(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
従来のボードは多くの部品が組み立てられて構成されているため、それによる生産性の低下及び部品の破損による頻繁な故障が問題点である。
【0003】
雨が降る時、体を保護する目的で傘を利用する。一般的に広く使われている傘は、長さの長い長傘と、畳んでかばんなどに入れることができる保管性の良い折り畳み式傘などが使われている。
【0004】
このような長傘及び折り畳み式傘は使用者の便利性を図ることができるように、中棒の下端に結合される手元に設けられたボタンを押すだけで傘骨アセンブリーが開かれることができるようにした構成に発展してきた。
【0005】
上記長傘及び折り畳み式傘は、使用した後、畳む時、中棒の上端に位置した受骨固定部材を手で握って中棒の下に引かなければならない。
【0006】
このような作動は傘の使用に不便を与え、特に作動過程で傘骨の外側に結合されている傘布に付いている雨によって使用者の体や衣類が濡れるなどの不便があった。
【0007】
このような不便を解消するための手段として、本発明者は長い傘に対して数回の出願を通じて解消したが、折り畳み式傘では上記した諸問題点を解消することができなかった。
【0008】
ここで、本発明者は傘骨アセンブリー及び折り畳み式傘を研究開発して特許出願(10−2009−0084644)を提案した。
【0009】
先出願は、親骨固定部材に円周上に回動可能に一端が結合される内側部材と、内側部材の他端より上側に一端がピンで結合される中間部材と、中間部材の他端にピンで結合される外側部材を折り畳まれるように組み立てて構成した複数の親骨と、第1受骨固定部材に円周上に回動可能に一端が結合され、親骨の中間部材と平行するように内側部材端部が中間部分に回動可能にピンで結合され、他端が中間部材と回動可能に結合された外側部材の上端下側にそれぞれピンで回動可能に連結された複数の第1受骨と、親骨固定部材と第1受骨固定部材との間に位置する第2受骨固定部材に円周上に回動可能に一端が結合され、他端が内側部材と第1受骨の中間部分が結合される部分に一緒にピンで回動可能に結合される複数の第2受骨とで構成され、親骨固定部材に親骨の内側部材が回動可能に結合される結合部の直径は第2受骨固定部材に第2受骨が回動可能に結合される結合部の直径より大きい寸法に構成して、第2受骨固定部材を下側に引いて傘骨アセンブリーを開き、上側に押して傘骨アセンブリーを畳むようにした傘骨アセンブリー及びこれを利用した折り畳み式傘を提供している。
【0010】
前述した先出願は、手元で短い行程距離内で傘を容易に開いたり折り畳むことができるという使用上の便利性があるとともに、作動安全性を保障することができ、少ない力でも傘を容易に開いたり折り畳むことができるという利点がある。
【0011】
ところが、前述した折り畳み式傘の場合、傘骨アセンブリーを折り畳んだ状態での長さを短くするのには限界があった。
【0012】
一方、傘骨アセンブリーを多段に折り畳むことができるようにした折り畳み式傘も普及されてはいるが、これらの場合、傘布の大きさに限界があり、傘骨アセンブリーが複雑で、開いたり折り畳むことが難しく、また故障しやすくて、傘の機能性が低下する問題点があり、傘布を大きく広げることができるとともに、折り畳んだ状態での長さを短く構成することができる新しい構成の傘骨アセンブリー及び折り畳み式傘が要求されている実情である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明で提供する傘骨アセンブリー及び折り畳み式傘の構成を添付図面を参照して説明する。
【0023】
図1は本発明で提供する好ましい傘骨アセンブリー構成を示す断面図で、傘骨アセンブリーが広げられた状態図であり、
図2は本発明で提供する好ましい傘骨アセンブリー構成を示す断面図で、傘骨アセンブリーが折り畳まれた状態図である。
【0024】
本発明で提供する傘骨アセンブリー100は、折り畳まれるように、内側部材111と中間部材112及び外側部材113を組み合わせた複数の親骨110と、親骨110の中間部材112と平行するように内側部材111と外側部材113にピンで連結される連結部材121と折り畳まれるように支持部材122を組み合わせた複数の第1受骨120と、内側部材111と第1受骨120の連結部材121の結合部位に一緒に結合される複数の第2受骨130とを含む。
【0025】
即ち、親骨固定部材140に円周上に回動可能に一端がピンで結合される内側部材111と、内側部材111の他端より上側に一端がピンで結合される中間部材112と、中間部材112の他端にピンで結合される外側部材113とを折り畳まれるように組み立てて構成した複数の親骨110と、第1受骨固定部材150に円周上に回動可能に一端がピンで結合される支持部材122と、支持部材122の他端に一端がピンで結合され、親骨110の中間部材112と平行するように内側部材111の端部が支持部材122と結合される方の端部外側に回動可能にピンで結合され、他端が中間部材112と連結された外側部材113の上端下側にそれぞれピンで回動可能に連結された連結部材121を折り畳まれるように組み立てて構成した複数の第1受骨120と、親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に位置する第2受骨固定部材160に円周上に回動可能に一端がピンで結合され、他端が内側部材111と第1受骨120の連結部材121の結合部位に一緒に回動可能にピンで結合される第2受骨130と、を含む構成からなる。
【0026】
