【文献】
ETRI,Discussion on further details of Scenario 4,3GPP R1-111000,2011年 2月25日
【文献】
Panasonic,Comparison of Orthogonal/Non-orthogonal CoMP transmission for PUCCH,3GPP R1-093460,2009年 8月28日
【文献】
LG Electronics,CSG Flag in Physical Cell ID,3GPP R1-082911,2008年 8月22日
【文献】
Qualcomm Incorporated,Further details of PUCCH format 3,3GPP R1-105555,2010年10月15日
【文献】
LG Electronics,Uplink reference signals for CoMP,3GPP R1-113498[online],2011年10月 7日,検索日:2014年11月4日、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_66b/Docs/>
【文献】
Panasonic,Uplink enhancement for Rel.11,3GPP R1-112367,2011年 8月26日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の技術はCDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier−frequency division multiple access)などのような多様な多重接続方式(multiple access scheme)に使われることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)で具現されることができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(Long Term Evolution)は、E−UTRAを使用するE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、LTEの進化である。
【0025】
図1は、多重ノードシステムの例を示す。
【0026】
図1を参照すると、多重ノードシステムは、基地局及び複数のノードを含む。
【0027】
基地局は、一般的に端末と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。基地局は、複数のノードと連結されて各ノードを制御することができる。
【0028】
ノードは、マクロ基地局、ピコセル基地局(PeNB)、ホーム基地局(HeNB)、RRH(remote radio head)、中継器、分散されたアンテナなどを意味する。このようなノードは、ポイント(point)とも呼ばれる。
【0029】
多重ノードシステムにおいて、全てのノードが一つの基地局コントローラにより送受信の管理を受けることによって個別ノードが一つのセルの一部のように動作すると、システムは、一つのセルを形成する分散アンテナシステム(distributed antenna system、DAS)システムとみることができる。分散アンテナシステムにおける個別ノードは、別途のノードIDが付与されることもでき、別途のノードIDなしにセル内の一部アンテナ集団のように動作することもできる。即ち、分散アンテナシステム(distributed antenna system、DAS)は、アンテナ(即ち、ノード)がセル(cell)内の多様な位置に分散されて配置され、このようなアンテナを基地局が管理するシステムを意味する。分散アンテナシステムは、基地局のアンテナがセル中央に集中して配置される従来の集中アンテナシステム(Centralized antenna system、CAS)と異なる。
【0030】
多重ノードシステムにおいて、個別ノードが個別的なセルIDを有し、スケジューリング及びハンドオーバを実行する場合、これは多重セル(例えば、マクロセル/フェムトセル/ピコセル)システムとみることができる。このような多重セルがカバレッジによって重なる形態で構成される場合、これを多重階層ネットワーク(multi−tier network)という。
【0031】
図2は、同一の物理的セルIDを使用する多重ノードシステムを示す。
【0032】
図2を参照すると、ノード1はマクロ基地局であり、ノード2〜5はRRHである。ノード1〜5は、同一の物理的セルIDを使用することができる。
【0033】
端末は、その位置によって互いに異なるノードにアップリンク信号を送信することができる。例えば、端末1は、ノード2にアップリンク信号を送信し、端末2は、ノード3にアップリンク信号を送信することができる。このように互いに異なる端末が同一の無線リソースを使用してアップリンク信号を送信する場合、相互間に干渉を発生させる。このような相互間の干渉を緩和させるために、各端末は、アップリンクプリコーディング(precoding)を適用し、各ノードは、受信信号処理技法を介して干渉を緩和させる。このような方法を多重ユーザMIMO(multi−user multi input multi output:MU−MIMO)という。
【0034】
MU−MIMO技法の適用時、基地局又はノードは、端末がどのようなプリコーディング行列を使用したか及びどのアップリンクチャネルを経たかをアップリンクDM−RS(demodulation reference signal)を介して把握する。DM−RSは、端末が送信するアップリンクデータチャネル又は制御チャネルと関連した基準信号である。
【0035】
したがって、各端末が送信するアップリンクDM−RS間には最大限相互間の干渉が無いようにすることによって、基地局又はノードが各端末に対する有効チャネルを正確に推定して干渉を除去し、円滑にデータ受信をすることができる。
【0036】
図3は、3GPP LTEにおける無線フレームの構造を示す。
【0037】
図3を参照すると、無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)で構成され、一つのサブフレームは、2個の連続するスロット(slot)で構成される。一つのサブフレームの送信にかかる時間をTTI(transmission time interval)という。無線フレームの時間長さT
