特許第5736477号(P5736477)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5736477オンライン環境内でユーザに紹介するための関連ユーザを選択するシステム及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5736477
(24)【登録日】2015年4月24日
(45)【発行日】2015年6月17日
(54)【発明の名称】オンライン環境内でユーザに紹介するための関連ユーザを選択するシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20150528BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【請求項の数】8
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-37912(P2014-37912)
(22)【出願日】2014年2月28日
(62)【分割の表示】特願2012-500817(P2012-500817)の分割
【原出願日】2010年2月25日
(65)【公開番号】特開2014-139808(P2014-139808A)
(43)【公開日】2014年7月31日
【審査請求日】2014年3月25日
(31)【優先権主張番号】12/407,746
(32)【優先日】2009年3月19日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511227358
【氏名又は名称】イフウィー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Ifwe Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(72)【発明者】
【氏名】シュライアー−スミス,ヨハン,エム
【審査官】 貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−328723(JP,A)
【文献】 特開2005−259074(JP,A)
【文献】 特開2000−066970(JP,A)
【文献】 特開2006−158956(JP,A)
【文献】 徳永徹郎,コミュニティ内のコミュニケーション履歴を活用したブログ投稿・閲覧システム,FIT2007 第6回情報科学技術フォーラム,日本,社団法人情報処理学会,2007年 8月22日,第213−214頁
【文献】 古川潤,社会ネットワークにおけるユーザの属性と振舞を利用したコミュニケーション支援システムの設計と評価,第70回(平成20年)全国大会講演論文集(1),日本,社団法人情報処理学会,2008年 3月13日,第1−613〜1−614頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 50/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルネットワーク内の参加ユーザにオンラインで紹介するための関連ユーザを選択する方法であって、該方法は、
サーバで前記参加ユーザのユーザ装置から前記ソーシャルネットワーク内の前記関連ユーザを紹介されるための要求を受け取ること、
前記サーバによって、前記ソーシャルネットワーク内の複数のユーザに関連する一連の社会的経歴であって、前記ソーシャルネットワーク内で互いに作用し合う前記複数のユーザによって実行される前記一連の社会的相互作用を含む一連の社会的経歴を生成すること、
前記サーバによって前記参加ユーザの前記ユーザ装置での表示のための前記関連ユーザのユーザデータを生成すること、及び、
前記サーバによって、前記参加ユーザが前記ソーシャルネットワーク内の前記関連ユーザと会うことに興味があるかどうかを決定する前記ユーザ装置を使用する前記参加ユーザによって行われた指示のために、前記参加ユーザの前記ユーザ装置を監視すること、
を備え、
前記一連の社会的経歴を生成することは、
前記サーバによって、高い重み付け係数が社会的相互作用の特定のタイプに社会的相互作用の他のタイプより割り当てられるように、前記一連の社会的経歴に含まれる前記一連の社会的相互作用における社会的相互作用のタイプに基づいて前記一連の社会的経歴に重み付け係数を割り当てること、及び、
前記サーバによって、前記重み付け係数に基づいて前記参加ユーザに紹介される前記関連ユーザを自動的に選択することを含み、
前記方法は、
前記サーバによって前記重み付け係数に基づいて複数の関連ユーザを特定することと、
前記サーバによって、興味の通知に反応する前記複数の関連ユーザのそれぞれの反応性基準を増加することと、
前記サーバによって、前記複数の関連ユーザのそれぞれの反応性基準に基づいて前記複数の関連ユーザのそれぞれの順位を決定することと、
前記サーバによって、前記複数の関連ユーザのそれぞれに割り当てられた前記順位に基づいて、前記参加ユーザの前記ユーザ装置での表示のための前記複数の関連ユーザを提示することと
をさらに備える、方法。
【請求項2】
前記重み付け係数を割り当てることは、受信されたメッセージより送信されたメッセージに高い重み付け係数を割り当てることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記重み付け係数を割り当てることは、コメントを投稿することよりメッセージの送信に高い重み付け係数を割り当てることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記重み付け係数を割り当てることは、社会的繋がりよりメッセージの送信に高い重み付け係数を割り当てることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記社会的相互作用のタイプは、興味の通知の開始を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記社会的相互作用のタイプは、前記ソーシャルネットワーク内の社会的繋がりを確立するための招待を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記社会的相互作用のタイプは、メッセージを送信すること、メッセージを受信すること、コメントを投稿すること、又はプロファイルを閲覧することのいずれかを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記サーバによって前記重み付け係数に使用する前記一連の社会的経歴の統計的属性を算出することであって、前記統計的属性が前記一連の社会的経歴の特定の社会的経歴に関連する特定のユーザの選択可能性を表示し、前記関連ユーザが更に前記統計的属性に基づいて選択されるように算出することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2009年3月19日出願の米国特許出願第12/407,746号の優先権を主張し、その全体を参照することによって本明細書中に援用する。
【背景技術】
【0002】
オンライン環境内のソーシャルネットワークは、種々のタイプの社会活動及び行動に従事及び参加するために、個人によって次第に利用されている。例えば、個人は、友達関係、気軽な関係、ロマンチックな関係、取引関係を促進するためや、他人との関係及び初めの会話を維持するために、オンラインソーシャルネットワークを利用する。現代社会において生活のペースが速まるにつれて、インターネットへの高速ネットワーク接続の普及や、無線機能を備えた携帯機器の利用、オンライン環境は、人々が互いに意思疎通をしたり交流したりする支配的なメカニズムの一つとなっている。
【0003】
例えば、オンラインソーシャルネットワークは、現在の友人、家族、仕事仲間と連絡を取り合ったり、連絡を取り続けたりするために、全ての年齢及び人口層の多くの個人によって、次第に利用されている。オンラインソーシャルネットワークは、また、知人や潜在的なビジネスパートナーとの関係を構築するために、次第に利用されている。さらに、オンラインソーシャルネットワークを介して、ユーザは、共通の興味を持つグループに参加し、同じ興味を持つ他人に出会い、及び/又は、知人、友人及び/又は知り合いの最新の連絡先にアクセスする。すでに巨大で連続的に増大するユーザベースのオンラインソーシャルネットワークは、さらに、集約されて利用されることができるユーザの関係データ及び相互作用データの量に起因して、ユーザ体験を深める。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、本発明の一実施形態に係るオンライン環境内のユーザに紹介されるべき関連ユーザを選択するためのホストサーバと通信可能な顧客装置又はユーザ装置のブロック図である。
【0005】
図2図2は、本発明の一実施形態に係るオンライン環境内のユーザに紹介するための関連ユーザを選択するホストサーバの構成要素のブロック図である。
【0006】
図3A図3Aは、本発明の一実施形態に係る複数ユーザを有するソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の例示の図である。
【0007】
図3B図3Bは、本発明の一実施形態に係る複数ユーザ及びユーザグループを有するソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の他の例示の図を示す。
【0008】
図3C図3Cは、本発明の一実施形態に係るオンライン環境内のソーシャルネットワークにおける各ユーザノードに関連した頻度カウンタ、スコア及び順位を示す表の一例である。
【0009】
図4図4は、本発明の一実施形態に係るオンライン環境内のソーシャルネットワークにおいて生じた異なるタイプの交流/関係に割り当てられた重み付け係数を示す表の一例である。
【0010】
図5図5は、本発明の一実施形態に係るユーザプロファイルページを示すユーザインタフェースの一例である。
【0011】
図6A図6Aは、本発明の一実施形態に係る関連ユーザに会うことに興味があるか無いかを特定するための参加ユーザ用のユーザインタフェースの一例である。
【0012】
