(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記インプレッションモニタシステムへのタグ要求の送信を、前記タグ要求の前記送信を引き起こすタグ命令を有するコンテンツを表示することに応答して行うステップをさらに含み、前記タグ要求が、前記第2のクッキー識別子と、コンテンツ識別子又は発行者サイト識別子のうちの少なくとも1つとを含む、請求項1に記載の方法。
コンピュータ実行可能命令を、前記インターネットベースのサービスに関連付けられたサーバから受信するステップをさらに含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して、前記通信を前記インプレッションモニタシステムへ送信する前記ステップを引き起こすためのものである、請求項1に記載の方法。
前記コンピュータ実行可能命令を受信する前記ステップが、前記インターネットベースのサービスに関連付けられた前記サーバからログインウェブページを要求することに応答する、請求項6に記載の方法。
前記通信インターフェースがさらに、前記インプレッションモニタシステムへのタグ要求の送信を、前記タグ要求の前記送信を引き起こすタグ命令を有するコンテンツを表示することに応答して行うためのものであり、前記タグ要求が、前記第2のクッキー識別子と、コンテンツ識別子又は発行者サイト識別子のうちの少なくとも1つとを含む、請求項9に記載の装置。
前記通信インターフェースがさらに、コンピュータ実行可能命令を、前記インターネットベースのサービスに関連付けられたサーバから受信するためのものであり、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して、前記通信を前記インプレッションモニタシステムへ前記送信することを引き起こすためのものである、請求項9に記載の装置。
前記コンピュータ実行可能命令を前記受信することが、前記インターネットベースのサービスに関連付けられた前記サーバからログインウェブページを要求することに応答する、請求項14に記載の装置。
前記命令が、前記インプレッションモニタシステムへのタグ要求の送信を、前記タグ要求の前記送信を引き起こすタグ命令を有するコンテンツを表示することに応答して行うことを、前記マシンにさらに行わせ、前記タグ要求が、前記第2のクッキー識別子と、コンテンツ識別子又は発行者サイト識別子のうちの少なくとも1つとを含む、請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
前記命令が、コンピュータ実行可能命令を、前記インターネットベースのサービスに関連付けられたサーバから受信することを、前記マシンにさらに行わせ、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して、前記通信を前記インプレッションモニタシステムへ前記送信することを引き起こすためのものである、請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
前記コンピュータ実行可能命令を前記受信することが、前記インターネットベースのサービスに関連付けられた前記サーバからログインウェブページを要求することに応答する、請求項22に記載のコンピュータ可読媒体。
ログインタイムスタンプを前記第1のクッキー識別子及び前記第2のクッキー識別子にマッピングするステップをさらに含み、前記ログインタイムスタンプが、ログインイベントが前記第1のインターネットドメインに関連付けられたウェブページにおいて起こった時間を示す、請求項25に記載の方法。
前記メッセージが、クライアントデバイスから、前記第1のインターネットドメインのインターネットベースのサービスに関連した、前記クライアントデバイスにおけるログインイベントに応答して受信される、請求項25に記載の方法。
コンピュータ実行可能命令を前記クライアントデバイスへ送信するステップをさらに含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して前記メッセージを送信することを、前記クライアントデバイスに行わせるためのものである、請求項27に記載の方法。
前記第1のインターネットドメインに関連付けられたインターネットベースのサービスのログインウェブページを求める要求を受信することに応答して、前記コンピュータ実行可能命令を送信するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
前記マッピング部がさらに、ログインタイムスタンプを前記第1のクッキー識別子及び前記第2のクッキー識別子にマッピングするためのものであり、前記ログインタイムスタンプが、ログインイベントが前記第1のインターネットドメインに関連付けられたウェブページにおいて起こった時間を示す、請求項30に記載の装置。
前記メッセージが、クライアントデバイスから、前記第1のインターネットドメインのインターネットベースのサービスに関連した、前記クライアントデバイスにおけるログインイベントに応答して受信される、請求項30に記載の装置。
前記装置が、コンピュータ実行可能命令を前記クライアントデバイスへ送信するための命令インターフェースをさらに備え、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して前記メッセージを送信することを、前記クライアントデバイスに行わせるためのものである、請求項32に記載の装置。
前記命令インターフェースがさらに、前記第1のインターネットドメインに関連付けられたインターネットベースのサービスのログインウェブページを求める要求を受信することに応答して、前記コンピュータ実行可能命令を送信するためのものである、請求項33に記載の装置。
前記命令が、ログインタイムスタンプを前記第1のクッキー識別子及び前記第2のクッキー識別子にマッピングすることを、前記マシンにさらに行わせるためのものであり、前記ログインタイムスタンプが、ログインイベントが前記第1のインターネットドメインに関連付けられたウェブページにおいて起こった時間を示す、請求項35に記載のコンピュータ可読媒体。
前記メッセージが、クライアントデバイスから、前記第1のインターネットドメインのインターネットベースのサービスに関連した、前記クライアントデバイスにおけるログインイベントに応答して受信される、請求項35に記載のコンピュータ可読媒体。
前記命令が、コンピュータ実行可能命令を前記クライアントデバイスへ送信することを、前記マシンにさらに行わせ、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ログインイベントを検出することに応答して前記メッセージを送信することを、前記クライアントデバイスに行わせるためのものである、請求項37に記載のコンピュータ可読媒体。
前記命令が、前記第1のインターネットドメインに関連付けられたインターネットベースのサービスのログインウェブページを求める要求を受信することに応答して、前記コンピュータ実行可能命令を送信することを、前記マシンにさらに行わせる、請求項38に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[0040]次に
図1を参照すると、一例のシステム100が示される。図示の例では、システム100は、視聴者測定エンティティ103によって所有及び/又は運用されうる、インプレッションモニタシステム102を含む。図示の例では、インプレッションモニタシステム102は、そのうちの2つがパートナーAデータベース所有者104a及びパートナーBデータベース所有者104bとして示される、1つ又は複数のデータベース所有者と共に協働的に作動して、データベース所有者104a及び104bによって収集された分散人口統計情報を使用して、インプレッションレポート106a及び106bを生成する。図示の例では、インプレッションレポート106a及び106bは、識別された広告又はコンテンツに接触した人口統計上の区分、母集団又はグループを示す。「分散人口統計情報」は、本明細書では、オンラインウェブサービスプロバイダなど、データベース所有者から得られた人口統計情報を指すために使用される。図示の例では、インプレッションモニタシステム102は、視聴者測定エンティティによって、クライアントデバイス108から、例えば、それらのクライアントデバイス108上に設定された視聴者測定エンティティ(AME)クッキーを使用して、インプレッションを収集及びログ記録するために所有及び/又は運用されうる。本明細書で説明する図示の例では、クライアントデバイス108の全部が視聴者測定エンティティ103の視聴者メンバーパネルに関連付けられるか、一部が関連付けられるか、いずれも関連付けられないかにかかわらず、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)は、監視命令又はタグ命令を実行した後に視聴者測定エンティティ103と連絡を取ることに応答して、クライアントデバイス108内に設定される。つまり、AMEクッキーをクライアントデバイス108内に設定することによって、視聴者測定エンティティ103は、広告及び/又はコンテンツインプレッションがパネリストに起因するか、非パネリストに起因するかにかかわらず、広告及び/又はコンテンツインプレッションをログ記録することができる。
図1の図示の例では、クライアントデバイス108は、固定若しくはポータブルのコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、スマートフォン、インターネット家電、並びに/又は、インターネットに接続可能であり、メディアコンテンツを提示可能でありうる、任意の他のタイプのデバイスであってもよい。
【0026】
[0041]図示の例では、コンテンツプロバイダ及び/又は広告主は、ウェブサイト及び/又はオンラインテレビサービス(例えば、ウェブベースのTV、インターネットプロトコルTV(IPTV)、その他)にアクセスするユーザに、インターネットを介して広告110を配布する。図示の例では、広告110は、個々のスタンドアロンの広告であってもよく、及び/又は、1つ若しくは複数の広告キャンペーンの一部分であってもよい。図示の例の広告は、関連付けられた広告キャンペーンを識別する識別コード(すなわち、データ)(例えば、もしあれば、キャンペーンID)、クリエイティブタイプID(例えば、Flashベースの広告、バナー広告、リッチタイプの広告、その他を識別する)、ソースID(例えば、広告発行者を識別する)、及び/又は、配置ID(例えば、画面上の広告の物理的配置を識別する)と共に符号化される。図示の例の広告110はまた、タグが付けられ、又は符号化されて、例えば、インターネットを介して広告110にアクセスするウェブブラウザによって実行されるコンピュータ実行可能監視命令(例えば、Java(登録商標)、ジャバスクリプト、又は、任意の他のコンピュータ言語若しくはスクリプト)を含むようになる。
図1の図示の例では、広告110は、クライアントデバイス108を介して視聴者メンバーに提示される。コンピュータ実行可能監視命令は、加えて又は別法として、監視されるコンテンツに関連付けられうる。したがって、本開示は、広告の追跡に関してしばしば語るが、いかなる特定のタイプのメディアの追跡にも限定されない。反対に、本開示を使用して、ネットワーク内のいかなるタイプ又は形式のメディア(例えば、コンテンツ及び/又は広告)を追跡することもできる。追跡されているメディアのタイプにかかわらず、監視命令の実行は、ウェブブラウザに、インプレッション要求112(例えば、本明細書ではタグ要求112と呼ぶ)を指定されたサーバ(例えば、視聴者測定エンティティ)へ送信させる。タグ要求112は、HTTP要求を使用して実装されうる。しかし、HTTP要求は、従来、ダウンロードされるウェブページ又は他のリソースを識別するのに対して、図示の例のタグ要求112は、視聴者測定情報(例えば、広告キャンペーン識別、コンテンツ識別子、及び/又はユーザ識別情報)をタグ要求のペイロードとして含む。タグ要求112が向けられる先のサーバ(例えば、インプレッションモニタシステム102)は、タグ要求112によって生じた視聴者測定データをインプレッション(例えば、監視命令でタグが付けられたメディアの性質に応じて、広告及び/又はコンテンツインプレッション)としてログ記録するようにプログラムされる。接触測定値を収集及びログ記録するために、インプレッションモニタシステム102は、AMEインプレッションストア114を含む。インプレッションログ記録処理の例を、
図3に関連して以下で詳細に説明する。
【0027】
[0042]いくつかの例では、そのようなタグ命令でタグが付けられた広告が、例えば、ウェブページ、ストリーミングビデオ、ストリーミングオーディオ、IPTVコンテンツ、その他など、インターネットベースのメディアコンテンツと共に配布される。上記のように、本明細書で開示する方法、装置、システム及び/又は製造品は、広告監視に限定されず、任意のタイプのコンテンツ監視(例えば、ウェブページ、映画、テレビ番組、その他)に合わせて構成されうる。そのような監視命令、タグ命令及び/又はビーコン命令を実装するために使用されうる技法の例は、参照により全体として本明細書に組み込まれている、Blumenauの米国特許第6108637号に記載されている。