f=307200*T
s=10msであり、20個のスロットで構成される。スロットの時間長さT
slot=15360*T
s=0.5msであり、0〜19でナンバリングされる。FDD(frequency division duplex)は、各ノード又は基地局が端末に信号を送信するダウンリンクと端末が各ノード又は基地局に信号を送信するアップリンクが周波数領域で区分される。TDD(time division duplex)は、各ノード(又は、基地局)と端末との間にダウンリンクとアップリンクが同一周波数帯域を使用することができ、時間領域で区分される。
【0038】
図4は、一つのスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を示す例示図である。
【0039】
図4を参照すると、一つのスロットは、時間領域(time domain)で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域でN
RB個のリソースブロックを含む。ここで、一つのスロットは、7OFDMAシンボルを含み、一つのリソースブロック(RB)は、周波数領域で12副搬送波(subcarrier)を含むことを例示的に記述するが、これに制限されるものではない。
【0040】
リソースグリッド上の各要素(element)をリソース要素(resource element:RE)という。リソースグリッド上のリソース要素は、スロット内のインデックス対(pair)(k,l)により識別されることができる。ここで、k(k=0,...,N
RB×12−1)は、周波数領域内の副搬送波インデックスであり、l(l=0,...,6)は、時間領域内のOFDMシンボルインデックスである。
【0041】
ダウンリンクスロットに含まれるリソースブロックの数N
DLは、セルで設定されるダウンリンク送信帯域幅(bandwidth)に従属する。
【0042】
図5は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
【0043】
図5を参照すると、ダウンリンクサブフレームは、時間領域で制御領域(control region)とデータ領域(data region)とに分けられる。制御領域は、サブフレーム内の第1のスロットの前方部の最大4個のOFDMシンボルを含むが、制御領域に含まれるOFDMシンボルの個数は、変わることができる。制御領域にはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)及び他の制御チャネルが割り当てられ、データ領域にはPDSCH(physical downlink shared channel)が割り当てられる。
【0044】
3GPP TS 36.211 V10.2.0に開示されているように、3GPP LTE/LTE−Aにおいて、物理チャネルは、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)、及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)と、に分けられる。
【0045】
ダウンリンクサブフレームの1番目のOFDMシンボルで送信されるPCFICHは、サブフレーム内で制御チャネルの送信に使われるOFDMシンボルの数(即ち、制御領域の大きさ)に対するCFI(control format indicator)を伝送する。まず、端末は、PCFICH上にCFIを受信した後、PDCCHをモニタリングする。
【0046】
PDCCHと違って、PCFICHは、ブラインドデコーディングを使用せずに、サブフレームの固定されたPCFICHリソースを介して送信される。
【0047】
PHICHは、アップリンクHARQ(hybrid automatic repeat request)のためのACK(positive−acknowledgement)/NACK(negative−acknowledgement)信号を伝送する。端末により送信されるPUSCH上のUL(uplink)データに対するACK/NACK信号は、PHICH上に送信される。
【0048】
PDCCHを介して送信される制御情報をダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)という。DCIは、PDSCHのリソース割当(これをDLグラント(downlink grant)という)、PUSCHのリソース割当(これをULグラント(uplink grant)という)のようなスケジューリング情報、任意のUEグループ内の個別UEに対する送信パワー制御命令の集合及び/又はVoIP(Voice over Internet Protocol)の活性化を含むことができる。
【0049】
3GPP LTEにおいて、PDCCHの検出のためにブラインドデコーディングを使用する。ブラインドデコーディングは、受信されるPDCCH(これを候補(candidate)PDCCHという)のCRC(cyclic redundancy check)に所望の識別子をデマスキングし、CRCエラーをチェックして該当PDCCHが自分の制御チャネルであるかどうかを確認する方式である。
【0050】
基地局は、端末に送るDCIによってPDCCHフォーマットを決定した後、DCIにCRCを付け、PDCCHの所有者(owner)や用途によって固有な識別子(これをRNTI(Radio Network Temporary Identifier)という)をCRCにマスキングする。
【0051】
サブフレーム内の制御領域は、複数のCCE(control channel element)を含む。CCEは、無線チャネルの状態にともなう符号化率をPDCCHに提供するために使われる論理的割当単位であり、複数のREG(resource element group)に対応される。REGは、複数のリソース要素(resource element)を含む。CCEの数とCCEにより提供される符号化率の関係によってPDCCHのフォーマット及び可能なPDCCHのビット数が決定される。
【0052】
