上記マイクロチャネルの第1列の中の上記作業流体の流動は、該マイクロチャネルの第2列の中の流体の流動の方向に対して方向が並行流または共流である、項目181に記載の吸収熱ポンプ。