特許第5726515号(P5726515)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エクセリクシス, インク.の特許一覧

特許5726515PI3K−アルファのキナゾリン阻害剤を用いた阻害による治療方法
この文献は図面が300枚以上あるため,図面を表示できません.
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5726515
(24)【登録日】2015年4月10日
(45)【発行日】2015年6月3日
(54)【発明の名称】PI3K−アルファのキナゾリン阻害剤を用いた阻害による治療方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 241/44 20060101AFI20150514BHJP
   A61K 31/498 20060101ALI20150514BHJP
   A61K 31/4375 20060101ALI20150514BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20150514BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20150514BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20150514BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20150514BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20150514BHJP
   C07D 401/12 20060101ALN20150514BHJP
   C07D 413/12 20060101ALN20150514BHJP
   C07D 403/12 20060101ALN20150514BHJP
【FI】
   C07D241/44CSP
   A61K31/498
   A61K31/4375
   A61K39/395 D
   A61K31/5377
   A61P35/00
   A61P35/02
   A61P43/00 121
   !C07D401/12
   !C07D413/12
   !C07D403/12
【請求項の数】11
【全頁数】479
(21)【出願番号】特願2010-503043(P2010-503043)
(86)(22)【出願日】2008年4月8日
(65)【公表番号】特表2010-523669(P2010-523669A)
(43)【公表日】2010年7月15日
(86)【国際出願番号】US2008004570
(87)【国際公開番号】WO2008127594
(87)【国際公開日】20081023
【審査請求日】2011年4月7日
(31)【優先権主張番号】60/923,164
(32)【優先日】2007年4月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504408797
【氏名又は名称】エクセリクシス, インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100101199
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義教
(72)【発明者】
【氏名】ラム, ピーター
(72)【発明者】
【氏名】マシューズ, デイヴィッド
【審査官】 瀬下 浩一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2007/023186(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 241/44
C07D 401/12
C07D 403/12
C07D 413/12
A61K 31/4375
A61K 31/498
A61K 31/5377
A61K 39/395
A61P 35/00
A61P 35/02
A61P 43/00
A61P 35/02
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌を治療するための医薬であって、プラチン、タキサン、ラパマイシン、及びエルロチニブからなる群から選択される1つ以上の化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて投与される、治療有効量の化合物、
[この文献は図面を表示できません]
またはその単一異性体または互変異性体を含み、該化合物は、その薬学的に許容可能な塩であってもよく、更にはその水和物であってもよく、更にはその溶媒和物であってもよい医薬。
【請求項2】
前記癌は、乳癌、結腸癌、直腸癌、子宮内膜癌、消化管カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、膠芽腫、肝細胞癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、黒色腫、卵巣癌、子宮頸癌、膵臓癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫、および甲状腺癌から選択される、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
前記化学療法剤は、パクリタキセルである、請求項1に記載の医薬。
【請求項4】
前記化学療法剤は、ラパマイシンである、請求項1に記載の医薬。
【請求項5】
前記化学療法剤は、カルボプラチンである、請求項1に記載の医薬。
【請求項6】
前記化学療法剤は、エルロチニブである、請求項1に記載の医薬。
【請求項7】
癌は前立腺癌、非小細胞癌、及び乳癌から選択される、請求項1に記載の医薬。
【請求項8】
化学療法剤はパクリタキセルであり、癌は前立腺癌である、請求項1に記載の医薬。
【請求項9】
化学療法剤はラパマイシンであり、癌は前立腺癌である、請求項1に記載の医薬。
【請求項10】
化学療法剤はカルボプラチンであり、癌は非小細胞癌である、請求項1に記載の医薬。
【請求項11】
化学療法剤はエルロチニブであり、癌は乳癌である、請求項1に記載の医薬。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願人は、合衆国法典第35巻第119(e)条に基づき、2007年4月11日出願の同時係属仮出願第60/923,164号に対する優先権を主張し、その開示は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、抗癌剤と組み合わせて、脂質キナーゼ酵素活性、その結果として生じる細胞活性の調節(増殖、分化、プログラム細胞死、移動、化学侵入、および代謝等)を阻害する化合物を用いて、癌を治療する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
癌、代謝性および炎症性疾患等の種々の病状を治療するために使用される薬剤の特異性の改善は、これらの薬剤の投与に関連する副作用が軽減され得る場合に実現されるであろう治療的有用性の理由から非常に興味深い。従来、癌の治療の劇的な改善は、新規機構を介して作用する治療薬の同定に関連する。
【0004】
ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3KまたはPIK3CA)は、85kDa調節サブユニットおよび110kDa触媒サブユニットから成る。この遺伝子によってコードされるタンパク質は、触媒サブユニットを表し、これは、ATPを使用して、PtdIns、PtdIns4P、およびPtdIns(4,5)P2をリン酸化する。多数の機構を介して細胞増殖を阻害する腫瘍抑制遺伝子であるPTENは、PIK3CAの主生成物であるリン酸化PIP3を脱リン酸化することができる。次に、PIP3は、タンパク質キナーゼB(AKT1、PKB)の細胞膜への転座に必要であり、そこで、上流キナーゼによってリン酸化および活性化される。細胞死へのPTENへの効果は、PIK3CA/AKT1経路を通して媒介される。
【0005】
PI3Kαは、細胞骨格再構築、アポトーシス、小胞輸送、増殖、および分化プロセスの制御に関係付けられている。PIK3CAのコピー数および発現の増加、またはPIK3CAのp110a触媒サブユニットにおける活性化突然変異は、卵巣癌(Campbell et al., Cancer Res 2004, 64, 7678−7681; Levine et al., Clin Cancer Res 2005, 11, 2875−2878; Wang et al., Hum Mutat 2005, 25, 322; Lee et al., Gynecol Oncol 2005, 97, 26−34)、子宮頸癌、乳癌(Bachman, et al. Cancer Biol Ther 2004, 3, 772−775; Levine, et al.、上記を参照、Li et al., Breast Cancer Res Treat 2006, 96, 91−95、Saal et al., Cancer Res 2005, 65, 2554−2559、Samuels and Velculescu, Cell Cycle 2004, 3, 1221−1224)、結腸直腸癌(Samuels, et al.Science 2004, 304, 554; Velho et al.Eur J Cancer 2005, 41, 1649−1654)、子宮内膜癌(Oda et al.Cancer Res.2005, 65, 10669−10673}、胃癌(Byun et al., Int JCancer 2003, 104, 318−327; Li et al.、上記を参照、Velho et al.、上記を参照、Lee et al., Oncogene 2005, 24, 1477−1480)、肝細胞癌(Lee et al.,同上)、小および非小細胞肺癌(Tang et al., LungCancer 2006, 51, 181−191; Massion et al., Am J Respir Crit Care Med 2004, 170, 1088−1094)、甲状腺癌(Wu et al., J Clin Endocrinol Metab 2005, 90, 4688−4693)、急性骨髄性白血病(AML)(Sujobert et al., Blood 1997, 106, 1063−1066)、慢性骨髄性白血病(CML)(Hickey and Cotter J Biol Chem 2006, 281, 2441−2450)、ならびに膠芽腫(Hartmann et al.Acta Neuropathol (Berl) 2005, 109, 639−642、Samuels et al.、上記を参照)等の多くの悪性腫瘍に関連する。
【0006】
生物学的プロセスおよび病状におけるPI3K−αの重要な役割を考慮すると、この脂質キナーゼの阻害剤および/または調節因子は望ましい。加えて、異なる作用機構との治療の組み合わせは、単独で行われる単一治療と比較して、抗腫瘍活性の増強をもたらす場合が多いことは明らかである。これは、化学療法の組み合わせ(例えば、Kyrgiou M. et. al. J Natl Cancer Inst 2006, 98, 1655)、ならびに抗体および化学療法の組み合わせ(例えば、Pasetto LM et. al. AnticancerRes 2006, 26, 3973)にも言えることである。
【0007】
例えば、PI3K経路の活性化は、タキソール等の微小管安定化剤を含む多種多様な化学療法剤に対するヒト腫瘍細胞の耐性に寄与する(Brognard, J., et. al. Cancer Res 2001, 61, 3986−3997; Clark, A. S., et. al. Mol Cancer Ther 2002, 1, 707−717、Kraus, A. C., et. al. Oncogene 2002, 21, 8683−8695、Krystal, G. W., et. al. Mol Cancer Ther 2002, 1, 913−922、およびYuan, Z. Q., et. al. J Biol Chem 2003, 278, 23432−23440)。タキソールは、PTEN遺伝子の欠失を有し、PI3Kの下流シグナル伝達の増加をもたらす場合が多い、前立腺癌を含む進行癌を治療するために広く使用される。多くの前臨床試験は、PI3Kの下流シグナル伝達の阻害が、タキソール等の化学療法剤の腫瘍細胞を殺滅する能力を回復または向上させることを示唆する(Brognard, J., et. al. Cancer Res 2001, 61, 3986−3997; Clark, A. S., et. al. Mol Cancer Ther 2002, 1, 707−717; Kraus, A. C., et. al. Oncogene 2002, 21, 8683−8695; Krystal, G. W., et. al. Mol Cancer Ther 2002, 1, 913−922; and Saga, Y., et. al. Clin Cancer Res 2002, 8, 1248−1252)。
【0008】
別の化学療法剤であるラパマイシンは、mTOR/Raptor複合体の効力のある阻害剤である。mTOR/Raptorの阻害は、p70S6KおよびS6のリン酸化を抑制する他に、PI3Kを下方制御する働きをするp70S6Kから生じるネガティブフィードバックループの軽減をもたらす(Sarbassov, D. D., et. al. Science 2005, 307, 1098−1101)。結果として、ラパマイシン治療は、PI3Kの上方制御およびAKTのリン酸化の増加をもたらし得る(O’Donnell, A., et. al. paper presented at Proc Am Soc Clin Oncol. 2003、およびO’Reilly, K. E., et. al. Cancer Res 2006, 66, 1500−1508)。したがって、ラパマイシンとPI3Kの阻害剤との組み合わせは、ラパマイシンの有効性を増強することができる(Powis, G. et. al. Clinical Cancer Research 2006, 12, 2964−2966、Sun, S.−Y., et. al. Cancer Research 2005, 65, 7052−7058)。
【0009】
増し加えられている多くの臨床および前臨床データは、PI3K経路の活性化が、エルロチニブ等のEGFR阻害剤に対する抵抗性をもたらすことを示す(Bianco, R., et. al. Oncogene 2003, 22, 2812−2822、Chakravarti, A., et. al. Cancer Res 2002, 62, 200−207、およびJanmaat, M. L., et. al. Clin Cancer Res 2003, 9, 2316−2326)。K−Ras突然変異を有するNSCLC患者およびPTEN欠失を有する膠芽腫患者の両方は、潜在的にPI3K経路の遺伝子活性化の理由から、エルロチニブに反応しない(Mellinghoff, I. K., et. al. N. Eng. J Med. 2006, 353, 2012−2024)。前臨床試験は、EGFR発現腫瘍細胞におけるPI3Kシグナル伝達の下方制御が、EGFR阻害剤への感受性の増加をもたらすことを示している(Ihle, N. T., et. al. Mol Cancer Ther 2005, 4, 1349−1357)。したがって、エルロチニブ等のEGFR阻害剤と組み合わせて、PI3K阻害剤を用いて癌を治療することが望ましい。
【0010】
PI3K経路の活性化はまた、プラチン等のDNA損傷剤に対するヒト腫瘍細胞の耐性に寄与する。多くの前臨床試験は、PI3Kの下流シグナル伝達の阻害が、プラチン等の化学療法剤の腫瘍細胞を殺滅する能力を回復または向上させることを示唆する(Brognard, J., et. al. Cancer Res 2001, 61, 3986−3997、およびYuan, Z. Q., et. al. J Biol Chem 2003, 278, 23432−23440)。カルボプラチンは、K−Ras遺伝子における活性化突然変異を有し、PI3Kの活性化をもたらす場合が多い、非小細胞肺癌(NSCLC)を含む進行癌を治療するために広く使用される(Aviel−Ronen S., et. al. Clin Lung Cancer 2006, 8, 30−38)。K−Ras突然変異を有するNSCLC患者は、タルセバ等のEGFR阻害剤に反応せず、したがって、重大な満たされていない医学的必要性を表す(Janne PA, et. al. J Clin Oncology 2005, 23, 3227−3234)。したがって、有効な治療の欠如を考慮すると、PI3Kの阻害剤と組み合わせて、プラチン等のDNA損傷剤を用いてNSCLCを治療することが望ましい。
【0011】
PI3K−αと他の抗癌剤を組み合わせる治療が望ましく、かつ必要とされる。
【発明の概要】
【0012】
以下は、本発明の一部の態様を要約するにすぎず、本質的に制限することを意図しない。これらの態様および他の態様、ならびに実施形態は、以下にさらに十分に説明される。本明細書に挙げられる全ての参考文献は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。本明細書の明確な開示と参照することによって組み込まれる参照文献との間に矛盾がある場合は、本明細書の明確な開示が優先するものとする。
【0013】
本発明の組成物は、異常な、および/または制御されていない細胞活性に関連する疾病を治療するために使用される。本明細書に提供される方法および組成物によって治療することができる病状には、癌が含まれる。本発明は、1つ以上の治療と組み合わせて、式IまたはIIの化合物を投与することによって、これらの疾病を治療する方法を対象とする。
【0014】
本発明の一態様は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、治療有効量の式Iの化合物
[この文献は図面を表示できません]

またはその単一異性体を患者に投与するステップであって、該化合物は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物としてである、ステップか、または 治療有効量の式Iの化合物と、薬剤として許容される担体、賦形剤、または希釈剤とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、式Iの化合物は、式中、
、W、W、およびWは、−C(R)=であるか、またはW、W、W、およびWのうちの1つもしくは2つが独立して−N=であり、残りは−C(R)=であって、各Rは独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノであるかであり、
51は、水素またはアルキルであり、
52は、水素またはハロであり、
50、R53、およびR54は、独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、もしくはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは、独立して水素、アルキル、もしくはアルケニルであり、R55aは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシであるか、またはR53およびR54は、それらが結合する炭素と共に、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロシクロアルキルを形成し、
Bは、R3aで置換され、任意で1、2、または3個のRでさらに置換されるフェニルであるか、または、
Bは、1、2、または3個のRで任意に置換されるヘテロアリールであり、
3aは、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルコキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシであるか、または、
a) −N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であって、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、アリールアルキル、またはアリールアルキルオキシであり、R7aおよびR7bのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、およびオキソから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
b) −C(O)NR8aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R8aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであり、R8aのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、および−C(O)Hから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
c) −NRC(O)R9aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R9aは水素、C−C−アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであり、R9aのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、−C(O)H、アリール(1個または2個のハロで任意に置換される)、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、およびシクロアルキルカルボニルから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
d) −C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R10aは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、R10およびR10bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、またはヒドロキシアルキルであるか、
e) −NR11C(O)NR11a11bであって、R11aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、R11およびR11bは独立して水素、アルキル、アルケニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであるか、
f) −C(O)R12であって、R12はアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される、1、2、または3個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであるか、
g) −NR13C(O)OR13aであって、R13は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R13aはアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリール、またはアリールアルキルであるか、
h) −C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)であって、R14、R14a、およびR14bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
i) −S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15bであって、R15、R15a、およびR15bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
j) −C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16aであって、R16は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R16aはアルキルまたはアルケニルであるか、
k) 1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される、ヘテロアリールであるか、
l) −N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)であって、R17、R17a、R17b、R17c、およびR17dは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
m) −N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18aであって、R18aは水素、アルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、R18およびR18bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
n) −C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19aであって、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R19aはアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルであるか、
o) −N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、R20は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R20aはシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであるか、
p) −NR21S(O)−C−C−アルキレン−N(R21b)R21aであって、R21は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R21aおよびR21bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
q) −N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)であって、R22、R22a、およびR22bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
r) −C−C−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23aであって、R23、R23a、およびR23bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、または、
s) −NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R24は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R24aは1個または2個のハロまたはアルキルで任意に置換されるアルコキシアルキルまたはアリールであり、
3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
各R(Rが存在する場合)は、独立してアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルコキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシであるか、または、
a) −N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であって、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、アリールアルキル、またはアリールアルキルオキシであって、R7aおよびR7bのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、およびオキソから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
b) −C(O)NR8aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R8aはは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであって、R8aのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、および−C(O)Hから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
c) −NRC(O)R9aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R9aは水素、C2−C6−アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであって、R9aのうちのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、−C(O)H、アリール(1個または2個のハロで任意に置換される)、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、およびシクロアルキルカルボニルから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
d) −C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R10aは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、R10およびR10bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであるか、
e) −NR11C(O)NR11a11bであって、R11aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシでありR11およびR11bは独立して水素、アルキル、アルケニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルであるか
f) −C(O)R12であって、R12はアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される、1、2、または3個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであるか、
g) −NR13C(O)OR13aであって、R13は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R13aはアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリール、またはアリールアルキル)であるか、
h) −C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)であって、R14、R14a、およびR14bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
i) −S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15bであって、R15、R15a、およびR15bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
j) −C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16aであって、R16は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R16aはアルキルまたはアルケニルであるか、
k) 1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される、ヘテロアリールであるか、
l) −N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)であって、R17、R17a、R17b、R17c、およびR17dは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
m) −N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18aであって、R18aは水素、アルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、R18およびR18bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
n) −C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19aであって、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R19aはアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルであるか、
o) −N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、R20は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R20aはシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであるか、
p) −NR21S(O)−C−C−アルキレン−N(R21b)R21aであって、R21は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R21aおよびR21bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
q) −N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)であって、R22、R22a、およびR22bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
r) −C−C−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23aであって、R23、R23a、およびR23bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、または、
s) −NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R24は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R24aは1個または2個のハロまたはアルキルで任意に置換されるアルコキシアルキルまたはアリールであり、
のうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
ただし、R50およびR52が水素であり、R51が水素またはメチルであり、R53が水素またはメトキシであり、R54が水素またはメトキシである場合、Bは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、チエン−2−イル、またはRがハロである1個のRで置換されるチエン−2−イルではない。
【0015】
本発明の第2の態様は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、治療有効量の式IIの化合物
[この文献は図面を表示できません]

またはその薬剤として許容される塩もしくは溶媒和物を患者に投与するステップか、または治療有効量の式IIの化合物と、薬剤として許容される担体、賦形剤、または希釈剤とを含む医薬組成物を投与するステップを含み、式Iの化合物は、式中、
、W、W、およびWは、−C(R1a)=であるか、またはW、W、W、およびWのうちの1つもしくは2つが独立して−N=であり、残りは−C(R1a)=であるかであり、
は−N(R5a)−であり、
Aは、アリール、−S(O)−アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルコキシ、または−アルキル−N(R)R7aであって、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキル、およびアルコキシ基の各々は、それぞれ単独で、またはAのうちの別の基の一部としてのいずれかで、1、2、3、または4個のR2aで独立して任意にさらに置換されるか、または
は、アリール、アリールアルキル、アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであって、該アリール、ヘテロアリール、およびアルキル基の各々は、1、2、3、または4個のR3dで独立して任意にさらに置換され、
各R1aは、独立して水素、アルコキシ、アルキル、ニトロ、ハロ、シアノ、および−C−C−アルキル−N(R)R7aから選択され、該アルキルおよびアルコキシ基の各々は、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R8a、および−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換され、
各R2aは(R2aが存在する場合)、独立してアルキル、アルケニル、−アルケニル−C(O)OR、−OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)−C−Cアルキル−N(R7b)R7a、−OC(O)−C−Cアルキル−N(R)R7a、−N(R)C(O)−C−CアルキルC(O)OR、C−C−アルキル−C(O)R、オキソ、ジオキソ、−S(O)−N(R)R7a、−C(O)OR、−CH(R−C(O)OR、−S(O)、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)N(R)−アルキル−OR、−C−Cアルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−C(O)OR、−C−C−アルキル−C(O)N(R)R7a、アリール、アリールアルキル、−S−(C−Cアルキル)、ハロ、オキソ、ニトロ、−SCN、シアノ、および−C−Cアルキル−N(R)R7aから選択され、該アルキル(例えばアルコキシ内のアルキルを含む)、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール基の各々は、単独で、またはRのうちの別の基の一部としてのいずれかで、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R8a、アルコキシ、および−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意に置換され、
各R3dは(R3dが存在する場合)、独立してオキソ、ニトロ、ハロ、シアノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、C−C−シクロアルキル、−C−C−アルキル−ヘテロシクロアルキル、−C−Cアルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−N(R7b)R7a、−C−Cアルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−N(R7b)C(O)R7a、−C−Cアルキル−C(O)−C−C−アルキル−N(R)R7a、−C−C−アルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−N(R7b)R7a、−C−C−アルキル−C(O)N(R)−C−CアルキルC(O)OR7a、−C−Cアルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−(R7a)、−C−Cアルキル−N(R)−C−C−アルキル−N(R7b)R7a、−C−Cアルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−N(R7b)−N(R7c)R7a、−C−Cアルキル−N(R)C(O)O−C−C−アルキル−アリール、−C−Cアルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−N(R7b)R7a、−C−Cアルキル−N(R)−C−Cアルキル−C(=N(R7b)(R7a))(NR7c7d)、−C−C−アルキル−アリール、−C−C−アルキル−ヘテロアリール、−C−Cアルキル−ヘテロシクロアルキル、−O−C0−アルキル−N(R)R7a、−C−Cアルキル−OR、−C−Cアルキル−C(O)OR、C−C−アルキル−N(R)R7a、−C−Cアルキル−C(O)NR7a、−C−Cアルキル−C(O)R、−SR、−S(O)、−S(O)、−S(O)R、−SON(R)R7a、−SON(R)−C0−アルキル−N(R7b)R7a、−C−C−アルキル−N(R)−アリール、−C−C−アルキル−N(R)−ヘテロアリール、−C−C−アルキル−N(R)−ヘテロシクロアルキル、−C−C−アルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−シクロアルキル、C−C−アルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−アリール、C−Cアルキル−C(O)N(R)−C−Cアルキル−ヘテロアリール、C−Cアルキル−C(O)N(R)−C−C−アルキル−ヘテロシクロアルキル、−C−C−アルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−シクロアルキル、−C−C−アルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−アリール、C−C−アルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−ヘテロアリール、−C−C−アルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−ヘテロシクロアルキル、C−C−アルキル−N(R)C(O)−C−C−アルキル−ヘテロシクロアルキル−アリール、−N(R)C(O)OR、または−NHC(O)Hであって、該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、(例えばアルコキシ内のアルキルを含む)、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール基の各々は、単独で、またはR3d内の別の基の一部としてのいずれかで、アルキル、アルケニル、−C−C−アルキル−OR、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、−C(O)R、ニトロ、シアノ、オキソ、−C−C−アルキル−N(R)R8a、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(O)OR、アルキルチオ、およびヒドロキシアルキルから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意に置換され、
は、水素、アリール、−C−C−アルキル−N(R)R7a、アルコキシ、またはC−Cアルキルであって、該アルキルおよびアリール基の各々は、単独で、またはRのうちの別の基の一部としてのいずれかで、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R8a、アルコキシ、および−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意に置換されるか、または、
およびXはそれらが結合する原子と共に、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリール基を形成し、Xが−N(R5a)−である時、R5aが存在し、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールは、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R7a、アルコキシ、および−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換され、
5aは、水素、−C−Cアルキル−N(R)R7a、アルコキシ、アルキル、またはアリールであって、該アルキルおよびアリールの各々は、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R8a、C−Cアルコキシ、または−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換されるか、または、
5aおよびRは、それらが結合する原子と共に、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールは、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、−N(R)R7a、C−Cアルコキシ、および−C(O)ORから選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換され、
およびRは、独立して水素、ヒドロキシ、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、またはアリールであって、各アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールは、単独で、またはRおよびR内の別の基の一部としてのいずれかで、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、およびハロから独立して選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意に置換され、
、R7a、R7b、R7c、R7d、R、およびR8aは、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、−O−C−Cアルキル−アリール、−C−Cアルキル−C(O)OR、−C−Cアルキル−C(O)R、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであって、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキルの各々は、単独で、またはR、R7a、R7b、R7c、R7d、R、およびR8a内の別の基の一部としてのいずれかで、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、−S−C−Cアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルキル、ハロ、アリール、ヘテロシクロアルキルアルキル、および1個または2個のC−Cアルキルで任意に置換されるヘテロアリールから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意に置換される。
【発明を実施するための形態】
【0016】
略語および定義
以下の略語および用語は、全体を通して示された意味を有する。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

