(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5730230
(24)【登録日】2015年4月17日
(45)【発行日】2015年6月3日
(54)【発明の名称】洗浄機
(51)【国際特許分類】
B08B 3/02 20060101AFI20150514BHJP
【FI】
B08B3/02 Z
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-60445(P2012-60445)
(22)【出願日】2012年3月16日
(65)【公開番号】特開2013-192999(P2013-192999A)
(43)【公開日】2013年9月30日
【審査請求日】2014年1月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000141174
【氏名又は名称】株式会社丸山製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100104547
【弁理士】
【氏名又は名称】栗林 三男
(72)【発明者】
【氏名】大西 俊明
【審査官】
横溝 顕範
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭61−151082(JP,U)
【文献】
実開平03−047078(JP,U)
【文献】
特開2005−054659(JP,A)
【文献】
実開昭61−033989(JP,U)
【文献】
特開平04−331878(JP,A)
【文献】
特開2005−248858(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 3/02
F04B 23/00−14
F04B 53/00−22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
架台(1)に原動機(2)とこの原動機(2)により駆動される往復ポンプ(3、3A)とが搭載されている洗浄機であって、
前記往復ポンプ(3、3A)には、上下位置において、吸水口連通路(54)、吸水弁(55)、ポンプ室(56)、吐出弁(57)および吐出口連通路(59)がこの順で上の位置から下の位置に配置されているとともに、前記吸水弁(55)および前記吐出弁(57)はともに、弁体(66、73)が下側に向けて開くものであり、
前記吐出口連通路(59)には、水および空気を抜くための水・空気抜き金具(85)が当該吐出口連通路(59)よりも下側の位置に設けられ、
前記原動機(2)は、シリンダ(2a)が傾斜している内燃機関(2)であり、この内燃機関(2)により前記往復ポンプ(3、3A)のクランク軸(36)が直接駆動され、
前記吸水口連通路(54)、前記吸水弁(55)、前記ポンプ室(56)、前記吐出弁(57)および前記吐出口連通路(59)は、1つのマニホルド(34、34A)に設けられ、
当該マニホルド(34、34A)は、前記内燃機関(2)の前記シリンダ(2a)と同じ側に配置されていることを特徴とする洗浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原動機と往復ポンプとを備えた洗浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗浄機としては、例えば、
図12および
図13に示すように、持ち運びまたは走行移動可能な架台1に、エンジン2およびこのエンジン2により駆動されるプランジャポンプ200が搭載されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の洗浄機では、プランジャポンプ200は、上下位置において、マニホルド201に、吸水口連通路、吸水弁、ポンプ室、吐出弁および吐出口連通路がこの順で下の位置から上の位置に配置されているとともに、吸水弁および吐出弁はともに、弁体が上側に向けて開くものである。そして、前記吐出口連通路には、空気や水を抜くためあるいは圧抜きのために、水・空気抜き金具202が当該吐出口連通路よりも上側の位置に設けられている。
【0003】
また、この従来の洗浄機では、エンジン2のシリンダ2aが傾斜している。すなわち、
図13において、シリンダ2aの先端側が右側上方に位置するように傾斜している。そして、通常、エンジン2のPTO軸(駆動軸)は、同図において、反時計方向に回転するので、このPTO軸に直結されたプランジャポンプ200のクランク軸の回転方向を、PTO軸の回転方向に合せるために、プランジャポンプ200のマニホルド201の位置は、クランク軸よりも左側に位置し、このためクランク軸の右側に位置しているエンジン2のシリンダ2aの反対側に位置することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3396019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の洗浄機にあっては、プランジャポンプ200のマニホルド201に、吸水弁がポンプ室よりも下側の位置に配置されているので、水抜き操作を行っても、プランジャの行程容量分しか排出されず、水抜きが不完全になっているという問題がある。水抜きが不完全であると、長期保管時等に、弁体が固着する虞があるとともに、シール部材等が劣化する虞がある。特に、吸水弁の弁体が固着すると、プランジャポンプ3が吸水できず、作動しなくなる。さらに、冬季には、凍結よりマニホルドが破損する虞がある。
