(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コア配列のコアの各々が個々のファイバ内に含まれ、そして、前記先細部分が、前記配列を生成するよう前記個々のファイバを互いに融着することで形成される、請求項1に記載のコンバイナ装置。
前記第二の先細部分の出力部に結合されるマルチモードファイバ及び前記マルチモードファイバを取り囲む追加のクラッド層をさらに備える、請求項6に記載のコンバイナ装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビームの結合を行うために、現在の技術はファイバへの入力を平行にするためのバルクの光学レンズ、および数多くのビームを共通のファイバコアに方向付けするための回転鏡に頼っている。予想されるように、被覆されたガラス構成要素を使おうとし、かつハイパワーの機械的なシステムを動かすときに問題が生じる。これらの細かいことが極めて高いコスト、および保守上の問題を生じ得る。
【0005】
全ファイバ方式は内部に可動部分を持たない密閉されたユニット型の装置であり、調節、あるいは整列を必要としないので、これらの問題を軽減する。多数のファイバは一緒に束ね、大きな、マルチモードコアを有するパワーファイバに結合できるが、一般に束にしたコアの詰込密度は非常に低い。例えば、一般的なシングルモードファイバにおいて、コアは全ファイバ断面の1%よりも少ない。そのようなファイバを束ねることは、共通の出力ファイバに結合されると、結果として光源の輝度の極端な低下をもたらすであろう。ファイバ束を先細にすることはコア間の分離を低減し、詰込密度を増加させるであろうが、個々のコアの光パワーがコアから漏れ出す、あるいは隣接するコアの中に結合し始める前に使われてもよい先細の程度に制約がある。これが生じる前に約3だけの先細率が可能であり、先細部を経る輝度の僅かな改善だけを可能にする。ぎっしり詰まった空間、あるいは高密度の数多くのコアを備えることが可能な全ファイバ方式に対する技術の必要性がある。高詰込密度は希薄なコア配置では不可能な更なる用途を可能にする。
【0006】
多数の独立したビームを結合することに加えて、単一のビームを多数のビームに分けることにより利する用途がある。これはハイパワーの固体レーザのような共通光源が多数の終端点で使われることを可能にする。そのような装置の一つの用途は癌の処置における医学的な治療のためなど、共通の光源を用いて多数の方向から一つの領域を照らすことである。再び、そのような状況においては、装置の先細の端部において単一のマルチモードコアから出来るだけ多くの光エネルギーを獲得するために、束の中の個々のコアは可能な限りぎっしり詰まった詰込密度を有するべきである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従来技術によるコンバイナのいくつかの障害の少なくとも一部を克服する全ファイバレーザコンバイナが開発されている。ひとつの実施例において、二つの部分からなるコンバイナが採用されている。第一の先細の部分は入力ファイバ、好ましくはいっしょに束にされたシングル、あるいは少数モード ファイバの「束」からなる。別の実施例において、第一の部分の束はあらかじめ共に結合、あるいは溶着された一群のコアである。この実施例の他の観点は第一の先細部分に多数のコアを有するファイバを用いることを含む。この入力束は、第一の端部において複数のレーザ、あるいは結合されるべき光パワーを生成する他の光源に結合される。多数コアの適切な設計において、少なくとも3の先細率、好ましくは少なくとも10の比率を達成することが可能でありながら、第一の先細部分の長さ方向に沿う低いNAを保持し、さらにモードとコアを取り巻くいずれのクラッドの外側境界との間の相互作用を阻止することと同様に、分離したコアのモード間の相互作用を阻止する。次いで、第一の先細部分の先細端は出力ファイバ、あるいはその代わりに増幅器、あるいは凝集されたハイパワー光に使われる何か他の要素と結合するであろう。
【0008】
この実施例の他の観点は第一の部分の先細端を、同じく先細であってよく、伝播するビームの更なるサイズ低減を提供するためのマルチモードファイバ、あるいはコアの束からなる第二の束部分に結合することを含む。次いで、この第二の先細束のパワー端は出力ファイバに結合する。
【0009】
