(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5731752
(24)【登録日】2015年4月17日
(45)【発行日】2015年6月10日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/629 20060101AFI20150521BHJP
【FI】
H01R13/629
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-12327(P2010-12327)
(22)【出願日】2010年1月22日
(65)【公開番号】特開2011-150935(P2011-150935A)
(43)【公開日】2011年8月4日
【審査請求日】2012年12月12日
【審判番号】不服2014-8821(P2014-8821/J1)
【審判請求日】2014年5月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(72)【発明者】
【氏名】清水 智彦
(72)【発明者】
【氏名】鶴田 哲広
【合議体】
【審判長】
小柳 健悟
【審判官】
島田 信一
【審判官】
冨岡 和人
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭57−25487(JP,U)
【文献】
特開2001−313143(JP,A)
【文献】
実開平6−80293(JP,U)
【文献】
特開平7−42322(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/46,H01R43/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
雌雄のコネクタからなるコネクタであって、
前記雌雄のコネクタのうちの一方のコネクタにペンチの第1の作業面が当接し前記雌雄コネクタの嵌合方向に力を受ける一方の押圧操作面が設けられ、他方のコネクタに前記ペンチの第2の作業面が当接し前記ペンチの前記第1の作業面側に力を受ける他方の押圧操作面が設けられて、前記ペンチの第1の作業面と第2の作業面同士を接近させることで前記雌雄のコネクタが嵌合するものであり、
前記他方のコネクタに前記ペンチの第2の作業面が差し込まれる工具装着部が設けられ、前記工具装着部を、雄コネクタの略中央に形成していることを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記雌雄のコネクタの一方には、他方のコネクタに仮係止する雌仮係止部が設けられ、他方にはこの雌仮係止部と係合して雌雄のコネクタを仮係止状態とする雄仮係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記一方の押圧操作面及び前記他方の押圧操作面の少なくとも一方には、表面に滑り防止加工面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、狭持工具を用いてコネクタを嵌合するコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、雄ハウジングと雌ハウジングを嵌合させるために、例えば、特開2002−359028号公報(特許文献1)に記載されたレバー式コネクタが提案されている。このレバー式コネクタは、レバーが一側を支点として回動することによるてこの作用を利用して雌雄のハウジングを嵌合させることにより、嵌合作業の確実性等を図ることができるものである。
【0003】
図8から
図11に示すように、レバー式コネクタ100は、雄ハウジング113と、この雄ハウジング113に長手方向の一側と他側との間が接続されて回動自在なレバー115と、このレバー115を雄ハウジング113に接続するための接続部117と、雄ハウジング113が収容、嵌合される雌ハウジング119とを備えている。
【0004】
このようなレバー式コネクタ100では、上述した接続部117は、突起部133、133と係合穴123、123とがそれぞれ係合し、雄ハウジング113にレバー115の一側と他側との間を接続し、突起部133、133を軸にレバー115を回動させるようになっている。
【0005】
そして、雄ハウジング113と雌ハウジング119とを嵌合させるとき、レバー115の係合突起125、125を雌ハウジング119の係合溝131、131の係合段部129、129に係合させて支点とし、レバー115の操作部120を雄ハウジング113と雌ハウジング119との嵌合方向の前端側である下方に押圧して回動させる。
【0006】
このとき、雄ハウジング113は、回動したレバー115のてこの作用と、操作部120を押圧する押圧力により雄ハウジング113に設けられた突起部133、133に力がかかって直接押圧されることとにより全体として下方に移動する。この結果、雄ハウジング113は、雌ハウジング119のフード部127内に嵌合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−359028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した従来のレバー式コネクタ100では、レバー115を雌ハウジング119に係合させて支点とし、レバー115を下方に押圧して回動させることによって雌雄のハウジング113、119を嵌合させるため、レバー115を係止する等の構成部品が多く、構成部品を管理する工程が増え製造コストが高くなるという問題があった。
