特許第5738362号(P5738362)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5738362温水洗浄便座の温水加熱装置及びその装置を含む温水供給装置(WATERHEATINGDEVICEANDHOT−WATERSUPPLYINGDEVICEINCLUDINGTHESAMEINBIDET)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5738362
(24)【登録日】2015年5月1日
(45)【発行日】2015年6月24日
(54)【発明の名称】温水洗浄便座の温水加熱装置及びその装置を含む温水供給装置(WATERHEATINGDEVICEANDHOT−WATERSUPPLYINGDEVICEINCLUDINGTHESAMEINBIDET)
(51)【国際特許分類】
   E03D 9/08 20060101AFI20150604BHJP
   F24H 1/10 20060101ALI20150604BHJP
【FI】
   E03D9/08 K
   F24H1/10 C
【請求項の数】20
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2013-151411(P2013-151411)
(22)【出願日】2013年7月22日
(65)【公開番号】特開2014-122538(P2014-122538A)
(43)【公開日】2014年7月3日
【審査請求日】2013年7月22日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0150799
(32)【優先日】2012年12月21日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2012-0150800
(32)【優先日】2012年12月21日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505026848
【氏名又は名称】科勒▲諾▼▲維▼▲達▼株式會▲社▼
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】李 原榮
(72)【発明者】
【氏名】▲廉▼ 奎賢
【審査官】 七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3123800(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03D 9/00−9/16
F24H 1/10−1/16
F24H 9/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水洗浄便座において所定空間を限定する加熱ボディと、
前記加熱ボディ内に位置して前記加熱ボディの縁に沿って形成される温水流路部と、
前記加熱ボディ内に位置して前記温水流路部の周辺に配置される温水ヒータ部と
含み、
前記温水流路部の入水口は、前記加熱ボディの外部に位置する水道栓に接続され、そして前記温水流路部の出水口は、前記加熱ボディの内部から前記加熱ボディで限定されるバッファタンクの内部に開口されることを特徴とする温水加熱装置。
【請求項2】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は、前記加熱ボディの前記縁で前記加熱ボディの中心に対して少なくとも対称に折曲するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項3】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部のそれぞれは、螺旋構造物からなって、前記加熱ボディの断面上において前記加熱ボディの前記縁に複数個のライン断面層を含み、
前記温水ヒータ部は、前記温水流路部の内部に位置することを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項4】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と交差するように構成されることを特徴とする請求項3に記載の温水加熱装置。
【請求項5】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と水平を維持するように構成されることを特徴とする請求項3に記載の温水加熱装置。
【請求項6】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層との間に前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と垂直するように一列に位置することを特徴とする請求項3に記載の温水加熱装置。
【請求項7】
前記温水流路部は、螺旋構造物からなって、
前記温水ヒータ部は前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層を含みながら前記温水流路部の内部に位置することを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項8】
前記温水流路部は、前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層を含み、
前記温水ヒータ部は、螺旋構造物からなって、そして前記温水流路部で覆われるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項9】
前記温水流路部及び温水ヒータ部のそれぞれは、前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のライン断面層を含み、
前記温水ヒータ部は前記温水流路部で覆われるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項10】
前記温水流路部及び温水ヒータ部は、前記加熱ボディの断面上に「U」字状及び円筒状のうちの1つのライン断面層を含み、
前記温水ヒータ部は前記温水流路部に挿入され、そして前記加熱ボディの縁で前記温水流路部部分的に覆うことを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項11】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、
