特許第5731480号(P5731480)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5731480無線通信システムにおける多重周波数割当を支援するための方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5731480
(24)【登録日】2015年4月17日
(45)【発行日】2015年6月10日
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける多重周波数割当を支援するための方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20150521BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20150521BHJP
【FI】
   H04W72/04 111
   H04W8/22
【請求項の数】14
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2012-507155(P2012-507155)
(86)(22)【出願日】2010年4月22日
(65)【公表番号】特表2012-525057(P2012-525057A)
(43)【公表日】2012年10月18日
(86)【国際出願番号】KR2010002525
(87)【国際公開番号】WO2010123293
(87)【国際公開日】20101028
【審査請求日】2013年2月20日
(31)【優先権主張番号】10-2009-0034927
(32)【優先日】2009年4月22日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2009-0046146
(32)【優先日】2009年5月26日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン−ジョン・カン
(72)【発明者】
【氏名】ジェ−ヒ・チョ
【審査官】 東 昌秋
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2008/085009(WO,A1)
【文献】 特表2008−502272(JP,A)
【文献】 NTT DoCoMo,Initial Access Procedure for Asymmetric Wider Bandwidth in LTE-Advanced,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #54bis, R1-083680,2008年10月,pp.1-5,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg1_rl1/TSGR1_54b/Docs/R1-083680.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
H04B 7/24− 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムの多重搬送波送信(multicarrier transmission)を支援するための端末の動作方法において、
ネットワーク進入の手順を行う際、基地局と多重搬送波能力(multicarrier capability)の交渉を遂行する過程と、
前記ネットワーク進入が完了した後、前記基地局により支援される搬送波についての、前記基地局により周期的にブロードキャストされる、構成情報を受信する過程と、
前記基地局により支援される搬送波についての受信された前記構成情報に基づいて、前記端末により支援される搬送波を決定する過程と、
前記端末により支援される搬送波上(on carriers)の情報を含む第1制御メッセージを前記基地局に送信する過程と、
前記基地局から多重搬送波動作のための、前記端末により支援される搬送波についての情報に基づいて、割り当てられた(assigned)少なくとも一つ以上の搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを受信する過程と、を含む
ことを特徴とする動作方法。
【請求項2】
無線通信システムの多重搬送波送信を支援するための基地局の動作方法において、
ネットワーク進入の手順を行う際、端末と多重搬送波能力の交渉を遂行する過程と、
前記基地局により支援される全ての搬送波についての構成情報を周期的にブロードキャストする過程と、
前記ネットワーク進入が完了した後、前記端末により支援される搬送波についての情報を含む第1制御メッセージを前記端末から受信する過程と、
多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波を、前記端末により支援される搬送波についての情報に基づいて、割り当てる(assigning)過程と、
前記割り当てられた一つ以上の搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを前記端末に送信する過程と、を含み、
前記端末により支援される搬送波は、前記基地局により支援される全ての搬送波についての構成情報に基づいて決定される
ことを特徴とする動作方法。
【請求項3】
無線通信システムの多重搬送波送信を支援するための端末装置において、
ネットワーク進入の手順の際、基地局と多重搬送波能力の交渉を遂行する制御部と、
前記ネットワーク進入が完了した後、前記基地局により支援される搬送波についての、前記基地局により周期的にブロードキャストされる、構成情報を受信する受信部と、
前記多重搬送波動作モード支援する際、前記端末装置により支援される搬送波についての情報を含む第1制御メッセージを前記基地局に送信する送信部と、を含み、
前記制御部は、前記第1制御メッセージを送信する前に、前記基地局により支援される搬送波についての受信された前記構成情報に基づいて、前記端末装置により支援される搬送波を決定し、
前記受信部は、前記基地局から多重搬送波動作のための、前記端末装置により支援される搬送波についての情報に基づいて、割り当てられた少なくとも一つ以上の搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを受信する
ことを特徴とする装置。
【請求項4】
無線通信システムにおける多重搬送波送信を支援するための基地局装置において、
ネットワーク進入の手順の際、端末と多重搬送波能力の交渉を遂行する制御部と、
前記基地局装置により支援される全ての搬送波についての構成情報を周期的にブロードキャストする送信部と、
前記ネットワーク進入が完了した後、前記端末により支援される搬送波についての情報を含む第1制御メッセージを前記端末から受信する受信部と、を含み、
前記制御部は、前記端末により支援される搬送波についての情報に基づいて、多重搬送波動作のための一つ以上の搬送波を割り当てし、
前記送信部は、前記割り当てられた一つ以上の搬送波の情報を含む第2制御メッセージを前記端末に送信すし、
前記端末により支援される搬送波は、前記基地局装置により支援される全ての搬送波についての構成情報に基づいて決定される
ことを特徴とする装置。
【請求項5】
前記第1制御メッセージは、
端末が支援する多重搬送波送信モード情報、端末が支援可能な搬送波の個数情報、端末が支援可能な帯域量情報、端末が支援可能な搬送波間の間隔及び前記搬送波に対する構成情報の受信可否を知らせる指示子情報のうち少なくとも一つ以上を含む
ことを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の動作方法。
【請求項6】
前記第2制御メッセージは、
前記基地局が前記端末に割り当てた多重搬送波動作のための搬送波のインデックス情報及び前記割り当てた多重搬送波動作のための搬送波を使用する開始時点情報を少なくとも一つ以上を含む
ことを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の動作方法。
【請求項7】
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する構成情報を利用してデータの送受信を準備する過程と、
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する準備指示子を前記基地局に送信する過程と、を更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載の動作方法。
【請求項8】
前記搬送波に対する構成情報は、搬送波の中心周波数(center frequency)、搬送波の帯域幅、搬送波のオフセット(offset)のうち少なくとも一つ以上の情報を含む
ことを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の動作方法。
【請求項9】
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する準備指示子を前記端末から受信する過程を更に含む
ことを特徴とする請求項2に記載の動作方法。
【請求項10】
前記制御部は、
