【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明はマルチインターフェース端末隣接トポロジー発見方法を提供する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0005】
マルチインターフェース端末がネットワークに参加した後、各インターフェースによってそれぞれのネットワークに近隣探索要求メッセージを放送し、前記近隣探索要求メッセージには隣接ホップ数が含まれることを含む。
【0006】
前記ネットワークにおけるマルチインターフェース端末が該端末の各インターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを傍受し、近隣探索要求メッセージを傍受した時、傍受した近隣探索要求メッセージに含まれる隣接ホップ数が、本端末が最後のホップであると示していれば、前記近隣探索要求メッセージの中の関連情報を抽出し、該端末の隣接情報とネットワークトポロジー情報を更新し、そうでなければ、前記隣接ホップ数を修正した後、すべてのインターフェースによって前記近隣探索要求メッセージを転送し、前記近隣探索要求メッセージの中の関連情報を抽出し、該端末の隣接情報とネットワークトポロジー情報を更新することを含む。
【0007】
好ましくは、上記方法はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0008】
前記マルチインターフェース端末が各インターフェースによってそれぞれのネットワークに近隣探索要求メッセージを放送するステップは、前記マルチインターフェース端末が周期的に各インターフェースによってそれぞれのネットワークに近隣探索要求メッセージを放送することを含む。
【0009】
前記ネットワークにおけるマルチインターフェース端末が該端末の各インターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを傍受するステップは、前記ネットワークにおけるマルチインターフェース端末が周期的に該端末の各インターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを傍受することを含む。
【0010】
周期的に前記放送メッセージを傍受する時間は、周期的に前記近隣探索要求メッセージを放送する時間より短い。
【0011】
好ましくは、上記方法はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0012】
前記ネットワークにおけるマルチインターフェース端末が該端末の各インターフェースにより受信された前記放送メッセージを統計し、指定時間内において一つのインターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを受信していなければ、該端末は該インターフェースを閉じるか休眠状態に移行させ、周期的に該インターフェースをウェークアップする。
【0013】
本発明はさらにマルチインターフェース端末協調通信方法を提供する。マルチインターフェース端末がネットワークトポロジー情報を取得した後、さらに、以下のステップを含む。
【0014】
前記マルチインターフェース端末が業務を要求する必要がある時、前記ネットワークトポロジー情報に基づいて、目的端までの有効な通信リンクを取得することを含む。
【0015】
前記有効な通信リンクが1本より多い場合に、各有効な通信リンクの間の業務分流方式を確定することを含む。
【0016】
該マルチインターフェース端末が前記業務分流方式に基づいて、各有効な通信リンクに対応する各インターフェースによって業務を要求し及び前記業務を並行伝送することを含む。
【0017】
好ましくは、上記方法はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0018】
前記各有効な通信リンクの間の業務分流方式を確定することは、前記各有効な通信リンクのリンク情報、要求される業務の業務情報及び各通信リンクに対応する各インターフェースのインターフェース情報における一項又はこれらの任意の組み合せに基づいて評価し、評価結果に基づいて前記業務分流方式を確定することを含む。
【0019】
好ましくは、上記方法はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0020】
マルチインターフェース端末が業務を要求する必要がある時、前記ネットワークトポロジー情報に基づいて、目的端までの有効な通信リンクを取得していない時、以下の方式によって前記有効な通信リンクを取得することを含む。
【0021】
該マルチインターフェース端末が各インターフェースによってそれぞれのネットワークに目的端が含まれるリンクリレー要求メッセージをそれぞれ放送する。
【0022】
周辺端末が前記リンクリレー要求メッセージを受信した時、前記リンクリレー要求メッセージにおける目的端が自分であるか否かを判断し、自分でなければ、自分のすべてのインターフェースによって前記リンクリレー要求メッセージを転送し、自分であれば、元経路にしたがってリンクリレー応答メッセージを、該リンクリレー要求メッセージを送信したマルチインターフェース端末に送り返す。
【0023】
前記該リンクリレー応答メッセージを送信したマルチインターフェース端末が前記リンクリレー応答メッセージを受信した後、前記目的端と有効な通信リンクを確立する。
【0024】
本発明はさらにマルチインターフェース端末を提供する。前記マルチインターフェース端末は、ネットワーク層と、少なくとも2つの異なるインターフェースを含み、さらに、マルチインターフェースアダプテーション層を含み、前記マルチインターフェースアダプテーション層はネットワークトポロジーモジュール及びインターフェース管理モジュールを含む。
