【実施例】
【0025】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。
図1は本発明を実施する機能ブロック図であり、本発明を各種の態様で実施することができるようにした例を示している。したがって、本発明はこれらの機能ブロックの内任意のものを選択して、各種の態様で実施することができる。なお、
図1における各機能部は、各機能を行う手段と言うこともできる。
【0026】
図1に示す例においては、テレビ受信処理部1においてデジタルテレビ放送をテレビ放送受信部2で受信し、テレビ情報データ分離部3ではテレビ情報取得部11に例示しているようなデジタル放送で送信されている各種のテレビ情報を、受信した各種のテレビ用データの中から分離し、後述するようにこれをテレビ情報取込部11で容易に取り込むことができるようにしている。テレビ放送受信部2で受信したテレビ放送の画像データは、テレビ表示データ出力部18のテレビ放送受信画像出力部19に出力し、これをモニタ等のテレビ表示部17に出力している。なお、音声は図示されないスピーカから出力している。
【0027】
テレビ情報データ分離部3で分離したデジタルテレビ放送で送信される各種の情報は、前記のようにテレビ情報取込部11で取り込まれるが、この時のテレビ情報としては、図中に例示するように、データ放送、番組情報、EPG、受信可能局等であるが、これらの内任意のものを予め選択設定して取り込むようにしても良い。この時に取り込む各種データはデータ画更新されるたびに取り込んでも良く、一定時間毎に取り込んでも良い。
【0028】
図1に示すテレビ情報取込部11ではこのテレビ放送受信器がインターネット接続部16でインターネット接続可能な時、定期的に、或いは利用者の指示等によりインターネットに接続し、テレビ情報の提供部門から、例えばテレビの番組に関する各種情報等を取り込むことができるようにしている。その際には長期間テレビを受信していなかったような場合で、テレビが最初から受信できないような場合でも、最新のテレビ情報を取り込むことができる。
【0029】
テレビ情報取込部11で取り込んだ前記のような各種のデータは、テレビ情報記憶部12に更新しながら記憶する。したがって、テレビ情報取込部11で例えばEPGデータを取り込む時、これを記憶することにより、1週間分の番組関連情報を取り込んで記憶しておくことができるので、テレビ放送受信後数日経過してからテレビ放送を受信しようとした時に、テレビ放送を受信できない状態であっても、このデータを利用して表示することができる。
【0030】
テレビ情報記憶部12に記憶した前記のようなテレビ情報は、後述するようにサーチ中テレビ画面表示画像形成部23の指示により、テレビ情報読込部13で読み込んで、得られたテレビ情報をそのまま用いて表示し、或いは所定の画像に形成し、これをテレビ表示データ出力部18からテレビ表示部17に表示可能としている。
【0031】
受信局選択指示部4ではテレビ放送受信処理部1で受信する受信局の選択と受信の指示を行うものであり、その中の自動選択指示部5では、例えば現在迄受信していたテレビ放送が受信できなくなった時、同じ放送局の系列局をサーチする際に、前記のような系列局のデータにより自動的にその系列局を順にサーチするような場合、この自動選択指示部5で受信局の選択と指示を行う。
【0032】
また、例えば受信局記憶部15においてテレビの電源を切り、或いはモニタへの表示に際してテレビの受信画面からナビゲーション用画面等に切り替えた時、今まで受信していたテレビの受信放送局を受信局記憶部15に記憶していた時には、その後テレビ放送を受信する際に、受信局読込部14でこれを読み込んで、自動的にその局を受信する際にもこの自動選択指示部5で作動を行うこととなる。
【0033】
それに対して手動選択指示部6では、利用者が任意の局を直接選択指示するものであり、その際には利用者が単にチャンネル指示釦等を操作する以外に、例えば画面に表示された番組表を見て、任意の局を指示し、或いは番組自体を指示する場合等、種々の場合が存在する。
【0034】
受信可否判別部7では、受信局選択指示部4で選択した受信指示を行った局について、受信が可能であるか否かを判別するものであり、その際にはテレビ情報取込部11で取り込んだ受信可能局のデータに含まれているか否かによって判別するテレビ情報利用判別部8と、受信局選択指示部4で選択した局について、テレビ放送受信部2で実際に受信を試みて、所定時間内に受信できない時に受信不能と判別する実サーチ判別部9とを備えている。
