【0041】
フルオロフォア基は、ヘックス(Hex) (4,7,2',4',5',7'-ヘキサクロロ-(3',6'-ジピバロイルフルオレセイニル)-6-カルボキサミドヘキシル]-1-O-(2-シアノエチル)-(N,N-ジイソプロピル)-フォスフォルアミダイト)
((4,7,2',4',5',7'-hexachloro-(3',6'-dipivaloylfluoresceinyl)-6-carboxamidohexyl]-1-O-(2-cyanoethyl)-(N,N-diisopropyl)-phosphoramidite)、ファム(Fam)([(3',6'-ジピバロイルフルオレセイニル)-6-カルボキサミドヘキシル]-1-O-(2-シアノエチル)-(N,N-ジイソプロピル)-フォスフォルアミダイト)
([(3',6'-dipivaloylfluoresceinyl)-6-carboxamidohexyl]-1-O-(2-cyanoethyl)-(N,N-diisopropyl)-phosphoramidite)、又は、ロックス(Rox)(5,6,-カルボキシ-エックス-ローダミン) (5,6,-Carboxy-X-Rhodamine)であってもよい。クエンチャー基は、ダブシル(Dabcyl)(5'-ジメトキシトリチロキシ-5-[(N-4'-カルボキシ-4-(ジメチルアミノ)-アゾベンゼン)-アミノヘキシル-3-アクリリミド]-2'-デオキシウリジン-3'-[(2-シアノエチル)-(N,N-ジイソプロピル)]- フォスフォルアミダイト)
(5'-Dimethoxytrityloxy-5-[(N-4'-carboxy-4-(dimethylamino)-azobenzene)-aminohexyl-3-acrylimido]-2'-deoxyUridine-3'-[(2-cyanoethyl)-(N,N-diisopropyl)]-phosphoramidite)であってもよい。
【実施例】
【0049】
<材料及び方法>
プライマーを、PIK3CA遺伝子(アクセッション番号:NM_006218)における4つの最も一般的な変異に対して設計した。エクソン20における2つの変異:H1047R及びH1047L;並びに、エクソン9における2つの変異:E452K及びE454Kを検出するために、ARMSプライマーを設計した。コントロール・プライマーを、PIK3CA遺伝子におけるcDNA位置2450に対して設計した。
【0050】
スコーピオンズについてもまた設計した。各反応におけるいくつかのアッセイの多重化を許容するために、3つのスコーピオン・プライマーを、異なるフルオロフォアを用いて標識した。
【0051】
(プライマーの設計)
各標的領域に対して特異的ないくつかのARMSプライマーを設計した。E542K及びE545K変異の標的領域を、それぞれ、配列番号1及び2として以下に示す(変異の塩基は括弧に示され、最初のものが正常変異である)。変異に対するフォワード・プライマーもまた以下(配列番号3〜16)に示す。これらの反応の特異性を高めるために、3'末端近傍のさらなるプライマー・ミスマッチが用いられた(プライマー配列において下線で示す)。最適なプライマー(E542K−2及びE545K−4)を、記載する実験に用いた。プライマー配列と共に使用可能なスコーピオンズ・プライマーを、配列番号17及び18として示す。スコーピオンズ・プライマーと標的領域との間で対応する領域は、同一の強調表示又は下線で示されている。
【0052】
(エクソン9領域)
【化1】
【0053】
【化2】
【0054】
【表1】
【0055】
(エクソン20領域)
H1047R及びH1047L変異の標的領域は、以下配列番号19として示す(変異の塩基は括弧に示され、最初のものが正常変異である)。変異に対するフォワード・プライマーもまた以下(配列番号20〜33)に示す。これらの反応の特異性を高めるために、3'末端近傍のさらなるプライマー・ミスマッチが用いられた(プライマー配列において下線で示す)。最適なプライマー(H1047R−1及びH1047L−1)を、記載する実験に用いた。プライマー配列と共に使用可能なスコーピオンズ・プライマーを、配列番号34及び35として示す。スコーピオンズ・プライマーと標的領域との間で対応する領域は、同一の強調表示又は下線で示されている。
【0056】
【化3】
【0057】
【表2】
【0058】
(コントロール・プライマー)
コントロール・プライマーを以下に示す。スコーピオンズ・プライマーと標的領域との間で対応する領域は、同一の強調表示又は下線で示す。
【0059】
【化4】
【0060】
【表3】
【0061】
全てのプライマーは、インビトロジェン社によって合成、提供された。PCRバッファー、Taq及びマグネシウムは、ユーロジェンテック(Eurogentec)社によって提供され、dNTPSは、アブジェン社(Abgene Ltd.)から購入した。スコーピオンズは、エーティーディーバイオ社(ATDBio)によって合成され、提供された。
【0062】
アッセイは、コントロールアッセイ及び2つのARMSアッセイ(1×エクソン9及び1×エクソン20)を含む2つの反応に多重化した。アッセイは、1×PCRバッファー、4.0mM MgCl
