特許第5721622号(P5721622)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5721622二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5721622
(24)【登録日】2015年4月3日
(45)【発行日】2015年5月20日
(54)【発明の名称】二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物
(51)【国際特許分類】
   A01N 59/00 20060101AFI20150430BHJP
   B01J 20/18 20060101ALI20150430BHJP
   A61L 2/16 20060101ALI20150430BHJP
   A61L 2/18 20060101ALI20150430BHJP
   A61L 2/20 20060101ALI20150430BHJP
   A61L 9/01 20060101ALI20150430BHJP
   C02F 1/50 20060101ALI20150430BHJP
   C02F 1/76 20060101ALI20150430BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20150430BHJP
   A01N 25/08 20060101ALI20150430BHJP
   C01B 11/02 20060101ALN20150430BHJP
【FI】
   A01N59/00 A
   B01J20/18 B
   A61L2/16
   A61L2/18
   A61L2/20
   A61L9/01 F
   C02F1/50 510A
   C02F1/50 520B
   C02F1/50 520L
   C02F1/50 520P
   C02F1/50 531M
   C02F1/50 540F
   C02F1/76 A
   A01P3/00
   A01N25/08
   !C01B11/02 Z
【請求項の数】21
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2011-511707(P2011-511707)
(86)(22)【出願日】2009年5月19日
(65)【公表番号】特表2011-521950(P2011-521950A)
(43)【公表日】2011年7月28日
(86)【国際出願番号】US2009044435
(87)【国際公開番号】WO2009148816
(87)【国際公開日】20091210
【審査請求日】2012年5月1日
(31)【優先権主張番号】61/057,382
(32)【優先日】2008年5月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512160003
【氏名又は名称】ダーマ アイピー リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100091409
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100096792
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 八郎
(74)【代理人】
【識別番号】100091395
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 博由
(74)【代理人】
【識別番号】100137246
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 勝也
(74)【代理人】
【識別番号】100140338
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ケン ハリソン
(72)【発明者】
【氏名】ニック ブランドフォード
【審査官】 小久保 敦規
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭60−075329(JP,A)
【文献】 特開昭61−234930(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第2002−0009544(KR,A)
【文献】 特開平06−107971(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N 59/00
CAplus/REGISTRY(STN)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
JSTChina(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液相水性溶媒と
該液相水性溶媒中に浸漬された疎水性ゼオライトと、
二酸化塩素と、を有する組成物であって、
前記二酸化塩素は、前記溶媒中に溶解されるとともに、前記ゼオライトに吸着され、
前記二酸化塩素は、前記溶媒と前記ゼオライトとの間で実質的に平衡状態であり、
前記溶媒中に溶解された前記二酸化塩素の重量%濃度は、前記ゼオライトに吸着された前記二酸化塩素の重量%濃度未満である、
組成物。
【請求項2】
前記ゼオライトは、酸を用いた前処理が施されている、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトに、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して5重量%より大きい量となるように吸着される、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトに、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して10重量%より大きい量となるように吸着される、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトからの抽出を介して復元可能であって、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して5重量%より大きい量の前記二酸化塩素が、復元可能である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトからの抽出を介して復元可能であって、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して7重量%より大きい量の前記二酸化塩素が、復元可能である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトからの抽出を介して復元可能であって、吸着処理後
の前記ゼオライト重量に対して10重量%より大きい量の前記二酸化塩素が、復元可能で
ある、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトへ、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して2重量%より大きい量となるように吸着される、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトへ、吸着処理後の前記ゼオライト重量に対して7重量%より大きい量となるように吸着される、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
組成物を生成する工程を備える方法であって、
該組成物は、液相水性溶媒と
該液相水性溶媒中に浸漬された疎水性ゼオライトと、
二酸化塩素と、を有し、
前記二酸化塩素は、前記溶媒中に溶解されるとともに、前記ゼオライトに吸着され、
前記二酸化塩素は、前記溶媒と前記ゼオライトとの間で実質的に平衡状態であり、
前記溶媒中に溶解された前記二酸化塩素の重量%濃度は、前記ゼオライトに吸着された前記二酸化塩素の重量%濃度未満である、