図6B図6Bは、本発明の一実施形態に係る参加ユーザが特定の興味を有する関連ユーザのイメージ及び略歴を示すユーザインタフェースの一例である。
【0013】
図6C図6Cは、本発明の一実施形態に係る参加ユーザに興味を示した関連ユーザを示すユーザインタフェースの一例である。
【0014】
図7A図7Aは、本発明の一実施形態に係る参加ユーザに紹介されるべき一人以上の関連ユーザを選択するためのプロセスの一例を表すフロー図である。
図7B図7Bは、本発明の一実施形態に係る参加ユーザに紹介されるべき一人以上の関連ユーザを選択するためのプロセスの一例を表すフロー図である。
【0015】
図8A図8Aは、本発明の一実施形態に係る関連スコアを用いて関連ユーザを選択するためのプロセスの一例を表すフロー図である。
【0016】
図8B図8Bは、本発明の一実施形態に係る関連スコアを生成するために、オンラインソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の表示を用いるためのプロセスの一例を表すフロー図である。
【0017】
図9図9は、本発明の一実施形態に係る本明細書中に記載された任意の1以上の方法論を、機械に実行させるために、一連の指示が実行されるコンピュータシステムの例示における機械の図表示である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下の説明及び図面は、例示的であり、限定するものとして解釈されるべきではない。本開示の十分な理解を提供するために、多数の具体的詳細を記載している。しかしながら、場合によっては、記載を曖昧にすることを避けるために、公知の又は従来の説明を記載していない。本開示中の一つの又はある実施形態への言及は、同じ実施形態への言及であり得るが、必ずしもそうではなく、そのような言及は、実施形態の少なくとも一つを意味する。
【0019】
本明細書中の「一実施形態」又は「ある実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載された機能、構造又は特徴が、本開示の少なくとも一つの実施形態中に含められることを意味する。本明細書中の多数の箇所における用語「一つの実施形態」の出現は、全て、必ずしも同じ実施形態への言及ではなく、他の実施形態を相互に除いた別の又は他の実施形態ではない。さらに、幾つかの実施形態によって示され、他の実施形態によって示されない多数の特徴を記載している。同様に、幾つかの実施形態のためであって、他の実施形態のためではない要求である多数の要求を記載している。
【0020】
一般的に、本明細書中で使用される用語は、本開示の文脈の中で、及び各用語が使用される具体的な文脈内で、当該分野においてそれらの通常の意味を有する。本開示を記載するために使用される特定の用語は、本開示の記載に関する実施者に付加的な案内を提供するために、以下、又は本明細書中の何れかに記載されている。便宜上、特定の用語は、例えば、イタリック体及び/又は引用符を用いて強調されている。強調表示の使用は、用語の範囲及び意味に影響しない;すなわち、用語の範囲及び意味は、強調表示しているかどうかに拘らず、同じ文脈では同じである。当然のことながら、同じことが一つ以上の方法で言われることができる。
【0021】
その結果、他の用語及び同義語が、本明細書中で議論される任意の一以上の用語に代わって使用されてもよく、用語が本明細書中で詳述されるか、議論されるかどうかについて、特別に重視されるべきではない。一以上の同義語の列挙は、他の同義語の使用を排除しない。本明細書中で議論される任意の用語の例示を含む本明細書中の何れかの例示の使用は、例証に過ぎず、本開示又は任意の例示された用語の範囲及び意味をさらに限定することを意図しない。同様に、本開示は、本明細書中で説明される幾つかの実施形態に限定されない。
【0022】
本開示の範囲をさらに限定することを意図せず、本開示の実施形態に係る機器、装置、方法及びそれらの関連した結果について、以下に説明する。名称又は副題が読み手の便宜のために例示中に使用されてもよく、本開示の範囲を限定すべきではないことに留意されたい。別段の定義がない限り、本明細書中で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示が関連する当業者によって共通に理解されるのと同じ意味を有する。対立する場合、本明細書が、定義を含めて規制する。
【0023】
本開示の実施形態は、オンライン環境内のユーザに紹介するための関連ユーザを選択するためのシステム及び方法を含む。
【0024】
図1は、一実施形態に係るオンライン環境内のユーザに紹介されるべき関連ユーザを選択するためのホストサーバ124と通信可能な顧客装置又はユーザ装置102A−Nのブロック図を示す。
【0025】
複数の顧客装置又はユーザ装置102A−Nは、任意のシステム及び/又は装置、及び/又は、他の装置、サーバ及び/又は他のシステムとの接続を確立できる装置/システムの任意の組み合わせであり得る。一般的に、顧客装置又はユーザ装置102A−Nは、ユーザに対して装置間で、交換されたデータを提示するためのディスプレイ又は他の出力機能を含む。例えば、顧客装置及びコンテンツプロバイダは、サーバデスクトップ、デスクトップコンピュータ、コンピュータクラスタ、ノート型パソコン、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、PDA(携帯情報端末)、ブラックベリ装置、Treo,及び/又はアイフォン等の移動型コンピュータ装置であり得るが、これらに限定されない。一実施形態において、顧客装置又はユーザ装置102A−Nは、ネットワーク106に連結されている。幾つかの実施形態において、顧客装置又はユーザ装置102A−Nは、互いに直接接続されていてもよい。
【0026】
顧客装置又はユーザ装置102A−N及びホストサーバ124が通信するネットワーク106は、インターネット等の電話によるネットワーク、オープンネットワーク、又はイントラネット及び/又はエクストラネット等のプライベートネットワークであってもよい。例えば、インターネットは、ファイル転送、リモートログイン、電子メール、ニュース、RSS、及び、TCP/IPプロトコル、オープンシステムインターコネクション(OSI)、FTP(ファイル転送プロトコル)、UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)、iSCSI(インターネットスモールコンピュータシステムインタフェース)、NSF、ISDN(総合デジタル通信網)、PDH,RS−232,SDH(同期デジタル階層)、SONET(同期光ネットワーク)等の任意の公知又は便利なプロトコルを介した他の装置を提供できるが、プロトコルはこれらに限定されるものではない。
【0027】
ネットワーク106は、顧客装置又はユーザ装置102A−N及びホストサーバ124に接続性を提供するために、全体的に又は部分的に並行して作動する異なるネットワークの任意の集合体であり、使用可能なシステム及び装置に対する一以上のネットワークのように思われるかもしれない。一実施形態において、顧客装置又はユーザ装置102A−Nへの通信、及び顧客装置又はユーザ装置102A−Nからの通信は、インターネット等のオープンネットワーク、又は、イントラネット及び/又はエクストラネット等のプライベートネットワークによって達成されることができる。一実施形態において、通信は、セキュリティソケット層(SSL)又はトランスポート層セキュリティー(TLS)等の安全通信プロトコルによって達成されることができる。
【0028】
さらに、通信は、一以上のローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、キャンパスエリアネットワーク(CAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)、グローバルシステムフォー・モバイルコミュニケーションズ(GSM)、パーソナル通信サービス(PCS)、デジタル先進移動電話サービス(D−Amps)、ブルートゥース、ワイファイ、固定無線データ、2G,2.5G,3Gネットワーク、汎用パケット無線通信システム(GPRS),改良GPRS、TCP/IP,SMS,MMS、拡張メッセージングプレゼンスプロトコル(XMPP)、リアルタイムメッセージングプロトコル(RTMP)、インスタントメッセージングプレゼンスプロトコル(IMPP)、インスタントメッセージング、USSD、IRC、或いは、任意の他の無線データネットワーク又はメッセージングプロトコル等のメッセージングプロトコル等、一以上の無線ネットワークを介して達成されることができるが、無線ネットワークはこれらに限定されるものではない。
【0029】
ユーザデータ格納部128は、ソフトウェア、記述データ、イメージ、システム情報、ドライバ、及び/又は、ホストサーバ124及び/又は任意の他の作動用サーバによって利用される他のデータ項目を格納することができる。ユーザデータ格納部128は、ホストサーバ124に連結されてもよい。ユーザデータ格納部128は、例えば、オラクル、DB2、マイクロソフトアクセス、マイクロソフトSQLサーバ、ポストグレスSQL、マイエスキューエル及びファイルメーカー等のデータベース管理システム(DBMS)によって管理されてもよいが、データベース管理システムはこれらに限定されるものではない。
【0030】
ユーザデータ格納部128は、オブジェクト指向技術及び/又はテキストファイルを介して実装されることができるとともに、分散型データベース管理システム、オブジェクト指向データベース管理システム(OODBMS)(例えば、コンセプトベース、FastDBメインメモリデータベース管理システム、ジャバデータオブジェクトインストルメント、オブジェクトデータベース等)、オブジェクト関係データベース管理システム(ORDBMS)(例えば、インフォミクス、オープンリンクヴィルトゥオーソ、バージョン管理データ格納(VMDS)等)、ファイルシステム、及び/又は他の便利な又は公知のデータベース管理パッケージによって管理されることができる。
【0031】
