特許第5734973号(P5734973)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ユリウス ブルム ゲー エム ベー ハーの特許一覧

<>
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000002
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000003
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000004
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000005
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000006
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000007
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000008
  • 特許5734973-可動家具部の駆動装置 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5734973
(24)【登録日】2015年4月24日
(45)【発行日】2015年6月17日
(54)【発明の名称】可動家具部の駆動装置
(51)【国際特許分類】
   E05D 15/46 20060101AFI20150528BHJP
   E05F 1/14 20060101ALI20150528BHJP
   E05C 21/00 20060101ALI20150528BHJP
【FI】
   E05D15/46
   E05F1/14 A
   E05C21/00 Z
【請求項の数】17
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-521905(P2012-521905)
(86)(22)【出願日】2010年6月1日
(65)【公表番号】特表2013-500411(P2013-500411A)
(43)【公表日】2013年1月7日
(86)【国際出願番号】AT2010000192
(87)【国際公開番号】WO2011011800
(87)【国際公開日】20110203
【審査請求日】2013年4月15日
(31)【優先権主張番号】A1178/2009
(32)【優先日】2009年7月28日
(33)【優先権主張国】AT
(73)【特許権者】
【識別番号】597140501
【氏名又は名称】ユリウス ブルム ゲー エム ベー ハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チュムラー,クラウス
【審査官】 神崎 共哉
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−511781(JP,A)
【文献】 特表2012−509420(JP,A)
【文献】 特表2011−514457(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05D 15/00−15/58
E05F 1/00−13/04
E05C 1/00−21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動装置(3)であって、可動家具部(21)を動かすための少なくとも1本の駆動アーム(4)と、該駆動アーム(4)の動作を妨害するためのロック装置(10)とを含んでおり、該ロック装置(10)は、前記可動家具部(21)が前記駆動アーム(4)に取り付けられた後にのみ該駆動アーム(4)の動作を許容し、前記ロック装置(10)の解除は、前記可動家具部(21)を前記駆動アーム(4)に取り付けることで自動的に実行されることを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
駆動アーム(4)は、取付具(8)によって可動家具部(21)に取り付けられる取付体(9)に解除可能に接続でき、工具を利用せずとも取り付け及び/又は取り外しが可能な取付部(7)を有していることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
【請求項3】
取付部(7)は、少なくとも1つの旋回軸受(D)によって旋回式に駆動アーム(4)に接続されていることを特徴とする請求項2記載の駆動装置。
【請求項4】
ロック装置(10)は、取付部(7)を取付体(9)に取り付けると作用を受ける少なくとも1つの可動式に取り付けられた制御部(14)を有していることを特徴とする請求項2又は3記載の駆動装置。
【請求項5】
制御部(14)は、付勢要素(15)によって加圧されていることを特徴とする請求項4記載の駆動装置。
【請求項6】
制御部(14)は、旋回式に取り付けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の駆動装置。
【請求項7】
ロック装置(10)は、伝達機構(16)を有しており、制御部(14)の動作は、ロック部(11)に伝達でき、駆動アーム(4)の旋回運動は、前記ロック部(11)によって妨害可能となることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項8】
