(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1アンテナポート、前記第3アンテナポート、前記第2アンテナポート、及び前記第4アンテナポートは、それぞれ第1物理的アンテナ、第2物理的アンテナ、第3物理的アンテナ、及び第4物理的アンテナと接続され、
前記第1乃至第4物理的アンテナは2個の隣接した物理的アンテナの間が連続配列されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
基準信号をアンテナにマッピングする過程と、前記基準信号は該当アンテナポートを規定し、2個のアンテナポートで構成されたグループで2個の隣接したアンテナポートは2個の隣接しないアンテナにマッピングされ、
選択されたSFBC伝送行列のうち1個の部分集合を選択する過程と、
選択された伝送行列対を変調されたシンボル対に適用することで前記変調されたシンボル対を伝送する過程と、をさらに含むが、
各々の伝送行列は該当時間スロットに伝送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
選択されたアンテナポートマッピングスキームは、(2×i)番目のアンテナポートが(2×i+1)番目の物理的アンテナと接続されるように設定し、(2×i+1)番目のアンテナポートが(2×i)番目の物理的アンテナと接続されるように設定し、
i=1,2,...M−1であり、総アンテナポート数は、2×Mであり、総物理的アンテナ数は、2×Mであり、Mは整数であり、各々のアンテナポートは基準信号と対応することを特徴とする請求項11に記載の方法。
【背景技術】
【0002】
典型的なセルラ無線システムは、複数の固定基地局及び移動端末(以下、端末と称す)を備える。各々の基地局は、セルと呼ばれる地形的な領域をカバーする。
【0003】
典型的に、自然的な又は人為的な物体が基地局と端末との間に位置するために、見通し外(NLOS:non−line−of−sigh)の無線伝播経路が基地局と端末との間に位置する。結果的に、電波は、反射、回折及び散乱を体験しながら伝播される。
【0004】
ダウンリンクにおいて端末のアンテナに到着する電波又はアップリンクにおいて基地局のアンテナに到着する電波は、反射、回折及び散乱、そして位相の一致しない再結合(out−of−phase recombination)によって生成された各々の電波の異なる位相のために、追加的な又は破壊的な変形がありうる。
【0005】
これは、典型的に高いキャリア周波数が現在のセルラ無線通信では使用されるため、他の伝播遅延(propagation delay)を有する小さな変化も、各々の電波の位相に対しては、大きな変化を発生させうるためである。
【0006】
仮に、端末が移動するか、又は散乱環境に変化がある場合、受信した信号において振幅及び位相側面での空間的変動(spatial variation)は、レイリーフェージング(Rayleigh fading )として知られた時間的変動又は多重経路受信に起因する高速フェージングにより明らかになる。
【0007】
無線チャネルの時間変化環境は、好ましいビットエラー又はパケットエラー信頼度を提供するために、極めて高い信号雑音比(SNR:signal−to−noise ratio)を要求する。ダイバーシチスキーム(Diversity Scheme)は、受信機に同一情報信号に対する多重フェージング複製信号を提供することによって、高速フェージングの影響を減らすために広く使用される。
【0008】
ダイバーシチスキームは、一般に次のようなカテゴリーを有している。空間、角、極性、フィールド、周波数、時間及び多重経路ダイバーシチのようなカテゴリーを有している。空間ダイバーシチは、多重送信アンテナ又は受信アンテナを使用することによって得ることができる。
【0009】
多重アンテナの間で空間分離(spatial separation)が選択される。したがって、ダイバーシチブランチ(diversity branch)(例えば、多重アンテナから送信された信号)は、コーリレーション(correlation)がないか、又は弱いコーリレーションを経験しながらフェージングされる。
【0010】
送信ダイバーシチ(空間ダイバーシチの一種類である)は、受信機に同一信号に対する多重で、かつコーリレーションされない複製信号を提供するために、多重送信アンテナを用いる。送信ダイバーシチスキームは、開ループ送信ダイバーシチ及び閉ループ送信ダイバーシチスキームに区分される。
【0011】
開ループ送信ダイバーシチは、フィードバックを受信機から要求しない。閉ループ送信ダイバーシチの一種類において、受信機は、送信アンテナの配置(arrarangement)を知っている。そして、位相及び振幅の調節値を計算する。このような調節値は、受信機に受信される信号の電力を最大にするために送信アンテナに適用される。
【0012】
閉ループ送信ダイバーシチのさらに他の配置は、選択送信ダイバーシチ(STD:Selection Trasmit Diversity)である。受信機は、いかなるアンテナが送信に用いられるかに対するフィードバック情報を送信機に提供する。
【0013】