幾つかの実施形態において、ホストサーバ124は、ユーザデータ格納部128内に格納されるべきデータを提供することができ、及び/又は、ユーザデータ格納部128内に格納されたデータを回収することができる。ユーザデータ格納部128は、オンラインソーシャルネットワーク内のユーザのユーザ情報を含む静的なユーザデータを格納することができる。例えば、静的なユーザデータは、ユーザの名前及び名字、有効な電子メールID、固有のユーザ名、年齢、婚暦、職業、所在地、学歴、故郷、出身学校、兄弟姉妹の数、地位、民族性、人種等の個人情報の記述データを含むことができるが、個人情報はこれらに限定されるものではない。さらに、ユーザ情報は、活動、趣味、専門情報、写真等を含んでもよい興味深い情報を含むが、興味深い情報はこれらに限定されるものではない。
【0032】
一実施形態において、ユーザデータ格納部128内に格納されるユーザデータは、ユーザによって明確に特定される。例えば、ユーザ(訪問者/サービス加入者)は、ソーシャルネットワーキング関連サービス等のサービスを申し込むと、有効な電子メールアドレス、サービスのアドレス、有効なクレジットカード番号、社会保障番号、ユーザ名、及び/又は年齢等の一連の情報が要求されるかもしれない。ユーザ情報フォームは、例えば、位置、活動、趣味、民族性、写真等の選択項目を含むことができるが、選択項目はこれらに限定されるものではない。ユーザデータ格納部128内に格納されるユーザデータの例として、ユーザ名、ユーザの職業/役職、ユーザアドレス、加入情報、ハードウェアID,ハードウェアモデル、ソフトウェアバージョンID等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0033】
また、ユーザデータ格納部128は、動的なユーザデータを格納することができる。該動的なユーザデータは、ユーザによって明確に提出されるか、一以上のソフトウェアエージェント及び/又は、モジュールユーザデータ格納部128に接続されたホストサーバ124等のハードウェアモジュールを介して提供されることができる。例えば、ユーザは、ユーザデータ格納部128内に格納されることができる彼/彼女のユーザプロファイルを定期的に更新することができる。同様に、ユーザ選択は、自動的に特定されるとともに、ユーザデータ格納部128内に格納されることができる。幾つかの実施形態において、ユーザ相互作用、他のユーザとの関係性、ユーザ接続、ソーシャルレコード、社会的経歴等の動的情報、及び/又は任意の通信記録は、ユーザデータ格納部128内に記録されるとともに、格納されることができる。
【0034】
図2は、一実施形態に係るオンライン環境内のユーザに紹介するための関連ユーザを選択するホストサーバ224の構成要素のブロック図を示す。
【0035】
ホストサーバ224は、ネットワークインタフェース202、相互作用/関係管理モジュール204、表現生成モジュール206、ノード横断モジュール208、テストユーザ生成モジュール210、スコア生成モジュール212、反応性モジュール214、選択モジュール216、及び/又は提示モジュール218を含む。一実施形態において、ホストサーバ224は、ユーザデータ格納部228に接続されている。ユーザデータ格納部228については、図1の例をさらに参照して説明する。
【0036】
本開示の新規技術から逸脱することなく、モジュールを追加したり減らしたりすることも可能である。さらに、図1の例における各モジュールは、ハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールの任意の組み合わせを実装されて、サブモジュール、及びシステムの任意の数及び組み合わせを含むことができる。
【0037】
ホストサーバ224は、分散型(物理的分散型及び/又は機能的分散型)構成要素から構成されるように示されているが、集約的な構成要素として実装されることができよう。幾つかの実施形態において、モジュールの幾つか又は全て、及び/又はモジュールのそれぞれによって表現された機能は、任意の便利な又は公知の方法で組み合わせられることができる。さらに、モジュールによって表現された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにおいて、それぞれ又はその任意の組み合わせで、部分的に又は全体的に、実装されることができる。
【0038】
図2の例において、ネットワークインタフェース202は、ホスト及び外部実体によって支持された任意の公知の及び/又は便利な通信プロトコルを介して、ホストサーバの外側にある実体とのネットワーク内のデータを、ホストサーバ224に媒介させることができるネットワーク装置であり得る。ネットワークインタフェース202は、ネットワークアダプタカード、無線ネットワークインタフェースカード、ルータ、アクセスポイント、無線ルータ、スイッチ、多層スイッチ、プロトコル変換器、ゲートウェイ、ブリッジ、ブリッジルータ、ハブ、デジタルメディア受信器、及び/又はリピータの一以上を含むことができる。
【0039】
ホストサーバ224の一実施形態は、相互作用/関係管理モジュール204を含む。該相互作用/関係管理モジュール204は、相互作用、行為、関係、現在の関係、及び/又は要求された関係の発生を特定し、検出し、追跡し、管理し、記録し、及び/又は処理することが可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0040】
相互作用/関係管理モジュール204は、動作中に、オンラインソーシャルネットワーク内の複数ユーザ間で生じた一連の社会的相互作用又は社会的関係を特定するとともに検出するために、ネットワークインタフェース202と通信可能である。一般的に、オンラインソーシャルネットワーク内で生じた社会的相互作用は、顧客装置又はユーザ装置(例えば、携帯電話、電話、スマートフォン、PDA、アイフォン、ブラックベリ、コンピュータ、ラップトップ、及び/又はパームトップ等)を用いて、ユーザによって開始される。任意のタイプの関係又は相互作用は、検出され、続いて追跡され、及び/又はさらなる処理及び分析のために記録されることができる。関係/社会的関係のタイプは、種々のタイプの関係(例えば、友達関係、同僚、家族、ロマンチックな関係等)、又は不特定のタイプの関係/社会的関係を含むことができる。一般的に、オンラインソーシャルネットワーク内の関係は、関係要求を要求及び受け入れて、その結果、相互に関係付けられたユーザを言う。
【0041】
オンラインソーシャルネットワーク内で生じる相互作用/行為は、例えば、該ソーシャルネットワーク内で社会的関係を確立するための招待を送信又は受信すること、メッセージを送信又は受信すること、プロフィルを閲覧すること、コメントを投稿すること、情報を投稿すること、グループに参加すること、イベントやパーティへの招待を送信又は受信すること、グループに所属すること、グループを作ること等を含むことができるが、これらに限定されるものではない。相互作用/関係管理モジュール204は、これらの行為を記録し、これらの行為の送信者及び受信者を決定する。行為がグループに関連する場合、相互作用/関係管理モジュール204は、また、関連グループを決定し、格納する。
【0042】
一実施形態において、相互作用/関係管理モジュール204によって検出された社会的相互作用は、また、興味の通知を送信すること、興味の通知を受信すること、及び/又は興味の通知に応答することを含む。例えば、特定ユーザが興味を示した場合、興味の通知は、特定ユーザのために特定された関連ユーザに送信され得る。関連ユーザは、特定ユーザに興味を示した場合、通知に応答することができる。特定ユーザに送信された興味の通知は、匿名であっても、匿名でなくてもよい。これらの相互作用は、また、相互作用/関係管理モジュール204によって追跡される。
【0043】
一実施形態において、相互作用/関係管理モジュール204は、イベントの発生の日付/時間を決定し、発生に関連したタイムスタンプを格納する。イベントの発生に関連した日付及び/又は時間は、特定ユーザのために関連ユーザを選択する際の各相互作用の重み付けの決定に考慮されることができよう。例えば、一般的に、一連のより古いイベントは、より新しく生じたイベントより低く重み付けされる。一実施形態において、イベントに割り当てられた重み付けは、時間とともに、急激に、二次的に、又は直線的に減少する。
【0044】
ホストサーバ224の一実施形態は、表現生成モジュール206を含む。該表現生成モジュール206は、さらなる処理のためにユーザ間でオンラインソーシャルネットワーク内で生じた社会的関係及び社会的経歴の表現を生成可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0045】
表現生成モジュール206は、動作中に、相互作用/関係管理モジュール204によって管理及び追跡された関係/相互作用の全て又は一部にアクセスするために、相互作用/関係管理モジュール204との通信セッションを確立する。表現生成モジュール206は、表現を構築し、さらなる処理を行うために関連した関係/相互作用を回収する際に、フィルタ(例えば、時間特異的、ユーザ特異的、イベント特異的、関係のタイプ)を適用できる。
【0046】
例えば、過去2ヶ月内に生じた関連した関係/相互作用、又は一以上の特定ユーザに属する関連した関係/相互作用である。或いは、関連した関係/相互作用は、フィルタリング又は予め選択することなく、相互作用/関係管理モジュール204から回収されてもよい。
【0047】
関連した関係/相互作用を用いて、表現生成モジュール206は、一連の社会的相互作用の表現を生成することができる。該表現内において、表現生成モジュール206は、ノード(例えば、ユーザノード)に相当するように複数ユーザのそれぞれを割り当て、関連ユーザが特定されるべきユーザは、起点ノードに相当する。さらに、表現生成モジュール206は、ノード接続エッジに相当するように一連の社会的相互作用のそれぞれを割り当て、起点ノードは、一連の起点ノード接続エッジに相当する。
【0048】
表現内において、二人のユーザは、二つのユーザノードによって表現される二人のユーザ間に生じた及び/又は存在する社会的相互作用又は社会的繋がり(例えば、関係性)を表現する接続エッジによって接続されることができる。表現について、さらに、図3A及び3Bの例をさらに参照して図示及び説明する。
