特許第5720615号(P5720615)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5720615
(24)【登録日】2015年4月3日
(45)【発行日】2015年5月20日
(54)【発明の名称】無線ネットワークシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 29/06 20060101AFI20150430BHJP
【FI】
   H04L13/00 305C
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-92855(P2012-92855)
(22)【出願日】2012年4月16日
(65)【公開番号】特開2013-223065(P2013-223065A)
(43)【公開日】2013年10月28日
【審査請求日】2013年4月16日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】高橋 洋海
【審査官】 森谷 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−201200(JP,A)
【文献】 特開平10−327188(JP,A)
【文献】 特表2011−525333(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 29/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互換性のない異なる規格に基づいて動作する複数の機器が接続される無線ネットワークシステムにおいて、
前記機器には、
受信データから前記規格のバージョンの新旧を表す識別子を検出する規格バージョン識別子検出手段と、
この規格バージョン識別子検出手段で検出された識別子に基づき検出された規格のバージョンの新旧を判断する規格バージョン判定手段と、
前記規格の新旧バージョンごとに改ざん検出コードを演算する改ざん検出コード演算手段と、
前記規格バージョン識別子検出手段で検出された改ざん検出コードと前記改ざん検出コード演算手段で演算された改ざん検出コードを比較して両者が一致しているか否かを判断する改ざん検出コード比較手段を設け、
前記判定手段により旧バージョンと判定されると、比較手段で一致している場合には確認信号に改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む旧バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された旧バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、比較手段で一致していない場合には非確認信号に旧バージョンの改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む旧バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された旧バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、
前記判定手段により新バージョンと判定されると、比較手段で一致している場合には確認信号に改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む新バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された新バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、比較手段で一致していない場合には非確認信号に新バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信することを特徴とする無線ネットワークシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線ネットワークシステムに関し、詳しくは、互換性のない異なる規格に基づいて動作する複数の機器が接続される無線ネットワークシステムにおいて、それぞれの規格に基づいて動作する複数の機器が混在しながらも安定に動作できる無線ネットワークシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のインダストリアルオートメーションにおけるプロセス制御システムは、無線通信装置の一種である無線フィールド機器を用いて構成されることが多い。これらの無線フィールド機器としては、たとえば国際計測制御学会(ISA: International Society of Automation)のISA100委員会により策定され2009年9月に発行されたインダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aに基づいて設計されたものが用いられる。
【0003】
これは、従来のプロセス制御システムがケーブル配線を介して接続される有線フィールド機器を用いて構成されていた結果、
1)通信距離の制限
2)ケーブル配線引き回しの制約
などの影響を受けることになり、温度や流量などの測定対象とする所定の物理量を測定するセンサをプラント内の最適位置に設置することができず、プロセス制御システムの制御精度が低下してしまうという不都合を解消するためのものである。
【0004】
図4は、従来から用いられている無線ネットワークシステムの一例を示す構成説明図である。図4において、無線ネットワーク1は、複数のI/Oデバイス2〜6、ルーティングデバイス7,8、ゲートウェイ9などにより、スター・メッシュ型のトポロジーとして構成されている。