また、親骨固定部材140に親骨110の内側部材111が回動可能に結合される結合部の直径D1は第2受骨固定部材160に第2受骨130が回動可能に結合される結合部の直径D2より大きい寸法に構成される。
【0027】
本発明のように、第2受骨130が結合される結合部の直径D2より親骨110の内側部材111が結合される結合部の直径D1が大きくなるほど傘骨アセンブリー100を少ない力でより容易に開いたり折り畳むことができる。
【0028】
前述した本発明の傘骨アセンブリー100は、従来の一般的な傘骨アセンブリーで受骨固定部材を上に押して傘1を開き、下に引いて傘1を畳むものとは異なって、中棒に固定された親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に位置する第2受骨固定部材160を下側に引いて傘骨アセンブリー100を開き、上側に押し上げて傘骨アセンブリー100を折り畳むことができ、また、親骨110の各部材の長さを長く構成して、広い面積の傘布の結合が可能である独特の構成である。
【0029】
このような構成は短い行程距離を少ない力で傘骨アセンブリー100を広げたり折り畳むことができるようにするための構成である。
【0030】
また、本発明で提供する傘骨アセンブリー100は、第1受骨120が支持部材122と連結部材121とで構成され、このような構成は、傘布が結合される親骨110の長さを従来の傘に比べて長くしながらも、第1受骨120が結合されている第1受骨固定部材150が中棒に固定された状態で、傘1を折り畳んだり開くことができるように構成することができて、折り畳んだ状態での傘1の長さを最小化することができる。
【0031】
図3は本発明の好ましい第1実施例で折り畳み式傘が折り畳まれた状態を示す断面図であり、
図4は本発明の好ましい第1実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーが折り畳まれた状態で中棒が引き出された状態図であり、
図5は本発明の好ましい第1実施例で折り畳み式傘が広げられた状態を示す断面図である。
【0032】
本発明の第1実施例で提供する折り畳み式傘1は、傘1を手動で開いたり折り畳むように構成したもので、図面によれば、下端部に縮小係止突起8が形成された作動管7の内部には手元2に下端部が結合固定され、上端部に拡大係止突起6が形成され、上端一側に傾斜面3aが形成された下部管3をスライド可能に挿入して、下部管3の拡大係止突起6が作動管7の縮小係止突起8に係止されるようにし、外部には作動管7より長さの長い上部管4をスライド可能に組立てて中棒5を構成する。
【0033】
下部管3の上端部の拡大係止突起6の上側内部には板バネ9によって支持される係止金具10を内装設置する。この係止金具10は傘1を折り畳んだ状態で作動管7の上端部に形成された係止孔7aを通じて上部管4の上端部の固定孔4aに挿入され、傘1を開いた状態では作動管7の下端部の縮小係止突起8の真上に形成された係止孔7bに挿入される。
【0034】
係止金具10は手元2に回動式に設置されるL字状のボタン12によって作動するように設置される。この構成を詳しく説明すると、係止金具10が板バネ9の方に移動されることができるように、係止金具10に形成された孔10aに一端が差し込まれるL字状の回転部材11を下部管3の上端部にピンで組立てて回動されるようにし、L字状の回転部材11の他側端部はL字状のボタン12とワイヤ13で連結して、L字状のボタン12を押す時、係止金具10が連動されて板バネ9を加圧しながら下部管3の内部に挿入されるように構成する。
【0035】
上部管4の下端には作動手元14が固定され、作動手元14には板バネ15によって支持される固定金具16が内装設置され、固定金具16は中棒5を広げた状態で作動管7の下側に形成された固定孔7cに挿入されて、傘骨アセンブリー100が広げられた状態を維持することができるように固定される。この時、作動管7に形成される固定孔7cは作動管7の下端部の縮小係止突起8の真上に形成された係止孔7bよりやや上側に形成して後述する第2受骨固定部材160の移動距離に符合するようにする。
【0036】
そして、上記中棒5を構成する上部管4の上端部には本発明で提示する傘骨アセンブリー100が設置される。この構成を詳しく説明すると、上部管4の上端には親骨110の内側部材111が回動可能に結合される親骨固定部材140が固定設置され、その下側の上部管4の外部には第1受骨120の支持部材122が回動可能に結合される第1受骨固定部材150を固定設置し、親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に上部管4に沿ってスライド移動可能に第2受骨130が回動可能に結合される第2受骨固定部材160を設置して、第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下降すると傘骨アセンブリー100が開かれ、親骨固定部材140の方に上昇すると傘骨アセンブリー100が折り畳まれるようにする。
【0037】
また、上部管4には第2受骨固定部材160の昇降幅だけ長くて且つ対向する作動長孔4bを形成し、第2受骨固定部材160を作動長孔4bを通じてピン17で作動管7の上端に組立てて上部管4に沿ってスライド移動されることができるようにする。
【0038】
以下、同様に構成される本発明の第1実施例で提供する折り畳み式傘1の作動例を説明する。
【0039】
まず、傘1が折り畳まれた
図3のような状態から傘1を開こうとする時には、手元2に設置されているL字状のボタン12を加圧した状態で上部管4の下端に結合されている作動手元14を手で把持して手元2を下に引けばよい。
【0040】
