特許第5737644号(P5737644)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5737644
(24)【登録日】2015年5月1日
(45)【発行日】2015年6月17日
(54)【発明の名称】携帯用ハンカチ保持具
(51)【国際特許分類】
   A44B 99/00 20100101AFI20150528BHJP
   A45F 5/04 20060101ALI20150528BHJP
【FI】
   A44B99/00 601P
   A45F5/04
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-234773(P2014-234773)
(22)【出願日】2014年11月19日
【審査請求日】2014年11月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514295389
【氏名又は名称】安仁屋 恵麻
(74)【代理人】
【識別番号】100141955
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100085419
【弁理士】
【氏名又は名称】大垣 孝
(72)【発明者】
【氏名】安仁屋 恵麻
【審査官】 北村 龍平
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−138131(JP,U)
【文献】 特開2003−012074(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 99/00
A45F 5/04
A45C 1/00 − 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面形状が略長方形状のシート状であり、
長手方向に沿って順に、第1部分、第2部分及び第3部分を備え、
前記第3部分が、前記第1部分の背面側の全体又は一部を覆うように、前記第1部分と前記第2部分の連結部と、前記第2部分と前記第3部分の連結部は、正面側に谷折り可能であり、
前記第1部分の、前記第2部分と反対側の第1の辺に沿った領域部分に、1又は複数のハンカチ保持用クリップが設けられるとともに、前記第1の辺に沿った領域部分の、前記第1の辺の近傍に、それぞれ取付部材用の開孔が形成されており、
前記第2部分と前記第3部分の連結部の両側に、前記第1の辺に直交する2本の第2の辺の一方から他方に向けて、凹部が形成されており、
前記凹部の前記第2の辺からの深さは、前記第2の辺から前記開孔の内側端部までの長さより大きい
ことを特徴とする携帯用ハンカチ保持具。
【請求項2】
少なくとも、前記第1部分及び前記第2部分の正面側が抗菌性を有する布で形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【請求項3】
前記取付部材用の開孔に、取付部材が取り付けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【請求項4】
前記第3部分が、前記第1部分の背面全体を覆うことができる大きさである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【請求項5】
前記第3部分が、前記第1部分の背面の一部のみを覆う大きさである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【請求項6】
前記第1部分の背面側と前記第3部分の正面側に互いに係合する固定手段を備える
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【請求項7】
前記第1部分が、背面側に開口を有する袋状である
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯用ハンカチ保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯用ハンカチ保持具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
袋状の部分にハンカチや、その他ティッシュペーパーなどを入れて、洋服や鞄等の好きな部分にクリップ又は紐付きフックで容易に取り付けて携帯できる携帯用ハンカチ保持具が、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これにより、ポケットがない、又はポケットが小さい子供服などに2個のクリップで安定させて取り付けることができるので、ティッシュペーパーやハンカチ等を持ち運べないという不便が解消される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】意匠登録第1435466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来例の携帯用ハンカチ保持具は、袋状の部分にハンカチを収納する。このため、通気性が悪く、使用後に濡れたハンカチを収納することに抵抗を感じる人もいる。
