(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記光学投射素子(134)は、前記関連するサブエリア(124)に関して、中心を合わされ、そしてコリメーティング効果を有すること、を特徴とする、請求項1、請求項2および請求項4のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記投射光学素子の配列(130)は、全面的なレンズを更に含み、前記全面的なレンズは、光学投射素子の前記二次元配列より下流側に連結しており、そして、光学投射素子の前記二次元配列と連携していることを特徴とし、前記全面的なレンズは、前記全体像の前記像面が前記全面的なレンズの焦点面内に位置決めされるために、前記光学投射素子からの平行なビームを再び集光するように構成され、前記光学投射素子(134)は、前記関連するサブエリア(124)に関して中心に合わされ、そしてコリメーティング効果を有すること、を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の投射型ディスプレイ。
投射距離が調節可能であるように、前記全面的なレンズ(310、312)は、可変の焦点距離を有する光学素子として構成されること、を特徴とする、請求項6に記載の投射型ディスプレイ。
前記光学投射素子(134)と関連した視野レンズ(612)の二次元配列(610)は、光学投射素子の前記二次元配列(132)の各光学投射素子(134)のケーラー照明が得られるように、前記反射型画像生成器(120)と前記第1のビームスプリッタ(140)との間に、配置されること、を特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記光源(710、720)は、前記反射型画像生成器(120)の異なるサブエリア(750、760)が異なる色成分で照射されるように配置されること、を特徴とする、請求項1〜請求項15のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記反射型画像生成器(120)は、部分画像(1032―1、1032―2、1032―3)のグループを表示するように構成され、それら部分画像の各々は、画像内容の色成分のグレースケール値を表し、部分画像(1032―1、1032―2、1032―3)のグループの各々は、それに関連したカラーフィルタ(1022―1、1022―2、1022―3)を有し、その結果、部分画像(1032―1、1032―2、1032―3)の前記グループが前記各色成分通りにフィルタにかけられ、その結果、前記像面(150)内で重畳している前記全体像(160)が混色を表すこと、を特徴とする、請求項1〜請求項16のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記反射型画像生成器(120)と前記投射光学素子の配列(130)は、異なるサブエリアからの同一の部分画像がピクセルに正確に重畳されるように構成されること、を特徴とする、請求項1〜請求項17のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
投射される画像を受けるように構成された前記投射型ディスプレイであって、前記画像は、第1のグレー/カラースケール解像度を有し、前記反射型画像生成器(120)は、前記第1のグレー/カラースケール解像度よりも小さい第2のグレー/カラースケール解像度で前記部分画像(20a、20b;22a、22b)を表示するように構成され、前記投射型ディスプレイは、前記投射される画像のピクセルにおけるグレー/カラースケール値に応じて、前記サブエリアを制御するように構成され、そうすると、前記全体像(21、23)において、前記部分画像が合計して、前記ピクセルに対応している位置において、前記投射される画像の前記ピクセルにおける前記グレー/カラースケール値に対応する合計されたグレー/カラースケール値となること、を特徴とする、請求項1〜請求項18のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記反射型画像生成器(120)および前記投射光学素子の配列(130)は、前記像面(150)内の前記部分画像の前記像が、相互のサブピクセルのオフセットを有して互いに重畳するように構成されることを特徴とし、前記光学投射素子(134)は、前記像面(150)内で重畳している前記全体像(19)が前記部分画像よりも高い解像度を有するように、前記関連するサブエリア(124)に関して偏心を有すること、を特徴とする、請求項1〜請求項17のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記反射型画像生成器(1500)は、サブエリア(1530―1、1530―2)の前記二次元分布を調整するための異なるモードを含み、その結果、前記光学投射素子(1520)と前記関連するサブエリアとの間の偏心が、前記反射型画像生成器の前記異なるモードである第1のモードから第2のモードまで変化して、前記反射型画像生成器(1500)の前記異なるモードである前記第1のモードおよび前記第2のモードにおいて異なる投射距離および/または異なる拡大率を得ること、を特徴とする、請求項1〜請求項20のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
サブエリアの異なるグループ(750、760)は異なるカラースペクトルで前記全体像に寄与することと、前記反射型画像生成器(120)は、前記部分画像のサイズが前記像面(150)内で互いに整合されるために、前記異なるカラースペクトルのうちの第1のもので前記全体像に寄与しているサブエリア(750)のサイズが、前記異なるカラースペクトルの前記第1の異なるものとは異なっている第2のカラースペクトルで前記全体像に寄与しているサブエリア(760)のサイズとは異なるように、構成されること、を特徴とする、請求項1〜請求項23のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