即ち、上記のように、L字状のボタン12を加圧するとL字状のボタン12とワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回動されながら係止金具10が上部管4と作動管7の上端部に重なった状態の固定孔4aと係止孔7aから離脱されるので、この時、作動手元14を把持した状態で手元2を引くと、下部管3の上端部に形成された拡大係止突起6が作動管7の下端部に形成された縮小係止突起8まで引き出される。この時まで傘骨アセンブリー100が折り畳まれた状態を維持し、係止金具10は作動管7下端部の縮小係止突起8の真上に係止孔7bを通じて上部管4の内部に接している
図4のような状態になる。
【0041】
このような状態で傘骨アセンブリー100を広げるためにはL字状のボタン12の加圧を解除して手元2をさらに引けば作動管7が下部管3と一緒に引き出される。この時、作動管7の上端に作動長孔4bを通じてピン17で結合された第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下向き移動されながら傘骨アセンブリー100が広がるようになり、作動管7の下端部の縮小係止突起8の真上に形成された係止孔7bを通じて上部管4の内部に接している係止金具10は上部管4の下端を抜けながら作動管7の外部に突出されて下部管3と作動管7は固定結合され、また作動手元14に設置されている固定金具16が作動管7の下側に形成された固定孔7cに挿入されながら作動管7と上部管4が固定結合されて傘1を開いた状態で固定するようになる
図5のような状態になる。
【0042】
上記のように、傘1を開いて使ってから折り畳もうとする時には手元2に設けられたL字状のボタン12を加圧したまま作動手元14を手で握って手元2を作動手元14の方に押せば良い。
【0043】
上記で手元2に設けられたL字状のボタン12を加圧すると、L字状のボタン12とワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回動しながら係止金具10は作動管7の下端部の縮小係止突起8の真上に形成された係止孔7bで離脱されて下部管3と作動管7との結合が解除される。この時、手元2を作動手元14の方に押すと下部管3が作動管7の内部に挿入されながら下部管3の上端一側に形成された傾斜面3aが固定金具16の下端を押して固定金具16が作動管7の固定孔7cで離脱されて作動管7と上部管4との結合が解除され、下部管3が作動管7に続けて挿入されながら上昇して下部管3の上端が作動管7の上端部を押して作動管7の上端とピン17で結合されている第2受骨固定部材160を親骨固定部材140の方に上昇させて傘骨アセンブリー100を折り畳み、同時に中棒5も折り畳まれる。
【0044】
上記のように、下部管3の上端と作動管7の上端部が接して親骨固定部材140の方に移動している途中作動管7の係止孔7aを通じて上部管4の内部と接している係止金具10が上部管4上端部に形成された固定孔4aに至って、固定孔4aから突出すると、下部管3と上部管4及び作動管7が同時に結合固定されて傘1が折り畳まれて固定された
図3のような状態になる。
【0045】
本発明で提供する傘骨アセンブリー100の場合、上記で言及したように、親骨110が結合される結合部の直径D1は第2受骨130が結合される結合部の直径D2より大きい寸法に構成されているので、作動手元14を手で握って手元2を少ない力で下に引いて傘骨アセンブリー100を開き、中棒5も長くすることができる。
【0046】
図6は本発明の好ましい第2実施例で折り畳み式傘が折り畳まれた状態を示す断面図であり、
図7は本発明の好ましい第2実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーが折り畳まれた状態で中棒が引き出された状態図であり、
図8は本発明の好ましい第2実施例で折り畳み式傘が開かれた状態を示す断面図である。
【0047】
本発明の第2実施例で提供する折り畳み式傘1は、傘1を手動で開き、且つ自動に折り畳むように構成したもので、図面によれば、上側中間部と下端部にそれぞれ縮小係止突起18、19が形成された作動管7の内部には、手元2に下端部が結合固定され、上端部に拡大係止突起6が形成され、上端一側に傾斜面3aが形成された下部管3をスライド可能に挿入して、下部管3の上端と拡大係止突起6がそれぞれ作動管7の縮小係止突起18、19に係止されるようにし、外部には作動管7より長さの短い上部管4をスライド可能に組立てて中棒5を構成する。
【0048】
下部管3の上端部の拡大係止突起6の上側内部には板バネ9によって支持される係止金具10を内装設置する。この係止金具10は傘1を折り畳んだ状態で作動管7の上側縮小係止突起18の真下に形成された係止孔7dを通じて上部管4の中間に形成された固定孔4cに挿入され、傘1を開いた状態では作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eに挿入される。
【0049】
係止金具10は手元2に回動式に設置され、スプリング20の弾性力によって復元されるボタン21によって回動するL字状のボタン12によって作動されるように設置される。この構成を詳しく説明すると、係止金具10が板バネ9の方に移動されることができるように、係止金具10に形成された孔10aに一端が差し込まれるL字状の回転部材11を下部管3の上端部にピンで組立てて回動されるようにし、L字状の回転部材11の他側端部はL字状のボタン12とワイヤ13で連結して、ボタン21を押す時、係止金具10が連動されて板バネ9を加圧しながら下部管3の内部に挿入されるように構成する。
【0050】
