(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記提供ユーザ用画面を表示させるステップは、前記予約情報に少なくとも基づいて前記コンテンツを視聴している視聴ユーザが前記予約された視聴ユーザであるか否かを判定し、前記視聴ユーザに関する情報として、当該予約された視聴ユーザのアバターを第1の態様で表示すると共に、当該予約された視聴ユーザ以外の視聴ユーザのアバターを当該第1の態様とは異なる第2の態様で表示することを含む請求項1に記載のサーバ。
前記視聴ユーザ用画面を表示させるステップは、前記予約情報に少なくとも基づいて前記コンテンツを視聴している視聴ユーザが前記予約された視聴ユーザであるか否かを判定し、当該予約された視聴ユーザの端末装置に第1の種類の前記評価を受付可能に構成された前記視聴ユーザ用画面を表示させ、当該予約された視聴ユーザ以外の視聴ユーザの端末装置に前記第1の種類とは異なる第2の種類の前記評価を受付可能に構成された前記視聴ユーザ用画面を表示させることを含む請求項3に記載のサーバ。
前記提供ユーザ用画面を表示させるステップは、前記第1の種類の評価の受付に応答して第1の種類の視覚効果を前記提供ユーザ用画面上で実行すると共に、前記第2の種類の評価の受付に応答して前記第1の種類とは異なる第2の種類の視覚効果を前記提供ユーザ用画面上で実行することを含む請求項4に記載のサーバ。
前記視聴ユーザ用画面及び前記提供ユーザ用画面は、前記提供ユーザが提供するコンテンツを表示するオブジェクトと当該コンテンツを視聴している視聴ユーザのアバターとが配置された仮想空間を表示するように構成されている請求項1ないし6いずれかに記載のサーバ。
情報を記憶する記憶装置を備えるコンピュータによって実行され、複数の提供ユーザの各々が提供するコンテンツを1又は複数の視聴ユーザに対して配信するための方法であって、
前記複数の提供ユーザに関する情報、及び、前記複数の視聴ユーザに関する情報を少なくとも前記記憶装置に記憶させるステップと、
前記記憶装置に記憶されている複数の提供ユーザに含まれる1又は複数の提供ユーザの前記視聴ユーザによる選択を受け付けるステップと、
前記提供ユーザからの要求に応答し、前記記憶装置に記憶されている前記複数の視聴ユーザのうち当該提供ユーザを選択している視聴ユーザに対して前記コンテンツの配信日時を予約可能な予約用画面を当該提供ユーザの端末装置に表示させるステップと、
前記提供ユーザによる前記予約用画面を介した前記視聴ユーザに対する前記コンテンツの配信日時の予約を受け付けて、当該提供ユーザ、前記予約された視聴ユーザ、及び、前記予約された配信日時を少なくとも含む予約情報を前記記憶装置に記憶させるステップと、
前記視聴ユーザからの要求に応答し、前記提供ユーザが提供するコンテンツを少なくとも含む視聴ユーザ用画面を当該視聴ユーザの端末装置に表示させるステップと、
前記提供ユーザからの要求に応答し、当該提供ユーザが提供するコンテンツを視聴している視聴ユーザに関する情報を少なくとも含む提供ユーザ用画面を当該提供ユーザの端末装置に表示させるステップと、を備える、
方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係るサーバ10を含むシステムの構成を概略的に示す構成図である。一実施形態におけるサーバ10は、図示するように、インターネット等の通信網20を介して複数の端末装置30と通信可能に接続されており、複数の提供ユーザの各々が提供するコンテンツを1又は複数の視聴ユーザに対して配信するコンテンツ配信サービスを端末装置30のユーザに提供する。
【0013】
一実施形態におけるサーバ10は、一般的なコンピュータとして構成されており、図示のとおり、CPU(コンピュータプロセッサ)11と、メインメモリ12と、ユーザI/F13と、通信I/F14と、ストレージ(記憶装置)15と、を含み、これらの各構成要素がバス17を介して互いに電気的に接続されている。CPU11は、ストレージ15からオペレーティングシステムやその他様々なプログラムをメインメモリ12にロードし、このロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ12は、CPU11が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAM等によって構成される。なお、一実施形態におけるサーバ10は、それぞれ上述したようなハードウェア構成を有する複数のコンピュータを用いて構成され得る。
【0014】
ユーザI/F13は、例えば、オペレータの入力を受け付けるキーボードやマウス等の情報入力装置と、CPU11の演算結果を出力する液晶ディスプレイ等の情報出力装置とを含む。通信I/F14は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介して端末装置30と通信可能に構成される。
【0015】
ストレージ15は、例えば磁気ディスクドライブで構成され、コンテンツ配信サービスの提供を制御するための制御用プログラム等の様々なプログラムが記憶される。また、ストレージ15には、コンテンツ配信サービスにおいて用いられる各種データも記憶され得る。ストレージ15に記憶され得る各種データは、サーバ10と通信可能に接続されるサーバ10とは物理的に別体のデータベースサーバ等に格納されてもよい。