本発明の更なる観点は、上に述べられた装置は第一の部分、あるいは第二の部分の単一の先細端に投射される光源により反対に動作させられるということである。この場合、光パワーは先細になっていない端部で多数の個々のコアの中に分割される。
【0010】
さらに本発明の他の観点は多モードパワーよりも単一のスーパーモード出力を生成するためにコンバイナの高い光密度を利用する。その場合、入力モードが適当な位相関係を有するならば、それらは基底モードに変換できるパワー波長のシングルモードを形成、あるいは励起するように積極的に結合できる。
【0011】
図面の助けによって発明がより容易に理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1を参照すると、レーザ配列が10で示される。ここに示される説明において、例として、7つのレーザが示され、レーザコンバイナはこれらの7つのレーザからの出力を単一のハイパワー光源に結合するように設計される。しかし、この実施例はこの発明の範囲の一実施例であるので、結合されるレーザ源の数は幅広く変わってよい。本発明によるレーザコンバイナは少なくとも2つの先細ファイバを用いて少なくとも2つのレーザ出力を結合するであろう。より好ましくは、光源、あるいはファイバの数は5−30の間である。本発明のひとつの目的はハイパワー源を生成することであるので、レーザ10は一般的にはハイパワーレーザである。全ファイバ方式において、レーザ10は希土類をドープされた光利得ファイバ、例えば、イッテルビウムをドープされた利得ファイバであり得る。しかし、レーザ源のどのような適切な配列が使われてもよい。再び
図1を参照すると、レーザ10は送り出しファイバ12の配列11に結合されて模式的に示される。配列11のそれぞれのファイバ12はコア13、およびクラッド14を有する。それらは独立した光ファイバのピッグテール、あるいは図示されるように束にされた光ファイバの配列であってよい。別の実施例において、配列11は単一のマルチコア光ファイバであり得る。配列11の出力端はレーザの出力をコンバイナの入力第一段15に結合する。配列11は、レーザ配列のどのような適切な形態が本発明の光ファイバコンバイナを用いて結合されてよいという特徴を表すために、
図1において分離した要素として示される。その代わりに、光源は光を導波路に結合できるどのような光源であってもよい。
【0014】
レーザコンバイナの第一段15は先細部分を含む。一次基底モードの光を伝送する光ファイバの配列は図示されるように束15aのように配される。ファイバはシングルモード、あるいは少数モードであってよい。その代わりに、ファイバの束は導波路の配列を包む単一のガラス基材で置き換えられてもよい。束15a中のこれらの光ファイバのコアのそれぞれは配列11のそれぞれのコアと一直線に並ぶ。したがって、
図1において、束15aは7つの送り出しファイバ12と関連するように7つのシングルモード、あるいは少数モードファイバからなる。光ファイバ15aは7つのファイバの束のために好都合な構成である、六角形の稠密構成に配置されて示される。しかし、どのような好適な束構成が使われてもよい。15bで示されるように、入力ファイバの束15aは先細に線引きされる。これが束全体としての外径が著しく低減された部分15cとなる。ここに述べられるように、適切なコア設計によって少なくとも3、好ましくは10より大きい先細率を達成することが、低いNAを保持しながら第一の先細段15の長さ方向に沿うコア内に光が導かれ続けることを可能にする。いかに述べられるように束15aに台座型ファイバを用いることが一般的なステップインデックスファイバに対して好ましい。光ファイバが先細にされるとき、クラッドの直径のコアの直径に対する比率はほぼ一定に保持される。第一の先細段15において、先細15を通過する光パワーは光モード間での相互結合がない7つの分離されたモードの包絡線として伝播する。さらに、光モードとクラッド境界の外側境界との間の相互作用は無視されるべきである。個々のコア内を伝播するモード間の分離を保持することは、不要なモードの相互作用を避ける。このことは個々の光ファイバのコアが実質的に低減される点、しかし個々のコアのモードが顕著な相互作用を生じる程度まで重畳する点より前まで束を先細にすることによって達成される。したがって、第一の先細段15のパワー部で個々の光ファイバ15aのコアは分離され、互いに離れたままであり続ける。
【0015】