上部管4の下端には作動手元14が固定され、作動手元14には板バネ15によって支持される固定金具16が内装設置され、固定金具16は中棒5を開いた状態で作動管7に形成された固定孔7fに挿入されて傘骨アセンブリー100が広げられた状態を維持することができるように固定する。この時、作動管7に形成される固定孔7fは作動管7の上側縮小係止突起18の下側に形成された係止孔7dと対向する位置に形成され、係止孔7dと一部が重なるように少し下方に形成され、また係止孔7dよりわずかに大きく形成される。
【0051】
また、上部管4の上端部には本発明で提示する傘骨アセンブリー100が設置される。この構成を詳しく説明すると、上部管4の上端には親骨110の内側部材111が回動可能に結合される親骨固定部材140が固定設置され、その下側の上部管4の外部には第1受骨120の支持部材122が回動可能に結合される第1受骨固定部材150を固定設置し、親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に、上部管4に沿ってスライド移動可能に第2受骨130が回動可能に結合される第2受骨固定部材160を設置して、第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下降すると、傘骨アセンブリー100が開かれ、親骨固定部材140の方に上昇すると傘骨アセンブリー100が折り畳まれる。
【0052】
また、上部管4には第2受骨固定部材160の昇降幅だけ長くて且つ対向する作動長孔4bを形成し、第2受骨固定部材160は作動長孔4bを通じてピン17で作動管7の上端に形成されたスプリング固定具22とともに組立てて上部管4に沿ってスライド移動されることができるようにする。
【0053】
一方、本発明は傘1を自動に折り畳むことができるように構成されるもので、これを実現するための手段として、上部管4の内側には傘1を折り畳んだ状態である時、作動管7の上側縮小係止突起18に隣接して位置するようにスプリング受け台23を形成し、作動管7上端のスプリング固定具22とスプリング受け台23との間には圧縮スプリング24を設置し、作動管7上端のスプリング固定具22と下部管3上端には引張スプリング25の両端を固定する。
【0054】
圧縮スプリング24と引張スプリング25はそれぞれ傘1を開く過程で圧縮及び引張されて固定された状態を維持するようになり、これらエネルギーは傘1を折り畳む時用いられる。
【0055】
以下、同様に構成される本発明の第2実施例で提供する折り畳み式傘1の作動例を説明する。
【0056】
まず、傘1が畳まれた
図6のような状態で、傘1を開こうとする時には、手元2に設置されているボタン21を加圧した状態で上部管4の下端に結合されている作動手元14を手で把持して、手元2を下に引けばよい。
【0057】
上記のように、ボタン21を加圧すると、L字状のボタン12が回動され、これとワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回動されながら係止金具10が上部管3と作動管7との中間に重なった状態の固定孔4cと係止孔7dで離脱されるので、この時、作動手元14を握った状態で手元2を引っ張ると、下部管3の上端部に形成された拡大係止突起6が作動管7の下端部に形成された下側縮小係止突起19まで引き出される。この時まで傘骨アセンブリー100は折り畳まれた
図7のような状態を維持する。
【0058】
上記の状態でボタン21の加圧を解除すると、下部管3の上端に形成された係止金具10が作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eに挿入されて下部管3と作動管7が結合固定され、同時に作動管7上端のスプリング固定具22と下部管3の上端に両端が固定された引張スプリング25が伸びて固定されて、後で中棒5を畳む時に使われる。上述の過程で引張スプリング25の引張力によって作動管7がある程度下向き移動して、第2傘骨固定部材160が下向き移動し、従って傘骨アセンブリー100もある程度広がる。
【0059】
このような状態で傘骨アセンブリー100を開くためには手元2をさらに引けば良い。
【0060】
即ち、手元2をさらに引くと作動管7が下部管3と一緒に引き出される。この時、作動管7上端のスプリング固定具22とピン17で結合された第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下向き移動されながら、傘骨アセンブリー100が開かれ、上部管4の下端にある作動手元14に設置されている固定金具16は作動管7の上側縮小係止突起18の真下に形成された固定孔7fに挿入されて上部管4と作動管7が結合固定され、傘1が開かれた
図8のような状態になる。この時、作動管7上端のスプリング固定具22とスプリング受け台23との間に介在された圧縮スプリング24は圧縮固定されて、傘骨アセンブリー100を折り畳む時に用いられる。上記で圧縮スプリング24が圧縮される時引張スプリング25の長さの変化はない。
【0061】
上記のように傘1を開いて使ってから折り畳む時には、手元2に設置されているボタン21を加圧すれば傘1を自動に折り畳むことができる。
【0062】
本発明の第2実施例によれば、手元2に設置されているボタン21を加圧すればL字状のボタン12とワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回動されながら係止金具10を作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eで離脱させるようになる。
【0063】