組成物を生成する工程を備える方法
【請求項11】
前記組成物を生成する工程の前に、前記二酸化塩素を含むガス蒸気を乾燥させる工程をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記組成物を生成する工程の前に、前記ゼオライトを乾燥させる工程をさらに備える、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記二酸化塩素に圧力を加える工程をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記二酸化塩素を前記ゼオライトに吸着する工程をさらに備える、請求項10に記載の
方法。
【請求項15】
前記二酸化塩素は、前記ゼオライトに、前記二酸化塩素を含むガス蒸気から吸着される、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記二酸化塩素は、前記溶媒に前記二酸化塩素が含まれている間に、前記ゼオライトと接触される、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記ゼオライトは、前記溶媒と接触されるとき、乾燥状態となっている、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記ゼオライトは、前記溶媒に含まれる前記二酸化塩素と接触されるとき、乾燥状態となっている、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
前記ゼオライトから前記二酸化塩素の少なくとも一部を抽出する工程をさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項20】
前記ゼオライトの限界能力まで、前記ゼオライトに吸着された前記二酸化塩素の量は、前記溶媒中の前記二酸化塩素の濃度に依存する、請求項1に記載の組成物
【請求項21】
前記ゼオライトの限界能力まで、前記ゼオライトに吸着された前記二酸化塩素の量は、前記溶媒中の前記二酸化塩素の濃度に依存する、請求項10に記載の組成物を生成する工程を備える方法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
二酸化塩素(ClO2)は、優れた殺菌消毒剤、および/または広範囲の細菌に対して効果的となり得る。例えば、ClO2は、ウイルス、バクテリア、および/またはランブル鞭毛虫、クリプトスポリジウム、および/またはグルーバーネグレリアアメーバ、および/またはこれらの嚢胞に対する優れた制御性を提供することができる。
【0003】
殺菌剤に加えて、ClO2は、色、味、および/または臭いの制御、および/または鉄および/またはマンガンの除去のような水処理において、有利な用途を有することが可能である。パルプおよび/または紙(大規模な商用)の漂白、果物および/または野菜の表面殺菌および/または消毒/保存のような、水処理以外においても重要な用途が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ClO2は、ある課題を提供する。それは、ClO2の物理的および/または化学的な本質的不安定性に大きく起因するものである。純粋な形態におけるClO2は、標準状態において気体の化合物である。気体として、ClO2は、化学分解、高濃度下および/または圧縮されたときにおける爆発に対して敏感になり得るものである。このように、凝縮相(液体または固体)のClO2は、最も慎重にコントロールされた条件以外の下においては、典型的には非常に敏感であり、急速に、しばしば激しく反応する。そして、これらは、典型的には、予測することができない。
【0005】
ClO2は、高い水溶性を有することが可能であり、水中に溶解したClO2ガスの溶液として使用することができる。しかしながら、このClO2の気体性は、ClO2が揮発性であって、これによりClO2は、大気に晒されると、溶液から急速に蒸発する傾向があることを示す(物理的不安定性)。この傾向は、ClO2溶液の使用に有利な濃度を、実用上制限してしまうことになり得る。高濃度溶液とした場合、上記急速な蒸発は、不快な強い臭いを放出する高濃度のClO2ガスを発生させる、および/または、使用者が吸い込んでしまう危険性を生じさせ得る。溶液を入れた閉鎖された容器においては、容器の上部空間(ヘッドスペース)において、溶液の濃度と平衡する平衡濃度に、迅速に到達する。高濃度溶液は、空気中における爆発限界(空気中で約10重量%と考えられる)を超えるヘッドスペースの平衡濃度をもたらすことが可能である。
【0006】
上記理由およびその他の理由のために、これまでの商用アプリケーションにおいては、事実上、これらの課題に対処するために、ClO2を使用現場において生成することが必要とされてきた。しかしながら、現場での生成は、有害なプリカーサ化学物質を取り扱う、および/または貯蔵する、および/または装置といった運用上の局面において、特に、重大な欠点がある。既製品のClO2の追加的形態を持つことが、望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある実施形態は、一以上のシステム、機械、装置、製造、物質の組成物、および/または方法を提供するものであって、これらは、以下に示す特徴を有するアクティビティーに係るものである。すなわち、このアクティビティーは、ゼオライトに吸着された二酸化塩素を含む組成物を生成する工程と、組成物から二酸化塩素の少なくとも一部を放出する工程とを備え、放出された二酸化塩素が、潜在的に、殺菌剤、脱色、白カビ制御、および/または臭い制御に関して有益となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のある実施形態に係る実験結果のグラフを示す。
図2】本発明のある実施形態に係る実験結果のグラフを示す。
図3】本発明のある実施形態に係る実験結果表を示す。
図4】本発明のある実施形態に係る実験結果のグラフを示す。
図5】本発明の一実施形態に係る方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明者は、窒素中の二酸化塩素(ClO2)気体の乾燥蒸気を、例えば押出ペレット形状および/または粉形状のゼオライトカラムに通過させることによって、ゼオライトがClO2を捕らえる、および/またはClO2を凝縮することができることを、予期せずに発見した。ClO2は本質的に揮発性および反応性を有することから、この複合物が安定していることは、以下に示す一部理由があることから、驚くべきことである。この理由としては、ゼオライトは、強力な酸化剤と折り合いが悪いと考えられることである。従来の意味における溶媒や希釈剤がない状態において、ゼオライトに、および/またはゼオライトによって吸着されたClO2が、ゼオライト構造のチャネルを占有する凝縮相として見られる場合、吸着された全てのClO2の激しい破壊、または制御されているが急速である破壊がないことは、(少なくとも相対的な)安定性を示すものである。この安定性は、ClO2のゼオライトからの復元能力によって測ることができる。図1および図2は、本発明者が発見した、改善された安定性の定性的な測定結果(例えば、抽出により復元されたClO2/(重量%))を示す図である。すなわち、ゼオライトに、および/またはゼオライトによって吸着されたClO2のレベルは、安定した組成物においては予測できなかったほどの高濃度を示す。さらに、ClO2は、結果として、空気または水に曝すことによってゼオライトから放出することができる。
【0010】
高い揮発性および反応性のために、ClO2は、典型的には、移送または貯蔵されないが、使用現場および使用時に生成される。ClO2のゼオライトへの吸着は、報告されていない。したがって、この発見は、ClO2の移送、貯蔵、配達に関する重要且つ新しい可能性をもたらすものである。この発見は、ClO2と様々な種類のゼオライトとの複合体と、複合体を準備する方法と、複合体を使用する方法とを含むものである。なお、ここでの“複合体”という単語の使用は、如何なる特定のモル比の関係を意味するものでもなく、ゼオライトと吸着されたClO2との間の化学的相互作用の特定のタイプを意味するものでもない。
