【文献】
池田 冬彦,iPhone効率化テクニック,iPhonePeople Autumn−Winter,日本,株式会社アスキー・メディアワークス,2010年10月29日,第19-20頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態による、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)ソフトウェアプラットフォーム100の構造を示す図である。
図1に示すように、IoTソフトウェアプラットフォーム100は、D−プラットフォーム110、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140を含む。
【0020】
ここで、D−プラットフォーム110はIoT装置115側に設置されるソフトウェアプラットフォームを示し、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140はサーバコンピュータ側に各々または共に設置されるソフトウェアプラットフォームを示す。
【0021】
D−プラットフォーム110は、Deviceプラットフォームの略字であり、IoT装置115に直接設置されるか、IoT装置115に取り付けられるIoTアダプター(adapter)に設置され、P−プラットフォーム120およびM−プラットフォーム130と連動し、IoTアプリケーションおよびIoTウェブサイトを介してスマート機器と連動する。
【0022】
ここで、IoT装置115は、IoTが適用された一般的なモノ(例えば、TV、携帯電話、冷蔵庫、掃除機、洗濯機、自動販売機など)を示す。
【0023】
IoTアダプターはIoT装置115に取り付けられ、モノがIoT通信を利用できるようにする。IoTアダプターは近距離無線通信、ワイ・ファイ(Wi−fi)、イーサネット(Ethernet)、3G、LTEのうち少なくとも1つを介して通信できる通信モジュールを含み、IoTアダプターに設置されたD−プラットフォーム110はIoT通信ができるように様々な機能を提供する。
【0024】
P−プラットフォーム120は、Planetプラットフォームの略字であり、IoT装置115の管理、ユーザの管理、IoT装置115のモニタリング、IoT装置115の検索などの機能を果たす。具体的には、P−プラットフォーム120は、IoTサービス提供者10からIoT装置115に関する情報の入力を受けてIoT装置115を登録する。この時、IoT装置115に関する情報は、装置ID、装置名、モデル名、製造会社、位置情報、装置の状態情報などを含み、IoT装置115に対する接続時に必要なアドレス(例えば、IPアドレス、MSISDNなど)が含まれる。
【0025】
また、P−プラットフォーム120は、IoTサービスのためのIoTアプリケーションを登録およびダウンロードするためにS−プラットフォーム140にアクセスするユーザに対する認証を行う。ユーザ認証のために、P−プラットフォーム120はユーザのID/PW、電話番号などの個人情報を保有している。
【0026】
なお、P−プラットフォーム120は、IoT関連のマッシュアップ(Mash−up)サービスを開発して登録する開発者やマッシュアップサービスを利用するサービスユーザを認証するためのサービス/開発者の認証を行う。
【0027】
それのみならず、P−プラットフォーム120は、スマート機器(例えば、スマートフォン、タブレットなど)のアプリケーションを利用してIoTサービスユーザのIoTサービス接続を認証する。
【0028】
M−プラットフォーム130は、Mash−upプラットフォームの略字であり、D−プラットフォーム110と通信してIoTアプリケーションやIoTウェブページを介したサービスユーザの制御命令をIoT装置115に伝達する。
【0029】
また、M−プラットフォーム130は、マッシュアップサービス開発者60によって開発されたIoTマッシュアップサービスの登録を受ける。すなわち、マッシュアップサービス開発者60は、IoTマッシュアップサービスを開発してM−プラットフォーム130に登録する。この時、マッシュアップサービス開発者60は、オープンAPIサーバ150から提供されたIoTオープンAPIを利用してIoTマッシュアップサービスを開発することもできる。
【0030】
IoT装置115はM−プラットフォーム130に自身が生成したデータを周期的に転送し、ここで、M−プラットフォーム130はIoT装置115から生成されたデータを収集してログで保存することによって様々なIoTマッシュアップサービスをサービスユーザに提供するのに利用する。
【0031】
また、M−プラットフォーム130は、IoTマッシュアップサービスの利用に応じた課金を行い、IoT装置115に関する簡略な情報(例えば、ID、IPアドレスなど)を格納することもできる。
