特許第5722446号(P5722446)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5722446
(24)【登録日】2015年4月3日
(45)【発行日】2015年5月20日
(54)【発明の名称】アップデート管理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/048 20130101AFI20150430BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20150430BHJP
【FI】
   G06F3/048 652A
   G06F3/048 654C
   G06F3/048 656A
   G06F13/00 540C
【請求項の数】21
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-524780(P2013-524780)
(86)(22)【出願日】2011年8月11日
(65)【公表番号】特表2013-536510(P2013-536510A)
(43)【公表日】2013年9月19日
(86)【国際出願番号】KR2011005886
(87)【国際公開番号】WO2012023750
(87)【国際公開日】20120223
【審査請求日】2013年2月14日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0079284
(32)【優先日】2010年8月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ジュン−ヒュン・シム
(72)【発明者】
【氏名】ウォン−ユン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】クク−ヒュン・ハン
【審査官】 岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/097555(WO,A1)
【文献】 特表2011−516936(JP,A)
【文献】 特開平10−091407(JP,A)
【文献】 特開2009−187216(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/023585(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/148781(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
G06F 3/14− 3/153
G06F 13/00
H04M 1/00
H04M 1/24− 1/253
H04M 1/58− 1/62
H04M 1/66− 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ディスプレイ領域に一つ以上のお知らせ情報をディスプレイする段階と、
一つのお知らせ情報の選択が受信されれば、前記一つのお知らせ情報の選択によって決定された一つのチャネルに関する一つ以上のアップデート情報を第2ディスプレイ領域にディスプレイする段階と、
前記第1ディスプレイ領域でチャネル間スイッチを表す入力を受信する段階と、
前記第1ディスプレイ領域で前記チャネル間スイッチを表す入力が受信されれば、前記第2ディスプレイ領域で他のチャネルに関する一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階とを含み、
前記チャネルは、アップデート情報の特性またはユーザ端末に設けられたアプリケーションの特性によって分類されるカテゴリであることを特徴とするユーザ端末による情報提供方法。
【請求項2】
前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階は、各アップデート情報に連関するアプリケーションを行って前記各アップデート情報をディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項3】
前記ディスプレイされている一つ以上のアップデート情報のうち一つのアップデート情報が選択されれば、前記選択されたアップデート情報に連関するアプリケーションを行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項4】
前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階は、前記第2ディスプレイ領域に前記一つ以上のアップデート情報についてのプリビューをディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項5】
前記一つ以上のお知らせ情報は、スクロール方式でディスプレイされることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項6】
