(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳述する。このとき、図中、同じ構成要素にはできる限り同じ符号を付していることに留意すべきである。また、本発明の要旨を曖昧にする虞のある公知機能及び構成についての詳細な説明は省略する。すなわち、下記の説明においては、本発明の実施形態に係る動作を理解するのに必要な部分のみが説明され、それ以外の部分の説明は本発明の要旨を曖昧にしないように省略されることに留意しなければならない。
【0018】
提案する本発明は、タッチ基盤の入力インタフェースを有するタッチデバイスにおいて、コンタクト情報と紐付けられたアプリケーションを運用し得る方法及び装置に関する。本発明の実施形態によれば、コンタクト情報に基づいて生成される少なくとも一つのトレイアイテムからなるコンタクトトレイを提供する。本発明において、前記コンタクトトレイは、タッチデバイスにおいて運用されるあらゆる実行画面の上に表示され得る。このような本発明の実施形態によれば、コンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムを介してコンタクト情報が必要な各種のアプリケーション及び機能に容易にアクセスしてこれを運用し得る最適なユーザーインタフェース(UI:User Interface)を提供する。
【0019】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態に係るタッチデバイスの構成及びその動作の制御方法について説明する。しかしながら、本発明の実施形態に係るタッチデバイスの構成及びその制御方法が後述する内容に何ら制限または限定されるものではないため、下記の実施形態に基づいて種々の実施形態に適用され得るということに留意しなければならない。
【0020】
図1は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスの構成を概略的に示す図である。
【0021】
前記
図1を参照すると、前記タッチデバイスは、通信モジュール110と、表示部120と、格納部130と、制御部140と、を備えてなる。これらに加えて、前記タッチデバイスは、マイク(microphone)とスピーカ(speaker)を有するオーディオ処理部、デジタル放送(例えば、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)やDVB(Digital Video Broadcasting)などの移動放送)の受信と再生を行うためのデジタル放送モジュール、写真/動画撮影機能のためのカメラモジュール、ブルートゥース(BLUETOOTH)のように短距離通信機能を行うための短距離通信モジュール、タッチ基盤の入力のためのタッチパッド、及び物理的なキー入力のための機能キーなどの構成要素をさらに備えていてもよいが、請求された発明の不明確性を防ぐために、これらに関する説明及び図示は省略する。
【0022】
前記通信モジュール110とは、移動通信基盤の移動通信サービス及び無線LAN(WLAN;Wireless Local Area Network)基盤のインターネットサービス(例えば、Wi−Fiサービス)などのサービスをサポートするためのモジュールのことをいう。すなわち、前記通信モジュール110とは、移動通信機能を行うための無線周波数(RF;Radio Frequency)モジュールと無線LAN基盤のインターネット通信機能を行うための無線LANモジュールのうち、前記タッチデバイスがサポートする通信機能に対応するいずれか一つの通信モジュールのことをいう。また、前記
図1には一つの通信モジュール110が示してあるが、前記タッチデバイスは、移動通信サービスのための無線周波数モジュールと、インターネットサービスのための無線LANモジュールを両方とも備えていてもよい。さらに、前記タッチデバイスは、前記無線周波数モジュールを介してネットワークと通信して前記移動通信サービス及びインターネットサービスをサポートしてもよい。
【0023】
前記表示部120は、タッチデバイスの待ち受け画面(home screen)をはじめとして、タッチデバイスがサポートするアプリケーションの実行画面を提供する。例えば、メッセージ機能、電子メール機能、インターネット機能、マルチメディア機能、検索機能、通信機能、電子ブック読み込み機能(例えば、e−book)、写真/動画撮影機能、写真/動画再生機能、TV再生機能(例えば、DMBやDVBなどの移動放送再生機能)、音楽再生機能(例えば、MP3再生機能)、ウィジェット機能、メモ機能、ゲーム機能などの実行画面を提供する。前記表示部120には、液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal Display)が用いられることが一般的であるが、有機発光ダイオード(OLED;Organic Light Emitting Diode)、能動型OLED(AMOLED;Active Matrix OLED)などの他の表示装置が用いられても良い。前記表示部120は、上述したような実行画面を表示するときに、前記タッチデバイスの回転方向(または、置かれた方向)によって横モードまたは縦モードを提供することができる。
【0024】
本発明の実施形態において、前記表示部120は、タッチ基盤の入力をサポートするインタフェースを備えていてもよい。例えば、前記表示部120は、タッチスクリーンの構成によってタッチ基盤のユーザーインタラクション入力をサポートし、前記ユーザーインタラクション入力による入力信号を生成して制御部140に受け渡すことができる。そして、本発明の実施形態において、前記表示部120は、上述したような実行画面の上にコンタクト情報に基づいて形成されたトレイアイテムを有するコンタクトトレイを表示することができる。さらに、表示部120は、前記コンタクトトレイを3つの領域に画成して表示することができ、コンタクトトレイにおいてタッチ基盤で入力されるユーザーインタラクションにより制御されるエフェクトを表示することができる。本発明の前記表示部120に表示されるコンタクトトレイ及びコンタクトトレイを用いたユーザーインタラクションにより制御される画面の構成について、後述する動作例を挙げて説明する。
【0025】
前記格納部130は、前記タッチデバイスにおいて実行されて処理される各種のプログラムとデータを格納し、一つ以上の揮発性メモリ素子と非揮発性メモリ素子とから構成されてもよい。例えば、前記格納部130は、前記タッチデバイスの運営体制、前記表示部120の表示制御動作と関わるプログラムとデータ、前記表示部120を用いた入力制御動作と関わるプログラムとデータ、コンタクトトレイ運用と関わるプログラムとデータ、コンタクトトレイのトレイアイテムに対応するコンタクト情報と紐付けられたアプリケーション及び機能運用と関わるプログラムとデータなどを持続的にまたは一時的に格納することができる。特に、前記格納部130は、フォンブックメニュー(phone−book menu)によって登録された少なくとも一つのコンタクトに関するコンタクト情報を格納する。また、前記格納部130は、様々なサービスの利用により送受信されるメッセージ及びデータを格納することができる。例えば、前記格納部130は、ソーシャルネットワークサービス(SNS;Social Network Service)(例えば、ツイーター、フェースブックなど)、メッセージサービス(例えば、SMS、MMSなど)、電子メールサービス及びメッセンジャー並びに他の類似する種類のサービスと紐付けられたメッセージ及びデータを格納することができる。
【0026】
前記制御部140は、前記タッチデバイスの全般的な動作を制御する。前記制御部140は、本発明のコンタクトトレイ構成、コンタクトトレイ表示及びその運用による動作を制御することができる。例えば、制御部140は、コンタクト情報に基づいて生成されるトレイアイテムからなるコンタクトトレイを構成することができる。そして、制御部140は、タッチデバイスにおいて運用された全ての実行画面においてコンタクトトレイをユーザーインタラクションにより表示したり、実行画面の上にオーバーレイ表示されたコンタクトトレイをユーザーインタラクションにより隠したりすることができる。また、制御部140は、コンタクトトレイのトレイアイテムを介してコンタクト情報とコンタクト情報が必要な各種のアプリケーションを紐付けてその運用を制御することができる。このような制御部140の制御動作について、後述するタッチデバイスの動作例及びその制御方法において説明する。
【0027】
加えて、前記制御部140は、前記タッチデバイスの通常の機能と関わる各種の制御動作を行う。例えば、前記制御部140は、アプリケーションの実行時にその運用及びデータ表示を制御することができる。また、制御部140は、タッチ基盤の入力インタフェースがサポートする様々な入力方式に対応する入力信号を受信し、それによる機能の運用を制御することができる。さらに、制御部140は、無線LAN基盤または移動通信基盤でサポートされるインターネットサービス(例えば、SNSなど)の利用によるデータ送受信(例えば、メッセージ送受信など)を処理し、送受信されたデータを追跡してグループ化し、これをポップアップにて出力するなどの付加機能の運用を制御することができる。
【0028】
一方、前記
図1に示す本発明のタッチデバイスは、タッチ基盤の入力インタフェースを備えるバータイプ、フォルダタイプ、スライドタイプ、スイングタイプ、フリップタイプなどあらゆるタイプの携帯端末に適用され得る。そして、本発明のタッチデバイスは、あらゆる情報通信機器、マルチメディア機器及びそれに対する応用機器を含むことができる。例えば、前記タッチデバイスは、様々な通信システムに対応する各通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作する移動通信端末(mobile communication terminal)をはじめとして、タブレットPC(Personal Computer)、PMP(Portable Multimedia Player)、デジタル放送プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistant)、ミュージックプレーヤー(例えば、MP3プレーヤー)、携帯ゲーム端末、ネットブック及びスマートフォン(Smart Phone)などのデバイスを含むことができる。なお、本発明のコンタクトリストの提供及びその運用方法は、テレビ(Television)、LFD(Large Format Display)、DS(Digital Signage)、メディアポール(media pole)及びノート型パソコンなどのデバイスに適用されて運用されてもよい。