【0049】
一実施形態において、表現生成モジュール206は、社会的相互作用又は社会的繋がりを表現する接続エッジに重み付け値を割り当てる。該重み付け値は、相互作用のタイプ、関係性のタイプ、その相互作用が最後に何時生じたか、及び/又は関係性の持続性に基づいて割り当てられることができる。重み付け値は、ソーシャルネットワーク内のユーザの関連スコアを算出するために特定ノードの接続エッジを選択する際に使用されることができる。一般的に、より高い重み付け値は、使用される場合、その特定エッジのより高い選択確率に相当する。重み付け値の割り当て及び表現の統計的属性を算出するための使用について、図3A図8A及び8Bの例を参照して説明する。一実施形態において、重み付けは、重み付けモジュールによって割り当てられる。
【0050】
一実施形態において、ユーザノードの一部は、表現の次元が算出の強度のリソース強度を低減させるために縮小されることができるように、参照ノードとして選択される。表現内の参照ノードと他のノードとの間の距離は、表現内の任意の二つのノード間の距離が、参照ノードを用いて算出された距離の一次結合(例えば、加重結合)を用いて決定されることができる。したがって、任意の二つのノードの距離は、全てのノードの距離を含む反対の明示的計算として選択された参照ノードを用いて行われた明示的計算を用いて決定されることができる。ベクトル加法又は減法は、一次結合又は加重結合を行うために使用されることができる。一実施形態において、参照ノードモジュールは、参照ノードを選択し、該参照ノードを用いて距離計算を行う。
【0051】
参照ノードを用いることによって達成された次元縮小は、関連ユーザが、例えば、リアルタイムで又はリアルタイムに近い時間で、特定されるべきユーザの数を増加させるのに特に有用となり得る。参照ノード生成モジュールは、関連ユーザを特定するために必要な計算数を減少させることができ、その結果、計算をより速く且つより頻繁に行うことができ、オンラインソーシャルネットワーク内のユーザ体験を向上させるとともに、最適化させる。
【0052】
ホストサーバ224の一実施形態は、ノード横断モジュール208を含む。該ノード横断モジュール208は、表現生成モジュール206によって生成された表現を処理し、管理し、閲覧することが可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0053】
ノード横断モジュール208は、表現生成モジュール206に接続される。動作中に、ノード横断モジュール208は、社会的相互作用の表現内の特定ノードに接続された接続エッジの一つを選択することができる。初めに、ノード横断モジュール208は、関連ユーザが特定されるべきユーザに相当する起点ノードの一連の起点ノード接続エッジから、起点ノード接続エッジを選択する。該起点ノード接続エッジは、無作為に選択されるか、又は、規定関数、例えば、ノード接続エッジに割り当てられた任意の重み付け値を含む関数に従って選択されることができよう。
【0054】
起点ノード接続エッジが一度選択されると、ノード横断モジュール208は、選択された起点ノード接続エッジが関係する接続中間ノードを特定する。したがって、ノード横断モジュール208は、特定される接続中間ノードと関連した頻度カウンタを増加させることができる。ノード横断モジュール208は、接続エッジを選択するとともに関連ノードを特定する処理を継続する。ノード横断モジュール208が一度関連ノードを特定すると、また、関連ノードの頻度カウンタを増加させる。一実施形態において、頻度カウンタは頻度カウンタモジュールによって追跡され、増加される。
【0055】
各ノードが、起点ノード及び任意の中間ノードから接続する接続エッジを横断することによって到達されることができる頻度は、起点ノードによって表現されるユーザに対する関連ユーザの関連性に相当する。したがって、各ユーザに対する関連スコアは、複数ユーザのそれぞれと関連したノードのそれぞれの頻度カウンタを用いて生成されることができる。一般的に、より高い関連スコアを有するユーザは、より高い頻度カウンタを有するノードに相当する。
【0056】
ホストサーバ224の一実施形態は、テストユーザ生成モジュール210を含む。該テストユーザ生成モジュール210は、オンラインソーシャルネットワーク内のテストユーザの仮想のユーザプロファイルを確立可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0057】
一実施形態において、テストユーザ生成モジュール210は、表現生成モジュール206に接続される。動作中に、テストユーザ生成モジュール210は、テストユーザの仮想のユーザプロファイルを生成する。これらのテストユーザは、実際のユーザ及び他のテストユーザに接続された接続エッジを有するユーザノードとして、社会的相互作用の表現内で紹介されてもよい。
【0058】
仮想のユーザプロファイルを有するテストユーザは、利用者行動を学習するために、ソーシャルネットワーク内のテストユーザ生成モジュール210によって実際のユーザに提示されることができる。テストユーザは、彼等が実際のユーザから生じる相互作用のタイプを特定するためのテストユーザとして提示されることができる。これらのテストユーザは、ユーザノードとして社会的相互作用の表現内で紹介されてもよく、また、相互作用は、接続エッジとして紹介されてもよい。テストユーザ及び実際のユーザがテストユーザと開始する相互作用は、システムが関連ユーザの選択を最適化することができる付加的データを提供する。
【0059】
ホストサーバ224の一実施形態は、スコア生成モジュール212を含む。該スコア生成モジュール212の一実施形態は、順位付けモジュールを含む。スコア生成モジュール212は、オンラインソーシャルネットワーク内で生じた相互作用/関係性を用いて、特定ユーザへの関連性に基づいて複数ユーザに対する関連スコアを生成可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0060】
スコア生成モジュール212は、相互作用/関係管理モジュール204及び/又はノード横断モジュール208に接続される。動作中に、スコア生成モジュール212は、相互作用/関係管理モジュール204と通信し、オンラインソーシャルネットワーク内の複数ユーザ間で生じた一連の社会的相互作用及び/又は社会的繋がりを用いて、複数ユーザのそれぞれに対する関連スコアを生成する。
【0061】
一実施形態において、スコア生成モジュール212は、ノード横断モジュール208と通信し、各ノードが、接続エッジを横断することによって起点ノードからどれだけ頻繁に到達されることができるか決定する。ノード横断モジュール208から得られた頻度データ(例えば、頻度カウンタ)を用いて、スコア生成モジュール212は、ユーザノードと関連した頻度情報に基づいて関連スコアを生成することができる。
【0062】
一実施形態において、スコア生成モジュール212は、関連ユーザを順位付けするために、ノードと関連した頻度カウンタを使用する。一般的に、より高い頻度カウンタを有するノードに関連したユーザは、より高く順位付けされる。一実施形態において、関連性に基づいたユーザの順位付けは、順位付けモジュールによって決定される。図3Cの例をさらに参照して、ユーザノード、関連頻度カウンタ、スコア及び順位の例の表を示す。
【0063】
一実施形態において、関連ユーザの順位付けは、また、ユーザがオンラインソーシャルネットワーク内で最後に何時アクティブだったか(例えば、ユーザが最後に何時ログオンか)を考慮する。一実施形態において、関連ユーザの順位付けの割り当ては、また、ユーザがオンラインソーシャルネットワークにログオンする頻度を考慮する。ユーザは、彼等がログオンされた最終時間、彼等がソーシャルネットワークにログオンする頻度、或いは、最終アクティブ時間及び頻度の組み合わせに基づいて、連続的尺度で順位付けされてもよい。例えば、同様の関連スコアを有する5人のユーザに対して、最も最近ログオンしたユーザ、又は、最も頻繁にログオンするユーザ、又はその組み合わせが、最も高く順位付けされる。その一方で、ログオンの頻度の低いユーザ、又は、最終ログオンがさらに以前であるユーザ、及び/又はその組み合わせは、最も低く順位付けされる関連ユーザとなり得る。
【0064】
或いは、ユーザは2進法で分類されてもよい。例えば、一定期間(例えば、1ヶ月以上、2ヶ月以上、6ヶ月以上等)ログオンしなかったユーザは、これらのユーザが興味の通知に応答しないかもしれないので、単に順位付けされないか、提示されるべき関連ユーザのリストから削除されてもよい。最近(例えば、過去2日、過去1週間、又は過去2週間)少なくとも一度ログオンしたユーザは、リスト上に残されてもよい。この場合、最終アクティブ時間がどれくらい最近であるかということは、そのユーザが順位付けされるかどうかや、他のユーザに提示されるかどうかに加えて、関連ユーザの特定の順位付けに影響しないかもしれない。
【0065】
一実施形態において、人口学的情報は、参加ユーザのために特定された関連ユーザのスコアを付けたり、順位付けをしたりする際に使用される。例えば、参加ユーザ及び関連ユーザの人口学的情報は、複数の関連ユーザのそれぞれの順位を決定する際の要因であり得る。一実施形態において、人口学的情報は、参加ユーザがソーシャルネットワーク内で比較的新しく、他のユーザとの多くの相互作用又は関係を有さない時に使用される。
【0066】
ホストサーバ224の一実施形態は、選択モジュール216を含む。該選択モジュール216は、例えば、特定ユーザに対する関連性に基づいて、参加ユーザに紹介されるべき候補ユーザを選択可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0067】
一実施形態において、選択モジュール216はスコア生成モジュール212に接続される。動作中に、選択モジュール216は、ユーザを示すノードと関連した関連性スコア及び/又は順位付け、並びに、関連ユーザの関連性を決定するために、スコア生成モジュール212と通信可能である。選択モジュール216は、次に、関連性スコア及び/又は順位付けを用いて、一連の関連ユーザを選択することができる。該一連の関連ユーザは、ゲームやアプリケーションに参加する特定ユーザに対して選択される。
