(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記仮移動局識別子を確認した後、前記移動局は、前記仮移動局識別子を利用して前記基地局との能力交渉(SBC)手順及び認証/暗号キー交換(PKM)手順を行う過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記登録応答メッセージを前記移動局に送信した後、基準時間の間に前記移動局から前記登録応答メッセージに対する応答信号が受信されない場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージを前記移動局に再度送信する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記移動局は、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局に送信した後、前記仮移動局識別子を削除する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局に送信した後、移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、仮移動局識別子を削除する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記移動局と前記基地局とは、前記移動局が前記レンジング応答メッセージから仮移動局識別子を確認した場合、前記仮移動局識別子を利用して能力交渉(SBC)手順及び認証/暗号キー交換(PKM)手順を行うことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記基地局は、登録応答メッセージを前記移動局に送信した後、基準時間の間に前記移動局から前記登録応答メッセージに対する応答信号が受信されない場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージを前記移動局に再度送信することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記基地局から提供された登録応答メッセージに応答要請情報が設定された場合、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記基地局の登録応答メッセージを受信した場合、前記登録応答メッセージに対する応答信号として仮移動局識別子と移動局識別子のうちの何れか一つを含むMSG ACKメッセージを前記基地局に送信することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記基地局の登録応答メッセージを受信した場合、前記登録応答メッセージに対する応答信号として移動局識別子を含む帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記基地局の登録応答メッセージを受信した場合、前記登録応答メッセージに対する応答信号として移動局識別子を含むREG−ACKメッセージを前記基地局に送信し、
前記REG−ACKメッセージは、メッセージタイプ情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局に送信した後、仮移動局識別子を削除することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
前記移動局は、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局に送信した後、移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、仮移動局識別子を削除することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連した公知の機能又は構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする恐れがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語であり、これは、ユーザ、操作者の意図又は慣例などによって変わりうる。したがって、その定義は、本明細書全般にわたる内容に基づいて行わなければならない。
【0016】
以下、本発明は、無線通信システムにおける移動局の識別情報を変換するための技術について説明する。
【0017】
以下の説明では、無線通信システムにおいてIEEE 802.16m標準を使用すると仮定する。これにより、以下では仮移動局識別子は、TSTIDと称し、移動局識別子は、STIDと称する。しかしながら、他の通信標準を使用する無線通信システムにおいても、同じ方式で移動局の識別情報を変換できる。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムにおける登録応答メッセージに対する応答信号を送信するための手順を示している。
【0019】
前記
図1に示すように、移動局110が基地局100に初期網進入を行う場合、前記基地局100と前記移動局110とは、初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う(ステップ131)。このとき、前記基地局100は、前記移動局110のレンジング要請に対する応答として送信するレンジング応答メッセージ(RNG−RSP)を利用して、前記移動局110に仮移動局識別子を割り当てる。これにより、前記基地局100と移動局110とは、前記仮移動局識別子を利用して能力交渉過程及び認証/暗号キー交換過程を行う。
【0020】
前記移動局110は、前記基地局100との認証/暗号キー交換過程を行った後、前記基地局100に登録要請メッセージREG−REQを送信する(ステップ133)。このとき、前記移動局110は、仮移動局識別子を利用して登録要請メッセージを送信する。
【0021】
前記基地局100は、前記登録要請メッセージに対する応答として前記移動局100に割り当てた移動局識別子を含む登録応答メッセージを前記移動局110に送信する(ステップ135)。このとき、前記基地局100は、前記移動局110の仮移動局識別子を削除しない。すなわち、前記基地局100は、前記移動局識別子と共に前記仮移動局識別子を維持する。
【0022】
前記基地局100は、前記登録応答メッセージを送信する場合、登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマー120を駆動する。
【0023】
前記タイマー120の駆動時間が満了するまで前記登録応答メッセージに対する応答信号が受信されない場合、前記基地局100は、前記登録応答メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記基地局100は、登録応答メッセージを前記移動局110に再度送信する(ステップ137)。このとき、前記基地局100は、前記タイマー120を再度駆動する。
【0024】
前記移動局110は、前記登録応答メッセージを受信した場合、前記登録応答メッセージから移動局識別子を確認する。
【0025】
また、前記移動局110は、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局100に送信する(ステップ139)。このとき、前記移動局110は、前記移動局識別子又は前記仮移動局識別子を利用して、前記応答信号を送信する。また、前記移動局110は、前記仮移動局識別子を削除できる。
【0026】
前記基地局100は、前記タイマー120の駆動時間が満了する前に前記移動局110から前記登録応答メッセージに対する応答信号を受信する場合、前記移動局110が識別情報を仮移動局識別子から移動局識別子に変換したと認識する。前記基地局100は、前記移動局110の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局110と通信を行う。これにより、前記基地局100は、不必要な前記移動局110の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