式I、Ia、およびIIの化合物の定義
【0017】
記号「−」は単結合を意味し、「=」は二重結合を意味し、「≡」は三重結合を意味し、「−−−」は単結合および任意で二重結合を意味する。化学構造が図示または記載される場合、別途明記されていない限り、全ての炭素は、4の原子価に一致するように水素置換を有すると考えられる。
【0018】
本発明の化合物に関連した「投与」およびその変化形(例えば、化合物を「投与すること」)は、化合物または化合物のプロドラッグを治療を必要とする動物の系に導入することを意味する。本発明の化合物またはそのプロドラッグが、1つ以上の他の活性薬剤(例えば、外科手術、放射線、および化学療法等)と組み合わせて提供される場合、「投与」およびその変化形はそれぞれ、化合物またはそのプロドラッグおよび他の薬剤の同時および連続導入を含むと理解される。
【0019】
「アルケニル」または「低級アルケニル」は、2〜6個の炭素原子および少なくとも1つの二重結合を有する直鎖または分岐状の炭化水素ラジカルを意味し、エテニル、プロペニル、1−ブト−3−エニル、1−ペント−3−エニル、1−ヘキサ−5−エニル等が含まれる。
【0020】
「アルケニルカルボニル」は、C(O)R基を意味し、Rは本明細書に定義されるアルケニルである。
【0021】
「アルケニルオキシ」または「低級アルケニルオキシ」は、−OR基を意味し、Rは本明細書に定義されるアルケニルである。代表的な例には、メトキシ、エトキシ、1−メトキシプロプ−1−エン−3−イル、プロポキシ、イソプロポキシ、シクロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が含まれる。
【0022】
「アルコキシ」または「低級アルコキシ」は、−OR基を意味し、Rは本明細書に定義されるアルキルである。代表的な例には、メトキシ、エトキシ、1−メトキシプロプ−1−エン−3−イル、プロポキシ、イソプロポキシ、シクロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等が含まれる。
【0023】
「アルコキシアルキル」は、本明細書に定義される1、2、または3個のアルコキシ基で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
【0024】
「アルコキシカルボニル」は、−C(O)OR基を意味し、Rは本明細書に定義されるアルキルである。
【0025】
「アルコキシカルボニルアルキル」は、本明細書に定義される1、2、または3個のアルコキシカルボニル基で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
【0026】
「アルキル」または「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素基を意味する。低級アルキル基の例には、メチルエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル等が含まれる。「C」アルキル(「C−C−アルキル」のように)は、共有結合である。「Cアルキル」は、例えばn−ヘキシル、iso−ヘキシル等を指す。
【0027】
「アルキルアミノ」は、−NHRラジカルを意味し、Rは、本明細書に定義されるアルキル、またはそのN−オキシド誘導体であり、例えば、メチルアミノエチルアミノ、n−、iso−プロピルアミノ、n−、iso−、tert−ブチルアミノ、またはメチルアミノ−N−オキシド等が挙げられる。
【0028】
「アルキルアミノアルキル」は、本明細書に定義される1つまたは2つのアルキルアミノ基で置換されるアルキル基を意味する。
【0029】
「アルキルアミノアルキルオキシ」は、−OR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアルキルアミノアルキルである。
【0030】
「アルキルカルボニル」は、C(O)R基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアルキルである。
【0031】
「アルキルカルボニルアミノ」は、−NRC(O)R’基を意味し、Rは、本明細書に定義される水素またはアルキルであり、R’は、本明細書に定義されるアルキルである。
【0032】
「アルキレン」は、不飽和を含有せず、2〜8個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の二価炭化水素を指す。アルキレンの例には、エチ−ジイル(−CHCH−)、プロプ−1,3−ジイル(−CHCHCH−)、2,2−ジメチルプロプ−1,3−ジイル(−CHC(CHCH−)等が含まれる。
【0033】
「アルキルスルホニル」は、−S(O)R基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアルキルである。
【0034】
「アルキルチオ」は、−SR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアルキルである。アルキルチオの例には、メチルチオおよびエチルチオ等が含まれる。
【0035】
「アルキルチオアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のアルキルチオ基で置換されるアルキル基を意味し、例えば、2−(メチルチオ)−エチルおよび2−(エチルチオ)−エチルが挙げられる。
【0036】
「アルキニル」または低級アルキニル」は、2〜6個の炭素原子および少なくとも1つの三重結合を有する、直鎖または分岐鎖の炭化水素ラジカルを意味し、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチン−2−イル等が含まれる。
【0037】
「アミノ」は、−NHを意味する。
【0038】
「アミノアルキル」は、少なくとも1個、例えば2個、または3個のアミノ基で置換されるアルキル基を意味する。
【0039】
「アミノアルキルオキシ」は、−OR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアミノアルキルである。
【0040】
「アリール」は、一価の6〜14員の単環式または二環式炭素環を意味し、単環は、芳香族であって、二環式環の環のうちの少なくとも1つは、芳香族である。代表的な例には、フェニル、ナフチル、およびインダニル等が含まれる。
【0041】
「アリールアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のアリール基で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。例としては、ベンジル、フェネチル、フェニルビニル、フェニルアリル等が含まれる。
【0042】
「アリールオキシ」は、−OR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアリールである。
【0043】
「アリールアルキルオキシ」は、−OR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアリールアルキルである。
【0044】
「アリールスルホニル」は、−SOR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるアリールである。
【0045】
「カルボキシアルキル」は、1、2、または3個の−C(O)OH基で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
【0046】
「カルボキシエステル」は、−C(O)OR基を意味し、Rは、それぞれ本明細書に定義される、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、アリール、またはアリールアルキルである。代表的な例には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、およびベンジルオキシカルボニル等が含まれる。
【0047】
「シアノアルキル」は、少なくとも1個、例えば1、2、または3個のシアノ基で置換される、本明細書に定義されるアルキル、アルケニル、またはアルキニルラジカルを意味する。
【0048】
「シクロアルキル」は、3〜13個の炭素原子を有する、単環式または多環式の炭化水素ラジカルを意味する。シクロアルキルは、飽和または部分的不飽和であり得るが、芳香環を含有することはできない。シクロアルキルには、縮合、架橋、およびスピロ環系が含まれる。そのようなラジカルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが含まれる。
【0049】
「シクロアルキルアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のシクロアルキル基で置換されるアルキル基を意味する。代表的な例には、シクロプロピルメチルおよび2−シクロブチル−エチル等が含まれる。
【0050】
「シクロアルキルカルボニル」は、−C(O)R基を意味し、Rは、本明細書に定義されるシクロアルキルである。
【0051】
「ジアルキルアミノ」は、−NRR’ラジカルを意味し、RおよびR’は、独立して本明細書に定義されるシアルキル、またはそのN−オキシド誘導体もしくは保護誘導体であり、例にはジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N,N−メチルプロピルアミノ、またはN,N−メチルエチルアミノ等が挙げられる。
【0052】
「ジアルキルアミノアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のジアルキルアミノ基で置換されるアルキル基を意味する。
【0053】
「ジアルキルアミノアルキルオキシ」は、−OR基を意味し、Rは、本明細書に定義されるジアルキルアミノアルキルである。
【0054】
「縮合環系」および「縮合環」は、架橋または縮合環を含有する多環式環系を指し、すなわち、2個の環は、それらの環状構造中に2つ以上の共有原子を有する。本願では、縮合多環および縮合環系は、必ずしも全てが芳香族環系であるとは限らない。典型的に、縮合多環は、例えば、ナフタレンまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンのように隣接した組の原子を共有するが、必ずしもそうである必要はない。スピロ環系は、本定義によると縮合多環式ではないが、本発明の縮合多環系は、それ自体、縮合多環の単一環原子を介してそれに結合するスピロ環を有し得る。いくつかの例では、当業者によって十分理解されるように、芳香族系上の2個の隣接基はともに縮合され、環状構造を形成することができる。縮合環状構造は、ヘテロ原子を含有することができ、1個以上の基で任意に置換され得る。そのような縮合基の飽和炭素(すなわち、飽和環状構造)は、2個の置換基を含有することができることも加えて留意されたい。
【0055】
「ハロアルコキシ」は、−OR’基を意味し、R’は、本明細書に定義されるハロアルキルであり、例えば、トリフルオロメトキシまたは2,2,2−トリフルオロエトキシ等である。
【0056】
「ハロアルコキシアルキル」は、本明細書に定義される1、2、または3個のハロアルコキシで置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
【0057】
「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを意味する。
【0058】
「ハロアルケニル」は、1個以上のハロゲン、例えば1〜5個のハロ原子で置換される、本明細書に定義されるアルケニル基を意味する。
【0059】
「ハロアルキル」は、1個以上のハロゲン、例えば1〜5個のハロ原子で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。代表的な例には、2,2−ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、および2−クロロ−1−フルオロエチル等が含まれる。
【0060】
「ヘテロアリール」は、−O−、−S(O)−(nは、0、1、または2)、−N−、−N(R)−から独立して選択される、1個以上の、例えば、1個、2個、3個、または4個の環ヘテロ原子と、炭素である残りの環原子とを含有する、5〜14個の環原子の単環式、縮合二環式、または縮合三環式一価ラジカルを意味し、単環式ラジカルを含む環は、芳香族であり、二環式または三環式ラジカルを含む縮合環のうちの少なくとも1つは、芳香族である。二環式または三環式ラジカルを含むいずれの芳香族環の1個または2個の環炭素原子も、−C(O)−、−C(S)−、または−C(=NH)−基によって置換され得る。Rは、水素、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、またはアルキルスルホニルである。縮合二環式ラジカルは、架橋環系を含む。別段の定めがない限り、原子価は、原子価則が許容する、ヘテロアリール基のいずれの環のいずれの原子に位置し得る。特に、原子価点が窒素に位置する場合、Rは存在しない。別の実施形態では、ヘテロアリールという用語は、1,2,4−トリアゾリル、1,3,5−トリアゾリル、フタルイミジル、ピリジニル、ピロリル、イミダゾリル、チエニル、フラニル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル(例えば、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イルまたは2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル等を含む)、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾジオキソール−4−イル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インドリジニル、ナフチリジン−3−イル、フタラジン−3−イル、フタラジン−4−イル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾイル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル(例えば、テトラヒドロイソキノリン−4−イルまたはテトラヒドロイソキノリン−6−イル等を含む)、ピロロ[3,2−c]ピリジニル(例えば、ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イルまたはピロロ[3,2−c]ピリジン−7−イル等を含む)、ベンゾピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、およびその誘導体、またはそのN−オキシドもしくは保護誘導体を含むがこれらに限定されない。
【0061】
「ヘテロアリールアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のヘテロアリール基で置換される、アルキル基を意味する。
【0062】
「ヘテロシクロアルキル」は、3〜8個の環原子の飽和または部分的不飽和の一価単環式基、または5〜12個の環原子の飽和または部分的不飽和の一価縮合二環式基を意味し、1個以上の、例えば、1個、2個、3個、または4個の環ヘテロ原子は、−O−、−S(O)−(nは0、1、または2)、−N=、−N(R)−(Rは、水素、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、またはアルキルスルホニル)から独立して選択され、残りの環原子は炭素である。1個または2個の環炭素原子は、−C(O)−、−C(S)−、または−C(=NH)−基によって置換され得る。縮合二環式ラジカルには、架橋環系が含まれる。別段の定めがない限り、基の原子価は、原子価則が許容する、ラジカル中のいずれの環のいずれの原子にも位置し得る。特に、原子価点が窒素原子に位置する場合、Rは存在しない。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキルという用語は、アゼチジニル、ピロリジニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロリル、ピペリジニル、4−ピペリドニル、モルホリニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、テトラヒドロピラニル、2−オキソピペリジニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、パーヒドロアゼピニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、デカヒドロイソキノリル、テトラヒドロフリル、およびテトラヒドロピラニル、ならびにその誘導体、およびそのN−オキシドまたは保護誘導体を含むがこれらに限定されない。
【0063】
「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、本明細書に定義される1個または2個のヘテロシクロアルキル基で置換される、本明細書に定義されるアルキル基を意味する。
【0064】
「ヒドロキシアルキル」は、少なくとも1個、例えば1,2、または3個のヒドロキシ基で置換される、本明細書に定義されるアルキルラジカルを意味するが、ただし、2個のヒドロキシ基が存在する場合、それらの両方が同一炭素原子上にあることはない。代表的な例には、限定されないが、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキシブチル、および2−(ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシプロピルが含まれ、例えば、2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、または1−(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル等が挙げられる。
【0065】
「ヒドロキシアミノ」は、−NH(OH)基を意味する。
【0066】
「任意の」または「任意に」は、その後に説明される事象または状況が生じても生じなくてもよく、かつ該説明は、上記の事象または状況が生じる場合および生じない場合を含むことを意味する。当業者は、1つ以上の任意の置換基を含有すると記載されるいずれの分子に関しても、立体的に実行可能および/または合成的に実現可能な化合物のみが含まれることを意味するということを理解するであろう。「任意に置換される」は、用語内の全ての後続の修飾語句に言及する。したがって、例えば「任意に置換されるアリールC1−8アルキル」という用語では、分子の「C1−8アルキル」部分および「アリール」部分の両方が置換されてもされなくてもよい。例示的な任意の置換のリストを、以下の「置換される」の定義に示す。
【0067】
「任意に置換されるアルキル」は、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、シアノ、シアノアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アルキル−S(O)0−2−、アルケニル−S(O)0−2−、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニル−NR−(式中、Rは、水素、アルキル、任意に置換されるアルケニル、任意に置換されるアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、またはシアノアルキルである)、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニルアミノ、ジアルキルアミノカルボニルアミノ、アルコキシアルキルオキシ、および−C(O)NR(式中、RおよびRは、独立して水素、アルキル、任意に置換されるアルケニル、任意に置換されるアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、またはシアノアルキルである)から独立して選択される、1個以上の基、例えば1、2、3、4、または5個の基で任意に置換される、本明細書に定義されるアルキルラジカルを意味する。
【0068】
「任意に置換されるアルケニル」は、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、シアノ、シアノアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルコキシ、カルボキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルカルボニルオキシ、アルキル−S(O)0−2−、アルケニル−S(O)0−2−、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニル−NR−(式中、Rは、水素、任意に置換されるアルキル、任意に置換されるアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアルケニルオキシである)、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニルアミノ、ジアルキルアミノカルボニルアミノ、アルコキシアルキルオキシ、および−C(O)NR(式中、RおよびRは、独立して水素、任意に置換されアルキル、アルケニル、任意に置換されアルキニル、ヒドロキシ、アルコキシ、またはアルケニルオキシである)から独立して選択される、1個以上の基、例えば1、2、または3個の基で任意に置換される、本明細書に定義されるアルケニルラジカルを意味する。
【0069】
「任意に置換されるアリール」は、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、任意に置換されるヘテロアリール、−C(O)NR’R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、および−NHS(O)R’(式中、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換される、本明細書に定義されるアリール基を意味する。
【0070】
「任意に置換されるヘテロアリール」は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アルコキシ、ヒドロキシ、オキソ(原子価則が許容する)、カルボキシ、カルボキシエステル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、任意に置換されるシクロアルキル、任意に置換されるヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、任意に置換されるアリール、−C(O)NR’R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、および−NHS(O)R’(式中、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換される、本明細書に定義されるヘテロアリール基を意味する。
【0071】
「任意に置換されるヘテロシクロアルキル」は、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、オキソ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アルコキシ、任意に置換されるシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、任意に置換されるアリール、任意に置換されるヘテロアリール、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、カルボキシ、カルボキシエステル、−C(O)NR’R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、−NR’C(O)R"(式中、R’は水素またはアルキルであり、R"はアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルである)、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、および‘−NHS(O)R’(式中、R’はアルキル、アリール、またはヘテロアリールである)から選択される、1、2、3、4、または5個の基で任意に置換される、本明細書に定義されるヘテロシクロアルキルを意味する。
【0072】
「飽和架橋環系」は、芳香族ではない二環式または多環式環系を指す。そのような系は、単一または共役不飽和を含有し得るが、そのコア構造において、芳香族または複素環式芳香族環は含有しない(しかしその上に芳香族置換を有し得る)。例えば、ヘキサヒドロ−フロ[3,2−b]フラン、2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、および1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−ナフタレンは、「飽和架橋環系」の種類に全て含まれる。
【0073】
「スピロシクリル」または「スピロ環」は、別の環の特定の環状炭素から生じる環を指す。例えば、以下に図示するように、橋頭原子ではなく、飽和架橋環系の環原子(環CおよびC’)は、飽和架橋環系とそこに結合するスピロシクリル(環D)との間の共有原子であり得る。スピロシクリルは、炭素環式または複素脂環式であり得る。
[この文献は図面を表示できません]
【0074】
本明細書に記載される反応の各々に対する「収率」は、理論的収率の百分率として表現される。
式100の化合物の定義
【0075】
式100の範囲を説明するために使用される用語は、国際公開第WO 2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)に定義されており、参照することによって本明細書に組み込まれる。例えば、式100の「任意に置換されるアルキル」は、国際公開第WO2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)に示される意味を有する。構造によるか、または「式100」という用語によるかに関わらず、式100の化合物を本出願で説明する際は常に、該化合物を説明するために使用される該用語は、国際公開第WO2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)によって定義される。
他の定義
【0076】
「AKT阻害剤」には、例えば、LY294002、PKC412、ペリホシン、表2a中の化合物、表2b中の化合物、および国際公開第WO2006/071819号および国際公開第WO05/117909号に記載される化合物が含まれる。これらの参考文献はまた、AKTの阻害活性を決定するために使用することができる生体外アッセイを説明する。
【0077】
「アルキル化剤」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。クロラムブシル、クロルメチン、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、カルムスチン、ストレプトゾシン、ホテムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、BBR3464、ブスルファン、ダカルバジン、メクロレタミン、プロカルバジン、テモゾロマイド、チオTEPA、およびウラムスチン。
【0078】
「抗体」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。IGF1R抗体(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、19D12、h7C10、およびCP−751871を含む)、EGFR抗体(例えば、セツキシマブ(エルビタックス(登録商標))およびパニツムマブを含む)、ErbB2抗体(例えば、トラスツズマブ(ハーセプチン(登録商標))を含む)、VEGF抗体(例えば、ベバシズマブ(アバスチン(登録商標))を含む)、IgG1抗体(例えば、イブリツモマブ(チウキセタン)を含む)、CD20抗体(例えば、リツキシマブおよびトシツモマブを含む)、CD33抗体(例えば、ゲムツズマブおよびゲムツズマブオゾガマイシンを含む)、ならびにCD52抗体(例えば、アレムツズマブを含む)。
【0079】
「代謝拮抗剤」には、例えば、メトトレキサート、ペメトレキセド、ラルチトレキセド、クラドリビン、クロファラビン、フルダラビン、メルカプトプリン、チオグアニン、カペシタビン、シタラビン、フルオロウラシル(ロイコボリンまたはフォリン酸と共に、またはロイコボリンまたはフォリン酸なしで投与される)、およびゲムシタビンが含まれる。
【0080】
「抗微小管剤」には、例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビン、ビンフルニン、およびビンデシンが含まれる。
【0081】
「アロマターゼ阻害剤」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。アミノグルテチミド、アナストロゾール(アリミデックス(登録商標))、レトロゾール(フェマーラ(登録商標))、エキセメスタン(アロマシン(登録商標))、およびフォルメスタン(レンタロン(登録商標))。
【0082】
「癌」は、細胞増殖性疾病状態を指し、以下を含むがこれらに限定されない。心臓:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、および奇形腫、:気管支原生癌(扁平上皮癌、未分化小細胞癌、未分化大細胞癌、腺癌)、肺胞(細気管支)癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫、中皮腫、胃腸:食道(扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(導管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫)、尿生殖器:腎臓(腺癌、ウイルムス腫瘍[腎芽細胞腫]、リンパ腫、白血病)、膀胱および尿道(扁平上皮癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫)、精巣(セミノーマ、奇形腫、胚性癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫)、肝臓:肝臓癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫、:骨原生肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨腫)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫、および巨細胞腫、神経系:頭蓋(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫[松果体腫]、多形性グリア芽細胞腫、乏突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽腫、先天性腫瘍)、脊髄神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫)、婦人科系:子宮(子宮内膜癌)、子宮頸部(子宮頸癌、前腫瘍性子宮頚部形成異常)、卵巣(卵巣癌[漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、未分類の癌]、顆粒膜−莢膜細胞腫、セルトリ−ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫]、卵管(癌腫)、血液系:血液(骨髄性白血病[急性および慢性]、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫[悪性リンパ腫]、皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、カポジ肉腫、異形成性母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬、副腎:神経芽細胞腫、および乳癌。したがって、本明細書に示される「癌性細胞」という用語は、上に示した状態のうちのいずれか1つによって冒される細胞を含む。
【0083】
「化学療法剤」は、AKT阻害剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗微小管剤、アロマターゼ阻害剤、c−KIT阻害剤、cMET阻害剤、EGFR阻害剤、ErbB2阻害剤、Flt−3阻害剤、HSP90阻害剤、IGF1R阻害剤、プラチン、Raf阻害剤、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、タキサン、トポイソメラーゼ阻害剤、SRCおよび/またはABLキナーゼ阻害剤、およびVEGFR阻害剤を含むがこれらに限定されない。化学療法剤の薬剤として許容される塩、溶媒和物、および/または水和物は、当業者によって調製することができ、そのかかる塩、溶媒和物、および/または水和物は、本発明を実施するために使用することができる。
【0084】
「c−KIT阻害剤」には、例えば、イマチニブ、スニチニブ、ニロチニブ、AMG706、ソラフェニブ、表3b中の化合物、表3c中の化合物、表8中の化合物、表9中の化合物、ならびに国際公開第WO2006/108059号、国際公開第WO/2005/020921号、国際公開第WO/2006/033943号、および国際公開第WO2005/030140号に記載される化合物が含まれる。
【0085】
「cMET阻害剤」には、例えば、表3a中の化合物、表3b中の化合物、表3c中の化合物、国際公開第WO06/108059号、国際公開第WO2006/014325号、および国際公開第WO2005/030140号に記載される化合物が含まれる。
【0086】
「EGFR阻害剤」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。ペリチニブ、ラパチニブ(タイケルブ(登録商標))、ゲフィチニブ(イレッサ(登録商標))、エルロチニブ(タルセバ(登録商標))、ザクティマ(ZD6474、バンデタニブ)、AEE788およびHKI−272、EKB−569、CI−1033、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、表4中の化合物、表7中の化合物、ならびに国際公開第WO2004/006846号および国際公開第WO2004/050681号に記載される化合物。
【0087】
「ErbB2阻害剤」には、例えば、ラパチニブ(GW572016)、PKI−166、カネルチニブ、CI−1033、HKI272、およびEKB−569が含まれる。
【0088】
「Flt−3阻害剤」には、例えば、CEP−701、PKC412、MLN518、スニチニブ、ソラフェニブ、表3a中の化合物、表3b中の化合物、表3c中の化合物、表9中の化合物、ならびに国際公開第WO2006/108059号、国際公開WO/2006/033943号、国際公開第WO2006/014325号、および国際公開第WO2005/030140号に記載される化合物が含まれる。
【0089】
「ホルモン療法(hormone therapy)」または「ホルモン療法(hormonal therapy)」には、例えば、以下のうちの1つ以上を用いた治療が含まれる。ステロイド(例えば、デキサメタゾン)、フィナステライド、タモキシフェン、およびアロマターゼ阻害剤。
【0090】
「HSP90阻害剤」には、例えば、17−AAG、17−DMAG、ゲルダナマイシン、5−(2,4−ジヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(4−(モルホリノメチル)フェニル)イソオキサゾールe−3−カルボキサミド[NVP−AUY922(VER52296)]、6−クロロ−9−((4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン−2−イル)メチル)−9H−プリン−2−アミン(CNF2024、またBIIB021とも呼ばれる)、国際公開第WO20040720510号に開示される化合物(参照することによって本明細書に組み込まれる)、国際公開第WO2005028434号に開示される化合物(参照することによって本明細書に組み込まれる)、国際公開第WO2007035620号に開示される化合物(参照することによって本明細書に組み込まれる)、および国際公開第WO2006091963号に開示される化合物(参照することによって本明細書に組み込まれる)が含まれる。
【0091】
「IGF1R阻害剤」には、例えば、チロホスチンAG1024、表5a中の化合物、表5b中の化合物、および国際公開第WO06/074057号に記載される化合物が含まれる。
【0092】
「キナーゼ依存性疾患または状態」は、1つ以上の脂質キナーゼの活性に依存する病的状態を指す。キナーゼは、増殖、接着、移動、分化、および浸潤を含む種々の細胞活性のシグナル変換経路に直接的あるいは間接的に関与する。キナーゼ活性に関連する疾病は、腫瘍増殖、固形腫瘍増殖を促す病的血管新生を含み、眼疾患(糖尿病性網膜症、加齢性黄斑変性症等)および炎症(乾癬、リウマチ性関節炎等)等の過剰な局所的血管新生が関係する他の疾病に関連する。
【0093】
理論によって束縛されることを望まないが、ホスファターゼは、キナーゼの同族体として「キナーゼ依存性疾患または状態」に影響を与えることができ、すなわち、キナーゼはリン酸化し、ホスファターゼは、例えば、脂質基質を脱リン酸化する。したがって、本発明の化合物は、本明細書に記載されるキナーゼ活性を調節すると同時に、直接的あるいは間接的にホスファターゼ活性も調節し得る。この付加的調節は、存在する場合、関連またはそうでなければ相互依存性キナーゼまたはキナーゼファミリに対する本発明の化合物の活性に対して、相乗的で(またはそうでない場合が)あり得る。いずれの場合においても、すでに述べたように、本発明の化合物は、異常なレベルの細胞増殖(すなわち、腫瘍増殖)、プログラム細胞死(アポトーシス)、細胞移動および浸潤、ならびに腫瘍増殖に関連した血管形成によって部分的に特徴付けられる疾病を治療するために有用である。
【0094】
「代謝物」は、動物またはヒトの体内における代謝または生体内変化によって生成される化合物またはその塩の分解または最終生成物を指し、例えば、生体内変化は、酸化、還元、加水分解等によってより極性を有する分子への生体内変化、または共役への生体内変化である(生体内変化の説明について、Goodman and Gilman, ”The Pharmacological Basis of Therapeutics” 8th Ed., Pergamon Press, Gilman et al.(eds), 1990を参照)。本明細書で使用される場合、本発明の化合物またはその塩の代謝物は、体内の化合物の生物学的活性型であり得る。一実施例では、生物学的活性型の代謝物が生体内で放出されるように、プロドラッグを使用することができる。別の実施例では、生物活性のある代謝物が偶然に発見され、すなわち、何のプロドラッグ設計も本質的に行われなかった。本発明の化合物の代謝物の活性に対するアッセイは、本開示を考慮すると当業者には既知である。
【0095】
本発明のための「患者」には、ヒトおよび他の動物、特に哺乳動物、ならびに他の生物が含まれる。したがって、該方法は、ヒトの治療および獣医用途の両方に適用できる。別の実施形態では、患者は哺乳動物であり、別の実施形態では、患者はヒトである。
【0096】
化合物の「薬剤として許容される塩」は、薬剤として許容され、親化合物の所望の薬理活性を有する塩を意味する。薬剤として許容される塩は、非毒性であることが理解される。好適な薬剤として許容される塩に関する追加情報は、参照することによって本明細書に組み込まれる、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 17th ed., Mack Publishing Company, Easton, PA, 1985、またはS. M. Berge, et al., “Pharmaceutical Salts," J. Pharm. Sci., 1977;66:1−19に見出すことができ、その両方が、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0097】
薬剤として許容される酸付加塩の例には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、ならびに酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第3級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸等の有機酸で形成されるものが含まれる。
【0098】
薬剤として許容される塩基付加塩の例は、親化合物中に存在する酸性プロトンが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム塩等の、金属イオンによって置換される時に形成されるものが含まれる。好ましい塩は、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、およびマグネシウム塩である。薬剤として許容される有機非毒性塩基から生じる塩は、第1級、第2級、および第3級アミン、自然発生の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、および塩基性イオン交換樹脂の塩を含むがこれに限定されない。有機塩基の例には、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、トロメタミン、N−メチルグルカミン、ポリアミン樹脂等が含まれる。例示的な有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、およびカフェインである。
【0099】
「プラチン」および「プラチン含有剤」には、例えば、シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチンが含まれる。
【0100】
「プロドラッグ」は、例えば、血液中の加水分解によって、上記の式の親化合物を生成するために、生体内で(典型的に急速に)変換される化合物を指す。一般的な例は、カルボン酸部分を有する活性型を有する化合物のエステルおよびアミド型を含むがこれらに限定されない。本発明の化合物の薬剤として許容されるエステルの実施例は、アルキルエステル(例えば、約1〜約6個の間の炭素を有する)を含むがこれに限定されず、アルキル基は、直鎖または分岐鎖である。許容されるエステルにはまた、ベンジル等だがこれに限定されない、シクロアルキルエステルおよびアリールアルキルエステルが含まれる。本発明の化合物の薬剤として許容されるアミドの実施例は、第1級アミド、ならびに第2級および第3級アルキルアミド(例えば、約1〜約6個の間の炭素を有する)を含むがこれらに限定されない。本発明の化合物のアミドおよびエステルは、従来の方法に従って調製することができる。プロドラッグの詳細な考察は、T. Higuchi and V. Stella, “Pro−drugs as Novel Delivery Systems," Vol 14 of the A.C.S. Symposium Series、およびBioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987に提供され、その両方が、全ての目的で参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0101】
「Raf阻害剤」には、例えば、ソラフェニブ、RAF265(CHIR265)、表6中の化合物、および国際公開第WO2005/112932号に記載される化合物が含まれる。これらの参考文献はまた、RAFの阻害活性を決定するために使用することができる生体外アッセイを説明する。
【0102】
「ラパマイシン類似体」には、例えば、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、ならびに国際公開第WO2004/101583号および米国特許第US7,160,867号に記載される化合物が含まれ、その各々は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0103】
「受容体チロシンキナーゼ阻害剤」には、例えば、AKT、EGFR、ErbB2、IGF1R、KIT、Met、Raf、およびVEGFR2の阻害剤が含まれる。受容体チロシンキナーゼ阻害剤の実施例は、国際公開第WO2006/108059号(米国国内段階出願第11/910,720号)、国際公開第WO2006/074057号(米国国内段階出願第11/722,719号)、国際公開第WO2006/071819号(米国国内段階出願第11/722,291号)、国際公開第WO2006/014325号(米国国内段階出願第11/571,140号)、国際公開第WO2005/117909号(米国国内段階出願第11/568,173号)、国際公開第WO2005/030140号(米国国内段階出願第10/573,336号)、国際公開第WO2004/050681号(米国国内段階出願第10/533,555号)、国際公開第WO2005/112932号(米国国内段階出願第11/568,789号)、および国際公開第WO2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)に見出すことができ、その各々は、全ての目的で参照することによって本明細書に組み込まれる。特に、本段落に挙げられる出願は、本発明の実施に有用な化合物の具体的な実施例および一般的な実施形態(ならびに、実施形態で使用される用語に関連する定義)を提供する目的で組み込まれる。これらの参考文献はまた、本発明の実施に有用な生体外アッセイを説明する。
【0104】
「タキサン」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。パクリタキセル(タキソール(登録商標))、およびドセタキセル(タキソテール(登録商標))。
【0105】
「治療有効量」は、患者に投与される際に、疾病の症状を改善する本発明の化合物の量である。「治療有効量」を成す本発明の化合物の量は、化合物、病状およびその重症度、治療する患者の年齢等に応じて変化する。治療有効量は、当業者の知識および本開示を考慮して、当業者によって日常的に決定することができる。
【0106】
「トポイソメラーゼ阻害剤」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。アムサクリン、カンプトセシン、エトポシド、リン酸エトポシド、エキサテカン、イリノテカン、ルートテカン、およびテニポシド、およびトポテカン。
【0107】
本明細書で使用される場合、疾病、疾患、または症候群の「治療(Treating)」または「治療(treatment)」は、(i)疾病、疾患、または症候群がヒトにおいて発生することを予防すること、すなわち、疾病、疾患、または症候群にさらされるか、またはなりやすい可能性があるが、まだ疾病、疾患、または症候群の症状を経験しないか、または示さない動物において、疾病、疾患、または症候群の臨床症状を発現させないこと、(ii)疾病、疾患、または症候群を阻害すること、すなわち、その進行を停止させること、および(iii)疾病、疾患、または症候群を緩和させること、すなわち、疾病、疾患、または症候群の軽減をもたらすことを含む。当技術分野で既知のように、全身対局所的送達、年齢、体重、全体的な健康、性別、食習慣、投与時間、薬物間相互作用、および状態の重症度の調整が必要であり得、当業者による日常の実験で確認可能である。
【0108】
「SRCおよび/またはABLキナーゼ阻害剤」には、例えば、ダサチニブ、イマチニブ(グリベック(登録商標))、および国際公開第WO2006/074057号に記載される化合物が含まれる。
【0109】
「VEGFR阻害剤」には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれる。VEGFトラップ、ZD6474(バンデタニブ、ザクティマ)、ソラフェニブ、アンジオザイム、AZD2171(セディラニブ)、パゾパニブ、ソラフェニブ、アクシチニブ、SU5416(セマキサニブ)、PTK787(バタラニブ)、AEE778、RAF265、スニチニブ(スーテント)、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、表7中の化合物、ならびに国際公開第WO2004/050681号および国際公開第WO2004/006846号に記載される化合物。
発明の実施形態
【0110】
以下の段落は、本発明の化合物の多くの実施形態を示す。各例において、実施形態は、記載される化合物、ならびに個々の異性体および異性体の混合物の両方を含む。さらに、各例において、実施形態は、任意で、記載される化合物の薬剤として許容される塩、水和物および/または溶媒和物、ならびにそのいかなる個々の異性体または異性体の混合物をも含む。
【0111】
以下の実施形態のそれぞれに関して、式Iの化合物は、例えば式I(a)のものであるか、あるいは表1中の化合物から選択することができる。
【0112】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から選択される1つ以上の治療と組み合わせて、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を患者に投与するステップを含み、PI3Kの活性によって、少なくとも一部において、癌の腫瘍細胞の増殖および/または生存を強化する。
【0113】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、癌は、乳癌、結腸癌、直腸癌、子宮内膜癌、胃癌(消化管カルチノイド腫瘍および消化管間質腫瘍を含む)、膠芽腫、肝細胞癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌(NSCLC)、黒色腫、卵巣癌、子宮頸癌、膵臓癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、非ホジキンリンパ腫、および甲状腺癌から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、癌は、前立腺癌、NSCLC、卵巣癌、子宮頸癌、乳癌、結腸癌、直腸癌、および膠芽腫から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、癌は、NSCLC、乳癌、前立腺癌、膠芽腫、および卵巣癌から選択される。
【0114】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つ以上の化学療法剤である。
【0115】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチン、EGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、ラパマイシン、テモゾロマイド、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、ゲフィチニブ(イレッサ(登録商標))、エルロチニブ(タルセバ(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、HKI−272、ペリチニブ、カネルチニブ、表4から選択される化合物、表7の化合物、およびラパチニブから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、ラパマイシン、テモゾロマイド、パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、トラスツズマブ、エルロチニブ、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン。N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、表7の化合物、およびラパチニブから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、ラパマイシン、パクリタキセル、カルボプラチン、エルロチニブ、およびN−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0116】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、プラチンおよびタキサンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、およびパクリタキセルから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0117】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、AKT阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ペリホシン、PKC412、表2aの化合物、および表2bの化合物から選択されるAKT阻害剤である。
【0118】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、cMET阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3aの化合物、表3bの化合物、および表3cの化合物から選択されるcMET阻害剤である。
【0119】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、EGFR阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパチニブ(タイケルブ(登録商標))、ゲフィチニブ(イレッサ(登録商標))、エルロチニブ(タルセバ(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、AEE788、HKI−272、EKB−569、CI1033、表4から選択される化合物、および表7中の化合物から選択されるEGFR阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパチニブ(タイカーブ(登録商標))、ゲフィチニブ(イレッサ(登録商標))、エルロチニブ(タルセバ(登録商標))、ザクティマ(ZD6474)、AEE788、HKI−272、EKB−569、CI1033、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、およびN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから選択されるEGFR阻害剤である。
【0120】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ErbB2阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパチニブ、EKB−569、HKI272、CI 1033、PKI−166、および表4から選択される化合物から選択されるErbB2阻害剤である。
【0121】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、HSP90阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、17−AAG、17−DMAG、ゲルダナマイシン、およびCNF2024から選択されるHSP90阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、17−AAG、17−DMAG、およびゲルダナマイシンから選択されるHSP90阻害剤である。
【0122】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、IGF1R阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5aおよび表5bから選択されるIGF1R阻害剤である。
【0123】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、Raf阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ソラフェニブ、RAF265(CHIR−265)、および表6の化合物から選択されるRaf阻害剤である。
【0124】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、VEGFR阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、VEGF Trap、ZD6474(ザクティマ)、セディラニブ(AZ2171)、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アクシチニブ、AEE788、RAF265(CHIR−265)、表4から選択される化合物、および表7から選択される化合物から選択されるVEGFR阻害剤である。
【0125】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、cKIT阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、イマチニブ、スニチニブ、ニロチニブ、AMG706、ソラフェニブ、表3bの化合物、表3cの化合物、表8の化合物、および表9の化合物から選択されるcKIT阻害剤である。
【0126】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、FLT3阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、CEP−701、PKC412、スニチニブ、MLN518、スニチニブ、ソラフェニブ、表3aの化合物、表3bの化合物、表3cの化合物、および表9の化合物から選択されるFLT3阻害剤である。
【0127】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、PI103、およびSF1126から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパマイシン、CCI−779、AP23573、RAD001、TAFA93、PI103、およびSF1126から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパマイシンである。
【0128】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、式100のものであり、
[この文献は図面を表示できません]