なお、水抜きのために、吸水口203からエアーガンでエアーブローすれば、吸水弁から上側の部分の水が吐出口204から多少排出されるが、吐出口連通路と水・空気抜き金具202とが上側に配置されているので、ポンプ室内の水を完全に排出することはできないという問題がある。ポンプ室下部の吸水弁付近に溜まった水は、ポンプ室に対して吸水弁が下側で吐出弁が上側の配置で、吸水弁および吐出弁の弁体が上側に開くので、完全にエアーで押し出せないからである。
【0006】
また、プランジャポンプ200のマニホルド201の位置が、クランク軸の右側に位置しているエンジン2のシリンダ2aの反対側に位置しているので、エンジン2のPTO軸と直交する水平方向において、マニホルド201がエンジン2から外側に突出し、このためこの方向の洗浄機の寸法が大きくなってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、往復ポンプの水抜きを確実に行うことができる洗浄機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の洗浄機は、架台(1)に原動機(2)とこの原動機(2)により駆動される往復ポンプ(3、3A)とが搭載されている洗浄機であって、
前記往復ポンプ(3、3A)には、上下位置において、吸水口連通路(54)、吸水弁(55)、ポンプ室(56)、吐出弁(57)および吐出口連通路(59)がこの順で上の位置から下の位置に配置されているとともに、前記吸水弁(55)および前記吐出弁(57)はともに、弁体(66、73)が下側に向けて開くものであり、
前記吐出口連通路(59)には、水および空気を抜くための水・空気抜き金具(85)が当該吐出口連通路(59)よりも下側の位置に設けられ、
前記原動機(2)は、シリンダ(2a)が傾斜している内燃機関(2)であり、この内燃機関(2)により前記往復ポンプ(3、3A)のクランク軸(36)が直接駆動され、
前記吸水口連通路(54)、前記吸水弁(55)、前記ポンプ室(56)、前記吐出弁(57)および前記吐出口連通路(59)は、1つのマニホルド(34、34A)に設けられ、
当該マニホルド(34、34A)は、前記内燃機関(2)の前記シリンダ(2a)と同じ側に配置されていることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、上下位置において、吸水口連通路、吸水弁、ポンプ室、吐出弁および吐出口連通路がこの順で上の位置から下の位置に配置されているとともに、吸水弁および吐出弁がともに、弁体が下側に向けて開くものであるので、吐出口連通路よりも下側の位置に設けられている水・空気抜き金具を開状態にし、吸水口連通路に水が入らない状態で運転するいわゆる空運転を短時間行うと、吸水口連通路、吸水弁、ポンプ室、吐出弁および吐出口連通路の水は順に下方に移動するとともに、吐出弁の上側の水も弁体が下側に向けて開くため残らずに排出され、これにより往復ポンプの水抜きを確実に行うことができ、したがって長期保管時等に弁が固着することやシール部材等が劣化するのを防止することができるとともに、冬季には、凍結よりマニホルドが破損するのを防止することができる。
【0011】
また、マニホルドが内燃機関のシリンダと同じ側に配置されているので、マニホルドがエンジンから外側に突出しないため、洗浄機の寸法を小型化することができる。
【0012】
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の記載についても同様である。
【発明の効果】
【0013】
本発明の洗浄機によれば、往復ポンプの水抜きを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施の形態に係る高圧洗浄機を示す図であって、斜視図である。
【
図4】同、プランジャポンプをマニホルド側から見た図である。
【
図9】本発明に係る汎用プランジャポンプを示す図であって、側面図である。
【
図12】従来の高圧洗浄機を示す図であって、斜視図である。
【
図13】同、プランジャポンプ側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1および
図2に示すように、本発明の実施の形態に係る高圧洗浄機(洗浄機)は、浅底の四角皿状の架台1に、エンジン(内燃機関;原動機)2およびこのエンジン2により駆動されるプランジャポンプ(往復ポンプ)3が搭載されて成る。架台1は、一対の四角状の枠体12の下部の間に、ボルト13により固定されている。架台1は、両枠体12の中央から少しずれた位置に配置されている。枠体12の下側には、防振ゴム14が設置されている。また、両枠体12の上部の間には、補強用のパイプ15が固定されている。
【0016】
エンジン2は、架台1の中央部に載置されて固定されている。このエンジン2は、単気筒のいわゆる傾斜形エンジンであって、そのシリンダ2aの先端側がPTO軸(駆動軸)側から見て右側上方に位置するように傾斜している。エンジン2のクランクケースのPTO軸側には、プランジャポンプ3がボルト16により固定されている。より具体的には、プランジャポンプ3のクランクケース31のフランジ部32がボルト16により固定されている。クランクケース31には、1つのマニホルド34がボルト35により固定されている。マニホルド34は、エンジン2のPTO軸側からみて右側に位置しているシリンダ2aと同じ側(右側)に位置している。プランジャポンプ3のクランク軸は、エンジン2のPTO軸により直接に回転駆動されている。
