(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5725705
(24)【登録日】2015年4月10日
(45)【発行日】2015年5月27日
(54)【発明の名称】センサおよびセンサの製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 27/146 20060101AFI20150507BHJP
H01L 27/144 20060101ALI20150507BHJP
H01L 31/10 20060101ALI20150507BHJP
【FI】
H01L27/14 A
H01L27/14 K
H01L31/10 A
【請求項の数】12
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2009-280127(P2009-280127)
(22)【出願日】2009年12月10日
(65)【公開番号】特開2010-141333(P2010-141333A)
(43)【公開日】2010年6月24日
【審査請求日】2012年12月7日
(31)【優先権主張番号】10 2008 054 481.7
(32)【優先日】2008年12月10日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄
(74)【代理人】
【識別番号】100112793
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳大
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(72)【発明者】
【氏名】ヨッヘン ラインムート
(72)【発明者】
【氏名】ネイル デイヴィーズ
(72)【発明者】
【氏名】ジーモン アルムブルスター
(72)【発明者】
【氏名】アンド フェイ
【審査官】
山口 大志
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−146686(JP,A)
【文献】
特開平03−212979(JP,A)
【文献】
特開2008−294229(JP,A)
【文献】
特開2006−300816(JP,A)
【文献】
特開2006−003857(JP,A)
【文献】
特開2005−072126(JP,A)
【文献】
特開2003−185496(JP,A)
【文献】
特開2003−106894(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/146
H01L 27/144
H01L 31/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのダイオードピクセル(20)を有するセンサであって、
該ダイオードピクセルはメンブレイン(11)の内部、上部または下部に形成されたダイオード(6)を有しており、
前記メンブレイン(11)は空洞部(5)の上方に形成されており、
前記ダイオード(6)は少なくとも部分的に前記メンブレイン(11)の内部、上部または下部に形成された複数の線路(4a,4d)を介して接触接続されており、
前記ダイオード(6)は多結晶半導体層(4)内に形成されている、センサにおいて、
前記複数の線路(4a,4d)またはその一部は前記多結晶半導体層(4)内に形成されており、共通の前記多結晶半導体層(4)において、前記ダイオード(6)は低濃度にドープされた少なくとも1つのダイオード領域(4b,4c)によって形成されており、前記複数の線路またはその一部は高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)によって形成されている、
ことを特徴とするセンサ。
【請求項2】
前記共通の前記多結晶半導体層(4)において、前記ダイオード(6)となる前記低濃度にドープされた少なくとも1つのダイオード領域(4b,4c)、および、前記高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)は、横方向で見て相互に接する領域として構成されている、請求項1記載のセンサ。
【請求項3】
前記高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)は前記ダイオード(6)に対する機械的吊り部材を形成している、請求項1または2記載のセンサ。
【請求項4】
前記高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)は前記空洞部(5)の上方に延在して前記ダイオード(6)に接触しつつこれを支持する螺旋状の吊り部材(10a,10b)である、請求項3記載のセンサ。
【請求項5】
複数のダイオードピクセル(20)から成るダイオードアレイ(21)が設けられており、前記複数のダイオードピクセルは共通の基板(2)上でパターニングおよびドープされた共通の多結晶半導体層(4)によって形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項6】
前記ダイオードアレイ(21)は前記複数のダイオードピクセル(20)の線路に対する共通の列端子(12)および行端子(14)を有する、請求項5記載のセンサ。