【0068】
任意の数の関連ユーザが、特定されるか選択されることができる。例えば、関連ユーザは、上位15%の範囲内のスコアを有するユーザとして選択されてもよい。また、関連ユーザは、上位200位のユーザ、又は、全てのスコア付けされたユーザの上位10〜15%の順位のユーザとして選択されてもよい。
【0069】
一般的に、選択モジュール216は、ユーザの実際の社会的繋がりではない関連ユーザを選択する。一実施形態において、関連性スコア付け処理は、ユーザが他の人と会うことに興味がある可能性を決定するために、ユーザがすでに会った人は、選択処理から除外されることができる。
【0070】
ホストサーバ224の一実施形態は、提示モジュール218を含む。該提示モジュール218は、ユーザ、特定された関連ユーザに提示可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0071】
一実施形態において、提示モジュール218は、選択モジュール216及びユーザデータ格納部228に接続される。動作中に、提示モジュール218は、ユーザデータ格納部228から選択モジュール216によって選択されたユーザのユーザ情報を特定する。提示モジュール218は、ユーザ装置(例えば、コンピュータ、ラップトップ、携帯電話、ブラックベリ、アイフォン等)を介して、ユーザに対して一人以上の関連ユーザを電子的に提示する。関連ユーザについて提示された情報は、関連ユーザのイメージ及び/又は関連ユーザの経歴を含むことができる。関連ユーザは、複数の関連ユーザのそれぞれに割り当てられた順位付けに基づいて、参加ユーザに順番に提示されることができることに留意されたい。関連ユーザは、無作為に参加ユーザに提示される。一実施形態において、所定数の関連ユーザは、複数の関連ユーザから選択され、複数の関連ユーザの所定数が無作為に参加ユーザに提示される。
【0072】
ホストサーバ224の一実施形態は、反応性モジュール214を含む。該反応性モジュール214は、要求や興味の通知に見合うように、オンラインソーシャルネットワーク内のユーザの反応を検出及び追跡可能なソフトウェアエージェント及び/又はハードウェアモジュールの任意の組み合わせであり得る。
【0073】
一実施形態において、反応性モジュール214は、相互作用/関係管理モジュール204に接続され、ユーザが興味の通知に反応する場合或いは反応しない場合を検出する。ユーザの反応を追跡することによって、反応性モジュール214は、他のユーザからの興味の通知に応じてユーザの反応を決定することができる。一実施形態において、興味の通知が送信されたかどうかに関係なく、ユーザが他のユーザに提示された場合、反応性基準は減少されてもよい。
【0074】
反応性モジュール214は、さらに、動作中に、該反応性モジュール214がスコア生成モジュール212にユーザの反応情報を提供することができるように、スコア生成モジュール212に接続されてもよい。一実施形態において、関連ユーザのそれぞれの反応は、彼等の関連性順位を決定し、それに伴って、彼等が他のユーザに提示される可能性に影
響する要因である。
【0075】
一実施形態において、反応性基準は、他のユーザがユーザに興味を示した時間数と他のユーザがそのユーザに興味を示さなかった時間数の一次結合(例えば、a*number of yes_clicks_received + b* number of no _clicks_received)を用いて計算される。したがって、ユーザの反応性基準は、他のユーザに提示される時に増加する(反応性が低下する)。
【0076】
ユーザが、他の人に会ったり他の人に紹介されたりするゲーム(アプリケーション「Meet Me」(ミートミー)に参加しなかった場合、反応性基準はcに設定される。反応性基準が高い値になるほど、ユーザの反応性が低下する。a,b及びcは、それぞれ、正数又は負数であることに留意されたい。ユーザが、例えば、興味の通知に反応することによってゲームに参加する場合、反応性基準は低下される(例えば、「0」に設定される)。本表現において、より低い反応性基準はより高い反応性を示す。幾つかの実施形態において、反応性基準は、参加ユーザに対して紹介するのに適したユーザを選択するために、ユーザの関連性順位に関係なく使用されることに留意されたい。換言すれば、ユーザが、通知に反応することによって「Meet Me」(ミートミー)アプリケーションに参加すればするほど、他のユーザに提示されることができる頻度が多くなる。
【0077】
図3Aは、一実施形態に係る複数ユーザを有するオンラインソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の例示300の図を示す。
【0078】
社会的相互作用、社会的繋がり、及び/又は社会的経歴の例示300は、特定ユーザに対する関連ユーザを特定するために使用されることができる。例示300は、オンライン環境内の種々のユーザ間に存在するか又は生じる関係性、繋がり、相互作用及び行為を図示する。これらの繋がり及び相互作用は、また、「社会的経歴」とも言われ、例示300は、統計的属性が計算されることができるように、「社会的経歴」を追跡して維持するために使用されることができる。
【0079】
例えば、関係性は、ユーザがオンラインネットワーク内で互いに繋がっていることを示す。関係性のタイプは、また、オンラインネットワーク内で必要に応じて特定される(例えば、友人、知人、同僚、家族等)ことができよう。例示300は、また、オンラインソーシャルネットワーク内でユーザによって行われた行為の図示を含む。例えば、行為は、社会的相互作用、社会的経歴、社会的繋がり、及び社会的繋がりの開始等をふくむことができる。
【0080】
一実施形態において、例示300内で、複数ユーザのそれぞれは、ノード(例えば、ノード304,306,308等)に相当し、関連ユーザが特定されるべきユーザは、起点ノード302に相当する。社会的相互作用のそれぞれは、ノード接続エッジ(例えば、エッジ303,305,307等)によって表されることができる。起点ノード302は、一連の起点ノード接続エッジ(例えば、エッジ303,305,307,309及び311)に関連されることができる。
【0081】
エッジによって表される社会的相互作用は、ネットワーク内のユーザ間の実際の友人関係(例えば、エッジ317)を含むことができる。例えば、エッジによって接続される2つのノードは、2人の関連ユーザがオンラインソーシャルネットワーク内で友人として接続されていることを示すことができよう。2人のユーザ間で生じる同じタイプの相互作用の各イベントは、それぞれ、それ自身のエッジによって表されることができることに留意されたい。例えば、ノード11 322のユーザがノード10 320のユーザに3通のメッセージを送信する場合、各メッセージイベントは、それ自身のエッジ(例えば、エッジ323,325及び327)によって表されることができる。或いは、2人のユーザ間で生じた特定行為の頻度は、重み付け係数によって表されることができる。例えば、3つのエッジ(例えば、エッジ323,325及び327)を使用する代わりに、3つの重み付け係数を有する1つのエッジが使用されることができよう。
【0082】
さらに、社会的相互作用は、他のユーザにメッセージを送信すること及び/又は他のユーザからメッセージを受信すること(例えば、エッジ303及び305)を含むことができる。例えば、繋がれた2つのノードは、2人の関連ユーザがメッセージ交換を行ったことを示すことができる。一実施形態において、エッジは、どのユーザがメッセージの送信者であり、どのユーザがメッセージの受信者であるかを示す片矢印を有する。
【0083】
さらに、社会的相互作用は、また、他のユーザ(例えば、エッジ311)のプロファイルを閲覧すること、他のユーザ(例えば、エッジ307)のホームページ上にコメントを投稿すること、及び/又は他のユーザに対して招待状(例えば、エッジ309、繋がる(友達になる)ための招待、グループに参加するための招待等)を送信することを含むことができる。例えば、2つのノードを繋ぐエッジは、プロファイルが閲覧されるユーザにリンクされたプロファイルの閲覧者を示すことができる。この場合、矢印は、閲覧するユーザと閲覧されるユーザとを区別するために使用されることができる。或いは、各エッジは、送信者及び受信者が、それが生じたことを除いて、社会的相互作用において区別されないように、2つの矢印を含むか、矢印を含まないことができる。一実施形態において、ユーザが友人として繋がるよう他のユーザを招待する時、又は、ユーザが他のユーザのホームページ上にコメントを投稿する時に、エッジが作成されることができる。
【0084】
一実施形態において、社会的相互作用は、他のユーザから送信された興味の通知に応答すること、又は他のユーザに興味の通知を送信することをさらに含む。一般的に、興味の通知は、関連ユーザの特定に応じて生成される。関連ユーザがユーザに提示され、ユーザが興味を示す場合、ユーザが潜在的に関連ユーザに興味があり、応答の際にその旨を示したことを関連ユーザに知らせる興味の通知が、一以上の関連ユーザに送信されることができる。
【0085】
一実施形態において、例示300は、社会的経歴の統計的属性を計算する際に使用される。該統計的属性は、参加ユーザに対して関連ユーザを選択するために使用されることができる。例えば、複数ユーザ間の社会的相互作用は、ユーザに関連するオンラインソーシャルネットワーク内の関連ユーザを特定するために使用されることができる。一実施形態において、関連ユーザは、複数ユーザのそれぞれに対して生成される関連性スコアに基づいて選択される。
【0086】
各ノードが、関連ユーザが特定されるべき参加ユーザを表す起点ノード302から到達されることができる頻度を決定することによって、関連性スコアは生成されることができる。例示300内のノードは、あるノードから他のノードへ横断するために使用されることができるエッジに接続されている。
【0087】
