【実施例】
【0048】
実施例1−DWCNTの凝集アセンブリ
CNTからなるカーボンの凝集アセンブリを、2層カーボンナノチューブ(DWCNT)から硬質ウエハの形態で形成した。DWCNTは、日本国東京の東レ株式会社から入手し、国際出願第2008/102746A1号明細書の方法に従って製造されたものである。
【0049】
DWCNT約70mgをマントルヒーターと熱電対を備えた50ml、3つ口、丸底パイレックスフラスコに入れた。フラスコは、液体窒素蒸気トラップを通して真空システムに接続した。フラスコを1トル以下の圧力まで真空にした。DWCNTを、真空下、150℃で約20分間加熱して、揮発性物質を除去した。その後、フラスコを、室温(約20℃)まで冷却し、そして大気圧になるまで窒素ガスで満たした。50ml添加漏斗をフラスコに取り付け、マグネチックスターラーバーをフラスコに加えた。
【0050】
臭素5ml(Br
2、ACS試薬、≧99.5%、シグマアルドリッチ社、カタログ番号277576)を添加漏斗に入れ、フラスコ内のDWCNTに加えた。漏斗は、その後栓をし、フラスコを磁気攪拌プレート上に直接配置し、混合物をマグネチックスターラーバーと磁気攪拌プレートを用いて16時間(hr)攪拌した。その後、混合物の入ったフラスコを室温のウォーターバスに入れ、超音波処理装置(モデルVCX750、Sonics and Materials社、ニュータウン、コネチカット州(CT))を用いて15分間超音波処理し、フラスコに近接したウォーターバスに入れた。この段階では、DWCNTは完全に液体臭素中に分散して懸濁していた。
【0051】
次に、混合物を、底部表面積が約5cm
2の平底ガラスバイアルに移した。その後、バイアルと混合物を、取り外し可能な液体回収フラスコを備えた、バキュームピックとコンデンサとを装備した取り外し可能な蓋を備えた大きな円筒形状のガラス容器に入れた。その後、装置の上部をシリコン真空グリースやテフロン(登録商標)テープでシールし、装置全体をグラスウールで断熱した。
【0052】
装置は、速やかに真空にして(10秒間)空気の大半を取り除き、それから、4時間かけて徐々に180℃まで加熱した。サンプルから蒸発した臭素は、室温に維持した収集フラスコに回収した。温度が180℃に達した後に、装置を約20分で100℃まで自然冷却した。その後、装置を真空にし、残りの蒸発した臭素を液体窒素トラップに濃縮した。装置は、約1時間以内で真空下で室温まで冷却した。最後に、サンプルの入ったバイアルを装置から除去し、得られた凝集アセンブリを、底から慎重に取り出した。
【0053】
このようにして得られた凝集アセンブリは、DWCNTと残留臭素を含む薄い硬質ウエハの形態であり、フラスコに付着していなかった。製品を、無水エタノール(C
2H
5OH、>99.5%、シグマアルドリッチ社、カタログ番号459844)50mlで5回洗浄し、DWCNTの外壁から残留臭素を除去した。その後、洗浄したウエハを真空下、室温で乾燥させた。
【0054】
ウエハは、フラスコの底部側の表面は光沢と反射があり(
図1)、フラスコの底部から離れた側の表面は艶のない黒の外観を有していた。硬質ウエハは、良好な機械的強度と一体性を持ち、傷つけることなく容易に取り扱うことができる。ウエハは、熱重量分析(TGA7、パーキンエルマー社、ウォルサム、マサチューセッツ州(MA))によって決定され、約30重量%の臭素が含まれていた。走査電子顕微鏡画像(JSM−7500F、JEOL社、東京)によって示されるように、高密度アセンブリは、ウエハの平面で、主にランダムな方向に互いに重ね合ったCNTで構成されていた(
図2)。
【0055】
ウエハは、表面形状測定装置(Dektak 3030、Veeco社、プレインビュー、ニューヨーク州(NY))の測定によると約45μmの厚さであり、簡単な寸法と重量の計測による測定によると2.2g/cm