光学投射素子の前記二次元配列(132)において、前記光学投射素子(134)は、前記反射型画像生成器(120)および前記投射光学素子の配列(130)の光軸(101)からの前記光学投射素子の前記距離が増加するにつれて増加する程度で、ピンぼけおよび/または非点収差および/またはコマ収差に関して補正されること、を特徴とする、請求項1〜請求項24のいずれかに記載の投射型ディスプレイ。
前記反射型画像生成器(120)は、前記像面(150)内の前記部分画像が等しい大きさに設定されるために、前記反射型画像生成器(120)および前記投射光学素子の配列(130)の前記光軸(101)からの前記距離が増加するにつれて、前記サブエリア(124)のサイズが連続的に変化するように構成されること、を特徴とする、請求項25に記載の投射型ディスプレイ。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明が図に関して以下でより詳細に説明される前に、下で示される実施形態において、同一である、又は、機能において同一である要素は図の同じ参照番号を供給されるという点は留意すべきである。したがって、同一の参照番号を有している要素の記載は、各種実施形態において、相互に交換可能、および/または、相互に適用可能である。
【0020】
図1は、本発明の実施形態に従う投射型ディスプレイ100の側面図を示す。
図1に示される投射型ディスプレイ100は、光源110と、反射型画像生成器120と、光学的投射素子134の二次元配列132と、ビームスプリッタ140とを含む。これに関連して、反射型画像生成器120は、そのサブエリア124の二次元分布122のフレームを示すように構成される。加えて、光学投射素子134の二次元配列132は、フレームの画像が全体像160を形成するために像面150内で重畳するように、投射する毎に像面150上に画像生成器120の関連するサブエリア125を
投射するように構成される。最後に、ビームスプリッタ140は、一方では反射型画像生成器120と光学投射素子の二次元配列132との間の光路に、他方では光源110と反射型画像生成器120との間の光路において配置される。
【0021】
特に、別の実施形態において、ビームスプリッタ140は、偏光作用を有しうる。そして、反射型画像生成器120は、偏光に与える影響の形式でフレームを表すように構成されうる。
【0022】
図1の本発明の別の実施形態において、投射型ディスプレイは、特に、例えば液晶画像生成器121として構成された反射型画像生成器120上の画像生成エリアの規則的な二次元配列と、例えば偏光ビームスプリッタ142として構成されたビームスプリッタ140と、光学投射素子134の二次元配列132からなる。
図1に示されているように、LED112として構成された光源110の光は、例えば、まず最初にコンデンサ光学素子115を通過して、それから偏光ビームスプリッタ142に向けられる。そこから、それは、偏光された状態で、例えば、LCoS(liquid crystal on silicon:シリコン上の液晶)画像生成器である反射型画像生成器120の方向に最後に反射される。
【0023】
表されることになるピクセルのグレースケール値に応じて、(例えばデジタルの)画像生成器は、それに反射された光の偏光方向を回転させ、このようにして偏光ビームスプリッタを通る第2の経路の間の透過を制御する。高速のピクセルごとの電圧切換または結晶回転は、動画像内容を表すことを可能にする。
【0024】
図1に示された光学投射素子134は、例えば、規則的な二次元配列において、投射する毎に像面150上、および/または画面上に、画像生成器120のサブエリア125を
投射する投影目的として構成された微小レンズでありうる。この種の投射光学素子の配列の利用は、同じ画面サイズの従来の単一チャンネルのプロジェクタと比較して、大幅にシステム全体の設計長さを減じることを可能にする。発明の投射型ディスプレイまたは投射システムの小さい設計長さは、数ミリメータの光学投射素子又はレンズの焦点距離に起因し、その焦点距離は今度はビームスプリッタの寸法次第である。その一方で、対象エリアの増加又は側面方向への拡張は、画像輝度における比例的な増加を確実にする。小型化された単一チャンネルのプロジェクタと比較すると、このように、相当する側面方向への拡張および投射距離に関するわずか数ミリメートルだけビームスプリッタの厚み幅を上回る設計長さを得る。
【0025】
本発明の別の実施形態において、投射画像は、重ね合わせ、すなわち、配列の単一チャンネルの画像の継合またはインターリーブによって生じうる。
【0026】
別の実施形態において、例として
図1に示されているように、光学投射素子134は関連するサブエリア124に関して偏心135を有する。
【0027】
通常、偏心は、中心光軸101に関して中心の収縮または膨張であるように、または、画像生成器120の関連するサブエリア124に関して光学投射素子134の側面方向へのオフセットであるように考慮されうる。画像生成器上の関連するフレームに関する光学投射素子の偏心は、投射距離または投射ピッチのために決定的である。部分画像の大きい焦点深度のために、それは、限られた範囲でのみ、前記投射距離が個々の光学投射素子の焦点合わせによるということである。
【0028】
画像生成構造に関する光学投射素子および/または投射レンズのわずかに低減された中心間距離(ピッチ)のため、個々の画像生成構造および対応する光学投射素子のオフセット135は起こる。そして、前記オフセット135が光学投射素子134の二次元配列132の中心光軸101から、または、配列の中心(格子の中心)から外側に向かって増加する。中心光軸101、又は中心のチャンネルに関する、外側の光学投射素子134、又はプロジェクタの光軸103の、結果として生じたわずかなチルティングは、全体像160を形成するために、像面150内で個々の画像の重ね合わせを確実にする。これに関連して、その像面は、無限遠にありうる。または画像生成器