式中、qは、1、2、または3であり、Eは、−NR−、−O−であるか、または存在せず、Yは、−CHCH−、−CH−であるか、または存在せず、ただし、Eが、−NR−または−O−である時、Yは、−CHCH−であり、Rは、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR、および低級アルキルから選択され、Rは、−H、低級アルキル、−C(O)OR、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)Rから選択され、Rは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素またはRであり、Rは、低級アルキル、アリール、低級アリールアルキル、ヘテロシクリル、および低級ヘテロシクリルアルキルから選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが結合する共通の窒素と共に、5〜7員のヘテロシクリルを形成し、5〜7員のヘテロシクリルは、N、O、S、およびPから選択される1つ以上の追加のヘテロ原子、またはその単一幾何異性体、立体異性体、ラセミ体、鏡像異性体、もしくは、ジアステレオマを、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に溶媒和物、さらに水和物として任意に含有する。式100の範囲を説明するために使用される用語は、国際公開第WO 2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)に定義されており、参照することによって本明細書に組み込まれる。構造によるか、または「式100」という用語によるかに関わらず、式100の化合物を本出願で説明する際は常に、該化合物を説明するために使用される該用語は、国際公開第WO2004/006846号(米国国内段階出願第10/522,004号)によって定義される。特に、式100の「アルキル」は、包括的に、直鎖、分岐鎖、または環状炭化水素構造、およびこれらの組み合わせを含むことを意図し、「低級アルキル」とは、1〜6個の炭素原子のアルキル基を意味する。式100の「アリール」とは、芳香族6〜14員の炭素環を意味し、例えば、ベンゼン、ナフタレン、インダン、テトラリン、フルオレン等が含まれる。式100の「低級アリールアルキル」とは、アリール部分が、アルキレン、アルケニレン、またはアルキニレンラジカルのうちの1つを介して、親構造に結合する残基を意味し、基の「アルキル」部分は、1〜6個の炭素を有し、例としては、ベンジル、フェネチル、フェニルビニル、フェニルアリル等が挙げられる。式100において、「ヘテロシクリル」とは、炭素原子、ならびに窒素、リン、酸素および硫黄からなる群から選択される1〜5個のヘテロ原子からなる、安定した単環式、二環式、もしくは三環式の3〜15員環ラジカル(縮合または架橋環系を含む)を意味し、ヘテロシクリルラジカル内の窒素、リン、炭素、および硫黄原子は、任意に、種々の酸化状態に酸化され得、窒素原子は、任意に四級化され得、環ラジカルは、部分的にもしくは完全に飽和され得るか、または芳香族であり得る。「低級ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリルが、1〜6個の炭素を有するアルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンラジカルのうちの1つを介して、親構造に結合する、残基を意味する。
【0129】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2aの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2aの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2aの化合物から選択される。
【0130】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、 式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、 表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表2bの化合物から選択される。
【0131】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3aの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3aの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3aの化合物から選択される。
【0132】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3bの化合物から選択される。
【0133】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3cの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3cの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表3cの化合物から選択される。
【0134】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表4の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表4の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表4の化合物から選択される。
【0135】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、またはN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、またはN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、またはN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
【0136】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
【0137】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5acの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5aの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5aの化合物から選択される。
【0138】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5bの化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表5bの化合物から選択される。
【0139】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表6の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表6の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表6の化合物から選択される。
【0140】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表7の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表7の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表7の化合物から選択される。
【0141】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表8の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表8の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表8の化合物から選択される。
【0142】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表9の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表9の化合物から選択される。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、表9の化合物から選択される。
【0143】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、パクリタキセルである。
【0144】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパマイシンである。
【0145】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、カルボプラチンである。
【0146】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、エルロチニブである。
【0147】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパチニブである。
【0148】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体であり、該抗体のうちの1つは、トラスツズマブである。
【0149】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体であり、該抗体のうちの1つは、セツキシマブである。
【0150】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体であり、該抗体のうちの1つは、パニツムマブである。
【0151】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体であり、該抗体のうちの1つは、ベバシズマブである。
【0152】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、放射線である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、放射線である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、放射線である。
【0153】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、IGF1R抗体(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、およびαIGF−1R CP−751871 MoAbを含む)、アレムツズマブ、ベバシズマブ(アバスチン(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブチウキセタン、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、オムニターグ(パーツズマブ)、抗ErbB2抗体(トラスツズマブ(ハーセプチン(登録商標))を含む)、ならびに抗EGFR抗体(例えば、セツキシマブ(エルビタックス)、パニツムマブ、ニモツズマブ、およびEMD72000を含む)から独立して選択される1つまたは2つの抗体である。
【0154】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、IGF1R抗体(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、およびαIGF−1R CP−751871 MoAbを含む)、アレムツズマブ、ベバシズマブ(アバスチン(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブチウキセタン、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、オムニターグ(パーツズマブ)、抗ErbB2抗体(トラスツズマブ(ハーセプチン(登録商標))を含む)、ならびに抗EGFR抗体(例えば、セツキシマブ(エルビタックス)、パニツムマブ、ニモツズマブ、およびEMD72000を含む)から独立して選択される1つまたは2つの抗体である。
【0155】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つの抗体である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、IGF1R抗体(例えば、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、およびαIGF−1R CP−751871 MoAbを含む)、アレムツズマブ、ベバシズマブ(アバスチン(登録商標))、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブチウキセタン、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、オムニターグ(パーツズマブ)、抗ErbB2抗体(トラスツズマブ(ハーセプチン(登録商標))を含む)、ならびに抗EGFR抗体(例えば、セツキシマブ(エルビタックス)、パニツムマブ、ニモツズマブ、およびEMD72000を含む)から独立して選択される1つまたは2つの抗体である。
【0156】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つ以上の化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、テモゾロマイドである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つ以上の化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、テモゾロマイドである。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つ以上の化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、テモゾロマイドである。
【0157】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、外科手術である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、外科手術である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、外科手術である。
【0158】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式IまたはI(a)の化合物を投与するステップを含み、該治療は、タモキシフェン、トレミフェン(フェアストン)、フルベストラント(ファスロデックス)、酢酸メゲストロール(メゲース)、卵巣切除、ラロキシフェン、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)類似体(ゴセレリンおよびロイプロリドを含む)、酢酸メゲストロール(メゲース)、ならびに1つ以上のアロマターゼ阻害剤から独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式IまたはI(a)の化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つのホルモン療法であり、該ホルモン療法のうちの1つは、レトロゾール(フェマーラ)、アナストロゾール(アリミデックス)、およびエキセメスタン(アロマシン)から選択されるアロマターゼ阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式IまたはI(a)の化合物を投与するステップを含み、該治療は、タモキシフェンおよびアロマターゼ阻害剤から独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。
【0159】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療は、1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、タモキシフェン、トレミフェン(フェアストン)、フルベストラント(ファスロデックス)、酢酸メゲストロール(メゲース)、卵巣切除、ラロキシフェン、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)類似体(ゴセレリンおよびロイプロリドを含む)、酢酸メゲストロール(メゲース)、ならびに1つまたは2つのアロマターゼ阻害剤から独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つのホルモン療法であり、該ホルモン療法のうちの1つは、レトロゾール(フェマーラ)、アナストロゾール(アリミデックス)、およびエキセメスタン(アロマシン)から選択されるアロマターゼ阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、タモキシフェンおよびアロマターゼ阻害剤から独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。
【0160】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、EGFR抗体およびErbB2抗体から選択される1つの抗体であるか、または該治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチンEGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、式I(a)に従った治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、EGFR抗体およびErbB2抗体から選択される1つの抗体であるか、または該治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチン、EGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、ある治療と組み合わせて、患者に、表1から選択される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、EGFR抗体およびErbB2抗体から選択される1つの抗体であるか、または該治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチン、EGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0161】
別の実施形態では、本発明は、急性骨髄性白血病(AML)を治療する方法を対象とし、該方法は、骨髄もしくは末梢血幹細胞移植、放射線、1つまたは2つの抗体、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、急性骨髄性白血病(AML)を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ゲムツズマブオゾガマイシン(マイロターグ)、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、αIGF−1R CP−751871 MoAb、およびトラスツズマブから選択される1つの抗体である。別の実施形態では、本発明は、急性骨髄性白血病(AML)を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、イマチニブ(すなわち、グリベック(登録商標))、PKC412、CEP−701、ダウノルビシン、ドキソルビシン、シタラビン(ara−C)、ダウノルビシンもしくはイダルビシン(ダウノマイシン、イダマイシン)等のアントラサイクリン系薬剤、6−チオグアニン、および顆粒球コロニー刺激因子(ニューポジェンもしくはリューカイン等)から選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0162】
別の実施形態では、本発明は、慢性骨髄性白血病(CML)を治療する方法を対象とし、該方法は、骨髄もしくは末梢血幹細胞移植、放射線、1つまたは2つの化学療法剤、免疫療法、および1つまたは2つの抗体から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、慢性骨髄性白血病(CML)を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、イマチニブ(すなわち、グリベック(登録商標))、PKC 412、ヒドロキシウレア(ハイドレア)、シトシン、シトシンアラビノシド、ダサチニブ、AMN107、VX680(MK0457)、およびシタラビン(ara−C)から選択される化学療法剤のうちの1つまたは2つである。別の実施形態では、本発明は、慢性骨髄性白血病(CML)を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、イマチニブ(すなわち、グリベック(登録商標))およびダサチニブから選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、慢性骨髄性白血病(CML)を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、免疫療法であり、該免疫療法は、インターフェロンα等のインターフェロン療法である。
【0163】
別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術(凍結外科手術を含む)、放射線、1つまたは2つの化学療法剤、1つまたは2つの抗体、および1つまたは2つのホルモン療法から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、およびαIGF−1R CP−751871 MoAbから選択される抗体である。別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ラパマイシン、ミトキサントロン、プレドニゾン、ドセタキセル(タキソテール)、ドキソルビシン、エトポシド、ビンブラスチン、パクリタキセル、およびカルボプラチンから独立して選択される化学療法剤のうちの1つまたは2つである。別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、アンドロゲン枯渇療法およびアンドロゲン鎮静療法から独立して選択されるホルモン療法のうちの1つまたは2つである。別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、タキサンである。別の実施形態では、本発明は、前立腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、ラパマイシンである。
【0164】
別の実施形態では、本発明は、黒色腫を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの免疫療法、1つまたは2つのホルモン療法、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、黒色腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、アルキル化剤、タキサン、プラチン、およびRaf阻害剤から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、黒色腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ソラフェニブ、パクリタキセル(タキソール(登録商標))、ドセタキセル(タキソテール(登録商標))、ダカルバジン、ラパマイシン、メシル酸イマチニブ(グリベック(登録商標))、ソラフェニブ、シスプラチン、カルボプラチン、ダカルバジン(DTIC)、カルムスチン(BCNU)、ビンブラスチン、テモゾロマイド(テモダール)、メルファラン、およびイミキモド(アルダラ)から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、黒色腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、イピリムマブ、インターフェロン−アルファおよびインターロイキン2から独立して選択される1つまたは2つの免疫療法である。別の実施形態では、本発明は、黒色腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ホルモン療法であり、該ホルモン療法は、タモキシフェンである。
【0165】
別の実施形態では、本発明は、直腸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの抗体、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、直腸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、局所切除、高周波療法、大腸部分切除、ポリープ切除、局所経肛門的切除、低位前方切除術、腹会陰式切除術、および骨盤内容除去術から選択される外科手術である。別の実施形態では、本発明は、結腸または直腸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、白金含有化合物(シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチンを含む)、5−フルオロウラシル(5−FU)、ロイコボリン、カペシタビン(ゼローダ)、イリノテカン(カンプトサー)、FOLFOX(ォリン酸、5−FU、オキサリプラチン)、ならびにロイコボリンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、結腸または直腸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、セツキシマブ(エルビタックス)およびベバシズマブ(アバスチン)から独立して選択される1つまたは2つの抗体である。
【0166】
別の実施形態では、本発明は、膵臓癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの抗体、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、膵臓癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、白金含有化合物(シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチンを含む)、5−フルオロウラシル(5−FU)、ゲムシタビン、タキサン(パクリタキセルおよびドセタキセルを含む)、トポテカン、イリノテカン、カペシタビン、ストレプトゾシン、エルロチニブ(タルセバ)、ロイコボリン、ならびにカペシタビン(ゼローダ)から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤から選択される。別の実施形態では、本発明は、膵臓癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、抗体であり、該抗体は、セツキシマブである。
【0167】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの化学療法剤、1つまたは2つのホルモン療法、および1つまたは2つの抗体から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ラパチニブ(タイカーブ(登録商標))、パクリタキセル(タキソール(登録商標))、ドセタキセル、カペシタビン、シクロホスファミド(シトキサン)、CMF(シクロホスファミド、フルオロウラシル、およびメトトレキサート)、メトトレキサート、フルオロウラシル、ドキソルビシン、エピルビシン、ゲムシタビン、カルボプラチン(パラプラチン)、シスプラチン(プラチノール)、ビノレルビン(ナベルビン)、カペシタビン(ゼローダ)、ペグ化リポソームドキソルビシン(ドキソル)、アルブミン結合パクリタキセル(アブラキサン)、AC(アドリアマイシンおよびシクロホスファミド)、アドリアマイシン、ならびにパミドロン酸またはゾレドロン酸(骨の衰弱を治療するため)から独立して選択される化学療法剤のうちの1つまたは2つである。別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、タモキシフェン、トレミフェン(フェアストン)、フルベストラント(ファスロデックス)、酢酸メゲストロール(メゲース)、卵巣切除、ラロキシフェン、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)類似体(ゴセレリンおよびロイプロリドを含む)、酢酸メゲストロール(メゲース)、ならびに1つ以上のアロマターゼ阻害剤から独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つのホルモン療法であり、該ホルモン療法のうちの1つは、レトロゾール(フェマーラ)、アナストロゾール(アリミデックス)、およびエキセメスタン(アロマシン)から選択されるアロマターゼ阻害剤である。別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、αIGF−1R A12 MoAb、αIGF−1R 19D12 MoAb、αIGF−1R h7C10 MoAb、αIGF−1R CP−751871 MoAb、ベバシズマブ(アバスチン)、およびトラスツズマブから独立して選択される1つまたは2つの抗体である。
【0168】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、エルロチニブである。
【0169】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、1つまたは2つの化学療法剤は、ラパマイシン、ラパチニブ、エルロチニブ、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、ならびに任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから独立して選択される。
【0170】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの抗体である。別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの抗体であり、該抗体のうちの1つは、トラスツズマブである。
【0171】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン, N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン, N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、およびN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから選択される。
【0172】
別の実施形態では、本発明は、乳癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
【0173】
別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つ以上の抗体、および1つ以上の化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、サクチマ(ZD6474)、パクリタキセル、ドセタキセル(タキソテール(登録商標))、ゲムシタビン(ジェムザール(登録商標))、ビノレルビン、イリノテカン、エトポシド、ビンブラスチン、エルロチニブ(タルセバ(登録商標))、ゲフィチニブ(イレッサ)、およびペメトレキセドから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、抗体であり、該抗体は、ベバシズマブである。別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル(タキソテール(登録商標))、およびエルロチニブ(タルセバ(登録商標))から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0174】
別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、カルボプラチンである。
【0175】
別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、およびN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから選択される。別の実施形態では、本発明は、非小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤であり、該化学療法剤のうちの1つは、任意にその薬剤として許容される塩として、さらに任意にその水和物として、さらに任意にその溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
【0176】
別の実施形態では、本発明は、小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、小細胞肺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、プラチン(シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチン等)、ゲフィチニブ、ビノレルビン、ドセタキセル、パクリタキセル、エトポシド、ホスファミド、イホスファミド、シクロホスファミド、シクロホスファミド/ドキソルビシン/ビンクリスチン(CAV)、ドキソルビシン、ビンクリスチン、ゲムシタビン、パクリタキセル、ビノレルビン、トポテカン、イリノテカン、メトトレキサート、およびドセタキセルから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0177】
別の実施形態では、本発明は、乳頭または未分化甲状腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、放射性ヨード療法、1つまたは2つのホルモン療法、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、乳頭または未分化甲状腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、甲状腺ホルモンピル、ドキソルビシンおよびプラチンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、乳頭または未分化甲状腺癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ホルモン療法であり、該ホルモン療法は、放射性ヨードアブレーションである。
【0178】
別の実施形態では、本発明は、子宮内膜癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つのホルモン療法、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、子宮内膜癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、酢酸メゲストロール、タモキシフェン、ならびに酢酸メドロキシプロゲステロン(プロベラ)および酢酸メゲストロール(メゲース)を含むプロゲスチンから独立して選択される1つまたは2つのホルモン療法である。別の実施形態では、本発明は、子宮内膜癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、白金含有化合物(シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチン、より具体的には、シスプラチンを含む)、タキサン(パクリタキセルを含む)、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、シクロホスファミド、フルオロウラシル(5−FU)、メトトレキサート、ならびにビンブラスチンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0179】
別の実施形態では、本発明は、卵巣癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの抗体、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、卵巣癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、抗体であり、該抗体は、ベバシズマブである。別の実施形態では、本発明は、卵巣癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、白金含有化合物(シスプラチン、オキサリプラチンおよびカルボプラチンを含む)、タキサン(パクリタキセルおよびドセタキセルを含む)、トポテカン、アントラサイクリン(ドキソルビシンおよびリポソームドキソルビシンを含む)、ゲムシタビン、シクロホスファミド、ビノレルビン(ナベルビン)、ヘキサメチルメラミン、イホスファミド、エトポシド、ブレオマイシン、ビンブラスチン、イホスファミド、ビンクリスチン、およびシクロホスファミドから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、卵巣癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、プラチンおよびタキサンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、卵巣癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、パクリタキセル、およびドセタキセルから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0180】
別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、1つまたは2つの化学療法剤、1つまたは2つの抗痙攣剤、および腫脹を低減する1つまたは2つの薬剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、外部ビーム放射線、組織内放射線治療、および定位的放射線治療から選択される放射線である。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、カルムスチン(BCNU)、エルロチニブ(タルセバ)、ベバシズマブ、ゲフィチニブ(イレッサ)、ラパマイシン、テモゾロマイド、シスプラチン、BCNU、ロムスチン、プロカルバジン、およびビンクリスチンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、抗痙攣剤であり,該抗痙攣剤は、ジフェニルヒダントイン(ディランチン)である。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、腫脹を低減する薬剤であり、該薬剤は、デキサメタゾン(デカドロン)である。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、膠芽腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、エルロチニブおよびテモゾロマイドから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0181】
別の実施形態では、本発明は、子宮頸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、子宮頸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、凍結外科手術、レーザー外科手術、電気外科的ループ切除法、円錐切除術、単純子宮摘出術、および広範子宮全摘術ならびに骨盤リンパ節郭清から選択される外科手術である。別の実施形態では、本発明は、子宮頸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、外部ビーム放射線療法および近接照射療法と呼ばれるものから選択される放射線である。別の実施形態では、本発明は、子宮頸癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、白金化合物(シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチン等)、パクリタキセル、トポテカン、イホスファミド、ゲムシタビン、ビノレルビン、およびフルオロウラシルから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0182】
別の実施形態では、本発明は、消化管カルチノイド腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、免疫療法、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、消化管カルチノイド腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、切除および高周波療法から選択される外科手術である。別の実施形態では、本発明は、消化管カルチノイド腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、シプロヘプタジン、SOM230、オクトレオチドおよびランレオチドから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、消化管カルチノイド腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、免疫療法であり、該免疫療法は、インターフェロンである。
【0183】
別の実施形態では、本発明は、消化管間質腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、放射線、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、消化管間質腫瘍を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、メシル酸イマチニブ(グリベック)、スニチニブ(スーテント)、およびニロチニブ(AMN107)から独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0184】
別の実施形態では、本発明は、肝細胞癌を治療する方法を対象とし、該方法は、外科手術、高周波アブレーション、エタノールアブレーション、凍結外科手術、肝動脈塞栓、化学塞栓術、放射線、および1つまたは2つの化学療法剤から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、肝細胞癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、切除および移植から選択される外科手術である。別の実施形態では、本発明は、肝細胞癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、ソラフェニブ、5−フルオロウラシル、およびシスプラチンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である。
【0185】
別の実施形態では、本発明は、非ホジキンリンパ腫を治療する方法を対象とし、該方法は、放射線、1つまたは2つの化学療法剤、インターフェロン療法、1つまたは2つの抗体、および骨髄もしくは末梢血幹細胞移植から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含む。別の実施形態では、本発明は、非ホジキンリンパ腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、およびプレドニゾン)、クロラムブシル、フルダラビン、ならびにエトポシドから選択される1つまたは2つの化学療法剤である。別の実施形態では、本発明は、非ホジキンリンパ腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、リツキシマブ、イブリツモマブチウキセタン、トシツモマブ、およびアレムツズマブから選択される抗体である。別の実施形態では、本発明は、非ホジキンリンパ腫を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、抗体であり、該抗体は、リツキシマブである。
【0186】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、放射線であり、別の治療は、外科手術である。
【0187】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、放射線であり、別の治療は、1つまたは2つの化学療法剤である。
【0188】
別の実施形態では、本発明は、癌を治療する方法を対象とし、該方法は、1つ以上の治療と組み合わせて、患者に、発明の概要に定義される治療有効量の式Iの化合物を投与するステップを含み、該治療のうちの1つは、外科手術であり、別の治療は、1つまたは2つの化学療法剤である。
【0189】
前述の実施形態のそれぞれに関して、式Iの化合物は、表1の代表的な化合物を含む、以下の実施形態のいずれかから選択される。
【0190】
本発明の一実施形態(A)は、式Iの化合物を対象とし、式中、W、W、W、およびWは−C(R)=であるか、またはW、W、W、およびWのうちの1つもしくは2つが独立して−N=であり、残りは−C(R)=であって、各Rは独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノであり、全ての他の基は、発明の概要に定義される通りである。別の実施形態では、W、W、W、およびWは−C(R)=であって、各Rは独立して水素またはアルキルであるか、またはWおよびWのうちの1つが−N=であり、他は−C(H)=である。別の実施形態では、W、W、W、およびWは−C(R)=であって、各Rは独立して水素またはアルキルである。別の実施形態では、Rは水素である。
【0191】
本発明の別の実施形態(B)は、式中、R50は水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、またはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであり、R55aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、R50は水素である。
【0192】
本発明の別の実施形態(C)は、式中、R51が水素またはアルキルであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、R51はアルキルであり、別の実施形態では、R51はメチルである。
【0193】
本発明の別の実施形態(D)は、式中、R52が水素またはハロであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、R52は水素またはフルオロである。別の実施形態では、R52は水素である。
【0194】
本発明別の実施形態(E)は、式中、R53は水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、またはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであり、R55aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、R53は水素、アルコキシ、ニトロ、アミノ、または−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55bである。別の実施形態では、R53は水素、メトキシ、ニトロ、アミノ、または−NHC(O)CHN(CHである。別の実施形態では、R53は水素またはメトキシである。
【0195】
本発明の別の実施形態(F)は、式中、R54は水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、またはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであり、R55aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、R54は水素、アルキル、アルコキシ、またはハロである。別の実施形態では、R54は水素、メチル、メトキシ、ブロモ、またはクロロである。別の実施形態では、R54は水素、メトキシ、またはクロロである。
【0196】
本発明の別の実施形態(G)は、式Iの化合物を対象とし、式中、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロまたはアルコキシであり、R50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシであるか、またはR50およびR52は水素であり、R53およびR54は、それらが結合する炭素と共に6員のヘテロアリールを形成し、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである。別の実施形態では、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はクロロまたはメトキシであるか、R50、R52、およびR54は水素であり、R53はメトキシであるか、またはR50およびR52は水素であり、R53およびR54は、それらが結合する炭素と共にピリジニルを形成する。さらに具体的には、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はクロロまたはメトキシであるか、またはR50、R52、およびR54は水素であり、R53はメトキシである。
【0197】
実施形態Gの別の実施形態(G1)は、式中、R51がメチルである、式Iの化合物である。
【0198】
本発明の別の実施形態(H)は、式中、BがR3aで置換され、1、2、または3個のRで任意にさらに置換されるフェニルであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物である。別の実施形態では、BはR3aで置換されるフェニルである。別の実施形態では、化合物は、式I(a)のものである。
[この文献は図面を表示できません]

別の実施形態では、Bは、Iaに図示されるようにR3aで置換されるフェニルであり、Rでさらに置換されることはない。
【0199】
本発明の別の実施形態(J)は、式Iの化合物を対象とし、式中、Bは1、2、または3個のRで任意に置換されるヘテロアリールである。別の実施形態では、Bは、チエン−3−イル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、またはチアゾリルであり、その各々が1個または2個のRで任意に置換される。別の実施形態では、Bは、チエン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、イミダゾール−2−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、イミダゾール−4−イル、イミダゾール−5−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、またはピラゾール−5−イルであり、その各々が1個または2個のRで任意に置換される。別の実施形態では、Bは、チエン−3−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イソオキサゾール−4−イル、またはピラゾール−4−イルであり、その各々が1個または2個のRで任意に置換される。別の実施形態では、Bは、ピリジン−3−イル、2−ヒドロキシピリジン5−イル、イソオキサゾール−4−イル、またはピラゾール−4−イルであり、その各々が1個または2個のRで任意に置換される。
【0200】
別の実施形態(K)は、式IまたはIaの化合物を提供し、式中、R3aは、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b、−NR11C(O)NR11a11b(式中、R11aは、)、−C(O)R12、−NR13C(O)OR13a、−C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)、−S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15b、−C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16a、ヘテロアリール(1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される)、−N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19a、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−C0−−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23a、または−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである。
【0201】
別の実施形態では、R3aは、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CHNH(CHCH)、−NHC(O)CH(CH)NH
−NHC(O)C(CHNH、−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(NH)CHCH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(CH)NH(CH)、
−NHC(O)CHNH、−NHC(O)H、−NHC(O)CH(アゼチジン−1−イル)、−NHC(O)(ピロリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(NH)CHOH、−NHC(O)(アゼチジン−4−イル)、−NHC(O)C(CHNH(CH)、−NH
−NHC(O)CHNH(CHCHCH)、−NHC(O)CHCHNH、−NHOH、−NHC(O)(ピペリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)、−NHC(O)CH(NH)(CHCH)、
−NHC(O)CHNH(CHCH(OH)(CH))、−NHC(O)CHNHCHCHF、
−NHC(O)CHNH(OCHCH(CH)、−NHC(O)(1−アミノシクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)CHNH(CHシクロプロピル)、−NHC(O)CH(3−(ジメチルアミノ)−アゼチジン−1−イル)、
−NHC(O)(ピペリジン−2−イル)、−NHC(O)(モルホリン−4−イル)、−NHC(O)CH(ピロリジン−1−イル)、
−NHC(O)CH(NH)CHCHCHCHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)(CHCH)、
−NHC(O)CH(イミダゾール−5−イル)、−NHC(O)(1−アミノシクロペント−1−イル)、
−NHC(O)CHNH(CHCH(CH)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCH)、
−NHC(O)(N−(イミダゾール−4−イルメチル)−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(N−エチル−アゼチジン−3−イル)、−NHCHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)(N−メチル−ピロリジン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCHN(CH)、−NHC(O)CH(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(1−アミノ−シクロブト−1−イル)、−NHC(O)CHNH(CHCH
−NHC(O)CH(3−ピペリジン−1−イルアゼチジン−1イル)、−NHC(O)NH
−NHC(O)(1−ヒドロキシシクロプロピル)、−NHC(O)CHNHN(CH、−NHC(O)NH(CHN(CH
−NHC(O)CHOH、−NHC(O)(ピリダジン−4−イル)、−NHC(O)(N−メチル−ピペリジン−4−イル)、−NHC(O)CHNHCH(CH、−NHC(O)CH(3−ジメチルアミノピロリジン−1イル)、−NHC(O)CHNH(CHN(CH、−NHC(O)(1−シクロプロピルメチルアゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CHNH(CH、−NHC(O)(イミダゾール−2−イル)、−NHC(O)(イミダゾール−4−イル)、−NHC(O)(1,2−オキサゾール−5−イル)、−NHC(O)CHNHCHCF、−NHC(O)CHCH(ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(3−オキソ−シクロペント−1−イル)、−NHC(O)(2−ヒドロキシピリジン6−イル)、−NHC(O)CHNH(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)、−NHC(O)(CHN(CH、−NHC(O)(1−(フラン−2−イルメチル)−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(ピリミジン−5−イル)、−NHC(O)(ピロール−2−イル)、−NHC(O)CHN(CH)CH(CH
−NHC(O)CHN(CHCH、−NHC(O)CH(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)、−NHC(O)CHNHCH(3−ヒドロキシフェニル)、−NHC(O)(N−メチル−ピロール−2−イル)、−NHC(O)(2−アミノ−テトラヒドロピラン−2−イル)、−NHC(O)CH(4−メチルアミノ−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(N−メチル−ピロリジン−2yl)、−NHC(O)(チエン−3イル)、−NHC(O)(N−(シクロプロピルカルボニル)アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CH(4−メチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(N−ベンジルアゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCH=CH)、
−NHC(O)CHNH(ベンジル)、−NHC(O)CHOCH、−NHC(O)[1−(C(O)CHCH)−アゼチジン−3−イル]、−NHC(O)(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CHNHCHCHOCH
−NHC(O)(1−[C(O)CH]ピペリジン−4−イル)、−NHC(O)CH(2−メチル−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(フラン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−5−イル)、−NHC(O)(2−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(ピリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(3−ジメチルアミノアゼチジン−1−イル)、−NHC(O)CH(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(2−クロロフェニル)、−NHC(O)CHN(CH)CHCHCHN(CH、−NHC(O)CHN(CHCH)CHCHOH、−NHC(O)CH(2−ベンジル−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(フラン−2−イル、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CHNHC(O)CH、−NHC(O)CHCHCH、−NHC(O)(4−クロロフェニル)、−NHC(O)(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHC(O)O(CH、−NHC(O)(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)、−NHC(O)CHNHOCH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)(ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CH[4−(3,4−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]、−NHC(O)CHCH(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)(テトラヒドロフラン−3−イル)、−NHC(O)CHNHCH(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(CH)CHCH、−NHC(O)CH(3−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHC(CHフェニル、−NHC(O)(2−メチル−シクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)(2−メチル−4−メトキシフェニル)、−NHC(O)(2−メチルピリジン3−イル)、−NHC(O)(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)CH(4−エチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(チエン−2−イル)、−NHC(O)(3−フルオロ−2−メチルフェニル)、−NHC(O)(2−ブロモ−チエン−3−イル)、−NHC(O)(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)CH(3−メチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)CH(CH
−NHC(O)(CHCH、−NHC(O)CHOCHCH、−NHC(O)CHNH(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)(3−ジメチルアミノフェニル)、−NHC(O)CH(4−メチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)CHNH(2−n−プロピルフェニル)、−NHC(O)フェニル、−NHC(O)(ピラジン2−イル)、−NHC(O)(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)、−NHC(O)C(CHCHCH
−NHC(O)CHO(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)(1−メチルカルボニル−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CHNH(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNH(フェニル)、−NHC(O)CH(4−アリル−ピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CHCHOCH、−NHC(O)(3−メチル−フラン−2−イル)、−NHC(O)C(CH、−NHC(O)CHNHOベンジル、−NHC(O)CHNH(3−クロロフェニル)、−NHC(O)シクロブチル、−NHC(O)CH(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)(1−メチルシクロプロプ−1−イル)、
−NHC(O)(3−フルロフェニル)、−NHC(O)(4−ジメチルアミノフェニル)、−NHC(O)(3,4−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(2−メチルチオフェニル)、−NHC(O)CH(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHN(CHCH)CH(CH、−NHC(O)(チアゾール−4−イル)、−NHC(O)CHN(CH)ベンジル、
−NHC(O)CHNHCH(チエン−2−イル)、−NHC(O)CHNHCH(ピリジン−2−イル)、−NHC(O)(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−クロロ−4−メチルフェニル)、
−NHC(O)CH(CH)CHCHCH、−NHC(O)CH(4−クロロフェニル)、−NHC(O)(3−フルオロ−4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHO(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(シクロヘキシル)、−NHC(O)(2−フェニル−シクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)(3−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHCH(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNH(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−フルオロ−フェニル)、−NHC(O)CH(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)ベンジル、−NHC(O)(2,4−ジクロロフェニル)、−NHC(O)(3−オキソ−シクロヘキサ−1−イル)、−NHC(O)CHNH(3−フルオロフェニル)、−NHC(O)CH(3−クロロフェニル)、
−NHC(O)CHNHCHCH(CH)フェニル、−NHC(O)CHNHCH(2,4−ジメチルフェニル)、
−NHC(O)CH(2−メチル−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CHNH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CH(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)、−NHC(O)CHCHCH=CH、−NHC(O)CHNH(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−オキソ−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(CH)フェニル、−NHC(O)(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNH(2−イソプロピルフェニル)、−NHC(O)CHCH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHCHCH(CH、−NHC(O)CH(2−フェニル−モルホリン−4−イル)、−NHC(O)CHCH(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHN(アリル)シクロペンチル、
−NHC(O)CHN(CH)CHCHOCH、−NHC(O)CHCHC(O)シクロプロピル、
−NHC(O)CHNH(3−tert−ブチルフェニル)、−NHC(O)CHN(n−プロピル)(シクロプロピルメチル)、−NHC(O)CH(2−オキソ−シクロペンチル)、−NHC(O)CHNH(4−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(4−ピペリジン−1−イルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CH(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−フルオロ−6−メチルフェニル)、−NHC(O)CHC(CH、−NHC(O)CHNH(2−クロロフェニル)、−NHC(O)(3−フルオロ−6−メチルフェニル)、−NHC(O)(4−フルオロ−3−メチルフェニル)、−NHC(O)(2,3−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CHOフェニル、−NHC(O)CHNH(2,3−ジメチルフェニル)、−NHC(O)(2−フルオロ−5−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHOCH(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHCH(CH
−NHC(O)(2−メトキシ−4−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−n−プロピルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CHO(3−メチルフェニル)、−NHC(O)(テトラヒドロフラン−2−イル)、−NHC(O)CH(3−ヒドロキシメチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)(1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−2−イル)、−NHC(O)CHN(CH)CH(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CHCH)フェニル、
−NHC(O)CHOCHCHOCH、−NHC(O)CHCH(シクロペンチル)、−NHC(O)(2,5−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CH(4−メチルカルボニルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHN(CHCH)シクロヘキシル、−NHC(O)(5−メチル−1,2−オキサゾール−3−イル)、−NHC(O)(3−メチルピリジン3−イル)、−NHC(O)(2−メトキシピリジン−3−イル)、−NHC(O)(3,5−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CH(チアゾリジン3−イル)、−NHC(O)CH(4−[C(O)H]−ピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(2−ピリジン−4−イルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(2−メトキシフェニル)、
−NHC(O)CHN(CH)CHCH(CH、−NHC(O)CH(4−[C(O)H]−ホモピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(1−フェニルシクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)CH(2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)、NHC(O)CH(2−フェニルピロリジン1−イル)、−NHC(O)CH(モルホリン−4−イル)、
−C(O)NHCH(CH)CHN(CH、−C(O)NHCHCHN(CH、−C(O)NH(ピロリジン−3−イル)、
−C(O)NHCHCH(ピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCHNH、−C(O)N(CH)CHCHN(CH
−C(O)NHCH(ピペリジン−2−イル)、−C(O)NH(1−メチルアゼチジン−3−イル)、−C(O)NHCHCH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCHN(CHCH、−C(O)NH(1−メチルピペリジン3−イル)、−C(O)NH(ピペリジン−3−イル)、−C(O)NHCH(1−メチルピペリジン3−イル)、
−C(O)NHCHCHN(CHCHOH)、−C(O)NH(1−エチルピペリジン3−イル)、−C(O)NH、−C(O)(3−アミノピロリジン−1−イル)、−C(O)(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)OH、
−C(O)NHCHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHCH(1−エチルピロリジン−2−イル)、−C(O)(4−アミノ−3−オキソ−ピラゾリジン−1−イル)、−C(O)NHCH、−C(O)(3−アミノシクロブト−1−イル)、−C(O)NHCH(ピリジン−3−イル)、−C(O)NHCHCHOH、−C(O)NH(3−オキソ−ピラゾリジン−4−イル)、−NHCHCH(イミダゾール−4−イル)、−C(O)(3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCH(ピリジン−4−イル)、−C(O)N(CH)(1−メチル−ピロリジン−3−イル)、−C(O)(3−ジエチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)NH(ピロール−1−イル)、
−C(O)NHCHCHCH(ピロリジン−1−イル)、−C(O)N(CH)CHCHCN、−C(O)NHCHCHOCH
−C(O)N(CHCH)CHCHCN、−C(O)(3−アミノピペリジン−1−イル)、
−C(O)NHCHCHCHN(CH、−C(O)NH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHN(CH
−C(O)NHCHCHCH(イミダゾール−1−イル)、−C(O)NHCHCHCHN(CHCH
−C(O)NHCHCHCN、−C(O)NHCHCHC(O)OCH、−C(O)NHCHCHSCH
−C(O)NHCHCHSCHCH、−C(O)N(CHCH)CHCHN(CH、−C(O)NHCHCHCH(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCH(ピリジン−4−イル)、−C(O)NHCHCHCHOCHCH
−C(O)NHCHCHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHCHCHCHOCH
−C(O)N(CH)CHCHCHN(CH、−C(O)NHCHCHCHOCHCHCH
−C(O)NHCHCHC(O)OCHCH、−C(O)NHCHCHCHOCH(CH
−C(O)NHC(CHCH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)N(CH)CHCHCH、−C(O)NH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)NHCH(CH)CHOCH、−C(O)NHC(CHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)(2−ジメチルアミノメチルピペリジン1−イル)、−C(O)NH(CHO(CHCH
−C(O)NHCH(CH)(CHN(CHCH、−C(O)NHC(CHC(O)(ピペリジン−1−イル)、−C(O)(4−メチルピペラジン−1−イル)、−C(O)(2−ピペリジン−1−イルメチルピペリジン1−イル)、シアノ、−NHCH、−CH(CH)NHCHCHN(CH、−C(O)CH、−S(O)NHCHCHN(CH、−S(O)NH(CHN(CH、5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、−NHCHCHN(CH、−N(CH、−OCHCHN(CH、−NHC[N(CH][=N(CH]、−OCHF、−S(O)CH、−OCF、または−NHC(O)CH(4−ジメチルアミノピペリジン−1−イル)である。
【0202】
別の実施形態(L)では、式IまたはIaの化合物は、式中、R3aがヒドロキシアミノ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a
−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b、−NR11C(O)NR11a11b、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−NR13C(O)OR13a、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24a、または−N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、R3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。別の実施形態では、R3aは、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CH(CH)NH、−NHC(O)C(CHNH、−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(NH)CHCH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(CH)NH(CH)、−NHC(O)H、−NHC(O)CH(アゼチジン−1−イル)、−NHC(O)(ピロリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(NH)CHOH、−NHC(O)(アゼチジン−4−イル)、−NHC(O)C(CHNH(CH)、−NH、−NHC(O)CHNH(CHCHCH)、
−NHC(O)CHCHNH、−NHOH、または−NHC(O)(ピペリジン−3−イル)である。
【0203】
別の実施形態(M)では、化合物は、式IまたはIaのものであり、R3aは−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であり、Rは水素またはアルキルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである。別の実施形態では、R3aは、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CH(CH)NH、−NHC(O)C(CHNH
−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(NH)CHCH
−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、または−NHC(O)CH(CH)NH(CH)である。
【0204】
実施形態(N)は、式Iの化合物を提供し、式中、各Rは、独立してハロ、シアノアルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b、−NR11C(O)NR11a11b(式中、R11aは、)、−C(O)R12、−NR13C(O)OR13a
−C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)、−S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15b、−C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16a、ヘテロアリール(1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される)、−N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19a、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−C0−−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23a、または−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、Rのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである。
【0205】
別の実施形態では、各Rは、独立してメチル、ブロモ、クロロ、フルオロ、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CHNH(CHCH)、−NHC(O)CH(CH)NH
−NHC(O)C(CHNH、−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH
−NHC(O)CH(NH)CHCH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH
−NHC(O)CH(CH)NH(CH)、−NHC(O)CHNH、−NHC(O)H、−NHC(O)CH(アゼチジン−1−イル)、−NHC(O)(ピロリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(NH)CHOH、−NHC(O)(アゼチジン−4−イル)、−NHC(O)C(CHNH(CH)、−NH、−NHC(O)CHNH(CHCHCH)、
−NHC(O)CHCHNH、−NHOH、−NHC(O)(ピペリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)、−NHC(O)CH(NH)(CHCH)、−NHC(O)CHNH(CHCH(OH)(CH))、
−NHC(O)CHNHCHCHF、−NHC(O)CHNH(OCHCH(CH)、−NHC(O)(1−アミノシクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)CHNH(CHシクロプロピル)、−NHC(O)CH(3−(ジメチルアミノ)−アゼチジン−1−イル)、−NHC(O)(ピペリジン−2−イル)、−NHC(O)(モルホリン−4−イル)、−NHC(O)CH(ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)CH(NH)CHCHCHCHN(CH
−NHC(O)CHN(CH)(CHCH)、−NHC(O)CH(イミダゾール−5−イル)、−NHC(O)(1−アミノシクロペント−1−イル)、−NHC(O)CHNH(CHCH(CH)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCH)、−NHC(O)(N−(イミダゾール−4−イルメチル)−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(N−エチル−アゼチジン−3−イル)、
−NHCHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)(N−メチル−ピロリジン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCHN(CH)、−NHC(O)CH(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(1−アミノ−シクロブト−1−イル)、−NHC(O)CHNH(CHCH、−NHC(O)CH(3−ピペリジン−1−イルアゼチジン−1イル)、−NHC(O)NH、−NHC(O)(1−ヒドロキシシクロプロピル)、−NHC(O)CHNHN(CH、−NHC(O)NH(CHN(CH、−NHC(O)CHOH、−NHC(O)(ピリダジン−4−イル)、−NHC(O)(N−メチル−ピペリジン−4−イル)、−NHC(O)CHNHCH(CH、−NHC(O)CH(3−ジメチルアミノピロリジン−1イル)、−NHC(O)CHNH(CHN(CH、−NHC(O)(1−シクロプロピルメチルアゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CHNH(CH、−NHC(O)(イミダゾール−2−イル)、−NHC(O)(イミダゾール−4−イル)、−NHC(O)(1,2−オキサゾール−5−イル)、−NHC(O)CHNHCHCF、−NHC(O)CHCH(ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(3−オキソ−シクロペント−1−イル)、−NHC(O)(2−ヒドロキシピリジン6−イル)、−NHC(O)CHNH(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)、−NHC(O)(CHN(CH、−NHC(O)(1−(フラン−2−イルメチル)−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(ピリミジン−5−イル)、−NHC(O)(ピロール−2−イル)、−NHC(O)CHN(CH)CH(CH
−NHC(O)CHN(CHCH、−NHC(O)CH(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)、−NHC(O)CHNHCH(3−ヒドロキシフェニル)、−NHC(O)(N−メチル−ピロール−2−イル)、−NHC(O)(2−アミノ−テトラヒドロピラン−2−イル)、−NHC(O)CH(4−メチルアミノ−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(N−メチル−ピロリジン−2yl)、−NHC(O)(チエン−3イル)、−NHC(O)(N−(シクロプロピルカルボニル)アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CH(4−メチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(N−ベンジルアゼチジン−3−イル)、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CHN(CH)(CHCH=CH)、
−NHC(O)CHNH(ベンジル)、−NHC(O)CHOCH、−NHC(O)[1−(C(O)CHCH)−アゼチジン−3−イル]、−NHC(O)(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CHNHCHCHOCH
−NHC(O)(1−[C(O)CH]ピペリジン−4−イル)、−NHC(O)CH(2−メチル−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(フラン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−5−イル)、−NHC(O)(2−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(ピリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(3−ジメチルアミノアゼチジン−1−イル)、−NHC(O)CH(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CH(2−クロロフェニル)、−NHC(O)CHN(CH)CHCHCHN(CH
−NHC(O)CHN(CHCH)CHCHOH、−NHC(O)CH(2−ベンジル−ピロリジン−1−イル)、−NHC(O)(フラン−2−イル、−NHC(O)(2−クロロ−ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CHNHC(O)CH
−NHC(O)CHCHCH、−NHC(O)(4−クロロフェニル)、−NHC(O)(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHC(O)O(CH、−NHC(O)(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)、−NHC(O)CHNHOCH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)(ピリジン−4−イル)、−NHC(O)CH[4−(3,4−ジクロロフェニル)−ピペラジン−1−イル]、−NHC(O)CHCH(ピリジン−3−イル)、
−NHC(O)(テトラヒドロフラン−3−イル)、−NHC(O)CHNHCH(2−メチルフェニル)、
−NHC(O)CH(CH)CHCH、−NHC(O)CH(3−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHC(CHフェニル、
−NHC(O)(2−メチル−シクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)(2−メチル−4−メトキシフェニル)、−NHC(O)(2−メチルピリジン3−イル)、−NHC(O)(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)CH(4−エチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(チエン−2−イル)、−NHC(O)(3−フルオロ−2−メチルフェニル)、−NHC(O)(2−ブロモ−チエン−3−イル)、−NHC(O)(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)CH(3−メチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)CH(CH、−NHC(O)(CHCH、−NHC(O)CHOCHCH、−NHC(O)CHNH(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)(3−ジメチルアミノフェニル)、−NHC(O)CH(4−メチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)CHNH(2−n−プロピルフェニル)、−NHC(O)フェニル、−NHC(O)(ピラジン2−イル)、−NHC(O)(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)、−NHC(O)C(CHCHCH
−NHC(O)CHO(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)(1−メチルカルボニル−アゼチジン−3−イル)、−NHC(O)CHNH(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNH(フェニル)、−NHC(O)CH(4−アリル−ピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CHCHOCH、−NHC(O)(3−メチル−フラン−2−イル)、−NHC(O)C(CH、−NHC(O)CHNHOベンジル、−NHC(O)CHNH(3−クロロフェニル)、
−NHC(O)シクロブチル、−NHC(O)CH(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)(1−メチルシクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)(3−フルロフェニル)、−NHC(O)(4−ジメチルアミノフェニル)、−NHC(O)(3,4−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(2−メチルチオフェニル)、−NHC(O)CH(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHN(CHCH)CH(CH、−NHC(O)(チアゾール−4−イル)、−NHC(O)CHN(CH)ベンジル、−NHC(O)CHNHCH(チエン−2−イル)、
−NHC(O)CHNHCH(ピリジン−2−イル)、−NHC(O)(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−クロロ−4−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(CH)CHCHCH、−NHC(O)CH(4−クロロフェニル)、
−NHC(O)(3−フルオロ−4−メチルフェニル)、−NHC(O)CHO(2−メチルフェニル)、
−NHC(O)CH(シクロヘキシル)、−NHC(O)(2−フェニル−シクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)(3−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHCH(3−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNH(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−フルオロ−フェニル)、−NHC(O)CH(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)ベンジル、−NHC(O)(2,4−ジクロロフェニル)、−NHC(O)(3−オキソ−シクロヘキサ−1−イル)、−NHC(O)CHNH(3−フルオロフェニル)、−NHC(O)CH(3−クロロフェニル)、−NHC(O)CHNHCHCH(CH)フェニル、
−NHC(O)CHNHCH(2,4−ジメチルフェニル)、−NHC(O)CH(2−メチル−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CHNH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CH(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)、−NHC(O)CHCHCH=CH、−NHC(O)CHNH(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−オキソ−ピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(2−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(CH)フェニル、−NHC(O)(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHNH(2−イソプロピルフェニル)、−NHC(O)CHCH(2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHCHCH(CH、−NHC(O)CH(2−フェニル−モルホリン−4−イル)、−NHC(O)CHCH(4−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHN(アリル)シクロペンチル、
−NHC(O)CHN(CH)CHCHOCH、−NHC(O)CHCHC(O)シクロプロピル、
−NHC(O)CHNH(3−tert−ブチルフェニル)、−NHC(O)CHN(n−プロピル)(シクロプロピルメチル)、
−NHC(O)CH(2−オキソ−シクロペンチル)、−NHC(O)CHNH(4−クロロフェニル)、−NHC(O)CH(4−ピペリジン−1−イルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CH(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(2−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHCH(3−フルオロ−6−メチルフェニル)、−NHC(O)CHC(CH
−NHC(O)CHNH(2−クロロフェニル)、−NHC(O)(3−フルオロ−6−メチルフェニル)、−NHC(O)(4−フルオロ−3−メチルフェニル)、−NHC(O)(2,3−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CHOフェニル、
−NHC(O)CHNH(2,3−ジメチルフェニル)、−NHC(O)(2−フルオロ−5−メチルフェニル)、−NHC(O)CHNHOCH(4−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(4−フルオロフェニル)、−NHC(O)CHCH(CH
−NHC(O)(2−メトキシ−4−メチルフェニル)、−NHC(O)CH(4−n−プロピルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)CHO(3−メチルフェニル)、−NHC(O)(テトラヒドロフラン−2−イル)、−NHC(O)CH(3−ヒドロキシメチルピペリジン1−イル)、−NHC(O)(1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−2−イル)、−NHC(O)CHN(CH)CH(ピリジン−3−イル)、−NHC(O)CHN(CHCH)フェニル、
−NHC(O)CHOCHCHOCH、−NHC(O)CHCH(シクロペンチル)、−NHC(O)(2,5−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CH(4−メチルカルボニルピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)、−NHC(O)CHN(CHCH)シクロヘキシル、−NHC(O)(5−メチル−1,2−オキサゾール−3−イル)、−NHC(O)(3−メチルピリジン3−イル)、−NHC(O)(2−メトキシピリジン−3−イル)、−NHC(O)(3,5−ジクロロフェニル)、−NHC(O)CH(チアゾリジン3−イル)、−NHC(O)CH(4−[C(O)H]−ピペラジン−1−イル)、−NHC(O)CH(2−ピリジン−4−イルピペリジン−1−イル)、−NHC(O)(2−メトキシフェニル)、
−NHC(O)CHN(CH)CHCH(CH、−NHC(O)CH(4−[C(O)H]−ホモピペラジン−1−イル)、−NHC(O)(1−フェニルシクロプロプ−1−イル)、−NHC(O)CH(2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)、NHC(O)CH(2−フェニルピロリジン1−イル)、−NHC(O)CH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHCH(CH)CHN(CH、−C(O)NHCHCHN(CH、−C(O)NH(ピロリジン−3−イル)、−C(O)NHCHCH(ピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCHNH
−C(O)N(CH)CHCHN(CH、−C(O)NHCH(ピペリジン−2−イル)、−C(O)NH(1−メチルアゼチジン−3−イル)、−C(O)NHCHCH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCHN(CHCH、−C(O)NH(1−メチルピペリジン3−イル)、−C(O)NH(ピペリジン−3−イル)、−C(O)NHCH(1−メチルピペリジン3−イル)、−C(O)NHCHCHN(CHCHOH)、−C(O)NH(1−エチルピペリジン3−イル)、−C(O)NH、−C(O)(3−アミノピロリジン−1−イル)、−C(O)(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)OH、
−C(O)NHCHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHCH(1−エチルピロリジン−2−イル)、−C(O)(4−アミノ−3−オキソ−ピラゾリジン−1−イル)、−C(O)NHCH、−C(O)(3−アミノシクロブト−1−イル)、−C(O)NHCH(ピリジン−3−イル)、−C(O)NHCHCHOH、−C(O)NH(3−オキソ−ピラゾリジン−4−イル)、−NHCHCH(イミダゾール−4−イル)、−C(O)(3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCH(ピリジン−4−イル)、−C(O)N(CH)(1−メチル−ピロリジン−3−イル)、−C(O)(3−ジエチルアミノピロリジン−1−イル)、−C(O)NH(ピロール−1−イル)、−C(O)NHCHCHCH(ピロリジン−1−イル)、−C(O)N(CH)CHCHCN、
−C(O)NHCHCHOCH、−C(O)N(CHCH)CHCHCN、−C(O)(3−アミノピペリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCHCHN(CH、−C(O)NH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHN(CH
−C(O)NHCHCHCH(イミダゾール−1−イル)、−C(O)NHCHCHCHN(CHCH
−C(O)NHCHCHCN、−C(O)NHCHCHC(O)OCH、−C(O)NHCHCHSCH
−C(O)NHCHCHSCHCH、−C(O)N(CHCH)CHCHN(CH、−C(O)NHCHCHCH(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)、−C(O)NHCHCH(ピリジン−4−イル)、−C(O)NHCHCHCHOCHCH
−C(O)NHCHCHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)NHCHCHCHOCH
−C(O)N(CH)CHCHCHN(CH、−C(O)NHCHCHCHOCHCHCH
−C(O)NHCHCHC(O)OCHCH、−C(O)NHCHCHCHOCH(CH
−C(O)NHC(CHCH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)N(CH)CHCHCH、−C(O)NH(ピペリジン−1−イル)、−C(O)NHCH(CH)CHOCH、−C(O)NHC(CHCH(モルホリン−4−イル)、−C(O)(2−ジメチルアミノメチルピペリジン1−イル)、−C(O)NH(CHO(CHCH
−C(O)NHCH(CH)(CHN(CHCH、−C(O)NHC(CHC(O)(ピペリジン−1−イル)、−C(O)(4−メチルピペラジン−1−イル)、−C(O)(2−ピペリジン−1−イルメチルピペリジン1−イル)、シアノ、−NHCH、−CH(CH)NHCHCHN(CH、−C(O)CH、−S(O)NHCHCHN(CH、−S(O)NH(CHN(CH、5−(N,N−ジメチルアミノメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、−NHCHCHN(CH、−N(CH、−OCHCHN(CH、−NHC[N(CH][=N(CH]、−OCHF、−CF、−S(O)CH、−OCF、−NHC(O)CH(4−ジメチルアミノピペリジン−1−イル)、またはメトキシである。
【0206】
別の実施形態(P)では、式Iの化合物は、式中、各Rが独立してハロ、アルキル、ヒドロキシアミノ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b−NR11C(O)NR11a11b、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−NR13C(O)OR13a、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24a、または−N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、Rのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。別の実施形態では、各Rは、独立してメチル、クロロ、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CH(CH)NH、−NHC(O)C(CHNH
−NHC(O)CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(NH)CHCH
−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(CH)NH(CH)、−NHC(O)H、
−NHC(O)CH(アゼチジン−1−イル)、−NHC(O)(ピロリジン−2−イル)、−NHC(O)CH(NH)CHOH、
−NHC(O)(アゼチジン−4−イル)、−NHC(O)C(CHNH(CH)、−NH、−NHC(O)CHNH(CHCHCH)、−NHC(O)CHCHNH、−NHOH、または−NHC(O)(ピペリジン−3−イル)である。
【0207】
別の実施形態(Q)では、式Iの化合物は、式中、Rがアルキルまたは−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であり、Rは水素またはアルキルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。別の実施形態では、各Rは、独立してメチル、−NHC(O)CHNH(CH)、−NHC(O)CH(CH)NH、−NHC(O)C(CHNH、−NHC(O)−CHN(CH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、−NHC(O)CH(NH)CHCH、−NHC(O)CHN(CH)CHCHN(CH、または−NHC(O)CH(CH)NH(CH)である。
【0208】
別の実施形態(R)では、式Iの化合物は、式中、Bがフェニルであり、Rは存在しないかあるいはRはハロ、アルキル、もしくはアルコキシであり、R3aは−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、または−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。
【0209】
実施形態Rの別の実施形態(R1)では、化合物は、式中、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロまたはアルコキシであるか、R50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシであるか、またはR50およびR52は水素であり、R53およびR54は、それらが結合する炭素と共に6員のヘテロアリールを形成するかであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。別の実施形態では、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロもしくはアルコキシであるか、またはR50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシである。
【0210】
実施形態Rの別の実施形態(R2)では、化合物は、式中、R51がメチルであるものである。
【0211】
別の実施形態(S)では、式Iaの化合物は、
[この文献は図面を表示できません]