第一の先細部分15の出力はマルチモードファイバに直接結合され、レーザコンバイナ単体として使用可能な高輝度源を形成し得る、その場合において「高輝度」は個々のコア中を伝播するモードが低いNAを有し、コア間の物理的な空間が小さいということを表す。あるいはまた、
図1に示されるように、第二の先細ファイバ部分がさらなるサイズ低減をもたらすように付加されることができる。
【0016】
第一の先細部分15は、それ自体、単独で有用なあるレベルの光ビームの集中を達成する。加工物の表面へのそのようなビームの送り出しは、例えば、切断、溶接およびマーキングに使用できる。高いビーム集中はマルチモードのパワーよりも単一のスーパーモードパワーの生成も可能にする。その場合、入力モードが適当な位相関係を有するならば、入力のいくつか、あるいはすべてが先細部分、あるいは先細部分に結合された導波路中のいずれかで基底モードに変換できるパワー導波路のシングルモードを形成、あるいは励起するように建設的に結合できる。これは出力ビームの特性を監視し、元となるレーザの位相を積極的に制御することにより達成される。他の実施例において、第一の先細部分は更なる機能性を備えるために他の手段との組み合わせで、例えば
図1に示されるように第二の先細部分と組み合わされて使われる。第一の先細部分15の出力15cはマルチモードファイバ16に結合され、それは引き続いて第二の先細部分18の入力ファイバ18aに結合される。マルチモードファイバ16は多数のコア15cからの出力を取り込むために十分な大モード面積ファイバであり得る。
【0017】
第二の先細部分18は束15aに類似する構成で配置されて示される第二のファイバ束18bを含む。ファイバ18bは光を導くコアを有してもよいが、好ましくは含まなくてよい。図示されるように、ファイバ18bは中心部の光ファイバ18aの周りに配され、それは光を導くコアを有するマルチモード光ファイバである。第一の先細部分15からの出力は先に述べられた結合ファイバ16を通って光ファイバ18aのコア内に導かれる。
【0018】
マルチモードコア17はレーザ配列、あるいは他の光源からの出力のすべてを本質的に含むということは明らかである。マルチモードコア17の光エネルギーが小さなマルチモードコア18eに閉じ込められるように、マルチモードコア17はマルチモード先細18cのサイズが著しく低減される。次いで、マルチモードファイバ18aが出力部18dの最終直径まで線引きされるとき、クラッドの量はもはや送り出し光ファイバ19に接合するために十分でないかもしれない。したがって、マルチモード先細部分18の重要な機能は低減されたマルチモードコアの外側にクラッドを付け加えることである。先細部が線引きされ、ファイバのサイズが縮小されるにつれてクラッドが付け加えられる。こうしてマルチモード先細部分18で、マルチモード先細部18cの端部における比率がマルチモード先細部18cの始まり部における比率よりも本質的に大きくなるようにクラッド直径のコア直径に対する比率が増加する。
【0019】
ファイバ束18bに加えられたガラス材料、つまりクラッドを加えるための機能を認識し、束18bの光ファイバは必ずしもコアを有する必要はないということが今や明らかである。それは、束18bのファイバは単純なドープされないシリカファイバであってよいということである。それらは所望するのであれば、より効果的なクラッドを生成するためにダウンドープ(例えば、フッ素ドープ)されてもよい。そのような追加のクラッドはいくつかの他の方法でもたらされてもよい。それらのひとつはオーバークラッド管を用いることであって、この場合のオーバークラッドガラス管は小さく、毛細管に似ているということを除いて光ファイバプリフォームを作るために使われる方式に似ている。この方式は以下により詳細に述べられるであろう。したがって、
図1の束18bはどのような形態が選択されるにせよ、追加されたガラスを表すということが理解されるべきである。追加されるガラスは「追加クラッド」と言われてよい。それは出力ファイバ15cの端部を出力ファイバ18dの端部と、あるいはファイバ16の端部をファイバ19の端部と比較するときにコア直径に対するクラッド直径の比率の顕著な増加によって確認が可能である。増加は、例えば、10%より大きくてよく、かつ光ファイバを線引きする時、通常の場合クラッド対コアの比率は増加しないので容易に確認される。特定の実施例において、増加は300%より大きい可能性が高い。