【0028】
[0043]
図1の図示の例では、インプレッションモニタシステム102は、クライアントデバイス108が広告(例えば、広告110)及び/又は他のコンテンツを提示するとき、AMEクッキー(例えば、ユニバーサル一意識別子(UUID)の名前−値の対)を使用して、インプレッションに関連付けられたユーザを追跡する。インターネットセキュリティプロトコルのために、インプレッションモニタシステム102は、そのドメイン内に設定されたクッキー(例えば、AMEクッキー)を収集することのみが可能である。したがって、例えば、インプレッションモニタシステム102が「Nielsen.com」ドメイン内で動作する場合、Nielsen.comドメイン内に設定されたクッキーを収集することのみが可能である。したがって、インプレッションモニタシステム102がタグ要求112をクライアントデバイス108から受信するとき、インプレッションモニタシステム102は、例えば、Nielsen.comドメインのためにそのクライアントデバイス上に設定されたAMEクッキーのみにアクセスすることができ、そのドメインの外側(例えば、Nielsen.comドメインの外側)に設定されたクッキーにアクセスすることはできない。
【0029】
[0044]クッキー情報の収集に関連するドメイン制限を克服するために、インプレッション監視システム102は、パートナーAデータベース所有者104a及びパートナーBデータベース所有者104bの一方又は両方の登録ユーザである、クライアントデバイス108のユーザのインプレッションを監視する。クライアントデバイス108のうちの1つのユーザが、データベース所有者104a又は104bの一方のサービスにログインするとき、クライアントデバイス108は、インプレッションモニタシステム102と初期化(INIT)AMEクッキーメッセージ交換116を行い、ログインレポートメッセージ118を、そのサービスを提供するデータベース所有者へ送信する。例えば、
図2に関連して以下でより詳細に説明するように、ユーザがパートナーAデータベース所有者104aのサービスにログインする場合、INIT AMEクッキーメッセージ交換116は、パートナーAデータベース所有者104aのサービスにログインしたユーザのために、インプレッションモニタシステム102のドメインに基づいて、クライアントデバイス108内にAMEクッキーを設定する。加えて、パートナーAデータベース所有者104aへ送信されるログインレポートメッセージ118は、クライアントデバイス108のための同じAMEクッキー、及び、同じクライアントデバイス108のためにパートナーAデータベース所有者104aによって設定されたパートナーAクッキーを含む。図示の例では、パートナーAデータベース所有者104aは、クライアントデバイス108がパートナーAデータベース所有者104aのウェブページを訪れるとき、及び/又は、ユーザがパートナーAデータベース所有者104aのログインページ(例えば、
図2のログインウェブページ204)を介してパートナーAデータベース所有者104aのサービスにログインするとき、パートナーAクッキーをクライアントデバイス108内に設定する。図示の例では、AMEクッキーは、パートナーAクッキーのドメイン(例えば、ルートドメイン)の外側である。ログインレポートメッセージ118は、パートナーAデータベース所有者104aが、そのパートナーAクッキーを、クライアントデバイス108のユーザのためのAMEクッキーにマッピングできるようにする。INIT AMEクッキーメッセージ交換116は、指定されたAMEクッキーに関連付けられたユーザがパートナーAデータベース所有者104aにログインしたときを示す、ログインタイムスタンプを含む。AMEクッキーがクライアントのために以前に設定された場合、以前のAMEクッキーがクライアントから除去されていない限り、クライアント上にもはや存在しないわけではない限り、及び/又は、満了していない限り、新しいAMEクッキーは設定されない。これらの処理を、
図2に関連して以下でさらに詳細に説明する。
【0030】
[0045]続いて、
図3に関連して以下で詳細に説明するように、インプレッションモニタシステム102は、クライアントデバイス108を介して提示された広告及び/又はコンテンツに基づいて、タグ要求112を受信し、クライアントデバイス108のそれぞれのAMEクッキーと関連して、提示された広告及び/又はコンテンツに基づいて、インプレッションをログ記録する。
図1の図示の例では、インプレッションモニタシステム102は、ログ記録されたインプレッションをAMEインプレッションストア114に格納し、続いて、ログ記録されたインプレッションの一部又は全部を含むAMEインプレッションログ122を、AMEインプレッションストア114からパートナーデータベース所有者104a及び104bへ送信する。
【0031】
[0046]パートナーデータベース所有者104a及び104bの各々は、続いて、それらのそれぞれのAMEクッキーからパートナークッキーへのマッピングを使用して、パートナークッキーに基づいて識別されたクライアントデバイス108のユーザの人口統計を、AMEインプレッションログ122内でAMEクッキーに基づいてログ記録されたインプレッションとマッチングすることができる。人口統計マッチング及びレポートの例を、
図4に関連して以下でさらに詳細に説明する。視聴者測定エンティティ103が、視聴者測定エンティティ103にタグ要求を送信するいかなるクライアント(すなわち、非パネリストを含む)上にもAMEクッキーを設定するので、パートナークッキーへのAMEクッキーのマップは、パネリストに限定されず、代わりに、タグ付きのメディアにアクセスするあらゆるクライアントに拡大する。結果として、視聴者測定エンティティ103は、AMEクッキーを有する非パネリストが視聴者測定エンティティ103のパネリストであるかのように、パートナーのデータを活用して、それにより、パネルの大きさを事実上増すことができる。いくつかの例では、視聴者測定エンティティのパネルが除外される。
【0032】
[0047]
図2は、ユーザがデータベース所有者のウェブサイトにログインすることに応答して、インプレッションモニタシステム102によりクッキーを設定し、そのクッキーをデータベース所有者(例えば、パートナーAデータベース所有者104a及び/又はパートナーBデータベース所有者104b)にレポートする、一例の方法を示す。
図1のクライアントデバイス108のうちの1つが
図2に示され、クライアントデバイス108上のログインイベントを監視するように、且つ、インプレッションモニタシステム102並びにデータベース所有者104a及び104bへクッキーを送信するように構成された、クッキーレポータ202を備える。
図2の図示の例では、クッキーレポータ202が、インプレッションモニタシステム102とINIT AMEクッキーメッセージ交換116を行い、ログインレポートメッセージ118をパートナーAデータベース所有者104aへ送信することを図示する。
【0033】
[0048]
図2の図示の例では、クッキーレポータ202は、ウェブブラウザによって実行されるコンピュータ実行可能命令(例えば、Java(登録商標)、ジャバスクリプト、又は、任意の他のコンピュータ言語若しくはスクリプト)を使用して実装される。また、
図2の図示の例では、クッキーレポータ202は、インプレッションモニタシステム102を所有及び/又は運用する視聴者測定エンティティによって、クライアントに直接又は間接的に提供される。例えば、クッキーレポータ202は、AME103からデータベース所有者に提供され、続いて、クライアントデバイス108がログインウェブページを要求することに応答して、パートナーAデータベース所有者104aの(又は、パートナーBデータベース所有者104bの、若しくは、任意の他のパートナーデータベース所有者の)ログインウェブページ204をサービスするサーバから、クライアントデバイス108へダウンロードされてもよい。
【0034】
[0049]クライアントデバイス108のウェブブラウザは、クッキーレポータ202を実行して、ログインページ204に関連付けられたログインイベントを監視することができる。ユーザが、ログインページ204を介してパートナーAデータベース所有者104aのサービスにログインするとき、クッキーレポータ202は、要求206をインプレッションモニタシステム102へ送信することによって、INIT AMEメッセージ交換116を開始する。
図2の図示の例では、要求206はダミー要求であり、その理由は、その要求の目的が、ウェブページを実際に検索することではなく、代わりに、(AMEクッキーがクライアントのために既に設定されていない、及び/又は、クライアント上に存在しないと仮定して)インプレッションモニタシステム102にクライアントデバイス108のためのAMEクッキー208を生成させることであるからである。AMEクッキー208は、クライアントデバイス108を一意に識別する。しかし、クライアントデバイス108がAME103のパネリストに関連付けられないことがあるので、ユーザのアイデンティティ及び/又特性が知られないことがある。インプレッションモニタシステム102は、続いて、
図3に関連して以下で説明するように、クライアントデバイス108がAME103のパネリストであるかどうかにかかわらず、AMEクッキー208を使用して、クライアントデバイス108に関連付けられたインプレッションを追跡又はログ記録する。開示した例は、クライアントが登録されていない(すなわち、AME103のパネリストになることに同意していない)ことがあるとしても、クライアントをパネリストとして監視するので、そのようなクライアントを、本明細書では擬似パネリストと呼ぶことがある。
【0035】
[0050]図示の例の要求206は、ヘッダフィールド210、クッキーフィールド212、及び、ペイロードフィールド214を含む、HTTP要求を使用して実装される。ヘッダフィールド210は、HTTP要求に関連付けられた標準のプロトコル情報を格納する。クライアントデバイス108がAMEクッキーをまだ設定していないとき、クッキーフィールド212は空であり、インプレッションモニタシステム102に、AMEクッキー208をクライアントデバイス108内で作成及び設定する必要があることを示す。AMEクッキー208を含まない要求206を受信することに応答して、インプレッションモニタシステム102は、AMEクッキー208を生成し、AMEクッキー208をクライアントデバイス108へ、
図1のINIT AMEクッキーメッセージ交換116の一部として、応答メッセージ216のクッキーフィールド218内で送信して、それにより、AMEクッキー208をクライアントデバイス108内に設定する。
【0036】
[0051]
図2の図示の例では、インプレッションモニタシステム102はまた、ユーザがログインページ204にログインした時間を示すログインタイムスタンプ220をも生成し、ログインタイムスタンプ220をクライアントデバイス208へ、応答216のペイロードフィールド222内で送信する。図示の例では、ログインタイムスタンプ220は、(例えば、クライアントデバイス108ではなく)インプレッションモニタシステム102によって生成され、すべてのクライアントデバイス108からのすべてのログインイベントに、同じクロック(例えば、インプレッションモニタシステム102のクロック)に基づいてタイムスタンプが付けられるようになる。このようにして、ログイン時間は、互いの間で時間の差を有することがある、それぞれのクライアントデバイス108のクロックに基づいて歪められず、又はオフセットされない。いくつかの例では、タイムスタンプ220は、応答216のペイロード222から省かれてもよく、インプレッションモニタシステム102は、代わりに、応答216のヘッダフィールド224内のタイムスタンプに基づいて、ログイン時間を示してもよい。いくつかの例では、応答216は、クッキーレポータ202がAMEクッキー208を送信するべき先のパートナーAデータベース所有者104aのURL226を含む、HTTP302リダイレクト応答である。インプレッションモニタシステム102は、リダイレクト応答をURLでポピュレートする。
【0037】
[0052]
図2の図示の例では、応答216を受信した後、クッキーレポータ202は、ログインレポートメッセージ118を生成し、パートナーAデータベース所有者104aへ送信する。例えば、図示の例のクッキーレポータ202は、ログインレポートメッセージ118を、ログインページ204によって示されたURLへ送信する。別法として、応答216がHTTP302リダイレクトであり、URL226を含む場合、クッキーレポータ202は、URL226を使用して、ログインレポートメッセージ118をパートナーAデータベース所有者104aへ送信する。