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する構成情報を利用してデータの送受信を準備し、
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する準備指示子を前記基地局に送信する
ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項11】
前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波に対する準備指示子を前記端末から受信する
ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項12】
前記第1制御メッセージは、
前記端末が支援する多重搬送波送信モード情報、前記端末が支援可能な搬送波の個数情報、前記端末が支援可能な帯域量情報、前記端末が支援可能な搬送波間の間隔及び前記搬送波の前記構成情報の受信可否を知らせる指示子情報のうち少なくとも一つ以上を含む
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の装置。
【請求項13】
前記第2制御メッセージは、
前記基地局が前記端末に割り当てた多重搬送波動作のための搬送波のインデックス情報及び前記割り当てた前記多重搬送波動作のための搬送波を使用する開始時点情報のうち少なくとも一つ以上を含む
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の装置。
【請求項14】
前記搬送波の前記構成情報は、
前記搬送波の中心周波数または前記搬送波の帯域幅または前記搬送波のオフセットのうち少なくともいずれか一つに関する情報を含む
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は無線通信システムに関するものであり、特にオーバレイモードを支援するための多重周波数割当(Frequency Assignment:以下、「FA」と称する)の構成情報を処理する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
無線通信システムの発展に連れ、前記無線通信システムで提供されるべきサービスの種類及びトラフィックの量が多くなっている。このようなニーズを満足させるため、多くの無線通信技術が提案されており、この中で、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、「OFDM」と称する)又は直行周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Multiple Access:以下、「OFDMA」と称する)技法は、現在最も有力な次世代無線通信技術として研究されている。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16系列のWMAN(Wireless Metropolitan Area Network)でも、OFDM又はOFDMA技術を標準規格として採択している。
【0003】
一方、無線通信システムにおける周波数資源は限られているため、使用可能な周波数帯域も同じく限られている。無線通信システムは、規格などを変更し、従来のシステムに比べ高速のデータをサービスし、かつ、具現上の課題を解決するなど、進化しつつある。このような進化の過程において、従来のシステムとの交換性の程度によって多様なシステムが同じ地域内に共存することができる。
【0004】
図1は、従来技術による無線通信システムにおいて、単一周波数帯域を支援する構造と二つの周波数帯域を支援する構造を概略的に示す図である。
【0005】
図1を説明する前に、無線通信システム、特に、IEEE802.16で代表される広帯域無線通信システムにおいて、基地局(Base Station:BS)は一つの運用周波数(Frequency Assignment:以下、「FA」と称する)或いは二つ以上のFAを運用する。そして、前記基地局は自らが運用するFAを介して移動局(Mobile Station:MS)に無線チャンネルを提供する。
【0006】
前記図1を参照すると、移動局100はFA1領域120に位置してからFA2領域140に移動してもよい(FA間のハンドオーバと称する)。ここで、前記FA1領域120は、前記移動局100がFA1を使用して無線通信サービスを提供されるサービス領域を意味し、前記FA2領域140は、前記移動局100がFA2を使用して無線通信サービスを提供されるサービス領域を意味する。この際、前記FA1領域120に位置する移動局100が一つのFAのみを運用し得るか、FA1,FA2が互いに異なる基地局によって運用されている場合、前記移動局100はFA間のハンドオーバを行い、これによってFA2を使用して無線チャンネルを提供されるようになる。
【0007】
これとは異なって、高速のデータ転送を行うため、移動局150は少なくとも二つ以上のFAを運用し得るか前記少なくとも二つ以上のFAが一つの基地局によって運用されている場合、前記移動局150は前記FA1領域160及びFA2領域乃至FA_n180全てにおいて無線チャンネルを提供されてもよい。このように、多数のFA(FA_1乃至FA_n)を利用し、移動局と基地局は高速及び大容量のデータを送受信することができる。以下、新たに周波数帯域を割り当てず従来の多数のFAを利用する技術を周波数オーバレイ(Frequency Overlay)と称する。しかし、無線通信システムにおける周波数オーバレイを支援する全てのFAに対する情報(例:FAの中心周波数、FAの帯域幅、FAのオフセットなど)を共有しなければならない。
【0008】
従って、無線通信システムにおける周波数オーバレイを支援する多数のFAに対する構成情報を効率的に処理するための方法及び装置が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許出願公開第2009−0016412号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2007−0047431号明細書
【特許文献3】特開2007−259044号公報
【特許文献4】特開2005−167502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、無線通信システムにおける周波数オーバレイを支援するための方法及び装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、無線通信システムにおける周波数オーバレイを支援する多数のFAに対する構成情報を効率的に処理するための方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した目的を達成するための本発明の第1見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送(multicarrier transmission)を支援するための端末動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う間、基地局と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記基地局から利用可能な搬送波(available carrier)に対する構成情報(configuration information)を受信する過程と、前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波インデックスを決定する過程と、前記少なくとも一つ以上の搬送波インデックスに対応する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0013】
上述した目的を達成するための本発明の第2見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための基地局動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う間、端末と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記端末に利用可能な搬送波に対する構成情報を放送する過程と、前記少なくとも一つ以上の搬送波インデックスに対応する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0014】
上述した目的を達成するための本発明の第3見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための端末動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う間、基地局と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記基地局から利用可能な搬送波に対する構成情報を受信する過程と、前記基地局に利用可能な前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上のアクティブ(active)搬送波インデックスを受信する過程と、前記オーバレイモードのための少なくとも一つ以上の前記アクティブ搬送波インデックスに対応する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0015】
