特許第5728562号(P5728562)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5728562アプリケーションの保安性管理方法及びその電子装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5728562
(24)【登録日】2015年4月10日
(45)【発行日】2015年6月3日
(54)【発明の名称】アプリケーションの保安性管理方法及びその電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/12 20130101AFI20150514BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20150514BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20150514BHJP
【FI】
   G06F21/12 310
   G06F3/048 657A
   G06F3/048 652A
【請求項の数】14
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2013-248986(P2013-248986)
(22)【出願日】2013年12月2日
(65)【公開番号】特開2014-123352(P2014-123352A)
(43)【公開日】2014年7月3日
【審査請求日】2013年12月2日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0152352
(32)【優先日】2012年12月24日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】朴 志賢
(72)【発明者】
【氏名】南宮 普覽
(72)【発明者】
【氏名】盧 炳卓
(72)【発明者】
【氏名】李 永眞
(72)【発明者】
【氏名】崔 普根
【審査官】 岸野 徹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−253567(JP,A)
【文献】 特開2002−024450(JP,A)
【文献】 特開2009−151819(JP,A)
【文献】 特開2000−010773(JP,A)
【文献】 特開2002−215463(JP,A)
【文献】 特開2000−181597(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/12
G06F 3/048
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の動作方法において、
1レベルの保安レベルを有する第1領域と第2レベルの保安レベルを有する第2領域とを含むロック画面を表示する過程と、
前記第1領域に表示されている一つ以上のショートカットアイコンに対応する一つ以上のアプリケーションの実行命令が発生すると、ロック解除を要求する画面を表示する過程と、
前記第2領域に表示されている一つ以上のショートカットアイコンに対応する一つ以上のアプリケーションの実行命令が発生すると、前記ロック解除とともに前記一つ以上のアプリケーションを実行する過程と、を含む方法。
【請求項2】
前記ロック解除が実行されると、前記第1領域に表示されている前記一つ以上のショートカットアイコンに対応する前記一つ以上のアプリケーションを実行する過程と、を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1領域に表示されている前記一つ以上のショートカットアイコンに対応する前記一つ以上のアプリケーションの終了命令が発生するとメインメニュを表示する過程を更に含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2領域に表示されている前記一つ以上のショートカットアイコンに対応する前記一つ以上のアプリケーションの終了命令が発生すると前記第1領域及び前記第2領域を含む前記ロック画面を表示する過程を更に含む請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1領域及び前記第2領域を含む前記ロック画面は、画面が点灯されている場合に表示される請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1領域に表示されている前記一つ以上のショートカットアイコンを前記第2領域に移動させる命令が発生したならば、前記一つ以上のショートカットアイコンを前記第2領域に移動させる過程と、
前記第2領域に移動した前記一つ以上のショートカットアイコンに対応する前記一つ以上のアプリケーションの実行命令が発生したならば、前記ロック解除とともに前記一つ以上のアプリケーションを実行する過程と、を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2領域に表示されている少なくとも一つのショートカットアイコンを前記第1領域に移動させる命令が発生したならば、前記少なくとも一つのショートカットアイコンを前記第1領域に移動させる過程と、
前記第1領域に移動した前記少なくとも一つのショートカットアイコンの実行命令が発生したならば、前記ロック解除を要求する画面を表示する過程と、
を更に含む請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2領域に移動したショートカットアイコンに対応するアプリケーションが1回実行されてから終了されること、少なくとも一つのショートカットアイコンが移動されてから予め決められた時間が経過すること、前記電子装置の状態又は実行中のアプリケーションの分析結果に応じて前記第2領域に移動したショートカットアイコンに対応するアプリケーションの保安レベルを前記第1レベルとして管理することを判断することのうち少なくとも一つの条件を満足すると、前記第2領域に移動された前記第2領域に移動したショートカットアイコンを前記第1領域に移動させる過程を更に含む請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2領域に表示されている少なくとも一つのショートカットアイコンを前記第1領域に移動させる命令が発生すると、前記ロック解除を要求せずに前記少なくとも一つのショートカットアイコンを前記第1領域に移動させる過程を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
メインメニュへの進入命令が発生すると、前記ロック解除を要求する画面を表示する過程と、
ロックが解除されると前記メインメニュを表示する過程と、を更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記メインメニュへの進入命令は、前記第1領域のうちショートカットアイコンが表示されていない部分でのタッチ入力、前記メインメニュへの進入のために定義された少なくとも一つのショートカットアイコンのタッチ入力のうち一つである請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1領域及び前記第2領域の分割形態は、予め定義された設定及びユーザのタッチスクリーン使用分析のうち少なくとも一つに基づいて決定される請求項1に記載の方法。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された電子装置。
【請求項14】
電子装置において、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサの制御に応じて画面を表示する表示部と、
前記少なくとも一つのプロセッサによって実行されるように構成される少なくとも一つのソフトウェアモジュールを貯蔵するメモリと、を含み、
前記ソフトウェアモジュールは、第1レベルの保安レベルを有する第1領域と第2レベルの保安レベルを有する第2領域とを含むロック画面を表示するように制御する少なくとも一つの命令語を含み、