図2の図示の例では、ログインレポートメッセージ118は、パートナーAクッキー228をクッキーフィールド230内に含む。パートナーAクッキー228は、パートナーAデータベース所有者104aのためにクライアントデバイス108を一意に識別する。また、図示の例では、クッキーレポータ202は、AMEクッキー208及びログインタイムスタンプ220を、ログインレポートメッセージ118のペイロードフィールド232内で送信する。したがって、
図2の図示の例では、AMEクッキー208が、ログインレポートメッセージ118内で通常のデータ(例えば、データパラメータ)又はペイロードとしてパートナーAデータベース所有者104aへ送信されて、AMEクッキー208がパートナーAデータベース所有者104aのドメイン内に設定されなかったという事実が克服される。図示の例では、AMEクッキー208は、パートナーAクッキー228のドメイン(例えば、Facebook.comルートドメイン)の外側の別のドメイン(例えば、Nielsen.comルートドメイン)に対応する。
図2に示す処理例を使用することは、異なるドメインにわたってクッキーデータを送信することを可能にするので有利であり、このことは、そうでない場合は、知られているクッキー通信技法を使用して可能にならないであろう。データベース所有者104は、パートナーAクッキー228に関連してAMEクッキー208を受信し、それにより、AMEクッキーからパートナークッキーへのマップ(例えば、パートナークッキーマップ236)内にエントリを作成する。
【0038】
[0053]ログインレポートメッセージ118を、
図2の例で、パートナーAクッキー228を含むように示すが、パートナーAデータベース所有者104aがクライアントデバイス108内にパートナーAクッキー228をまだ設定していない場合では、クッキーフィールド230は、ログインレポートメッセージ118内で空である。このようにして、空のクッキーフィールド230は、パートナーAデータベース所有者104aに、クライアントデバイス108内にパートナーAクッキー228を設定するように促す。そのような場合、パートナーAデータベース所有者104aは、クライアントデバイス108に、パートナーAクッキー228を含む応答メッセージ(図示せず)を送信し、AMEクッキー208に関連してパートナーAクッキー228を記録する。
【0039】
[0054]いくつかの例では、パートナーAデータベース所有者104aは、パートナーAクッキー228を使用して、パートナーAデータベース所有者104aの登録ユーザのオンラインアクティビティを追跡する。例えば、パートナーAデータベース所有者104aは、パートナーAデータベース所有者104aによってホストされたウェブページへのユーザの訪問を追跡し、ユーザの選好に従ってそれらのウェブページを表示するなどのことを行ってもよい。パートナーAクッキー228をまた使用して、「ドメイン固有」のユーザアクティビティを収集することもできる。本明細書で使用するとき、「ドメイン固有」のユーザアクティビティは、単一のエンティティのドメイン(複数可)内で関連付けられたユーザインターネットアクティビティである。ドメイン固有のユーザアクティビティはまた、「ドメイン内のアクティビティ」と呼ばれることもある。いくつかの例では、パートナーAデータベース所有者104aは、各登録ユーザによって訪問されたウェブページ(例えば、他のソーシャルネットワークメンバーページなど、ソーシャルネットワークドメインのウェブページ、若しくは他のドメイン内のページ)の数、及び/又は、アクセスのために使用されたモバイルデバイス(例えば、スマートフォン)若しくは固定デバイス(例えば、デスクトップコンピュータ)などのデバイスのタイプなど、ドメイン内のアクティビティを収集する。パートナーAデータベース所有者104aはまた、各登録ユーザによって維持されたソーシャルコネクション(例えば、友人)の量、各登録ユーザによって投稿された画像の量、各登録ユーザによって送信又は受信されたメッセージの量、及び/又は、ユーザアカウントの任意の他の特性など、アカウント特性をも追跡してもよい。
【0040】
[0055]いくつかの例では、クッキーレポータ202は、要求206をインプレッションモニタシステム102へ送信するように、且つ、パートナーAデータベース所有者104aが、ログインページ204を介したユーザログインが成功したことを示した後にのみ、ログインレポートメッセージ118をパートナーAデータベース所有者104aへ送信するように構成される。このようにして、要求206及びログインレポートメッセージ118は、ログインが不成功であった場合に、不必要に行われない。
図2の図示の例では、成功したログインは、パートナーAデータベース所有者104aが、ログインされた登録ユーザの正しい人口統計をパートナーAクッキー228及びAMEクッキー208に関連付けるようになることを、保証する。
【0041】
[0056]
図2の図示の例では、パートナーAデータベース所有者104aは、サーバ234、パートナークッキーマップ236、及び、ユーザアカウントデータベース238を含む。図示しないが、視聴者測定エンティティ103(
図1)とパートナーになる他のデータベース所有者(例えば、
図1のパートナーBデータベース所有者104b)もまた、パートナークッキーマップ236に類似したそれぞれのパートナークッキーマップ、及び、ユーザアカウントデータベース238に類似したユーザアカウントデータベースを含むが、もちろん、他のデータベース所有者自体のユーザに対するものである。図示の例のサーバ234は、クライアントデバイス108と通信して、例えば、ログイン情報の受信、クライアントデバイス108からのクッキーの受信、クライアントデバイス108内のクッキーの設定、その他を行う。
【0042】
[0057]パートナークッキーマップ236は、パートナークッキー(例えば、パートナーAクッキー228)を、それぞれのAMEクッキー(例えば、AMEクッキー208)及びそれぞれのタイムスタンプ(例えば、タイムスタンプ220)に関連して格納する。
図2の図示の例では、パートナークッキーマップ236は、パートナーAクッキー228の名前−値の対(すなわち、「user_ID」などのパラメータ名、及び、UUIDなどの値)内で発見された一意のユーザID(UUID)を、AMEクッキー208の名前−値の対内で発見された一意のユーザIDに関連して格納する。加えて、パートナークッキーマップ236は、ログインタイムスタンプ220をUUIDに関連して格納して、対応するユーザログインが起こった時間を示す。
図5を手短に参照すると、パートナークッキーマップ236の一例の実装形態が示され、AMEユーザID列502は、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)からのUUIDを格納し、パートナーユーザID列504は、パートナークッキー(例えば、
図2のパートナーAクッキー228)からのUUIDを格納し、ログインタイムスタンプ列506は、ログインタイムスタンプ(例えば、
図2のログインタイムスタンプ220)を格納する。本明細書で開示する図示の例では、パートナーAデータベース所有者104aは、パートナークッキーマップ236を使用して、AMEクッキー(例えば、AMEクッキー208)に基づいてインプレッションモニタシステム102から受信されたインプレッションを、それぞれのパートナーAクッキー(例えば、パートナーAクッキー228)によって識別されたパートナーAデータベース所有者104aの登録ユーザにマッチングする。このようにして、パートナーAデータベース所有者104aは、その登録ユーザのうち誰が、インプレッションモニタシステム102によってログ記録された特定のインプレッションに関連付けられるかを、決定することができる。
【0043】
[0058]
図2に戻ると、パートナーAデータベース所有者104aは、ユーザアカウントデータベース238を使用して、とりわけ、パートナーAデータベース所有者104aの登録ユーザについての人口統計情報を格納する。
図2の図示の例では、そのような人口統計情報は、入会及び/若しくは登録処理中、又は、後続の個人情報更新処理中に、登録ユーザから受信される。ユーザアカウントデータベース238に格納された人口統計情報には、例えば、年齢、性別、関心(例えば、音楽の関心、映画の関心、製品の関心、若しくは、任意の他の話題に関連する関心)、パートナーAデータベース所有者104aを介して各登録ユーザによって維持された友人若しくはソーシャルコネクションの数、個人の年収、世帯収入、住居の地理的位置、職場の地理的位置、卒業した年(複数可)、グループアソシエーションの量、又は、任意の他の人口統計情報が含まれうる。パートナーAデータベース所有者104aは、パートナーAデータベース所有者104aのどの登録ユーザがどのログ記録されたインプレッションに対応するかを、パートナークッキーマップ236に基づいて決定した後、ユーザアカウントデータベース238を使用して、人口統計情報を、インプレッションモニタシステム102によってログ記録された特定のインプレッションに関連付ける。
【0044】
[0059]
図3は、
図1のシステム例100のインプレッションモニタシステム102でインプレッションをログ記録するために使用されうる、一例のシステム300を示す。システム例300は、
図1及び
図2のインプレッションモニタシステム102が、クライアントデバイス(例えば、
図1及び
図2の任意のクライアントデバイス108)によって実行されたウェブブラウザ302から受信されたタグ要求(例えば、
図1のタグ要求112)に基づいて、インプレッションを、対応するAMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)に関連してログ記録できるようにする。
図3の図示の例では、インプレッションモニタシステム102は、以下で説明するように、インプレッションモニタシステム102がそこからタグ要求112を受信する任意のクライアントデバイス(例えば、
図1のクライアントデバイス108)からのインプレッションをログ記録する。インプレッションモニタシステム102は、受信されたインプレッションデータを、AMEインプレッションデータストア114内でコンパイルする。
【0045】
[0060]
図3を詳細に参照すると、クライアントデバイスは、
図1及び
図2のクライアントデバイス108のうちのいずれか1つ、又は、
図1若しくは
図2に図示されない別のデバイスであってもよい。しかし、説明を簡単にするために、且つ、一般性を失わずに、クライアントデバイスをクライアントデバイス108と呼ぶ。図示のように、クライアントデバイス108は、通信をインプレッションモニタシステム102へ送信する。図示の例では、クライアントデバイス108は、ウェブブラウザ302を実行し、ウェブブラウザ302は、広告発行者303から受信された広告(複数可)110のうちの1つを表示するホストウェブサイト(例えば、www.acme.com)に向けられる。図示の例の広告110は、識別子情報(例えば、キャンペーンID、クリエイティブタイプID、配置ID、発行者ソースURL、その他)、及び、タグ命令304によりタグが付けられる。タグ命令304がクライアントデバイス108によって実行されるとき、タグ命令304は、クライアントデバイス108に、タグ命令304内で指定されるようなインプレッションモニタシステム102のURLアドレスへ、タグ要求112を送信させる。別法として、タグ命令304内で指定されたURLアドレスは、タグ要求112を、視聴者測定エンティティ103(
図1)若しくは別のエンティティによって所有され、運用され、及び/又はアクセス可能である任意の他のサーバへ向けることができる。タグ命令304は、ジャバスクリプト、又は、例えば、Java(登録商標)、HTML、その他を含む、任意の他のタイプ(複数可)の実行可能命令(複数可)を使用して実装されうる。ウェブページ及び/又は任意の他のメディアなど、タグ付きのコンテンツは、タグ付きの広告110と同様に処理されることに留意されたい。つまり、任意のタグ付きのメディアでは、対応するタグ命令が、タグ付きのコンテンツのダウンロードに関連して受信され、タグ要求を、タグ付きのコンテンツをダウンロードしたクライアントデバイスから、インプレッションモニタシステム102(又は、命令によって示された任意の他のサーバ)へ送信させる。
【0046】
[0061]
図3の図示の例では、タグ要求112は、HTTP要求を使用して実装され、ヘッダフィールド310、クッキーフィールド312、及び、ペイロードフィールド314を含むように詳細に示される。
図3の図示の例では、ウェブブラウザ302は、
