(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1導電部は、前記回路基板を前記第1導電部の前記導電性面上に配置する際に前記回路基板の位置決めを行うための位置決め部を含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に開示された画像表示装置では、回路基板を接地するための専用の接地金具が設けられている分、部品点数が増加するという問題点がある。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、基板取付部材の回路基板が取り付けられる側の表面が導電性を有しない場合でも、部品点数を増加させることなく、回路基板を接地することが可能な表示装置およびテレビジョン装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の第1の局面による表示装置は、前面に画像が表示される表示部と、表示部を前面とは反対側である背面から支持するように構成され、背面側に設けられた導電性を有しない非導電性面と、非導電性面とは反対側に設けられた導電性を有する導電性面とを有するとともに、非導電性面側に基板取付領域を有する基板取付部材と、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域に取り付けられる回路基板とを備え、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域以外である非基板取付領域は、外部に露出されており、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域には、基板取付部材の導電性面が非導電性面側に折り返されることにより形成された第1導電部が設けられており、回路基板は、第1導電部を介して接地されている。
【0009】
この発明の第1の局面による表示装置では、上記のように、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域に、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に折り返すことにより形成した第1導電部を設け、回路基板を、第1導電部を介して接地する。これにより、回路基板を接地するための専用の部品を別途設けることなく、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に折り返すことにより形成した第1導電部を介して回路基板を接地することができるので、部品点数を増加させることなく、回路基板を接地することができる。
【0010】
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、第1導電部は、基板取付部材の導電性面が非導電性面側に切り起こされて折り返されることにより形成されている。このように構成すれば、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に切り起こして折り返すだけで、容易に、第1導電部を形成することができる。
【0011】
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、基板取付部材の基板取付領域を覆うとともに、基板取付部材の非基板取付領域を露出するように設けられるカバー部材をさらに備え、回路基板は、カバー部材により覆われた状態で、第1導電部を介して接地されている。このように構成すれば、回路基板をカバー部材により覆って回路基板を保護しながら、容易に、第1導電部を介して回路基板を接地することができる。
【0012】
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、回路基板は、第1導電部の導電性面上に配置されることにより接地されている。このように構成すれば、回路基板と第1導電部を面接触させることができるので、第1導電部により、回路基板を安定して接地することができる。
【0013】
この場合、好ましくは、第1導電部は、回路基板が締結される締結部を含み、回路基板は、第1導電部の導電性面上に配置された状態で、締結部材によって第1導電部の締結部に締結されることにより、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域に取り付けられている。このように構成すれば、回路基板を接地するための第1導電部の締結部に回路基板を締結することができるので、回路基板を締結するための締結部を別途設けることなく、第1導電部のみにより、回路基板を接地し、かつ、回路基板を基板取付部材に取り付けることができる。
【0014】
上記第1導電部が締結部を含む表示装置において、好ましくは、締結部を含む第1導電部は、複数設けられている。このように構成すれば、複数の第1導電部に設けられた複数の締結部によって、回路基板を基板取付部材に強固に固定することができる。
【0015】
上記回路基板が第1導電部の導電性面上に配置される表示装置において、好ましくは、第1導電部は、回路基板を第1導電部の導電性面上に配置する際に回路基板の位置決めを行うための位置決め部を含む。このように構成すれば、第1導電部の位置決め部により、第1導電部と回路基板との相対的な位置を正確に位置決めすることができるので、確実に回路基板を第1導電部を介して接地することができる。
【0016】