【0011】
ある実施形態においては、ゼオライト複合体に組み込まれるClO2は、ClO2生成装置、またはClO2水溶液から得られる。ここで、適した供給源としては、本質的に不活性である二次ガスに希釈されたClO2ガスの蒸気が形成されることを可能とする如何なるものであってもよい。二次ガスは、一般的に、ゼオライトに対して相対的にに低い親和性を有する必要がある。例えば、本発明者は、窒素が適用可能な二次ガスとなることを発見した。混合気体は、ゼオライト(本分野において知られているように、使用前に加熱によって乾燥される)と接触する前に乾燥される。本発明者は、乾燥のために、ガス蒸気を、無水硫酸カルシウム乾燥剤(例えば、商標名:ドライアライト(Drierite))のカラム内を通過させた。その後に、このガス蒸気を、ゼオライトを含むカラム内を通過させる。
【0012】
ある実施形態においては、ゼオライトとの接触前にClO2ガス蒸気を乾燥させる上記ステップは、ゼオライトが親水性タイプ(比較的に低いシリコン−アルミニウム比(SAR)の組成を有するもの;本稿で使用されるAおよびXタイプゼオライトは親水性を有するものである)である場合、特に重要である。親水性ゼオライトは、ガス蒸気中に水蒸気が含まれている場合、水蒸気に優先的に吸着しやすい。ClO2処理を施される前に、ゼオライトに実質的に水蒸気が付着していないことを確証することも、同様に重要である。そうでなければ、ClO2は、水蒸気に取って代わることはないと思われる(本分野において知られているように、ゼオライトは使用前に加熱によって乾燥される)。
【0013】
典型的な設定において、約4000ppmのClO2溶液が実質的に満たされた500mlのフラスコに、窒素を、約72ml/分以下から約200ml/分のフローレートで散布する。こうして、窒素ガス蒸気が、ClO2を含む。このガス蒸気は、可撓性のチューブを介して、クロマトグラフィーカラムに向けて送られる。クロマトグラフィーカラムには、カラム最下流のドライアライトが変色しない程度(乾燥している場合は青色、水蒸気で飽和した場合はピンク色)にまで、ガス蒸気を乾燥させるために、十分な量のドライアライトが収容されている。ドライアライトがプロセスの終了まで水蒸気を捉える能力を有していること確認するために、少なくともいくらかの変色性ドライアライトをカラムの最下流に配置させることは、利便性の向上をもたらす。次いで、乾燥されたガス蒸気は、可撓性のチューブを介して、ゼオライト(利便の観点から約10g)のカラム内に送られる。代替的には、ゼオライトは、ドライアライトの上記クロマトグラフィーカラムの下流領域に配置されてもよい。この場合、これら二つの材料は、混入防止のために、紙のような多孔性のバリアによって分離される。外気内を通過させる、または、例えば水(ゼオライトに捕らえられなかったClO2を潜在的に捕らえるため)もしくはミネラルオイルといった液体を含むベッセル内にバブリングする前に、ガス蒸気は、最終的に、小さな貫通孔を通過する。小さな貫通孔は、装置内に空気が逆流して入り込むことを規制することができる、および/または、外方に流出する流れを規制することによって、装置内の圧力を上昇させるのを補助するために用いられる。装置内の圧力(窒素ソースに起因する)が、ゼオライトを含むチャンバー内において3psi(gouge)といった圧力となるように構成することができる。正の圧力によって、ゼオライト内に凝縮され得るClO2の量を増加させる、および/または吸着速度を速めることができる。
【0014】
ゼオライト複合体を準備する代替的な手法として、ゼオライトが、ある特定の非水性溶媒からClO2を吸着できることも、早期から指摘されていた事項である。ClO2は、例えばヘプタンのような溶媒中においてClO2を含むガス蒸気をヘプタン内にバブリングする、および/またはClO2を水性溶液からヘプタン内に抽出することによって、溶解させることができる。乾燥ゼオライトを非水性のClO2溶液(これも乾燥可能である)に加えることによって、結果として、溶媒よりClO2の黄色を脱色することとができる。そして、ゼオライトは、溶媒から絶縁される(相当部分を他に注ぎ移す、および/または吸収性の紙を用いて拭き取ることによって)。そして、絶縁されたゼオライトは、水中に浸される。ClO2は、水中に放出され、黄色の色彩および/またはClO2インジケーターテスト片によって識別される。この手法は、直接気相吸着技術での複合体の製造に関して、実用上の利点を有する。この方法における一つの可能性のある改善点は、ゼオライト複合体から溶媒をより容易および/または完全に除去することを可能とするために、揮発性の非水性溶媒をより多く用いることである。代替的には、空気の組成物(水蒸気を含む)による置換によりゼオライト複合体からClO2が失われることを防止するために、比較的に不揮発性である疎水性溶媒が、バリアとして用いられる。
【0015】
例えば本発明者が試験したゼオリストインターナショナル社(Zeolyst International,Conshohocken,PA)製の疎水性のゼオライトは、水性溶液からClO2を吸着することができることが確認された(しかしながら、AタイプおよびXタイプの親水性ゼオライトに関しては事実ではないと思われる)。この吸着は、平衡状態または平衡のような状態であると思われる。この場合、ゼオライトは、溶液からClO2の一部のみを吸着し、残りを溶液に残存させる。取り扱うClO2溶液濃度が大きくなると、吸着されるClO2の量も大きくなるが(ゼオライトの限界能力まで)、全ClO2の一部は、常に溶液に残存する。この液相処理は、ゼオライトをClO2の水性溶液に加えることによって、達成される。代替的に、ゼオライトは、純水(またはClO2溶液)と混合され、これに続いて、ClO2が水/ゼオライト混合物によって追加的に捉えられるように、ClO2を含むガス蒸気が、混合溶液内にバブルされてもよい。
【0016】
ある実施形態においては、上記した後者の手法は、実用的に言えば、より高い正味数量のClO2が、与えられた体積に安定して蓄積されるという利点を有する。実用上においては、使用可能なClO2溶液濃度を限定することは、通常、安全性考慮の観点から決定される。例えば、8000ppmの水性溶液濃度は、およそ、室温でのヘッドスペースにおける平衡状態のClO2気相濃度が10%レベルを超えない範囲の最も高い濃度である(気相濃度が10%より高い場合、ClO2は爆発反応する可能性がある一方、気相濃度が10%以下の場合、この危険性はない)。溶液からClO2を吸着可能なゼオライトが、8000ppmのClO2溶液に加えられた場合、ゼオライトがClO2の一部を吸着するため、溶液の濃度は、8000ppmレベル以下となる。ゼオライト/水システム内にClO2を追加的にバブリングすることによって、システムの安全なClO2含有量を、溶液濃度が例えば8000ppmに達するまで増加させることが可能となるが、このシステムにおいては、潜在的には、同体積の純粋な8000ppmの水性溶液よりもはるかに大きい正味のClO2含有量を有する(このことは、ゼオライトが全体的に溶液に浸され、且つ、溶液のみがヘッドスペースと接していることを仮定する)。
【0017】
上記した後者の手法は、潜在的に高価値なClO2媒体を提供することが可能である。ClO2ガス蒸気を水/ゼオライト混合物内にバブリングすることは、気相処理プロセスよりも実用的となり得る。また、水/ゼオライト混合物は、最終用途に対してより実用的である。特に、粉末のゼオライトが用いられた場合、水/ゼオライトの混合物は、液状のスラリーとなり、乾燥ゼオライト粉末よりも最終用途に対してより利便性に優れるものとなる。
【0018】