例えば、参加ユーザ(例えば、起点ノード302によって表されるユーザ)に対する複数ユーザの関連性に基づいて、複数ユーザに対する関連スコアを生成するために、まず、起点ノード接続エッジの一つが選択される。該起点ノード接続エッジは、エッジ303(送信メッセージ)、エッジ305(受信メッセージ)、エッジ307(コメントの投稿)、エッジ309(受信された招待状)、及びエッジ311(閲覧されたプロファイル)を含む。一実施形態において、起点ノード接続エッジの一つが一連の起点ノード接続エッジから無作為に選択される。他の選択メカニズム、例えば、重み付け係数を用いるバイアス選択が同様に使用されることができる。
【0088】
起点ノード接続エッジが一度選択されると、選択された起点ノード接続エッジが繋がる接続中間ノードが特定される。例えば、エッジ307(コメントの投稿)が選択されると、接続中間ノード(ノード3)306が特定される。その結果、ノード306の頻度カウンタが増加されることができる。
【0089】
ノードからノードまで繋ぐエッジを選択することによって各ノードがどれ位頻繁に到達されることができるかを決定するために、多数の出来事に対して同様のプロセスが続く。複数エッジの選択及びエッジ選択を用いるノードからノードへのホッピングの後、各ノードが到達されることができる頻度は、ノードに関連した各ユーザの関連性に関係する。ノードがより頻繁に到達されるほど、関連ユーザが、起点ノード302と関連する参加ユーザとより高い関連性を有する。
【0090】
例えば、ノード306から、エッジ307又はエッジ321が計算処理を続けるために選択されることができる。エッジ321が選択されると、接続中間ノード(ノード5)310が接続ノードとして特定される。その結果、ノード310に対する頻度カウンタが増加される。したがって、一実施形態において、以前選択されたノード接続エッジが接続される各接続中間ノードのノード接続エッジが選択され、各接続中間ノードに関連した頻度カウンタが増加される。
【0091】
多数の(例えば、1000、10,000、100,000、1,000,000)出来事の後、各ノードに関連した頻度カウンタがさらなる処理のために調べられる。各ノード352に関連した頻度カウンタ354を示す表の一例を、図3Cに示す。図3Cは、一実施形態に係るオンライン環境のソーシャルネットワーク内の各ユーザノード352に関連して、頻度カウンタ354、スコア356及び順位358を表す表350を示す。複数ユーザのそれぞれの関連性スコアは、ノードのそれぞれの頻度カウンタを用いて生成されることができ、一般的に、より高い関連性スコアがより高い頻度カウンタに相当する。
【0092】
一実施形態において、起点ノード接続エッジの選択が初めの奇数の出来事と見なされる場合、頻度カウンタは、出来事の数のうち奇数の出来事で選択された接続中間ノードに対して(のみ)増加される。一般的に、特定ユーザから1エッジ離れたユーザは、特定ユーザが会うことに興味があるユーザである可能性が高いのに対して、特定ユーザから離れた2エッジ離れたユーザは、特定ユーザと同様にユーザである可能性が高い。
【0093】
一実施形態において、重み付け係数は、社会的経歴の幾つか又は全てに割り当てられ、統計的属性を計算するために使用されることができる。割り当てられる重み付け係数は、特定タイプの社会的相互作用に依存することができる。例えば、メッセージの送信又は受信は、社会的繋がりより高い重み付け係数を割り当てられることができる。コメントの投稿もまた、社会的繋がりより高い重み付け係数を割り当てられることができる。
【0094】
社会的経歴を形成する相互作用/関係のタイプを表す表の一例を、図4を例にして示す。図4は、一実施形態に係るオンラインソーシャルネットワーク内で生じた社会的経歴の異なるタイプの相互作用/関係410に割り当てられた重み付け係数420を表す表400を示す。異なるタイプの相互作用/関係410に割り当てられる重み付け係数は、社会的経歴の統計的属性を計算する際に使用されることができる。図に示すように、重み付け係数は、各相互作用及び該相互作用受信者ペアに対して同じであり得る。例えば、コメント投稿及びコメント投稿の受信は、同様に重み付けされることができる。重み付け係数は、また、各相互作用及び該相互作用受信者ペアと異なることもできる。例えば、メッセージの送信及びメッセージの受信は、異なって重み付けされてもよい。
【0095】
重み付け係数は、エッジを選択する時に使用されることができる。例えば、エッジ303(送信メッセージ)、エッジ305(受信メッセージ)、エッジ307(コメントの投稿)、エッジ309(受信された招待状)、及びエッジ311(閲覧されたプロファイル)から起点ノード接続エッジを選択する時、より高い重み付け係数を有するエッジは、選択されるより高い可能性を有する。大抵の場合、重み付け係数は、効果を改善するために割り当て後に再調整されることができる。
【0096】
一実施形態において、重み付け係数は、特定の相互作用又は行為の発生以降に経過した時間に基づいて調整される。例えば、友人関係に対して、重み付け係数は、関係性の持続に伴って(例えば、直線的に、二次的に、指数関数的に)増加される。送信メッセージの発生に対して、重み付け係数は、メッセージが送信されて以降経過した時間に伴って(例えば、直線的に、二次的に、指数関数的に)減少される。
【0097】
関連性スコアは、また、サーチパラメータを用いて生成されることができる。該サーチパラメータは、ユーザ特異的であり、デモグラフィクス、キーワード、最も最近のオンライン活動、及び/又は場所の一つ以上を含むことができる。一実施形態において、関連性スコアは、サーチパラメータ及び頻度カウンタの重み付けされた組み合わせとして生成される。
【0098】
一実施形態において、社会的相互作用の表現は、ユーザグループを含む。該ユーザグループは、また、表現内のノードとして表現されることができる。ソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の例示を、図3Bに示す。
【0099】
図3Bは、一実施形態に係る複数ユーザ及びユーザグループを有するソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の他の例示330の図を示す。
【0100】
例示330において、ユーザグループは、また、グループノード(例えば、グループノード332,334,326及び338)として表されることができる。一般的に、グループノードは、同様にエッジを介してユーザノード及び他のグループノードに接続されることができる。例示330は、また、図3Aの例を参照して説明したように、関連性スコアを生成するために使用されることができる。
【0101】
一実施形態において、例示330は、デモグラフィクノード(例えば、デモグラフィクノード340及び342)を含むことができる。ユーザノードとデモグラフィクノードとの間の関係は、関連ユーザを選択する際にユーザのデモグラフィク情報を取り込むために使用されることができる。デモグラフィクノードによって表されるデモグラフィク情報は、年齢、居所、民族性、性別、任意の他のデモグラフィク識別子、又は、デモグラフィク識別子の任意の組み合わせを含むことができる。例えば、デモグラフィクノードは、24〜26歳のユーザとサンノゼ地域に住むユーザとを接続されることができる。デモグラフィクノードは、ソーシャルネットワーク内の他のユーザと殆ど接触したことがない新規ユーザに対してより頻繁に使用される。例えば、ユーザノードとデモグラフィクノードとの間の関係は、例示330内で横断可能なエッジとして使用されることができる。ユーザノードは、任意の数のデモグラフィクノードと接続されてもよいし、全く接続されなくてもよい。
【0102】
図5は、一実施形態に係るユーザプロファイルページ500を示すユーザインタフェースの一例を示す。
【0103】
ユーザプロファイルページ500は、ユーザがオンラインソーシャルネットワークにログオンする時に表示されることができる。ユーザプロファイルページ500は、また、ユーザの状況更新領域504を含む。ユーザのプロファイル情報は、領域506及び508内に示されることができる。領域506において、ユーザの経歴情報が示されることができる。領域508において、ユーザの興味及び趣味が示されることができる。例えば、ユーザは、好きな音楽のタイプ、アーチスト、好きな映画、好きなテレビ番組、好きな本、好きなスポーツ、及び他の興味事に関する情報を提供することができる。ソーシャルネットワーク内のユーザの更新又は最近の何度かの更新は、領域510内に掲載されることができる。
【0104】
例示において、ユーザは、タブ502内に提供されるオプションを用いてソーシャルネットワーク内に提供される機能及びサービスにアクセスすることができる。さらに、ユーザは、写真512をアップロードしてもよい。例えば、タブ502内のオプションは、ユーザがホームページにアクセスすることを許容する選択、プロファイルの編集、友人の閲覧、及び/又はメッセージの閲覧等を含む。さらに、タブ502は、ユーザが「Meet Me」(ミートミー)550アプリケーションを利用するためのオプションを含む。
【0105】
ユーザが「Meet Me」(ミートミー)550タブを選択すると、システムは、ユーザに関連する他のユーザを特定するアプリケーションを立ち上げる。一般的に、これらの特定されたユーザは、ユーザと繋がりを有するものではない。ユーザが関連ユーザと会うことを促進する「Meet Me」(ミートミー)アプリケーションによって提供されるユーザインタフェースを、図6A〜6Cをさらに参照して示す。
【0106】
図6Aは、参加ユーザが関連ユーザと会うことに興味があるかないかを特定するためのユーザインタフェース600の一例を示す。
【0107】
ユーザが「Meet Me」(ミートミー)550タブを選択すると、ユーザはユーザに関連し、ユーザが会うことに興味があるかもしれない特定されたユーザの写真610及び略歴612を提示される。ユーザは、会いたいかもしれない他のユーザのデモグラフィク情報を特定することができる。例えば、領域608において、ユーザは、会うことに又は紹介されることに興味がある人の性別、年齢の範囲、地理的な場所を特定することができる。これらの好み、オンラインソーシャルネットワーク内におけるユーザの他の人との社会的相互作用、社会的繋がり、及び/又は社会的経歴に基づいて、システムは、関連ユーザを特定し、他の人にユーザを提示する。関連ユーザの写真610及び/又は経歴情報612がアプリケーション内に提示されてもよい。
