特許第5721521号(P5721521)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5721521
(24)【登録日】2015年4月3日
(45)【発行日】2015年5月20日
(54)【発明の名称】内接ギヤ式オイルポンプ
(51)【国際特許分類】
   F04C 2/10 20060101AFI20150430BHJP
   F04C 15/00 20060101ALI20150430BHJP
【FI】
   F04C2/10 341G
   F04C15/00 H
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-100308(P2011-100308)
(22)【出願日】2011年4月28日
(65)【公開番号】特開2012-233405(P2012-233405A)
(43)【公開日】2012年11月29日
【審査請求日】2014年3月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085497
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 秀隆
(72)【発明者】
【氏名】前田 英明
【審査官】 田谷 宗隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−303966(JP,A)
【文献】 特開平11−117876(JP,A)
【文献】 特開2011−064071(JP,A)
【文献】 特開2002−048074(JP,A)
【文献】 実開昭57−092890(JP,U)
【文献】 特開2001−263263(JP,A)
【文献】 実開平05−057383(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04C 2/10
F04C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状のギヤ収納空間を有するポンプハウジングと、前記ギヤ収納空間内に回転自在に収納された内歯を持つアウターギヤと、前記アウターギヤの内歯とかみ合う外歯を有するインナーギヤと、前記アウターギヤ及びインナーギヤの側面と対向する前記ポンプハウジングの側面に開口する吸入ポート及び吐出ポートとを備え、前記インナーギヤを駆動することにより前記吸入ポートからオイルを吸い込み前記吐出ポートからオイルを吐出する内接ギヤ式オイルポンプにおいて、
前記アウターギヤの側面と対向する前記ポンプハウジングの側面に、内周端が前記吸入ポートと連通し、外周端が前記アウターギヤの外周面と摺接するポンプハウジングの内周面の軸方向延長線上又はその近傍まで延びる油溝を形成し、前記油溝の内周端は、前記吸入ポートの吸入通路と合流する部分に連通していることを特徴とする、内接ギヤ式オイルポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は内接ギヤ式オイルポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動変速機や無段変速機などには油圧制御装置へ作動オイルを供給するためのオイルポンプが設けられており、そのうちでも小型に構成できる内接ギヤ式オイルポンプが広く用いられている。内接ギヤ式オイルポンプは、円筒状のギヤ収納空間を有するポンプハウジング(ポンプボデー及びポンプカバー)と、ギヤ収納空間内に回転自在に配置された内歯を持つアウターギヤと、アウターギヤの内歯とかみ合う外歯を有するインナーギヤとを備え、ポンプハウジングには吸入ポートと吐出ポートとが形成されている。インナーギヤが回転することにより、インナーギヤの外歯とアウターギヤの内歯との間に形成されたポンプ室の容積が変化し、吸入ポートからオイルを吸い込み、吐出ポートからオイルを吐出するようになっている。
【0003】
図7は、従来のポンプハウジング(ポンプギヤを省略)を正面からみた図である。ポンプハウジングを構成するポンプボデー100には、凹状のギヤ収納空間101が形成され、このギヤ収納空間101の底面に略円弧状の吸入ポート102と吐出ポート103とが形成されている。これら吸入ポート102と吐出ポート103は、ポンプギヤであるインナーギヤの外歯とアウターギヤの内歯との間に形成されたポンプ室とほぼ対向するように形成されている。インナーギヤが回転すると、それに連れてアウターギヤも回転し、吸入ポート102からオイルを吸込み、ギヤの回転方向でオイルを圧縮し、吐出ポート103からオイルを吐出する。
【0004】