一つのREGは4個のREを含み、一つのCCEは9個のREGを含む。一つのPDCCHを構成するために{1,2,4,8}個のCCEを使用することができ、{1,2,4,8}の各々の要素をCCEアグリゲーションレベル(aggregation level)という。
【0053】
PDDCHの送信に使われるCCEの個数は、基地局がチャネル状態によって決定する。例えば、良いダウンリンクチャネル状態を有する端末には一つのCCEをPDCCH送信に使用することができる。悪い(poor)ダウンリンクチャネル状態を有する端末には8個のCCEをPDCCH送信に使用することができる。
【0054】
一つ又はそれ以上のCCEで構成された制御チャネルは、REG単位のインターリービングを実行し、セルID(identifier)に基づく循環シフト(cyclic shift)が実行された後に物理的リソースにマッピングされる。
【0055】
図6は、FDD(Frequency Division Duplex)システムにおける無線フレーム内で同期化信号(synchronization signal)及びPBCHを送信するOFDMシンボルを示す。
【0056】
図6を参照すると、PSS(Primary Synchronization Signal)は、フレーム内の0番目のスロットと10番目のスロットの最後のOFDMシンボルを介して送信される。前記2個のOFDMシンボルを介して同一PSS(Primary Synchronization Signal)が送信される。PSSは、物理的セルID、OFDMシンボル同期、スロット同期などの時間領域(time domain)同期及び/又は周波数領域同期を得るために使われる。PSSとしてZC(Zadoff−Chu)シーケンスが使われることができ、無線通信システムには少なくとも一つのPSSがある。
【0057】
SSS(Secondary Synchronization Signal)は、フレーム内の0番目のスロットと10番目のスロットの最後のOFDMシンボルから直前のOFDMシンボルを介して送信される。即ち、SSS及びPSSは、隣接する(contiguous)OFDMシンボルを介して送信されることができる。また、SSSは、送信される2個のOFDMシンボルを介して互いに異なるSSSが送信される。SSSは、物理的セルID、フレーム同期及び/又はセルのCP構成、即ち、ノーマル(normal)CP又は拡張CP(extended CP)の使用情報を得るために使われる。SSSとしてm−シーケンスが使われることができる。一つのOFDMシンボルには2個のm−シーケンスが含まれる。例えば、一つのOFDMシンボルに63副搬送波が含まれるとする時、長さ31であるm−シーケンス2個が一つのOFDMシンボルにマッピングされる。
【0058】
物理的セルIDをN
cellIDとすると、N
cellIDは、以下の数式1により求められる。
【0060】
ここで、N
(2)IDは、0〜2のうち一つであり、物理階層IDを示し、PSSを介して求められる。N
(1)IDは、0〜167のうち一つであり、セルグループIDを示し、SSSを介して求められる。
【0061】
PBCH(Physical Broadcast Channel)は、時間領域で無線フレームのサブフレーム0(1番目のサブフレーム)に位置する。例えば、PBCHは、サブフレーム0の2番目のスロット、即ち、スロット1の前方部の4個のOFDMシンボル(OFDMシンボル0からOFDMシンボル3まで)で送信されることができる。PBCHは、周波数領域で72個の連続する副搬送波を介して送信されることができる。PBCHは、制限された個数の一番頻繁に送信される最初セル接続に必須なパラメータを伝送する。このような必須なパラメータを含むことがマスター情報ブロック(master information block、MIB)である。PBCHでの各MIB送信は、40ms周期にスプレッディング(spreading)される。即ち、連続する4個のフレームで送信される。これは一つのMIB全体を失うことを防止するためである。
【0062】
図7は、アップリンクサブフレームの構造を示す。
【0063】
図7を参照すると、アップリンクサブフレームは、周波数領域で制御領域(control region)とデータ領域(data region)とに分けられることができる。制御領域にはアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)が送信されるためのPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が割り当てられる。データ領域には、アップリンクデータ及び/又はアップリンク制御情報が送信されるためのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)が割り当てられる。このような意味で、制御領域は、PUCCH領域といい、データ領域は、PUSCH領域という。上位階層で指示される設定情報によって、端末は、PUSCHとPUCCHの同時送信をサポートすることもあり、又はPUSCHとPUCCHの同時送信をサポートしないこともある。
【0064】
PUSCHは、トランスポートチャネル(transport channel)であるUL−SCH(Uplink Shared Channel)にマッピングされる。PUSCH上に送信されるアップリンクデータは、TTI中に送信されるUL−SCHのためのデータブロックであるトランスポートブロック(transport block)である。前記トランスポートブロックは、ユーザ情報である。または、アップリンクデータは、多重化された(multiplexed)データである。多重化されたデータは、UL−SCHのためのトランスポートブロックとアップリンク制御情報が多重化されたものである。例えば、アップリンクデータに多重化されるアップリンク制御情報には、CQI(channel quality indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、HARQ(hybrid automatic repeat request)、ACK/NACK(acknowledgement/not−acknowledgement)、RI(Rank Indicator)、PTI(precoding type indication)などがある。このようにアップリンク制御情報がアップリンクデータと共にデータ領域で送信されることをUCIのピギーバック(piggyback)送信という。PUSCHではアップリンク制御情報のみが送信されることもできる。