上述した目的を達成するための本発明の第4見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための基地局動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う間、端末と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記端末に利用可能な搬送波に対する構成情報を放送する過程と、前記端末から前記利用可能な反動はに対する構成情報を受信したことを通報するメッセージを受信する過程と、前記端末に前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上のアクティブ搬送波インデックスを指示する過程と、前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の前記アクティブ搬送波インデックスに対応する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0016】
上述した目的を達成するための本発明の第5見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う間、基地局と端末が多重搬送波動作を交渉する過程と、前記端末が、前記多重搬送波動作のためのなくとも一つ以上の搬送波インデックスを決定する過程と、前記重搬送波動作のためのなくとも一つ以上の搬送波インデックスに対応する構成情報を搬送波構成情報テーブルを利用して検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0017】
上述した目的を達成するための本発明の第6見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための無線通信システムにおいて、ネットワーク進入の手順を行う間、基地局と多重搬送波動作を交渉した後、前記基地局から利用可能な搬送波に対する構成情報を受信する過程と、前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波インデックスを決定する端末と、前記利用可能な搬送波に対する構成情報を方法し、前記多重搬送波のための少なくとも一つ以上の搬送波インデックスを割り当て、前記オーバレイモードのための少なくとも一つ以上の搬送波インデックスに対応する構成情報を検索する基地局と、を含むことを特徴とする。
【0018】
上述した目的を達成するための本発明の第7見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための端末動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、多重搬送波動作支援のための第1制御メッセージを基地局に転送する過程と、前記基地局から前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを受信する過程と、前記基地局からオーバレイモードのための少なくとも一つ以上の割り当てられたFAのインデックスに対応する搬送波に対する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0019】
上述した目的を達成するための本発明の第8見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための端末動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、多重搬送波動作支援の可否を知らせる第1制御メッセージを基地局に転送する過程と、前記多重搬送波動作支援の際、前記基地局から前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の使用可能な搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを基地局に転送する過程と、前記基地局から多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波のインデックス情報を含む第3制御メッセージを受信する過程と、前記基地局からオーバレイモードのための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波のインデックスに対応する搬送波に対する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする。
【0020】
上述した目的を達成するための本発明の第9見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための基地局動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、多重搬送波動作支援のための第1制御メッセージを端末から受信する過程と、前記第2制御メッセージに基づいて多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波を選択する過程と、前記選択された搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを前記端末に送信する過程と、を含むことを特徴とする。
【0021】
上述した目的を達成するための本発明の第10見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための基地局動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、多重搬送波動作支援の可否を知らせる第1制御メッセージを端末から受信する過程と、前記多重搬送波動作支援の際、前記基地局から前記多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを前記端末から受信する過程と、前記第2制御メッセージに基づいて多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波を選択する過程と、前記選択された搬送波のインデックス情報を含む第3制御メッセージを前記端末に送信する過程と、を含むことを特徴とする。
【0022】
上述した目的を達成するための本発明の第11見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための端末動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、基地局と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記基地局と多重搬送波動作モードを支援する際、前記端末が支援する全ての多重搬送波構成(multicarrier configurations)に対する情報を含む第1制御メッセージを基地局に転送する過程と、前記基地局から多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた(assigned)搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを受信する過程と、前記基地局から多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波のインデックスに対応する搬送波に対する構成情報を検索する過程と、を含むことを特徴とする方法。
【0023】
上述した目的を達成するための本発明の第12見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するための基地局動作の方法において、ネットワーク進入の手順を行う際、端末と多重搬送波動作を交渉する過程と、前記端末と多重搬送波動作モードを支援する際、前記端末が支援する全ての多重搬送波構成に対する情報を含む第1制御メッセージを前記端末から受信する過程と、前記第1制御メッセージに基づいて多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の搬送波を選択する過程と、前記選択された搬送波のインデックス情報を含む第2制御メッセージを前記端末に送信する過程と、を含むことを特徴とする。
【0024】
上述した目的を達成するための本発明の第13見地によると、無線通信システムにおける多重搬送波転送を支援するためのシステムにおいて、ネットワーク進入の手順を行う際、基地局と多重搬送波動作を交渉した後、前記基地局と多重搬送波動作モードを支援する際、前記端末が支援する全ての多重搬送波構成に対する情報を含む第1制御メッセージを基地局に転送し、前記基地局から多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波インデックス情報を含む第2制御メッセージを受信する端末と、前記第1制御メッセージに基づいて多重搬送波動作のための少なくとも一つ以上の割り当てられた搬送波を前記端末に転送する前記基地局と、を含むことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】従来技術による無線通信システムにおいて、単一周波数帯域を支援する構造と二つの周波数帯域を支援する構造を概略的に示す図である。