2、200μM dNTPミックス、0.25μMの各プライマー(コントロール・プライマー及び2つのARMSプライマー)及び0.25μMの各スコーピオン(コントロール・スコーピオン(配列番号38及び39)、エクソン20スコーピオン(配列番号34及び35)及びエクソン9スコーピオン(配列番号17及び18))を含有する25μLの反応容積において行った。2.5μLのDNA鋳型を各反応に添加した。H1047R及びE542Kプライマーを、反応当たり2.5ユニットのTaqポリメラーゼと多重化した。H1047L及びE545Kプライマーを、反応当たり3.0ユニットのTaqポリメラーゼと多重化した。使用したE542Kプライマーは、E542K−2(配列番号5)であった。使用したE545Kプライマーは、E545K−4(配列番号14)であった。使用したH1047Rプライマーは、H1047R−1(配列番号21)であった。使用したH1047Lプライマーは、H1047L−1(配列番号28)であった。
【0063】
全てのケースにおいて、95℃で10分間、続いて90℃で30秒間及び60℃で1分間を45サイクルの条件下で、Stratagene Mx3000Pで増幅した。
【0064】
ポジティブ・コントロールとして使用した点変異を内部に有するDNAカセットは、Higuchiら(参考文献2)に記載の方法に基づいて構築した。概略、対応する外側のプライマー及び変異プライマーを用い、相補的な末端を有する半分のカセット(各半分のカセットは変異塩基を含んでいる)を生成した。これらのPCR産物を混合し、内部ネスティッド・プライマー(nested primers)を用いて増幅した。相補的な半分のカセット同士の自己プライミング、及び続く増幅により、変異させた塩基を有する最終産物を生成した。産物について、正確な配列が生成されていることを確かめるために、シーケンスを行った。この過程を、注目する各変異について繰り返した。100%のポジティブ・コントロールを作成するために、DNAカセットは、等量のゲノムDNAと混合した。
【0065】
(実施例1)
反応及びプライマーの特異性を決定するために、各アッセイは、反応当たり5〜50ngのゲノムDNAを用いて行い、ミスマッチしたプライマーの伸長により生じたブレイクスルー・シグナル(breakthrough signal)を評価した。各反応について、ΔCt値(コントロールCt−変異Ct)を定義した(Ct=閾値サイクル(threshold cycle))。その値未満でいずれの増幅も変異の配列の存在に起因するものであり、かつブレークスルー・シグナルに起因するものではないと言える、カットオフΔCt値を定義するために、反応は、各DNA濃度について6回行い、別々の場合で三重(triplicate)に繰り返した。カットオフΔCt値は、各アッセイについて全ての反応において見出された最も低いΔCt値未満の1Ctであると決定した。H1047R及びH1047Lアッセイについて、カットオフΔCtは12と定義され、E542Kアッセイについて、カットオフΔCtは9であり、E545Kアッセイについては、カットオフΔCtは8であった。
【0066】
(実施例2)
アッセイの感度を評価するために、変異DNAの5コピーを、野生型に対して5、2、1、0.5及び0.1%変異DNAの最終濃度となるように、各種濃度のゲノムDNAにおいて希釈した。表1は、4つのARMSアッセイの感度を示している。表は、野生型DNAのバックグラウンド内において減少する濃度の変異DNAに対するΔCt値を示す。事前に定義されたカットオフΔCtは最後の欄に示されている。エクソン20アッセイは、(事前に定義したカットオフΔCt内において)総DNAの0.1%のみを含有する場合に、変異DNAの5コピーを検出することができた。エクソン9アッセイは、事前に定義したカットオフ値内でΔCtとともに1%濃度において5コピーのDNAを検出することができた(表1)。
【0067】
【表4】
【0068】
(実施例3)
シーケンシングと比較したARMSアッセイの相対的な感度を比較するために、変異H1047R(HCT−116)及びE545K(MCF−7)を含む細胞株の混合物を用いた。両細胞株は、変異についてヘテロ接合であった。シーケンシングは、Samuelsら(参考文献1)によって記載されるプライマー及びPCRのサイクル条件を用いて行った。ARMSアッセイ及びシーケンシングは、総混合物の100%、50%、30%、10%及び1%の変異遺伝子の濃度で実施した。結果を
図1に示す。
図1において、表題の「スコーピオンズ」(Scorpions)の下の結果は、PCRの連続の繰り返しの後のアンプリコンのコピー数における増加を示す(コントロール・プライマー及び変異プライマーを用いた結果は別々の線として示されている)。表題の「DNAシーケンシング」の下には、該混合物において当該遺伝子の逆鎖をシーケンスした結果が示されている。シーケンシングでは、総混合物の50%未満で存在する場合にはH1047Rの変異の存在を検出することはできず、総混合物の30%未満で存在する場合にはE545Kの変異の存在を検出することができなかった。これに対して、本発明のプライマーを用いたアッセイは、1%の濃度において変異の存在を検出することができた。
【0069】
(実施例4)