前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、
前記温水流路部が前記温水ヒータ部を覆うように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項12】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にあり、前記バッファタンクを囲む輪状の板構造物に形成された螺旋の流路を有し、
前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、
前記温水流路部が前記温水ヒータ部を覆うように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項13】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、
前記温水ヒータ部が前記加熱ボディ内部で前記温水流路部に沿って前記温水流路部を覆うように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項14】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、
前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、
前記温水ヒータ部が前記加熱ボディ内部で前記温水流路部に沿って前記温水流路部を覆うように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項15】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある櫛状の管構造物に複数個の櫛歯を含み、
前記温水ヒータ部の櫛歯は前記加熱ボディの下部側から上部側に向けて前記温水流路部の櫛歯との間に位置するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項16】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物からなって、ジグザグ状の断面を有することを特徴とする請求項1に記載の温水加熱装置。
【請求項17】
バッファタンクを限定する加熱ボディ、そして前記加熱ボディ内部で前記バッファタンクの周辺に温水流路部及び温水ヒータ部を含む温水加熱装置と、
前記温水加熱装置上で前記バッファタンクを覆う連結ハウジングと、
前記温水加熱装置上で前記連結ハウジングを介して前記バッファタンクと連通するように構成される流量調節バルブと
含み、
前記温水流路部は一端を介して前記加熱ボディから突出し、そして他端を介して前記バッファタンクに露出するように構成され、
前記温水ヒータ部は一端及び他端を介して前記加熱ボディから突出するように構成され、
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部で互いに隣接するように構成されることを特徴とする温水供給装置。
【請求項18】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は一端よりも低いレベルに他端を有することを特徴とする請求項17に記載の温水供給装置。
【請求項19】
前記温水ヒータ部の前記他端は前記温水流路部の前記他端よりも低いレベルに位置することを特徴とする請求項18に記載の温水供給装置。
【請求項20】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は、螺旋構造物からなることを特徴とする請求項18に記載の温水供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、温水洗浄便座に関し、詳しくは、温水洗浄便座において加熱ボディ内で相互隣接する温水流路部及び温水ヒータ部を含む温水加熱装置及びその装置を含む温水供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、温水洗浄便座は、宿泊施設または一般家庭でのトイレの座便器上に位置する座便設備として広く用いられる。前記温水洗浄便座は利用者が用便後にビデノズル装置を介して利用者の肛門及び/またはその周辺に温水を噴射して利用者身体についた汚れを除去できるように構成される。
【0003】
この場合、前記温水洗浄便座は水道栓に接続されて、水道栓から水を供給する。前記水は温水洗浄便座の温水加熱装置により加熱されて温水となる。前記温水は温水加熱装置から流出されて温水洗浄便座の内部に位置する流路に供給される。しかし、前記温水は流路では保温できず、温水洗浄便座の内部で熱損失される。
【0004】
また、前記温水洗浄便座は温水を温水加熱装置からビデノズル装置に供給する。前記温水は温水洗浄便座の駆動前に、及び/または後に温水加熱装置の内部で、そして温水加熱装置とビデノズル装置との間で熱損失が大きくなる。なぜなら、前記温水洗浄便座は温水加熱装置の内部で、そして温水加熱装置とビデノズル装置との間に温水の熱を保存する保温手段がないからである。
【0005】
したがって、前記利用者は温水の熱損失により季節ごとに身体及び温水の接触に負担を感じる。前記利用者は温水の熱損失により季節ごとに温水洗浄便座の多様な利用経験を有することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】大韓民国特許公開第10-2003-0063065号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、温水洗浄便座の温水供給装置内の温水流路部で温水の熱損失を低減するのに適合な温水加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態によれば、温水洗浄便座の温水加熱装置が提供される。前記温水加熱装置は、温水洗浄便座において所定空間を限定する加熱ボディ(heating body)、前記加熱ボディ内に位置して前記加熱ボディの縁に沿って形成される温水流路部、及び前記加熱ボディ内に位置して前記温水流路部の周辺に配置される温水ヒータ部を含み、前記温水流路部の入水口は前記加熱ボディの外部に位置する水道栓に接続され、そして前記温水流路部の出水口は前記加熱ボディの内部から前記加熱ボディで限定されるバッファタンクの内部に開口される。