前記ソフトウェアモジュールは、前記第1領域に表示されている一つ以上のショートカットアイコンに対応する一つ以上のアプリケーションの実行命令が発生すると、ロック解除を要求する画面を表示し、前記第2領域に表示されている一つ以上のショートカットアイコンに対応する一つ以上のアプリケーションの実行命令が発生すると、前記ロック解除とともに前記アプリケーションを実行する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置でのアプリケーション(application)の保安性(security)管理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン(smart phone)のようなタッチスクリーンパネル(touch−screen panel)が適用された電子装置は、意図されていないタッチ(touch)入力の防止、不必要な画面表示によるバッテリ(battery)消耗の防止、保安などのために一定時間が過ぎると画面が消される(off)。更に前記電子装置使用しようとする場合、ユーザは予め決められた方式でロック画面(lock screen)を解除しなければならない。
【0003】
前記ロック画面の解除は、保安レベルに応じてドラッグ(drag)、モーション(motion)、顔認識、音声認識、パターン(pattern)、PIN(Personal Identification Number),パスワードなど多様な方式による。前記ロック画面を介した保安において、保安の対象は電子装置全体である。言い換えると、ロック画面を解除しなければ前記電子装置のいかなる機能も実行することができないのが一般的である。即ち、前記ロック画面はアプリケーションの使用頻度、保安性とは関係なく電子装置全体に対する使用を禁止させる。
【0004】
保安が設定されているロック画面を解除した後、ユーザが電子装置を続けて使用する場合でも一定時間が過ぎると画面が消される(off)。更に電子装置を使用とすると、前記電子装置はロック画面の解除を繰り返さなければならない。このような繰り返されるロック画面の解除による煩わしさを減らすためにロック画面の保安機能を除去すると電子装置全体に対する保安が脆弱になる。即ち、保安性及び便宜性が矛盾する問題点が存在する。
【0005】
一つの代案として、ユーザは場合に応じて保安レベル(level)を調節することができる。即ち、ユーザは電子装置を頻繁に使用する間には保安機能を除去し、電子装置を一定時間使用しない間には保安機能を活性化させることができる。しかし、一般に保安レベルを変更することはメニューへの進入、項目の選択、設定変更など約8乃至10回の複雑な操作を要求する。よって、ユーザがアプリケーションの使用パターンに応じて柔軟に保安レベルを変更することはより大きな不便さをもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国特許登録第10−1087698号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
よって、本発明の一実施例は電子装置で保安レベルを容易に変更するための装置及びその方法を提供する。
【0008】
本発明の他の実施例は電子装置でアプリケーション別に保安レベルを互いに相異に設定するための装置及びその方法を提供する。
【0009】
本発明のまた他の実施例は電子装置で保安領域及び非保安(non−security)領域を提供するための装置及びその方法を提供する。
【0010】
前記目的を達成するための本発明の第1見地によると、電子装置の動作方法は、画面の一部を占有する第1領域に第1レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示する過程と、第1領域と排他的な部分を占有する第2領域に第2レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示する過程を含む。ここで、前記第1レベルは実行にロック解除を必要とし、前記第2レベルは実行にロック解除を必要としない。
【0011】
前記目的を達成するための本発明の第2見地によると、電子装置は、画面の一部を占有する第1領域に第1レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示し、第1領域と排他的な部分を占有する第2領域に第2レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示するように制御するプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサの制御に応じて前記第1領域及び前記第2領域に分割された画面を表示する表示部を含む。ここで、前記第1レベルは実行にロック解除を必要とし、前記第2レベルは実行にロック解除を必要としない。
【0012】
前記目的を達成するための本発明の第3見地によると、電子装置は、少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサの制御に応じて画面を表示する表示部と、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行されるように構成される少なくとも一つのソフトウェアモジュールを貯蔵するメモリを含む。ここで、前記ソフトウェアモジュールは、画面の一部を占有する第1領域に第1レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示し、第1領域と排他的な部分を占有する第2領域に第2レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示するように制御する少なくとも一つの命令語を含む。ここで、前記第1レベルは実行にロック解除を必要とし、前記第2レベルは実行にロック解除を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例による電子装置で保安領域及び非保安領域の区分例を示す図である。
図2】本発明の実施例による電子装置で保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面の例を示す図である。
図3】本発明の実施例による電子装置で非保安領域に位置するアプリケーションの実行過程を示す図である。
図4】本発明の実施例による電子装置で保安領域に位置するアプリケーションの実行過程を示す図である。
図5】本発明の実施例による電子装置で保安領域に位置するアプリケーションを非保安領域に移動させる過程を示す図である。
図6】本発明の実施例による電子装置で非保安領域に位置するアプリケーションを保安領域に移動させる過程を示す図である。
図7】本発明の実施例による電子装置でメインメニュ(main menu)に進入する過程を示す図である。
図8】本発明の他の実施例による電子装置でメインメニュに進入する過程を示す図である。
図9】本発明の実施例による電子装置で保安モードの設定手順を示す図である。
図10】本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモード(Smart Access Lock Mode)でロック画面を表示する手順を示す図である。
図11】本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで非保安アプリケーションの実行手順を示す図である。
図12】本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで保安アプリケーションの実行手順を示す図である。
図13】本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで保安領域内のアイコンを非保安領域に移動する手順を示す図である。
図14】本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで非保安領域内のアイコンを保安領域に移動する手順を示す図である。
図15】本発明の実施例による電子装置のブロック構成を示す図である。
図16】本発明の他の実施例による電子装置のブロック構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明は電子装置でアプリケーションの保安性を管理するための技術について説明する。最近、スマートフォンのような電子装置に多数の機能が統合(convergence)されて設置されるアプリケーションの個数は多いが、ユーザによって主に使用するアプリケーションは決まっている。使用頻度が高いアプリケーションの中には保安性が低いアプリケーションも存在するが、保安性が非常に高いアプリケーションも存在する。しかし、電子装置全体に適用される保安機能をアプリケーション別に柔軟に変更することは困難である。よって、本発明は機器全体に保安機能を適用しながら、使用頻度が高いアプリケーションに対して使用パターンに応じて簡単な操作で保安レベルを柔軟に調節することができる技術を提案する。