【0032】
S−プラットフォーム140は、Storeプラットフォームの略字であり、IoTサービスのためのIoTアプリケーションをサービスユーザに提供するアプリケーションストア機能を提供する。このために、S−プラットフォーム140はアプリケーションの検索機能を提供する。S−プラットフォーム140は、IoT装置115のIDを基準に該IoT装置115のIoT機能を利用できるIoTアプリケーションを検索する機能を提供することができる。
【0033】
このために、S−プラットフォーム140は、IoTアプリケーション開発者50によって開発されたIoTアプリケーションを登録する。
【0034】
オープンAPIサーバ150は、IoTサービスに関連したオープンAPIを管理および提供する機能を果たす。具体的には、IoT装置115の開発会社は、IoT装置115を製造する時、該IoT装置115に対するオープンAPIを共に開発して、関連のオープンAPIをオープンAPIサーバ150に登録して格納する。そうすると、オープンAPIサーバ150は、このように様々な開発会社によって開発されたIoT装置115の各々に対する様々なオープンAPIを登録および格納して管理する。
【0035】
また、オープンAPIサーバ150は、格納されたオープンAPIをIoTサービス関連のウェブサイト、マッシュアップサービスサイトおよびアプリケーションを開発しようとする開発者に提供する。したがって、開発者らは、IoTサービス関連のウェブサイト、マッシュアップサービスサイトおよびアプリケーションを開発する時、オープンAPIサーバ150から関連のオープンAPIの提供を受け、提供されたオープンAPIを利用したIoTサービスを開発できるようになる。
【0036】
例えば、IoT装置の製造会社がIoT装置115に関する状態情報(例えば、故障有無)を提供するオープンAPIをオープンAPIサーバ150に登録した場合、開発者は、該状態情報提供オープンAPIをオープンAPIサーバ150において検索および利用してIoT装置115の状態を照会する機能をIoTサービス関連のウェブサイト、マッシュアップサービスサイトおよびIoTアプリケーションに実現できるようになる。
【0037】
一方、IoTサービスユーザは、モバイル機器の一種であるスマート機器40にダウンロードされたIoTアプリケーションを利用して、直接IoT装置115にアクセスしてIoTサービスを利用することもできる。この時、IoT装置115は、スマート機器40とM−プラットフォーム130の中継を介して接続されるか、P2P(Peer to Peer)通信を介して直接接続されてIoTサービスを提供できるようになる。この場合、IoT装置115のD−プラットフォーム110は、スマート機器40のIoTアプリケーションとM−プラットフォーム130の中継を介して間接通信を行うか、P2P通信を利用して直接通信を行う。
【0038】
このような構成のIoTソフトウェアプラットフォーム100は、D−プラットフォーム110、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140が互いに連動して様々なIoTサービスを提供できるようになる。
【0039】
以下では、
図2を参照し、スマート機器40のユーザがIoTサービスを利用する過程について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による、スマート機器40のユーザがスマート機器40を用いてIoTサービスを利用する過程を説明するためのフローチャートである。
【0040】
スマート機器40のユーザがスマート機器40を用いてIoTブラウザーを実行させれば、IoTブラウザーがP−プラットフォーム120に接続し(S210)、P−プラットフォーム120は、スマート機器40のユーザがIoTサービスを利用できるユーザであるか否かを判断する認証作業を行う(S220)。
【0041】
スマート機器40のユーザが有効なユーザである場合、P−プラットフォーム120は、IoTブラウザーに表示するIoT装置に関する情報を伝達し(S230)、IoTブラウザーは、P−プラットフォーム120から伝達されたIoT装置を羅列する(S240)。
【0042】
S240ステップにおけるIoT装置の羅列は、マップ上にアイコン形態で表示されるか、テキストリスト形態で表示されることができる。
【0043】
S240ステップにおいて羅列されたIoT装置のうちの1つがサービスユーザによって選択されれば、IoTブラウザーは、選択されたIoT装置のIDをP−プラットフォーム120に伝達し、選択されたIoT装置115に関する細部情報をP−プラットフォーム120から伝達を受ける(S250)。伝達を受けた細部情報は、スマート機器40のユーザの要請時にIoTブラウザーに表示可能である。