【0016】
一実施形態において、サーバ10は、階層構造の複数のウェブページから成るウェブサイトを管理するウェブサーバとしても機能し、こうしたウェブサイトを介して上述したコンテンツ配信サービスを端末装置30に対して提供し得る。ストレージ15には、このウェブページに対応するHTMLデータも記憶され得る。HTMLデータは、様々な画像データが関連付けられ、又、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語等で記述された様々なプログラムが埋め込まれ得る。
【0017】
また、一実施形態において、サーバ10は、端末装置30においてウェブブラウザ以外の実行環境上で実行されるアプリケーションを介して、上述したコンテンツ配信サービスを端末装置30に対して提供し得る。ストレージ15には、こうしたアプリケーションも記憶され得る。このアプリケーションは、例えば、Objective−CやJava(登録商標)等のプログラミング言語を用いて作成される。ストレージ15に記憶されたアプリケーションは、配信要求に応じて端末装置30に配信される。なお、端末装置30は、こうしたアプリケーションを、サーバ10以外の他のサーバ(アプリマーケットを提供するサーバ)等からダウンロードすることもできる。
【0018】
このように、サーバ10は、コンテンツ配信サービスを提供するためのウェブサイトを管理し、当該ウェブサイトを構成するウェブページ(HTMLデータ)を端末装置30からの要求に応答して配信することにより、端末装置30のユーザに対してコンテンツ配信サービスを提供することができる。また、上述したように、サーバ10は、このようなウェブページ(ウェブブラウザ)を用いたサービスの提供とは代替的に、又は、これに加えて、端末装置30において実行されるアプリケーションとの通信に基づいてコンテンツ配信サービスを提供することができる。いずれの態様でサービスを提供するにしても、サーバ10は、コンテンツ配信サービスの提供に必要な各種データ(画面表示に必要なデータを含む)を端末装置30との間で送受信することができる。また、サーバ10は、各ユーザを識別する識別情報(例えば、ユーザID)毎にサービスの提供に必要な各種データを記憶することによって、ユーザ毎にサービスの提供状況を管理することができる。詳細な説明は省略するが、サーバ10は、サービスの提供の開始時におけるユーザの認証処理やサービスの提供に応じて発生する課金処理等を行う機能を有することもできる。
【0019】
一実施形態における端末装置30は、サーバ10が提供するウェブサイトのウェブページをウェブブラウザ上で表示すると共にアプリケーションを実行するための実行環境を実装した任意の情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、及びゲーム専用端末等が含まれ得る。
【0020】
端末装置30は、一般的なコンピュータとして構成され、
図1に示すとおり、CPU(コンピュータプロセッサ)31と、メインメモリ32と、ユーザI/F33と、通信I/F34と、ストレージ35と、を含み、これらの各構成要素がバス37を介して互いに電気的に接続されている。
【0021】
CPU31は、ストレージ35からオペレーティングシステムやその他様々なプログラムをメインメモリ32にロードし、このロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ32は、CPU31が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAM等によって構成される。
【0022】
ユーザI/F33は、例えば、ユーザの入力を受け付けるタッチパネル、キーボード、ボタン及びマウス等の情報入力装置と、CPU31の演算結果を出力する液晶ディスプレイ等の情報出力装置とを含む。通信I/F34は、ハードウェア、ファームウェア、又は、TCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介してサーバ10と通信可能に構成される。
【0023】
ストレージ35は、例えば磁気ディスクドライブやフラッシュメモリ等により構成され、オペレーティングシステム等の様々なプログラムが記憶される。また、ストレージ35は、サーバ10等から受信した様々なアプリケーションが記憶され得る。
【0024】
端末装置30は、例えば、HTML形式のファイル(HTMLデータ)を解釈して画面表示するためのウェブブラウザを備えており、このウェブブラウザの機能によりサーバ10から取得したHTMLデータを解釈して、受信したHTMLデータに対応するウェブページを表示することができる。また、端末装置30のウェブブラウザには、HTMLデータに関連付けられた様々な形式のファイルを実行可能なプラグインソフトが組み込まれ得る。
【0025】
端末装置30のユーザがサーバ10によって提供される各種サービスを利用する際には、例えば、HTMLデータやアプリケーションによって指示されたアニメーションや操作用アイコン等が端末装置30に画面表示される。ユーザは、端末装置30のタッチパネル等を用いて各種指示を入力することができる。ユーザから入力された指示は、端末装置30のウェブブラウザやNgCore(商標)等のアプリケーション実行環境の機能を介してサーバ10に伝達される。