図2】本発明の実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末の機能を示すブロック図である。
図3】本発明の実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の機能を示すブロック図である。
図4】本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末の動作を示すフローチャートである。
図5】本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の動作を示すフローチャートである。
図6】本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末の動作を示すフローチャートである。
図7】本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の動作を示すフローチャートである。
図8】本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
図9】本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
図10】本発明の第3実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
図11】本発明の第4実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
図12】本発明の第5実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
図13】本発明の第6実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の好ましい実施例を添付した図面の参照と共に詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述する用語は本発明における機能を考慮して定義された用語であり、これは使用者、操作者の意図又は慣例などによって異なり得る。従って、その定義は本明細書全般にかかる内容に基づいて下されるべきである。
【0027】
以下、本発明は、無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援する多数運用周波数に対するそれぞれの構成情報を処理するための方法及び装置について説明する。
【0028】
下記で本発明の実施例を具体的に説明するに当たって、移動局と基地局が多数個のFAを利用して信号を送受信するモードを「オーバレイ」モードと称する。そして、前記オーバレイモードで動作する無線通信システムを「オーバレイ通信システム」と称する。
【0029】
図2は、本発明の実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末のブロック図を示す図である。
【0030】
前記図2を参照すると、端末は、制御部200、第1MAC処理部202−1乃至第nMAC処理部202−n、第1送受信モデム204−1乃至第n送受信モデム204−n、多重化機/逆多重化機206及びRF送受信部208を含んで構成される。
【0031】
制御部200は、前記端末の全般的な動作を制御する。即ち、前記制御部200はネットワーク進入の手順を行う際、決定されたオーバレイのためのFAインデックス及び放送チャンネルを介して獲得された全てのFAに対する構成情報を利用し、オーバレイモード設定を制御する。言い換えると、放送チャンネルを介して獲得された全てのFAに対する構成情報から決定されたオーバレイのためのFAインデックスに該当する構成情報を決定し、これを利用してオーバレイモードを設定する。そして、前記制御部200は各種制御信号(プリアンブル、FCH、MAPなど)の生成及び転送を制御し、データ送受信の手順を制御する。制御部200は上位階層(例:IP階層)から送信データを第1MAC処理部202−1乃至第nMAC処理部202−nで処理するように制御するか、或いは第1MAC処理部乃至第nMAC処理部からのMAC階層データを上位階層に伝達することを制御する。
【0032】
第1MAC処理部202−1は、前記制御部200の制御に応じて上位階層(例:IP階層)から送信データをMAC階層処理し、第1送受信モデム204−1に伝達する。また、前記第1MAC処理部202−1は、シグナリングに必要な制御メッセージを生成及び解釈する機能を行う。例えば、前記第1MAC処理部202−1は、前記制御部200の制御の下決定されたオーバレイモードのためのFAに対する準備指示子情報を生成する。第2実施例によって、第1MAC処理部202−1は全てのFAに対する構成情報を受信した後、これによるACKメッセージを生成し、active FAに対する準備指示子情報を生成する。
【0033】
そして、第1MAC処理部202−1は、前記制御部200の制御に応じて第1送受信モデム204−1からのデータをMAC階層処理し、上位階層に伝達する。また、前記第1MAC処理部202−1は、基地局から受信された全てのFAに対する構成情報を含む放送メッセージ及びオーバレイモードのためのFAに対する情報を含む制御メッセージを解釈し、制御部200に提供する。第2実施例によって前記基地局からactive FAに対する指示メッセージを解釈し、制御部200に提供する。
【0034】
前記第1送受信モデム204−1は、送信モードの際前記第1MAC処理部202−1からのデータ(バーストデータ)を前記制御部200の制御の下物理階層インコーディイングして出力する。前記第1送受信モデム204−1は、受信モードの際前記逆多重化機206からの信号を物理階層デコーディングして出力する。
【0035】
例えば、第1送受信モデム204−1は、チャンネル符号ブロック、変調ブロックなどを含んで構成され、前記第1MAC処理部202−1からの信号を基底帯域変調して出力する。ここで、チャンネル符号ブロックは、チャンネルインコーダ(channel encoder)、インターリーバ(interleaver)及び変調機(modulator)などから構成され、前記変調ブロックは、送信データを多数の直交する副搬送波に乗せるためのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算機などから構成されてもよい。そして、OFDMAシステムを仮定する場合、第1送受信モデム204−1は、前記変調ブロックは各副搬送波に乗せられたデータを抽出するためのFFT演算機などから構成され、前記チャンネル復号ブロックは、復調機(demodulator)、デインターリーバ(deinterleaver)、チャンネルデコーダ(channel decoder)などから構成されてもよい。
【0036】
前記第1MAC処理部202−1と前記第1送受信モデム204−1はFA1による通信を行うための構成であり、前記制御部200の制御の下動作される。一方、第nMAC処理部202−nと前記第n送受信モデム204−nはFA_nによる通信を行うための構成であり、前記制御部200の制御の下動作される。オーバレイモードで使用されるFAの個数は、前記制御部200によって決定される。
【0037】
多重化機206は、前記第1送信モデム204−1からの信号乃至前記第n送受信モデム204−nからの信号を多重化して出力する。そして、逆多重化機206は、前記制御部200の制御の下RF受信部208からの信号を第1送受信モデム204−1乃至第n送受信モデム204−nに同時に伝達するか、第1送受信モデム204−1乃至第n送受信モデム204−nのうち選択された一つ或いは一部に出力する。
【0038】
前記RF送信部208は、前記多重化機206からの信号を実際に転送可能なRF帯域の信号に変換し、アンテナを介して送信する。そして、RF受信部208は、アンテナを介して受信された信号を基底帯域信号に変換して出力する。
【0039】
一方、前記第1送受信モデム204−1乃至前記第n送受信モデム204−nで行われる物理階層インコーディング方式は類似しているため、実際に前記第1送受信モデム204−1乃至前記第2送受信モデム204−2を一つの装置として具現してもよい。
【0040】
図3は、本発明の実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の機能を示すブロック図である。
【0041】
前記図3を参照すると、基地局はRF送受信部300、多重化機/逆多重化機302、第1送受信モデム304−1乃至第n送受信モデム304−n、第1MAC処理部306−1乃至第nMAC処理部306−n及び制御部308を含んで構成される。
【0042】
