(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
様々な図において同様の参照番号が同様のコンポーネントを指す
図1〜
図55を参照すると、本明細書において、一般に10で表示される、光起電力アレイのための新しくかつ改善された枠組および設置システムが図示されている。本文献の目的のため、適切な場合、用語の産業標準定義が適用される。光起電力は、「PV」と略称される。PV積層体は、密閉された太陽電池の群を指す。枠は、PV積層体を支持し、それに剛性を提供する、枠部材の群(長方形状のPVモジュールでは典型的に4つ)を指す。PVモジュールは、PV積層体、枠、および少なくとも2つの出力線を備える、単独の一体部品であり、個々に配置可能な発電装置を指す。PVアレイは、ともに配置されて同一発電システムの一部であるPVモジュールの群を指す。設置レールまたは支柱は、別個の締結具(結合具、ボルト等)を使用することによってPVモジュールの底部に接続し、2つまたはそれ以上のPVモジュールをともに機械的に連結する働きをし、それによってモジュールに構造支柱を提供し、また、設置表面に接続するための手段も提供する、構造部材である。
【0017】
第1実施形態−構造
図1〜
図24は、本発明の第1の実施形態を示す。
図1は、支柱のようなハイブリッド枠12を有する光起電力、すなわちPVモジュール11の斜視図を提供する。それぞれのPVモジュールは、実質的に同一の構成で作製される。当該技術分野において典型的であるように、枠12は、PV積層体20の周りに組み立てられ、枠部材13と積層体20との間の任意選択の接着剤、および角部の枠のねじ18U、18Lで固定される、4つの枠部材13を備える。完全なPVモジュール11は、典型的に、PVモジュール製造工場で本方法で組み立てられ、次いで複数の一体部品PVモジュール組み立て体11は、特定の現場に移送され、建物または他の構造体に設置され、PVアレイ10を形成する。他の実施形態においては、PV積層体20の周りへの枠12の組み立ては、最終的に据え付けられる場所で完了される。したがって、製造される厳密な場所および組み立てステップは、本発明の適切な実施に関して、それほど重要ではない。
【0018】
支柱のようなハイブリッド枠12は、PVモジュール11の4つすべての側面上に、実質的に同様の構成を含んでもよい。枠12の頂面14は、PV積層体20内の電池(図示せず)と同一の方向を向く表面である。枠の外側表面16は、以下に記載されるように、PVモジュール11をともに相互係止し、屋根または他の設置表面に接続するための多機能メスチャネル部分またはスロット26を備える。ここに示されるような枠12は、典型的な突き合わせ接合を可能にするために、コーナーカットを有する。他の実施形態においては、枠は、角部でマイタージョイントによって接合される。さらに、枠組部材を接合するために、いかなる典型的な方法も適用可能であり、本発明の範囲に含まれる。また、角部は、角部から結合具を挿入できるように、また、より小さな結合具が形成されたアレイ内の角部の周りを摺動できるように、形造されてもよい。PVモジュール11は、当該技術分野において典型的であるように、正極プラグ22posおよび負極プラグ22negとともに、正極出力ケーブル22posおよび負極出力ケーブル22negをさらに備える。他の実施形態においては、多重導体ケーブルが利用される。出力ケーブル22pos、22negは、背面に設置される電気ボックス21から出ている。
【0019】
図2は、ツイストロック機構によって2つの隣接するPVモジュール枠12の外側表面16を相互係止するために利用される、相互係止装置すなわち並列結合具50aの斜視図を示す。この第1の実施形態は、各側面から突き出ているシャフト部分102A、102Bを有する回転部分100を備える一体部品並列結合具50aを意図する。シャフト部分102Aの端部は、第1のキーすなわち係止部分104Aを備え、シャフト部分102Bの端部は、第2のキーすなわち係止部分104Bを備える。レンチを用いて回転部分100を回転すると、シャフト部分102A、102Bとともに、両方の係止部分104A、104Bが回転する。
【0020】
回転部分100は、材料および組み立て公差のばらつきを考慮するのに役立つため、熱膨張および収縮差異を軽減するため、および2つの相互係止されたPVモジュール11の係止解除に耐える力を提供するために、任意設置の上バネ106Uおよび下バネ106Lをさらに備える。バネ106U、106Lをそれぞれ収容し、構造的に支持するために、回転部分100内のボア穴110Uおよび110L(ここでは見えない)が提供される。ここでは、バネ106U、106Lは、円筒コイルバネとして示され、バネ鋼または他の好適なバネ材料から作製されてもよい。他の実施形態は、他の種類および形状のバネを意図し、さらに他の実施形態は、圧縮下にある枠12が、ある程度のバネ力をもたらすため、バネのない結合具50aを提供する。例えば、ディスクワッシャ、波形ワッシャ、星形ワッシャ、フィンガースプリング、らせんバネ、ポリウレタンバネ、およびその他のものは、すべて、考察中の本実施形態で使用するのに好適である。回転部分100は、典型的なレンチを用いて上方から回転部分100を容易に回動できるように、4つの平面座116を備える。当業者は、平面座の数を変えることができ、使用するレンチの種類に応じて回転部分100を単純に丸める、スロット付きにする、ボア付きにする、ローレット加工することができることを認識するであろう。シャフト部分102A、102Bは、結合に適切な位置に移動される、拘束されていないPVモジュール11を誘導し、保持するのを助長するために、任意設置の小径部分114A、114Bをさらに備える。回転部分100(バネ106U、106Lを除く)、シャフト部分102A、102B、および係止部分104A、104Bは、鋼またはアルミニウム等の中実な金属の単一片から機械加工されてもよい。別の実施形態においては、回転部分100は、プラスチック等の軽量材料から作製されてもよい。しかしながら、当業者は、本明細書に記載されるような結合具50aの様々な部分を形成するために、複数のコンポーネントをともに組み立てることができ、様々な材料を使用できることを認識するであろう。
【0021】
ここで、結合具50aを用いてともに結合される2つの隣接するPVモジュール11A、11Bを通って切断した断面を示す
図3をさらに含むように考察を拡大すると、第1の係止部分104Aは、PVモジュール11Aの第1のスロット26Aに挿入される2つの係止部分104A、104Bの第1のものとなるように、特別に形状化されてもよいことが分かる。係止部分104Aは、対向する角部に曲面118U、118Lを有して提供されてもよく、これは、係止部分ストップ120AU、120ALが、それぞれ、スロット26Aの上側内側表面122AUおよび下側内側表面122ALと接触するまで、スロット26Aの内部の係止部分104Aを時計回りに回転できるようにする。以下でより詳細に記載される
図10〜
図18を参照すると、当業者は、係止部分104Aの幅が、スロット26A、26B内の開口部27A、27Bの高さAよりわずかに小さく、一方、長さは、スロット26Aの内部の高さBとほぼ同等であることを認識するであろう。したがって係止部分104Aは、時計回りに回転される場合、第1の位置91に配向され、オス機構またはフランジ108AU、108ALの裏側に拘束される際に挿入されてもよい。時計回りに約90度回転した後、係止部分ストップ120AU、120ALが到達される場合、結合具50aは、第3の位置93にあると考えられる(以下の中間の第2の位置92についての記載を参照)。
【0022】
したがって、第2の係止部分104Bは、PVモジュール11B内の第2のスロット26Bに挿入される2つの係止部分104B、104Aの第2のものとなるように、特別に形状化されてもよい。この第1の実施形態は、結合具50aの最初の約45度の時計回り回転で、オス機構間またはフランジ108BUとフランジ108BLとの間を通過することができる係止部分104Bの形状を意図する。したがって、約45度の時計回り回転の中間位置は、第2の位置92であると見なされる。係止部分104Bの形状は、係止部分104Aの曲面118U、118Lと同じ側の対向する隙間域124U、124Lにおいて材料が除去されていることを除き、係止部分104Aと同様である。したがって、結合具50aの第1の位置91への配向および係止部分104Aのスロット26Aへの挿入に、第2の位置92への回転が続き、結果として、係止部分104Aは、スロット26Aによって拘束され、係止部分104Bは、スロット26Bへの挿入のために正しく配向される。さらに、係止部分104Bのスロット26Bへの挿入に、第3の位置93への時計回りに約45度のさらなる回転が続き、結果として、係止部分104Bは、スロット26Bによって拘束される。回転は、係止部分ストップ120AU、120ALがスロット26Aの内側の表面122AU、122ALに接触し、係止部分ストップ120BU、120BLがスロット26Bの内側の表面122BU、122BLに接触する場合に停止し、この時点で、PVモジュール11Aおよび11Bの外側表面16Aならびに16Bは、ともに結合または相互係止された(これらの2つの用語は、本文献を通して相互交換可能に使用される)と見なされる。他の実施形態は、係止部分104A、104Bおよびスロット26A、26Bの多数の変形を意図し、これらのすべては、本発明の範囲内である。例えば、いくつかの実施形態は、同一の形状であるが、互いからシャフト部分102A、102Bに対して異なる角度で単に回転される係止部分104A、104Bを利用してもよい。そのような実施形態は、依然として強固な相互係止を提供することができるが、係止部分104Bがスロット26Bの内部にない場合にのみ第1の位置91に達することができることから、完全に据え付けられたPVアレイ10の中間から単一モジュールを取り外すことができない。他の実施形態は、上述されるような45度および90度とは異なる角度の回転のために形状化された係止部分を含み、一方、他のものは、反時計回り回転のために形状化された係止部分を有する。
【0023】
係止部分104A、104Bは、結合具50aが回転されるとともに、枠12に食い込み、かつ2つの隣接するPVモジュール11がともに結合される場合にその間が確実にしっかりと電気接地接触するようにするための歯112AU、112AL、112BU、および112BLが持ち上げられる際に、それらを適切な位置に導くためのテーパー状表面105AU、105AL、105BU、および105BLをさらに備える。また、歯112AU、112AL、112BU、112BLは、スロット26A、26B内で結合具50aを長さ方向に摺動させる傾向がある反作用力による構造支持も提供する。他の実施形態においては、歯112は、ここに示されるものとは異なる場所に提供され、さらに他の実施形態においては、歯112は、星形ワッシャ等の別個の接地用ワッシャで置き換えられ、結合具50aの一部と枠12との間に置かれる。
【0024】
図3に示されるように、2つの隣接する相互係止されたモジュール11A、11Bのスロット26A、26Bは、積層体20A、20Bの平面と実質的に平行で、かつ、外側表面16A、16Bに対して実質的に垂直であってもよい方向に結合具50aを挿入できるようにする開口部27A、27Bを備える。開口部27A、27Bの近くにあるフランジ108AU、108AL、108BU、108BLは、結合具50aおよびブラケット132(以下を参照)が座面として使用することができるスロット26A、26Bの内側表面109AU、109AL、109BU、109BLを作り出す(それらの位置の効果により)。内側表面は、PV積層体20に対して実質的に垂直であるように、ここに示される。しかしながら、他の実施形態は、傾斜した曲面109AU、109AL、109BU、109BLを提供する。
【0025】
図3は、枠の内側表面17A、17B、枠の底面15A、15B、枠のねじ18B、18Uのための枠のねじ穴19AU、19AL、19BU、19BL、およびPV積層体20A、20Bを拘束するための枠の陥凹126A、126Bをさらに示す。また、本図は、どのように、アレイ10内のPVモジュール11間の実質的に一定の間隙が、バネ106U、106Lに対する可変の圧縮量によって許容される軽度の材料および組み立て公差問題のある回転部分100の幅によって自動的に決定されるかも示す。例えば、完全な正方形のPVモジュール11の製造は、非常に困難である。したがって、PVモジュールが最大1/8インチ変化する幅および長さを有するようにすることが一般的である。先行技術システムにおいては、この変化は考慮されていない。ここに示されるようなバネ106U、106Lは、許容誤差の複合、したがって、据え付け作業中の適切な整列によって、重大な問題を軽減するのに役立つ、ある程度の整合性を提供する。
【0026】
図4は、2つの結合具50aを用いてともに結合される2つの隣接するPVモジュール11A、11Bの斜視図を示す。スロット26A、26Bが枠12A、12Bの実質的に全長に設置されていてもよいことから、結合具50aは、長さ方向に沿った実質的にいかなる点にもあってよい。高力接続がもたらされるとすると、現実面では、2つのPVモジュール間の継ぎ目あたり、典型的に、1つから3つの結合具が適切である。それぞれのPVモジュール11の角部130では、フランジ108AU、108AL、108BU、108BLが切り取られ、したがって上述されるように、結合具50aが第1の位置91にある場合に、結合具50aが一対のPVモジュール11間の継ぎ目から隣接する一対のPVモジュール11間の継ぎ目にわたり、容易に摺動できるようにする。
【0027】
ここで、
図5〜
図6を参照すると、
図5は、本発明の第1の実施形態のPVモジュール11に接続するのに好適な高さ調節可能なブラケット132の斜視図を示し、
図6は、結合具50a(明確化のためにここでは図示せず、