図2のAMEクッキー208をクッキーフィールド312に格納し、広告キャンペーン情報316及び発行者サイトID318をペイロードフィールド314に格納する。図示の例では、広告キャンペーン情報316は、関連付けられた広告キャンペーンのうちの1つ又は複数を識別する情報(例えば、広告キャンペーンID)、クリエイティブタイプID(例えば、Flashベースの広告、バナー広告、リッチタイプの広告、その他を識別する)、及び/又は、配置ID(例えば、画面上の広告の物理的配置を識別する)を含みうる。いくつかの例では、コンテンツインプレッションをログ記録するために、広告キャンペーン情報316が、コンテンツを識別するコンテンツ情報(例えば、コンテンツ識別子)、クリエイティブID及び/又は配置IDで置き換えられる。図示の例では、発行者サイトID318は、広告110及び/又はコンテンツのソース(例えば、広告発行者303及び/又はコンテンツ発行者を識別するソースID)を識別する。
【0047】
[0062]図示の例では、タグ要求112を受信することに応答して、インプレッションモニタシステム102は、AMEクッキー208をコンテンツ識別子(例えば、広告キャンペーン情報316及び/又は発行者サイトID318)に関連して格納することによって、クライアントデバイス108に関連付けられたインプレッションをAMEインプレッションストア114にログ記録する。加えて、インプレッションモニタシステム102は、インプレッションが起こったときの時間/日付を示すタイムスタンプを生成し、タイムスタンプを、ログ記録されたインプレッションに関連して格納する。AMEインプレッションストア例114の一例の実装形態を、
図6に示す。
図6を手短に参照すると、AMEインプレッションストア114は、AMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)を格納するためのAMEユーザID列602、インプレッションがクライアントデバイス(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108)で起こったときを示すインプレッションタイムスタンプを格納するためのタイムスタンプ列604、
図3のキャンペーン情報316を格納するためのキャンペーンID列606、及び、
図3の発行者サイトID318を格納するためのサイトID列608を含む。
【0048】
[0063]
図4は、インプレッションを、1つ又は複数のデータベース所有者(例えば、
図1から
図3のパートナーデータベース所有者104a及び104b)に登録されたユーザ(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108のユーザ)の人口統計に関連付けるために使用されうる、一例の装置400である。いくつかの例では、装置400は、1つ又は複数のデータベース所有者(例えば、
図1から
図3のパートナーデータベース所有者104a及び104b)において実装される。別法として、装置400は、他のサイトにおいて実装されうる。いくつかの例では、装置400は、視聴者測定エンティティ103(
図1)によって開発され、データベース所有者に提供されて、データベース所有者が、データベース所有者により所有された人口統計情報を、視聴者測定エンティティ103によって提供されたインプレッションログと結合できるようにしてもよい。データベース所有者の登録ユーザのプライバシーを保証するために、視聴者測定エンティティ103は、装置例400をデータベース所有者においてインストール又は配置して、データベース所有者が、人口統計情報をログ記録されたインプレッションに関連付けるために、データベース所有者の登録ユーザのアイデンティティを視聴者測定エンティティ103に提供する必要がないようにしてもよい。代わりに、視聴者測定エンティティ103は、そのログ記録されたインプレッション(例えば、AMEインプレッションログ122)をデータベース所有者に提供することができ、データベース所有者は、その登録ユーザのアイデンティティ(例えば、名前及びコンテンツ情報)を隠しながら、それぞれの人口統計をログ記録されたインプレッションに関連付けることができる。
【0049】
[0064]図示の例では、装置400は、一例のクッキーマッチング部(matcher)402、一例の人口統計関連付け部(associator)404、一例の人口統計分析部(analyzer)406、一例の人口統計修正部(modifier)408、一例のユーザID修正部410、一例のレポート生成部412、一例のデータ解析部(parser)414、一例のマッピング部(mapper)416、及び、一例の命令インターフェース418を備える。装置400を実装する一例の方法を
図4に示したが、
図4に示す要素、処理及び/又はデバイスのうちの1つ又は複数は、結合、分割、再配置、省略、除外、及び/又は、任意の他の方法で実装されてもよい。さらに、クッキーマッチング部402、人口統計関連付け部404、人口統計分析部406、人口統計修正部408、ユーザID修正部410、レポート生成部412、データ解析部414、マッピング部416、命令インターフェース418、及び/又は、より一般には、
図4の装置例400は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又は、ハードウェア、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアの任意の組み合わせによって実装されてもよい。したがって、例えば、クッキーマッチング部402、人口統計関連付け部404、人口統計分析部406、人口統計修正部408、ユーザID修正部410、レポート生成部412、データ解析部414、マッピング部416、命令インターフェース418、及び/又は、より一般には、装置例400のうちのいずれかは、1つ又は複数の回路(複数可)、プログラマブルプロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))、及び/又は、フィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))、その他によって実装されてもよい。本特許の装置請求項又はシステム請求項のいずれかが、純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装形態を包含するように読まれるとき、クッキーマッチング部402、人口統計関連付け部404、人口統計分析部406、人口統計修正部408、ユーザID修正部410、レポート生成部412、データ解析部414、マッピング部416、及び/又は、命令インターフェース418のうちの少なくとも1つは、ソフトウェア及び/又はファームウェアを格納するメモリ、DVD、CD、ブルーレイディスク、その他など、有形のコンピュータ可読媒体を含むように、本明細書で明白に定義される。さらになお、
図4の装置例400は、
図4に示すものに加えて、若しくはその代わりに、1つ若しくは複数の要素、処理及び/若しくはデバイスを含んでもよく、並びに/又は、図示の要素、処理及びデバイスのうちのいずれか若しくはすべてのうちの2つ以上を含んでもよい。
【0050】
[0065]
図4を詳細に参照すると、図示の例では、装置400は、パートナーAデータベース所有者104a(
図1及び
図2)において実装される。装置400の他の例は、AME103と共に参加する任意の他のデータベース所有者(例えば、パートナーBデータベース所有者104b)において同様に実装可能である。
図4の図示の例では、装置400は、AMEインプレッションログ122をインプレッションモニタシステム102から受信して、装置400が、ユーザアカウントデータベース238からのユーザ/視聴者メンバー人口統計を、ログ記録されたインプレッションに関連付けることができるようにする。
【0051】
[0066]図示の例では、装置400は、AMEインプレッションログ122からのAMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)からのAMEユーザIDを、パートナーAクッキーマップ236内のAMEユーザIDにマッチングするために、クッキーマッチング部402を備える。装置400は、そのようなクッキーマッチングを行って、ログ記録されたインプレッションがそれに起因するパートナーAデータベース所有者104aの登録ユーザ(例えば、インプレッションモニタシステム102が、そのために、
図2に関連して上記で説明したようにAMEクッキーを設定し、
図3に関連して上記で説明したようにインプレッションを追跡した、パートナーA登録ユーザ)を識別する。例えば、パートナークッキーマップ236は、
図5において、AMEユーザID列502内のAMEユーザIDをパートナーユーザID列504内のパートナーユーザIDに関連付けるように示される。AMEインプレッションログ122は、AMEユーザIDごとにインプレッションをログ記録する、
図6に示すようなAMEインプレッションストア114内のデータに類似して構築される。したがって、クッキーマッチング部402は、AMEインプレッションログ122のAMEユーザID列602からのAMEユーザIDを、パートナークッキーマップ236のAMEユーザID列502のAMEユーザIDにマッチングして、AMEインプレッションログ122からのログ記録されたインプレッションを、
図5のパートナークッキーマップ236内でマッピングされた対応するパートナーユーザIDに関連付ける。いくつかの例では、AME103は、AMEインプレッションログ122をパートナーデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーデータベース所有者104a及び104b)へ送信する前に、AMEインプレッションログ122内でキャンペーンIDの暗号化、難読化、変更、その他を行って、キャンペーンIDが対応するコンテンツをパートナーデータベース所有者が認識することを防止するか、又は、他の方法でコンテンツのアイデンティティを保護する。そのような例では、キャンペーンID情報のルックアップテーブルが、インプレッションモニタシステム102において格納されて、パートナーデータベース所有者から受信されたインプレッションレポート(例えば、
図1のインプレッションレポート106a及び106b)がコンテンツと相関可能になるようにしてもよい。
【0052】
[0067]いくつかの例では、クッキーマッチング部402は、
図5のログインタイムスタンプ列506に格納されたログインタイムスタンプ(例えば、
図2のログインタイムスタンプ220)、及び、
図6のタイムスタンプ列604に格納されたインプレッションタイムスタンプを使用して、インプレッションモニタシステム102によってログ記録されたインプレッションがそれに起因する異なるユーザ間で見分ける。つまり、パートナーAデータベース所有者104aのためのそれぞれのユーザ名/パスワードログイン資格情報を有する2人のユーザが、同じクライアントデバイス108を使用する場合、インプレッションモニタシステム102によってログ記録されたすべてのインプレッションは、インプレッションが起こったときにどのユーザがクライアントデバイス108を使用中であったかにかかわらず、クライアントデバイス108内に設定された同じAMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)に基づくようになる。しかし、ログ記録されたインプレッションタイムスタンプ(例えば、
図6のタイムスタンプ列604内)を、ログインタイムスタンプ(例えば、
図5のログインタイムスタンプ列506内)と比較することによって、クッキーマッチング部402は、対応するインプレッションが起こったときにどのユーザがパートナーAデータベース所有者104aにログインされていたかを決定することができる。例えば、ユーザ「TOM」が2010年1月1日の午前12:57にパートナーAデータベース所有者104aにログインし、ユーザ「MARY」が同じクライアントデバイス108を使用して、2010年1月1日の午後3:00にパートナーAデータベース所有者104aにログインした場合、これらのログインイベントは、同じAMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)に関連付けられる。そのような例では、クッキーマッチング部402は、インプレッションモニタシステム102によって同じAMEクッキーについて2010年1月1日の午前12:57と午後3:00の間にログ記録されたあらゆるインプレッションを、ユーザ「TOM」に関連付け、インプレッションモニタシステム102によって同じAMEクッキーについて2010年1月1日の午後3:00の後にログ記録されたあらゆるインプレッションを、ユーザ「MARY」に関連付ける。そのような時間ベースの関連付けを、以下で説明する
図7の図示のデータ構造例において示す。
【0053】
[0068]図示の例では、クッキーマッチング部402は、マッチングされた結果を一例のパートナーベースのインプレッションデータ構造700にコンパイルし、この構造を
図7で詳細に示す。