開ループ送信ダイバーシチスキームの一例は、アラムティ(Alamouti)2x1空間−時間ダイバーシチスキームである。アラムティ2x1空間−時間ダイバーシチスキームは、アラムティ2x2ブロックコードを、2個のタイムスロットを用いる(すなわち空間時間ブロックコード(Space Time Block Code:STBC)送信ダイバシティ)か、又は2個の周波数副搬送波を用いて(すなわち空間周波数ブロックコード(Space Frequency Block Code:SFBC)送信ダイバシティ)、2個の送信アンテナを介して送信する。
【0014】
アラムティ2x1空間−時間ダイバーシチスキームでの諸弱点の一つは、2個の送信アンテナのみに適用可能であるということである。4個のアンテナを利用してデータを送信するためには、FSTD(Frequency Switched Transmit diversity)又はTSTD(Time Switched Transmit diversity)がブロックコードと共に併合されなければならない。
【0015】
併合されたSFBC+FSTDのスキーム及びSTBC+TSTDのスキームでの問題は、すべての送信アンテナ及びしたがって電力増幅機能のうちの一部分だけが、与えられた周波数又は時間資源中で送信のために使用されるということである。これは、SFBC+FSTD及びSTBC+TSTD行列において0と表示される。行列において0ではない要素を有する送信電力が増加するとき、バースト性の干渉(bursty interference)が隣接セルに発生し、システム性能を減少させる。一般に、バースト性の干渉それ自体は、周波数ホッピングパターンの特定位相が他の位相より、より激しい干渉を受けるときに表れる。
【0016】
3GPP LTE(Third Generation Partnership Project Long Term Evolution)システムにおいて4個の送信アンテナのためのダウンリンク基準信号マッピングは、第3及び第4アンテナポートに対する送信集中度が第1及び第2アンテナポートに対する送信集中度の半分であるということを表す。これは、より弱いチャネル推定値が第3及び第4アンテナポートから発生することを表す。
【0017】
さらに、アンテナコーリレーションは、他の要素のうち、角スプレッド(angular spread)、アンテナスペース(antennas spacing)のような要素に依存する。一般に、与えられた角スプレッドに対してアンテナスペースが大きくなるほど、コーリレーションは、アンテナの間で小さくなる。
【0018】
4個のアンテナを有した3GPP LTEシステムにおいて、4個のアンテナは、一般に2個の隣接したアンテナの間で同じスペースを有して順次整列される。したがって、第1及び第2アンテナ間でのコーリレーションは、第1及び第3アンテナ間でのコーリレーションより大きい。同様に、第3及び第4アンテナ間のコーリレーションは、第2及び第4アンテナ間でのコーリレーションより大きい。なぜなら、アンテナ間のより小さなコーリレーション値は、高く、かつ成就可能なダイバーシチを意味する。このようなアンテナ配置は、第1及び第2アンテナ間を介して送信されたシンボル及び第3及び第4アンテナ間を介して送信されたシンボルに対する送信ダイバーシチの性能を減少させうるという問題点がある。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付された図面を参照して詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連した公知機能あるいは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不明にするおそれがあると判断された場合には、その詳細な説明を省略する。
【0047】
図1は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)送受信機のチェーンを示す図である。
【0048】
前記
図1に示すように、OFDM技術を使用する通信システムでは、送信機チェーン110、変調器112により変調される制御信号又はデータ111、直列並列変換を行うS/P器113、周波数ドメインの信号を時間ドメインの信号に生成するIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)器114、多重経路フェージングを避けるために又は緩和するためにCP(Cyclic prefix)又はZP(zero prefix)をそれぞれのOFDMシンボルに追加するCP挿入器116を使用する。
【0049】
結果的に、信号は、図示していないが、アンテナのような送信(Tx)前端処理器117から送信され、又は固定ワイヤー又はケーブルのようなものを介して送信されることができる。
【0050】
受信機チェーン120において、完壁な時間及び周波数同期化が行われることを仮定する場合、受信(Rx)前端処理器121により受信された信号は、CP除去器122にて処理され、FFT(Fast Fourier Transform)器124は、受信信号を時間ドメインから周波数ドメインに次の処理のために変換する。
【0051】
OFDMシステムでのすべての帯域幅は、副搬送波という狭帯域周波数単位に分けられる。副搬送波の数は、システムで用いられるFFT/IFFTサイズNと同一である。