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、回路基板を覆うように設けられるシールド部材をさらに備え、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域には、基板取付部材の導電性面が非導電性面側に折り返されることにより形成された第2導電部が設けられており、シールド部材は、第2導電部を介して接地されている。このように構成すれば、シールド部材を接地するための専用の部品を別途設けることなく、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に折り返すことにより形成した第2導電部によりシールド部材を接地することができるので、部品点数を増加させることなく、シールド部材を接地することができる。
【0017】
この場合、好ましくは、第2導電部は、基板取付部材の導電性面が非導電性面側に切り起こされて折り返されることにより形成されている。このように構成すれば、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に切り起こして折り返すだけで、容易に、第2導電部を形成することができる。
【0018】
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置は、テレビジョン放送を受信する受信部と、前面に画像が表示される表示部と、表示部を前面とは反対側である背面から支持するように構成され、背面側に設けられた導電性を有しない非導電性面と、非導電性面とは反対側に設けられた導電性を有する導電性面とを有するとともに、非導電性面側に基板取付領域を有する基板取付部材と、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域に取り付けられる回路基板とを備え、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域以外である非基板取付領域は、外部に露出されており、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域には、基板取付部材の導電性面が非導電性面側に折り返されることにより形成された第1導電部が設けられており、回路基板は、第1導電部を介して接地されている。
【0019】
この発明の第2の局面によるテレビジョン装置では、上記のように、基板取付部材の非導電性面側の基板取付領域に、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に折り返すことにより形成した第1導電部を設け、回路基板を、第1導電部を介して接地する。これにより、回路基板を接地するための専用の部品を別途設けることなく、基板取付部材の導電性面を非導電性面側に折り返すことにより形成した第1導電部を介して回路基板を接地することができるので、部品点数を増加させることなく、回路基板を接地することが可能なテレビジョン装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、上記のように、基板取付部材の回路基板が取り付けられる側の表面が導電性を有しない場合でも、部品点数を増加させることなく、回路基板を接地することができる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
まず、
図1〜
図7を参照して、本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置100の構成について説明する。なお、液晶テレビジョン装置100は、本発明の「表示装置」および「テレビジョン装置」の一例である。
【0024】
図1〜
図3に示すように、液晶テレビジョン装置100は、正面側(矢印Y1方向側)から見て略矩形形状を有するとともに枠状に形成された前部筐体1と、液晶セルからなる表示部20を有する表示パネル2と、液晶テレビジョン装置100全体を下方(矢印Z2方向側)から支持するスタンド部材3とを備えている。なお、前部筐体1およびスタンド部材3は、共に樹脂製である。
【0025】
図2および
図3に示すように、前部筐体1の背面側(矢印Y2方向側)には、表示部20を背面側から支持する板金製のリアフレーム4が配置されている。このリアフレーム4は、SECC(電気亜鉛めっき鋼板)などにより構成されている。また、リアフレーム4は、背面側から見て前部筐体1よりも小さい略矩形形状を有するように形成されている。なお、リアフレーム4は、本発明の「基板取付部材」の一例である。
【0026】
ここで、
図3に示すように、前部筐体1の背面側(矢印Y2方向側)で、かつ、リアフレーム4の正面側(矢印Y1方向側)には、光反射シート(図示せず)、導光板(図示せず)、表示部20、および、LED(Light Emitting Diode)からなる光源21などが配置されている。そして、上記図示しない構成要素、表示部20、光源21およびリアフレーム4などにより、表示パネル2が構成されている。なお、前部筺体1とリアフレーム4とは、ネジ部材30によって互いに固定(締結)されている。
【0027】
また、
図2および
図3に示すように、リアフレーム4の背面側(矢印Y2方向側)には、樹脂製のカバー部材5が配置されている。このカバー部材5は、背面側から見て、前部筐体1およびリアフレーム4よりも小さい略矩形形状を有するように形成されている。なお、リアフレーム4とカバー部材5とは、ネジ部材31および32によって互いに固定(締結)されている。
【0028】
