特許第5730906号(P5730906)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5730906
(24)【登録日】2015年4月17日
(45)【発行日】2015年6月10日
(54)【発明の名称】フィルム被嵌装置
(51)【国際特許分類】
   B65C 3/14 20060101AFI20150521BHJP
   B65B 53/00 20060101ALI20150521BHJP
【FI】
   B65C3/14
   B65B53/00 E
【請求項の数】2
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2012-549551(P2012-549551)
(86)(22)【出願日】2010年12月24日
(86)【国際出願番号】JP2010073382
(87)【国際公開番号】WO2012086066
(87)【国際公開日】20120628
【審査請求日】2013年11月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000238005
【氏名又は名称】株式会社フジシールインターナショナル
(74)【代理人】
【識別番号】100104640
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 陽一
(72)【発明者】
【氏名】林 恭年
(72)【発明者】
【氏名】牛建 利之
【審査官】 会田 博行
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/109535(WO,A1)
【文献】 特開2005−343509(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65C 3/00
B65B 53/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸を中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられた多数のフィルム被嵌ヘッドが、被嵌体供給位置で受け取った被嵌体を被嵌体送出位置まで搬送すると共に、被嵌体を被嵌体供給位置から被嵌体送出位置まで搬送する間に、シート状に折り畳まれた長尺の帯状フィルムを送出しながら、その送出途中で一旦折り返した後、所定長に順次切断することによって形成された、シート状に折り畳まれた状態で供給される筒状のフィルムを受け取って、そのフィルムを開口しながら被嵌体に被嵌するロータリ型のフィルム被嵌装置において、
それぞれの前記フィルム被嵌ヘッドは、
シート状に折り畳まれた状態で供給される筒状のフィルムを開口するフィルム開口手段と、
前記フィルム開口手段によって筒状に開口されたフィルムの直上から、そのフィルムにおける最初に形成されていた折り目部分である一対の元折り部分側でフィルム内にそれぞれエアを吹き付けるエア吹付手段と
を備え、
前記エア吹付手段は、少なくとも、前記フィルム開口手段によって筒状に開口されたフィルムを被嵌体に被嵌する際に、フィルム内にエアを吹き付けるようになっていることを特徴とするフィルム被嵌装置。
【請求項2】
前記フィルム開口手段は、シート状に折り畳まれた状態のフィルムをそれぞれ吸引把持する複数組の吸引杆を備え、
フィルムを吸引把持している各組の前記吸引杆が相互に離反することによって、シート状に折り畳まれた状態のフィルムを開口するようになっており、
前記フィルム開口手段によって開口されたフィルムが、その開口状態を維持しながら、被嵌体に被嵌されるようになっている請求項1に記載のフィルム被嵌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ボトル容器等の被嵌体にラベル等の筒状フィルムを被嵌するフィルム被嵌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、シュリンクフィルムによって形成された筒状のラベルをPETボトルの胴部に被嵌するラベル被嵌装置としては、シート状に折り畳まれた状態のラベル及びPETボトルを受け取って、そのラベルを開口しながらPETボトルに被嵌する複数のラベル被嵌ヘッドが搭載されたロータリ型のラベル被嵌装置があり、この種のラベル被嵌装置に搭載される各ラベル被嵌ヘッドは、図16(a)〜(c)に示すように、ラベルオープナー91によって予備的に開口されたラベルLに、マンドレル92の4本の開閉可能な整形杆92aを閉じた状態で挿入した後、開くことによって、ラベルLを外側に押し広げて所定の開口形状に整形し、このマンドレル92によって所定の開口形状に整形されたラベルLを、ラベル押下板93によってマンドレル92から押し下げることで、マンドレル92の直下に位置しているPETボトルBに被嵌するようになっている。
【0003】