【0015】
本発明において、前記電子装置は携帯用電子装置(portable electronic device)であってもよく、スマートフォン、携帯用端末機(mobile terminal)、移動電話(mobile phone)、移動パッド(mobile pad)、メディアプレーヤー(media player)、タブレットコンピュータ(tablet computer)、ハンドヘルドコンピュータ(handheld computer)又はPDA(Personal Digital Assistant)のうち一つであってもよい。また、前記電子装置は上述した装置のうち2つ以上の機能を結合した装置であってもよい。
【0016】
本願発明で考慮する保安性及び便宜性の矛盾が発生する場合の例示は以下のようである。
【0017】
保安機能が活性化された電子装置を使用するために、ユーザはハードキー(hard key)を押すことで画面をつけ(on)、ロックを解除する。音楽フェイル(例えば、mp3)を再生して移動中にしばらくしてから電子装置を使用しようとすると、直接ロックを解除したユーザであっても更にロックを解除しなければならない。
【0018】
保安機能が活性化された電子装置を使用するために、ユーザはハードキーを押すことで画面をつけ、ロックを解除する。チャット(chating)プログラムを介してメッセージを送信してから返信が来ると、ユーザは更にロックを解除しなければ返信を確認することができない。なお、再返信を送る場合、前記ユーザは更にロックを解除しなければならない。
【0019】
保安機能が活性化された電子装置を使用するために、ユーザはハードキーを押すことで画面をつけ、ロックを解除する。インターネットに接続した後、電波陰影地域(例えば、エレベータ)に進入すると接続が切れる。その後、電波陰影地域から逸脱してからインターネットページを閲覧しようとすると、前記ユーザは更にロックを解除しなければならない。
【0020】
ユーザがしばらくしてから使用する目的でメモアプリケーションを介してメモを作成する。その後、前記メモを開くたびに前記ユーザは毎回ロックを解除しなければならない。
【0021】
ユーザが講義中に電子装置を利用して筆記をする。講義途中に更に筆記をしようとするたびに、前記ユーザは毎回ロックを解除しなければならない。
【0022】
よって、本発明は上述したような保安性及び便宜性の矛盾を解除するための保安性管理方式を提案する。
【0023】
本発明の実施例による電子装置は、画面を保安領域及び非保安領域に区分する。前記保安領域は画面の一部を占有し、前記非保安領域は前記保安領域と排他的な部分を占有する。即ち、前記保安領域及び前記非保安領域は重ならずに区分される。
【0024】
図1は、本発明の実施例による電子装置で保安領域及び非保安領域の区分例を示す図である。前記図1を参照すると、(a)のように前記保安領域及び非保安領域は対角線に分割される。または、(b)のように前記保安領域及び非保安領域の境界線は曲線であってもよい。または、(c)のように前記保安領域及び非保安領域は上下区分に分割されてもよい。または、(d)のように前記保安領域が特定図形の内部に割り当てられ、前記非保安領域が前記図形の外部に割り当てられてもよい。以下、説明の便宜上、本発明は前記(a)のような領域分割を前提に説明する。
【0025】
上述したような保安領域及び非保安領域の分割形態は、予め定義された設定に応じて又はユーザのタッチスクリーン使用パターン分析に応じて決定される。例えば、前記領域は電子装置で予め定義された一つの形態にのみ分割されてもよい。他の例として、電子装置は設定メニュを介して既に定義された多数の分割形態を提示し、ユーザの選択に応じて適用する分割形態を決定してもよい。前記タッチスクリーン使用パターン分析に基づく場合、前記電子装置は前記ユーザが主に使用するスクリーン領域を前記非保安領域に割り当てることができる。前記主に使用するスクリーン領域は、タッチ入力分布及び回数の統計に基づいて識別される。
【0026】
前記保安領域及び前記非保安領域が区分されるロック画面(interface)は、画面が消された状態でハードキーを押すことで画面が消される際に表示される。前記保安領域及び前記非保安領域が区分されるロック画面の例は下記図2のようである。図2は、本発明の実施例による電子装置で保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面の例を示す図である。前記図2を参照すると、保安領域210内に実行にロック解除を要求するアプリケーションのアイコン(icon)が表示され、非保安領域220内に実行にロック解除を要求しないアプリケーションのアイコンが表示される。以下、説明の便宜上、本発明は前記「実行にロック解除を要求するアプリケーション」を「保安アプリケーション」と、前記「実行にロック解除を要求しないアプリケーション」を「非保安アプリケーション」と、前記「実行にロック解除を要求するアプリケーションのアイコン」を「保安アイコン」と、前記「実行にロック解除を要求しないアプリケーションのアイコン」を「非保安アイコン」と称する。
【0027】
保安機能が非活性化された場合、前記ハードキーを押すことで画面がつけられる際、前記保安領域及び前記非保安領域が区分されるロック画面ではなくメインメニュが表示される。また、保安機能が活性化されても、ユーザの設定に応じて本発明の実施例による前記図2のようなロック画面又は従来技術によるロック画面が選択的に表示される。従来技術によるロック画面を表示するモード(mode)と区分するために、本発明の実施例によるモードは「スマートアクセスロックモード」と称する。
【0028】
前記図2のようなロック画面は、保安アイコン及び非保安アイコンの分類が行われた後で表現される。前記保安アイコン及び非保安アイコンの分類はユーザの設定に応じて行われる。即ち、電子装置は各アプリケーションに対して保安/非保安を設定するインタフェース(interface)を提供し、ユーザは前記インタフェースを利用してアプリケーション別に保安/非保安を設定する。例えば、ユーザはアプリケーション別に保安/非保安可否を選択するか、一定条件式に応じて各アプリケーションを分類する。例えば、前記条件式は使用頻度、ユーザコンテンツ(contents)(例えば、写真)の活用可否のうち少なくとも一つを入力として取る。
【0029】
上述したように保安領域及び非保安領域が分割される場合、アプリケーションの実行過程は以下のようである。
【0030】
図3は、本発明の実施例による電子装置で非保安領域に位置するアプリケーションの実行過程を示す図である。前記図3は、カメラアプリケーションが非保安アプリケーションとして分類された状況を仮定する。前記図3を参照すると、電子装置は画面を保安領域310及び非保安領域320に分割しており、前記非保安領域320はカメラアプリケーションアイコン330を含む。ユーザは、(a)のように前記カメラアプリケーションアイコン330をタッチ(=プレスアンドリリーズ(press and release))する。それによって、別途の手順なしに前記電子装置は(b)のようにカメラアプリケーションを実行する。
【0031】
図4は、本発明の実施例による電子装置で保安領域に位置するアプリケーションの実行過程を示す図である。前記図4は、SMS(Short Message Service)アプリケーションが保安アプリケーションとして分類された状況を仮定する。前記図4を参照すると、電子装置は画面を保安領域410及び非保安領域420に分割しており、前記保安領域410はSMSアプリケーションアイコン431を含む。ユーザは、(a)のように前記SMSアプリケーションアイコン431をタッチ(=プレスアンドリリーズ)する。それによって、前記電子装置は(b)のようにロック解除を要求する画面を表示する。前記図4の場合、ロック解除は「パターン入力」方式による。その後、前記ユーザがロックを解除すると前記電子装置は(c)のようにSMSアプリケーションを実行する。即ち、前記保安領域に位置するアイコンを介してアプリケーションを実行しようとする場合、図4に示したようにロックを解除する過程が要求される。
【0032】
