(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5728824
(24)【登録日】2015年4月17日
(45)【発行日】2015年6月3日
(54)【発明の名称】工具のびびり防止装置
(51)【国際特許分類】
B23B 29/12 20060101AFI20150514BHJP
【FI】
B23B29/12 Z
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2010-102023(P2010-102023)
(22)【出願日】2010年4月27日
(65)【公開番号】特開2011-230217(P2011-230217A)
(43)【公開日】2011年11月17日
【審査請求日】2013年2月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006297
【氏名又は名称】村田機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
(74)【代理人】
【識別番号】100087941
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100112829
【弁理士】
【氏名又は名称】堤 健郎
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 光典
【審査官】
大川 登志男
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−228707(JP,A)
【文献】
特開昭63−191506(JP,A)
【文献】
特開平09−300111(JP,A)
【文献】
特開平08−252715(JP,A)
【文献】
実開平01−125103(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23B 29/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
工作機械に使用される工具のびびり防止装置であって、工具支持体に取付けられこの工具支持体に装着された工具の外周に配置される装置本体と、加工に伴って前記工具に発生する振動に対して抵抗となる方向に摩擦力が生じるように前記工具に接触させられる接触部材と、この接触部材を前記工具に押付け、かつその押付け力を調整可能な押付け力調整機構とを備え、前記接触部材における前記工具との接触部が、前記押付け力調整機構により前記工具に押付けられる方向に弾性変形可能であり、前記摩擦力が生じる方向は、前記工具の断面円形の外周面部分における前記接触部の接触点での接線方向であり、前記接触部材は、前記接触部とこの接触部を支持する主部とを有し、前記接触部は前記主部に対し、前記摩擦力の生じる方向に延びるスリットを介して、前記工具に押付けられる方向に隔てられ、前記スリットの端の連結部で前記主部に連結された、工具のびびり防止装置。
【請求項2】
前記押付け力調整機構は、前記接触部材を前記工具に押付ける力を調整する機能と、前記接触部材を前記装置本体に取付ける機能とを有する請求項1に記載の工具のびびり防止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、工作機械において、工具に発生するびびり振動を抑えるために使用される工具のびびり防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
旋盤等に用いられる切削工具の一つとして、ボーリングバーと呼ばれる内径加工用のものがある。このボーリングバーは、工具ホルダ等の工具支持体からオーバーハングさせた片持ち梁形状で使用されるため、切削条件によってはびびり振動と呼ばれる振動が発生し易く、加工精度が低下するという問題がある。
【0003】
上記びびり振動対策として、摩擦減衰を利用してびびり振動の要因となる振動エネルギーを吸収させる提案がなされている。例えば特許文献1は、工具支持体と切削工具とを連結するボルト部材の内部にフリクションダンパ部を移動自在に設け、このフリクションダンパ部を接触対象であるキャップ部に押付けた構成であって、切削工具の振動に対しフリクションダンパ部が慣性によって異なる位相で振動し、フリクションダンパ部とキャップ部の滑り摩擦により切削工具の振動エネルギーを吸収させる。特許文献1では、磁力でフリクションダンパ部をキャップ部に押付けているが、ばね等による弾性付勢力で押付けても良い。また、特許文献2は、切削工具に弾性体を介してウェイトを装着し、切削工具の振動エネルギーを弾性体内の摩擦減衰により吸収させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−210088号公報