【0006】
また、特に子供がハンカチを使用する場合、ハンカチを取り出してから、収納するまでの間に、地面等に落してしまう場合も珍しくない。
【0007】
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、携帯用ハンカチ保持具であって、洋服や鞄などにこの携帯用ハンカチ保持具が取り付けられ、さらに、この携帯用ハンカチ保持具にハンカチが取り付けられた状態でハンカチを使用できる携帯用ハンカチ保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、この発明の携帯用ハンカチ保持具は、平面形状が略長方形状のシート状であり、長手方向に沿って順に、第1部分、第2部分及び第3部分を備えて構成される。また、第3部分が、第1部分の背面側の全体又は一部を覆うように、第1部分と第2部分の連結部と、第2部分と第3部分の連結部は、正面側に谷折り可能である。
【0009】
また、第1部分の、第2部分と反対側の第1の辺に沿った領域部分に、1又は複数のハンカチ保持用クリップが設けられるとともに、第1の辺に沿った領域部分の両側近傍に、それぞれストラップ、クリップ又はカラビナなどの取付部材用の開孔が形成されている。
【0010】
さらに、第2部分と第3部分の連結部の両側に、開孔に対応する部分より深い凹部が形成されている。
【0011】
上述した携帯用ハンカチ保持具の好適実施例によれば、少なくとも、第1部分及び第2部分の正面側が抗菌性を有する布で形成されている。
【0012】
また、上述した開孔に、ストラップ、クリップ又はカラビナなどの取付部材が取り付けられているのが良い。
【0013】
また、第1部分の背面側と第3部分の正面側に互いに係合する固定手段を備えるのが良い。また、第1部分が、背面側に開口を有する袋状であるのが良い。
【発明の効果】
【0014】
この発明の携帯用ハンカチ保持具では、1又は複数のハンカチ保持用クリップにハンカチが取り付け可能である。そして、第1部分と第2部分の連結部と、第2部分と第3部分の連結部を谷折りすれば、ハンカチも携帯用ハンカチ保持具と同じく折りたたまれて収納され、谷折り部を伸ばせば、ハンカチも携帯用ハンカチ保持具と同じく広がり、取り出された状態となる。このため、洋服や鞄などにこの携帯用ハンカチ保持具が取り付けられ、さらに、この携帯用ハンカチ保持具にハンカチが取り付けられた状態でハンカチを使用することができる。また、収納の際には、ストラップ、クリップ又はカラビナなどの取付部材に、第2部分と第3部分の連結部の両側に形成された凹部をひっかければよいので、開閉が容易である。
【0015】
また、収納時であっても、ハンカチが収納された部分の側面が開いた状態となっているため、通気性が良く、濡れたハンカチも乾きやすいなど衛生的である。
【0016】
さらに、第1部分及び第2部分の正面側が抗菌性を有する布で形成されていると、通気性と相まって、より衛生的な状態でハンカチを収納することができる。
【0017】
また、第1部分の背面側と第3部分の正面側に互いに係合する固定手段を備えると、収納状態で誤って、携帯用ハンカチ保持具が開かれてしまうことを防ぐことができる。
【0018】
また、第1部分の背面側に開口を有する袋状であると、ハンカチだけでなく、ティッシュペーパーなども保持できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】(A)は、第1の携帯用ハンカチ保持具を正面側から見た模式図であり、(B)は、背面側から見た模式図である。
図2】(A)は、第1の携帯用ハンカチ保持具にハンカチを収納した状態を側面から見た模式図であり、(B)は、第1の携帯用ハンカチ保持具を開いた状態を正面側から見た模式図である。
図3】他の構成例の模式図である。
図4】(A)は、第2の携帯用ハンカチ保持具を正面側から見た模式図であり、(B)は、背面側から見た模式図である。
図5】(A)は、第2の携帯用ハンカチ保持具にハンカチを収納した状態を側面から見た模式図であり、(B)は、第2の携帯用ハンカチ保持具を開いた状態を正面側から見た模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
【0021】
(第1の携帯用ハンカチ保持具)
図1及び2を参照して、この発明の第1の実施形態に係る携帯用ハンカチ保持具(以下、第1の携帯用ハンカチ保持具と称する。)について説明する。図1(A)は、第1の携帯用ハンカチ保持具を正面側から見た模式図であり、図1(B)は、背面側から見た模式図である。また、図2(A)は、第1の携帯用ハンカチ保持具にハンカチを収納した状態を側面から見た模式図であり、図2(B)は、第1の携帯用ハンカチ保持具を開いた状態を正面側から見た模式図である。
【0022】
第1の携帯用ハンカチ保持具は、平面形状が略長方形状のシート状である。第1の携帯用ハンカチ保持具は、長手方向に沿って順に、第1部分10、第2部分20及び第3部分30を備えて構成される。また、第1部分10と第2部分20の連結部12と、第2部分20と第3部分30の連結部22は、正面側に谷折り可能である。両者が谷折りされると、第3部分30が、第1部分10の背面側の全体を覆う。このため、第1部分10、第2部分20及び第3部分30は、平面形状及び大きさが略同じであるのが良い。ただし、第1の携帯用ハンカチ保持具自体の厚みや、保持されるハンカチの厚みの分、第2部分20及び第3部分30を第1部分10よりわずかに大きく構成することもある。