伝達機構(16)は、制御部(14)の旋回運動をロック部(11)の直線運動に変換することを特徴とする請求項7記載の駆動装置。
【請求項9】
伝達機構(16)は、複数のヒンジ式に相互接続されているレバー(16a、16b)を含んでいることを特徴とする請求項7又は8記載の駆動装置。
【請求項10】
ロック部(11)は、バネ(13)によって拘束位置の方向に付勢されているか付勢可能であることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項11】
駆動アーム(4)は、少なくとも1つの凹部(12)を有し、その中にロック部(11)が係合できることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項12】
取付部(7)は、ロック装置(10)によって動作を妨害された駆動アーム(4に対して遊びを有して固定されることを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項13】
駆動アーム(4)は、ロック装置(10)によって開位置でロック可能であることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項14】
本駆動装置(3)は、家具枠体(2)に取り付けられる本体部(3a)を有しており、その上又はその中にて駆動アーム(4)は、水平回転軸(A)周囲を旋回することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項15】
本駆動装置(3)は、付勢装置(6)を有しており、駆動アーム(4)は、開方向に回転軸(A)周囲で付勢可能となることを特徴とする請求項14記載の駆動装置。
【請求項16】
本駆動装置(3)は、可動家具部(21)の動作のために少なくとも2本の駆動アーム(4、5)を有していることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項17】
請求項1から16のいずれかに記載の駆動装置を備えていることを特徴とする家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動家具部を動作させるための少なくとも1本の駆動アームと、駆動アームの動作を妨害するためのロック装置とを含んだ駆動装置に関する。
【0002】
本発明は、さらに下記において説明する駆動装置を備えた家具にも関する。
【背景技術】
【0003】
駆動アームの動作を妨害するロック装置を備えたそのような駆動装置は、特に家具枠体に対して上下方向可動に取り付けられた家具フラップ(跳扉)を移動させるのに使用される。特には、このような駆動装置は、家具フラップの重量を部分的相殺するための付勢装置をも備える。
【0004】
この付勢装置は、家具枠体側で旋回式に取り付けられた駆動アームを開扉方向に加圧する。特に家具フラップが駆動アームに未装着である場合には、危機的状況が発生する可能性がある。すなわちフラップが未装着、すなわち“空”状態である駆動アームは、完全開扉位置から付勢装置の反発力に抗して閉扉方向に付勢される可能性がある。もし不注意によって、フラップが装着されていない駆動アームが、その中間位置で取り付け作業人の手を外れると、駆動アームは、そこに作用する大きな付勢力によって反動し、取り付け作業人に大きな怪我を負わせたり、装置その他に損傷を及ぼす可能性がある。
【0005】
このような駆動アームの動作を妨害する可能な方策は、例えば、本出願人の出願になる特許文献1において解説されている。そこでは、駆動アームのフラップ側の回転軸は、手動であるロック部によって拘束することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2007/041736号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の一目的は、実行が容易な駆動アームの動作妨害の提供にあり、特にロック装置の簡単なロック解除の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、上記目的は、「請求項1」の構成により達成される。本発明のさらなる有利な形態は、従属請求項において記載されている。
【0009】
駆動アームの動作を妨害するロック装置は、可動家具部が駆動アームに取り付けられた後にのみ駆動アームを動作させ、ロック装置のロック解除は、可動家具部を駆動アームに取り付けることで実行される。
【0010】
言い換えれば、ロック装置の解除は、可動家具部が駆動アームに適正に接続されたときのみ実行される。この場合、ロック解除は、取り付け作業の最中に、拘束位置または解除位置にそれぞれ移動しなければならない手動機動部分をロックせずに自動的に行われる。好適には駆動アームの自動ロッキングは、可動家具部が駆動アームから再び完全に取り外されるときにも実行される。
【0011】