【0052】
一般に、データに用いられる副搬送波の数は、Nより小さい。なぜなら、周波数スペクトルのエッジでのいくつかのの副搬送波は、ガード副搬送波として予約されるためである。一般に、ガード副搬送波を介しては、情報が送信されない。
【0053】
ダイバーシチスキームは、受信機に同一情報を有する信号に対する多重フェージング複製信号を提供することによって、高速フェージングに対向する手段として広く使用される。
【0054】
開ループ送信ダイバーシチスキームの一例であるアラムティ2x1空間時間ブロックコード(STBC:space−time block code)送信ダイバーシチスキームが
図2に示されている。
【0055】
図2は、2個の送信アンテナを備えた場合に対する空間時間ブロックコード送信ダイバーシチスキームを示す図である。
【0056】
前記
図2に示すように、シンボル周期の間に(例えば、送信機が2個のデータシンボルを2個の送信アンテナを介して受信機に送信する時間周期の間に)、第1シンボルインターバルt
1に、シンボルS
1,S
2は、アンテナANT1とANT2を介してそれぞれ送信される。次のシンボル周期t
2に、シンボル−S
*2、S
*1は、アンテナANT1とANT2を介してそれぞれ送信される。ここで、x
*は、xの共役複素数を示す。
【0057】
信号を受信した後に、受信機は、オリジナルシンボルS
1,S
2を得るための複数の処理を行う。ANT1とANT2に関する瞬間のチャネル利得g1,g2は、それぞれ受信機での処理に必要である。したがって、送信機は、受信機でのチャネル利得を推定するために、別途のパイロットシンボルをANT1及びANT2を介して送信する必要がある。
【0058】
アラムティコーディングにより得ることができるダイバーシチ利得は、MRC(Maximum Ratio Combining)により得られた利得と同一である。
【0059】
2x1アラムティスキームは、空間周波数ブロックコード(SFBC:space−frequency block code)ダイバーシチスキームを利用して、
図3のように具現されることができる。
【0060】
図3は、2個の送信アンテナを備えた場合に対する空間周波数ブロックコード送信ダイバーシチの他のスキームを示す図である。
【0061】
前記
図3に示すように、OFDMシステムの周波数f1の第1副搬送波上において、シンボルS
1,S
2は、アンテナANT1とANT2を介してそれぞれ送信される。そして、周波数f1の第1副搬送波上において、シンボルS
1,S
2は、アンテナANT1とANT2を介してそれぞれ送信される。そして、周波数f2の第2副搬送波上において、シンボル−S
*2、S
*1は、アンテナANT1とANT2を介してそれぞれ送信される。したがって、ANT1とANT2からの送信シンボルの行列は、下記式1のとおりである。
【0063】
受信機において、周波数がf1である副搬送波上の受信信号がr
1であり、周波数がf2である副搬送波上の受信信号がr
2である場合に、r
1,r
2は、下記のとおりである。
【0065】
ここで、h
1とh
2は、それぞれANT1及びANT2に対応したチャネル利得である。周波数f1を有する副搬送波と周波数f2を有する副搬送波との間でアンテナから与えられたチャネルが変更されないと仮定する。
【0066】
受信機は、受信信号に対して等化(equalization)過程を行い、2個の受信信号r
1,r
2を併合し、シンボルS
1,S
2を復元する。復元したシンボル
【数8】
は、下記のとおりである。
【0068】
送信されたシンボル
【数10】
は、完全な空間ダイバーシチを達成する。これは、それぞれの送信シンボル
【数11】
は、それぞれ異なるシンボルの干渉を完全に除去したことを意味する。
【0069】
4個の送信アンテナを備えている場合において、直交完全ダイバーシチブロックコード(orthogonal full−diversity block codes)は可能でない。擬似直交ブロックコード(quasi−orthogonal block code)は、ABBAコードとして知られており、下記のとおりである。
【0071】
ここで、4個の送信アンテナを備えている場合に、T
ijは、i番目のアンテナポート、j番目の副搬送波、又はj番目の時間スロット上でのシンボルを表す(i=1,2,3,4,j=1,2,3,4)。そして、S
1,S
2,S
3,S
4は、第1から第4までのシンボルをそれぞれ表す。A及びBは、以下のように与えられるブロックコードである。
【0073】
擬似直交ブロックコードの問題は、直交性の損失がシンボル間の干渉を引き起こし、システム性能とスループットとを低下させることにある。
【0074】
4個のアンテナを備える直交ブロックコードのさらに他の例は、バランスされたFSTD(Frequency Switched Transmit diversity)を有するSFBCである。このコードは、下記のように表されることができる。
【0076】
4個の送信アンテナを備えている場合において発見できる他の例は、ブロックコードと、FSTD又はTSTDを併合することである。
【0077】
併合したSFBC+FSTDスキーム又はSTBC+TSTDスキームの場合において、4個のアンテナから送信されたシンボルの行列は、以下のとおりである。