また、近年では、ラベルの薄肉化により、ラベル自体に腰がなく、マンドレルによって所定の開口形状に整形された薄肉ラベルを、ラベル押下板によってマンドレルから押し下げることができないので、上述したマンドレルタイプのラベル開口手段が搭載されたラベル被嵌ヘッドに代えて、図17(a)〜(f)に示すように、シート状に折り畳まれた状態のラベルLを、2組の吸引杆95、95によって吸引把持した後、ラベルLを吸引把持している2組の吸引杆95、95を相互に離反させることによって、シート状に折り畳まれた状態のラベルLを開口し、その状態で、吸引杆95、95を降下させることにより、開口したラベルLをPETボトルBに被嵌するラベル開口手段94が搭載されたラベル被嵌ヘッドが採用されるようになってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−227730号公報
【特許文献2】国際公開第2010/109535号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、こういったラベル被嵌装置では、ラベルが連続的に繋がったシート状に折り畳まれた長尺帯状のラベル形成基材を送出しながら、所定長に順次切断することで、個別のラベルを形成するのが一般的であり、ラベル形成基材を送出する際は、ラベル形成基材から切り離したラベルを開口しやすくするために、図18に示すように、ラベル形成基材Mの送出途中で一旦折り返すことになるが、最初に形成されていた折り目部分(以下、元折り部分という。)bfが送出途中に、ガイドローラ等によってしごかれるので、こういったラベル形成基材Mから切り離された薄肉のラベルの外面を吸引杆95で吸着して開口する場合は、図19(a)に示すように、元折り部分bfが内側に折れ込まれる傾向にあり、同図(b)に示すように、開口したラベルLをPETボトルBに被嵌する際、その元折り部分bfがPETボトルBの肩部に当接して座屈してしまい、開口したラベルLを、PETボトルBに円滑、かつ確実に被嵌することができないといった問題がある。
【0006】
そこで、この発明の課題は、薄肉化した場合であっても、筒状のフィルムを被嵌体に円滑かつ確実に被嵌することができるフィルム被嵌装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、回転軸を中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられた多数のフィルム被嵌ヘッドが、被嵌体供給位置で受け取った被嵌体を被嵌体送出位置まで搬送すると共に、被嵌体を被嵌体供給位置から被嵌体送出位置まで搬送する間に、シート状に折り畳まれた長尺の帯状フィルムを送出しながら、その送出途中で一旦折り返した後、所定長に順次切断することによって形成された、シート状に折り畳まれた状態で供給される筒状のフィルムを受け取って、そのフィルムを開口しながら被嵌体に被嵌するロータリ型のフィルム被嵌装置において、それぞれの前記フィルム被嵌ヘッドは、シート状に折り畳まれた状態で供給される筒状のフィルムを開口するフィルム開口手段と、前記フィルム開口手段によって筒状に開口されたフィルムの直上から、そのフィルムにおける最初に形成されていた折り目部分である一対の元折り部分側でフィルム内にそれぞれエアを吹き付けるエア吹付手段とを備え、前記エア吹付手段は、少なくとも、前記フィルム開口手段によって筒状に開口されたフィルムを被嵌体に被嵌する際に、フィルム内にエアを吹き付けるようになっていることを特徴とするフィルム被嵌装置を提供するものである。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のフィルム被嵌装置において、前記フィルム開口手段は、シート状に折り畳まれた状態のフィルムをそれぞれ吸引把持する複数組の吸引杆を備え、フィルムを吸引把持している各組の前記吸引杆が相互に離反することによって、シート状に折り畳まれた状態のフィルムを開口するようになっており、前記フィルム開口手段によって開口されたフィルムが、その開口状態を維持しながら、被嵌体に被嵌されるようになっていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、請求項1に係る発明のフィルム被嵌装置は、少なくとも、フィルム開口手段によって筒状に開口されたフィルムを被嵌体に被嵌する際に、各フィルム被嵌ヘッドに搭載されたエア吹付手段が、筒状に開口されたフィルムの直上から、そのフィルムにおける最初に形成されていた折り目部分である一対の元折り部分側でフィルム内にそれぞれエアを吹き付けるようになっているので、開口されたフィルムを被嵌体に被嵌する際、フィルムの元折り部分が内側に折り込まれにくく、フィルム直下に位置している被嵌体の外表面に沿ってダウンフローが形成されることになる。従って、被嵌体に被嵌しようとしているフィルムが気流によって被嵌体の外側に広げられながら被嵌体に被嵌されるので、フィルムの下端部が被嵌体に当接することがなく、筒状に開口されたフィルムが被嵌体に円滑かつ確実に被嵌されることになる。
【0010】