インナーギヤを駆動したとき、アウターギヤの外周面はポンプボデー100の内周面(ギヤ収納空間101の内周面)と摺接することになる。ポンプギヤの側面とポンプボデー100の側面(ギヤ収納空間101の底面)との間には、所定の隙間が設定され、その隙間からリークするオイルによってアウターギヤとポンプボデーとの焼き付きを防止している。しかし、ある条件下では、吸入ポート102と吐出ポート103との中間部、又は吐出ポート103側におけるアウターギヤの外周面とポンプボデー100の内周面との接触面Sにおいて、油膜切れによる焼き付きが発生しやすいという問題があった。特に、ポンプギヤを小径化した場合に、焼き付きが発生しやすくなる。その理由は、ポンプギヤを小径化すると、吐出量が低下するため、その分だけギヤ幅を拡大する必要があり、その結果、ギヤ収納空間101の内周面へオイルが十分に行き渡らなくなるからであると考えられる。
【0005】
特許文献1には、アウターギヤの外周面に対して軸方向全域にわたって延在するようにハウジングの内周面に軸方向溝を形成し、膨張過程を終える直前のハウジングの内周面に、この軸方向溝と連通するように周方向溝を形成したトロコイド型オイルポンプが開示されている。
【0006】
この場合には、最も焼き付きが発生しやすい部位にオイルを供給することが可能になるが、ハウジングの内周面に軸方向溝と周方向溝とを形成する必要があるため、複雑な加工を必要とする。しかも、これら溝によって円筒状空間の真円度が低下するため、アウターギヤの外周面と接するハウジングの内周面の面圧が部分的に上昇し、偏磨耗が発生する可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第3810444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、ハウジングに簡単な加工を施すだけで焼き付きを防止でき、アウターギヤの外周面と接するハウジング内周面の面圧上昇も抑制できる内接ギヤ式オイルポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するため、本発明は、円筒状のギヤ収納空間を有するポンプハウジングと、前記ギヤ収納空間内に回転自在に収納された内歯を持つアウターギヤと、前記アウターギヤの内歯とかみ合う外歯を有するインナーギヤと、前記アウターギヤ及びインナーギヤの側面と対向する前記ポンプハウジングの側面に開口する吸入ポート及び吐出ポートとを備え、前記インナーギヤを駆動することにより前記吸入ポートからオイルを吸い込み前記吐出ポートからオイルを吐出する内接ギヤ式オイルポンプにおいて、前記アウターギヤの側面と対向する前記ポンプハウジングの側面に、内周端が前記吸入ポートと連通し、外周端が前記アウターギヤの外周面と摺接するポンプハウジングの内周面の軸方向延長線上又はその近傍まで延びる油溝を形成し、前記油溝の内周端は、前記吸入ポートの吸入通路と合流する部分に連通していることを特徴とする、内接ギヤ式オイルポンプを提供する。
【0010】
吸入ポートから吸い込まれたオイルは油溝に流入し、アウターギヤの側面とポンプハウジングの側面との隙間に供給される。この油溝の外周端は、アウターギヤの外周面と摺接するポンプハウジングの内周面の延長線上又はその近傍まで延びているので、油溝に入ったオイルの一部がアウターギヤの外周面とポンプハウジングの内周面との隙間へも供給される。アウターギヤの外周面とポンプハウジングの内周面との隙間へ供給されたオイルは、アウターギヤの回転につれてほぼ全周に行き渡るので、油膜切れによる焼き付きを防止できる。本発明では、ポンプハウジングの内周面に加工を行う必要がないので、ギヤ収納空間の真円度が低下せず、アウターギヤの外周面と接するハウジングの内周面の面圧が部分的に上昇することなく、偏磨耗を抑制できる。
【0011】
油溝の内周端は吸入ポートのどの部位に連通していてもよいが、吸入ポートの吸入通路と合流する部分に連通しているのが望ましい。アウターギヤの内歯とインナーギヤの外歯との間に形成されたポンプ室の容積変化に伴い、吸入ポートには負圧部と正圧部とが生じる。特に、吸入ポートへオイルを供給する吸入通路と合流する吸入ポートの領域が負圧部になることが多い。油溝を吸入ポートの正圧部に接続することも可能であるが、ポンプ室で圧縮されたオイルが油溝を介してポンプギヤとポンプハウジングとの隙間へリークしやすく、吐出量の低下を招く可能性がある。これに対し、油溝の内周端を吸入ポートの吸入通路と合流する部分に接続した場合には、この部分が負圧状態になりやすいので、正圧部に接続した場合に比べてオイルポンプの1回当たりの吐出量の低下を抑制できる。
【0012】
