(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5738589
(24)【登録日】2015年5月1日
(45)【発行日】2015年6月24日
(54)【発明の名称】発光部品を制御する回路装置及び方法
(51)【国際特許分類】
H01L 33/00 20100101AFI20150604BHJP
H05B 33/08 20060101ALI20150604BHJP
H01L 51/50 20060101ALI20150604BHJP
H05B 33/14 20060101ALI20150604BHJP
H01S 5/062 20060101ALI20150604BHJP
【FI】
H01L33/00 J
H05B33/08
H05B33/14 A
H05B33/14 Z
H01S5/062
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2010-512687(P2010-512687)
(86)(22)【出願日】2008年6月19日
(65)【公表番号】特表2010-533965(P2010-533965A)
(43)【公表日】2010年10月28日
(86)【国際出願番号】EP2008057784
(87)【国際公開番号】WO2008155384
(87)【国際公開日】20081224
【審査請求日】2011年6月16日
(31)【優先権主張番号】102007028576.2
(32)【優先日】2007年6月19日
(33)【優先権主張国】DE
(31)【優先権主張番号】102007040151.7
(32)【優先日】2007年8月24日
(33)【優先権主張国】DE
(31)【優先権主張番号】102008001452.4
(32)【優先日】2008年4月29日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】509348867
【氏名又は名称】シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー
(74)【代理人】
【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100114959
【弁理士】
【氏名又は名称】山▲崎▼ 徹也
(74)【代理人】
【識別番号】100128901
【弁理士】
【氏名又は名称】東 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】グレープル,マルティン
【審査官】
小濱 健太
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−332623(JP,A)
【文献】
特開2001−285195(JP,A)
【文献】
特開2007−149874(JP,A)
【文献】
特開2006−106666(JP,A)
【文献】
特開2006−187187(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 33/00−33/64
H05B 37/00−39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路装置(100)であり、少なくとも1個の発光部品(20)を制御する回路装置であって、当該回路装置は、
当該回路装置(100)に電圧を供給する少なくとも1個の供給素子(10’)であって、出力側がデカップリングコンデンサに接続される少なくとも1個の電流源である当該供給素子と、
少なくとも第1のスイッチング位置と第2のスイッチング位置との間で切り換えることによって前記発光部品(20)を制御する少なくとも1個のスイッチング素子(30)であって、当該スイッチング素子が前記第2のスイッチング位置にあるとき、少なくとも1個の追加的な回路部品(40;40’)が、アクティブ又はオンに切り換えられるものである当該スイッチング素子と、を備え、
前記追加的な回路部品(40;40’)は、前記発光部品(20)の動作電圧を変化させる少なくとも1個の電圧制限素子であり、
前記電圧制限素子(40;40’)は、出力側がデカップリングコンデンサに接続される少なくとも1個の電流源又は少なくとも1個の電圧源を有する少なくとも1個の供給素子(42;42’)を備え、
前記第2のスイッチング位置にあるとき、前記電圧制限素子(40;40’)は、前記発光部品(20)と直列に配置され、
前記第1のスイッチング位置にあるとき、前記電圧制限素子(40;40’)は、前記スイッチング素子(30)と並列に配置されることを特徴とする回路装置。
【請求項2】
前記第1のスイッチング位置にあるとき、前記供給素子(10’)によって提供される電圧の全体又は略全体は、前記発光部品(20)を通して降下することを特徴とする請求項1に記載の回路装置。
【請求項3】
前記電圧制限素子(40;40’)は、
順方向接続された少なくとも1個のダイオード、又は、
非線形特性(D)を有する少なくとも1個の電位依存性抵抗、又は、
少なくとも1個のバリスタ、として機能することを特徴とする請求項1または2に記載の回路装置。
【請求項4】