【0044】
また、IoTブラウザーは、選択されたIoT装置のIDをS−プラットフォーム140に伝達し、選択されたIoT装置115に対するアプリケーションリストをS−プラットフォーム140から伝達を受けて表示する(S260)。S260ステップにおいて表示されるアプリケーションは、選択されたIoT装置115を遠隔で制御し、選択されたIoT装置115に関連したマッシュアップサービスの提供を受けるためのアプリケーションである。
【0045】
次に、S260ステップにおいて表示されたアプリケーションリストに羅列されたアプリケーションのうちの1つがサービスユーザによって選択されれば、IoTブラウザーは、S−プラットフォーム140に選択されたアプリケーションを要請してダウンロードする(S270)。
【0046】
次に、スマート機器40は、S270ステップにおいてダウンロードしたアプリケーションを実行して、IoT装置115の動作を制御することができる(S280)。
【0047】
具体的には、スマート機器40は、ダウンロードしたアプリケーションを実行して、M−プラットフォーム130を介してIoT装置115に取り付けられたD−プラットフォーム110に接続した後、IoT装置115の動作を制御することができる。
【0048】
一方、サービスに応じて中間にM−プラットフォーム130が不要な場合、スマート機器は、S270ステップにおいてダウンロードしたアプリケーションを実行し、IoT装置115に取り付けられたD−プラットフォーム110に直接接続してIoT装置115の動作を制御することもできる。
【0049】
それのみならず、スマート機器は、S270ステップにおいてダウンロードしたアプリケーションを実行して、M−プラットフォーム130に提供するIoTマッシュアップサービスの提供を受けることもできる。
【0050】
このような過程を通じ、IoTソフトウェアプラットフォーム100は、D−プラットフォーム110、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140が互いに連動してアプリケーションを介したIoTサービスを提供できるようになる。
【0051】
図2において、スマート機器40は、ダウンロードしたアプリケーションを実行してIoT装置115に取り付けられたD−プラットフォーム110に接続した後にIoT装置115の動作を制御するか、M−プラットフォーム130に接続してIoTマッシュアップサービスの提供を受ける過程について図示し説明した。
【0052】
しかし、スマート機器40が、ダウンロードしたアプリケーションではない、IoT装置115の制御とIoTマッシュアップサービスの提供のためのIoTウェブページに接続してIoT装置115の動作を制御するか、IoTマッシュアップサービスの提供を受けることも可能である。
【0053】
また、上記実施形態において、IoT装置の選択は、IoTブラウザーを利用して行われることを想定したが、これは様々に実現可能である。例えば、IoT装置のIDや名称を直接入力して検索/選択するか、IoT装置のカテゴリー別の検索を通じて選択することが可能である。それのみならず、IoT装置に付着しているQRコードからIoT装置のIDを取得してIoT装置を選択するか、IoT装置とNFC、ZigBee、ブルートゥースなどの近距離通信によってIDを取得してIoT装置を選択することも可能である。
【0054】
以下では、上述したIoTブラウザーについてより詳細に説明する。IoTブラウザーは、IoT装置をマップまたはリスト上で検索および選択できる機能および該IoT装置に対応するアプリケーションに対するリンク機能を提供する。
【0055】
図3は、本発明の一実施形態による、スマート機器40の画面に表示されるマップベースのIoTブラウザー300の画面を示す図である。ユーザによってスマート機器40においてIoTブラウザーが実行されれば、スマート機器40は、P−プラットフォームを介してユーザ認証を経た後、IoT装置に関する情報の伝達を受けてIoTブラウザー300にIoT装置を表示する。
【0056】
図3に示すように、スマート機器40において実行されて画面に表示されるIoTブラウザー300は、マップ上に様々なIoT装置に対応するアイコン341,342,343,351,352,353,361,362が表示される。該アイコンの位置は、対応するIoT装置の位置を示す。具体的には、
図3に示すように、IoTブラウザー300は、IoT自動販売機341,342,343、IoT監視カメラ351,352,353、およびIoT温度計361,362に対応するアイコンを表示していることを確認することができる。
【0057】