前記第2ディスプレイ領域に前記一つのチャネルに関する前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイした後、前記第1ディスプレイ領域にチャネルリストをディスプレイする段階をさらに含み、
前記チャネル間スイッチを表す入力を受信する段階は、前記チャネルリストに基づき行われるお知らせ情報の選択によって前記チャネルが開けられれば、前記お知らせ情報がディスプレイされた領域にチャネル間切り換えのための情報をディスプレイする段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項7】
前記一つ以上のお知らせ情報をディスプレイする段階は、チャネル順序によって前記一つ以上のアップデート情報に関する複数のお知らせ情報をディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項8】
前記一つ以上のアップデート情報は、関連データを提供する一つ以上のリソースについての一つ以上のリンクを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項9】
前記一つ以上のアップデート情報は、ネットワークリソースから受信されたデータを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項10】
前記第2ディスプレイ領域はチャネルブラウジング領域を含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項11】
情報提供方法を行うプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体において、
前記情報提供方法は、
一つのお知らせ情報の選択が受信されれば、前記一つのお知らせ情報の選択によって決定された一つのチャネルに関する一つ以上のアップデート情報を第2ディスプレイ領域にディスプレイする段階と、
第1ディスプレイ領域でチャネル間スイッチを表す入力を受信する段階と、
前記第1ディスプレイ領域で前記チャネル間スイッチを表す入力が受信されれば、前記第2ディスプレイ領域で他のチャネルに関する一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階とを含み、
前記チャネルは、アップデート情報の特性またはユーザ端末に設けられたアプリケーションの特性によって分類されるカテゴリであることを特徴とする記録媒体。
【請求項12】
一つ以上のチャネルに関する一つ以上のアップデート情報を保存するための保存部と、
入力を受信する入力部と、
第1ディスプレイ領域に一つ以上のお知らせ情報をディスプレイし、前記入力部を通じて一つのお知らせ情報の選択が受信されれば、第2ディスプレイ領域に一つのチャネルに関する一つ以上のアップデート情報をディスプレイし、前記一つのチャネルは前記一つのお知らせ情報の選択によって決定されるディスプレイ部と、
前記第1ディスプレイ領域にチャネル間スイッチを表す入力を受信し、前記チャネル間スイッチを表す入力が受信されれば、前記第2ディスプレイ領域に他のチャネルに関する一つ以上のアップデート情報をディスプレイするために前記保存部と前記ディスプレイとを制御する制御部と、を備え、
前記チャネルは、アップデート情報の特性またはユーザ端末に設けられたアプリケーションの特性によって分類されるカテゴリであることを特徴とする情報提供装置。
【請求項13】
前記制御部は、各アップデート情報に連関するアプリケーションを行って前記各アップデート情報をディスプレイすることを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記入力部を通じて前記一つ以上のアップデート情報のうち一つのアップデート情報が選択されれば、前記選択されたアップデート情報に連関するアプリケーションを行うことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記第2ディスプレイ領域に前記一つ以上のアップデート情報についてのプリビューをディスプレイすることを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
【請求項16】
前記一つ以上のアップデート情報は、関連データを提供する一つ以上のリソースについてのリンクを含むことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
【請求項17】
前記一つ以上のアップデート情報は、ネットワークリソースから受信されたデータを含むことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
【請求項18】
前記方法は、
前記第2ディスプレイ領域でディスプレイされている前記一つ以上のアップデート情報間スイッチを表す入力受信されれば、
前記第2ディスプレイ領域で他のアップデート情報をディスプレイする段階をさらにことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項19】
前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階は、