前記電圧制限素子(40;40’)は、少なくとも1個のトランジスタ(44;44’)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路装置。
【請求項5】
前記トランジスタ(44;44’)は、
前記供給素子(42;42’)によって電圧が供給されるゲート接続(G)と、前記発光部品(20)、前記スイッチング素子(30)及び前記電圧制限素子(40’)を接続する節点(N)に割り当てられたソース接続(S)とを備え、
ソース−ゲート電圧が前記トランジスタ(44、44’)のしきい値電圧より低いとき、高抵抗を特徴として遮断し、
ソース−ゲート電圧が前記トランジスタ(44、44’)のしきい値電圧より高いとき、低抵抗を特徴として導通する、ことを特徴とする請求項4に記載の回路装置。
【請求項6】
前記電圧制限素子(40’)は、少なくとも1個の電圧制御素子及び演算処理素子の一方又は双方(46’)を備えるものであり、
前記電圧制御素子及び演算処理素子の一方又は双方(46’)は、
前記トランジスタ(44’)の前記ソース接続(S)における電圧を特定し、
前記特定された電圧と前記供給素子(42’)により提供される電圧とを比較し、
前記供給素子(42’)により提供される電圧が前記トランジスタ(44’)の前記ソース接続(S)における電圧より小さいとき、ソースフォロワとして接続される前記トランジスタ(44’)をアクティブにしかつ導通する、ように構成されるものであること、を特徴とする請求項4又は5に記載の回路装置。
【請求項7】
前記スイッチング素子(30)に割り当てられ、前記スイッチング素子(30)の切り換えを制御する少なくとも1個の制御装置(50)を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の回路装置。
【請求項8】
少なくとも1個のスイッチング素子(30)を少なくとも第1のスイッチング位置と第2のスイッチング位置との間で切り換えることによって、少なくとも1個の発光部品(20)を制御する方法であって、
当該スイッチング素子が前記第2のスイッチング位置にあるとき、少なくとも1個の追加的な回路部品(40;40’)が、アクティブ又はオンに切り換えられるものである、当該方法であって、
前記発光部品(20)の動作電圧は、前記追加的な回路部品(40;40’)をアクティブ又はオンに切り換えることによって制限され、
前記追加的な回路部品(40;40’)である電圧制限素子は、出力側がデカップリングコンデンサに接続される少なくとも1個の電流源又は少なくとも1個の電圧源を有する少なくとも1個の供給素子(42;42’)を備え、
前記第2のスイッチング位置にあるとき、前記電圧制限素子(40;40’)は、前記発光部品(20)と直列に配置され、
前記第1のスイッチング位置にあるとき、前記電圧制限素子(40;40’)は、前記スイッチング素子(30)と並列に配置され、
前記第1のスイッチング位置にあるとき、出力側がデカップリングコンデンサに接続される少なくとも1個の供給素子(10’)によって提供される電圧の全体又は略全体が、前記発光部品(20)に供給される、ことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記電圧制限素子(40;40’)は、
順方向接続された少なくとも1個のダイオード、又は、
非線形特性(D)を有する少なくとも1個の電位依存性抵抗、又は、
少なくとも1個のバリスタ、として機能することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、発光部品制御の技術分野に関する。
【0002】
本発明はより具体的には回路装置、特に請求項1の前文部分による駆動回路に関し、また請求項11の前文部分による少なくとも1個の発光部品を制御する方法に関する。
【0003】
本発明の範囲において、「光」又は「発光」の語は、可視電磁波域のみならず、約380ナノメートル〜約780ナノメートルの波長帯(約789テラヘルツ〜約385テラヘルツの周波数に相当)にわたるものとして理解される。
【0004】
より正確には、「光」又は「発光」の語は、不可視スペクトル、特に赤外(IR)領域(最高約2000ナノメートルにいたる波長帯又は最低約150テラヘルツにいたる周波数範囲)、例えば約850ナノメートルの波長又は約350テラヘルツの周波数を含む、電磁波長又は波長スペクトルの全体として理解される。
【背景技術】
【0005】
発光部品E(=いわゆるソース)から受光部品(=いわゆるシンク)へのデータ伝送を目的として発光部品Eを制御する従来技術として知られる回路装置の例を、
図5A〜5Cに示す。
【0006】
通常、半導体レーザ又はエレクトロルミネセントダイオードが、発光部品Eとして、特に光伝送素子又は光源として、光学データの伝送に用いられる。
【0007】
従来技術によると、この半導体レーザ又はエレクトロルミネセントダイオードには、例えば電子駆動回路S1(
図5A参照)、S2(
図5B参照)又はS3(
図5C参照)によって、正常作動に必要とされる動作電圧、バイアス電流及び変調電流が供給される。
【0008】
駆動回路S1、S2、S3は、集積回路(IC)として、又はプリント基板(PCB)上の個々の部品としても、構成することができる。
【0009】
図5Aに示す従来技術の例では、第1の電流路I
1を介して、また追加で第2の電流路I