【0065】
一つの端末に対するPUCCHは、サブフレームでリソースブロック対(RB pair)で割り当てられる。リソースブロック対に属するリソースブロックは、第1のスロットと第2のスロットの各々で互いに異なる副搬送波を占める。PUCCHに割り当てられるリソースブロック対に属するリソースブロックが占める周波数は、スロット境界(slot boundary)を基準に変更される。これをPUCCHに割り当てられるRB対がスロット境界で周波数がホッピング(frequency−hopped)されたという。端末がアップリンク制御情報を時間によって互いに異なる副搬送波を介して送信することによって、周波数ダイバーシティ(diversity)利得を得ることができる。
【0066】
端末は、スクランブリング(scrambling)、変調(modulation)、送信レイヤへのマッピング、プリコーディング、リソース要素へのマッピング、SC−FDMA信号生成過程を経てPUSCH信号を生成する。このとき、スクランブリングに使われるシーケンスは、端末特定的なID(端末に対するRNTI)と物理的セルIDに基づいて生成される。
【0067】
以下、アップリンク基準信号に対して説明する。
【0068】
基準信号は、一般的にシーケンスで送信される。基準信号シーケンスは、特別な制限無しに任意のシーケンスが使われることができる。基準信号シーケンスは、PSK(Phase Shift Keying)ベースのコンピュータを介して生成されたシーケンス(PSK−based computer generated sequence)を使用することができる。PSKの例には、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などがある。または、基準信号シーケンスは、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto−Correlation)シーケンスを使用することができる。CAZACシーケンスの例には、ZC(Zadoff−Chu)ベースのシーケンス(ZC−based sequence)、循環拡張(cyclic extension)されたZCシーケンス(ZC sequence with cyclic extension)、切断(truncation)ZCシーケンス(ZC sequence with truncation)などがある。または、基準信号シーケンスは、PN(pseudo−random)シーケンスを使用することができる。PNシーケンスの例には、m−シーケンス、コンピュータを介して生成されたシーケンス、ゴールド(Gold)シーケンス、カサミ(Kasami)シーケンスなどがある。また、基準信号シーケンスは、循環シフトされたシーケンス(cyclically shifted sequence)を利用することができる。
【0069】
アップリンク基準信号は、復調基準信号(DM−RS;Demodulation−Reference Signal)とサウンディング基準信号(SRS;Sounding Reference Signal)とに区分されることができる。DM−RSは、受信された信号の復調のためのチャネル推定に使われる基準信号である。DM−RSは、PUSCH又はPUCCHの送信と結合されることができる。SRSは、アップリンクスケジューリングのために端末が基地局に送信する基準信号である。基地局は、受信されたサウンディング基準信号を介してアップリンクチャネルを推定し、推定されたアップリンクチャネルをアップリンクスケジューリングに利用する。SRSは、PUSCH又はPUCCHの送信と結合されない。DM−RSとSRSのために同一種類の基本シーケンスが使われることができる。一方、アップリンク多重アンテナ送信において、DM−RSに適用されたプリコーディングは、PUSCHに適用されたプリコーディングと同じである。循環シフト分離(cyclic shift separation)は、DM−RSを多重化する基本技法(primary scheme)である。3GPP LTE−Aシステムにおいて、SRSは、プリコーディングされず、また、アンテナ特定された基準信号である。
【0070】
基準信号シーケンスr
u,v(α)(n)は、数式2によって基本シーケンスb
u,v(n)と循環シフトαに基づいて定義されることができる。
【0072】
数式2において、M
scRS(1≦m≦N
RBmax,UL)は、基準信号シーケンスの長さであり、M
scRS=m*N
scRBである。N
scRBは、周波数領域で副搬送波の個数で表すリソースブロックの大きさを示し、N
RBmax,ULは、N
scRBの倍数で表すアップリンク帯域幅の最大値を示す。複数の基準信号シーケンスは、一つの基本シーケンスから循環シフト値であるαを異なるように適用して定義されることができる。
【0073】
基本シーケンスb
u,v(n)は、複数のグループに分けられ、このとき、u∈{0,1,...,29}はグループインデックスを示し、vはグループ内で基本シーケンスインデックスを示す。基本シーケンスは、基本シーケンスの長さ(M
scRS)に依存する。各グループは、1≦m≦5であるmに対して長さがM
scRSである一つの基本シーケンス(v=0)を含み、6≦m≦n
RBmax,ULであるmに対しては長さがM
scRSである2個の基本シーケンス(v=0,1)を含む。シーケンスグループインデックスuとグループ内の基本シーケンスインデックスvは、後述するグループホッピング(group hopping)又はシーケンスホッピング(sequence hopping)のように時間によって変わることができる。
【0074】
また、基準信号シーケンスの長さが3N
scRB又はそれ以上である場合、基本シーケンスは、数式3によって定義されることができる。
【0076】
数式3において、qは、ZC(Zadoff−Chu)シーケンスのルートインデックス(root index)を示す。N
ZCRSは、ZCシーケンスの長さであり、M
scRSより小さい最大素数(prime number)として与えられることができる。ルートインデックスqであるZCシーケンスは、数式4により定義されることができる。