図3を参照)を用いてともに結合される2つの隣接するPVモジュール11A、11Bを通って切断した断面を示す。L形状のブラケット132は、z軸すなわち垂直方向調節スロット140およびy軸方向調節スロット142(設置表面の平面に基づく座標系、
図7を参照)を備える。ブラケット132を枠12Bの外側表面16Bに取り付けるために、チャネルナット134にねじ込まれるボルトヘッド137を有するチャネルボルト136が利用される。チャネルナット134は、スロット26Bの内部に適合し、フランジ108BUの裏側に拘束されるように形状化される。本実施形態は、ナット134が角部130で挿入され、適切な位置に摺動された、単純な長方形状のチャネルナット134を意図する。ボルト136をナット134にねじ込み、ボルトヘッド137と枠の外側表面16Bとの間でブラケット132を摺動させ、次いでボルト136を締め付けることによって、ナット134をしっかりとフランジ108BU、108BUに引き寄せ、これによってブラケット132を枠12Bに堅く固定する。スロット26Bが枠12Bの実質的に全長に設置されていることから、ブラケット132は、x軸方向と称される長さ方向に沿った実質的にいかなる点にも取り付けることができる。したがって、スロット140およびスロット142に加えて、スロット26Bは、ブラケット132を3次元調節できるようにし、ブラケット132の大幅に容易な垂木(典型的にy軸方向に走る)との整列を介した非常に簡単化された据え付け動作、ならびにアレイ10内のPVモジュールの大幅に容易な高さ調整および整列を可能にする。ラグスクリュー138は、先行技術システムにおいて典型的であるいかなる他の支持構造もない状態で、ブラケット132、したがってアレイ10を、屋根等の設置表面144に直接固定する手段を提供する。
【0028】
図6は、ブラケット132と右枠12Bの接続を示すが、これは、いずれの外側表面16にも接続することができ、さらにこれは、ラグねじ138が接続されるPVモジュール11の下に位置されるように反転することができることに留意されたい。他の実施形態においては、ナット134は、枠12Bに沿った任意の位置からスロット26Bに挿入し、次いで90度ひねってフランジ108BU、108BLの裏側に押し込むことができるように、係止部分104Bと同様に、2つの対向する丸みを帯びた角部を有する長方形状を備える。さらに他の実施形態においては、ナット134は、標準的な六角形状ナットである。
【0029】
別の一実施形態では、スロット26A、26Bから下方のフランジ108AL、108BLを除去し、係止部分104A、104Bの下方部分を除去し、結果として、第1の実施形態のような両側の代わりに、片側係止作用をもたらす。
【0030】
第1の実施形態−基本動作
図7〜
図11を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る、建物146の屋根に据え付けられたPVアレイ10が示されている。
図7は、好適な設置表面144としての役割を果たす屋根144RにPVアレイ10が取り付けられた状態で示される建物146の斜視図を示す。屋根垂木148は、屋根の頂面の直下にあり、点線で示される。本図では、ブラケット132は、PVアレイ10の正面に沿って見られる。ブラケット132は、ラグねじ138がPVモジュールの下に隠れるように配向される。ブラケット132は、3つのPVモジュール11の最下列の外側表面16上のスロット26に、PVモジュール11あたり1つのブラケット132が取り付けられた状態で示される。それらのそれぞれのスロット26内のブラケット132は、各ブラケット132が垂木148と並ぶように、x軸方向に調節されている。特定の種類の屋根および設置表面でのみブラケット132と垂木148を一列に並べることが必要となるため、他の実施形態は、垂木と一列に並べられず、むしろいずれかの所望の点で設置表面に直接取り付けられる、ブラケット132を提供する。さらに他の実施形態においては、ブラケット132は、地面に設置された構造体、ピアブロック、コンクリート柱、および屋根ジャッキ、設置用柱、設置用ジャッキ、タイルブラケット、専用ブラケット、ならびにスタンドオフ等の専用の設置用金物具と一列に並べるために、x方向およびy方向に調節される。本発明のシステムが3次元の調節可能性を提供するため、ほぼいかなる好適な設置表面にも接続することができる。
【0031】
図8は、
図7と同一のPVアレイ10の拡大した側面図を示す。本図は、PVアレイが、支柱または他の支持材を使用することなく、屋根144Rに接続されるという事実の明確化に役立つ。ブラケット132は、枠12を屋根144Rに直接接続し、結合具50aは、PVモジュール11をともに相互係止する。対照的に、
図9は、本明細書に開示されるような相互係止システムの利益のない典型的な先行技術PVアレイ10PAを示す。PVモジュール11PAは、最初に、支柱131PAによって連結される。次いで支柱131PAは、ブラケット132PAを介して設置表面(図示せず)に取り付けられる。ここに見られるように、支柱131PAは、少なくとも2つのPVモジュール11PAと同程度の幅があり、2つが、少なくとも2つのPVモジュール11PAの対向する側面を支持するように設計される装置である。一方、結合具は、2つのモジュール間の継ぎ目でPVモジュールのみをともに接合し、したがって、単一モジュールより幅広くはない。支柱131PAをモジュール11PA間に差し渡すように設計されるという事実は、多くの追加材料が必要となることを意味する。支柱131PAを利用するために必要な追加費用および据え付け時間は、先行技術システムの大きな欠点である。
【0032】
図10は、PVアレイ10の裏面を露呈するために、建物146が除去されたアレイ10を背側(
図7の図から厳密に180度回転させた)から見ていることを除き、
図7と同一のPVアレイ10の斜視図を示す。本図においては、ここで、3つのブラケット132の列が、PVモジュール11間のすべての水平方向の継ぎ目150に沿って、ならびにアレイ10の縁部である頂部154および底部156に沿って位置することが明白である。ブラケット132をアレイ10にわたって比較的均一に分配する本方法は、直列結合具を利用する支柱のない先行技術システムでは、不可能である(以下の記載を参照)。
【0033】
図11は、結合具50aのわずか上でかつアレイ10に対して垂直に向くPVアレイ10を通って切断し、それによって結合具50aおよびブラケット132の場所を露呈する断面を示す。アレイ10内のすべてのPVモジュール11をPVモジュール11間のすべての水平継ぎ目150および垂直継ぎ目152で相互係止する結合具50aが示される。他の実施形態においては、結合具50aは、水平継ぎ目150上または垂直継ぎ目152上のいずれかでのみ利用される。ここに示されるような結合具の配置は、以下に記載されるように、x軸およびy軸の両方に沿ってアレイ10に二重構造または並列相互係止支持システム160を作り出す。各枠12は、大部分の先行技術システムとは異なり、通常、PV枠と支柱、または同様の構造支持システムとの間で共有される次の基本的な機能を行うため、支柱のようなハイブリッド枠と称される。すなわち、(a)PV積層体20の縁部を保持および保護し、(b)構造支持システムを用いて、モジュール11をともに相互接続し(構造的完全性を向上し、必要とされる設置表面144との接続点を最小限にするため)、(c)フットタイプまたはブラケット部材を介して、アレイ10を設置表面144に取り付けるための手段を提供する。
【0034】
第1の実施形態−直列および並列結合理論
図12は、2つの隣接する長方形枠AおよびBの簡略化した平面図を提供する。線C
1、C
2、C
3、およびC
4は、理論上、結合具を定置することができる、2つの枠Aと枠Bとの間の継ぎ目に沿った場所を示す。線C
1およびC
2で接続する結合具は、これらの点での枠AおよびBの結合体は、枠AおよびBが並列に相互係止されることから、並列結合具と称される。したがって、理論上、AとBとの間の継ぎ目に沿ったいかなる点も、並列結合具を受容することができるということになる。しかしながら、角部点K
1およびK
2は、枠の外側表面における先行技術スロットが一対の直交する枠部材の両側の角部にまでわたって延在しないため、特例である。この問題は、アルミニウム押出プロセス(これによって、大部分のPV枠が製造される)の性質から生じ、並列結合具が、少なくとも長方形PVモジュールの側面上の端部まで摺動するのを妨げる。また、角部は、第2の理由でも特例である。角部K
1およびK
2は、結合具を第1の枠部材B
2の外側表面に挿入することができ、挿入点の角部の周りにある第2の枠部材B
3に続く、周辺周りで唯一の場所である。したがって、平行枠部材A
2、B
2から垂直枠部材B
1、B
3およびA
1、A
3に延在する線C
3およびC
4が示される。結合具が垂直枠部材に走ることができることによって、構造特性が明らかに向上する(z軸荷重を、より長い領域にわたって分散することができる)ことから、先行技術結合具は、2つの基本的なカテゴリに分類される。すなわち、部材の全長に沿った、実質的にいかなる場所の枠部材の側面にも接続するように最適化される並列結合具、および角部点K
1、K
2で枠部材の端部に接続する特別な場合のために最適化される直列結合具である。直列結合具は、それらがA
3およびB
3等の2つの枠部材、端部同士を連結するため、そう呼ばれる。
【0035】
第1の実施形態のPVアレイ10の動作を理解するためには、最初に、PVアレイ10に与えられる力が、それにわたってどのように分散されるかを理解することが重要である。力は、表面全体にわたって作用する場合があり、そのような風圧または力は、人がそれを踏む等、極めて局所化される場合がある。いずれの場合においても、これらの力は、PVシステムを設置するブラケット132を介して、屋根144Rまたは設置表面144へ伝達する方策を見出さなければならず、また、これらのブラケットは、力が印加される点または領域からある程度離れている場合がある。多くの場合において、力は、設置表面144にたどり着くために、PVモジュールおよびそれらの間の遷移部分を横断しなければならない。枠部材13を相互係止するための結合装置は、それを隣接する枠部材13に係止することによって、枠部材13をさらに支持する機会を提供する。個々のPVモジュール11に対して、各枠部材13は、PV積層体20によって支持され角部接合部で垂直枠部材に接続される別個の構造実体としての役割を果たす。単一片の材料から構成された枠(知られている限りでは、そのような実施例は存在しない)を備える枠付きPV積層体の仮想事例においてでさえ、枠の各側面は、積層体によって側面がほぼ分離されており、角部のごく一部のみが接続されていることから、依然として別個の構造実体である。したがって、結合具の構造特性を理解したい場合は、特定の結合具が、どの枠部材に、および枠部材のどこに接続されるかを考察することが重要である。PVモジュール11が、実質的に一直線の枠部材13を備えると仮定すると、平板PVモジュール11の考えられる形状(平面図において)は、三角形、長方形、五角形、六角形等である。すべてのそのような形状は、本発明で使用するのに好適である。
【0036】
図13〜
図14は、それぞれ、隣接する枠部材13A1と13B1、13A2と13C2、13B2と13D2、13C1と13D1を有する4つのPVモジュール11A、11B、11C、11Dを備える一般的なPVアレイ10Pおよび10Sを示す。これらの2つの図は、長方形アレイで可能な2つの基本的な種類の結合具、並列結合具50および直列結合具62を示す。一直線の面を有するPVモジュール11A、11B、11C、11Dを組み立てて実質的に長方形のPVアレイ10Pおよび10Sを形成する場合、結果として、互いに直接隣接する(アレイ10P、10S内で)、およびアレイ10P、10Sの周辺周りの複数の枠部材13に直接隣接する、複数の枠部材13がもたらされる。
図9.1は、各々が、2つの隣接し、かつ実質的に平行な枠部材13の側面同士を接続する、並列結合具50を示す。
図9.2は、それぞれが、2つの実質的に同一直線上の枠部材13の端部同士を接続する、直列結合具62を示す。
【0037】
図13に示されるように、並列結合具50は、PVモジュール11Bに印加される力F
1が、経路P
1、P
2、P
3に沿って、それに直接隣接するPVモジュール、11Aおよび11Dとの間、ならびに経路P
4およびP
5に沿って、より離れたPVモジュール11Cに分散されるようにする。この力の分散は、並列結合具50が枠部材13の端部同士、および側面同士の両方を接続できるようにするため、可能となる。例えば、枠部材13B2および13D2の対に加えて、直交する枠部材13B1および13A1が相互係止される。この枠部材13の直交する対の接続は、PVモジュール11A、11Cの各列を隣接する列11B、11Dに接続できるようにし、力F
1がアレイ10P内のすべてのPVモジュールにわたって分散されるようにし、したがってPV積層体20を支持する枠構造全体を強化する。しかしながら、
図14に示されるように、直列結合具62は、力をこの方法で取り付けられる列11A、11C、および11B、11Dにのみ分散できるようにする。この場合にモジュール11Bに与えられる同一の力F
1は、経路P
10およびP
11のみを通ることができ、したがってPVモジュール11A、11Cへの荷重の分散を妨げる。
【0038】
先行技術分野において既知である直列結合具62は、並列結合具より明らかに不利である一方、以下に記載されるように、本発明のいくつかの実施形態は、並列結合具に直列結合部分を追加し、それによって直列―結合を作り出す手段を提供する。そのようなハイブリッド結合具には、理論上、直列結合が枠12のz軸強度(先行技術結合具においては、そのような潜在能力は認識されていないが)を向上するための機会をより提供し得ることから、明確な利点がある。
【0039】