【0009】
また、従来のレバー式コネクタ100では、レバー115を回動することによって雌雄のハウジング113、119を嵌合させるため、一度、雌雄のハウジング113、119を嵌合してしまうと、レバー115は、なんら使用されることなくレバー式コネクタ100に装着されたままとなり、構成部品の重量が重くなるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、構成部品点数及び構成部品の重量が少なく、製造コストの低減を図ることができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の発明は、雌雄のコネクタからなるコネクタであって、前記雌雄のコネクタのうちの一方のコネクタにペンチの第1の作業面が当接し前記雌雄コネクタの嵌合方向に力を受ける一方の押圧操作面が設けられ、他方のコネクタに前記ペンチの第2の作業面が当接し前記ペンチの前記第1の作業面側に力を受ける他方の押圧操作面が設けられて、前記ペンチの第1の作業面と第2の作業面同士を接近させることで前記雌雄のコネクタが嵌合するものであり、前記他方のコネクタに前記ペンチ
の第2の作業面が差し込まれる工具装着部が設けられ、前記工具装着部を、雄コネクタの略中央に形成していることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、前記雌雄のコネクタの一方には、他方のコネクタに仮係止する雌仮係止部が設けられ、他方にはこの雌仮係止部と係合して雌雄のコネクタを仮係止状態とする雄仮係止部が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記一方の押圧操作面及び前記他方の押圧操作面の少なくとも一方には、表面に滑り防止加工面が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
雌雄のコネクタのうちの一方のコネクタに挟持工具の第1の作業面を当接し雌雄コネクタの嵌合方向に力を受ける一方の押圧操作面が設けられ、他方のコネクタに挟持工具の第2の作業面を当接し挟持工具の第1の作業面側に力を受ける他方の押圧操作面が設けられて、挟持工具の第1の作業面と第2の作業面同士を接近させることで雌雄のコネクタが嵌合する。そのため、雌雄のコネクタを嵌合させた後は挟持工具が雌雄のコネクタから外れるのでコネクタの構成部品の重量を軽くすることができる。
【0016】
また、雌雄のコネクタを嵌合させた後、挟持工具を外すので、嵌合後に挟持工具を係止するための構成部品を削除することができる。
【0017】
従って、従来の雌雄のコネクタを嵌合させた後、レバーを装着したままのレバー式コネクタと比較して、構成部品点数及び構成部品の重量が少なく、製造コストの低減を図ることができるコネクタを提供することが可能となる。
【0018】
他方のコネクタにペンチが差し込まれる工具装着部が設けられ、工具装着部を、雄コネクタの略中央に形成してあるので、コネクタの中央に押圧操作面が形成される。
【0019】
雌雄のコネクタの一方には、他方のコネクタに仮係止する雌係止部が設けられ、他方にはこの雌仮係止部と係合して雌雄のコネクタを仮係止状態とする雄仮係止部が設けられている。このため、雌雄のコネクタを仮の係止位置に保持することにより、狭持工具を装着し易くすることができる。
【0020】
一方の押圧操作面及び他方の押圧操作面の少なくとも一方には、表面に滑り防止加工面が形成されている。このため、押圧操作面に狭持工具の第1の作業面及び第2の作業面を当接し易くし、雌雄のコネクタを押圧する際の雌雄のコネクタの強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施形態に係る狭持工具及びコネクタの斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る雌雄コネクタの側面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る雌雄コネクタのA−A断面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る雌雄コネクタの仮係止状態を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る仮係止状態の雌雄コネクタに狭持工具を装着した図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る雌雄コネクタを嵌合した図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る狭持工具を取り外した図である。
【
図8】従来におけるレバー式コネクタの斜視図である。
【
図9】従来におけるレバー式コネクタの側面図である。
【
図10】従来におけるレバー式コネクタの側面図である。
【