【0009】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は、前記加熱ボディの前記縁で前記加熱ボディの中心に対して少なくとも対称に折曲するように形成される。
【0010】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部のそれぞれは、螺旋構造物からなって前記加熱ボディの断面上に前記加熱ボディの前記縁に複数個のライン断面層を含み、前記温水ヒータ部は前記温水流路部の内部に位置する。
【0011】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と交差するように構成される。
【0012】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と水平を維持するように構成される。
【0013】
前記温水流路部の前記複数個のライン断面層は、前記加熱ボディの前記縁で前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層との間に前記温水ヒータ部の前記複数個のライン断面層と垂直するように一列に位置する。
【0014】
前記温水流路部は螺旋構造物からなって、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層を含みながら前記温水流路部の内部に位置する。
【0015】
前記温水流路部は、前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層を含み、前記温水ヒータ部は螺旋構造物からなって、そして前記温水流路部で覆われるように構成される。
【0016】
前記温水流路部及び温水ヒータ部のそれぞれは、前記加熱ボディの断面上に「U」字状または円筒状のライン断面層を含み、前記温水ヒータ部は前記温水流路部で覆われるように構成される。
【0017】
前記温水流路部及び温水ヒータ部は、前記加熱ボディの断面上に「U」字状及び円筒状のうちの1つのライン断面層を含み、前記温水ヒータ部は前記温水流路部に挿入され、そして前記加熱ボディの縁において前記温水流路部で部分的に覆われる。
【0018】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、前記温水流路部は前記温水ヒータ部を覆うように構成される。
【0019】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にあり、前記バッファタンクを囲む輪状の板構造物に形成された螺旋の流路を有し、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、前記温水流路部は前記温水ヒータ部を覆うように構成される。
【0020】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部で前記温水流路部に沿って前記温水流路部を覆うように構成される。
【0021】
前記温水流路部は前記加熱ボディ内部にある螺旋構造物からなって、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物を含み、前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部で前記温水流路部に沿って前記温水流路部を覆うように構成される。
【0022】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある櫛(comb)状の管構造物として複数個の櫛歯を含み、前記温水ヒータ部の櫛歯は前記加熱ボディの下部側から上部側に向けて前記温水流路部の櫛歯との間に位置するように構成される。
【0023】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディ内部にある輪状の管構造物からなって、ジグザグ状の断面を有する
【0024】
本発明の他の実施形態によれば、温水洗浄便座の温水供給装置が提供される。前記温水供給装置は、バッファタンクを限定する加熱ボディ、そして前記加熱ボディで前記バッファタンクの周辺に温水流路部及び温水ヒータ部を含む温水加熱装置、前記温水加熱装置上で前記バッファタンクを覆う連結ハウジング、及び前記温水加熱装置上で前記連結ハウジングを介して前記バッファタンクと連通するように構成される流量調節バルブを含み、前記温水流路部は一端を介して前記加熱ボディから突出し、そして他端を介して前記バッファタンクに露出するように構成され、前記温水ヒータ部は一端及び他端を介して前記加熱ボディから突出するように構成され、前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は前記加熱ボディで互いに隣接するように構成される。
【0025】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は、一端よりも低いレベルに他端を有する。
【0026】
前記温水ヒータ部の前記他端は、前記温水流路部の前記他端よりも低いレベルに位置する。
【0027】
前記温水流路部及び前記温水ヒータ部は螺旋構造物からなる。
【発明の効果】
【0028】
上述のように、本明の実施形態による温水供給装置は、温水加熱装置において加熱ボディのバッファタンク周辺に互いに隣接する温水流路部及び温水ヒータ部を備えて水道栓から供給された温水流路部内の水を迅速に加熱することができる。
【0029】
前記温水供給装置は、温水加熱装置内の加熱ボディのバッファタンク周辺に互いに隣接する温水流路部及び温水ヒータ部を備えて温水流路部内の温水を長時間に保温することができる。
【0030】
前記温水供給装置は、温水加熱装置のバッファタンクと連通するように、温水流路部または温水ヒータ部の中央領域に温水流路部の出水口を有するので、温水流路部の外部からの温水の熱損失を最小化することができる。
【0031】
前記温水供給装置は、温水加熱装置の温水流路部及びバッファタンクで温水の熱損失が最小化されるので、利用者に季節ごとの身体及び温水の接触による負担感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の実施形態による温水供給装置を示す部分斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による図1の温水加熱装置を示す斜視図である。