【0005】
ここで、I/Oデバイス2〜6はISA100.11aで規定された無線通信機能を有するものであり、差圧/圧力伝送器や温度伝送器などの各種センサ、バルブ7やポジショナなどの各種操作端を含む。
【0006】
ルーティングデバイス7,8は、広告ルーターとして定期的に広告を近隣デバイスに発行する機能を有し、ルート情報やメッセージの伝達を行う。なお、これらのルーティング機能は、場合によっては、差圧/圧力伝送器や温度伝送器などのセンサや、バルブやポジショナなどの操作端に搭載してもよい。
【0007】
ゲートウェイ9は、無線ネットワーク1とプラントネットワーク10とを接続する機能を有するとともに、複数のI/Oデバイス2〜6とプラントネットワーク10に設けられているホストアプリケーション11とを結合する機能も有している。
【0008】
また、ゲートウェイ9には、必要に応じて、無線ネットワークトポロジー1のシステムマネージャ機能およびセキュリティマネージャ機能を備えることも可能であり、無線ネットワークトポロジー1のシステムおよびセキュリティの管理が行える。さらには、無線接続機器との接続を行うバックボーンルータ機能を設けることもできる。
【0009】
ホストアプリケーション11は、ルーティングデバイス7,8やI/Oデバイス2〜6の設定、機器の診断およびファームウェアのアップグレードなどを行う。
【0010】
図4のように構成される無線ネットワーク1内における無線通信に着目すると、I/Oデバイス2,3はルーティングデバイス8を介してゲートウェイ9に対して行い、I/Oデバイス4〜6はルーティングデバイス7を介してゲートウェイ9に対して行う。
【0011】
これら無線通信を行うのにあたっては、送信エラーの有無を的確に把握するために、送信側であらかじめ設定された暗号に基づくMIC(Message Integrity Code;改ざん検出コード)の演算結果を付加して送信し、受信側でも送信側と共通する暗号鍵に基づくMICの演算を行ってその演算結果と受信したMICとを比較照合し、両者のMICが一致するか否かで送信エラーの有無を判断することが行われている。
【0012】
図5は受信側の受信処理部20の一例を示すブロック図、図6図5の受信処理部20におけるデータ受信時のMIC処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図5および図6において、データ受信部21が送信側から送信されたデータを受信すると(ステップS1)、MIC検出部22は送信側で演算されデータに付加して送信されたMICを検出し(ステップS2)、MIC演算部23は送信側と共通する暗号鍵に基づいてMICを演算する(ステップS3)。
【0013】
MIC比較部24は、MIC検出部22で検出されたMICとMIC演算部23で演算されたMICを比較照合し、両者が一致しているか否かを判断する(ステップS4)。
【0014】
そして、両者が一致している場合は、ACK生成部25で生成された確認信号ACKにMIC演算部23で演算されたMICを付加してデータ送信部26を介して送信側に送信する(ステップS5)。
【0015】
これに対し、両者が一致していない場合には、NACK生成部27で生成された非確認信号NACKにMIC演算部23で演算されたMICを付加してデータ送信部26を介して送信側に送信する(ステップS6)。
【0016】
非特許文献1には、ISA100.11aに準拠したフィールド無線ソリューションのコンセプトと、DCSを中心としたフィールド無線システムのコンセプトが記載されている。
【0017】
非特許文献2には、ISA100.11aに準拠した無線フィールド機器およびフィールド無線システムに関連する技術が記載されている。
【0018】
特許文献1には、既に存在する旧プロトコルに従って動作する旧端末と、前記旧プロトコルに修正を加えた新プロトコルを採用した新端末とが混在するように通信網を構成する場合であっても、各端末が誤動作するのを防止する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0019】
【非特許文献1】山本 周二、外2名、「計装を革新するISA100.11a準拠フィールド無線ソリューション」、横河技報、横河電機株式会社、2010年、Vol.53 No.2(2010) p.7−p.12
【非特許文献2】山本 周二、外3名、「世界初ISA100.11a準拠無線フィールド機器」、横河技報、横河電機株式会社、2010年、Vol.53 No.2(2010) p.13−p.16
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】特開2008−154087
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
ところで、前述の無線通信規格は、技術の進歩や環境変化などに対応できるように、適宜見直し改定作業が行われている。
【0022】
この結果、既設のプロセス制御システムで初期から用いられている無線フィールド機器はたとえば初期規格バージョンISA-100.11a-2009に基づいて動作するが、その既設のプロセス制御システムに新規に追加する無線フィールド機器は改定されようとしている改定規格バージョンISA-100.11a-2011に基づいて動作する場合も考えられる。
【0023】
これら初期規格バージョンISA-100.11a-2009と改定規格バージョンISA-100.11a-2011のように互換性のない異なる規格では、
a)MIC計算に使用するパラメータが異なる
b)フィールド機器が持つパラメータにアクセスするときに必要となるパラメータID(Attribute ID)が異なる