より上流側の、または、画像生成器
より下流側の光学投射素子から、有限距離に置かれうる。
図1に示されているように、画像生成器
より上流側のエリ
アは、光学投射素子134の二次元配列132
より下流側の光
路の右手側のエリア102によって定められる。一方で、画像生成器
より下流側のエリ
アは、画像生成器120の左の左手側、またはビームスプリッタ140から見て外方へ向かう画像生成器120の左側のエリア104により定められる。個々の画像は、例えば画面上で、全体像を形成するために重畳しうる。
【0030】
光学投射素子からのオブジェクト構造の中心間距離の比率またはそれらの違いは、このように投射間隔を制御する。
【0031】
光学投射素子の中心間距離が画像生成構造のそれより小さい場合、実画像は定められた距離で生じる。
図1に示される場合には、光学投射素子134の中心間距離p
PLは関連するサブエリア124の中心間距離p
OBJより小さい。このように、
図1の実施形態で、像面150内で重畳している全体像162は、実像である。
【0032】
図2は、本発明の別の実施形態に従う投射型ディスプレイ200の側面図を示す。
図2に示されているように、投射型ディスプレイ200の光学投射素子134は関連するサブエリア124に関して偏心137を有する。
図2に示される場合には、光学投射素子134の中心間距離p
PLは関連するサブエリア124の中心間距離p
OBJより大きい。したがって、
図2で、像面150内で重畳している全体像202は、虚像である。したがって、光学投射素子のピッチは、部分画像のそれよりも大きくなるように選択され、その個々の光学投射素子は、虚像の部分画像が形成されるように焦点を合わされ、そのことにより、
図2を例にして示されるように、透過光で観測者又は目210により見られる虚像の全体像202が得られる。
【0033】
図3は、本発明の別の実施形態に従う投射型ディスプレイの側面図を示す。
図3で示された実施形態において、投射光学素子の配列130は全面的なレンズ310を更に有し、そして、それは光学投射素子134の二次元配列132と連携して、二次元配列132に関して光学投射素子134の
下流側に連結される。この
連結において、
下流側とは、全面的なレンズ310が、その光路内
に、すなわち、光学投射素子134の二次元配列132
より下流に配置されることを意味する。
図3において、全面的なレンズ310は、特に、全体像302の像面150が全面的なレンズ310の焦点面内に位置決めされるように、光学投射素子134から平行ビーム315を再び集光するように構成される。この状況は、個々の画像が全体像302を形成するために重畳する像面150が、全面的なレンズ310からの距離f
Lを有するように、
図3において表される。加えて、反射型画像生成器120からの光学投射素子134の二次元配列132の距離d
PLは、例えば、それがおよそ光学投射素子134の焦点距離に対応するように、調整されうる。
【0034】
図3において、光学投射素子134が、関連するサブエリア124に関して中心に合わせられ、コリメーティング効果を有することを見ることができる。このことは、この実施形態において、光学投射素子134の中心間距離p
PLが関連するサブエリア124の中心間距離p
OBJに等しいことを意味する。
【0035】
したがって、
図3で例として示されているように、個々の画像が無限遠に生じるように、画像生成器からの光学投射素子の距離d
PLが調整されるという点で、その構成が修正される場合、部分画像のピッチは光学投射素子のピッチに対応する。そして、例えば、光学投射素子の、または、配列光学素子の二次元配列
より下流側の光路内の収束レンズ312の形で全面的なレンズ310が配置される場合、全体像302はレンズ310の焦点面内で発現する。収束レンズを使用するときに、実像は画面上へ投射させられるが、その一方で、発散レンズは、
図2に示される構成と同様に虚像を得る。
図3で示される実施例について有利なことは、例えば
図1に示された構成と比較してより小さいものである、軸から離れた投射チャンネル103の口径食と、そして、例えばズーム対物又は流体レンズの形で可変の収束又は発散レンズを使用することにより、異なる投射距離を適用する可能性である。
【0036】
特に、
図3に示される
下流側の全面的なレンズ310は、このように、投射距離が調節可能であるように、可変の焦点距離を有する光学素子として構成されうる。
図3において、投射距離Lが、投射光学素子の配列130の長手方向の拡張とは別にして、全面的なレンズ310の焦点距離f
Lによって基本的に定められることが分かる。
【0037】
例として
図4に示されているように、
下流側の収束又は発散レンズの光学効果は、また、投射配列の特定の実施例によってもまた得られうる。特に、
図4は、発明の投射型ディスプレイ400の側面図を示す。
図4で示した実施形態において、光学投射素子134の二次元配列132は、投射配列410として、または、二次元配列として構成され、そして、投射配列410の各光学投射素子414は、各光学投射素子の開口に対して偏心化されたレンズ凸部頂点415を含む。
【0038】
図4に示された、二次元配列410の光学投射素子414は、基本的に、
図1〜3に示された、二次元配列132の光学投射素子134に対応する。拡大表示(Zで囲まれたところ)において、光学投射素子414の個々のレンズ凸部頂点415は、よりはっきり見られうる。レンズ凸部頂点415の偏心は、例えば、二次元配列410の光学投射素子414は、まとめられ、
図3に示された
下流側の全面的なレンズ310を有する投射光学素子の配列130と同じ効果を得るように、構成されうる。
図4で例として示されているように、これに関連して、レンズ凸部頂点415の中心間距離p
LSは、関連するサブエリア124の中心間距離p