図7を手短に参照すると、パートナーベースのインプレッション構造700は、AMEユーザID列702、インプレッションタイムスタンプ列704、キャンペーンID列706、サイトID列708、ユーザログインタイムスタンプ710、及び、パートナーユーザID列712を含む。AMEユーザID列702では、クッキーマッチング部402は、AMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)を格納する。インプレッションタイムスタンプ列704では、クッキーマッチング部402は、各インプレッションがログ記録された時を示す、インプレッションモニタシステム102によって生成されたタイムスタンプを格納する。キャンペーンID列706では、クッキーマッチング部402は、例えば、
図3のキャンペーン情報316に格納された広告キャンペーンIDを格納する。いくつかの例では、キャンペーンID列706の代わりに、又はそれに加えて、パートナーベースのインプレッションデータ構造700は、コンテンツの識別情報を格納するためのコンテンツID列を含む。いくつかの例では、いくつかのコンテンツ(例えば、広告及び/又は他のメディア)は、キャンペーンID又はコンテンツIDに関連付けられない。
図7の図示の例では、キャンペーンID列706内の空白は、キャンペーンID及び/又はコンテンツIDに関連付けられないコンテンツを示す。サイトID列708では、クッキーマッチング部402は、広告発行者サイトID(例えば、
図3の発行者サイトID318)を格納する。ユーザログインタイムスタンプ列710では、クッキーマッチング部402は、それぞれのユーザがパートナーログインページ(例えば、
図2のログインページ204)を介してログインしたときを示すタイムスタンプ(例えば、
図2のタイムスタンプ220)を格納する。パートナーユーザID列712では、クッキーマッチング部402は、パートナークッキー(例えば、
図2のパートナーAクッキー228)を格納する。
【0054】
[0069]
図4に戻ると、図示の例では、装置400は、ユーザアカウントデータベース238からの人口統計情報を、パートナーベースのインプレッション構造700からの対応するパートナーベースのインプレッションに関連付けるための、人口統計関連付け部404を備える。例えば、人口統計関連付け部404は、パートナーユーザID列712(
図7)内に示されたパートナーユーザIDについての人口統計情報を検索し、検索された人口統計情報を、パートナーベースのインプレッション構造700内のレコードのうちの対応するものに関連付けることができる。
【0055】
[0070]
図4の図示の例では、人口統計情報を精度及び/又は完全性について分析するために、装置400は、人口統計分析部406を備える。加えて、不正確及び/又は不完全なレコード内で人口統計情報を更新、修正及び/又は入力するために、装置400は、人口統計修正部408を備える。いくつかの例では、人口統計分析部406及び/又は人口統計修正部408は、参照により全体として本明細書に組み込まれている、2011年8月12日に出願した「Methods and Apparatus to Analyze and Adjust Demographic Information」という名称の米国特許出願第13/209292号に開示されている方法、システム、装置及び/又は製造品の例を使用して、不正確な人口統計情報を分析及び/又は調整する。
【0056】
[0071]図示の例では、人口統計情報を追加した後、且つ、データをAME103に提供する前に、ユーザIDをパートナーベースのインプレッション構造700から除去するために、図示の例の装置400は、ユーザID修正部410を備える。図示の例では、ユーザID修正部410は、パートナーユーザIDを(パートナーユーザID列712から)少なくとも除去して、パートナーAデータベース所有者104aの登録ユーザのプライバシーを保護するように構成される。いくつかの例では、ユーザID修正部410はまた、AMEユーザIDをも(例えば、AMEユーザID列702から)除去して、装置400によって生成されたインプレッションレポート106aが人口統計レベルのインプレッションレポートであるようにしてもよい。ユーザIDの(例えば、ユーザID修正部410による、及び/又は、レポート生成部412による)「除去」は、それらのフィールドからいずれかのデータを削除することとは対照的に、対応するユーザIDフィールド内のデータのコピーを提供しないことによって行われうる。AMEユーザIDがインプレッションデータ構造700内で保存される場合、図示の例の装置400は、ユーザレベルのインプレッションレポートを生成することができる。
【0057】
[0072]
図4の図示の例では、インプレッションレポート106aを生成するために、装置400は、レポート生成部412を備える。レポート生成部412がインプレッションレポート106aのために生成することができる情報の例を、
図8及び
図9に関連して以下で詳細に説明する。
【0058】
[0073]
図4の図示の例では、情報を解析するために、装置400は、データ解析部414を備える。いくつかの例では、データ解析部414は、メッセージをクライアントデバイス及び/又は他のシステムから受信し、それらの受信されたメッセージから情報を解析する。例えば、装置400は、データ解析部414を使用して、ログインレポートメッセージ118をクッキーレポータ202(
図2)から受信し、パートナーAクッキー228、AMEクッキー208、及び/又は、ログインタイムスタンプ220を、ログインレポートメッセージ118から解析することができる。いくつかの例では、装置400はまた、データ解析部414を使用して、AMEインプレッションログ122内の情報を解析すること、及び/又は、任意の他のデータ構造及び/又はメッセージから情報を解析することも行う。
【0059】
[0074]
図4の図示の例では、情報をマッピングするため、装置400は、マッピング部416を備える。いくつかの例では、マッピング部416は、同じユーザに関連付けられるが、異なるインターネットドメインに対応するクッキー識別子をマッピングする。例えば、装置400は、マッピング部416を使用して、パートナークッキーマップ236(
図2、
図4及び
図5)においてパートナーAクッキー228をAMEクッキー208(
図2)にマッピングすることができる。いくつかの例では、マッピング部416はまた、対応するクッキー識別子を有するログインタイムスタンプのマッピングも行う。例えば、装置400は、マッピング部416を使用して、パートナークッキーマップ236において対応するパートナーAクッキー228及びAMEクッキー208を有するログインタイムスタンプ220(
図2)をマッピングすることができる。
【0060】
[0075]
図4の図示の例では、コンピュータ実行可能命令をクライアントデバイス(複数可)108へ送信して、ログインウェブページ(例えば、
図2のログインウェブページ204)を介してユーザログインを監視するために、装置400は、命令インターフェース418を備える。例えば、装置400は、命令インターフェース418を使用して、コンピュータ実行可能命令(例えば、Java(登録商標)、ジャバスクリプト、又は、任意の他のコンピュータ言語若しくはスクリプト)を、ウェブブラウザ302(
図3)によって実行されるクライアントデバイス108へ送信して、クッキーレポータ202(
図2)を実装することができる。いくつかの例では、命令インターフェース418は、装置400を実装するエンティティ(例えば、データベース所有者パートナー104a及び104bのうちの一方)によって提供されたインターネットベースのサービスのログインウェブページ(例えば、ログインウェブページ204)を求める、ウェブブラウザ302からの要求を受信することに応答して、コンピュータ実行可能命令をクライアントデバイス108へ送信する。このようにして、クライアントデバイス108は、コンピュータ実行可能命令を実行して、ログインウェブページにおけるログインイベントを監視することができる。
【0061】
[0076]
図15は、
図1から
図3のインプレッションモニタ102を実装するために使用されうる、一例の装置である。図示の例では、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)がクライアントデバイス(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108のうちのいずれか)内に設定されている(例えば、格納されている)かどうかを検出するために、インプレッションモニタシステム102は、クッキー状況検出部1502を備える。例えば、クッキー状況検出部1502は、クライアントデバイスからのメッセージ(例えば、
図2の要求206)を検査又は分析して、AMEクッキーがメッセージ内に存在するかどうかを判定することができる。図示の例では、AMEクッキー(例えば、AMEクッキー208(
図2))を生成するために、インプレッションモニタシステム102は、クッキー生成部1504を備える。
【0062】
[0077]図示の例では、ログインタイムスタンプ(例えば、
図2のログインタイムスタンプ220)を生成するために、インプレッションモニタシステム102は、タイムスタンプ生成部1506を備える。例えば、タイムスタンプ生成部1506は、時間を追跡し、タイムスタンプを生成するために、リアルタイムクロック(RTC)又は任意の他のタイミング若しくはクロックデバイス若しくはインターフェースを使用して実装されうる。図示の例では、メッセージ(例えば、
図2の応答216)を生成するために、インプレッションモニタシステム102は、メッセージ生成部1508を備える。図示の例では、インプレッションをログ記録するために、インプレッションモニタシステム102は、インプレッションログ記録部(logger)1510を備える。例えば、インプレッションログ記録部1510は、
図6に示すように、インプレッションをAMEインプレッションストア114にログ記録することができる。
【0063】
[0078]図示の例では、メッセージ及び/又は情報をクライアントデバイス108から受信し、メッセージ及び/又は情報を、クライアントデバイス108並びに/又はパートナーデータベース所有者104a及び104bへ送信するために、インプレッションモニタシステム102は、通信インターフェース1512を備える。例えば、通信インターフェース1512は、タグ要求112(
図1)及び要求206(
図2)など、メッセージをクライアントデバイス108から受信することができる。加えて、通信インターフェース1512は、応答216(
図2)など、メッセージをクライアントデバイス108へ送信し、ログ記録されたインプレッション(例えば、AMEインプレッションストア114内にログ記録されたインプレッション)をパートナーデータベース所有者104a及び104bへ送信することができる。
【0064】
[0079]
図16は、
図2のクッキーレポータ202を実装するために使用されうる、一例の装置である。図示の例では、ログイベントを検出するために、クッキーレポータ202は、ログインイベント検出部1602を備える。例えば、ログイン検出部1602は、クライアントデバイス(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108)のウェブブラウザ(例えば、
図3のウェブブラウザ302)によって生成されたログインイベントを監視するように構成されうる。図示の例では、ユーザが
図2のログインウェブページ204にログインするとき、ログイン検出部1602は、ログインイベントを検出する。
【0065】
[0080]図示の例では、クライアントデバイス(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108)内にAMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)が設定されている(例えば、格納されている)か、パートナークッキー(例えば、
図2のパートナークッキー228)が設定されている(例えば、格納されている)かを検出するために、クッキーレポータ202は、クッキー状況検出部1604を備える。例えば、クッキー状況検出部1602は、クライアントデバイス内のクッキーファイル又はクッキーエントリを検査又は分析して、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)が以前に設定されているか、パートナークッキー(例えば、
図2のパートナークッキー228)が以前に設定されているかを判定することができる。図示の例では、クッキー状況検出部1604はまた、クッキーの期限が切れているかどうかを判定することもできる。図示の例では、クッキーの期限が切れるとき、クッキーは、無効として、又は、クライアントデバイス内にもはや存在しないかのように扱われ、対応するサーバドメインによって再度設定されなければならない。
【0066】
[0081]図示の例では、クライアントデバイス(例えば、