図3図2の切断線I−I’に沿って温水加熱装置を示す断面図である。
図4図2の切断線I−I’に沿って本発明の第2実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図5図2の切断線I−I’に沿って本発明の第3実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図6図2の切断線I−I’に沿って本発明の第4実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図7図2の切断線I−I’に沿って本発明の第5実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図8図2の切断線I−I’に沿って本発明の第6実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図9図2の切断線I−I’に沿って本発明の第7実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。
図10図2の切断線I−I’に沿って本発明の第8実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
図11図2の切断線I−I’に沿って本発明の第9実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
図12図2の切断線I−I’に沿って本発明の第10実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
図13図2の切断線I−I’に沿って本発明の第11実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
図14図2の切断線I−I’に沿って本発明の第12実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
図15図2の切断線I−I’に沿って本発明の第13実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
まず、本発明の実施形態による温水加熱装置及びその装置を含む温水供給装置を図1ないし図15を参照しながら詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施形態による温水供給装置を示す部分斜視図である。
【0035】
図1を参照すると、本発明の実施形態による温水供給装置190は、温水加熱装置40、連結ハウジング170、及び流量調節バルブ180を含む。前記温水加熱装置40は温水洗浄便座の内部に位置する加熱ボディ10を含む。前記加熱ボディ10は温水洗浄便座で所定空間を限定するように構成される。
【0036】
前記加熱ボディ10は、バッファタンク(buffer tank)14を図2のように限定しながらバッファタンク14の周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。前記バッファタンク14は温水(図示せず)を保存するように構成される。前記加熱ボディ10はアルミニウムを含む金属からなる鋳造物である。
【0037】
前記温水流路部20及び温水ヒータ部30はバッファタンク14から順序的に位置するが、これに限定されない。しかし、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は、構造的に加熱ボディ10で互いに隣接するように構成される。前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は、加熱ボディ10の縁で加熱ボディ10の中心に対して少なくとも対称に折曲するように形成される。
【0038】
より詳細に説明すると、前記温水流路部20は、内部に図3の流路FP(fluid-path)を有する。前記温水流路部20は一端に入水口24及び他端に出水口28を有する。前記温水流路部20の入水口24は加熱ボディ10の外部に位置する水道栓に接続され、そして温水流路部20の出水口28は加熱ボディ10の内部から温水流路部20の中央領域(=バッファタンクの内部)に開口される。
【0039】
前記温水流路部20は銅(cupper)またはステンレス材質を含む。前記温水ヒータ部30は加熱ボディ10に位置して一端及び他端を介して加熱ボディ10から突出される。また、前記温水ヒータ部30は加熱ボディ10内で温水流路部20の周辺に配置される。前記温水ヒータ部30はシーズヒータ(sheath heater)を含むが、これに限定されない。前記シーズヒータの構成要素は図3で説明する。
【0040】
前記加熱ボディ10が図2のように完全な形状を有する場合、前記連結ハウジング170は、加熱ボディ10上でバッファタンク14を覆うように構成される。しかしながら、前記連結ハウジング170は、図1でバッファタンク14の内部を詳細に示すために部分的に図示する。
【0041】
前記連結ハウジング170は加熱ボディ10と同一物質を含む。前記流量調節バルブ180は温水加熱装置40上で連結ハウジング170と結合される。より詳細に説明すると、前記流量調節バルブ180の分岐管185は連結ハウジング170に挿入される。よって、前記流量調節バルブ180は連結ハウジング170及び分岐管185を介してバッファタンク14と連通するように構成される。
【0042】
前記流量調節バルブ180は、第1ノズルN1及び第2ノズルN2を含む。前記第1ノズルN1は、ビデノズル装置(図示せず)の洗浄ノズル及びビデノズルと連通するように構成される。前記第2ノズルN2は、ノズル洗浄装置(図示せず)と連通するように構成される。前記ノズル洗浄装置はビデノズル装置の周辺に位置する。
【0043】
図2は、本発明の第1実施形態による図1の温水加熱装置を示す斜視図である。
【0044】
図2を参照すると、前記温水加熱装置40において、前記加熱ボディ10は「P」字状にそれぞれ対応される上部層及び下部層を交差するように垂直に積層した形状を有する。前記温水流路部20及び温水ヒータ部30の一端は加熱ボディ10の上部層から外部に向けて突出される。前記温水流路部20の他端は加熱ボディ10のバッファタンク14から突出される。
【0045】
また、前記温水ヒータ部30の他端は加熱ボディ10の下部層から外部に向けて突出される。よって、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は一端よりも低いレベルに他端を有する。前記温水ヒータ部30の他端は温水流路部20の他端よりも低いレベルに位置する。