ARMS/スコーピオン・アッセイを用いてPIK3CA変異の存在が評価された様々な腫瘍型からの新鮮凍結組織から抽出したDNAに本アッセイを適用した。合計で、279の腫瘍試料からDNAが利用可能であった。アッセイにより、49の直腸結腸癌試料のうち5個(10.2%)、49の乳癌試料のうち19個(38.7%)、51の肺癌試料のうち1個(1.9%)、及び34の黒色腫(メラノーマ)試料のうち1個(2.9%)において、変異が報告された。50の前立腺癌試料又は46の卵巣癌試料では、変異は検出されなかった。PIK3CA変異が陽性の直腸結腸癌試料のうち、3個はH1047Rであり、1個はH1047Lであり、1個はE542Kであった。PIK3CA変異が陽性の乳癌試料のうち、15個はH1047Rであり、1個はH1047Lであり、3個はE545Kであった。PIK3CA変異が陽性である両肺癌試料及び黒色腫試料における変異はH1047Rであった。シーケンシングは、検出された26の総変異のうち14(53%)のみ同定した。シーケンシングは、ARMSアッセイでは検出されるように設計されていない、一つの乳癌試料において変異を検出した(c. 1634 A>G;p E545G)。これは、新規の変異でなく、乳癌及び直腸結腸癌において以前記載されていたものである(参考文献3〜5)。
【0070】
分析された試料におけるPIK3CA変異の出現は、卵巣癌を除いて、以前の研究と一致した(参考文献1、3〜9)。PIK3CA変異は、卵巣癌において以前記載されているが、類内膜癌及び明細胞癌と関係しているかもしれないことが示唆されている(参考文献8、10)。本調査において試験された全ての卵巣癌は、いずれのPIK3CA変異も存在しないことを説明するだろう漿液性腺癌であった。
【0071】
ARMSアッセイは、ダイレクト・シーケンシングよって見られるよりも、臨床試料においてより多くの変異を同定した。細胞株の混合物により、本アッセイは、注目するPIK3CA変異を検出するのに、シーケンシングよりもより感度が高いことが確認された。腫瘍及び正常組織の両方を含むだろう臨床試料の不均一性は、場合によっては変異の出現はシーケンシング法によっては検出可能ではないことを意味し、ARMSアッセイが臨床適用により好適である。不利な点としては、特定のARMS特異的変異のみが検出されることである。しかしながら、この一連の279の試料において、ARMSアッセイでは検出されるように設計されていない、PIK3CA遺伝子のエクソン9又は20において一つのみの変異が検出された。
【0072】
要約すると、実施例は、本発明がPIK3CA遺伝子における4つの最も一般的な変異の検出のための感度が高く、高いスループットのアッセイを提供することを示す。本アッセイは、少量のDNAに適用してもよく、試料内において低レベルの変異PIK3CAを検出することができる。
【0073】
<配列表フリーテキスト>
<210> 1
<223> E542K 標的領域
<210> 2
<223> E545K 標的領域
<210> 3
<223> E542K-0 フォワード・プライマー
<210> 4
<223> E542K-1 フォワード・プライマー
<210> 5
<223> E542K-2 フォワード・プライマー
<210> 6
<223> E542K-3 フォワード・プライマー
<210> 7
<223> E542K-4 フォワード・プライマー
<210> 8
<223> E542K-5 フォワード・プライマー
<210> 9
<223> E542K-6 フォワード・プライマー
<210> 10
<223> E545K-0 フォワード・プライマー
<210> 11
<223> E545K-1 フォワード・プライマー
<210> 12
<223> E545K-2 フォワード・プライマー
<210> 13
<223> E545K-3 フォワード・プライマー
<210> 14
<223> E454K-4 フォワード・プライマー
<210> 15
<223> E545K-5 フォワード・プライマー
<210> 16
<223> E545K-6 フォワード・プライマー
<210> 17
<223> エクソン9 スコーピオン
<210> 18
<213> エクソン 9 スコーピオン2
<210> 19
<223> H1047R及びH1047L 標的領域
<210> 20
<223> H1047R-0 フォワード・プライマー
<210> 21
<223> H1047R-1 フォワード・プライマー
<210> 22
<223> H1047R-2 フォワード・プライマー
<210> 23
<223> H1047R-3 フォワード・プライマー
<210> 24
<223> H1047R-4 フォワード・プライマー
<210> 25
<223> H1047R-5 フォワード・プライマー
<210> 26
<223> H1047R-6 フォワード・プライマー
<210> 27
<223> H1047L-0 フォワード・プライマー
<210> 28
<223> H1047L-1 フォワード・プライマー
<210> 29
<223> H1047L-3 フォワード・プライマー
<210> 30
<223> H1047-3 フォワード・プライマー
<210> 31
<223> H1047L-4 フォワード・プライマー
<210> 32
<223> H1047L-5 フォワード・プライマー
<210> 33
<223> H1047L-6 フォワード・プライマー
<210> 34
<223> エクソン20 スコーピオン
<210> 35
<223> エクソン20 スコーピオン2
<210> 36
<223> コントロール標的領域
<210> 37
<223> コントロール・プライマー
<210> 38
<223> コントロール・スコーピオン
<210> 39
<223> コントロール・スコーピオン2
【0074】
(参考文献)
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