並列相互係止支持システム160は、次のように動作する。専用スロット26は、結合具50aが、枠部材13の各々の直接隣接する平行対の側面をしっかりと接続できるようにする。据え付け行為中に、据え付け技術者がPV積層体20を踏むことはよくあることである。本行為は、局所的な荷重をもたらし、例えば、力F
1を生成し得る。支柱のない先行技術システムにおいては、力F
1は、荷重の点に最も近い枠に平行移動され、各々の枠部材13は、しっかりと接続された追加の支持部材が近くにないため、ほとんど独立して作用する。しかしながら、本発明の第1の実施形態においては、PV積層体20の頂部に与えられる力F
1は、PV積層体20を包囲する枠12、ならびに荷重が与えられるPV積層体20に結合される4つの枠部材13によって共有される。したがって、結合具50aが隣接する枠12に単純に迅速に接続されることによって、支持グリッドが作り出されることが分かる。このグリッドは、アレイ20全体にわたり、x方向およびy方向に均一に分散され、倍の支持部材が、各PV積層体20の縁部の下方に設置される。結果として、費用がかかる重い支柱(または他の構造部材)を必要とせずに、屋根または他の設置表面144に設置することができるPVアレイ10がもたらされる。さらに、並列相互係止支持構造160によってもたらされる改善された差し渡し能力は、支柱のない先行技術システムと比較して、所与の設置表面144上の所与の寸法のアレイ10の接続点(ひいてはブラケット132)の数を大幅に削減する。
【0040】
図15は、PVモジュール211PA、ブラケット232PAおよび直列結合具250PAを有する支柱のない先行技術PVアレイ210PAを示す。上述されるように、直列結合具は、角部で接続されなければならず、したがってそれらは、2つの隣接する列をともに接続するために使用することができない。したがって、列間のブラケットを倍にする(示されるように)か、または専用(据え付けが困難である)二重ブラケットを利用する必要がある。また、上述されるように、また、ブラケット232A間のスパンをそれ程長くすることができないため、第1の実施形態の本発明の装置と比較して、ブラケット232PAの総数も増加する。
【0041】
第1の実施形態−結合モード
第1の実施形態の枠組および結合システムの独自の構造は、3つの異なる動作モード、すなわち、位置決めモード、係止モード、および摺動モードを可能にする。第1の実施形態においては、これらの異なるモードは、上述されるように、3つの隠れた位置91、92、93のうちの1つに結合具50aを回転することによって容易にアクセスされ得る。他の実施形態は、以下に記載されるような異なる手段を介して、これらのモードにアクセスする。
【0042】
位置決めモードは、PVアレイ10内のPVモジュール11の据え付けおよび取り外し中に主に利用される。位置決めモードは、結合具50aを、相互係止される一対のPVモジュール11の1つのPVモジュール11に固定する。PVモジュールの位置決めは、特に傾斜のある屋根上で困難である場合があることから、位置決めモードは、2つのモジュールがともに誘導される際に、結合具50aが適切な位置に確実に留まるようにする。したがって、位置決めモードでは、結合具50aは、1つのPVモジュール11にしっかりと固定されるか、または緩く取り付けられる。
【0043】
係止モードは、いったんアレイ10が完全に据え付けられると、すべての結合具がそのままに保たれるモードである。係止モードは、上述されるように、2つの隣接するPVモジュール11をともにしっかりと相互係止し、それによって並列相互係止支持システム160を形成する。係止モードでは、結合具50aが、2つの隣接するPVモジュールにしっかりと固定される。また、このモードは、2つの相互係止されたモジュールを互いに自動的に接地し、それらを適切な整列および間隔に強制する。本発明の第1の実施形態の自動接地機構は、PVモジュールがモジュール11の列内および列間の両方で互いに電気的に接地されるため、先行技術システムと比べて、大幅な改善をもたらす。したがって完全なx−y接地マトリックスでは、結果としてPVアレイ10から現場の接地機器に達する、1本の接地線のみが必要となる。
【0044】
摺動モードは、アレイ10内のPVモジュール11の据え付けおよび取り外し中に主に利用される。摺動モードは、結合具50aを別の位置に移す、またはアレイ10内の隣接するPVモジュール対のスロット26まで摺動させ、スロット26に入れることができるように、2つの相互係止されたPVモジュールを部分的に分離する。これにより、すべての側面上に据え付けられた隣接するPVモジュール11によって包囲される個々のPVモジュール11を取り外しできるようにする。したがって摺動モードでは、結合具50aは、2つの隣接するPVモジュールに緩く取り付けられる。先行技術システムは、PVアレイ結合具および枠組システムが、これらの結合モード(位置決め、摺動、および係止)の3つすべてを達成できることを教示または示唆しない。
【0045】
第1の実施形態−結合プロセス
図16、
図19、および
図22は、2つの隣接する枠12A、12Bをともに相互係止するために利用される際の(係止部分104A、104Bが露呈されるように、枠12A、12Bの一部分のみが示される)、それぞれ、3つの隠れた位置91、92、93のそれぞれにある結合具50aの斜視図を示す。結合具50aは、最初にどちらかの枠に据え付けられてもよいため、
図16、
図19、および
図22は、
図3とは反対の位置にある枠12A、および12Bを示すことに留意されたい。
図17〜
図18は、それぞれ、第1の位置91にある結合具50aの正面図および背面図を示す。
図20〜
図21は、それぞれ、第2の位置92にある結合具50aの正面図および背面図を示す。
図23〜
図24は、それぞれ、第3の位置93にある結合具50aの正面図および背面図を示す。また、次の説明は、いくつかの部分は詳細図のほうが見やすいため、
図2〜
図3も参照する。
【0046】
2つの隣接する枠12A、12Bを相互係止するプロセスは、次の通りである。最初に、結合具50aが第1の位置91に配向され、係止部分104Aの長さ方向とスロット26Bの長さ方向を整列させ、次いで枠12Bに沿った、実質的に任意の点でスロット26Bに挿入される。挿入中、移動する方向は、積層体20Bの平面と実質的に平行であり、スロット26Bの長さ方向と実質的に垂直である。結合具50aは、係止部分104Bがスロット26Bの裏側に達するまで、または回転部分100が枠12Bの外側表面16Bに接触するまで、挿入される。
図16は、第1の位置91にある、完全に挿入された結合具50aを示す。便宜上、第1の位置91にある場合の、積層体20の平面に対して45度での、回転部分平面座116の整列を意図する。この方法では、回転部分100の角部点が垂直上方を指し、したがって目視で整列するのが容易である。もちろん、平面座116の他の配向も同様に機能する。当業者は、バネ106U、106Lが、第1の位置91内の枠12に触れないように配向される(それらが、スロット26A、26Bの開口部27A、27Bと一列に並ぶことから)ことを認識するであろう。したがって、第1の位置91に戻ることで、完全なアレイ10が据え付けられた後でさえ、いずれかの枠の上に係止されていないこと、およびバネ106U、106Lが圧縮されていないことから、摺動モードが有効になる。
【0047】
第2のステップは、
図19〜
図21に示されるように、位置決めモードを有効にするために、結合具50aを第2の位置92に回転することである。軽負荷用のバネを使用されてもよいが、いったん据え付けが完了すると、アレイ10内のモジュール11の移動は望ましくない場合があるため、バネ106U、106Lに比較的硬いバネを使用することを意図する。100〜500ポンドの全たわみ定格を有するバネは、十分に機能し得るが、他のバネ定数も好適である。したがって、結合具50aを第1の位置91から第2の位置92に移動するために、回転部分100を約45度時計回りに回転するように、レンチが回転部分100に使用される。この位置では、係止部分104Aは、枠12B上に係止されており、バネ106U、106Lは、部分的に圧縮されている。第1の位置91から第2の位置92に45度回転する最初の部分の間、テーパー状表面105AU、105ALは、係止部分をさらにスロットに引き込むために、フランジ108BU、108BLと係合することに留意されたい。係止部分104Aを適切な場所に誘導することによっても、テーパー状表面105BU、105BLは、係止部分104Aの初期整列の受容角度の範囲を拡大できるようになり、したがって回転させるために「完全に正確」である必要がないことから、結合具50aの柔軟性およびその使いやすさを改善する。結合具50aが第1の位置91から第2の位置92に回転されると、テーパー状表面105AU、105ALの端部に達する際、歯112AU、112ALは、フランジ108BU、108BLに食い込み始める。この時点から残りの完全な90度まで、フランジ108BU、108BLと接触している係止部分104Aの表面は、フランジ108BU、108BLと比較的平行なままである。したがって、バネ106U、106Lによって印加される力は、結合具50aをフランジ108BU、108BLに対して効果的に押し付け、レンチが回転部分100から取り外される場合に、それを安定した位置に保持する。したがって、第2の位置92は、
図19に示されるように、結合具50aが枠12Bのみに取り付けられている、安定した隠れた位置である。ここでは、結合具50aを外れた位置に移動させることなく、第2の枠12Aを適切な位置に、または外れた位置に移動することができる。結合具を接続できるようにする前に、PVモジュール11A、11Bの両方が適切な場所にあり、整列されている必要があるいくつかの先行技術システムとは異なり、本発明の第1の実施形態の装置は、位置決めモードでは、結合具50aをモジュールのうちの1つに接続された状態で、モジュールを自由に位置決めできるようにする。例えば、場合によっては、設置する屋根に持って行く前に、地面上で結合具をいくつかのPVモジュール11に挿入することが有利であり得る。他の場合においては、結合具50aは、出荷の前に、工場でPVモジュール11上に係止されてもよい。また、既に設置されたPVモジュールに係止されていないPVモジュールを相互係止する場合、結合具50aは、係止されていないPVモジュールまたは既に設置されたPVモジュールのいずれかに取り付けられてもよい。係止部分104Bは、結合具50aが第2の位置92から第3の位置93に回転されている場合にのみ、係止部分104B自体が枠12A上に係止し始めるように形状化されていることから、位置決めモードが有効となる。
【0048】
図22〜
図24は、第3の位置93にあり、係止モードにある枠12A、12Bにしっかりと取り付けられた結合具50aを示す。第2の位置92から第3の位置93に回転するプロセスは、基本的に、第1の位置91から第2の位置92に回転するプロセスと同一である。回転部分100を回転するために、レンチが使用される。テーパー状表面105BU、105BLは、係止部分104Bをスロット26Aに誘導し、テーパー状表面105BU、105BLの端部に達する際、歯112BU、112BLがフランジ108AU、108ALに食い込み始める。係止部分ストップ120AU、120ALがそれぞれ、スロット26Bの上側内側表面122BUおよび下側内側表面122BLと接触すること、ならびに係止部分ストップ120BU、120BLがそれぞれ、スロット26Aの上側内側表面122AUおよび下側内側表面122ALと接触することによって、第3の位置93への到着が示される。係止部分ストップ120AU、120AL、120BU、120BLは、レンチがさらに回転するのを防止し、したがって、据え付け手順を大幅に容易にし、ボルトが過剰に回される、またはボルトの回転が不十分である可能性を除去することによって、その品質を向上する頑丈な硬いストップを提供する。
【0049】
上述される結合プロセスは、結合具50aを第1の位置91から第3の位置93に回転することによって、どのように係止部分104Aがスロット26Aの内側表面109AU、109ALに対して押し付けられるか、およびどのように回転部分100がバネ106U、106Lを介して対向する枠表面、外側表面16Aに対して押し付けられるかを明確に示す。バネ106U、106Lが回転部分100から枠12A、12Bに力を伝達するように作用することから、それらは、力伝達部分とも称される。同様に、係止部分104Bは、スロット26Bの内側表面109BU、109BLに対して押し付けられ、回転部分100は、バネ106U、106Lを介して、対向する枠表面、外側表面16Bに対して押し付けられる。したがって、回転部分100が回転すると、結合具50aは、各枠12A、12B上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール11Aおよび11Bをともにしっかりと相互係止することが明らかである。
【0050】
この相互係止する方法は、結合具の反対側の端部間に挟持される、枠および支柱、設置レール、ブラケット、または他の構造部材に対して押し付けられる結合具による手段によって隣接するPVモジュールを相互係止する、大部分の先行技術システムとは大きく異なることに留意されたい。この基本的な構造の違いが、形成されたPVアレイ10内の複数のPVモジュールに直接取り付けられ、それらの間に差し渡す、別個の構造支持部材(支柱、設置レール等)を使用する必要なく、PVアレイ10を形成および設置できるようにする。
【0051】
第1の実施形態−据え付け方法
図7〜
図11を参照すると、本発明の第2の実施形態に係るPVアレイ10の形成および設置に関係する基本ステップは、次の通りであってもよい。
【0052】
ステップ1:少なくとも1つのブラケット132を用いて、第1のPVモジュール11を屋根144Rに固定する。
【0053】