【0046】
前記温水ヒータ部30は、図1を参照すると、加熱ボディ10で温水流路部20の内側部に位置するが、これに限定されない。例えば、前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で温水流路部20の外側部に配置することができる。より詳細に説明すると、前記温水ヒータ部30はバッファタンク14を基準にバッファタンク14に向けて温水流路部20よりも近く、または温水流路部20よりも遠く配置することができる。
【0047】
この場合、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で図1のように螺旋構造物からなって、加熱ボディ10に対して傾斜を有する。一方、前記加熱ボディ10は上部層に連結口18を有する。前記連結口18はバッファタンク14の開口部の縁に沿って位置して加熱ボディ10の上部に向けて突出される。前記連結口18は、図1の連結ハウジング170と結合するように構成される。
【0048】
図3は、図2の切断線I−I’に沿って温水加熱装置を示す断面図である。
【0049】
図3を参照すると、前記温水流路部20は、螺旋の流路FP(fluid path)を含む。前記温水流路部20は、加熱ボディ10の縁に複数個のライン断面層20A、20B、20C、20D、及び加熱ボディ10の中央領域に1つのライン断面層20Eを含む。前記温水流路部20のライン断面層20A、20B、20C、20D、20Eは、管状に形成されて加熱ボディ10のバッファタンク14周辺、そしてバッファタンク14に位置する。
【0050】
前記複数個のライン断面層20A、20B、20C、20Dは、流路FP上に位置する。前記1つのライン断面層20Eは、加熱ボディ10のバッファタンク14の内部に位置しているように、図1の温水流路部20の出水口28に対応される。前記温水ヒータ部30は螺旋からなって、加熱ボディ10の縁に複数個のライン断面層30A、30B、30Cを含む。
【0051】
前記温水ヒータ部30の複数個のライン断面層30A、30B、30Cは、管状に形成されて加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に位置する。前記温水ヒータ部30は温水流路部20の内部に位置する。前記温水ヒータ部30の螺旋は、加熱ボディ10の中央領域で温水流路部20の流路FPと交差される。
【0052】
この場合、前記温水流路部20の複数個のライン断面層20A、20B、20C、20Dは、加熱ボディ10の縁で温水ヒータ部30の複数個のライン断面層30A、30B、30Cと交差するように構成される。前記温水ヒータ部30は、保護管33、発熱体36、及び絶縁物39を含むが、これに限定されない。
【0053】
前記保護管33は、発熱体36及び絶縁物39を覆うように構成される。本発明の第1実施形態の変形として、前記温水流路部20は温水ヒータ部30で覆われるように構成することができる。この場合も、本発明の第1実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の形状は、本発明の第1実施形態で説明することができる。
【0054】
図4は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第2実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図4は、図3と同一部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0055】
図4を参照すると、本発明の第2実施形態による温水加熱装置50は図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。すなわち、前記温水加熱装置50は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。
【0056】
しかし、前記温水流路部20の複数個のライン断面層20A、20B、20C、20Dは、加熱ボディ10の縁で温水ヒータ部30の複数個のライン断面層30A、30B、30C、30Dと水平を維持するように構成される。前記温水流路部20の流路FPは、温水ヒータ部30の螺旋と平行するように構成される。
【0057】
本発明の第2実施形態の変形として、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30のそれぞれは螺旋からなる。本発明の第2実施形態の変形に伴う温水流路部20は、温水ヒータ部30で覆われるように構成される。この場合も、本発明の第2実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の位置関係は本発明の第2実施形態で説明することができる。
【0058】
図5は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第3実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図5は、図3と同一部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0059】
図5を参照すると、本発明の第3実施形態による温水加熱装置60は、図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。すなわち、前記温水加熱装置60は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。
【0060】
しかし、前記温水流路部20の複数個のライン断面層20A、20B、20C、20Dは、加熱ボディ10の縁で温水ヒータ部30の複数個のライン断面層30A、30B、30Cとの間に温水ヒータ部30の複数個のライン断面層30A、30B、30Cと直交するように一列に位置される。
【0061】
前記温水流路部20の流路FPは、加熱ボディ10の中央領域で温水ヒータ部30の螺旋と交差及び/または平行するように構成される。本発明の第3実施形態の変形として、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30のそれぞれは螺旋からなることができる。本発明の第3実施形態の変形に伴う温水流路部20は、温水ヒータ部30で覆われるように構成される。この場合も、本発明の第3実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の位置関係は本発明の第3実施形態で説明することができる。