【0078】
qは、数式5によって与えられることができる。
【0080】
基準信号シーケンスの長さが3N
scRB以下である場合、基本シーケンスは、数式6によって定義されることができる。
【0082】
表1は、M
scRS=N
scRBの時、φ(n)を定義した例示である。
【0084】
表2は、M
scRS=2*N
scRBの時、φ(n)を定義した例示である。
【0086】
基準信号のホッピングは、下記のように適用されることができる。
【0087】
スロットインデックスn
s別にシーケンスグループインデックスuは、数式7によってグループホッピングパターンf
gh(n
s)とシーケンスシフトパターンf
ssに基づいて定義されることができる。
【0089】
17個の互いに異なるグループホッピングパターンと30個の互いに異なるシーケンスシフトパターンが存在することができる。グループホッピングの適用可否は、上位階層によって指示されることができる。
【0090】
PUCCHとPUSCHは、同一グループホッピングパターンを有することができる。グループホッピングパターンf
gh(n
s)は、数式8によって定義されることができる。
【0092】
数式8において、c(i)は、PNシーケンスである疑似ランダムシーケンス(pseudo−random sequence)であり、長さ−31のゴールド(Gold)シーケンスにより定義されることができる。数式9は、ゴールドシーケンスc(n)の一例を示す。
【0094】
ここで、Nc=1600であり、x
1(i)は第1のm−シーケンスであり、x
2(i)は第2のm−シーケンスである。例えば、第1のm−シーケンス又は第2のm−シーケンスは、SC−FDMAシンボル毎にセルID、一つの無線フレーム内のスロット番号、スロット内のSC−FDMAシンボルインデックス、CPの種類などによって初期化(initialization)されることができる。疑似ランダムシーケンス生成器は、各無線フレームの初めで
【化1】
で初期化されることができる。
【0095】
PUCCHとPUSCHは、同一シーケンスシフトパターンを有することができる。PUCCHのシーケンスシフトパターンf
ssPUCCH=N
IDcellmod30として与えられることができる。PUSCHのシーケンスシフトパターンf
ssPUSCH=(f
ssPUCCH+Δ
ss)mod30として与えられることができ、Δ
ss∈{0,1,...,29}は、上位階層によって構成されることができる。
【0096】
シーケンスホッピングは、長さが6N
scRBより長い基準信号シーケンスにのみ適用されることができる。長さが6N
scRBより短い基準信号の場合、基本シーケンスグループ内の基本シーケンスインデックスvは、0として与えられる。長さが6N
scRB以上である基準信号の場合、スロットインデックスn
sの基本シーケンスグループ内の基本シーケンスインデックスvは、数式10により定義されることができる。
【0098】
c(i)は、数式9の例示によって表現されることができ、シーケンスホッピングの適用可否は、上位階層によって指示されることができる。疑似ランダムシーケンス生成器は、各無線フレームの初めで
【化2】
で初期化されることができる。
【0099】
PUSCHのためのDM−RSシーケンスは、数式11によって定義されることができる。
【0101】
数式11において、λは、レイヤ(layer)を示し、{0,1,...,v−1}のうちいずれか一つであり、m=0、1であり、n=0,...,M
scRS−1である。M
scRS=M
scPUSCH、シーケンス
【化3】
は、数式2により定義される。
【0102】
直交シーケンスw
(λ)(m)は、DCIフォーマット0に対して上位階層パラメータ(Activate−DMRS−with OCC)が設定されない、又は臨時C−RNTIが該当PUSCH送信に関連したトランスポートブロックのための最も最近のアップリンク関連DCIを送信するために使われた場合、[w
(λ)(0)w
(λ)(1)]=[1 1]であり、その以外には以下の表のように該当PUSCH送信に関連されたトランスポートブロックのための最も最近のアップリンク関連DCIに含まれている循環シフトフィールド(cyclic shift field)によって与えられる。
【0104】
スロットn
s内で循環シフト値であるα
λ=2πn
cs,λ/12として与えられ、n
cs,λは、数式12によって定義されることができる。
【0106】
数式12において、n
(2)DMRS,λは、該当PUSCH送信に関連したトランスポートブロックのための最も最近のアップリンク関連DCIに含まれているDMRSのための循環シフトフィールドにより前記表3により与えられる値であり、n
(1)DMRSは、上位階層信号で与えられるパラメータ‘cyclicShift’によって以下の表4により与えられる値である。
【0108】
n
PN(n
s)は、以下の数式のように与えられる。
【0110】
数式13において、疑似ランダムシーケンスc(i)は、数式9により定義される。疑似ランダムシーケンス生成器は、各無線フレームの初めで
【化4】
で初期化されることができる。
【0111】
基準信号のベクトルは、以下の数式のようにプリコーディングされることができる。
【0113】
数式14において、Pは、PUSCH送信のために使われるアンテナポートのナンバである。単一アンテナポートを使用するPUSCH送信に対してP=1、W=1、v=1である。
【0114】
空間多重化に対してP=2又はP=4であり、プリコーディング行列Wは、同一サブフレームでPUSCHに使われるプリコーディング行列と同じである。
【0115】
数式2〜数式14を参考して前述したように、従来DM−RSは、基本シーケンス(base sequence)生成、グループホッピング、及びシーケンスホッピング過程が物理的セルIDに基づいて生成される。
【0116】
前述した過程を経て生成されるDM−RSは、物理的リソースにマッピングされた後送信される。
【0117】
図8は、基準信号が送信されるサブフレームの構造の一例である。
【0118】