【0029】
図2及び
図3は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、コンタクトトレイが提供される画面例を示す図である。
【0030】
前記
図2及び
図3を参照すると、本発明の実施形態に係る表示部120は、大きく、状態情報領域200と実行画面領域300とに分けられる。
【0031】
本発明の実施形態において、前記状態情報領域200とは、タッチデバイスの状態情報を提供する領域のことをいう。本発明の実施形態において、前記状態情報は、前記状態情報領域200内に静的イメージ、動的イメージ、静的テキスト、動的テキストなどの情報アイテムとして提供され、状態情報領域200は、少なくとも一つの情報アイテムを表示することができる。特に、本発明の実施形態において、前記状態情報領域200は、デバイスインジケーター領域230と、トレイインジケーター領域250とに画成することができ、前記デバイスインジケーター領域230及びトレイインジケーター領域250のそれぞれは、少なくとも一つの情報アイテムを表示することができる。
【0032】
例えば、前記デバイスインジケーター領域230は、タッチデバイスと関わる状態情報を表示する領域であり、通信と関わる信号の強度を知らせるアイテム、メッセージ受信を知らせるアイテム、振動/音/無音情報を知らせるアイテム、ブルートゥースの活性化/非活性化の設定状態を知らせるアイテム、Wi−Fiの活性化/非活性化の設定状態を知らせるアイテム、バッテリー充電(または、残量)状態を知らせるアイテム、時間情報を知らせるアイテムなどの情報アイテムを表示することができる。これらの情報アイテムは一つの実施形態に過ぎず、上述したアイテムに加えて様々なアイテムが提供され得る。そして、前記デバイスインジケーター領域230には、上述した多数の情報アイテムのうちタッチデバイスの使用環境に応じて一つまたは多数のアイテムが配置されて表示されてもよい。
【0033】
前記トレイインジケーター領域250は、コンタクトトレイ400の表示及び隠匿間のトグルのための領域を表示する。そして、前記トレイインジケーター領域250は、コンタクトトレイ400に含まれているトレイアイテムに対応する特定のコンタクト(ユーザー)に対して発生されたイベントをアラームする情報アイテムを表示することができる。前記トレイインジケーター領域250の情報アイテムは、発生されたイベントの機能に対応するイメージとテキストとの組み合わせにより表示することができる。例えば、発生されたイベントがSNSによって特定のコンタクトからデータが入力されるときに、SNSに対応するイメージと入力されたデータに関する概略情報(例えば、テキスト)を表示することができる。
【0034】
本発明の実施形態において、前記実行画面領域300とは、前記タッチデバイスにおいて実行されるアプリケーションによる画面を提供する領域のことをいう。例えば、前記実行画面領域300は、タッチデバイスがサポートするあらゆる実行画面を表示することができる。例えば、前記実行画面は、1以上の待ち受け画面、各種のアプリケーションに対応する実行画面、各種のアプリケーションに対応するリスト実行画面などであり得る。そして、前記実行画面領域300は、上記の実行画面の上に本発明において定義されるコンタクトトレイ400が表示され得る。加えて、前記実行画面領域300は、前記コンタクトトレイ400が表示された状態で、後述するように選択されるトレイアイテムに対応するポップアップウィンドウ500を一緒に表示することができる。前記コンタクトトレイ400及びポップアップウィンドウ500は、実行画面領域300に表示された実行画面を維持する状態で、当該実行画面の上にオーバーレイ表示され得る(
図6参照)。以下、本発明の実施形態によるコンタクトトレイ400が提供される画面構成について説明する。
【0035】
前記
図2及び
図3に示すように、本発明のコンタクトトレイは、多数のトレイアイテムからなり得る。本発明において、トレイアイテムは、上述したようなフォンブックメニューなどによって登録された少なくとも一つのコンタクトに関するコンタクト情報と整合され得る。このため、コンタクトトレイ400を構成する各トレイアイテムは、コンタクト情報に基づいて生成され得る。例えば、各トレイアイテムは、対応するコンタクト情報によるイメージとユーザー情報(例えば、ネーム、ニックネーム、IDなど)との組み合わせにより構成されて表示され得る(
図3参照)。本発明において、コンタクトトレイ400に含まれるトレイアイテムは、格納部130に格納されたコンタクト情報に対応して、全てのコンタクト情報に対してトレイアイテムが自動的に登録され得る。または、コンタクトトレイ400に含まれるトレイアイテムは、格納部130に格納されたコンタクト情報のうちユーザー設定に対応する所定のコンタクト情報に対してトレイアイテムが登録され得る。
【0036】
そして、本発明の前記コンタクトトレイ400は、第1アイテム領域430と、第2アイテム領域450及び第3アイテム領域470に画成されて提供され得る。すなわち、前記コンタクトトレイ400にコンタクト情報に基づくトレイアイテムを提供する際に、第1アイテム領域430及び第2アイテム領域450に画成して表示することができ、第3アイテム領域470をさらに画成して表示することができる。本発明の実施形態において、前記第1アイテム領域430と、第2アイテム領域450及び第3アイテム領域470は、ユーザーに前記領域が始まって終わるところを直観できるように表示して境界を明確に表示するための形で提供され得る。例えば、
図2及び
図3において、第1アイテム領域430と、第2アイテム領域450及び第3アイテム領域470の各背景(例えば、トレイアイテム以外の余分の空間)を他の色で表示したり、第1アイテム領域430のトレイアイテムを他のトレイアイテムと識別(例えば、ハイライト表示、または大きさを他のトレイアイテムと区別)して表示することができる。
【0037】
また、本発明の実施形態においては、前記第1アイテム領域430を介してタッチデバイスのユーザーに対応するコンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムが表示され、第2アイテム領域450を介して前記ユーザーによって登録されたそれぞれのコンタクト情報と紐付けられた多数のトレイアイテムが表示され得る。前記第2アイテム領域450は、トレイアイテムのスクロールのためのスクロール機能がサポートされ得る。すなわち、本発明の実施形態において、前記第1アイテム領域430及び第3アイテム領域470は、ユーザーインタラクションによるスクロール制御が行われない固定領域であり、前記第2アイテム領域450は、ユーザーインタラクションによるスクロール制御が行われるスクロール領域であり得る。このようなスクロール機能については後述する。そして、第3アイテム領域470には、コンタクトトレイ400のトレイアイテム編集のためのアイテムが表示される。例えば、アイテム領域470は、トレイアイテムなどの追加及び/又は削除による編集が許容され得る。本発明の他の実施形態において、第3トレイ領域470は、コンタクトトレイ400から省略され得る。
【0038】
このような本発明のコンタクトトレイ400は、
図2に示すように、コンタクト情報基盤のトレイアイテムとして提供されるか、または、
図3に示すように、コンタクト情報基盤のトレイアイテムと当該コンタクト情報から最近に発生されたイベントに関するイベント情報とが結合されて提供され得る。前記
図3に示す提供方式においては、特定のコンタクトからイベント発生があるときに、当該イベントに関するイベント情報を更新して表示することができる。このようなコンタクトトレイ400の提供方式は、ユーザー設定による。
【0039】
以下、上述した本発明のコンタクトトレイ400を運用する動作例について、
図4乃至
図6に基づいて説明する。
【0040】
図4乃至
図6は、本発明の実施形態によるコンタクトトレイ400の運用動作を説明するための図である。
【0041】
特に、前記
図4は、本発明のタッチデバイスにおいて、コンタクトトレイ400を特定の実行画面の上に表示する動作例を示す図であり、前記
図5は、前記
図4に従い実行画面の上に表示されたコンタクトトレイ400において、トレイアイテムのスクロール制御動作例を示す図であり、前記
図6は、前記
図4に従い表示されたコンタクトトレイ400において、選択されたトレイアイテムに対応するポップアップウィンドウを提供する動作例を示す図である。
【0042】
前記
図4を参照すると、参照番号401にて示すように、表示部120の上にタッチデバイスインジケーター領域230とトレイインジケーター領域250とからなる状態情報領域200と実行画面領域300とに画成され、前記実行画面領域300に待ち受け画面が表示された状態を想定する。参照番号401のような状態で、ユーザーは、トレイインジケーター領域250にタッチ基盤で設定されたユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、コンタクトトレイ400の呼び出し(すなわち、実行画面の上に表示)のためにトレイインジケーター領域250に呼び出しインタラクションを入力することができる。本発明の実施形態において、前記呼び出しインタラクションは、トレイインジケーター領域250をタップするタップインタラクション、トレイインジケーター領域250のタッチ後に下方に移動するスイープ(sweep)インタラクション及びフリック(flick)インタラクション(例えば、トレイインジケーター領域250をタッチし、同時に前記タッチされたオブジェクトを移動し、前記インジケーター領域250をタッチしない)などを含み、ユーザーはいずれか一つの設定されたインタラクションを入力することができる。