ステップ2:2つの隣接する枠部材13の側面をともに並列に相互係止する少なくとも1つの並列結合具50aを用いて、第2のPVモジュール11を第1のPVモジュール11と相互係止する。
【0054】
ステップ3:少なくとも1つのブラケット132を用いて、第2のPVモジュール11を屋根144Rに取り付ける。
【0055】
ステップ4:PVアレイ10内のすべての残りのPVモジュール11に対して、ステップ2および3を繰り返し、各々の新しいPVモジュール11を、設置されたPVモジュール11の側面に連続して相互係止し、少なくとも1つのブラケット132を各モジュールに取り付ける。
【0056】
上記のステップ2の詳細は、次の通りであってもよい。結合具50aを設置されたPVモジュール11のスロット26に挿入し、レンチを用いて回転部分100を第2の位置92に回転し、それによって位置決めモードを有効にし、結合具50を用いて第2のPVモジュール11と組み合わせ、結合具50を第3の位置93に回転し、それによって係止モードを有効にする。レンチは、レンチを2つのモジュール11間(約1/4インチしか離れていない場合がある)で摺動させることによって、上方から操作される。あるいは、結合具50aは、設置されたモジュール11ではなく、位置決めモードの係止されていないモジュール11上に定置されてもよい。
【0057】
ステップ3の詳細は、次の通りであってもよい。ブラケットフラッシング、すなわち設置板を据え付け、ブラケットを設置板上に緩く据え付け、ブラケットを定置する必要がある場所と並ぶ、側面に沿ったいずれかの点で、ブラケットをPVモジュール11に取り付け、ブラケットを設置板に固定する。多くの種類の設置表面があることから、当然ながら、ブラケットを据え付けることができる多数の方法が存在する。したがって、本発明の第1の実施形態のシステムは、ほぼいかなる設置状況にも適合する最大の柔軟性を提供するために、スロット26および高さ調節可能なブラケット132を提供する。
【0058】
並列結合具50aは、隣接するPVモジュール間の任意の水平継ぎ目150または垂直継ぎ目152における実質的にいかなる点でも使用され得る。各継ぎ目150、152は、据え付け要件により、1つまたは複数の結合具50aを含んでもよく、あるいは結合具50aを含まなくてもよい。実質的にすべてのブラケット132は、端部からチャネルナット134をスロット26に摺動させ、ブラケット132と整列させ、ボルト136をチャネルナット134にねじで留めてブラケット132を拘束することによって取り付けられてもよい。
【0059】
各結合具50aおよびブラケット132の接続の最終的な締め付けには、柔軟性があり、モジュール11のアレイ10への初期定置と同時である必要はない。この柔軟性は、他のものが位置決めされている間、または配線もしくは他の据え付け課題を対処している間、PVモジュール11をアレイ内に一時的に位置決めすることができるようにする。すべての結合具50aは、上から締め付けることができることから、PVモジュール11をいつでも係止モードに移動することができる。当業者は、考察中の実施形態の結合具の2軸性が、各々の新しいPVモジュール11が設置されたPVモジュール11に相互係止され、かつすべての新しいモジュール11が、係止されていない枠部材13を有する(まだ別のPVモジュールに相互係止されていない)、設置されたモジュールに追加される限り、PVモジュール11がいかなる順でも、実質的にいかなる形状のPVアレイ10にも取り付けることができることを意味することを認識するであろう。例えば、概して長方形状のPVモジュールを設置し、しかし次いで通気口または他の障害物を避けるために、中間部においてモジュールを外しておくことが可能である。別の実施例においては、PVモジュールの各列は、建築上の理由から、または屋根の形と一致させるために、特定の量だけ移動されてもよい。
【0060】
修理のために、モジュール11を形成されたアレイの中間部から取り外す必要がある場合、必要とされるステップは、次の通りであってもよい。最初に、上方からレンチを用いて、それに接続されるすべての結合具50aを第1の位置91に戻し、それによってそれぞれの摺動モードを有効にする。次いで、すべての緩められた結合具50aを、周辺のモジュールの上へ摺動させる。場合によっては、ブラケット132が、一方向への摺動を妨げる場合があるが、双方向ではない。ブラケットは、通常、少なくとも1つの方向に摺動するように、一般的には1つのモジュールに1つ据え付けられる。2つのブラケット132が必要とされる場合、2つのブラケット132の間には結合具50aは使用されない。次に、対象となるモジュール11上の枠12にブラケット132を接続するボルト136を緩め、それを垂直方向にまっすぐ上に持ち上げ、アレイ10から外す(遠くに移動する前に、配線を取り外す)。このようにして、アレイ10の中間部に据え付けられた個々のPVモジュール11を、周りのモジュール11を取り外す必要なく取り外し得、それによって、先行技術システムと比較して、故障修理および整備中の時間を、実質的に削減することができる。
【0061】
別の実施形態においては、PVモジュール11は、三角形または六角形等の非長方形状を有し、結合システムは、上述されるものと同一の方式で機能する。別の実施形態においては、PVモジュール11は、1つのモジュールに1つのブラケット132を必要としないほど、十分に小さい。本実施形態においては、複数のモジュールがともに相互係止され、次いで群のうちの1つが、ブラケット132を用いて屋根144Rに取り付けられる。さらに別の実施形態においては、PVアレイ10は、屋根144Rの代わりに、地面に設置されたラックシステムに設置され、ブラケット132が屋根144Rの代わりにラックに取り付けられることを除き、上記に概要される基本的な据え付け方法の変更はない。さらに別の実施形態においては、標準寸法のPVモジュール11の群は、地上で結合具50aを介してともに相互係止され、次いで屋根に持ち上げられ、そこでそれらを適切な場所に固定するために、ブラケット132が使用される。
【0062】
第1の実施形態−利点
本発明の第1の実施形態は、先行技術システムと比較して、数多くの利点をもたらす。本装置の本発明の特徴には、次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0063】
並列結合機構−並列結合具は、PVモジュールの4つすべての側面の実質的に全長に取り付けることができ、側面と側面が向き合う配置で、平行枠部材の外側表面をともにしっかりと係止し、それによってPVアレイの構造性能を向上する。
【0064】
3つのモード設計−並列結合具は、レンチを用いて3つの動作モード、すなわち、位置決めモード、摺動モード、および係止モードに切り替えることができる。係止モードに達する際に、明確なストップが提供される。
【0065】
係止機構−並列結合具は、隣接する枠部材の外側表面上のスロットに挿入することができる2つの特殊形状の係止部分を提供する。係止部分は、装置の隠れた位置を有効にし、係止される位置に明確なストップを提供する。
【0066】
二重押し付け機構‐並列結合具は、回転部分が回転すると、各々の枠上の対向する面に対して押し付けられることによって、隣接する枠部材をともに相互係止する。係止部分は、スロットの内側表面に対して押し付けられ、結合具は、対向する面に対して押し付けられる。
【0067】
ツイストロック機構‐並列結合具は、約90度の回転で非係止位置から係止位置に切り替わる回転部分を提供する。
【0068】
上からのアクセスが可能‐並列結合具は、PVアレイが形成された後であっても、上からアクセスすることができる。結合具は、結合具を周辺のPVモジュールのスロットに摺動させることができるように、レンチを用いて上から回転させ、係止モードから摺動モードに切り替えることができる。このようにして、単一のPVモジュールを、形成されたPVアレイの中間部から取り外すことができる。
【0069】
一体部品−並列結合具は、一体部品ユニットとして現場で配置することができる。
【0070】
自動整列−並列結合具は、相互係止されたPVモジュールを、PVアレイのx軸およびy軸の両方に沿って整列するように強制する。係止モードに回転すると、モジュール間の間隙およびモジュール高さが自動的に設定される。
【0071】
自動接地−並列結合具の係止モードへの回転によって、一体形歯が枠部材に食い込み、それによって、PVアレイ全体の信頼性のあるx−yマトリックス接地を可能にする。PVアレイ全体を接地するために、配線は1本のみ必要となり、接地接続は、PVアレイから1つのPVモジュールを取り外すことによって損なわれない。
【0072】
公差補正−並列結合具は、一体形バネを介して、PVアレイ内の公差のばらつきによる整列の問題を最小限にする。また、バネは、長期にわたる機構の係止解除を抑え、接地接続についての既知の力の量を維持することによって、接地問題を最小限に抑えるのに役立つ。
【0073】
多機能枠−積層体を支持し、PVアレイ内のモジュールをともに連結する支柱システムを不要にする枠が提供される。それぞれの枠部材は、並列結合具を接続し、PVモジュールの4つすべての側面の実質的に全長にブラケットを設置できるようにする、特殊形状スロットを備える。さらに、それぞれのスロットは、高強度相互係止、ならびに美観用フラッシングおよび異物進入防止スクリーン等のスナップ式オプションの接続を可能にする、フランジを備える。
【0074】
上記の特徴は、以下の、支柱のない設計、最小限の取り付け点、アクセスできるが隠された配線、柔軟な設置オプション、3次元寸法調節可能性、PVアレイの迅速な形成、より優れた荷重分散、より優れた空気の流れ、より柔軟な配線オプション、少ない部品数、投影面積が低くかつより優れた整列による改善された美しさ、および配向の改善された柔軟性(横方向または縦方向が可能)を含むが、これらに限定されない多くの有用な利点をもたらす。
【0075】
PV設置システムから支柱を取り外す際、大きな構造上の課題が明らかとなる。ここで、支柱のない先行技術システムと比較した、第1の実施形態の構造上の利点をより詳細に記載する。
【0076】
第1に、結合具50aは、枠12を、外側表面16に対して実質的に垂直な方向(それに対して平行の代わりに)に操作することによって、寸法に対する構造的完全性を最大限にする。この事実により、枠12押出により、費用効率が高いフランジ108AU、108AL、108BU、108BLを作り出すことを可能にし、これは、結合具50aが係止部分104A、104Bの端部を押し付けるための壁として使用する、厚くかつ非常に強い表面を提供する。この配置は、先行技術システムによって提供される圧入耐性と比較して、非常に高い引き出し強度をもたらす。フランジ108AU、108AL、108BU、108BLは、それらが、典型的な製造プロセスにおいて枠部材13を押出するために押出プロセスが押し出す方向と同一の方向の縦方向に設置されるため、費用効率が高いとされる。先行技術システムが必要とするような、フランジ108AU、108AL、108BU、108BLに対して90度で設置される同等のフランジを作り出すには、追加の機械作業を必要とする。
【0077】
第2に、結合具の主要部分は、枠部材内の代わりに、モジュール間の空隙に位置することができ、それによって枠に要求される寸法を削減する。
【0078】
第3に、上および下枠部材フランジ108AUならびに108ALの両方の内側に確実に係合する係止部分を用いて、結合具50aを枠12の外側表面16に取り付けることで、結合具50aが、特に先行技術システムと比較して、対向する枠の外側表面16を分離する力に耐えられるようにする。さらに、主要な力であるこれらの分離力は、そのような結合具を用いて克服する必要があり、これは、本質的に効果的な方法でこれを行うため、先行技術解決手段より小さく設計することができ、したがって材料費の削減を伴う。
【0079】
第4に、歯112AU、112AL、112BU、112BLは、それらが、結合具50aを係止するために、回転部分100が回転される際に枠12に食い込むのを容易にするために円形状であるため、結合具50aの縦方向保持強度を向上する。したがって、これらの歯は、縦軸に沿って引きずられるのに耐える。
【0080】
上述される構造上の利点に加え、また、本発明の第1の実施形態によって提供される接地システムは、独自の利益も有する。システムは、接地手段に供給される力の量がバネ106U、106Lの剛性に依存するため、先行技術より信頼性がある。いったん的確なバネ寸法が決定されると、すべての結合具は、一定量の力を接地接続に供給し、この力は、技術者がどれだけきつく結合具を締め付けるかに依存しない。
【0081】
上述の考察から、本発明の第1の実施形態は、先行技術システムと比べて重要な利点を提供することが得られる。また、本発明の他の目的および利点も記載される。
【0082】
第2の実施形態‐構造
図25〜
図31は、本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態は、製造費を削減し、据え付けを簡単化するための枠組および結合システムの小さな変更を含むことを除き、上述される第1の実施形態と類似する。
【0083】
図25〜
図26は、それぞれ、2つの相互係止されたモジュール211A、211Bの断面図、および4つの相互係止されたPVモジュール211A、211B、211C、211Dの斜視図を示す。2つの対向する枠部材13からスロット26A、26Bが取り外され、2つのスロットのない枠部材913、および2つのスロットのある枠部材213を有する、支柱のようなハイブリッド枠212をもたらす。スロットのない枠部材913は、スロットのある枠部材213より小さく、かつ軽量であってもよい。別の実施形態においては、スロットのない枠部材913は、軽量プラスチック材料から作製され、主に、積層体20の縁部を保護する(構造支柱を提供する代わりに)ために使用される。別の実施形態においては、枠部材913はまったく使用されない。
【0084】