上述したように、アプリケーションのアイコンは予め設定された保安/非保安に応じて前記保安領域又は前記非保安領域に含まれる。よって、一定時間の間のみ一時的に特定の保安アプリケーションを非保安アプリケーションに転換しようとする場合、保安設定メニュを介して使用前後に2回の保安/非保安の変更が要求される。このような不便を解消するために、本発明の実施例による電子装置は臨時的な領域移動をサポートする。前記臨時的な領域移動は以下のようである。
【0033】
図5は、本発明の実施例による電子装置で保安領域に位置するアプリケーションを非保安領域に移動させる過程を示す図である。前記図5を参照すると、ユーザは(a)のように保安領域510に位置する保安アイコンのうち一つを非保安領域520にドラッグアンドドロップ(drag and drop)することで移動させる。それによって、前記電子装置は(b)のようにロック解除を要求する画面を表示する。前記図5の場合、ロック解除は「パターン入力」方式による。その後、前記ユーザがロックを解除すると、前記電子装置は(c)のように前記ユーザが移動させたアイコンを前記非保安領域520内に含ませる。そして、前記電子装置は前記アイコンが前記非保安領域520に位置する間、前記アイコンに対応するアプリケーションを非保安アプリケーションとして管理する。即ち、前記保安領域510に位置するアイコンを前記非保安領域520に移動させようとする場合、図4に示したようにロックを解除する過程が要求される。
【0034】
図6は、本発明の実施例による電子装置で非保安領域に位置するアプリケーションを保安領域に移動させる過程を示す図である。前記図6を参照すると、ユーザは(a)のように非保安領域620に位置する保安アイコンのうち一つを保安領域610にドラッグアンドドロップすることで移動させる。それによって、前記電子装置は(b)のように前記ユーザが移動させたアイコンを前記保安領域610内に含ませる。そして、前記電子装置は前記アイコンが前記保安領域610に位置する間、前記アイコンに対応するアプリケーションを保安アプリケーションとして管理する。即ち、前記非保安領域620に位置するアイコンを前記保安領域610に移動させようとする場合、図4とは異なってロックを解除する過程が要求されない。前記図6のような過程は、最初は前記保安領域610に位置したがユーザの命令によって前記非保安領域620に移動されたアイコンを更に前記保安領域610に移動させる場合にも同じく適用される。
【0035】
前記図5及び前記図6に示したように、アイコンの臨時的な領域移動が可能である。前記図5及び前記図6に示したアイコンは臨時的なものであるため、移動後の状態が固定されるのではない。よって、ユーザによって臨時的に移動されたアイコンは以下のように管理される。本発明の実施例によって、前記電子装置は移動されたアイコンに対応するアプリケーションが1回実行されてから終了されると、前記アイコンを元の割り当てられた領域に戻す。または、本発明の他の実施例によって、前記電子装置はアイコンが移動してから予め決められた時間が経過すると、前記アイコンを元の割り当てられた領域に戻す。または、本発明のまた他の実施例によって、前記電子装置は装置の状態又は実行中のアプリケーションの分析結果によって前記アイコンに対応するアプリケーションの保安/非保安可否を判断し、判断結果に応じて前記アイコンを再配置する。
【0036】
臨時的領域移動後のアイコン管理の必要性は、アイコンが保安領域から非保安領域に移動された場合により大きい。元々非保安領域に位置していたアイコンを保安領域に移動した場合には保安が脆弱になる問題が発生しないためである。よって、上述した臨時的領域移動後のアイコン管理は、アイコンが保安領域から非保安領域に移動された場合にのみ適用される。但し、本発明の他の実施例によって、上述した臨時的領域移動後のアイコン管理は臨時的領域移動の方向とは関係なく適用されてもよい。
【0037】
最近、多様なアプリケーションが開発されるにつれ、多数の機能が統合されたアプリケーションが存在する可能性がある。例えば、チャットアプリケーションがその下位アプリケーションとして写真の閲覧及び送信アプリケーションを含む場合が存在する。この場合、保安性を上位アプリケーションを基準に管理するか又は下位アプリケーションを基準に管理するかが問題となる。
【0038】
上位アプリケーション及び下位アプリケーションの保安レベルが相異なる場合、本発明の多様な実施例は以下のように保安性を管理する。上位アプリケーションが非保安領域を介してロック解除を省略して実行された後、保安領域に属する下位アプリケーションが実行される際、前記電子装置はロック解除を要求する。一方、上位アプリケーションが保安領域を介してロック解除が実行された場合、ユーザは既に使用権限を認められたため、前記電子装置はロック解除なしに保安領域に属する下位アプリケーションを実行する。なお、下位アプリケーションが非保安領域に属する場合、前記電子装置はロック解除可否とは関係なく下位アプリケーションを実行する。
【0039】
本発明の他の実施例によって、下位アプリケーションの保安レベルは上位アプリケーションの保安レベルに応じる。即ち、上位アプリケーションが非保安領域に属すると、下位アプリケーションの保安レベルとは関係なくロック解除なしに実行されてもよい。
【0040】
本発明の実施例によるスマートアクセスロックモードが実行される場合、画面が消された状態でハードキーを押すと前記保安領域及び前記非保安領域が区分されるロック画面が表示される。よって、メインメニュに進入するための追加的な実施例が必要となる。
【0041】
図7は、本発明の実施例による電子装置でメインメニュに進入する過程を示す図である。前記図7を参照すると、前記電子装置は画面を保安領域710及び非保安領域720に分割している。この際、ユーザが(a)のように前記保安領域710でアイコンが存在しない空き領域をタッチし、前記電子装置は前記タッチ入力をメインメニュへの進入命令として認知する。それによって、前記電子装置は(b)のようにロック解除を要求する画面を表示する。前記図7の場合、ロック解除は「パターン入力」方式による。次に、前記ユーザがロックを解除すると前記電子装置は(c)のようにメインメニュを表示する。
【0042】
図8は、本発明の他の実施例による電子装置でメインメニュに進入する過程を示す図である。前記図8を参照すると、前記電子装置は(a)のように画面を保安領域810及び非保安領域820に分割しており、前記保安領域810内にメインメニュアイコン831を表示する。この際、ユーザが(b)のように前記保安領域810内の前記メインメニュアイコン831をタッチし、前記電子装置は前記タッチ入力をメインメニュへの進入命令として認知する。それによって、前記電子装置は(c)のようにロック解除を要求する画面を表示する。前記図8の場合、ロック解除は「パターン入力」方式による。次に、前記ユーザがロックを解除すると前記電子装置は(d)のようにメインメニュを表示する。
【0043】
以下、本発明は、上述したように保安性を管理する電子装置の動作及び構成を図面を参照して詳細に説明する。
【0044】
図9は、本発明の実施例による電子装置で保安モードの設定手順を示す図である。
【0045】
前記図9を参照すると、電子装置ステップ901でスマートアクセスロックモードであるのかを判断する。即ち、前記電子装置は本発明の実施例によるスマートアクセスロックモードをサポートし、同時に従来方式による保安性管理体系もサポートする。
【0046】
前記スマートアクセスロックモードであれば、前記電子装置はステップ903に進行して保安領域及び非保安領域に配置するアイコンを分類する。前記保安領域及び非保安領域に対する分類は設定により、前記設定はユーザの選択によって又は一定条件式によって決定される。
【0047】
そして、前記電子装置はステップ905に進行してロック解除方式を選択する。即ち、前記電子装置は多数のロック解除方式をサポートする。例えば、前記ロック解除方式はドラッグ、モーション、顔認識、音声認識、パターン、PIN,パスワードなどであってもよい。この場合、前記電子装置はユーザの選択に応じてロック解除方式をサポートする。但し、前記電子装置が一つのロック解除方式のみをサポートする場合、前記ステップ905は省略される。
【0048】
前記ステップ901において、前記スマートアクセスロックモードでなければ前記電子装置はステップ907に進行して保安機能が活性化されているのかを判断する。即ち、前記電子装置は従来方式による保安性管理体系に従うことを確認し、保安機能の活性化可否を確認する。