吐出ポートの回転方向上流側に、ノッチと呼ばれるキャビテーション対策用の溝が形成されることが多いが、このノッチは一般にコンタリング加工で形成される。本発明の油溝を吸入ポートの外周側に拡張するように加工する場合には、ノッチのコンタリング加工に使用される工具を用いて本発明の油溝を加工することが可能である。そのため、新たな工具を必要とせず、加工コストの上昇を抑制できる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、アウターギヤの側面と対向するポンプハウジングの側面に、内周端が吸入ポートと連通し、外周端がポンプハウジングの内周面の軸方向延長線上又はその近傍まで延びる油溝を形成したので、吸入ポートから吸い込まれたオイルをアウターギヤの外周面とポンプハウジングの内周面との隙間へ供給でき、油膜切れによる焼き付きを防止できる。しかも、油溝はポンプハウジングの側面に形成されており、ポンプハウジングの内周面の真円度に影響を及ぼさないので、偏磨耗を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明に係る内接ギヤ式オイルポンプのポンプボデー側をみた正面図である。
図2図1のA−A線断面図である。
図3図1のB−B線断面図である。
図4図2のC部の拡大図である。
図5】ポンプギヤをポンプボデーに収納した状態の正面図である。
図6】ポンプギヤをポンプボデーから取り外した状態の正面図である。
図7】従来のポンプボデー(ポンプギヤを省略)の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1図3は本発明に係る内接ギヤ式オイルポンプの一例であるトロコイド型オイルポンプを示す。このオイルポンプ1は、ポンプハウジングを構成するポンプボデー2とポンプカバー3とを備えており、両者の間に円筒状のギヤ収納空間4が形成されている。この実施例のギヤ収納空間4は、ポンプボデー2に形成された円筒状の凹部21と、この凹部を閉じるポンプカバー3の内側面31とで構成されている。なお、本明細書ではポンプボデー2はギヤ収納空間のための凹部21を形成したハウジング部材を指し、ポンプカバー3はこの凹部21を閉じるハウジング部材を指している。
【0016】
図5に示すように、ギヤ収納空間4にはポンプギヤであるインナーギヤ5とアウターギヤ6とが収容されている。インナーギヤ5は外歯51を有しており、インナーギヤ5の内周は駆動軸8に連結され、図5の矢印方向に駆動される。アウターギヤ6はインナーギヤ5の外歯51とかみ合う内歯61を有しており、アウターギヤ6の外周面は凹部21の内周面(ポンプボデー2の内周面)で回転自在に支持されている。内歯61は外歯51より1個だけ歯数が多く、アウターギヤ6の回転中心O1はインナーギヤ5の回転中心O2に対して上方に偏心している。
【0017】
図6に示すように、インナーギヤ5及びアウターギヤ6の側面と対向するポンプボデー2の側面(凹部21の底面)には、円弧状の吸入ポート22と吐出ポート23とが開口している。吸入ポート22と吐出ポート23とは、インナーギヤ5の外歯51とアウターギヤ6の内歯61との間に形成されたポンプ室7とほぼ対向している。この例では、ポンプボデー2に吸入ポート22と吐出ポート23とを形成したが、何れか一方又は両方のポートをポンプカバー3に形成することも可能である。図1図2に示すように、吸入ポート22は、ポンプボデー2に形成された吸入通路24を介して図示しないストレーナと接続されている。吐出ポート23はポンプボデー2に形成された吐出通路25を介して図示しない油圧制御装置と接続されている。
【0018】
吸入通路24は吸入ポート22の下部に合流しており、この合流部22aに負圧が発生しやすい。図3に示すように、吸入ポート22は、ポンプギヤ5、6の回転方向に従って漸次浅く形成されている。一方、吐出ポート23は、ポンプギヤの回転方向に従って漸次深く形成されており、最も深い下部23aに吐出通路25が接続されている。なお、吐出ポート23のポンプギヤの回転方向上流端、つまり吐出ポート23の最も浅い部分には、ノッチと呼ばれるキャビテーション対策用の溝26(図6参照)が形成されている。
【0019】
アウターギヤ6の側面と対向する凹部21の底面(ポンプボデー2の側面)には、図4図6に示すように、内周端が吸入ポート22と連通し、外周端が凹部21の内周面(ポンプボデー2の内周面)の軸方向延長線上又はその近傍まで延びる油溝27が形成されている。油溝27の外周端の位置は、凹部21の内周面の延長線と同一線上にあってもよいし、それより内径側に少しずれていてもよい。油溝27に入ったオイルを、アウターギヤ6の外周面と凹部21の内周面との隙間δに供給できる位置であればよい。この実施例の油溝27は、吸入ポート22の吸入通路24との合流部22aである最下部から外周方向に拡張するように形成され、外周端は凹部21の内周面の円弧に沿って延びている。この油溝27は、吸入ポート22の深さより浅いコンタリング溝であり、ノッチ26のコンタリング加工で用いられる工具と同じ工具で加工できる。