2を介して、発光部品Eに電力供給することができる。このため、第1の電流路において電流I
1が、DC電圧源Qから発光部品Eを介してI
1に対する定電流源K1へ流れる。
【0010】
発光部品Eの電流レベルを制御するスイッチUによって第2の電流路I
2をアクティブ又はオンに切り替えると全電流Iges=I
1+I
2が、そうでない場合には電流I
1が、発光部品Eを流れる。第2の電流路I
2に電力を供給するものとして、定電流源K2が提供されている。
【0011】
従って発光部品Eの変調は、電流調整又は電流変調の形態で、すなわち発光部品Eを流れる電流の強さを値I
1と値I
1+I
2との間で経時的に変化させることによって行う。
【0012】
スイッチUと擬似負荷Rとを配置することで、スイッチUにおいて第2の電流路I
2に割り当てられた節点に、常に同じ電流が流れるという効果が得られる。第2の電流路I
2が発光部品Eに切り換えられない場合、擬似負荷Rにおける電流I
2は実質的に熱エネルギーに変換され、例えば発光部品の作動時間の最大約50パーセントとなりうる。しかし不利なことに、電流I
2が必要なくなってからもこの電流I
2は存在している。
【0013】
その上更に、
図5Aに示す従来技術の例では、2個の定電流源K1及びK2は、寄生容量に必然的に関与する高周波経路(すなわち供給経路ではない)に配置されている。
図5Aに示す従来技術の例では更に、望ましくない大きな電圧降下又は高い飽和電圧が必然的に起こる。
【0014】
図5Bに示す従来技術による第2の代表的駆動回路S2において、電流レベルを制御するスイッチUによって第2の電流路I
2をアクティブに又はオンに切り替えると電流I
1+I
2が、そうでない場合には電流I
1が、発光部品Eを流れる。しかし不利なことに、電流I
2が必要なくなってからもこの電流I
2は存在している。
【0015】
発光部品Eの動作電圧は、電圧源Qにより供給される供給電圧(=例えば約3ボルト)と、定電流源K1又は定電流源K1、K2とに依存する。
【0016】
図5Cに示す従来技術による第3の代表的駆動回路S3において、I
2の電流差となる電流I
1+0.5I
2又は電流I
1−0.5I
2のいずれかが、電流レベルを制御するスイッチUの位置に応じて、発光部品Eを流れる。
【0017】
例えば約0.5ボルトの電圧損失が起こるインダクタL(必須ではない)は、通常、高周波における定電流源K1のインピーダンスを増加させるのに用いられ、その結果、高周波における高出力インピーダンスを有さない定電流源K1を使用することが可能になる。
【0018】
上述した駆動回路S3に加えて、インダクタを備える駆動回路が先行技術文献米国特許第6,667,661B1号により知られている。
【0019】
図5Cに示す電子駆動回路S3において不利なことに、外部部品、すなわち集積回路の外側に配置される部品、例えばコンデンサCを用いる必要がある。
【0020】
インダクタLとコンデンサCとを配置することで、電磁振動等の望ましくない電磁干渉効果が更に起こりうる。これに関連して、例えば先行技術文献米国特許第7,133,429B2号は、信号増幅したデータ伝送を行うレーザ駆動回路の電磁振動の回避に係るものである。
【0021】
従来の回路装置の不利な点として、発光部品と直列な部品を通した大きな電圧降下が更に挙げられる。特に、小さな供給電圧のみが利用可能な用途については、発光部品において可能な限り高い動作電圧を提供するという目的に相反する。
【0022】
電力ドレインの低い光学データ伝送用駆動回路を提供する技術的考案が、例えば先行技術文献米国特許第6,965,722B1号及び第7,154,923B2号により知られている。しかし、これら文献に記載の駆動回路の構造は、非常に複雑である。
【0023】
従来技術の回路装置には更に、高出力抵抗(=出力インピーダンスの実部)を有するという不利な点がある。最大スイッチング周波数fは、制御回路又は駆動回路の出力において、全電気容量Cと全抵抗Rとの積に実質的に相互に比例するように作用する(動作する、振舞う)ので、上記の不利な点によって、特に回路装置の過渡的なリンギング又はセトリングに対する速度が制限される。ここで
− 全電気容量Cは、例えば、発光部品の寄生容量効果によって実質的に支配され、
− 全抵抗Rは、駆動回路の出力抵抗と発光部品の入力抵抗との並列回路によって実質的に与えられる。
【0024】
最後に、従来の回路装置の別の技術的問題として、発光部品における(超)低出力電圧が挙げられる。定電流源は、例えば約0.5ボルトの電圧(降下)を必要とするからである(供給電圧を提供する電圧源において、これが調整された電圧源である限り、例えば約0.2ボルトのオーダーの低電圧降下も起こる)。
【0025】
(超)低電圧が発光部品を通して起こり、従って(超)低電圧が発光部品において利用可能であるように、スイッチング素子Uにおいて、例えば約0.1ボルトのオーダーの別の低電圧降下が起こる。
【発明の概要】
【0026】
上記において概要を説明した不利な点や不適当な点を発端として、また概要を説明した従来技術を認めた上で、本発明の目的は、冒頭で特定したこの種の回路装置と、冒頭で特定したこの種の方法を、上記において概要を説明した不利な点と不適当な点とを避けるように、更に開発することにある。発光部品において可能な限り高い周波数又はスイッチング速度、並びに可能な限り高い出力電圧を実現することができるように、特に電流ドレイン及び出力抵抗は、可能な限り低くなければならない。