ある実施形態においては、ClO2は、水中に置くことによって、ゼオライト複合体から復元する。ゼオライト自体は、典型的には、全体的に水に溶けない。ClO2は、ゼオライトから直接に水性溶液中に転移することができる。約1gのゼオライト複合体が、約100gの水に投入され、静かにかき混ぜられた場合、水中に放出されるClO2の量は、かき混ぜ作業1時間経過後には、およそ最大に達すると思われる。水中のClO2濃度は、その後に上昇し続けるか、最初のゼオライト中の濃度によっては減少することもあり得ると予想される。結果的なClO2濃度の減少は、少なくとも一部要因として、ある種のゼオライトにより水に課せられたアルカリpH値によって引き起こされるClO2分解のためであると考えられる。水性抽出の安定性、特に長期に亘る安定性は、ClO2が水中において相溶性を有する酸を一定量含ませることによって、強化することができる。このような酸として、酢酸、および/またはクエン酸を、求められる安定性を実現するのに適した水中pH値を維持するのに十分な量を含ませる。例えば、本発明者は、いくつかのゼオライト/ClO2複合体に関して、酸抽出物内において、複合化されたゼオライトが制御として使用された純粋なゼオライトよりも可溶性を示すことを発見した。例えば、ClO2が複合された1g以下の4Aゼオライト粉末または13Xゼオライト粉末が、1%のクエン酸溶液約100gを用いて抽出されたときは、全て、または実質上全ての粉末が溶解し、結果として透明な溶液となる。ClO2が複合された1g以下の4Aゼオライト粉末または13Xゼオライト粉末が、100gの脱イオンされた純水を用いて抽出されたときは、ほとんど、または全ての粉末が溶解せずに残存し、視覚検査により確認される。
【0019】
同様の兆候によって、ClO2を疎水性ゼオライトから水(分析または利用のために)を用いて抽出しようと試みた場合、親水性ゼオライトの抽出と比して、ClO2を本質的且つ完全に除去するために大量の水が必要となる(単一大容量抽出または多重小規模抽出のいずれの場合も)。
【0020】
抽出溶液の安定性は、あるゼオライトによる抽出に与えられたアルカリ度によって大きく負の影響を受け、酸性の抽出溶液を使用することによってこの影響を緩和することができることが知られている。ある実施形態において、このようなゼオライトを、ClO2処理工程の前に適切なマイルドな酸を用いて前処理することによって、このアルカリ度の影響が緩和されることが、発見された。4Aゼオライトのビードおよび13Xゼオライトのペレットを、1%のクエン酸溶液を用いて、洗浄pHが酸性に留まる範囲で繰り返し洗浄し、次いで、純水を用いてこれらをリンス処理する。当該ゼオライトの粉末は、1%のホウ酸溶液を用いて同様に洗浄され、その後、リンス処理を行う。このような酸を用いた前処理は、ClO2の貯蔵の安定性を増加させるとともに、ゼオライトのClO2吸着能力を増加させる、および/またはClO2抽出効率を増加させることが、発見された。
【0021】
以下の合成ゼオライトは、3A、4A、および5Aゼオライトの4−8メッシュサイズのビードを用いて、これまでに試験されてきた。広く使用されているこれら記号は、異なるタイプの細孔径(pore size)を、オングストローム単位で示したものである。3種類のゼオライトの全ては、かなりの量のClO2を吸着することが明らかとなった。これらゼオライトとしては、4−8メッシュのビードに加えて、他のマクロスケールサイズおよび他の形状のものが利用可能である。これらのマクロ形状のものは、粉末状のゼオライトから形成される。粉末状のゼオライトは、典型的には、最初の合成時に得られるものである。粉末形状は、それ自体が商用的に同様に利用可能である。同様の細孔径範囲、化学組成、および小孔周辺構造を有する自然鉱物ゼオライトも存在する。したがって、適切な細孔径を有する如何なるゼオライトも、有る程度ClO2を吸着すると考えられる。異なるゼオライト複合体が、経済的および物理的特性(形成の容易さ、究極のClO2キャパシティー、放出比率等)の違いによって、異なるアプリケーションに対して利点を有することが、期待される。
【0022】
確認されたビード状のゼオライトに加えて、本発明者は、粉末状の4Aゼオライトの試験も結果的に行った。本発明者は、粉末および押出ペレット状の13Xゼオライトの試験も行った。双方のタイプともに、双方の形状において、酸を用いた前処理を施して試験を行った(全てのAおよびXタイプ/形状は、シグマ アルドリッチ社(Sigma Aldrich,St.Louis,MO)製品から得たものである)。また、本発明者は、ゼオリストインターナショナル社から、CBV901(Yタイプのゼオライトであって、粉末として試験された)、CBV5524G(ZMS−5タイプのゼオライトであって、粉末として試験された)、およびCBV28014(ZMS−5タイプのゼオライトであって、粉末および押出ペレット(CY(1.6)ペレット)として試験された)を得て、試験を行った。
【0023】
ある実施形態においては、ゼオライトは、フレームワークにおける各アルミニウム原子と連関して負電荷を持つことができる。これらは、典型的には、上記負電荷サイトとバランスをとるために、陽イオンの(正電荷を帯びた)対イオンを持つ。CBV901は、陽イオンが “水素”として確認される形態として供給されるものである。CBV5524GおよびCBV28014は、陽イオンとしてアンモニウムを持つ形態として供給されるものである。供給会社の指示による焼成プロセスを用いると、BV5524GおよびCBV28014のそれぞれにおいて、その一部が、本発明者の研究所においては“水素”陽イオンの形態に転換した。これらゼオライトにおけるアンモニウム形態と水素形態との間には、ClO2キャパシティーおよび/または安定性に関して相違があると考えられる。本発明者が試験したゼオライトの内、全てのものが、気相処理を介して、かなりの量のCLO2を吸着した。
【0024】
最初の指摘は、4Aゼオライトが、ClO2を、これまでに試験された三つのAタイプゼオライトの内、最も多く受け取るということである。ある実施例において、4Aゼオライトのサンプルから復元したClO2の量は、約9.1重量パーセント、または約91000ppmを示した。体積ベースでは、リットル当たり約65gのClO2となる(4Aゼオライトのビードは、約710g/Lの仮比重を有する)。この濃度は、自由気体のClO2の場合、不安定となるものである。なぜならば、空気中の濃度が10%を超えると爆発性を有することとなり、且つ、ClO2の圧縮も同様に爆発に繋がるためである。このようなClO2の水中濃度は、急速な気化、流出および拡散の恐れ、液体および/または閉鎖された容器中で液体と平衡状態となっているヘッドスペースのガスの爆発災害の可能性のために、重大な有害物質となることを意味する。しかしながら、ゼオライト複合体は、高いClO2含有量のシステムにおける高速気化の恐れ以外には、有害性を示すサインはない。
【0025】
図3は、これまでに観測された最も良いClO2負荷を、処理後のゼオライト重量に対する重量パーセントとして表した表を示す。なお、高濃度、および/または高圧力、および/または長時間で、ゼオライトをClO2に曝露させることによって、ClO2負荷を増加させることは可能である。
【0026】
ゼオライト/ClO2複合体の可能な物理的形態の拡張として、本発明者は、4Aゼオライトビード複合体のサンプルを、破壊、タブレット化することが可能であり、また、4Aゼオライト粉末複合体を、タブレットプレスを用いて、直接タブレット化することが可能であることを発見した。このようなタブレット化された複合体、または他の物質と混合されたゼオライト/ClO2複合体からなるタブレットは、実用的なアプリケーションを有することとなる。
【0027】