また、請求項2に係る発明のフィルム被嵌装置のように、フィルム開口手段が、シート状に折り畳まれた状態のフィルムをそれぞれ吸引把持する複数組の吸引杆を備えており、フィルムを吸引把持している各組の吸引杆が相互に離反することによって、シート状に折り畳まれた状態のフィルムを開口するようになっている場合は、フィルムの開口状態が安定しないと共に、フィルムを開口したときに、その元折り部分が内側に折れ込む傾向にあるが、各フィルム被嵌ヘッドに搭載されたエア吹付手段が、開口されたフィルムの直上から、そのフィルムにおける最初に形成されていた折り目部分である一対の元折り部分側でフィルム内にそれぞれエアを吹き付けるようになっているので、フィルムの元折り部分が内側に折り込まれにくく、フィルムの下端部が被嵌体に当接することがないので、被嵌体に円滑かつ確実に被嵌されることになる。従って、こういったタイプのフィルム開口手段を採用する場合に、特に、有効である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】この発明に係るフィルム被嵌装置の一実施形態であるラベル被嵌装置を採用したラベル被嵌システムを示す概略斜視図である。
図2】同上のラベル被嵌システムを示す平面図である。
図3】同上のラベル被嵌システムを示す正面図である。
図4】同上のラベル被嵌システムを構成しているラベル供給装置を示す正面図である。
図5】同上のラベル供給装置を示す側面図である。
図6】同上のラベル被嵌装置に搭載されたラベル被嵌ヘッドを示す側面図である。
図7】同上のラベル被嵌ヘッドを示す正面図である。
図8図6のX−X線に沿った断面図である。
図9図6のY−Y線に沿った断面図である。
図10】(a)は同上のラベル被嵌ヘッドに搭載されたラベル受渡ユニットを示す正面図、(b)は同上のラベル受渡ユニットを示す側面図である。
図11】(a)は同上のラベル被嵌ヘッドに搭載されたラベルオープナーを示す正面図、(b)は同上のラベルオープナーを示す側面図である。
図12】同上のラベル被嵌装置の吹出ノズルユニットへのエアの供給経路部分を示す概略側面図である。
図13】同上のラベル被嵌装置の吹出ノズルユニットへのエアの供給経路部分を示す概略平面図である。
図14】(a)〜(c)は同上の吹出ノズルユニットによるエアの吹出タイミングを説明するための説明図である。
図15】(a)〜(h)は同上のラベル被嵌ヘッドによるラベルの被嵌動作を示す斜視図である。
図16】(a)〜(c)は従来のラベル被嵌装置に搭載されたラベルオープナーによるラベルの被嵌動作を示す工程図である。
図17】(a)〜(f)は従来の他のラベル被嵌装置に搭載されたラベルオープナーによるラベルの被嵌動作を示す工程図である。
図18】ラベル形成基材の折り返し動作を説明するための説明図である。
図19図17に示す従来のラベル被嵌装置の問題点を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1及び図2は、PETボトル(以下、ボトルという。)Bにポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等からなる、厚さ20μm〜60μmの熱収縮性フィルムによって形成された筒状のシュリンクラベル(以下、ラベルという。)Lを被嵌するためのラベル被嵌システム1を示している。このラベル被嵌システム1は、ベルトコンベア6、スクリュー2a、2b及びスターホイール2cからなるボトル供給装置2と、基材繰出部(図示せず)によって基材ロールから繰り出された長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラベルLを形成し、そのラベルLをラベル供給位置αに順次供給するラベル供給装置3と、ボトル供給位置βにおいて前記ボトル供給ユニット2から供給されたボトルBを受け取ってボトル送出位置γまで搬送すると共に、ラベル供給位置αにおいてラベル供給装置3からラベルLを受け取り、ボトルBをボトル供給位置βからボトル送出位置γまで搬送する間に、ラベルLをボトルBに被嵌するロータリ型のラベル被嵌装置4と、このラベル被嵌装置4によってラベルLが被嵌されたボトルBを搬出するボトル搬出装置5とから構成されており、ボトル搬出装置5は、ベルトコンベア6からなるボトル送出ユニットと、ラベルLが被嵌されたボトルBをラベル被嵌装置4とボトル送出ユニットとの間で受け渡すボトル受渡ユニット5aとから構成されている。
【0013】
前記ラベル供給装置3は、図4及び図5に示すように、基材繰出部(図示せず)によって基材ロールから繰り出された長尺のラベル形成基材Mを連続的に送り出す、独立したサーボモータによって駆動される駆動ローラ11a及びこの駆動ローラ11aとの間にシート状に折り畳まれたラベル形成基材Mを挟み込む従動ローラ11bとからなるラベル基材送出ユニット11と、このラベル基材送出ユニット11によって送出されるラベル形成基材Mを所定のカットピッチで順次切断する、基材切断位置に固定設置された固定刃12a及び独立したサーボモータによって回転駆動される回転刃12bとからなるラベル基材切断ユニット12と、このラベル基材切断ユニット12によって切断されることにより形成されたラベルLをラベル供給位置αに順次搬送する上流側ベルト搬送ユニット13及び下流側ベルト搬送ユニット16とを備えている。
【0014】