【0023】
また、ここでは、ハンカチには、ミニタオルなど狭義のハンカチよりも厚いものも含むものとして説明する。
【0024】
第1部分10の、第2部分20と反対側の第1の辺14に沿った領域部分に、1又は複数のハンカチ保持用クリップ16が設けられている。このハンカチ保持用クリップ16は、ハンカチを、より開いた状態で保持するために、複数設けられるのが良い。
【0025】
また、第1の辺14に沿った領域部分には、第1の辺14の両端に近い部分に、開孔18が形成されている。この開孔18は、ストラップ、クリップ又はカラビナなど、携帯用ハンカチ保持具を服や鞄などに取り付けるための取付部材50を取り付けるのに用いられる。この開孔18は、任意好適な方法で形成することができる。例えば、開孔18をボタンホールとして形成しても良い。
【0026】
さらに、第2部分20と第3部分30の連結部22の両側には凹部24が設けられている。この凹部24は、開孔18に対応する部分より深く形成されている。すなわち、凹部24の第1の辺14に直交する第2の辺15からの深さは、第2の辺から開孔18の内側端部までの長さよりも大きい。ハンカチを収納する際には、ストラップ、クリップ又はカラビナなどの取付部材に、凹部24をひっかけることにより、携帯用ハンカチ保持具が閉じられた状態の維持を容易に行うことができる。
【0027】
なお、ここでは、ハンカチ保持用クリップ16が、開孔18付近に設けられる例を示しているが、ハンカチ保持用クリップ16の位置はこれに限定されない。また、ハンカチ保持用クリップ16は、任意好適な手段で第1部分10に取り付ければ良い。
【0028】
第1の携帯用ハンカチ保持具では、ハンカチ保持用クリップ16にハンカチ60が取り付けられる。そして、図2(A)に示すように、第1部分10と第2部分20の連結部12と、第2部分20と第3部分30の連結部22を正面側に谷折りすれば、ハンカチも携帯用ハンカチ保持具と同じく折りたたまれて収納される。一方、図2(B)に示すように谷折りされた部分を拡げれば、ハンカチ60も携帯用ハンカチ保持具と同じく広がり、使用可能な状態となる。このため、洋服や鞄などにこの携帯用ハンカチ保持具が取り付けられ、さらに、この携帯用ハンカチ保持具にハンカチが取り付けられた状態でハンカチを使用できる。また、ハンカチを収納する際には、ストラップ、クリップ又はカラビナなどの取付部材50に、第2部分20と第3部分30の連結部22の両側に形成された凹部24をひっかければよいので、開閉が容易である。図2(A)及び(B)では、取付部材50としてストラップを用いた例を示しているが、取付部材50として、クリップ又はカラビナなどを用いても良い。
【0029】
また、ハンカチを収納している状態では、側面が開いているため、通気性が良く、濡れたハンカチが乾きやすいなど衛生的である。また、ハンカチをハンカチ保持具と一緒に折りたたむようにして収納されるので、ミニタオルなど狭義のハンカチよりも厚いものにもそのまま用いることができる。
【0030】
この携帯用ハンカチ保持具は、任意好適な布で構成することができるが、少なくとも第1部分及び第2部分の正面側が抗菌性を有する布で形成されるのが良い。第1部分及び第2部分の正面側が抗菌性を有する布で形成されていると、通気性と相まって、より衛生的な状態でハンカチを収納することができる。抗菌性を有する布として、竹繊維や、銀を表面に付着させた繊維で形成されたものなど、抗菌性を有する、任意好適な公知の布を用いることができる。
【0031】
また、第3部分30の正面側と第1部分10の背面側に互いに係合する固定手段32及び46を備えるのが良い。この固定手段32及び46は、ボタンや面ファスナなど任意好適な構成にすることができる。
【0032】
この固定手段32及び46は必須ではないが、固定手段32及び46を備える構成にすると、収納状態で誤って、携帯用ハンカチ保持具が開かれてしまうことを防ぐことができる。
【0033】
また、この第1の携帯用ハンカチ保持具は、第1部分10が、背面側に開口42を有する袋状に構成されている。第1部分10は、ほぼ同一の形状及びほぼ同一の大きさの、矩形状の2枚の布を用意し、この2枚の布を重ねて、4辺に沿って縫い合わせるなどして袋状にすることができる。背面側の布には1つの辺に沿って、この布を二分するように開口42が設けられている。なお、背面側の布として、正面側の布の半分程度の大きさの布を2枚用意して、開口42付近において2枚の布が重なるように設けても良い。
【0034】
この第1部分10の袋状に構成されている部分には、例えば、携帯用のティッシュペーパー、いわゆるポケットティッシュを収納することができる。なお、この袋状に構成されている部分に収納されるものはポケットティッシュには限らない。例えば、携帯電話やスマートフォンなどを収納する構成にしても良い。なお、携帯電話やスマートフォンを収納する場合は、第1部分の背面側を、ビニールなど透明性を有する材料で構成し、携帯電話等の表示画面を視認可能にしておくのが良い。