【0035】
テレビ表示データ出力部18では、テレビ表示部17に表示するデータを出力するものであり、ここで出力するデータとしては、通常のテレビ放送を受信するテレビ放送受信部2で受信したデータを取り込んで出力する、定常テレビ放送受信データ19の出力部を備えている。
【0036】
テレビ表示データ出力部18にはそのほか、テレビ情報関連データ20の出力部を備え、定常的なテレビ画面の表示中にも利用者によりデータ放送や番組表を表示する指示があった時には、テレビ放送受信処理部1のテレビ情報データ分離部2で分離した最新のデータ放送や番組表の表示を行う。
【0037】
そのほかこのテレビ情報関連データ20の出力部では、受信局サーチ中検出部22がテレビ放送受信処理部1のテレビ放送受信部2で、受信局選択指示部4の指示によって所定の局の受信処理を行っている時、現在サーチ中であることを検出した際には、サーチ中テレビ画面表示画像形成部23において、テレビ情報読込部13で読み込んだテレビ情報記憶部12に記憶している最新のテレビ情報によって、或いはテレビ情報データ分離部3で分離したデータを直接ここに取り込んで、テレビ情報表示用の画像を形成して出力してきた時、このテレビ情報関連データ20の出力部からテレビ表示部に出力可能としている。
【0038】
また、テレビ作動表示データ21の出力部においては、前記のようにサーチ中テレビ画面表示画像形成部23からのデータにより、或いは別個の表示手段によって、例えば現在サーチ中であること、それがどの程度の時間継続しているかの目安、現在はどのチャンネルをサーチしているか等の、現在テレビでどのような作動を行っているかのデータに基づいて、その表示出力を行っている。
【0039】
番組終了検出部24では、例えばテレビ放送受信部2で系列局のサーチを行う時、特に受信できる系列局がなかなか見つからないような場合、今まで視聴していた番組が終わってしまい、その後に系列局を受信できてもあまり意味が無くなることが多いので、ここでは系列局サーチに際して、テレビ情報読込部13でテレビ情報記憶部12から現在まで視聴していた番組の終了時刻のデータを読み込んで、この番組終了時刻になったか否かを監視できるようにする。ここで番組終了時刻になったことを検出した時には、現在視聴できる局のリストを表示し、利用者が視聴したい局を選択できるようにする。
【0040】
本発明は
図1に示す機能ブロックにより、例えば
図2に示すような作動フローにしたがって作動させることにより、本発明において特にテレビ受信のサーチ中における各種テレビ情報の表示処理を行うことができる。
図2に示すテレビ受信処理の例においては、最初テレビの作動開始処理から始めている(ステップS1)。
【0041】
ここでのテレビの作動開始とは、テレビの電源をONしてテレビ放送の受信を開始することであるが、単にテレビのスイッチを操作して電源をONにする以外に、例えば車両用のモニタにナビゲーション画面を表示している時、モニタの表示画面切替部においてテレビ画面に切り替える指示を行うことによって、テレビの受信作動が開始される時には、この場合も含まれる。
【0042】
次いで、最後に受信していたテレビ局を受信サーチする(ステップS2)。この作動は通常のテレビ放送受信器において採用されているリジューム機能であり、
図1の例では受信局記憶部15において、先にテレビを受信していてそのテレビ受信が終了した時、それまで受信していた局をここに記憶しておき、その後前記ステップS1の作動時に受信局読込部14がこれを読み込んで、受信局選択指示部4の自動選択指示部5がテレビ放送受信処理部1のテレビ放送受信部2に対して、自動的のその局を受信するように指示を行うことによって作動する。
【0043】
その後
図2の例においては、テレビ情報を更新して取得し、記憶する(ステップS3)。この作動は
図1のテレビ放送受信処理部1におけるテレビ情報データ分離部3において、テレビ放送受信部2で受信している局の定常放送と共に送信されるデータ放送、番組情報、EPG等を受信し、テレビ情報取込部11でそれらのデータを分離し、これを取り込むことによって行っている。
【0044】