【0027】
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する回路装置によって、及び請求項11に記載の特徴を有する方法によって、特に少なくとも1個の電圧制限素子、例えば少なくとも1個の非線形抵抗を備える電圧駆動型の回路装置によって、達成される。
【0028】
電圧制限素子は、低電圧において特に下記のように作用する。
− 少なくとも1個のPNダイオード、少なくとも1個のショットキーダイオード等の、順方向接続された(順方向に偏向した)少なくとも1個のダイオード、
− 非線形特性を有する少なくとも1個の電位依存性抵抗、
− 少なくとも1個のバリスタ、
− ソースフォロワとして接続された少なくとも1個のトランジスタ、又は
− 少なくとも1個のツェナーダイオード。
【0029】
これは、電圧制限素子の好ましい実施形態が、
− 低電圧における、特に約1ボルト未満の電圧、例えば約0.2ボルト未満の電圧における、実質的な電流遮断効果を特徴とし、そして
− 電圧の特定の臨界値又はしきい値からの、特に約0.2ボルトの破壊電圧からの、大きな電流上昇を可能にする
ものであることを意味する。
【0030】
電圧制限素子は、少なくとも1個のスイッチング素子、特に少なくとも1個の閉鎖スイッチ、少なくとも1個の反転スイッチ又は少なくとも1個の切換スイッチによって、例えば少なくとも1個の金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(MOSFET)等の少なくとも1個のスイッチングトランジスタによって、短絡させることができる。このように、それぞれ低インピーダンスである、特に更なる電流損失のない、回路装置の少なくとも2種の動作状態を実現することができる。
【0031】
有利なことに、スイッチング素子が第1のスイッチング位置にあるとき、供給素子によって提供される電圧の全体又はほぼ全体は、発光部品を通して降下する。例えば、スイッチング素子が第1のスイッチング位置にあるとき、供給素子によって提供される電圧の少なくとも約90パーセント、例えば約99パーセントが、発光部品を通して降下しうる。
【0032】
本発明における供給素子は、関連する動作周波数について低出力インピーダンスが作り出されるように、例えば少なくとも1個の電圧源として又は電流源とデカップリングコンデンサとの組み合わせとして、実現することができる。
【0033】
従って発光部品は、動作電圧、すなわち発光素子に作用する電圧、特に発光部品に入る電圧を変化させることによって制御することができ、例えば光学データ伝送に用いることができる。この目的のために発光部品は、光導波路、例えばガラス繊維又はプラスチック繊維に連結されており、電気信号を光信号に変換する。
【0034】
従って本発明において、発光部品は、スイッチング素子によって構成される、及び任意選択でスイッチング素子を制御する少なくとも1個の制御装置、特に信号源によって構成される、少なくとも2個の動作点において電圧駆動される。
【0035】
本発明による回路装置は、電力ドレインが低いため、特に有利である。従来技術と異なり電力ドレインが特に低いのは、発光部品以外に他の電流路がないためである。
【0036】
その上、更に本発明では、比較的高い出力電圧を発光部品において利用可能であることが、当業者には特に理解されよう。
【0037】
その上、更に本発明では、低出力インピーダンスという更なる利点が得られる。最大スイッチング周波数fは、制御回路又は駆動回路の出力において、全電気容量Cと全抵抗Rとの積に実質的に相互に比例するように作用するので、上記利点により、特に回路装置のセトリングに関して、高速を実現することができる。ここで
− 全電気容量Cは、例えば、発光部品の寄生容量効果によって実質的に支配され、
− 全抵抗Rは、駆動回路の出力抵抗と発光部品の入力抵抗との並列回路によって実質的に与えられる。
【0038】
発光部品は、特に電気光学変換器、例えばエレクトロルミネセントダイオード等の発光ダイオード(LED)、又は半導体レーザ等のレーザ(=励起誘導放射による光増幅)であってもよい。
【0039】
発光部品の制御は、例えば少なくとも1個の発光部品(=いわゆるソース)から少なくとも1個の受光部品(=いわゆるシンク)へデータ伝送する目的で行われる。
【0040】
データ伝送は、例えばガラス繊維又はプラスチック繊維等の少なくとも1個のキャリア媒体を介して、あるいはキャリア媒体としての空気を介して、あるいは真空を介して、行うことができる。
【0041】
最後に、本発明は、
− 少なくとも1個の通信システム、特に移動式の通信システム、例えば少なくとも1個の携帯電話等の少なくとも1個の通信装置における、
− 少なくとも1個のデータ通信システム、特に移動式のデータ通信システム、あるいは少なくとも1個のデータ処理装置、特に移動式のデータ処理装置、例えば少なくとも1個のハンドヘルドパソコン、少なくとも1個のノートパソコン又は少なくとも1個の携帯情報端末(PDA)における、