図11】従来におけるレバー式コネクタの雄ハウジングを雌ハウジングに嵌合するときの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る狭持工具及びコネクタの斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタの側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタのA−A断面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタの仮係止状態を示す図である。
図5は、本発明の実施形態に係る仮係止状態の雌雄コネクタに狭持工具を装着した図である。
図6は、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタを嵌合した図である。
図7は、本発明の実施形態に係る狭持工具を取り外した図である。
【0023】
はじめに、
図1から
図3を参照して、本発明のコネクタの構成について説明する。
【0024】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、内部に端子を収容する端子収容室(図示せず)を有する雌コネクタ10と、雌コネクタ10が挿入及び嵌合される雄コネクタ20から略構成されている。そして、後述する狭持工具40を握り込むことにより雌雄コネクタ10、20を嵌合する。
【0025】
雌コネクタ10は、外側に突設されたボス部11と、雄コネクタ20に挿入した際、雄コネクタ20に仮係止する雌仮係止部12と、雌雄コネクタ10、20の嵌合方向に力を受け、表面に滑り止め加工面が形成された雌側押圧操作面13と、後述する嵌合部23と嵌合するための嵌合凹部14を有するコネクタ本体15から構成されている。
【0026】
雄コネクタ20は、端子が収容される端子収容室21と、雌コネクタ10が挿入されて嵌合する嵌合フード部22と、嵌合凹部14と嵌合するための凸部を有する嵌合部23とを有するコネクタハウジング28から構成されている。
【0027】
また、コネクタハウジング28には、雌雄コネクタ10、20を嵌合する際に雌側押圧操作面13側に力を受け、表面に滑り止め加工面が形成された雄側押圧操作面24と、雄コネクタ20の内部にク字状に形成され、雌仮係止部12と当接して雌雄コネクタを仮係止する雄仮係止部25(
図3参照)が設けられている。
【0028】
さらに、コネクタハウジング28には、挿入する雌コネクタ10の位置を規制するため、ボス部11を収容して正規嵌合方向に雌コネクタ10を案内する案内する案内溝部26と、後述する狭持工具40が差し込まれる工具装着部27が設けられている。
【0029】
また、雌側押圧操作面13と雄側押圧操作面24を形成するためには、雌雄コネクタ10、20に狭持工具40が入る工具装着部27が必要になる。そのため、本発明の実施形態では、雌雄コネクタ10、20を嵌合することを考慮して、雌側押圧操作面13と雄側押圧操作面24を雌雄コネクタ10、20の略中央に形成している。このように、略中央に雌側押圧操作面13と雄側押圧操作面24を設けることで、嵌合する際に雌雄コネクタ10、20へ加わる力が嵌合面に対し均等に加わるようになっている。
【0030】
図1に示すように、狭持工具40は、所謂ペンチであって、雌雄コネクタ10、20を嵌合する際に雌コネクタ10に当接する第1の作業面41と、雄コネクタ20に当接する第2の作業面42を有する作業部43と、握り込むことにより第1の作業面41と第2の作業面42を接近させる一対のグリップ部44から構成されている。
【0031】
次に、
図1から
図3を参照して、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタ10、20の仮係止状態について説明する。雄コネクタ20に雌コネクタ10を挿入すると、
図1に示すように、雌コネクタ10のボス部11が雄コネクタ20の案内溝部26に収容され、仮係止位置まで規制する。これにより、雌コネクタ10が傾くことなく正規嵌合方向である仮係止位置まで移動する。このように、本発明の実施形態では、雌コネクタ10を雄コネクタ20に固定することにより、嵌合作業性を向上している。
【0032】
図2及び
図3に示すように、雌雄コネクタ10、20を仮係止位置まで移動すると、雌仮係止部12の下部の突起が雄仮係止部25を乗り越え、雌仮係部12と雄仮係止部25が当接することにより、雌雄コネクタ10、20を仮の係止位置に保持する。雌雄コネクタ10、20を仮の係止位置に保持することにより、狭持工具40を装着し易くする。
【0033】
次に、
図4から
図7を参照して、本発明の実施形態に係る雌雄コネクタ10、20の嵌合作業について説明する。
【0034】
図4に示すように、雌雄コネクタ10、20を仮の係止位置に保持した後、
図5に示すように、一対のグリップ43を離すことにより、狭持工具40の第1の作業面41を雌コネクタ10の雌側押圧操作面13に当接し、狭持工具40の第2の作業面42を雄コネクタ20の雄側押圧操作面24に当接することにより、狭持工具40を雌雄コネクタ10、20に装着する。雌側押圧操作面13と雄側押圧操作面24には、表面に滑り止め加工面が形成されているため、狭持工具40を雌側押圧操作面13及び雄側押圧操作面24に当接し易くし、雌雄コネクタ10、20を嵌合する際の雌雄コネクタ10、20の強度を向上することができる。