この時取り込むテレビ情報としては、前記のようにテレビ放送受信部2でサーチしている局とは異なる、現在受信できる局のテレビ情報を取り込むことができるほか、放送データ上では現在受信可能なことになっている受信可能局のデータを取り込むこともできる。また、前記のように
図1のインターネット接続部16を介してテレビ情報を取り込むことができる。
【0045】
その後ステップS4において、記憶している最新のテレビ情報を画面表示する。この作動は、
図1の受信局サーチ中検出部22において、現在テレビ放送受信のためにサーチを開始したことを検出した時、サーチ中テレビ画面表示画像形成部23が、テレビ情報読込部13がテレビ情報記憶部12に記憶している最新のテレビ情報を読み込んで、そのデータにより、所定のテレビ情報画面を形成し、テレビ表示データ出力部18のテレビ情報関連データ20の出力部から、テレビ表示部に出力することによって行っている。ここでは特に一番最初に表示されるテレビ情報は、最後に受信していた局のテレビ情報が、テレビ情報記憶部12に記憶されているので、この情報を読み込んで表示することとなる。
【0046】
図2に示す例においては、テレビ受信処理部1のテレビ放送受信部2が受信のためにサーチを開始した時、直ちに前記のようなサーチ中に表示するテレビ情報の画面を表示することにより、黒画面のようなサーチ中の画面をできる限り表示することの無いようにした例を示したが、それ以外に、サーチを開始して例えば3秒等の所定時間経過した後で、前記のようなテレビ情報の画面表示を行うようにしても良い。
図4(b)には、サーチを開始して3秒等の所定時間が経過して、いわゆる黒画面表示が継続した時、同図に示すようなテレビ情報表示に切り替える例を示している。
【0047】
その後
図2の例においては、現在受信可能な局のデータを取得したか否かを判別している(ステップS5)。即ちここでは、現在リジューム機能によって最後に受信していた局のサーチを行っている時、先に受信していた局は受信できず、他の局を受信する処理を行わなければならなくなることを考慮して、ここで受信可能な局のデータを取得して、そのデータ上で受信可能な局でアルか否かを判別することとしている。このデータは、現在テレビ放送を受信している放送受信部とは別個に設けた第2の放送受信部で、他の受信可能な局を受信して、そのデータに含まれている、現在地で受信可能な局のデータを取り込むことによっても行うことができる。
【0048】
そのほか、先にテレビを受信していた場所と大きな相違がないことがわかっている時で、テレビ情報記憶部12に受信可能局のデータが存在する時には、これをテレビ情報読込部13で読み込んでその情報を取得して、受信可否判別部7のテレビ情報利用判別部8において判別を行うことにより実施することもできる。このステップS5において、現在受信可能な局のデータを取得できなかったと判別した時には、ステップS7に進むこととなる。
【0049】
ステップS5において、前記のような各種の手法によって、現在受信可能な局の情報を取得できた時には、ステップS6に進んで、最後に受信していた局は現在受信可能な局か否かを、取得できた受信可能局のデータによって判別する。ここで現在サーチしている局は現在の状態では受信することができない局であるとデータ上判別した時には、
図2の例においてはステップS9に進んで、後述するように現在受信可能な局は存在するか否かを判別している。
【0050】
それに対してステップS6において、最後に受信していた局は、データ上現在は受信できる局であると判別した時には、ステップS7に進んで最後に受信していた局は受信できたか否かを判別する。ここで受信できたと判別した時には、ステップS14に進んで、最後に受信していた局を受信し表示する。
【0051】
この時、前記ステップS4で行った、テレビ情報画面の表示から、定常のテレビ放送受信に切り替わることとなる。したがって、最後に受信していた局のサーチを行って、実際にその局の放送を受信できるまでは、従来のようないわゆる黒画面を表示することなく、テレビ情報を表示しておくことができる。
【0052】
このような定常的なテレビの受信状態になった後は、
図3のテレビ受信中の受信不能時処理をステップS1から開始することとなる。これは後述するように、
図2のステップS13の処理と同様である。
【0053】