3のかさ密度があり、約1.5g/cm
3のDWCNTの効果的な充填密度に相当していた(減算臭素質量)。
【0056】
実施例2−DWCNTの凝集フレキシブルフィルムアセンブリ
CNTの凝集アセンブリを、2層カーボンナノチューブ(DWCNT)からフレキシブルフィルムの形態で形成した。
【0057】
東レのDWCNT100mgを、マントルヒーター、熱電対、真空システム、および液体窒素蒸気トラップを備えた100ml、3つ口フラスコに入れた。次いで、DWCNTを、真空下、150℃で20分間加熱して、揮発性物質を除去した。装置を、室温まで冷却し、マグネチックスターラーバーと50ml添加漏斗をフラスコに加えた。臭素10mlを、その後、添加漏斗に加え、それからフラスコに加えて脱気したDWCNTを覆った。
【0058】
次いで、DWCNTと臭素の混合物を、マグネチックスターラーバーと磁気攪拌プレートを用いて、室温で20時間攪拌し、臭素中のDWCNTの分散液を形成した。その後、混合物を大きな石英顕微鏡スライドを含むペトリ皿に流し込んだ。フラスコを5mlの追加の臭素で簡単に洗浄して残留したDWCNTを洗浄し、洗い流し液を、ペトリ皿に流し込んだ。
【0059】
その後、ペトリ皿を、テフロン(登録商標)の皿に置き、アセンブリを50℃に予熱しておいた大きなガラスの真空デシケーター内に置いた。デシケーターを覆い真空にした。臭素は、その後、デシケーターを50℃で維持しながら、液体窒素冷却コールドトラップに回収した。
【0060】
DWCNTと残留臭素を含む、薄い、灰色のフレキシブルフィルムが、ペトリ皿と顕微鏡スライドに残った。フィルムは4.0μmの厚さであり、目視による外観と質感で、標準の磁気記録テープと類似していた。フィルムは、ペトリ皿または顕微鏡スライドの底に付着しておらず、良好な機械的一体性を有し、そしてそれを傷つけることなく容易に取り除き、扱うことができた。300Kの温度でのフィルムの電気抵抗率は2.7×10
−4Ω
・cmであった。
【0061】
実施例3−DWCNTの凝集フレキシブルウエハアセンブリ
CNTの凝集フレキシブルウエハを、2層カーボンナノチューブ(DWCNT)から形成した。
【0062】
東レのDWCNT約50mgを50mlの丸底フラスコに入れ、マグネチックスターラーバーを加えた。次いで、臭素5mlをフラスコに加え、DWCNTを完全に覆った。その後、DWCNTと臭素の混合物を室温で6時間磁気撹拌し、臭素中にDWCNTの分散を形成した。
【0063】
次いで、混合物を約8cm
2の底面面積を有する平底ガラスバイアルに移した。混合物を入れたバイアルは、その後、平らな底部と取り外し可能な蓋とを装備した大きな円筒形のガラス容器に入れた。この容器は、バキュームピックと取り外し可能な液体回収フラスコ付き水冷式コンデンサの両方を装備していた。容器を、マントルヒーター内に保管し、装置全体をグラスウールで断熱した。その後、容器を約60℃に加熱した。
【0064】
上記によって混合物から蒸発した臭素を、室温に維持した収集フラスコに回収した。蒸発した臭素は、容器の圧力を約0.5トルから1.0トルの間に維持しながら、約45分間かけて収集した。その後、真空を遮断し、装置を約1時間以内で室温まで冷却した。最後に、バイアルを装置から取り除き、バイアルにある得られたDWCNTの凝集アセンブリを慎重に底から取り除いた。
【0065】
このようにして得られた凝集アセンブリは、自己組織化ウエハとしてのDWCNTと残留臭素からなる円形のディスクの形態であり、フラスコに付着していなかった。ウエハは、底面(フラスコと対向する側)は光沢と反射があり(
図3)、上面(フラスコの反対側)は艶のない黒の外観を有していた。ウエハは、良好な機械的強度と一体性を持ち、それを傷つけることなく容易に取り扱うことができた。