【請求項7】
前記ダイオード(6)上に、入射してくる赤外光を吸収する吸収体層(18)が被着されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項8】
前記メンブレイン(11)は、パターニングされた多結晶層(4)から形成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項9】
前記メンブレイン(11)は、付加的な吸収体(18)を有しており、該吸収体と前記ダイオード(6)とのあいだに中間層(16)が形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項10】
共通の基板(2)の上に少なくとも1つの下方絶縁層(3)が形成されており、その上に前記多結晶半導体層(4)が形成されており、その上に少なくとも1つの上方絶縁層(7)が形成されており、さらにその上に導電性の導体層(8)が形成されており、該導体層は前記多結晶半導体層(4)の前記高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)に接触接続されるようにパターニングされている、請求項1から9までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項11】
前記センサは赤外光検出のためのセンサである、請求項1から10までのいずれか1項記載のセンサ。
【請求項12】
センサ(1)の製造方法であって、
基板(2)上に下方絶縁層(3)を形成するステップと、
多結晶半導体層(4)を形成およびドープし、これに少なくとも1つのダイオード(6)をパターニングするステップと、
その上に少なくとも1つの上方絶縁層(7)を被着するステップと、
コンタクトのための導電性の導体層(8)を形成して前記多結晶半導体層(4)に接続するステップと、
前記多結晶半導体層(4)またはその一部をエッチング開口(11c)によって露出させるステップと、
エッチングによって前記多結晶半導体層(4)の下方に空洞部(5)を形成し、少なくとも1つのダイオード(6)をメンブレイン(11)が支持するようにするステップと
を有する、方法において、
前記ダイオード(6)は少なくとも部分的に前記メンブレイン(11)の内部、上部または下部に形成された複数の線路(4a,4d)を介して接触接続されており、
前記複数の線路(4a,4d)またはその一部は前記多結晶半導体層(4)内に形成されており、共通の前記多結晶半導体層(4)において、前記ダイオード(6)は低濃度にドープされた少なくとも1つのダイオード領域(4b,4c)によって形成されており、前記複数の線路またはその一部は高濃度にドープされた複数の線路領域(4a,4d)によって形成されている、
ことを特徴とするセンサの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ、特に赤外光の空間分解能による検出のためのセンサおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
国際公開第2007/147663号明細書には、複数のダイオードピクセルがアレイ状に配置されたセンサが記載されている。ここでは、片持梁式での支持のためのメンブレインの下方に単結晶領域が存在している。各単結晶領域に1つずつ感応性領域としてのpnダイオードが構成されている。メンブレインの内部または下方にはダイオードを共通の列端子および行端子へ接続する線路が設けられており、アレイ内の所定のダイオードピクセルを容易にアドレシングないし読み出しすることができる。
【0003】
各ダイオードピクセルのpドープ領域およびnドープ領域のコンタクトは金属の線路を介して行われ、当該の線路はまずメンブレイン下方の単結晶領域の高濃度にドープされた領域へ接触し、ついでこの領域を介してダイオードのpドープ領域およびnドープ領域へ接触している。
【0004】
製造に際して複数のプロセスステップが必要となる。ここで、まず格子構造体が形成され、その下方で犠牲層として用いられるエピタキシ層内の所定の領域が多孔化され、続くテンパリングによって当該の多孔化された領域に空洞部が形成されて単結晶層となる格子構造体が包囲される。
【0005】
こうしたダイオードアレイにより、赤外光カメラの高い空間分解能が得られる。ただしその製造方法はかなり複雑であり、特にメンブレイン下方に空洞部および単結晶領域を形成することには困難がともなう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2007/147663号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、簡単に製造可能であり、高い空間分解能の得られるダイオードピクセルアレイを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、ダイオードが多結晶半導体層内に形成されていることにより解決される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】微細構造のセンサエレメントの実施例の断面図である。
【
図3】ダイオードおよび線路を上から見た図である。