図1から
図3のクライアントデバイス108)内の記憶場所からクッキーを検索するために、クッキーレポータ202は、クッキーインターフェース1606を備える。例えば、クッキーインターフェース1606は、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)又はパートナークッキー(例えば、
図2のパートナークッキー228)を、クライアントデバイス内のそれぞれの記憶場所から検索することができる。加えて、クッキーインターフェース1606はまた、インプレッションモニタシステム102及び/又は任意のパートナーデータベース所有者から設定及び受信されたクッキーを、クライアントデバイス内に格納することもできる。
【0067】
[0082]図示の例では、メッセージ(例えば、
図1及び
図3のタグ要求112、
図1及び
図2のログレポートメッセージ118、並びに、
図2の要求206)を生成するために、クッキーレポータ202は、メッセージ生成部1608を備える。図示の例では、メッセージ及び/若しくは情報を、インプレッションモニタシステム102及び/若しくはパートナーデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーデータベース所有者104a及び104b)へ送信するために、並びに/又は、メッセージ及び/若しくは情報をインプレッションモニタシステム102から受信するために、クッキーレポータ202は、通信インターフェース1610を備える。例えば、通信インターフェース1610は、タグ要求112(
図1及び
図3)及び
図2の要求206をインプレッションモニタシステム102へ送信し、応答216(
図2)をインプレッションモニタシステム102から受信し、ログインレポートメッセージ118(
図1及び
図2)をパートナーデータベース所有者104a及び104bへ送信することができる。
【0068】
[0083]装置102及び202を実装する方法の例を
図15及び
図16に示したが、
図15及び
図16に示す要素、処理及び/又はデバイスのうちの1つ又は複数は、結合、分割、再配置、省略、除外、及び/又は、任意の他の方法で実装されてもよい。さらに、クッキー状況検出部1502、クッキー生成部1504、タイムスタンプ生成部1506、メッセージ生成部1508、インプレッションログ記録部1510、通信インターフェース1512、及び/又は、より一般には、
図15の装置例102は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又は、ハードウェア、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアの任意の組み合わせによって実装されてもよい。加えて、ログインイベント検出部1602、クッキー状況検出部1604、クッキーインターフェース1606、メッセージ生成部1608、通信インターフェース1610、及び/又は、より一般には、
図16の装置例202は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又は、ハードウェア、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアの任意の組み合わせによって実装されてもよい。したがって、例えば、クッキー状況検出部1502、クッキー生成部1504、タイムスタンプ生成部1506、メッセージ生成部1508、インプレッションログ記録部1510、通信インターフェース1512、及び/若しくは、より一般には、装置例102のうちのいずれか、並びに/又は、ログインイベント検出部1602、クッキー状況検出部1604、クッキーインターフェース1606、メッセージ生成部1608、通信インターフェース1610、及び/若しくは、より一般には、装置例202のうちのいずれかは、1つ又は複数の回路(複数可)、プログラマブルプロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))、及び/又は、フィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))、その他によって実装されてもよい。本特許の装置請求項又はシステム請求項のいずれかが、純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装形態を包含するように読まれるとき、クッキー状況検出部1502、クッキー生成部1504、タイムスタンプ生成部1506、メッセージ生成部1508、インプレッションログ記録部1510、通信インターフェース1512、ログインイベント検出部1602、クッキー状況検出部1604、クッキーインターフェース1606、メッセージ生成部1608、及び/又は、通信インターフェース1610のうちの少なくとも1つは、ソフトウェア及び/又はファームウェアを格納するメモリ、DVD、CD、ブルーレイディスク、その他など、有形のコンピュータ可読媒体を含むように、本明細書で明白に定義される。さらになお、装置例102及び202は、
図15及び
図16に示すものに加えて、若しくはその代わりに、1つ若しくは複数の要素、処理及び/若しくはデバイスを含んでもよく、並びに/又は、図示の要素、処理及びデバイスのうちのいずれか若しくはすべてのうちの2つ以上を含んでもよい。
【0069】
[0084]
図8を参照すると、
図4のレポート生成部412によって生成されうる、一例のインプレッション集計(totalization)データ構造800は、インプレッションモニタシステム102(
図1から
図3)によってログ記録されたインプレッションに基づいて、インプレッション集計を格納する。
図8に示すように、インプレッション集計構造800は、クライアントデバイス108(
図1から
図3)についてログ記録されたインプレッションの量を示す。図示の例では、インプレッション集計構造800は、レポート生成部412によって、広告キャンペーン(例えば、
図1の広告110のうちの1つ又は複数)について生成されて、監視されたユーザごとに1日当たりのインプレッションの頻度が決定される。
【0070】
[0085]1日当たりの一意のユーザごとのインプレッションの頻度を追跡するために、インプレッション集計構造800は、頻度列802を備える。1の頻度は、一意のユーザに対する広告キャンペーンの1日当たり1回の接触を示すが、4の頻度は、一意のユーザに対する同じ広告キャンペーンの1日当たり4回の接触を示す。インプレッションがそれに起因する一意のユーザの量を追跡するために、インプレッション集計構造800は、UUID列804を備える。UUID列804の100,000の値は、100,000人の一意のユーザを示す。したがって、インプレッション集計構造800の最初のエントリは、100,000人の一意のユーザ(すなわち、UUID=100,000)が特定の広告キャンペーンに1日に1回(すなわち、頻度=1)接触したことを示す。
【0071】
[0086]接触頻度及びUUIDに基づいてインプレッションを追跡するために、インプレッション集計構造800は、インプレッション列806を備える。インプレッション列806に格納された各インプレッションカウントは、頻度列802に格納された対応する頻度値に、UUID列804に格納された対応するUUID値を乗じることによって、決定される。例えば、インプレッション集計構造800の2番目のエントリでは、2の頻度値に200,000人の一意のユーザを乗じて、400,000のインプレッションが特定の広告キャンペーンに起因することが決定される。
【0072】
[0087]
図9を参照すると、広告キャンペーンレベルの年齢/性別及びインプレッション構成データ構造900が示され、図示の例では、
図4のレポート生成部412によって生成されうる。
図9の広告キャンペーンレベルの年齢/性別及びインプレッション構成構造900内のインプレッションデータは、特定のパートナーデータベース(DB)所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーAデータベース所有者104a、又は、
図1のパートナーBデータベース所有者104b)の登録ユーザに起因するインプレッションに対応する。同様のテーブルが、コンテンツ及び/又は他のメディアのために生成されうる。加えて又は別法として、広告に加えて他のメディアを、データ構造900に追加することができる。
【0073】
[0088]広告キャンペーンレベルの年齢/性別及びインプレッション構成構造900は、年齢/性別列902、インプレッション列904、頻度列906、及び、インプレッション構成列908を備える。図示の例の年齢/性別列902は、異なる年齢/性別の人口統計上のグループを示す。図示の例のインプレッション列904は、対応する年齢/性別の人口統計上のグループについて、特定の広告キャンペーンについての合計のインプレッションを示す値を格納する。図示の例の頻度列906は、インプレッション列904内のインプレッションに寄与した広告キャンペーンについての、ユーザごとの接触の頻度を示す値を格納する。図示の例のインプレッション構成列908は、年齢/性別の人口統計上のグループの各々についてのインプレッションの割合を格納する。
【0074】
[0089]いくつかの例では、
図4の人口統計分析部406及び人口統計修正部408は、キャンペーンレベルの年齢/性別及びインプレッション構成テーブル900においてインプレッションベースの人口統計情報の最終結果をテーブルにする前に、人口統計情報に対して人口統計精度分析及び調整処理を行う。人口統計精度分析及び調整処理を行うことで、登録ユーザがオンラインデータベース所有者(例えば、パートナー104a及び104b)に対して自称する様子が、必ずしも真実(例えば、本当及び/又は正確)とは限らないという、オンライン視聴者測定処理に直面する問題に対処することができる。場合によっては、そのようなオンラインデータベース所有者におけるアカウント登録を活用して視聴者の人口統計属性を決定するオンライン測定のための手法の例は、データベース所有者サイトにおけるアカウント登録中の登録ユーザによる個人情報/人口統計情報の自己レポートに依拠する場合、不正確な人口統計−接触結果につながることがある。ユーザがデータベース所有者サービスのために登録するとき、なぜ誤った又は不正確な人口統計情報をレポートするかについては、多数の理由がありうる。データベース所有者サイト(例えば、ソーシャルメディアサイト)において人口統計情報を収集するために使用される自己レポート登録処理は、自己レポートされた人口統計情報の真実性を決定することを容易にしない。いくつかの例では、不正確な人口統計情報を分析及び/又は調整するために、人口統計分析部406及び/又は人口統計修正部408は、参照により全体として本明細書に組み込まれている、2011年8月12日に出願した「Methods and Apparatus to Analyze and Adjust Demographic Information」という名称の米国特許出願第13/209292号に開示されている方法、システム、装置及び/又は製造品の例を使用することができる。
【0075】
[0090]広告キャンペーンレベルの年齢/性別及びインプレッション構成構造例900は、インプレッション統計値を年齢/性別の人口統計情報のみに関連して示すが、
図4のレポート生成部412は、同じ又は他のデータ構造を生成して、加えて又は別法として、他のタイプの人口統計情報を含んでもよい。このようにして、レポート生成部412は、インプレッションレポート106a(
図1及び
図4)を生成して、異なるタイプの人口統計及び/又は異なるタイプのメディアに基づいて、インプレッションを反映することができる。
【0076】
[0091]
図10から
図13は、
図1、
図2、
図3及び/又は
図4の装置及びシステムを実装するために実行可能であるマシン可読命令を表すフロー図である。
図10から
図13の処理例は、実行されるとき、デバイス(例えば、プログラマブルコントローラ、又は、他のプログラマブルマシン若しくは集積回路)に、
図10から
図13に示す動作を行わせる、マシン可読命令を使用して実装されうる。この例では、マシン可読命令は、
図14に関連して以下で説明するコンピュータ例1410において示すプロセッサ1412など、プロセッサによって実行するためのプログラムを備える。プログラムは、プロセッサ1412に関連付けられたCD−ROM、フロッピーディスク(登録商標)、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、若しくはメモリなど、有形のコンピュータ可読媒体上に格納されたソフトウェアにおいて具体化されうるが、プログラム全体及び/又はプログラムの部分は、別法として、プロセッサ1412以外のデバイスによって実行可能、及び/又は、ファームウェア若しくは専用ハードウェアにおいて具体化可能である。
【0077】