【0017】
図3から
図9に示すように、プランジャポンプ3は3連式のポンプである。プランジャポンプ3のクランクケース31内には、クランク軸36が回転自在に設けられている。このクランク軸36の内側には軸穴37が形成されており、この軸穴37に嵌合されたエンジン2のPTO軸によりクランク軸36が回転駆動されるようになっている。クランク軸36の外側には、コンロッド(コネクティングロッド)39の大端部が嵌合されているとともに、コンロッド39の小端部には、プランジャロッド42の基端部がピストンピン43により連結されている。プランジャロッド42は、クランクケース31のガイド部45により直線的に往復動するように案内されている。プランジャロッド42の先端には、プランジャスリーブ46がプランジャロッド42と軸線を同じくして配置され、そしてボルト47により固定されている。このプランジャスリーブ46がプランジャとして機能する。
【0018】
クランクケース31のガイド部45の先端には、マニホルド34が接合されている。クランクケース31には、プランジャロッド42の外側にオイルシール48が配置され、シール押え49により位置固定されている。また、マニホルド34には、プランジャスリーブ46の外側に低圧シール51および高圧シール52が配置されている。低圧シール51はシールケース53内に装着されており、高圧シール52はシールケース53により位置固定されている。また、前記シール押え49はシールケース53により位置固定されている。
【0019】
マニホルド34内には、吸水口連通路54、吸水弁55、ポンプ室56、吐出弁57および吐出口連通路59が、上下方向にこの順で上の位置から下の位置に配置されている。
吸水口連通路54は、クランク軸36と平行に水平に延びており、一方の開口には吸水金具61がねじ込まれて装着されており、この吸水金具61の先端開口が吸水口62となっている。吸水口62には、吸水ホースが接続され、洗浄液タンク等の吸水源から水あるいは洗浄剤入り水等の洗浄液を吸水するようになっている。吸水口連通路54の他方の開口には、プラグ63がねじ込まれて装着されており、これにより閉塞されている。
【0020】
吸水口連通路54には、下方に向かって延びる3つの穴が水平方向に等間隔に形成されており、各穴内に上から順に吸水弁55および吐出弁57が設けられている。すなわち、各穴内には、上から順に、吸水弁座65、吸水弁体66、圧縮コイルばね(ばね)67、吸水弁サック69、吐出弁座72、吐出弁体73、圧縮コイルばね(ばね)74、吐出弁サック75およびプラグ76が配置されている。これらの部材は、各穴内に上述の順に挿入されて、マニホルド34にプラグ76がねじ込まれて装着されることにより、位置固定されている。吸水弁座65、吐出弁座72およびプラグ76の外周部にはそれぞれ、Oリング77、78、79が装着され、これにより水密が図られている。
【0021】
吸水弁座65、吸水弁体66、圧縮コイルばね67および吸水弁サック69により吸水弁55が構成されているとともに、吐出弁座72、吐出弁体73、圧縮コイルばね74および吐出弁サック75により吐出弁57が構成されている。吸水弁55および吐出弁57はともに、吸水弁体66および吐出弁体73が下側に向けて開く弁、すなわち吸水弁体66および吐出弁体73が下側に移動したときに弁が開くようになっている。
吸水弁55と吐出弁57との間に空間、より詳細には吸水弁吸水弁体66と吐出弁体73との間の空間がポンプ室56となっている。このポンプ室56は、プランジャスリーブ(プランジャ)46の前側の空間も当然に含むものである。
【0022】
3つのプラグ76のうち、吸水口62と反対側(プラグ63側)のプラグ76には、貫通孔が形成されており、この貫通孔にエルボ金具82がねじ込まれて装着されている。エルボ金具82の先端開口は、プランジャスリーブ46の先端と同じ方向に延びており、この先端開口には、水・空気抜き金具85が装着されている。この水・空気抜き金具85は、エルボ金具82の先端開口にねじ込まれて装着された金具本体86と、この金具本体86に螺合されて通路の開閉を行うニードル金具87と、金具本体86の下側にねじ込まれて装着された排出金具89とを備えている。この水・空気抜き金具85は、金具本体86にニードル金具87をねじ込むことにより、吐出口連通路59と排出金具89の排出口90とを遮断し、ニードル金具87を緩めることにより、吐出口連通路59と排出金具89の排出口90とを連通するようになっている。
【0023】
吐出口連通路59は、吸水口連通路54の下方の位置に、吸水口連通路54と平行に水平に延びている。吐出口連通路59は、3つの吐出弁57の吐出側に連通している。吐出口連通路59は、吸水口連通路54の吸水金具61が装着されている側と同じ側が開口しており、この開口に吐出金具92がねじ込まれて装着され、この吐出金具92の先端開口が吐出口93になっている。吐出口93には、吐出ホースが接続され、この吐出ホースの先端に接続されたノズルから洗浄液を吐出するようになっている。