【0020】
図1に示されるビームコンバイナのいくつかの特徴をまとめると、それらは以下のいずれかの組み合わせを含むことが好ましい。
(1)入力ファイバのモードサイズはシングル、あるいは少数モード動作、および高出力のために大面積の両方を備えるように選択される;
(2)第一の先細部分に使われるコア導波路は、大きな先細係数を可能にしながらコア内にモードの閉じ込めを保持する設計、例えば台座設計である;かつ、
(3)第一の先細部分のファイバの先細ファイバのクラッドサイズは、光エネルギーが第一の先細部分全体にわたってコアの導波路内に分離して保持されたままでいることを確実にするように選択される。
【0021】
入力ファイバのモードサイズはシングル、あるいは少数モード動作、およびハイパワーのために大面積の両方を備えるように選択される。1000+/−200nm形態の波長に対して、8から20マイクロメータの範囲がこれを達成するために推奨される。
図2は、1060nmで動作し、開口数(NA)が0.08である一般的なステップインデックスファイバについてミクロンで表したモードフィールド直径対マイクロメータで表したコア直径のプロットである。大面積でシングル、あるいは少モード動作に対して約10ミクロンのコアサイズが一般的に使われる。
図2のカーブを参照すると、これは約11ミクロンで最適モードサイズを設定する。
【0022】
第一弾の先細ファイバのコアは伝播する光が第一段の先細部分全体にわたって導かれ、かつ低次モードに限られたままにあるように設計されることが好ましい。結局、好ましいコアの設計はもっとも大きな先細度に対してさえもほぼ一定のモードフィールド直径を確実にするであろう。ステップインデックスコアのファイバなど、他のファイバが使えるが台座型の屈折率プロファイルの光ファイバがこの目的のために好ましい。例えば、少なくとも5倍のコア直径の台座直径、コア直径は先細率6が好ましい。
図3、および4は屈折率プロファイル、および先細前(
図3)、および後(
図4)の台座型ファイバについて対応する基底モードフィールド(曲線)を示す。モードフィールドは著しく先細にした後でさえも光ファイバコア内にかなり良好に含まれる。
図3と4の間に示される先細率は5の水準である。先に述べられたように、少なくとも3の先細率がコンバイナの高いエネルギー密度を生成するために求められる。
【0023】
台座型光ファイバは、一般に、棚状の部分を含む屈折率プロファイルを有するコアを有するとして述べられてよい。コアおよび棚はアルファプロファイル、あるいはステッププロファイルの中に作られてよい。後者の場合、
図3に示されるように、全体としての屈折率プロファイルは二つのステップを有する。
【0024】
図5はモードフィールド直径を示し、先細率の関数として標準のステップインデックスファイバ(曲線51)と台座型ファイバ(曲線52)を比較する。ステップインデックスファイバが先細率2.5(係数0.4)にわたって比較的限定されたモードフィールドを保持するのに対して、台座型ファイバは先細率約10(係数0.1)にわたって比較的限定されたモードフィールドを保持する。(先細率は(1/先細係数))。しかし、良好に設計された台座型ファイバを伝播する基底モードについてであっても、ファイバが先細になるにつれ、それぞれのファイバのモードサイズ(モードフィールド直径MFD)は著しく大きくなり、束内の隣接するコア中を伝播するモードに融合し、かつ/あるいはその間にある結合したファイバの境界と相互作用するように結合するかもしれない。それを避けるために、先細ファイバの最初のクラッドサイズは先細の長さ全体にわたってモードの分離を提供するために十分に大きいように設計されてよい。それは隣接するファイバのモードを相互作用から防止するだけでなく、それは融合した境界における外的影響による導波路中の光の減衰を防止するであろう。こうして第一段の端部における先細状態のバッファされたクラッドの厚さに注目されるべきである。しかし、分離のために必要とされる以上の過剰なクラッドは、それがコアの間の間隔を増加させ、コンバイナのエネルギー密度を低減させ、目的の反対になるので、避けられるべきである。
【0025】
図6はこれらの影響を例示する。曲線61は壁の厚み(コア間の分離)を増やすことが多数のファイバのモードフィールドを分離するために必要である様子を示す。つまり、「分離のための壁の厚み」は先細にした後の入力ファイバ(例えば、