【0079】
信号S
1,S
2,S
3,S
4を検出するための受信アルゴリズムは、下記のとおりである。
【0084】
ここで、h
1,h
2,h
3,h
4は、ANT1,ANT2,ANT3,ANT4に対するそれぞれのチャネル利得である。r
1,r
2,r
3,r
4は、副搬送波1,2,3,4に対する受信信号であって、下記のとおりである。
【0089】
併合されたFBC+FSTDスキームとSTBC+TSTDスキームとに対する問題は、すべての送信アンテナ及びしたがって電力増幅(PA:Power Amplifier)機能のうちの一部分だけが、与えられた周波数又は時間資源内で送信のために使用されるということである。これは、上記のように、SFBC+FSTD及びSTBC+TSTD行列において0と表示される。
【0090】
行列において0ではない要素を有する送信電力が増加する時、バースト性の干渉(bursty interference)が隣接セルに発生し、システム性能を低くする。
【0091】
図4は、3GPP LTEシステムにおいてダウンリンク基準信号のマッピングに対して示す図である。
【0092】
前記
図4に示すように、Rpは、アンテナポートpにおいて基準信号送信のために用いられる資源要素を表すために使用される。アンテナポート2及びポート3は、アンテナポート0及び1に対して半分程度の集中度を有することが分かる。これは、アンテナポート0と1に比較して、アンテナポート2と3上で、より弱いチャネル推定が行われることを示す。
【0093】
4個のアンテナを備える併合SFBC+FSTDスキーム又はSTBC+TSTDスキームにおいて、S
1,S
2は、アンテナポート0及び1から送信され、S
3,S
4は、アンテナポート2及び3から送信される。受信されたシンボルの推定値は、下記のとおりである。
【0095】
ここで、h
1,h
2,h
3,h
4は、アンテナポート0,1,2,3それぞれに対するチャネル利得である。そして、r
1,r
2,r
3,r
4は、SFBC+FSTDの場合の副搬送波1,2,3,4に対する受信信号であるか、またはSTBC+TSTDの場合のタイムスロット1,2,3,4に対する受信信号である。
【0096】
アンテナポート0,1から送信されたシンボルS
1,S
2は、アンテナポート2,3から送信されるシンボルS
3,S
4より信頼性の高いチャネル推定値を有している。
【0097】
これは、
図4のように、アンテナポート0及び1での基準信号集中度がアンテナポート2及び3での集中度より相対的に2倍程度高いためである。これは、シンボルS
3,S
4では、性能が減少し、したがって、システムスループットに影響を及ぼすことを示す。
【0098】
アンテナコーリレーションは、他の要素のうち、角スプレッド(angular spread)、アンテナスペース(antennas spacing)のような要素に依存する。一般に、与えられた角スプレッドに対して、アンテナスペースが大きくなるほど、アンテナの間で、コーリレーションは小さくなる。4個の送信アンテナを備えた場合において、アンテナスペースの例は、
図5に示されている。
【0099】
図5は、4個の送信アンテナの配置に対する図である。
【0100】
前記
図5に示すように、4個の送信アンテナが連続して行に整列されており、隣接したアンテナ間の距離は、λである。アンテナポートANTP0及びANTP1の間のコーリレーションは、アンテナポートANTP2及びANTP3の間のコーリレーションより大きい。
【0101】
同様に、アンテナポートANTP2及びANTP3の間のコーリレーションは、アンテナポートANTP1及びANTP3の間のコーリレーションより大きい。
【0102】
併合SFBC+FSTDスキーム又はSTBC+TSTDスキームが提供するシンボルがアンテナを介して送信される場合が、
図5に示されている。シンボルは、下記のように表現される。
【0104】
ここで、4個の送信アンテナを備えている場合に、T
ijは、i番目のアンテナポート、j番目の副搬送波、又はj番目の時間スロットを表す(i=1,2,3,4,j=1,2,3,4)。
【0105】
シンボルS
1,S
2は、ANTP0及びANTP1を介して送信される。これに対し、シンボルS
3,S
4は、ANTP2及びANTP3を介して送信される。これは、シンボルS
1,S
2に対する送信ダイバーシチ性能を低下させる。それは、ANTP0及びANTP1の間のコーリレーションがANTP0及びANTP2の間のコーリレーション、又はANTP1及びANTP3の間のコーリレーションと比較して、より高いためである。
【0106】
同様に、シンボルS
3,S
4の送信ダイバーシチ性能が低下する。なぜなら、ANTP2及びANTP3の間のコーリレーションがANTP0及びANTP2の間のコーリレーション、又はANTP1及びANTP3の間のコーリレーションと比較して、より高いためである。
【0107】
4個のアンテナを備えるさらに他の送信ダイバーシチスキームは、SFBC−PSD(SFBC−Phase Switched Diversity)と呼ばれ、ここで、送信空間−周波数コード構造は、下記のとおりである。
【0109】