OBJより小さい。このように、いかなるレンズによっても、各サブエリア125のフレームは、像面150上へ投射させられうる。そこで、フレームの画像は、全体像160を形成するように重畳する。
【0039】
したがって、中心光軸101又は系の軸からの距離が増加するにつれて、その開口に対して増加してオフセットされるレンズ凸部頂点を有する投射レンズを使用する場合、例えば収束レンズなどの全面的なレンズの光機能は、投射またはレンズ配列に移行されうる。
図4に示された実施形態について有利なことは、特に軸から遠いチャンネルの口径食のより小さいレベルを維持すると共に、光成分が保存されるということである。
【0040】
本発明の1つの利点は、
図5に示される、配列光源の利用に問題がないことである。
図5において、光源の格子配列510を有する発明の投射型ディスプレイ500が示される。これに関連して、
図5に示された格子配列510は、基本的に
図1〜4までの光源110に対応する。加えて、
図5は、コンデンサ光学素子の配列515を示す。
図5のコンデンサ光学素子の配列515は、基本的に
図1〜4までのコンデンサ光学素子115に対応する。
図5に示されているように、格子配列510は、複数の光源510―1、510―2、・・・、510―5を含み、各光源は、それと関連したコンデンサ光学素子の配列515のコンデンサ光学素子を有する。特に、光源の格子配列510およびコンデンサ光学素子の配列515は、個々の光源510―1、510―2、・・・、510―5からの光が、照明路501により
図5に示されるように、それぞれ、画像生成器120の関連するサブエリアに向かうように構成されうる。
図5に示された実施形態の1つの利点は、多くのフレームの重ね合わせのため、前述した配列の場合もまたそうであるように、通常、照度を均質にするためにとられる特定の処置は必要ないということである。平行LED配列体のような配列光源の使用における別の利点は、全体の配列の側面への拡張サイズにおいて、結果として生じるその増加がより小さいことである。
【0041】
図6は、視野レンズ612の二次元配列610を含んでいる発明の投射型ディスプレイ600の側面図を示す。
図6に示された実施形態において、視野レンズ612の二次元配列610は、反射型画像生成器120とビームスプリッタ140との間の光路内に少なくとも配置される。これに関連して、二次元配列610の各視野レンズ612は、光学投射素子134の二次元配列132の光学投射素子134と関連する。視野レンズ612の二次元配列610のこの利用のために、二次元配列132の中の各光学投射素子134のケーラー照明が得られうる。
【0042】
特に、投射型ディスプレイ600において、視野レンズ612の焦点距離f
FLは、光学投射素子134の焦点距離f
PLの1.5〜2.5倍でありうる。
【0043】
別な表現で言うと、
図6に示された、ビームスプリッタと画像生成器との間の視野レンズの、又は視野レンズ配列の二次元配列の利用は、光学投射素子のケーラー照明を可能にする。これにより、散乱光の抑制を改善すると共に、画像輝度は増加されうる。
【0044】
本発明の別の実施形態において、吸収ダイヤフラム(
図6に示されず)が視野レンズ配列の面内に使用されるという点で、散乱光の抑制は、より改善されうる。そして前記ダイヤフラムはレンズ間の領域をカバーする。通常、画像生成器と偏光ビームスプリッタ間のこの種のダイヤフラム配列の利用は、散乱光を抑制するために視野レンズ配列なしでさえも意味をなす。
【0045】
本発明の別の実施形態において、照明は、対応する、例えば平行の、光源によって、いくつかの面からもたらされる。
図7は、反射型画像生成器の両面の照明のための2つのビームスプリッタ730、740および反対側の光源710、720を含んでいる発明の投射型ディスプレイ700の側面図を示す。
図7において、投射型ディスプレイ700は、特に、第1および第2の光源710、720および第1および第2のビームスプリッタ730、740を含む。そして、それは反射型画像生成器120と光学投射素子の二次元配列132との間に配置される。これに関連して、第1のビームスプリッタ730は、第1の光源710と反射型画像生成器120のサブエリアのセット750との間の光路内に配置され、そして、第2のビームスプリッタ740は、第2の光源720と反射型画像生成器120のサブエリアの第2のセット760との間の光路内に配置される。
【0046】
図7に示されているように、画像生成器120の第1の側域750は、第1の光源710および関連する第1のコンデンサ光学素子715によって基本的に照射されるが、画像生成器120の第2の側域760は、第2の光源720および関連する第2のコンデンサ光学素子725によって基本的に照射される。これに関連して、第1および第2の光源710、720および関連する第1および第2のコンデンサ光学素子715および725は、基本的に、上記の実施形態の、光源110に、そして、コンデンサ光学素子115にそれぞれ対応する。一つのビームスプリッタの利用とは対照的に、2つの光源710、720および2つの偏光ビームスプリッタ730、740を含んでいる
図7に示された両面照明は、プロジェクタの設計長さをほぼ半分にすることを可能にする。
【0047】
本発明の別の実施形態において、光学投射素子は、異なるカラースペクトルの他のどのカラースペクトルのためのものよりも、各光学投射素子により
投射されるサブエリアが照射されうる各カラースペクトルのためのより大きな範囲で、歪みの点でそれらが修正されるという点でもまた、互いに異なる。
【0048】
本発明の別の実施形態において、光学投射素子の二次元配列132で、光学投射素子134は、画像生成器120および投射光学素子の配列130の光軸101からの距離が増加するにつれて、増加するピンぼけおよび/または非点収差および/またはコマ収差に関して修正されうる。
【0049】