本発明の一好適実施態様では、駆動アームは、可動家具部に固定され、好適には事前に取り付けられ、好適には工具を使用せずに取り付けられ、及び/又は、取り外される取付体に取付具によって解除可能に接続できる取付部を有する。このような取付具は、基本的には既に従来から使用されている。すなわち駆動アームに関わる取付部は、工具を使用せずに機械式掛止接続によって、可動家具部に事前に取り付けられている取付体に掛け止めが可能であり、及び/又は取り外すことが可能である。この場合、機械式掛止接続は、取付部と取付体とを解除可能に接続する付勢状態の掛止部とのスナップ式接続の形態でよい。このスナップ式接続は、付勢状態の掛止部に圧力を及ぼすことで再び解除できる。好適には、取付部は、駆動アームの自由端に対して旋回軸受によって旋回式に接続される。
【0012】
一実施態様においては、ロック装置は、取付体への取付部の取り付けによって作用を受ける少なくとも1つの可動に取り付けられた制御部を有する。言い換えると、取付体への取付部の取り付けによって、制御部の移動が起動され、その動きは、伝達機構によってロック部に伝達され、駆動アームの旋回移動は、ロック部によって妨害可能になる。
【0013】
一実施態様では、制御部は、取付部に対して旋回式に取り付けることが可能である。この点で、伝達機構が制御部の旋回運動をロック部の直線運動に変換できれば好適である。構造的に単純な対策では、伝達機構は、レバー機構であり、好適には複数のヒンジ式に相互接続されたレバーである。
【0014】
本発明の一好適実施態様では、駆動アームの動作を妨害するロック部は、付勢装置によって拘束位置に向かって付勢され、あるいは付勢が可能である。言い換えると、事前に応力が付与されたロック部は、拘束位置の方向に継続的に付勢され、好適にはフラップの取り付けのみで駆動アームから解放される。従って、もし可動家具部が駆動アームから完全に外れたなら、旋回位置での駆動アームの自動妨害機能は、付勢状態のロック部によって提供が可能である。
【0015】
一好適実施態様によれば、駆動アームは、ロック部が係合することができる少なくとも1つの凹部を有する。この少なくとも1つの凹部は、駆動アームの縁部面に提供でき、またはアレンジでき、フラップ側で旋回軸受に対して放射方向に少なくとも部分的に延びることができ、駆動アームは、取付部に接続される。
【0016】
一実施態様では、取付部は、ロック装置のロック位置で駆動アームに対する“遊び”によって妨害される。これで取付部は、駆動アームに対して完全硬直状態ではなくなり、幾分かの空隙を有した状態でロック位置にて駆動アームに保持される。よって、家具フラップに事前に取り付けられている取付体と駆動アームの取付部との間の掛け止めは容易に実行される。
【0017】
可動家具部の重量を部分相殺するために付勢装置が提供され、それによって駆動アームは、家具枠体側で回転軸周囲を開扉方向に付勢される。
【0018】
本発明の家具は、少なくとも1体のこのような駆動装置を有する。
【0019】
本発明のさらなる詳細及び利点は、添付の図面を利用して以下において解説されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、家具フラップが駆動アームに取り付けられている状態で家具枠体に取り付けられた駆動装置の1実施例の側面図である。
図2a図2aは、上方可動に取り付けられた家具フラップを備えた家具の一部切り欠き斜視図である。
図2b図2bは、上方可動に取り付けられた家具フラップを備えた家具の切り欠き部分の拡大詳細図である。
図3図3は、家具枠体に取り付けられる駆動装置の側面図である。
図4a図4aは、解除位置にあるロック装置の側面図である。
図4b図4bは、解除位置にあるロック装置の部分拡大図である。
図5a図5aは、ロック位置にあるロック装置の側面図である。
図5b図5bは、ロック位置にあるロック装置の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、家具枠体2を備えた戸棚形態の家具1の概略側面図である。フラップ(跳扉)形態の可動家具部21を動作させる駆動装置3は、家具枠体2の側壁に取り付けられている。駆動装置3は、家具枠体2に固定される本体3aを有する。
【0022】
図示の例では、2本の駆動アーム4及び5が水平回転軸A及びBの周囲を旋回するように取り付けられる。図は、付勢装置6を概略的に示す。これは、回転軸Aの周囲で下方駆動アーム4を付勢する。さらに駆動装置3は、フラップ側で旋回軸受C及びDによって2本の駆動アーム4及び5に旋回式に接続された取付部7を有する。取付部7は、取付具8(例えばスナップ式接続形態)を有し、それにより取付部7は、事前にフラップ21に取り付けられた取付体9に対して解除可能に掛け止めできる。
【0023】
図示の取り付け形態では、これら2本の駆動アーム4及び5は、付勢装置6の作用力に抗して閉扉方向に付勢される。しかし、そこに作用する付勢装置6により駆動アーム4及び5が完全開扉位置にまで非制御状態で急激に激しく移動するリスクも存在する。そうなると重大な怪我や他の損傷が発生する可能性がある。これを阻止するため、取付部7は、ロック装置(ここでは図示せず)を有し、それによって旋回軸受C及びDの少なくとも一方の動作は妨害できる。取付部7は、旋回軸受C及びDをロックすることによって、まず2本の駆動アーム4及び5に対して固定される。
【0024】
しかし、2本の駆動アーム4及び5は、家具枠体側の回転軸A及びB並びにフラップ側の旋回軸受C及びDと共に4部旋回連結体を形成し、1体の旋回軸受CあるいはDのロック作用で2本の駆動アーム4及び5の旋回動作も阻止可能となる。従ってフラップ21は、固定状態の取付部7に対してはいかなる問題も提起せずに取付体9により取り付け可能となる。さらに、2本の駆動アーム4及び5は、それらの旋回位置でも固定され、付勢装置9の作用力に抗して移動できなくなる。