前記制御部308は、前記基地局の全般的な動作を制御する。即ち、前記制御部308は、ネットワーク進入の手順を行う際、該当端末とオーバレイモードのためのFAを決定し、オーバレイモード動作を制御する。前記制御部308は上位階層(例:IP階層)から送信データを第1MAC処理部乃至第nMAC処理部で処理するように制御するか、或いは第1MAC処理部乃至第nMAC処理部からのMAC階層データを上位階層に伝達することを制御する。
【0043】
また、前記制御部308は、ネットワーク進入の手順を行う間、オーバレイモードを決定し、前記オーバレイモードのための少なくとも一つ以上のFAインデックスを割り当てる。そして、放送チャンネルを介して全てのFAに対する構成情報を放送する。
【0044】
前記第1MAC処理部306−1は、前記制御部308の制御に応じて上位階層(例:IP階層)から送信データをMAC階層処理し、第1送受信モデム304−1に伝達する。また、前記第1MAC処理部306−1は、シグナリングに必要な制御メッセージを生成及び解釈する機能を行う。例えば、前記第1MAC処理部306−1は、前記制御部308の制御の下決定されたオーバレイモードのためのFAに対する準備指示子メッセージ及びactive FAに対する準備指示子メッセージを解釈し、制御部308に提供する。そして、全てのFAの構成情報に対するACKメッセージを解釈し、制御部308に提供する。
【0045】
そして、第1MAC処理部306−1は、前記制御部308の制御に応じて第1送受信モデム304−1からのデータをMAC階層処理し、上位階層に伝達する。また、前記第1MAC処理部306−1は、端末から受信されたFAに対する準備指示子メッセージ及び全てのFAの構成情報に対するACKメッセージを解釈し、制御部308に提供する。
【0046】
前記第1送受信モデム304−1は、送信モードの際前記第1MAC処理部306−1からのデータ(バーストデータ)を前記制御部308の制御の下物理階層インコーディイングして出力する。前記第1送受信モデム304−1は、受信モードの際前記逆多重化機302からの信号を物理階層デコーディングして出力する。
【0047】
例えば、第1送受信モデム304−1は、チャンネル符号ブロック、変調ブロックなどを含んで構成され、前記第1MAC処理部306−1からの信号を基底帯域変調して出力する。ここで、チャンネル符号ブロックは、チャンネルインコーダ、インターリーバ及び変調機などから構成され、前記変調ブロックは、送信データを多数の直交する副搬送波に乗せるためのIFFT演算機などから構成されてもよい。そして、OFDMAシステムを仮定する場合、第1送受信モデム304−1は、前記変調ブロックは各副搬送波に乗せられたデータを抽出するためのFFT演算機などから構成され、前記チャンネル復号ブロックは、復調機、デインターリーバ、チャンネルデコーダなどから構成されてもよい。
【0048】
前記第1MAC処理部306−1と前記第1送受信モデム304−1はFA1による通信を行うための構成であり、前記制御部308の制御の下動作される。一方、第nMAC処理部306−nと前記第n送受信モデム304−nはFA_nによる通信を行うための構成であり、前記制御部308の制御の下動作される。オーバレイモードで使用されるFAの個数は、前記制御部308によって決定される。
【0049】
多重化機302は、前記第1送信モデム304−1からの信号と前記第n送信モデム304−nからの信号を多重化して出力する。そして、逆多重化機302は、前記制御部308の制御の下RF受信部300からの信号を第1送受信モデム304−1乃至第n送受信モデム304−nに同時に伝達するか、第1送受信モデム304−1乃至第n送受信モデム304−nのうち選択された一つ或いは一部で出力する。
【0050】
前記RF送信部300は、前記多重化機302からの信号を実際に転送可能なRF帯域の信号に変換し、アンテナを介して送信する。そして、RF受信部300は、アンテナを介して受信された信号を基底帯域信号に変換して出力する。
【0051】
一方、前記第1送受信モデム304−1乃至前記第n送受信モデム304−nで行われる物理階層インコーディング方式は類似しているため、実際に前記第1送受信モデム304−1乃至前記第n送受信モデム304−nを一つの装置として具現してもよい。
【0052】
図4は、本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末の動作を示すフローチャートである。
【0053】
図4を説明する前に、前記オーバレイ通信システムは端末と基地局を含み、前記基地局は二つ以上のFA、即ち、基本バンド(Primary FA)と少なくとも一つ以上のサブバンド(Secondary FA)を運用すると仮定する。
【0054】
また、FAは基地局で利用可能なFA(available FAと称する)、オーバレイモードの端末が割り当てられたFA(assigned FAと称する)、オーバレイモードの端末が実際のデータの送受信に使用するFA(active FAと称する)で構成され、前記割り当てられたFAと実際に使用するFAは同じであってもよい。或いは、前記実際に使用するFAは、前記割り当てられたFAの部分集合であってもよい。
【0055】
図4を参照すると、端末はステップ400で、基地局への初期ネットワーク進入の手順を行うFAを検索する。言い換えると、前記FAの中心周波数を検索して同期を合わせる。
【0056】
次に、前記端末はステップ402で、検索されたFAを介してネットワーク進入の手順を行う。即ち、同期及び初期レインジングの手順を行い、電力オフセット値及びタイミングオフセット値などを適切な値に設定する。
【0057】
次に、前記端末はステップ404で、ネットワーク進入の手順を行う過程で基本提供能力交渉(Negotiate Basic Capabilities)を行う。例えば、前記端末はSBC−REQ(SS Basic Capability Request)メッセージ或いはREG−REQ(Registration Request)メッセージを基地局に転送し、前記基地局からSBC−RSP(SS Basic Capability Response)メッセージ或いはREG−RSP(Registration Response)メッセージを受信することで、基本提供能力交渉を行う。
【0058】
前記基本提供能力交渉の途中、前記端末はSBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージを利用してオーバレイモードの支援可否を前記基地局に知らせ、前記基地局からSBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージを利用してオーバレイモードで使用するFAに対する情報を受信する。前記基本提供能力交渉におけるオーバレイモードで使用するFAに対する情報は、前記端末が支援可能なFAの個数及び前記端末が支援するオーバレイモード、前記端末が使用するFAインデックス情報、FA間の間隔情報(二つのFA間における離れている程度)、バンドクラス(band class)情報及びバンド帯域量情報のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0059】
前記オーバレイモードは、端末がFA aggregationモードを支援するのか、FAスイッチング(switching)モードを支援するのか否かや、前記端末がPHY segmentationモードを支援するのか、MAC segmentationモードを支援するのか否かや、前記端末が隣接したFAに対してのみオーバレイモードを支援するのか、隣接していないFAに対してもオーバレイモードを支援するのか否かなどの情報を含む。
【0060】
前記インデックス情報は、前記基地局内で前記FAの実際のインデックス情報(physical carrier index)と前記端末にのみ適用される仮想インデックス情報(logical carrier index)を含んでもよい。この際、前記基地局がオーバレイモードを支援するFAに対する構成情報(configuration information)(例:FAの中心周波数、FAの帯域幅、FAのオフセットなど)をSBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージを介して前記端末に全て転送してもよいが、SBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージの大きさが大きくなる。しかし、前記基地局は、多数の端末にそれぞれSBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージを転送することでオーバヘッドになる恐れがある。従って、前記基本提供能力交渉のうち、オーバレイモードを支援する多数のFAに対してFAインデックス情報のみを受信する。言い換えると、オーバレイモードを支援する多数のFAに対する構成情報は受信しない。
【0061】