− 少なくとも1個のデータ記録及び/又は再生装置、特に移動式のデータ記録及び/又は再生装置、例えば少なくとも1個のビデオカメラ、少なくとも1個のデジタルカメラ又は少なくとも1個の高精細度テレビ(HDTV)における、あるいは、
− 少なくとも1個の輸送手段、例えば自動車の少なくとも1個の運転者支援システム又は少なくとも1個のナビゲーションシステムにおける、
本明細書に記載する種類の少なくとも1個の回路装置、特に少なくとも1個の駆動回路の使用、及び/又は本明細書に記載する種類の方法の使用に関する。
【0042】
移動式の通信装置又は移動式のデータ処理装置の分野において、電池又は充電式電池ユニット、日常語で言う蓄電池(アキュムレータ)により提供される供給電圧は限られているので、本発明は特に有利に用いることができる。可能な限り長い充電式電池の作動時間という意味において、本発明によって可能になった供給電圧の効率的な処理と電力取り込みは、特に有用である。
【0043】
その結果、動作電圧を変化させて発光部品を制御することによって、すなわち本発明による電圧駆動の方式によって、超低出力インピーダンスと、これに伴う非常に高い周波数又はスイッチング速度を実現することができる。
【0044】
それとは別に、発光部品における超高出力電圧又は超低出力抵抗を本発明において実現することができる。
【0045】
従来の発光部品の動作電圧は少なくとも2個の電流源によって変化させていたのに対し、発光部品の動作電圧を電圧制限素子によって変化させているので、本発明による回路装置の電流ドレインは、従来技術の回路装置と比較して顕著に小さくなっている。
【0046】
電圧制限素子を通した電圧降下は、従来技術に用いられる電流源を通した電圧降下より顕著に低い。その上、本発明は従来技術と異なって、発光部品の動作電圧を変化させるのに第2の電流路を必要としない。実際のところ、本発明によると、発光部品の動作電圧は、少なくとも1個の電圧制限素子によって変化させることができる。
【0047】
発光部品を制御する技術分野の当業者は、本発明による回路装置と本発明による方法とが、低出力インピーダンスと低エネルギードレインとの両方を有することを特に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0048】
上記において説明したように、利点が得られるように本発明の教示を様々に構成し発展させることが可能である。このため、一方で請求項1及び請求項11の従属項が参照されるが、他方でとりわけ
図1〜4Cによって例示される代表的実施形態を参照して、さらなる実施形態、及び本発明の特徴と利点を以下詳細に説明する。
【0049】
【
図1】本発明の方法により作動する本発明による回路装置の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図2】
図1における回路装置の供給素子の第2の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図3A】
図1における回路装置の電圧制限素子の第1の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図3B】
図1における回路装置の電圧制限素子の第2の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図5A】従来技術による回路装置の第1の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図5B】従来技術による回路装置の第2の代表的実施形態を示す模式図である。
【
図5C】従来技術による回路装置の第3の代表的実施形態を示す模式図である。
【0050】
図1〜5Cにおいて、同一又は類似の実施形態、素子又は特徴には、同一の参照符号を付した。
【発明を実施するための形態】
【0051】
不要な繰り返しを避けるために、本発明の実施形態、特徴及び利点についての以下の説明は(特に記載しない限りは)下記に関するものである。
− 供給素子10の第1の代表的実施形態を含む
図1に示す回路装置100、
−
図2に示す供給素子10’の第2の代表的実施形態、
−
図3Aに示す電圧制限素子40の第1の代表的実施形態、及び
−
図3Bに示す電圧制限素子40’の第2の代表的実施形態。
【0052】
図1に例示される本発明の代表的実施形態において、回路装置100を示す。すなわち発光部品20、例えば発光ダイオード(LED)又はエレクトロルミネセントダイオード、あるいは半導体レーザ等のレーザを制御する制御回路又は駆動回路を示す。
【0053】
発光部品20に加えて、回路100は、基準電位W、特にグラウンド電位、接地電位又はゼロ電位に対して作動する、回路装置100の電圧源用の、供給素子10の第1の代表的実施形態、特に充電式電池ユニットを備える。
【0054】
第1の代表的実施形態の供給素子10、特に
図1に示す充電式電池ユニットの代わりに、
図2に示すように、デカップリングコンデンサによって出力側でサポートされる電流源の形態の、第2の代表的実施形態の供給素子10’を、場合によっては低周波での用途に最適化した電流源12’とデカップリングコンデンサ14’との組み合わせ又は相互接続として、提供することができる。供給電圧16’を提供するために、供給素子10’は電池を備える。