【0049】
もし、前記保安機能が活性化されていなければ、前記電子装置はステップ909に進行して非保安モードに動作する。即ち、前記電子装置はロック解除なしに全てのアプリケーションを実行することを許容する。言い換えると、前記電子装置はロック画面なしに動作する。一方、前記保安機能が活性化されていれば前記電子装置はステップ905に進行してロック解除方式を選択し、全てのアプリケーションを実行する際にロック解除を要求する。
【0050】
前記図9を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0051】
図10は、本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードでロック画面を表示する手順を示す図である。
【0052】
前記図10を参照すると、前記電子装置はステップ1001で第1領域に第1レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示する。ここで、前記第1レベルは実行にロック解除を必要とする保安レベルを意味する。前記第1領域は上述した保安領域を意味し、画面の一部を占有する。
【0053】
次に、前記電子装置はステップ1003に進行して第2領域に第2レベルの保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示する。前記第2レベルは実行にロック解除を必要としない保安レベルを意味する。前記第2領域は上述した非保安領域を意味し、第1領域と排他的な部分を占有する。
【0054】
前記図10を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0055】
図11は、本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで非保安アプリケーションの実行手順を示す図である。
【0056】
前記図11を参照すると、前記電子装置はステップ1101で非保安アプリケーションの実行命令が発生するのかを判断する。即ち、前記電子装置は保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面を表示した状態で前記非保安領域に含まれたアイコンに対応するアプリケーションの実行命令が発生するのかを判断する。前記実行命令は該当アイコンをプレスアンドリリーズすることを含む。例えば、前記保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面は前記図2のようである。
【0057】
前記非保安アプリケーションの実行命令が発生すると、前記電子装置はステップ1103に進行してロック解除を省略し該当アプリケーションを実行する。言い換えると、前記電子装置はプレスアンドリリーズされたアイコンに対応するアプリケーションを実行し、この際、ロック解除を要求しない。
【0058】
次に、前記電子装置はステップ1105に進行してアプリケーション終了命令が発生するのかを判断する。例えば、前記終了命令は戻るボタン又はホームボタンを押すことを含む。
【0059】
前記終了命令が発生すると、前記電子装置はステップ1107に進行して保安領域及び非保安領域が分割された画面を表示する。即ち、前記電子装置は前記ステップ1101で非保安アプリケーションの実行命令が発生する直前の状態に戻る。但し、本発明の他の実施例によって前記電子装置はロック解除を要求する画面を表示する可能性がある。この際、ロックを解除すると前記電子装置はメインメニュを表示する。
【0060】
前記図11を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0061】
図12は、本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで保安アプリケーションの実行手順を示す図である。
【0062】
前記図12を参照すると、前記電子装置はステップ1201で保安アプリケーションの実行命令が発生するのかを判断する。即ち、前記電子装置は保安領域及び非保安領域に分割された画面を表示した状態で前記保安領域に含まれたアイコンに対応するアプリケーションの実行命令が発生するのかを判断する。前記実行命令は該当アイコンをプレスアンドリリーズすることを含む。例えば、前記保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面は前記図2のようである。
【0063】
前記保安アプリケーションの実行命令が発生すると前記電子装置はステップ1203に進行し、ロック解除を要求する画面を表示する。言い換えると、前記電子装置はプレスアンドリリーズされたアイコンに対応するアプリケーションを実行する前にロック解除を要求する。例えば、前記ロック解除を要求する画面は前記図4の(b)のようである。
【0064】
次に、前記電子装置はステップ1205に進行してロックが解除されるのかを判断する。例えば、PIN入力又はパスワード入力の場合、前記電子装置は正しいPIN又はパスワードが入力されるのかを判断する。又はパターン入力の場合、前記電子装置は予め設定されたパターンと同じパターンが入力されるのかを判断する。前記ロック解除の判断の具体的な過程はロック解除方式に応じて異なる。
【0065】
前記ロックが解除されると、前記電子装置はステップ1207に進行して該当アプリケーションを実行する。言い換えると、前記電子装置はプレスアンドリリーズされたアイコンに対応するアプリケーションを実行する。
【0066】
次に、前記電子装置はステップ1209に進行してアプリケーション終了命令が発生するのかを判断する。例えば、前記終了命令は戻るボタン又はホームボタンを押すことを含む。
【0067】
前記終了命令が発生すると、前記電子装置はステップ1211に進行してメインメニュを表示する。前記ステップ1205でロック解除を確認することで使用権限を有することが確認されたため、前記電子装置はメインメニュを表示する。但し、本発明の他の実施例によって前記電子装置は保安領域及び非保安領域が分割されたロック画面を表示する。言い換えると、前記電子装置は前記ステップ1201で保安アプリケーションの実行命令が発生する直前の状態に戻る。
【0068】
前記図12を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0069】
図13は、本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで保安領域内のアイコンを非保安領域に移動する手順を示す図である。
【0070】
前記図13を参照すると、前記電子装置はステップ1301で保安領域に位置するアイコンを非保安領域に移動する命令が発生するのかを判断する。即ち、前記電子装置は保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面を表示した状態で前記保安領域に含まれたアイコンの移動命令が発生するのかを判断する。前記アイコンの移動命令は、該当アイコンに対するドラッグアンドドロップを含む。例えば、前記保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面は前記図2のようである。
【0071】
前記保安領域に位置したアイコンを非保安領域に移動する命令が発生すると、前記電子装置はステップ1303に進行してロック解除を要求する画面を表示する。言い換えると、前記電子装置はプレスアンドリリーズされたアイコンに対応するアプリケーションを実行する前にロック解除を要求する。例えば、前記ロック解除を要求する画面は前記図5の(b)のようである。
【0072】
次に、前記電子装置はステップ1305に進行してロックが解除されるのかを判断する。例えば、PIN入力又はパスワード入力の場合、前記電子装置は正しいPIN又はパスワードが入力されるのかを判断する。又はパターン入力の場合、前記電子装置は予め設定されたパターンと同じパターンが入力されるのかを判断する。前記ロック解除の判断の具体的な過程はロック解除方式に応じて異なる。
【0073】
前記ロックが解除されないと、言い換えると、ユーザの入力があったが予め設定されたパスワード、パターンなどと一致しない場合、前記電子装置はステップ1307に進行して前記アイコンを前記保安領域に戻す。それによって、前記アイコンに対応するアプリケーションは保安アプリケーションとして管理され、実行命令の際にロック解除を要求する。