【0025】
前記ネットワークトポロジーモジュールは、前記マルチインターフェース端末がネットワークに参加した後、各インターフェースに近隣探索要求メッセージを送信し、前記近隣探索要求メッセージには隣接ホップ数が含まれ、及び、前記インターフェースにより転送された近隣探索要求メッセージを受信した後、前記近隣探索要求メッセージの中の関連情報を抽出し、隣接情報とネットワークトポロジー情報を更新する。
【0026】
前記インターフェース管理モジュールは、前記インターフェースに対して制御と管理を行う。
【0027】
前記インターフェースは、前記近隣探索要求メッセージを受信した後、所在するネットワークに前記近隣探索要求メッセージを放送し、及び、該インターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを傍受し、近隣探索要求メッセージを傍受した時、前記近隣探索要求メッセージに含まれる隣接ホップ数が、該端末が最後のホップであると示していれば、前記近隣探索要求メッセージを前記ネットワークトポロジーモジュールに送信し、そうでなければ、前記近隣探索要求メッセージを前記ネットワークトポロジーモジュールに送信し、前記隣接ホップ数を修正した後、すべてのインターフェースによって前記近隣探索要求メッセージを転送する。
【0028】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0029】
前記ネットワークトポロジーモジュールは、周期的に本端末の各インターフェースに近隣探索要求命令を送信する。
【0030】
前記インターフェースは、周期的に各インターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを傍受する。
【0031】
周期的に前記放送メッセージを傍受する時間は、周期的に前記近隣探索要求メッセージを送信する時間より短い。
【0032】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0033】
前記インターフェース管理モジュールはさらに、各インターフェースにより受信した放送メッセージを統計し、指定時間内においてインターフェースの所在ネットワークにおける他の端末の放送メッセージを受信していなければ、該インターフェースを閉じるか該インターフェースを休眠状態に移行させ、且つ、周期的にウェークアップする。
【0034】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0035】
前記マルチインターフェースアダプテーション層はさらに、協同制御モジュールを含む。
【0036】
前記協同制御モジュールは、前記ネットワーク層の業務要求命令を受信した時、前記ネットワークトポロジーモジュールが維持するネットワークトポロジー情報に基づいて、目的端までの有効な通信リンクを取得し、前記有効な通信リンクが1本より多い場合に、各有効な通信リンクの間の業務分流方式を確定し、インターフェース管理モジュールに送信する。
【0037】
前記インターフェース管理モジュールはさらに、前記業務分流方式に基づいて、各有効な通信リンクに対応する各インターフェースを制御して業務を要求し及び前記業務を並行伝送する。
【0038】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0039】
前記協同制御モジュールは、前記各有効な通信リンクのリンク情報、要求される業務の業務情報及び各通信リンクに対応する各インターフェースのインターフェース情報におけるいずれか一項又はこれらの任意の組み合せに基づいて評価し、評価結果に基づいて前記業務分流方式を確定する。
【0040】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0041】
前記ネットワークトポロジーモジュールはさらに、前記ネットワーク層の業務要求命令を受信し、前記ネットワークトポロジー情報に基づいて、目的端までの有効な通信リンクを取得できていない時、各インターフェースに、目的端が含まれるリンクリレー要求命令を送信する。
【0042】
前記インターフェースはさらに、前記リンクリレー要求命令を受信した後、それぞれのネットワークに、前記目的端が含まれるリンクリレー要求メッセージをそれぞれ放送し、及び、目的端から送り返されたリンクリレー応答メッセージを受信した後、前記協同制御モジュールに転送する。
【0043】
前記協同制御モジュールはさらに、前記インターフェースにより転送されるリンクリレー応答メッセージを受信した後、前記目的端と有効な通信リンクを確立する。
【0044】
好ましくは、上記マルチインターフェース端末はさらに、以下の特徴を有することができる。
【0045】
前記インターフェースはさらに、他の端末により送信されるリンクリレー要求メッセージを受信した時、前記リンクリレー要求メッセージの中の目的端末が自分であるか否かを判断し、自分でなければ、前記リンクリレー要求メッセージをインターフェース管理モジュールに転送し、自分であれば、前記リンクリレー要求メッセージを前記ネットワークトポロジーモジュールに送信する。
【0046】
前記インターフェース管理モジュールはさらに、前記インターフェースにより転送された前記リンクリレー要求メッセージを受信した時、前記マルチインターフェース端末のすべてのインターフェースに指示して前記リンクリレー要求メッセージを転送する。
【0047】
前記ネットワークトポロジーモジュールはさらに、前記リンクリレー要求メッセージを受信した時、ネットワークトポロジー情報を更新し、各インターフェースを指示して元経路にしたがってリンクリレー応答メッセージを、リンクリレー要求を開始するソースマルチインターフェース端末に送り返す。