各アップデート情報に連関するアプリケーションを行って前記各アップデート情報をディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項18に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項20】
前記ディスプレイされている一つ以上のアップデート情報のうち一つのアップデート情報が選択されれば、前記選択されたアップデート情報に連関するアプリケーションを行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【請求項21】
前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階は、前記第2ディスプレイ領域に前記一つ以上のアップデート情報についてのプリビューをディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項18に記載のユーザ端末による情報提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末で情報を提供する方法に係り、さらに具体的には、ユーザにアップデート情報を提供するためのアップデート管理方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル器機で提供するアプリケーションが多様になり、数も多くなっている。新たに発生したアップデート情報を確認するか、またはアプリケーションに関する最新情報を確認するためには、一つのアプリケーションを行ってアプリケーション画面に進入した後で終了し、さらに他のアプリケーションを行った後で終了する過程を繰り返せねばならないという不便さがある。このような技術は特許文献1に開示されている。このような不便さを解決してユーザが容易かつ便利にアップデート情報に近づける方法が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国公開特許第2009−035331号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によるアップデート管理方法は、複数のチャネルのうち少なくとも一つと連関する一つ以上のアップデート情報をユーザ端末の保存部に保存する段階;前記連関する少なくとも一つのチャネルで前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイする段階;を含む。
【0005】
本発明の他の実施形態によるアップデート管理装置は、複数のチャネルのうち少なくとも一つと連関する一つ以上のアップデート情報を保存するための保存部;前記一つ以上のアップデート情報をディスプレイするためのディスプレイ部;前記ディスプレイ部上に、前記保存部に保存された一つ以上のアップデート情報を前記連関する少なくとも一つのチャネルでディスプレイする制御部;を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の一実施形態によるアップデート管理装置の構成図である。
図2】本発明の他の実施形態によるアップデート管理方法のフローチャートである。
図3】アップデート管理画面と情報リソースとの関係を例示する図面である。
図4】本発明のさらに他の実施形態によるアップデート管理方法のフローチャートである。
図5】第1情報領域及び第2情報領域を表示した画面を例示する図面である。
図6】チャネルを開けてアップデート情報を提供する画面を例示する図面である。
図7】チャネルを切り換えてチャネル内のアップデート情報をブラウジングする画面を例示する図面である。
図8】アップデート情報の構成を例示する図面である。
図9】チャネルの構造を例示する図面である。
図10】ティッカーに表示される情報の手順を例示する図面である。
図11】ユーザに通知せねばならない情報をティッカーに表示する画面を例示する図面である。
図12】メニュー画面でチャネルを開ける過程を例示する図面である。
図13】ティッカーを通じて通知された文字メッセージ情報を見る画面を例示する図面である。
図14】ティッカーを通じて勧められたマルチメディアコンテンツを見る画面を例示する図面である。
図15】チャネル領域のサイズを調整する画面を例示する図面である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本願で“及び/または”という用語は、かかる項目のうちいずれか一つ以上または全部を含む。
【0008】
図1は、本発明の一実施形態によるアップデート管理装置100の構成図である。