c)フィールド機器が持つパラメータのデータ構成が異なる
などの違いがあることから、異なる規格に基づいて動作するフィールド機器を混在させて接続できないという問題がある。
【0024】
この場合、既存の全フィールド機器のファームウェアを改定規格ISA-100.11a-2011に基づいて動作するように変更することにより対応できるが、既設のプロセス制御システムで初期から用いられている全ての無線フィールド機器のファームウェアを変更するためには膨大なコストがかかることになる。
【0025】
したがって、プロセス制御システムとしては、既存の規格に基づいて動作するフィールド機器と改定される新規格に基づいて動作するフィールド機器とが混在できることが望ましい。
【0026】
本発明は、これらの課題を解決するものであり、その目的は、既存の規格に基づいて動作する機器と改定される新規格に基づいて動作する機器が同一のシステム内で動作できる無線ネットワークシステムを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0027】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
互換性のない異なる規格に基づいて動作する複数の機器が接続される無線ネットワークシステムにおいて、
前記機器には、
受信データから前記規格のバージョンの新旧を表す識別子を検出する規格バージョン識別子検出手段と、
この規格バージョン識別子検出手段で検出された識別子に基づき検出された規格のバージョンの新旧を判断する規格バージョン判定手段と、
前記規格の新旧バージョンごとに改ざん検出コードを演算する改ざん検出コード演算手段と、
前記規格バージョン識別子検出手段で検出された改ざん検出コードと前記改ざん検出コード演算手段で演算された改ざん検出コードを比較して両者が一致しているか否かを判断する改ざん検出コード比較手段を設け、
前記判定手段により旧バージョンと判定されると、比較手段で一致している場合には確認信号に改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む旧バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された旧バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、比較手段で一致していない場合には非確認信号に旧バージョンの改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む旧バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された旧バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、
前記判定手段により新バージョンと判定されると、比較手段で一致している場合には確認信号に改ざん検出コード演算手段で送信側と共通する暗号鍵を含む新バージョンのアルゴリズムに基づいて演算された新バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信し、比較手段で一致していない場合には非確認信号に新バージョンの改ざん検出コード(MIC)を付加して送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
これらにより、同じ無線ネットワークシステムに混在接続された互換性のない異なる規格に基づいて動作する複数の機器は、それぞれ識別した規格に基づいて動作する。
【0031】
具体的には、改定される新規格に基づいて動作するフィールド機器に、既存の規格と改定される新規格のどちらでも動作する規格識別手段としてたとえば改ざん検出コード演算機能を設けることにより、既存の規格に基づいて動作する機器と改定される新規格に基づいて動作する機器を同一の無線ネットワークシステム内に混在させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の一実施例を示す構成説明図である。
図2図1の受信処理部20におけるデータ受信時のMIC処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図3】インダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aに基づくデータ構成図である。
図4】従来の無線ネットワークシステムの一例を示す構成説明図である。
図5】従来の受信側の受信処理部20の一例を示すブロック図である。
図6図5の受信処理部20におけるデータ受信時のMIC処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明で用いる新バージョンの機器における受信側の受信処理部30の一例を示すブロック図、図2図1の受信処理部30におけるデータ受信時のMIC処理の流れの一例を説明するフローチャート、図3はインダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aに基づくデータ構成図である。本発明で用いる新バージョンの規格に基づいて動作する機器における受信側の受信処理部30には、旧バージョンMIC演算部35aと新バージョンMIC演算部35bの両方が設けられている。
【0034】
図1および図2において、データ受信部31が送信側から送信されたデータを受信すると(ステップS1)、MIC検出部32は送信側で演算されデータに付加して送信されたMICを検出する(ステップS2)。