枠212A、212B、212C、212Dは、それぞれ、外側表面216A、216B、216C、216D、内側表面217A、217B、217C、217D、頂面214A、214B、214C、214D、および底面215A、215B、215C、215D(これらの図面で、すべての表面が見られるわけではない)を備える。4つの相互係止されたPVモジュール211A、211B、211C、211Dは、開口部227A、227Bを有するスロット226A、226Bが互いに平行となり、開口部227C、227Dを有するスロット226C、226Dが互いに平行となるように、配向される。2つのモジュール211A、211Bは、スロット209AU、209AL、209BU、209BLの内側表面を備える(モジュール211B、211Cは、ラベルが付けられていない同様の表面を備える)。したがって、すべてのスロットのある枠部材213は、アレイ10の周辺周りを除き、他のスロットのある枠部材213に直接隣接して位置してもよく、すべてのスロットのない枠部材913は、アレイ10の周辺周りを除き、他のスロットのない枠の側面913に直接隣接して位置してもよい。PVモジュール211という表示は、アレイ10内のいずれかのPVモジュールを指し、212という表示は、アレイ10内のいずれかのPVモジュール211の枠を指す。同様に、スロット226は、アレイ10内のいずれかのスロット226A、226B、226C、226Dを指す。
【0085】
上述される第1の実施形態に示されるように、x方向およびy方向の両方の構造的連結を維持するために、本発明の第2の実施形態は、いくつかの位置の結合具50aを並列結合具50bに置き換える。他の位置では、結合具50aの代わりに並列結合具50jが使用される。2つの枠部材13がスロットのない枠部材913に変更されている位置には、結合接続のためのスロット26がないため、結合具がない。また、並列結合具50bは、隣接するPVモジュールの第2の対に直列結合接続を提供するために利用される直列結合部分162をさらに備えるため、二重結合具または直列−並列結合具50bとも称される。したがって、並列結合具50bは、先行技術システムで典型的な2つの代わりに、4つのPVモジュール211A、211B、211C、211Dを相互係止する。結合具50bおよび50jの配置のより詳細な説明を以下に提供する。ここでは、すべての結合具50jおよび50bは、水平継ぎ目150中に示されるが、他の実施形態は、すべての結合具50jおよび50bを垂直継ぎ目152中に提供する。さらに他の実施形態においては、枠部材13は、4つすべての側面上で実質的に類似し、したがって結合具50jおよび50bは、水平継ぎ目150および垂直継ぎ目152の両方にある。
【0086】
図27は、概して長方形状の並列結合具50bの斜視図を示す。結合具50bは、2つの並列結合部分50bbおよび直列結合部分162を備える。並列結合部分50bbは、それらが、直列結合部分162とうまく動作するために、わずかに異なる形状である場合があることを除き、結合具50j(以下に記載される)と類似する。例えば、一実施形態においては、並列結合部分50bbは、それらが、それらを移動可能に直列結合部分162に固定できるようにし、それによって結合具50bを一体部品ユニットとして現場で配置できるようにする、保定部分をさらに備えることを除き、結合具50jと類似する。考察中の本実施形態においては、結合部分50bbは、結合具50jと同一であり、したがって、結合具50bを、2つの並列結合部分50bbおよび1つの直列結合部分162を備える、3つの部品からなるユニットにできるようにする。別の実施形態においては、さらなる強度のために、3つ以上の結合部分50bbが利用される。さらに別の実施形態においては、直列結合部分162は、並列結合部分50bbを移動可能に直列結合部分162に固定できるようにし、それによって一体部品結合具50bをもたらす、保定部分を備える。
【0087】
直列結合部分162は、4つの相互係止されたPVモジュール211A、211B、211C、211Dの外側表面216A、216Cと組み合わさるように適合された、第1の側面164を備える。第1の側面164は、枠212A、212Cの強度を向上するために、結合の点で枠212A、212Cと組み合わされる、3つのオス突起部を備える。オス突起部165は、枠212A、212C内の補助スロット224A、224Cに挿入するために適合され、公差課題があっても、確実にぴったりと合うように、わずかにテーパー状であってもよい。オス突起部166は、枠212A、212C内のスロット226A、226Cに挿入するために適合され、しっかりとした電気接地接触を保証し、PVモジュール211AとPVモジュール211Cとの間の構造的接続を向上するために、枠212A、212Cに食い込む、歯168U、168Lを備える。オス突起部166は、テーパー状であってもよい。オス突起部167は、枠212A、212Cのすぐ下方で摺動するように適合され、同様にテーパー状であってもよい。他の実施形態においては、オス突起部165、166、167は、テーパー状でなくてもよい。直列結合部分162は、以下に記載されるように、並列結合部分50bbを挿入できるようにする、少なくとも2つのスロットまたは穴170A、170Bと、直列結合部分162が据え付けられる際に、PVモジュール211A、211Cから外方に向く、第2の側面172と、をさらに備える。別の実施形態においては、歯168U、168Lは、直列結合部分162の異なる表面、または結合具50bの異なる部分上の歯と置き換えられる。他の実施形態においては、直列結合部分162は、様々な数のオス突起部を有する。さらに別の実施形態においては、直列結合部分162上にオス突起部がない。他の材料および長さが可能であるが、アルミニウムまたは鋼等の剛性材料から、約3〜12インチの長さの直列結合部分162を作製することを意図する。
【0088】
図28は、次のものを除き、結合具50aと同一の部分のすべてを備える、並列結合具50jの斜視図を示す。第1に、ここでは232Aで表示される、シャフト部分102Aは、約ブラケット132の幅だけ延長されている。第2に、回転部分10は、結合具50jの各側面に2つ、約180度離れて配向される4つのバネ236A、236B、236C、236D(ここでは、すべてが見えるわけではない)を備える、回転部分200で置き換えられている。第3に、バネ用ボア穴110U、110Lは、新しいバネ236A、236B、236C、236Dに対応するために、バネ用ボア穴240A、240B、240C、240Dで置き換えられている。結合具50jは、係止部分104A、104Bと同じように機能する係止部分204A、204Bをさらに備える。結合具50jのすべての残りの部分は、結合具50aと同一であり、したがってここでは具体的に表示されない。この第2の実施形態の並列結合部分50bbは、結合具50jと同一であり、したがって、また、同一の記号表示を参照する。
【0089】
図29は、高さ調節可能なブラケット132および並列結合具50jの斜視図を示す。本発明の第2の実施形態の別の利点は、延長されたシャフト部分232Aが、上述されるように、結合具50jが、隣接するPVモジュールをともに相互係止する一方、ブラケット132もPVモジュール11に取り付ける、二重機能を実行できるようにすることである。この特徴は、結合具およびブラケットの別個の締結具を締め付ける必要がある先行技術システムと比較した場合、据え付け時間を実質的に削減する。また、当業者は、ブラケット132内の垂直調節スロット140は、スロット26A、26Bに対してほぼ垂直であり、バネ236A、236B、236C、236Dは、第1の位置91で、4つすべてのバネが自由であり、結合具50aと同じように圧縮されないように、配向されることを認識するであろう。本発明の範囲内で、多くの他のバネの変形が可能である。
【0090】
図30は、結合具50jと相互接続される、2つの隣接するPVモジュール212A、212Bを示す、断面を提供する。上述されるように、第1の位置91にある結合具50jが示される。約90度回転される場合、結合具50jは、枠212Aおよび212Bをともに相互係止し、同時に、ブラケット132を枠212Aに対して圧縮する。したがって、チャネルナット134およびチャネルボルト136は、もはや必要ない。
【0091】
第2の実施形態‐動作
図31は、PVアレイ10が第2の実施形態の枠組および結合システムを利用することを除き、
図11と同一である。ブラケット132は、ここでは、それらが結合具50jを介して、枠212A、212B、212C、212Dに接続され、それによってPVアレイ10に必要とされる総部品数および据え付け時間を削減することを除き、同一の位置に示される。直列−並列結合具50bは、PVモジュール211A、211B、211C、211Dの4つの角部が交わる角部点をブリッジする。例えば、4つのPVモジュール211A、211B、211C、211Dが交わる角部点295をブリッジする結合具50bが示される。並列結合部分50bbは、モジュール211A、211Bおよび211C、211Dを相互係止し、一方、直列結合部分162は、モジュール211B、211Dおよび211A、211Cを相互係止する。直列結合部分162とともに、並列結合部分50bbが枠212Aを枠212Bに、および枠212Cを枠212Dに係止するため、211Aと211Cとの間の第2の直列結合部分は、可能であるが、必要ではないことに留意されたい。
【0092】
したがって、第1の実施形態の2軸並列相互係止支持システム160は、x軸またはy軸に沿って実施してもよい1軸並列相互係止支持システム260で置き換えられる。
図31に示されるように、並列結合部分50bbおよび並列結合具50jは、隣接する枠部材213の側面同士を並列に係止し、これは、y軸に沿った、対になった枠部材213の垂直列を作り出す。直列結合部分162は、枠部材213を、x軸に沿って縦方向に相互係止し、それによって垂直列を接続し、システム全体の強度を向上する。直列結合部分162は、枠216の回転部分100と外側表面との間に位置する。並列結合部分50bbは、直列結合部分162に対して回転できることから、回転部分100の回転は、並列結合部分162を枠212A、212Cにしっかりと圧縮する。この作用は、z軸荷重が、枠212A、212Cを縦方向に下って分散されることから、結合具50bの範囲内のz軸荷重(風等)に対する枠212A、212Cの強度を実質的に向上する働きをする。いくつかの先行技術結合具もまた、この同一の効果による向上したz軸強度を提供する一方、直列結合部分162は、次の理由から、実質的により強い場合がある。すなわち、(a)直列結合部分162がスロットまたは枠212A、212Cの内部空洞内に完全に含まれていないことから、z方向に大幅に高くすることができ、それによって強度を向上する、(b)結合部分162は、枠を変形させ、強度を低下させる傾向のある張力の代わりに、強度を向上する、枠212A、212Cの一部の周囲の圧縮力によって枠212A、212Cに固定される、(c)結合部分162は、
図25に見られるように、それらが開口部227Aの拡大を防止することから、荷重下での枠212A、212Cの変形を防止する傾向がある、上側オス突起部165および下側167オス突起部を備える、および(d)結合部分162は、固定された中心点を有さず、したがって、高荷重領域と調和するために、スロット226A、226Cに摺動されてもよいためである。
【0093】
したがって、並列結合部分50bbの第1の位置91から第3の位置93への回転によって、係止部分204Aは、スロット226Aの内側表面209AU、209ALに対して押し付けられ、回転部分200は、バネ236A、236Cを介して、直列結合部分162、つまり対向する枠表面、外側表面216Aに対して押し付けられる。この場合、回転部分200の押し付け作用は、バネ236A、236C、および直列結合部分162を通じて枠212Aに伝達される。したがって、また、バネ236A、236C、および直列結合部分162は、力伝達部分とも称される。回転部分200と枠212Bとの間に直列結合部分162がないことから、結合プロセスのこの部分は、モジュール12Bで上述されるものと同じように進行する。つまり、係止部分204Bは、スロット226Bの内側表面209BU、209BLに対して押し付けられ、回転部分100は、バネ236B、236Dを介して、対向する枠表面、外側表面216Bに対して押し付けられる。したがって、PV枠212Aおよび212Bは、回転部分200の第1の位置91から第3の位置93への回転によって、結合具50bに係止される。結合具50bのもう一方の半分は、枠212Cおよび212Dを結合具50bに係止するのと同じように動作する。したがって、結合具50bは、回転部分200が回転すると、各々の枠212A、212B、212C、212D上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール211A、211B、211C、および211Dをともにしっかりと相互係止することが明らかである。他の実施形態においては、ワッシャ、圧力分散プレート、およびバネ等、結合具50bとともに設置されたPVモジュール211から取り外すことができる装置は、結合具50bと枠212との間に定置される。これらの場合においては、該装置は、力伝達部分と称される場合があり、直列結合部分が組み込まれるのと同じように、結合具50bの一部として見なされる。一方、PVモジュール211間に差し渡す、および/または設置表面に取り付けられるブラケットならびに支柱は、それらが結合具50bとともに取り外すことができないことから、結合具50bの一部とは見なされない。
【0094】