【0108】
Meet Me(ミートミー)アプリケーションにおいて、ユーザは、彼又は彼女が関連ユーザに会うことに興味があるかどうか選択してもよい。例えば、ユーザは、興味がないことを示すために「614番」を選択するか、興味があることを示すために「616番」を選択することができる。一実施形態において、ユーザが一度興味を示すと、ユーザは、該ユーザが興味を特定するためのさらなる関連ユーザを提示されてもよい。ユーザが会うことに興味を示した関連ユーザは、一括して表示されることができる。例えば、図6Bは、一実施形態に係る参加ユーザが興味を示した関連ユーザのイメージ及び略歴655を表すユーザインタフェース650の一例を示す。該ユーザインタフェース650は、ユーザが「Yes List」(イエスリスト)タブ604をクリックする時に表示されることができる。
【0109】
図6Cは、一実施形態に係る参加ユーザに興味を示した関連ユーザを表すユーザインタフェース680の一例を示す。
【0110】
ユーザが関連ユーザに会うことに興味があることを決定するのに応じて、システムは、そのような興味を示す電子的通知を関連ユーザに送信する。電子的通知は、興味の表示を含み、一般的に、ユーザ装置(例えば、携帯電話、コンピュータ、ラップトップ、PDA等)を用いて関連ユーザによってアクセス可能である。例えば、電子的通知は、警告アイコン(例えば、ユーザが署名した時に見えるユーザインタフェース内及び/又はホームページ上の上部パネル内に現れるアイコン)を点灯させることによって提供されることができる。ユーザが、Meet Me(ミートミー)アプリケーションに参加することによって応答すると、警告アイコンは消されることができる。
【0111】
電子的通知(例えば、興味の通知)は、電子メール、テキストメッセージ、音声メッセージ、又はそれらの任意の組み合わせから利用することができる。関連ユーザが電子的通知に応答すると、システムは、ユーザ装置を用いて関連ユーザによって行われた表示に基づいて、関連ユーザが参加ユーザに会うことに興味があるかどうかを決定することができる。
【0112】
例えば、関連ユーザは、また、「イエス」及び「ノー」ボタンを選択することができる。一実施形態において、関連ユーザもまた参加ユーザに会うことに興味があることを決定することに応じて、システムは、関連ユーザの興味を示す電子的通知を、ユーザ(例えば、「Meet Me」(ミートミー)をしているユーザ)に送信する。一般的に、電子的通知は、ユーザ装置、又は顧客装置(例えば、電話、アイフォン、ブラックベリ、コンピュータ、ラップトップ、パームトップ等)を用いてユーザによって回収されることができる。例えば、興味を示した関連ユーザは、「Matches」(マッチ)タブ606の下に表示されてもよい。参加ユーザ(「Meet Me」(ミートミー)をしているユーザ)に興味のある関連ユーザの略歴データ及びイメージは、「Matches」(マッチ)タブ606が選択される時に表示されてもよい。
【0113】
図7A〜7Bは、一実施形態に係る参加ユーザに紹介されるべき一人以上の関連ユーザを選択するためのプロセスの一例を表すフロー図を示す。
【0114】
プロセス702において、オンラインソーシャルネットワーク内の参加ユーザに紹介されるべき関連ユーザを特定する要求が受信される。要求は、関連ユーザを選択するシステムに対して、ウェブインタフェース(例えば、図5及び6のユーザインタフェース)を用いて参加ユーザによって行われてもよい。要求は、また、任意の他の電子的手段又は電話手段を介して(例えば、メッセージ、電子メッセージ、音声メッセージ、テキストメッセージを送信することによって、及び/又は、一以上の所定のサーバの場所に通話を申し込むことによって)行われてもよい。一実施形態において、参加ユーザがオンライン環境内のゲームに参加することを選択する時に、要求が生成される。例えば、ユーザは、オンラインソーシャルネットワークのウェブインタフェースを用いてアプリケーションを開始することによって(例えば、図5及び6の例に示すウェブインタフェースを介して(「Meet Me」(ミートミー)アプリケーションを選択することによって、ゲームに参加することを選択してもよい。
【0115】
プロセス704において、ソーシャルネットワーク内の複数ユーザ間で生じた一連の社会的経歴が特定される。社会的経歴は、社会的繋がり、社会的相互作用、及び/又は、オンラインソーシャルネットワーク内のユーザ又はユーザ間で行われた行為を含むことができる。任意の社会的経歴が特定され、記録され、さらに適切に処理されることができる。特定され、さらに処理されるために記録されることができる社会的経歴は、例えば、友人関係、特定の又は不特定のタイプの関係、ユーザグループとの関係性等を含むが、これらに限定されるものではない。社会的経歴は、また、プロファイルの閲覧、メッセージの送信、メッセージの受信、メッセージの閲覧及びコメントの投稿等の相互作用並びに行為を含むことができる。社会的経歴は、また、紹介するための関連ユーザの選択を要求すること、興味の通知を送信すること、及び/又は興味の通知に応答することを含むことができる。
【0116】
これらの社会的経歴は、ユーザ及び該ユーザの好みについて編集された情報として使用され、その結果、参加ユーザがオンラインソーシャルネットワーク内で紹介されるか会うことを好むような関連ユーザを特定するために使用される。プロセス706において、一連の社会的経歴を用いて参加ユーザに紹介されるべき関連ユーザは、複数ユーザから選択される。
【0117】
プロセス705において、重み付け係数は、一以上の一連の社会的経歴に必要に応じて割り当てられる。これらの重み付け係数は、特定タイプの相互作用又は関係が、特定ユーザに対して潜在的な興味を示すユーザを特定する際により高く重み付けされるという点で、関連ユーザを選択する際に使用されることができる。例えば、社会的繋がり又は関係性に比し、より高い重み付け係数は、送信又は受信メッセージに割り当てられることができる。プロセス707において、一連の社会的経歴の統計的属性は、重み付け係数を用いて必要に応じて計算される。
【0118】
プロセス708において、関連ユーザを特定することに加えて、複数の関連ユーザは、一連の社会的経歴に基づいて特定されることができる。複数の関連ユーザのそれぞれは、参加ユーザに同時に又は連続して提示されてもよい。参加ユーザは、特定される関連ユーザの数及び提示される関連ユーザの数を特定してもよい。
【0119】
プロセス710において、一連の社会的経歴を用いて決定された参加ユーザに対する関連性に基づいて、複数の関連ユーザのそれぞれに順位が割り当てられる。プロセス712において、関連ユーザのユーザデータは、ユーザ装置を介して参加ユーザに電子的に提示される。複数の関連ユーザは、関連ユーザのそれぞれに割り当てられた順位に基づいて、参加ユーザに順番に提示されることができる。さらに、複数の関連ユーザは、参加ユーザに無作為に提示されてもよい。さらに、参加ユーザに興味(例えば、「イエス」通知)を示した他のユーザは、提示される一連の関連ユーザ内に混ぜられることもできる。
【0120】
プロセス714において、ユーザ装置との相互作用を介して参加ユーザによって行われた表示が検出される。プロセス716において、参加ユーザは、検出された相互作用に基づいて、ソーシャルネットワーク内の関連ユーザに会うことに興味があるかどうか決定される。例えば、ユーザは、オンラインソーシャルネットワークのユーザインタフェース(例えば、図5及び6のユーザインタフェースの例)内の特定タブ及びボタンを選択(例えば、クリック)することによって、選択された関連ユーザに「興味があること」又は「興味がないこと」を示してもよい。ユーザが興味があること又は興味がないことを示すことができる他のメカニズムを検討する。例えば、参加ユーザは、所定のウェブ位置又は物理的位置にテキストメッセージ、電子メール、及び/又は音声メッセージを送信してもよい。参加ユーザが関連ユーザに会うこと又は紹介されることに興味を示した場合、プロセスは、図7Bのプロセス718に続く。
【0121】
プロセス718において、電子的通知(例えば、興味の通知)が関連ユーザに送信される。該通知は、ユーザ又は顧客装置を介して関連ユーザによって回収又は閲覧されるために、テキストメッセージ、オンラインメッセージ、電子メール、音声メッセージ、及び/又はそれらの組み合わせで送信されてもよい。
【0122】
プロセス720において、ユーザ装置を用いて関連ユーザによって行われた表示は、電子的通知へのアクセスに応じて検出される。プロセス722において、関連ユーザは、検出された表示を用いて、ソーシャルネットワーク内の参加ユーザに会うことに興味があるかどうか決定される。興味がある場合、プロセス724において、関連ユーザもまた、参加ユーザに会うこと及び/又は紹介されることに興味があることを示す電子的通知が、参加ユーザに送信される。メッセージは、電子メール、オンラインソーシャルネットワーク内のメッセージ、テキストメッセージ、及び/又は音声メールを介して送信されてもよい。
【0123】
さらに、興味を示した関連ユーザのユーザ情報(例えば、経歴、写真)は、ウェブページ(例えば、図6Cのユーザインタフェースの例)内の参加ユーザに一括して提示されてもよい。ウェブページは、参加ユーザが、ウェブリンクの選択を介してアクセスするためのこれらの関連ユーザとのメッセージ交換を含む対話又は相互作用をさらに始めるためのリンクを含んでもよい。
【0124】
図8Aは、一実施形態に係る関連性スコアを用いて関連ユーザを選択するためのプロセスの一例を表すフロー図を示す。
【0125】
プロセス802において、オンラインソーシャルネットワーク内の複数ユーザ間で生じた社会的相互作用が特定される。プロセス804において、複数ユーザ間で生じた社会的相互作用は、ユーザと関連するオンラインソーシャルネットワーク内の関連ユーザを特定するために使用される。プロセス806において、複数ユーザのそれぞれに対する関連性スコアが生成される。図8Aに、関連性スコアが社会的相互作用を用いて生成されるプロセスフローの一例を示すことに留意されたい。
【0126】