【0074】
前記ロックが解除されると、言い換えると、ユーザの入力があったが予め設定されたパスワード、パターンなどと一致する場合、前記電子装置はステップ1309に進行して前記アイコンを前記非保安領域に臨時移動させる。それによって、前記アイコンに対応するアプリケーションは非保安アプリケーションとして管理され、実行命令の際にロック解除を要求しない。
【0075】
前記図13に図示していないが、前記ステップ1309で臨時移動されたアイコンはユーザの再移動命令がなくても一定条件に応じて前記保安領域に戻ることができる。例えば、移動されたアイコンに対応するアプリケーションが1回実行されてから終了される場合、アイコンが移動されてから予め決められた時間が経過した場合、前記電子装置の状態又は実行中のアプリケーションの分析結果に応じて前記アイコンに対応するアプリケーションを保安アプリケーションとして管理することが判断される場合、前記アイコンは前記保安領域に戻る。
【0076】
前記図13を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0077】
図14は、本発明の実施例による電子装置におけるスマートアクセスロックモードで非保安領域内のアイコンを保安領域に移動する手順を示す図である。
【0078】
前記図14を参照すると、前記電子装置はステップ1401で非保安領域に位置するアイコンを保安領域に移動する命令が発生するのかを判断する。即ち、前記電子装置は非保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面を表示した状態で前記非保安領域に含まれたアイコンの移動命令が発生するのかを判断する。前記アイコンの移動命令は、該当アイコンに対するドラッグアンドドロップを含む。例えば、前記保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面は前記図2のようである。
【0079】
前記非保安領域に位置したアイコンを保安領域に移動する命令が発生すると、前記電子装置はステップ1403に進行して前記アイコンを前記保安領域に臨時移動させる。この際、前記電子装置はロック解除を要求しない。それによって、前記アイコンに対応するアプリケーションは保安アプリケーションとして管理され、実行命令の際にロック解除を要求する。
【0080】
前記図14に図示していないが、前記ステップ1403で臨時移動されたアイコンはユーザの再移動命令がなくても一定条件に応じて前記非保安領域に戻ることができる。例えば、移動されたアイコンに対応するアプリケーションが1回実行されてから終了される場合、アイコンが移動されてから予め決められた時間が経過した場合、前記電子装置の状態又は実行中のアプリケーションの分析結果に応じて前記アイコンに対応するアプリケーションを非保安アプリケーションとして管理することが判断される場合、前記アイコンは前記非保安領域に戻る。
【0081】
前記図14を参照して説明した本発明の実施例は、ソフトウェアモジュール内の命令語、電子装置に貯蔵されたコンピュータプログラムの形態で提供される。
【0082】
図15は、本発明の実施例による電子装置のブロック構成を示す図である。本発明は移動電話端末、スマートフォンなどの移動端末を含む前記電子装置に具現される。
【0083】
前記図15を参照すると、前記電子装置はメモリ1510、プロセッサユニット(processor unit)1520、入出力(IO:Input Output)システム1530を含む。前記メモリ1510は多数個で構成される。前記図5に示した前記電子装置の構成要素は、少なくとも一つの通信バス(参照番号なし)又はストリームライン(参照番号なし)によって結合される(coupled)。
【0084】
前記メモリ1510は前記メモリインタフェース1521に連結される。前記メモリ1510は少なくとも一つの磁気ディスク貯蔵装置のような高速ランダムアクセスメモリ、非揮発性メモリ、少なくとも一つの光貯蔵装置、フラッシュメモリ(例えば、NAND,NOR)のうち少なくとも一つを含む。前記メモリ1510は少なくとも一つのソフトウェアを貯蔵する。ソフトウェア構成要素は運営体制(operation system)モジュール1511、グラフィックモジュール1512、UIモジュール1513、保安管理モジュール1514などを含む。ここで、ソフトウェア構成要素であるモジュールは命令語の集合で表現され、前記モジュールは「命令語セット(instruction set)」又は「プログラム」と称される。
【0085】
前記運営体制モジュール1511は、一般的なシステム作動(system operation)を制御する少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。例えば、前記運営体制モジュール1511はWINDOWS(登録商標),LINUX(登録商標),ダーウィン(Darwin)、RTXC,UNIX(登録商標),OS X,VxWroksなどのような内蔵型運営体制であってもよい。例えば、前記一般的なシステム作動の制御はメモリ管理及び制御、貯蔵ハードウェア制御及び管理、電力制御及び管理などを含む。前記運営体制モジュール1511は、少なくとも一つのハードウェア及び少なくとも一つのソフトウェア構成要素間の通信を円滑にする機能を行う。前記グラフィックモジュール1512は、タッチスクリーン1533の上にグラフィックを提供し表示するための少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。ここで、グラフィックとはテキスト(text)、ウェブイメージ(web page)、アイコン(icon)、デジタルイメージ(degital image)、ビデオ(video)、アニメーション(animation)などを含む意味である。前記UIモジュール1513は、UIに関する少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。前記UIに関する事項は、前記UIの状態がどのように変更されるのか又はUI状態の変更がどのような条件で行われるのかなどに対する内容を含む。
【0086】
前記保安管理モジュール1514は、アプリケーション別に保安性を管理するための少なくとも一つ以上のソフトウェア構成要素を含む。詳しくは、前記保安管理モジュール1514はアプリケーションを保安アプリケーション及び非保安アプリケーションに分類し、ロック解除方式を選択するソフトウェア構成要素を含む。また、前記保安管理モジュール1514は保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面を構成し、保安領域又は非保安領域に属するアプリケーションを定義された手順に応じて実行し、保安領域及び非保安領域間にアプリケーションを移動させるためのソフトウェア構成要素を含む。例えば、前記保安管理モジュール1514は前記電子装置が前記図1乃至前記図8を参照して説明したように動作するか、前記図9乃至前記図14の手順を行うための少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。例えば、前記保安管理モジュール1514は画面の一部を占有する保安領域の実行にロック解除を必要とする保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示し、前記保安領域と排他的な部分を占有する非保安領域の実行にロック解除を必要としない保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示するように制御する少なくとも一つの命令語を含む。
【0087】
前記メモリ1510は上述したモジュール1511乃至1514の他に追加的なモジュールを含む。または、本発明の他の実施例によって、上述したモジュール1511乃至1514のうち一部が排除されてもよい。
【0088】
前記プロセッサユニット1520はメモリインタフェース1521、プロセッサ1522及び周辺装置インタフェース(peripheral interface)1523を含む。前記プロセッサ1522は少なくとも一つのハードウェアチップ(chip)を含む。前記プロセッサユニット1520全体が「プロセッサ」と称されてもよい。前記メモリインタフェース1521、前記プロセッサ1522、前記周辺装置インタフェース1523それぞれは別途の構成要素であるか、又は少なくとも一つの集積化回路で構成される。