【
図4】マトリクス配線のための行端子および列端子を有するダイオード素子を上から見た図である。
【
図5】付加的な吸収体を備えたダイオード素子の断面図である。
【
図6】
図5のダイオード素子を上から見た図である。
【
図7】複数のダイオード素子をアレイ状に配置した装置の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は多結晶の半導体材料、特にポリシリコン内にダイオード構造体を形成するという着想を基礎としている。したがって、特に、薄膜技術が選択され、本発明によっていっそう低いコストで迅速な製造方法が実現される。
【0011】
本発明のダイオードピクセルは層構造体上に形成される。当該の層構造体は有利には完全にまたは大部分がCMOSプロセス技術によって製造される。したがって既知の、特に低コストなプロセス技術を適用することができる。
【0012】
有利な実施形態によれば、ダイオードおよび線路は異なるドープ濃度で共通の多結晶半導体層内に形成されている。ここで、複数の線路またはその一部は高濃度にドープされた複数の線路領域によって形成されており、pnダイオードは低濃度にドープされた少なくとも1つのダイオード領域あるいは低濃度および高濃度にドープされた少なくとも1つのダイオード領域によって形成されている。種々のドープは例えばイオンインプランテーションおよび/または拡散などの公知の技術によって行われる。この場合、高濃度にドープされた線路領域は電気コンタクトとしてだけでなく空洞部の上方のダイオードに対する機械的吊り部材(フック)としても作用する。
【0013】
本発明は、多結晶半導体層の熱伝導率が金属の熱伝導率よりも著しく低いという知識に基づいて、多結晶材料の螺旋アーム状の吊り部材によりダイオードを横方向で熱的に絶縁するという着想を基礎としている。これにより、ダイオードは、下方では空洞部によって、また横方向では吊り部材によって、バルク材料から熱的に絶縁される。また、多結晶層はセンサエレメントとしてのダイオード領域および線路を形成するためにも用いられる。
【0014】
多結晶半導体層の下方に空洞部を形成する犠牲層として、下方絶縁層、特に基板上に形成されたフィールド酸化物が用いられる。これによりきわめて簡単かつコンパクトな構造が達成される。基板上にはまずフィールド酸化物が公知の手法で熱酸化によって形成され、その上に直接に多結晶半導体層が形成され、これがドープされ、さらにパターニングされる。続いて、空洞部がエッチング開口を通して上方から犠牲層内にエッチングされる。
【0015】
本発明によれば、基本的には付加的なエピタキシ層を犠牲層として形成する必要はなく、基板上で絶縁に用いられるフィールド酸化物を直接に犠牲層として利用することができる。ただし、基本的には付加的なエピタキシ層を犠牲層として利用することもできる。
【0016】
高濃度にドープされた線路領域のさらなるコンタクト形成は公知の手法でメタライゼーション部またはさらに高濃度にドープされた半導体領域によって行われる。多結晶半導体層の上には補完的に上方絶縁層、金属のコンタクトおよび上方のパシベーション層が被着される。
【0017】
層構造体を形成した後、公知の手法でまず多結晶半導体層の上方に空洞部がエッチングされ、次に多結晶半導体層に螺旋アーム状の線路がパターニングされ、同時に多結晶半導体層にエッチング開口が露出され、続いて適切なプロセス条件および適切なエッチングガスによって犠牲層がエッチングされる。
【0018】
このようにしてコンパクトかつ低コストに、比較的少ないステップ数で、特にCMOSプロセス技術を利用して、センサが製造される。このときセンサが形成されるのと同じ基板上に別の回路ないしセンサ信号を受け取る評価回路を形成してセンサに組み合わせることもできる。
【実施例】
【0019】
センサ1は基板2、有利にはシリコン基板を有しており、この基板2の上にパターニングされた積層体が配置されている。この積層体を下方から上方へ向かって見てみると、まず基板2の上に下方絶縁層3が配置されている。下方絶縁層3は特には酸化物層であり、有利には、CMOSプロセス技術によって形成され、例えばMOSFETのゲート酸化物層として用いられるフィールド酸化物層3である。フィールド酸化物層3の上にドープされたポリシリコン半導体層4が被着されており、これは特には種々にドープされた複数の領域を有するポリシリコン層であってよい。
【0020】
ポリシリコン層4の下方のフィールド酸化物層3内に空洞部5が形成されている。ポリシリコン層4は部分的に空洞部5の上方に延在している。図示の実施例では、ポリシリコン層4内にそれぞれ異なってドープされた4つの領域が横方向で相互に接して存在している。すなわち、p
+ドープ領域4a,pドープ領域4b,nドープ領域4cおよびn
+ドープ領域4dである。高濃度にドープされた外側の2つの領域すなわちp
+ドープ領域4aおよびn
+ドープ領域4dは線路領域4a,4dとして用いられる。これらの領域は、ともにダイオード6を形成する内側のダイオード領域4a,4bに対する線路となる。さらに、ダイオード6は低濃度にドープされたダイオード領域4b,4cから成るが、p
0ドープ領域4bおよびn
+ドープ領域4cあるいはp
+ドープ領域4bおよびn