プロセス808において、関連ユーザは、関連性スコアに基づいて選択される。プロセス810において、関連ユーザは、ユーザ装置を介してユーザに電子的に提示される。プロセス812において、ユーザが関連ユーザの何人かに興味があるかどうか決定される。プロセス814において、興味の通知が、ユーザが興味を示した関連ユーザに送信される。
【0127】
図8Bは、一実施形態に係る関連性スコアを生成するためにオンラインソーシャルネットワーク内の社会的相互作用の表示を使用するためのプロセスの一例を表すフロー図を示す。
【0128】
プロセス822において、一連の社会的相互作用の表示は、一連の関連ユーザを特定するために使用される。一般的に、一連の社会的相互作用はまた、社会的繋がりを含む。社会的相互作用の表示において、オンラインソーシャルネットワーク内の複数ユーザのそれぞれは、ノードに相当し、ユーザ(例えば、参加ユーザ)は、起点ノードに相当し、起点ノードは、一連の起点ノード接続エッジに相当する。
【0129】
プロセス824において、起点ノード接続エッジは、起点ノードの一連の起点ノード接続エッジから選択される。エッジは、割り当てられた重み付け係数に基づいて、又は無作為に選択されることができる。重み付け係数及びその使用について、図3A〜3Dの例をさらに参照して説明する。プロセス826において、起点ノード接続エッジが起点ノードから接続する接続中間ノードが特定される。プロセス828において、接続中間ノードに関連した頻度カウンタが増加される。
【0130】
プロセス830において、多数の出来事に対して、以前選択されたノード接続エッジが接続される各接続中間ノードのノード接続エッジが継続的に選択され、各接続中間ノードと関連した前記頻度カウンタが増加される。また、このプロセスについては、図3A及び3Bに図示している。
【0131】
プロセス832において、関連性スコアは、複数ユーザのそれぞれと関連したノードのそれぞれの頻度カウンタを用いて生成される。より高い関連性スコアは、より高い頻度カウンタに相当し、関連性スコアは、特定ユーザに関連するユーザ(社会的相互作用の例示内の起点ノードと関連するユーザ)を選択するために使用されることができる。
【0132】
図9は、本明細書中に記載された任意の1以上の方法論を、機械に実行させるために、一連の指示が作成されるコンピュータシステム900の一例における機械の図表示を示す。
【0133】
他の実施形態において、機械は、スタンドアロン装置として作動するか、或いは、他の機械と接続され(ネットワークされ)てもよい。ネットワーク配置において、機械は、顧客‐サーバネットワーク環境内のサーバ又は顧客機械として作動してもよいし、ピアツーピア(又は分散型の)ネットワーク環境内のピア機械として作動してもよい。
【0134】
機械は、サーバコンピュータ、顧客コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC),タブレット型パソコン、セットトップボックス(STB),携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジであってもよいし、機械によって行われるべき行為を特定する一連の指示を(順次的又はその他の方法で)実行可能な任意の機械であってもよい。
【0135】
機械可読媒体が単一媒体であるように典型例に示される場合、用語「機械可読媒体」は、一以上の一連の指示を格納する単一媒体又は複数媒体(例えば、集中型又は分散型データベース、及び/又は関連キャッシュ及びサーバ)を含むと解釈されるべきである。用語「機械可読媒体」は、また、機械によって実行される一連の指示を格納し、エンコードし、又は実行することが可能であり、本発明の任意の一以上の方法を機械に実行させる任意の媒体を含むと解釈されるべきである。
【0136】
一般的に、本開示の実施形態を実行するために行われるルーチンは、オペレーティングシステム又は特定アプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール又は「コンピュータプログラム」と言われる一連の指示の部分として実行されてもよい。一般的に、コンピュータプログラムは、コンピュータ内の種々のメモリ及び格納装置に何度も設定され、コンピュータ内の一以上のプロセッサによって読み取られて実行される時に、本開示の種々の形態を含む要素を実行するための動作をコンピュータに実行させる一以上の指示を含む。
【0137】
さらに、十分機能するコンピュータ及びコンピュータシステムに関連して実施形態を記載したため、当業者は、種々の実施形態が、種々の形式におけるプログラム製品として分配されることができ、本開示が、実際に分配に影響するように使用される特定タイプの機械又はコンピュータ可読媒体に関係なく同様に適用することを理解されよう。
【0138】
機械又はコンピュータ可読媒体のさらなる例は、揮発性及び非揮発性記憶装置、フロッピー及び他のリムーバブルディスク、ハードディスク装置、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク リードオンリメモリ(CD ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)等)の記録可能型メディア、とりわけ、デジタル及びアナログ通信回線等の透過型メディアを含むが、これらに限定されない。
【0139】
明細書及び特許請求の範囲を通して、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、用語「comprise」(含む)、「comprising」(含む)等は、独占的又は完全的とは逆に、包括的に、すなわち、「含むが、これに限定されない」の意味として解釈されるべきである。本明細書中で使用されるように、用語「connected」(接続された)、「coupled」(結合された)、又はその任意の変形は、2つ以上の要素間で直接又は間接に、任意の接続又は結合を意味し、要素間の接続の結合は、物理的、論理的、又はその組み合わせであり得る。さらに、用語「herein」(ここで)、[above](上記)、「below」(下記)、及び同様の取り込みの用語は、本願で使用される場合、本願全体をいい、本願の任意の特定部分ではない。文脈上、上記詳細な説明中の単数又は複数を用いる用語は、また、それぞれ、複数又は単数を含んでもよい。2つ以上の用語のリストに関連して、用語「又は」は、以下の用語の説明、すなわち、リスト中の用語の幾つか、リスト中の用語の全て、及び、リスト中の用語の任意の組み合わせの全てを網羅する。
【0140】
本開示の実施形態の上記詳細な説明は、完全であることや、上述の正確な形式に内容を限定することを意図されない。本開示の特定の実施形態、及び例は、例示の目的で上述されており、当業者が理解するように、種々の同様の改変が、本開示の範囲内で可能である。例えば、プロセス又はブロックは、所定の順番で提示されているが、他の実施形態は、異なる順番で、工程を有するルーチンを実行してもよいし、ブロックを有するシステムを用いてもよく、そして、幾つかのプロセス又はブロックは、削除されたり、移動されたり、追加されたり、分割されたり、組み合わされたり、及び/又は、代替手段又はサブコンビネーションを提供するために改変されたりしてもよい、これらのプロセス又はブロックのそれぞれは、種々の異なる方法で実装されてもよい。また、プロセス又はブロックは、順次行われるように示されているが、これらのプロセス又はブロックは、代わりに、並行して行われてもよいし、異なる時間に行われてもよい。さらに、本明細書中の任意の特定の数は例示に過ぎず、別の実施形態は、異なる値や範囲を用いてもよい。
【0141】
本明細書中に提供される開示の内容は、他のシステムに適用されることができ、必ずしも、上述のシステムに適用される訳ではない。上述の種々の実施形態の要素及び行為は、さらなる実施形態を提供するために組み合わされることができる。
【0142】
上述の任意の特許、出願及び他の引用文献は、添付の出願書類に記載され得るものを含めて、参照することによって本明細書中に援用される。本開示の実施形態は、必要に応じて、本開示のさらなる実施形態を提供するために、上述の種々の文献のシステム、機能及び概念を用いて改変されることができる。
【0143】
これらの及び他の変更は、上記詳細な説明を考慮して本開示に行われることができる。上記説明は、本開示の特定の実施形態を記載し、熟慮されたベストモードを記載しているが、上記記載がどれほど詳細に思われても、内容は多くの方法で実行されることができる。システムの詳細は、本明細書中に開示された主題によって包含されているが、その実装の詳細において大幅に変更してもよい。上述のように、本開示の特定の特徴又は実施例を記載する際に使用される特定の専門用語は、該専門用語が関連する本開示の任意の特定の特徴、機能、又は実施例に限定されるように本明細書中に再定義されていることを意味するように解釈されるべきではない。一般的に、以下の特許請求の範囲において使用される用語は、上記詳細な説明箇所がそのような用語を明確に定義していなければ、明細書中に開示された特定の実施形態に、本開示を限定するように解釈されるべきではない。したがって、本開示の実際の範囲は、開示された実施形態のみならず、特許請求の範囲の下で本開示を実行したり実装したりする全ての同等の方法も包含する。
【0144】
本開示の幾つかの実施例について、幾つかの請求項の形式で以下に提示したが、発明者等は、任意数の請求項の形式で本開示の種々の実施例を実行する。例えば、本開示の唯一一つの実施例は、米国特許法第112条第6項におけるミーンズプラスファンクションクレームとして列挙されているが、他の実施例も同様に、ミーンズプラスファンクションクレームとして、又はコンピュータ可読媒体における実施形態のように、他の形式で具体化されてもよい。(米国特許法第112条第6項において処理されることを意図された任意の請求項は、用語「means for」(ための手段)で始められよう。したがって、出願人は、本開示の他の実施例のためのそのような付加的な請求項形式を追及するために、出願後に付加的な請求項を追加する権利を留保する。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8A
図8B
図9