ある実施形態においては、ClO2が浸透されたゼオライトは、外気に極めて急速にClO2を放出してしまう。図4は、単層に配置されたClO2浸透ビードの実施サンプルから、ClO2が消失する比率を表したグラフを示す。なお、この試験は、開口を有するビーカーを用い、十分に換気されたエリアにおいて行われた。ClO2が、空気の粒子または空気中の水蒸気による置換を通してゼオライトから消失したかどうかは、明らかではない。適度なClO2濃度(約3.7%以下)を有するゼオライト複合体の上方のヘッドスペースは、閉鎖されたコンテナ内に低水蒸気状態の下で配置されていたが、少なくとも一日または二日以内においては、ほとんど気体ClO2を含んでいなかった。不特定の水蒸気のある状態の下でパッケージされた、適度な濃度のゼオライト複合体を有する他のコンテナは、結果的に、実質的なClO2濃度を上昇させ、臭気として検出された。高濃度(約9.1%)のゼオライト複合体は、若干の水蒸気のある状態の下で、パッケージ後すぐに、大きなヘッドスペース濃度に達した。この濃度は、空気中においてほぼ約1%という最大値に達した。高濃度複合体において最も顕著に、空気粒子との単純な置換を通して、ClO2がいくらか消失する傾向があるとは思われるが、これらの観測は、空気中の水蒸気によって、少なくとも有る程度の置換が行われたことを示唆するものである。
【0028】
ある実施形態においては、ゼオライト複合体が、処理のための水に直接加えられる。代替的には、ゼオライト複合体は、表面処理、水処理、または他の材料を処理するために用いられる水溶液を生成するために、大量の水に加えられてもよい。複合体を水に加えることによって準備されたClO2溶液は、処理水または中間溶液のいずれとしても、本分野において周知の如何なる目的に用いられてもよい。この場合、ゼオライトの存在と両立する、またはゼオライトが水溶液から分離される(ろ過、沈殿によって)ことを許容する範囲において、同様のClO2濃度を有する単純な水性溶液が、当該目的のために用いられる。このような用途としては、飲用水、廃水、再生水(スイミングプール等)、産業用再利用水、農業用水や、これらと同様に、生体組織(クリーム、ゲル、石鹸、スプレー、バンデージ、および/またはパッチ等を介しての局所的適用として)および食物(製肉)の表面や、無機物の表面に対する消毒、および/または消臭、および/または脱色の用途を有する。しかしながら、これらに限定されるものではない。
【0029】
ある実施形態に係るゼオライト複合体は、ClO2ガスが空気中へ直接放出される速度が遅くなることもあり得る。空気中へ放出されたClO2濃度レベルが、安全性を確保するのに十分な程に低くなっているとともに、消毒、および/または空気の臭い制御、および/または空気と接する表面または材料の消毒に関して十分効果がある程に高くなるように、条件が選択され得る。上記したように、この放出は、少なくとも部分的には、大気中の水蒸気(湿度)によって引き起こされる。白カビや白カビの臭いの制御のように、処理の必要性が、湿度に関連している場合において、これらの事項が望まれる。一般的に、この方法は、本質的に、上記のように達せられる濃度の範囲内における空気中の気体ClO2に関する、本分野において周知である如何なる目的にも適用可能である。
【0030】
ある実施形態に係るゼオライト複合体が、ClO2を直接に、または気相を経て、または存在する水蒸気を介して、他の物質に放出することができることも予測される。例えば、粉末状または粒状のゼオライト複合体を、粉末状または粒状のこれら他の物質と混合させることによって、固体が、このような物質と混ぜられてもよい。または、ゼオライト複合体が、十分に精細な複合体の粉末を“肌に塗り込む”、または固体の複合体をパッチやバンデージのようなものを用いて機械的に表面に張り付けることによって、肌または他の材料の面に対して適用されてもよい。
【0031】
ある実施形態に係るゼオライト複合体が、特定の製品の多機能性が要求される用途で使用するため、または、プロセスにさらに関与することからゼオライトを排除するのを容易とするために、例えば接着材を介して、他の基質に結合することができることが予測される。例えば、非水溶性の基質に結合されたこのような複合体は、水と接触したときに、ClO2を溶液内に放出する。その一方で、ゼオライトおよび基質は、水溶液から容易に取り出すことができる、または、干渉しない位置に機械的に保持することができる単体の固体ユニットとして残存する。
【0032】
ある実施形態を介して、ClO2のゼオライト複合体は、室温にて安全に取り扱うことが可能である。ClO2を放出するために、ゼオライト複合体を水中に挿入したとき、ゼオライトが非水溶性且つ不活性であるため、他の如何なる材料を溶液中に導入することも必要としない。
【0033】
他の実施形態に係る、同様の処理バッチにおけるClO2浸透ゼオライトビードは、全く異なるClO2含有量を有することが可能であることが観測された。これは、粉末からビードへ転換する処理が、異なるClO2吸着性に繋がるものと思われる。このように、粉末形状は、各ゼオライトタイプに関して、最大のClO2キャパシティーを有することが可能であろうと思われる。しかしながら、粉末形状は、取り扱いが不便であると思われる。
【0034】
図5は、本発明の一実施形態に係る方法5000のフローチャートを示す。アクティビティー5100において、ゼオライトが、酸洗浄される。アクティビティー5150において、ゼオライトは、基質に結合される。アクティビティー5200において、ゼオライトおよび/または二酸化塩素が、乾燥される。アクティビティー5250において、二酸化塩素が、溶媒中に溶解される。アクティビティー5300において、二酸化塩素に圧力が加えられる。アクティビティー5350において、二酸化塩素は、ゼオライトと接触される。アクティビティー5400において、二酸化塩素が、ゼオライトの液体、溶液、および/またはスラリー中に、バブルされる。アクティビティー5450において、二酸化塩素が、ゼオライト内部および/またはゼオライト表面に、吸着および/または吸収される。アクティビティー5500において、二酸化塩素が、ゼオライト内部および/またはゼオライト表面に、蓄えられる。アクティビティー5550において、組成物の形態が変化され、ゼオライト表面および/またはゼオライト内部に二酸化塩素が吸着および/または吸収された組成物となる。アクティビティー5600において、二酸化塩素がゼオライト表面および/またはゼオライト内部に吸着および/または吸収された組成物が、基質に結合される。アクティビティー5650において、二酸化塩素がゼオライト表面および/またはゼオライト内部に吸着および/または吸収され、および/またはそこから二酸化塩素が放出されている組成物が、液体に導入される。アクティビティー5700において、ゼオライト表面および/またはゼオライト内部に、二酸化塩素が吸着および/または吸収された組成物、および/または、そこから放出された二酸化塩素が、表面および/または体積に適用される。アクティビティー5750において、二酸化塩素がゼオライト表面および/またはゼオライト内部に吸着および/または吸収された組成物から、二酸化塩素が、放出される。アクティビティー5800において、二酸化塩素がゼオライト表面および/またはゼオライト内部に吸着および/または吸収された組成物から放出された二酸化塩素が、消毒、脱色、白カビ制御、および/または臭い制御の用途に用いられる。
【0035】
ある実施形態によれば、ゼオライトに二酸化塩素が吸着された、以下の特徴を有する組成物を提供することができる。すなわち、ゼオライトは、親水性のゼオライトである。および/または、ゼオライトは、疎水性のゼオライトである。および/または、ゼオライトは、酸を用いた前処理が施されたゼオライトである。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトに、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量となるように吸着される。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトに、吸着処理後のゼオライト重量に対して20重量%以上の量となるように吸着される。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して15重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して20重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して5重量%以上の量となるように、吸着される。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量となるように、吸着される。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して15重量%以上の量となるように、吸着される。