【特許文献2】実開平1−117803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、フリクションダンパ部の慣性力を利用して摩擦力を発生させるのは、必要な大きさの摩擦力を得るためにフリクションダンパ部の質量をかなり大きくしなければならず、実際の工具支持体や切削工具に組込むのは難しい。また、振動エネルギーの大きさに応じて、フリクションダンパ部をキャップ部に押付ける磁力や弾性付勢力を調整する場合、磁石やばねの部品交換が必要である。そのため、磁力または弾性付勢力の異なる複数の磁石やばねを用意しておかなければならず、しかも微調整が難しい。
【0006】
特許文献2のように、切削工具自体にびびり振動を防止する防振機構を設けるのは、専用の切削工具となり、切削工具が高価になる。また、市販の切削工具は使用できないので、汎用性が低い。
【0007】
この発明の目的は、工具に発生するびびり振動を抑えることができ、びびり振動の要因となる振動エネルギーの大きさに応じた調整が容易で、市販の工具にも適用可能な工具のびびり防止装置を提供することである。
この発明の他の目的は、工具に発生する振動に対して抵抗となる方向の摩擦力を微調整可能にすることである。
この発明のさらに他の目的は、前記摩擦力が作用する方向の剛性が高く、摩擦力に対する抵抗力が強い構造とすることである。
この発明のさらに他の目的は、簡素な構造とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の工具のびびり防止装置は、工作機械に使用される工具のびびり防止装置であって、工具支持体に取付けられこの工具支持体に装着された工具の外周に配置される装置本体と、加工に伴って前記工具に発生する振動に対して抵抗となる方向に摩擦力が生じるように前記工具に接触させられる接触部材と、この接触部材を前記工具に押付け、かつその押付け力を調整可能な押付け力調整機構とを備える。ここで言う「工具支持体」は、工具ホルダまたは刃物台のことである。
【0009】
この構成によると、押付け力調整機構により、接触部材が工具に押付けられる。それにより、工具と接触部材間に、加工に伴って工具に発生する振動に対して抵抗となる方向に摩擦力が生じる。この摩擦力による摩擦減衰で、びびり振動の要因となる振動エネルギーが吸収される。接触部材を工具に押付ける押付け力を、適正な摩擦減衰が得られる大きさとなるように押付け力調整機構で調整することにより、振動エネルギーを消滅させてびびり振動を抑制させられる。
【0010】
前記接触部材における前記工具との接触部
は、前記押付け力調整機構により前記工具に押付けられる方向に弾性変形可能であ
る。
接触部材の接触部が工具を押付ける方向に弾性変形可能であれば、押付け力調整機構による押付け力の大きさにおける広い範囲で摩擦力を発生させることができる。つまり、押付け力の大きさの変化に比べて摩擦力の大きさの変化が小さい。よって、押付け力の変更による摩擦力の微調整がし易い。但し、弾性変形し易すぎると、押付け力を付与しても摩擦力が発生しないので、接触部が適度に弾性変形するように設定する。
【0011】
前記摩擦力が生じる方向は、前記工具の断面円形の外周面部分における前記接触部の接触点での接線方向である。前記接触部材は、前記接触部とこの接触部を支持する主部とを有し、前記接触部は前記主部に対し、前記摩擦力の作用する方向に延びるスリットを介して、前記工具に押付けられる方向に隔てられ、前記スリットの端の連結部で前記主部に連結された形状とす
る。前記摩擦力の作用する方向は前記摩擦力が生じる方向である。 接触部材が上記形状であると、接触部は摩擦力の作用する方向の厚みが薄いため、摩擦力の作用する方向と交差する方向の剛性が低く、押付け力調整機構による押付け力で適度の弾性変形を生じさせることができる。一方、接触部は摩擦力の作用する方向には長いため、同方向の剛性は高く、摩擦力に対する抵抗力が強い。
【0012】
この発明において、前記押付け力調整機構は、前記接触部材を前記工具に押付ける力を調整する機能と、前記接触部材を前記装置本体に取付ける機能とを有するのが良い。
押付け力調整機構に接触部材を装置本体に取付ける機能を持たせることにより、接触部材を装置本体に取付けるための部材を別に設ける必要がなく、びびり防止装置の構成を簡素にできる。
【発明の効果】
【0013】
この発明の工具のびびり防止装置は、工作機械に使用されるものであり、工具支持体に取付けられこの工具支持体に装着された工具の外周に配置される装置本体と、加工に伴って前記工具に発生する振動に対して抵抗となる方向に摩擦力が生じるように前記工具に接触させられる接触部材と、この接触部材を前記工具に押付け、かつその押付け力を調整可能な押付け力調整機構とを備えるため、工具に発生するびびり振動を抑えることができ、びびり振動の要因となる振動エネルギーの大きさに応じた調整が容易で、汎用性の高い市販の工具にも適用可能である。
【0014】
前記接触部材における前記工具との接触部
は、前記押付け力調整機構により前記工具に押付けられる方向に弾性変形可能で
あるため、工具に発生する振動に対して抵抗となる方向の摩擦力を微調整可能である。
