【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の目的は、設計および操作において簡単であり、アクセスすることが困難である地域で、且つあらゆる作業条件下で展開を可能にするために特にコンパクトおよび軽量である間隙部横断システムを提案することである。
【0012】
従って、本発明は、より軽量化された運搬車両の利用を可能にし、ゆえにより可動性であり、従来技術の橋敷設車両にはアクセスできない平坦でない地面の領域の移動を可能にする、特に軽量仮設橋に関する。この目的は、橋を展開するために必要なアクチュエータの数を急激に減少させることにより達成されて、この減少は3つの連続的な橋要素を同時に連結する連結アームを用いることで可能になる。
【0013】
この仮設橋の軽量化は軽量通行レーンを用いることで更に促進可能である。例えば、この通行レーンは、仮設橋を展開したあとに付け加えられる。通行レーンなしで橋を展開することで、さらに複雑さがより少なく、より速い展開システムの実施が可能になる。
【0014】
本発明の別の対象は、完全に自律的であって、仮設橋をコンテナから展開することができるコンテナ/仮設橋アセンブリである。
【0015】
このコンテナは、さらに、特殊運搬車両を必要とせずに、ハンドリングアームを備えた輸送トラックを運ぶためにコンパクトである。また、このコンテナは従来の基礎構造を使用して積み込み/積み下ろしができるので、船積みも可能である。
【0016】
この目的を達成するために、本発明は、仮設橋が非展開配置
のときに重ね合わされることを目的とする少なくとも3つの橋要素をそれぞれ備える2つのスパンから成る仮設橋に関し、前記スパンの各々の橋要素は互いに連接され、2つの連続した橋要素は前記橋要素の同
じ側の側縁部に取り付けた少なくとも2つの連結アームによって結合される。
【0017】
本発明によれば、
−仮設橋の非展開配置からの1つのスパンの積重体
において、直下の橋要素に対する1つの橋要素の運動によって、前
記直下の橋要素に対する前記橋要素の円形並進運動が生じるように、
連続する2つの
橋要素をつなぐ連結アームは、それらが連結する2つの連続した橋要素と共に変形可能
な平行四辺形を形成し、
−前記スパンの少なくとも1つ
ごとに、前記連結アームのうちの少なくとも1つは
連続する3つ
の橋要素に共通であり、前記
連続する3つ
の橋要素は
、連続する3つの橋要素をつなぐ連結アームによって互いに連結し、
−前記
仮設橋は、
連続する2つの橋要素のうちの上に
位置する各橋要
素を動かす
移動手段を備え、
これにより、前記橋要素
が垂直に重ね合わされる非展開配置から直線状に連結する展開配置に移動可能となり、仮設橋が形
成される。
【0018】
3つの連続した橋要素を各々連結する連結アームは、有利にも、このように連結される橋要素が同時に、且つ一律に動くことを確実にする。
【0019】
「連続
する橋要素」は、仮設橋が非展開配置
のとき、同じスパンの橋要素が積重体において直接上下に配置されることを意味する。同一のスパンのこれらの連続した、または一連の橋要素は、展開後の橋の少なくとも一部を形成するように端から端まで配置されることを目的とする。
【0020】
橋要素が少なくとも2つの連結アームにより結合されるので、1つのスパンの積重体において直ぐ下の橋要素に対して1つの橋要素を動かすことにより、前記上部の橋要素の円形並進運動が生じる。この運動を可能にするために、アームの端は橋要素を中心に回転できるように取り付けられる。
【0021】
ここで「通行レーン」は、歩行者、車両、および他の移動器材が移動することを目的とする仮設橋の外面を意味する。もちろん、通行レーンがまだ付け加えられていないときには通行レーンは移動するのに実用的ではないが、これらの要素は車両および/または歩行者をサポートすることが構造的に可能である。この種の橋要素は、その場合、一実例として、格子構造または平行ガーダーのアセンブリから構成されて、これらのガーダーは平坦に、または別の方法で間隔を置いて配置される。
【0022】