【0035】
また、本発明の実施形態では、狭持工具40の一対のグリップ43を離すことにより、第1の作業面41及び第2の作業面42を離し、第2の作業面42を雄コネクタ20の下部から装着するため、雄コネクタ20には工具装着部27が形成されている。この工具装着部27は、雄コネクタ20の内部に突出しており、雌コネクタ10は、雄コネクタ20の上部に形成した嵌合部23と嵌合するため、内部に突出した嵌合凹部14が形成されている。そして、雄コネクタ20の嵌合部23と雌コネクタ10の嵌合凹部14が嵌合する。第2の作業面42を工具装着部27の下部から挿入することで、雌雄コネクタ10、20に狭持工具40を装着し易くしている。
【0036】
次に、
図5に示すように、一対のグリップ部44を握り込むことにより、第1の作業面41と第2の作業面42が接近する。第1の作業面41と第2の作業面42が近接することにより、雌コネクタ10の上面と雄コネクタ20の上面が略同一の位置となり、
図6に示すように、雌雄コネクタ10、20が嵌合される。
【0037】
雌雄コネクタ10、20が嵌合された後、
図7に示すように、一対のグリップ部44を離すことにより、第1の作業面41及び第2の作業面42を離し、雌コネクタ10の雌側押圧操作面13及び雄コネクタ20の雄側押圧操作面24から第1の作業面41及び第2の作業面42を雄コネクタ20の雄側押圧操作面24から離すことにより、雌雄コネクタ10、20から狭持工具40を外す。
【0038】
このように、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、雌コネクタ10に挟持工具40の第1の作業面41を当接し雌雄コネクタ10、20の嵌合方向に力を受ける雌側押圧操作面13が設けられ、雄コネクタ20に挟持工具40の第2の作業面42を当接し挟持工具40の第1の作業面41側に力を受ける雄側押圧操作面24が設けられて、挟持工具40の第1の作業面41と第2の作業面42同士を接近させることで雌雄コネクタ10、20が嵌合する。そのため、雌雄コネクタ10、20を嵌合させた後は挟持工具40が雌雄コネクタ10から外れるのでコネクタ1の構成部品の重量を軽くすることができる。
【0039】
また、雌雄コネクタ10、20を嵌合させた後、挟持工具40を外すため、嵌合後に挟持工具40を係止するための構成部品を削除することができる。
【0040】
従って、従来の雌雄のコネクタを嵌合させた後、レバーを装着したままのレバー式コネクタと比較して、構成部品点数及び構成部品の重量が少なく、製造コストの低減を図ることができるコネクタ1を提供することが可能となる。
【0041】
また、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、雌コネクタ10の一方にはボス部11が突設され、雄コネクタ20にはボス部11が挿入されて挟持工具40による嵌合作業時に正規嵌合方向に一方のコネクタ1を案内する案内溝部26が形成されている。そのため、雌雄コネクタ10、20が傾くことなく正規嵌合方向に沿って案内することにより、嵌合作業性を向上することができる。
【0042】
さらに、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、雌コネクタ10には、雄コネクタ20に仮係止する雌係止部12が設けられ、雄コネクタ20にはこの雌仮係止部12と係合して雌雄コネクタ10、20を仮係止状態とする雄仮係止部25が設けられている。このため、雌雄コネクタ10、20を仮の係止位置に保持することにより、狭持工具40を装着し易くすることができる。
【0043】
また、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、雌側押圧操作面13及び雄側押圧操作面24の少なくとも一方には、表面に滑り防止加工面が形成されている。このため、雌側押圧操作面13及び雄側押圧操作面に狭持工具40の第1の作業面41及び第2の作業面42を当接し易くし、雌雄コネクタ10、20を押圧する際の雌雄コネクタ10、20の強度を向上することができる。
【0044】
以上、本発明のコネクタを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0045】
また、狭持工具40は、本発明の実施形態以外のものでも良く、市販されているペンチであれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、コネクタを嵌合する際に、構成部品点数及び構成部品の重量が少なくし、製造コストの低減を図る上で極めて有用である。
【符号の説明】
【0047】
1 コネクタ
10 雌コネクタ
11 ボス部
12 雌仮係止部
13 雌側押圧操作面
14 嵌合凹部
15 コネクタ本体
20 雌コネクタ
21 端子収容室
22 嵌合フード部
23 嵌合部
24 雄側押圧操作面
25 雄仮係止部
26 案内溝部
27
工具装着部
28 コネクタハウジング
40 狭持工具
41 第1の作業部
42 第2の作業部
43 作業部
44 グリップ