【0066】
幅約4mm、長さ約10mmの細片をウエハから切り取り、機械試験機(モデル5565、インストロン社、ノーウッド、マサチューセッツ州)を用いて屈曲下で試験を行った。試験片は、恒久的に変形することなく負荷の下で高い柔軟性を示し、負荷を取り除いた後に元の形状近くまで戻った(
図4)。推定の弾性係数は約245MPaであった。
【0067】
ウエハは、デジタルマイクロメータ(ファウラー・シルバック社(Fowler Sylvac)、スイス)の測定によると約120μmの厚さであり、0.65g/cm
3の効果的なカーボン充填密度を有していた。
【0068】
実施例4−DWCNTの大きな凝集フレキシブルフィルムアセンブリ
CNTを含む大きな凝集フレキシブルフィルムをDWCNTから形成した。
【0069】
東レのDWCNT約250mgを、50ml丸底フラスコに入れ、マグネチックスターラーバーを加えた。次いで、臭素20mlをフラスコに加え、DWCNTを完全に覆った。その後、DWCNTと臭素の混合物を、室温(20℃)で6時間磁気攪拌し、臭素中にDWCNTの分散を形成した。
【0070】
次いで、混合物を約64cm
2の底面面積(直径約9センチ)を有するペトリ皿に移した。その後、ペトリ皿と混合物を、平坦な底部と取り外し可能なキャップを備えた大きな円筒形のガラス容器に入れた。この容器は、バキュームピックと取り外し可能な液体回収フラスコ付き水冷式コンデンサの両方を装備していた。容器をマントルヒーター内に保管し、装置全体をグラスウールで断熱した。その後、容器を約60℃に加熱した。
【0071】
上記によって混合物から蒸発した臭素を、室温に維持した収集フラスコに回収した。蒸発した臭素は、容器の圧力を約0.5トルから1.0トルの間に維持しながら、少なくとも1時間かけて収集した。その後、真空を遮断し、装置を約1時間以内で室温まで冷却した。最後に、ペトリ皿を装置から取り除き、皿にある得られたDWCNTの凝集アセンブリを慎重に底から取り除いた。
【0072】
このようにして得られた凝集アセンブリは、フレキシブルフィルムとしてのDWCNTと残留臭素からなる直径9.0cmのディスクの形態であり、フラスコに付着していなかった。フィルムは、フラスコと対向する面は光沢と反射があり(
図5)、上面は艶のない黒であった。フィルムの厚さは約110μmだった。
【0073】
実施例5−SWCNTの凝集フィルムアセンブリ
CNTを含む凝集アセンブリを、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)から形成した。SWCNTは、製品番号P3.2−SWNTとして、カーボンソリューションズ株式会社(リバーサイド、カリフォルニア州)から得られた高純度のグレードのものであった。
【0074】
CNTアセンブリは、実施例1に記載の手順で形成し、最終的にエタノール洗浄し、オーブン乾燥工程を行った。
【0075】
得られたアセンブリは、厚さ約40μmの、SWCNTと残留臭素からなる黒色のディスクであった。ディスクは良好な機械的一体性を有し、フラスコの底部表面に付着していなかった。
【0076】
実施例6−SWCNTの凝集アセンブリ
CNTの凝集アセンブリを、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)から形成した。SWCNTは、製品名ElicarbSW(カタログ番号PR0925)のトーマススワン株式会社(コンセット、ダラム州、イギリス)から得られる高純度のグレードのものであった。
【0077】