もちろん、橋要素の各々を動かすための移動手段は仮設橋とは別でもよい。それらは、例えば、その非展開配
置でこの仮設橋を輸送するために使用するコンテナに配置されることができる。一実例として、これらの移動手段はこのコンテナの床構造に配置される。
【0023】
この仮設橋のさまざまな特定の実施形態において、仮設橋の各々はそれ自体特定の利点を有し、且つ技術的実施可能な様々な方法で組み合わされることができて、
−前記スパンのうちの1つの少なくとも1つの橋要素は、他のスパンの対応する橋要素に連結している。
【0024】
このように、これら橋要素は同時に動く。
【0025】
好ましくは、橋は2つのスパンを連結している1つ以上の補強要素を備える。一実例として、これらの補強要素は、対応する橋要素で2つのスパンを連結する横ガーダーまたはスペーサ部材である。
「2つのスパンの対応する橋要素」は、これらの要素が2つのスパンの各々で同じ順序および配置に置かれることを意味する。
【0026】
一実例として、他のスパンの末端橋要素に対応する第1スパンの橋要素、すなわち、橋が非展開配置にあるときに、この他のスパンの橋要素の積重体の上端部に配置した橋要素は、第1スパンの末端橋要素である。
−前記連結アームが2つのスパンに共通であり、第1スパンの橋要素に回転連結している連結アームの一部は、他のスパンの対応する橋要素にも回転連結し、
−前記連結アームは2つのスパンの間に前記橋要素の同
じ側の側縁部に取り付けられ、
−スパンごとに、仮設橋が支持物に受け入れられている前記
非展開配置にあるときに、重畳された橋要素により形成される積重体の底端部を橋要素が構成することを目的とし、橋要素の各々を動かすための移動手段は前記支持物に枢着されたアクチュエータを備える。
【0027】
あるいは、このアクチュエータはコンテナの床構造に枢着されることができる。
【0028】
このアクチュエータの他の可動端は、例えば、前記スパンの少なくとも1つの前記連結アームのうちの1つに、または前記スパンに連結している補強要素に連結している。
−前記スパンのそれぞれがnの橋要素を備え(n≧3)、
連続する3つ
の橋要素
をつなぐ連結アームの数はn−2に等しく、
−前記橋要素の各々を動かすための前記移動手段は単一のアクチュエータを備え、その可動端は、2つのスパンの橋要素を同時に動かすように着脱自在または非着脱自在に2つのスパンに連結している。
【0029】
好ましくは、前記アクチュエータの可動端はそのとき、2つのスパンを連結している補強要素に着脱自在または非着脱自在に連結している。
−前記アクチュエータの可動端が前記スパンの各々の連結アームに連結し、前記可動端が連結される前記連結アームの各々は、3つの連続した橋要素を連結している連結ロッドと、前記アクチュエータの自由端が連結している前記連結ロッドを駆動するための要素とを備え、前記アクチュエータが、前記連結ロッドおよび前記駆動要素を備えるアセンブリを休止配置から前記連結ロッドの分離配置に動かすことが可能であり、その配置で、前記連結ロッドは、可撓連結
部材によって前記駆動要素に同時に連結している一方で、その運動を続けるために前記駆動要素と分離するように、前記連結ロッドは前記可撓連結
部材によって前記駆動要素に連結している。
【0030】
アクチュエータのこの自由端は、回転アタッチメントを経由して連結アームに、またはスパンを連結している補強要素に直接連結することもできる。
−前記単一または複数の駆動要素は、前記可撓連結
部材に順応するために巻き取り・巻き戻し装置をそれぞれ備え、
−前記重畳された橋要素により形成される積重体の底端部を構成することを目的とする橋要素は、地面に固定する手段を備え、
−各橋要素は、少なくともその端の1つに、これらの橋要素が端から端まで配置されるときにそれらを組み立てるために、別の橋要素の結合面と共同することが可能である結合面を備える。
【0031】
これらの結合面は、端から端まで配置したときに2つの連続した橋要素の結合面を適切な配置にロック可能な、傾斜またはその他の外形を有することができる。