【0043】
すると、制御部140は、参照番号401のような状態で、トレイインジケーター領域250において呼び出しインタラクションを感知すると、参照番号403にて示すように、コンタクトトレイ400を前記実行画面上のある領域に表示する。本発明においては、前記コンタクトトレイ400が表示部120の実行画面上の右側空間に配置されて提供されることを例示しているが、本発明がこれに限定されるものではない。このため、前記コンタクトトレイ400は、表示部120の実行画面上の左側空間、または実行画面上の下側空間に配置されて提供されてもよい。または、前記コンタクトトレイ400は、表示部120の実行画面上の状態情報領域200と隣り合う下側空間に配置されて表示されてもよい。さらに、上記のように特定の空間に配置されたコンタクトトレイ400をユーザーインタラクションにより任意の空間に移動してもよいことはいうまでもない。このようなコンタクトトレイ400の配置はユーザー設定による。
【0044】
そして、前記コンタクトトレイ400は、右方から左方へとスライドされて表示されるか、または、上方から下向へとスライドされて表示されるか、または、下方から上方へスライドされて表示される。
【0045】
一方、参照番号403のような状態で、ユーザーは、トレイインジケーター領域250に上述したタップインタラクションを入力することができる。この場合、制御部140は、参照番号403のようなコンタクトトレイ400が表示された状態でトレイインジケーター領域250においてタップインタラクションを感知すると、参照番号401にて示すように、前記コンタクトトレイ400を実行画面の上から除去 する(すなわち、隠す)ことができる。このとき、前記コンタクトトレイ400の除去は、上述したようなコンタクトトレイ400の表示動作の逆動作によって行われ得る。
【0046】
また、前記
図4にはその図示及び説明は省略したが、コンタクトトレイ400の呼び出しのためのユーザーインタラクションは、別設されたハードウェア的な機能キーによって入力されるか、または、別設されたタッチパッドによって入力されるか、または、表示部120上に別設されるソフトウェア的なソフトキー(例えば、コンタクトトレイ400の呼び出し機能を有する特定のアイコン形式(例えば、三角形状)の指示子)によって入力される。この場合、本発明の実施形態において、前記トレイインジケーター領域250は前記状態情報領域200から省略され、デバイスインジケーター領域230のみから構成されてもよい。
【0047】
前記
図5を参照すると、前記
図4の参照番号403にて示すように、ユーザーインタラクションによりコンタクトトレイ400が表示された状態で、ユーザーは、コンタクトトレイ400にトレイアイテムのスクロール制御のためのタッチ基盤で設定されたユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、参照番号501にて示すように、コンタクトトレイ400の一方の側から他方の側に移動(例えば、コンタクトリスト400の下端から上端に移動、または、上端から下端に移動)するスイープインタラクション(または、フリックインタラクション)を入力することができる。
【0048】
すると、制御部140は、参照番号501のように、コンタクトトレイ400においてスイープインタラクションを感知すると、参照番号503にて示すように、コンタクトトレイ400のトレイアイテムをスクロール制御し、それに対応して、スクロールされたトレイアイテムに変更して表示する。このとき、制御部140は、前記スイープインタラクションの入力程度(例えば、入力強弱、入力長さなど)に対応して、トレイアイテムのスクロールを制御し、それに対応する画面表示を制御することができる。
【0049】
一方、前記制御部140は、参照番号501及び参照番号503にて示すように、コンタクトトレイ400のトレイアイテムのスクロール制御時に、上述したように、固定領域に対応する第1アイテム領域430のトレイアイテム及び第3アイテム領域470は位置を固定表示し、スクロール領域に対応する第2アイテム領域450のトレイアイテムに対するスクロールのみを制御することができる。すなわち、ユーザーインタラクションに対応して、第2アイテム領域450に表示された多数のトレイアイテムの上下移動が行われ、前記第2アイテム領域450のトレイアイテムがスクロールによる移動中にも第1アイテム領域430のトレイアイテムと第3アイテム領域470のアイテムはスクロールされずに固定表示される。本発明の他の実施形態において、前記スクロールは、あるトレイアイコンを前記トレイアイコンリストから除去して新たなアイコンに置き換えることができる。また、他の実施形態において、前記トレイアイコンは、前記トレイアイコンの一方の端から他方の端に移動され得る(まるでメリーゴーランドのように)。
【0050】
上述したように、前記コンタクトトレイ400は、第1アイテム領域430と、第2アイテム領域450と、を含み、前記第1アイテム領域430は、タッチデバイスのユーザーに対応するコンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムを提供し、スクロール制御がサポートされない固定領域を示し、前記第2アイテム領域450は、前記ユーザーによって登録されたそれぞれのコンタクト情報と紐付けられた多数のトレイアイテムを提供し、スクロール制御がサポートされるスクロール領域を示す。
【0051】
前記
図6を参照すると、前記
図4の参照番号403または前記
図5に示すように、ユーザーインタラクションによりコンタクトトレイ400が表示された状態で、ユーザーは、コンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムを選択するためのタッチ基盤で設定されたユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、参照番号601または参照番号603にて示すように、コンタクトトレイ400を介して表示された多数のトレイアイテムのうち任意のトレイアイテムを選択するタップインタラクションを入力することができる。
【0052】
すると、制御部140は、コンタクトトレイ400において任意のトレイアイテムに対するタップインタラクションを感知すると、参照番号601または参照番号603にて示すように、タップインタラクションが入力されたトレイアイテムに対応するコンタクト情報をポップアップウィンドウ500を介して表示する。例えば、制御部140は、コンタクトトレイ400において任意のトレイアイテムに対するタップインタラクションが感知されたときに、タップインタラクションが入力されたトレイアイテムを識別することができる。そして、識別されたトレイアイテムに対応するコンタクト情報を追跡し、追跡されたコンタクト情報をポップアップウィンドウ500を介して表示することができる。
【0053】
本発明の実施形態において、前記ポップアップウィンドウ500は、参照番号601及び参照番号603にて示すように、タップインタラクションが入力された当該トレイアイテムと隣り合うように表示され得る。また、前記ポップアップウィンドウ500は、参照番号601のようにコンタクトトレイ400と隣り合い、画面上の最上端を基準として配置されて表示され得る。または、前記ポップアップウィンドウ500は、タップインタラクションが入力された当該トレイアイテムの位置とは無関係に、実行画面上の真ん中を基準として配置されて表示され得る。このようなポップアップウィンドウ500のポップアップ出力方式は、ユーザー設定による。なお、前記前記ポップアップウィンドウ500は、最初の出力後に他の位置に移動され得る。
【0054】
一方、本発明の実施形態において、コンタクト情報は、特定のコンタクトに対して設定されたユーザーイメージ、ユーザー名、様々なユーザー電話番号(例えば、モバイル電話番号、自宅の電話番号、会社の電話番号など)、電子メールアドレス、インターネットサービスの利用によるリンク情報(例えば、特定のコンタクトとインターネットサービス基盤で紐付けられてメッセンジャー、フェースブック、ツイーターなどのSNSにより共有した他のユーザーのID情報、ホームアドレス、メッセージ情報、メモ情報など)などを含むことができる。そして、本明細書において、前記コンタクト情報は、代表情報と付加情報とに大別できる。前記代表情報は、前記コンタクト情報のうちコンタクトをより直観的に認知できるように設定される情報(例えば、ユーザーイメージ、ユーザー名)を示し、前記付加情報は、前記コンタクト情報のうち前記代表情報を除くコンタクトに対して付加的に設定される情報を示す。
【0055】
また、上述したように、第1アイテム領域430には、タッチデバイスユーザーに対応するコンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムが位置してもよい。そして、第2アイテム領域450には、タッチデバイスユーザーによって登録されたそれぞれの他のユーザーに対応するコンタクト情報と紐付けられた多数のトレイアイテムが位置してもよい。
【0056】
このため、本発明の実施形態において、前記ポップアップウィンドウ500は、タップインタラクションが入力されたトレイアイテムのタイプまたはアイテム領域のタイプによって異なる種類のコンタクト情報が表示され得る。例えば、ユーザーが第1アイテム領域430のトレイアイテムにタップインタラクションを入力する際に、前記ポップアップウィンドウ500は、参照番号601にて示すように、前記コンタクト情報のうち前記トレイアイテム(前記ユーザー)に対応する代表情報と前記付加情報のうちリンク情報が表示され得る。すなわち、タッチデバイスユーザーに対応するトレイアイテムが選択されるときに、代表情報と一緒に前記ユーザーが他のユーザーとSNS、メッセージ、メッセンジャーなどのサービス利用により送受したデータ(例えば、メッセージ)を追跡してポップアップ表示することができる。すなわち、前記ユーザーの履歴情報を直観的に表示することができる。
【0057】