図8−(a)のサブフレームの構造は、ノーマルCPの場合を示す。サブフレームは、第1のスロットと第2のスロットを含む。第1のスロットと第2のスロットの各々は、7SC−FDMAシンボルを含む。サブフレーム内の14SC−FDMAシンボルは、0から13までのシンボルインデックスが付けられている。シンボルインデックスが3及び10であるSC−FDMAシンボルを介して基準信号が送信されることができる。基準信号は、シーケンスを利用して送信されることができる。基準信号シーケンスとしてZC(Zadoff−Chu)シーケンスが使われることができ、ルートインデックス(root index)と循環シフト(cyclic shift)値によって多様なZCシーケンスが生成されることができる。基地局は、端末に互いに異なる循環シフト値を割り当て、直交(orthogonal)シーケンス又は準直交(quasi−orthogonal)シーケンスを介して複数の端末のチャネルを推定することができる。前記サブフレーム内の2個のスロットで基準信号が占める周波数領域の位置は、互いに同じであってもよく、異なってもよい。2個のスロットでは同一基準信号シーケンスが使われる。基準信号が送信されるSC−FDMAシンボルを除いた残りのSC−FDMAシンボルを介してデータが送信されることができる。
図8−(b)のサブフレームの構造は、拡張CPの場合を示す。サブフレームは、第1のスロットと第2のスロットを含む。第1のスロットと第2のスロットの各々は、6SC−FDMAシンボルを含む。サブフレーム内の12SC−FDMAシンボルは、0から11までのシンボルインデックスが付けられている。シンボルインデックスが2及び8であるSC−FDMAシンボルを介して基準信号が送信される。基準信号が送信されるSC−FDMAシンボルを除いた残りのSC−FDMAシンボルを介してデータが送信される。
【0119】
MU−MIMO送信時、従来の方法は、同一周波数帯域を多重端末にPUSCHリソースとして割り当てる。そして、各端末は、DM−RSシーケンスを生成する時、互いに異なる循環シフト値(α)を適用してOCC(orthogonal code cover)値を適用する。このような方法によって端末間に最大限直交形態のDM−RSシーケンスを送信するようになる。しかし、多重ノードシステムでは、端末の数が多いため、各端末間にアップリンクチャネル品質が異なることもあり、アップリンク信号送信量が異なることもある。したがって、各端末に互いに異なるリソースブロック個数を有するPUSCHリソースを割り当てることが要求されることができる。
【0120】
そのために、各端末に互いに異なるリソースブロック個数を有するPUSCHリソースが割り当てられ、割り当てられたPUSCHリソース間に重なる領域が存在することができる。即ち、各端末に割り当てられたPUSCH領域のうち一部でのみMU−MIMO送信を実行するようにスケジューリングされることができる。この場合、重なるPUSCHリソースの割当を受けた端末が従来の方法によってDM−RSを生成すると、DM−RSを構成するシーケンス間に直交性が著しく損なわれる。
【0121】
図9は、本発明の一実施例に係るDM−RS送信方法を示す。端末#1、2は、MU−MIMOで動作する端末であると仮定する。
【0122】
図9を参照すると、基地局又はノードは、端末#1、#2に同期化信号を介して物理的セルIDを送信する(S101)。
【0123】
基地局又はノードは、上位階層信号を介して仮想セルID#1に対するパラメータを端末#1に送信する(S102)。また、基地局又はノードは、上位階層信号を介して仮想セルID#2に対するパラメータを送信する(S103)。ここで、仮想セルIDは、端末別に提供される仮想のセルIDであり、物理的セルIDと異なるセルIDである。仮想セルIDは、端末がアップリンクDM−RSを生成するために使われることができる。
【0124】
仮想セルIDに対するパラメータは、例えば、物理的セルID生成に使われるN
(1)ID、N
(2)IDのように複数に与えられることができる。
【0125】
図9では仮想セルIDに対するパラメータをRRC(radio resource control)メッセージのような上位階層信号を介して送信する例を説明したが、これに制限されるものではない。即ち、仮想セルIDに対するパラメータは、物理階層制御情報、即ち、DCIに含まれて送信されることもできる。
【0126】
基地局又はノードは、端末#1に第1のアップリンクスケジューリング情報を送信する(S104)。基地局又はノードは、端末#2に第2のアップリンクスケジューリング情報を送信する(S105)。ここで、第1のアップリンクスケジューリング情報と第2のアップリンクスケジューリング情報は、端末#1、2に互いに異なるリソースブロック個数を有するPUSCHをスケジューリングし、一部リソースブロックが重なるようにすることができる。
【0127】
端末#1は、物理的セルIDを利用してアップリンク信号を送信し、仮想セルID#1を利用してDM−RSを送信する(S106)。物理的セルIDを利用するアップリンク信号には、例えば、SRSがある。端末#2は、物理的セルIDを利用してアップリンク信号を送信し、仮想セルID#2を利用してDM−RSを送信する(S107)。
【0128】
即ち、各端末は、同一物理的セルIDを利用して一部アップリンク信号を生成して送信し、互いに異なる仮想セルIDを利用してDM−RSを生成して送信することができる。即ち、端末は、DM−RSを生成するために前述した数式2〜数式13の一部又は全部で物理的セルIDであるN
cellIDの代わりに仮想セルIDを使用し、同一セル内にある端末が互いに異なる仮想セルIDを利用してDM−RSシーケンスを生成するようになる。この場合、端末#1、2は、PUSCHに割当を受けたリソースブロック個数が互いに異なり、DM−RSは、割当を受けたPUSCH領域でのみ送信されることができる。したがって、DM−RSシーケンス間に完全な直交性は維持されない。しかし、割当を受けたリソースブロック個数が互いに異なる端末が同一物理的セルIDを利用して生成したDM−RSシーケンスを循環シフト、又はOCCを利用して区分した後に送信する時より良い性能を提供する。各端末が仮想セルIDに対するパラメータを利用してDM−RSを生成する過程をさらに詳細に説明する。
【0129】
仮想セルIDは、数式2〜数式13で記述したDM−RSの基本シーケンス(base sequence)生成、グループホッピング、及びシーケンスホッピング過程のうち一部又は全部で物理的セルIDを代えることができる。前述したように、DM−RSとして使われるシーケンスは、複数のシーケンスグループのうち一つのシーケンスグループから選択された基本シーケンスを循環シフトさせて生成される。複数のシーケンスグループの各々は、少なくとも一つの基本シーケンスを含む。