図1を参照すれば、アップデート管理装置100はユーザ端末であり、情報を出力するための画面を含むディスプレイ部110、ユーザの入力を受信するための入力部130、アップデート情報を保存するための保存部140、及び入力部130を通じる入力を処理し、ディスプレイ部110を通じてアップデート情報を出力するように制御する制御部120を備える。装置100で提供可能なアップデート情報は、各アップデート情報が連関する少なくとも一つのチャネルで提供される。チャネルは、アップデート情報の特性や装置100に設けられたアプリケーションの特性によって分類されるカテゴリーで定義されるが、これに限定されるものではなく、他の分類基準によってチャネルが定義されてもよい。アップデート情報は、外部から提供される最新情報やコンテンツ、またはお勧め情報やコンテンツである。
【0009】
ディスプレイ部110及び入力部130は、ディスプレイ領域内でタッチの発生及び位置を感知できるタッチスクリーンを形成するように具現される。保存部140には、複数のチャネルのうち少なくとも一つと連関する一つ以上のアップデート情報を保存する。制御部120は、保存部に保存された一つ以上のアップデート情報を該チャネルでディスプレイするようにディスプレイ部110を制御する。
【0010】
図2は、本発明の他の実施形態によるアップデート管理方法のフローチャートである。
図2を参照すれば、先ず、複数のチャネルのうち少なくとも一つと連関する一つ以上のアップデート情報がユーザ端末の保存部140に保存される(ステップ201)。アップデート情報は、SNS、電子メールなどのネットワークリソースから受信されたデータを含む。保存されたアップデート情報は、それぞれ連関する少なくとも一つのチャネルでディスプレイされる(ステップ202)。アップデート情報は、関連データを提供するリソースについてのリンクを含む。例えば、関連データのURL(Uniform Resource Locator)などのネットワークアドレスを含む。チャネルにディスプレイされたアップデート情報上のリンクが選択されれば、対応するリソースから関連データが受信され、チャネルを通じてユーザに提供される。
【0011】
図3は、アップデート管理画面と情報リソースとの関係を例示する図面である。
図3を参照すれば、インターネット、移動通信網などのネットワーク200上のサービス提供サーバからアップデート情報がユーザ端末に受信されれば、保存部140のアップデートデータベース180に保存される。図示された例では、Twitter(登録商標)、Myspace(登録商標)、Facebook(登録商標)という3つのアプリケーションと連関するアップデート情報が受信されてアップデートデータベース180に保存された。Media、SNS(Social Network Service)、My Widgetを含む複数のチャネルがユーザ端末でユーザに提供され、前記で受信されたアップデート情報は、これらチャネルのうち自分と連関するチャネルであるSNSチャネルでディスプレイされる。
【0012】
画面150で所定チャネルのアップデート情報がディスプレイされるチャネル領域170は、チャネルブラウザまたはチャネルブラウジング領域であり、1回に1つのアップデート情報または複数のアップデート情報がディスプレイされる。チャネル領域170は、複数のアップデート情報がディスプレイされるか、または複数のページにかけて一つ以上のアップデート情報がディスプレイされる場合、入力部130を通じるユーザの入力によって現在チャネル内のアップデート情報をブラウジングして選択できる領域である。チャネルでアップデート情報をディスプレイする方法は特定方法に限定されず、各アップデート情報についてのプリビューをディスプレイするか、または各アップデート情報に連関するアプリケーションを行って該アップデート情報を示すか、または各アップデート情報に連関するアプリケーションまたはそれに関する情報をディスプレイする方式などが使われる。ユーザが現在開けられているチャネルで興味のあるアップデート情報を選択すれば、選択されたアップデート情報に連関するアプリケーション151が行われる。
【0013】
また、ユーザに一つ以上のアップデート情報が存在することを知らせる一つ以上のお知らせ情報がディスプレイされ、これらお知らせ情報は、チャネル領域170とは別途の画面領域であるティッカー領域160にディスプレイされる。これらお知らせ情報は、左右または上下スクロール方式でディスプレイされるか、またはフェードイン/アウト方式でディスプレイされるが、これらに限定されるものではなく、他の方式が使われてもよい。お知らせ情報は、該アップデート情報のタイトル、生成子、要約などを含む。また、ティッカー領域160には、複数のお知らせ情報がチャネル別に順次にディスプレイされる。
【0014】
例えば、ユーザのツイッターに新たなツイートが書き届けられれば、それに当る情報が受信されてアップデート情報としてアップデートデータベース180に保存され、このアップデート情報の発生を知らせる情報がティッカー領域160に表示される。ユーザによってこのお知らせ情報が選択されれば、対応するアップデート情報が属するチャネルであるSNSチャネルが開けられ、チャネル領域170には前記ツイッターに書き込まれた新たなツイートがディスプレイされる。図3に示したように、チャネルが開けられた後には、ティッカー領域160にチャネル間切り換えのための情報、すなわち、チャネルリストがディスプレイされる。ユーザがMediaチャネルを選択すれば、チャネルが変わってチャネル領域170にはMediaチャネルのアップデート情報がディスプレイされる。