【0026】
次に、一実施形態におけるサーバ10が有する機能について説明する。上述したように、サーバ10は、提供ユーザが提供するコンテンツを視聴ユーザに対して配信するコンテンツ配信サービスを提供するが、ここでは、提供ユーザとしての候補者ユーザが提供する自身のリアルタイムの動画を、視聴ユーザとしての審査員ユーザに対して配信し、リアルタイムの動画を視聴する審査員ユーザがこの候補者ユーザを審査するオーディション機能に関連する機能を中心に説明する。
【0027】
図2は、一実施形態におけるサーバ10が有する機能を概略的に示すブロック図である。一実施形態におけるサーバ10は、図示するように、情報を記憶する情報記憶部41と、審査員ユーザからの要求に応答し、複数の候補者ユーザに含まれる1又は複数の候補者ユーザを選択するための選択用画面を審査員ユーザの端末装置30に表示させる選択用画面表示制御部42と、審査員ユーザによる選択用画面を介した候補者ユーザの選択を受け付ける候補者選択受付部43と、候補者ユーザからの要求に応答し、複数の審査員ユーザのうちこの候補者ユーザを選択している審査員ユーザに対してオーディション日時(コンテンツの配信日時)を予約可能な予約用画面を候補者ユーザの端末装置30に表示させる予約用画面表示制御部44と、候補者ユーザによる予約用画面を介した審査員ユーザに対するオーディション日時の予約を受け付けて、この候補者ユーザ、予約された審査員ユーザ、及び、予約されたオーディション日時を少なくとも含む予約情報を情報記憶部41に記憶させる予約受付部45と、審査員ユーザからの要求に応答し、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画(コンテンツ)を少なくとも含む審査員ユーザ用画面を審査員ユーザの端末装置30に表示させる審査員用画面表示制御部46と、候補者ユーザからの要求に応答し、この候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を視聴している審査員ユーザに関する情報を少なくとも含む候補者ユーザ用画面を候補者ユーザの端末装置30に表示させる候補者用画面表示制御部47と、を備える。これらの機能は、CPU11及びメインメモリ12等のハードウェア、並びに、ストレージ15に記憶されている各種プログラムやテーブル等が協働して動作することによって実現され、例えば、ロードしたプログラムに含まれる命令をCPU11が実行することによって実現される。また、
図2に例示したサーバ10が有する機能の一部又は全部は、サーバ10と端末装置30とが協働することによって実現され得る。
【0028】
一実施形態における情報記憶部41は、ストレージ15等によって実現され、
図2に示すように、候補者ユーザに関する情報を管理する候補者情報管理テーブル41aと、審査員ユーザに関する情報を管理する審査員情報管理テーブル41bと、オーディションに関する情報を管理するオーディション情報管理テーブル41cと、を有する。
図3は、候補者情報管理テーブル41aにおいて管理される情報の一例を示す。一実施形態における候補者情報管理テーブル41aは、図示するように、個々の候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」に対応付けて、氏名、ニックネーム、連絡先及び画像等の「基本情報」、候補者ユーザが志望する分野(例えば、アイドル、俳優、モデル等)を示す「志望分野」、オーディションの予約に必要な仮想的なチケットである予約用チケットの保有数を示す「予約用チケット保有数」、候補者ユーザの自己紹介の動画に関する情報である「自己紹介動画情報」等の情報を管理する。
【0029】
ここで、候補者ユーザは、例えば、サーバ10又は他の装置が提供するウェブサイト又はアプリケーションの画面を介して告知されるオーディションに対して申込手続を行ったユーザである。候補者情報管理テーブル41aにおいて管理される上述した情報は、例えば、オーディションに対する申込手続のときに候補者ユーザによって入力されて記憶され得る。また「予約用チケット」は、候補者ユーザによって様々な手法、タイミングで入手され得る。例えば、候補者ユーザは、予約用チケットを有償で購入することができ、又は、コンテンツ配信サービスの運営者から予約用チケットを無償で付与され得る。また「自己紹介動画情報」は、例えば、候補者ユーザの自己紹介の動画ファイルの所在(例えば、URL)に関する情報を含み、この動画ファイルは、例えば、オーディションに対する申込手続のときに候補者ユーザによってアップロード又は録画されてストレージ15等に記憶され得る。
【0030】
図4は、審査員情報管理テーブル41bにおいて管理される情報の一例を示す。一実施形態における審査員情報管理テーブル41bは、図示するように、個々の審査員ユーザを識別する「審査員ユーザID」に対応付けて、氏名及び画像等の「基本情報」、この審査員ユーザが選択した候補者ユーザに関する情報を示す「選択候補者情報」、この審査員ユーザが仮に選択した候補者ユーザに関する情報を示す「仮選択候補者情報」等の情報を管理する。
【0031】