また、IoTブラウザー300は、アクセス可能なIoT装置のアイコンとアクセス不可能なIoT装置のアイコンを互いに異なる形態で表示することもできる。具体的には、IoTブラウザー300は、アクセス可能なIoT装置のアイコンをカラーで表示し、アクセス不可能なIoT装置のアイコンを白黒で表示することもできる。例えば、
図3に示すように、IoTブラウザー300は、第1IoT温度計361および第2温度計362を白黒で表示してアクセス不可であることを示し、第3IoT温度計363をカラーで表示してアクセス可能であることを示すことができる。
【0058】
なお、IoTブラウザー300は、現位置アイコン310、リストビューアイコン320、ブックマーク登録アイコン330、ブックマークリストアイコン335、検索アイコン370および設定アイコン380を表示する。現位置アイコン310は、マップ上でユーザの現在位置に移動する機能を行うアイコンである。
【0059】
リストビューアイコン320は、IoTブラウザー300をマップ基盤モードからリスト基盤モードに切り換える機能を果たす。リストビューアイコン320が選択されれば、IoTブラウザー300は、現在画面に表示されるIoT装置をリスト形態で表示する。
【0060】
ブックマーク登録アイコン330は星の形態で表示され、ユーザが現在マップに表示された位置または現在選択されたIoT装置115をブックマークとして登録する機能を果たす。すなわち、ユーザがマップが表示された状態でブックマーク登録アイコン330を選択すれば、IoTブラウザー300は、現在表示されたマップの中心領域をブックマークとして登録する。
【0061】
また、ユーザがIoT装置115の情報が表示された状態でブックマーク登録アイコン330を選択すれば、IoTブラウザー300は、該IoT装置115をブックマークとして登録する。
【0062】
ブックマークリストアイコン335は、ユーザによってブックマークに設定されたIoT装置または位置のリストであるブックマークリストを画面に表示する機能を果たす。具体的には、ブックマークアイコン330,335が選択されれば、IoTブラウザー300は、ブックマークリストをポップアップウィンドウとして開く。
【0063】
設定アイコン380は、IoTブラウザー300の様々な設定値を調節できる設定画面を表示する機能を果たす。IoTブラウザー300は、設定画面に基本マップの設定、ユーザID、ユーザパスワード、活性化したIoT装置だけの表示有無、検索語タグ、1画面に表示するIoT装置数などを設定するためのメニューを表示する。
【0064】
このように、IoTブラウザー300は様々な機能のアイコンを画面に表示する。
【0065】
また、IoTブラウザー300は、スマート機器40の解像度に応じて互いに異なるレイアウトで表示されることができる。また、IoTブラウザー300は、ユーザによって設定された基本マップ(例えば、ダウム(Daum)マップ、ネイバー(Naver)マップ、グーグルマップのうちいずれか1つ)を利用して構成されることもできる。
【0066】
また、IoTブラウザー300は、最初に表示するマップ領域を様々な方法によって選択することができる。第1方法として、IoTブラウザー300は、最初に表示するマップ領域に関する最初領域設定情報をP−プラットフォーム120から受信し、受信した最初領域設定情報に応じて最初に表示するマップ領域を決定することもできる。第2方法として、IoTブラウザー300は、以前に最後に表示した領域を最初に表示するマップ領域として表示することもできる。第3方法として、IoTブラウザー300は、ユーザの現在位置を最初に表示するマップ領域として表示することもできる。
【0067】
このように、IoTブラウザー300はマップをベースにして様々なIoT装置を表示することができ、特定IoT装置が選択されれば、選択されたIoT装置に対応するアプリケーションの目録を表示しダウンロードおよび設置できるようになる。
【0068】
以下では、IoTブラウザー300を実行させる2つの方法について説明する。IoTブラウザー300は、初期画面において、ユーザによって、IoTブラウザーアイコンが選択されるか、特定のコードがリーディングされれば、実行されることができる。
【0069】
第1方法として、
図4は、本発明の一実施形態による、ユーザのアイコン選択によってIoTブラウザー300を実行する方法を示す図である。ユーザによってIoTブラウザー300がダウンロードおよび設置された後には、
図4に示すように、スマート機器40の初期画面400にIoTブラウザーアイコン410が表示される。そして、ユーザによってIoTブラウザーアイコン410が選択されれば、スマート機器40は、IoTブラウザー300を実行させて画面に表示する。
【0070】
このように、ユーザは、初期画面のアイコンを選択してIoTブラウザー300を実行させることができる。
【0071】
第2方法として、