これらの面は、このように組み立てられた1対の連続した橋要素からもう一方へ同じ度合いで傾斜してもよいが、これらの傾斜は前記仮設橋にある程度の湾曲を与えるために異なることもある。この湾曲はアーチを形成するために特に漸進的でもよい。後者の形状は、反応負荷によって仮設橋により良好な機械的一体性を与えるだけでなく、パイプライン等の障害物をまたぐことも可能にする。
−スパンごとに、仮設橋が非展開配置にあるときに、重畳された橋要素により形成される積重体の底端部を構成することを目的とする橋要素は、前記橋要素の各々の周囲の土地の表面に関してその展開配置の仮設橋を上下させるための少なくとも1つのジャッキを備える。
【0032】
これらのジャッキは、非展開配置の仮設橋をコンテナ内に配置できるように対応する橋要素に沿って配置される休止配置と、ジャッキの自由端が地面と接触し、仮設橋が展開配置において上下可能になるように、地面へ向けられる動作配置の間で枢動可能であることが有利である。
【0033】
一実例として、橋が展開配置にあり、この橋は、展開配置の前記仮設橋の1つの隅に各々配置された2つのジャッキに載置される。
【0034】
これらのジャッキには多数の利点がある。第1に、それらは、コンテナから仮設橋を取り外すために、コンテナの底において枢動する軸の端より上に仮設橋を上げるために用いることができる。
【0035】
これらのジャッキは、渡ることになっている間隙部の両側の間の相対的な高さの違いを補償することを可能にすることもできて、この高さの違いが正または負のものであり得る。このように、仮設橋が展開される間隙部の側の反対側が後者より低い高度または高さにある場合、仮設橋の遠位橋要素に載置するジャッキによってこの高さの違いを補償することができて、橋を反対側に下ろすことができる。
【0036】
あるいは、これらのジャッキは伸縮可能な支持部材と置き換えられることが可能である。
−仮設橋は2つのスパンの各々に追加の通行レーンを備え、前記通行レーンは可撓性通行レーンであり、そして前記スパンはこの可撓性通行レーンを前記橋要素に固定するための固定要素を備える。
【0037】
あるいは、前記追加の通行レーンは互いに連接された金属プレートを備えることができる。
−通行レーンはいくつかの通行レーン部分から成り、これらの部分の各々は1つの橋要素に固定され、
−通行レーンは1つの部分であり、そして着脱可能であり、
−可撓性通行レーンは少なくとも1つの組み立てられた構造から成る。
【0038】
この通行レーンはまた、縦糸の層および横糸の層から成る補助の織物構造も備え、前記織物構造は前記補助の織物構造の上に置かれ、そして2つの織物構造は、2つの構造との間に、且つあちこちに縦糸に沿って、または横糸に沿って向けられた管状ポケットを形成するような方法で織り交ぜられる。
【0039】
特に、これらのポケットが橋の縦方向に向けられるときに、それらはさまざまな目的のために付け加えられた要素を受け入れるハウジングとしての機能を果たすことができる。特に、橋要素の相対移動を実行する手段に電力を供給するための一つ以上の電力ケーブルを走らせることが可能である。仮設橋を照らすための通信ケーブルまたは電力ケーブルを走らせることも可能である。
【0040】
これらのポケットは金属製棒または複合補強棒を受け入れることもできる。これらのポケットに横補強棒を取り付けるとき、これらの棒の端に橋要素に沿って敷設される案内レール要素と共同するための突起を形成できる。このように、これらの棒の端はC字形部分またはU字形部分レールにおいて摺動することができ、これにより、前記橋要素に沿って通行レーンを導くことができるだけでなく、通行レーンを橋要素に固定することもできる。
【0041】
さらに一般的に、通行レーンは、通行レーンが橋要素を通じて摺動することを確実にするために、その表面に沿って走る車両のための良好なグリップを確実にするのに必要な表面レリーフ、例えば、特許文献1に本出願人によって記載されている織物構造および平坦な下側を有する上面を備えることができる。この下側は前記補助の織物構造により形成されることができる。
【0042】