図2に示すように、カバー部材5は、リアフレーム4の背面(矢印Y2方向側の面)の中央部近傍の領域401を覆うとともに、リアフレーム4の背面の外周部近傍の領域402を逆U字状に露出させるように配置されている。そして、リアフレーム4の背面の外周部近傍の逆U字状に露出された領域402と、カバー部材5とにより、液晶テレビジョン装置100の前部筐体1に対応する後部筐体が構成されている。なお、リアフレーム4の背面の中央部近傍のカバー部材5により覆われた領域401は、本発明の「基板取付領域」の一例である。また、リアフレーム4の背面の外周部近傍の逆U字状に露出された領域402は、本発明の「非基板取付領域」の一例である。
【0029】
ここで、第1実施形態では、リアフレーム4の背面(矢印Y2方向側の面)の一部(領域402)が外観部品としての後部筐体を構成することから、外観をよくするために、リアフレーム4の背面は、導電性を有しない塗料によって塗装されている。これにより、リアフレーム4の背面は、導電性を有しない非導電性面を構成している。なお、リアフレーム4の前面(矢印Y1方向側の面)は、リアフレーム4の背面と異なり、外観に影響しないので、塗装されていない。これにより、リアフレーム4の前面は、導電性を有する導電性面を構成している。
【0030】
図2〜
図4に示すように、リアフレーム4の塗装された背面側(矢印Y2方向側の非導電性面側)には、電源基板6と、信号処理基板7と、信号処理基板7を覆う板金製のシールド部材8と、2つのスピーカ9とが設けられている。また、
図3および
図4に示すように、信号処理基板7には、後述するアンテナ101(
図5参照)に接続される接続端子71aを有するチューナ71と、複数の外部接続端子72とが設けられている。なお、チューナ71は、本発明の「受信部」の一例である。
【0031】
図2〜
図4に示すように、電源基板6および信号処理基板7は、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)の中央部近傍の領域401において左右方向(X方向)に並んで配置されている。また、
図2および
図3に示すように、2つのスピーカ9は、スピーカ取付部材10(
図3参照)に取り付けられた状態で、電源基板6および信号処理基板7よりも下方(矢印Z2方向側)において左右方向に並んで配置されている。
【0032】
電源基板6は、液晶テレビジョン装置100全体に電力を供給するために設けられている。また、信号処理基板7は、チューナ71により受信されたテレビジョン放送の映像信号および音声信号の信号処理を行うために設けられている。ここで、
図5に示すように、信号処理基板7のチューナ71は、テレビジョン放送を受信するためのアンテナ101と、表示部20と、スピーカ9とに接続されている。これにより、信号処理基板7は、アンテナ101を介してチューナ71により受信されたテレビジョン放送の映像信号および音声信号のうち、映像信号を表示部20に出力するとともに、音声信号をスピーカ9に出力するように構成されている。
【0033】
図3および
図6に示すように、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)の中央部近傍の領域401には、電源基板6を取り付けるための電源基板取付部41と、信号処理基板7を取り付けるための信号処理基板取付部42とが設けられている。電源基板取付部41は、リアフレーム4の背面の中央部近傍の領域401のうちの左側(矢印X2方向側)の領域に4つ設けられている。また、信号処理基板取付部42は、リアフレーム4の背面の中央部近傍の領域401のうちの右側(矢印X1方向側)の領域に4つ設けられている。なお、信号処理基板取付部42は、本発明の「第1導電部」の一例である。
【0034】
図3に示すように、4つの電源基板取付部41は、それぞれ、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)から電源基板6側(矢印Y2方向側)に突出する凸形状を有するように形成されている。また、4つの電源基板取付部41は、それぞれ、プレス加工などによりリアフレーム4と一体的に形成されている。なお、
図3および
図6に示すように、4つの電源基板取付部41には、それぞれ、ネジ部材32に螺合するネジ穴41aが設けられている。また、
図3に示すように、電源基板6の外周部近傍には、電源基板取付部41のネジ穴41aに対応するネジ挿入穴6aが設けられている。これにより、電源基板取付部41と、電源基板6とは、ネジ部材32によって互いに固定(締結)されている。
【0035】
また、
図3、
図4および
図6に示すように、上記4つの電源基板取付部41のうちの左側(矢印X2方向側)に位置する2つの電源基板取付部41のネジ穴41aの近傍には、それぞれ、電源基板6側(矢印Y2方向側)に突出する凸部からなる位置決め部41bが設けられている。また、電源基板6には、上記2つの位置決め部41bに対応する位置決め用穴6bが2つ設けられている。これにより、電源基板6の位置決め用穴6bに電源基板取付部41の位置決め部41bが嵌め込まれることによって、電源基板取付部41と電源基板6とがネジ部材32によって締結される際における電源基板6の位置決めが行われる。
【0036】
図3および
図7に示すように、4つの信号処理基板取付部42は、それぞれ、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)から信号処理基板7側(矢印Y2方向側)に突出するように形成されている。また、4つの信号処理基板取付部42は、それぞれ、リアフレーム4と一体的に形成されている。具体的には、4つの信号処理基板取付部42は、それぞれ、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)が切り起こされて背面側に折り返されることにより形成されている。詳細には、