図1に示される束15aのファイバ)のひとつのクラッドの半径である、ということである。結局、先細にした後の必要な壁の厚みが最初のファイバのサイズを決定する。これが曲線62に示される。上述の実施例における多数のファイバの束の最大の先細について、光ファイバは約200マイクロメータの初期直径を有するべきであるということを見ることができる。壁の厚みは8マイクロメータよりも大きくあるべきである。先細それ自体は低い開口数を生じるように設計されるべきであり、しばしば単位がmm−mradのビームパラメータの積、あるいはBPPとして捕らえられる。先細処理はことによるとコアからの光の漏れにつながり、この光が束にされたファイバ群のより大きな直径を満たすであろうから、集結される光を搬送する先細ファイバだけで第一段の先細を形成することが好ましく、つまり、加えられた非本質的なガラスは集結器に不必要で、かつ望ましくない断面積を加えるということである。
【0026】
別の関心事は、大きな先細はシングルモードコアを出る光の小さなNAをもたらすであろうが、光を捉えるためにより大きな直径が出力ファイバに必要とされるであろうということである。
図7に示されるように、直径と発散の積を最小にする最適な先細係数があるであろう。
【0027】
シングル、あるいは少数モード先細部分に関して、シングル、あるいは少数モード先細の束のサイズ、および低減係数は好ましくは低いビームパラメータ積(BPP)を保持するように選択される。
【0028】
マルチモード先細部分はさらにコアサイズを低減しながら、著しくBPPを変化させることなく、接合のためのガラス領域を加えるように設計される。熱管理の責任を負うために、好ましくはファイバ被覆、および容器は熱を低減するように設計される。
【0029】
さらに、コンバイナの中に反射されて戻る、例えば照射された工作物の表面からの反射による大きなパワーの影響を最小にするために、後方へのパワーの処理が長さ、分布の特徴、および外側のファイバ束を設計することにより説明されてよい。ある場合には、装置をそのような逆の方法で動作させることが望ましく、その場合、単一の光源が装置の先細の、あるいはマルチモード端の中に光を投射するために使われ、そのような光は配列11の個々のコアの中にほぼ一様に分配される。
【0030】
光のパワーをあるレベルに厳密に保持することが要求される用途においては、レーザコンバイナは使える光源のすべてより少ないもので動作させられ、少なくともひとつの光源が予備として残されてよい。レーザ源の故障のとき、予備の光源が作動させられる。この急場の手段は、所望のパワーレベルが中断されることなく本質的に保持されるように容易に自動化される。
【0031】
ここにシングル、および少数モードファイバ、およびマルチモードファイバが参照される。一般的に、シングルモード、および少数モードファイバは20マイクロメータよりも小さいコアを有し、マルチモードファイバは50マイクロメータよりも大きなコア直径を有するであろう。例外があってよい。光ファイバがシングル、あるいは少数モード、あるいはマルチモードであるかどうかは当業者により容易に確認される。定義の目的のために、用語「少数モード光ファイバ」は、本発明の文脈中で使われるとき、シングルモードを伝播する光ファイバを含む。シングルモードファイバは一般に基底モードで伝播する光エネルギーの50%以上、および一般的には90%以上を伝播する。
【0032】
ここで光ファイバのクラッドになされる言及は、一般的な意味でのクラッド、つまり、光ファイバの案内領域の周囲に複合的に形成されるガラス材料を意味するように意図される。コアに導かれる光ファイバのコアに言及がなされるとき、その用語は一般に光エネルギーの90%、あるいはそれ以上が閉じ込められる領域を意味するとして解釈される。
【0033】
ここでクラッド/コア比になされる言及はクラッドの半径あるいは直径それぞれのコアの半径、あるいは直径に対する比を意味する。第一のクラッド/コア比を有する3、あるいはそれ以上の光ファイバのグループが先細にされ、かつ更なるクラッドがここに述べられる実施例のいずれかを用いて加えられるとき、先細部以降の光ファイバのクラッド/コア比は一般に第一のクラッド・コア比よりも大きいであろう。
【0034】
上に述べられたように、本発明のレーザコンバイナは非常に強いハイパワー光源を生成するためにハイパワーレーザ源とともに使うことを主として意図されている。この種の製品において、出力光パワー密度は100マイクロメータより小さいファイバ内で100KW以上に適応するべく期待されている。