従って、前記端末はステップ406で前記ネットワーク進入の手順を行う途中、前記基地局が転送する全てのFAに対する構成情報を受信する。前記FAに対する構成情報は、前記基地局で転送する放送チャンネル(或いは放送メッセージ)を介して転送されてもよい。一方、前記FAに対する構成情報は、前記FAの実際のインデックス情報、前記FAの中心周波数(center frequency)、前記FAの帯域幅(bandwidth)、前記FAのオフセット(offset)情報などが含まれてもよい。ここで、前記FAインデックス情報を除いた中心周波数、帯域幅、オフセット情報のみが前記放送チャンネル(或いは放送メッセージ)に含まれてもよいが、これは前記FAに対する残りのFA構成情報に該当する前記FAのインデックス情報を暗示的に(implicitly)前記端末が分かることができれば、前記FAインデックス情報は前記FAに対する構成情報から省略されてもよい。即ち、各FAのインデックスは前記放送チャンネル(或いは放送メッセージ)に前記FAのFA構成情報が含まれた順番に従うようにしてもよい。
【0062】
上述したように、前記ステップ404と前記ステップ406を介して、前記オーバレイモードを支援する端末は前記基地局との通信からどのFAを使用するかに対する情報と、前記使用するFAに対する構成情報を獲得するようになる。即ち、ステップ404では前記端末が使用するFAに対するインデックス情報など簡単な情報を獲得し、前記FAに対する詳細な情報は前記ステップ406で基地局が放送する構成情報を介して獲得することができる。
【0063】
前記では、基地局が放送するFAに対する構成情報を、前記ステップ404の基本提供能力交渉過程のオーバレイモード支援交渉の手順の後ステップ406で受信する場合に対して説明したが、前記ステップ406のFAに対する構成情報獲得は、前記ステップ404以前に発生してもよい。前記端末は、前記ステップ404の基本提供能力交渉過程のオーバレイモード支援交渉の手順の途中で交換するSBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージを利用し、前記FAに対する構成情報メッセージを受信したことを知らせる指示子を前記基地局に転送してもよい。この際、前記基地局が前記FAに対する構成情報メッセージを受信できなかったことを知らせる指示子を受信する場合、前記基地局は前記SBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージを利用し、前記端末が使用するFAに対するインデックス情報と共に前記FAの構成情報を転送してもよい。
【0064】
他の具現によって、前記端末と前記基地局がFAに対する構成情報をテーブルでセーブしている際、放送メッセージを介して全てのFAに対する構成情報を転送する必要がない。前記端末が前記基本提供能力交渉の際決定されたオーバレイモードを支援するFAインデックスに該当する構成情報をテーブルから検索すればよい。
【0065】
次に、ステップ408で前記端末は、前記ステップ404でのFAインデックスに該当する構成情報を前記ステップ406で放送メッセージを介して受信した全てのFAに対する構成情報から検索し、前記端末はステップ404で指示されたFAを利用してデータの送受信を行うための手順を行う。前記ステップ408の手順は前記FAを介してネットワーク進入の手順を行うのではなく、前記FAを介してデータを送受信するために同期獲得や周波数/時間/電力オフセット調整などが必要な場合、前記FAに対して行うコードに基づいたレインジング動作を意味する。
【0066】
前記端末はステップ408で、オーバレイモードのためのFAを使用する準備が整ったら前記端末はステップ410に進行し、前記オーバレイモードのためのFAを利用して前記基地局とのデータの送受信動作を行う準備が整ったことを前記基地局に知らせるシグナルを転送する。ここで、前記FAを利用してオーバレイモードを行う準備が整ったことを知らせるシグナルに対する詳細な説明は、本発明の範囲を逸脱しているため省略する。
【0067】
次に、本発明の手順を終了する。
【0068】
図5は、本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の動作を示すフローチャートである。
【0069】
前記図5を参照すると、前記基地局はステップ500で、周期的に或いはイベントトリガリングによって全てのFAの構成情報を放送チャンネル或いは放送メッセージを介して転送する。
【0070】
もし、端末が全てのFAに対する構成情報をテーブルでセーブしている場合、前記基地局は放送メッセージを介して全てのFAの構成情報を放送する必要がない。
【0071】
また、前記基地局はステップ502で該当端末とネットワーク進入の手順を行う途中、前記該当端末がオーバレイモードを支援する端末であることを認知すると、前記端末にオーバレイモードで使用する多数のFAを割り当てる。前記オーバレイモードを支援する端末を認知する手順は、前記ネットワーク進入の手順の基本提供能力交渉の手順に該当し、前記端末が転送するSBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージを受信することで判断することができる。前記オーバレイモードで使用する端末のFA割当は、前記SBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージの応答メッセージに該当するSBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージに含まれてもよい。また、前記基地局が転送するSBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージは、前記端末が使用するFAの割当情報(端末に割り当てたFAのインデックス及びFAの個数、端末が使用するオーバレイモードなど)と共に前記割り当てたFAを使用し始める時間情報を含んでもよい。
【0072】
次に、前記基地局はステップ504において、前記端末から前記ステップ502で割り当てたFAを利用して前記基地局とのデータの送受信を行う準備が整ったことを知らせるシグナルを受信するのかを確認する。前記ステップ504において、前記基地局は前記端末からオーバレイモードのデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルを受信すると、ステップ506に進行して前記割り当てたFAを介して前記端末とのデータの送受信を行うことになる。
【0073】
次に、本発明の手順を終了する。
【0074】
前記図4と前記図5を利用し、前記ネットワーク進入の手順を行う途中、オーバレイモードを支援する端末が基地局から使用するFAを割り当てられ、前記割り当てられたFAに対する詳細情報を構成情報を介して獲得した後、前記割り当てられたFAに対する準備が整ったことを知らせる動作を説明した。即ち、前記割当あれた全てのFAが前記端末と基地局がデータの送受信のために実際に使用するFAとして動作する場合を説明した。
【0075】
前記割り当てられた全てのFAを、前記端末と基地局のデータの送受信全てに使用する必要なく前記割り当てられたFAのうち情報に応じて使用するFAを前記基地局が別途に指示する場合において、前記構成情報を活用する方案について図6乃至ず7で説明する。
【0076】
図6は、本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための端末の動作を示すフローチャートである。
【0077】
前記図6を参照すると、前記端末はステップ600で前記ネットワーク進入の手順のためのFAを介して検索し、ネットワーク進入の手順を行う。
【0078】
次に、前記ネットワーク進入の手順を行う途中、前記端末はステップ602でオーバレイモード支援交渉の手順を行い、前記基地局とのオーバレイモードで使用し得るFA情報を獲得する。前記FA情報は、前記端末が支援可能なFAの個数及び前記端末が支援するオーバレイモード、前記端末が使用し得るFAインデックス情報などを含む。ここで、前記ステップ602は前記ステップ404と同じである。
【0079】
また、前記端末はステップ604で、前記基地局が転送する放送チャンネル或いは放送メッセージを介して前記基地局が管理する全てのFAに対する構成情報を獲得する。前記FAに対する構成情報は、FAの実際のインデックス情報、前記FAの中心周波数、FAの帯域幅、FAのオフセット情報などが含まれてもよい。前記ステップ604の基地局が管理する全てのFAに対する構成情報獲得の手順は、前記ステップ602以前に行われてもよい。
【0080】
次に、前記構成情報を受信した端末は、ステップ606で前記基地局に前記構成情報を受信したことを知らせるシグナルを転送する。前記シグナルは、前記ステップ602のオーバレイモード支援交渉の手順で前記基地局から割り当てられたFAに対する使用準備が整ったことを知らせるために転送され、前記割り当てられたFAのうち前記基地局が実際に使用するFA(即ち、active FA)を指示する手順を行うように知らせるために転送する。
【0081】
前記では、ステップ604で基地局が管理するFAに対する構成情報を獲得する動作を説明したが、前記基地局が管理するFAに対する構成情報の獲得は前記ステップ602以前に行われてもよい。従って、前記端末は、前記ステップ602のオーバレイモード支援交渉の手順で転送するSBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージを利用し、前記FAに対する構成情報を獲得したことを知らせる指示子を送信する。前記SBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージに前記FAに対する構成情報を獲得したことを知らせる指示子を送信する場合、前記ステップ606の動作を行わなくてもよい。