この下側は前記通行レーンを橋要素に固定するために必要な固定要素を備えることもできる。特定の一実施形態では、この下側は橋要素の表面に配置される突起を受け入れることを目的とする小穴を有することができる。これらの突起はそれらの上端部の端部ストッパーを有するスタッドでもよくて、その場合スタッドは小穴に強制的に打ち込まれる。
【0043】
これらの小穴は、前記突起を受け入れることができるハウジングを形成するために、補助構造と織物構造の連結により形成されるポケットと同一線上に配置されることが好ましい。
−その外側縁部のうちの少なくとも1つ上の各橋要素は案内レール要素を備え、橋要素が前記橋に沿って前記通行レーンの動きを導くように端から端まで配置されるとき、これらのレール要素は案内レールを画定するために互いに共同し、
−前記3つの橋要素を連結する連結アームは、少なくとも、前記
非展開配置の前記上に重畳された橋要素により形成される積重体の底端部を構成することを目的とする橋要素、および前記積重体のそれよりちょうど上に配置される前記2つの橋要素を連結するものであり、
−このアクチュエータは、油圧、電磁、または電気のジャッキである。
【0044】
連結アームは、モーターによって、またはナットのないまたはウォームネジ・システムを使用するクランクによって回転させられることもできる。
−仮設橋は、前記橋が水上に放出されるときに前記仮設橋が配置されることを目的とする少なくとも1つの浮き構造を備え、
−これらの橋要素はジョイストまたは橋部分である。
【0045】
これらの橋要素は幅に関して固定されるか、または調整可能な幅を有することができる。特に、これらの橋要素が、大きい通行レーン幅を有するとはいえ、格納されて輸送されることができるように、それらを小さい寸法に保つことは有利である。そうするために、各橋要素は、中心ガーダーとこれらのガーダーの間の間隔を調整するシステムによって、横方向のガーダーに連結する固定された中心ガーダーを備えるガーダーのアセンブリを備えることができる。一実例として、この調整システムは、前記ガーダーにそれらの端で連結されて、その間に配置されるジャッキを備えることができる。これらのジャッキは、例えば、油圧ジャッキである。
【0046】
もちろん、通行レーンが、各々1つの橋要素に固定されるいくつかの通行レーン部分から構成されるときに、これらの通行レーン部分の各々は、橋要素の幅の変化に合うように適合するために、一方を他方と関連して摺動させることができる少なくとも2つの少なくとも部分的に上に置かれた部品を備える。
【0047】
これらの部品の各々は、例えば、横方向のガーダーに固定される。中心ガーダーに関するこの横方向のガーダーの動きによって、通行レーン部分の対応する摺動が生じる。
【0048】
あるいは、これらのスパンの各々の橋要素の少なくともいくつかは、通行レーンの横方向の延長部を保持できる固定手段を備える。一実例として、この横方向の延長部は、単一プレートまたは結合されるいくつかのプレートを備えることができる。
【0049】
本発明はいくつかの通行レーンを有する仮設橋にも関する。本発明によれば、この橋は2つの端スパンの間に位置する少なくとも1つの中心スパンを備え、前記スパンの各々は、前記橋が非展開配置
のとき
に重畳
される少なくとも3つの橋要素を備え、前記スパンの各々の前記橋要素は
それぞれ連結され、
連続する2つ
の橋要素は、2つのスパンの間の前記橋要素の同
じ側の側縁部に載置
される、連続する2つの
橋要素をつなぐ連結アームにより結合され、
−1つのスパンの積重体の
1つの橋要素がその直下の橋要素に
対して前記仮設橋の非展開配置から移動
するとき、前記スパンの
前記直下の前記橋要素に
対し前記
1つの橋要素の円形並進移動が生じるように、
連続する2つの
橋要素をつなぐ連結アームは、それらが連結する2つの連続した橋要素と共に変形可能
な平行四辺形を形成し、
−前記スパンの少なくとも1つ
ごとに、前記連結アームの少なくとも1つは
連続する3つ
の橋要素に共通であり、前記
連続する3つ
の橋要素
は同一の連続する3つの橋要素をつなぐ連結アームによって互いに連結
され、
−この橋は、
連続する2つの橋要素のうちの上に
位置する各橋要
素を動かす
移動手段を備え、