【0062】
図6は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第4実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図6は、図3と同一機能または同一部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0063】
図6を参照すると、本発明の第4実施形態による温水加熱装置70は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。前記温水流路部20は螺旋の流路FPを図3のように含むことができる。前記温水ヒータ部30は「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層30Eを含む。
【0064】
前記温水ヒータ部30は一端及び他端を介して加熱ボディ10から突出するように、図1のように構成される。前記温水ヒータ部30は、保護管33、発熱体36、及び絶縁物39を含む。前記保護管33は発熱体36及び絶縁物39を覆うように構成される。前記温水ヒータ部30は温水流路部20の内部に位置する。
【0065】
より詳細に説明すると、前記温水ヒータ部30は、温水流路部20の複数個のライン断面層20A、20B、20C、20Dとの間に位置する。本発明の第4実施形態の変形として、前記温水ヒータ部30は温水流路部20の外部に位置して温水流路部20を覆うように構成される。この場合も、本発明の第4実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の形状は、本発明の第4実施形態で説明することができる。
【0066】
図7は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第5実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図7は、図3と同一の機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0067】
図7を参照すると、本発明の第5実施形態による温水加熱装置80は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。前記温水流路部20は、「U」字状または円筒状のうちの1つのライン断面層20Fを含む。前記温水流路部20は、加熱ボディ10の中央領域でバッファタンク14に露出するように1つのライン断面層20Fから突出されるライン断面層20Gを有する。
【0068】
前記温水ヒータ部30は螺旋形状で図3のように形成される。前記温水ヒータ部30は温水流路部20で覆われるように構成される。本発明の第5実施形態の変形として、前記温水ヒータ部30は温水流路部20の外部に位置して温水流路部20を覆うように構成される。この場合も、本発明の第5実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の形状は本発明の第5実施形態で説明することができる。
【0069】
図8は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第6実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図8は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0070】
図8を参照すると、本発明の第6実施形態による温水加熱装置90は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。前記温水流路部20は「U」字状または円筒状を図7のように含むことができる。前記温水ヒータ部30は「U」字状または円筒状を図6のように含むことができる。
【0071】
前記温水ヒータ部30は温水流路部20で覆われるように構成される。より詳細に説明すると、前記温水ヒータ部30のライン断面層30Eは温水流路部20のライン断面層20Fに挿入される。本発明の第6実施形態の変形として、前記温水ヒータ部30は温水流路部20の外部に位置して温水流路部20を覆うように構成される。この場合も、本発明の第6実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の形状は本発明の第6実施形態で説明することができる。
【0072】
図9は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第7実施形態による温水加熱装置を示す断面図である。図9は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0073】
図9を参照すると、本発明の第7実施形態による温水加熱装置100は、加熱ボディ10のバッファタンク14周辺に温水流路部20及び温水ヒータ部30を含む。前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は「U」字状及び円筒状のうちの1つを含む。
【0074】
前記温水流路部20は、「U」字状及び円筒状のうちの1つのライン断面層20Hを有するが、図7とは異なった形状を有する。より詳細に説明すると、前記温水流路部20は加熱ボディ10の縁から中央領域(=バッファタンク14の内部)に突出する分岐されたライン層20Iを有する。また、前記温水流路部20は、加熱ボディ10の中央領域でバッファタンク14に露出されるように1つのライン断面層20Hから突出されるライン断面層20Jを有する。
【0075】
前記温水ヒータ部30は図6で説明することができる。前記温水ヒータ部30は温水流路部20に挿入される。前記温水ヒータ部30は加熱ボディ10の縁で温水流路部20の分岐されたライン層20Iに部分的に覆うように構成される。本発明の第7実施形態の変形として、前記温水ヒータ部30は温水流路部20の外部に位置して温水流路部20を覆うように構成される。本発明の第7実施形態の変形に伴う温水流路部20及び温水ヒータ部30の形状は本発明の第7実施形態で説明することができる。