式中、Rは存在しないかあるいはRはアルキルであり、R3aは−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR、−NRC(O)R9a、または−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。別の実施形態では、Rは存在しないか、またはメチルである。別の実施形態では、Rは存在しない。
【0212】
実施形態Sの別の実施形態(S1)では、Rは水素またはアルキルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであり、Rは水素またはアルキルであり、R8aはヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり、Rは水素またはアルキルであり、R9aは水素、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであり、R10、R10a、およびR10bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルである。
【0213】
実施形態Sの別の実施形態(S2)では、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロもしくはアルコキシであるか、またはR50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシであるか、またはR50およびR52は水素であり、R53およびR54は、それらが結合する炭素と共に6員のヘテロアリールを形成する。別の実施形態では、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロもしくはアルコキシであるか、またはR50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシである。
【0214】
実施形態Sの別の実施形態(S3)では、化合物は、R51がメチルであるものである。
【0215】
別の実施形態(T)では、式Iの化合物は、式中、Bがヘテロアリールであり、1個のRはハロ、アルキル、またはアルコキシであり、第2のRは−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、または−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、Rのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。
【0216】
実施形態Tの別の実施形態(T1)では、化合物は、式中、Rは水素またはアルキルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであり、Rは水素またはアルキルであり、R8aはヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり、Rは水素またはアルキルであり、R9aは水素、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであり、R10、R10a、およびR10bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであるものである。
【0217】
別の実施形態Uでは、式Iの化合物は、式中、Bが
[この文献は図面を表示できません]

であり、各Rは(Rが存在する場合)、独立してハロ、アルキル、アルコキシ、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、または−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りのものである。
【0218】
実施形態Uの別の実施形態(U1)では、式Iの化合物は、式中、R50、R52、およびR53が水素であり、R54はハロまたはアルコキシであるか、R50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシであるか、またはR50およびR52は水素であり、R53およびR54は、それらが結合する炭素と共に6員のヘテロアリールを形成するかであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りであるものである。別の実施形態では、R50、R52、およびR53は水素であり、R54はハロもしくはアルコキシであるか、またはR50、R52、およびR54は水素であり、R53はアルコキシである。
【0219】
実施形態U1の別の実施形態(U2)では、式Iの化合物は、式中、R51がメチルである。
【0220】
実施形態Uの別の実施形態(U3)では、式Iの化合物は、式中、Rが水素またはアルキルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルでありRは水素またはアルキルであり、R8aはヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり、Rは水素またはアルキルであり、R9aは水素、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであり、R10、R10a、およびR10bは独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであるものである。
【0221】
本発明の別の実施形態(V)では、式Iの化合物は、式中、
、W、W、およびWは−C(H)=であるか、またはWおよびWが−C(H)=であり、WおよびWのうちの1つが−N=であり、もう1つは−C(H)=であるかであり、
50は水素であり、
51は水素またはアルキルであり、
52は水素であり、
53は水素、アルコキシ、ニトロ、アミノ、もしくは−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55bであり、R54は水素、アルキル、アルコキシ、もしくはハロであるか、またはR53およびR54は、それらが結合する炭素と共に6員のヘテロアリールを形成するかであり、
Bは、R3aで置換され、1個のRで任意にさらに置換されるフェニルであるか、または、
Bは、1個または2個のRで任意に置換されるヘテロアリールであり、
3aは、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b、−NR11C(O)NR11a11b(式中、R11aは、)、−C(O)R12、−NR13C(O)OR13a
−C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)、−S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15b
−C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16a、ヘテロアリール(1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される)、−N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19a、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−C0−−アルキレン−N(R23)−C1−−アルキレン−N(R23b)R23a、または−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R3aのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され。
各Rは(Rが存在する場合)、独立してハロ、シアノアルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシ、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b、−NR11C(O)NR11a11b(式中、R11aは、)、−C(O)R12、−NR13C(O)OR13a
−C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)、−S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15b
−C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16a、ヘテロアリール(1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される)、−N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19a、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、−C0−−アルキレン−N(R23)−C1−−アルキレン−N(R23b)R23a、または−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、Rのうちのアルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
ただし、R50およびR52が水素であり、R51が水素またはメチルであり、R53が水素またはメトキシであり、R54が水素またはメトキシである場合、Bは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、チエン−2−イル、またはRがハロである1個のRで置換されるチエン−2−イルではない。
【0222】
本発明の別の実施形態(W)は、式中、R50、R53、およびR54が独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、もしくはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは独立して水素、アルキル、もしくはアルケニルであり、R55aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシであるか、またはR53およびR54は、それらが結合する炭素と共に、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロシクロアルキルを形成するかである、式Iの化合物である。
【0223】
本発明の別の実施形態(X)は、式中、R53およびR54が、それらが結合する炭素と共に、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロシクロアルキルを形成する、式Iの化合物である。
代表的な化合物
【0224】
式Iおよび/またはIIの代表的な化合物を、以下に図示する。実施例は例示的なものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限しない。本発明の化合物は、International Union of Pure and Applied Chemistry (IUPAC)、International Union of Biochemistry and Molecular Biology (IUBMB)、およびChemical Abstracts Service (CAS)によって同意された命名規約の系統的な適用に従って命名されている。表1の名前は、ChemDrawバージョン9.0.1を使用して命名された化合物374を除き、ACD/Labs命名ソフトウェア8.00リリース、製品バージョン8.08を使用して生成された。
表1
代表的なPI3K−アルファ阻害剤
【0225】
表1中の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表1中の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。特に、本発明は、表1の化合物の1つまたは2つの薬剤として許容される塩を用いて実施することができ、該塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第3級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸から独立して選択される、1つまたは2つの酸で形成される。特に、本発明は、表1の化合物の、1つまたは2つの薬剤として許容される塩を用いて実施することができ、該塩は、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、トロメタミン、およびN−メチルグルカミンから独立して選択される、1個または2個の塩基で形成される。表1中のいずれの個々の化合物(ならびにそのいずれの任意の塩、任意の溶媒和物、および任意の水和物)も、上記の実施形態のうちのいずれと組み合わせても使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表2a
代表的なAKT阻害剤
【0226】
表2aの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表2aの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表2b
さらなる代表的なAKT阻害剤
【0227】
表2bの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表2bの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表3a
代表的なc−METおよび/またはFlt−3阻害剤
【0228】
表3aの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表3aの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

表3b
さらなる代表的なc−MET、c−KIT、および/またはFlt−3阻害剤
【0229】
表3bの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表3bの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表3c
さらなる代表的なc−MET、c−KIT、および/またはFlt−3阻害剤
【0230】
表3cの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表3cの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表4
代表的なEGFR、ErbB2、および/またはVEGFR阻害剤
【0231】
表4の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表4の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。特に、本発明は、表4の化合物の1つまたは2つの薬剤として許容される塩を用いて実施することができ、該塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第3級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸から独立して選択される、1つまたは2つの酸で形成される。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表5a
代表的なIGF−1R阻害剤
【0232】
表5aの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表5aの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表5b
さらなる代表的なIGF1R阻害剤
【0233】
表5bの化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表5bの化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表6
代表的なRaf阻害剤
【0234】
表6の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表6の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表7
代表的なEGFRおよび/またはVEGFR阻害剤
【0235】
表7の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表7の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表8 c−KIT阻害剤
【0236】
表8の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表8の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

表9 c−KITおよび/またはFlt−3阻害剤
【0237】
表9の化合物は、その薬剤として許容される塩、溶媒和物、水和物、および/または異性体として調製することができる。表9の化合物の全てのそのような塩、溶媒和物、水和物、および異性体の組み合わせが、本発明を実施するために使用することができる。
[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

[この文献は図面を表示できません]

一般的投与
【0238】
一態様では、本発明は、本発明に従ったPI3Kの阻害剤、および薬剤として許容される担体、賦形剤、または希釈剤を含む、医薬組成物を提供する。一部の他の特定の実施形態では、投与は、具体的には経口経路によってであり得る。本発明の化合物またはそれらの薬剤として許容される塩のそれ自体、または適切な医薬組成物での投与は、同様の有用性を提供するための認められた投与方法および薬剤によって実施することができる。したがって、投与は、例えば、タブレット、座剤、ピル、軟および硬カプセル、粉末、溶液、懸濁液、またはエアロゾル等の固体、半固体、凍結乾燥粉末、または液体剤形の形で、特に、正確な投与量の単純投与に好適な単位剤形で、例えば、経口的、経鼻的、非経口的(静脈内、筋肉内、または皮下)、局所的、経皮的、膣内、膀胱内、槽内、または経直腸的であり得る。膠芽腫を含む脳癌を治療する場合、投与は、具体的には、化学療法薬(特にBCNU)を含有する溶解性物質であるグリアデルを、手術中に脳腫瘍に直接投与することによってであり得る。
【0239】
該組成物は、活性薬剤として式IまたはIIの化合物を含み、従来の医薬担体または賦形剤を含むことができ、加えて、概して癌を治療中の患者に投与される他の薬剤および医薬剤を含むことができる。
【0240】
補助剤は、保存剤、湿潤剤、懸濁化剤、甘味剤、香味剤、芳香剤、乳化剤、および調剤を含む。微生物の作用の阻止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸等の種々の抗菌剤および抗真菌薬によって保証することができる。例えば、砂糖、塩化ナトリウム等の等張剤を含むことも望ましい場合がある。注入可能な医薬品形態の持続的吸収は、例えば、アルミニウムモノステアレートおよびゼラチン等の、吸収を遅延させる薬剤の使用によってもたらすことができる。
【0241】
必要に応じて、本発明の医薬組成物はまた、例えば、クエン酸、ソルビタンモノラウレート、オレイン酸トリエタノールアミン、ブチル化ヒドロキシトルエン等の、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤、抗酸化剤等の補助物質を少量含有し得る。
【0242】
製剤の選択は、薬物投与方法(例えば、経口投与に対して、タブレット、ピル、またはカプセルの形での製剤)、および製剤原料の生物学的利用能等の種々の要因によって決定される。近年、表面積を増加させる、すなわち、粒径を減少させることによって、生物学的利用能が増加することができるという原理に基づいて、特に、生物学的利用能が乏しい薬物のために医薬剤形が開発されている。例えば、米国特許第4,107,288号は、活性物質が巨大分子の架橋マトリクス上で支持される、10〜1,000nmの粒径範囲の粒子を有する医薬剤形について記載する。米国特許第5,145,684号は、製剤原料が表面修飾剤の存在下でナノ粒子(平均粒径400nm)に粉砕され、次いで液体培地中に分散されて、非常に高い生物学的利用能を示す医薬剤形を提供する、医薬剤形の生成について記載する。
【0243】
非経口注入に好適な組成物は、生理学的に許容される無菌水性または非水性溶液、分散液、懸濁液、または乳液、および無菌の注入可能な溶液または分散液への再構成のための無菌粉末を含み得る。好適な水性および非水性担体、希釈剤、溶媒、または媒体の例には、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール等)、その好適な混合物、植物油(オリーブ油等)、およびオレイン酸エチル等の注入可能な有機エステルが含まれる。適切な流動性は、例えば、レシチン等のコーティングの使用、分散液の場合は要求される粒径の維持、および界面活性剤の使用によって維持することができる。
【0244】
1つの特定の投与経路は、治療する病状の重症度に従って調整することができる便利な毎日の投薬計画を使用した、経口投与である。
【0245】
経口投与のための固形剤形には、カプセル、タブレット、ピル、粉末、および顆粒が含まれる。そのような固形剤形では、活性化合物は、クエン酸ナトリウムもしくは第2リン酸カルシウム等の少なくとも1つの不活性の通常の賦形剤(もしくは担体)、または(a)例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸等の充填剤もしくは増量剤、(b)例えば、セルロース誘導体、デンプン、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアゴム等の結合剤、(c)例えば、グリセロール等の保湿剤、(d)例えば、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、複合ケイ酸塩、および炭酸ナトリウム等の崩壊剤、(e)例えば、パラフィン等の溶解遅延剤、(f)例えば、第4級アンモニウム化合物等の吸収促進剤、(g)例えば、セチルアルコール、およびグリセロールモノステアレート、ステアリン酸マグネシウム等の湿潤剤、(h)例えば、カオリンおよびベントナイト等の吸着剤、ならびに(i)例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム等の潤滑剤、またはその混合物で混合される。カプセル、タブレット、およびピルの場合、剤形は緩衝剤も含むことができる。
【0246】
上記の固形剤形は、腸溶コーティングならびに当技術分野でよく知られている他のコーティングおよびシェルで調製することができる。それらは鎮静剤を含有することができ、それらが腸管のある部分で遅延して活性化合物または化合物を放出するような組成物であることもできる。使用することができる埋め込まれた組成物の例は、高分子物質およびワックスである。活性化合物はまた、適切な場合、上記の賦形剤のうちの1つ以上でマイクロカプセル化した形態であり得る。
【0247】
経口投与のための液体剤形には、薬剤として許容される乳液、溶液、懸濁液、シロップ、およびエリキシル剤が含まれる。そのような剤形は、例えば、本発明の化合物またはその薬剤として許容される塩もしくは溶媒和物、および任意の医薬補助剤を、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノール等の担体、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾアート、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド等の可溶化剤および乳化剤、特に、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油等の油、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、ならびにソルビタン脂肪酸エステル、またはこれらの物質の混合物に溶解させ、分散させることによって調製され、それによって溶液または懸濁液を形成する。
【0248】
活性化合物に加えて懸濁液は、例えば、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、超水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天およびトラガカント、またはこれらの物質の混合物等の懸濁化剤を含有することができる。
【0249】
直腸投与のための組成物は、例えば、本発明の化合物を、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、または坐剤ワックス等の好適な非刺激性賦形剤または担体と混合することによって調製することができる座剤であり、それは常温では固体であるが体温では液体であり、したがって、好適な体腔内にある間に融解し、その中で活性成分を放出する。
【0250】
本発明の化合物の局所的投与のための剤形には、軟膏、粉末、スプレー、および吸入が含まれる。活性成分は、必要に応じて、生理学的に許容される担体およびいずれの防腐剤、緩衝剤、または噴射剤と無菌条件下で混合される。眼科用製剤、眼軟膏、粉末、および溶液もまた、本発明の範囲内にあると考えられる。
【0251】
エアロゾルの形で本発明の化合物を分散させるために、圧縮ガスを使用することができる。この目的に好適な不活性ガスは、窒素、炭酸ガス等である。
【0252】
概して、意図された投与方法に応じて、薬剤として許容される組成物は、約1重量%〜約99重量%の本発明の化合物またはその薬剤として許容される塩もしくは溶媒和物、および99重量%〜1重量%の好適な医薬品賦形剤を含有する。一実施例では、組成物は、約5重量%から約75重量%の間の本発明の化合物またはその薬剤として許容される塩もしくは溶媒和物であり、残りは好適な医薬品賦形剤である。
【0253】
そのような剤形を調製するための実際の方法は既知であるか、または例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 18th Ed., (Mack Publishing Company, Easton, Pa., 1990)を参照することによって当業者には明らかとなる。投与する組成物は、いずれの場合においても、本発明の教示に従って、病状の治療のための治療有効量の本発明の化合物またはその薬剤として許容される塩もしくは溶媒和物を含有する。
【0254】
本発明の化合物、またはそれらの薬剤として許容される塩は、採用される特定の化合物の活性、化合物の代謝的安定性および作用時間、年齢、体重、全体的な健康、性別、食習慣、投与方法および時間、排泄率、薬物の組み合わせ、特定の病状の重症度、ならびに治療を受ける宿主を含む、種々の要因に応じて変化する治療有効量で投与される。本発明の化合物は、1日当たり約0.1〜約1,000mgの範囲の投与量レベルで、患者に投与することができる。約70キログラムの体重を有する正常なヒトの成人に対して、体重1キログラム当たり約0.01〜約100mgの範囲の投与量が、一実施例である。しかしながら、使用される特定の投与量は変化し得る。例えば、投与量は、患者の要件、治療されている状態の重症度、および使用されている化合物の薬理活性を含む、多くの要因によって決定され得る。特定の患者に対する最適な投与量の決定は、当業者にはよく知られている。
【0255】
固定用量として製剤化される場合、そのような配合剤は、上記の投与量範囲内の本発明の化合物、およびその認可された投与量範囲内の他の薬学的活性剤を採用する。本発明の化合物は、代替として、複合製剤が不適切な場合、既知の薬剤として許容される薬剤と連続して使用され得る。
【0256】
式IまたはIIの化合物を含有する代表的な医薬剤形を、以下の医薬組成物実施例に記載する。
有用性
【0257】
式Iの一部の化合物を、生物学的実施例1に記載されるアッセイを使用して試験し、PI3K阻害剤であることが決定された。そのような式Iの化合物は、疾病、特にPI3K活性が疾病の病変および/または症状に寄与する癌を治療するために有用である。例えば、PI3K活性がその病変および/または症状に寄与する癌には、乳癌、結腸癌、直腸癌、子宮内膜癌、胃癌、膠芽腫、肝細胞癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、黒色腫、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、および甲状腺癌等が含まれる。
PI3K活性および化合物によるその阻害を測定するための好適な生体外アッセイは、既知である。典型的に、アッセイは、PI3K誘導ATP消費を測定する。PI3K活性を測定するための生体外アッセイのさらなる詳細に関しては、以下の生物学的実施例、実施例1を参照されたい。細胞活性は、以下の生物学的実施例2、3、および4に記載されるアッセイを使用して決定することができる。好適な癌の生体内モデルは、当業者には既知である。生体内アッセイのさらなる詳細に関しては、以下の生物学的実施例5〜10を参照されたい。抗癌剤と組み合わせた式Iの化合物の投与を説明する実施例を、以下の生物学的実施例11〜14に記載する。本明細書に開示される実施例および当技術分野で開示された実施例を受けて、当業者は、式Iの化合物および抗癌剤のどの組み合わせが癌の治療に有効であるかを決定することができる。
本発明の中間体および化合物の調製
【0258】
本発明の化合物は、国際公開第WO2007/044729号に記載される合成法によって、作製することができ、その開示は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0259】
これらの化合物の調製に使用する出発物質および試薬は、Aldrich Chemical Co.(Milwaukee,Wis.)もしくはBachem(Torrance,Calif.)等の供給業者から入手可能であるか、あるいはFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis, Volumes 1−17 (John Wiley and Sons, 1991)、Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds, Volumes 1−5 and Supplementals (Elsevier Science Publishers, 1989)、Organic Reactions, Volumes 1−40 (John Wiley and Sons, 1991), March’s Advanced Organic Chemistry, (John Wiley and Sons, 4th Edition)、およびLarock’s Comprehensive Organic Transformations (VCH Publishers Inc., 1989)等の参考文献に記載される手順に従った、当業者に既知の方法によって調製される。これらのスキームは、本発明の化合物を合成することができるいくつかの方法の例示にすぎず、これらのスキームへの種々の変更を行うことができ、本開示を参照した当業者に示唆される。反応の出発物質および中間体は、必要に応じて、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィ等を含むがこれらに限定されない、従来の技術を使用して、分離および精製することができる。そのような物質は、物理定数およびスペクトルデータを含む従来の手段を使用して、特徴付けることができる。
【0260】
別途指定のない限り、本明細書に記載される反応は、大気圧および約−78℃〜約150℃の温度範囲で、別の実施形態では約0℃〜約125℃で、最も具体的には約室温(または周囲温度)、例えば約20℃で起こる。別段の定めのない限り(水素化の場合のように)、全ての反応は、窒素雰囲気下で実施される。
【0261】
プロドラッグは、当業者に既知の技術によって調製することができる。これらの技術は、概して、所与の化合物中の適切な官能基を修飾する。これらの修飾された官能基は、通常の操作によって、または生体内で元の官能基を再生する。本発明の化合物のアミドおよびエステルは、従来の方法に従って調製することができる。プロドラッグの詳細な考察は、T. Higuchi and V. Stella, “Pro−drugs as Novel Delivery Systems," Vol 14 of the A.C.S. Symposium Series、およびBioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987に提供され、その両方は、全ての目的で参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0262】
本発明の化合物またはそれらの薬剤として許容される塩は、それらの構造中に不斉炭素原子または四級化窒素原子を有し得る。本明細書に記載される合成によって調製され得る式Iの化合物は、単一立体異性体、ラセミ体、ならびに鏡像異性体およびジアステレオマの混合物として存在し得る。化合物はまた、幾何異性体として存在し得る。全てのそのような単一立体異性体、ラセミ体、およびその混合物、ならびに幾何異性体は、本発明の範囲内にあるよう意図されている。本発明の化合物の一部は、互変異性体として存在し得る。例えば、ケトンまたはアルデヒドが存在する場合、分子は、エノール形で存在し得、アミドが存在する場合、分子は、イミド酸として存在してもよく、エナミンが存在する場合、分子は、イミンとして存在してもよい。全てのそのような互変異性体は、本発明の範囲内にある。
【0263】
特に本願では、Bは、2−ヒドロキシ−ピリジニルであり得、また、その構造として、以下のように記載される。
[この文献は図面を表示できません]