【0089】
前記プロセッサ1522はソフトウェアプログラムを実行することで前記電子装置が前記ソフトウェアプログラムに対応する機能を行うようにし、音声通信及びデータ通信のための処理及び制御を行う。また、前記プロセッサ1522は前記メモリ1510に貯蔵されているソフトウェアモジュールを実行することで該当モジュールに対応する特定の機能を行う。即ち、前記プロセッサ1522は前記メモリ1510に貯蔵されたソフトウェアモジュールと連動し、本発明の実施例による方法を行う。前記プロセッサ1522は少なくとも一つのデータプロセッサ、イメージプロセッサを含む。前記データプロセッサ、前記イメージプロセッサは別途のハードウェアで構成されてもよい。また、前記プロセッサ1522は互いに異なる機能を行う多数のプロセッサで構成されてもよい。
【0090】
前記周辺インタフェース1523は、前記電子装置の前記入出力システム1530及び少なくとも一つの周辺装置を前記プロセッサ1521及び前記メモリ1510に連結する。前記メモリ1510は前記メモリインタフェース1521を介して連結されてもよい。即ち、前記メモリインタフェース1521は前記メモリ1510に接近するためのインタフェースを提供する。
【0091】
前記入出力システム1530はタッチスクリーン制御機1531、その他の入力制御機1532、タッチスクリーン1533、その他の入力/制御装置1534を含む。前記タッチスクリーン制御機1531は前記タッチスクリーン1533に結合される。前記タッチスクリーン1533及び前記タッチスクリーン制御機1531はそれに限らないが、前記タッチスクリーン1533上での少なくとも一つの接触点を決定するための容量性、抵抗性、赤外線及び表面音響波技術だけでなくその他の近接センサ配列又はその他の要素を含むマルチタッチ(multi−touch)感知技術を利用して接触、動き、前記接触又は動きの中断を検出する。その他の入力制御機1532は前記その他の入力/制御装置1534に結合される。前記その他の入力/制御装置1534には少なくとも一つのボリューム(volume)制御のためのアップ/ダウン(up/down)ボタンが含まれる。また、前記ボタンはプッシュボタン(push botton)又はロッカーボタン(rocker botton)、ロッカー(rocker)スイッチ、サムホイール(thumb−wheel)、ダイヤル(dial)、スティック(stick)、スタイラス(stylus)のようなポインタ装置などの形態を有する。
【0092】
前記タッチスクリーン1533は、前記電子装置とユーザとの間に入出力インタフェースを提供する。即ち、前記タッチスクリーン1533はユーザのタッチ入力を前記電子装置に伝達する。また、前記タッチスクリーン1533は前記電子装置からの出力をユーザに示す媒介である。よって、前記タッチスクリーン1533は表示部と称される。即ち、前記タッチスクリーン1533はユーザに視覚的な出力を示す。前記視覚的な出力(visual output)はテキスト、グラフィック、ビデオ、それらの組み合わせの形で表現される。前記タッチスクリーン1533のために多様なディスプレイ手段が使用される。例えば、それに限らないが、前記タッチスクリーン1533はLCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、LPD(Light Emitting Polymer Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)、FLED(Flexible LED)のうち少なくとも一つを含む。
【0093】
本発明による前記電子装置の多様な機能は少なくとも一つのストリームプロセッシング(processing)、アプリケーション特定集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)を含むハードウェア、ソフトウェア、それらの結合で実行される。
【0094】
図16は、本発明の他の実施例による電子装置のブロック構成を示す図である。
【0095】
前記図16を参照すると、前記電子装置はメモリ1610、プロセッサユニット1620、入出力システム1640を含む。前記メモリ1610は多数個で構成される。前記図5に示した前記電子装置の構成要素は、少なくとも一つの通信バス(参照番号なし)又はストリームライン(参照番号なし)によって結合される。
【0096】
前記メモリ1610は前記メモリインターフェース1621に連結される。前記メモリ1610は少なくとも一つの磁気ディスク貯蔵装置のような高速ランダムアクセスメモリ、非揮発性メモリ、少なくとも一つの光貯蔵装置、フラッシュメモリ(例えば、NAND,NOR)のうち少なくとも一つを含む。前記メモリ1610は少なくとも一つのソフトウェアを貯蔵する。ソフトウェア構成要素は運営体制モジュール1611、グラフィックモジュール1612、UIモジュール1613を含む。ここで、ソフトウェア構成要素であるモジュールは命令語の集合で表現され、前記モジュールは「命令語セット」又は「プログラム」と称される。
【0097】
前記運営体制モジュール1611は、一般的なシステム作動を制御する少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。例えば、前記運営体制モジュール1611はWINDOWS(登録商標),LINUX(登録商標),ダーウィン、RTXC,UNIX(登録商標),OS X,VxWroksなどのような内蔵型運営体制であってもよい。例えば、前記一般的なシステム作動の制御はメモリ管理及び制御、貯蔵ハードウェア制御及び管理、電力制御及び管理などを含む。前記運営体制モジュール1611は、少なくとも一つのハードウェア及び少なくとも一つのソフトウェア構成要素間の通信を円滑にする機能を行う。前記グラフィックモジュール1612は、前記タッチスクリーン1643の上にグラフィックを提供し表示するための少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。ここで、グラフィックとはテキスト、ウェブイメージ、アイコン、デジタルイメージ、ビデオ、アニメーションなどを含む意味である。前記UIモジュール1613は、UIに関する少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。前記UIに関する事項は、前記UIの状態がどのように変更されるのか又はUI状態の変更がどのような条件で行われるのかなどに対する内容を含む。
【0098】
前記メモリ1610は上述したモジュール1611乃至1613の他に追加的なモジュールを含む。または、本発明の他の実施例によって、上述したモジュール1611乃至1613のうち一部が排除されてもよい。
【0099】
前記プロセッサユニット1620はメモリインターフェース6121、プロセッサ1622及び周辺装置インタフェース6123、保安管理プロセッサ1624を含む。前記プロセッサ1622は少なくとも一つのハードウェアチップを含む。前記プロセッサユニット6120全体が「プロセッサ」と称されてもよい。前記メモリインターフェース1621、前記プロセッサ1622、前記周辺装置インターフェース1623それぞれは別途の構成要素であるか、又は少なくとも一つの集積化回路で構成されてもよい。
【0100】
前記プロセッサ1622はソフトウェアプログラムを実行することで前記電子装置が前記ソフトウェアプログラムに対応する機能を行うようにし、音声通信及びデータ通信のための処理及び制御を行う。また、前記プロセッサ1622は前記メモリ1610に貯蔵されているソフトウェアモジュールを実行することで該当モジュールに対応する特定の機能を行う。即ち、前記プロセッサ1622は前記メモリ1610に貯蔵されたソフトウェアモジュールと連動し、本発明の実施例による方法を行う。前記プロセッサ1622は少なくとも一つのデータプロセッサ、イメージプロセッサを含む。前記データプロセッサ、前記イメージプロセッサは別途のハードウェアで構成されてもよい。また、前記プロセッサ1622は互いに異なる機能を行う多数のプロセッサで構成されてもよい。
【0101】
前記周辺装置インタフェース1623は、前記電子装置の前記入出力システム1640及び少なくとも一つの周辺装置を前記プロセッサ1621及び前記メモリ1610に連結する。前記メモリ1610は前記メモリインターフェース1621を介して連結されてもよい。即ち、前記メモリインタフェース1621は前記メモリ1610に接近するためのインタフェースを提供する。