【0015】
前記接触部材は、前記接触部とこの接触部を支持する主部とを有し、前記接触部は前記主部に対し、前記摩擦力の作用する方向に延びるスリットを介して、前記工具に押付けられる方向に隔てられ、前記スリットの端の連結部で前記主部に連結された形状で
あるため、前記摩擦力が作用する方向の剛性が高く、摩擦力に対する抵抗力が強い。
【0016】
前記押付け力調整機構は、前記接触部材を前記工具に押付ける力を調整する機能と、前記接触部材を前記装置本体に取付ける機能とを有する場合は、簡素な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】この発明の一実施形態にかかる工具のびびり防止装置を備えた工具支持体の正面図である。
【
図5】同びびり防止装置を用いた工作機械の部分平面図である。
【
図6】この発明の異なる実施形態にかかる工具のびびり防止装置の正面図である。
【
図7】この発明のさらに異なる実施形態にかかる工具のびびり防止装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1〜
図3は、この発明の工具のびびり防止装置を備えた工具支持体を示す。図の工具支持体は工具ホルダ1である。工具ホルダ1は、旋盤等の工作機械のタレット刃物台42(
図1、
図2)に取付けられるものであり、回転するワークに対し固定して使用される工具30が装着される。工具30は、例えば内径切削加工用の工具であるボーリングバーである。工具30は、シャンク部30aの先端に切刃を有している。工具30のシャンク部30aは、断面形状が円形とされる。工具30が刃物台に直接取付けられる場合は、刃物台が工具支持体となる。
【0019】
工具ホルダ1は、ベース部2の四隅に設けたボルト孔3に挿通したボルト(図示せず)により、タレット刃物台42の外周面に取付けられる。工具ホルダ1は、タレット刃物台42の軸心の方向であるZ軸方向(
図2)に延びる円形の貫通孔である工具装着孔4を有し、この工具装着孔4内にスリーブ部材31を介して工具30のシャンク部30aの基部30aaが装着される。詳しくは、工具装着孔4の内周に嵌合するスリーブ部材31の筒状部31aがスリーブ固定ねじ32で工具ホルダ1に固定され、工具装着孔4の外部に位置するスリーブ部材31のフランジ部31bに前記基部30aaが工具固定ねじ33で固定される。なお、スリーブ部材31を用いずに、工具ホルダ1の工具装着孔4内に工具30を直接装着してもよい。
【0020】
工具ホルダ1の工具先端側の端面には、工具のびびり防止装置10が取付けられる。びびり防止装置10は、
図4に示すように、工具ホルダ1に装着された工具30のシャンク部30aの外周に配置される装置本体11と、工具30のシャンク部30aを挟んで前記装置本体11に対向して配置され一部が工具30のシャンク部30aの外周面に接触させられる接触部材12と、接触部材12を装置本体11に取付けると共に、接触部材12を工具30のシャンク部30aに押付ける力を調整する押付け力調整機構13とを備える。
【0021】
装置本体11および接触部材12は、共に肉厚が同一の板材であり、金属、例えば鋼材からなる。装置本体11は、工具30のシャンク部30aが嵌り込む程度の半径の半円形凹部14を有し、この半円形凹部14内に工具30のシャンク部30aが位置するように配置される。
【0022】
接触部材12は、工具30と接触する部分である接触部15と、この接触部15を支持する主部16とを有する。接触部15と主部16とは、接触部15と工具30との接線の方向(X軸方向)に延びるスリット17を介して隔てられており、スリット17の両端の周辺部である連結部18で互いに連結されている。スリット17の両端部17aは、応力集中を避けるために円形に形成されている。接触部15は直線形の帯状で、スリット17の長さ方向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)の幅が狭いため、Y軸方向の剛性が低く、Y軸方向に弾性変形可能である。一方、接触部15はスリット17の長さ方向(X軸方向)には長いため、X軸方向の剛性は高い。Y軸方向は、押付け力調整機構13により接触部材12を工具30に押付ける方向であり、X軸方向は、接触部材12を工具30に押付けることで生じる摩擦力の作用する方向である。接触部15と工具30の接触点Pは、接触部15の長さ方向の中央であり、工具30の中心OからY軸方向に延ばした直線L上に位置する。
【0023】