【0015】
図4は、本発明のさらに他の実施形態によるアップデート管理方法のフローチャートであり、図5は、第1情報領域及び第2情報領域を表示した画面を例示する図面である。
図4及び図5を参照すれば、装置100で使用可能な複数のアプリケーションが少なくとも一つのチャネルに分類される(ステップ210)。チャネル分類の基準は、アプリケーションが提供する情報の類型になりうるが、これに限定されるものではない。画面には第1情報領域310が含まれており、第1情報領域310には各チャネルで提供可能な情報が表示される(ステップ220)。各チャネルで提供可能な情報は、チャネルに属するアプリケーションに連関するアップデート情報であり、最新コンテンツまたはお勧めのコンテンツでありうる。第1情報領域310のサイズは限定されているので、第1情報領域310に表示される情報は、コンテンツのタイトルや情報の発生事実などのテキスト中心の核心情報または要約情報である。
【0016】
第1情報領域310にディスプレイされた情報に関する詳細情報を要請する入力が受信されれば、第1情報領域310を除いた画面の少なくとも一部が第2情報領域320に割り当てられる(ステップ230)。第2情報領域320の割り当てによって、既存に画面のメイン領域330にディスプレイされていた情報や実行中のアプリケーションは、分割されて小くなった領域330’に再びディスプレイされる。ユーザによって要請された詳細情報、すなわち、第1情報領域310に表示された情報に対応する詳細情報が第2情報領域320にディスプレイされる(ステップ240)。この実施形態で、第1情報領域310は画面上に常に存在し、第2情報領域320はユーザによって常に呼び出し可能である。第2情報領域320のサイズは、提供する情報の量によって可変的に定められる。また、ユーザの要求に応じてサイズ調整が可能である。
【0017】
図6は、チャネルを開けてアップデート情報を提供する画面を例示する図面である。
図6を参照すれば、画面の上端には、装置のバッテリー容量などの情報を表示するためのインジケータ領域410と、第1情報領域310に当たるティッカー領域420とが存在し、画面のメイン領域440は、各アプリケーションに対応するメニューアイコンを含むメニューページのために使われている。ティッカー領域420は、メイン領域440でメニューページではない他のアプリケーションが行われている場合にも存在し、ユーザに常に最新情報を知らせる。図6では、ティッカー領域420が画面の上端に位置しているが、画面の他の位置にあってもよい。
【0018】
ティッカー領域420の下端で下側へのフリック入力441が受信されれば、第2情報領域320に当たるチャネル領域430が開けられ、ティッカー領域420に表示されたお知らせ情報に対応するアップデート情報を詳細に示す。例えば、ティッカー領域420に動画再生アプリケーションに関する最新コンテンツの名称が表示されている場合は、該コンテンツのプリビューがチャネル領域430に示され、ティッカー領域420に新規文字メッセージが受信されたことを知らせる情報が表示されている場合には、受信された文字メッセージの内容がチャネル領域430に提供される。チャネル領域430は、普通は画面に示されていないが、いつでも呼び出せる領域である。したがって、ユーザはティッカー420を通じて随時で最新情報を確認し、興味のある情報があれば、チャネル430を開けて詳細情報や対応コンテンツを閲覧する。
【0019】
メイン領域440の一部がチャネル領域430に割り当てられたため、メニューページは分割されて小さくなったメニュー領域440’に再配置される。また、メニュー探索を要請する入力が受信されれば、小さくなったメニュー領域440’内で前記入力に当たるメニュー探索命令が行われる。チャネル領域430から上方向フリック入力442が受信されれば、チャネル領域430が閉まってメイン領域440全体がメニューページのための領域になる。チャネル領域430を開けるか、または閉めるにはフリック以外の入力方法が使われる。
【0020】
図7は、チャネルを切り換えてチャネル内のアップデート情報をブラウジングする画面を例示する図面である。
図7を参照すれば、ティッカー領域510に“Favorite”、“Multimedia”及び“Social”というチャネルの名称が表示されており、現在開けられているチャネルは“Multimedia”であり、以前チャネルである“Favorite”や次のチャネルである“Social”に切り換えることができるということが分かる。タップやフリックなど所定の入力によってチャネル間切り換えが可能である。チャネル領域520には、チャネルが開けられる時にティッカー領域510に表示されている最新コンテンツ情報に対応するマルチメディアコンテンツが示される。チャネル領域520でフリックなど所定の入力によって、同一チャネル内のコンテンツ間に切り換えられる。例えば、マルチメディアコンテンツチャネル内で勧められるマルチメディアコンテンツのプリビューを順次に行える。チャネル領域520が開けられた後には、図7に示したように、ティッカー領域510にチャネルリストが表示される。このような画面構造を用いてユーザは全チャネルの情報を一画面で見られ、サービス提供者は、お勧めエンジンを通じて最新のコンテンツをユーザに持続的に勧める。