ここで、g=[k/2]であり、2個の副搬送波のグループインデックスである。kは、副搬送波インデックスであり、θ
1(g)とθ
2(g)とは、副搬送波グループインデックスgに対した2個の仮想ランダム位相移動ベクトルである。そして、それらは、Node−B(例:基地局)及びUE(User Equipment、端末)に知られている。
【0110】
4個のアンテナを備えるさらに他の送信ダイバーシチスキームは、SFBC−CDD(Space Frequency Block Code Cyclic Delay Diversity)と呼ばれ、ここで、送信空間−周波数コード構造は、下記のとおりである。
【0112】
ここで、kは、副搬送波インデックスであり、θ
1とθ
2とは、2個の固定位相角である。
【0113】
このような場合において、適用できる単純な直交検出アルゴリズムは存在しない。ML(Maximum Likelihood)、MMSE(Minimum Mean Square Error)又は他の改善した受信機がダイバーシチのために必要である。
【0114】
MIMOスキームは、多重送信アンテナ及び多重受信アンテナを、無線通信チャネルの信頼度と容量とを向上させるために使用する。
【0115】
MIMOシステムは、Kの数によって性能が線形的に増加する。ここで、Kは、送信(M)及び受信(N)アンテナの数に対する最小値である(例えば、K=min(M,N))。単純化された4x4MIMOシステムの例は、
図6に示されている。
【0116】
図6は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)送受信機チェーンに対する図である。
【0117】
前記
図6に示すように、4個の互いに異なるデータストリームが4個の送信アンテナから個別的に送信される。送信された信号は、4個の受信アンテナに受信される。
【0118】
本来の4個のデータストリームを得るために、空間信号処理のいくつかの方式が受信された信号に対して行われる。
【0119】
空間信号処理の例は、V−BLAST(vertical Bell Laboratories Layered Space−Time)である。これは、送信されたデータ信号を得るために、連続的な干渉除去原理を使用する。
【0120】
MIMOスキームに対する他の方式は、送信アンテナにわたって空間−時間コーディングを実行する方式を使用することである(例えば、D−BLAST(diagonal Bell Laboratories Layered Space−Time(D−BLAST)及びSDMA(Spatial Division multiple Access)のようなビーム形成スキーム)。
【0121】
MIMOチャネル推定は、各々の送信アンテナから各々の受信アンテナへのリンクに関するチャネル利得と位相情報に対する推定とから構成される。したがって、チャネルMxN MIMOシステムに対するチャネルは、NxM行列から構成される。
【0123】
ここで、h
ijは、送信アンテナjから受信アンテナiへのチャネル利得を表す。MIMOチャネル行列要素の推定を可能にするために、別途のパイロットが各々の送信アンテナから送信される。
【0124】
シングルコードワードMIMOスキームの例は、
図7に示されている。
図7は、シングルコードワードMIMO送信スキームに対する図である。前記
図7に示すように、シングルコードワードMIMO送信の場合において、CRC(cyclic Redundancy Check)がシングル情報ブロックに追加された後に、コーディングが行われる。例えば、コーディングにおいては、ターボコード及びLDPC(low−density parity check)コードを利用したコーディングが行われ、変調においては、QPSK(quadrature phase−shift keying)変調が行われる。コーディングされ変調されたシンボルは、多重アンテナを介した送信のために、デマルチプレクスされる。
【0125】
多重コードワードMIMOスキームは、例は、
図8に示されている。
図8は、多重コードワードMIMO送信スキームに対する図である。前記
図8に示すように、情報ブロックは、より小さな情報ブロックにデマルチプレクスされる。各々のCRCが、これらのより小さな情報ブロックに追加され、以後、CRCが追加されたより小さな情報ブロックに対して、個別的なコーディング及び変調が行われる。変調過程後には、より小さな情報ブロックは、各々さらに小さな情報ブロックにデマルチプレクスされ、該当アンテナを介して送信される。
【0126】
多重コードワードMIMO送信において、互いに異なる変調方式とコーディング方式とが個客のストリームの各々に対して使用されることができる。したがって、PARC(Per Antenna Rate Control)と呼ばれるスキームが使用される。
【0127】
また、多重コードワード送信は、より効率の高いポストデコード(post−decoding)干渉除去をすることができる。それは、コードワードが全体信号から除去(cancel)される前に、CRC検査が各々のコードワードに対して行われるためである。このような方式で、正しく受信されたコードワードのみが除去される。そして、除去過程においていかなる干渉も避けることができる。
【0128】
