【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題の少なくとも一つを解決するために、請求項1に記載のエネルギーモニターシステムに関する発明は、例えば、
図1,
図7,
図8に示すように、
複数のエリアにおいて使用される電力の使用量をそれぞれ検出する複数の第1検出部1と、
複数のエリアにおいて使用されるガスの使用量を検出する第2検出部3と、
複数のエリアにおいて使用される水の使用量をそれぞれ検出する複数の第3検出部5と、
前記複数のエリアのそれぞれに対応する複数の画像を画面内に表示すると共に、前記第1検出部1、前記第2検出部3および前記第3検出部5のいずれか一つで検出された現在の使用量を前記複数の画像内に表示する表示部11と、
前記表示部11に表示される前記複数のエリアの各々の前記画像の表示状態を制御する制御部13と
を備え、
前記制御部13は、
前記表示部11に、前記複数のエリアにおける電力・ガス・水の各種別のエネルギーの使用量の状況を、その種別ごとに切り替え可能に一画面に一覧表示し、
前記エリアに設定された所定の使用量を超えたと判断したとき、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を現在の表示状態から第1の表示状態に変更
し、
さらに、前記制御部13が前記所定の使用量を越えた状態で前記エリアに設定された所定の使用時間を経過したと判断したとき、前記制御部13は前記所定の使用時間が設定されたエリアの画像の表示状態を第1の表示状態から第2の表示状態に変更するように設定されており、
前記エリアの画像には、エリア名と、現在の使用量と、経過時間とが表示されており、
前記所定の使用時間が設定されたエリアは、リビング・キッチン・子供部屋に係る各エリアであることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、前記複数のエリアのそれぞれに対応する複数の画像を画面内に表示する表示部11において、前記制御部13が前記エリアに設定された所定の使用量を超えたと判断したとき、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を現在の表示状態から第1の表示状態に前記制御部13が変更することにより、他のエリアの画像と異なる表示状態となるため、複数のエリアにおける資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0010】
また、前記制御部13は前記所定の使用時間が設定されたエリアの画像の表示状態を第1の表示状態から第2の表示状態に変更することにより、所定の使用量を越えた状態で所定の使用時間が経過したことをユーザに知らせることができるため、複数のエリアにおける資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0011】
請求項
2に記載の発明は、例えば、
図5に示すように、
複数のエリアにおいて使用される電力の使用量をそれぞれ検出する複数の第1検出部1と、
複数のエリアにおいて使用されるガスの使用量を検出する第2検出部3と、
複数のエリアにおいて使用される水の使用量をそれぞれ検出する複数の第3検出部5と、
前記複数のエリアのそれぞれに対応する複数の画像を画面内に表示すると共に、前記第1検出部1、前記第2検出部3および前記第3検出部5のいずれか一つで検出された現在の使用量を前記複数の画像内に表示する表示部11と、
前記表示部11に表示される前記複数のエリアの各々の前記画像の表示状態を制御する制御部13と
を備え、
前記第3検出部5は、水道メーター160から電気温水器130や水を使用する各エリア(キッチン80、洗面所100等)への配水管の経路上に設けられ、当該電気温水器130や各エリアにおける水の使用量を検出する複数の水量センサー17,170,173から構成され、
前記複数の水量センサー17,170,173はパルスカウンター7に接続されており、
前記水を使用する各エリアへの配水管は、前記電気温水器130を経由し、かつ湯用ヘッダーを介して分岐する湯用のものと、前記電気温水器130を経由せずに、かつ水用ヘッダーを介して分岐する水用のものと、があり、
前記複数の水量センサー17,170,173には、前記湯用ヘッダーから分岐した後のそれぞれの水の使用量と、前記水用ヘッダーから分岐した後のそれぞれの水の使用量を検出する端末用水量センサー173が含まれて
おり、
前記制御部13は、
前記表示部11に、前記複数のエリアにおける電力・ガス・水の各種別のエネルギーの使用量の状況を、その種別ごとに切り替え可能に一画面に一覧表示し、
前記エリアに設定された所定の使用量を超えたと判断したとき、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を現在の表示状態から第1の表示状態に変更することを特徴とする。
このような請求項2に記載の発明によれば、前記複数のエリアのそれぞれに対応する複数の画像を画面内に表示する表示部11において、前記制御部13が前記エリアに設定された所定の使用量を超えたと判断したとき、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を現在の表示状態から第1の表示状態に前記制御部13が変更することにより、他のエリアの画像と異なる表示状態となるため、複数のエリアにおける資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0013】
請求項
3に記載の発明は、例えば、
図1,
図9に示すように、
請求項1
または2に記載のエネルギーモニターシステムにおいて、
前記第1検出部1、前記第2検出部3および前記第3検出部5で検出された使用量をそれぞれ記憶する記憶部14を更に備えており、
前記制御部13は、前記記憶部14に記憶された使用量を用いて最新の所定期間分の使用量と過去の所定期間分の使用量を算出し、最新の所定期間分の使用量と過去の所定期間分の使用量とを比較可能に表示することを特徴とする。
【0014】
請求項
3に記載の発明によれば、記憶部14を備えることにより、過去データの編集および比較を可能にし、比較結果が表示可能となるため、資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
また、最新の所定期間分の使用量と過去の所定期間分の使用量とを比較可能に表示することにより、過去の所定期間分の使用量に対する最新の所定期間分の使用量の比較が容易になるため、資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0015】
請求項
4に記載の発明は、例えば、
図1,
図10に示すように、
請求項
3に記載のエネルギーモニターシステムにおいて、
前記複数のエリアのうちいずれか一つを選択する操作部12を備え、
前記制御部13は、前記記憶部14に記憶された使用量を用いて前記操作部12で選択されたエリアの使用量の全エリアの使用量に対する割合を異なる期間ごと算出し、前記異なる期間の使用量を比較可能に表示することを特徴とする。
【0016】
請求項
4に記載の発明によれば、選択されたエリアの使用量の全エリアの使用量に対する割合ついて、前記異なる期間の使用量を比較可能に表示するにより、エリア毎に全エリアに対する過去の使用量との比較が容易になるため、資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0017】
請求項
5に記載の発明は、例えば、
図1に示すように、
請求項1から
4のいずれか一項に記載のエネルギーモニターシステムにおいて、
前記表示状態が変更された際に、異常があったことを通信回線を介して外部に通報する通信部15を更に有することを特徴とする。
【0018】
請求項
5に記載の発明によれば、異常があったことを通信回線を介して外部に通報するにより、通報を受けたユーザが認識可能になるため、エネルギーモニタシステムの設置場所から離れていても、資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。
【0019】
請求項
6に記載の発明は、例えば、
図1,
図11に示すように、
請求項1から
5のいずれか一項に記載のエネルギーモニターシステムにおいて、
発電装置が発電した発電電力を検出する第4検出部1を更に備え、
前記制御部13は、前記発電電力の前記電力の使用量に対する割合を算出し、前記割合を数字で表示する一方で、前記電力の使用量より前記発電電力が大きいと判断した場合、前記割合が大きくなるほど、前記割合を示す画像を大きく表示することを特徴とする。
【0020】
請求項
6に記載の発明によれば、前記割合が大きくなるほど、前記割合を示す画像を大きく表示するにより、ユーザが数値と画像の大きさで発電状態を把握ため、資源の使用状態の良否についてユーザが容易に把握することができる。