【0024】
吐出口連通路59には、吐出金具92とこの吐出金具92に近い側の吐出弁57との間に、アンロード弁100が設けられている。このアンロード弁100は、マニホルド34内に組み込まれている。
アンロード弁100の逆止弁102は、吐出口連通路59における吐出金具92とマニホルド34との間に設置されている。この逆止弁102の弁体103は、ノズルを閉塞したときに、弁座104に当接し、洗浄液が吐出口連通路59側に逆流せず、一方ノズルを開放したときに、圧縮コイルばね105の付勢力に抗して弁体103が弁座104から離れ、洗浄液がノズル側に流れるようになっている。
【0025】
このアンロード弁100は、ノズルを閉塞することにより、逆止弁102より下流側の洗浄液の圧力(吐出口93側の圧力)が逆止弁102より上流側の圧力(吐出弁57側の圧力)よりも一定以上高くなり、これによりアンロード弁100の弁体106が圧縮コイルばね(ばね)107の付勢力に抗して移動し、弁体106が弁座108から離れ、吐出口連通路59から吸水口連通路54に接続された余水通路109を通して、吐出口連通路59の洗浄液を吸水口連通路54に戻されるようになっている。吸水口連通路54に戻された洗浄液は、吸水弁55、ポンプ室56、吐出弁57と通って吐出口連通路59に戻り、循環する。これにより、プランジャポンプ3をいわゆる無負荷運転状態にすることができる。弁体106は、逆止弁102より上流側の洗浄液の圧力を受ける部分の面積が逆止弁102より下流側の洗浄液の圧力を受ける部分の面積(弁座108の通過面積)よりも大きく形成されている。
アンロード弁100は、ノズルを開放すると、逆止弁102より下流側の洗浄液の圧力(吐出口93側の圧力)が下がり、これによりアンロード弁100の弁体106が圧縮コイルばね107の付勢力により弁体106が弁座108に当接し、余水通路109が遮断される。
【0026】
このような高圧洗浄機にあっては、マニホルド34内に、吸水口連通路54、吸水弁55、ポンプ室56、吐出弁57および吐出口連通路59が、上下方向にこの順で上の位置から下の位置に配置されているとともに、吸水弁55および吐出弁57がともに、吸水弁体66および吐出弁体73が下側に向けて開くものであるので、吐出口連通路59よりも下側の位置に設けられている水・空気抜き金具85を開状態にするとともに、吸水口連通路54に水が入らない状態で運転するいわゆる空運転を短時間行うと、吸水口連通路54、吸水55弁、ポンプ室56、吐出弁57および吐出口連通路59の水は順に下方に移動するとともに、吐出弁57の上側の水も吐出弁体73が下側に向けて開くため、残らずに排出され、これによりプランジャポンプ3の水抜きを確実に行うことができる。したがって、長期保管時等に吸水弁55、吐出弁57等が固着することやOリング77、78などのシール部材等が劣化するのを防止することができるとともに、冬季には、凍結よりマニホルド34が破損するのを防止することができる。
【0027】
また、吐出口連通路59に設けられたアンロード弁100に、逆止弁102が設置されていても、従来の場合と異なり、吐出口連通路59が下側に配置されているので、この吐出口連通路59より下側に配置された水・空気抜き金具85により排出口90から容易に残水を排出することができる。
【0028】
また、傾斜形のエンジン2のクランクケースにプランジャポンプ3のクランクケース31が固定され、エンジン2のPTO軸によりプランジャポンプ3のクランク軸36が直接に回転駆動されており、プランジャポンプ3の1つのマニホルド34内に、吸水口連通路54、吸水弁55、ポンプ室56、吐出弁57および吐出口連通路59が設けられているとともに、マニホルド34がエンジン2のシリンダ2aと同じ側に配置されているので、マニホルド34がエンジン2から外側に突出しないため、両フレーム12の間の寸法を小さくでき、これにより洗浄機の寸法を小型化することができる。
【0029】
図9から
図11は、汎用のプランジャポンプ3Aを示す図である。このプランジャポンプ(往復ポンプ)3Aは、洗浄機用にだけでなく、他の機械にも用いられるものである。このプランジャポンプ3Aでは、上述のプランジャポンプ3と異なり、左右両側に吸水口および吐出口が設けられている。また、アンロード弁100Aは、マニホルド3に組み込まれているのではなく、マニホルド34Aに外付けで設置される。
このようなプランジャポンプ3Aにも、プランジャポンプ3と同様の構成を用いることにより、本発明を適用することができる。
【0030】
なお、上述の実施の形態では、持ち運び可能な架台1に、エンジン2およびこのエンジン2により駆動されるプランジャポンプ3が搭載されている高圧洗浄機に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、走行移動可能な架台に原動機およびこの原動機により駆動される往復ポンプが搭載されている洗浄機など他の形式の洗浄機にも適用することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 架台
2 エンジン(内燃機関;原動機)
2a シリンダ
3、3A プランジャポンプ(往復ポンプ)
36 クランク軸
54 吸水口連通路
55 吸水弁
56 ポンプ室
57 吐出弁
59 吐出口連通路
66 吸水弁体(弁体)
73 吐出弁体(弁体)
85 水・空気抜き金具