【0102】
前記保安管理プロセッサ1624は、アプリケーション別に保安性を管理するための機能を行う。詳しくは、前記保安管理プロセッサ1624はアプリケーションを保安アプリケーション及び非保安アプリケーションに分類し、ロック解除方式を選択する。また、前記保安管理プロセッサ1624は保安領域及び非保安領域に分割されたロック画面を構成し、保安領域又は非保安領域に属するアプリケーションを定義された手順に応じて実行し、保安領域及び非保安領域間にアプリケーションを移動させるためのソフトウェア機能を行う。例えば、前記保安管理プロセッサ1624は前記電子装置が前記図1乃至前記図8を参照して説明したように動作するか、前記図9乃至前記図14の手順を行うように制御する。前記保安管理プロセッサ1624は前記プロセッサ1622と結合されるか又は前記プロセッサ1622の一部として構成されてもよい。例えば、前記保安管理プロセッサ1624は画面の一部を占有する保安領域の実行にロック解除を必要とする保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示し、前記保安領域と排他的な部分を占有する非保安領域の実行にロック解除を必要としない保安レベルを有するアプリケーションのアイコンを表示するように制御する。
【0103】
前記入出力システム1640はタッチスクリーン制御機1641、その他の入力制御機1642、タッチスクリーン1643、その他の入力/制御装置1644を含む。前記タッチスクリーン制御機1641は前記タッチスクリーン1643に結合される。前記タッチスクリーン1643及び前記タッチスクリーン制御機1641はそれに限らないが、前記タッチスクリーン1643上での少なくとも一つの接触点を決定するための容量性、抵抗性、赤外線及び表面音響波技術だけでなくその他の近接センサ配列又はその他の要素を含むマルチタッチ感知技術を利用して接触、動き、前記接触又は動きの中断を検出することができる。前記その他の入力制御機1642は前記その他の入力/制御装置1644に結合される。前記その他の入力/制御装置1644に少なくとも一つのボリューム制御のためのアップ/ダウンボタンが含まれてもよい。また、前記ボタンはプッシュボタン又はロッカーボタン、ロッカースイッチ、サムホイル、ダイヤル、スティック、スタイラスのようなポインタ装置などの形であってもよい。
【0104】
前記タッチスクリーン1643は、前記電子装置とユーザとの間に入出力インタフェースを提供する。即ち、前記タッチスクリーン1643はユーザのタッチ入力を前記電子装置に伝達する。また、前記タッチスクリーン1643は前記電子装置からの出力をユーザに示す媒介である。よって、前記タッチスクリーン1643は表示部と称されてもよい。即ち、前記タッチスクリーン1643はユーザに視覚的な出力を示す。前記視覚的な出力はテキスト、グラフィック、ビデオ、それらの組み合わせの形で表現される。前記タッチスクリーン1643のために多様なディスプレイ手段が使用される。例えば、これに限らないが、前記タッチスクリーン1643はLCD,LED,LPD,OLED,AMOLED,FLEDのうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0105】
本発明による前記電子装置の多様な機能は少なくとも一つのストリームプロセッシング、アプリケーション特定集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、それらの組み合わせで実行される。
【0106】
本発明の請求項及び/又は明細書に記載された実施例による方法はハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアを組み合わせた形態で具現される(implemented)。
【0107】
ソフトウェアとして具現する場合、一つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を貯蔵するコンピュータで判読可能な貯蔵媒体が提供される。コンピュータで判読可能な貯蔵媒体に貯蔵される一つ以上のプログラムは、電子装置(deivece)内の一つ以上のプロセッサによって実行可能に構成される(configured for execution)。一つ以上のプログラムは、電子装置が本発明の請求項及び/又は明細書に記載された実施例による方法を実行するようにする命令語(instructions)を含ませる。
【0108】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)はランダムアクセスメモリ(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non−volatile)メモリ、ロム(ROM,Read Only Memory)、電気的消去可能プログラムロム(EEROM,Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、磁気ディスク貯蔵装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクロム(CD−ROM,Compact Disc−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVDs,Digital Versatile Discs)又は他の形の光学貯蔵装置、マグネチックカセット(magnetic cassette)に貯蔵される。または、それらの一部或いは全部の組み合わせで構成されたメモリに貯蔵されてもよい。また、それぞれの構成メモリは多数個含まれてもよい。
【0109】
また、前記プログラムはインターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wide LAN)又はSAN(Storage Area Network)のような通信ネットワーク又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを介して接近(access)することができる付着可能な(attachable)貯蔵装置(storage device)に貯蔵されてもよい。このような貯蔵装置は、外部ポートを介して本発明の実施例を行う装置に接続する。また、通信ネットワーク上の別途の貯蔵装置が本発明の実施例を行う装置に接続してもよい。
【0110】
スマートフォンのような電子装置で保安領域及び非保安領域で互いに異なる保安レベルを適用し、ユーザに保安領域及び非保安領域を設定するようにすることで、ユーザの使用パターンに適合した保安性管理機能を提供することができる。なお、アプリケーションの保安レベルを臨時的に変更することを許容することで、ユーザは状況に応じて流動的に保安性を制御することができる。
【符号の説明】
【0111】
210 保安領域
220 非保安領域
310 保安領域
320 非保安領域
330 カメラアプリケーションアイコン
410 保安領域
420 非保安領域
431 SMSアプリケーションアイコン
510 保安領域
520 非保安領域
610 保安領域
620 非保安領域
710 保安領域
720 非保安領域
810 保安領域
820 非保安領域
831 メインメニュアイコン
1510 メモリ
1511 運営管理モジュール
1512 グラフィックモジュール
1513 UIモジュール
1514 保安管理モジュール
1520 プロセッサユニット
1521 メモリインタフェース
1522 プロセッサ
1523 周辺装置インタフェース
1530 入出力システム
1531 タッチスクリーン制御機
1532 タッチスクリーン
1533 その他の入力制御機
1534 その他の入力制御装置
1610 メモリ
1611 運営管理モジュール
1612 グラフィックモジュール
1613 UIモジュール
1620 プロセッサユニット
1621 メモリインタフェース
1622 プロセッサ
1623 周辺装置インタフェース
1624 保安管理プロセッサ
1640 入出力システム
1641 タッチスクリーン制御機
1642 その他の入力制御機
1643 タッチスクリーン
1644 その他の入力制御装置
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8