上記のように係止金具10が係止孔7eで離脱されると、下部管3と作動管7との結合が解除されて作動管7の上端のスプリング固定具22と下部管3の上端に両端が固定された引張スプリング25の復元力によって下部管3が上部管4に固定された作動管7の内部に挿入しながら、下部管3の上端の一側に形成された傾斜面3aが上部管4の下端に固定された作動手元14の固定金具16の下端を押して作動管7の上側縮小係止突起18の真下に形成された固定孔7fで離脱させて、作動管7と上部管4との結合を解除して下部管3の上端と作動管7の上側縮小係止突起18が接するようになり、同時に作動管7の上端のスプリング固定具22とスプリング受け台23との間に介在された圧縮スプリング24が膨脹して、作動管7が上昇しながら作動管7のスプリング固定具22と作動長孔4bを通じてピン17で組立てられた第2受骨固定部材160を親骨固定部材140の方に上昇させて傘骨アセンブリー100が折り畳まれ、中棒5も畳まれる。
【0064】
上記で作動管7が上昇して傘1が完全に折り畳まれた状態では、下部管3上端部の係止金具10が作動管7の上側縮小係止突起18の下側に形成された係止孔7dを通じて上部管4の中間に形成された固定孔4cに挿入されて、下部管3と上部管4及び作動管7が同時に結合固定されて傘1が完全に折り畳まれた
図6のような状態になる。
【0065】
本発明で提供する傘骨アセンブリー100の場合、上記で言及したように、親骨110が結合される結合部の直径D1は第2受骨130が結合される結合部の直径D2より大きい寸法に構成されているので、作動手元14を手で握って手元2を少ない力で下に引いて傘骨アセンブリー100を広げ、中棒5も伸ばすことができる。
【0066】
図9は本発明の好ましい第3実施例で折り畳み式傘が折り畳まれた状態を示す断面図であり、
図10は本発明の好ましい第3実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーが広げられた断面図であり、
図11は本発明の好ましい第3実施例で折り畳み式傘が開かれた状態を示す断面図である。
【0067】
本発明の第3実施例で提供する折り畳み式傘1は、傘1を自動に開き、手動で折り畳むように構成したもので、図面によれば、上側中間部と下端部にそれぞれ縮小係止突起18、19が形成された作動管7の内部には手元2に下端部が結合固定され、上端部に拡大係止突起6が形成された下部管3をスライド可能に挿入して、下部管3の上端と拡大係止突起6がそれぞれ作動管7の縮小係止突起18、19に係止されるようにし、外部には作動管7より長さの短い上部管4をスライド可能に組立てて中棒5を構成する。
【0068】
下部管3の上端部の拡大係止突起6の上側内部には板バネ9によって支持される係止金具10を内装設置する。この係止金具10は傘1を折り畳んだ状態で作動管7の上側縮小係止突起18の真下に形成された係止孔7dを通じて上部管4の中間に形成された固定孔4cに挿入され、傘1を開いた状態では作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eに挿入される。
【0069】
係止金具10は手元2に回動式に設置され、スプリング20の弾性力によって復元されるボタン21によって回動するL字状のボタン12によって作動されるように設置される。この構成を詳しく説明すると、係止金具10が板バネ9の方に移動されることができるように、係止金具10に形成された孔10aに一端が差し込まれるL字状の回転部材11を下部管3の上端部にピンで組立てて回動されるようにし、L字状の回転部材11の他側端部はL字状のボタン12とワイヤ13で連結して、ボタン21を押す時、係止金具10が連動されて板バネ9を加圧しながら下部管3の内部に挿入されるように構成したもので上記第2実施例と同じである。
【0070】
上部管4の下端には作動手元14が固定され、この作動手元14は傘1を折り畳む時用いる部材である。
【0071】
また、上部管4の上端部には本発明で提示する傘骨アセンブリー100が設置される。この構成を詳しく説明すると、上部管4の上端には親骨110の内側部材111が回動可能に結合される親骨固定部材140が固定設置され、その下側の上部管4の外部には第1受骨120の支持部材122が回動可能に結合される第1受骨固定部材150を固定設置し、親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に上部管4に沿ってスライド移動可能に第2受骨130が回動可能に結合される第2受骨固定部材160を設置して、第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下降すると傘骨アセンブリー100が開かれ、親骨固定部材140の方に上昇すると傘骨アセンブリー100が折り畳まれる。
【0072】
また、上部管4には第2受骨固定部材160の昇降幅だけ長くて且つ対向する作動長孔4bを形成し、第2受骨固定部材160は作動長孔4bを通じてピン17で作動管7の上端に組立てて上部管4に沿ってスライド移動されることができるようにする。
【0073】
一方、本発明は傘1を自動に開くことができるように構成されたもので、これを実現するための手段として、上部管4に固定されている第1受骨固定部材150の内側にはスプリング受け台23を形成し、作動管7の上側縮小係止突起18とスプリング受け台23との間には圧縮スプリング26を介在する。
【0074】
圧縮スプリング26は傘1を折り畳む時圧縮固定され、傘1を開く時用いられる。
【0075】
以下、同様に構成される本発明の第3実施例で提供する折り畳み式傘1の作動例を説明する。
【0076】
まず、傘1が折り畳まれた