そして、ユーザーが第2アイテム領域450のトレイアイテムにタップインタラクションを入力する際に、前記ポップアップウィンドウ500は、参照番号603にて示すように、前記コンタクト情報のうち前記トレイアイテム(他のユーザー)に対応する代表情報と前記付加情報の全体または付加情報のうち設定された一部の情報が表示され得る。さらに、ユーザーは、前記ポップアップウィンドウ500を介して表示された付加情報のうち特定の情報の選択によって当該機能を実行することもできる。例えば、ユーザーは、ポップアップウィンドウ500の付加情報のうち特定の電話番号にタップインタラクション入力を介して当該電話番号へのコール機能を行うことができる。または、ユーザーは、ポップアップウィンドウ500の付加情報のうちメールアドレスにタップインタラクション入力を介して当該コンタクトをあて先とするメール機能を行うことができる。または、ユーザーは、ポップアップウィンドウ500の付加情報のうちホームアドレスにタップインタラクション入力を介してウェブ機能を実行し、且つ、ホームアドレスに対応するホームページを表示することができる。
【0058】
一方、前記
図6にはその図示及び説明は省略したが、ユーザーは、第3アイテム領域470のアイテムにタップインタラクションを入力することができる。この場合、コンタクトトレイ400を構成(修正、削除、追加などの編集)できる設定メニューが前記ポップアップウィンドウ500を介して提供され得る。または、前記第3アイテム領域470のアイテムのタップインタラクション時にコンタクトトレイ400の構成のための画面(例えば、フォンブックリスト実行画面など)に切り替わって表示され得る。
【0059】
また、本発明の実施形態において、前記コンタクトトレイ400の構成は、フォンブックリスト実行画面が提供された状態で特定のコンタクトを選択してコンタクトトレイ400に移動するインタラクション(例えば、タップ、中止、移動動作)によって新たなコンタクトのコンタクト情報に対応するトレイアイテムをコンタクトトレイ400に追加することもできる。このとき、ユーザーが追加要請するコンタクトのコンタクト情報を有するトレイアイテムがコンタクトトレイ400に存在する際に、当該コンタクトが既に存在することを表示したりアラームしたりすることもできる。
【0060】
図7は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーション運用動作例を示す図である。
【0061】
前記
図7を参照すると、参照番号701にて示すように、表示部120の実行画面領域300に任意のアプリケーション実行に対応する実行画面(例えば、メールリスト実行画面)が表示された状態を想定する。そして、前記メールリストは少なくとも2つに画成された領域(例えば、コンタクトのリストを表示するリストビュー領域710、選択されたコンタクトに対応する情報を表示する情報ビュー領域730など)を介して提供されるか、または、特定の領域を画成することなく単一の領域を介して提供される。そして、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0062】
次に、ユーザーは、参照番号701のような状態でリストビュー領域710に表示された特定のコンタクト(以下、コンテンツ)または情報ビュー領域730に表示された特定の情報(以下、コンテンツ)を指定して、参照番号703にて示すように、コンタクトトレイ400の任意のトレイアイテムに移動するユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、参照番号701のような状態で情報ビュー領域730に表示された情報のうち特定のコンテンツ(例えば、イメージアイテム750)を選択して、参照番号703にて示すように、コンタクトトレイ400のトレイアイテムのうち参照番号750のトレイアイテム位置に移動するインタラクション(例えば、ドラッグインタラクションまたはスイープインタラクション)を入力することができる。
【0063】
すると、制御部140は、参照番号701のような実行画面が表示された状態で、前記実行画面から入力されてコンタクトトレイ400に移動されるインタラクションを感知すると、参照番号703にて示すように、前記コンテンツの移動により前記コンタクトトレイ400において前記コンテンツと重なる位置のトレイアイテムを浮き彫りにするビジュアルエフェクト(例えば、当該トレイアイテムを所定の割合にて拡大)を与えて直観的に表示することができる。このとき、前記インタラクションがコンタクトトレイ400内において移動に対応して当該位置のトレイアイテムにビジュアルエフェクトを反映して表示することができる。例えば、参照番号750のトレイアイテム位置から上方に前記インタラクションが移動されるときに、それに対応して前記参照番号750のトレイアイテムは元の形状に戻り、前記インタラクションが移動される位置の当該トレイアイテム(例えば、参照番号750の上側トレイアイテム)がビジュアルエフェクトが反映されて表示され得る。
【0064】
次に、ユーザーは、特定のコンテンツをコンタクトトレイ400から希望の特定のトレイアイテム(例えば、参照番号750)の位置に移動した後、前記インタラクションをリリースすることができる。例えば、ユーザーは、実行画面から特定のコンテンツを選択した後、コンタクトトレイ400の希望のトレイアイテムに移動(例えば、ドラッグ入力)した後、その入力を解放(ドロップ入力)するようなドラッグアンドドロップ(drag&drop)インタラクションを入力することができる。
【0065】
すると、制御部140は、参照番号703のような状態でインタラクションリリースを感知する際に、コンタクト情報と紐付けられて実行可能なアプリケーションのリストを、参照番号705にて示すように、ポップアップウィンドウ700を介して表示することができる。例えば、参照番号705にて示すように、<Message>、<Email>、<Facebook>、<Twitter>などのアプリケーションのリストがポップアップウィンドウ700を介してポップアップ表示され得る。この後、ユーザーは、前記ポップアップウィンドウ700から希望のアプリケーションを選択することができる。そして、制御部140は、選択された当該アプリケーションを実行し、その実行画面の表示(図示せず)を制御することができる。このとき、制御部140は、実行画面の表示時にイベントが発生される当該トレイアイテムのコンタクト情報を取り出し、実行アプリケーションに対応して取り出されたコンタクト情報に基づいて前記実行画面を構成することができる。そして、制御部140は、前記トレイアイテムと紐付けられたコンテンツ(例えば、参照番号750のイメージアイテム)を前記実行画面に自動的に入力して表示することができる。このような画面例については、
図14乃至
図16に基づいて後述する。
【0066】
一方、以上において、既に
図7を参照して説明したように、コンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムを介してコンタクト情報が必要なアプリケーションを運用する際に、前記
図7のようにポップアップウィンドウ700を介して実行可能なアプリケーションリストを表示することができる。例えば、特定のアプリケーションの実行中にユーザーが希望するコンテンツをコンタクトトレイ400の任意のトレイアイテムにドラッグアンドドロップして、前記コンテンツと前記トレイアイテムのコンタクト情報との紐付けによって実行可能なアプリケーションリストを表示することができる。そして、アプリケーションリストから選択されたアプリケーションにより前記コンテンツと前記コンタクト情報を用いた画面構成を自動的に行うことができる。したがって、本発明の実施形態においては、実行画面のコンテンツとトレイアイテムのコンタクト情報との紐付けによる実行可能なアプリケーションを予め定義するか、または、現在実行中のアプリケーションタイプなどに応じて対応するアプリケーションを直ちに実行する。この例を
図8乃至
図10を参照して述べる。
【0067】
図8は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーションの運用動作例を示す図である。
【0068】
前記
図8を参照すると、参照番号801にて示すように、表示部120の実行画面領域300に任意のアプリケーションの実行に対応する実行画面(例えば、コンタクトリスト実行画面)が表示された状態を想定する。そして、前記コンタクトリストは、少なくとも2つに画成された領域(例えば、コンタクトのリストを表示するリストビュー領域710、選択されたコンタクトに対応する情報を表示する情報ビュー領域730など)を介して提供されるか、または、特定の領域を画成することなく単一の領域を介して提供される。そして、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0069】
次に、ユーザーは、参照番号801のような状態で、実行画面の特定のコンテンツ(例えば、「Han Paul」コンタクト810)を選択して、参照番号803にて示すように、コンタクトトレイ400の特定のトレイアイテム850に移動してリリースするユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、実行画面のコンタクトリストから「Han Paul」コンタクト810を選択した後、参照番号850のトレイアイテムにドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションを入力することができる。このとき、参照番号803にて示すように、コンテンツ810のコンタクトトレイ400への移動により、イベントが発生する当該位置のトレイアイテム850がビジュアルエフェクト(例えば、拡大)が反映されて表示され得る。
【0070】
すると、制御部140は、前記実行画面から入力されてコンタクトトレイ400に移動されるインタラクションを感知すると、参照番号805にて示すように、予め定義されたアプリケーション(例えば、メールアプリケーション)を実行し、その実行画面を表示することができる。例えば、予め定義されたアプリケーションがメールアプリケーションであることを想定すると、参照番号805にて示すように、メール作成のための様々な入力フィールドを有する実行画面が表示され得る。そして、制御部140は、前記実行画面の提供時にイベントが発生された当該トレイアイテム850と前記コンテンツ810に基づいて前記実行画面を構成して表示することができる。例えば、前記トレイアイテム850に対応するコンタクト情報を取り出して宛て先情報フィールド860を構成し、前記コンテンツ810に対応するコンタクト情報を取り出して題目フィールド870及び内容フィールド880を構成することができる。