【0130】
また、DM−RSは、時間領域で複数のスロットを含むフレームで少なくとも2個のスロットで送信される。このとき、DM−RSが送信されるスロットで各スロット毎に一つのシーケンスグループが選択される。このような過程をグループホッピングという。そして、選択された一つのシーケンスグループ内から一つの基本シーケンスを選択し、この過程をシーケンスホッピングという。
【0131】
もし、前記三つの過程で既存物理的セルIDを代えようとする値が各々異なる場合、仮想セルIDに対するパラメータは、複数のパラメータで構成されることができる。
【0132】
例えば、DM−RSの基本シーケンス生成時に使用するセルIDとDM−RSシーケンスホッピングに使用するセルIDが異なる場合、提案する仮想セルIDに対するパラメータは、複数個のセルID又はそれらを代える複数個のパラメータを含むことができる。
【0133】
提案する仮想セルIDに対するパラメータは、物理的セルIDと同一に0以上503以下の整数値を有する仮想セルIDだけでなく、既存DM−RS生成過程において物理的セルIDが関与する値を代えることができる他のパラメータを含むこともできる。既存DM−RS生成過程において、物理的セルIDは、シーケンスホッピング過程で使われるc
init値、DM−RSグループホッピング過程で使われるc
init値とシーケンスシフトパターン(sequence−shift pattern)値f
ss、DM−RSシーケンス生成過程に使われるc
init値などを生成するのに影響を及ぼす。即ち、従来三つのc
init、f
ssなどは、物理的セルIDにより決定されたが、本発明で提案する方法を適用すると、仮想セルIDに対するパラメータにより決定される。したがって、仮想セルIDに対するパラメータは、仮想セルIDだけでなく、前記三つのc
init値とf
ss値のうち一部を含むことができる。前記三つのc
init値は、生成式が各々異なるため、仮想セルIDに対するパラメータに独立的に含まれることができる。一実施例として提案する仮想セルIDに対するパラメータは、DM−RSシーケンスホッピング及びグループホッピング過程において、物理的セルIDを代える仮想セルIDとDM−RSシーケンス生成過程において物理的セルIDにより決定されたc
init値を代えるc
init値を含むように構成されることができる。
【0134】
提案する仮想セルIDは、PUSCH DM−RSとPUCCH DM−RSのうち少なくとも一つの生成に利用されることができ、それぞれのDM−RS生成に利用される仮想セルIDは異なることができる。
【0135】
基地局は、端末が物理的セルIDを使用してDM−RSを生成するか、仮想セルIDに対するパラメータを使用してDM−RSを生成するかを指示する情報をRRCメッセージのような上位階層信号又はDCIに含んで予め知らせることができる。
図9において、MU−MIMOを実行する各端末が仮想セルIDを利用してDM−RSを送信する例のみを説明したが、これに制限されるものではない。即ち、各端末は、アップリンク信号のうち、DM−RS外に追加的に他のアップリンク信号も仮想セルIDを利用して送信することができる。
【0136】
図10は、本発明の実施例に係る基地局及び端末の構成を示す。
【0137】
基地局100は、ノードの一例である。基地局100は、プロセッサ(processor)110、メモリ(memory)120、及びRF部(RF(radio frequency) unit)130を含む。プロセッサ110は、提案された機能、過程及び/又は方法を具現する。例えば、プロセッサ110は、端末に上位階層信号又は物理階層信号を介して仮想セルIDに対するパラメータを送信し、スケジューリング情報を送信する。スケジューリング情報は、複数の端末が割り当てられたPUSCH無線リソースのうち一部領域でMU−MIMOを実行するようにスケジューリングすることができる。また、プロセッサ110は、同期化信号を介して物理的セルIDを知らせる。メモリ120は、プロセッサ110と連結され、プロセッサ110を駆動するための多様な情報を格納する。RF部130は、プロセッサ110と連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。
【0138】
端末200は、プロセッサ210、メモリ220、及びRF部230を含む。プロセッサ210は、提案された機能、過程及び/又は方法を具現する。例えば、プロセッサ210は、基地局から同期化信号を介して物理的セルIDを受信し、上位階層信号又は物理階層信号を介して仮想セルIDに対するパラメータを受信する。仮想セルIDに対するパラメータは、仮想セルIDを生成するために使われ、仮想セルIDは、アップリンクDM−RSシーケンスを生成するために使われることができる。即ち、プロセッサ210は、一部アップリンク信号を物理的セルIDを利用して生成し、残りのアップリンク信号を仮想セルIDを利用して生成することができる。物理的セルIDは、セル特定的(即ち、セル別に特定)であり、仮想セルIDは、ノード特定的(即ち、同一セル内の他のノードは、他の仮想セルIDを有することができる)である。メモリ220は、プロセッサ210と連結され、プロセッサ210を駆動するための多様な情報を格納する。RF部230は、プロセッサ210と連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。
【0139】
プロセッサ110、210は、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、データ処理装置及び/又はベースバンド信号及び無線信号を相互変換する変換器を含むことができる。メモリ120、220は、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/又は他の格納装置を含むことができる。RF部130、230は、無線信号を送信及び/又は受信する一つ以上のアンテナを含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリ120、220に格納され、プロセッサ110、210により実行されることができる。メモリ120、220は、プロセッサ110、210の内部又は外部にあり、よく知られた多様な手段によりプロセッサ110、210と連結されることができる。