【0055】
この場合、
図2による電流源12’は、必要に応じて、電流をトラッキング(tracking:三点調整)するのに用いられ、低電圧降下を特徴とし、キャパシタンス14’によってサポートされる「安定した」節点18a’に対して作用する。
【0056】
具体的には、デカップリングコンデンサ14’は、制御回路又は駆動回路100のスイッチング周波数及び動作周波数の範囲について節点18a’のインピーダンスを低下させるのに用いられる。節点18a’における容量の増加はこの節点18a’におけるデカップリング効果に有利に作用するので、電流源12’の大きさを決める際に、その寄生出力容量の上限に注意を払う必要がない。
【0057】
従って、電圧源16’(いわゆるテブナン電圧源)と節点18a’における電圧との電圧差が非常に小さくても、規定通りに作動するように、電流源12’の大きさを決めることができる。
【0058】
その上更に、
図2に示す供給素子10’の第2の代表的実施形態は、(従来技術、例えば
図5Aによるものとは異なって)高周波信号経路ではない場所に、しかし有利なことに信号経路において寄生容量が起きないように供給経路に、電流源12’を配置することを特徴とする。その上、望ましくない大きな電圧降下又は大きな飽和電圧の何れも起こらない。
【0059】
図2による供給素子10’は、
図1による供給素子10と同様に、発光部品20を制御するように提供される制御回路又は駆動回路100内に接続されている。
【0060】
具体的には、供給素子10’の第1の接続又は第1の節点18a’は、制御対象の発光部品20に割り当てられており、特には接続されており、この第1の接続又は第1の節点18a’は電流源12’とデカップリングコンデンサ14’との間に配置される。供給素子10’の第2の接続又は第2の節点18b’は基準電位W、特にグラウンド電位、接地電位又はゼロ電位にあり、この第2の接続又は第2の節点18b’は、デカップリングコンデンサ14’と電圧源16’との間に配置される。
【0061】
図1に示すように、回路装置100には更にスイッチング素子30、特に閉鎖スイッチ、例えば金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(MOSFET)等のスイッチングトランジスタが割り当てられている。
【0062】
スイッチング素子30は、少なくとも第1のスイッチング位置と第2のスイッチング位置との間で切り換えることによって、発光部品20を制御するように構成されている。ここで第1のスイッチング位置にあるとき(単に提示を明瞭化する目的から
図1には示さず)、電圧源10によって提供される電圧の全体又はほぼ全体、特に約90パーセント、例えば約99パーセントが、発光部品20を通して降下する。
【0063】
他方で、スイッチング素子30が第2のスイッチング位置にあるとき(
図1に示す)、追加的な回路部品40、すなわち電圧制限素子40をアクティブに又はオンに切り換える。この電圧制限素子40は、発光部品20の動作電圧を変化させることを目的としている。
【0064】
定電圧源(―>低出力インピーダンス)のように作用するこの電圧制限素子40を提供することによって、駆動回路100における出力抵抗を非常に低く保持することができ、その結果非常に高い動作周波数又はスイッチング速度を実現することができる。
【0065】
本発明の特定の場合において、非常に低い電圧降下のみがスイッチ30を介して起こるので、発光部品20における超高出力電圧を実現することができる。更に有利なことに、電流源12’は、高周波信号経路ではなく供給経路に配置されている。
【0066】
電圧源10によって提供される供給電圧が例えば約2.4ボルトの場合、第2のスイッチング位置にあるとき、すなわち閉鎖スイッチ30が開放しているとき、電気光学変換器20を通した、すなわち発光部品を通した電圧降下は、約2ボルトであり、電圧制限素子40を通した電圧降下は約0.4ボルトである。
【0067】
閉鎖スイッチ30が閉鎖している(=第1のスイッチング位置)とき、電圧制限素子40は短絡しており、発光部品20を通した電圧降下は約2.4ボルトに跳ね上がる。これは、閉鎖スイッチ30を閉鎖すると、電圧源10の供給電圧のほぼ全体(すなわち例えば約2.4ボルト)が発光部品20において利用可能であることを意味する。
【0068】
図1に示す代表的実施形態において、電圧制限素子40は、
− 第1のスイッチング位置にあるとき、スイッチング素子30と並列に、そして
− 第2のスイッチング位置にあるとき、発光部品20と直列に、
連結される。
【0069】
スイッチング素子30の切換えを制御するために、駆動回路100は更に、スイッチング素子30に割り当てられた制御装置50を例えば信号源の形態で備えている。
【0070】
図1による電圧制限素子40、40’は、例えば
−
図3Aに示す第1の代表的実施形態(−−>参照番号40)として、又は
−
図3Bに示す第2の代表的実施形態の回路装置(−−>参照番号40’)として実現されてもよい。
【0071】
電圧制限素子40、40’の基本的な特徴は、低電圧において、以下のような効力、
− 少なくとも1個のバリスタと同様の効力、
− 少なくとも1個のPNダイオード、少なくとも1個のショットキーダイオード等のような、順方向接続された少なくとも1個のダイオードと同様の効力、