ここで、審査員ユーザは、例えば、オーディションを主催する芸能プロダクション等の事業者によって予め選定されたユーザである。また「選択候補者情報」及び「仮選択候補者情報」は、例えば、審査員ユーザが選択し、又は、仮に選択した候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」を含む。詳しくは後述するが、一実施形態のサーバ10が提供するコンテンツ配信サービスのオーディション機能では、候補者ユーザは、自身を選択している審査員ユーザに対するオーディション日時を予約できるようになっており、審査員情報管理テーブル41bの「選択候補者情報」は、こうした審査員ユーザによる候補者ユーザの選択に関する情報を管理する。
【0032】
図5は、オーディション情報管理テーブル41cおいて管理される情報の一例を示す。一実施形態におけるオーディション情報管理テーブル41cは、図示するように、個々の審査員ユーザを識別する「審査員ユーザID」と、オーディションが行われる個々の日時(日付+時間枠)を識別する「日時ID」との組合せに対応付けて、この審査員ユーザに対してこの日時のオーディションを予約している候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」、このオーディションにおける候補者ユーザに対する評価を示す「評価情報」等の情報を管理する。
【0033】
次に、こうして構成された一実施形態におけるサーバ10の動作について説明する。
図6は、候補者ユーザがオーディション日時を予約するために、サーバ10によって実行されるオーディション予約処理の一例を示すフロー図である。オーディション予約処理では、まず、図示するように、審査員ユーザによる候補者ユーザの選択を受け付ける(ステップS100)。この処理は、主に、選択用画面表示制御部42及び候補者選択受付部43の機能に対応する処理である。審査員ユーザによる候補者ユーザの選択は、一実施形態では、
図7に例示する候補者選択画面50(選択用画面)を介して行われる。
【0034】
一実施形態における候補者選択画面50は、審査員ユーザの端末装置30からの要求に応答してこの端末装置30上に表示され、図示するように、候補者ユーザに関する情報が一覧表示される。一覧表示される各候補者ユーザに関する情報は、具体的には、候補者ユーザの画像、氏名、志望分野等の情報を含み、これらの情報は、候補者情報管理テーブル41aにおいて管理されている。また、この候補者ユーザに関する情報の一部(例えば、画像)又は全部に対して、候補者ユーザの自己紹介の動画ファイルへのリンクが設定されており、審査員ユーザによるクリック又はタッチ操作等に応じて、対応する候補者ユーザの自己紹介の動画ファイルが端末装置30上で再生され得る。
【0035】
また、図示するように、候補者選択画面50において、各候補者ユーザ毎に「興味あり」と表示された候補者選択用ボタン52、及び、「後で見る」と表示された候補者仮選択用ボタン54が、候補者ユーザに関する情報の右側に配置されている。審査員ユーザは、候補者選択用ボタン52を選択することによって、対応する候補者ユーザを選択することができる。審査員ユーザが候補者選択用ボタン52を選択すると、サーバ10は、審査員ユーザによる候補者ユーザの選択を受け付けて、審査員情報管理テーブル41bの「選択候補者情報」を更新し、例えば、選択された候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」が「選択候補者情報」に追加される。ここで、審査員ユーザが候補者選択用ボタン52を選択することに応答して、サーバ10が、この審査員ユーザに選択された旨を候補者ユーザに通知する(例えば、選択された候補者ユーザの端末装置30に対してプッシュ通知を送信する)ようにしても良い。更に、審査員ユーザが候補者選択用ボタン52を選択することに応答して、選択された候補者ユーザに上述した「予約用チケット」(この審査員ユーザに対するオーディション日時の予約のみに利用可能なチケットとしても良い)が無償で付与されるようにしても良い。
【0036】
また、審査員ユーザは、候補者仮選択用ボタン54を選択することによって、対応する候補者ユーザを仮に選択することができる。審査員ユーザが候補者仮選択用ボタン54を選択すると、サーバ10は、審査員ユーザによる候補者ユーザの仮の選択を受け付けて、審査員情報管理テーブル41bの「仮選択候補者情報」を更新し、例えば、選択された候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」が「仮選択候補者情報」に追加される。
【0037】
ここで、候補者選択画面50は、一覧表示する候補者ユーザを絞り込むための検索機能を有しており、例えば、志望分野を条件として候補者ユーザを絞り込むことができる。また、この候補者選択画面50が有する検索機能は、「(候補者仮選択用ボタン54を選択して)仮に選択した候補者ユーザである」ことを条件として候補者ユーザを絞り込むこともできるように構成されている。審査員ユーザは、例えば、自己紹介の動画を視聴して興味を抱いた候補者ユーザについては、候補者選択用ボタン52を選択してこの候補者ユーザを選択することができる。又、例えば、判断に迷う候補者ユーザについては、候補者仮選択用ボタン54を選択しておき、その後、この候補者ユーザを上述した検索機能を活用して容易に抽出することができる。
【0038】