[0092]本明細書で使用するとき、有形のコンピュータ可読媒体という用語は、いかなるタイプのコンピュータ可読媒体をも含むように、且つ、伝播信号を除くように、明白に定義される。加えて又は別法として、
図10から
図13の処理例は、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュ、又は、情報がいずれかの継続時間にわたって(例えば、延長された期間にわたって、永久に、短い場合、一時的なバッファリングのために、及び/又は、情報のキャッシングのために)格納される任意の他の記憶媒体など、非一時的なコンピュータ可読媒体上に格納されたコード化された命令(例えば、コンピュータ可読命令)を使用して、実装されうる。本明細書で使用するとき、非一時的なコンピュータ可読媒体という用語は、いかなるタイプのコンピュータ可読媒体をも含むように、且つ、伝播信号を除くように、明白に定義される。本明細書で使用するとき、「少なくとも」という句が請求項のプリアンブル内で移行語(transition term)として使用されるとき、「少なくとも」という句は、「備える(comprising)」という用語が非限定的(open−ended)であることと同様に、非限定的である。したがって、「少なくとも」をそのプリアンブル内で移行語として使用する請求項は、その請求項に明白に記載されたものに加えて要素を含みうる。
【0078】
[0093]別法として、
図10から
図13の処理例は、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))、フィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))、ディスクリート論理、ハードウェア、ファームウェア、その他の任意の組み合わせ(複数可)を使用して実装されうる。また、
図10から
図13の処理例は、上記の技法のいずれかの任意の組み合わせ(複数可)、例えば、ファームウェア、ソフトウェア、ディスクリート論理及び/又はハードウェアの任意の組み合わせとして実装されうる。
【0079】
[0094]
図10から
図13の処理例を、
図10から
図13のフロー図を参照して説明するが、
図1、
図2、
図3及び/又は
図4の装置及びシステムを実装する他の方法が採用されてもよい。例えば、ブロックの実行の順序は、変更可能であり、及び/又は、説明するブロックのうちのいくつかは、変更、除外、再分割若しくは結合可能である。加えて、
図10から
図13の処理例のうちの一方又は両方は、例えば、別々の処理スレッド、プロセッサ、デバイス、ディスクリート論理、回路、その他によって、順次に及び/又は並行して行うことができる。
【0080】
[0095]
図10を詳細に参照すると、図示の処理例は、ログインイベント及びユーザクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208及びパートナーAクッキー228)をデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーAデータベース所有者104a)にレポートするために使用されうる。図示の例では、フロー図は、クライアントデバイス処理1002及びインプレッションモニタシステム処理1004を示す。図示の例では、クライアントデバイス処理1002は、
図2及び
図16のクッキーレポータ202によって行われうるものであり、インプレッションモニタシステム処理1004は、
図1から
図3及び
図15のインプレッションモニタシステム102によって行われうる。
図10の処理例を、クライアントデバイス108と、インプレッションモニタシステム102と、パートナーAデータベース所有者104aとの間の相互作用として、
図2に関連して説明する。しかし、
図10の処理例と類似の又は等しい処理は、他のクライアントデバイス、インプレッションモニタシステム102及び/又は他のデータベース所有者の間で、任意の時間に又は同時に行われて、ユーザがそれぞれのデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のデータベース所有者104a及び104b)のログインページ(例えば、
図2のログインページ204)にログインするとき、同じタイプのユーザログインレポートイベントが達成されうる。
【0081】
[0096]最初に、クライアントデバイス処理1002の一部として、ログインイベント検出部1602(
図16)は、ログインイベントを検出する(ブロック1006)。ログインイベントは、例えば、クライアントデバイス108のユーザが
図2のログインページ204にログインすることでありうる。メッセージ生成部1608(
図16)は、ログインイベントを示すための要求206(
図2)を生成する(ブロック1008)。クッキー状況検出部1604(
図16)は、AMEクッキー(例えば、
図2のAMEクッキー208)がクライアントデバイス108に既に設定されているかどうかを判定する(ブロック1010)。AMEクッキー208が既に設定されている場合、クッキーインターフェース1606(
図16)及び/又はメッセージ生成部1608は、AMEクッキー208(例えば、ユーザを識別する名前−値の対)を要求206に格納する(ブロック1012)。AMEクッキー208を要求206に格納した後(ブロック1012)、又は、AMEクッキー208がクライアントデバイス内に既に設定されていない場合(ブロック1010)、通信インターフェース1610(
図16)は、要求206をインプレッションモニタシステム102へ送信する(ブロック1014)。
【0082】
[0097]インプレッションモニタシステム処理例1004に示すように、通信インターフェース1512(
図15)は、要求206を受信し(ブロック1016)、クッキー状況検出部1502(
図15)は、AMEクッキー208がクライアントデバイス108内に既に設定されているかどうかを判定する(ブロック1018)。例えば、クッキー状況検出部1502は、AMEクッキー208が既に設定されているかどうかを、要求206がAMEクッキー208を含むかどうかに基づいて判定することができる。クッキー状況検出部1502が、AMEクッキー208が既に設定されていないと判定する場合(ブロック1018)、クッキー生成部1504(
図15)は、AMEクッキー208を作成する(ブロック1020)。例えば、クッキー生成部1504は、クライアントデバイス108のためのUUIDを生成することによって、AMEクッキー208を生成することができる。メッセージ生成部1508(
図15)は、AMEクッキー208を応答216(
図2)に格納する(ブロック1022)。
【0083】
[0098]AMEクッキー208を応答216に格納した後(ブロック1022)、又は、クッキー状況検出部1502が、ブロック1018で、AMEクッキー208がクライアントデバイス108内に既に設定されていると判定する場合、タイムスタンプ生成部1506は、ログインタイムスタンプ(例えば、
図2のログインタイムスタンプ220)を生成して(ブロック1024)、検出されたログインイベントのためのログイン時間を示す。メッセージ生成部1508は、ログインタイムスタンプ220を応答216に格納し(ブロック1026)、通信インターフェース1512は、応答216をクライアントデバイス108へ送信する(ブロック1028)。
【0084】
[0099]クライアントデバイス処理1002に戻ると、通信インターフェース1610(
図16)は、応答216を受信し(ブロック1030)、メッセージ生成部1608(
図16)は、ログインレポートメッセージ118(
図1及び
図2)を生成する(ブロック1032)。存在する場合、クッキーインターフェース1606(
図16)及び/又はメッセージ生成部1608は、ブロック1006で検出されたログインイベントに対応するパートナークッキー(例えば、パートナーAクッキー228)を、ログインレポートメッセージ118に格納する(ブロック1034)。対応するパートナークッキーがクライアントデバイス108内に存在しない場合、パートナークッキーはログインレポートメッセージ118に格納されず、対応するパートナーに、クライアントデバイス108のためのパートナークッキーを作成するべきであることを示す。加えて、クッキーインターフェース1606及び/又はメッセージ生成部1608は、AMEクッキー208をログインレポートメッセージ118に(例えば、ペイロード232に)データパラメータとして格納する(ブロック1036)。メッセージ生成部1608はまた、ログインタイムスタンプ220をもログインレポートメッセージ118に(例えば、ペイロード232に)格納する(ブロック1038)。通信インターフェース1610は、ログインレポートメッセージ118を対応するパートナーデータベース所有者(例えば、パートナーAデータベース所有者104a)へ送信する(ブロック1040)。このようにして、クッキーレポータ202は、パートナーAデータベース所有者104aが
図2及び
図5のパートナークッキーマップ236においてパートナーAクッキー228をAMEクッキー208及びログインタイムスタンプ220にマッピングできるようにする。
図10の処理例は、次いで終了する。
【0085】
[0100]次に
図11を参照すると、図示のフロー図は、パートナーデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーデータベース所有者104a及び/又は104b)によって、AMEクッキー識別子(例えば、
図2のAMEクッキー208のUUID)をパートナーデータベース所有者に登録されたユーザのユーザ識別子(例えば、
図2のパートナーAクッキー228のUUID)とマッピングするために行われうる、一例の処理を表す。簡単にするために、
図11は、単一のログインメッセージを受信する処理に言及するが、多数のそのような処理が並行して存在及び実行可能である(例えば、並列スレッド)。
図11の処理例を、
図2の図示の例、
図4の装置400、及び、パートナーAデータベース所有者104aに関連して説明する。しかし、
図11の処理例と類似の又は等しい処理は、他のパートナーデータベース所有者及び/又は他の装置によって、任意の時間に又は同時に行われて、同じタイプのクッキーマッピング処理が達成されうる。
【0086】
[0101]最初に、パートナーAデータベース所有者104aは、ログインレポートメッセージ118(
図1及び
図2)を受信する(ブロック1102)。データ解析部414(
図4)は、パートナーAクッキー228をログインレポートメッセージ118から抽出する(ブロック1104)。図示の例では、データ解析部414は、パートナーAクッキー228をログインレポートメッセージ118のクッキーフィールド230から抽出する。データ解析部414は、AMEクッキー208をログインレポートメッセージ118から抽出する(ブロック1106)。図示の例では、データ解析部414は、AMEクッキー208をログインレポートメッセージ118のペイロード232からデータパラメータとして抽出する。加えて、データ解析部414は、ログインタイムスタンプ220をログインレポートメッセージ118から抽出する(ブロック1108)。マッピング部416(
図4)は、例えば、
図2及び
図5のパートナークッキーマップ236において、パートナーAクッキー228をAMEクッキー208にマッピングする(例えば、各クッキーのUUIDを互いにマッピングする)(ブロック1110)。加えて、マッピング部416は、ログインタイムスタンプ220を、パートナークッキーマップ236においてマッピングされたクッキーに関連して格納する(ブロック1112)。
図11の処理例は、次いで終了する。
【0087】
[0102]次に
図12を参照すると、図示の処理例は、インプレッションをログ記録するために行われうる。図示の例では、
図12の処理例を、
図3及び
図15に関連して、クライアントデバイス108から受信されたタグ要求に基づいて、インプレッションモニタシステム102によって行われるように説明する。しかし、
図12の処理例と類似の又は等しい処理は、インプレッションモニタシステム102によって、他のクライアントデバイス(例えば、
図1のクライアントデバイス108のうちのいずれか、又は、任意の他のクライアントデバイス)に関連して、任意の時間に又は同時に行われて(例えば、複数のスレッドが生じ、並列に実行可能である)、それらのクライアントデバイスに起因するインプレッションがログ記録されうる。
【0088】
[0103]最初に、通信インターフェース1512(
図15)は、タグ要求(例えば、
図1及び
図3のタグ要求112)を受信する(ブロック1202)。インプレッションログ記録部1510(
図15)は、AMEクッキー208によって示されたAME UUIDについてのインプレッションをログ記録する(ブロック1204)。図示の例では、インプレッションログ記録部1510は、インプレッションを、
図1、
図3及び
図6のAMEインプレッションストア114にログ記録する。インプレッションログ記録部1510は、AMEインプレッションログ122(