前記上流側ベルト搬送ユニット13は、図4及び図5に示すように、基材切断位置近傍とラベル供給位置αの近傍位置とに配設されたガイドローラ13a及び駆動プーリ13bに掛け渡され、基材切断位置近傍とラベル供給位置αの近傍位置との間を、ラベル形成基材Mの供給速度より速い速度で循環移動する2本のフィードベルト13c、13cと、この2本のフィードベルト13c、13cにラベルLを吸引保持させる吸引機構14と、ラベルLをその下端から上端にわたってフィードベルト13c、13cに順次密着させることで吸引機構14によるフィードベルト13c、13cへのラベルLの吸引保持動作を補助する吸引補助手段15とから構成されており、駆動プーリ13bは、独立したサーボモータによって回転駆動されるようになっている。
【0015】
前記フィードベルト13c、13cは、図5に示すように、搬送しようとするラベルLの幅よりも狭い間隔で平行に配置されており、各フィードベルト13c、13cにはその幅方向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔13chが一定間隔で形成されている。
【0016】
前記吸引機構14は、図4に示すように、ガイドローラ13a間に各フィードベルト13c、13cに沿ってそれそれ配置された吸引チャンバ14a、14aと、この吸引チャンバ14a、14aに図示しないチューブ等を介して接続される真空ポンプ等の図示しない吸引装置とから構成されており、吸引チャンバ14a、14aのフィードベルト13cとの接触面には吸引口が開放されている。
【0017】
前記吸引補助手段15は、図4に示すように、ラベルLの搬送ラインを挟んで、各フィードベルト13c、13cに対向するように設けられており、3個のガイドローラ15a及び駆動プーリ15bと、これらに掛け渡されるベルト15cとから構成されている。駆動プーリ15bは、上述した各フィードベルト13cを循環移動させているサーボモータによって駆動されるようになっており、ベルト15cがフィードベルト13cの移動速度と同一速度で循環移動するように、駆動プーリ15bの回転速度が設定されている。
【0018】
前記下流側ベルト搬送ユニット16は、ラベル供給位置αを挟んで上下に配設された2個のガイドローラ16a及び駆動プーリ16bに掛け渡され、ラベル供給位置αの上下間を循環移動する、1本のフィードベルト16cと、このフィードベルト16cにラベルLを吸引保持させる吸引機構17とから構成されており、駆動プーリ16bは、独立したサーボモータによって回転駆動されるようになっている。
【0019】
前記フィードベルト16cは、搬送しようとするラベルLよりも幅狭で、その幅方向の中央部に長手方向に沿って多数の吸引孔16chが一定間隔で形成されており、ラベルLの幅方向の中央部を吸引保持するようになっている。
【0020】
前記吸引機構17は、図4に示すように、ガイドローラ16a間にフィードベルト16cに沿ってそれぞれ配置された吸引チャンバ17aと、この吸引チャンバ17aに図示しないチューブ等を介して接続される真空ポンプ等の図示しない吸引装置とから構成されており、吸引チャンバ17aのフィードベルト16cとの接触面には吸引口が開放されている。
【0021】
このラベル供給装置3は、下流側ベルト搬送ユニット16の上部位置において、上流側ベルト搬送ユニット13から引き渡されたラベルLの上端を検出するラベル検出センサ18から出力されるラベル検出信号と、ロータリ型のラベル被嵌装置4の回転主軸に取り付けられたエンコーダから出力されるパルス信号とに基づいて、ラベル被嵌装置4の動作と同期を取るように、ラベル基材送出ユニット11、ラベル切断ユニット12、上流側ベルト搬送ユニット13及び下流側ベルト搬送ユニット16の動作を制御する図示しない制御ユニットが搭載されており、この制御ユニットは、ラベル検出センサ18によるラベルLの検出タイミングにずれが発生している場合は、そのずれ量に基づいて、下流側ベルト搬送ユニット16のフィードベルト16cの移動速度を調整することで、ラベルLのずれに伴うラベルLの供給タイミングのずれを修正しながらラベルLを搬送し、最終的にラベルLを常に適正な供給タイミングでラベル供給位置αに停止させるようになっている。
【0022】
前記ラベル被嵌装置4は、図1図2図6及び図7に示すように、回転軸(図示せず)に取り付けられた支持円盤4a上に、回転軸を中心とした同心円上に一定間隔で立設された多数のラベル被嵌ヘッド20を備えており、各ラベル被嵌ヘッド20によって、ラベル供給位置αにおいて受け取ったシート状に折り畳まれた筒状のラベルLが開口され、この開口されたラベルLが、ボトル供給位置βにおいて受け取ったボトルBがボトル送出位置γまで搬送される途中で、ボトルBの胴部に被嵌されるようになっている。
【0023】
前記ラベル被嵌ヘッド20は、支持円盤4a上に固定された、ボトル供給位置βにおいて受け取ったボトルBを載置するボトル載置台31及びこのボトル載置台31に載置したボトルBの底部を吸引することで、ボトルBをボトル載置台31上に保持する図示しない吸引手段を有するボトル保持ユニット30と、ラベル供給位置αに供給されるラベルを、ラベル受渡ユニット40を介して受け取って、筒状に開口した後、この開口したラベルLをボトルBの胴部に被嵌するラベルオープナー50とを備えており、ラベル受渡ユニット40及びラベルオープナー50は、支持円盤4a上に立設された板状の支持フレーム21に固定されたスライドレール22に沿って昇降するようになっている。