こうして審査員ユーザによる候補者ユーザの選択を受け付けると、次に、候補者ユーザによるオーディション日時の予約を受け付けて(ステップS110)、このオーディション予約処理を終了する。この処理は、主に、予約用画面表示制御部44及び予約受付部45の機能に対応する処理である。オーディション日時の予約は、一実施形態では、
図8に例示するオーディション予約画面60(予約用画面)を介して行われる。
【0039】
一実施形態におけるオーディション予約画面60は、候補者ユーザの端末装置30からの要求に応答してこの端末装置30上に表示され、図示するように、オーディションを予約する日付を設定するための日付設定領域62と、審査員ユーザ及び時間枠を特定してオーディションを予約するための予約領域64と、を有する。予約領域64の上方右側には、この候補者ユーザが現時点で保有する予約用チケットの保有数(候補者情報管理テーブル41aにおいて管理されている)が表示されている。日付設定領域62は、候補者ユーザが、所望の日付を入力できるように構成されている。
【0040】
予約領域64は、図示するように、縦方向の複数の時間枠、及び、横方向の1又は複数の審査員ユーザから成る表形式の領域として構成されており、審査員ユーザ毎に、オーディションの予約が可能である時間枠については「予約する」と表示された予約ボタン66が配置され、オーディションの予約が可能でない時間枠については「×」と表示されている。ここで、予約領域64に表示される審査員ユーザは、この端末装置30の候補者ユーザを選択している審査員ユーザであり、審査員情報管理テーブル41bの「選択候補者情報」を参照することによって特定することができる。なお、複数の時間枠の各々について、オーディション予約が可能であるか否かは、例えば、オーディション情報管理テーブル41cを参照することによって特定することができる。具体的には、例えば、オーディション情報管理テーブル41cの対応する「候補者ユーザID」に値が設定されていない時間枠についてはオーディション予約が可能であると判断し、対応する「候補者ユーザID」に値が既に設定されている時間枠についてはオーディション予約が可能でないと判断することができる。
【0041】
そして、候補者ユーザが、予約領域64に表示されている何れかの予約ボタン66を選択すると、サーバ10は、候補者ユーザによるオーディション日時の予約を受け付けて、オーディション情報管理テーブル41cを更新し、具体的には、対応する「審査員ユーザID」及び「日時ID」の組合せに対応付けて、この候補者ユーザを識別する「候補者ユーザID」を登録する。
【0042】
以上、候補者ユーザがオーディション日時を予約するための動作について説明した。次に、予約されたオーディションが行われるまでの動作について説明する。一実施形態において、オーディションは、サーバ10が提供するコンテンツ配信サービスにおける仮想的なコミュニケーション空間(仮想空間)において行われる。このコミュニケーション空間は、例えば、候補者ユーザ毎に予め作成されており、この候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を表示するためのオブジェクトが配置されている。そして、審査員ユーザは、このコミュニケーション空間に入室することによって、対応する候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を視聴することができる。
【0043】
審査員ユーザによるコミュニケーション空間への入室は、例えば、
図9に例示するオーディション予約一覧画面70を介して行われる。このオーディション予約一覧画面70は、審査員ユーザの端末装置30からの要求に応答して端末装置30上に表示され、図示するように、この審査員ユーザに対して予約されているオーディションに関する情報が一覧表示されている。各オーディションに関する情報は、具体的には、オーディション日時、及び、候補者ユーザに関する情報(画像、氏名、志望分野等)を含む。また、所定の条件を充足しているオーディションについては、オーディションに関する情報の右側に「入室する」と表示された入室ボタン72が配置される。審査員ユーザは、この入室ボタン72を選択することによって、オーディションを行うコミュニケーション空間に入室することができる。ここで、入室ボタン72が配置される(コミュニケーション空間に入室することができる)ための所定の条件としては、例えば、現在日時が、予約されているオーディションの開始時刻の所定時間前(例えば、15分前)を経過していること、又は、候補者ユーザがリアルタイムの動画の提供を開始していること、等を例示することができる。なお、このような所定の条件を設けることなく、審査員ユーザがいつでもコミュニケーション空間に入室できるようにしても良い。
【0044】
また、審査員ユーザによるコミュニケーション空間への入室は、例えば、
図10に例示するオーディション一覧画面80を介して行われる。このオーディション一覧画面80は、審査員ユーザの端末装置30からの要求に応答して端末装置30上に表示され、この審査員ユーザに対して予約されているオーディションであるか否かに関わらず、コミュニケーション空間に入室可能な全てのオーディションに関する情報が一覧表示され得る。一覧表示されるオーディションに関する情報は、オーディション日時、及び、候補者ユーザに関する情報(画像、氏名、志望分野等)を含む。また、オーディションに関する情報の右側に「入室する」と表示された入室ボタン82が配置される。審査員ユーザは、この入室ボタン82を選択することによって、オーディションを行うコミュニケーション空間に入室することができる。このように、一実施形態におけるコンテンツ配信サービスのオーディション機能では、審査員ユーザは、自身に対して予約されているオーディションだけでなく、自身に対して予約されていないオーディションを行うコミュニケーション空間に入室してオーディションに参加することができる。