【0082】
もし、前記ステップ602のオーバレイモード支援交渉の手順の途中、前記FAに対する構成情報を獲得できなかった場合には、これに対する指示子を前記SBC−REQメッセージ或いはREG−REQメッセージを利用して転送する。前記FAに対する構成情報を獲得しなかったことを知らせる指示子を受信する場合、前記基地局は前記SBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージを介して前記端末が使用するFAのインデックス情報と共に前記FAの構成情報を転送してもよい。前記SBC−RSPメッセージ或いはREG−RSPメッセージに前記使用するFAの構成情報が含まれた場合、前記ステップ604を行わなくてもよい。
【0083】
次に、前記端末はステップ608で、前記基地局からオーバレイモードで実際に使用するFAに対する割当支持を受信する。前記ステップ608で受信するFA割当指示には、前記FAのインデックス情報と前記FAに対する仮想インデックス情報及び前記FAの使用開始時間情報が含まれてもよい。
【0084】
次に、前記端末はステップ610で受信したactive FAに対する情報(例:FAのインデックス情報)を使用し、データを送受信する準備のための手順を行う。前記データを送受信する準備のための手順はレインジングを含んでもよい。
【0085】
次に、前記端末はステップ612で指示されたactive FAを利用し、データを送受信する準備が完了すると前記基地局にこれを知らせるためのシグナルを転送する。前記ステップ612で転送するシグナルは、前記ステップ410で転送するシグナルと同じである。
【0086】
図7は、本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するための基地局の動作を示すフローチャートである。
【0087】
前記図7を参照すると、前記基地局はステップ700で、自らが管理するFAの構成情報を放送メッセージ或いは放送チャンネルを介して転送する。前記基地局はステップ702で、オーバレイモードの端末とのネットワーク進入の手順を行う途中、前記オーバレイモードの端末が使用し得るFAを割り当てる。前記ステップ702で前記端末と前記基地局との間で交換する情報は、端末が支援可能なFAの個数及び前記端末のオーバレイモード、前記端末が使用し得るFAインデックス情報を含む。
【0088】
前記基地局は、ステップ704で前記端末から前記ステップ700で転送した構成情報を受信したことを知らせるシグナルを受信するのかを確認する。ここで、ステップ704で前記端末から受信するFAに対する構成情報の受信可否を知らせるシグナルは、前記ステップ702で前記端末が転送するメッセージに共に含まれるか、前記ステップ702のメッセージとは別途のメッセージを利用して転送される。前記ステップ702において、端末から受信するメッセージの中に前記FAに対する構成情報を受信できなかったことを知らせる指示子が含まれた場合、前記基地局は前記ステップ702で前記端末に転送するメッセージを利用し、前記端末が使用するFAに対する構成情報を転送してもよい。
【0089】
前記ステップ704において、前記端末から構成情報を受信したことを知らせるシグナルを受信した基地局は、ステップ706で前記端末がオーバレイモードでactive FAに対する情報(例:FAのインデックス)を転送する。ステップ706で前記端末に転送するメッセージには、前記active FAのインデックス以外に、前記active FAの使用開始時間情報が含まれてもよい。
【0090】
次に、前記基地局はステップ708で、前記端末から前記ステップ706で割り当てたactive FAの使用準備を知らせるシグナルを受信するのかを確認する。前記ステップ708において、前記端末がactive FAを介してデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルが受信されると、前記基地局はステップ710で前記FAを介して前記端末とのデータを送受信する。
【0091】
一方、前記ステップ706において、前記基地局が前記端末に転送するactive FA情報は前記ステップ702で割り当てたFAと同じであってもよいが、前記ステップ702で割り当てなかった新たなFAをactive FA情報に含んでもよい。前記ステップ702で割り当てなかった新しいFAに対する構成情報は、前記ステップ700で基地局が転送するFA構成情報を介して獲得することができる。或いは、前記ステップ706で前記基地局が端末に転送するメッセージには、前記新たなactive FAに対するインデックスと共に前記新たなFAに対する構成情報を転送してもよい。
【0092】
図8は、本発明の第1実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0093】
前記図8を参照すると、基地局は全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する800。
【0094】
また、端末と基地局は、ネットワーク進入の手順を行う間オーバレイモードを行うための交渉を行い、オーバレイモードに決定される際、オーバレイモードのためのFAインデックスを決定する810。
【0095】
ステップ800とステップ810は互いに独立した過程であり、全てのFAに対する構成情報を受信する前にオーバレイモードのためのFAインデックスを先に端末が受信してもよい。
【0096】
次に、端末はオーバレイモードのためのFAインデックス及びこれに対応する構成情報を全て受信すると、前記オーバレイモードを支援するFAインデックスに対応するFA構成情報を決定し820、決定されたオーバレイモードに対する準備指示子メッセージを基地局に転送する830。
【0097】
次に、端末は決定されたFAを利用し、端末と基地局はデータの送受信を行う840。
【0098】
図9は、本発明の第2実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0099】
前記図9を参照すると、基地局は全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する900。
【0100】
また、端末と基地局は、ネットワーク進入の手順を行う間オーバレイモードを行うための交渉を行い、オーバレイモードに決定される際、オーバレイモードのためのFAインデックスを決定する910。
【0101】
ステップ900とステップ910は互いに独立した過程であり、全てのFAに対する構成情報を受信する前にオーバレイモードのためのFAインデックスを先に端末が受信してもよい。
【0102】
前記端末は前記基地局から全てのFAに対する構成情報を受信すると、これに対するACKメッセージを基地局に転送する920。
【0103】
前記基地局は前記ACKメッセージを受信する際、active FAに対する支持メッセージを前記端末に転送し930、前記端末は前記active FAインデックスに対応するFA構成情報を決定し940、前記active FAに対する準備指示子メッセージを基地局に転送する950。
【0104】
次に、端末は前記決定されたactive FAを利用し、端末と基地局はデータの送受信を行う960。
【0105】
図10は、本発明の第3実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0106】
前記図10を参照すると、基地局はステップ1000で全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する。
【0107】
一方、端末はステップ1010で、ネットワーク進入の手順を行い得るFAを検索し、ステップ1020で検索したFAを介して基地局とのネットワーク進入の手順を行う。前記端末はステップ1030で、前記ネットワーク進入の手順を行う際、基本提供能力交渉段階の途中オーバレイモード支援情報を含むメッセージを転送する。前記ステップ1030のメッセージは、前記端末が支援するオーバレイモードを含む。また、前記端末が前記ステップ1000で基地局が方法する多数のFAに対する構成情報を受信したのか否かを知らせる指示子情報を含んでもよい。
【0108】
ステップ1040において、端末は前記ステップ1000で基地局が転送するFAに対する構成情報を受信すると、端末支援能力及び端末の要求事項によって前記FA構成情報に含まれたFAにうち使用可能なFAを選択し、前記選択したFA情報を含むメッセージを前記基地局に転送する。前記ステップ1040で転送する前記メッセージには、前記端末が選択したFAのインデックス情報が含まれる。
【0109】