【0024】
前記ラベル受渡ユニット40は、図6図8及び図10に示すように、ベースプレート41に支持部材42を介して固定された略Y字形状のテイクアップ部材43と、ベースプレート41に取り付けられた、支持フレーム21に固定されたスライドレール22に沿って昇降するスライドガイド45と、テイクアップ部材43を昇降させるカム機構46とを備えている。
【0025】
前記テイクアップ部材43は、図10(a)に示すように、ラベルLの片面を吸引保持する一対の吸引杆44、44を備えており、この吸引杆44、44の間隔は、図5に示すように、ラベル供給位置αにおいて、ラベル供給装置3の下流側ベルト搬送ユニット16のフィードベルト16cの外側を通過することができるように設定されている。
【0026】
前記吸引杆44のラベル保持面には、その幅方向の中央部に上下に複数の吸引孔44aが形成されており、支持円盤4aから立ち上がる伸縮可能な吸引パイプ48を介して接続される真空ポンプ等の図示しない吸引装置によって吸引されるようになっている。
【0027】
前記カム機構46は、ベースプレート41に支持部材47を介して取り付けられたカムフォロア46aと、このカムフォロア46aが嵌り込む、ラベル被嵌ヘッド20の内側に固定設置された円筒体4bに形成されたカム溝46bとから構成されており、カムフォロア46aがカム溝46bに沿って昇降することで、ベースプレート41に取り付けられているスライドガイド45がスライドレール22に沿って昇降し、これに伴って、ベースプレート41に取り付けられているテイクアップ部材43が昇降するようになっている。
【0028】
従って、図3図5に示すように、ラベル被嵌ヘッド20と共に回転しているテイクアップ部材43の吸引杆44、44が、ラベル供給位置αを通過する際、ラベル供給装置3のフィードベルト16cに吸引保持された状態で供給されたラベルLを引っかけるようにして受け取って、吸引杆44、44のラベル保持面にラベルLを吸引保持することになる。
【0029】
前記ラベルオープナー50は、図6図9及び図11図15に示すように、ベース部材51に固定された本体ユニット52と、ベース部材51に取り付けられた、支持フレーム21に固定されたスライドレール22に沿って昇降するスライドガイド82と、本体ユニット52を昇降させるカム機構83とを備えている。
【0030】
前記本体ユニット52は、中央部が開口された環状の上側ベース53及び下側ベース54と、この上側ベース53及び下側ベース54を上下方向に所定間隔を開けて連結する連結板55及び連結ロッド56と、開口を取り囲むように下側ベース54の上に配設され、支持円盤4aから立ち上がる伸縮可能な吸引パイプ84、84に接続される、内部に吸引路が形成された吸引ブロック57、57と、互いに向き合うように、上側ベース53及び吸引ブロック57、57に開閉可能に支持された、内部に吸引路が形成され、先端が内側に屈曲した鉤形の2組の開閉アーム58、58及び開閉アーム59、59と、各開閉アーム58、58、59、59の先端部の下面にそれぞれ取り付けられた、下方側に延びる第1〜第4の吸引杆60(60A、60B、60C、60D)と、2組の開閉アーム58、58及び開閉アーム59、59を同時に開閉させる開閉機構67と、環状の上側ベース53の内周面における、シート状に折り畳まれた状態で供給されるラベルLの元折り部分に対応する位置にそれぞれ取り付けられた一対の吹出ノズルユニット85、85とを備えており、一方の開閉アーム58、58に取り付けた第1の吸引杆60Aと第3の吸引杆60Cとでシート状に折り畳まれたラベルLの幅方向の一端側(ラベルLの一方の側縁からラベルLの全幅の略1/4だけ内側の位置)を把持すると共に、他方の開閉アーム59、59に取り付けた第2の吸引杆60Bと第4の吸引杆60Dとでシート状に折り畳まれたラベルLの幅方向の他端側(ラベルLの他方の側縁からラベルLの全幅の略1/4だけ内側の位置)を把持するようになっている。なお、上述したラベル受渡ユニット40は、このラベルオープナー50の下方側に配置されているが、テイクアップ部材43が上昇したときは、図6及び図7に示すように、本体ユニット52の上側ベース53及び下側ベース54の開口部を下方側から貫通して立ち上がるようになっている。
【0031】