【0045】
このように審査員ユーザがコミュニケーション空間に入室すると、審査員ユーザは、上述したように、対応する候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を視聴することができる。候補者ユーザによるリアルタイムの動画の提供は、
図11に例示する候補者ユーザ用画面90Aを介して行われる。この候補者ユーザ用画面90Aは、候補者ユーザが、例えば、自身のコミュニケーション空間に入室したときに、この候補者ユーザの端末装置30上に表示される。こうした候補者ユーザ用画面90Aを端末装置30に表示させる処理は、主に、候補者用画面表示制御部47の機能に対応する処理である。
【0046】
候補者ユーザ用画面90Aは、図示するように、画面全体にコミュニケーション空間100が表示されると共に画面の右上隅に配信制御ボタン98Aが重ねて表示されている。コミュニケーション空間100には、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画(コンテンツ)を表示するためのコンテンツ表示オブジェクト102が中央上方に配置されている。配信制御ボタン98Aは、候補者ユーザが、リアルタイムの動画の提供(配信)のON/OFF状態の切り替えを指示するためのボタンである。候補者ユーザが、自身のコミュニケーション空間に入室したときには、リアルタイムの動画の配信はOFF状態となっており、配信制御ボタン98Aには「配信開始」と表示されている(
図11を参照)。この状態で候補者ユーザが配信制御ボタン98Aを選択すると、リアルタイムの動画の配信がON状態に切り替わり、候補者ユーザの端末装置30のカメラ及びマイクを介して入力されるリアルタイムの動画データがサーバ10に送信され、コミュニケーション空間100のコンテンツ表示オブジェクト102に表示される。
【0047】
図12は、候補者ユーザによるリアルタイムの動画の配信が開始され(ON状態とされ)、候補者ユーザのコミュニケーション空間に審査員ユーザが入室している状態の候補者ユーザ用画面90Aの一例を示す。図示するように、コミュニケーション空間100のコンテンツ表示オブジェクト102には、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画が表示されており、また、コンテンツ表示オブジェクト102の下方に、このコミュニケーション空間に入室している(リアルタイムの動画を視聴している)審査員ユーザのアバター104(104a及び104b)が表示されている。
【0048】
ここで、コミュニケーション空間100内に表示されているアバター104のうち、このオーディションに対して予約されている審査員ユーザ(以下、「メイン審査員ユーザ」と言う)のアバター104aは、このオーディションに対して予約されていない他の審査員ユーザ(以下、「サブ審査員ユーザ」と言う)のアバター104bとは異なる態様で表示されている。例えば、メイン審査員ユーザのアバター104aは、第1の大きさ、外観、アニメーション動作に従って表示され、サブ審査員ユーザのアバター104bは、第2の大きさ、外観、アニメーション動作に従って表示される。
図12の例では、中央に位置するメイン審査員ユーザのアバター104aは、他の4つのサブ審査員ユーザのアバター104bよりも大きい大きさで表示されている。ここで、このオーディションに対して予約されている審査員ユーザであるか否かは、オーディション情報管理テーブル41cを参照することによって判定することができる。
【0049】
図13及び
図14は、それぞれ、メイン審査員ユーザの端末装置30上に表示されるメイン審査員ユーザ用画面90B、及び、サブ審査員ユーザの端末装置30上に表示されるサブ審査員ユーザ用画面90Cの一例を示す。これらの画面90B及び90Cを端末装置30に表示させる処理は、主に、審査員用画面表示制御部46の機能に対応する処理である。これらの画面90B及び90Cは、審査員ユーザがコミュニケーション空間に入室することに応答して審査員ユーザの端末装置30上に表示される。
【0050】
図13に例示するメイン審査員ユーザ用画面90Bは、図示するように、上述した候補者ユーザ用画面90Aと同様に画面全体にコミュニケーション空間100が表示されると共に、画面の下端中央にコメント投稿領域96が配置され、画面の右上隅にメイン審査員用評価領域98Bが配置されている。メイン審査員ユーザが、コメント投稿領域96に所望の文字列等を入力して送信を指示すると、入力された文字列等がサーバ10に対して送信され、コミュニケーション空間100内のメイン審査員ユーザのアバター94から吹き出し形式で表示される(
図13を参照)。こうしたコミュニケーション空間100内の表示は、上述した候補者ユーザ用画面90Aにも反映されるから、候補者ユーザは、メイン審査員ユーザとのコミュニケーションを楽しむことができる。