図7に示すように、信号処理基板取付部42は、リアフレーム4に対して垂直な面(X−Y平面またはY−Z平面)に沿って延びる第1部分421と、リアフレーム4に対して平行な面(X−Z平面)に沿って延びる第2部分422とを有するように形成されている。
【0037】
なお、
図3、
図6および
図7に示すように、信号処理基板取付部42の第2部分422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)には、ネジ部材33に螺合するネジ穴42aが設けられている。また、
図3および
図7に示すように、信号処理基板7の外周部近傍には、基板取付部44のネジ穴42aに対応するネジ挿入穴7aが設けられている。これにより、信号処理基板取付部42と、信号処理基板7とは、ネジ部材33によって互いに固定(締結)されている。なお、ネジ穴42aは、本発明の「締結部」の一例である。また、ネジ部材33は、本発明の「締結部材」の一例である。
【0038】
また、
図3、
図4、
図6および
図7に示すように、上記4つの信号処理基板取付部42のうちの右側(矢印X1方向側)に位置する2つの信号処理基板取付部42のネジ穴42aの近傍には、それぞれ、信号処理基板7側(矢印Y2方向側)に突出する位置決め部42bが設けられている。また、
図3、
図4および
図7に示すように、信号処理基板7には、上記2つの位置決め部42bに対応する位置決め用穴7bが2つ設けられている。これにより、信号処理基板7の位置決め用穴7bに信号処理基板取付部42の位置決め部42bが嵌め込まれることによって、信号処理基板取付部42と信号処理基板7とがネジ部材33によって締結される際における信号処理基板7の位置決めが行われる。
【0039】
ここで、信号処理基板取付部42は、信号処理基板7のリアフレーム4側の面(矢印Y1方向側の面)に形成された図示しないグランドパターンに対応するように設けられている。これにより、信号処理基板取付部42と信号処理基板7とがネジ部材33によって締結された際において、信号処理基板7は、信号処理基板取付部42の第2部分422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)上に面接触状態で配置されることによって、信号処理基板取付部42の第2部分422を介して接地されるように構成されている。
【0040】
また、
図3、
図4および
図7に示すように、信号処理基板取付部42には、信号処理基板7だけでなく、信号処理基板7を覆うシールド部材8もネジ部材31によって固定(締結)されている。すなわち、シールド部材8には、信号処理基板取付部42のネジ穴42aに対応するネジ挿入穴8aが4つ設けられている。これにより、シールド部材8および信号処理基板7は、信号処理基板取付部42のネジ穴42aにネジ部材33によって共締めされている。なお、シールド部材8には、信号処理基板7のチューナ71の接続端子71aを露出させるための切欠き部81と、信号処理基板7の外部接続端子72を露出させるための穴部82とが設けられている。
【0041】
また、
図3、
図4、
図6および
図7に示すように、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)の領域401の右側(矢印X1方向側)の端部近傍には、上下方向(Z方向)に延びる折り返し部43が設けられている。この折り返し部43は、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)が切り起こされて背面側(矢印Y2方向側)に折り返されることにより形成されている。
【0042】
ここで、
図4および
図7に示すように、折り返し部43の折り返された表面(塗装されていない導電性面)は、シールド部材8が信号処理基板7を覆うようにリアフレーム4に取り付けられた際において、シールド部材8のリアフレーム4側の面(矢印Y1方向側の面)に面接触状態で接するように構成されている。これにより、シールド部材8が信号処理基板7を覆うように取り付けられた際において、シールド部材8は、折り返し部43の折り返された表面を介して接地されるように構成されている。なお、折り返し部43は、本発明の「第2導電部」の一例である。
【0043】
なお、
図4および
図7に示すように、リアフレーム4の背面(矢印Y2方向側の非導電性面)の中央部近傍の領域401の上側(矢印Z1方向側)の端部近傍の領域には、電源基板6および信号処理基板7に接続される接続配線(図示せず)を通過させるための穴部44が左右方向(X方向)に並んで2つ設けられている。
【0044】
第1実施形態では、上記のように、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)側の領域401に、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)を背面側に折り返すことにより形成した信号処理基板取付部42を設け、信号処理基板7を、信号処理基板取付部42を介して接地する。これにより、信号処理基板7を接地するための専用の部品を別途設けることなく、リアフレーム4の前面を背面側に折り返すことにより形成した信号処理基板取付部42を介して信号処理基板7を接地することができるので、部品点数を増加させることなく、信号処理基板7を接地することができる。
【0045】
