特許第5726423号(P5726423)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5726423使用電力量管理システム、管理サーバ、端末、使用電力量管理システムの制御方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5726423
(24)【登録日】2015年4月10日
(45)【発行日】2015年6月3日
(54)【発明の名称】使用電力量管理システム、管理サーバ、端末、使用電力量管理システムの制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H02J 13/00 20060101AFI20150514BHJP
   H02J 3/14 20060101ALI20150514BHJP
【FI】
   H02J13/00 311A
   H02J3/14
【請求項の数】9
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2010-35235(P2010-35235)
(22)【出願日】2010年2月19日
(65)【公開番号】特開2011-172419(P2011-172419A)
(43)【公開日】2011年9月1日
【審査請求日】2013年1月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】311012169
【氏名又は名称】NECパーソナルコンピュータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】梅津 正和
【審査官】 坂東 博司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−296705(JP,A)
【文献】 特開2009−017739(JP,A)
【文献】 国際公開第01/039348(WO,A1)
【文献】 特開2002−176729(JP,A)
【文献】 特開2002−135976(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 3/14
H02J 13/00
H02J 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムであって、
前記管理サーバは、
前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、
前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、
を含み、
前記複数の端末は、
外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する商用電源駆動手段と、
内蔵するバッテリによって駆動するバッテリ駆動手段と、
前記商用電源駆動手段によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する充電制御手段と、
を含み、
前記管理サーバは、
前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリ駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電しない前記商用電源駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電する前記商用電源駆動手段による駆動のうち、何れかの駆動によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御することを特徴とする使用電力量管理システム。
【請求項2】
管理サーバは、前記ネットワークを介して前記複数の端末に対し前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量が前記最大電力量となる予測情報を要求する情報要求手段と、前記複数の端末において前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報から各端末における前記最大電力量を超えない電力の駆動状態を検討する端末動作検討手段と、前記複数の端末の前記所定時間帯における電力量を把握し、前記電力の駆動状態のうち電力量が最も低くなるよう前記複数の端末の駆動状態を制御する端末動作制御手段と、前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る問合せ手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の使用電力量管理システム。
【請求項3】
前記複数の端末は、前記管理サーバからの前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報の要求に対して情報提供する情報提供手段と、所定の表示機構に前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る打診情報を表示する表示手段と、所定の情報入力機構によりユーザから前記打診情報を許可するか否かの操作を受け付ける操作手段と、前記管理サーバからの前記駆動状態のうち使用する電力量が最も低くなる駆動状態についての問合せに対して回答する回答手段と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の使用電力量管理システム。
【請求項4】
複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御し、該複数の端末と情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された管理サーバであって、
前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、
前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、
を含み、
前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられ、外部から一定の電力を供給可能な商用電源の合計電力量の上限値として予め設定された最大電力量を超えないよう、前記複数の端末が内蔵するバッテリによる駆動、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電しない前記商用電源による駆動、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電する前記商用電源による駆動のうち、何れかの駆動によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御することを特徴とする管理サーバ。
【請求項5】