【0035】
また、この第1の携帯用ハンカチ保持具は、第3部分30が、正面側に開口34を有する袋状に構成されている。第3部分の袋状の構造は、第1部分10と同様に2枚の布を用いて構成することができる。この第3部分30の袋状に構成されている部分の開口34は、例えば、ファスナなどで開閉自在にしておくのが良い。これは、この第1の携帯用ハンカチ保持具の開閉時に、第3部分30は、上下が反転するので、内部に収納されているものが反転の際に落下するのを防ぐためである。
【0036】
ここで、第1部分10の袋状に構成されている部分を、携帯電話やスマートフォンを収納する部分として使用する場合には、第3部分の袋状に構成されている部分を、ポケットティッシュを収納可能な構成にしても良い。この場合、第3部分の正面側の構造を、図1(B)に示す、第1部分の背面側の構造と同様に構成すればよい。
【0037】
図3を参照して、取付部材用の開孔の、他の構成例について説明する。図3は、他の構成例を示す模式図である。図3では、第2部分及び第3部分や、ハンカチ保持用クリップの図示を省略している。他の構成例では、第1の辺14に沿って、ベルト112を第1部分10に取り付け、ベルト112と第1部分10との間の部分を開孔としている。他の構成例では、ベルト112を両端114と中央116で第1部分10に固定し、両端114と中央116の間を取付部材用の開孔118として利用することができる。
【0038】
(第2の携帯用ハンカチ保持具)
図4及び5を参照して、この発明の第2の実施形態に係る携帯用ハンカチ保持具(以下、第2の携帯用ハンカチ保持具と称する。)について説明する。図4(A)は、第2の携帯用ハンカチ保持具を正面側から見た模式図であり、図4(B)は、背面側から見た模式図である。また、図5(A)は、第2の携帯用ハンカチ保持具にハンカチを収納した状態を側面から見た模式図であり、図2(B)は、第2の携帯用ハンカチ保持具を開いた状態を正面側から見た模式図である。なお、第1の携帯用ハンカチ保持具と同様に構成される部分については、重複する説明を省略することがある。
【0039】
図5(A)に示すように、第2の携帯用ハンカチ保持具は、第1部分10と第2部分20の連結部12と、第2部分20と第3部分130の連結部22は、正面側に谷折りされると、第3部分130が、第1部分10の背面側の一部を覆う。このため、第1部分10及び第2部分20は、平面形状及び大きさが略同じであり、第3部分130は、第1部分10及び第2部分20に比べて長手方向の長さが短い。第2の携帯用ハンカチ保持具では、第3部分130が第1の携帯用ハンカチ保持具の第3部分30に比べて小さいので、第3部分130に袋状部分が設けられていない。
【0040】
第1の携帯用ハンカチ保持具では、第3部分30が第2の携帯用ハンカチ保持具の第3部分130に比べて大きく、第3部分30の重さ等により、固定手段を用いなくても、携帯用ハンカチ保持具を閉じた状態を維持しやすい。
【0041】
これに対し、第2の携帯用ハンカチ保持具は、第3部分130が第1の携帯用ハンカチ保持具の第3部分30に比べて小さく、携帯用ハンカチ保持具を閉じた状態での維持が難しい場合がある。このため、固定手段46及び132を設けるのが良い。
【0042】
図5(A)及び(B)では、取付部材52としてクリップを用いた例を示しているが、取付部材52として、ストラップ又はカラビナなどを用いても良い。
【0043】
この第2の携帯用ハンカチ保持具は、第3部分130に袋状部分がないため、収納量は、第1の携帯用ハンカチ保持具よりも少ない。しかし、図5(B)に示すように、第3部分130の長手方向の長さ、すなわち、開いた状態での携帯用ハンカチ保持具の長さが短いため、子供などが用いても、携帯用ハンカチ保持具が開いた状態で地面等に接触しにくい。
【符号の説明】
【0044】
10 第1部分
12、22 連結部
14 第1の辺
16 ハンカチ保持用クリップ
18 開孔
20 第2部分
24 凹部
30、130 第3部分
32、46、132 固定手段
34、42 開口
50、52 取付部材
60 ハンカチ
【要約】
【課題】洋服や鞄などにこの携帯用ハンカチ保持具が取り付けられ、さらに、この携帯用ハンカチ保持具にハンカチが取り付けられた状態でハンカチを使用できる携帯用ハンカチ保持具を提供する。
【解決手段】平面形状が略長方形状のシート状であり、長手方向に沿って順に、第1部分、第2部分及び第3部分を備えて構成される。また、第3部分が、第1部分の背面側の全体又は一部を覆うように、第1部分と第2部分の連結部と、第2部分と第3部分の連結部は、正面側に谷折り可能である。第1部分の、第2部分と反対側の第1の辺に沿った領域部分に、ハンカチ保持用クリップが設けられるとともに、第1の辺に沿った領域部分に、取付部材用の開孔が形成されている。第2の部分と第3の部分の連結部の両側に、開孔に対応する部分より深い凹部が形成されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5