【0076】
図10は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第8実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図10は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0077】
図10を参照すると、本発明の第8実施形態による温水加熱装置110は図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。この場合、前記温水流路部20は加熱ボディ10で螺旋構造物25Aからなる。前記温水流路部20は内部で図3の流路FPと同じ経路を有する第1流路FP1を有する。
【0078】
前記温水ヒータ部30は加熱ボディ10で輪状の管構造物(tube structure)35Aを含む。より詳細に説明すると、前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10でバッファタンク14を輪状で覆う管構造物35Aを含む。前記温水ヒータ部30はシーズヒータを含む。
【0079】
前記シーズヒータは、保護管33、発熱体36、及び絶縁物39を含む。これにより、前記温水流路部20は温水ヒータ部30を覆うように、図1のように構成される。本発明の第8実施形態の変形によって、前記温水加熱装置110は図2と異なった構造の温水ヒータ部、及び図1の温水流路部20を含むことができる。
【0080】
本発明の第8実施形態の変形によって、前記温水ヒータ部は、加熱ボディ10で本発明の第8実施形態の温水ヒータ部30を2片以上に切開した管構造物を含むことができる。この場合も、本発明の第8実施形態の変形によって、前記温水流路部20は温水ヒータ部を覆うように、図1のように構成される。一方、本発明の第8実施形態による温水流路部と温水ヒータ部との間の配置関係は、バッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0081】
図11は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第9実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図11は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0082】
図11を参照すると、本発明の第9実施形態による温水加熱装置120は、図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。前記温水流路部20は加熱ボディ10で輪状の板構造物(plate structure)25Bに螺旋の第2流路FP2を有する。
【0083】
前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で輪状の管構造物35Bを含む。前記温水ヒータ部30はバッファタンク14の周辺で図10と同一形状を有する。この場合、前記温水流路部20はバッファタンク14の周辺で温水ヒータ部30を覆うように構成される。
【0084】
本発明の第9実施形態の変形として、前記温水加熱装置120は、図11と異なった構造の温水ヒータ部、及び図11の温水流路部20を有することができる。本発明の第9実施形態の変形による温水ヒータ部は、加熱ボディ10で本発明の第8実施形態の変形による管構造物を含むことができる。
【0085】
この場合も、本発明の第9実施形態の変形によって、前記温水流路部20は、バッファタンク14の周辺で温水ヒータ部を覆うように図11のように構成される。一方、本発明の第9実施形態による温水流路部と温水ヒータ部との間の配置関係は、バッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0086】
図12は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第10実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図11は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0087】
図12を参照すると、本発明の第10実施形態による温水加熱装置130は図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。この場合、前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で温水流路部20に沿って位置し、そして温水流路部20を覆うように構成される。
【0088】
より詳細に説明すると、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は、加熱ボディ10内の位置ごとに同心円形態を有し、加熱ボディ10で螺旋構造物25C、35Cからなる。前記温水ヒータ部30がシーズヒータの場合に、前記保護管33、発熱体36、及び絶縁物39は温水流路部20と同心円形態を有する。
【0089】
したがって、前記温水ヒータ部30は温水流路部20の長さ方向に沿って形成される。前記温水ヒータ部30が温水流路部20を覆う場合に、前記温水流路部20は図10の第1流路FP1を有する。本発明の第10実施形態の変形として、前記温水加熱装置130は図12と異なった形状の温水ヒータ部及び温水流路部を有する。
【0090】
本発明の第10実施形態の変形として、前記温水流路部は、加熱ボディ10で温水ヒータ部に沿って位置し、そして温水ヒータ部を覆うように構成される。本発明の第10実施形態の変形として、前記温水流路部及び温水ヒータ部は、加熱ボディ10内の位置ごとに同心円形態を有し、加熱ボディ10で螺旋構造物からなることができる。
【0091】
本発明の第10実施形態の変形として、前記温水流路部が温水ヒータ部を覆う場合に、前記温水流路部は温水ヒータ部の周辺で第1流路FPと異なった形状(例えば、直径の大きさ)の流路を有することができる。一方、本発明の第10実施形態による温水流路部と温水ヒータ部との間の配置関係は、バッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0092】