前記ステップS7において、最後に受信していた局は受信できなかったと判別した時にはステップS8に進んで、サーチを開始してから、例えば15秒等の所定の時間が経過したか否かを判別する。ここで未だその時間が経過していないと判別した時には、ステップS7に戻って、最後に受信していた局は受信できたか否かの判別を行い、15秒等の所定の時間までに受信できた時には前記のようにステップS11に進み、受信できない時には15秒等の所定の時間が経過するまでその作動を繰り返す。
【0054】
ステップS8において最後に受信していた局は、本来はデータ上受信できるはずであるにもかかわらず、所定時間経過しても受信できなかった時には、前記ステップS6において最後に受信していた局はデータ上受信できない局であると判別した時と共にステップS9に進み、現在受信可能な局は存在するか否かを判別する。
【0055】
この判別に際しては、
図1の受信可否判別部7のテレビ情報利用判別部8で、テレビ情報記憶部13に記憶している受信可能局の情報を検索し、その情報が存在するか否かを判別することによって行うことができる。また、更に詳細には、受信可否判別部7の実サーチ判別部9で、テレビ放送受信部1において、最後に受信していた局の系列局サーチを含めて、通常行なわれている広範囲のテレビ局を順にサーチする等の実サーチを行うことにより判別することができる。
【0056】
この時の受信可能局のサーチに際しては、単に現在の状態で受信可能な局を全てサーチする以外に、最後に受信していた局のサーチに引き続き、系列局データを利用してその局の系列局サーチを行い、適切な系列局が存在しない時に前記のような受信可能局のサーチを行うようにしても良い。
【0057】
ステップS9において現在受信できる局は存在しないと判別した時には、ステップS16に進んで、現在受信可能な局は存在しないことを表示し、次いで利用者がテレビをOFFするか否かを判断し、利用者がこの状態ではテレビを受信できないと思う等によってOFFする判断をした時には、ステップS18に進んでこのテレビをOFFすることとなる。その際には、モニタの表示部や操作釦を操作することによってナビゲーション画面を表示させる等によって、実質的なOFF作動を行うこともできる。ステップS17で利用者がテレビをOFFしない時には、再びステップS1に戻って前記作動を繰り返す。
【0058】
また、ステップS9において、現在受信可能な局は存在すると判別した時には、ステップS10に進んで現在受信可能な局のリストを表示する。ここにおいては後述するように
図3S29からも同様の処理を行うものとしている。次いで、その表示に基づいて利用者が任意の受信可能局を選択して(ステップS11)、選択した受信可能局を受信してそれを視聴する(ステップS12)。その後ステップS13に進み、前記ステップS15と同様に、
図3に進んで、後述するテレビ受信中の受信不能時処理を行う。
【0059】
図3に示すテレビ受信中の受信不能時処理の例においては、前記のように
図2のステップS13とステップS15において、テレビの受信処理を開始してから、何らかのテレビ局が受信され、定常のテレビ受信画像が表示された状態で行う処理となる。その処理に際しては、最初前記のようにして受信されたテレビ局の受信を継続しながら、前記
図2のステップS3と同様に、テレビ情報を更新して取得し、記憶すると共に、特にここでは現在視聴している番組の終了時刻を取り込んでいる。このデータは前記テレビ情報において、例えばEPG、番組情報等に含まれているものであるが、後述するようにステップS26でそのデータを用いるため、ここに別途示している。
【0060】
この処理に際しては、前記
図2のステップS3では未だ受信可能な局がサーチされていない状態でも、既に記憶しているテレビ情報や、インターネットに接続する等により、何らかのテレビ情報を取得する作動は行うのに対して、
図3のステップS1においては、既にいずれかのテレビ局の受信を行っているため、少なくともデータ放送によってテレビ情報を受信可能となっている。したがって、ここでは常に最新の情報を更新しながら取り込んで記憶しておくことができる。
【0061】
その後、現在視聴中のテレビ局からの放送が受信不能になったか否かを判別する(ステップS22)。ここで受信不能になっていないと判別した時には、ステップS21に戻って、テレビ放送の受信の継続と、テレビ情報を更新して取得し、記憶する作動を、ステップS22で現在受信している局の放送を受信できなくなるまで継続する。
【0062】
ステップS22において現在視聴中のテレビ局の放送を受信できなくなったと判別した時には、