前記開閉機構67は、図8図9及び図11に示すように、上側ベース53の上面に取り付けられた左右二組のスライドガイド68、68及びスライドガイド68、68と、左右それぞれのスライドガイド68、68及びスライドガイド68、68に係合して進退するスライドレール69、69と、各スライドレール69、69にそれぞれ取り付けられたラック70、70と、それぞれのラック70、70に歯合する、一方の開閉アーム58、58の回転軸にそれぞれ取り付けられたセクタ歯車71、71及び他方の開閉アーム59、59側において上側ベース53及び下側ベース54に回転可能に支持された回転軸72、72に取り付けられたセクタ歯車71、71と、上側ベース53の下側において回転軸72、72に取り付けられた平歯車73、73と、この平歯車73、73に歯合する他方の開閉アーム59、59の回転軸に取り付けられた平歯車74、74と、ラック70、70を進退させる進退駆動機構75とから構成されており、ラック70、70が進退すると、開閉アーム58、58の回転軸と開閉アーム59、59の回転軸とがそれぞれ逆方向に回転し、互いに向き合っている開閉アーム58、58及び開閉アーム59、59が同じように開閉するようになっている。
【0032】
前記進退駆動機構75は、ラック70、70の一端側に取り付けられたカムフォロア76、76と、このカムフォロア76、76にラック70の他端側からそれぞれ当接するカム面を有するカム部材77と、このカム部材77がベース部材78を介して取り付けられる、支持フレーム21に固定されたスライドレール22に沿って昇降するスライドガイド79と、一端がラック70、70の一端側に連結されると共に他端が上側ベース53に連結された、ラック70、70をその他端側に付勢するコイルばね80、80と、ベース部材78を介してスライドガイド79に取り付けられたカム部材77を昇降させるカム機構81とから構成されており、カム機構81は、ベース部材78に取り付けられたカムフォロア81aと、このカムフォロア81aが嵌り込む、ラベル被嵌ヘッド20の内側に固定設置された円筒体4bに形成されたカム溝81bとから構成されている。
【0033】
従って、カムフォロア81aがカム溝81bに沿って昇降することで、ベース部材78に取り付けられているスライドガイド79がスライドレール22に沿って昇降し、これに伴って、ベース部材78に取り付けられているカム部材77が昇降することになり、カム部材77の昇降動作と、コイルばね80、80の付勢力とによって、ラック70、70が所定のタイミングで進退することになる。
【0034】
前記本体ユニット52を昇降させるカム機構83は、図9に示すように、ベース部材51に取り付けられたカムフォロア83aと、このカムフォロア83aが嵌り込む、ラベル被嵌ヘッド20の内側に固定設置された円筒体4bに形成されたカム溝83bとから構成されており、カムフォロア83aがカム溝83bに沿って昇降することで、ベース部材51に取り付けられているスライドガイド82がスライドレール22に沿って昇降し、これに伴って、ベース部材51に取り付けられている本体ユニット52が昇降するようになっている。
【0035】
前記吹出ノズルユニット85は、上側ベース53に形成された空気供給路及びチューブ(図示せず)を介して、支持円盤4aから立ち上がる伸縮可能なエア供給パイプ86の上端部に接続されており、ノズル先端のエア吹出口が真下を向くように、上側ベース53に取り付けられている。
【0036】
各ラベル被嵌ヘッド20におけるエア供給パイプ86の下端部は、図12及び図13に示すように、ラベル被嵌ヘッド20の回転中心部分に配設されたロータリディスクバルブ87及びチューブ88を介して、エアの供給源に接続されており、ロータリディスクバルブ87は、図14(a)に示すように、ラベルLをボトルBに被嵌し始める少し前からエアの供給を開始し、同図(c)に示すように、ラベルLをボトルBに略被嵌し終わった時点で、エアの供給を停止することで、各ラベル被嵌ヘッド20が、同図(a)〜(c)に示す状態の間だけ、各ラベル被嵌ヘッド20の吹出ノズルユニット85によって、開口されたラベルLの内側に直上からエアが吹き付けられるようになっている。なお、図12及び図13において、符号87aは、ロータリディスクバルブ87に形成された、エアが供給されるエア供給溝を示しており、各ラベル被嵌ヘッド20のエア供給パイプ86が、チューブ88を介して、エア供給溝87aと連通している時だけ、吹出ノズルユニット85にエアが供給され、開口されたラベルLの内側部分にエアが吹き付けられるようになっている。
【0037】
以下、ラベル被嵌装置4のラベル被嵌ヘッド20がラベルLを受け取ってボトルBに被嵌するまでの動作について、図15を参照しながら説明する。図15(a)に示すように、ラベル受渡ユニット40のテイクアップ部材43が、ラベル供給位置αを通過する際、ラベル供給装置3の上流側ベルト搬送ユニット13から引き渡され、下流側ベルト搬送ユニット16のフィードベルト16cに吸引保持された状態でラベル供給位置αに供給されたラベルLを引っかけるようにして受け取って、ラベル保持面にラベルLを吸引保持する。このとき、ボトル保持ユニット30のボトル載置台31には、ラベルLが被嵌されたボトルBが載置されており、降下したラベルオープナー50の第1〜第4の吸引杆60A、60B、60C、60Dが、ラベルLの吸引を解除してラベルLから離反した状態となっている。
【0038】