【0140】
以上、本発明に対して実施例を参照して説明したが、該当技術分野の通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想及び領域から外れない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させて実施可能であることを理解することができる。したがって、本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の全ての実施例を含む。
(項目1)
多重ノードシステムにおける端末のアップリンク基準信号送信方法において、
ノードから同期化信号を受信するステップ;
前記ノードから仮想セルID(identifier)に対するパラメータを受信するステップ;
前記仮想セルIDに対するパラメータを利用してアップリンク復調基準信号(demodulation reference signal:DM−RS)を生成するステップ;及び、
前記生成されたアップリンクDM−RSを前記ノードに送信するステップ;を含み、
物理的セルIDは、前記同期化信号から受信されるセルIDであり、
前記仮想セルIDに対するパラメータは、前記物理的セルIDを代えて前記アップリンクDM−RSを生成するために使われるパラメータであることを特徴とする方法。
(項目2)
前記仮想セルIDに対するパラメータは、端末毎に異なるように与えられる端末特定的パラメータであることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目3)
前記アップリンクDM−RSは、複数のシーケンスグループのうち一つのシーケンスグループから選択された基本シーケンスを循環シフトさせて生成され、前記複数のシーケンスグループの各々は、少なくとも一つの基本シーケンスを含むことを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目4)
前記循環シフトは、前記仮想セルIDに対するパラメータに基づいて決定されることを特徴とする項目3に記載の方法。
(項目5)
前記アップリンクDM−RSは、時間領域で複数のスロットを含むフレームで少なくとも2個のスロットで送信され、前記少なくとも2個のスロットから各スロット毎に一つのシーケンスグループが選択され、前記選択された一つのシーケンスグループ内から選択された一つの基本シーケンスを循環シフトさせて生成されることを特徴とする項目3に記載の方法。
(項目6)
前記各スロット毎に選択される一つのシーケンスグループは、前記仮想セルIDに対するパラメータに基づいて決定されることを特徴とする項目5に記載の方法。
(項目7)
前記各スロット毎に決定された一つのシーケンスグループ内から選択される基本シーケンスは、前記仮想セルIDに対するパラメータに基づいて決定されることを特徴とする項目6に記載の方法。
(項目8)
前記仮想セルIDに対するパラメータは、0〜513の整数値のうちいずれか一つを有する仮想セルIDを含み、前記仮想セルIDは、前記物理的セルIDを代えて前記アップリンクDM−RSを生成するために使われることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目9)
前記物理的セルIDは、前記DM−RSを除いた残りのアップリンク信号生成に使われることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目10)
前記仮想セルIDに対するパラメータは、RRC(radio resource control)メッセージを介して送信されることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目11)
前記ノードからアップリンクスケジューリング情報を受信するステップをさらに含み、前記仮想セルIDに対するパラメータは、前記アップリンクスケジューリング情報に含まれるパラメータに基づいて生成されることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目12)
前記アップリンクスケジューリング情報は、前記端末がアップリンクデータチャネルを送信する周波数帯域を指示する情報を含み、前記周波数帯域は、前記端末と同時にアップリンクデータチャネル及びDM−RSを送信する他の端末の周波数帯域と重なる帯域を含むことを特徴とする項目11に記載の方法。
(項目13)
前記DM−RSは、14個のSC−FDMA(single carrier−frequency division multiple access)シンボルを含むアップリンクサブフレームで4番目及び11番目のSC−FDMAシンボルで送信されることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目14)
前記DM−RSは、12個のSC−FDMA(single carrier−frequency division multiple access)シンボルを含むアップリンクサブフレームで3番目及び9番目のSC−FDMAシンボルで送信されることを特徴とする項目1に記載の方法。
(項目15)
多重ノードシステムにおけるアップリンク復調基準信号を送信する端末において、
無線信号を送信及び受信するRF(radio freqeuncy)部;及び、
前記RF部と連結されるプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、
ノードから同期化信号を受信し、前記ノードから仮想セルID(identifier)に対するパラメータを受信し、前記仮想セルIDに対するパラメータを利用してアップリンク復調基準信号(demodulation reference signal:DM−RS)を生成し、前記生成されたアップリンクDM−RSを前記ノードに送信し、
物理的セルIDは、前記同期化信号から受信されるセルIDであり、
前記仮想セルIDに対するパラメータは、前記物理的セルIDを代えて前記アップリンクDM−RSを生成するために使われるパラメータであることを特徴とする端末。