【0036】
ある実施形態によれば、以下の特徴を有する方法を提供することができる。すなわち、この方法は、ゼオライトに吸着された二酸化塩素を含む組成物を生成する工程、上記組成物を生成する工程の前に二酸化塩素を含むガス蒸気を乾燥させる工程、上記組成物を生成する工程の前にゼオライトを乾燥させる工程、上記組成物を生成する工程の前にゼオライトを酸性溶液中において洗浄する工程、上記組成物を生成する工程の前に二酸化塩素を溶媒中に溶解させる工程、上記組成物を生成する工程の前に二酸化塩素を含む非水性溶液を生成する工程、上記組成物を生成する工程の前にゼオライトを含む液体を生成する工程、二酸化塩素に圧力を加える工程、二酸化塩素をゼオライトに吸着する工程、二酸化塩素を含む液体から二酸化塩素をゼオライトに吸着する工程、二酸化塩素を含むガス蒸気を、ゼオライトを含む液体へと導入する工程、二酸化塩素を含むガス蒸気を、ゼオライトを含む水性スラリー(aqueous slurry)内にバブリング(bubbling)する工程、および/または、ゼオライトから二酸化塩素の少なくとも一部を抽出する工程を備える。
【0037】
ある実施形態によれば、以下の特徴を有する方法を提供することができる。すなわち、この方法は、ゼオライト中に二酸化塩素を蓄える工程、ゼオライトから二酸化塩素を抽出する工程を備える。ここで、この方法においては、二酸化塩素は、ゼオライトに吸着されている。および/または、二酸化塩素は、溶媒から抽出される。および/または、ゼオライトは、親水性のゼオライトである。および/または、ゼオライトは、疎水性のゼオライトである。および/または、ゼオライトは、Aタイプゼオライトである。および/または、ゼオライトは、Xタイプゼオライトである。および/または、ゼオライトは、4Aゼオライトである。および/または、ゼオライトは、5Aゼオライトである。および/または、ゼオライトは、13Xゼオライトである。および/または、ゼオライトは、Yタイプゼオライトである。および/または、ゼオライトは、ZSM−5タイプゼオライトである。および/または、ゼオライトは、酸を用いた前処理が施されたゼオライトである。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトに、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量となるように吸着される。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトに、吸着処理後のゼオライト重量に対して20重量%以上の量となるように吸着される。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して15重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、ゼオライトからの抽出を介して復元可能であり、吸着処理後のゼオライト重量に対して20重量%以上の量が復元可能である。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して5重量%以上の量となるように、吸着される。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して10重量%以上の量となるように、吸着される。および/または、二酸化塩素は、溶液からゼオライトへ、吸着処理後のゼオライト重量に対して15重量%以上の量となるように、吸着される。
【0038】
ある実施形態によれば、以下の特徴を有する方法を提供することができる。すなわち、この方法は、ゼオライトに吸着された二酸化塩素を含む組成物を、第一の形態から第二の形態へと変化させる工程、基質(substrate)に上記組成物を結合させる工程、上記組成物を水に導入する工程、上記組成物を液体に導入する工程、上記組成物を表面に適用する工程、および/または、上記組成物を体積に適用する工程を備える方法である。ここで、この方法においては、第二の形態は粉末状である。および/または、第二の形態は粒子状である。および/または、第二の形態はタブレット状である。および/または、第二の形態はゲル状である。および/または、第二の形態は水性である。および/または、第二の形態はスラリーである。および/または、第二の形態は流体状である。
【0039】
ある実施形態によれば、以下の特徴を有する方法を提供することができる。すなわち、この方法は、ゼオライトに吸着された二酸化塩素を含む組成物から二酸化塩素を放出する工程、基質に上記組成物を結合する工程、所定の液体に上記組成物を導入する工程、上記組成物を所定の表面に適用する工程、上記組成物を所定の体積に適用する工程、上記組成物を有する水性溶液を所定の表面に適用する工程、上記組成物を有する水性溶液を所定の体積に適用する工程、上記二酸化塩素を放出する工程を介して消毒する工程、上記二酸化塩素を放出する工程を介して脱色する工程、上記二酸化塩素を放出する工程を介して白カビを制御する工程、および/または、上記二酸化塩素を放出する工程を介して臭いを制御する工程を備える。ここで、この方法においては、上記組成物はタブレット形状である。および/または、上記組成物は粒状である。および/または、上記組成物は粉末状である。および/または、上記組成物は、基質に結合されている。および/または、上記組成物は、液体内に溶解または拡散されている。
【0040】
定義
本稿において、実質上、以下の単語が用いられている場合には、下記の定義を適用する。これらの単語および定義は、先入観なく示されたものであって、アプリケーションに一致するものである。また、本出願、または本出願に基づいて優先権を主張する如何なる出願の審査の間に、これらの単語を、修正を介して再定義する権利を有する。この出願に基づいて優先権を主張する如何なる出願において、特許請求の範囲を解釈するために、各定義は、この定義外の主題に対する明確且つ不明瞭でない否定として機能する。
【0041】
a− 少なくとも一つ。
【0042】
酸(acid)− アルカリを中和可能であり、リトマス紙を赤色に変色させ、塩を形成するように金属または陽性のグループによって置換され得る水素、または塩基から一対の電子を受け取ることができる原子を含む化合物。酸は、水溶液中においてヒドロニウムイオン、または、電子対ドナーまたは塩基と結合する電子対アクセプタを供する陽子ドナーである。
【0043】
アクティビティー(activity)− アクション、アクト、ステップ、および/またはプロセス(工程)またはその一部。
【0044】
適応された(adapted to)− 特定の使用または状況に適合させる、または適合する。
【0045】
加える、導入する(add)− 一体化させる(combine)。
【0046】
吸着する− ゼオライトが流体、ガス、液体、溶質、および/または懸濁液等を収集および/または蓄積するプロセス、および/または、流体、ガス、液体、溶質、および/または懸濁液等を、固体物のような他の物質の表面といったものに、収集および/または蓄積するプロセス。
【0047】
量(amount)− 量(a quantity)。
【0048】
および/または(and/or)− 合成的または代替的のいずれか。
【0049】
装置(apparatus)− 特定の目的に対するアプライアンスまたはデバイス。
【0050】
適用する(apply)− 目的に対して使用するために配置する(put)、接触して配置する、および/または物理的に近接させる、および/または敷く(lay)、および/または広げる(spread)。
【0051】
約、近似(Approximately)− 約(about)、および/または近い(nearly)。
【0052】
水性の(aqueus)− 水に関連する、水から生成される、水に類似する、水を含む、および/または水に溶解する。
【0053】
少なくとも(at least)− 以下ではない。
【0054】