図1及び
図4)を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者へ送信するべきであるかどうかを判定する(ブロック1206)。例えば、インプレッションログ記録部1510は、AMEインプレッションログ122を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者(例えば、
図1及び
図2のパートナーデータベース所有者104a及び104b)へ、スケジュール及び/又はログ記録されたインプレッションの閾値のうちの1つ又は複数に基づいて、周期的又は非周期的に送信するように構成されうる。
【0089】
[0104]インプレッションログ記録部1510が、AMEインプレッションログ122を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者へ送信するべきであると判定する場合(ブロック1206)、通信インターフェース1512は、AMEインプレッションログ122を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者へ送信する(ブロック1208)。応答において、通信インターフェース1512は、1つ又は複数のインプレッションレポート(例えば、
図1及び
図4のインプレッションレポート106a及び106b)を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者から受信する(ブロック1210)。いくつかの例では、インプレッションモニタシステム102は、異なるデータベース所有者(例えば、パートナーデータベース所有者104a及び104b)からのインプレッションレポート内のインプレッション視聴者データに、重み係数を適用する。いくつかの例では、重み係数は、例えば、インプレッションデータ及び/又はサンプルサイズ内の人口統計分布及び/又はインプレッション分布(例えば、特定のデータベース所有者の登録ユーザの量、特定のデータベース所有者について監視された登録ユーザの量、及び/又は、AME103によって特定のデータベース所有者の登録ユーザについてログ記録されたインプレッションの量)に基づいて、データベース所有者ごとに決定される。
【0090】
[0105]1つ又は複数のインプレッションレポートを受信した後(ブロック1210)、又は、ブロック1206で、インプレッションログ記録部1510がAMEインプレッションログ122を1つ又は複数のパートナーデータベース所有者へ送信するべきでないと判定する場合、インプレッションモニタシステム102は、インプレッションを監視し続けるべきであるかどうかを判定する(ブロック1212)。例えば、インプレッションモニタシステム102は、システムがオフにされるか、又は使用不能にされるまで、インプレッションを監視するように構成されうる。インプレッションモニタシステム102が、インプレッションを監視し続けるべきであると判定する場合(ブロック1212)、制御はブロック1202へ戻る。そうでない場合、
図12の処理例は、終了する。
【0091】
[0106]次に
図13を参照すると、図示の処理例は、人口統計ベースのインプレッションレポート(例えば、
図1及び
図4のインプレッションレポート106a及び106b)を生成するために使用されうる。
図13の処理例を、
図4に関連して、パートナーAデータベース所有者104aを介して装置例400によって実装されるように説明する。しかし、
図13の処理例と類似の又は等しい処理は、任意の他のパートナーデータベース所有者(複数可)によって、任意の時間に又は同時に行われて、それらのパートナーデータベース所有者(複数可)の登録ユーザに基づいて、インプレッションレポートが生成されうる。
【0092】
[0107]最初に、装置400は、AMEインプレッションログ122(
図4)を受信する(ブロック1302)。クッキーマッチング部402(
図4)は、AMEクッキーをパートナーデータベース所有者クッキーにマッチングする(ブロック1304)。例えば、クッキーマッチング部402は、対応するデータベース所有者のクッキーマップ(例えば、パートナーAクッキーマップ236(
図4))を使用して、AMEインプレッションログ122内で示されたAMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)からのUUIDを、パートナーデータベース所有者クッキー(例えば、
図2及び
図3のパートナーAデータベース所有者クッキー228)からのUUIDにマッチングすることができる。クッキーマッチング部402は、次いで、ブロック1304で発見されたマッチに基づいて、インプレッション(例えば、AMEインプレッションログ122内で示されたインプレッション)を、対応するパートナーデータベース所有者UUIDに関連付ける(ブロック1306)。例えば、クッキーマッチング部402は、
図7に関連して上記で説明したパートナーベースのインプレッションデータ構造700を生成してもよい。
【0093】
[0108]人口統計関連付け部404(
図4)は、対応するデータベース所有者(例えば、パートナーAデータベース所有者104a)の登録ユーザの人口統計を、インプレッションに関連付ける(ブロック1308)。例えば、人口統計関連付け部404は、パートナーベースのインプレッションデータ構造700のパートナーユーザID列712内で示されたパートナーユーザIDについて、人口統計情報をユーザアカウントデータベース238(
図2及び
図4)から検索してもよい。
【0094】
[0109]ユーザID修正部410は、ユーザIDを人口統計ベースのインプレッションデータ構造700から除去する(ブロック1310)。例えば、ユーザID修正部410は、UUIDを、AMEクッキー(例えば、
図2及び
図3のAMEクッキー208)に対応するAMEユーザID列702、及び、パートナークッキー(例えば、
図2及び
図3のパートナーAクッキー228)に対応するパートナーユーザID列712から除去することができる。他の例では、レポート生成部412は、人口統計ベースのインプレッションデータ構造700から、選択された部分をコピーし、ユーザIDを介してコピーすることなく、レポート内の選択された部分を格納することができる。このようにして、装置400は、人口統計ベースのインプレッションが他者(例えば、視聴者測定エンティティ)と共有されるとき、登録ユーザのアイデンティティを難読化して、登録ユーザのプライバシーを保護することができる。
【0095】
[0110]人口統計分析部406(
図4)は、ブロック1308でインプレッションに関連付けられた人口統計情報を分析する(ブロック1312)。人口統計分析部406は、いずれかの人口統計情報が修正される必要があるかどうかを判定する(ブロック1314)。人口統計情報のいずれかが修正される必要がある(例えば、人口統計情報が不完全及び/又は不正確であるために、変更又は追加される必要がある)場合、人口統計修正部408(
図4)は、修正を必要とする選ばれた人口統計データを修正する(ブロック1316)。図示の例では、人口統計分析部406及び/又は人口統計修正部408は、例えば、参照により全体として本明細書に組み込まれている、2011年8月12日に出願した「Methods and Apparatus to Analyze and Adjust Demographic Information」という名称の米国特許出願第13/209292号に開示されている1つ又は複数の技法の例を使用して、ブロック1312、1314及び1316の動作を行って、人口統計情報を分析及び/又は修正してもよい。
【0096】
[0111]ブロック1316で人口統計情報を修正した後、又は、ブロック1314で、人口統計分析部406が、人口統計情報のいずれも修正を必要としないと判定する場合、レポート生成部412は、1つ又は複数のインプレッションレポート(例えば、
図1及び
図4のインプレッションレポート106a)を生成する(ブロック1318)。例えば、レポート生成部412は、
図8及び
図9に関連して上記で説明した1つ又は複数の技法例を使用して、及び/又は、任意の他の適切な技法(複数可)を使用して、インプレッションレポート106aのうちの1つ又は複数を生成してもよい。装置400は、次いで、1つ又は複数のインプレッションレポート106aをインプレッションモニタシステム102へ送信する(ブロック1320)。図示の例では、インプレッションレポート106aは、異なるAMEクッキー208(及び、対応するパートナーAクッキー228)に関連付けられ、且つ、キャンペーンID及び/又は他のメディアコンテンツIDによって識別されたコンテンツ(例えば、広告及び/又は他のメディア)に接触した、人口統計上の区分、母集団又はグループを示す。
図13の処理例は、次いで終了する。
【0097】
[0112]
図14は、本明細書で開示する装置、方法及びシステムの例を実装するために使用されうる、一例のプロセッサシステム1410のブロック図である。
図14に示すように、プロセッサシステム1410は、相互接続バス1414に結合されるプロセッサ1412を含む。プロセッサ1412は、任意の適切なプロセッサ、処理装置又はマイクロプロセッサであってもよい。
図14に図示しないが、システム1410は、マルチプロセッサシステムであってもよく、したがって、プロセッサ1412に等しいか又は類似しており、相互接続バス1414に通信的に結合される、1つ又は複数の追加のプロセッサを含みうる。
【0098】
[0113]
図14のプロセッサ1412は、チップセット1418に結合され、チップセット1418は、メモリコントローラ1420及び入出力(I/O)コントローラ1422を含む。チップセットは、I/O及びメモリ管理機能、並びに、チップセット1418に結合された1つ又は複数のプロセッサによってアクセス可能又は使用される、複数の汎用及び/又は専用レジスタ、タイマー、その他を提供する。メモリコントローラ1420は、プロセッサ1412(又は、複数のプロセッサがある場合、複数のプロセッサ)がシステムメモリ1424、大容量記憶メモリ1425、及び/又は光媒体1427にアクセスできるようにする機能を行う。
【0099】
[0114]一般に、システムメモリ1424は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、その他など、任意の所望のタイプの揮発性及び/又は不揮発性メモリを含みうる。大容量記憶メモリ1425は、ハードディスクドライブ、光ドライブ、テープ記憶装置、その他を含む、任意の所望のタイプの大容量記憶装置を含みうる。光媒体1427は、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、又はブルーレイ光ディスクなど、任意の所望のタイプの光媒体を含みうる。
図10から
図13のうちのいずれかの命令は、システムメモリ1424、大容量記憶装置1425、光媒体1427、及び/又は任意の他のメディアによって表される有形の媒体のうちのいずれかに格納されうる。
【0100】
[0115]I/Oコントローラ1422は、プロセッサ1412がI/Oバス1432を介して周辺入出力(I/O)デバイス1426及び1428並びにネットワークインターフェース1430と通信できるようにする機能を行う。I/Oデバイス1426及び1428は、例えば、キーボード、ビデオディスプレイ又はモニタ、マウス、その他など、任意の所望のタイプのI/Oデバイスであってもよい。ネットワークインターフェース1430は、例えば、プロセッサシステム1410が別のプロセッサシステムと通信できるようにする、イーサネットデバイス(登録商標)、非同期転送モード(ATM)デバイス、802.11デバイス、デジタル加入者線(DSL)モデム、ケーブルモデム、セルラーモデム、その他であってもよい。
【0101】
[0116]メモリコントローラ1420及びI/Oコントローラ1422を、
図14ではチップセット1418内の別々の機能ブロックとして示すが、これらのブロックによって行われる機能は、単一の半導体回路内に組み込まれてもよく、又は、2つ以上の別々の集積回路を使用して実装されてもよい。
【0102】
[0117]上記は、コンポーネントの中でも、ハードウェア上で実行されたファームウェア及び/又はソフトウェアを含む、方法、装置、システム及び製造品の例を開示するが、そのような方法、装置、システム及び製造品は例示的でしかなく、限定と見なされるべきではないことに留意されたい。したがって、上記は、方法、装置、システム及び製造品の例を説明するが、提供したこれらの例は、そのような方法、装置、システム及び製造品を実装するための唯一の方法ではない。
【0103】
[0118]方法、装置及び製造品のある例を本明細書で説明したが、本特許が包含する範囲は、これらの例に限定されない。反対に、本特許は、本特許の特許請求の範囲の範囲内に適正に入るすべての方法、装置及び製造品を包含する。