図30に示されるように、本発明の第2の実施形態は、ブラケット132を取り付ける機能を2つの隣接するPVモジュール211A、211Bを相互係止する機能と組み合わせることによって、部品および人件費を削減するための手段を提供する。したがって、ここでは、PVアレイの据え付けは、ステップが1つ少ない。知る限りでは、2つの隣接するPVモジュールの側面をともに並列に結合し、それと同時に、高さ調節可能なブラケットを枠212Aの側面に固定することができる、機能が組み合わせられた結合具を教示する先行技術システムはない。
【0095】
本発明の第2の実施形態に係るPVアレイ10の形成および設置に関わる基本ステップは、次の通りであってもよい。
【0096】
ステップ1:少なくとも1つのブラケット132を用いて、第1のPVモジュール211を設置表面144に固定する。
【0097】
ステップ2:2つの隣接する枠部材の側面をともに並列に相互係止する少なくとも1つの並列結合具50bまたは50jを用いて、第2のPVモジュール211を第1のPVモジュール211と相互係止する。
【0098】
ステップ3:少なくとも1つのブラケット132を用いて、第2のPVモジュール211を設置表面144に取り付ける。
【0099】
ステップ4:PVアレイ10内のすべての残りのPVモジュール211に対して、ステップ2および3を繰り返し、各々の新しいPVモジュール211を、設置されたPVモジュール211の側面に連続して相互係止し、少なくとも1つのブラケット132を各モジュールに取り付ける。
【0100】
4つのPVモジュール211が交わる実質的にすべての角部点295に、並列結合具50bが使用されてもよい。PVモジュール211間の継ぎ目中に設置される実質的にすべてのブラケットは、結合具50jを介して取り付けられてもよい。各結合具50b、50j、およびブラケット132の接続の最終的な締め付けには、柔軟性があり、モジュール211のアレイ10内への初期定置と同時である必要はない。この柔軟性により、他のものが位置付けられている間、または配線もしくは他の据え付け課題が取り扱われている間、PVモジュール211を一時的にアレイ内に位置付けすることができるようにする。すべての結合具50bおよび50jは、上から締め付けることができるため、PVモジュール211を、いつでも係止モードに移動することができる。当業者は、考察中の実施形態の結合具の2軸性が、各々の新しいPVモジュール211が、設置されたPVモジュール211に相互係止され、すべての新しいモジュール211が、枠部材213の係止されていない部分(まだ別のPVモジュールに相互係止されていない)を有する、設置されたモジュールに追加される限り、PVモジュール211を、いかなる順でも、実質的にいかなる形状のPVアレイ10にも据え付けることができることを意味することを認識するであろう。上述されるように、結合具50bを使用する場合、段付きアレイは、不可能である。
【0101】
上述される第1の実施形態と類似する別の実施形態においては、結合具50jは結合具50aと置き換えられ、それによって、結合具50jを用いてブラケット132を拘束できるようにし、一方、上述されるすべての並列結合具による据え付けの利益も維持する。
【0102】
第3の実施形態
図32〜
図34は、本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態は、結合具50aの結合作用の配向が変更されており、保定要素が追加されていることを除き、上述される第1の実施形態と類似する。枠12上の垂直に配向された対向する面に対して押し付けられる代わりに、並列結合具50cは、枠12上の水平に配向された対向する面に対して押し付けられるように提供される。
【0103】
図32は、2つの隣接するPVモジュール11A、11Bのスロット26A、26Bに据え付けられているが、完全に締め付けられていない並列結合具50cの斜視図を示す。この図に結合具50cが示されるように、枠12A、12Bは切り取られている。
図33は、保定部分354L、354Rの2つの側面の分解図を提供する。
図34は、並列結合具50cを用いてともに結合された2つの隣接するPVモジュール11A、11Bを通って切断した断面図を示す。断面は、示されるように、部分的に結合具50cを通って切断される。
【0104】
図32〜
図34を参照すると、結合具50cは、位置タブ362を介して係止部分304およびナット部分306を保持する保定部分354を備える。係止部分304は、枠12Aと係止するための第1の側面304Aと、枠12Bと係止するための第2の側面304Bと、を備えてもよい。ナット部分306は、枠12Aに固定するための第1の側面306Aと、枠12Bに固定するための第2の側面306Bと、を備えてもよい。保定部分354は、オスおよびメスアーム対358LM、358RFおよび358LF、358RMを介してともに連結する2つの実質的に同一の半分356L、356Rを備えてもよい。2つの半分356L、356Rは、係止部分304およびナット部分306を拘束し、結合具50cがスロット26A、26Bに挿入される際に、それらを適切な位置に保持する。挿入中、スナップ式係止部分360LA、360LB、360RA、360RBは、下向きに屈曲し、次いで、フランジ108AU、108BUを通って挿入されると、所定位置に跳ね戻る。多くの他の半可撓性材料も好適であるが、プラスチック材料から保定部分354を作製することを意図する。ボルトまたはねじ山のある回転部分300は、上方から工具を受け入れ、枠12A、12Bの周囲で結合具50cを締め付ける、および緩めるために使用される、ヘッド352を備える。係止部分304は、回転部分300の外径より大きく、ねじ山のない、回転部分300のための穴を備える。ナット部分306は、回転部分300上のねじ山のために、ドリル加工およびタップ加工され、結合具50cが締め付けられる場合に、枠12A、12Bに食い込み、それによってモジュール11Aとモジュール11Bとの間の電気接地連続性を提供し、結合具50cの構造的接続を向上するための歯364を備える。他の材料も好適であるが、アルミニウムまたは鋼等の剛性材料から係止部分304、およびナット部分306を作製することを意図する。
【0105】
第3の実施形態の装置の動作は、結合具50cの動作を除き、第1の実施形態と類似する。結合具50cは、結合具50cが、現場で、据え付けることができる状態になっている一体部品ユニットとして配置され得るように、半分356L、356Rを係止部分304およびナット部分306の周囲で連結することによって、工場で予め組み立てられてもよい。据え付けるために、結合具50cは、PVモジュール11A内のスロット26Aに沿った、実質的にいかなる点でも挿入される。結合具50cは、スロット26A内の開口部27Aの方向を指すスナップ式係止部分360LA、360RAを用いて、積層体20Aの平面に対して実質的に平行であり、スロット26Aの長さ方向に対して実質的に垂直な移動方向に挿入される。結合具50cは、スナップ式係止部分360LA、360RAがフランジ108AUを越えて、適切な場所に嵌合するまで挿入される。ここでは、結合具50cは、位置決めモードにあり、PVモジュール11Bに結合できる状態にある。結合具50cが、保定部分354によって適切な場所に保持されることによって、PVモジュール11Aおよび11Bは、互いから独立して自由に移動させることができる。したがって、本実施形態は、位置決めモードで、第1の実施形態で上述されるものと同一の独立移動能力を提供するが、結合具50cは、この段階中、係止部分104A、104Bの代わりに保定部分354によって、適切な位置に保持される。結合動作を完了するために、結合具50cは、上述されるように、適切な場所に嵌合するまで、スロット26Bに挿入される。次いで、ドライバーを使用して、回転部分ヘッド352を係合して回転部分300を回転し、これによってナット部分306がスロット26A、26Bに向かって引き込まれ、係止部分304がスロット26A、26Bから外方に押される。
【0106】
より具体的に、回転部分300の回転によって、係止部分304およびナット部分306が、ともに近づくように移動され、これによって、係止部分304は、スロット26A、26Bの内側表面309AL、309BLに対して押し付けられ、ナット部分306は、対向する面、枠12A、12Bの底面15A、15Bに対して押し付けられる。したがって、回転部分300が回転すると、結合具50cは、各々の枠12A、12B上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール11Aおよび11Bをともにしっかりと相互係止することが明らかである。係止部分304およびナット部分300を枠12A、12Bの周囲で締め付けると、位置タブ362は、それらが、回転部分300に使用されるドライバーによって供給される力によって過度の力が加えられるため、曲がる、または壊れる。いったん回転部分300が締め付けられると、ここでは、結合具50cは、係止モードである。摺動モードは、アレイ10が形成された後でさえ、依然として上からアクセスすることができる、回転部分300を緩めることによっていつでもアクセスすることができる。第1の実施形態と同様に、摺動モードは、モジュールを形成されたPVアレイ10の中間部から取り外すことができるようにするために、結合具50cが、周辺の継ぎ目150または152上を摺動できるようにする。
【0107】
他の実施形態においては、係止部分304と枠12A、12Bとの間の接触の表面積は、フランジ108AL、108BLを拡大する、またはそれを全部取り外すことによって、増加される。別の実施形態は、隣の対のモジュールに届き、それによって上記の第2の実施形態と類似するように、4つのモジュールの結合を作り出すために、直列結合部分を用いて、係止部分304およびナット部分306を延長する。別の実施形態においては、係止部分304は、スロット226の内側表面に対して押し付けるように、バネ要素を備える。さらに別の実施形態においては、保定部分は、上側および下側フランジのためのバネ要素を備えるように、異なる形に形状化される。
第4の実施形態
図35〜
図38は、本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態は、係止部分204A、204Bおよび回転部分200がわずかに変更されていることを除き、上述されるような第2の実施形態に類似する。
【0108】
図35は、2つの隣接するPVモジュール211A、211Bに据え付けられた並列結合具50dの斜視図を示し、
図36は、右側に摺動されている回転部分400CD(以下の説明を参照)を有する結合具50dの斜視図を示す。
図37は、結合具50dを用いてともに相互係止されている4つのPVモジュール211A、211B、211C、211D間の継ぎ目に沿って切断した断面を提供し、
図38は、4つの相互係止したPVモジュール211A、211B、211C、211Dの斜視図を示す。本発明と一致するように、並列結合具50dは、係止部分404AC、404BDと、回転部分400AB、400CDと、を備え、これらは結合具50dが係止モードに移動すると、枠212を圧縮するように働く。係止部分404AC、404BDは、それらが、2つの対間、PVモジュール211A、211B対とPVモジュール211B、211D対との間をブリッジするために、直列結合部分462によって細長くなっているという点で、係止部分104A、104Bとは異なり、したがって結合具50dは、別個の直列結合部分162を必要としないことを除き、第2の実施形態と同様に、4つの隣接するPVモジュールを相互係止できるようにする。結合具50dは、4つのPVモジュール211A、211B、211C、211Dをともに相互係止することができる、一体部品ユニットとして現場で配置することができる。第2の実施形態で記載されるように、2つの並列結合部分50bbに加えて直列結合部分162を利用する代わりに、本実施形態は、本質的に2つの結合部材が2つの係止部分404AC、404BDを共有できるようにし、それによって「二重結合」装置を作り出す。
【0109】
結合具50dを締め付けるために、係止部分404AC、404BDがスロット26A、26B、26C、26D内でもはや回転できないため、ねじ山のあるシャフト部分402A、402B、402C、402D(すべてが見えるわけではない)が、シャフト部分232A、232Bを置き換え、係止部分404AC、404BD内のねじ山のある穴490A、490B、490C、490D(すべてが見えるわけではない)にねじ込まれる。シャフト部分402A、402Bおよび402C、402Dの対向する端部には、シャフト部分402A、402B、402C、402Dの回転によって、係止部分404AC、404BDが、
図36に示される矢印に従って、互いから見て反対方向に水平に移動されるように、反対巻きのねじ山が提供される。回転部分400AB、400CDは、回転部分100を置き換え、回転部分400AB、400CDがシャフト部分402A、402B、402C、402Dから分離され、
図36に示される矢印に従って、それらを独立してシャフト部分402A、402B、402C、402Dから水平に移動できるようにすることを除き、同じように機能する。しかしながら、回転部分400AB、400CDは、それぞれ、シャフト部分402A、402Bおよび402C、402Dと剛体接続され得る、またはこれらから形成され得る、六角形の部分494AB、494CDと一致するために、六角形のボア穴492AB、492CDがそれらに提供されるため、それらのそれぞれのシャフト部分402A、402Bおよび402C、402Dから独立して回転することはできない。他の実施形態においては、六角形の部分に、同一の機能性を達成するための他の形状が提供される。
【0110】
特に