最後に、別の実施形態において、画像生成器120および投射光学素子の配列130の光軸101からの距離が増加するにつれて、サブエリア124のサイズが連続的に変化するように、画像生成器120は構成されうる。その結果、像面150内のフレームが大きさを等しく設定される。
【0050】
サブエリアのサイズのこの種の連続変化によって、中心光軸101からの、または、中心チャンネルからの距離が増加するにつれて増加する物体距離、および、こうして、
図1に例として示されているように、偏心の場合の中心チャンネルに関する外部光学投射素子103のより小さい拡大率は、像面150上へフレームの投射においてバランスをとられうる。
【0051】
図8は、2つのビームスプリッタ810、820および照明路に挿入される半波長板830を含んでいる発明の投射型ディスプレイ800の側面図を示す。第1のビームスプリッタ810とは別に、
図8の投射型ディスプレイ800は、特に、一方では反射型画像生成器120と光学投射素子の二次元配列132との間の光路内、他方では光源110と反射型画像生成器120との間の光路内に配置された第2のビームスプリッタ820、および、第1のビームスプリッタ810および第2のビームスプリッタ820との間に配置された半波長板830を含む。その結果、光源110(偏光成分p、s)によって発される光のうちの、第1のビームスプリッタ810を透過した偏光成分(例えばp)の偏光方向は、半波長板830を通過する間に90°回転しうる。これに関連して、第1のビームスプリッタ810および第2のビームスプリッタ820は、光源110の方向から来て、90°回転された偏光方向(例えばs)を有する光を、画像生成器120の方向に反射するように構成される。各偏光成分を含んでいる典型的な照明路は、偏光成分(p、s)を帯びた矢印により
図8において表される。
【0052】
換言すれば、
図8に例として表されているように2つの偏光ビームスプリッタが使用され、前記スプリッタが、半波長板830、又はλ/2波長板を介した照明光路の範囲内で、一方の後ろにもう一方が接続されている場合、LEDのような非偏光光源の両方の偏光成分(p、s)は使用されうる。これに関連して、半波長板は、第1のビームスプリッタを未使用の方法で透過した偏光成分(p)を90度回転させ、その結果、それは次のビームスプリッタで、適切な偏光方向(s)を有する画像生成器の関連する半分に、それに続くビームスプリッタにおいて反射される。
【0053】
2つの偏光ビームスプリッタ、または偏光スプリッタ、および、半波長板(λ/2板)を有している前述の配列による非偏光光源の十分な利用は、前述の二面からの照明によって補われ、そのことは、設計長さを更に半分に減少させることを可能にする。
【0054】
前述の実施形態に関して、反射型画像生成器上の第1のビームスプリッタ730、810および第2のビームスプリッタ740、820の外縁の投射は、それが画像生成器120のサブエリア124を通過しないように、生じる。この方法で、外縁が、それらが投射されるとき、全体の画像における妨害効果を有することは、避けられうる。
【0055】
本発明の別の実施形態において、
図9に例として示されているように、フルカラーRGB画像の投射はRGB光源905によって実現されうる。これは、例えば、関連する光視準素子915、925、935を含んでいる3つのLED910、920、930およびカラーコンバイナ940によって可能である。これに関連して、
図9の実施形態のRGB光源905は、基本的に前述の実施形態の光源110に対応する。特に、
図9に図示した実施形態では、RGB光源905および画像生成器950は、フルカラー投射を得るために、色順次同期させられた方法で作動する。
【0056】
図9において、基本的に前述の実施形態の画像生成器120に対応する反射型画像生成器950は、十分に高いフレームレートで画像生成器950のサブエリア124からフレーム904を示すように構成されうる。これに関連して、光源905は、加えて、フレームごとに異なる色成分(例えば赤、緑、青)を順次通過するように構成されうる。フルカラー投射は、画像生成器950の、そして、個々の光源910、920、930の色順次動作モードによって実現化され、例えば、デジタルである画像生成器の画像内容が、投射チャンネルの全てで同一である。
【0057】
本発明の別の実施形態において、画像生成器120の少なくとも2つのサブエリアから反射光が同一の色のスペクトルを有するように、光源110、ビームスプリッタ140、投射光学素子の配列130および反射型画像生成器120は構成されうる。
【0058】
別の実施形態において、光源110は、加えて、画像生成器120の異なるサブエリアが異なる色成分で照射されるように、配置されうる。
図7に関して、例えば、第1の光源710は、第1の色成分を有する光を発し、その光は、いったんそれがコンデンサ光学素子715を通過すると、画像生成器120の第1のサブエリア750上に第1のビームスプリッタによって反射される。そして、その一方で、第2の光源720は、第2の色成分を有する光を発し、いったんそれがコンデンサ光学素子725を通過すると、第2のビームスプリッタ740により、画像生成器120の第2のサブエリア760上に反射される。このように、画像生成器120の異なるサブエリア750、760は、互いに異なりうる第1および第2の色成分で照射されうる。
【0059】
図10は、像面150内に混色を生じるためのカラーフィルタ配列1020を含んでいる発明の投射型ディスプレイ1000の側面図を示す。
図10において、基本的に前述の実施形態の反射型画像生成器120に対応する反射型画像生成器1030は、フレームのグループ1032―1、1032―2、1032―3を示すように構成され、そして、各グループは画像内容の色成分のグレースケール値を表す。これに関連して、フレームの各グループ1032―1、1032―2、1032―3は、それに関連したフィルタ配列1020の各カラーフィルタ1022―1、1022―2、1022―3を有しうる。この方法で、フレームのグループ1032―1、1032―2、1032―3は、像面150内に重畳している全体像160が混色を示すように、各色成分に従ってフィルタにかけられうる。