【0071】
このような実行画面の構成動作を
図8に示す参照番号805を例にとって説明すると、制御部140は、前記トレイアイテム850によるイベント発生を感知すると、予め定義されたアプリケーションのタイプを識別することができる。そして、予め定義されたアプリケーションを認知する際に、当該アプリケーション(例えば、メールアプリケーション)により前記トレイアイテム850に対応するコンタクト情報を取り出すことができる。このようなコンタクト情報の取り出しは、トレイアイテムに対応するコンタクトに対してユーザーが格納部120(例えば、フォンブック)に予め登録したコンタクト情報に基づいて行うことができる。制御部140は、前記例において、メールアプリケーションにより前記トレイアイテム850に登録されたコンタクト情報のうちメールアドレス(例えば、「miranda@gmail.com」)を取り出すことができる。そして、制御部140は、取り出されたメールアドレス(例えば、「miranda@gmail.com」)をあて先情報フィールド860に入力して実行画面を構成することができる。すなわち、前記トレイアイテム850のコンタクト情報に基づいてあて先を自動的に指定することができる。
【0072】
また、制御部140は、選択されたコンテンツ810のタイプ及び実行するアプリケーションタイプに応じて前記コンテンツ810により実行画面を構成するか、または、前記コンテンツ810に対応する情報(例えば、コンタクト情報)により実行画面を構成する。制御部140は、前記例において、選択されたコンテンツ810がコンタクトであり、且つ、実行されたアプリケーションがメールアプリケーションであることにより、前記コンテンツ810に登録されたコンタクト情報を取り出すことができる。そして、制御部140は、取り出されたコンタクト情報を内容フィールド880に入力して実行画面を構成することができる。併せて、前記
図8の例示が特定のコンタクトに関するコンタクト情報をトレイアイテムに対応するあて先に発送する例示であることに基づいて、制御部140は、題目フィールド870を「Contact info of Han Paul」のように生成して自動的に入力してもよいことはいうまでもない。
【0073】
図9は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーションの運用動作例を示す図である。
【0074】
前記
図9を参照すると、参照番号901にて示すように、表示部120の実行画面領域300に任意のアプリケーション実行に対応する実行画面(例えば、写真リスト実行画面)が表示された状態を想定する。そして、前記写真リストは格納された各写真データのサムネールによるブロックタイプとして提供されるか、または、前記
図9の例示のように各写真データのイメージとそこに設定されたテキスト情報による羅列タイプとして提供される。そして、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0075】
次に、ユーザーは、参照番号901のような状態で、実行画面の特定のコンテンツ(例えば、特定の写真データ910)を選択して、参照番号903にて示すように、コンタクトトレイ400の特定のトレイアイテム950に移動してリリースするユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、実行画面の写真リストから特定の写真データ910を選択した後、参照番号950のトレイアイテムにドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションを入力することができる。このとき、参照番号903にて示すように、コンテンツ910のコンタクトトレイ400への移動によりイベントが発生する当該位置のトレイアイテム950がビジュアルエフェクト(例えば、拡大)が反映されて表示され得る。
【0076】
すると、制御部140は、前記実行画面から入力されてコンタクトトレイ400に移動されるインタラクションを感知すると、参照番号905にて示すように、予め定義されたアプリケーション(例えば、MMSアプリケーション)を実行し、その実行画面を表示することができる。例えば、予め定義されたアプリケーションがMMSアプリケーションであることを想定すると、参照番号905にて示すように、MMSの作成のための様々な入力フィールドを有する実行画面が表示され得る。そして、制御部140は、前記実行画面の提供時にイベントが発生された当該トレイアイテム950と前記コンタクト910に基づいて前記実行画面を構成して表示することができる。例えば、前記トレイアイテム950に対応するコンタクト情報を取り出してあて先情報フィールド960を構成し、前記コンテンツ910を内容フィールド(または、添付フィールド)980により構成することができる。
【0077】
このような実行画面の構成動作を
図9に示す参照番号905を例にとって説明すると、制御部140は、前記トレイアイテム950によるイベント発生を感知すると、予め定義されたアプリケーションのタイプを識別することができる。そして、予め定義されたアプリケーションを認知する際に、当該アプリケーション(例えば、MMSアプリケーション)により前記トレイアイテム950に対応するコンタクト情報を取り出すことができる。制御部140は、前記例示において、MMSアプリケーションにより前記トレイアイテム950に登録されたコンタクト情報のうちモバイル電話番号(例えば、「010−1234−5678」)を取り出すことができる。そして、制御部140は、取り出されたモバイル電話番号(例えば、「010−1234−5678」)をあて先情報フィールド960に入力して実行画面を構成することができる。すなわち、前記トレイアイテム950のコンタクト情報に基づいてあて先を自動的に指定することができる。
【0078】
また、制御部140は、選択されたコンテンツ910のタイプ及び実行するアプリケーションタイプに応じて前記コンテンツ910により実行画面を構成するか、または、前記コンテンツ910に対応する情報により実行画面を構成する。制御部140は、前記例示において、選択されたコンテンツ910が写真データであり、実行されたアプリケーションがMMSアプリケーションであることにより、前記コンテンツ910の写真データを内容フィールド980に入力して実行画面を構成することができる。併せて、前記
図9の例示において、前記内容フィールド980には、前記写真データと共に、それに対応して設定された他の情報(例えば、テキスト情報)がさらに入力されてもよい。
【0079】
図10は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーションの運用動作例を示す図である。
【0080】
前記
図10を参照すると、参照番号1001にて示すように、表示部120の実行画面領域300に任意のアプリケーション実行に対応する実行画面(例えば、受信メール実行画面)が表示された状態を想定する。そして、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0081】
次に、ユーザーは、参照番号1001のような状態で、実行画面の特定のコンテンツ(例えば、テキスト1010)を選択することができる。前記
図10においては、コンテンツの一部であるテキスト(例えば、「010−1234−5678」)を指定して選択する場合を例に取る。例えば、ユーザーは、受信メール実行画面のうち内容フィールド1080にあるコンテンツにおいて希望のテキスト(例えば、「010−1234−5678」)を、参照番号1001にて示すように、ドラッグまたはスイープなどのインタラクションでブロック指定することができる。
【0082】
次に、ユーザーは、参照番号1001のような実行画面においてブロック指定された前記テキスト(例えば、「010−1234−5678」)を、参照番号1003にて示すように選択して、参照番号1005にて示すようにコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテム1050に移動してリリースするユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、実行画面のコンテンツからブロック指定されたテキスト1010を選択した後、参照番号1050のトレイアイテムにドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションを入力することができる。このとき、参照番号1005にて示すように、コンテンツ1010のコンタクトトレイ400への移動により、イベントが発生する当該位置のトレイアイテム1050がビジュアルエフェクトが反映されて表示され得る。
【0083】
すると、制御部140は、前記実行画面から入力されてコンタクトトレイ400に移動されるインタラクションを感知すると、既に
図7乃至
図9を参照して説明したように、予め定義されたアプリケーションを実行するか、または、実行可能なアプリケーションのリストをポップアップウィンドウを介して表示することができる。
【0084】
例えば、予め定義されたアプリケーションがメールアプリケーションである場合に、既に
図8の参照番号805を参照して説明したように、メールアプリケーションを実行し、その実行画面の構成を処理することができる。または、予め定義されたアプリケーションがMMSアプリケーションである場合、既に
図9の参照番号905を参照して説明したように、MMSアプリケーションを実行し、その実行画面の構成を処理することができる。これらに加えて、予め定義されたアプリケーションによりフェースブックアプリケーション、ツイーターアプリケーションなどを実行し、その実行画面の構成を処理することもできる。また、実行すべきアプリケーションが予め定義されていない場合、既に