4x4形態の送信を行う3GPP LTEシステムでは、コードワード−1(CW1)がアンテナポートANTP0及びANTP1から送信される。一方、CW2は、アンテナポートANTP2及びANTP3から送信される。これは、より弱いチャネル推定がおきることを示し、CW2での性能減少がANTP2及びANTP3基準信号集中度がより低くなるにつれて発生することを示す。
【0129】
同様に、ANTP0及びANTP1にマッピングされるコードワード−1(CW1)は、ANTP0とANTP1との間のより高いコーリレーションにより、より低いダイバーシチを有する。同様に、ANTP2及びANTP3にマッピングされるコードワード−2(CW2)は、ANTP2とANTP3との間のより高いコーリレーションにより、より低いダイバーシチを有する。
【0130】
本発明の第1の実施の形態によって、開ループ送信ダイバーシチスキームについて説明する。ここで、シンボルS
1,S
2は、
図5のようにアンテナポートANTP0とANTP2とを介して送信される。これに対して、シンボルS
3,S
4は、アンテナポートANTP1とANTP3とを介して送信される。
【0133】
ここで、T
ijは、i番目のアンテナポート、j番目の副搬送波、又はj番目の時間スロット上でのシンボルを表す(i=1,2,3,4,j=1,2,3,4)。受信されたシンボルの推定値は、下記のとおりである。
【0135】
ここで、h
1,h
2,h
3,h
4は、アンテナポート0,1,2,3に対するチャネル利得を表す。n
1,n
2,n
3,n
4は、SFBCの場合には、副搬送波1,2,3,4に対するノイズを表し、STBCの場合には、タイムスロット1,2,3,4に対するノイズを表す。
【0136】
アンテナポート0及び2から送信されたシンボルS
1,S
2は、優れたチャネル推定値h
1と弱いチャネル推定値h
3とを有する。
【0137】
同様に、アンテナポート1及び3から送信されたシンボルS
3,S
4は、優れたチャネル推定値h
2と弱いチャネル推定値h
4とを有する。このような、より弱いチャネル推定値の影響は、すべての4個のシンボルS
1,S
2,S
3,S
4にわたって分布している。本発明の多重コードワードMIMOスキームは、
図9に示されている。
【0138】
図9は、本発明の第1の実施の形態による多重コードワードMIMO送信スキームに対する図である。
【0139】
前記
図9に示すように、コードワード1(CW1)は、アンテナポート0及び2にマッピングされ、コードワード2(CW2)は、アンテナポート1及び3にマッピングされる。アンテナポート2及び3に対するより弱いチャネル推定値の影響は、2コードワード送信に対して分布している。
【0140】
本発明の第2の実施の形態によって4個のアンテナを備えた場合の参照シンボルは、
図10に示されている。
【0141】
図10は、本発明の第2の実施の形態による4個の送信アンテナを備えた場合の参照シンボルマッピングスキームに対する図である。
【0142】
前記
図10に示すように、基準信号R0、R1、R2及びR3は、物理的なアンテナ1,3,2,4にマッピングされている。このような場合、各々のアンテナポートは、該当ポート上に送信された基準信号により定義される。
【0143】
これは、アンテナポートANTP0は、基準信号R0により定義され、アンテナポートANTP1は、基準信号R1により定義され、アンテナポートANTP0は、基準信号R0により定義され、アンテナポートANTP2は、基準信号R2により定義され、アンテナポートANTP3は、基準信号R3により定義されることを示す。
【0144】
それは、基準信号R0、R1、R2、R3が、物理的なアンテナ1、3、2、4にそれぞれマッピングされているためである。アンテナポートANTP0は、物理的なアンテナ1に該当し、アンテナポートANTP2は、物理的なアンテナ2に該当し、アンテナポートANTP1は、物理的なアンテナ3に該当し、アンテナポートANTP3は、物理的なアンテナ4に該当する。
【0145】
物理的なアンテナ1と物理的なアンテナ3との間の大きなスペースは、アンテナポートANTP0及びANTP1がアンテナポートマッピングがない場合より、より大きなスペースを有していることを表す。したがって、より小さなコーリレーションを有する。
【0146】
アンテナポート間のより小さなコーリレーションは、より高い達成可能な集中度を意味する。同様に、ANTP2及びANTP3は、より大きなスペースを有し、したがってより小さなコーリレーションを有する。
【0147】
これから、併合SFBC+FSTDスキーム又はSTBC+TSTDスキームにおいて、シンボルは、
図10のアンテナポートを介して送信されると仮定する。併合されたSFBC+FSTDスキーム又はSTBC+TSTDスキームにおいて、アンテナポートから送信されたシンボルは、下記のとおりである。
【0149】
ここで、T
ijは、i番目のアンテナポート、j番目の副搬送波、又はj番目の時間スロット上でのシンボルを表す(i=1,2,3,4,j=1,2,3,4)。
【0150】
ここで、シンボルT
11,T
12,T
13,T
14は、物理アンテナ1に該当するアンテナポートANTP0を介して送信される。そして、シンボルT
21,T
22,T
23,T
24は、物理アンテナ3に該当するアンテナポートANTP1を介して送信される。