図5は、本発明の一実施形態による、QRコードによってIoTブラウザー300を実行する方法を示す図である。ここで、QRコードは一例に過ぎず、スマート機器40は様々なコード手段(例えば、バーコード、QRコード、RFID、NFCなど)を介した特定コードを用いてIoTブラウザー300を実行することもできることは勿論である。
【0072】
具体的には、
図5に示すように、先ず、スマート機器40は、IoT装置115に対応するQRコードをリーディングする(S510)。ここで、IoT装置115に対応するQRコードは、該IoT装置115に付着しているか、近かくに位置する。また、QRコードには、対応するIoT装置115の情報に対応するコード値がIoTブラウザー300において実行できる形態で含まれている。ここで、コード値はIoT装置115のID情報を含むこともできる。
【0073】
その次、スマート機器40は、QRコードを解釈してコード値を抽出する(S520)。具体的には、
図5に示すように、スマート機器40は、QRコードのコード値を「iotbrowser://lot?id=xabxsd23x」などのようにIoT装置115の情報に対応する形態で抽出する。
【0074】
また、スマート機器40は、抽出されたコード値を用いてIoTブラウザー300を実行させて画面に表示する(S530)。この時、スマート機器40は、抽出されたコード値を用いてP−プラットフォーム120からIoT装置115の位置情報を取得し、IoT装置115の位置情報に対応するマップ領域をIoTブラウザー300の最初画面に表示する。
【0075】
なお、スマート機器40は、抽出されたコード値に含まれたIoT装置115のIDを用いて該IoT装置115を検索し、検索された結果を画面に表示する(S540)。
【0076】
このような過程を通じ、ユーザはスマート機器40を用いてQRコードをリーディングすることにより、該QRコードに対応するIoT装置115をIoTブラウザー300において直ちに検索および選択できるようになる。
【0077】
図6は、本発明の一実施形態による、IoTブラウザー300において複数のIoT装置を一度に表示する画面を示す図である。
図6に示すように、IoT装置が特定領域に幾つか重なっている場合、IoTブラウザー300は、複数IoT装置アイコン610,620,630を画面に表示する。
【0078】
ここで、複数IoT装置アイコン610,620,630は、複数のIoT装置を代表するアイコンを示す。複数IoT装置アイコン610,620,630は内部に数字が表示され、該数字は対応するIoT装置の個数を示す。
【0079】
したがって、
図6において、第1の複数IoT装置アイコン610は45個のIoT装置を代表し、第2の複数IoT装置アイコン620は15個のIoT装置を代表し、第3の複数IoT装置アイコン630は215個のIoT装置を代表することが分かる。
【0080】
また、IoTブラウザー300は、複数IoT装置アイコン610,620,630に特定操作(例えば、ダブルタッチまたはダブルクリック)が入力されれば、操作が入力された複数IoT装置アイコンを中心にマップのズームレベルを拡大して表示する。また、IoTブラウザー300は、現在、最高ズームレベルの状態である場合、該複数IoT装置アイコンに対応するIoT装置に関するリストを画面に表示することもできる。
【0081】
なお、IoTブラウザー300は、複数IoT装置アイコン610,620,630に仮想のデバイスIDまたは代表デバイスIDをリンクさせておくこともできる。
【0082】
このように、IoTブラウザー300において複数のIoT装置を代表する複数IoT装置アイコンを表示することもできる。
【0083】
図7は、本発明の一実施形態による、特定IoT装置115の詳細情報を表示するIoTブラウザー300画面を示す図である。
【0084】
図3のIoTブラウザー300に表示されたIoT装置に対応するアイコン341,342,343,351,352,353,361,362)のうち、ユーザによって特定IoT装置115に対応するアイコンが選択された場合、IoTブラウザー300は、選択されたアイコンに対応するIoT装置115の詳細情報画面700を表示することもできる。この時、詳細情報画面700は、該IoT装置115の装置ID(Device ID)、サービスカテゴリー(Service Category)、装置タイプ(Device Type)、モデル名(Model Name)、活性化有無(Alive/Dead)、装置の位置情報(Device Location)、装置の説明(Description)などの情報を含むこともできる。
【0085】
図8は、本発明の一実施形態による、特定IoT装置115に対応するアプリケーションリスト画面800を示す図である。
【0086】