前記ネットワークを介して前記複数の端末に対し前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量が前記最大電力量となる予測情報を要求する情報要求手段と、前記複数の端末において前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報から各端末における前記最大電力量を超えない電力の駆動状態を検討する端末動作検討手段と、前記複数の端末の前記所定時間帯における電力量を把握し、前記電力の駆動状態のうち電力量が最も低くなるよう前記複数の端末の駆動状態を制御する端末動作制御手段と、前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る問合せ手段と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の管理サーバ。
【請求項6】
管理サーバが受信する情報に基づき駆動状態を制御され、前記管理サーバと情報のやり取りを行うネットワークを介して接続された複数の端末であって、
外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する商用電源駆動手段と、
内蔵するバッテリによって駆動するバッテリ駆動手段と、
前記商用電源駆動手段によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する充電制御手段と、
をそれぞれ含み、
前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、を含む前記管理サーバから、前記複数の端末に要求され前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリ駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電しない前記商用電源駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電する前記商用電源駆動手段による駆動のうち、何れかの駆動によって駆動することを打診され、自らの応答に従って前記自らの駆動状態を制御されることを特徴とする端末。
【請求項7】
前記管理サーバからの前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報の要求に対して情報提供する情報提供手段と、所定の表示機構に前記自らの駆動状態についての許可を得る打診情報を表示する表示手段と、所定の情報入力機構によりユーザから前記打診情報を許可するか否かの操作を受け付ける操作手段と、前記管理サーバからの前記駆動状態のうち使用する電力量が最も低くなる駆動状態についての問合せに対して回答する回答手段と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の端末。
【請求項8】
複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムの制御方法であって、
前記管理サーバは、
前記複数の端末の駆動状態を制御する工程と、
前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する工程と、
を含み、
前記複数の端末は、
外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する工程と、
内蔵するバッテリによって駆動する工程と、
前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する工程と、
を含み、
前記管理サーバは、
前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリによって駆動する工程、前記バッテリを充電しない前記商用電源によって駆動する工程、前記バッテリを充電する前記商用電源によって駆動する工程のうち、何れかの工程によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御する工程と、を有することを特徴とする制御方法。
【請求項9】
複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムのコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記管理サーバに、
前記複数の端末の駆動状態を制御する処理と、
前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する処理と、
を実行させ、
前記複数の端末に、
外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する処理と、
内蔵するバッテリによって駆動する処理と、
前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する処理と、を実行させ、
前記管理サーバに、
前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリによって駆動する処理、前記バッテリを充電しない前記商用電源によって駆動する処理、前記バッテリを充電する前記商用電源によって駆動する処理のうち、何れかの処理によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御する処理を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給元の最大(ピーク)電力を低減する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
これまでの電力(電源)供給システムにおいては、制御装置としての管理サーバ等が端末等の消費電力が電力供給元の最大電力を超える時に、他から電力供給を行うことで対応してきた。特に複数の端末等の使用タイミングが集中すると合計の消費電力が電力供給元の最大電力を超える場合がある。
【0003】
また、最大(ピーク)電力を超える前に、管理サーバ等から端末等に対して電力低減を指示したり、または電力供給を低減もしくは停止したりする手法もあった。
【0004】
また、予め決まった時間に端末等に対して電力供給を指示する手法もあった。
【0005】
また、関連技術として、電力会社と契約する基本料金を低減することが可能な電力供給システムを提供するものがある。その構成は、移動通信装置の基地局内の機器の消費電力が設定値を越える場合は制御装置から例えば、Hレベルの切断制御信号CSが生成され、その切断制御信号CSに基づいて、制御部によりインバータ部が動作状態にされると共に切り替え部がインバータ部側に切り替えられ、インバータ部の生成した交流電源が機器に供給される。また、機器の消費電力が設定値を越えない場合は制御装置から例えばLレベルの切断制御信号CSが生成され、その切断制御信号CSに基づいて、制御部によりインバータ部が停止状態にされると共に切り替え部が商用交流電源側に切り替えられ、商用交流電源の交流電源が機器に供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−116030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の技術では、端末等の電力を使う側の所定の電力閾値に合わせてバックアップ電力が必要である。すなわち、電力を使う側の個別制限のみに着目し、電力を供給する側の供給可能な電力の制限を考慮していなかった。
【0008】
また、管理サーバ等の管理者側から一方的に制御、指示するものであり、端末等の電力を使う側の都合を考慮していなかった。