続いて、図15(b)に示すように、ラベルオープナー50の第1〜第4の吸引杆60A、60B、60C、60Dが、テイクアップ部材43に吸引保持されているラベルLの高さ位置まで上昇した後、図15(c)に示すように、ラベルLに対してテイクアップ部材43の反対側の開閉アーム58、59だけが閉じて、第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60Dがテイクアップ部材43との間にラベルLを挟み込んでラベルLを吸引保持した後、テイクアップ部材43によるラベルLの吸引保持が解除されることで、ラベルLがテイクアップ部材43から第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60Dに引き渡される。
【0039】
その後、図15(d)に示すように、ラベルLを吸引保持している第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60Dが取り付けられている開閉アーム58、59が開くことで、ラベルLがテイクアップ部材43から離反した状態となる。このとき、ラベル被嵌ヘッド20がボトル搬出位置γに移動しており、ボトル保持ユニット30のボトル載置台31に載置されている、ラベルLが被嵌されたボトルBが、ボトル搬出装置5のボトル受渡ユニット5aによって、ベルトコンベア6からなるボトル送出ユニットに引き渡される。
【0040】
続いて、ラベル被嵌ヘッド20がボトル供給位置βに移動し、図15(e)に示すように、ボトル保持ユニット30のボトル載置台31に新たなボトルBが供給されると共に、ラベル受渡ユニット40が上昇することで、テイクアップ部材43が第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60DによるラベルLの吸引保持位置から退避した後、図15(f)に示すように、2組の開閉アーム58、58及び開閉アーム59、59が相互に閉じることで、第1の吸引杆60A及び第2の吸引杆60Bと第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60DとによってラベルLを吸引把持する。
【0041】
その後、図15(g)に示すように、2組の開閉アーム58、58及び開閉アーム59、59が相互に開くことによって、第1の吸引杆60A及び第2の吸引杆60Bと第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60DとがラベルLを開口した後、図15(h)に示すように、ラベル受渡ユニット40及びラベルオープナー50が降下することで、第1の吸引杆60A及び第2の吸引杆60Bと第3の吸引杆60C及び第4の吸引杆60Dとによって開口されているラベルLが、ボトル載置台31上に吸引保持されているボトルBの胴部に被嵌される。このとき、図14(a)〜(c)に示すように、各ラベル被嵌ヘッド20の吹出ノズルユニット85によって、開口されたラベルLの内側に直上からエアが吹き付けられる。
【0042】
このようにして、ボトルBにラベルLが被嵌されると、その後は、上述した図15(a)〜(d)に示す工程を実行することで、ラベルLが被嵌されたボトルBがボトル搬出装置5に引き渡される。
【0043】
以上のように、このラベル被嵌装置1は、少なくとも、ラベルオープナー50によって筒状に開口されたラベルLをボトルBに被嵌する際、ラベルLをボトルBに被嵌し始める少し前からラベルLをボトルBに略被嵌し終わるまでの間のある程度の時間、各ラベル被嵌ヘッド20に搭載された吹出ノズルユニット85が、筒状に開口されたラベルLの直上からラベルL内にエアを吹き付けるようになっているので、開口されたラベルLをボトルBに被嵌する際、ラベルLの直下に位置しているボトルBの外表面に沿ってダウンフローが形成されることになる。従って、ボトルBに被嵌しようとしているラベルLが気流によってボトルBの外側に広げられながらボトルBに被嵌されるので、ラベルLの下端部がボトルBの肩部に当接することがなく、厚みが20μm〜40μmの薄肉で腰がないラベルLであっても、円滑かつ確実にボトルBに被嵌することができる。特に、厚みが20μm〜30μmの超薄肉のラベルを被嵌する場合に有効である。
【0044】
実際に、ヘッド数が5のラベル装着装置において、ラベルLをボトルBに被嵌し始める少し前からラベルLをボトルBに略被嵌し終わるまでの間のある程度の時間、各ラベル被嵌ヘッド20に搭載された吹出ノズルユニット85が、筒状に開口されたラベルLの直上からラベルL内にエアを吹き付けた場合と、吹き付けなかった場合とについて、それぞれ20回の被嵌動作を実行し、総数100本のボトルBに対して、装着不良が発生したか否かを検証し、その結果を表1及び表2に示した。なお、ボトルBの肩部(底部から82mmより上の部分)には、製造直後のボトルの表面性状に近づけるために、糊(3Mスプレーのり55(登録商標))を吹き付けてある。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