【0151】
シンボルT
31,T
32,T
33,T
34は、物理アンテナ2に該当するアンテナポートANTP2を介して送信される。そして、シンボルT
41,T
42,T
43,T
44は、物理アンテナ4に該当するアンテナポートANTP3を介して送信される。受信されたシンボルを推定すると、下記のように表される。
【0153】
ここで、h
1,h
2,h
3,h
4は、アンテナポート0,1,2,3に対するチャネル利得を表す。n
1,n
2,n
3,n
4は、SFBCの場合には、副搬送波1,2,3,4に対するノイズを表し、STBCの場合には、タイムスロット1,2,3,4に対するノイズを表す。
【0154】
シンボルS
1,S
2は、アンテナポート0とアンテナポート1との間の大きなスペースによって、より高いダイバーシチを有する。同様に、シンボルS
3,S
4は、前記
図10に示されるアンテナポートの物理的なアンテナへのマッピングによれば、アンテナポート2とアンテナポート3との間の大きなスペースによって、より高いダイバーシチを有する。本発明の第3の実施の形態は、
図11に示されている。
【0155】
図11は、本発明の第3の実施の形態による多重コードワードMIMOマッピングスキームに対する図である。
【0156】
前記
図11に示すように、CW1は、ANTP0、ANTP1にマッピングされている。そして、CW2は、ANTP2及びANTP3に、前記
図10に示されるアンテナポートの物理的なアンテナへのマッピングに応じてマッピングされている。
【0157】
このアンテナポートに対するCWのマッピング、及び
図10における物理的なアンテナに対するアンテナポートのマッピングによれば、両方のコードワードは、ANTP0、ANTP1、ANTP2、ANTP3が物理的なアンテナ1,2,3,4にそれぞれマッピングされている場合に比べて、より大きなダイバーシチを有することがわかる。本発明の第4の実施の形態において、4個の送信アンテナに対する参照シンボルは、
図12に示されている。
【0158】
図12は、本発明の第4の実施の形態による4個の送信アンテナを備えた場合の参照シンボルマッピングスキームに対する図である。
【0159】
前記
図12に示すように、基準信号R0、R1、R2、R3は、物理的なアンテナ1,2,3,4にそれぞれマッピングされている。開ループ送信ダイバーシチスキームにおいて、シンボルS
1,S
2は、アンテナポートAMTP0、ANTP2を介して送信される。そして、シンボルS
3,S
4は、アンテナポートAMTP1、ANTP3を介して送信され、下記のように送信行列が与えられる。
【0161】
ここで、T
ijは、i番目のアンテナポート、j番目の副搬送波、又はj番目の時間スロット上でのシンボルを表す(i=1,2,3,4,j=1,2,3,4)。
【0162】
受信されたシンボルの推定値は、下記のとおりである。
【0164】
ここで、h
1,h
2,h
3,h
4は、アンテナポート0,1,2,3に対するチャネル利得を表す。n
1,n
2,n
3,n
4は、SFBCの場合には、副搬送波1,2,3,4に対するノイズを表し、STBCの場合には、タイムスロット1,2,3,4に対するノイズを表す。
【0165】
図12に示される物理的なアンテナに対するアンテナポートのマッピングと、前記のようなシンボル送信行列は、両方とも、一つのシンボル内のダイバーシチが最大化され、またチャネル推定値の影響がシンボルの対S
1,S
2とシンボルの対S
3,S
4との間に均一に分布されていることを表す。本発明の第5の実施の形態は、
図13に示されている。
【0166】
図13は、本発明の第5の実施の形態による多重コードワードMIMOマッピングスキームに対する図である。
【0167】
前記
図13に示すように、CW1は、ANTP0、ANTP2にマッピングされている。そして、CW2は、ANTP1及びANTP3に、前記
図12に示されるアンテナポートの物理的なアンテナへのマッピングに応じてマッピングされている。
【0168】
このような場合、CW1及びCW2は、アンテナポートANTP0及びANTP2の間とアンテナポートANTP2及びANTP4の間でのスペースによって、より大きなダイバーシチがあることが分かる。
【0169】
また、より弱いチャネルの影響は、アンテナポートANTP2及びANTP3から推定され、2コードワードに対して均一に分布されていることが分かる。
【0170】
本発明の第6実施の形態において、6個のSFBC−PSD行列の6個のパーミュデッドバージョン(permuted version)を誘導すると、下記のとおりである。
【0172】
ここで、i=1,,,Nであり、Nは、シンボルの数である。
【0173】
送信機が変調されたシンボルを物理時間周波数OFDM資源にマッピングする場合、前記送信機は、前記6個のパーミュデッドSFBC−PSD行列からK個のパーミュデッド行列の部分集合を選択する(1≦K≦6)。
【0174】
以後、前記送信機は、変調された信号をK個のパートに分離する。K個のパートの各々は、2Mシンボルを含む。ここで、Mは、正の整数である。すなわち、M≧1である。
【0175】
K個のパートの各々は、K行列の部分集合にからの互いに異なるパーミュデッド行列を使用する。例えば、K=3である場合、3個のパーミュデッド行列は、P