【0051】
また、メイン審査員ユーザは、メイン審査員用評価領域98Bを介して候補者ユーザに対する評価を行うことができる。一実施形態において、メイン審査員用評価領域98Bには、アイドルボタン、俳優ボタン、モデルボタン、及び、残念ボタンが配置されている。メイン審査員ユーザは、候補者ユーザを合格と評価する場合には、アイドルボタン、俳優ボタン、及び、モデルボタンの中から、候補者ユーザに適合すると考える分野に対応するボタンを選択する。また、メイン審査員ユーザは、候補者ユーザを不合格と評価する場合には、残念ボタンを選択する。一実施形態において、メイン審査員ユーザが、メイン審査員用評価領域98B内の何れかのボタンを選択すると、選択されたボタンに応じた視覚効果がコミュニケーション空間100内で実行されるようになっている。例えば、ボタンの種類に応じた札(例えば、選択されたボタンが「アイドルボタン」である場合には「アイドル」と表示された札、選択されたボタンが「モデルボタン」である場合には「モデル」と表示された札、選択されたボタンが「残念ボタン」である場合には「残念!」と表示された札)をメイン審査員ユーザのアバターが掲げるようなアニメーション表示がなされる。こうしたメイン審査員ユーザによる候補者ユーザに対する評価は、オーディション情報管理テーブル41cの「評価情報」に登録される。
【0052】
図14に例示するサブ審査員ユーザ用画面90Cは、図示するように、上述した候補者ユーザ用画面90A及びメイン審査員ユーザ用画面90Bと同様に画面全体にコミュニケーション空間100が表示されると共に、メイン審査員ユーザ用画面90Bと同様に画面の下端中央にコメント投稿領域96が配置され、画面の右上隅にサブ審査員用評価領域98Cが配置されている。サブ審査員ユーザは、サブ審査員用評価領域98Cを介して候補者ユーザに対する評価を行うことができる。一実施形態において、サブ審査員用評価領域98Cには、「気になる!」と表示された通常評価ボタン、「いいね!!」と表示された高評価ボタン、及び、「最高!!!」と表示された最高評価ボタンが配置されており、最高評価ボタンが最も評価が高く、高評価ボタン、通常評価ボタンの順に評価が低くなる。サブ審査員ユーザが、サブ審査員用評価領域98C内の何れかのボタンを選択すると、選択されたボタンに応じた視覚効果がコミュニケーション空間100内で実行されるようになっている。例えば、選択されたボタンに応じた数のアイテム(例えば、選択されたボタンが通常評価ボタンの場合には1個の「星」アイテム、選択されたボタンが最高評価ボタンの場合には30個の「星」アイテム等)が、サブ審査員ユーザのアバター104bからコンテンツ表示オブジェクト102の方向に投げられるようなアニメーション表示がなされる。こうしたサブ審査員ユーザによる候補者ユーザに対する評価は、上述したメイン審査員ユーザによる評価と同様に、オーディション情報管理テーブル41cの「評価情報」に登録される。
【0053】
このように、一実施形態のサーバ10が提供するコンテンツ配信サービスのオーディション機能では、コンテンツ配信サービスにおける仮想的なコミュニケーション空間において、候補者ユーザが自身のリアルタイムの動画を提供して配信し、このリアルタイムの動画を視聴する審査員ユーザによって候補者ユーザの審査(評価)が行われる。このとき、審査員ユーザによる画面を介した評価に応じた視覚効果がコミュニケーション空間内で実行されるから、オーディションを盛り上げることもできる。ここで、オーディションが終了したとき(例えば、予約されているオーディション日時の終了時刻を経過したとき等)に、メイン審査員ユーザによる評価及びサブ審査員ユーザによる評価に基づいて、最終的な評価結果を判定し、この判定結果を候補者ユーザに通知(例えば、候補者ユーザ用画面90A上に表示、又は、候補者ユーザの端末装置30にプッシュ通知を送信等)するようにしても良い。例えば、このコンテンツ配信サービスのオーディション機能によるオーディションに合格した候補者ユーザは、次のステップとして、現実世界でのオーディションに進むこととなる。
【0054】
上述した実施形態では、候補者ユーザのコミュニケーション空間には審査員ユーザのみが入室できるようにしたが、審査員ユーザ以外の一般ユーザ(例えば、コンテンツ配信サービスの一般機能を利用するユーザ)であっても、候補者ユーザのコミュニケーション空間に入室してオーディションを視聴(見学)できるようにしても良い。この場合、一般ユーザが、候補者ユーザに対する評価を行えるようにしても良い。
【0055】