2−ヒドロキシ−ピリジニルおよび上記構造14は共に、ピリジン−2(1H)−オンおよびその構造15を含み、それらと同等である。
[この文献は図面を表示できません]

どの構造またはどの用語が使用されるかにかかわらず、各互変異性体は本発明の範囲内に含まれる。
【0264】
本発明はまた、式Iの化合物のN−オキシド誘導体および保護誘導体を含む。例えば、式Iの化合物が、酸化可能な窒素原子を含有する場合、窒素原子は、当技術分野でよく知られている方法によってN−オキシドに変換することができる。式Iの化合物が、ヒドロキシ、カルボキシ、チオール、または窒素原子を含有するいずれの基等の基を含有する場合、これらの基は、好適な「保護基(protecting group)」または「保護基(protective group)」で保護され得る。好適な保護基の総合リストは、T.W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, Inc. 1991に見出すことができ、その開示は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。式Iの化合物の保護誘導体は、当技術分野でよく知られている方法によって調製することができる。
【0265】
立体異性体のラセミ混合物または非ラセミ混合物からの単一立体異性体の調製および/または分離ならびに単離のための方法は、当技術分野でよく知られている。例えば、任意に活性な(R)および(S)異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して調製することができ、または従来の技術を使用して分解され得る。鏡像異性体(RおよびS異性体)は、当業者に既知の方法、例えば以下によって分解され得る。例えば、結晶化によって分離され得るジアステレオマ塩もしくは複合体の形成、例えば、結晶化、1つの鏡像異性体の鏡像異性体特異的試薬との選択反応、例えば、酵素的酸化もしくは還元、続いて修正された、および修正されていない鏡像異性体の分離によって分離され得るジアステレオマ誘導体の形成、または例えば、結合したキラルリガンドを有するシリカ等のキラル支持体上、もしくはキラル溶媒の存在下等のキラル環境下でのガス液体もしくは液体クロマトグラフィ。所望の鏡像異性体が、上記の分離法のうちの1つによって別の化学物質に変換される場合、所望の鏡像異性型を遊離させるために、さらなるステップが要求され得ることは十分理解される。代替として、特定の鏡像異性体は、任意に活性な試薬、基質、触媒、もしくは溶媒を使用した不斉合成によって、または不斉転換によって鏡像異性体上で他のものに変換することによって合成され得る。特定の鏡像異性体で富化された鏡像異性体の混合物に対して、主要成分の鏡像異性体は、結晶化によってさらに富化することができる(同時に収率は減少する)。
【0266】
加えて、本発明の化合物は、非溶媒和型、および水、エタノール等の薬剤として許容される溶媒との溶媒和型で存在することができる。概して、溶媒和型は、本発明の目的で非溶媒和型と同等であるとみなされる。
【0267】
式Iの化合物では、
[この文献は図面を表示できません]

−NHS(O)−基上の水素は、強酸性である。したがって、式Iの化合物に至る中間体、ならびに式Iの化合物自体は、Bの環上の置換および反応条件に応じて、無電荷もしくは双性イオンの分子、またはナトリウムもしくはカリウム等の陽イオン塩として回復することができる。以下の実施例では、別途指定のない限り、本化合物の最終形態は、別途決定したであろう分析技術がないため、無電荷の分子であるとみなした。
【0268】
式Iの化合物は、当業者に既知である方法を使用して調製することができる。別の実施形態では、K2CO3および金属銅等の塩基の存在下の180℃での適切な試薬の融合は、式1の中間体を提供することが既知である(S. H. Dandegaonker and C. K. Mesta, J. Med. Chem. 1965, 8, 884を参照)。
【0269】
代替として、式3の中間体は、以下のスキームに従って調製することができ、スキーム中、各LGは離脱基(一実施形態ではハロであり、別の実施形態ではクロロ)であり、全ての他の基は発明の詳細な説明に記載される通りである。
スキーム1

[この文献は図面を表示できません]
【0270】
スキーム1では、DMFまたはDMSO等の溶媒中で、市販の2,3−ジクロロキノキサリン、式2の中間体(市販、または当業者により調製され得る)、およびK2CO3等の塩基を短時間加熱することにより、式3の中間体を調製することができる。完了後(約2時間)、反応混合物を水、その後2NのHClに注ぐ。次いで生成物を酢酸エチル等の溶媒中に抽出し、水および塩水で洗浄する。有機層を混合し、硫酸ナトリウム等の乾燥剤で乾燥させ、濾過し、真空下で乾燥させる。
【0271】
次いで、式3の中間体を、還流温度でDMFまたはp−キシレン等の溶媒中、式4の中間体で処理する。反応の完了後(約16時間以内)、反応物を冷却させ、DCM中に抽出し、2NのHClおよび塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウム等の乾燥剤で乾燥させ、濾過し、濃縮し、式Iの化合物を得る。
【0272】
代替として、キノキサリン誘導体を調製するための他の方法は当業者に既知であり、S. V. Litvinenko, V. I. Savich, D. D. Bobrovnik, Chem. Heterocycl. Compd. (Engl. Transl), 1994, 30, 340、およびW. C. Lumma, R. D. Hartman, J. Med. Chem. 1981, 24, 93を含むが、これらに限定されない。
【0273】
以下の化合物は、上述のものと類似の様式で調製した。
実施例1:N−(3−{[2,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。
実施例2:N−(3−{[2,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−4−クロロベンゼンスルホンアミド。
実施例3:N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。
実施例4:4−クロロ−N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。
実施例5:4−クロロ−N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ(s、1H)、8.78(s、1H)、8.40−8.60(m、3H)、7.98(t、2H)、7.62(d、1H)、7.41(m、2H)、6.98(d、1H)、6.59(d、1H)、3.78(s、3H)、3.76(s、3H)、C2219Sに対するMS(EI)m/z:482.1(MH)。
実施例6:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、CDCl)δ(br s、1H)、9.18(s、1H)、8.55(s、1H)、8.08(d、2H)、7.98(d、1H)、7.78(d、2H)、7.62(dd、1H)、7.40(m、2H)、7.00(d、1H)、6.60(dd、1H)、3.78(s、6H)、C2219ClNSに対するMS(EI)m/z:471.1(MH)。
実施例7:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.0(br s、1H)、10.6(s、1H)、10.0(br s、1H)、9.52(s、1H)、8.91(d、1H)、8.25(d、1H)、7.69(dd、1H)、7.47(m、1H)、7.39(d、1H)、7.16(m、3H)、6.01(dd、1H)、C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:555(MH)。
【0274】
式中、BがR3aで置換されるフェニルであって、R3aはアルキルアミノもしくはジアルキルアミノであるか、またはBがRで置換されるヘテロアリールであって、Rはアミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノであるかであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである式Iの化合物を、スキーム2に従って調製することができる。
スキーム2

[この文献は図面を表示できません]

LGは、クロロ等の離脱基である。5を、式中、RおよびRが独立して水素またはアルキルである、NHRまたはHO−C−C−アルキレン−NHRと反応させる。該反応は、DMF等の溶媒中、KHCO等の塩基の存在下で行われる。
【0275】
BがR3aで置換されるフェニルであって、R3aはアミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、もしくはジアルキルアミノアルキルオキシであるか、またはBがRで置換されるヘテロアリールであって、Rはアミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、もしくはジアルキルアミノアルキルオキシであり、全ての他の基は発明の概要に定義される通りである式Iの化合物を、スキーム3に従って調製することができる。
スキーム3

[この文献は図面を表示できません]

該反応は、DMF等の溶媒中、NaH等の塩基の存在下で行われる。
【0276】
BがR3aで置換されるフェニルであるか、またはBがRで置換されるヘテロアリールであるかであって、R3aおよびRは、
i. R、R7a、およびR7bが発明の概要に定義される通りである、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、
ii. Rが発明の概要に定義される通りである、−NRC(O)R9a
iii. R11a、R11a、およびR11bが発明の概要に定義される通りである、−NR11C(O)NR11a11b
iv. R13およびR13aが発明の概要に定義される通りである、−NR13C(O)OR13a
v. R18、R18a、およびR18bが発明の概要に定義される通りである、−N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a
vi. R20およびR20aが発明の概要に定義される通りである、−N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20a
vii. R21、R21a、およびR21bが発明の概要に定義される通りである、−NR21S(O)−C−C−アルキレン−N(R21b)R21a
viii. R22、R22a、およびR22bが発明の概要に定義される通りである、−N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)、
ix. R24およびR24aが発明の概要に定義される通りである、−NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであり、
およびR3aのうちのアルキレンは、発明の概要に記載される通り独立して任意に置換される、式Iの化合物は、次の式9(a)、9(b)、9(c)、9(d)、9(e)、9(f)、または9(g)、
9(a) RがR7a、またはBocもしくはFmoc等のN−保護基である、HOC(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、
9(b) HOC(O)R9a
9(c) HOC(O)NR11a11b
9(d) HOC(O)OR13a
9(e) HOC(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a
9(f) HOC(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20a
9(g) RがR21a、またはBocもしくはFmoc等のN−保護基である、LG−S(O)−C1−−アルキレン−N(R21b)R、の中間体と反応させることにより、スキーム4に従って調製することができる。
スキーム4

[この文献は図面を表示できません]

スキーム4のR100は、−C(O)R9a、−C(O)NR11a11b、−C(O)OR13a、−C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18a、−C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20a、または−S(O)−C1−−アルキレン−N(R21b)Rである。該反応は、当業者に既知である標準的なアミド結合条件下で行われる。特に、該反応は、HATU等の結合剤、DIEA等の塩基の存在下、DMF等の溶媒中で行われる。該当する場合、PGがBocである酸で処理する等の、当業者に既知である手順を使用して、N−保護基を除去する。
【0277】
スキーム4に記載される通りに進めて、式中、BがR3aで置換されるフェニルであるか、またはBがRで置換されるヘテロアリールであるかであり、R3aおよびRは、
a) −C(O)NR8a
b) −C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10b
c) R12がN置換ヘテロシクロアルキルである、−C(O)R12
d) −C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)、
e) −C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16a、または、
f) −C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19aである、
本発明の化合物を、必要に応じて出発物質を交換することにより調製することができる。特に、式11の中間体を、
[この文献は図面を表示できません]

8の代わりに使用する。
【0278】
式中、BがR3aで置換されるフェニルであるか、またはBがRで置換されるヘテロアリールであるかであり、R3aおよびRは−NHC(O)CHNR7a7bであって、式中R7aおよびR7bは発明の概要に定義される通りである、式Iの化合物を、スキーム5に従って調製することができる。
スキーム5
[この文献は図面を表示できません]

LGは、ブロモまたはクロロ等の離脱基である。ACN等の溶媒中、DIEA等の塩基の存在下、NH(R7b)R7aと12を反応させる。
【0279】
スキーム6に従って、式Iの化合物を調製することができる。
スキーム6
[この文献は図面を表示できません]

スキーム6のLGは、クロロ等の離脱基である。該反応は、DMA等の溶媒中で照射することにより行うことができる。代替として、該反応は、DMA等の溶媒中で酢酸の存在下、および加熱により行うことができる。
実施例8
6−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0280】
6−クロロピリジン−3−スルホンアミド。6−クロロピリジン−3−スルホニルクロリド(4.1g、19.3mmol)を室温で2時間、水酸化アンモニウム(30mL)中で撹拌した。反応混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、すべての不溶物質を濾過した。濾液を分液漏斗に移し、相を分離した。水相をEtOAc(1×15mL)でさらに抽出した。混合したEtOAc抽出物をHO(1×50mL)および飽和NaCl(1×50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空で濃縮し、6−クロロピリジン−3−スルホンアミド(2.58g、69%)を得た。CClSに対するMS(EI)m/z:190.9(MH)。
【0281】
6−クロロ−N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド。2,3−ジクロロキノキサリン(1.09g、5.48mmol)、6−クロロピリジン−3−スルホンアミド(1.05g、5.45mmol)、KCO(753mg、5.45mmol)、および無水DMSO(30mL)を混合し、3〜4時間激しく撹拌しながら150℃まで加熱した。反応混合物を室温まで冷却させ、次いで、激しく撹拌しながら氷水(300mL)中1%のAcOHに注いだ。得られた固体を濾過し、H2Oで洗浄し、高真空下で乾燥させ、6−クロロ−N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(1.87g、96%)を得た。C13H8Cl2N4O2Sに対するMS(EI)m/z:354.99(MH+)。
【0282】
6−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド。6 −クロロ−N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(775mg、2.2mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(355mg、2.3mmol)、およびトルエン(12mL)を混合し、一晩撹拌しながら125℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却させ、激しく撹拌しながらEt2Oで希釈した。得られた個体を濾過し、Et2Oで洗浄し、乾燥させ、6−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(920mg、89%)を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ12.20(br s、1H)、9.12(d、1H)、9.01(br s、1H)、8.53(dd、1H)、7.91(br d、1H)、7.77(d、1H)、7.60(dd、1H)、7.40(m、4H)、6.26(m、1H)、3.78(s、6H)。C21H18ClN5O4Sに対するMS(EI)m/z:472.0(MH)。
実施例9
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−(2−(ジメチルアミノ)−エチルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
実施例8で使用したものと類似の手順を使用して調製された6−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−ピリジン−3−スルホンアミド(100mg、0.21mmol)、KHCO(40mg、0.40mmol)、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(225μL、2.0mmol)、および無水DMF(1.0mL)を混合し、一晩撹拌しながら130℃まで加熱した。反応混合物を真空で濃縮し、分取HPLCで精製し、N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)−キノキサリン−2−イル)−6−(2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミド(21.0mg、19%)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ8.76(br s、1H)、8.63(d、1H)、8.07(dd、1H)、7.40(m、1H)、7.34(m、1H)、7.28(d、2H)、7.14(m、4H)、6.47(d、1H)、6.12(m、1H)、3.75(s、6H)、3.35(m、2H)、3.14(m、2H)、2.74(s、6H)。MS(EI)m/z C2529Sに対する:524.1(MH)。
【0284】
実施例10:実施例9で使用したものと類似した手順を使用して、N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−スルホンアミドを調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.00(br s、1H)、8.92(br s、1H)、8.74(d、1H)、8.10(dd、1H)、7.38(br s、1H)、7.54(m、1H)、7.33(m、4H)、6.70(d、1H)、6.22(s、1H)、3.77(s、6H)、3.08(s、6H)。C2324Sに対するMS(EI)m/z:481.1(MH)。
実施例11
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−(2−(ジメチルアミノ)−エトキシ)ピリジン−3−スルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0285】
実施例1で上述したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(100mg、0.21mmol)、2−(ジメチルアミノ)エタノール(50Μl、0.50mmol)、および無水DMFを混合し、油中60%のNaH(80mg、2.0mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、分取HPLCで精製し、N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン−3−スルホンアミド(23mg、21%)を得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δ8.78(d、1H)、8.73(s、1H)、8.38(dd、1H)、7.40(dd、1H)、7.31(m、3H)、7.14(m、2H)、6.85(d、1H)、6.12(m、1H)、4.56(m、2H)、3.76(s、6H)、3.43(m、2H)、2.77(s、6H)。C2528Sに対するMS(EI)m/z:525.1(MH)。

実施例12
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−スルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0286】
実施例8で上述したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(220mg、0.47mmol)、DMSO(5mL)、および3N NaOH(5mL)を混合し、一晩撹拌しながら100℃まで加熱した。室温に冷却後、反応混合物をHOで希釈し、pHを1N HClで7.0に調整した。得られた固体を濾過し、HOで洗浄し、風乾した。次いで該固体をEtOAc中で超音波処理し、濾過し、EtOAcで洗浄し、高真空下で乾燥させ、N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−スルホンアミド(190mg、90%)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.23(br s、1H)、12.10(br s、1H)、8.97(s、1H)、8.23(s、1H)、7.95(m、2H)、7.59(m、1H)、7.37(m、4H)、6.43(d、1H)、6.25(s、1H)、3.77(s、6H)。C2119Sに対するMS(EI)m/z:454.0(MH)。
実施例13:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−スルホンアミド。表題化合物は、上記実施例12に従って調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.22(br s、1H)、12.10(br s、1H)、9.16(s、1H)、8.60(s、1H)、8.14(d、1H)、7.94(m、1H)、7.85(dd、1H)、7.62(m、1H)、7.40(m、3H)6.69(dd、1H)、6.43(d、1H)、3.81(s、3H)。C2016ClNSに対するMS(EI)m/z:456.0(MH)。

実施例14
3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。

[この文献は図面を表示できません]
【0287】
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。フラスコを、実施例1のものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(5g、13.7mmol)、3,5−ジメトキシアニリン(4.2g、27.4mmol)、および80mLのキシレンで充填した。反応混合物を150℃で3時間、N雰囲気下で撹拌し、その後溶媒をロータリーエバポレータ上で除去し、10mLのジクロロメタンおよび50mLのメタノールを添加した。スラリを加熱還流させ、熱いうちに濾過し、4.6g(69.7%)のN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。C2219Sに対するMS(EI)m/z:482.2(MH)。
実施例15
3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
フラスコを、実施例14のものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(3.4g、7.06mmol)、塩化スズ溶媒和物(6.4g、28.2mmol)、および30mLのDMAで充填した。数滴の水を添加し、反応混合物を80℃で3時間撹拌し、その後溶媒をロータリーエバポレータ上で除去し、50mLの水および10mLのメタノールを添加した。スラリを濾過し、濾液をMeOH、水、およびジエチルエーテル(それぞれ20mL)で洗浄し、3.25gの3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを得た。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.2(br s、1H)、8.85(s、1H)、7.90(br s、1H)、7.50−7.60(m、1H)、7.3−7.4(m、4H)、7.2(m、3H)、6.74(m、1H)、6.24(m、1H)、5.56(br s、2H)、3.76(s、6H)。C22H21N5O4Sに対するMS(EI)m/z:452.0(MH+)。
【0289】
以下の化合物は、実施例15で使用したものと類似した手順を使用して作製された。
実施例16:上記の通り進め、3−アミノ−N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを調製した。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.4(br s、1H)、9.20(s、1H)、8.56(d、1H)、7.95(d、1H)、7.62(m、1H)、7.38(m、2H)、7.24(q, 2H)、7.14(d、1H)、6.98(d、1H)、6.8(m、1H)、6.60(m、1H)、5.6(br s、2H)、3.78(d、6H)。C2221Sに対するMS(EI)m/z:452.3(MH)。
実施例17:上記の通り進め、3−アミノ−N−(3−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを調製した。C2016ClNSに対するMS(EI)m/z 1.0×C:442.2、444.2(MH)。
実施例18:上記の通り進め、3−アミノ−N−(3−(6−メトキシキノリン−8−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを調製した。C2420Sに対するMS(EI)m/z:473.0(MH)。
実施例19:3−アミノ−N−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2118FNSに対するMS(EI)m/z:439.99(MH)。
実施例20:3−アミノ−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2118ClNSに対するMS(EI)m/z:457.02(MH)。
実施例21:3−アミノ−N−(3−(5−メトキシ−2−メチル−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2221Sに対するMS(EI)m/z:436.32(MH)。
実施例22aおよび実施例22b
3−アミノ−N−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドおよび3−アミノ−N−(3−(3−アミノ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
N−(3−{[3−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(400mg)、THF(2mL)、およびEtOH(2mL)の混合物に、ギ酸(938μL)、ギ酸カリウム(203mg)を添加した。混合物をNで洗い流した後、10%wtのPd/C(50mg)を添加した。得られた混合物を撹拌しながら60℃に加熱した。LC/MS分析は、反応混合物が主生成物として完全に還元されたジアミノ化合物、および微量生成物として部分的に還元されたモノアミノ化合物を含有することを示した。粗混合物の一部をHPLCで精製し、2つの生成物を得た。生成物A:3−アミノ−N−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.2(br s、1H)、9.51(s、1H)、8.77(s、1H)、8.21(s、1H)、7.92(s、1H)、7.48(m、1H)、7.43−7.38(m、3H)、7.24−7.16(m、3H)、6.75(d、1H)、5.57(br s、2H)、3.90(s、3H)。C2118Sに対するMS(EI):467.00(MH+)。生成物B:3−アミノ−N−(3−(3−アミノ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ 12.0(br. s、1H)、8.53(s、1H)、7.84(s、1H)、7.56(d、1H)、7.37−7.30(m、2H)、7.21−7.17(m、3H)、6.87(s、1H)、6.81(s、1H)、6.74(br s、2H)、5.91(s、1H)、5.56(br s、3H)、3.69(s、3H)。C2120Sに対するMS(EI):437.2(MH+)。
実施例23aおよび実施例23b
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(ヒドロキシアミノ)−ベンゼンスルホンアミドおよび3−アミノ−N−(3−{[3,5−(ジメトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0291】
20mLのTHFおよび10mLのMeOH中のN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(1.3g)の溶液に、10%wtのPd/C(100mg)を添加した。混合物をHバルーン下で一晩撹拌した。反応混合物の一部を取り出して濾過し、次いでHPLCで精製し、2つの生成物を得た。生成物A:N−(3−{[3,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−(ヒドロキシアミノ)ベンゼンスルホンアミド。C2221Sに対するMS(EI):468.1(MH)。生成物B:3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.2(br s、1H)、8.85(s、1H)、7.90(br s、1H)、7.50−7.60(m、1H)、7.3−7.4(m、4H)、7.2(m、3H)、6.74(m、1H)、6.24(m、1H)、5.56(br s、2H)、3.76(s、6H)。C2221Sに対するMS(EI):452.0(MH)。
実施例24
(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド塩酸塩。
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
(S)−tert−ブチル1−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−yl)スルファモイル)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメート。実施例15で上述したものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(1.1mmol、500mg)、(L)−Boc−Ala−OH(1.5mmol、284mg)、ジクロロメタン(15mL)、DMF(10mL)、DIEA(2mmol、330μL)、およびHATU(2mmol、760mg)を室温で一晩撹拌した。粗混合物をシリカ上1/1 酢酸エチル/ヘキサンを使用してカラム精製し、160mgを得た。
【0293】
(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド塩酸塩。4N HClジオキサン(10mL)を、(S)−tert−ブチル1−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメート(160mg)およびDCM(15mL)の溶液に添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒をデカントし、エーテルを固体に添加し、エーテルをデカントし、HCl塩として80mgの生成物を得た。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.50−8.49(t、1H)、7.89−7.87(m、1H)、7.74−7.72(m、1H)、7.61−7.5(m、3H)、7.40−7.36(m、2H)、7.21−7.20(d、2H)、6.23−6.21(t、1H)、4.09−4.03(q、1H)、3.78(s、6H)、1.60−1.58(d、3H)、C2526S・HClに対するMS(EI)m/z:523.1(MH)。
【0294】
以下の化合物は、実施例24のものと類似した手順を使用して、遊離アミンおよび/またはHCl塩として調製した。脱保護ステップが必要ではない場合、上記スキームのステップBは実施しなかった。
実施例25:N−(2−クロロ−5−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。上記実施例に従って、表題化合物を調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.50(s、1H)、9.14(s、1H)、9.03(m、2H)、8.63(d、1H)、8.44(d、1H)、7.98(m、1H)、7.91(dd、1H)、7.80(d、1H)、7.67(m、1H)、7.44(m、3H)、6.71(dd、1H)、4.06(m、2H)、3.83(s、3H)、2.64(t、3H)。C2422ClSに対するMS(EI)m/z:561.0(MH)。
実施例26:(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)?8.72−8.71(d、1H)、8.48−8.46(t、1H)、7.86−7.84(m、1H)、7.80−7.78(m、1H)、7.63−7.59(m、2H)、7.58−7.55(t、1H)、7.41−7.38(m、2H)、7.24−7.22(d、1H)、6.60−6.58(dd、1H)、4.10−4.04(q、1H)、3.83(s、3H)、1.61−1.60(d、3H)、C2423ClNS・HClに対するMS(EI)m/z:527.2(MH)。
実施例27:(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ブタンアミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)?8.74−8.73(d、1H)、8.80−8.47(t、1H)、7.87−7.85(m、1H)、7.80−7.78(m、1H)、7.67−7.61(m、2H)、7.59−7.55(t、1H)、7.42−7.39(m、2H)、7.26−7.24(d、1H)、6.62−6.59(dd、1H)、3.96−3.93(t、1H)、3.84(s、3H)、2.02−1.94(m、2H, 1.09−1.06(t、3H)、C2525ClNS・HClに対するMS(EI)m/z:541.3(MH)。
実施例28:(S)−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.78−8.77(d、1H)、8.47−8.46(t、1H)、7.87−7.85(m、1H)、7.80−7.75(m、1H)、7.69−7.65(m、2H)、7.59−7.55(t、1H)、7.45−7.41(m、2H)、7.31−7.28(d、1H)、6.65−6.63(dd、1H)、4.42−4.38(m、1H)、3.86(s、3H)、3.48−3.42(m、2H)、2.55−2.49(m、1H)、2.18−2.08(m、3H)、C2625ClNS・HClに対するMS(EI)m/z:553.3(MH)。
実施例29:(S)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)δ10.62(br s、1H)、8.50−8.49(t、1H)、7.90−7.87(m、1H)、7.76−7.73(m、1H)、7.63−7.58(m、3H)、7.43−7.35(m、2H)、7.14(s、2H)、6.27−6.26(t、1H)、4.43−4.38(m、1H)、3.78(s、6H)、3.48−3.41(m、1H)、3.40−3.36(m、1H)、2.54−2.48(m、1H)、2.19−2.05(m、3H)、C2728S・HClに対するMS(EI)m/z:549.3(MH)。
実施例30:(R)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−ヒドロキシプロパンアミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.49−8.48(t、1H)、7.89−7.87(m、1H)、7.75−7.72(m、1H)、7.65−7.62(m、2H)、7.62−7.55(t、1H)、7.44−7.38(m、2H)、7.23−7.22(d、2H)、6.27−6.26(t、1H)、4.07−4.05(m、1H)、3.99−3.93(m、2H)、3.80(s、6H)、C2526S・HClに対するMS(EI)m/z:539.1(MH)。
実施例31:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.79−8.78(d、1H)、8.45(m、1H)、7.83−7.81(d、1H)、7.76−7.74(m、1H)、7.636(m、2H)、7.54−7.50(t、1H)、7.41(m、2H)、7.30−7.28(d、1H)、6.65−6.62(dd、1H)、3.86(s、3H)、3.40−3.32(m、2H)、3.20−3.13(m、3H)、2.93(m、1H)、2.15−2.11(m、1H)、1.98−1.93(m、2H)、1.83(m、1H)、C2727ClNS・HClに対するMS(EI)m/z:567.3(MH)。
実施例32:(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ブタンアミド塩酸塩。C2628S・HClに対するMS(EI)m/z:537.1(MH)。
実施例33:(R)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド塩酸塩。C2728S・HClに対するMS(EI)m/z:549.1(MH)。
実施例34:(R)−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピロリジン−2−カルボキサミド塩酸塩。C2625ClNS・HClに対するMS(EI)m/z:553(MH)。
実施例35:(R)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.2 (br s、1H)、8.82(s、1H)、8.27(m、1H)、7.75(m、2H)、7.33(m、5H)、7.13(m、2H)、6.14(t、1H)、3.77(s、6H)、1.39(d、3H)、C2526Sに対するMS(EI)m/z:523(MH)。
実施例36:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.6 (s、1H)、9.48(s、1H)、8.95(br s、1H)、8.75(br s、1H)、8.19(br s、1H)、7.77(dd、1H)、7.69(dd、1H)、7.41(m、4H)、7.17(m、2H)、6.60(dd、1H)、3.91(s、2H)、3.82(s、6H)、2.62(s、3H)、C2423ClNSに対するMS(EI)m/z:527(MH)。
実施例37:(R)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.5 (s、1H)、9.47(s、1H)、8.95(d、1H)、8.22(d、2H)、8.14(br s、2H)、7.76(m、2H)、7.40(m、4H)、7.17(m、2H)、6.60(m、1H)、3.97(q、1H)、3.96(s、3H)、1.45(d、3H)、C2423ClNSに対するMS(EI)m/z:527(MH)。
実施例38:2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルプロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.1 (s、1H)、9.46(s、1H)、8.95(d、1H)、8.50(br s、1H)、8.27(m、1H)、7.81(m、2H)、7.47(m、1H)、7.37(m、3H)、7.17(m、2H)、6.61(dd、1H)、3.83(s、3H)、1.60(s、6H)、C2525ClNSに対するMS(EI)m/z:541(MH)。
実施例39:2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルプロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.33(s、1H)、8.89(s、1H)、8.32(br s、4H)、7.92(m、3H)、7.59(m、2H)、7.37(m、4H)、6.24(s、1H)、3.76(s、6H)、1.61(s、6H)、C2628Sに対するMS(EI)m/z:537(MH)。
実施例40:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.58(s、1H)、9.80(br s、1H)、8.85(s、1H)、8.25(s、1H)、7.67(dd、1H)、7.30(m、7H)、6.16(m、1H)、4.02(br s、2H)、3.77(s、6H)、2.81(s、6H)、2.54(s、3H)、C2730Sに対するMS(EI)m/z:551(MH)。
実施例41:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−((2−(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.0(s、1H)、9.48(s、1H)、8.96(d、1H)、8.16(m、1H)、7.76(m、2H)、7.39(m、4H)、7.17(m、2H)、6.61(dd、1H)、3.82(s、3H)、3.40(br s、2H)、2.94(br s、2H)、2.71(br t、2H)、2.60(s、6H)、2.33(s、3H)、C2832ClNSに対するMS(EI)m/z:598(MH)。
実施例42:2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.5(s、1H)、9.48(s、1H)、8.94(s、1H)、8.15(s、1H)、8.06(br s、3H)、7.74(m、2H)、7.39(m、4H)、7.18(m、2H)、6.61(dd、1H)、3.83(s、3H)、3.77(s、2H)、C2321ClNSに対するMS(EI)m/z:513(MH)。
実施例43:N−(3−(N−(3−(2−アセチル−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.4(s、1H)、10.5(s、1H)、9.27(s、1H)、8.25(s、1H)、8.01(d、1H)、7.82(d、1H)、7.71(d、1H)、7.42(m、3H)、7.21(m、2H)、6.63(dd、1H),3.91(m、5H))、2.75(s、6H)、2.61(s、3H)、C2728Sに対するMS(EI)m/z:549(MH)。
実施例44:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ホルムアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.6(s、1H)、10.5(s、1H)、9.16(s、1H)、8.53(br s、1H)、8.35(m、2H)、8.02(s、1H)、7.56(m、7H)、6.70(dd、1H)、3.83(s、3H)、C2218ClNSに対するMS(EI)m/z:484(MH)。
実施例45:2−アミノ−N−(5−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−2−メチルフェニル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.4(s、1H)、10.1(br s、1H)、8.82(s、1H)、8.20(m、3H)、7.82(m、1H)、7.30(m、6H)、6.20(s、1H)、3.85(s、2H)、3.77(s、6H)、2.26(s、3H)、C2526Sに対するMS(EI)m/z:523(MH)。
実施例46:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチル−2−(メチルアミノ)プロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.09(s、1H)、9.46(s、1H)、8.95(m、3H)、8.28(s、1H)、7.81(m、2H)、7.41(m、4H)、7.17(m、2H)、6.60(dd、1H)、3.82(s、3H)、2.53(s、3H)、1.60(s、6H)、C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:555(MH)。
実施例47:(S)−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)プロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.61(s、1H)、9.47(s、1H)、8.95(s、1H)、8.82(br s、2H)、8.27(m、1H)、7.74(m、2H)、7.42(m、4H)、7.17(m、2H)、6.60(dd、1H)、3.90(m、1H)、3.82(s、3H)、2.59(s、3H)、1.49(d、3H)、C2525ClNSに対するMS(EI)m/z:541(MH)。
実施例48:3−アミノ−N−(5−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−2−メチルフェニル)プロパンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.25(s、1H)、9.77(s、1H)、8.82(s、1H)、7.84(m、5H))、7.50(d、1H)、7.37(m、5H))、6.22(m、1H)、3.74(s、6H)、3.08(m、2H)、2.77(m、2H)、2.27(s、3H)、C2628Sに対するMS(EI)m/z:537(MH)。
実施例49:1−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロプロパンカルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.54(br s、1H)、9.42(s、1H)、8.91(s、1H)、8.21(s、1H)、8.20(br s、2H)、7.81(m、2H)、7.48(m、4H)、7.22(m、2H)、6.61(dd、1H)、3.82(s、3H)、1.63(m、2H)、1.26(m、2H)、C2523ClNSに対するMS(EI)m/z:539(MH)。
実施例50:(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−6−(ジメチルアミノ)ヘキサンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.47(br s、1H)、8.95(d、1H)、8.26(m、1H)、7.73(m、2H)、7.30(m、4H)、7.26(m、4H)、7.16(m、2H)、6.59(dd、1H)、3.82(s、3H)、3.34(m、1H)、2.20(m、2H)、2.09(s、6H)、1.50(m、6H)、C2934ClNSに対するMS(EI)m/z:610(MH)。
実施例51:1−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロペンタンカルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.12(br s、1H)、9.46(s、1H)、8.95(d、1H)、8.26(m、1H)、8.16(m、3H)、7.84(m、2H)、7.35(m、6H)、6.60(dd、1H)、3.82(s、3H)、2.34(m、2H)、1.91(m、6H)、C2727ClNSに対するMS(EI)m/z:567(MH)。
実施例52:N−(5−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−2−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.0(br s、1H)、9.98(s、1H)、9.43(s、1H)、8.91(m、1H)、8.08(s、1H)、7.84(dd、1H)、7.32(m、6H)、6.61(dd、1H)、4.07(s、2H)、3.82(s、3H)、2.82(s、6H)、2.21(s、3H)、C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:555(MH)。
実施例53:1−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロブタンカルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ10.34(br s、1H)、8.81(s、1H)、8.49(br s、3H)、8.34(s、1H)、7.83(m、2H)、7.43(m、3H)、7.31(m、2H)、7.16(m、2H)、6.16(s、1H)、3.77(s、6H)、2.83(m、2H)、2.25(m、3H)、2.05(m、1H)、C2728Sに対するMS(EI)m/z:549(MH)。
実施例54:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ウレイド)ベンゼンスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ8.91(br s、1H)、8.81(s、1H)、8.08(s、1H)、7.60(s、1H)、7.38(m、9H)、6.28(m、1H)、6.15(s、1H)、3.78(s、6H)、3.40(m、2H)、3.08(m、2H)、2.74(s、6H)、C2731Sに対するMS(EI)m/z:566(MH)。
実施例55:1−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロペンタンカルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.40(br s、1H)、10.58(s、1H)、8.46(m、4H)、7.80(m、3H)、7.59(m、2H)、7.34(m、4H)、6.25(m、1H)、3.76(s、6H)、2.35(m、2H)、1.90(m、8H)、C2830Sに対するMS(EI)m/z:563(MH)。
実施例56:1−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロプロパンカルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.54(br s、1H)、8.84(s、1H)、8.29(s、1H)、7.75(m、2H)、7.39(m、6H)、7.17(m、2H)、6.16(m、1H)、3.78(s、6H)、1.52(m、2H)、1.17(m、2H)、C2626Sに対するMS(EI)m/z:535(MH)。
実施例57:2−(ジメチルアミノ)エチル 3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニルカルバメート。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.78(br s、1H)、8.79(s、1H)、8.19(s、1H)、7.66(d、1H)、7.31(m、9H)、6.14(m、1H)、4.17(t、2H)、3.78(s、6H)、2.54(t、2H)、2.21(s、6H):C2730Sに対するMS(EI)m/z:567(MH)。
実施例58:4−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキサミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.2(br s、1H)、10.6(s、1H)、8.74(m、5H)、7.93(m、2H)、7.47(m、6H)、6.24(m、1H)、3.77(m、10H)、2.45(m、2H)、1.81(m、2H)、C2830Sに対するMS(EI)m/z:579(MH)。
実施例59:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−N3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.35(m、2H)、8.92(m、1H)、8.64(s、1H)、8.30(m、1H)、8.11(s、1H)、7.86(m、1H)、7.68(m、1H)、7.49(s、1H)、7.42(m、2H)、7.21(m、2H)、6.61(m、1H)、3.82(s、3H)、3.05(m、4H)、2.74(s、6H)、C2527ClNに対するMS(EI)m/z:591(MH)。
実施例60:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−N3−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.38(m、2H)、8.90(m、1H)、8.60(s、1H)、8.32(m、1H)、8.12(s、1H)、7.88(m、1H)、7.72(m、1H)、7.59(s、1H)、7.40(m、2H)、7.20(m、2H)、6.67(m、1H)、3.82(s、3H)、2.97(m、2H)、2.78(m、2H)、2.71(s、6H)、1.70(m、2H)、C2629ClNに対するMS(EI)m/z:605(MH)。
実施例61:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。C2525 ClNSに対するMS(EI)m/z:541.0(MH)。
実施例62:(S)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)プロパンアミド。C2525 ClNSに対するMS(EI)m/z:541.2(MH)。
実施例63:(R)−2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)プロパンアミド。C2525 ClNSに対するMS(EI)m/z:541.0(MH)。
実施例64:(S)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)プロパンアミド。C2628 Sに対するMS(EI)m/z:537.1(MH)。
実施例65:(R)−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)プロパンアミド。C2525 ClNSに対するMS(EI)m/z:541.1(MH)。
実施例66:(R)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)プロパンアミド。C2628Sに対するMS(EI)m/z:537.3(MH)。
実施例67:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピペリジン−2−カルボキサミド。C2830Sに対するMS(EI)m/z:563.1(MH)。
実施例68:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ)アセトアミド。C2833Sに対するMS(EI)m/z:580.1(MH)。
実施例69:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル)アセトアミド。C3035Sに対するMS(EI)m/z:606.1(MH)。
実施例70:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)アセトアミド。C3137 Sに対するMS(EI)m/z:620.1(MH)。
実施例71:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.4(br s、1H)、10.9(s、1H)、9.8(s、1H)、8.9(s、1H)、8.3(br s、1H)、7.9(d、2H)、7.8(d、1H)、7.6(t、2H)、7.4(q、2H)、7.3(s、1H)、6.25(s、1H)、4.15(s、2H)、3.8(s、6H)、2.9(s、6H)。C2628Sに対するMS(EI)m/z 2.0×C:537.1(MH)。
実施例72:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.8(s、1H)、9.20(s、1H)、8.84(br s、2H)、8.64(br s、1H)、8.30(s、1H)、7.9−8.0(br s、1H)、7.80(t、2H)、7.55−7.68(m、2H)、7.4(d、3H)、6.70(m、1H)、3.97(br s、2H)、3.83(s、3H)、3.04(br s、2H)、1.3(t、3H)。C2525ClNSに対するMS(EI)m/z 2.0×C:541.3、543.2(MH)。
実施例73:2−(アゼチジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.8(s、1H)、10.2(s、1H)、9.2(s、1H)、8.7(s、1H)、8.3(s、1H)、7.9−8.0(br s、1H)、7.80(d、1H)、7.72(d、1H)、7.65(br s、1H)、7.56(t、1H)、7.40(d、3H)、6.70(m、1H)、4.28(s、2H)、4.15(m、4H)、3.82(s、3H)、2.32(br s、1H)。C2625ClNSに対するMS(EI)m/z 2.0×C:553.3、555.2(MH)。
実施例74:N−(3−(N−(3−(2−ブロモ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。上記実施例に従って、表題化合物を調製した。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.6(s、1H)、9.5(s、1H)、8.95(d、1H)、8.18(t、1H)、7.78(m、1H)、7.70(m、1H)、7.54(d、1H)、7.46(m、1H)、7.38(t、1H)、7.32(d、1H)、7.12−7.22(m、2H)、6.56(m、1H)、3.90(s、2H)、3.82(s、3H)、2.62(s、3H)。C2423BrNSに対するMS(EI)m/z:572.77、570.90(MH)。
実施例75:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(6−メトキシ−キノリン−8−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。上記実施例に従って、表題化合物を調製した。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.9(s、1H)、10.6(s、1H)、9.13(s、1H)、8.80(d、1H)、8.26−8.30(m、2H)、7.85(d、1H)、7.70(d、1H)、7.60(q、1H)、7.54(m、1H)、7.44(t、2H)、7.20(t、2H)、6.80(d、1H)、4.00(s、2H)、3.94(s、3H)、2.78(s、6H)。C2827Sに対するMS(EI)m/z:558.3(MH)。
実施例76:N−(3−(N−(3−(2−ブロモ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.6(s、1H)、9.4(s、1H)、8.9(s、1H)、8.25(s、1H)、7.78(d、1H)、7.70(d、1H)、7.54(d、1H)、7.48(d、1H)、7.40(t、2H)、6.56(d、1H)、4.02(s、2H)、3.82(s、3H)、2.80(s、6H)。C2525BrNSに対するMS(EI)m/z:586.79、584.91(MH)。
実施例77:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フルオロエチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.6(s、1H)、9.4(s、1H)、8.9(d、1H)、8.20(s、1H)、7.78(d、1H)、7.70(d、1H)、7.48(m、1H)、7.36−7.44(m、3H)、7.20(q、3H)、6.6(m、1H)、4.78(t、1H)、4.66(t、1H)、3.94(s、2H)、3.82(s、3H)、3.4(t、1H)、3.3(t、1H)。C2524ClFNSに対するMS(EI)m/z:559.2、561.2(MH)。
実施例78:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ホルムアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.4(br s、1H)、10.5(s、1H)、8.90(s、1H)、8.3(s、1H)、7.9(br s、1H)、7.85(d、1H)、7.75(d、1H)、7.5−7.6(m、2H)、7.3−7.4(m、4H)、6.2(s、1H)、3.8(s、3H)。C2321Sに対するMS(EI)m/z:480.1(MH)。
実施例79:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.2(br s、1H)、9.5(s、1H)、8.95(d、1H)、8.2(s、1H)、7.75(d、1H)、7.65(d、1H)、7.45(d、1H)、7.40(d、1H)、7.30−7.35(t、1H)、7.1−7.2(q、2H)、6.60(m、1H)、3.82(s、3H)。C2830ClNSに対するMS(EI)m/z:480.1(MH)。
実施例80:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド。C2830Sに対するMS(EI)m/z:563.18(MH)。
実施例81:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチル(メチル)アミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.0(s、1H)、10.6(s、1H)、9.65(s、1H)、9.5(s、1H)、8.95(s、1H)、8.25(s、1H)、7.8(d、1H)、7.70(d、1H)、7.45−7.50(d、1H)、7.3−7.4(m、3H)、7.2(t、2H)、6.60(d、1H)、4.02(br s、2H)、3.82(s、3H)、3.14(br s、2H)、2.80(s、3H)1.2(t、3H)。C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:555.2、557.3(MH)。
実施例82:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−(ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−イル)アセトアミド。C3134ClNSに対するMS(EI)m/z 2.0×C:636.3、638.3(MH)。
実施例83:N−(3−(N−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。C2423FNSに対するMS(EI)m/z:511.04(MH)。
実施例84:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−メチルピペリジン4−カルボキサミド。C2932Sに対するMS(EI)m/z 1.0×C:577.2(MH)。
実施例85:N−(3−(N−(3−(3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.6(s、1H)、8.82(s、1H)、8.22(t、1H)、7.86(t、1H)、7.76(m、1H)、7.66(m、1H)、7.46(m、1H)、7.41(m、1H)、7.38(t、1H)、7.28(m 1H)、7.24(t、1H)、7.12(m、2H)、6.56(d、1H)、3.88(s、2H)、3.80(s、3H)、2.60(s、3H)。C2424Sに対するMS(EI)m/z:492.99(MH)。
実施例86:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.4(s、1H)、9.2(s、1H)、8.65(s、1H)、8.4(s、1H)、8.00(m、1H)、7.80(d、1H)、7.75(d、1H)、7.65(q、1H)、7.55(t、1H)、7.40−7.5(m、3H)、6.7(m、1H)、3.82(s、3H)、3.62(br s、2H)、3.55(br d、2H)。C2522ClFSに対するMS(EI)m/z 1.0×C:595.0、597.0(MH)。
実施例87:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロパンアミド。C3034Sに対するMS(EI)m/z:591.2(MH)。
実施例88:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ジメチルアミノ)ブタンアミド。C2832Sに対するMS(EI)m/z 1.0×C:565.2(MH)。
実施例89:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.9(s、1H)、9.8(br s、1H)、9.1(s、1H)、8.34(s、1H)、7.90(d、1H)、7.76(d、1H)、7.52−7.68(m、4H)、7.40(m、2H)、6.54(m、1H)、4.16(s、2H)、3.82(s、3H)、2.86(s、6H)。C2525FNSに対するMS(EI)m/z:525.05(MH)。
実施例90:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセトアミド。C2932Sに対するMS(EI)m/z:577.37(MH)。
実施例91:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.5(s、1H)、 8.8(s、1H)、8.25(s、1H)、7.83(t、1H)、7.76(d、1H)、7.64(d、1H)、7.3−7.48(m、4H)、7.22(t、1H)、7.12(t、2H)、6.56(m、1H)、3.96(s、2H)、3.78(s、3H)、2.76(s、6H)。C2526Sに対するMS(EI)m/z:507.1(MH)。
実施例92:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。H NMR(400MHz、DMSO)δ10.8(s、1H)、9.9(s、1H)、9.8(s、1H)、9.1(s、1H)、8.55(s、1H)、8.34(s、1H)、7.9−8.0(br s、1H)、7.82(d、1H)、7.76(d、1H)、7.52−7.66(m、2H)、7.42(t、1H)、7.26(d、1H)、6.50(m、1H)、4.16(s、2H)、2.86(s、6H)。C2423ClNSに対するMS(EI)m/z:527.1、529.0(MH)。
実施例93:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−モルホリノアセトアミド。C2830Sに対するMS(EI)m/z:579.1(MH)。
実施例94:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。C2423Sに対するMS(EI)m/z:494.0(MH)。
実施例97:2−アミノ−N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−4−メチルフェニル)−2−メチルプロパンアミド。C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:556.12(MH)。
実施例98:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。C2525ClNSに対するMS(EI)m/z:542.05(MH)。
実施例99:2−アミノ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。C2424Sに対するMS(EI)m/z:509.59(MH)。
実施例100
3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)安息香酸