図3の例においてはステップS23に進んで、現在視聴中のテレビ局の系列局をサーチする。但し、現在受信している局の放送を受信できなくなった時には、直ちに系列局をサーチする以外に、中継局のサーチを行い、存在する時にはその中継局からの放送を受信する作動も存在するが、ここではこれを省略して示している。なお、このような中継局の多くは、放送周波数は同じであるが、異なる中継局も存在する。
【0063】
次いでステップS24において、ステップS23で系列局サーチを行っている時に、今まで視聴していた番組のテレビ情報を表示する。この状態は
図4(a)に示しており、最初野球放送を受信していた状態でその放送が受信できなくなった時、今まで視聴していた番組のテレビ情報を表示し、従来のような実質的な黒画面の表示を行わないようにすると共に、テレビの番組とある程度関連した内容を表示させることができる。
【0064】
その後ステップS25に進み、系列局は受信できたか否かを判別する。ここで系列局が受信できたと判別した時には、ステップS30に進んで、系列局に受信を切り替えて、これを視聴するための画面表示を行う。
【0065】
この状態は前記
図4(a)において、系列局サーチ中におけるテレビ情報表示画面から、系列局を受信してその後の野球放送を継続して受信した状態として示している。したがって、同図に示すように、系列局サーチを行って系列局がサーチできるまで、テレビ情報の表示を行い、実質的な黒画面の表示を行うことが無く、系列局のサーチができた時に、系列局の受信による視聴を、続けて行うことができるようになる。
【0066】
ステップS25において、系列局は受信できないと判別した時には、
図3の例においてはステップS26に進み、視聴していた番組の終了時刻は過ぎたか否かを判別する。この番組の終了の判別に際しては、前記のようにステップS21においてそのデータを確実に取り込んでおり、このデータを用いることができる。
【0067】
ステップS26において、視聴していた番組の終了時刻は過ぎてはいないと判別した時には、ステップS23に戻って、先に視聴していたテレビ局の系列局サーチを継続し、ステップS24でこのサーチ中は最新取得したテレビ情報を表示する処理を繰り返して、以降は同様の作動を継続する。なお、前記ステップS26において、視聴していた番組の終了時刻は過ぎていないと判別した時においても、例えば3分等の比較的長時間系列局サーチを行った時には、この系列局サーチを終了し、ステップS27に進むように設定しても良い。
【0068】
ステップS26において、視聴していた番組の終了時刻は過ぎたと判別した時には、現在受信可能な局の情報をリスト表示する(ステップS27)。この状態は
図4(c)に示しており、同図に示すように最初野球を視聴していたところ、途中でこれが受信できなくなり、系列局サーチを行う時、画面にはサーチを行っていることを示す表示を行うと共に、テレビ情報を表示しておく。
【0069】
それにより従来のような実質的な黒画面を表示することが無くなるのは同図の(a)と同様であるが、その後は今まで視聴していた番組が終了してしまったことを検出することにより、現在受信可能な局のリストを表示し、利用者に受信局の選択を促す表示を行っている例を示している。この作動は
図1の番組終了検出部24が、テレビ情報読込部13でテレビ情報記憶部12から現在まで視聴していた番組の終了時刻データを読み込んで、系列局サーチ時にこの番組終了時刻になったか否かを監視し、ここで番組終了時刻になったことを検出した時には、サーチ中テレビ画面表示画像形成部23で、現在視聴できる局のリストを表示することにより行っている。
【0070】
図3に示す例においては、前記ステップS27において、現在受信可能な局のリスト表示を行う処理をした時、表示する局が存在しない場合、即ち現在は受信できる局が存在しなかった時のことを考慮し、ステップS28において、現在受信可能な局は存在するか否かを判別して、存在しなかった時にはステップS31に進み、最新のテレビ情報の表示を継続すると共に、現在受信できる局は存在しないことを表示して、図示の例ではステップS28に戻る。
【0071】
このステップS26において現在受信可能な局が存在すると判別した時、即ち、ステップS27で現在受信可能な局のリストを表示する処理を行って、実際に受信可能な局のリストが表示できた時には、ステップS29において、
図2のステップS10に進み、前記と同様の処理を行う。