図9のような状態で傘1を開こうとする時には手元2に設置されているボタン21を加圧する。
【0077】
上記のようにボタン21を加圧すると、L字状のボタン12が回動され、これとワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回動されながら、係止金具10が上部管4と作動管7の中間に重なった状態の固定孔4cと係止孔7dで離脱される。この時、作動管7の上側縮小係止突起18とスプリング受け台23との間に介在されている圧縮スプリング26が膨脹されながら作動管7が押されて下向き移動し、作動管7の上端と作動長孔4bを通じてピン17で組み立てられた第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150方へ下向き移動して傘骨アセンブリー100が広げられるようにする。
【0078】
上記のように、圧縮スプリング26の膨張力によって傘骨アセンブリー100が広げられた状態で、中棒5の場合作動管7のみ下向き移動された状態であり、作動管7から下部管3が引き出されていない
図10のような状態である。作動管7から下部管3を引き出すためには手元2を握って下方へ引けばよい。
【0079】
即ち、上記のように引くと、傘布に空気抵抗力が提供され、反対に人の力が作用する下部管3は下向きに引き出され、上記のように、作動管7から下部管3が下向きに引き出されて、下部管3の上端部に設置されている係止金具10が作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eに挿入されると、下部管3と作動管7が固定結合されて中棒5が広げられた状態で固定させて傘1が完全に開かれた
図11のような状態になる。
【0080】
図10の状態で係止金具10は作動管7の係止孔7dを通じて上部管4の内部に接している状態である。この状態で手元2を引く時、係止金具10が係止孔7dに係止されないように係止金具10の端部を丸く構成する。
【0081】
上記のように傘1を開いて使ってから折り畳む時には、ボタン21を加圧した後、上部管4の下端に具備された作動手元14を手で握って手元2を作動手元14の方に押せば良い。
【0082】
上記のようにボタン21を加圧すると、L字状のボタン12が回動され、これとワイヤ13で連結されているL字状の回転部材11が回転されながら係止金具10が作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7eで離脱されて下部管3と作動管7との結合が解除される。この時、手元2を作動手元14の方に押すと、下部管3が作動管7の内部に挿入されて下部管3の上端が作動管7の上側縮小係止突起18を押し上げ、同時に作動管7の上端に作動長孔4bを通じてピン17で組み立てられた第2受骨固定部材160が、親骨固定部材140の方に上昇して傘骨アセンブリー100が折り畳まれる。
【0083】
また、作動管7の上側縮小係止突起18とスプリング受け台23との間に介在された圧縮スプリング26が圧縮され、係止金具10が作動管7の上側縮小係止突起18の下側に形成された係止孔7dを通じて上部管4の固定孔4cに挿入されると、下部管3と上部管4及び作動管7が同時に結合固定されて、傘1は
図9のような折り畳まれた状態で固定される。
【0084】
本発明で提供する傘骨アセンブリー100の場合、上記で言及したように、親骨110が結合される結合部の直径D1は第2受骨130が結合される結合部の直径D2より大きい寸法に構成されているので、圧縮スプリング26の強度を弱くしても傘骨アセンブリー100を広げることができ、従って圧縮スプリング26を圧縮しながら傘骨アセンブリー100を折り畳むときかかる力が少なくてそれほど負担にならない。
【0085】
図12は本発明の好ましい第4実施例で折り畳み式傘が折り畳まれた状態を示す断面図であり、
図13は本発明の好ましい第4実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーが広げられた状態で、中棒が引き出される前の状態図であり、
図14は本発明の好ましい第4実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーが広げられた状態で中棒が引き出された状態図であり、
図15は本発明の好ましい第4実施例で折り畳み式傘の傘骨アセンブリーのみ折り畳まれた状態を示す断面図である。
【0086】
また、
図16は本発明の第4実施例の回動部材及び板バネの組み立て状態を示すための重要部分切取斜視図で、
図17は本発明の第4実施例の係止具組み立て状態を示すための手元の平断面図である。
【0087】
本発明の第4実施例で提供する折り畳み式傘1は、傘1を自動に開いたり折り畳むように構成した。
【0088】
図面によれば、中間部に上下縮小係止突起18、18´と下端部に縮小係止突起19が形成された作動管7の内部には、手元2に下端部が結合固定され、上端部に拡大係止突起6が形成された下部管3をスライド可能に挿入して、下部管3の拡大係止突起6が作動管7の下端部の縮小係止突起19に係止されるようにし、外部には作動管7より長さが短くて下端部に縮小係止突起45が形成された上部管4をスライド可能に組立てて作動管7の縮小係止突起18´が上部管4の縮小係止突起45に係止されるように構成する。
【0089】