SWCNT約50mgを50ml丸底フラスコに入れ、マグネチックスターラーバーを加えた。次いで、臭素5mlをフラスコに加え、SWCNTを完全に覆った。その後、SWCNTと臭素の混合物を、室温で24時間磁気撹拌した。その後、混合物をフレキシブル銅シースが巻かれたテフロン(登録商標)遠心分離管(50ml容量)に移した。混合物を、50%の振幅で動作する超音波処理装置のプローブの先端を被覆管に直接適用することで、遠心分離管で10分間超音波処理した。超音波処理の後、SWCNTは臭素液体中に均一に分散した。超音波処理後の混合物の粘度が著しく増加した。
【0078】
その後、混合物を約8cm
2の底面積を有する平底ガラスバイアルに移し、臭素を、実施例3と同様にしてゆっくりと蒸発させて除去した。
【0079】
このようにして得られた凝集アセンブリは、SWCNTと残留臭素からなる薄ウエハの形態であり、フラスコに付着していなかった。ウエハは、フラスコと対向する面は光沢と反射があり(
図6)、フラスコの反対側の面は艶のない黒い外観であった。ウエハは、良好な機械的強度と一体性を有していた。曲げ試験の測定によると推定の弾性係数は約350MPaであった。
【0080】
ウエハは、デジタルマイクロメータの測定によると約85μmの厚さであり、0.50g/cm
3の効果的なカーボン充填密度を有していた。
【0081】
実施例7−SWCNTの大きな凝集フレキシブルフィルムアセンブリ
直径9.0cmのCNTの凝集フレキシブルフィルムを、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)から形成した。
【0082】
トーマススワン社のElicarb SWのSWCNT約120mgを、50mlの丸底フラスコに入れ、マグネチックスターラーバーを加えた。次いで、臭素20mlをフラスコに加え、SWCNTwp完全に覆った。SWCNTと臭素の混合物を、その後、室温で24時間磁気撹拌した。その後、混合物をフレキシブル銅シースが巻かれたテフロン(登録商標)遠心分離管(50ml容量)に移し、10分間超音波処理した。超音波処理の後、SWCNTは臭素に均一に分散した。
【0083】
その後、混合物を約64cm
2の底面積を有する(直径約9センチ)ペトリ皿に移し、実施例4と同様にして、1時間かけてゆっくりと臭素を蒸発させた。
【0084】
このようにして得られた凝集アセンブリは、SWCNTと残留臭素からなる直径約9.0センチ、厚さ約125μmの円形ウエハの形態であり、フラスコに付着していなかった。ウエハは、フラスコと対向する面は光沢と反射があり(
図7)、上面は艶のない黒であり、そして良好な機械的強度と一体性を有していた。
【0085】
実施例8−ヨウ素中に分散させたSWCNTの凝集アセンブリ
CNTの凝集アセンブリを、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)から形成した。SWCNTは、製品番号P2−SWNTとして、カーボンソリューションズ株式会社(リバーサイド、カリフォルニア州(CA))から入手した。
【0086】
SWCNT約20mgを50ml、3口フラスコに入れ、真空下、150℃で20分間加熱して揮発性物質を除去した。次いで、フラスコを室温まで冷却した。ネジ付き漏斗をフラスコに取り付け、マグネチックスターラーバーをフラスコに加えた。
【0087】
ヨウ素(I
2、99.99+%、シグマアルドリッチ社、カタログ番号326143)10gを添加漏斗に加え、それから、SWCNTを含むフラスコに加えた。フラスコを迅速に真空にして空気を除去して、バキュームをオフにした。その後、フラスコをガラスウールで絶縁し、150℃に加熱してヨウ素を溶した。混合物をマグネチックスターラーを用いて150℃で3時間攪拌した後、100℃に冷却し、そしてフラスコを真空にした。ヨウ素を、容器の圧力を約0.5トルから1.0トルの間に1時間維持しながら蒸発によって除去し、フラスコを室温まで冷却した。
【0088】
追加の遊離ヨウ素を、洗浄溶媒中の紫色がなくなるまで、無水エタノールでフラスコの内容物を洗浄することで除去した。