【0060】
別の表現でいうと、
図10は、RGB画像を生じる異なる可能性を示す。白色光源1010を有する照明によって、そして、RGBカラーフィルタ1022―1、1022―2、1022―3を結像光路に挿入することによって、1つの原色画像が、多くの投射チャンネル内に、それぞれ、生み出される。通常、投射チャンネルは、関連する光学投射素子の部分の像面上へ画像生成器のサブエリアを
投射することに対応する。RGB投射は、このように、対応する原色画像内容を各投射チャンネルと関連させることによって達成される。この種の色生成の利点は、各原色のための多数の投射チャンネルによってホワイトバランスを実行する可能性である。そして、投射チャンネルの前記数が光源およびカラーフィルタのスペクトル特性に適合される。
【0061】
本発明の別の実施形態において、各投射チャンネルまたは1グループの光学投射素子において、それ/それらに割り当てられた原色の分離した光源を有しうる。混色は、画面上、または、虚像内に、全体像を形成するための重ね合わせの間、遂行される。
【0062】
図7に関して、投射システム700において、光源110は、例えば、ビームスプリッタ730、740を介して、画像生成器120のサブエリアの異なるグループ750、760を異なるカラースペクトルで照射するために、光源710、720の形で構成される。光学投射素子の二次元配列内で、光源710、720によって、異なるカラースペクトル(例えば、赤、青)で照射されるサブエリア750、760を
投射している光学投射素子755、765は、互いに異なる。
【0063】
本発明の別の実施形態において、画像生成器120は、異なるカラースペクトルのうちの第1のもの(例えば赤)で照射されうるサブエリア750のサイズが、第1のものと異なっている第2のカラースペクトル(例えば青)で照射されうるサブエリア760のサイズと異なるようにも構成されうる。この方法で、像面の中のフレームのサイズは、互いに整合されうる。
【0064】
これに関連して、色の表現が、サブエリアの前述の直接の色づけされた照明とは別にして、サブエリアの異なるグループが全体像に異なるカラースペクトルで寄与するように、
図10に例として示されたカラーフィルタ配列により、実現されもすることは、留意すべきことである。
【0065】
本発明の別の実施形態において、同一の拡大率が異なるカラーチャンネルの全てに関して結果として生じるように、異なるカラーチャンネルの全てのための、すなわち、光学チャンネルに関連する異なるカラースペクトルのための、光学投射素子の二次元配列内の光学投射素子の全てに関して、同じ焦点距離は選択されうる。例えば、反射型画像生成器からの光学投射素子の異なる幾何学的距離が設定される場合、(例えば第1又は第2のビームスプリッタ730、740の)ビームスプリッタの波長分散に基づく異なる光路長は、異なるカラーチャネルに関して釣り合いうる。
【0066】
しかし、本発明の別の実施形態において、異なる設計高で光学投射素子の二次元配列内に、光学投射素子を配置することは、望ましくないことでありうる。従って、反射型画像生成器からの同一の幾何的距離に、光学投射素子を保つことは、利点がありうる。この場合、ビームスプリッタの波長分散に基づく異なる光路長は、異なるカラーチャンネルのための異なる光路長に従う光学投射素子の異なる焦点距離を選択することによってバランスをとりうる。これに関連して、異なる焦点距離は、異なるカラーチャンネルのために、像面に異なる拡大率をもたらすことになる。しかし、各拡大率、または各イメージングスケールは、ソフトウェアを使用することで(すなわち計算機制御方法で)、異なるカラーチャンネルと関連したサブエリアの異なるサイズによって再調整されうる。
【0067】
本発明の別の実施形態において、比較的小さい波長分散に基づく異なる光路長間の差がごくわずかであるように、ビームスプリッタは、立方体形ではなく、小板として構成されうる。
【0068】
本発明の別の実施形態において、画像の縦の色欠陥の補正は、このように、色グループごとの方法で、原色配列の光学投射素子の焦点距離を適応させることによって先行されうる。加えて、イメージングの横の色欠陥の補正は、色グループごとの方法で、原色の部分画像の一部分の画面サイズを適応させることによって先行されうる。本発明の別の利点は、このように、光学投射素子の、例えば縦の色欠陥のような、色収差のチャンネルごとの補正という形で収差を補正する可能性である。原色のための異なるイメージングスケールがある場合、例えば、原色の部分画像の異なる画面サイズにより、全体像の横の色欠陥の補正も可能である。
【0069】
本発明の別の実施形態において、歪み補正は、一部分の画像のプレディストーション(predistortion)によって先行されうる。別の実施形態において、軸から遠い投射チャンネルのピンぼけは、加えて、チャンネルごとの方法で適用される光学投射素子の焦点距離によって実行されうる。
【0070】
本発明の別の実施形態において、発明の投射型ディスプレイは、また、中心のチャンネルまたは軸から遠いチャンネルの異なるイメージングスケール(前記異なるイメージングスケールは、焦点距離の適合から生じたもの)が、チャンネルごとに変えられるサイズにより、そして軸から遠い部分画像のプレディストーションにより補正されるという特徴でも表されうる。別の実施形態において、非点収差およびコマ収差は、軸から遠い光学投射素子の異なるサジタル(sagittal)およびタンジェンシャル(tangential)焦点距離に補正でき、前記焦点距離がチャンネルごとの方法で適合される。
【0071】