− ソースフォロワとして接続された少なくとも1個のトランジスタと同様の効力、又は
− 少なくとも1個のツェナーダイオードと同様の効力、
を備えることにある。
【0072】
この場合、ツェナーダイオード又はZダイオードは、特定の電圧、いわゆるツェナー電圧を超える際、アバランシェ効果又はツェナー効果に基づき、非常に大きな電流上昇を示す逆バイアス半導体ダイオードである。この大電流は、
図4において順方向特性Zによって例示されている。
【0073】
ツェナーダイオードの抵抗値の跳ね上がり変化に基づくツェナー効果は、半導体物質(=ほぼ実質的にシリコン)の十分に標的化したドーピングによって実現され、また数ボルト〜数百ボルトの電圧で起こりうる。
図4に示す実施形態において、抵抗値の跳ね上がり変化Zは、約5〜約6ボルトにおいて起こる。
【0074】
それとは対照的に、電圧制限素子40、40’において、そうした跳ね上がり変化は1ボルトより小さい電圧、例えば約200ミリボルトの電圧ですでに起こっている。電圧制限素子40、40’の順方向特性は、
図4において参照符号Dを付してある。
【0075】
これは、電圧制限素子40、40’が、
− 低電圧における、特に約1ボルト未満の電圧、例えば約0.2ボルト未満の電圧における、実質的な電流遮断効果を特徴とし、そして
− 電圧の特定の臨界値又はしきい値からの、特に約0.2ボルトの破壊電圧からの大きな電流上昇を可能にすること、
を意味している。
【0076】
この目的を達成するために、電圧制限素子40又は40’は、
− 供給素子42又は42’、特にデカップリングコンデンサによって出力側でサポートされる電圧源又は電流源と、
− トランジスタ44又は44’、特にPチャネルトランジスタ、例えばPチャネル電界効果トランジスタ(FET)と、
を備える。
【0077】
トランジスタ44又は44’は、
− 供給素子42又は42’によって電圧が供給されるゲート接続Gと、
− 発光部品20とスイッチング素子30と電圧制限素子40又は40’とを接続し、特に低抵抗の節点Nに割り当てられたソース接続Sと、
− 基準電位W、特に接地に割り当てられたドレイン接続Dと、
を備える。
【0078】
ソース−ゲート電圧(=ソースからゲートまで測定された電圧)がトランジスタ44、44’のしきい値電圧より低いとき、特にゲート接続Gにおける電圧がソース接続Sにおける電圧より高いとき、トランジスタ44、44’は高抵抗となり、遮断する。
【0079】
これに対応し、ソース−ゲート電圧(=ソースからゲートまで測定された電圧)がトランジスタ44、44’のしきい値電圧より高いとき、特にゲート接続Gにおける電圧がソース接続Sにおける電圧より低いとき、トランジスタ44、44’は導通し、低抵抗、特に微小抵抗となる。
【0080】
従来のPチャネルトランジスタは、約400ミリボルトのしきい値電圧を含む。
図3Aに示す代表的実施形態では、Pチャネルトランジスタ44は、(従来のPチャネルトランジスタとは異なり)接地されておらず、代わりに負電圧が供給されている。
【0081】
負電圧を供給した結果、
図3AのPチャネルトランジスタ44は、しきい値電圧特性(
図4において破壊特性Dとして例示される)を、従来のPチャネルトランジスタより低い電圧で既に有している。例えばPチャネルトランジスタ44に約マイナス200ミリボルトの電圧が供給されると、そのしきい値電圧は約200ミリボルトである。
【0082】
図3Bに示す代表的実施形態では、トランジスタ44’に、正電圧、例えば200ミリボルトが供給される。電圧制限素子40’は、電圧制御/演算処理素子46’、すなわち増幅器及び/又はコンパレータを備える。
【0083】
増幅器及び/又はコンパレータは、以下のように構成される。
− トランジスタ44’のソース接続Sにおける電圧を特定し、
− 特定された電圧と供給素子42’により提供される電圧とを比較し、そして
− 供給素子42’により提供される電圧がトランジスタ44’のソース接続Sにおける電圧より小さいとき、ソースフォロワとして接続されるトランジスタ44’をアクティブにし且つ導通する。
【0084】
増幅器及び/又はコンパレータ46’によって、節点Nにおける電圧が、供給素子42’により提供される補助電圧と比較される。節点Nにおける電圧がこの補助電圧の値を超えると、増幅器及び/又はコンパレータ46’は、節点Nにおける電圧が更に上昇しない程度の幅で、トランジスタ44’を導通する制御信号を発生する。
【0085】
原則として、本発明は多くの方法で構成することができる。特に信号及び調整経路に追加の部品又は追加の素子を加えることによって、特定の要件に本発明を適合させることができる。
【0086】
これに関連して、本発明の範囲における「接続」の語は、追加で挿入した部品又は素子による接続又は接続の種類も含む、ということが理解されよう。
【符号の説明】
【0087】
100 回路装置、特に制御回路又は駆動回路(=本発明の代表的実施形態;
図1参照)
10 回路装置100に電圧、特に直流電圧を供給する供給素子、特に電圧源、例えば充電式電池ユニット(=本発明の第1の代表的実施形態;
図1参照)