[この文献は図面を表示できません]
【0295】
メタノール(20mL)および1,4−ジオキサン(20mL)中の、実施例115または実施例423のものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−シアノベンゼンスルホンアミド(6.02g、12.95mmol)の溶液に、室温の6.0N 水性水酸化ナトリウム(40mL)を添加した。該容液を、90℃で3.5時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、溶液のpHが0℃で2〜3の範囲になるまで、2.0N 塩酸を添加してゆっくりと中和した。溶液を酢酸エチル(300mL)で希釈した。有機層を塩化ナトリウム(50mL)飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下での濾過および濃縮により、3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}安息香酸(5.921g、94%)を得た。C2217 ClNSに対するMS(EI)m/z:485.0(MH)。
【0296】
以下の化合物は、実施例100で使用したものと類似した手順を使用して調製された。
実施例101:上記の通り進め、3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)安息香酸を調製した。C2320 Sに対するMS(EI)m/z:481.0(MH)。
実施例102:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−メチル−1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)ベンズアミド。C3135ClNSに対するMS(EI)m/z:623.06(MH)。
実施例103:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−メチル−1−オキソ−1−(ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)ベンズアミド。C3133ClNSに対するMS(EI)m/z:637.65(MH)。

実施例104
3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ベンズアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0297】
ジメチルホルムアミド(4mL)中の、実施例100と類似した手順を使用して調製された3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}安息香酸(0.20g、0.42mmol)の溶液に、室温の2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、0.32g、0.83mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(DIEA、0.13g、1.04mmol)を添加した。反応物を15分間撹拌してから、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(73mg、0.83mmol)を添加した。反応混合物を一晩撹拌させた。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(50mL)、飽和水性重炭酸ナトリウム(40mL)、1.0N 水性塩酸(30mL)、および飽和水性塩化ナトリウム(25mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、黄色固体として3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ベンズアミド(0.20g、87%)を得た。C2627ClNSに対するMS(EI)m/z:555.1(MH)。
【0298】
以下の化合物は、実施例104のものと類似した手順を使用して調製された。
実施例105:5−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−メトキシベンズアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.45(s、1H)、8.95(d、1H)、8.57(d、1H)、8.28(t、1H)、8.14(dd、1H)、7.46(dd、1H)、7.39(m、2H)、7.17(m、4H)、6.60(dd、1H)、3.89(s、3H)、3.82(s、3H)、3.38(m、2H)、2.43(m、2H)、2.21(s、6H)。C2729ClNSに対するMS(EI)m/z:585.3(MH)。
実施例106:5−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−フルオロベンズアミド。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ9.40(br s、1H)、9.16(s、1H)、8.73(m、1H)、8.67(d、1H)、8.36(dd、1H)、8.26(m、1H)、7.94(br s、1H)、7.66(m、1H)、7.59(t、1H)、7.43(m、3H)、6.71(dd、1H)、3.83(s、3H)、3.62(m、2H)、3.27(m、2H)、2.85(d、6H)。C2626ClFNSに対するMS(EI)m/z:573.1(MH)。
実施例107:3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンズアミド。C2730 Sに対するMS(EI)m/z:551.1(MH)。
実施例108:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチルベンズアミド。C2729ClNSに対するMS(EI)m/z:569.1(MH)。
実施例109:3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−メチルベンズアミド。C2832Sに対するMS(EI)m/z:565.1(MH)。
実施例110:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド。C2218ClNSに対するMS(EI)m/z:484.0(MH)。
実施例111:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−モルホリノエチル)ベンズアミド。C2829ClNSに対するMS(EI)m/z:597.0(MH)。
実施例112:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−メチルベンズアミド。C2320ClNSに対するMS(EI)m/z:498.0(MH)。
実施例113:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−モルホリノベンズアミド。C2625 ClNSに対するMS(EI)m/z:569.0(MH)。
実施例114
N−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル}ベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0299】
ジメチルホルムアミド(2.6mL)中の、実施例100で上述した通り調製された3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}安息香酸(0.25g、0.52mmol)の溶液に、室温の2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、0.25g、0.67mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(DIEA、0.11g、0.88mmol)を添加した。反応物を15分間撹拌してから、2−(ジメチルアミノ)アセトヒドラジド(78mg、0.67mmol)を添加した。反応混合物を一晩撹拌させた。反応物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(30mL)、飽和水性重炭酸ナトリウム(30mL)、1.0N 水性塩酸(20mL)、および飽和水性塩化ナトリウム(25mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、180mgの結合中間体を得、次いで100℃で4時間、オキシ塩化リン(5mL)中で加熱した。反応物を室温に冷却し、氷水(50mL)で処理し、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得、逆相HPLCにかけて、黄色固体としてN−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル}−ベンゼンスルホンアミド(16mg、5%)を得た。C2624ClNSに対するMS(EI)m/z:566.0(MH)。

実施例115
N−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)−キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0300】
N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。2,3−ジクロロキノキサリン(26.1g、131.1mmol)、m−ニトロベンゼンスルホンアミド(26.5g、131.1mmol)、および炭酸カリウム(18.1g、131.1)を、無水DMSO(500mL)に溶解した。反応物を150℃で2時間加熱した。反応混合物を水(400mL)に注ぎ、その後2M HCl(60mL)を添加した。生成物をEtOAc(3×500mL)で抽出した。有機層を混合し、水(2×500mL)および塩水(2×500mL)で洗浄した。次いで、生成物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。C14ClNSに対するMS(EI)m/z:364.94、366.97(MH
【0301】
N−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(700mg、1.92mmol)、3−メトキシ−5−ニトロアニリン(645mg、3.84mmol)、およびp−キシレン(7mL)を混合し、140℃に加熱し、その後130℃で16時間撹拌した。反応物を冷却させ、分液漏斗に入れ、DCMで希釈し、2MのHClおよび塩水で洗浄し、真空で濃縮した。得られた固体をEtOで洗浄し、N−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(400mg、42%)を得た。C2116Sに対するMS(EI)m/z:496.94(MH)。
【0302】
以下の化合物は、実施例115のものと類似した手順を使用して調製された。
実施例116:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−シアノベンゼンスルホンアミド。C2216 ClNSに対するMS(EI)m/z:465.9(MH)。
実施例117:3−シアノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2319Sに対するMS(EI)m/z:462.3(MH)。
実施例118:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド。C2219FNSに対するMS(EI)m/z:456.0(MH)。
実施例119:3−ブロモ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2219 BrNSに対するMS(EI)m/z:516.9(MH)。
実施例120:3−ブロモ−N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2219 BrNSに対するMS(EI)m/z:516.9(MH)。
実施例121:N−(3−(3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2118Sに対するMS(EI)m/z:407.0(MH)。
実施例122:N−(3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2117FNSに対するMS(EI)m/z:425.0(MH)。
実施例123:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:467.0(MH)。
実施例124:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:467.0(MH)。
実施例125:N−(3−(4−クロロ−3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2117ClNSに対するMS(EI)m/z:440.9(MH)。
実施例126:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)チオフェン−2−スルホンアミド。C2018に対するMS(EI)m/z:443.0(MH)。
実施例127:N−(3−(6−メトキシキノリン−8−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2418Sに対するMS(EI)m/z:502.95(MH)。
実施例128:3−ニトロ−N−(3−(ピリジン−4−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C1914Sに対するMS(EI)m/z:423.2(MH)。
実施例129:N−(3−(2−クロロピリジン−4−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C1913ClNSに対するMS(EI)m/z:456.93、458.90(MH)。
実施例130:N−(3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2017に対するMS(EI)m/z:484.03(MH)。
実施例131:N−(3−(4−ヒドロキシ−6−メトキシピリミジン−2−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C1915Sに対するMS(EI)m/z:469.97(MH)。
実施例132:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド。C2219FNSに対するMS(EI)m/z:455.3(MH)。
実施例133:N−(3−(2−ブロモ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2116BrNSに対するMS(EI)m/z:531.82、532.84(MH)。
実施例134:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:451.0(MH)。
実施例136:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:451.0(MH)。
実施例137:N−(3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2116FNSに対するMS(EI)m/z:470.0(MH)。
実施例138:4−ブロモ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2219BrNSに対するMS(EI)m/z:516.9、514.9(MH)。
実施例139:N−(3−(3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2117Sに対するMS(EI)m/z:451.93(MH)。
実施例140:N−(3−(2−クロロ−5−ヒドロキシ−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2014ClNSに対するMS(EI)m/z:472.15、474.13(MH)。
実施例141:3−アセチル−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2319ClNSに対するMS(EI)m/z:483.08(MH)。
実施例142:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2220Sに対するMS(EI)m/z:437.49(MH)。
実施例143:N−(3−(5−メトキシ−2−メチル−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2220Sに対するMS(EI)m/z:421.46(MH)。
実施例144:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2117ClNSに対するMS(EI)m/z:440.59(MH)。
実施例145:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2220Sに対するMS(EI)m/z:437.53(MH)。
実施例146:4−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2219ClNSに対するMS(EI)m/z:470.54(MH)。
実施例147:N−(3−(5−メトキシ−2−メチル−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2219Sに対するMS(EI)m/z:466.32(MH)。
実施例148:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。C2116ClNSに対するMS(EI)m/z:485.86(MH)。
実施例149:N−(3−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2219ClNSに対するMS(EI)m/z:470.99(MH)。

実施例150
N−(3−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0303】
50℃のジメチルホルムアミド(1.2mL)中の、実施例115で記載したものと類似した手順を使用して調製された3−シアノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(0.20g、0.44mmol)の撹拌溶液に、アジ化ナトリウム(0.11g、1.76mmol)および塩化アンモニウム(94mg、1.76mmol)を添加した。粗混合物を一晩100℃で加熱した。反応物を室温に冷却し、氷水(20mL)、その後濃塩酸(10mL)で処理した。得られた固体を減圧下で濾過し、ヘキサン(20mL)、ジエチルエーテル(20mL)、および酢酸エチル(5mL)で洗浄し、淡黄色固体としてN−(3−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(55mg、25%)を得た。C2320Sに対するMS(EI)m/z:505.0(MH)。
実施例151
N−(3−(2,6−ジクロロピリジン−4−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド。
【0304】
N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(1g)、2,6−ジクロロピリジン−4−アミン(760mg)、およびp−キシレン(10mL)の混合物を、一晩撹拌しながら135℃で加熱した。室温に冷却後、混合物をジクロロメタンに溶解し、2NのHCl(2回)および塩水で洗浄し、真空で濃縮し、N−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)アミノ]キノキサリン−2−イル}−3−ニトロベンゼンスルホンアミドの粗生成物を得た。この粗生成物の少量をHPLCで精製し、N−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)アミノ]キノキサリン−2−イル}−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。H NMR(400MHz、DMSO)δ9.71(s、1H)、8.90(s、1H)、8.50(d、2H)、8.8.41(d、1H)、8.30(s、2H)、7.88−7.78(m、27.65(d、1H)、7.47−7.37(m、2H)、C1912ClSに対するMS(EI)m/z:491.1、493.1(MH)。
実施例152
N−(3−(2−クロロ−6−メトキシピリジン−4−イルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
【0305】
例えば151のものと類似した手順を使用して調製されたN−{3−[(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)アミノ]キノキサリン−2−イル}−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(1.24g)の粗生成物に、無水DMSO(10mL)、次いでナトリウムメトキシド(273mg)を添加した。得られた混合物を100℃で3日間加熱した。混合物をEtOAcおよび水で希釈し、酢酸を添加してpHを約4に調整した。生成物をEtOAcで抽出した(3回)。混合した抽出物を塩水で洗浄し、粗生成物を得た。粗生成物の一部を分取HPLCで精製し、N−(3−{[2−クロロ−6−(メチルオキシ)ピリジン−4−イル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。1H NMR(400MHz、DMSO)δ9.44(s、1H)、8.90(s、1H)、8.50(d、1H)、8.42(d、1H)、7.88−7.84(m、2H)、7.77(s、1H)、7.74(s、1H)、7.64(d、1H)、7.45−7.38(m、2H)、3.82(s、3H)、C2015ClNSに対するMS(EI)m/z:496.94(MH)。
実施例153
2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−(2−(ジメチルアミノ)アセトアミド)−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0306】
3−アミノ−N−(3−(3−アミノ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。実施例115で上述した通り調製されたN−(3−(3−メトキシ−5−ニトロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(400mg、0.81mmol)を1:1 THF:EtOH(4mL)に溶解し、それにギ酸(938μl、2.42mmol)およびギ酸カリウム(203mg、2.42mmol)を添加した。系を窒素で洗い流し、次いで10重量%のPd/C(50mg)を添加した。次いで反応物を60℃に加熱した。LC−MSにより反応が完了したことが確定されると、冷却させて、溶解するためにDMFを添加した。次いでナイロンのフリットを通して溶液を濾過し、触媒を除去した。濾液を水で希釈し、pHを7に調整して、DCM(2回)およびEtOAc(2回)で抽出した。全ての有機層を混合し、蒸発乾固し、3−アミノ−N−(3−(3−アミノ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(330mg、93%)を得た。C2120Sに対するMS(EI)m/z:437.06.1(MH
【0307】
2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−(2−(ジメチルアミノ)−アセトアミド)−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−スルファモイル)フェニル)アセトアミド。3−アミノ−N−(3−(3−アミノ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(330mg、0.76mmol)、DMF(4mL)、N,N,−ジメチルグリシン(312mg、3.02mmol)、HATU(1.15g、3.02mmol)、および1.29(mL)(7.56mmol)のDIEA(1.29mL、7,56mmol)を混合し、90℃に加熱し、その後50℃で16時間にわたって加熱した。反応物を冷却させ、分液漏斗に入れ、水および水性LiClで希釈し、EtOAcで抽出した。次いで最終化合物を調製HPLCで精製し、2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−(2−(ジメチルアミノ)アセトアミド)−5−メトキシフェニルアミノ)−キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミドを得た。H NMR(400MHz、CDOD)δ8.45(t、1H)、7.93(t、1H)、7.85−7.88(m、1H)、7.70−7.74(m、1H)、7.65−7.68(m、1H)、7.58−7.62(m、1H)、7.58(t、1H)、7.34−7.42(m、3H)、7.0(t、1H)、4.05(d、2H)、3.8(s、3H)、2.9−3.0(d、12H)。C2934Sに対するMS(EI)m/z:607.2(MH)。
【0308】
以下の表題化合物は、実施例153のものと類似した手順を使用して調製された。
実施例154:N−(3−(2,5−ジメトキシフェニルアミノ)−7−メチルキノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:451.0(MH)。
実施例155aおよび実施例155b
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(メチルアミノ)ベンゼンスルホンアミドおよびN−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(ジメチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド。

[この文献は図面を表示できません]
【0309】
DMF(4.5mL)中の3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(414mg)の溶液に、ヨードメタン(114μL)を添加した。LC/MSによりモノメチル化およびジメチル化の両方の生成物の形成が検出されるまで、反応混合物を35〜50℃で加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、水、10%のLiCl(2回)、および塩水で洗浄した。真空で溶媒を除去後、粗混合物をフラッシュシリカカラムクロマトグラフィで精製し、ヘキサン中15%のEtOAcで溶出し、モノメチル化およびジメチル化生成物を得た。生成物A:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(メチルアミノ)−ベンゼンスルホンアミド(35mg)。H NMR(400MHz、DMSO)δ12.2(s、1H)、8.93(s、1H)、7.85(d、1H)、7.58(d、1H)、7.40−7.20(m、7H)、6.76(m、1H)、6.24(m、1H)、6.16(br s、1H)、3.77(s、6H)、2.71(s、3H)。C2323Sに対するMS(EI):466.05(MH+)。生成物B:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(ジメチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(33mg)。H NMR(400MHz、DMSO)δ1220(s、1H)、8.98(s、1H)、7.98(d、1H)、7.56(d、1H)、7.42−7.32(m、7H)、6.74(m、1H)、6.24(m、1H)、3.77(s、6H)、2.97(s、6H)。C2425Sに対するMS(EI):480.04(MH+)。
実施例156
N−(3−{[(2−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−b]ピラジン−3−イル)アミノ]スルホニル}フェニル)−N−2−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−2−メチルグリシンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0310】
例えば15に記載したものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−{[3,5−(ジメトキシ)フェニル]アミノ}−キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(126mg、0.28mmol)のTHF懸濁液(1.3mL)に、0.143mLの2MのNaCO水溶液を添加した。この黄色懸濁液に、33μL(0.42mmol)の塩化クロロアセチルを滴下添加した。反応混合物は数分後に透明になり、23℃で1時間撹拌させた。反応物に、180μL(1.4mmol)のN,N’,N’トリメチルエチレンジアミンを含有するDMSO(1mL)溶液を添加した。次いで反応物を60℃に温め、18時間撹拌した。生成物を分取RP−HPLC(NHOAc/ACN)勾配で単離し、適した画分をプールして凍結乾燥し、酢酸塩として黄色固体を得た(59mg、51%)。H−NMR(400MHz、CDCL):δ10.1(br s、1H)、8.37(br s、2H)、8.18(d、1H)、7.97(d、1H)、7.60(br d、1H)、7.27(s、2H)、7.20(br s、3H)、6.15(s、1H)、3.82(m、2H)、3.65(s、6H)、3.20(br m、2H)、2.82(br s、8H)、2.42(s、3H)、2.02(s、3H)。C2834Sに対するMS(EI)m/z:595.84(MH)。
【0311】
以下の表題化合物は、実施例156のものと類似した手順を使用して調製された。
実施例157:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)(メチル)アミノ)アセトアミド。C3037Sに対するMS(EI)m/z:608.1(MH)。
実施例158:2−(1,4’−ビピペリジン1’−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。C3441Sに対するMS(EI)m/z:660.1(MH)。
実施例159:tert−ブチル2−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート。C3338Sに対するMS(EI)m/z:663.1(MH)。
実施例160:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)ベンズアミド。C2729 ClNSに対するMS(EI)m/z:569.0(MH)。
実施例161:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−ウレイドベンゼンスルホンアミド。C2322Sに対するMS(EI)m/z:495.40(MH)。
実施例162:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(5−メトキシ−2−メチルフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。C2628Sに対するMS(EI)m/z:521.69(MH)。
実施例163:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)アセトアミド。C2933Sに対するMS(EI)m/z:592.61(MH)。
実施例164:2−アセトアミド−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。C2626Sに対するMS(EI)m/z:550.59(MH)。
実施例165:tert−ブチル2−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニルアミノ)−2−オキソエチルカルバメート。C2932Sに対するMS(EI)m/z:609.32(MH)。
実施例166
N−(2−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0312】
(Asier, et al J. Org Chem 2005, 70(7), 2878、およびLeeson, et al J. Med.Chem 1991, 34, 1243のものと類似した手順を使用して調製された)N−(2−クロロピリド[2,3−b]ピラジン−3−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(1g、2.7mmol)のキシレン懸濁液(15mL)に、420mg(2.7mmol)の3,5ジメトキシアニリンを添加した。反応物を1時間還流後、反応物を冷却し、濾過により沈殿物を回収し、真空下で乾燥させ、主要な成分をN−(2−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドと(既知の化学反応性によってわりあてられた)とする約6:1の異性体混合物として830mgの生成物を得た。分析HPLC、保持時間=3.3分(14%)、3.05分(86%)、(条件:Phenomenex Gemini C18 50×4.6カラム、勾配5%〜95%のMeCN/HO、0.1%のTFAの存在下、3.5ml/分の流速で5分間実行、λ=254nm)。H−NMR(400MHz、DMSO−d6):主要な異性体 デルタ9.14(br s、1H)、8.69(dd、1H)、8.60(dd、1H)、8.33(dt、2H)、7.77(t、1H)、7.49(dd、1H)、7.37(d、2H)、7.05(s、1H)、6.26(t、1H)、3.77(s、6H)、C2118Sに対するMS(EI)m/z:483.08(MH)。
実施例167
3−アミノ−N−(2−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミド。
【0313】
(実施例166のものと類似した手順を使用して調製された)N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)−ピリド[3,2−b]ピラジン−2−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(190mg、0.21mmol)の1:1 THF/EtOH懸濁液(1mL)に、47μL(1.26mmol)のギ酸に加えて、99mg(1.17mmol)のギ酸カリウムおよび50mgの10%の木炭上パラジウムを添加した。反応物を1時間還流し、セライトを通して熱濾過し(少量のDMFで洗浄)、30mLの水で希釈した後、5%のNaHCOでpHを5.5に調整し、生成物を140mg(80%)の白色粉末の沈殿物として単離した。分析HPLC、保持時間=2.6分(90%)、3.05分(10%)、100%純粋(条件:YMC C18 5×4.6カラム、勾配10%〜90%のMeCN/HO、0.1%のTFAの存在下、1ml/分の流速で9分実行、λ=254nm)。H−NMR(400MHz、CDCL):δ8.48(br s、1H)、8.34(dd、1H)、7.92(dd、1H)、7.41(dd、1H)、7.15(m、3H)、7.13(d、2H)、6.86(dd、1H)、6. 28(t、1H)、3.83(s、6H)、C2120Sに対するMS(EI)m/z:453.03(MH)。
実施例168
3−アミノ−N−(3−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
(実施例166で使用したものと類似した手順を使用して調製された)3−ニトロ−N−(3−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(100mg、0.21mmol)の1:1 THF/EtOH懸濁液(1mL)に、46μL(0.63mmol)のギ酸に加えて、100mg(0.63mmol)のギ酸カリウムおよび100mgの10%の木炭上パラジウムを添加した。反応物を1時間還流し、セライトを通して熱濾過し、濃縮した後、生成物を調製RP−HPLC(NHOAc/ACN)勾配で単離した。適した画分をプールして凍結乾燥し、黄色固体の生成物を得た(3.2mg、4%)。H−NMR(400MHz、CDCl):?δ8.62(d、1H)、8.52(s、1H)、7.62(d、1H)、7.3(m、4H)、7.18(d、2H)、6.88(d、1H)、6.27(t、1H)、3.96(br s、2H)、3.83(s、6H)。C2120Sに対するMS(EI)m/z:453.22(MH)。
実施例169
N−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)−3−(1−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}エチル)ベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
実施例115のものと類似した手順を使用して調製された3−アセチル−N−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(150mg、0.31mmol)、および51μL(0.37mmol)のN,N−ジメチルエチレンジアミンのジクロロエタン溶液(0.6mL)に、19μLの酢酸、次いで132mg(0.62mmol)のシアノ水素化ホウ素ナトリウムを添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で18時間還流した。濃縮後(真空で)、生成物を分取RP−HPLC(0.1%のTFA/ACN)勾配で単離し、その後適した画分を凍結乾燥し、黄色固体を得た(189mg、90%)。H−NMR(400MHz、d−MeOD):δ8.74(s、1H)、8.18(s、1H)、8.12(d、1H)、7.71(m、3H)、7.48(m、4H)、7.28(d、1H)、6.63(d、1H)、4.38(q、1H)、3.80(s、3H)、3.30(m、3H)、3.12(m、1H)、2.84(s、3H)、1.60(d、3H)。C2731ClNSに対するMS(EI)m/z:555.56(MH)。
実施例170
N,N−{[(3−{[(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}−4−メチルフェニル)アミノ](ジメチルアミノ)メチリデン}−N−メチルメタンアミニウム
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
実施例115で記載したものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−{[2−クロロ−5−(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)2−メチルベンゼンスルホンアミド(200mg、0.40mmol)のジメチルホルムアミド溶液(1mL)に、312μL(1.8mmol)のDIEAおよび122mg(0.6mmol)のHATUを添加した。60℃で18時間撹拌後、生成物をヘキサン/酢酸エチルの1:1混合物から沈殿させ、濾過し、乾燥し、60mg(26%)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.26(b rs、1H)、8.96(br s、1H)、7.80(s、1H)、7.51(br s、1H)、7.45(d、1H)、7.18(brm, 4H)、6.91(br s、1H)、6.60(br d、1H)、3.82(s、3H)、3.36(s、3H)、2.85(s、6H)、2.58(s、3H)。C2731ClNに対するMS(EI)m/z:569.32(MH)。
実施例171
2−ブロモ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
50mLの丸底フラスコに、2−ブロモ酢酸(1.87g、13.5mmol)、N,N−ジイソプロピルカルボジイミド(860mg、6.8mmol)、および10mLのDCMを添加した。この混合物に、実施例168のものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(2.03g、4.5mmol)を添加した。反応物を一晩室温で撹拌した。LCMSにより、出発アニリンの完全な消費が確認された。溶媒を蒸発させて、粗生成物(2−ブロモ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド)を得た。さらに精製せずに次のステップで直接これを使用した。
基本アルキル化手順1