【0027】
上述したように、前記基地局100は、前記移動局110から登録応答メッセージに対する応答信号を受信して、前記移動局110の識別情報の変換が確認されるまで前記移動局110の仮移動局識別子と移動局識別子とも維持する。このとき、前記移動局110は、MSG ACKメッセージ、帯域幅要請ヘッダ、REG−ACKメッセージのうちの何れか一つを前記応答信号として利用できる。
【0028】
上述した実施の形態における基地局は、移動局から応答信号を受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除する。
【0029】
他の実施の形態における基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除することもできる。すなわち、移動局は、前記応答信号を送信するための資源を割り当てられるために、移動局識別子が含まれた帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信できる。この場合、前記基地局は、前記帯域幅要請ヘッダを介して前記移動局の識別情報が移動局識別子に変換されたと認識できる。これにより、前記基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除できる。
【0030】
前記移動局110がMSG ACKメッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局100は、下記の
図2に示すように動作する。
【0031】
図2は、本発明の実施の形態に係る基地局で登録応答メッセージを送信するための手順を示している。
【0032】
前記
図2に示すように、前記基地局は、移動局との初期網進入手順を行う。例えば、前記基地局は、前記移動局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記基地局は、レンジング応答メッセージを利用して前記移動局に仮移動局識別子TSTIDを割り当てる。
【0033】
その後、前記基地局は、ステップ201に進んで移動局から登録要請メッセージが受信されているかどうかを確認する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記移動局に割り当てた仮移動局識別子を含む。
【0034】
登録要請メッセージを受信した場合、前記基地局は、ステップ203に進んで前記移動局に割り当てる移動局識別子STIDを決定する。
【0035】
その後、前記基地局は、ステップ205に進んで前記移動局識別子とMSG−ACKメッセージ要請情報とを含む登録応答メッセージを生成する。例えば、前記登録応答メッセージにMSG−ACKメッセージ要請情報を含める場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージが送信されるMPDUのMCEHのポーリングビットを1に設定する。
【0036】
前記登録応答メッセージを生成した後、前記基地局は、ステップ207に進んで前記移動局に前記登録応答メッセージを送信する。
【0037】
前記登録応答メッセージを送信する場合、前記基地局は、ステップ209に進んで登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0038】
その後、前記基地局は、ステップ211に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを確認する。
【0039】
前記タイマーの駆動時間が満了した場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記基地局は、ステップ217に進んで前記登録応答メッセージを前記移動局に再度送信する。
【0040】
その後、前記基地局は、前記ステップ209に進んで前記登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0041】
一方、前記タイマーの駆動時間が満了しない場合、前記基地局は、ステップ213に進んで前記移動局からMSG ACKメッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0042】
前記MSG ACKメッセージが受信されない場合、前記基地局は、前記ステップ211に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを再度確認する。
【0043】
一方、前記MSG ACKメッセージが受信された場合、前記基地局は、前記移動局が識別情報を仮移動局識別子TSTIDから移動局識別子STIDに変換したと認識する。前記基地局は、前記移動局の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局と通信を行う。これにより、前記基地局は、ステップ215に進んで前記移動局の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
以上により、前記基地局は、本アルゴリズムを終了する。
【0044】
上述した実施の形態における基地局は、移動局からMSG ACKメッセージを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除する。
【0045】
他の実施の形態における基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除することもできる。すなわち、移動局は、MSG ACKメッセージを送信するための資源を割り当てられるために、移動局識別子が含まれた帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信できる。この場合、前記基地局は、前記帯域幅要請ヘッダを介して前記移動局の識別情報が移動局識別子に変換されたと認識することもできる。これにより、前記基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除できる。
【0046】
MSG ACKメッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記移動局110は、下記の
図3に示すように動作する。
【0047】
図3は、本発明の実施の形態に係る移動局でMSG ACKメッセージを利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0048】
前記
図3に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0049】
その後、前記移動局は、ステップ301にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0050】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ303に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0051】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0052】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ305に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0053】
また、登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ307に進んで前記登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含んでいるかどうかを確認する。例えば、前記移動局は、前記登録応答メッセージが含まれたMPDUのMCEHのポーリングビットが1に設定されているかどうかを確認する。
【0054】