【0021】
図8は、アップデート情報の構成を例示したものであり、図9は、チャネルの構造を例示する図面である。
図8を参照すれば、本発明でユーザに提供されるアップデート情報は、タイトル、要約情報及び/または核心情報を含むヘッダ領域610と、詳細情報及び/またはコンテンツ本体を含むデータ領域620とで構成される。図8及び図9を参照すれば、ティッカー710を通じてアップデート情報のヘッダ領域610に含まれた情報がお知らせ情報として提供され、ティッカー710に表示されたお知らせ情報に対応するデータ領域620の情報が、ヘッダ領域610の情報と共にチャネル720を通じて提供される。
【0022】
図9を参照すれば、6個のアプリケーション730が使用可能であり、App1 731は、1−1ないし1−4というヘッダを持つ4個のアップデート情報を持ち、App2 732、App3 733、App4 734、App5 735及びApp6 736も、それぞれ4個のアップデート情報を持つ。App1 731及びApp2 732はチャネル1 721に、App3 733及びApp4 734はチャネル2 722に、App5 735及びApp6 736はチャネル3 723に分類される。結果的に、チャネル1 721には、1−1、1−2、2−2、2−3というヘッダを持つ4個のアップデート情報が存在し、チャネル2 722には、3−2、4−1、4−2というヘッダを持つ3個のアップデート情報が存在し、チャネル3 723では、5−3、5−4、6−2及び6−3というヘッダを持つ4個のアップデート情報が存在する。1−1のように端部が黒い斜線で表示されたアップデート情報は、チャネル領域に見える情報が一部であり、さらに多い情報が存在するということを示す。
【0023】
アプリケーションと関係なく生成される情報をユーザに提供するためのチャネル4 724が使われる。チャネル4 724は、付加的なチャネルであり、例えば、装置100を持って特定場所へ行くか、または特定位置に近付いた時、外部器機から受信される情報をユーザに通知する必要がある場合に使われるチャネルである。チャネル4 724で提供可能な情報がある場合にも、ティッカー710を通じてユーザに発生事実を知らせ、チャネル720を通じて詳細情報を提供する。
【0024】
図10は、ティッカーに表示される情報の手順を例示する図面である。
図10を参照すれば、チャネル1 820、チャネル2 830及びチャネル3 840にそれぞれ3個のアップデート情報があり、ティッカー領域810には、各チャネルのアップデート情報に関するお知らせ情報が所定の順序及び周期で表示される。例えば、各チャネルのアップデート情報に関するお知らせ情報を順次に提供するために、チャネル1 820のアップデート情報1、チャネル2 830のアップデート情報2、チャネル3 840のアップデート情報3、チャネル1 820のアップデート情報4、チャネル2 830のアップデート情報5、チャネル3 840のアップデート情報6、チャネル1 820のアップデート情報7、チャネル2 830のアップデート情報8、チャネル3 840のアップデート情報9の順にヘッダ情報を4秒ごとに更新して提供する。
【0025】
図11は、ユーザに通知せねばならない情報をティッカーに表示する画面を例示する図面である。
図11を参照すれば、ティッカー領域910にチャネル順にアップデート情報に関するお知らせ情報911を提供する途中に、文字メッセージなどのユーザに通知せねばならないアップデート情報912が発生した場合には、優先的にティッカー領域910に表示する。この時、ユーザの注意をひくために、お勧め情報と異なる色で該お知らせ情報を表示するか、点滅効果などを与える。
【0026】
図12は、メニュー画面でチャネルを開ける過程を例示する図面である。
図12を参照すれば、メイン領域にメニューページ1020がディスプレイされた状態で、ティッカー1010に“Multimedia”チャネルの“THE SAMSUNG DAILY”アプリケーションと連関する新規コンテンツに関するお知らせ情報が提供される。ユーザがこのコンテンツに興味があってティッカー1010を下方に下ろす入力1011をすれば、チャネル1030が開けられて前記新規コンテンツに関する詳細情報がディスプレイされる。この時、ティッカー1010の内容はチャネルリストに変更される。ユーザが“THE SAMSUNG DAILY”アプリケーションを実行して該記事を全部見たければ、チャネル1030内でタップ入力1031をすることで該アプリケーション1050に直ぐ進入できる。この時、ティッカー1010は、再び各チャネルの最新またはお勧めコンテンツを周期的に知らせる状態に切り換えられる。
【0027】