基地局はステップ1050で、前記ステップ1030とステップ1040で受信したオーバレイ支援能力情報と端末が使用可能なFA情報及び前記基地局のFA状態に基づいて前記端末に割り当てるFAを選択し、前記FA情報を含むメッセージを前記端末に転送する。前記ステップ1050で転送するメッセージは前記端末に割り当てたFAのインデックス情報及び前記割り当てたFAを使用する開始時点情報などを含む。
【0110】
前記ステップ1040と前記ステップ1050で転送するメッセージは、前記ステップ1030の基本提供能力交渉の手順で前記端末と基地局との間に転送するメッセージであるか別途のメッセージに該当する。前記ステップ1040とステップ1050のメッセージが別途のメッセージである場合、前記ステップ1040以降の手順は、前記基地局と前記端末との間におけるネットワーク進入の手順が終了した後で行われる。
【0111】
前記基地局が割り当てたFA情報を受信した端末は、ステップ1060で前記FAを利用してデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルを前記基地局に送信し、前記基地局はステップ1070で前記FAを介して前記端末とのデータを送受信する。
【0112】
図11は、本発明の第4実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0113】
前記図11を参照すると、基地局はステップ1100で全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する。
【0114】
一方、端末はステップ1110でネットワーク進入の手順を行い得るFAを検索し、ステップ1120で検索したFAを介して基地局とのネットワーク進入の手順を行う。端末はステップ1130で、前記ネットワーク進入の手順の基本提供能力交渉段階の途中オーバレイモード支援情報を含むメッセージを転送する。前記ステップ1130のメッセージは、前記端末が支援するオーバレイモード、前記端末が支援可能な帯域量情報、前記端末が支援可能なFA間の間隔、前記端末が支援可能なFAの個数情報など、詳細なオーバレイモード支援情報を含む。また、前記端末が前記ステップ1100で基地局が転送するFAに対する構成情報を受信したのか否かを知らせる指示子情報を含んでもよい。
【0115】
前記端末と基地局との間におけるネットワーク進入の手順が終了した後、前記基地局は前記ステップ1130で受信したオーバレイ支援能力情報と基地局のFA状態に基づいて前記端末に割り当てるFAを選択し、前記端末に転送する1140。前記1140で転送するメッセージは、前記端末に割り当てたFAのインデックス情報及び前記割り当てたFAを使用する開始時点情報などを含む。また、前記ステップ1140で転送するメッセージは、前記割り当てたFAに対する構成情報を含んでもよい。
【0116】
前記基地局が割り当てたFA情報を受信した端末は、ステップ1150で前記FAを使用してデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルを前記基地局に送信し、前記基地局はステップ1160で、前記FAを介して前記端末とのデータを送受信する。
【0117】
図12は、本発明の第5実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0118】
前記図12を参照すると、基地局はステップ1200で全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する。
【0119】
一方、端末はステップ1210でネットワーク進入の手順を行い得るFAを検索し、ステップ1220で検索したFAを介して基地局とのネットワーク進入の手順を行う。端末はステップ1230で、前記ネットワーク進入の手順の基本提供能力交渉段階の途中、オーバレイモード支援情報を含むメッセージを転送する。前記ステップ1230のオーバレイモード支援情報は、前記端末がオーバレイモードを支援するのか否かの情報を含む。
【0120】
前記端末はネットワーク進入の手順が終了した後、ステップ1240で追加的なオーバレイモード支援能力情報を含むメッセージを基地局に転送する。ステップ1240のメッセージは、前記端末が支援するオーバレイモード、前記端末が支援可能な帯域量情報、前記端末が支援可能なFA間の間隔、前記端末が支援可能なFAの個数情報など、詳細なオーバレイモード支援情報を含む。また、前記端末が前記ステップ1200で基地局が転送するFAに対する構成情報を受信したのか否かを知らせる指示子情報を含んでもよい。
【0121】
基地局は前記ステップ1240で受信したオーバレイ支援能力情報と基地局のFA状態に基づいて前記端末に割り当てるFAを選択し、前記FA情報を含むメッセージを前記端末に転送する1250。前記ステップ1250で転送するメッセージは前記端末に割り当てるFAのインデックス情報及び前記割り当てたFAを使用する開始時点情報などを含む。また、前記ステップ1250で転送するメッセージは、前記割り当てたFAに対する構成情報を含んでもよい。
【0122】
前記基地局が割り当てたFA情報を受信した端末は、ステップ1260で前記FAを利用してデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルを前記基地局に送信し、前記基地局はステップ1270で前記FAを介して前記端末とのデータを送受信する。
【0123】
図13は、本発明の第6実施例による無線通信システムにおけるオーバレイモードを支援するためのフローチャートである。
【0124】
前記図13を参照すると、基地局はステップ1300で、全てのFAに対する構成情報をイベントトリガリング或いは周期的に放送チャンネルを介して転送する。
【0125】
一方、端末はステップ1310でネットワーク進入の手順を行い得るFAを検索し、ステップ1320で検索したFAを介して基地局とのネットワーク進入の手順を行う。端末はステップ1330で、前記ネットワーク進入の手順を行う際、基本提供能力交渉段階の途中オーバレイモード支援情報を含むメッセージを転送する。前記ステップステップ1330のメッセージは、前記端末が支援するオーバレイモード、前記端末が支援可能な帯域量情報、前記端末が支援可能なFA間の間隔、前記端末が支援可能なFAの個数情報などを含む。前記ステップ1330で端末のオーバレイモード支援情報を含むことで、前記端末と前記基地局はオーバレイモードを使用するか否かに対する交渉の手順を行う。
【0126】
オーバレイモードを使用すると決定した場合、端末はステップ1340で、前記ステップ1300で基地局が転送する多数のFA対する構成情報受信したのか否かを知らせるメッセージを転送する。前記ステップ1340のメッセージは、FA構成情報受信指示子情報を含み、MAC階層制御メッセージ或いはMAC階層ヘッダ或いは他のメッセージにフィードバックされるシグナルであってもよい。
【0127】
前記ステップ1340で端末からFA構成情報を受信したことを知らせるメッセージを受信した後、前記基地局はステップ1350で、前記ステップ1330で受信したオーバレイ支援能力情報と前記基地局のFA状態に基づいて前記端末に割り当てるFAを選択し、前記FA情報を含むメッセージを前記端末に転送する。前記ステップ1350で転送するメッセージは、前記端末に割り当てたFAのインデックス情報及び前記割り当てたFAを使用する開始時点情報などを含む。
【0128】
前記基地局が割り当てたFA情報を受信した端末は、ステップ1360で前記FAを利用してデータを送受信する準備が整ったことを知らせるシグナルを前記基地局に送信し、前記基地局はステップ1370で、前記FAを介して前記端末とのデータを送受信する。
【0129】
前記図10図11図12及び図13では、前記基地局が割り当てるFAが前記端末がオーバレイモード動作を行う間、前記基地局と前記端末のデータの送受信のために全て使用される場合を仮定している。もし、前記割り当てられたFAのうち状況に応じて使用するFAを前記基地局が別途に指示する場合、前記図9のステップ930乃至ステップ950が前記基地局と前記端末との間で追加に行われてもよい。
【0130】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることはもちろんである。従って、本発明の範囲は説明された実施例に限って決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。
【0131】
上述したように、無線通信システムにおいて、基地局が放送チャンネルを介して全てのFAに対するそれぞれの構成情報を転送し、オーバレイモード支援交渉の手順を行う際該当FAインデックスのみを転送することで、効率的に大容量のデータを送受信することができるという利点がある。
【符号の説明】
【0132】
200 制御部
202−1乃至202−n 第1MAC処理部乃至第nMAC処理部
204−1乃至204−n 第1送受信モデム乃至第n送受信モデム
206 多重化機/逆多重化機
208 RF送受信部
300 RF送受信部
302 多重化機/逆多重化機
304−1乃至304−n 第1送受信モデム乃至第n送受信モデム
306−1乃至306−n 第1MAC処理部乃至第nMAC処理部
308 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13