作動管7の中間部に上下に形成された縮小係止突起18、18´の間に中央に上下貫通する嵌合孔28aが形成され、一側に切開部28bが形成されたガイド部材28を内装設置し、このガイド部材28の切開部28bには作動管7に形成された回動孔29及び上部管4の下方へ作動管7の昇降幅に符合するように上下に形成された2つの回動孔30、31を通じてスプリング32bによって回動することができるように回動部材32を挿入して、回動部材32の上端をガイド部材28にピン33で結合し、回動部材32には嵌合孔28aの方に位置されるように上下に対向して傾斜面が具備された係止突起32aを形成する。また、上端部に拡大係止突起27cを形成し、中下端部に縮小係止突起27dを形成し、拡大係止突起27cの上側部分は上部管4の内部に接し、縮小係止突起27dの上側部分は作動管7の内部に接してスライド移動する補助作動管27を組立てて、補助作動管27の縮小係止突起27dの下側に結合棒27aを形成する。結合棒27a下端部にはガイド部材28の嵌合孔28aに差し込まれて、回動部材32の上側係止突起32aに係止される係止溝27bを形成して作動管7と補助作動管27を連結される。
【0090】
下部管3の上端部の拡大係止突起6の上側には回動部材32の下側係止突起32aに係止されることができるように、一字状の回転部材34をピン35で結合し、この一字状の回転部材34の下側には係止突部37が一体に形成された板バネ36を内装設置する。係止突部37は、下部管3の拡大係止突起6の上側に形成された孔3bを通じて引き出され、傘1を開いた状態では、作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7gに挿入されるように構成し、板バネ36の上端には回動部材32と干渉されないながら、一字状の回転部材34の一側を支持する支持突部36aを折曲形成して、回動部材32の下側係止突起32aと接する方の一字状の回転部材34の下を支持するように構成し、一字状の回転部材34が回動部材32の下側係止突起32aに係止されて反時計周り方向に回転する時支持突部36aの側面に接して、90゜だけ回転するように構成する。
【0091】
また、板バネ36の上端には回動レバー38が配置され、その中心がピンで組み立てられ、回動レバー38は係止突部37側は低いときに、下部管3の内面と接するようにし、係止突部37の反対側は高いときに、端部を手元2に回動方式で設置し、スプリング20の弾性力によって復元されるボタン21によって回動するL字状のボタン12とワイヤ13で連結して、板バネ36に形成された係止突部37を下部管3の内側に強制的に挿入させることができるようにする。
【0092】
手元2の内部には、板バネ39に弾性支持され、突起41が形成された係止具40が設置され、突起41が上部管4の下端部に形成された係止突起42に係止されて、傘1を畳んだ状態で固定されることができるようにし、ボタン21を押して係止具40の突起41が係止突起42で離脱する時、傘骨アセンブリー100が広がるようにする。
【0093】
また、上部管4の上端部には本発明で提示する傘骨アセンブリー100が設置される。この構成を詳しく説明すると、上部管4の上端には親骨110の内側部材111が回動可能に結合される親骨固定部材140が固定設置され、その下側の上部管4の外部には第1受骨120の支持部材122が回動可能に結合される第1受骨固定部材150を固定設置し、親骨固定部材140と第1受骨固定部材150との間に上部管4に沿ってスライド移動可能に第2受骨130が回動可能に結合される第2受骨固定部材160を設置して、第2受骨固定部材160が第1受骨固定部材150の方に下降すると傘骨アセンブリー100が開かれ、親骨固定部材140の方に上昇すると傘骨アセンブリー100が折り畳まれる。
【0094】
さらにまた、上部管4には第2受骨固定部材160の昇降幅だけ長くて且つ対向する作動長孔4bを形成し、第2受骨固定部材160は作動長孔4bを通じてピン17で補助作動管27の上端に組立てて上部管4に沿ってスライド移動されることができる。
【0095】
一方、本発明は傘1を自動に開いたり折り畳むことができるように構成されるもので、これを実現するための手段として、上部管4に固定されている第1受骨固定部材150の内側にはスプリング受け台23を形成し、作動管7の上側縮小係止突起18とスプリング受け台23との間には第1圧縮スプリング43を設置して、ボタン21を押して手元2に設置されている係止具40から上部管4が自由になる時、第1圧縮スプリング43が膨脹されながら傘骨アセンブリー100が広がり、作動管7の内部に結合棒27aが差し込まれた状態で、ガイド部材28と補助作動管27の中下端部の縮小係止突起27dとの間に第2圧縮スプリング44を設置して、手元2のボタン21を押して板バネ36の係止突部37が下部管3の内部に挿入されて作動管7との結合が解除される時、下部管3が作動管7の内部に挿入されながら板バネ36の上端に形成された支持突部36aに支持されて水平状態の一字状の回転部材34が回動部材32の下側係止突起32aの傾斜面を押して回動部材32を回動させて作動管7と補助作動管27との結合が解除されて自由になる時、膨脹しながら傘骨アセンブリー100を折り畳むことができるようにする。
【0096】
以下、同様に構成される本発明の第4実施例で提供する折り畳み式傘1の作動例を説明する。
【0097】
まず、傘1を開こうとする時には、
図12のような状態で手元2に設置されているボタン21を押せば良い。上記のようにボタン21を加圧すると、上部管4の下端部の係止突起42に係止されている係止具40が加圧されて係止突起42から係止具40に形成された突起41が離脱されて手元2と上部管4が自由になる。
【0098】
この時、上部管4の内部に形成されたスプリング受け台23と作動管7の上側縮小係止突起18との間に介在されている第1圧縮スプリング43が膨脹しながら作動管7が下向きに移動すると、作動管7と結合されている補助作動管27を下向きに移動させて、補助作動管27の上端に上部管4の作動長孔4bを通じてピン17で結合されている第2受骨固定部材160を第1受骨固定部材150の方に下向き移動させて傘骨アセンブリー100を広げて