0ドープ領域4cのように、低濃度にドープされたダイオード領域と高濃度にドープされたダイオード領域とを組み合わせてダイオードを形成してもよい。
【0021】
したがって、p
+ドープされた線路領域4aはpドープされたダイオード領域4bに接しており、n
+ドープされた線路領域4dはnドープされたダイオード領域4cに接している。ダイオード領域4b,4bから形成されるダイオード6は、有利には、完全に空洞部5の上方に位置する。線路として用いられる高濃度にドープされた線路領域4a,4dは外側から空洞部5の上方の一部まで延在する。空洞部5の上方にはメンブレイン11が完全にポリシリコン層4内に位置するように形成される。
図3の有利な実施例によれば、高濃度にドープされた線路領域4a,4dにおいて、空洞部の上方に螺旋アーム状の吊りばね10a,10bが形成されており、この吊りばねがダイオード6を機械的に支持し、同時に電気的な接触を形成している。ポリシリコンの線路領域4a,4dは例えば金属の線路よりも良好な熱的絶縁性を有しており、また、螺旋形状によって大きな長さが得られているので、片持梁式で支持されるダイオード6の良好な熱的絶縁が達成される。
【0022】
パターニングされたポリシリコン層4の上には上方絶縁層7が被着されており、この上方絶縁層は例えばBPSG(Bohr-Phosphor-Silicateglass)などのガラスまたは他の絶縁材料から形成される。コンタクトの形成は上方絶縁層7の上に被着された金属層8によって行われる。ここでは、上方絶縁層7の相応の切欠を通して下方の高濃度にドープされた線路領域4a,4dへの接続が形成される。これに加えて、パシベーション層9、例えばケイ素酸化物層ないしTEOS層(Tetraethyl-Orthosilicate layer)を被着することもできる。
【0023】
センサ1は完全にCMOS技術によって形成される。製造に際して、まず
図2の積層体が形成される。すなわち、フィールド酸化物層3が犠牲層として基板2の上に酸化により形成され、ついでポリシリコン層4が拡散またはイオンインプランテーションにより被着およびドープされ、パターニングされる。さらに層7〜9が被着され、パターニングされる。続いて、空洞部5がポリシリコン層4の上方の層7,9内にエッチングにより開口される。ポリシリコン層4には、
図3の線路領域4a,4dの螺旋アームおよび吊りばね10a,10bがエッチング開口10cのなかに形成されるように適切にパターニングされる。続いて適切なエッチングガス、例えばHF蒸気などを選択することにより下方絶縁層3の酸化物材料が選択的にエッチングされる。図示の下方絶縁層をエッチングする構成に代えて付加的な犠牲層、例えばケイ化ゲルマニウムがエッチングされる場合、例えばCIF
3が用いられる。なぜなら、ケイ化ゲルマニウム材料はポリシリコン層4のケイ素材料よりも迅速にエッチング可能であり、圧力を適切に調整することにより所望のアンダカットが形成されるからである。
【0024】
図1,
図3のセンサ1は唯一のダイオードピクセル20を有するが、本発明では
図4に示されているようにダイオードピクセルが共通の列端子12および行端子14へ接続されてアレイ状またはマトリクス状に配置されるようになっていてもよい。これにより高い空間分解能を有するセンサが実現される。
図7には、
図4のダイオードピクセル20を複数個有するダイオードピクセルアレイ21が示されている。この場合、ピクセル数が多くなればなるほど、相応に空間分解能も高くなる。本発明ではCMOSプロセスステップによる製造が行われるので、同じ基板2の上に、センサ信号を読み出す評価回路22を形成することもできる。このとき、ダイオードピクセルアレイ21を形成するプロセスステップと同じプロセスステップを評価回路22の形成に利用することができる。
【0025】
ダイオード領域4b,4cから形成されるダイオード6は入射してくる赤外光を直接に吸収する。これに加えて、
図5,
図6に示されているように、露出されたポリシリコン層4の上に吸収体層18を被着してもよい。これは特に空洞部5をポリシリコン層4の上に露出させた後に行われる。例えば酸化物層16がポリシリコン層4上に被着され、さらにポリ吸収体層18が被着され、適切なパターニングにより、犠牲層として用いられる下方絶縁層3のエッチングのための複数の貫通孔19が形成される。
【0026】
入射してくる赤外光は、吸収体層18または各ダイオードピクセル20のpnダイオード6を直接に加熱し、温度に応じてその電気抵抗を変化させる。これに基づいて入射してくる赤外光の光強度が求められる。
【0027】
バルク材料での吊りばね10a,10bの配置および接続は例えばLOCOS構造体を介して行うことができる。
【符号の説明】
【0028】
1 センサ、 2 基板、 3 下方絶縁層、 4 ポリシリコン層、 4a p
+ドープ領域、 4b pドープ領域、 4c nドープ領域、 4d n
+ドープ領域、 5 空洞部、 6 ダイオード、 7 上方絶縁層、 8 金属層、 9 パシベーション層、 10a,10b 吊り部材(吊りばね)、 10c エッチングガス供給部、 11 メンブレイン、 12 列端子、 14 行端子、 16 酸化物層、 18 吸収体層、 19 貫通孔、 20 ダイオードピクセル、 21 ダイオードピクセルアレイ、 22 評価回路