【0009】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、電力を供給する側の供給可能な電力の制限および電力を使う側の都合を考慮した使用電力量管理システム、管理サーバ、端末、使用電力量管理システムの制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第一の使用電力量管理システムは、複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムであって、前記管理サーバは、前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、を含み、前記複数の端末は、外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する商用電源駆動手段と、内蔵するバッテリによって駆動するバッテリ駆動手段と、前記商用電源駆動手段によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する充電制御手段と、を含み、前記管理サーバは、前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリ駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電しない前記商用電源駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電する前記商用電源駆動手段による駆動のうち、何れかの駆動によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御することを特徴とする。
また、本発明の使用電力量管理システムは、第一の使用電力量管理システムにおいて、管理サーバは、前記ネットワークを介して前記複数の端末に対し前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量が前記最大電力量となる予測情報を要求する情報要求手段と、前記複数の端末において前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報から各端末における前記最大電力量を超えない電力の駆動状態を検討する端末動作検討手段と、前記複数の端末の前記所定時間帯における電力量を把握し、前記電力の駆動状態のうち電力量が最も低くなるよう前記複数の端末の駆動状態を制御する端末動作制御手段と、前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る問合せ手段と、を含むことを特徴とする。
さらに、本発明の使用電力量管理システムは、第一の使用電力量管理システムにおいて、前記複数の端末は、前記管理サーバからの前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報の要求に対して情報提供する情報提供手段と、所定の表示機構に前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る打診情報を表示する表示手段と、所定の情報入力機構によりユーザから前記打診情報を許可するか否かの操作を受け付ける操作手段と、前記管理サーバからの前記駆動状態のうち使用する電力量が最も低くなる駆動状態についての問合せに対して回答する回答手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第一の管理サーバは、複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御し、該複数の端末と情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された管理サーバであって、前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、を含み、前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられ、外部から一定の電力を供給可能な商用電源の合計電力量の上限値として予め設定された最大電力量を超えないよう、前記複数の端末が内蔵するバッテリによる駆動、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電しない前記商用電源による駆動、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電する前記商用電源による駆動のうち、何れかの駆動によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御することを特徴とする。
また、本発明の管理サーバは、第一の管理サーバにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の端末に対し前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量が前記最大電力量となる予測情報を要求する情報要求手段と、前記複数の端末において前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報から各端末における前記最大電力量を超えない電力の駆動状態を検討する端末動作検討手段と、前記複数の端末の前記所定時間帯における電力量を把握し、前記電力の駆動状態のうち電力量が最も低くなるよう前記複数の端末の駆動状態を制御する端末動作制御手段と、前記複数の端末の駆動状態についての許可を得る問合せ手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第一の端末は、管理サーバが受信する情報に基づき駆動状態を制御され、前記管理サーバと情報のやり取りを行うネットワークを介して接続された複数の端末であって、外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する商用電源駆動手段と、内蔵するバッテリによって駆動するバッテリ駆動手段と、前記商用電源駆動手段によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する充電制御手段と、をそれぞれ含み、前記複数の端末の駆動状態を制御する駆動状態制御手段と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する予測情報要求手段と、を含む前記管理サーバから、前記複数の端末に要求され前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリ駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電しない前記商用電源駆動手段による駆動、前記充電制御手段により前記バッテリを充電する前記商用電源駆動手段による駆動のうち、何れかの駆動によって駆動することを打診され、自らの応答に従って前記自らの駆動状態を制御されることを特徴とする。
