【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決する本発明の態様は、次の通りである。
(1)電気的パラメータを測定可能な測定回路と;該測定回路に結合されたエネルギー蓄積装置と;該エネルギー蓄積装置に結合され、入力端の電力を受けるスイッチ・モード電力変換器と;該スイッチ・モード電力変換器に結合され、上記スイッチ・モード電力変換器の入力端に電力を結合して上記スイッチ・モード電力変換器を電源オンにする第1スイッチとを具え;上記スイッチ・モード電力変換器が電源オンのときに、上記スイッチ・モード電力変換器が上記エネルギー蓄積装置を充電でき;上記第1スイッチは、上記スイッチ・モード電力変換器の入力端から電力を切り離して、上記スイッチ・モード電力変換器を電源オフにでき;上記スイッチ・モード電力変換器が電源オフのときに、上記エネルギー蓄積装置が上記測定回路に電力を供給できる測定装置。
(2)マイクロプロセッサ制御回路を更に具え;該マイクロプロセッサ制御回路は、上記第1スイッチに第1制御信号を供給でき;上記第1スイッチは、上記マイクロプロセッサ制御回路からの上記第1制御信号の受信に応答して上記スイッチ・モード電力変換器の入力端に電力を結合でき;上記第1スイッチは、更に、上記マイクロプロセッサ制御器からの第2制御信号の受信に応答して上記スイッチ・モード電力変換器の入力端への電力を切り離せる態様1の測定装置。
(3)上記測定回路が上記電気的パラメータを測定するとき、上記マイクロプロセッサ制御回路は、更に、測定タイミング信号を上記測定回路に供給し、上記第2制御信号を上記第1スイッチに供給して、上記スイッチ・モード電力変換器の入力端から電力を切り離す態様2の測定装置。
(4)上記スイッチ・モード電力変換器が直流・直流変換器を有する態様1の測定装置。
(5)上記エネルギー蓄積装置がコンデンサ又はバッテリを有する態様1の測定装置。
(6)上記スイッチ・モード電力変換器が更に主電源を有し、該主電源が直流電源又は交流/直流電源である態様1の測定装置。
(7)上記スイッチ・モード電力変換器の出力端に結合された第2スイッチを更に具え、該第2スイッチが上記エネルギー蓄積装置から上記スイッチ・モード電力変換器を切り離せる態様1の測定装置。
(8)上記エネルギー蓄積装置及び上記測定回路に結合された電源安定器を更に具え、該電源安定器が上記測定回路へ供給される電力を安定化させる態様1の測定装置。
(9)電気的パラメータを測定可能な測定回路と;スイッチ・モード回路を有するスイッチ・モード電力変換器と;上記測定回路及び上記スイッチ・モード電力変換器に結合されたエネルギー蓄積装置とを具え;上記スイッチ・モード電力変換器が2つのモードで機能し;該2つのモードの内の第1モードがアクティブ・モードであり、上記スイッチ・モード電力変換器が上記スイッチ・モード回路に電力を供給して上記スイッチ・モード電力変換器を電源オンにし;上記2つのモードの内の第2モードが非アクティブ・モードであり、上記スイッチ・モード電力変換器が上記スイッチ・モード回路に電力を供給することを停止して上記スイッチ・モード電力変換器を電源オフにし;上記スイッチ・モード電力変換器が上記第2モードで機能するときに、上記エネルギー蓄積装置が上記測定回路に電力を供給でき;上記スイッチ・モード電力変換器が上記第1モードで機能するときに、上記スイッチ・モード電力変換器が上記エネルギー蓄積装置を充電できる測定装置。
(10)上記スイッチ・モード電力変換器に結合されたマイクロプロセッサ制御回路を更に具え、上記マイクロプロセッサ制御回路が上記スイッチ・モード電力変換器にイネーブル制御信号を供給でき、該イネーブル制御信号が上記スイッチング電源を第1モードで機能させる態様9の測定装置。
(11)上記マイクロプロセッサ制御回路が上記スイッチ・モード電力変換器にディスエーブル制御信号を供給でき、上記ディスエーブル制御信号により上記スイッチング電源が上記第2モードで機能する態様10の測定装置。
(12)上記スイッチ・モード電力変換器が直流・直流変換器を有する態様9の測定装置。
(13)上記エネルギー蓄積装置がコンデンサ又はバッテリを有する態様9の測定装置。
(14)主電源を更に具え、該主電源が直流電源又は交流/直流電源である態様9の測定装置。
(15)上記スイッチ・モード電力変換器が上記第1モードで機能するとき、上記測定回路が被試験装置の電気的パラメータを測定する態様9の測定装置。
(16)上記エネルギー蓄積装置及び上記測定回路に結合された電源安定器を更に具え、上記電源安定器は、上記測定回路に供給する電力を安定化する態様9の測定装置。
(17)被試験装置の電気的パラメータを測定する方法であって;スイッチ・モード電力変換器に電力を供給し;上記スイッチ・モード電力変換器に供給される電力を用いて、エネルギー蓄積装置を充電し;上記スイッチ・モード電力変換器からの電力を停止し;上記スイッチ・モード電力変換器からの電力が停止している間、上記エネルギー蓄積装置からの電力を用いて上記被測定装置の第1電気的パラメータを測定し;上記スイッチ・モード電力変換器へ電力を再供給する測定方法。
(18)上記スイッチ・モード電力変換器に電力を再供給した後、上記エネルギー蓄積装置への2度目の充電を更に行う態様17の測定方法。
(19)更に、上記エネルギー蓄積装置から上記スイッチ・モード電力変換器を切り離す態様18の測定方法。
(20)上記被試験装置の電気的パラメータの測定は、上記スイッチ・モード電力変換器が上記エネルギー蓄積装置から切り離されたときに、上記電気的パラメータを測定する態様19の測定方法。
(21)上記スイッチ・モード電力変換器が2つのモードで機能し;該2つのモードの内の第1モードは、アクティブ・モードであり、上記スイッチ・モード電力変換器が上記エネルギー蓄積装置に結合され;上記2つのモードの内の第2モードが非アクティブ・モードであり、上記スイッチ・モード電力変換器が上記エネルギー蓄積装置から切り離される態様17の測定方法。
(22)更に測定値を表示し;上記測定値は、測定された上記第1及び第2電気的パラメータからの一部で決定される態様17の測定方法。
(23)電気的パラメータを測定可能な測定回路と;該測定回路に結合されたエネルギー蓄積装置と;該エネルギー蓄積装置に結合された主電源と;該主電源に結合されたスイッチとを具え;上記スイッチが上記測定回路に結合された上記エネルギー蓄積装置から上記主電源を切り離しでき;上記主電源が上記エネルギー蓄積装置から切り離されている間、上記エネルギー蓄積装置が上記測定回路に電力を供給して、電気的パラメータを測定し;上記スイッチが上記主電源を上記エネルギー蓄積装置に再結合でき;上記主電源が上記エネルギー蓄積装置に再結合されている間、上記主電源が上記エネルギー蓄積装置を充電できる測定装置。
(24)上記エネルギー蓄積装置がコンデンサ又はバッテリを有する態様23の測定装置。
(25)上記主電源が交流・直流変換器又はバッテリを有する態様23の測定装置。