前記登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0055】
一方、前記登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含む場合、前記移動局は、ステップ309に進んでMSG ACKメッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記移動局は、仮移動局識別子又は移動局識別子を含むMSG ACKメッセージ要請信号を送信する。
【0056】
前記MSG ACKメッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ311に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記移動局は、前記基地局から移動局識別子が割り当てられた場合、前記仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して、前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0057】
上述した実施の形態における前記移動局は、登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、本アルゴリズムを終了する。
【0058】
他の例として、前記移動局は、登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、前記ステップ311に進んで仮移動局識別子を削除することもできる。
【0059】
前記移動局110が帯域幅要請ヘッダを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局100は、下記の
図4に示すように動作する。
【0060】
図4は、本発明の他の実施の形態に係る基地局で登録応答メッセージを送信するための手順を示している。
【0061】
前記
図4に示すように、前記基地局は、移動局との初期網進入手順を行う。例えば、前記基地局は、前記移動局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記基地局は、レンジング応答メッセージを利用して前記移動局に仮移動局識別子TSTIDを割り当てる。
【0062】
その後、前記基地局は、ステップ401に進んで移動局から登録要請メッセージが受信されているかどうかを確認する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記移動局に割り当てた仮移動局識別子を含む。
【0063】
登録要請メッセージが受信される場合、前記基地局は、ステップ403に進んで前記移動局に割り当てる移動局識別子STIDを決定する。
【0064】
その後、前記基地局は、ステップ405に進んで前記移動局識別子を含む登録応答メッセージを生成する。
【0065】
前記登録応答メッセージを生成した後、前記基地局は、ステップ407に進んで前記移動局に前記登録応答メッセージを送信する。
【0066】
前記登録応答メッセージを送信する場合、前記基地局は、ステップ409に進んで登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0067】
その後、前記基地局は、ステップ411に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを確認する。
【0068】
前記タイマーの駆動時間が満了した場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記基地局は、ステップ417に進んで前記登録応答メッセージを前記移動局に再度送信する。
【0069】
その後、前記基地局は、前記ステップ409に進んで前記登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0070】
一方、前記タイマーの駆動時間が満了しない場合、前記基地局は、ステップ413に進んで前記移動局から帯域幅要請ヘッダが受信されているかどうかを確認する。
【0071】
前記帯域幅要請ヘッダが受信されない場合、前記基地局は、前記ステップ411に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを再度確認する。
【0072】
一方、前記帯域幅要請ヘッダが受信された場合、前記基地局は、前記移動局が識別情報を仮移動局識別子TSTIDから移動局識別子STIDに変換したと認識する。前記基地局は、前記移動局の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局と通信を行う。これにより、前記基地局は、ステップ415に進んで前記移動局の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
以上により、前記基地局は、本アルゴリズムを終了する。
【0073】
帯域幅要請ヘッダを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記移動局110は、下記の
図5に示すように動作する。
【0074】
図5は、本発明の実施の形態に係る移動局で帯域幅要請ヘッダを利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0075】
前記
図5に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0076】
その後、前記移動局は、ステップ501にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0077】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ503に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0078】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0079】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ505に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0080】
その後、前記移動局は、ステップ507に進んで前記移動局識別子を含む帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。例えば、前記移動局が送信するデータが存在する場合、前記移動局は、必要な資源を割り当てられるために帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。他の例として、前記移動局が送信するデータが存在しない場合、前記移動局は、要請帯域幅が0に設定された帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。
【0081】
前記帯域幅要請ヘッダを送信した後、前記移動局は、ステップ509に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記基地局から移動局識別子が割り当てられる場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0082】
上述した実施の形態における移動局は、送信するデータが存在しない場合、帯域幅要請ヘッダの要請帯域幅を0に設定する。
【0083】
他の実施の形態における移動局は、送信するデータが存在しない場合、帯域幅要請ヘッダの要請帯域幅を一定の小さな値(例:1バイト)に設定できる。この場合、前記移動局は、前記要請した資源を前記基地局から割り当てられた後、前記仮移動局識別子を削除する。
【0084】
前記移動局110が応答メッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局100は、下記の