色消し(achromatization)と同様、部分画像のプレディストーション(predistortion)(これは軸からの光学投射素子の距離に依存する)を加えて、軸から遠い投射チャンネルの比較的大きな物体距離のための像面湾曲又は歪みの影響などの、単色収差のチャンネルごとの相関は、画質を改善するためのシンプルな解決を可能にする。色補正においては、主に3つの色グループを区別する一方で、そして、異なる3つの補正された光学投射素子がそこに起因する一方で、単色収差の補正は、一般に各光学投射素子が配列の中心に対する各投射チャンネルの位置に応じて適合されることを必要とする。ここで、例えば、配列に応じて連続的に変動する焦点距離を有するレンズ配列は、また、サジタルおよびメリジオナル焦点距離に分離される楕円の微小レンズのために、非点収差およびコマ収差を補正するのに適している。
【0072】
カラー画像を生み出す別の可能性は、例えば
図5において、例えば異なる発光色のLEDを含んでいる、対応するコンデンサ光学素子の配列515を含む光源510の形で示されるように、配列光源を使用することである。例として
図6に示されているように、部分画像および光学投射素子のグループとの個々の光源の明白な関連は、視野レンズアレイを使用することにより都合よく成し遂げられる。ここで、カラーフィルタを省くことは、上記の提案された解決策よりも高いシステム伝送を可能にする。
【0073】
本発明の別の実施形態において、異なるサブエリアから同一のフレームがピクセルに正確に重畳されるように、反射型画像生成器120および投射光学素子の配列130は構成されうる。
【0074】
加えて、画像生成器120または画像生成器配列は、異なるフレームを表示するように構成されうる。関連する光学投射素子によって
投射されている前記フレームは、結果として、全体像、または投射画像となる。
【0075】
図11は発明の投射型ディスプレイ1100を示す。そこにおいて、フレームの画像は、より高い解像度、又はより多くの表示されるピクセル数を有する全体像1130を形成するために、像面150内に重畳する。特に、
図11に示された実施形態において、像面150内のフレームの画像が、相互のサブピクセルのオフセットを有して互いに重畳するように、反射型画像生成器1110および投射光学素子の配列1120は構成されうる。これに関連して、二次元配列1120の光学投射素子1122は、関連するサブエリア124に関して、例として
図11に示された偏心を有する。例として
図11に示されているように、このことは、像面150内で重畳しており、そして、そのフレームよりも、より高い解像度またはより高い表示されるピクセル数を有している全体像1130をもたらす。
【0076】
フルカラー投射に加えて、異なる部分画像の利用は、他の実現の改良型を可能にする。特に、結果として生じる全体像1130の拡大、結果として生じる全体像のピクセル数の増加、または、その両方ともは、例えば
図11の通りに、部分画像を結合することによって可能となる。
図11に例として示されたケースでは、全体像1130は、3つの投射された部分画像1132―1、1132―2、1132―3から成り、そして前記部分画像は、それぞれ、2つの投射チャンネル1101を介して合わさって、
投射される。
【0077】
図12は、全体像19を形成するためのピクセルの発明の重ね合わせ1200を示すための略図を示す。
図12に示された実現は、低い画素開口率(fill factor)を有する画像生成器に、特に有利である。画像生成器のピクセル16a、16b、16cまたは16dの画像生成器は、通常、非アクティブの表面領域17a、17b、17cまたは17d、および、アクティブ領域18a、18b、18cまたは18dから成る。後に続く記載のために、ピクセル16aは白、16bは淡い灰色、ピクセル16cは暗灰色、そして、ピクセル16dは黒と仮定するものとする。投射チャンネルの4つのグループ(a、b、c、d)が、その都度同じ位置に部分画像におけるピクセル16a、16b、16c、16dを含み、明白に分解された方法でピクセルサブエリア又はアクティブ領域18a、18b、18c、18dを投射し、そして、全体像と関連したピクセルピッチの半分をオフセット(サブピクセルオフセット)した投射を可能にする光学投射素子の偏心を有して形成される場合、4つの部分画像の重ね合わせを示すピクセルパターン11を、全体像19内に関連するピクセル位置に得る。このように、記載した配列は、全体像のより高いピクセル数を可能にする。そして、前記ピクセル数が部分画像と比較して、4倍に増加する。
【0078】
図13は、全体像21を形成するためにバイナリの白黒の部分画像の発明の重ね合わせ1300を説明するための略図を示す。画像生成器が高い開口率を有する場合、全体像21においてサブピクセルのオフセットを有する重ね合わせは、結果としてグレースケール値の増加した数および表されうるピクセル数における増加の組み合わせをもたらす。
図13において、この事は、縞模様状構造の例を使用して表される。純粋にバイナリの白黒の部分画像20a、20bは、増加した数のグレースケールおよび増加した示されうるピクセル数を有している全体像21を形成するために互いに重畳する。
【0079】
ピクセル数の増加に加えて、示されたグレースケールの数の増加は、画像ずれなしでも可能である。
図14は、全体像23を形成するためにバイナリの白黒の部分画像の別の発明の重ね合わせ1400を説明するための略図を示す。例えば、
図14は、単にバイナリの白黒の部分画像22a、22bを示し、全体像23を形成するためのそれらの重ね合わせは、すでに3つのグレースケールを供給する。異なるバイナリ画像の更なる増加は、示されうるグレースケール数を更に増加させる。グレースケールの数を増加させるためのこのアプローチは、純粋なバイナリではない画像にも使用されうるが、一般的にはほとんどグレースケールを有しない部分画像のために使用されうる。前記アプローチを、フルカラー画像を表す上記の手順と組み合わせることは、対応して、色の深みの増加を可能にする。
【0080】