アプリケーション1050を実行した状態でティッカー1010が知らせる他の新規コンテンツを見ようとする場合にも、ティッカー1010を下方に下ろせばよい。この場合、アプリケーション1050の実行に割り当てられた画面が分割されつつ上端部分にチャネルが開けられ、該コンテンツの詳細情報がディスプレイされる。実行中のアプリケーションは非活性状態になり、下端部分の内容のみ画面に見られ、チャネルを閉めれば、再びアプリケーションが活性化する。
【0028】
図13は、ティッカーを通じて通知された文字メッセージ情報を見る画面を例示する図面である。
図13を参照すれば、ティッカー領域1100にアップデート情報に関するお知らせ情報1110が表示された状態で新たな文字メッセージが受信された場合、ティッカー領域1100の内容は、文字メッセージのお知らせ情報1111に変更される。ティッカーを下ろしてチャネルを開けることを要請する入力1121が受信されれば、チャネル領域1103が開けられつつ受信された文字メッセージ1123がディスプレイされる。チャネル領域1103から左側フリック入力1122が受信されれば、チャネル領域1103に次の文字メッセージ1124がディスプレイされる。すなわち、同一チャネル内でコンテンツの間の切り換えが可能である。
【0029】
図14は、ティッカーを通じて勧められたマルチメディアコンテンツを見る画面を例示する図面である。
図14を参照すれば、ティッカー領域1200に表示されたお勧め動画コンテンツに関する詳細情報を見るためのフリック入力1202が受信されれば、チャネル領域1210が割り当てられて動画コンテンツのプリビューのための静止画がディスプレイされる。オートスライド機能が設定されている場合、同一チャネル内の他の動画コンテンツのプリビュー静止画が所定周期で順次にディスプレイされる。チャネル領域1210の所定アイコン1211を、タップ入力などを用いて選択すれば、現在の動画コンテンツが再生される。この時、プリビューのための動画が再生され、所定周期で同一チャネル内の他の動画コンテンツのプリビューのための動画の再生画面に切り換えられる。チャネル領域1210に含まれた所定アイコン1211以外の部分1213を選択またはタップすれば、対応するアプリケーションが行われる。また、装置を横方向に動かせば、チャネル情報を全体画面1212で見ることができる。この全体画面モードでは、動画の再生制御可能に具現することもできる。
【0030】
図15は、チャネル領域のサイズを調整する画面を例示する図面である。
図15を参照すれば、ティッカー1320を下ろす入力1311を通じてチャネル1301を開け、チャネル1301を閉める入力1310が受信されれば、チャネル1301が消える。チャネル領域1301のサイズは、見せる情報の量によって定められ、ユーザのさらなる入力1312、1313によって調整されてもよい。
【0031】
本発明は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるすべての記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、Read−Only Memory(ROM)、Random−Access Memory(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。またコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて行われる。
【0032】
以上のように本発明は、たとえ限定された実施形態及び図面によって説明されたとしても、本発明が前記実施形態に限定されるものではなく、これは当業者ならば、これらの記載から多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の思想は特許請求の範囲のみによって把握されねばならず、これと均等または等価的な変形はいずれも本発明の思想の範ちゅうに属するものである。
【符号の説明】
【0033】
110 ディスプレイ部
120 制御部
130 入力部
140 保存部
150 画面
151 アプリケーション
160 ティッカー領域
170 チャネル領域
180 アップデートデータベース
200 ネットワーク
310 第1情報領域
320 第2情報領域
410 インジケータ領域
420 ティッカー領域
430 チャネル領域
440 画面のメイン領域
441 フリック入力
510 ティッカー領域
520 チャネル領域
610 ヘッダ領域
620 データ領域
710 ティッカー
720 チャネル
730 アプリケーション
910 ティッカー領域
911 お知らせ情報
1010 ティッカー
1011 入力
1030 チャネル
1031 タップ入力
1050 アプリケーション
1100 ティッカー領域
1103 チャネル領域
1110,1111 お知らせ情報
1121 入力
1122 フリック入力
1123 文字メッセージ
1124 文字メッセージ
1200 ティッカー領域
1202 フリック入力
1210 チャネル領域
1211 アイコン
1301 チャネル
1310 入力
1312,1313 入力
1320 ティッカー
図1
図2
図3
図4
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図13