以上説明した本発明の実施形態は、複数の候補者ユーザ(提供ユーザ)に含まれる1又は複数の候補者ユーザの審査員ユーザ(視聴ユーザ)による選択を受け付け、候補者ユーザからの要求に応答して、複数の審査員ユーザのうちこの候補者ユーザを選択している審査員ユーザに対してオーディション日時(コンテンツの配信日時)を予約可能な予約用画面を候補者ユーザの端末装置30に表示させ、候補者ユーザによる予約用画面を介した審査員ユーザに対するオーディション日時の予約を受け付けて、この候補者ユーザ、予約された審査員ユーザ、及び、予約されたオーディション日時を少なくとも含む予約情報を記憶し、審査員ユーザからの要求に応答し、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を少なくとも含む審査員ユーザ用画面90B、90Cをこの審査員ユーザの端末装置30に表示させ、候補者ユーザからの要求に応答し、この候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を視聴している審査員ユーザに関する情報を少なくとも含む候補者ユーザ用画面90Aをこの候補者ユーザの端末装置30に表示させる。このように、候補者ユーザは、自身に興味を抱いている審査員ユーザに対してオーディション日時を予約することができる。即ち、本発明の実施形態は、コンテンツを提供するユーザが、このコンテンツを視聴するユーザを特定できるようにすることができる。又、オーディション日時を予約した審査員ユーザが、自身が提供するリアルタイムの動画を視聴していることを候補者ユーザ用画面90Aを介して知ることができるから、より確実に、特定のユーザにコンテンツを視聴してもらうことができる。
【0056】
本発明の他の実施形態においては、候補者ユーザは、審査員ユーザに対してオーディション日時を予約していない日時であっても、上述した候補者ユーザ用画面90A等を介して自身のリアルタイムの動画を提供することができる。審査員ユーザは、こうした候補者ユーザのコミュニケーション空間に、上述したオーディション一覧画面80等を介して入室することができ、上述した審査員ユーザ用画面90B、90C等を介して、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画の視聴、及び、候補者ユーザに対する評価を行うことができる。そして、審査員ユーザによって所定の評価が行われた候補者ユーザには、予約用チケットが無償で付与され、この候補者ユーザは、この審査員ユーザに対してオーディション日時の予約が可能となる。
【0057】
上述した実施形態では、オーディションを仮想的なコミュニケーション空間(仮想空間)において行うようにしたが、本発明の実施形態は、仮想空間の技術を適用することなく実現することも可能である。例えば、候補者ユーザ用画面90Aにおいて、コミュニケーション空間100内の審査員ユーザのアバターの表示に代えて、単に、候補者ユーザが提供するコンテンツを視聴している審査員ユーザに関する情報(氏名等)を表示するようにしても良い。また、例えば、審査員ユーザ用画面90B、90Cにおいて、コミュニケーション空間100を用いることなく、単に、候補者ユーザが提供するコンテンツを表示するようにしても良い。
【0058】
上述した実施形態では、候補者ユーザは、自身を選択している審査員ユーザに対するオーディション日時を予約でき、自身を選択していない審査員ユーザに対しては予約できないようにしたが、審査員ユーザによる事前の選択の有無に関わらず、候補者ユーザが、任意の審査員ユーザに対するオーディション日時の予約を行えるようにしても良い。
【0059】
上述した実施形態では、コンテンツ配信サービスのオーディション機能について説明したが、本発明の実施形態は、オーディション以外の態様に適用することも可能である。
【0060】
本明細書で説明された処理及び手順は、実施形態中で明示的に説明されたもの以外にも、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって実現される。より具体的には、本明細書で説明される処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0061】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理または手順は複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書中で説明されるデータ、テーブル、又はデータベースが単一のメモリに格納される旨説明されたとしても、そのようなデータ、テーブル、又はデータベースは、単一の装置に備えられた複数のメモリまたは複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納され得る。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、またはより多い構成要素に分解することによって実現することも可能である。
【0062】
本明細書において、発明の構成要素が単数もしくは複数のいずれか一方として説明された場合、又は、単数もしくは複数のいずれとも限定せずに説明された場合であっても、文脈上別に解すべき場合を除き、当該構成要素は単数又は複数のいずれであってもよい。
【解決手段】 一実施形態に係るサーバは、情報記憶部と、候補者ユーザを選択するための選択用画面を表示させる選択用画面表示制御部と、審査員ユーザによる選択用画面を介した候補者ユーザの選択を受け付ける候補者選択受付部と、自身を選択している審査員ユーザに対してオーディション日時を予約可能な予約用画面を表示させる予約用画面表示制御部と、予約用画面を介した審査員ユーザに対するオーディション日時の予約を受け付ける予約受付部と、候補者ユーザが提供するリアルタイムの動画を含む審査員ユーザ用画面を表示させる審査員用画面表示制御部と、リアルタイムの動画を視聴している審査員ユーザに関する情報を含む候補者ユーザ用画面を表示させる候補者用画面表示制御部と、を備える。