A,P
B,P
Cと仮定する。そして、30個の変調されたシンボルS
1,S
2,,,,S
30も仮定する。
【0176】
前記30個の変調されたシンボルは、3個のパートに分けられる、第1パートは、シンボルS
1,S
2,S
7,S
8,S
13,S
14,S
19,S
20,S
25,S
26を含む。第2パートは、シンボルS
3,S
4、S
9,S
10,S
15,S
16,S
21,S
22,S
27,S
28を含む。第3パートは、シンボルS
5,S
6,S
11,S
12,S
17,S
18,S
23,S
24,S
29,S
30を含む。
【0177】
このような例において、このような3個の行列P
A,P
B,P
Cは、毎6個の副搬送波が繰り返されるパターンにおいて、周波数次元上で適用されることになる。
【0178】
P
Aは、変調されたシンボルの第1パートで変調されたシンボルの各々の対(pair)に割り当てられる。P
Bは、変調されたシンボルの第2パートで変調されたシンボルの各々の対に割り当てられる。P
Cは、変調されたシンボルの第3パートで変調されたシンボルの各々の対に割り当てられる。
【0179】
本発明の第7の実施の形態において、Node−B(例えば、基地局)は、HARQ(Hybrid Automatic Repeat−reQuest)送信のために、K個のパーミュデッドSFBC−PSD行列から一つの部分集合を選択する(1≦K≦6)。
【0180】
追加的に、前記Node−Bは、パケットの他の再送信において、K個のパーミュデッドSFBC−PSD行列の部分集合内の異なるSFBC−PSD行列を適用する。
【0181】
他の再送信においてパーミュデッドSFBC−PSD行列を適用する方式は、チェイス結合(Chase Combining)及び増加的冗長性(incremnental redundancy)にも適用される。
【0182】
本発明の第8の実施の形態において、6個のパーミュデッドSFBC−CDD行列を誘導すると、下記のとおりである。
【0184】
ここで、kは、副搬送波インデックスであり、θ
1及びθ
2は、2個の固定された位相角度である。i=1,,,,Nであり、Nは、シンボルの数である。
【0185】
送信機が変調されたシンボルを物理的な時間周波数OFDM資源にマッピングする場合、前記送信機は、K個のパーミュデッドSFBC−CDD行列から一つの部分集合を選択する(1≦K≦6)。
【0186】
後に、前記送信機は、前記変調されたシンボルをK個のパートに分離する。それぞれのパートでは、K行列の部分集合から互いに異なるパーミュデッド行列が使用される。例えば、K=3と仮定し、3個のパーミュデッド行列は、C
A,C
B,C
Cと仮定する。
【0187】
このような例において、3個の行列は、毎6個の副搬送波が繰り返されるパターンで周波数次元上で適用されることになる。
【0188】
本発明の第9の実施の形態において、Node−Bは、K個のパーミュデッドSFBC−CDD行列の部分集合をHARQのために選択する(1≦K≦6)。
【0189】
前記Node−Bは、パケットの互いに異なる再送信において、このような部分集合内にある互いに異なるSFBC−CDD行列を適用する。パーミュデッドSFBC−CDD行列を再送信時に適用する方式は、チェイス結合(Chase Combining)及び増加的冗長性(incremnental redundancy)にも適用される。
【0190】
本発明において、アンテナの数には制限がない。これは、通信システムは、4個以上のアンテナを有することができることを示す。例えば、2個のコードワード(CW1、CW2)が10個の送信アンテナを介して送信される場合について説明すると、下記のとおりである。
【0191】
CW1は、偶数アンテナポートにマッピングされる(ANTP0,ANTP2,ANTP4,ANTP6,ANTP8)。そして、CW2は、奇数アンテナポートにマッピングされる(ANTP1,ANTP3,ANTP5,ANTP7,ANTP9)。
【0192】
SFBC−FSTDの場合において、シンボルに対する5個の対を生成できる(S
1とS
2,S
3とS
4,S
5とS
6,S
7とS
8,S
9とS
10)。以後、送信ダイバーシチ利得を最大化するために、各々の対をアンテナにマッピングする。例えば、第1対であるS
1とS
2とは、アンテナポート0と5にマッピングされうる。そして、第2対であるS
3とS
4とは、アンテナポート1と6にマッピングされうる。そして、最後の対であるS
9とS
10とは、アンテナポート4と9にマッピングされうる。
【0193】
本発明は、送信ダイバーシチを向上させてシステム性能を向上させることができるという利点がある。
【0194】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施の形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることは勿論である。したがって、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限って決まらず、特許請求の範囲だけでなく、特許請求の範囲と均等なものによって決まらねばならない。