図13は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第11実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図13は、図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0093】
図13を参照すると、本発明の第11実施形態による温水加熱装置140は図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。この場合、前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で温水流路部20に沿って位置し、そして温水流路部20を覆うように構成される。
【0094】
より詳細に説明すると、前記温水ヒータ部30は、加熱ボディ10で輪状の管構造物35Dを含む。前記温水ヒータ部30は、温水流路部20を覆う保護管33及び絶縁物39を有し、そして温水流路部20の周辺に発熱体36を有する。
【0095】
前記温水流路部20は、温水ヒータ部30の内部で螺旋構造物25Dからなる。前記温水流路部20は図10の第1流路FP1を有する。本発明の第11実施形態の変形として、前記温水加熱装置140は、図13と異なった形状の温水ヒータ部、及び図13と異なった形状の温水流路部を有する。
【0096】
より詳細に説明すると、本発明の第11実施形態の変形として、前記温水ヒータ部は加熱ボディ10で輪状の管構造物を含むことができる。前記温水流路部は温水ヒータ部の外部で輪状の管構造物を含むことができる。一方、本発明の第11実施形態による温水流路部と温水ヒータ部との間の配置関係はバッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0097】
図14は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第12実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図14図3と同一機能または同一の部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0098】
図14を参照すると、本発明の第12実施形態による温水加熱装置150は、図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。この場合に、前記温水加熱装置150の温水流路部20及び温水ヒータ部30は、加熱ボディ10の下部側から上部側に向けて互いに交代して形成される。
【0099】
より詳細に説明すると、前記温水流路部20は櫛状の管構造物25Eで第2流路FP2を有するように形成される。前記温水ヒータ部30は、保護管33、発熱体36、及び絶縁物39を用いて櫛(comb)状の管構造物35Eに形成される。
【0100】
したがって、前記温水流路部20及び温水ヒータ部30は加熱ボディ10で櫛(comb)状により複数個の櫛歯を含む。前記温水流路部20の櫛歯は温水ヒータ部30の櫛歯との間に形成される。一方、本発明の第12実施形態による温水流路部20と温水ヒータ部30との間の配置関係はバッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0101】
図15は、図2の切断線I−I’に沿って本発明の第13実施形態による温水加熱装置を示す斜視図である。図15は、図3と同一機能または同一部材に対しては同一符号を使用するものとする。
【0102】
図15を参照すると、本発明の第13実施形態による温水加熱装置160は図3の温水加熱装置40と類似の構造を有する。この場合、前記温水加熱装置160の温水流路部20及び温水ヒータ部30は加熱ボディ10で輪状の管構造物25F、35Fからなって、ジグザグに形成される。
【0103】
前記温水流路部20及び温水ヒータ部30はバッファタンク14を覆うように構成される。前記温水流路部20は管構造物25Fに「S」字の第3流路FP3を有する。前記温水ヒータ部30は、管構造物35Fに「S」字の保護管33、発熱体36、及び絶縁物39を含む。
【0104】
一方、本発明の第13実施形態による温水流路部20と温水ヒータ部30との間の配置関係はバッファタンク14を基準に図2で説明することができる。
【0105】
次に、本発明の実施形態による温水洗浄便座の温水供給装置の利用方法は、図1及び図2を参照して説明する。
【0106】
図1及び図2を参照すると、本発明の実施形態による温水洗浄便座が用意される。前記温水洗浄便座は、温水供給装置190に温水加熱装置40、連結ハウジング170、及び流量調節バルブ180を含む。前記温水洗浄便座が駆動する間に、前記温水供給装置190は温水加熱装置40で加熱ボディ10内の温水ヒータ部30を発熱させる。
【0107】
続いて、前記温水供給装置190は、水道栓から温水流路部20の入水口24に水を供給して水を温水ヒータ部30により加熱させる。前記温水ヒータ部30は温水流路部20により水から温水を形成することができる。前記温水は温水流路部20を流れながらバッファタンク14の周辺を通ることができる。
【0108】
前記温水は温水流路部20の出水口28に到達するまで温水流路部20により保温される。前記温水は、温水流路部20の出水口28からバッファタンク14に流れることができる。前記温水は、温水流路部20の出水口28から出水されても温水流路部20及び/または温水ヒータ部30の中央領域に流れるので、温水ヒータ部30を用いて継続的に保温されることができる。
【0109】
前記温水はバッファタンク14に埋め込まれる。前記温水がバッファタンク14に充填される間にも、前記温水ヒータ部30はバッファタンク14及び温水流路部20を継続的に加熱することができる。前記温水はバッファタンク14から連結ハウジング170を経由して流量調節バルブ180に到達することができる。
【0110】
前記温水は流量調節バルブ180の分岐管185に流入されることができる。前記流量調節バルブ180は、第1ノズルN1及び第2ノズルN2を介してビデノズル装置及びノズル洗浄装置に温水を供給することができる。
【0111】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。したがって、記述した実施例はすべての面において例示的であって、限定的でないことを理解すべきである。
図1
図2
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