これにより、前記橋要素
が垂直に重ね合わされる非展開配置から直線状に連結する展開配置に移動可能となって仮設橋が形
成され、前記運動手段は2つのアクチュエータを備え、これらのアクチュエータの各々は異なった端スパンと前記中心スパンの間に少なくとも部分的に配置され、前記アクチュエータの各々の端部は、前記対応するスパンの少なくとも1つの前記
連続する3つの橋要素をつなぐ連結アームのうちの1つに、または対応する端スパンおよび中心スパンを連結している補強要素に連結される。
【0050】
前記アクチュエータの各々のこの端部は、前記対応するスパンの少なくとも1つの前記連結アームのうちの1つに、または対応する端スパンおよび中心スパンを連結している補強要素に、着脱自在または非着脱自在に連結される。
【0051】
もちろん、これらの移動手段は仮設橋とは別体であってもよく、この仮設橋を輸送するために使用するコンテナ内に、例えばその床構造の上に置かれることができる。
【0052】
本発明は、最終的に、仮設橋と、非展開配
置の前記橋を保持するコンテナとから成るアセンブリに関する。本発明によれば、この橋は前述のように仮設橋である。
【0053】
このコンテナ(それは輸送コンテナまたは木枠でもよい)は、運搬車両により運搬されることを目的とする。この運搬車両は全地形万能車、例えば軌道車またはホイールド車両であることが有利である。
【0054】
このコンテナが輸送コンテナであるとき、前記コンテナは、長さが20フィート(6.058m)または40フィート(12.192m)である保管コンテナであることが好ましい。
【0055】
このアセンブリは前記仮設橋に電力を供給する独立型電力供給システムを備えることが有利であり、このシステムは、少なくとも1つの油圧油格納ユニット、1つの水圧ポンプ、および油圧供給回路を備える。この油圧回路は仮設橋アクチュエータに連結している。
【0056】
好ましくは、前記コンテナの底部は、仮設橋を展開配置に配置するためにコンテナの底部に関して前記橋を回転できるように、その非展開配置に前記仮設橋の枢動軸を備える。
【0057】
この展開配置は、少なくとも、渡ることになっている間隙部が濡れているかまたは乾燥した間隙部に直面するその非展開配置の仮設橋の位置決めに対応する。好ましくは、この展開配置で、仮設橋はコンテナに関して中心でもある。
【0058】
一実施形態において、この展開配置は、運搬車両が渡ることになっている間隙部の端にできるだけ近くに仮設橋を持ってくるために後退できるように、コンテナを支持する運搬車両の前進移動の方向とは反対の方向において展開されることを目的として位置付けされた、非展開配置の仮設橋に対応することが有利である。
【0059】
コンテナは支持ターンテーブルを備えることができて、このターンテーブルは回転歯ラックジャッキによって回転し、前記ターンテーブルはその非展開配置の仮設橋を受け入れることが可能である。好ましくは、この回転ジャッキは油圧回転歯ラックジャッキである。
【0060】
支持ターンテーブルは、仮設橋を放出するために地上に下ろされるときに、コンテナ容器がもたらす並進移動から切り離す展開配置になるよう非展開配置の仮設橋を回転させる運動を可能にする。
【0061】
輸送の間の、そして特に展開の間の荷重がこれらの回転ランナーが耐えるにはあまりに大きいので、ターンテーブルに連結している回転ランナーが回転段階でだけ機能するように、このターンテーブルはまた、仮設橋がその輸送および展開配置に結びつけられることも可能にする。
【0062】
このコンテナは、通行レーンを格納するための空間と、この通行レーンが可撓性であるときにこの通行レーンを巻き戻す/巻き取るための手段とを更に備えることができる。
【0063】
好ましくは、前記手段が、その非展開配置の前記仮設橋がその輸送配置で前記コンテナ内に配置されることを可能にするために、この配置で少なくともいくぶんかわきに動くことができるように、コンテナは、休止配置の前記橋要素の各々を動かす前記移動手段を少なくとも部分的に受け入れるハウジングを備える床構造を備える。
【0064】
本発明は添付図面を参照してより詳細に説明される。