【0035】
本発明は二つの光ファイバ先細部分を有して上述の実施例に図解されている。第二の光ファイバ先細部分は追加のクラッドとコア直径の低減を備える役を果たす。両方の部分の機能は単一の先細部分、あるいはひとつ以上の先細部分で達成されてよい。
【0036】
まさに述べられたレーザコンバイナ組立体を製造するためにいろいろな方法が工夫されている。一般に、先細部分は別々の操作によって形成され、次いで適当な順序でシングル、あるいはモード数の少ないファイバの先細部分はレーザに結合され、マルチモードファイバの先細部分はシングルモードファイバの先細部分に結合される。
【0037】
第一の先細部分を線引きすることにより得られるものの周囲に追加のガラスを備えるものとしての第二の光ファイバ束の機能に再び言及して、その目的に到達するための好ましい他の形態が
図8に図解され、その場合に要素84、および85は
図1の第一の先細部分の端部15cに、あるいは
図1のマルチモード結合部分16に対応する。製造の容易さのために後者の選択がより好ましく見え、
図8の説明に対する要素84、85として想定されよう。マルチモード光ファイバ84は
図1のファイバ束18bに対応するクラッド管83の中に挿入される。その組み合わせが第二の先細部分と合わせて先に延べられたように先細に線引きされる。ガラス管83は加えられるべきクラッドの量に依存する適当な寸法を有してよい。クラッド、管83は導波路を作るために使われるガラス管であってよい。共通の方法はフッ素でドープすること、ひとつ以上の気泡の輪を使うこと、あるいは空隙を含むガラスを含む。それは多数回ドープされた層、例えば、フッ素をドープした内側の層、およびシリカの外側層を有してよい。ここに実施例が述べられたが、本発明はシリカに限定されず、リン酸塩、カルコゲン化物、および類似のものなど他の種類のガラスを包含する。
【0038】
他の実施例が
図9に図解され、上に述べられた二つの先細の第二のファイバの機能が単一の先細を用いて実現される。
図9において、光ファイバ91は
図1の光ファイバ13に対応する。ガラスのオーバークラッド管は
図1のファイバ束18bに、あるいは
図8のクラッド管83に対応する。これらの要素の組み合わせが先細93a、直径が低減された出力端94、および結合されている七つの光ファイバコアに共通するコアであるコア95を生成するために単一の先細操作により線引きされる。
【0039】
あるいはまた、クラッド管83により表される追加のクラッドは
図1とともに記述される方法、つまり光ファイバ束18bにより提供されてよい。どちらの場合においても、追加のクラッドは複数のモード数の少ない光ファイバを、クラッド管の形態、あるいは光ファイバの束の形態の中のいずれか、追加のクラッド材に包み込むことによって提供される。これらの組み合わせが使われてもよい。
【0040】
ビームコンバイナを用いる用途は切断、溶接、およびマーキング用途のためのハイパワーレーザを形成することを含み、レーザ、あるいは増幅器を動作させるためのポンプパワーを提供し、個々の入力の位相は干渉性に結合されるパワービームを生成するように制御されるか、あるいは入力が多数の波長であろう。さらに、装置は長距離電気通信システムに適用されてよく、光源が信号源であり、多数の信号が短距離の伝送、例えばマイクロプロセッサチップ、あるいは電子基板の間、あるいは所内間配線、あるいは広帯域ファイバネットワークの一部のような長距離にわたる相互接続のために単一のマルチモードファイバに多重化される。
【0041】
パワー分割器としての装置使用の用途は医療用用途を含み、共通の光源からの光が多くの方向から特定の部分を照らすために多数のファイバに送り出される。遠距離電気通信用途においては、結合された信号が分割され、多くの行き先、あるいは検知器に送り出される。さらに他の用途において、単一の共通光エネルギー源が分割され、光エネルギーが電気エネルギーに変換される多くの行き先に送り出されるために、パワー分割器の個々の線は光電池に結合される。
【0042】
本発明のいろいろな追加的修正が当業者にあり得よう。技術が進歩させられる本理論、およびそれらに等しいものに基本的によってたつこの明細書の具体的な教えから逸脱するもののすべては記述され、かつ請求されるように本発明の範囲内であると適切に考えられるべきである。