[この文献は図面を表示できません]
【0318】
2ドラムのバイアルの中に、2mLのアセトニトリルと共に、実施例171のものと類似した手順を使用して調製された2−ブロモ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド(86mg、0.15mmol)を入れた。8当量(1.2mmol)の所望のアミン、アニリン、ヒドラジン、またはアルコキシアミンを添加し、次いでヒューニッヒ塩基(41μL、0.25mmol)を添加した。次いで、反応物を50℃で1時間(アニリン試薬については一晩)撹拌した。分取逆相HPLCを使用して、粗反応混合物から所望の生成物を直接単離した。WatersのFractionlynx分取逆相HPLC―Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行―を使用して精製を行った。
以下の表題化合物は、基本ライブラリアルキル化手順1に従って調製された。
実施例172:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチルアミノ)アセトアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):8.81(s、1H)、8.23(t、1H)、7.75(d、1H)、7.66(d、1H)、7.41−7.38(m、1H)、7.35(m、1H)、7.32(d、2H)、7.29−7.27(m、1H)、7.14−7.11(m、2H)、6.14(t、1H)、3.80(s、1H)、3.78(s、6H)、2.58(s、3H)、1.91(s、2H)、MS(EI)m/z C2526S:523.6(MH)。
実施例173:2−(シクロプロピルメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.58(s、1H)、8.81(s、1H)、8.20(t、1H)、7.76(d、1H)、7.67(d、1H)、7.42−7.36(m、2H)、7.32(d、2H)、7.27(s、1H)、7.14−7.12(m、2H)、6.15(t、1H)、3.93(s、2H)、3.78(s、6H)、2.89(s、1H)、2.88(s、1H)、1.05−1.00(m、1H)、0.59(d、1H)、0.57(d、1H)、0.35(d、1H)、0.34(d、1H)、MS(EI)m/z C2830S:563.6(MH)。
実施例174:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−ヒドロキシ−プロピルアミノ)アセトアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.49ppm(s、1H)、8.81ppm(s、1H)、8.23ppm(t、1H)、8.13ppm(s、1H)、7.76ppm(d、1H)、7.765−7.763(dd、1H)、7.41−7.37ppm(m、2H)、7.33−7.32ppm(d、1H)、7.30−7.28ppm(m、1H)、7.16−7.09ppm(m、2H)、6.55ppm(s、1H)、6.14ppm(t、1H)、5.49ppm(d、2H)、5.25ppm(s、1H)、3.85ppm(s、1H)、3.78ppm(s、6H)3.67−3.59ppm(m、1H)、3.00−2.89ppm(dd、1H)、2.79−2.76ppm(m、1H)、1.10ppm(d、1H)、1.01−0.99ppm(d、1H)、MS(EI)m/z C2730S:566.6(MH)。
実施例175:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−フルオロベンジルアミノ)アセトアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.42ppm(s、1H)、8.82ppm(s、1H)、8.23ppm(s、1H)、8.14ppm(s、1H)、7.75ppm(d、1H)、7.65ppm(d、1H)、7.49−7.32ppm(m、6H)、7.25−7.20ppm(m、1H)、7.14−7.12ppm(m、2H)、6.55ppm(s、1H)、6.15ppm(t、1H)、4.14ppm(s、2H)、3.78ppm(s、6H)、3.74ppm(s、2H)、MS(EI)m/z C3129FNS:616.7(MH)。
実施例176:2−(ベンジルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:599(MH)。
実施例177:2−(ジエチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:565(MH)。
実施例178:2−(4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3433ClS:722(MH)。
実施例179:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,2−ジメチルヒドラジニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2629S:552(MH)。
実施例180:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(p−トリルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:599(MH)。
実施例181:2−(ベンジルオキシアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:615(MH)。
実施例182:2−(2−クロロフェニルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027ClNS:619(MH)。
実施例183:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(イソプロピルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2730S:551(MH)。
実施例184:2−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3339S:646(MH)。
実施例185:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−プロピルピペリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3238S:619(MH)。
実施例186:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(イソブトキシアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:581(MH)。
実施例187:2−(3−tert−ブチルフェニルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3436S:641(MH)。
実施例188:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フェニルプロパン−2−イルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3334S:627(MH)。
実施例189:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027FNS:619(MH)。
実施例190:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−(メチルチオ)ベンジルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C32322:645(MH)。
実施例191:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(5−フルオロ−2−メチルベンジルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3231FNS:631(MH)。
実施例192:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フェニルピロリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3434S:639(MH)。
実施例193:2−(2−ベンジルピロリジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3536S:653(MH)。
実施例194:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フェニルモルホリノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3434S:655(MH)。
実施例195:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−(ピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3435S:654(MH)。
実施例196:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(o−トリルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:599(MH)。
実施例197:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,4−ジメチルベンジルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3334S:627(MH)。
実施例198:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチル(ピリジン−3−イルメチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3131S:614(MH)。
実施例199:2−(3−クロロ−4−メチルベンジルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3231ClNS:647(MH)。
実施例200:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−((2−(ジメチルアミノ)−エチル)(メチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2935S:594(MH)。
実施例201:2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3033S:620(MH)。
実施例202:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(メチル(1−メチルピロリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3035S:606(MH)。
実施例203:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3035S:606(MH)。
実施例204:2−(4−アリルピペラジン−1−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3135S:618(MH)。
実施例205:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)アセトアミド MS(EI)m/z C3137S:620(MH)。
実施例206:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3035S:606(MH)。
実施例207:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2933S:592(MH)。
実施例208:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−オキソピペリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2930S:591(MH)。
実施例209:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:581(MH)。
実施例210:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−メチルベンジルオキシアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:629(MH)。
実施例211:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メトキシベンジルオキシアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:645(MH)。
実施例212:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(プロピルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2730S:551(MH)。
実施例213:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチル(メチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2730S:551(MH)。
実施例214:2−(アリル(メチル)アミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2830S:563(MH)。
実施例215:2−(tert−ブチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:565(MH)。
実施例216:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(イソブチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:565(MH)。
実施例217:2−(ブチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:565(MH)。
実施例218:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(イソプロピル(メチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:565(MH)。
実施例219:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−ホルミルピペラジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2931S:606(MH)。
実施例220:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−エチルピペラジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3035S:606(MH)。
実施例221:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−ホルミル−1,4−ジアゼパン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3033S:620(MH)。
実施例222:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2832S:581(MH)。
実施例223:(S)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2830S:579(MH)。
実施例224:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,6−ジメチルモルホリノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3034S:607(MH)。
実施例225:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メチルベンジルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:613(MH)。
実施例226:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メトキシ−エチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2730S:567(MH)。
実施例227:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(チアゾリジン−3−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2728:581(MH)。
実施例228:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3034S:607(MH)。
実施例229:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フェニルプロピルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3334S:627(MH)。
実施例230:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2934S:579(MH)。
実施例231:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(フェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3028S:585(MH)。
実施例232:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−プロピルフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3334S:627(MH)。
実施例233:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−イソプロピルフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3334S:627(MH)。
実施例234:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メチルフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3129FNS:617(MH)。
実施例235:2−(4−クロロフェニルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027ClNS:619(MH)。
実施例236:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メトキシフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:615(MH)。
実施例237:2−(3−クロロフェニルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027ClNS:619(MH)。
実施例238:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,3−ジメチルフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:613(MH)。
実施例239:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フルオロフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027FNS:603(MH)。
実施例240:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−フルオロフェニルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3027FNS:603(MH)。
実施例241:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(チオフェン−2−イルメチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2928:605(MH)。
実施例242:2−(シクロヘキシル(エチル)アミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3238S:619(MH)。
実施例243:2−((シクロプロピルメチル)(プロピル)アミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3136S:605(MH)。
実施例244:2−(アリル(シクロペンチル)アミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3236S:617(MH)。
実施例245:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチル(イソプロピル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2934S:579(MH)。
実施例246:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(エチル(フェニル)アミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:613(MH)。
実施例247:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メチルピロリジン−1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2932S:577(MH)。
実施例248:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メチルピペリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3034S:591(MH)。
実施例249:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピリジン−2−イルメチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3029S:600(MH)。
実施例250:2−(ベンジル(メチル)アミノ)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:613(MH)。
実施例251:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(1−フェニルエチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3232S:613(MH)。
実施例252:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−メチルピペリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3034S:591(MH)。
実施例253:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−メチルピペリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3034S:591(MH)。
実施例254:2−(3,4−ジヒドロイソキノリン2(1H)−イル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3332S:625(MH)。
実施例255:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2,6−ジメチルピペリジン1−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3136S:605(MH)。
実施例256:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−ヒドロキシベンジルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3130S:615(MH)。
基本ライブラリアシル化手順1
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
2ドラムのバイアルの中に、実施例15で記載したものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(54mg、0.12mmol)、DMA(2mL)、および所望のカルボン酸(0.17mmol)を添加した。DIEA(70μL、0.4mmol)、次いでHATU(53mg,0.14mmol)をバイアルに添加し、反応混合物を50℃で一晩撹拌した。分取逆相HPLCを使用して、粗反応混合物から所望の生成物を直接単離した。WatersのFractionlynx分取逆相HPLCA(Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行)を使用して精製を行った。
【0320】
以下の表題化合物は、基本ライブラリアシル化手順1に従って調製された。
実施例257:N−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)モルホリン−4−カルボキサミド。C2625ClNSに対するMS(EI)m/z:567(MH)。
実施例258:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。C2628Sに対するMS(EI)m/z:535.1(MH)。
実施例259:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロピオンアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):12.37(s,1H)、10.20(s、1H)、8.88(s、1H)、8.37(s、1H)、7.93(s、1H)、7.77(t、2H)、7.59(t、1H)、7.51(t、1H)、7.41−7.34(m、4H)、6.24(t、1H)、3.76(s、6H)、2.36−2.31(dd、2H)、1.10(s、1H)、1.08(s、1H)、1.06(s、1H)、MS(EI)m/z C2525S:508.6(MH)。
実施例260:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピリダジン−4−カルボキサミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):11.01(s、1H)、9.66(dd、1H)、9.52(dd、1H)、8.90(s、1H)、8.55(s、1H)、8.13(dd、1H)、7.99(d、1H)、7.93(d、1H)、7.65−7.58(m、2H)、7.42−7.35(m、4H)、6.24(t、1H)、3.75(s、6H)、MS(EI)m/z C2723S:558.6(MH)。
実施例261:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルニコチンアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.78ppm(s、1H)、8.90ppm(s、1H)、8.58−8.57ppm(dd、2H)、7.90−7.86(m、4H)、7.60−7.56ppm(m、2H)、7.42−7.34(m、5H)、6.23ppm(t、1H)、3.74ppm(s、6H)、2.57ppm(s、3H)、MS(EI)m/z C2926S:570.6(MH)。
実施例262:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(o−トリルオキシ)アセトアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):12.37ppm(s、1H)、10.41ppm(s、1H)、8.90ppm(s、1H)、8.41ppm(s、1H)、7.93ppm(s、1H)、7.90−7.8(m、2H)、7.59−7.53ppm(m、2H)、7.42−7.33ppm(m、4H)、7.17−7.12ppm(m、2H)、6.89−6.85ppm(m、2H)、6.24ppm(t、1H)、4.74ppm(s、2H)、3.76ppm(s、6H)、2.33ppm(s、2H)、MS(EI)m/z C3129S:599.7(MH)。
実施例263:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メトキシ−4−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例264:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メトキシ−4−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C2824S:557(MH)。
実施例265:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チアゾール−4−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2622:563(MH)。
実施例266:2−ブロモ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チオフェン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2722BrN:640(MH)。
実施例267:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピバルアミド。MS(EI)m/z C2729S:536(MH)。
実施例268:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ペント−4−エンアミド。MS(EI)m/z C2727S:534(MH)。
実施例269:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2925S:556(MH)。
実施例270:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ブチルアミド。MS(EI)m/z C2627S:522(MH)。
実施例271:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メトキシアセトアミド。MS(EI)m/z C2525S:524(MH)。
実施例272:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)シクロブタンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2727S:534(MH)。
実施例273:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルシクロプロパンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2727S:534(MH)。
実施例274:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2727S:534(MH)。
実施例275:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メチルブタンアミド。MS(EI)m/z C2729S:536(MH)。
実施例276:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−エトキシアセトアミド。MS(EI)m/z C2627S:538(MH)。
実施例277:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メトキシプロパンアミド。MS(EI)m/z C2627S:538(MH)。
実施例278:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド。MS(EI)m/z C2423S:510(MH)。
実施例279:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)イソブチルアミド。MS(EI)m/z C2627S:522(MH)。
実施例280:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−ヒドロキシシクロプロパンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2625S:536(MH)。
実施例281:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)フラン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723S:546(MH)。
実施例282:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)テトラヒドロフラン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2727S:550(MH)。
実施例283:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2727S:550(MH)。
実施例284:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)フラン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723S:546(MH)。
実施例285:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)イソニコチンアミド。MS(EI)m/z C2824S:557(MH)。
実施例286:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2724S:545(MH)。
実施例287:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピラジン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723S:558(MH)。
実施例288:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2826S:559(MH)。
実施例289:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−5−メチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2724S:561(MH)。
実施例290:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チオフェン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723:562(MH)。
実施例291:(S)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−メチルピロリジン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2830S:563(MH)。
実施例292:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3027S:570(MH)。
実施例293:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フェニルアセトアミド。MS(EI)m/z C3027S:570(MH)。
実施例294:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メチルピコリンアミド。MS(EI)m/z C2926S:571(MH)。
実施例295:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピリジン−3−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2926S:571(MH)。
実施例296:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−6−ヒドロキシピコリンアミド。MS(EI)m/z C2824S:573(MH)。
実施例297:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フルオロベンズアミド MS(EI)m/z C2924FNS:574(MH)。
実施例298:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−フルオロベンズアミド。MS(EI)m/z C2924FNS:574(MH)。
実施例299:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−フルオロベンズアミド。MS(EI)m/z C2924FNS:574(MH)。
実施例300:2−シクロヘキシル−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3033S:576(MH)。
実施例301:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−オキソシクロペンチル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2929S:576(MH)。
実施例302:4−シクロプロピルN−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−オキソブタンアミド。MS(EI)m/z C2929S:576(MH)。
実施例303:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−オキソシクロヘキサンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2929S:576(MH)。
実施例304:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)プロパンアミド。MS(EI)m/z C3028S:585(MH)。
実施例305:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3027S:586(MH)。
実施例306:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3027S:586(MH)。
実施例307:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フェノキシアセトアミド。MS(EI)m/z C3027S:586(MH)。
実施例308:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3027S:586(MH)。
実施例309:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−フルオロフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例310:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−フルオロフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例311:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−フルオロフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例312:2−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2924ClNS:590(MH)。
実施例313:4−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2924ClNS:590(MH)。
実施例314:3−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2924ClNS:590(MH)。
実施例315:(1R,2R)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フェニルシクロプロパンカルボキサミド。MS(EI)m/z C3229S:596(MH)。
実施例316:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−フェニルシクロプロパンカルボキサミド。MS(EI)m/z C3229S:596(MH)。
実施例317:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(1H−イミダゾール−4−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2725S:560(MH)。
実施例318:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−メトキシ−2−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例319:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−フルオロフェノキシ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:604(MH)。
実施例320:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−5−フルオロ−2−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:604(MH)。
実施例321:2−(4−クロロフェニル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026ClNS:604(MH)。
実施例322:2−(2−クロロフェニル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026ClNS:604(MH)。
実施例323:2−(3−クロロフェニル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3026ClNS:604(MH)。
実施例324:1−アセチル−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3032S:605(MH)。
実施例325:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2926S:571(MH)。
実施例326:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2926S:571(MH)。
実施例327:2,4−ジクロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2923ClS:624(MH)。
実施例328:3,4−ジクロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2923ClS:624(MH)。
実施例329:2,5−ジクロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2923ClS:624(MH)。
実施例330:3,5−ジクロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2923ClS:624(MH)。
実施例331:2,3−ジクロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2923ClS:624(MH)。
実施例332:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ペンタンアミド。MS(EI)m/z C2729S:536(MH)。
実施例333:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルブタンアミド。MS(EI)m/z C2729S:536(MH)。
実施例334:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1H−イミダゾール−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2623S:546(MH)。
実施例335:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2623S:546(MH)。
実施例336:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)イソオキサゾール−5−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2622S:547(MH)。
実施例337:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド。MS(EI)m/z C2831S:550(MH)。
実施例338:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メチルペンタンアミド。MS(EI)m/z C2831S:550(MH)。
実施例339:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2,2−ジメチルブタンアミド。MS(EI)m/z C2831S:550(MH)。
実施例340:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−メチルペンタンアミド。MS(EI)m/z C2831S:550(MH)。
実施例341:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ピリミジン−5−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723S:558(MH)。
実施例342:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−メチルフラン−2−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2825S:560(MH)。
実施例343:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)チオフェン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2723:562(MH)。
実施例344:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−オキソシクロペンタンカルボキサミド。MS(EI)m/z C2827S:562(MH)。
実施例345:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メトキシエトキシ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2729S:568(MH)。
実施例346:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3027S:570(MH)。
実施例347:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−メチルイソオキサゾール−4−イル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2826S:575(MH)。
実施例348:3−シクロペンチル−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)プロパンアミド。MS(EI)m/z C3033S:576(MH)。
実施例349:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−o−トリルアセトアミド。MS(EI)m/z C3129S:584(MH)。
実施例350:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メトキシニコチンアミド。MS(EI)m/z C2926S:587(MH)。
実施例351:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−フルオロ−3−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例352:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−フルオロ−2−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例353:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−フルオロ−4−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例354:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フルオロ−5−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例355:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−5−フルオロ−2−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:588(MH)。
実施例356:6−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ニコチンアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:591(MH)。
実施例357:2−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ニコチンアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:591(MH)。
実施例358:2−クロロ−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)イソニコチンアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:591(MH)。
実施例359:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−4−(ジメチルアミノ)ベンズアミド。MS(EI)m/z C3130S:599(MH)。
実施例360:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(ジメチルアミノ)ベンズアミド。MS(EI)m/z C3130S:599(MH)。
実施例361:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3025S:600(MH)。
実施例362:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(m−トリルオキシ)アセトアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例363:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(4−メトキシフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例364:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(2−メトキシフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例365:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(3−メトキシフェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例366:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−メトキシ−4−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C3129S:600(MH)。
実施例367:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−フルオロ−4−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:604(MH)。
実施例368:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−フルオロ−6−メトキシベンズアミド。MS(EI)m/z C3026FNS:604(MH)。
実施例369:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパンアミド。MS(EI)m/z C3231S:614(MH)。
実施例370:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロパンアミド。MS(EI)m/z C3231S:614(MH)。
実施例371:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−3−(3−メトキシフェニル)プロパンアミド。MS(EI)m/z C3231S:614(MH)。
実施例372
N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。

[この文献は図面を表示できません]
【0321】
20mLのバイアルの中に、実施例15で記載したものと類似した手順を使用して調製された3−アミノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(0.24mmol、1当量)、DMA(5mL)、および1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(0.336mmol、1.4当量)を添加した。ヒューニッヒ塩基(0.792mmol、3.3当量)およびHATU(0.288mmol、1.2当量)をバイアルに添加し、その後反応混合物を室温で一晩撹拌した。LCMSによって反応の完了が示された。ロータリー蒸発によって溶媒を除去した。さらに精製せずに粗混合物を次に進めた。残渣を5mLの酢酸エチル中に懸濁し、氷浴で冷やした。ジオキサン中の4N HClの溶液(3mL、5当量)を撹拌しながら添加した。次いで反応混合物を室温で一晩撹拌した。固形物を濾過により回収し、酢酸エチルで洗浄し、その後分取逆相HPLC(酢酸アンモニウム/ACN)でさらに精製した。WatersのFractionlynx調製用逆相HPLCA(Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行)を使用して精製を行った。N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドを得た(26mg、20%)。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.26(s、1H)、8.81(s、1H)、8.25(t、1H)、8.14(s、1H)、7.74(d、1H)、7.69(d、1H)、7.41−7.39(m、1H)、7.36(d、1H)、7.32(d、2H)、7.30−7.28(dd、1H)、7.14−7.11(m、2H)、6.14(t、1H)、4.09(d、4H)、3.78(s、6H)、MS(EI)m/z C2626S:535.6(MH)。
実施例373
N−(3−(4−フルオロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド

[この文献は図面を表示できません]
【0322】
2,3−ジクロロキノキサリン(3.5g、18mmol)、85mLのジメチルスルホキシド、ベンゼン−スルホンアミド(2.8g、18mmol)、および炭酸セシウム(5.8g、18mmol)でフラスコを充填した。反応混合物をN雰囲気下、150℃で15時間撹拌し、その後分液漏斗に移し、100mLの水を添加した。次いで濃HClを添加して反応混合物をpH<2に酸性化した。その後90mLの酢酸エチルで水層を3回洗浄した。次いで酢酸エチル層を150mLの水で2回、100mLの塩水で3回洗浄し、その後硫酸ナトリウムで乾燥させた。酢酸エチルをロータリーエバポレータ上で除去した。乾燥させた粗生成物に酢酸エチルおよびジクロロメタンを添加することによりスラリを形成し、濾過してN−(3−クロロキノキサリン−2−イル)−ベンゼンスルホンアミドを得、さらに精製することなく使用した。MS(EI)m/z C1410ClNS:319.9(MH)。
【0323】
CEMのマイクロ波反応容器を、上記ステップで記載したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−クロロキノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(52mg、0.16mmol)、4−フルオロアニリン(36mg、0.32mmol)、および0.8mLのジメチルアセトアミドで充填した。容器を密閉し、CEMのDiscoverマイクロ波装置の中で、マイクロ波放射下、120℃で25分間反応混合物を加熱した。メタノール(1mL)を反応混合物に添加し、20分後、生成物を溶液から沈殿させた。濾過によりN−(3−(4−フルオロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(39mg、62%)を得た。H−NMR(400MHz、d−DMSO):δ12.30(s、1H)、9.11(s、1H)、8.16−8.10(d、2H)、8.02−7.90(m、3H)、7.68−7.58(m、3H)、7.55−7.51(m、1H)、7.41−7.32 (m、2H)、7.25−7.16(m、2H)、MS(EI)m/z C2015FNS:395.0(MH)。
実施例374
N−(3−(N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド

[この文献は図面を表示できません]

スキームA
【0324】
3−アミノベンゼン−スルホンアミド(3.3g、19mmol)、および20mLの1:1 アセトン:HOでフラスコを充填した。アミノベンゼン−スルホンアミドが溶解するまで、溶液を室温で撹拌した。次いでフラスコを氷浴で冷却し、ジメチルアミノ−塩化アセチルHCl(4.6g、29mmol)を添加した。得られたスラリに、15分間かけて重炭酸ナトリウム(4.8g、57mmol)を添加した。30分後、反応物を氷浴から除去し、室温で15時間撹拌させた。次いで反応混合物を濾過し、メタノールおよびアセトニトリルで洗浄した。濾液をロータリーエバポレータ上で乾燥させ、2−(ジメチルアミノ)−N−(3−スルファモイル−フェニル)アセトアミドを得、これをさらに精製せずに次のステップに供した。MS(EI)m/z C1015S:258.0(MH)。
スキームB
【0325】
ジクロロキノキサリン(1.0g、5.8mmol)、10mLのジメチルアセトアミド、2−(ジメチルアミノ)−N−(3−スルファモイルフェニル)アセトアミド(0.70g、2.7mmol)、および炭酸セシウム(1.8g、5.5mmol)でフラスコを充填した。反応混合物を3時間140℃で撹拌し、その後濾過した。ロータリーエバポレータ上で濾液から溶媒を蒸発させ、(N−(3−(N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド)を得、これをさらに精製せずに次のステップに供した。MS(EI)m/z C1818ClNS:420.0(MH)。
基本アミノ化手順1a
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
CEMのマイクロ波反応容器を、実施例374で記載したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(30mg、0.071mmol)、所望のアニリン(16mg、0.14mmol、2当量)、および0.5mLのジメチルアセトアミドで充填した。容器を密閉し、CEMのDiscoverマイクロ波装置の中で、マイクロ波放射下、140℃で70分間反応混合物を加熱した。次いでロータリー蒸発によって溶媒を除去した。最終生成物の精製は、所望の生成物への25mMの水性NHOAc/ACNの溶離液を用いて、調製用逆相HPLCによって達成された。
【0327】
以下の化合物は、上記基本アミノ化手順1aに従って調製された。
実施例375:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(3−フルオロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。H−NMR(400MHz、CDCl):9.40ppm(s、1H)、8.43ppm(s、1H)、8.22ppm(s、1H)、8.07−8.02ppm(d、1H)、7.97−7.93ppm(d、1H)、7.76−7.71(m、2H)、7.53−7.48ppm(t、1H)、7.45−7.36ppm(m、4H)、7.35−7.28ppm(m、2H)、6.84−6.77ppm(t、1H)、3.10ppm(s、2H)、2.38ppm(s、6H)、MS(EI)m/z C2423FNS:495(MH)。
実施例376:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(4−フルオロフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2423FNS:495(MH)。
実施例377:N−(3−(N−(3−(4−クロロ−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2423ClNS:511(MH)。
基本アミノ化手順1b

[この文献は図面を表示できません]
【0328】
CEMのマイクロ波反応容器を、実施例374のものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(N−(3−クロロキノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(62mg、0.147mmol)、所望のアニリン(0.567mmol、4当量)、および1.0mLのトルエンで充填した。容器を密閉し、CEMのDiscoverマイクロ波装置の中で、マイクロ波放射下、180℃で60分間反応混合物を加熱した。溶媒をロータリーエバポレータ上で除去した。最終生成物の精製は、溶離液としてNHOAc/CANを用いた分取HPLCにより行われ、所望の生成物を得た。
【0329】
以下の化合物は、上記基本アミノ化手順1bに従って調製された。
実施例378:N−(3−(N−(3−(3−クロロ−フェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド。MS(EI)m/z C2423ClNS:511(MH)。
実施例379:2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。2−(ジメチルアミノ)−N−(3−(N−(3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)。H−NMR(400MHz、CDCl):δ9.47(s、1H)、8.36(s、1H)、8.29(s、1H)、7.91−7.87(d、1H)、7.80−7.73(m、2H)、7.66−7.63(d、1H)、7.53−7.47(t、1H)、7.43−7.30(m、4H)、7.10−7.04(t、1H)、6.55−5.95(br s、1H)、3.96(s、3H)、3.12(s、2H)、2.39(s、6H)、2.08(s,3H(Ac0H)、MS(EI)m/z C2525FNS:525(MH)。
実施例380
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−イソプロポキシベンゼンスルホンアミド
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−イソプロポキシ−ベンゼンスルホンアミド。2,3−ジクロロキノキサリン(2.0mL、0.38M)の溶液を、ガラス製バイアル中でKCO(105mg、0.76mmol)と混合した。4−イソプロポキシベンゼン−スルホンアミド(1.75mL、0.43M)の溶液を添加し、その溶液を一晩125℃で撹拌した。冷却後、酢酸(45mL、0.79mmol)および3,5−ジメトキシアニリン(230mg、1.5mmol)を添加した。反応混合物を、再び125℃で一晩撹拌した。冷却すると、反応混合物を8mLのメタノール、次いで8mLの水で希釈した。沈殿物を濾過により回収し、N,N−ジメチルアセトアミド/水から再結晶化し、N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−イソプロポキシ−ベンゼンスルホンアミド(45mg、12%)を得た。H−NMR(400MHz、d−DMSO):12.16(bs, 1H)、8.93(s、1H)、8.03(d、2H)、7.92(bs, 1H)、7.56(d、1H)、7.36(m、4H)、7.07(d、2H)、6.24(s、1H)、4.72(m、1H)、3.76(s、6H)、1.27(d、6H)、MS(EI)m/z C2526S:495(MH)。
実施例381〜411は、上記実施例423の通り進めて合成された。生成物が沈殿しなかった場合、逆相HPLCによって混合物を精製した。
実施例381:3−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):12.31(bs、1H)、8.96(s、1H)、8.18(s、1H)、7.98(d、1H)、7.92(bs、1H)、7.58(d、2H)、7.43−7.33(m、4H)、6.24(t、1H)、3.76(s、6H)、2.39(s、3H)、MS(EI)m/z C2321ClNS:485(MH)。
実施例382:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ナフタレン−1−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2622S:487(MH)。
実施例383:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2219FNS:455(MH)。
実施例384:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2219FNS:455(MH)。
実施例385:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2319S:505(MH)。
実施例386:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2319S:505(MH)。
実施例387:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2319S:521(MH)。
実施例388:N−(4−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アセトアミド。MS(EI)m/z C2423S:494(MH)。
実施例389:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2321FNS:469(MH)。
実施例390:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2−メチルベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2322S:451(MH)。
実施例391:2−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2219ClNS:471(MH)。
実施例392:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2218S:473(MH)。
実施例393:3,5−ジクロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2218ClS:505(MH)。
実施例394:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−フルオロ−4−メチルベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2321FNS:469(MH)。
実施例395:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2319S:505(MH)。
実施例396:4−シアノ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2319S:462(MH)。
実施例397:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−1−フェニルメタンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2322S:451(MH)。
実施例398:4,5−ジクロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)チオフェン−2−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2016Cl:511(MH)。
実施例399:1−(3−クロロフェニル)−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)メタンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2321ClNS:485(MH)。
実施例400:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2,5−ジメチルチオフェン−3−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2222:471(MH)。
実施例401:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2418S:573(MH)。
実施例402:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2318S:523(MH)。
実施例403:5−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2121ClNS:489(MH)。
実施例404:5−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2−メトキシベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2321ClNS:501(MH)。
実施例405:5−ブロモ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2−メトキシベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2321BrNS:545(MH)。
実施例406:2,5−ジクロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)チオフェン−3−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2016Cl:511(MH)。
実施例407:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド。MS(EI)m/z C2121S:456(MH)。
実施例408:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−2,5−ジメトキシベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2424S:497(MH)。
実施例409:3−クロロ−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2218ClFNS:489(MH)。
実施例410:4−(ジフルオロメトキシ)−N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2320S:503(MH)。
実施例411:N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2322:515(MH)。
基本アシル化手順2
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
実施例372で記載したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド(125mg、0.23mmol)を、10mLの丸底フラスコ中の5mLのDCEに溶解した。次いで撹拌しながらDIEA(1.17mmol、5.0当量)を、その後酸塩化物(0.47mmol、2.0当量)を添加した。次いで反応物を室温で1時間、またはLCMSによって完了が示されるまで撹拌した。その後、減圧下、ロータリーエバポレータ上で溶媒を除去した。次いで、粗物質を再びメタノールに溶解した。最終生成物の精製は、25mMの水性NHOAc/CANの溶離液を用いて、分取逆相HPLCにより達成された。WatersのFractionlynx調製用逆相HPLCA―Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行―を使用して精製を行った。
【0332】
以下の化合物は、基本アシル化手順2に従って調製された。
実施例412:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−プロピオニルアゼチジン−3−カルボキサミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):12.40(s、1H)、10.45(s、1H)、8.88(s、1H)、8.40(s、1H)、7.93(s、1H)、7.82(d、1H)、7.77(d、1H)、7.60−7.45(m、2H)、7.41−7.30(m、4H)、6.24(s、1H)、4.26(t、1H)、4.22−4.17(m、1H)、3.99(t、1H)、3.95−3.89(m、1H)、3.76(s、6H)、3.59−3.45(m、1H)、2.05(dd、2H)、0.95(t、3H)、MS(EI)m/z C2930S:591(MH)。
実施例413:1−アセチル−N−(3−{[(3−{[3,5−ビス(メトキシ)フェニル]アミノ}キノキサリン−2−イル)アミノ]スルホニル}フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C2828S:577(MH)。
実施例414:1−(シクロプロパンカルボニル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3030S:603(MH)。
基本還元的アミノ化手順1