【0025】
図2aは、家具枠体2を備えた家具1の斜視図であり、フラップ21は、少なくとも1つの駆動装置3によって静止状態の家具枠体2に対して上下可動に取り付けられている。
【0026】
図2bは、図2aの円領域の拡大図である。図2bでは、駆動アーム4及び5の2端部が旋回軸受C及びDによって旋回式に取付部7に接続されていることが図示されている。図では、フラップ21は、切り欠かれており、フラップ21に固定された取付体9は、取付具8によって取付部7に既に取り付けられている。既に知られているように取付具8は、フラップが取り付けられたときに取付体9に自動的に掛け止め可能な付勢状態の掛止部を有している。取付具8に対して手動で圧力を付与すると、取付体9と取付部7との間の接続は、再び解除可能となり、フラップ21は、駆動アーム4から完全に解放可能となる。
【0027】
図3は、駆動装置3の側面図である。付勢装置6は、下方駆動アーム4を回転軸Aの周囲で開扉方向に付勢する。図示するように付勢装置6は、回転軸Sの周囲で旋回式に取り付けられた仲介レバー17に作用することができる。付勢状態の仲介レバー17は、加圧ローラ18及び駆動外周部19によって駆動アーム4を旋回させる。さらに駆動装置3は、調節装置20を有し、駆動アーム4に作用する付勢装置6の作用力を可変式に調整可能とする。従って、駆動アーム4に作用する付勢装置6の応力を移動対象のフラップ21の重量に見合ったものとすることができる。参照番号10は、ロック装置であり、これによって駆動アーム4と取付部7とを接続する旋回軸受Dがロック可能となる。図示のロック位置で駆動アーム4の凹部12と係合する可動に取り付けられたロック部11が図示されている。
【0028】
よって、取付部7は、2本の駆動アーム4及び5に対して固定され、さらに駆動アーム4及び5は、家具枠体2に対してそれらの相対的な旋回位置にてロックされる。
【0029】
図4aは、ロック装置10を備えた2本の駆動アーム4及び5の側面図であり、図4bは、図4aで示される領域の拡大図である。
【0030】
図4bは、駆動アーム4のロック位置にあるロック装置10を示す。可動に取り付けられたロック部11は、駆動アーム4の凹部12と係合し、ロック部11は、駆動アーム4の回転経路に押し込まれる。取付部7は、駆動アーム4に対して所定の遊びを有した状態でロック位置に固定される。よって事前にフラップ21に取り付けられている取付体9の取付部7への取り付けは単純化される。L型スプリング形態であるバネ13は、移動可能に取り付けられたロック部11をロック位置方向に常時付勢する。ロック装置10は、可動(好適には旋回可能)に取り付けられた制御部14を含む。これは、概略的に図示された付勢要素15によって予備応力が加えられている。さらに伝達装置16が提供されており、制御部14の移動は、ロック部11に伝達される。図示の実施例では、伝達機構16は、ヒンジ式に相互接続されている2本のレバー16a及び16bを含む。旋回レバー16bは、2アーム式レバーの形態であり、その一端は、レバー16aに接続され、他端は、ロック部11に接続されている。事前にフラップ21に取り付けられている取付体9が取付部7に連結されていない限り、ロック機構10は、駆動アーム4のロック位置に留まる。
【0031】
しかしながら、フラップを取り付けるときに制御部14が取付体9と接触すると、制御部14は、付勢要素15の作用力に抗して旋回する。制御部14のこの旋回運動は、レバー16a及び16bの運動も引き起こす。従ってロック部11もバネ13の作用力に抗して駆動アーム4から引き離される。
【0032】
図5aは、フラップ21に関係する取付体9が取付部7に適切に接続された状態を示す。取付体9に接続されたフラップ21は、図の簡素化のために省略されている。
【0033】
図5bは、図5aで示す領域の拡大図である。取付体9は、フラップを取り付けるときに制御部14を回動させた付属部9aを有する。制御部14の移動は、レバー16aの直線運動、レバー16bの旋回運動及び最後にロック部11の直線運動を導き、ロック部11は、駆動アーム4の凹部12から引き抜かれている。
【0034】
よって、駆動アーム4は、通常は、フラップ21のために提供される動きのために自由に動くことができる。駆動アーム4の周縁で凹部12の傍に提供されている刻目は、好適にはロック作用のためではなく、駆動アーム4を自由に動かすためのものであり、フラップ21の通常操作の際にロック部11と衝突することはない。取付体9が取付部7から取り外されると、ロック部11は、バネ13の作用力によって直ちにロック位置にまで付勢され、駆動アーム4は、再び開扉位置でロックされる。さらに、制御部14は、図4bで示される付勢要素15によってレバー16aを再び持ち上げ、準備完了位置に移動される。
【0035】
本発明は、図示の実施例には限定されず、「請求の範囲」に記載のスコープに含まれる全ての変形並びに均等形態を含む。“上下左右”等々の位置関係は、図示の通常の設置位置に関するものであり、装置の全体位置が変更されれば、それに合わせて適宜変更されるべき性質のものである。
図1
図2a
図2b
図3
図4a
図4b
図5a
図5b