図7の参照番号705を参照して説明したように、実行可能なアプリケーションリストをポップアップウィンドウを介して表示し、ポップアップウィンドウからユーザーによって選択されるアプリケーションを実行し、かつ、その実行画面の構成を処理することもできる。
【0085】
一方、以上、
図7乃至
図10においては、実行画面のコンテンツをコンタクトトレイ400に表示された任意のトレイアイテムに移動するユーザーインタラクションによりアプリケーションを運用する動作に対する例について述べた。次に、以下では、コンタクトトレイ400のトレイアイテムを実行されたアプリケーションの実行画面に移動するユーザーインタラクションによりアプリケーションを運用する動作例について述べる。
【0086】
図11は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーションの運用動作例を示す図である。
【0087】
前記
図11を参照すると、参照番号1101にて示すように、表示部120の実行画面領域300に任意のアプリケーション実行に対応する実行画面(例えば、メール作成実行画面)が表示された状態を想定する。このとき、本明細書において、メール作成実行画面は、参照番号1101にて示すように、あて先情報フィールド1110、参照者情報フィールド1120、題目フィールド1130、添付フィールド1140及び内容フィールド1150からなるものを例にとる。そして、前記参照番号1101にて示す実行画面は、ユーザーのメールアプリケーション運用により前記各フィールド1110、1120、1130、1140、1150が空白状態である初期のメール作成実行画面であることを想定する。なお、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0088】
次に、ユーザーは、参照番号1101のような状態で、コンタクトトレイ400の任意のトレイアイテムを用いて、それに対応するコンタクト情報により前記実行画面を構成することができる。例えば、ユーザーは、参照番号1101のような状態で、コンタクトトレイ400の第1トレイアイテム1160を選択して、参照番号1103にて示すように、前記実行画面のあて先情報フィールド1110に移動してリリースするユーザーインタラクションを入力することができる。すなわち、ユーザーは、コンタクトトレイ400の第1トレイアイテム1160を選択した後、メール作成実行画面のあて先情報フィールド1110にドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションを入力することができる。
【0089】
すると、制御部140は、コンタクトトレイ400から特定のトレイアイテムが選択されて実行画面に移動されるインタラクションを感知すると、参照番号1103及び参照番号1105にて示すように、前記トレイアイテムに対応するコンタクト情報に基づいて実行画面を構成して表示することができる。
【0090】
このような実行画面の構成動作を
図11に示す参照番号1103を例にとって説明すると、制御部140は、前記トレイアイテム1160によるイベント発生を感知すると、前記トレイアイテム1160に対応するコンタクト情報を取り出すことができる。このとき、制御部140は、前記トレイアイテム1160が前記実行画面において移動される領域のタイプ(例えば、上述したような実行アプリケーションに対応するように提供される入力フィールドのタイプ)を識別し、それに対応するコンタクト情報を取り出すことができる。例えば、前記
図11の例において、前記トレイアイテム1160が宛て先情報フィールド1110であることにより、制御部140は、前記トレイアイテム1160に対応するコンタクト情報のうちメールアドレス(例えば、「miranda@gmail.com」)を取り出すことができる。そして、制御部140は、取り出されたメールアドレス(例えば、「miranda@gmail.com」)をあて先情報フィールド1110に入力して実行画面を構成することができる。すなわち、前記トレイアイテム1160のコンタクト情報に基づいてあて先を自動的に指定することができる。なお、仮に、実行アプリケーションがMMSアプリケーションであり、且つ、トレイアイテム1160が移動される領域のタイプがあて先情報フィールドである場合に、制御部140は、前記トレイアイテムのコンタクト情報のうちモバイル電話番号を取り出して前記あて先情報フィールドに入力して表示することができる。
【0091】
また、ユーザーは、上記の動作により作成メールの同報伝送のための多数のあて先情報を入力することができる。例えば、他のトレイアイテムの移動によってあて先情報フィールド1110を追加して構成したり、参照者情報フィールド1120を構成したりすることができる。
【0092】
次に、ユーザーは、上述した如き動作に対応して、参照番号1105にて示すように、第2トレイアイテム1170と第3トレイアイテム1180を用いて実行画面を構成することができる。例えば、ユーザーは、第2トレイアイテム1170を添付フィールド1140にドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションによって第2トレイアイテム1170のコンタクト情報のうちユーザーイメージを添付することができる。この場合、制御部140は、第2トレイアイテム1170が移動される領域のタイプを識別し、それに対応して、第2トレイアイテム1170のコンタクト情報のうちユーザーイメージを取り出し、取り出されたユーザーイメージを添付フィールド1140に添付することができる。また、ユーザーは、第3トレイアイテム1180を内容フィールド1150にドラッグしてドロップするドラッグアンドドロップインタラクションによって第3トレイアイテム1180のコンタクト情報を入力することができる。この場合、制御部140は、第3トレイアイテム1180が移動される領域のタイプを識別し、それに対応して第3トレイアイテム1180のコンタクト情報を取り出し、取り出された全てのコンタクト情報を内容フィールド1150に入力して表示することができる。
【0093】
一方、本発明の実施形態によれば、ユーザーの便宜及びトレイアイテムを用いた操作の直観性を考慮して、前記
図11に示す動作の運用時にコンタクト情報を利用できない領域にトレイアイテムが移動されるとき、当該トレイアイテムの移動が不可能である旨をアラーム機能を提供することができる。このような動作例について
図12に基づいて説明する。
【0094】
図12は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、トレイアイテムのコンタクト情報と紐付けられたアプリケーションの運用動作例を示す図である。
【0095】
前記
図12を参照すると、既に
図11を参照した説明したように、メール作成実行画面が表示された状態を想定する。このとき、例えば、前記メール作成実行画面は、題目フィールド1210と内容フィールド1230などを含む。そして、本明細書においては、前記題目フィールド1210の場合に、トレイアイテムの移動が不可能である、すなわち、コンタクト情報に基づいて運用されない領域であることを想定する。なお、前記実行画面の一方の側に、上述したように、コンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。
【0096】
次に、ユーザーは、上述した実行画面が表示された状態で、コンタクトトレイ400の任意のトレイアイテム1250を実行画面に移動するユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、コンタクトトレイ400の前記トレイアイテム1250を選択した後、前記メール作成実行画面にドラッグまたはスイープなどのインタラクションを入力することができる。
【0097】
すると、制御部140は、コンタクトトレイ400から前記トレイアイテム1250が選択されて実行画面に移動されるインタラクションを感知すると、前記トレイアイテム1250が実行画面の上に位置した領域のタイプ(例えば、上述したような実行アプリケーションに対応するように提供される入力フィールドのタイプ)をチェックすることができる。そして、当該領域がコンタクト情報基盤の入力が可能な領域であるか、または不可能な領域であるかを判断することができる。次いで、制御部140は、当該領域がコンタクト情報基盤の入力が可能な領域であるか、不可能な領域であるかに対応して、前記トレイアイテム1250に対応するフローティングアイテムに他のビジュアルエフェクトを適用して表示することができる。
【0098】
例えば、上述したように、前記メール作成実行画面において、題目フィールド1210がコンタクト情報基盤の入力が不可能な領域であり、内容フィールド1230がコンタクト情報基盤の入力が可能な領域であることを想定する。この場合、上記のようにコンタクトトレイ400のトレイアイテム1250がユーザーインタラクションに対応して実行画面に移動されるときに、フローティングアイテム1260、1270によってユーザーインタラクションによるトレイアイテムの移動経路がビジュアル的に表示される。
【0099】
本発明の実施形態によれば、ユーザーの直観性を考慮してトレイアイテム、すなわち、フローティングアイテム1260、1270が位置する領域のタイプに応じて、参照番号1260のフローティングアイテムまたは参照番号1270のフローティングアイテムが表示され得る。例えば、ユーザーインタラクションにより移動される領域が題目フィールド1210上に位置する際に、トレイアイテム1250のコンタクト情報に基づいて入力が不可能であることを指示するフローティングアイテム1260が表示され得る。これに対し、ユーザーインタラクションにより移動される領域が内容フィールド1230上に位置する際に、トレイアイテム1250のコンタクト情報機能により入力が可能であることを指示するフローティングアイテム1270が表示され得る。このような参照番号1260及び参照番号1270のフローティングアイテムは、ユーザーインタラクションの移動により位置する領域に対応して適応的に切り替わって表示され得る。
【0100】