図3のIoTブラウザー300に表示されたIoT装置に対応するアイコン341,342,343,351,352,353,361,362のうち、ユーザによって特定IoT装置115に対応するアイコンが選択された場合、IoTブラウザー300は、
図8に示すように、選択されたアイコンに対応するIoT装置115に対するアプリケーションリスト画面800を表示することもできる。
【0087】
ここで、アプリケーションリスト画面800は、特定IoT装置115をアクセスおよび制御してIoTサービスを利用できるようにするアプリケーションのリストを表示する画面である。具体的には、IoTブラウザー300は、IoT装置115に対応するアプリケーション目録をS−プラットフォーム140に問い合わせて受信し、受信したアプリケーション目録を用いてアプリケーションリスト画面800を表示する。例えば、
図8においては、特定IoT装置115にアクセスするためのアプリケーションがApp1、App2、App3、App4として合計4個であることを確認することができる。
【0088】
また、IoTブラウザー300は、各アプリケーションの設置有無およびアップデート有無に応じて、該アプリケーション項目に互いに異なるボタンを表示する。具体的には、IoTブラウザー300は、リストに対応するアプリケーションがスマート機器40に最新バージョンで設置された状態である場合は、「実行」ボタン810を表示する。また、IoTブラウザー300は、リストに対応するアプリケーションがスマート機器40に以前のバージョンで設置された状態である場合は、「実行」ボタン810と「アップデート」ボタン820を共に表示する。また、IoTブラウザー300は、リストに対応するアプリケーションがスマート機器40に設置されていない状態である場合は、「設置」ボタン840を表示する。すなわち、
図8において、App1は最新バージョンが設置された状態であり、App2は以前バージョンが設置された状態であり、App3は設置されていない状態であることを確認することができる。
【0089】
ユーザによって「実行」ボタン810が選択されれば、IoTブラウザー300は、対応するアプリケーションを実行する。また、ユーザによって「アップデート」ボタン820が選択されれば、IoTブラウザー300は、S−プラットフォーム140からアップデートデータをダウンロードして、対応するアプリケーションをアップデートする。また、ユーザによって「設置」ボタン840が選択されれば、IoTブラウザー300は、対応するアプリケーションをS−プラットフォーム140からダウンロードしてスマート機器40内に設置する。
【0090】
また、IoTブラウザー300は、アプリケーションリスト画面800上にウェブサイトにリンクされる「リンク」ボタン830を表示することもできる。例えば、
図8において、「App4」は特定IoT装置115に対するIoTサービスを提供するウェブサイトリンクを示す項目である。したがって、ユーザが「App4」を選択する場合、IoTブラウザー300は、対応するウェブサイトを画面に表示する。
【0091】
このように、アプリケーションリスト画面800を介して、ユーザは、IoT装置115に対するIoTサービスを利用するためのアプリケーションを容易に設置および使用できるようになる。
【0092】
以下では、
図9および
図10を参照し、IoTブラウザー300のブックマーク画面について説明する。IoTブラウザー300は、特定位置または特定IoT装置に関するブックマークリストを提供することができる。
【0093】
図9は、本発明の一実施形態による、位置ブックマークリスト画面900を示す図である。
【0094】
IoTブラウザー300は、特定位置をブックマークとして登録することができる。具体的には、
図3に示すように、ブックマーク登録アイコン330は星の形態で表示され、ユーザが現在マップに表示された位置または現在選択されたIoT装置115をブックマークとして登録する機能を果たす。すなわち、ユーザは、マップが表示された状態でブックマーク登録アイコン330を選択すれば、IoTブラウザー300は、現在表示されたマップの中心領域をブックマークとして登録する。
【0095】
また、ユーザによって
図3に示されたブックマークリストアイコン335が選択されれば、IoTブラウザー300は、ユーザによってブックマークに設定された位置のリストである位置ブックマークリスト画面900を表示する。
図9に示すように、位置ブックマークリスト画面900は、ユーザによって選択された様々な位置が登録されていることを確認することができる。位置ブックマークリスト画面900において特定項目が選択されれば、IoTブラウザー300は、該項目に対応する位置を中心にマップを表示する。
【0096】
図10は、本発明の一実施形態による、IoT装置ブックマークリスト画面1000を示す図である。
【0097】