また、本発明の端末は、第一の端末において、前記管理サーバからの前記所定時間帯に使用が予測される電力量の予測情報の要求に対して情報提供する情報提供手段と、所定の表示機構に前記自らの駆動状態についての許可を得る打診情報を表示する表示手段と、所定の情報入力機構によりユーザから前記打診情報を許可するか否かの操作を受け付ける操作手段と、前記管理サーバからの前記駆動状態のうち使用する電力量が最も低くなる駆動状態についての問合せに対して回答する回答手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の制御方法は、複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムの制御方法であって、前記管理サーバは、前記複数の端末の駆動状態を制御する工程と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する工程と、を含み、前記複数の端末は、外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する工程と、内蔵するバッテリによって駆動する工程と、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する工程と、を含み、前記管理サーバは、前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリによって駆動する工程、前記バッテリを充電しない前記商用電源によって駆動する工程、前記バッテリを充電する前記商用電源によって駆動する工程のうち、何れかの工程によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御する工程とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、複数の端末と、該複数の端末から受信する情報に基づき該複数の端末の駆動状態を制御する管理サーバとが情報のやりとりを行うネットワークを介して接続された使用電力量管理システムのコンピュータに実行させるプログラムであって、前記管理サーバに、前記複数の端末の駆動状態を制御する処理と、前記複数の端末において所定時間帯に使用が予測される電力量である予測情報を各端末に要求する処理と、を実行させ、前記複数の端末に、外部から一定の電力を供給可能な商用電源によって駆動する処理と、内蔵するバッテリによって駆動する処理と、前記商用電源によって駆動するとき前記バッテリを充電するか否かを制御する処理と、を実行させ、前記管理サーバに、前記複数の端末に要求した前記予測情報を時間帯毎に計算することにより求められる総合使用電力量が、前記複数の端末の駆動に用いられる前記商用電源の合計電力量の上限値として前記管理サーバにおいて予め設定された最大電力量を超えないよう、前記バッテリによって駆動する処理、前記バッテリを充電しない前記商用電源によって駆動する処理、前記バッテリを充電する前記商用電源によって駆動する処理のうち、何れかの処理によって前記複数の端末を駆動することを各端末に打診し、各端末の応答に従って各端末の駆動状態を制御する処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電力を供給する側の供給可能な電力の制限および電力を使う側の都合を考慮した電力供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施の形態に係る電力供給システムの構成図である。
図2】本発明の実施の形態に係る管理サーバおよび端末の機能ブロック図である。
図3】本発明の実施の形態に係る処理動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す本実施の形態における電力供給システムは、管理サーバ1と複数の端末2−1、2−2、・・・、2−n(nは3以上の任意の正の整数)とがLAN(Local Area Network)等のネットワーク3を介して接続されて構成されている。例えば、企業内の所定の部署で所定の契約アンペアでシステムが構築されている状況を想定する。
【0020】
管理サーバ1は、電力供給元としての電力を供給する管理側であり、電力を使う側の複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nにおける、利用時間毎の使用電力量を把握し、電力供給する最大電力をできるだけ低くするように複数の端末2−1、2−2、・・・、2−n側への電力供給を制御する情報処理装置である。ワークステーション等により実現されてもよく、既知の種々の構成を備えている。
【0021】
複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nは、ここでは、ノートPC(Personal Computer)であるとするが、携帯電話機、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、家庭用ゲーム機、省スペースPC、薄型テレビ等の種々の情報処理装置であってよく、既知の種々の構成を備えている。
端末2−1、2−2、・・・、2−nは、商用電源より交流電力を入力しそれぞれの機器に合わせた形式の直流電力等の電力を出力するAC(Alternating Current:交流)アダプタが接続可能である。
端末2−1、2−2、・・・、2−nは、携帯目的から、本体に内蔵された充電式の電池(以下、「バッテリ」という)によって駆動できるように作られており、また小さく軽く作ることが求められる。このような機器では、家庭用商用電源用の電源装置を常時使用するわけではないため、これを本体に内蔵するべきではなく、外部の電源装置を用いて直流電力を供給することが適当だからである。また、バッテリによって駆動することも可能な機器では、ACアダプタの目的として、バッテリを充電するための電流を供給することもある。
端末2−1、2−2、・・・、2−nは、ACアダプタ駆動およびバッテリ充電制御回路を制御可能な回路構成を備えている。
【0022】
図2に、本実施の形態における管理サーバ1および複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nの機能ブロック図を示す。
【0023】
管理サーバ1は、情報要求部11、端末動作検討部12、端末動作制御部13および問合せ部14を有している。
【0024】
情報要求部11は、複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nに対して所定の利用時間における使用電力量の情報等を要求する機能を有している。
【0025】
端末動作検討部12は、複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nの使用電力量の状況から各端末における最適な電力供給方式を検討する機能を有している。
【0026】
端末動作制御部13は、複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nの所定の利用時間における使用電力量を把握し、電力供給する最大電力をできるだけ低くするように端末の動作を制御する機能を有している。
【0027】
例えば、端末側の電力供給を、次のどれかにし端末の動作を制御する。
A)ACアダプタで駆動、かつ、バッテリ充電する(ACアダプタによる外部電力供給可能)
B)ACアダプタで駆動、かつ、バッテリ充電しない(ACアダプタによる外部電力供給可能)
C)バッテリで駆動(ACアダプタによる外部電力供給停止)