そして、トレイアイテム1250のフローティングアイテムが参照番号1260のように表示された状態で、ユーザーが入力されたインタラクションをリリースする際に、当該領域においてはいかなるコンタクト情報の入力も発生されない。これに対し、トレイアイテム1250のフローティングアイテムが参照番号1270のように表示された状態で、ユーザーが入力されたインタラクションをリリースする際に、当該領域においては、上述したように、取り出されたコンタクト情報が入力されて表示され得る。
【0101】
図13は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいてイベント発生をアラームし、これをコンタクトトレイを介して追跡して提供する動作例を示す図である。
【0102】
前記
図13を参照すると、参照番号1301はコンタクトトレイ400が活性化される前の状態を示すものであり、参照番号1303はコンタクトトレイ400が活性化された状態を示すものである。そして、前記
図13においては、参照番号1301のようにコンタクトトレイ400が活性化される前の状態で、コンタクトトレイ400に存在するトレイアイテムのうち特定のトレイアイテムに対応する特定のコンタクト(ユーザー)からイベント(例えば、メール受信、メッセージ受信、SNSによるデータ登録などの通信イベント)が発生される場合を想定する。
【0103】
次に、上記のようにトレイアイテムに対応する特定のコンタクトから通信イベントが発生する際に、参照番号1301にて示すように、トレイインジケーター領域250を介して通信イベント発生を知らせるアラームを発生することができる。例えば、トレイインジケーター領域250をちらつかせたり、カラーを変更したり、ハイライト処理するなどのアラームを視覚的に表示することができる。このとき、通信イベントの発生時に振動及びサウンドのうち少なくとも一つと組み合わせてアラームを発生することもできる。
【0104】
次に、ユーザーは、前記参照番号1301のように通信イベントによるアラームを発生する状態で前記トレイインジケーター領域250に設定されたユーザーインタラクションを入力することができる。例えば、ユーザーは、コンタクトトレイ400の呼び出しのためにトレイインジケーター領域250に呼び出しインタラクションを入力することができる。本発明の実施形態において、前記呼び出しインタラクションは、トレイインジケーター領域250をタップするタップインタラクション、トレイインジケーター領域250のタッチ後に下方に移動するスイープインタラクション及びフリックインタラクションなどを含み、ユーザーは、いずれか一つの設定されたインタラクションを入力することができる。
【0105】
すると、制御部140は、参照番号1301のような状態でトレイインジケーター領域250に呼び出しインタラクションを感知すると、参照番号1303にて示すように、コンタクトトレイ400を実行画面上のある領域に表示する。このとき、制御部140は、前記通信イベントの発生に対応するトレイアイテムを追跡することができる。例えば、制御部140は、通信イベントによるコンタクト情報に基づいて当該トレイアイテムを追跡することができる。
【0106】
そして、制御部140は、追跡されたトレイアイテムに他のトレイアイテムと区別されるビジュアルエフェクトを与えて表示することができる。例えば、制御部140は、参照番号1350にて示すように、通信イベントに対応するトレイアイテムをちらつかせたり、カラーを変更したり、ハイライト処理したりするなどのエフェクトを与えて表示することができる。
【0107】
一方、前記通信イベントに対応して追跡されたトレイアイテムが現在画面上に表示されたコンタクトトレイ400内に存在しないこともある。この場合、当該トレイアイテムを表示するためには、スクロールが必要である。したがって、本発明の実施形態においては、ユーザー便宜及び通信イベントに対応するトレイアイテム追跡の直観性を考慮して、通信イベントの発生により追跡されたトレイアイテムに対してスクロールが必要な場合に、当該トレイアイテムの位置まで自動的にスクロールが行われ得る。そして、スクロールにより追跡されたトレイアイテムが表示されるときに、当該トレイアイテムに上述したようにエフェクトが与えられてコンタクトトレイ400に提供され得る。
【0108】
一方、以上においてはその図示及び説明は省略したが、本発明において提供されるコンタクトトレイ400は全ての実行画面の上にオーバーレイ表示され得る。すなわち、最上位レイヤーに表示され得る。但し、本発明によれば、前記コンタクトトレイ400は自分よりも優先する実行画面が表示されるときに、当該実行画面レイヤーの下位に表示され得る。例えば、第1実行画面(例えば、メール作成実行画面)が表示され、前記第1実行画面の上位にコンタクトトレイ400が表示された状態を想定する。このとき、ユーザーがメール作成によるテキスト入力のために仮想のキーパッドを呼び出す際に、前記仮想のキーパッドによる第2実行画面(キーパッド実行画面)がコンタクトトレイ400よりも上位に表示され得る。この場合、表示部120のレイヤー構成をみると、最下端に第1実行画面が配置され、途中にコンタクトトレイ400が配置され、最上端に第2実行画面が配置される構造であってもよい。これは、ユーザーのテキスト入力の便宜性を提供するために考慮され得る。このため、仮に、コンタクトトレイ400を常に最上端に表示する場合、前記仮想のキーパッドのような実行画面はコンタクトトレイ400を侵入しない範囲で提供され得る。例えば、仮想のキーパッド幅の境界をコンタクトトレイ400と隣り合う境界にして表示することができる。
【0109】
図14は、本発明の実施形態に係るタッチデバイスにおいて、コンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムを用いたアプリケーション運用方法を示すフローチャートである。
【0110】
前記
図14を参照すると、制御部140は、特定のモード遂行による実行画面を表示することができる(ステップ1401)。例えば、制御部140は、待ち受けモードの運用による待ち受け画面、特定のアプリケーション運用によるアプリケーション実行画面などを表示部120を介して表示することができる。
【0111】
次に、制御部140は、実行画面の提供中にコンタクトトレイ400を呼び出す呼び出しインタラクション入力を感知することができる(ステップ1403)。例えば、ユーザーがトレイインジケーター領域250にタップインタラクションを入力すると、表示部120は、前記タップインタラクションに対する入力信号を生成して制御部140に受け渡し、制御部140は、前記入力信号を受信することにより、コンタクトトレイ400の呼び出しを認知することができる。
【0112】
次に、制御部140は、トレイインジケーター領域250に呼び出しインタラクションが入力されると、上述したように、コンタクトトレイ400を前記実行画面上のある領域に表示する(ステップ1405)。このとき、制御部140は、前記コンタクトトレイ400の提供時に通信イベントの発生有無をチェックし、それに対応して、
図13を参照した説明したように、当該トレイアイテムに対するエフェクト付与または当該トレイアイテムの位置まで自動的にスクロール後にエフェクト付与などの動作を制御することができる。
【0113】
次に、制御部140は、コンタクトトレイ400または実行画面の上においてインタラクション入力を感知することができる(ステップ1407)。例えば、既に
図5乃至
図12を参照して説明したように、コンタクトトレイ400内においてトレイアイテムのスクロール制御のためのインタラクション、実行画面から始まってコンタクトトレイ400に移動されるインタラクションまたはコンタクトトレイ400から始まって実行画面に移動されるインタラクションなどの入力を感知することができる。
【0114】
次に、制御部140は、インタラクション入力を感知すると、当該インタラクションの種類を判断することができる(ステップ1409、ステップ1411)。例えば、制御部140は、インタラクション入力が、コンタクトトレイ400のトレイアイテムと実行画面のコンテンツとが紐付けられたアプリケーション運用のためのインタラクション入力であるかを分析することができる。そして、アプリケーション運用のためのインタラクションであれば、当該インタラクションが、実行画面から始まってコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムに移動するインタラクションであるか(ステップ1409)、またはコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムから始まって実行画面の特定の領域に移動するインタラクションであるか(ステップ1411)を判断することができる。
【0115】
次に、制御部140は、インタラクション入力がアプリケーション運用のためのインタラクション入力ではなければ(ステップ1409におけるNO、ステップ1411におけるNO)、当該動作の遂行を制御することができる(ステップ1413)。例えば、制御部140は、既に
図5を参照して説明したように、インタラクション入力に対応してコンタクトトレイ400の第2アイテム領域450にあるトレイアイテムのスクロールを制御することができる。または、制御部140は、既に
図6を参照して説明したように、インタラクション入力に対応してコンタクトトレイ400内において選択されるトレイアイテムに対するポップアップウィンドウ500の出力を制御することができる。
【0116】
次に、制御部140は、インタラクション入力が、アプリケーション運用のためのインタラクションのうち実行画面から始まってコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムに移動するインタラクションであれば(ステップ1409におけるYES)、インタラクションに対応して選択された実行画面のコンテンツとインタラクションが移動されて位置するトレイアイテムのコンタクト情報との紐付けによってアプリケーション運用及びそれによる実行画面構成を制御することができる(ステップ1415)。以下、この動作の詳細については、
図15を参照して説明する。
【0117】