図13のような状態になる。
【0099】
上記のように、第2受骨固定部材160が結合された補助作動管27が作動管7に固定された状態で下向き移動されて、傘骨アセンブリー100のみ広げられた
図13のような状態で、中棒5を引き出す時には手元2を握って下方へ引けば良い。
【0100】
上記のように、手元2を下方に引く時、広げられた状態の傘布に空気抵抗力が提供され、反対に下部管3には手元2を引く人の力が提供されて、下部管3が作動管7から引き出され、この時、下部管3の上端部に形成された拡大係止突起6が作動管7の下側縮小係止突起19と隣接されるように下降して、板バネ36と一体に形成された係止突部37が作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7gに挿入されると、下部管3と作動管7が結合固定されて傘1が完全に開かれた
図14のような状態になる。
【0101】
上記において、傘骨アセンブリー100のみ広げられた状態では、下部管3の上端部の拡大係止突起6に上側にピン35で結合されている一字状の回転部材34は、下側係止突起32aの上側に水平に位置しており、手元2を下に引くと、下側係止突起32aにかけられて反時計周り方向に回転して、板バネ36の上側に形成された支持突部36aの側面に接して垂直になる。一字状の回転部材34が垂直になった状態では、手元2を引く過程で引く力が弱くて板バネ36の係止突部37が作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7gに係止されなくて、再び後退し、下部管3の上端が作動管7の上側縮小係止突起18´と接触する時下側係止突起32aと接触しないので、回動部材32が回転して、作動管7と補助作動管27との結合が解除されて、傘骨アセンブリー100が折り畳まれることが発生しない。また、板バネ36の係止突部37が作動管7の下側係止孔7gに挿入される時、板バネ36の上端に形成された支持突部36aが支持突部36aの側面に接して垂直に立っている一字状の回転部材34の下側を押して水平になるようにして、後の傘骨アセンブリー100を折り畳む時用いられる。
【0102】
上記のように傘1を使ってから折り畳む時にも、上記のように、手元2に設置されているボタン21を再び加圧すれば良い。
【0103】
上記のようにボタン21を加圧する場合、ボタン21によってL字状のボタン12が回動され、L字状のボタン12とワイヤ13で連結された回動レバー38が板バネ36に形成され、作動管7の下側縮小係止突起19の真上に形成された係止孔7gに係止されている係止突部37を下部管3の拡大係止突起6の真上に形成された孔3bを通じて下部管3の内側に挿入させる。この時、下部管3が作動管7の内部に自重によって挿入される。自重によって挿入されない場合は手元2を押せば良い。
【0104】
上記のように下部管3が作動管7の内部に挿入される時、作動管7の上側縮小係止突起18、18´の間に内装設置されている回動部材32の下側係止突起32aの下端傾斜面が支持突部36aに支持されて、水平状態の一字状の回転部材34に押されて作動管7及び上部管4の下側に形成された回動孔29、31を通じて回動される。この時、補助作動管27の結合棒27aの下端部に形成された係止溝27bから回動部材32の上側係止突起32aが分離されて、作動管7と補助作動管27との結合が解除される。この時、ガイド部材28と補助作動管27の中下端部に形成された縮小係止突起27dとの間に介在されている第2圧縮スプリング44が膨脹されながら補助作動管27を上側に押し上げて、補助作動管27の上端と作動長孔4bを通じてピン17で組み立てられている第2受骨固定部材160を親骨固定部材140の方に上昇させて傘骨アセンブリー100を折り畳む。
【0105】
上記のように、傘骨アセンブリー100を折り畳んだ状態で中棒5を畳むためには上部管4の先端、即ち親骨固定部材140のある方を壁や底に接地させるか、手で握った状態で手元2の方を加圧すれば良い。
【0106】
即ち、上記のように手元2を加圧すると、下部管3の上端がガイド部材28の下端を押し上げるようになって、作動管7の上側縮小係止突起18とスプリング受け台23との間に介在される第1圧縮スプリング43及び結合棒27aが差し込まれた状態で、ガイド部材28と補助作動管27の中下端部の縮小係止突起27dとの間に介在されている第2圧縮スプリング44が圧縮され、結合棒27aの下端部は回動部材32が結合されているガイド部材28の嵌合孔28aに挿入されながら回動部材32は作動管7及び上部管4の上側に形成された回動孔29、30を通じて回動されてから、スプリング32bによって挿入されながら、結合棒27a下端部の係止溝27bに回動部材32の上側係止突起32aが挿入されて作動管7と補助作動管27が結合された状態を維持し、同時に上部管4の下端部に形成された係止突起42が手元2に設置されている係止具40の突起41に係止されて、第1圧縮スプリング43及び第2圧縮スプリング44が圧縮された状態で下部管3と上部管4が結合固定されて傘1が完全に折り畳まれた
図12のようになる。
【0107】
本発明で提供する傘骨アセンブリー100の場合、上記で言及したように、親骨110が結合される結合部の直径D1が第2受骨130が結合される結合部の直径D2より大きい寸法に構成されているので、圧縮スプリング43、44の強度を弱くしても傘骨アセンブリー100を広げたり折り畳むことができ、従って、圧縮スプリング43、44を同時に圧縮することがそれほど負担にならない。