【0089】
得られた生成物は、薄ウエハの形態のSWCNTの凝集アセンブリであった。製品は、希フッ酸で簡単に洗浄することによりフラスコから取り出した。
【0090】
実施例9−膨張グラファイトの凝集アセンブリ
フィルムの形態の凝集アセンブリを、実施例3の手順に従って、膨張グラファイトから調製した。DWCNTの代わりに、膨張グラファイト(株式会社中越黒鉛工業所、大阪、日本、製品番号BSP80AK)50mgを使用した。
【0091】
このようにして得られた凝集アセンブリは、グラファイトと残留臭素からなる、薄ウエハの形態であった。ウエハは、粗い表面の質感を有していた(
図8)。
【0092】
実施例10−凝集カーボンアセンブリの抵抗率測定
実施例1、2、3、5および6に従って製造されたカーボン凝集アセンブリを、以下のように、300Kの温度で抵抗率を測定した。
【0093】
長さが少なくとも4mmと幅が少なくとも3mmの矩形のフィルムサンプルを、鋏や鋭利な刃でカットしてアセンブリから取り出した。サンプルを、サンプル台に取り付け、2つの金色の電気接点対(2つの電流通電と2つの電圧検出)を、標準ケルビンタイプ(4点)プローブ構成で、サンプルに押し付けた。金電極間のフィルムの寸法は、光学顕微鏡と計測ソフトウェアによる測定によると、長さが3.67mmと幅が2.42mmであった。
【0094】
リードテストを、サンプルと試験装置間の良好な接触を確保するために行った。その後、サンプルを試験チャンバに置き、それから密封し、1時間真空にした。チャンバは300Kで10分間安定させた。その後、1μAと10μAの間での0.5μAのステップごとの電流における電流−電圧(I−V)ラインの傾きから、抵抗を測定した。サンプルの形状と抵抗値は、次の式を使用してフィルムの抵抗率を計算するために用いた。
【0095】
【数2】
【0096】
ここで、ρは抵抗率Ω
・cmであり、Rは抵抗Ωであり、Aは試験サンプルの断面積cm
2であり、Lはサンプルの長さcmである。
【0097】
実施例1、2、3、5および6に従って調製された凝集カーボンアセンブリの抵抗率を表1に示す。一般的には、抵抗率は、アセンブリフィルムの厚さの増加と共に増加する。また、DWCNTベースのフィルムは、SWCNTベースのフィルムよりもやや低い抵抗率を示した。
【0098】
【表1】
【0099】
実施例11−DWCNTアセンブリの温度依存抵抗率の測定
実施例2に従って製造したDWCNTからなる凝集アセンブリを、温度に応じて抵抗率を測定した。
【0100】
サンプルを準備して取り付け、そして、接点対を実施例10で説明したように取り付けた。
【0101】
リードテストを、サンプルと試験装置間の良好な接触を確保するために室温で行った。その後、サンプルを試験チャンバに置き、それから密封し、1時間真空にした。チャンバは300Kの開始温度で10分間安定させた。その後、300Kと100Kの間で20Kごとの間隔で、それぞれの温度の間に4分の安定化期間を有して、抵抗を測定した決定した。各温度での抵抗値と抵抗率を、実施例10で説明したように測定した。
【0102】
300Kと100Kの間での20Kの間隔のフィルムの抵抗率を
図9に示す。温度が下がるにつれて抵抗率が減少することは、フィルムアセンブリが厳密な金属電気的特性を持っていることを示している。膜抵抗は、300Kにおける2.7×10
−4Ω
・cmから100Kにおいて約2.4×10
−4Ω
・cmまで減少した。
【0103】
本発明のいくつかの実施形態は上記の実施例に記載されているが、当業者は、種々の変形が本発明の範囲から逸脱することなく行うことができることを理解するであろう。したがって、他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内である。