図37を参照すると、レンチを用いて回転部分400ABを第1の方向に回転することによって、係止部分404AC、404BDが、枠212A、212Bを互いに引き寄せることは明らかである。回転部分400ABは、摺動可能であることから、PVモジュール211A、211Bの外側表面216A、216Bの両方と接触するまで、六角形のシャフト部分494ABに沿って、摺動する。枠212A、212Bの両方が回転部分400ABに接触した後、第1の方向にさらに回転することによって、係止部分404ACは、スロット226Aの内側表面209AU、209ALに対して押し付けられ、回転部分400ABは、対向する枠表面、外側表面216Aに対して押し付けられる。同様に、回転部分400ABの回転によって、係止部分404BDは、スロット226Bの内側表面209BU、209BLに対して押し付けられ、回転部分400ABは、対向する枠表面、外側表面216Bに対して押し付けられる。したがって、PV枠212Aおよび212Bは、回転部分400ABの回転によって、結合具50dに係止される。結合具50dのもう一方の半分は、同じように動作し、枠212Cおよび212Dを結合具50dに係止する。したがって、結合具50dは、回転部分400AB、400CDが回転すると、それぞれの枠212A、212B、212C、212D上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール211A、211B、211C、および211Dをともにしっかりと相互係止することが明らかである。
【0111】
いったん両方の回転部分400ABおよび400CDが、それらが完全に締め付けられる位置に回転されると、前述されるように、結合具50dは、係止モードになる。回転部分400ABの第1の方向とは反対である第2の方向への回転は、PVモジュール211Aおよび211Bを分離する。PVモジュール211A、211Bおよび211C、211Dをそれぞれ分離するために、回転部分400ABおよび400CDの両方が回転される場合、次いで結合具50dは、摺動モードに切り替えられ、したがってPVモジュール211A、211Bまたは211C、211Dのいずれかのスロットに完全に入るまで、自由に摺動することができる。
【0112】
また、
図35および
図37は、結合具50dが締め付けられる場合に、枠212A、212B、212C、212Dに食い込み、それによって、4つすべてのPVモジュール211A、211B、211C、211D間に信頼性のある電気接地接続を提供し、結合具50dの構造特性を向上する、係止部分404AC、404BD上の隆起した部分または歯496ACおよび496BDを露呈する。また、これらの図面は、係止部分404AC、404BDの上側および下側の任意選択の保定部分454AC、454BDも示す。保定部分454AC、454BDは、端部から結合具50dを一対のスロット226A、226Bに挿入できるようにするが、結合具50dが、係止モードに切り替えられる前に、自然に落下する、または摺動して動き回るのを防止する、可撓性材料を備えてもよい。別の実施形態は、長さが約半分の1つの回転部分のみを備えることを除き、第4の実施形態と同一である。本実施形態は、同じように機能するが、4つの代わりに2つのPVモジュール211をともに相互係止するために最適化されている。
【0113】
第4の実施形態は、本明細書に記載される他の実施形態のうちのいくつかと比較して、いくつかの利点を提供する。回転部分の摺動能力が、バネ236A、236B、236C、236Dを不要にし、直列結合部分462の係止部分404AC、404BDへの組み込みが、直列結合部分162を不要にし、製造費が削減され得る。しかしながら、直列結合部分462は、スロット226A、226B内に含まれなければならないことから、直列結合部分162ほど強力ではない。
【0114】
さらなる実施形態
図39〜
図40は、それぞれ、
図35〜
図38に示されるような第4の実施形態と類似する、別の実施形態の斜視図、および2つの相互係止されたPVモジュール211AとPVモジュール211Bとの間を切断した断面を示す。製造費の削減を助長する本実施形態は、複数の回転部分500のために、回転部分400AB、400CDが排除されている、並列結合具50eを提供する。本配置は、第4の実施形態で示されるような、1つが内側であり、1つが外側である代わりに、両方ともスロット226の内側である、2つの対向する面に対して押し付ける機構によって、結合具50eを枠212に取り付けられるようにする。係止部分504AC、504BDは、前述のものとほぼ同一であるが、ここでは、保定部分454AC、454BDおよび歯496AC、496BDは排除されている。係止部分504AC、504BDは、x軸スペーサねじ576を有するy軸スペーサブロック574によって、ともに堅く接合される。スペーサねじ576は、各モジュールをねじ576まで摺動できるように、初期の据え付け中、示されるように適切な場所にある。しかし、据え付け完了後に、モジュールをアレイ10から取り外す必要がある場合、スペーサねじ576が取り外され、結合具50eが完全に隣の水平継ぎ目150まで摺動される。また、係止部分504AC、504BDは、前述同様に、直列結合部分562を備える。回転部分500は、ねじ山がつけられてもよいシャフト部分502を備え、枠212に食い込み、信頼性のある電気接地を保証し、結合具50eの構造特性を向上するために、カップ状の端部がさらに提供される。したがって、回転部分500は、スロット226の内部にある部分、および枠212の外部にある部分を備える。また、回転部分500の外側部分は、回転部分400AB、400CDと同様に、上方から回転できるようにする、六角形または他の形状のヘッド部分503を備えてもよい。
【0115】
図40およびPVモジュール211AとPVモジュール211Bとの間の結合プロセスを参照すると、回転部分500の回転によって、それらは、スロット226A、226Bの内側表面507A、507Bに対して押し付けられ、それによって、係止部分504AC、504BDが対向する内側表面509AU、509AL、509BU、509BLに対して押し付けられるようにし、それによって隣接するPVモジュール211Aおよび211Bの側面をともにしっかりと結合する。結合具50dと同様に、結合具50eは、4つの隣接するPVモジュールをともに接続するように設計されるため、当業者は、モジュール212Cおよび212Dの結合具が、PVモジュール212Aおよび212Bで記載されたものと同一のプロセスを利用することを認識するであろう。したがって、回転部分500が回転すると、結合具50eは、それぞれの枠212A、212B、212C、212D上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール211A、211B、211C、および211Dをともにしっかりと相互係止することが明らかである。
【0116】
前述のものと類似する別の実施形態においては、PVモジュール211C、211Dをともに相互係止する係止部分504AC、504BDの半分は、直列結合部分562とともに排除される。これは、結合具50eとともにPVアレイ10で使用する(終点で等)のに好適である可能性がある、2つのモジュール並列結合具をもたらす。別の実施形態においては、結合具は、関連する結合具50eの回転部分500とともに、単一の係止部分504ACから形成される。本実施形態は、先行技術直列結合具と類似する一方、結合作用が、スロット226の2つの対向する面上に押し付けられる結果生じる(強度を向上するために)という点において、大きく異なる。さらに、圧入機構はなく、接地は、回転部分500によって提供される。別の実施形態は、スペーサブロック574が、係止部分間のピンを介して、係止部分504ACと係止部分504BDとの間に摺動可能に保持され、スロット開口部227Aより高いということを除き、
図33〜
図34の実施形態と類似する。本変形は、回転部分が摺動してモジュール間の間隙を設定する代わりに、スペーサブロックが摺動することを除き、第4の実施形態と同様に機能する。さらに別の実施形態においては、複数のスペーサブロックが利用される。
【0117】
図41〜
図42は、それぞれ、
図1〜
図24に示されるような第1の実施形態と類似するが、製造費を削減し得る、別の実施形態の、2つの相互係止されたPVモジュール11AとPVモジュール11Bとの間を切断した断面および斜視図を示す。本実施形態は、剛体接続される代わりに、シャフト部分602A、602Bを介して、回転部分600にねじ込まれる係止部分604A、604Bを有する、結合具50fを提供する。また、回転部分600は、結合具50fを周辺のPVモジュールの対のスロット26A、26Bに摺動できる(摺動モードで)だけでなく、それが「角部を曲がり」、x軸方向のスロットからy軸方向のスロットに、またはその逆に移動することもできるように、寸法が縮小されている。この特徴は、PVアレイ内のスロットが一方向に整列されていない場合にも、PVモジュールを取り外せるようにする。場合によっては、これは、偶然により、または他の場合においては、公差問題もしくは構築上の理由により起こる場合がある。回転部分600上のバネ606U、606Lは、前述のものより小さいが、同一の機能を果たす。シャフト部分602A、602Bには、回転部分600の回転によって、係止部分604Aがスロット26Aの内側表面109AU、109ALに対して押し付けられ、回転部分600が対向する面、枠12Aの外側表面16Aに対して押し付けられるように、反対のねじ山が提供される。同様に、係止部分604Bは、スロット26Bの内側表面109BU、109BLに対して押し付けられ、回転部分600は、対向する面、枠12Bの外側表面16Bに対して押し付けられる。したがって、回転部分600が回転すると、結合具50fは、それぞれの枠212A、212B上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール211A、211Bをともにしっかりと相互係止することが明らかである。
【0118】
前述のものと類似する別の実施形態においては、係止部分604Aおよびシャフト部分602Aは、第1の実施形態の係止部分104Aおよびシャフト102Aで置き換えられる。
【0119】
図43〜
図44は、それぞれ、
図32〜
図34に示されるような第3の実施形態と類似する、別の実施形態の斜視図、および2つの相互係止されたPVモジュール11AとPVモジュール11Bとの間を切断した断面を示す。本実施形態は、並列結合具50g上で、回転部分300をシャフト750およびカム780A、780Bで置き換えることにより、必要とされる据え付け時間を削減する。カム780A、780Bは、レンチを用いて上方から心棒788の周囲で回転させることができる、回転部分700に剛体接続される。シャフト750は、シャフト788が通される穴(見えず)を有する、平らな、狭い部分774、中径部分775、より大きな直径部分776、およびヘッド部分752を備える。側面706A、706Bを有するワッシャ部分706は、シャフト部分776上に置かれ、シャフト部分776より大きいが、ヘッド部分752の直径より小さい、ボア穴(見えず)を備える。側面704A、704Bを有する係止部分704は、シャフト部分775上に置かれ、シャフト部分775より大きいが、シャフト部分776より小さいボア穴(見えず)を備える。係止部分704は、より厚い部分785A、785Bを備え、据え付けられていない場合、保定バネ756A、756Bによってレッジ788上に押し下げられる(矢印の方向に)。
【0120】
動作させるために、カム780A、780Bは、それらが係止部分704に触れないように回転される。次いで、結合具50gが枠12A上に嵌合される。枠12A上に押し込まれる場合に、係止部分704およびワッシャ部分706を開くことができるように、ゴムまたは同様のもの等の可撓性材料からバネ756A、756Bを作製することを意図する。バネ756A、756Bと併せて、より厚い部分785A、785Bは、結合具が落下するのを防止し、ひいては位置決めモードを有効にする。枠12Bおよび結合具50gは、同一の方法で結び付けられる。いったん結合具50gが枠12A、12Bの両方の上に緩く置かれると、次いでレンチを使用して回転部分700を回転し、これによってカム780A、780Bを回転し、これは、係止部分704およびワッシャ部分706を互いに向かって押し進める。この移動によって、係止部分704は、スロット26A、26Bの内側表面309AL、309BLに対して押し付けられ、ワッシャ部分706は、対向する面、枠12A、12Bの底面15A、15Bに対して押し付けられる。したがって、結合具50gは、回転部分700が回転すると、それぞれの枠212A、212B上の対向する面に対して押し付けられることによって、PVモジュール211A、211Bをともにしっかりと相互係止することが明らかである。隆起した歯764は、前述されるように、締め付けを受けて枠12A、12Bに食い込み、それによって確実に接地接触するようにし、構造特性を向上する。別の実施形態においては、バネ756A、756Bは、示されるように、休止位置を備え、したがって、据え付けられていない場合、係止部分をレッジ788上に押しつけない。別の実施形態は、自由な状態として垂直方向位置を設定し、次いで一方向への回転は、位置決めモードに移動し、もう一方の方向への回転は、係止モードを有効にする、カム形状を提供する。そして、別の実施形態は、回転部分700に接続されたハンドルを提供する。
【0121】
図45〜
図46は、それぞれ、
図26〜
図28に示されるような第3の実施形態と類似する、別の実施形態の斜視図、および2つの相互係止されたPVモジュール11AとPVモジュール11Bとの間を切断した断面を示す。本実施形態は、保定部分354を保定バネ856A、856Bに置き換えることによって、製造費の削減をもたらし得る。前述の実施形態と同様に、結合具50hは、据え付けられていない場合に、側面804A、804Bを有する係止部分804をレッジ888上に引き下げる(矢印の方向に)、保定バネ856A、856Bを備える。結合具50hは、枠12A上に嵌合され、位置決めモード中、係止部分804のバネ856A、856B、およびより厚い部分885A、885Bによって適切な場所に一時的に保持される。また、より厚い部分885A、885Bは、横方向の荷重に確実な係合を提供するように寸法化されてもよい。第3の実施形態で記載されるように、回転部分300の回転によって、結合具は、係止モードに切り替わる。本実施形態の別の変形は、レッジ888が不要となるように、示されるような休止状態にあるバネ856A、856Bを提供する。さらに別の変形は、より厚い部分885A、885Bを枠と相互係止する歯で置き換え、別のものは、係止部分804上に接地スパイクを提供する。