また、第1実施形態では、上記のように、信号処理基板取付部42を、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)を塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)側に切り起こして折り返すことにより形成する。これにより、リアフレーム4の前面を背面側に切り起こして折り返すだけで、容易に、信号処理基板取付部42を形成することができる。
【0046】
また、第1実施形態では、上記のように、リアフレーム4の中央部近傍の領域401を覆うとともに、リアフレーム4の外周部近傍の領域402を露出するカバー部材5を設け、信号処理基板7を、カバー部材5により覆った状態で、信号処理基板取付部42を介して接地する。これにより、信号処理基板7をカバー部材5により覆って信号処理基板7を保護しながら、容易に、信号処理基板取付部42を介して信号処理基板7を接地することができる。
【0047】
また、第1実施形態では、上記のように、信号処理基板7を、信号処理基板取付部42の第2部分422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)上に配置することにより接地する。これにより、信号処理基板7と信号処理基板取付部42を面接触させることができるので、信号処理基板取付部42により、信号処理基板7を安定して接地することができる。
【0048】
また、第1実施形態では、上記のように、信号処理基板取付部42に、信号処理基板7が締結されるネジ穴42aを設ける。そして、信号処理基板7を、信号処理基板取付部42の第2部分422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)上に配置した状態で、ネジ部材33によって信号処理基板取付部42のネジ穴42aに締結することにより、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)側の領域401に取り付ける。これにより、信号処理基板7を接地するための信号処理基板取付部42のネジ穴42aに信号処理基板7を締結することができるので、信号処理基板7を締結するためのネジ穴42aを別途設けることなく、信号処理基板取付部42のみにより、信号処理基板7を接地し、かつ、信号処理基板7をリアフレーム4に取り付けることができる。
【0049】
また、第1実施形態では、上記のように、ネジ穴42aを含む信号処理基板取付部42を4つ設ける。これにより、4つの信号処理基板取付部42に設けられた4つのネジ穴42aによって、信号処理基板7をリアフレーム4に強固に固定することができる。
【0050】
また、第1実施形態では、上記のように、信号処理基板取付部42に、信号処理基板7を信号処理基板取付部42の第2部分422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)上に配置する際に信号処理基板7の位置決めを行うための位置決め部42bを設ける。これにより、信号処理基板取付部42の位置決め部42bにより、信号処理基板取付部42と信号処理基板7との相対的な位置を正確に位置決めすることができるので、確実に信号処理基板7を信号処理基板取付部42を介して接地することができる。
【0051】
また、第1実施形態では、上記のように、信号処理基板7を覆うシールド部材9を設けるとともに、リアフレーム4の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)側の領域401に、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)を背面側に折り返すことにより形成した折り返し部43を設け、シールド部材9を、折り返し部43を介して接地する。これにより、シールド部材9を接地するための専用の部品を別途設けることなく、リアフレーム4の前面を背面側に折り返すことにより形成した折り返し部43によりシールド部材9を接地することができるので、部品点数を増加させることなく、シールド部材9を接地することができる。
【0052】
また、第1実施形態では、上記のように、折り返し部43を、リアフレーム4の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)を塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)側に切り起こして折り返すことにより形成する。これにより、リアフレーム4の前面を背面側に切り起こして折り返すだけで、容易に、折り返し部43を形成することができる。
【0053】
(第2実施形態)
次に、
図1、
図2、
図5、
図8および
図9を参照して、本発明の第2実施形態による液晶テレビジョン装置200のリアフレーム104の信号処理基板取付部142について説明する。この第2実施形態では、信号処理基板取付部42がリアフレーム4に対して垂直な面(X−Y平面またはY−Z平面)に沿って延びる第1部分421を有する上記第1実施形態と異なり、信号処理基板取付部142がリアフレーム4に対して垂直な面(X−Y平面またはY−Z平面)に沿って延びる部分を有しない例について説明する。
【0054】
第2実施形態による液晶テレビジョン装置200(
図1、
図2および
図5参照)では、
図8および
図9に示すように、リアフレーム104の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)には、信号処理基板7を取り付けるための信号処理基板取付部142が4つ設けられている。なお、液晶テレビジョン装置200は、本発明の「表示装置」および「テレビジョン装置」の一例である。また、リアフレーム104は、本発明の「基板取付部材」の一例である。また、信号処理基板取付部142は、本発明の「第1導電部」の一例である。