結合する(bind)−接着する、結合する(cohere)、固定する(fasten、secure)、保持する、および/または拘束すること、および/または化学的に混合させる、および/または化学的結合を形成すること。
【0055】
バブルする(bubble)− 内部を流れさせる、および/または形成、生成、泡を放出するために流れさせる。
【0056】
できる、可能である(can)− 少なくともある特定の実施形態において、可能である。
【0057】
引き起こす(cause)− 効果を生じる。
【0058】
変化、変化する(change)− (動詞)異なるように引き起こす;(名詞)変えるまたは修正することに係る動作、プロセス、および/または結果。
【0059】
二酸化塩素(chlorine dioxide)− 化学式:ClO2またはClOを有する高反応性の塩素酸化物であり、−59℃でオレンジ色に結晶化する赤黄色のガスであり、水処理および/または漂白に用いられる強力且つ有効な酸化剤。
【0060】
閉鎖された(closed)− 境界を有する、包囲された。
【0061】
結合する、一体化する(combine)− 結び付ける、合体させる、混ぜ合わせる、および/またはブレンドする。
【0062】
複合体(complex)− 組成物、物質、エレメント、粒子、原子、および/またはイオンの結合体。
【0063】
物質の組成(composition of matter)− 人為的および/または自動的に、二以上の物質および/またはエレメントから形成されたコンビネーション、反応物、化合物、混合物、形成物、材料、および/または複合材料。
【0064】
化合物(compound)− 二以上の物質、パーツ、エレメント、および/または材料要素から構成されたもの。
【0065】
備える、有する(comprising)− 含むことを示すが、限定されるものではない。
【0066】
濃度(concentration)− 混合、溶解、含有、および/またはその他方法により、中に、および/またはともに存在する物質が、どれほどの量であるかを示す測定単位。
【0067】
コンテナ(container)− 内容物を保持するように適応され、内容物を導入するための閉鎖可能な開口部を有するエンクロージャー。コンテナの例としては、小ビン、注射器、ボトル、フラスコ等が挙げられる。
【0068】
含む、含有する(containing)− 含むことを意味するが、限定されるものではない。
【0069】
制御する、コントロールする− 管理する、制御する。
【0070】
共有結合して(covalently)− オクテット則の下、化学的安定性を達成するために電子を共有することによる、二以上の原子の結合によって特徴づけられる。
【0071】
生成する(create)− 作る、形成する、製造する、発生する、生み出す、および/または存在させる。
【0072】
配給する(deliver)− 供給する、運搬する、発する、および/または放出する。
【0073】
装置(device)− 機械、製造品、および/またはこれらの集合物。
【0074】
殺菌、消毒(disinfect)− 病原性の微生物を破壊する、および/または成長を防止するために洗浄すること。
【0075】
拡散する(disperse)− 固体、液体、および/または気体において均一に分離させる。
【0076】
溶解する(dissoleve)− 例えば液体と混ぜ合わせることによって溶液を設ける、および/または溶液とする。
【0077】
乾燥、乾燥する(dry)− (動詞)水分を消失させる、および/または取り除く;(形容詞)実質的に水分または過剰な水分がない;湿気のない;濡れていない。
【0078】
抽出する(extract)− 圧力、蒸留、溶媒を用いた処理等により、混合物から分離するおよび/または(ジュース、要素等を)得る。
【0079】
流体(fluid)− 液体、スラリー、蒸気、霧、雲、プルーム、および/または泡等。
【0080】
形成する(form)− (動詞)構成する、構築する、発生させる、および/または生成する;(名詞)フェーズ、構造、および/または外観。
【0081】
〜から(from)− ソースを示すために用いられている。
【0082】
さらに(further)− 追加して、加えて。
【0083】
気体、ガス(gas)− 比較的に低密度且つ低粘性であることから固体および液体から識別される物質の状態。
【0084】
気体の(gaseous)− 気体状態として存在する、ガスに関連する、および/またはガスの特徴を有する;および/または、固体または液体ではない。
【0085】
ゲル(gel)− 僅かに密となった液体から半固体までの範囲の粘性である流体。
【0086】
粒状の(granular)− 粉砕、すり潰し、分裂等により、比較的に粗い、ルーズな粒子の状態となるように小さくされた固体物質;粉状、粉砕された、および/またはその他比較的粗く撒散らされた固体粒子となるように小さくされた固体物質;および/または、平均粒径が、約0.5mmより大きく、約3mmより小さい特徴を有する形状となるように小さくされた固体物質。
【0087】
より大きい(greater)− より大きい、および/または以上。
【0088】
含む、持つ(having)− 含むことを意味するが、限定されるものではない。
【0089】
親水性(hydrophilic)− 強い親水性に関連する、および/または強い親水性を有する;および/または、水に溶解する、混ざり合う、および/または水に濡れている。
【0090】
疎水性(hydrophobic)− 親水性を持たない;水に反発し、吸収しない傾向を有する;および/または、水に溶解しない、混ざり合わない、および/または水に濡れない傾向を有する。
【0091】
含む(include)− 含むことを意味するが、限定されるものではない。
【0092】
最初に(initial)− 最初に。
【0093】
〜に(into)− 条件、状態、または形状に。
【0094】
導入する(introduce)− 内部に流入させる、上を流れさせる、通過させる、および/または混合させる。
【0095】
〜してもよい(may)− 少なくともある実施形態において許容される、および/または許される。
【0096】
方法(method)− 異なる状態または物に転換されるように、材料に対して実行される、および/または特定の装置に関係する、一以上の動作を意味し、当該一以上の動作は、基本原理ではなく、且つ基本原理を先使用するものでもない。
【0097】
混合する(mix)− (物質、エレメント、物等を)一つの塊、集合体、または組立体に、一般的には構成要素の完全な混合をもって、結合させる。
【0098】
モル比(molar ratio)− 他の物質のモル数に対するある物質のモル数の比率。
【0099】
非(non)− 〜でない(not)。
【0100】
〜でない(not)− 否定を意味する。
【0101】
臭い(odor)− 嗅覚を刺激する物質、および/または嗅覚によって知覚される感覚の特性;香りおよび/または不快な臭い。
【0102】
パーセント、%(percent)− 百分率。
【0103】
多くの(plurality)− 複数、および/または一以上の状態。
【0104】
ポリマー(polymer)− 通常高分子量を有する多くの自然および合成の化合物のうちのいずれかであって、百万程の繰り返し結合されたユニットを有し、各ユニットは、軽く単純な分子からなっている。
【0105】
部分、一部(portion)− 全体よりも小さな部分、コンポーネント、セクション、パーセンテージ、比率、および/または量を示す。外観的、物理的、および/または現実的に認識可能、および/または認識不可能の場合もあり得る。
【0106】
粉末(powder)− 粉砕、すり潰し、分裂等により、比較的に精細に、ルーズな粒子の状態となるように小さくされた固体物質;粉状、粉砕された、および/またはその他比較的精細に撒散らされた固体粒子となるように小さくされた固体物質;および/または、平均粒径が、約0.5mmより小さい特徴を有する形状となるように小さくされた固体物質。
【0107】