【0028】
問合せ部14は、複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nの電力供給を停止する時間(バッテリ駆動:供給電力なし)および電力供給を復活する時間(通常使用電力+充電電力:供給電力あり)等を端末側へ打診し、端末側のユーザの端末動作制御方法についての許可を得る機能を有している。管理側からの一方的な制御ではなく、端末側のユーザに事前に電力供給方式の変更の了解を得てから制御するのである。
なお、ユーザが許可しない場合、端末動作検討部12は、他の端末や時間帯について検討する。これにより、ユーザの端末の使い勝手を損なわず、電力供給における最大電力を最適化(低減)することが可能となる。
【0029】
複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nは、情報提供部21、表示部22、操作部23および回答部24を有している。
【0030】
情報提供部21は、管理サーバ1の情報要求部11からの要求に対して情報提供する機能を有している。
【0031】
表示部22は、所定の表示機構に情報等を表示する機能を有している。
【0032】
操作部23は、所定の情報入力機構によりユーザ等の操作を受け付ける機能を有している。
【0033】
回答部24は、管理サーバ1の問合せ部14からの問合せに対して回答する機能を有している。
【0034】
以下、本実施の形態における動作について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、管理サーバ1と複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nとの動作を示すシーケンス図である。ここでは、契約アンペア等の制限により管理サーバ1の管理者側における供給可能能力としての最大電力は一例として100KWhであることを前提とする。
【0035】
まず、管理サーバ1の情報要求部11は、端末2−1、2−2、・・・、2−nに対して各自の所定の利用時間における使用電力量の予測情報を要求し(S301)、端末2−1、2−2、・・・、2−nはそれらの情報を管理サーバ1に返信する(S302)。例えば、本日の予定および過去の実績等に基づいて予測情報を算定することであってよい。
【0036】
次に、管理サーバ1の端末動作検討部12は、複数の端末2−1、2−2、・・・、2−nの総合使用電力を計算し、最も使用電力が大きい時間帯を把握する(S303)。
例えば、PM3時〜4時は120KWh、PM4〜5時は80KWh、PM5〜6時
は50KWhとする。
PM3時〜4時の時間帯に関して、供給可能能力としての最大電力の100KWhを超えているので一部の端末への電力供給停止を検討する(S304)。ここでは、複数の端末のうち、例えば端末2−1がPM3時〜4時に30KWh使用することであったので、端末2−1に対する電力供給停止を検討したものとする。
【0037】
次に、管理サーバ1の問合せ部14は、複数の端末のうち端末2−1に対してPM3時〜4時の電力供給停止(バッテリで駆動)の打診を行う(S305)。
【0038】
端末2−1の表示部22へ電力供給停止の打診が出力され、それに対して端末2−1のユーザが操作部23を操作する等によりPM3時〜4時の電力供給停止(バッテリで駆動)を許可する旨を返信する(S306)。ここで、例えば、端末2−1のユーザがバッテリ残容量が少ないのに重い処理を実行することを予定していたりする等の場合は電力供給停止を許可しない旨を返信することであってもよい。端末自身はユーザのその後の行動を把握することはできないからである。そのときは管理サーバ1の端末動作検討部12は、端末2−1以外の他の端末について検討する等の対応をすることであってよい。
【0039】
そして、管理サーバ1の情報要求部11は、PM3時直前に対象端末である端末2−1のバッテリ残容量や現在の使用電力量の情報を要求し(S307)、端末2−1はそれらの情報を管理サーバ1に返信する(S308)。ここではバッテリ残容量は50KWh分であり、現在の使用電力量は予測どおり30KWhであるとする。
【0040】
管理サーバ1の端末動作検討部12は、端末2−1のバッテリ残容量や現在の使用電力量から安全な駆動時間を計算し、最適な電力供給停止時間帯等を決定する(S309)。
【0041】
次に、管理サーバ1の問合せ部14は、端末2−1に対して最適な電力供給停止時間帯等に関する端末動作を通知する(S310)。
例えば、PM3時〜4時はC)バッテリで駆動、PM4〜5時はB)ACアダプタで駆動、かつ、バッテリ充電しない、PM5〜6時はA)ACアダプタで駆動、かつ、バッテリ充電するものとする。
すなわち、端末2−1がPM3時〜4時に30KWh使用するのであれば、PM3時〜4時の時間帯に関して、供給可能能力としての最大電力の100KWhを超えるため、バッテリで駆動させる必要があり、かつバッテリ残容量は50KWh分と十分であり、また、PM4〜5時の時間帯に関して、端末2−1のバッテリに30KWhの充電を認めると、PM4〜5時は80KWh+30KWhとなりやはり供給可能能力としての最大電力の100KWhを超えるため、バッテリ充電させないことが必要であり、一方、PM5〜6時の時間帯に関して、端末2−1のバッテリに30KWhの充電を認めても、50KWh+30KWhとなり供給可能能力としての最大電力の100KWhを超えない。
【0042】
端末2−1の表示部22へ最適な電力供給停止時間帯等が出力され、それに対して端末2−1のユーザが操作部23を操作する等によりOK/NGの旨を返信する(S311)。ここで、例えば、端末2−1のユーザがバッテリ残容量が少ないのに重い処理を実行していたり、今後省電力モードになるのにDVDを鑑賞している等の場合は電力供給停止を許可しない旨(NG)を返信することであってもよい。端末自身はユーザのその後の行動を把握することはできないからである。そのときは管理サーバ1の端末動作検討部12は、端末2−1以外の他の端末について検討する等の対応をすることであってよい。
【0043】
管理サーバ1の端末動作制御部13は、端末2−1の返信がOKの場合、端末2−1について所定の回路を制御し設定時間に合わせた電力供給制御を行う(S312)。
これによりPM3時〜4時の端末2−1による使用電力量30KWhをPM5時以降に移すことが可能となり、PM3時〜4時は90KWh、PM4〜5時は80KWh、PM5〜6時は80KWhであり電力供給元の最大(ピーク)電力を低減することができる。
【0044】
上記の実施の形態によれば、複数の端末等が設置されている企業としては最大電力低減により契約電力定格を下げることが可能となり、経費削減を図ることができる。また社会的には最大電力供給を低減することにより、電力の安定供給が可能となる。
【0045】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。また、本発明は、バッテリなど電池を持つ機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 管理サーバ
2−1、2−2、・・・、2−n 端末
3 ネットワーク
11 情報要求部
12 端末動作検討部
13 端末動作制御部
14 問合せ部
21 情報提供部
22 表示部
23 操作部
24 回答部
図1
図2
図3