【0055】
図8および
図9に示すように、4つの信号処理基板取付部142は、それぞれ、リアフレーム104の塗装された背面(矢印Y2方向側の非導電性面)にプレス加工(絞り加工)などが施されることによってリアフレーム104と一体的に形成されている。具体的には、4つの信号処理基板取付部142は、それぞれ、リアフレームの背面から信号処理基板7側(矢印Y2方向側)に突出する絞り部からなる凸部1421と、凸部1421の塗装されていない前面(矢印Y1方向側の導電性面)が切り起こされて背面側(矢印Y2方向側)に折り返されることによって形成された折り返し部1422とを含むように形成されている。なお、折り返し部1422は、リアフレーム104に対して垂直な面(X−Y平面またはY−Z平面)に沿って延びる部分を有しないように、リアフレーム104に対して平行な面(X−Z平面)に沿って延びるように形成されている。
【0056】
また、
図8および
図9に示すように、信号処理基板取付部142の折り返し部1422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)には、信号処理基板7のネジ挿入穴7aに挿入されるネジ部材33に螺合するネジ穴142aが設けられている。なお、ネジ穴142aは、本発明の「締結部」の一例である。また、ネジ部材33は、本発明の「締結部材」の一例である。
【0057】
ここで、信号処理基板取付部142は、信号処理基板7のリアフレーム104側の面(矢印Y1方向側の面)に形成された図示しないグランドパターンに対応する位置に配置されている。これにより、信号処理基板取付部142と信号処理基板7とがネジ部材33によって締結された際において、信号処理基板7は、信号処理基板取付部142の折り返し部1422の信号処理基板7側(矢印Y2方向側)の表面(塗装されていない導電性面)上に面接触状態で配置されることによって、信号処理基板取付部42の折り返し部1422を介して接地されるように構成されている。
【0058】
なお、
図8および
図9に示すように、4つの信号処理基板取付部142のうちの右側に位置する2つの信号処理基板取付部142のネジ穴142aの近傍には、それぞれ、信号処理基板7側(矢印Y2方向側)に突出する位置決め部142bが設けられている。この位置決め部142bは、信号処理基板7の位置決め用穴7bに対応するように設けられている。これにより、信号処理基板7の位置決め用穴7bに信号処理基板取付部142の位置決め部142bが嵌め込まれることによって、信号処理基板取付部142と信号処理基板7とがネジ部材33によって締結される際における信号処理基板7の位置決めが行われる。
【0059】
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0060】
また、第2実施形態の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0061】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0062】
たとえば、上記第1および第2実施形態では、本発明を表示装置としての液晶テレビジョン装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明は、PC(Personal Computer)のモニタなどの他の表示装置にも適用可能である。
【0063】
また、上記第1および第2実施形態では、リアフレーム(基板取付部材)の塗装されていない前面(導電性面)を塗装された背面側(非導電性面側)に折り返すことによって信号処理基板取付部(第1導電部)を形成し、2つの回路基板(電源基板および信号処理基板)のうちの信号処理基板のみを信号処理基板取付部を介して接地する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、信号処理基板取付部だけでなく、電源基板取付部をも、リアフレームの塗装されていない前面を塗装された背面側に折り返すことによって形成し、信号処理基板と電源基板との両方を、それぞれ、信号処理基板取付部および電源基板取付部を介して接地するようにしてもよい。
【0064】
また、上記第1および第2実施形態では、リアフレーム(基板取付部材)の中央部近傍の領域に設けた信号処理基板取付部(第1導電部)に信号処理基板(回路基板)を取り付ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、リアフレームの中央部近傍以外の領域(たとえば、外周部近傍の領域)に設けた信号処理基板取付部に信号処理基板を取り付けるようにしてもよい。
【0065】
また、上記第1および第2実施形態では、ネジ部材(締結部材)を用いて信号処理基板(回路基板)を信号処理基板取付部(第1導電部)に取り付ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ネジ部材以外の締結部材(たとえば、カシメ部材)を用いて信号処理基板を信号処理基板取付部に取り付けてもよいし、締結部材以外の部材(たとえば、導電性を有する接着剤)を用いて信号処理基板を信号処理基板取付部に取り付けてもよい。
【0066】
また、上記第1および第2実施形態では、信号処理基板取付部(第1導電部)を4つ設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、信号処理基板取付部の個数を3つ以下としてもよいし、5つ以上としてもよい。