10’ 回路装置100に電圧を供給する供給素子、特にデカップリングコンデンサによって出力側でサポートされる電流源、例えば電流源12’とデカップリングコンデンサ14’との組み合わせ(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
12’ 供給素子10’の電流源(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
14’ 供給素子10’のデカップリングコンデンサ、特に容量サポート(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
16’ 供給素子10’の電圧源、特にテブナン電圧(源)、例えば電池(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
18a’ 供給素子10’の第1の接続又は第1の節点(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
18b’ 供給素子10’の第2の接続又は第2の節点(=本発明の第2の代表的実施形態;
図2参照)
20 発光部品、特に電気光学変換器、例えば発光ダイオード(LED)又はエレクトロルミネセントダイオード、あるいは半導体レーザ等のレーザ(=本発明の代表的実施形態;
図1参照)
30 スイッチング素子、特に閉鎖スイッチ、反転スイッチ又は切換スイッチ、例えば金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(MOSFET)等のスイッチングトランジスタ(=本発明の代表的実施形態;
図1参照)
40 追加的な回路部品、特に電圧制限素子又は定電圧源、例えば非線形抵抗(=本発明の第1の代表的実施形態;
図1、
図3A参照)
40’ 追加的な回路部品、特に電圧制限素子又は定電圧源、例えば非線形抵抗(=本発明の第2の代表的実施形態;
図1、
図3B参照)
42 追加的な回路部品40に電圧、特に負電圧、例えば約マイナス200ミリボルトを供給する供給素子、特にデカップリングコンデンサによって出力側でサポートされる電圧源又は電流源(=本発明の第1の代表的実施形態;
図3A参照)
42’ 追加的な回路部品40’に電圧、特に正電圧、例えば約200ミリボルトを供給する供給素子、特にデカップリングコンデンサによって出力側でサポートされる電圧源又は電流源(=本発明の第2の代表的実施形態;
図3B参照)
44 追加的な回路部品40のトランジスタ、特にPチャネルトランジスタ(=本発明の第1の代表的実施形態;
図3A参照)
44’ 追加的な回路部品40’のトランジスタ、特にPチャネルトランジスタ(=本発明の第2の代表的実施形態;
図3B参照)
46’ 追加的な回路部品40’の調整及び/又は処理素子、特に増幅器及び/又はコンパレータ(=本発明の第2の代表的実施形態;
図3B参照)
50 スイッチング素子30を制御する(切り換える)、特に閉鎖スイッチ制御、反転スイッチ制御又は切換スイッチ制御を行う、制御装置、特に信号源(=本発明の代表的実施形態;
図1参照)
C コンデンサ(=従来技術の第3の例;
図5C参照)
D 追加的な回路部品40、40’の特性、特に順方向特性、例えば抵抗値の跳ね上がり変化(=本発明の代表的実施形態;
図4参照)
E 発光部品、特に電気光学変換器、例えば発光ダイオード(LED)又はエレクトロルミネセントダイオード、あるいは半導体レーザ等のレーザ(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
K1 追加的な回路部品、すなわちI
1に対する定電流源(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
K2 第2の追加的な回路部品、すなわちI
2に対する定電流源(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
K2’ 第3の追加的な回路部品、すなわちI
2/2に対する定電流源(=従来技術の第3の例;
図5C参照)
L インダクタ(=従来技術の第3の例;
図5C参照)
N 発光部品20、スイッチング素子30及び追加的な回路部品40、40’との間の節点、特に低抵抗節点(=本発明の代表的実施形態;
図1、
図3A、
図3B参照)
Q 電圧源、特に充電式電池ユニット又は蓄電池(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
R 擬似負荷(=従来技術の第1の例;
図5A参照)
S1 回路装置(=従来技術の第1の例;
図5A参照)
S2 回路装置(=従来技術の第2の例;
図5B参照)
S3 回路装置(=従来技術の第3の例;
図5C参照)
T スイッチング素子Uを制御する(切り換える)、特に閉鎖スイッチ制御、反転スイッチ制御又は切換スイッチ制御を行う、制御装置、特に信号源(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
U スイッチング素子、特に閉鎖スイッチ、反転スイッチ又は切換スイッチ(=従来技術の例;
図5A、
図5B、
図5C参照)
W 基準電位、特にグラウンド電位、接地電位又はゼロ電位
Z ツェナーダイオードの特性、特に順方向特性、例えば抵抗値の跳ね上がり変化(=従来技術の例;
図4参照)