IoTブラウザー300は、特定IoT装置をブックマークとして登録することができる。具体的には、ブックマーク登録アイコン330は星の形態で表示され、ユーザが現在マップに表示された位置または現在選択されたIoT装置115をブックマークとして登録する機能を果たす。
図7のようにIoT装置の詳細情報が表示された状態でブックマーク登録アイコンを選択すれば、IoTブラウザー300は、現在表示されたIoT装置をブックマークとして登録する。
【0098】
また、ユーザによって
図3に示されたブックマークリストアイコン335が選択されれば、IoTブラウザー300は、ユーザによってブックマークに設定されたIoT装置のリストであるIoT装置ブックマークリスト画面1000を表示する。
【0099】
図10に示すように、IoT装置ブックマークリスト画面1000は、ユーザによって選択された様々なIoT装置が登録されていることを確認することができる。IoT装置ブックマークリスト画面900において特定項目が選択されれば、IoTブラウザー300は、該項目に対応するIoT装置の位置を中心にマップを表示する。
【0100】
このように、IoTブラウザー300は、位置またはIoT装置に対するブックマーク機能を提供する。
【0101】
図11は、本発明の一実施形態による、基本マップ設定画面1100を示す図である。
【0102】
ユーザによって
図3の設定アイコン380が選択されれば、IoTブラウザー300は、
図11に示された基本マップ設定画面1100を表示することができる。基本マップ設定画面1100はIoTブラウザー300においてIoT装置の位置を表示するための基本マップを選択する画面であり、
図11に示すように様々なマップをリストとして表示することができる。また、ユーザによって特定マップが選択されれば、IoTブラウザー300は、ユーザによって選択されたマップを基本マップとして用いてIoT装置の位置を表示する。
【0103】
一方、本発明の一実施形態による、IoTソフトウェアプラットフォーム100、D−プラットフォーム110、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140はその名称に制限されず、該当機能に該当するソフトウェア、電子装置、またはシステムであれば、いずれにも適用できることは勿論である。
【0104】
また、IoTソフトウェアプラットフォーム100、D−プラットフォーム110、P−プラットフォーム120、M−プラットフォーム130およびS−プラットフォーム140は、ソフトウェアプラットフォームの形態ではない、その他のライブラリー、ソフトウェアソリューション、ソフトウェアパッケージ、ソフトウェアフレームワーク、個別的なソフトウェアなどの様々な形態を有することができることは勿論である。
【0105】
一方、本実施形態による上述したIoTブラウザー300の機能を行うようにするコンピュータプログラムを収録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも本発明の技術的思想が適用できることは勿論である。また、本発明の様々な実施形態による技術的思想は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたコンピュータ読み取り可能なコード形態で実現されることもできる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータによって読むことができ、データを格納することができるいずれのデータ格納装置でも可能である。例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光ディスク、ハードディスクドライブなどであってもよいことは勿論である。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されたコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラムは、コンピュータ間に接続されたネットワークを介して転送されることもできる。
【0106】
また、本発明の一実施形態による、スマート機器40は、スマートフォンおよびタブレットPCの他にIoTサービスを提供するためにIoTブラウザーを実行できるいずれのモバイル機器でも代替して適用できることは勿論である。
【0107】
また、以上では本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されず、請求範囲において請求する本発明の要旨を逸脱せずに当発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって様々な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想や展望から個別的に理解してはならない。