次に、制御部140は、インタラクション入力が、アプリケーション運用のためのインタラクションのうちコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムから始まって実行画面の特定の領域に移動するインタラクションであれば(ステップ1411におけるYES)、インタラクションに対応して選択されたトレイアイテムのコンタクト情報に基づいてアプリケーション運用及びそれによる実行画面構成を制御することができる(ステップ1417)。 以下、この動作の詳細については、
図16を参照して説明する。
【0118】
図15は、前記
図14に示すトレイアイテムのコンタクト情報基盤のアプリケーション運用方法を示すフローチャートである。特に、
図15は、
図14に示すステップ1415の詳細動作を示すものである。
【0119】
前記
図15を参照すると、制御部140は、上述したように、実行画面から始まってコンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムに移動するインタラクションが入力されると(ステップ1501)、アプリケーション実行方式をチェックすることができる(ステップ1503)。例えば、制御部140は、ステップ1501のようなインタラクション入力に対応して実行されるアプリケーションが設定されているか否かを判断することができる(ステップ1505)。
【0120】
次に、制御部140は、設定されたアプリケーションがあれば(ステップ1505におけるYES)、設定されたアプリケーションを実行する(ステップ1507)。そして、制御部140は、前記アプリケーションの実行に際して、上述したように、トレイアイテムに対応するコンタクト情報とコンテンツ(または、コンテンツに対応する情報)を取り出し、これらの組み合わせを決定することができる(ステップ1509)。
【0121】
次に、制御部140は、決定された組み合わせにより実行アプリケーションによる実行画面を構成して表示することができる(ステップ1511)。例えば、制御部140は、既に
図8乃至
図10を参照して説明したように、トレイアイテムのコンタクト情報に基づいてあて先を自動的に設定し、コンテンツ(または、コンテンツに対応する情報)に基づいて内容構成を自動的に設定して表示することができる。
【0122】
次に、制御部140は、実行アプリケーションの実行画面を構成した後、要請動作の遂行を制御することができる(ステップ1513)。例えば、制御部140は、トレイアイテムのコンタクト情報基盤のあて先とし、前記コンテンツ(または、コンテンツに対応する情報)を内容として含めて前記アプリケーションによる機能遂行を制御することができる。例えば、前記実行されるアプリケーションによりメール発信、メッセージ発信、フェースブック登録、ツイーター登録などの動作を行うことができる。
【0123】
次に、制御部140は、設定されたアプリケーションがなければ(ステップ1505におけるNO)、実行可能なアプリケーションが登録されたポップアップウィンドウ700を出力することができる(ステップ1515)。例えば、制御部140は、既に
図7を参照して説明したように、実行可能な多数のアプリケーションが登録されたポップアップウィンドウ700をポップアップ表示することができる。
【0124】
次に、制御部140は、前記ポップアップウィンドウ700において特定のアプリケーションを選択するインタラクション入力を感知することができる(ステップ1517)。すると、制御部140は、選択されたアプリケーションを実行する(ステップ1519)。そして、制御部140は、前記ステップ1509に移行して、上述した前記ステップ1509以下の動作を制御することができる。
【0125】
図16は、前記
図14に示すトレイアイテムのコンタクト情報基盤のアプリケーション運用方法を示すフローチャートである。特に、
図16は、
図14に示すステップ1417の詳細動作を示すものである。
【0126】
前記
図16を参照すると、制御部140は、上述したように、コンタクトトレイ400の特定のトレイアイテムから始まって実行画面の特定の領域に移動するインタラクションが入力されると(ステップ1601)、前記インタラクションが位置する領域がコンタクト情報基盤の入力が可能な領域であるか否かを判断する(ステップ1603)。
【0127】
次に、制御部140は、前記インタラクションが位置する領域がコンタクト情報基盤の入力が不可能な領域である場合(ステップ1603におけるNO)に、前記トレイアイテムに対応するフローティングアイテムを、既に
図12を参照して説明したように、コンタクト情報入力不可を指示するフローティングアイテムとして表示する(ステップ1605)。そして、制御部140は、当該動作の遂行を制御することができる(ステップ1607)。例えば、制御部140は、既に
図12を参照して説明したように、インタラクションがコンタクト情報基盤の入力が可能な領域への移動に対応して、前記フローティングアイテムをコンタクト情報の入力可能を指示するフローティングアイテムに切り替えて表示することができる。なお、制御部140は、ステップ1609に移行してステップ1609以下の動作を制御することができる。
【0128】
次に、制御部140は、前記インタラクションが位置する領域がコンタクト情報基盤の入力が可能な領域である場合に(ステップ1603におけるYES)、前記トレイアイテムに対応するコンタクト情報を取り出すことができる(ステップ1609)。そして、制御部140は、前記インタラクションが入力された領域のタイプを分析することができる(ステップ1611)。例えば、制御部140は、既に
図11を参照して説明したように、前記インタラクションにより前記トレイアイテムが移動された領域のタイプを分析することができる。本発明の実施形態において、前記ステップ1609及び前記ステップ1611の前後関係は、必ずしも上記の過程によって行われる限りではなく、ステップ1611が先行され、ステップ1609が後行されてもよいことはいうまでもない。
【0129】
次に、制御部140は、前記取り出されたコンタクト情報が表示部に表示された前記領域のタイプに対応して、前記取り出されたコンタクト情報を入力して表示することができる(ステップ1613)。例えば、制御部140は、既に
図11を参照して説明したように、前記トレイアイテムに対応するコンタクト情報に基づいて実行画面の当該領域を構成して表示することができる。
【0130】
次に、制御部140は、他のトレイアイテムの移動がさらにあるか否かを判断することができる(ステップ1615)。そして、制御部140は、他のトレイアイテムのさらなる移動がある場合(ステップ1615におけるYES)に、上述したステップ1603に移行して、ステップ1603以下の動作を制御することができる。
【0131】
次に、制御部140は、実行アプリケーションの実行画面を構成した後、要請動作遂行を制御することができる(ステップ1617)。例えば、制御部140は、トレイアイテムのコンタクト情報に基づいて構成された実行画面に基づいて、前記アプリケーションによる機能の遂行を制御することができる。例えば、前記実行されるアプリケーションによりメール発信、メッセージ発信、フェースブック登録、ツイーター登録などの動作を行うことができる。
【0132】
一方、上述した本発明のコンタクト情報と紐付けられたトレイアイテムを用いたタッチデバイスの機能の遂行方法は様々なコンピュータ手段により行われ得るプログラム命令の形で実現されてコンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録され得る。このとき、前記コンピュータにて読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独にてまたは組み合わせて含むことができる。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。
【0133】
前記コンピュータにて読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープなどの磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)などの光記録媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(Floptical Disk)などの磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどのプログラム命令を格納して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。なお、プログラム命令には、コンパイラーによって作成される機械語コードだけではなく、インタープリータなどを用いてコンピュータにより実行され得る高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成可能であり、その逆も同様である。
【0134】
そして、本発明が属する技術分野における当業者は、上述した本発明がその技術的思想や必須的特徴を変更することなく他の具体的な形態にて実施できるということが理解できるであろう。よって、上述した実施形態はあらゆる面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解さるべきである。そして、本発明の範囲は前記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって開示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるもの解釈さるべきである。
【0135】
一方、本明細書と図面に示された本発明の実施形態は本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解に一助となるために特定の例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定するためのものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは本発明が属する技術分野において通常の知識を持った者にとって自明である。