表1及び表2から分かるように、ラベルLをボトルBに被嵌し始める少し前からラベルLをボトルBに略被嵌し終わるまでの間のある程度の時間、各ラベル被嵌ヘッド20に搭載された吹出ノズルユニット85が、筒状に開口されたラベルLの直上からラベルL内にエアを吹き付けた場合は、100本のボトルBのうち、適正にラベルLが装着されたボトル本数は93本であり、全体の平均装着率が93%であったのに対して、エアを吹き付けなかった場合は、100本のボトルBのうち、適正にラベルLが装着されたボトルBは35本しかなく、全体の平均装着率が35%であった。この結果から、ラベルLをボトルBに被嵌し始める少し前からラベルLをボトルBに略被嵌し終わるまでの間のある程度の時間、各ラベル被嵌ヘッド20に搭載された吹出ノズルユニット85が、筒状に開口されたラベルLの直上からラベルL内にエアを吹き付けることで、ラベルLの装着不良の発生率を大きく低減させることができることが実証された。
【0048】
また、このラベル被嵌装置1のように、ラベルオープナー50が、シート状に折り畳まれた状態のラベルLをそれぞれ吸引把持する複数組の吸引杆60を備えており、ラベルLを吸引把持している各組の吸引杆60が相互に離反することによって、シート状に折り畳まれた状態のラベルLを開口するようになっている場合は、ラベルLの開口状態が安定しないと共に、ラベルLを開口したときに、その元折り部分bfが内側に折れ込まれる傾向にあるが、開口されたラベルLの直上からラベルL内にエアを吹き付けることによって、ラベルLの元折り部分bfが内側に折り込まれにくく、ラベルLの下端部がボトルBの肩部に当接することがないので、ボトルBに円滑かつ確実に被嵌されることになる。
【0049】
特に、このラベル被嵌装置1では、ラベルオープナー50がラベルLを開口したときにラベルLの元折り部分bf側に吹出ノズルユニット85がそれぞれ配置されており、ラベルLの元折り部分bf側付近にエアが吹き付けられるので、ラベルLの元折り部分bfが内側に折り込まれにくいという効果が得られる。
【0050】
また、このラベル被嵌システム1では、ラベル被嵌ヘッド20にラベル受渡ユニット40が搭載されているので、ラベル受渡ユニット40からラベルオープナー50へのラベルLの受け渡しを安定した状態で行うことができ、ラベル受渡ユニット40からラベルオープナー50にラベルLを受け渡す際にラベルLの位置ずれが発生しにくいという効果がある。
【0051】
なお、上述した実施形態では、ラベルLの外面を吸引杆60で吸着して開口するタイプのラベルオープナーが搭載されたラベル被嵌装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図16に示すような開閉可能な整形杆を有するマンドレルタイプのラベルオープナーが搭載されたラベル被嵌装置についても、本発明を適用することによって、ラベルの薄肉化に対応することができる。ただし、開口したラベルの直上からエアが吹き付けられるように、各ラベル被嵌ヘッド毎に吹出ノズルユニットを配設しなければならないことはいうまでもない。
【0052】
また、上述した実施形態では、筒状のラベルLをボトルBの胴部に被嵌するためのラベル被嵌システム1について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、筒状のフィルムを種々の被嵌体に被嵌する場合に適用することができることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0053】
腰のない薄肉のフィルムをボトル容器等に被嵌する場合に適用することができる。
【符号の説明】
【0054】
1 ラベル被嵌システム
2 ボトル供給装置
3 ラベル供給装置
4 ラベル被嵌装置(フィルム被嵌装置)
4a 支持円盤
4b 円筒体
5 ボトル搬出装置
6 ベルトコンベア
11 ラベル基材送出ユニット
12 ラベル基材切断ユニット
13 上流側ベルト搬送ユニット
16 下流側ベルト搬送ユニット
18 ラベル検出センサ
20 ラベル被嵌ヘッド(フィルム被嵌ヘッド)
21 支持フレーム
22 スライドレール
30 ボトル保持ユニット
31 ボトル載置台
40 ラベル受渡ユニット(フィルム受渡ユニット)
41 ベースプレート
42、47 支持部材
43 テイクアップ部材
44 吸引杆
44a 吸引孔
45 スライドガイド
46 カム機構
48 吸引パイプ
50 ラベルオープナー(フィルムオープナー)
51 ベース部材
52 本体ユニット
53 上側ベース
54 下側ベース
55 連結板
56 連結ロッド
57 吸引ブロック
58、59 開閉アーム
60A 第1の吸引杆
60B 第2の吸引杆
60C 第3の吸引杆
60D 第4の吸引杆
67 開閉機構
68 スライドガイド
69 スライドレール
70 ラック
71 セクタ歯車
72 回転軸
73、74 平歯車
75 進退駆動機構
76 カムフォロア
77 カム部材
78 ベース部材
79 スライドガイド
80 コイルばね
81 カム機構
81a カムフォロア
81b カム溝
82 スライドガイド
83 カム機構
83a ムフォロア
83b カム溝
84 吸引パイプ
85 吹出ノズルユニット
86 エア供給パイプ
87 ロータリディスクバルブ
87a エア供給溝
88 チューブ
B PETボトル(被嵌体)
L シュリンクラベル(フィルム)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19