一方、規格バージョン識別子検出部33は、データ受信部31が受信した図3に示すようなデータ構成の中から、受信データを生成した無線通信規格のバージョンを表す識別子を検出し(ステップS3)、規格バージョン判定部34は規格バージョン識別子検出部33で検出された識別子に基づきそのバージョンが旧バージョンか否かを判断する(ステップS4)。
【0035】
ここで、図3(A)は機器間のDL(データリンク層レベル)で授受されるデータフレームDPDU(Datalink Protocol Data Unit)の構成図、図3(B)は改定規格バージョンISA-100.11a-2011のDHDRフレーム構成図、図3(C)は初期規格バージョンISA-100.11a-2009のDHDRフレーム構成図である。
【0036】
DMICによる認証の対象は、図3(A)に示すようにMHR,DHR,DSDU(DL Service Unit)である。DHRはDPDUのヘッダーであり、DHDR,DMXHR,DAUX,DROUT,DADDRで構成されている。
【0037】
インダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aの規格バージョン(DL Version)の識別子はDHDRのフレームに含まれている。すなわち、改定規格バージョンISA-100.11a-2011の値は図3(B)に示すように「01」であり、初期規格バージョンISA-100.11a-2009の値は図3(C)に示すように「00」である。
【0038】
再び図1および図2において、規格バージョン判定部34で旧バージョンと判断されると、旧バージョンMIC演算部35aは送信側と共通する暗号鍵を含む旧バージョンのアルゴリズムに基づいてMICを演算する(ステップS5)。
【0039】
MIC比較部36は、MIC検出部32で検出されたMICと旧バージョンMIC演算部35aで演算されたMICを比較照合し、両者が一致しているか否かを判断する(ステップS6)。
【0040】
そして、両者が一致している場合は、ACK生成部37で生成された確認信号ACKに旧バージョンMIC演算部35aで演算されたMICを付加してデータ送信部39を介して送信側に送信する(ステップS7)。
【0041】
これに対し、両者が一致していない場合には、NACK生成部38で生成された非確認信号NACKに旧バージョンMIC演算部35aで演算されたMICを付加してデータ送信部39を介して送信側に送信する(ステップS8)。
【0042】
一方、規格バージョン判定部34で新バージョンと判断されると、新バージョンMIC演算部35bは送信側と共通する暗号鍵を含む新バージョンのアルゴリズムに基づいてMICを演算する(ステップS9)。
【0043】
MIC比較部36は、MIC検出部32で検出されたMICと新バージョンMIC演算部35bで演算されたMICを比較照合し、両者が一致しているか否かを判断する(ステップS10)。
【0044】
そして、両者が一致している場合は、ACK生成部37で生成された確認信号ACKに新バージョンMIC演算部35bで演算されたMICを付加してデータ送信部39を介して送信側に送信する(ステップS11)。
【0045】
これに対し、両者が一致していない場合には、NACK生成部38で生成された非確認信号NACKに新バージョンMIC演算部35bで演算されたMICを付加してデータ送信部39を介して送信側に送信する(ステップS12)。
【0046】
このような構成により、既存の規格に基づいて動作する機器と改定される新規格に基づいて動作する機器を同一の無線ネットワークシステム内に混在させることができる。
【0047】
なお、上記実施例では、MICの演算処理にあたり、規格バージョンを識別する手段として規格バージョン(DL Version)識別子を用いているが、データの中で数値などが規格によって異なる内容のものであれば規格バージョン識別子に限るものではなく、いずれを用いてもよい。
【0048】
また、新規格の機器から送信する相手の規格バージョンがわからない場合には、いずれかの規格バージョンのMICアルゴリズムに基づく演算結果を送信することにより送信相手から返信されるACK/NACKに基づき、送信相手の規格バージョンを判断してもよい。判断した以降は、機器識別子と規格バージョンの対を格納しておき、機器識別子から所定の規格バージョンを選択して選択された規格バージョンのアルゴリズムでMICを計算してもよい。
【0049】
また、規格バージョンの違いによりAttributeIDが異なるパラメータにアクセスするときのAttributeIDの決定にあたっては、MICの処理で使用したバージョンの識別方法を使用してもよい。
【0050】
さらに、規格ごとに異なるパラメータを事前に読み込んでおき、その応答内容から規格バージョンを識別して動作するように処理を行ってもよい。
【0051】
以上説明したように、本発明によれば、既存の規格に基づいて動作する機器と改定される新規格に基づいて動作する機器が同一のシステム内で動作できる無線ネットワークシステムを実現することができ、特に、インダストリアルオートメーションにおける既存の無線ネットワークシステムで構築されたプロセス制御システムに新規格で動作する機器を用いる場合に有効である。
【符号の説明】
【0052】
1 無線ネットワーク
2〜6 I/Oデバイス
7,8 ルーティングデバイス
9 ゲートウェイ
10 プラントネットワーク
11 ホストアプリケーション
30 受信処理部
31 基板(モジュール基板)
32 コアレス半田ボール
33 規格バージョン識別子検出部
34 規格バージョン判定部
35a 旧バージョンMIC演算部
35b 新バージョンMIC演算部
36 MIC比較部
37 ACK生成部
38 NACK生成部
39 データ送信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6