【0122】
図47〜
図48は、それぞれ、
図1〜
図24に示されるような第1の実施形態と類似する、別の実施形態の、2つの相互係止されたPVモジュール11AとPVモジュール11Bとの間を切断した断面および斜視図を示す。結合具50iを説明する本実施形態の主な違いは、係止部分104A、104Bが、それぞれ、係止部分904AU、904ALおよび904BU、904BLの対で置き換えられていることである。対になった係止部分904AU、904ALおよび904BU、904BLには、回転部分900が回転される場合に、内側表面909AU、909AL、909BU、909BLに対して押し付けられるように適合される、剛性カム表面982AU、982AL、982BU、982BLが提供される。回転部分900は、保定部分954A、954Bを通り抜ける一対のシャフト(見えず)を介して、係止部分904AU、904AL、904BU、904BLに剛体接続される。保定部分954A、954Bは、保定部分954A、954Bをスロット26A、26Bに挿入することによって、保定部分が変形する、または曲がり、位置決めモードが有効になるように、可撓性材料から作製されてもよい。回転すると、ギザギザのあるカム表面982AU、982AL、982BU、982BL上のギザギザは、枠12A、12Bに食い込み、それによって接地接触を固定し、結合具50iの強度を向上する。係止部分904AU、904AL、904BU、904BLは、平らな部分980A、980Bを備え、これは、それらが全体の幅を開口部27A、27B未満に減らしてあることから、スロット26A、26Bと適切に整列される場合に挿入できるようにする。したがって、係止部分904AU、904AL、904BU、904BLのスロット26A、26Bへの挿入にナット部分900の回転が続き、これによって係止部分904AU、904AL、904BU、904BLが対向する面909AU、909AL、909BU、909BLに対して押し付けられ、それによって隣接するPVモジュール211Aおよび211Bの側面をともにしっかりと結合する。別の実施形態においては、係止部分904AU、904AL、904BU、904BLは、回転部分900の回転によってスロット26の裏側と内側表面108AL、108AUとの間にカム作用が生じるように、示される配向から90度回転される。別の実施形態においては、第1の位置91および第2の位置92の両方において、1つのカムを挿入可能にする、第1の実施形態と類似するオフセットカム配置のため、保定部分954A、954Bが排除される。
【0123】
図49〜
図50は、スペーサブロック274が追加されていることを除き、上述される第2の実施形態と類似する実施形態を示す。
図49は、下側の側面上のスロット276を介して直列結合部分162上に据え付けられたスペーサブロック274が示されていることを除き、
図26と同一である。
図50は、スロット276、およびPVモジュール11の出力配線22neg、22posを固定するための、下側に設置された配線クリップ285をさらに露呈する、スペーサブロック274の斜視図を提供する。本方法で配線を固定することは、配線クリップ285が、配線が目障りに、かつ危険に屋根表面に垂れ下がることを防止する手段を提供するため、従来のシステムと比べて、大幅な改善である。さらに、PVモジュール211A、211BとPVモジュール211C、211Dとの間の水平継ぎ目150は、本実施形態では、配線プラグ24neg、24posの幅よりわずかに広く設定され、したがって、検査および修理のために、上からスペーサブロック274を容易に引き上げて外し、継ぎ目150を通して配線22neg、22posをすぐに引き出すことができるため、PVアレイ10配線システムの故障修理および整備が大幅に簡単化される。それらの間の配線システムを整備するために、PVモジュール11A、11Bを分離する必要はない。別の実施形態においては、配線クリップは、スロット26Aに嵌合し、それによって枠26Aの実質的に全長に沿って配線を縛ることができるようにする、バネクリップを備える。さらに別の実施形態においては、ヒンジで連結された配線クリップ285がスロット26Aに嵌合し、それを隠すためにモジュール11の下に吊るされ、次いでアクセスできるようにするために、モジュール11間の空隙に戻される。
【0124】
図51〜
図52は、PVアレイ10が屋根144Rの代わりに開放型張り出し屋根構造144C上に据え付けられることを除き、上述される第2の実施形態と類似する、本発明の実施形態を示す。PVアレイ10の異なる設置表面144上への据え付けは、ブラケット132の軽微な変更を必要とし、直列結合部分162は、以下に記載される通りである。
【0125】
図51および
図52は、それぞれ、張り出し屋根構造144C上に据え付けられたPVアレイ10の斜視図および側面図を示す。張り出し屋根144Cは、けた182によって支持され、また、垂直柱184によって支持される、母屋180を備える。実質的にいかなる傾斜角(水平から垂直まで)もPVアレイ10に好適であることを証明するために、本実施形態では、ほぼ同一の高さの垂直柱184を意図する。例えば、多くの先行技術システムは、相互係止または設置システムが正常に機能するために、PVアレイの特定の傾斜を要求するが、本明細書に記載される結合および枠組システムは、PVアレイ10にいかなるそのような制限も課さない。PVアレイ10は、
図51に示されるように、
図19〜
図22で説明されるものと同一の方法で、結合具50bおよび直列結合部分162を用いて、4つの群に機械的に相互係止された、合計16個のPVモジュールを備える。本実施形態においては、異なる設置表面144の使用は、ブラケットおよび直列結合部分162の配置のわずかな変更を必要とする。
図51の詳細は、4つのPVモジュール211A、211B、211C、211Dの群が集まる、中心垂直継ぎ目152中の母屋桁180に2つの枠212を直接接続するために利用される、二重ブラケット186を示す。二重ブラケット186は、ブラケット132と同一の方法で枠212に接続するための垂直調節スロット188を有する、垂直部分187L、187Rを備え、このブラケットのみが2つの隣接するPVモジュール211を接続する。中心垂直継ぎ目152に沿った各々の水平列は、1つの二重ブラケット186を備えるが、ここではすべてが見えるわけではない。二重ブラケット186は、二重ブラケット186を母屋桁180に固定するためのUボルトスロット190L、190R(すべてが見えるわけではない)、Uボルト192、ナット、およびワッシャ193、ならびに直列結合部分962をさらに備える。PVモジュール211は、これがPVモジュール211の最終列であるため、1つのみ垂直部分187があることを除き、二重ブラケット186と類似する、ブラケット132Uの手段によって、他の2つの母屋桁に固定される。
【0126】
考察中の本実施形態に関して、また、大部分の先行技術システムでは必要とされる支柱またはPV枠支持部材が不要であることに留意することも重要である。例えば、PVアレイ10は、
図51に示されるように、通常、母屋桁180とPV枠212との間にPV枠支持部材131PAの追加の層を必要とし、または別の方法としては、いくつかの先行技術システムは、構造支柱の別の層を追加する代わりに、示される母屋桁の数を8(列当たり2つ)に増加できるようにする(したがって母屋桁がPV枠支持部材となる)。しかしながら、本実施形態の本発明のシステムは、示されるように、PV枠212と3つの母屋桁180の接続のみを必要とする、並列相互係止支持システム160を作り出す。他の実施形態においては、枠212の寸法を最小化することが望ましく、したがって追加の母屋桁が使用される場合があるが、依然として先行技術システムが必要とするほど多くはなく、他の実施形態においては、ブラケット132は、設置表面144の形状との接続を容易にするために、異なる形状で形成される。例えば、いくつかは、I型鋼の一部を圧縮するように形状化され、一方、他のものは、円形パイプに接続するために適合される。さらに他のものは、アレイ10の一側面を上方へ傾けることができるように、「脚」として形成される。当業者は、多くの異なる種類のブラケットがあり、これらは、本発明の装置の全範囲を構成することを認識するであろう。したがって、設置表面144との接続を最適化するために形状化された一部分と、少なくとも1つのPV枠212との接続を最適化するために形状化された別の部分と、を有するいかなるブラケットも、本発明で使用するのに好適なブラケット132である。
【0127】
図53〜
図54は、スナップ式コンジットボックス195をさらに備える、PVアレイ10の別の実施形態を示す。
図53は、列の端部である、2つの相互係止されたPVモジュール12A、12Bの斜視図を示す。
図54は、コンジットボックス195の斜視図を示す。コンジットボックス195は、バネクリップ197を介して、スロット26A、26Bに嵌合する。コンジットボックス195の背面にある穴196は、アレイ10からの配線がボックス195に入り、次いでボックス195に接続されたコンジット198を通って出ることができるようにする。当該技術分野において典型的な任意のコンジットボックス195のカバープレートは、ここでは図示されていない。PVアレイ10とともにコンジットボックス195を使用することによって、すべての配線は、PVモジュール12間の空隙を通り、次いでコンジットボックス195に入り、コンジット198を通ってインバータまたは他のシステム機器に出るため、配線が大幅に単純化される。一般的にPV設置者は、配線接続箱を、支柱および他の材料を介して、支持構造体に接続するための手段を作製する。しかしながら、既製品の箱は、各作業ごとに支柱を切断し、特注の組み立てを行う時間を削減する。また、コンジットボックス195は、PVモジュール枠と合うように製造され得るため、アレイ10の美しさを向上し得る。他の実施形態においては、コンジットボックス195は、上記の第2の実施形態に示されるように、直列結合部分の接続と類似する方法で、バネクリップ197の代わりにボルトまたは結合具50aを介して接続することによって、枠12A、12Bによりしっかりと取り付けられる。さらに他の実施形態においては、コンジットボックスは、張力緩和またはコンジット結合具を受容するための単純な板で置き換えられる。
【0128】
図55は、
図1に示されるようなPVモジュール11の別の実施形態の斜視図を示す。PV積層体420および枠412を有するPVモジュール411が示される。枠412は、積層体バックプレーン、すなわち基板409の反対側の側面上にスロット426を有する、2つの枠部材413を備える。基板409等の装置は、当該技術分野において既知であるように、屋根を保温/防音、もしくはPV積層体20に構造支柱を提供する、またはその両方の役目を果たしてもよい。しかしながら、基板409は、PV積層体420を完全に支持するには剛性が十分ではなく、したがって、PVモジュール411に構造支柱を提供するため、およびPVモジュール411のアレイの側面をともに相互係止するための手段を提供するために、基板409もしくは積層体420または両方に、枠部材413がのり付けされる、締結される、さもなければ接着される。基板409は、PV積層体420の下面に接着されてもよい。PV積層体420は、枠部材413および基板409によって支持されるため、示されるように、枠部材413を張り出させてもよい。別の実施形態においては、枠部材413は、基板409を囲む。
【0129】
他の実施形態は、異なる特徴を追加する。例えば、一実施形態は、係止部分104A、104Bが外れる、または自由に動くことを防止するため、および定位置停止を提供するために、係止部分104A、104Bにボールまたは戻り止めを追加する。別のものは、回転部分100に取り付けられた、取り外しが容易なハンドルを提供する。ハンドルは、係止モードの場合に、積層体20の高さの真下に差し込まれ、指つまみを使用して素早く回転することができる。緊急時には、そのような特徴が消防士にとって有用であり得る。別の実施形態は、開きボルトを備える係止部分を提供する。他の実施形態は、工具ホルダー、工具、配線ホルダー、ライト、締結具、美観用フラッシング、建築上の特徴、雪よけ、異物進入防止スクリーン、齧歯動物侵入防止スクリーン、サイン、ケーブルクリップ、鳥よけ、および電気コネクタ筐体等、スロット26に嵌合する、またはそれに接続する、様々な装置を提供する。
【0130】
前述の開示は、当業者が、必要以上の実験を行うことなく本発明を実践できるようにするのに十分であり、発明者によって現在考慮されている本発明を実践する最良の形態を提供する。本発明の好ましい実施形態の完全な開示が本明細書に提供されるが、本発明を、示され、記載される厳密な構成、寸法関係、および動作に制限することは意図されない。当業者は、様々な修正、代替構成、変更、および同等物を容易に思いつき、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、それらを適宜採用することができる。そのような変更は、代替の材料、コンポーネント、構造配置、寸法、形状、形態、機能、および動作上の特徴等を含み得る。
【0131】
したがって、本発明の適切な範囲は、図面に示されるもの、および本明細書に記載されるものと同等のすべてのそのような修正、ならびにすべての関係を包含するように、添付の特許請求の範囲の最も広義の解釈によってのみ判断されるべきである。