[この文献は図面を表示できません]
【0333】
3mLのDCEおよび200μLのDMF中の、実施例372で記載したものと類似した手順を使用して調製されたN−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド(110mg、0.19mmol)の溶液に、ゆっくりとアルデヒド(0.77mmol、4.0当量)を、次いでテトラメチルアンモニウムトリアセトキシボロヒドリド(1.16mmol、6.0当量)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。LC/MSが反応の完了を示した。その後、減圧下、ロータリーエバポレータ上で溶媒を除去した。次いで、粗物質を再びメタノールに溶解した。最終生成物の精製は、25mMの水性NHOAc/CANの溶離液を用いて、分取逆相HPLCにより達成された。WatersのFractionlynx分取逆相HPLCA―Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行―を使用して精製を行った。
【0334】
以下の表題化合物は、基本還元的アミノ化手順1に従って調製された。
実施例415:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−エチルアゼチジン−3−カルボキサミド。H−NMR(400MHz、d−DMSO):10.29(s、1H)、8.82(s、1H)、8.25(t、1H)、7.75−7.68(m、2H)、7.43−7.38(m、1H)、7.375−7.340(m、1H)、7.338−7.310(d、2H)、7.305−7.262(m、1H)、7.15−7.08(m、2H)、6.56(s、1H)、6.15(t、1H)、4.15−4.08(m、2H)、4.06−3.95(m、2H)、3.78(s、6H)、3.65−3.56(m、1H)、3.12−3.04(m、2H)、1.03(t、3H)、MS(EI)m/z C2830S:563(MH)。
実施例416:1−(シクロプロピルメチル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3032S:589(MH)。
実施例417:1−ベンジル−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3332S:625(MH)。
実施例418:N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)−1−(フラン−2−イルメチル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3130S:615(MH)。
実施例419:1−((1H−イミダゾール−5−イル)メチル)−N−(3−(N−(3−(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)フェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド。MS(EI)m/z C3030S:615(MH)。
基本アミド形成手順1a
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
1ドラムの小型バイアルに、例えば100で記載した手順を使用して調製された3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)−キノキサリン−2−イル)スルファモイル)安息香酸(61mg、0.13mmol、1.1当量)を添加した。該酸をDMA(1mL)に溶解し、次いでDIEA(42μL、0.24mmol、2当量)を溶液に添加した。撹拌しながらアミン試薬(1mLのDMA中0.12Mの溶液)、次いでHATU(64mg、0.17mMol、1.4当量)を溶液に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。LCMS分析が完了を示すと、2mLのメタノールを溶液に添加した。分取逆相HPLCを使用して、所望の生成物を単離した。WatersのFractionlynx分取逆相HPLC―Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行―を使用して精製を行った。
【0336】
以下の化合物は、基本アミド形成手順1に従って調製された。
実施例420:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ベンズアミド。3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ベンズアミド:H NMR(400MHz、d−DMSO):9.44(s、1H)、8.94(s、1H)、8.79(t、1H)、8.54(s、1H)、8.24(d、1H)、7.87(d、1H)、7.48(m、3H)、7.33(d、1H)、7.18(m、2H)、6.60(dd、1H)、3.82(1H)、3.04(m、3H)、2.51(m、5H)、1.91(s、1H)、1.86(m、3H)、C2729ClNSに対するMS(EI)m/z:569(MH)。
実施例421:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ベンズアミド。3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ベンズアミド:H NMR(400MHz、d−DMSO):9.43(s、1H)、9.23(d、1H)、8.94(d、1H)、8.58(s、1H)、8.29(d、1H)、7.89(d、1H)、7.56(t、1H)、7.47(d、1H)、7.44(d、1H)、7.33(d、1H)、7.18(m、2H)、6.60(dd、1H)、4.81(m、1H)、4.33(m、2H)、4.19(m、2H)、3.82(s、1H)、2.51(s、3H)、C2625ClNSに対するMS(EI)m/z:553(MH)。
実施例422:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:575(MH)。
実施例423:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2826ClNS:592(MH)。
実施例424:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(2,2−ジメチルヒドラジンカルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2423ClNS:527(MH)。
実施例425:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−メトキシエチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2524ClNS:542(MH)。
実施例426:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2727ClNS:567(MH)。
実施例427:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2829ClNS:581(MH)。
実施例428:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2925ClNS:589(MH)。
実施例429:N−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル)−3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2724ClNS:578(MH)。
実施例430:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−1−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2727ClNS:567(MH)。
実施例431:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2422ClNS:528(MH)。
実施例432:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−エトキシプロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2728ClNS:570(MH)。
実施例433:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2931ClNS:595(MH)。
実施例434:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ジエチルアミノ)プロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2933ClNS:597(MH)。
実施例435:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(2−オキソピロリジン1−イル)プロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2929ClNS:609(MH)。
実施例436:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:575(MH)。
実施例437:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−シアノエチル)−N−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C2623ClNS:551(MH)。
実施例438:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−シアノエチル)−N−エチルベンズアミド。MS(EI)m/z C2725ClNS:565(MH)。
実施例439:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(エチルチオ)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2626ClN:572(MH)。
実施例440:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−プロポキシプロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2830ClNS:584(MH)。
実施例441:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(5−(ジエチルアミノ)ペンタン−2−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C3137ClNS:625(MH)。
実施例442:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−メトキシプロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2626ClNS:556(MH)。
実施例443:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−モルホリノプロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2931ClNS:611(MH)。
実施例444:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピリジン−3−イルメチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2823ClNS:575(MH)。
実施例445:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−シアノエチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2521ClNS:537(MH)。
実施例446:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2626ClNS:556(MH)。
実施例447:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(メチルチオ)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2524ClN:558(MH)。
実施例448:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−N−メチルベンズアミド。MS(EI)m/z C2831ClNS:583(MH)。
実施例449:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−イソプロポキシプロピル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2830ClNS:584(MH)。
実施例450:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N−エチルベンズアミド。MS(EI)m/z C2831ClNS:583(MH)。
実施例451:N−(3−ブトキシプロピル)−3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2932ClNS:598(MH)。
実施例452:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ジエチルアミノ)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2831ClNS:583(MH)。
実施例453:メチル3−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド)プロパノエート。MS(EI)m/z C2624ClNS:570(MH)。
実施例454:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−メチル−N−プロピルベンズアミド。MS(EI)m/z C2626ClNS:540(MH)。
実施例455:エチル 3−(3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド)プロパノエート。MS(EI)m/z C2726ClNS:584(MH)。
実施例456:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2931ClNS:595(MH)。
実施例457:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−((1−エチルピロリジン−2−イル)メチル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2931ClNS:595(MH)。
実施例458:N−(2−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)エチル)−3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2831ClNS:615(MH)。
実施例459:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(3−(ジエチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C3033ClNS:609(MH)。
実施例460:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−メチル−N−(1−メチルピロリジン−3−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2829ClNS:581(MH)。
実施例461:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2829ClNS:581(MH)。
実施例462:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(2−メチル−1−モルホリノプロパン−2−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C3033ClNS:625(MH)。
実施例463:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1H−ピロール−1−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2621ClNS:549(MH)。
実施例464:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(3−オキソピラゾリジン−4−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2522ClNS:568(MH)。
実施例465:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(2−((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C3033ClNS:609(MH)。
実施例466:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(2−(ピペリジン−1−イルメチル)ピペリジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C3337ClNS:649(MH)。
実施例467:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−エチルピペリジン3−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2931ClNS:595(MH)。
基本アミド形成手順1b
【0337】
基本アミド形成手順1aで概説した手順を使用して、tert−ブチルカルバメートとして保護された第2アミン基を含有する多数のアミンを導入した(すなわち、NHR’R"内のR’は、Boc保護アミン基を含有した)。Boc保護前駆体のHPLC精製後、脱保護を行った。
【0338】
1ドラムの小型バイアルに、3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)安息香酸(61mg、0.13mmol、1.1当量)を添加した。該酸を1mLのDMAに溶解し、次いでDIEA(42Μl、0.24mmol、2当量)を溶液に添加した。撹拌しながらモノBoc保護ジアミン試薬(1mLのDMA中0.12Mの溶液、1当量)を、次いでHATU(64mg、0.17mmol、1.4当量)を溶液に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。LCMS分析が完了を示すと、2mLのメタノールを溶液に添加した。調製用逆相HPLCを使用して、この粗反応液から所望の生成物を直接単離した。WatersのFractionlynx調製用逆相HPLC―Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行―を使用して精製を行った。生成物の画分を混合し、減圧下、ロータリー蒸発によって濃縮乾燥させた。ジオキサン中4NのHClの溶液(2mL)を添加した。次いで、出発物質が検出されなくなるまで、室温で溶液を撹拌した。脱保護した生成物をHCL塩として溶液から沈殿させ、濾過により回収し、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥させた。
【0339】
以下の化合物は、上記基本アミド形成手順1bに従って調製された。
実施例468:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−3−イル)ベンズアミド。3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−3−イル)ベンズアミド:H NMR(400MHz、d−DMSO):12.82(s、1H)、9.12(s、1H)、9.04(s、1H)、8.85(d、1H)、8.65(s、1H)、8.55(s、1H)、8.18(m、1H)、7.98(s、1H)、7.69(m、2H)、7.43(m、2H)、6.69(dd、1H)、4.21(s、1H)、3.83(s、3H)、3.69(m、1H)、3.48(m、1H)、3.18(s、1H)、2.84(q、2H)、1.91(s、2H)、C2727ClNSに対するMS(EI)m/z:567(MH)。
実施例469:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−2−イルメチル)ベンズアミド。3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−2−イルメチル)ベンズアミド:NMR(400MHz、d−DMSO):12.78(s、1H)、9.16(s、1H)、9.09(s、1H)、8.79(s、1H)、8.59(d、2H)、8.22(t、2H)、7.99(s、1H)、7.74(t、1H)、7.66(s、1H)、7.42(m、2H)、6.69(dd、1H)、3.82(s、3H)、3.69(dd、1H)、3.57(m、1H)、3.50(m、3H)、3.22(s、2H)、2.82(d、1H)、1.68(m、5H)、C2829ClNSに対するMS(EI)m/z:581(MH)。
実施例470:3−(3−アミノピロリジン−1−カルボニル)−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2625ClNS:553(MH)。
実施例471:3−(3−アミノアゼチジン−1−カルボニル)−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2523ClNS:539(MH)。
実施例472:3−(3−アミノピペリジン−1−カルボニル)−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2727ClNS:567(MH)。
実施例473:3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピロリジン−3−イル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2625ClNS:553(MH)。
実施例474:N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)−3−(3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−カルボニル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2727ClNS:567(MH)。
実施例475:N−(2−アミノエチル)−3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)ベンズアミド。MS(EI)m/z C2423ClNS:527(MH)。
実施例476:3−(4−アミノ−3−オキソピラゾリジン−1−カルボニル)−N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド。MS(EI)m/z C2522ClNS:568(MH)。
実施例477
3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−((1−メチルピペリジン2−イル)メチル)ベンズアミド
【0340】
例えば514に記載のものと類似した手順を使用して調製された3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(ピペリジン−2−イルメチル)ベンズアミド(299mg、0.51mmol、1当量)を、2.3mLのDMAに溶解した。撹拌しながらギ酸(388μL、10.28mmol、20当量)を溶液に添加し、次いでホルムアルデヒド(508μLの37%水溶液)を添加した。次いで、反応物を室温で一晩撹拌した。LCMSによる反応混合物の一定分量の分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応物をメタノール(2mL)で希釈した。分取逆相HPLCを使用して、粗反応混合物から所望の生成物を直接単離した。WatersのFractionlynx分取逆相HPLCA(Waters SunFire Prep C18、OCD 5μM、30×70mmカラムを備え、水/アセトニトリル中25mMの酢酸アンモニウムの二成分溶媒系を用いて5〜100%の勾配で実行)を使用して精製を行った。H NMR(400MHz、d−DMSO):9.44(s、1H)、8.94(s、1H)、8.79(t、1H)、8.57(s、1H)、8.27(d、1H)、7.90(d、1H)7.54(t、1H)、7.46(d、1H)、 7.39(d、1H)、7.33(d、1H)、7.18(m、2H)、6.60(dd、1H)、3.82(s、3H)、3.59(m、2H)、3.00(s、1H)、2.90(s、3H)、1.62(m、7H)、C2931ClNSに対するMS(EI)m/z:595(MH)。
実施例478
3−(N−(3−(2−クロロ−5−メトキシフェニルアミノ)キノキサリン−2−イル)スルファモイル)−N−(1−メチルピペリジン3−イル)ベンズアミド
【0341】
表題化合物は、実施例522で使用したものと類似した手順を使用して調製された。H NMR(400MHz、d−DMSO):9.43(s、1H)、8.93(s、1H)、8.59(s、1H)、8.24(d、1H)、7.87(d、1H)、7.47(m、2H)、7.40(d、1H)、7.33(d、1H)、7.19(m、2H)、6.60(dd、1H)、4.21(s、1H)、3.82(s、1H)、2.76(s、1H)、2.50(m、7H)、1.91(m、2H)、1.63(m、2H)、C2829ClNSに対するMS(EI)m/z:581(MH)。
生物学的実施例
生物学的実施例1
PI3Kアルファルシフェラーゼ結合化学発光アッセイプロトコル
【0342】
ルシフェラーゼ−ルシフェリン結合化学発光を使用して、キナーゼ反応の後に消費されるATPの割合(%)として、PI3Kα活性を測定する。384ウェルの白色培地結合マイクロタイタープレート(Greiner)で反応を行った。緩衝液中で、20μLの容積で試験化合物、ATP、基質(PIP2)、およびキナーゼを混合することによって、キナーゼ反応を開始した。標準的なPI3Kアルファアッセイ緩衝液は、50mMのトリス、pH7.5、1mMのEGTA、10mMのMgCl、1mMのDTT、および0.03% CHAPSから成る。酵素、ATP、および基質に対する標準的なアッセイ濃度は、それぞれ0.5〜1.1nM、1μM、および7.5μMである。反応混合物を周囲温度で約2時間インキュベートした。キナーゼ反応の後に、ルシフェラーゼ−ルシフェリン混合物(Promega Kinase−Glo)の10μLのアリコートを添加し、Victor2プレートリーダ(Perkin Elmer)を使用して、化学発光シグナルを測定した。全ATP消費は40〜60%に制限され、対照化合物のIC50値は、参考文献とよく相関している。
【0343】
本発明の一部の化合物は、本アッセイでの試験時、PI3Kと結合する能力を示した。以下の実施形態は、化合物自体、ならびに治療方法におけるそれらの使用を対象とする。例えば、本発明の一実施形態では、PI3K阻害剤は、約8μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約4μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約3μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約2μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約1.5μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約1μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.750μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.5μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.3μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.2μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.1μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.075μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。別の実施形態では、PI3K阻害剤は、約0.050μM以下のPI3K結合親和性を有する、表1の化合物から選択される。
生物学的実施例2
ホスホAKTアッセイ
【0344】
PC−3細胞を、150,000個の細胞/ウェルで6ウェルプレート上で播種した。細胞を3日間培養し、次いで、無血清培地中の化合物で3時間処理した。EGF(100ng/ml)を最後の10分間添加した。細胞をTENN緩衝剤に溶解した。ホスホT308 Aktおよび全AktをBiosourceアッセイプロトコルに従って実施したELISAによって定量化した。ホスホAktの測定値を全Akt測定値に対して正規化した。
生物学的実施例3
ホスホS6アッセイ
【0345】
PC−3細胞を8,000個の細胞/ウェルで96ウェルプレート上で播種した。各実験に対して、細胞を播種し、ホスホS6 CellELISAに対して1つのプレート、および全S6 CellELISAに対して1つのプレートの二重プレートで処理した。細胞をプレート上で3日間培養し、次いで、無血清培地中の化合物で3時間、三重に処理した。細胞を4% ホルムアルデヒドで固定し、0.6% Hで反応停止し、5% BSAで遮断し、ホスホS6抗体または全S6抗体のいずれかで一晩インキュベートし、ヤギ抗ウサギIgG−HRPで一時間インキュベートし、化学発光基質中で増殖させた。
生物学的実施例4
PIPアッセイ
【0346】
10cmディッシュ内で増殖されたMCF−7 細胞をDMEM中で3時間飢餓状態にし、次いで、化合物で20分間処理した。化合物でのインキュベーションの最後の2分で、EGF(100ng/ml)を添加し、PIP3の生成を刺激した。培地を吸引し、細胞を10%のトリクロロ酢酸で擦り取った。細胞溶解物を遠心分離した後に、脂質をペレットから抽出した。細胞脂質抽出におけるPIP3を、Grp1−PHをPIP3特異的プローブとして使用するAlphaScreen[PerkinElmerの登録商標]アッセイで定量化した。細胞PIP3の量をジC PI(3,4,5)P3の標準曲線から計算した。
生物学的実施例5〜10
生体内モデル
【0347】
化合物Aは、式Iの化合物である。化合物Bは、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
【0348】
5〜8週齢で約20〜25gの体重の雌および雄胸腺欠損ヌードマウス(NCr)を以下のモデルに使用した。研究の開始前に、動物を最低48時間にわたって環境順化させた。これらの研究中、動物に餌および水を随意に提供し、70〜75°Fおよび60%の湿度に調整された部屋に収容した。12時間明および12時間暗のサイクルを自動タイマで維持した。全ての動物を化合物誘導性死または腫瘍関連死に対して毎日検査した。
【0349】
PC−3ヒト前立腺腺癌細胞を、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、20%のウシ胎仔血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加したDMEM(Mediatech)中、生体外で培養した。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、0.1mLの氷冷ハンクス平衡塩溶液中の3×10細胞(継代13、生存率:99%)を、5〜8週齢の雄ヌードマウスの膝へと皮下に埋め込んだ。トランスポンダを各マウスに確認のために埋め込み、動物を臨床症状および生存に対して毎日観察した。体重を毎日記録した。単剤としての化合物A、ならびにタキソールと組み合わせた化合物A、およびラパマイシンと組み合わせた化合物Aで実験を行った。他の抗癌剤と組み合わせた化合物Aでの治療の望ましさを評価するために、このモデルを使用することができる。
【0350】
U−87MGヒト膠芽腫細胞を、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、10%のウシ胎仔血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加したDMEM(Mediatech)中、生体外で培養した。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、0.1mLの氷冷ハンクス平衡塩溶液中の2×10細胞(継代5、生存率:96%)を、5〜8週齢の雌ヌードマウスの膝へと皮下に埋め込んだ。トランスポンダを各マウスに確認のために埋め込み、動物を臨床症状および生存に対して毎日観察した。体重を毎日記録した。単剤としての化合物Aで実験を行い、その結果は含まれていない。他の抗癌剤と組み合わせた化合物Aでの治療の望ましさを評価するために、このモデルを使用することができる。
【0351】
A549ヒト肺癌細胞を、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、10%のウシ胎仔血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加したDMEM(Mediatech)中、生体外で培養した。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、0.1mLの氷冷ハンクス平衡塩溶液中の10×10細胞(継代12、生存率:99%)を、5〜8週齢の雌ヌードマウスの膝へと皮下に埋め込んだ。トランスポンダを各マウスに確認のために埋め込み、動物を臨床症状および生存に対して毎日観察した。体重を毎日記録した。単剤としての化合物A、ならびに化合物Bと組み合わせた化合物Aで実験を行った。他の抗癌剤と組み合わせた化合物Aでの治療の望ましさを評価するために、このモデルを使用することができる。
【0352】
継代数6未満のMDA−MB−468ヒト乳腺腺癌細胞を維持し、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、10%のウシ胎仔血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加した、L−グルタミンを含有するダルベッコ変法イーグル培地(DMEM、Mediatech)中、対数増殖で繁殖させた。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、50%の冷たいハンクス平衡塩溶液/50%のマトリゲル(マウス1匹当たり100μLの全体積)中の10×10細胞(継代10、生存率:98%)を、雌ヌードマウスの乳腺脂肪体へと皮下に埋め込んだ。単剤としての化合物A、ならびにエルロチニブと組み合わせた化合物Aで実験を行った。他の抗癌剤と組み合わせた化合物Aでの治療の望ましさを評価するために、このモデルを使用することができる。
【0353】
Calu−6ヒト肺未分化癌細胞を、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、10%のウシ胎仔血清(Hyclone)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加したDMEM(Mediatech)中、生体外で培養した。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、0.1mLの氷冷ハンクス平衡塩溶液中の5×10細胞(継代数8、生存率:96%)を、5〜8週齢の雌胸腺欠損ヌードマウスの膝へと皮下に埋め込んだ。トランスポンダを各マウスに確認のために埋め込み、動物を臨床症状および生存に対して毎日観察した。体重を毎日記録した。単剤としての化合物A、ならびにカルボプラチンと組み合わせた化合物Aで実験を行った。他の抗癌剤と組み合わせた化合物Aでの治療の望ましさを評価するために、このモデルを使用することができる。
【0354】
MCF7ヒト乳腺腺癌細胞を、加湿5%CO雰囲気下、37℃で、10%のウシ胎仔血清(Cellgro)、ペニシリン−ストレプトマイシン、および非必須アミノ酸を添加したDMEM(Cellgro)中、生体外で培養した。0日目、細胞をトリプシン処理によって採取し、50%の増殖因子低減マトリゲル(研究1に対してR&D Systems、および研究2に対してBecton Dickinson)と、50%の冷たいハンクス平衡塩溶液から成る、100μLの溶液中の5×10細胞(研究1に対して継代数10、生存率:95.4%、研究2に対して継代数9、生存率:90%)を、雌ヌードマウスの膝へと皮下に埋め込んだ。
【0355】
皮下または皮内腫瘍に対して、対照群および治療群それぞれの各動物の平均腫瘍重量を、研究中週2回決定した。以下の式を使用して、カリパスで垂直直径を測定することによって、腫瘍重量(TW)を決定した。
腫瘍重量(mg)=[腫瘍体積=長さ(mm)×幅(mm)]/2
これらのデータを記録し、腫瘍重量対移植後日数の線グラフで表示し、腫瘍増殖率の表示として図で示した。腫瘍増殖の阻害率(TGI)は、以下の式によって決定される。
[この文献は図面を表示できません]
式中、 X=0日目の群の全ての腫瘍の平均TWであり、
=f日目の治療群のTWであり、
=f日目の媒体対照群のTWである。
腫瘍がそれらの開始サイズ以下に退縮する場合、腫瘍退縮率は、以下の式で決定される。

[この文献は図面を表示できません]
腫瘍サイズを各腫瘍に対して個々に計算し、各実験群に対する平均±標準誤差値を得た。2テールのスチューデントt−検定を使用して、統計的有意性を決定した(有意性はP<0.05として定義される)。
生物学的実施例11〜16
【0356】
化合物Aは、式Iの化合物であり、クラスIのPI3−キナーゼの阻害剤である。化合物Bは、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである。
前立腺癌異種移植モデル−タキソールと組み合わせた式Iの化合物
【0357】
前立腺癌腫瘍モデルにおいて、化合物Aを単独で、およびタキソールと組み合わせて試験した。PC−3は、PTENにおけるホモ接合性欠失突然変異を有する、ヒト前立腺癌細胞株であり、PI3K経路の構成的活性化をもたらす。単回投与薬力学的実験において、化合物Aの経口投与は、マウス内で異所的に増殖したPC−3腫瘍中のAKT、p70S6K、およびS6のリン酸化に用量依存的な減少をもたらす。化合物Aの反復投与はまた、これらの腫瘍の増殖を阻害するが、退縮は誘導しない。
【0358】
100mg/kgで1日1回または300mg/kgで各週(biw)の化合物Aの経口投与は、マイスにおいて実質的な腫瘍増殖阻害をもたらした。図1を参照されたい。週2回静脈内投与された7.5mg/kgのタキソールで、比較され得る腫瘍増殖阻害が達成された。化合物A単独で腫瘍増殖が実質的に阻害された一方で、タキソールと化合物Aのいずれの用量の組み合わせも、いずれの薬剤単独よりも優れており、腫瘍の有意な退縮を誘導した。体重減少および投与省略は、全ての群において最小であり、併用群において悪化しておらず、組み合わせが良好な耐容性を示したことを示す。これらの結果は、構成的に活性化されたPI3Kシグナル伝達を有する腫瘍における、タキソールと組み合わせた式Iの化合物の使用を支持する。
前立腺癌異種移植モデル−ラパマイシンと組み合わせた式Iの化合物
【0359】
前立腺癌腫瘍モデル(PC−3細胞株)において、化合物Aを単独で、およびラパマイシンと組み合わせて試験した。100mg/kgで1日1回の化合物Aの経口投与は、相当な腫瘍増殖阻害をもたらした。図2を参照されたい。毎日腹腔内投与された5mg/kgのラパマイシンで、同程度の腫瘍増殖阻害が達成された。化合物A単独で腫瘍増殖が実質的に阻害された一方で、化合物Aとラパマイシンとの組み合わせは、いずれの薬剤単独よりも優れており、腫瘍の大幅な退縮を誘導した。体重減少および投与省略は、各薬剤単独で最小であったが、体重減少は、投与省略を必要とする併用群において悪化した。投与省略にもかかわらず腫瘍退縮が認められたという事実は、間欠投与スケジュールの使用が、有効性を維持し、耐容性を高める可能性を示唆する。これらの結果は、構成的に活性化されたPI3Kシグナル伝達を有する腫瘍における、ラパマイシンと組み合わせた式Iの化合物の使用を支持する。
非小細胞肺癌 異種移植モデル−カルボプラチンと組み合わせた式Iの化合物
【0360】
NSCLC腫瘍モデルにおいて、化合物Aを単剤として、およびカルボプラチンとの組み合わせの両方で試験した。
【0361】
Calu−6は、K−Ras(Q61K)におけるヘテロ接合活性化突然変異を有する、ヒトNSCLC細胞株である。Calu−6腫瘍を有するマウスへの、100mg/kgで1日1回または300mg/kgで4日に1回(q4d)の化合物Aの経口投与は、相当な腫瘍増殖阻害をもたらした。図3を参照されたい。両方の投与スケジュールが、腫瘍増殖の同様の阻害をもたらした。大幅な腫瘍増殖阻害は、4日に1回静脈内投与された50mg/kgのカルボプラチンでも認められたが、化合物Aとほど顕著ではなかった。化合物A単独で相当腫瘍増殖が阻害されたが、2つの薬剤の組み合わせは、いずれの薬剤単独よりも優れており、ほぼ完全な腫瘍増殖の阻害をもたらした。体重減少および投与省略は、全ての群において最小であり、併用群において悪化しておらず、組み合わせが良好な耐容性を示したことを示す。これらの結果は、単剤として、およびK−Rasにおける活性化突然変異を有する腫瘍においてプラチンと組み合わせての双方において、式Iの化合物の使用を支持した。
非小細胞肺癌異種移植モデル−化合物Bと組み合わせた式Iの化合物
【0362】
化合物Aを、単剤として、および化合物Bと組み合わせての両方で試験した。549ヒト非小細胞肺癌細胞株は、LKB1をコードする遺伝子におけるホモ接合性停止変異、およびK−Rasにおける活性化G12S突然変異を有し、PI3KおよびmTORの両方の活性化を促進する。A549細胞はまた、野生型EGFRを発現する。
【0363】
EGFRの阻害剤である化合物Bを、単剤として、30mg/kgで毎日1回経口投与し、30mg/kgで1日1回または100mg/kgで隔日のいずれかで、化合物Aを経口投与した。併用療法は、30mg/kgまたは100mg/kgでの、化合物Bと化合物Aとから成った。併用群における各薬剤の投与は、6時間隔てた。18日間の化合物Bの単剤投与は、80%の大幅な腫瘍増殖阻害をもたらした。図4aを参照されたい。100mg/kgで隔日の化合物Aでは96%の大幅な腫瘍増殖阻害が認められたが、30mg/kgで1日1回の化合物Aは、より低いがなお大幅な76%のTGIに至った。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、30mg/kgで1日1回の化合物Aまたは100mg/kgで隔日の化合物Aとの組み合わせは、それぞれ15%おおび39%の退縮と関連した大幅な有効性をもたらし、これは、いずれの単剤の単独治療よりも大幅に高かった。
【0364】
単剤として、30mg/kgで1日1回投与された化合物Bは、体重減少は1.5〜6.9%で、投与省略はなく、概して良好な耐容性を示した。30mg/kgで1日1回投与された化合物Aの投与は、研究の始めに化合物関連ではない投与省略が4回あり、良好な耐容性を示した。100mg/kgで隔日投与された化合物Aもまた、研究の始めに化合物関連ではない投与省略が1回で、良好な耐容性を示した。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、30mg/kgで1日1回の化合物Aとの組み合わせは、体重減少が1〜8%で、投与省略が2回であり、かなり良好な耐容性を示した}。しかしながら、30mg/kgで1日1回の化合物Bと、100mg/kgで隔日の化合物Aとの組み合わせは、2〜11%の体重減少、最初の10日の内13回の投与省略と関連したが、研究の終わりの体重の、媒体治療対照群との有意な差はなかった。化合物Bおよび化合物Aの単剤投与は、最小の投与省略であり、良好な耐容性を示した。組み合わせて投与されると、主に100mg/kgで隔日の群において、投与省略を必要としたわずかな体重減少が認められた。
乳癌異種移植モデル−化合物Bと組み合わせた式Iの化合物
【0365】
乳腺腫瘍モデルにおいて、化合物Aを単剤として、およびEGFR阻害剤である化合物Bとの組み合わせの両方で試験した。MCF7ヒト乳癌細胞株は、PI3K(PI3KCA/E545K)におけるヘテロ接合活性化突然変異を有し、野生型EGFRを発現する。
【0366】
化合物Bを30mg/kgで毎日1回(qd)経口投与し、化合物Aを30mg/kgで毎日1回または100mg/kgで隔日(q2d)投与した。併用療法は、30mg/kgで1日1回または100mg/kgで隔日での、化合物Aおよび化合物Bから成った。14日間の30mg/kgで1日1回の化合物Bの単剤投与は、38%〜61%の腫瘍増殖阻害をもたらした。図4b−1および4b−2を参照されたい。100mg/kgで隔日の化合物Aでは83%〜91%の大幅な腫瘍増殖阻害が認められたが、30mg/kgで1日1回の化合物Aは、より低いがなお大幅な57%のTGIに至った。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、100mg/kgで隔日の化合物Aとの組み合わせは、16〜22%の退縮を伴う有意な有効性をもたらし、これは、いずれの単剤の単独治療よりも有意に高かった。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、30mg/kgで1日1回の化合物Aとの組み合わせは、より低いがなお大幅な66%の腫瘍増殖阻害に至ったが、単一治療の抗腫瘍有効性にいずれの有用性も加えなかった。
【0367】
単剤として、30mg/kgで1日1回投与された化合物Bは、4.5〜6.1%の有意でない最終体重減少、および7〜13回の投与省略で、概して良好な耐容性を示した。30mg/kgで1日1回および100mg/kgで隔日の化合物Aの投与は、最小の投与省略および体重減少で、良好な耐容性を示した。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、30mg/kgで1日1回の化合物Aとの組み合わせは、研究を通して4〜13%の体重減少、およびほとんど最初の9日間以内に14回の投与省略に至った。30mg/kgで1日1回の化合物Bと、100mg/kgで隔日の化合物Aとの組み合わせは、研究を通して3.7〜13%の体重減少、および20〜32回の投与省略が伴った。
乳癌異種移植モデル−エルロチニブと組み合わせた式Iの化合物
【0368】
PI3Kシグナル伝達が増加したエルロチニブ耐性腫瘍モデルにおいて、化合物Aを単剤として、およびエルロチニブとの組み合わせの両方で試験した。
【0369】
MDA−MB−468は、EGFR遺伝子のコピー数の増加およびPTENのホモ接合性欠失を有する、ヒト乳癌細胞株である。エルロチニブ等のEGFR阻害剤でのこれらの細胞の生体外治療は、EGFR活性を阻害するが、PI3K経路を下方制御することができない。MDA−MB−468腫瘍を有するマウスへの100mg/kgで1日1回のエルロチニブの経口投与は、有意ではあるが不十分な腫瘍増殖阻害をもたらした。図5を参照されたい。100mg/kgで1日1回の化合物Aの経口投与は、同様のレベルの腫瘍増殖阻害をもたらした。腫瘍増殖が化合物A単独で実質的に阻害された一方、2つの薬剤の組み合わせはいずれの薬剤単独よりも優れており、腫瘍の退縮をもたらした。
【0370】
100mg/kgで1日1回化合物Aを投与されたマウスは、媒体対照と同程度の軽度(約3%)の体重減少を示した。エルロチニブを投与されたマウスは、媒体対照と比較して、それらの体重増加率において明らかな減少を示した。エルロチニブとの同時投与は、化合物Aで治療されたマウスに相当な体重の減少をもたらした(投与開始から19%の体重減少)。これらのデータと一致して、化合物Aを単剤療法として投与した時は、最小の投与省略のみが必要であったが(1〜3回の投与省略)、エルロチニブを同時投与した時は、化合物Aに対して多くの投与省略が必要であった。投与省略にもかかわらず腫瘍退縮が認められたという事実は、間欠投与スケジュールの使用が、有効性を維持し、耐容性を高め得ることを示唆する。これらの結果は、EGF受容体を発現し、PTEN欠失を有する腫瘍における、エルロチニブと組み合わせた式Iの化合物の使用を支持する。
【0371】
上述の発明は、明確さおよび理解の目的で、例証および実施例としてある程度詳細に記載されてきた。変更および修正が添付の請求項の範囲内で行われ得ることは、当業者には明らかとなるであろう。したがって、上記の説明は、限定的ではなく例示的であることを意図すると理解されるべきである。したがって、本発明の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきではなく、むしろ、以下の添付の請求項の参照、およびそのような請求項が権利を与えられる同等物の範囲全体によって決定されるべきである。本願に引用される全ての特許、特許出願、および刊行物は、各個々の特許、特許出願、または刊行物が、そのように個々に示された場合と同じ程度まで、全ての目的で参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0372】
図1】PC−3マウス前立腺癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又はタキソールと組み合わせて投与した場合を示す。
図2】PC−3マウス前立腺癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又はラパマイシンと組み合わせて投与した場合を示す。
図3】Calu−6 NSCLC腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又はカルボプラチンと組み合わせて投与した場合を示す。
図4a】A549非小細胞肺癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又は化合物Bと組み合わせて投与した場合を示す。
図4b-1】MCF7乳癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又は化合物Bと組み合わせて投与した場合を示す。
図4b-2】MCF7乳癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又は化合物Bと組み合わせて投与した場合を示す。
図5】MDA−MB−468乳癌腫瘍モデルに化合物Aを単独で、又はエルロニチブと組み合わせて投与した場合を示す。
図1
[この文献は図面を表示できません]
図2
[この文献は図面を表示できません]
図3
[この文献は図面を表示できません]
図4a
[この文献は図面を表示できません]
図4b-1】
[この文献は図面を表示できません]
図4b-2】
[この文献は図面を表示できません]
図5
[この文献は図面を表示できません]