図13、14に関して、発明の投射型ディスプレイは、このように、第1のグレー/カラースケール解像度を有する投射される画像を受けるように構成されうる。そして、反射型画像生成器120は、フレーム(すなわち、バイナリの白黒の部分画像20a、20b、22a、22b)を、第1のグレー/カラースケール解像度よりも小さい第2のグレー/カラースケール解像度で、表すように構成される。特に、投射型ディスプレイは、全体像21、23においてフレームが画像位置と対応する位置で合計して、そのグレー/カラースケール値と対応するグレー/カラースケールを生み出すように、投射されるべき画像の画像位置又はピクセルにおいて、投射される像のグレー/カラースケールに応じて、サブエリアを制御するように構成されうる。
【0081】
図15は、画像の異なる拡大率および/または異なる投射距離のための2つの異なるモードを有する発明の反射型画像生成器1500の平面図を示す。
図15で示された実施形態において、基本的に前述の実施形態の画像生成器120に対応する反射型画像生成器1500は、サブエリアの分布を調整するための異なるモードを含む。その結果、画像生成器1500の第1のモードおよび/または第2のモードにおける異なる拡大率および/または異なる投射距離を得るために、第1のモード(実線)から第2のモード(破線)に、光学投射素子1520と第1のモードの関連するサブエリア1530−1および/または第2のモードの関連するサブエリア1530−2の間の偏心範囲は変化する。
図15において、偏心1510は、見本としてベクトルで示される。そのベクトルは、それぞれ、第1および第2のモードにおけるサブエリア1530―1、1530―2と光学投射素子1520間の偏心、および、光学投射素子1520における側面方向へのオフセット、または、中央へのシフトに対応する。
図15に示されているように、例えば、第1のモードにおいて、光学投射素子1520が、サブエリア1530―1に対して、中心に合わせられるように、一方、第2のモードにおいて、光学投射素子1520は、中心光軸101に関して、サブエリア1530―2に対して中心に縮約されるように、偏心1510は調整される。しかし、別の実施形態において、偏心1510は、また、第2のモードにおいて、光学投射素子1520がサブエリア1530―2に対して中心光軸101に関して中心拡張を有するようなものを調整した。特に、すでに定められた投射距離は、電子的に中心化を調整することによって、可変的な方法で調整されうる。
【0082】
特に、画像生成器1500は、投射距離のかなりの範囲内での表示の純粋に電子的な焦点調節を可能にするこの種の多数のモードを有しうる。
【0083】
本発明の別の実施形態において、画像生成器1500の第1のモードおよび第2のモードは、また、測定された投射距離に応じて調整されもしうる。投射距離は、このように電子的に、そして効率的に再調整されうる。投射距離は、画面からの距離を測定するための近接センサを使用して測定されうる。そして、それはプロジェクタの自動の焦点調節を可能にする。
【0084】
図16は、本発明の実施形態に従う全体像を表示する方法1600のフローチャートを示す。例えば、方法1600は、以下のステップを含む。まず最初に、光は、光源を使用して供給される(ステップ1610)。次に、フレームは、反射型画像生成器を使用して、サブエリアの二次元分布に表示される(ステップ1620)。最後に、画像生成器のサブエリアは、光学投射素子の二次元配列を有する投射光学素子の配列により、それぞれ、像面上に
投射され、そのサブエリアは、フレームの画像が全体像を形成するために像面内に重畳するように、ビームスプリッタは、一方では、反射型画像生成器と光学投射素子の二次元配列間の光路の範囲内で、他方では、光源と反射型画像生成器間の光路の範囲内で、重畳するように、投射する毎に光学投射素子と関連する(ステップ1630)。
【0085】
本発明の実施形態は、このように、少なくとも1つの光源、例えば液晶ベースの(LCos)の少なくとも1つの反射型デジタル画像生成器、少なくとも1つの(例えば偏光の)ビームスプリッタ、そして、例えば1層又は多層光学素子の形で光学投射チャンネルの規則的配列を供給する。個々のプロジェクタは、画面上に実像を形成するために、又は、トランスミッションにおいて虚像を形成するために、互いに重畳する、あるいは、投射画像を構成する。
【0086】
本発明の利点は、イメージングエラーの技術的に複雑な修正、特に光学投射素子の複雑な色消しは、必要ではないということである。加えて、発明の画像生成器は、高いピクセルエラー許容値を有し、そのことは、結果として画像生成器の低い製造コストをもたらすことになりうる。
【0087】
本発明は、投射距離を変更することで、精密な焦点調節のために、機械的に移動するレンズは必要とならないという点も利点がある。
【0088】
最後に、周知の投射システムとは対照的に、画像生成器を照射するための光源の複雑な均質化は、回避されうる。
【0089】
要約すると、本発明の実施形態は、例えば反射型の液晶画像生成器に基づいて、非常に平らであり、同時に、非常に明るい投射システムを実現するための光学構想を提供する。LCoS、D―ILA(digital direct drive image light amplifier)またはSXRD(silicon X―tal reflective display)などのような、これまでの慣習的な反射型の液晶画像生成器に基づいた単一チャンネルの投射システムとは対照的に、本装置は、光学のマルチチャンネルアプローチを用いて、システム設計長さおよび伝播性光束に対する直接的な依存を克服する。
【0090】
実行可能なアプリケーションは、家庭用の、そして、携帯用のデータ可視化だけでなく、パーソナルコミュニケーションおよび家電製品の分野である。別の適用分野は、ドライバ支援システムとしてカラーの状態情報、ナビゲーション、環境情報の表示を投射するための、および/または乗客を楽しませるためのヘッドアップディスプレイの形で、自動車や航空機における。また、工業および製造プラントにおけるディスプレイのアプリケーションだけでなく、測定および医療技術のアプリケーションにも実現可能である。