押付け力調整機構13は、装置本体11に設けられ装置本体11と接触部材12の並び方向(Y軸方向)に延びる貫通孔である調整ボルト孔20、接触部材12に設けられ前記調整ボルト孔20と同軸上に位置する調製ねじ孔21、および調整ボルト22で構成される。調整ボルト孔20の側から調製ボルト22を挿入し、その調整ボルト22の先端のねじ部22aを調整ねじ孔21に螺合させることで、接触部材12を装置本体11に取付ける。調整ボルト22の頭部22bは、調整ボルト孔20における調整ボルト22を挿入した側の開口の周縁部に当接させる。また、調整ボルト22の調整ねじ孔21へのねじ込み量を調整することで、接触部材12を工具30に押付ける押付け力が調整される。この押付け力の方向は、Y軸方向すなわち摩擦力の作用する方向と直交する方向である。そのため、押付け力調整機構13の押付け力により摩擦力を効率良く発生させることができる。図例では、工具30を挟んで両側に2つの押付け力調整機構13が設けられているが、1つの押付け力調整機構13で、接触部材12の装置本体11への取付けと押付け力の調整とを行わせるようにしてもよい。
【0024】
装置本体11および接触部材12には、それぞれ厚み方向(
図4において紙面に直交する方向)に貫通する取付ねじ挿通孔23が設けられている。この取付ねじ挿通孔23に挿通した取付ねじ24(
図1〜
図3)により、装置本体11および接触部材12が工具ホルダ1にそれぞれ取付けられる。なお、装置本体11および接触部材12を工具ホルダ1に取付けた状態において、装置本体11および接触部材12がX軸方向およびY軸方向にある程度移動可能であるように、取付ねじ挿通孔23の内径は取付ねじ24の外径よりも大きくしてある。
【0025】
図5は、上記工具ホルダ1を用いた工作機械の一例を概略的に示す部分平面図である。この工作機械40はタレット旋盤であって、主軸41およびタレット刃物台42を備える。主軸41は、その先端に主軸チャック43を有し、この主軸チャック43でワークWを把持して回転駆動される。タレット刃物台42は、回転中心軸が主軸41の軸心と平行であり、図示しない送り台を介して主軸41の軸心に沿う方向(Z軸方向)と主軸41の軸心に直交する水平方向(X軸方向)とに移動可能とされる。タレット刃物台42は正面形状が多角形のドラム状のものであり、各角間の周面部分からなる各工具ステーションに工具ホルダ1を介して工具30が取付けられる。
図5では、一つの工具ステーションにボーリングバーからなる工具30を取付けた状態を示している。工具30は、工具ホルダ1から主軸41の軸心およびタレット刃物台42の回転中心と平行な方向に突出するように取付けられている。この工作機械40による上記工具30を用いるワークWの加工では、ワークWの先端面における凹部Waの内径面加工が行われる。
【0026】
工具30は工具ホルダ1に片持ち梁状に取付けられているため、加工時に切り込み方向のびびり振動が発生し易い。しかし、工具ホルダ1にびびり防止装置10を設けたことにより、上記びびり振動を抑える効果が得られる。びびり防止装置10の作用および効果について詳しく説明する。
【0027】
押付け力調整機構13の調整ボルト22を調整ねじ孔21に適度に締め込むことにより、接触部材12の接触部15が工具30に押付けられる。それにより、工具30と接触部材12間に、工具30に発生する振動に対して抵抗となる方向(X軸方向)に摩擦力が生じる。この摩擦力による摩擦減衰で、びびり振動の要因となる振動エネルギーが吸収される。接触部材12を工具30に押付ける押付け力を、摩擦減衰が得られる適正な大きさに設定することにより、振動エネルギーを消滅させてびびり振動を抑制させられる。前記押付け力は、調整ボルト22の調整ねじ孔21へのねじ込み量を変更することにより調整可能である。
【0028】
接触部材12の接触部15は、押付け方向であるY軸方向に弾性変形可能であるため、押付け力調整機構13による押付け力の大きさにおける広い範囲で摩擦力を発生させることができる。つまり、押付け力の大きさの変化に比べて摩擦力の大きさの変化が小さい。よって、押付け力の変更による摩擦力の微調整がし易い。一方で、接触部材12の接触部15は摩擦力の作用する方向であるX軸方向の剛性が高いため、摩擦力に対する抵抗力が強い。
【0029】
図6は、上記例とは接触部材の形状が異なるびびり防止装置を示す。このびびり防止装置10の接触部材12は、スリット17の一端の連結部18だけで接触部15と主部16とが互いに連結されている。この形状であっても、押付け力の方向(Y軸方向)に弾性変形可能で、かつ摩擦力の作用する方向(X軸方向)の剛性を適度に保持させることができる。
【0030】
図7は、接触部材の形状がさらに異なるびびり防止装置を示す。このびびり防止装置10の接触部材12は、円形の開口25によって接触部15と主部16とを押付け方向に隔てている。この場合も、スリット17(
図4、
図6)を設けた接触部材12には及ばないものの、接触部15を弾性変形させる効果は得られる。
【0031】
上記各実施形態は、ボーリングバー等の長尺な工具を装着する工具ホルダ等の工具支持体に設けたびびり防止装置について説明したが、この発明の工具のびびり防止装置は、角バイト等の他の工具を装着する工具支持体にも適用できる。
【符号の説明】
【0032】
1…工具ホルダ(工具支持体)
10…びびり防止装置
11…装置本体
12…接触部材
13…押付け力調整機構
15…接触部
16…主部
17…スリット
18…連結部
30…工具