所定の(predetermined)− 事前に決定する、および/または設ける。
【0108】
圧力(pressure)− 面に対して均一に負荷された力の単位。
【0109】
〜の前に(prior to)− 〜の前に。
【0110】
復元する(recover)− 得る、分離する、および/または絶縁する。
【0111】
放出する(release)− 規制する、縛る、固定する、および/または抑える特定のものから行かせる、および/または開放する。
【0112】
繰り返して(repeatedly)− 再度、繰り返し、反復的に。
【0113】
結果(result)− 特定の動作、操作、コースの結果および/または帰結。
【0114】
保持する(retain)− 拘束する、維持する、および/または保持する。
【0115】
前記(said)− システムまたは装置の請求項において使用されたときは、その前に既に紹介されている、後に続く請求項の単語を指し示す冠詞を意味する。
【0116】
分離する(separate)− 分解する、離隔させる、および/または中間に配置される。
【0117】
セット(set)− 関連する複数のもの。
【0118】
スラリー(slurry)− 液体、特に水と、セメント、石膏、石炭、および/または粘度粒子とを、比較的に薄く混ぜ合わせたもの。
【0119】
固体(solid)− 液体でも気体でもなく、一定の形および/または形態を有するもの。
【0120】
溶解(solution)− 実質的に均一な分子の混合、および/または二以上の物質の複合。
【0121】
溶媒(solvent)− 他の物質が溶解され、溶液を形成する物質、および/または、通常液体であって、他の物質を溶解可能な物質。
【0122】
貯蔵する、蓄える(store)− 取り込む、保持する、および/または保護する。
【0123】
ストリーム(stream)− 水および/または他の液体の流れ。
【0124】
実質的に(substantially)− 大いに。
【0125】
基質(Substrate)− 下位層。
【0126】
表面(surface)− 物体の外側境界、またはこのような境界を構成する、またはこのような境界に類似する材料の層。
【0127】
システム(system)− 機構、装置、機械、製品、プロセス、データ、および/または指令の集合体、一以上の特定の機能を実行するように設計された集合体。
【0128】
タブレット(tablet)− 固体または固められた物質の、小さく、平坦またはやや平坦なケーキまたはピース。
【0129】
温度(temperature)−サンプル物質における分子の平均運動エネルギーの単位であって、単位を表す語、または標準スケールで指定された度合いを表すものとして示される。
【0130】
変換する、転換する(transform)− 形、外観、本質、および/または特徴を、測定可能な形態で変化する。
【0131】
処理する(treat)− プロセス、処理、動作、および/または変化にさらす。
【0132】
タイプ(type)− 共通の特質、または一グループまたは一分類に識別可能な特徴を持つ多数のもの。
【0133】
利用する(utilize)− 使用する、および/またはサービスを開始する。
【0134】
〜を介して(via)− 〜の方法によって、および/または、〜を利用して。
【0135】
体積(volume)− ディスクドライブ、および/または仮想ディスクドライブ。
【0136】
洗浄する(wash)− 液体中、および/または液体上をを通過させることによって、(典型的には、気体および/または混合気体を)精製する;および/または、水および/または他の液体を用いて、水浴させる、湿らせる、および/または潤す。
【0137】
ゼオライト(zeolite)− アルカリ金属を含む水和アルミニウムケイ酸塩のグループの内のいずれかであって、標準的な火山岩において二次鉱物として自然に発生するか、人口的に生成される。また、これらは、典型的には、結晶構造に極僅かな変化または全く変化することなく脱水を経験するため、これらの分子篩特性が利用される。
【0138】
水(water)− 透明、無臭、無味の液体であって、約11.188重量%の水素と、約88.812重量%の酸素を有し、化学式HOで特徴づけられる。標準圧力(約14.7psia)においては、融点が、およそ華氏32°Fまたは摂氏0℃、沸点が、およそ華氏212°Fまたは摂氏100℃である。
【0139】
重量(weight)− 物体が地球または他の天体に引き寄せられる力であって、物体の質量に重力加速度を乗じた値と等しい;および/または、平均値を決定する計算において、計算における数字の効果にその重要度を反映させるために数字に割り振られるファクターを意味する。
【0140】
〜のとき(when)− 〜のとき。
【0141】
wherein− 関して、および/または、加えて。
【0142】
〜に関連して(with respect to)− 〜に関連して。
【0143】
注釈
上記および/またはここで述べられた詳細な説明、および/またはある実施形態に係る図面の記載から、さらに他の実質的且つ明確に実用的であり、利用価値の高い実施形態が、本技術分野の知識を有する者には容易に明らかとなるであろう。多くのバリエーション、修正、および追加的な実施形態が、可能であることを理解されたい。したがって、このようなバリエーション、修正、および他の実施形態は、全て、本願の範囲に含まれるものであると考えられるべきであることを理解されたい。
【0144】
このように、本願のいずれの部分(例えば、発明の名称、技術分野、背景技術、発明の概要、発明を実施するための形態、要約書、図面等)の内容に関わらず、本願および/または本願に基づいて優先権を主張する如何なる出願のいずれの請求項、および、元来より提示されていたもの、またはその他のものに係るいずれの請求項に関して、明確な定義、主張、または議論を介して、明確に否定している場合でなければ:
如何なる特定の説明または図示された特徴、機能、アクティビティー、またはエレメントや、如何なる特定のアクティビティーシーケンスや、如何なる特定のエレメントの相関関係を包含することの必要性は認められず;
いずれのエレメントは、統合、分離、および/または複製することが可能であってもよく;
いずれのアクティビティーは、反復可能であって、複数のエンティティーにより実行可能であって、および/または、複数の管轄区域において実行可能であってもよく;および、
いずれのアクティビティーまたはエレメントを特定して排除することが可能である、アクティビティーシーケンスを変化することが可能である、および/またはエレメントの相関関係が変化可能であってもよい。
【0145】
さらに、本稿において数字または範囲が示されたときは、他に明確に述べられている場合を除き、いずれも近似値を示す。本稿において範囲が示されたときは、他に明確に述べられている場合を除き、いずれも、全ての値および部分的な範囲を包含するものである。例えば、1から10の数値範囲が示された場合は、その範囲は、1〜10の範囲内の全ての数値、例えば1.1や、2.5や、3.335や、5や、6.179や、8.9999等のような数値を含み、且つ、1〜10の範囲内の全ての部分的範囲、例えば1〜3.65や、2.8〜8.14や、1.93〜9等のような範囲を含むものである。
【0146】
いずれかの請求項のエレメントが、図示されたエレメントの符号によってフォローされている場合、図示されたエレメントの符号は、典型例であって、請求の範囲に限定を加えるものではない。
【0147】
本稿で言及することにより組み入れられた、如何なる材料(例えば、米国特許、米国特許出願、書籍、記事等)における如何なる情報は、このような情報と、本稿にて説明された他の記述および図面との間に争いがない程度に限り、言及することにより組み入れられる。
【0148】
したがって、請求項自体(もしあるならば)以外の、本願の全ての部分(例えば、発明の名称、技術分野、背景技術、発明の概要、発明を実施するための形態、要約書、図面等)は、限定的ではなく、本質的に一実施例として考えられるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5