【0020】
ここで、本発明に係るオイルポンプ1の作動を説明する。インナーギヤ5を図5の矢印方向に駆動すると、アウターギヤ6とインナーギヤ5との間に形成されたポンプ室7の容積が変化し、吸入ポート22からオイルを吸い込み、吐出ポート23からオイルを吐出することができる。アウターギヤ6の外周面は凹部21の内周面(ポンプボデー2の内周面)と常時摺接するが、ポンプ室7に閉じ込められたオイルの圧力変化により、アウターギヤ6が半径方向外側へ押され、アウターギヤ6の外周面と凹部21の内周面との間で油膜切れによる焼き付きが発生するという問題がある。焼き付きが最も発生しやすい箇所は、図7に領域Sで示すように、吸入ポート102と吐出ポート103との中間領域、あるいはそれより吐出ポート103側にずれた位置となることが多い。
【0021】
本発明では、アウターギヤ6の側面と対向するポンプボデー2の側面(凹部21の底面)に、内周端が吸入ポート22と連通し、外周端がポンプボデー2の内周面の軸方向延長線上又はその近傍まで延びる油溝27を形成したので、図4に矢印で示すように、吸入通路24から吸入ポート22へ吸い込まれたオイルをアウターギヤ6の外周面とポンプボデー2の内周面(凹部21の内周面)との隙間δへ供給できる。この隙間δへ供給されたオイルは、アウターギヤ6の回転につれて凹部21の内周面のほぼ全周に行き渡るので、油膜切れによる焼き付きを防止できる。
【0022】
さらに本発明では、油溝27が凹部21の底面(ポンプボデー2の側面)だけに形成されており、内周面には溝が形成されないので、凹部21の内周面の真円度を崩すことがない。そのため、アウターギヤ6の外周面と接する凹部21の内周面の面圧が局部的に高くなることがなく、内周面の偏磨耗を防止できる。
【0023】
前記実施例では、油溝27が吸入ポート22の吸入通路24との合流部22aに連通している例を示したが、吸入ポート22の合流部22a以外の位置に連通していてもよい。例えば、正圧部である吸入ポート22の上部領域に連通していてもよいし、負圧部と正圧部とにまたがって連通していてもよい。油溝27が吸入ポート22の正圧部に連通している場合(吸入ポートの上部領域に連通している場合)、油溝27を最も焼き付きが発生しやすい箇所の近くに設けることができるので、その箇所へオイルを効果的に供給できる。
【0024】
なお、油溝27を吸入ポート22の上部領域(正圧部)に形成した場合には、アウターギヤ6とインナーギヤ5との間のポンプ室7から押し出されたオイルが油溝27からリークしやすくなり、吐出量の低下を招く可能性がある。これに対し、実施例のように油溝27を吸入ポート22の吸入通路24との合流部22aに形成した場合には、この合流部22aが負圧になりやすいので、ポンプ室7から押し出されたオイルが油溝27を経由してリークすることがなくなり、1回転当たりの吐出量の低下を抑制できる。そのため、オイルポンプの効率低下を抑制できる利点がある。
【0025】
油溝27の形状は、図6に示すように吸入ポート22の所定領域に亘って平面状に形成した1個の凹部に限らず、その形状は任意である。例えば吸入ポート22から外周方向に延びる複数のノッチ溝でもよいし、吸入ポート22と連通する内周端は幅狭で、外周端が幅広な溝であってもよい。
【0026】
前記実施例では、内接ギヤ式オイルポンプの一例としてトロコイド型オイルポンプを示したが、トロコイド型に限るものではなく、如何なる形式の内接ギヤ式オイルポンプであってもよい。
【0027】
前記実施例では、吸入ポートをポンプボデー側に形成したが、ポンプカバー側に形成することもできる。この場合には、凹部21の底面ではなく、アウターギヤの側面と対向するポンプカバーの内側面に油溝を形成すればよい。
【符号の説明】
【0028】
1 オイルポンプ
2 ポンプボデー(ポンプハウジング)
21 凹部(ギヤ収納空間)
22 吸入ポート
23 吐出ポート
24 吸入通路
25 吐出通路
27 油溝
3 ポンプカバー(ポンプハウジング)
31 内側面
4 ギヤ収納空間
5 インナーギヤ
51 外歯
6 アウターギヤ
61 内歯
7 ポンプ室
8 駆動軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7