図6に示すように動作する。
【0085】
図6は、本発明のさらに他の実施の形態に係る基地局で登録応答メッセージを送信するための手順を示している。
【0086】
前記
図6に示すように、前記基地局は、移動局との初期網進入手順を行う。例えば、前記基地局は、前記移動局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記基地局は、レンジング応答メッセージを利用して前記移動局に仮移動局識別子TSTIDを割り当てる。
【0087】
その後、前記基地局は、ステップ601に進んで移動局から登録要請メッセージが受信されているかどうかを確認する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記移動局に割り当てた仮移動局識別子を含む。
【0088】
登録要請メッセージが受信される場合、前記基地局は、ステップ603に進んで前記移動局に割り当てる移動局識別子STIDを決定する。
【0089】
その後、前記基地局は、ステップ605に進んで前記移動局識別子を含む登録応答メッセージを生成する。
【0090】
前記登録応答メッセージを生成した後、前記基地局は、ステップ607に進んで前記移動局に登録応答メッセージを送信する。
【0091】
前記登録応答メッセージを送信する場合、前記基地局は、ステップ609に進んで登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0092】
その後、前記基地局は、ステップ611に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを確認する。
【0093】
前記タイマーの駆動時間が満了した場合、前記基地局は、前記登録応答メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記基地局は、ステップ617に進んで前記登録応答メッセージを前記移動局に再度送信する。
【0094】
その後、前記基地局は、前記ステップ609に進んで前記登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマーを駆動する。
【0095】
一方、前記タイマーの駆動時間が満了しない場合、前記基地局は、ステップ613に進んで前記移動局から前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0096】
前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージが受信されない場合、前記基地局は、前記ステップ611に進んで前記タイマーの駆動時間が満了したかどうかを再度確認する。
【0097】
一方、前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージが受信された場合、前記基地局は、前記移動局が識別情報を仮移動局識別子TSTIDから移動局識別子STIDに変換したと認識する。前記基地局は、前記移動局の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局と通信を行う。これにより、前記基地局は、ステップ615に進んで前記移動局の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
以上により、前記基地局は、本アルゴリズムを終了する。
【0098】
上述した実施の形態における基地局は、移動局からREG−ACKメッセージを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除する。
【0099】
他の実施の形態における基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除することもできる。すなわち、移動局は、REG−ACKメッセージを送信するための資源を割り当てられるために、移動局識別子が含まれた帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信できる。この場合、前記基地局は、前記帯域幅要請ヘッダを介して前記移動局の識別情報が移動局識別子に変換されたと認識することもできる。これにより、前記基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除できる。
【0100】
REG−ACKメッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記移動局110は、下記の
図7に示すように動作する。
【0101】
図7は、本発明の実施の形態に係る移動局でREG−ACKメッセージを利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0102】
前記
図7に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0103】
その後、前記移動局は、ステップ701にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0104】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ703に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0105】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0106】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ705に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0107】
その後、前記移動局は、ステップ707に進んで前記移動局識別子を含む前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージを前記基地局に送信する。例えば、前記REG−ACKメッセージは、下記の表1のように定義される。
【0109】
前記表1のように、前記REG−ACKメッセージは、メッセージタイプのみを含むように構成される。
【0110】
前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ709に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記基地局から移動局識別子が割り当てられる場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0111】
図8は、本発明の他の実施の形態に係る無線通信システムにおける登録応答メッセージに対する応答信号を送信するための手順を示している。
【0112】
前記
図8に示すように、移動局810が基地局800に初期網進入を行う場合、前記基地局800と前記移動局810は、初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う(ステップ831)。このとき、前記基地局800は、前記移動局810のレンジング要請に対する応答として送信するレンジング応答メッセージ(RNG−RSP)を利用して、前記移動局810に仮移動局識別子を割り当てる。これにより、前記基地局800と移動局810とは、前記仮移動局識別子を利用して能力交渉過程及び認証/暗号キー交換過程を行う。
【0113】
前記移動局810は、前記基地局800との認証/暗号キー交換過程を行った後、前記基地局800に登録要請メッセージREG−REQを送信する(ステップ833)。このとき、前記移動局810は、仮移動局識別子を利用して登録要請メッセージを送信する。
【0114】
前記基地局800は、前記登録要請メッセージに対する応答として前記移動局800に割り当てた移動局識別子を含む登録応答メッセージを前記移動局810に送信する(ステップ835)。このとき、前記基地局800は、前記移動局810の仮移動局識別子を削除しない。すなわち、前記基地局800は、前記移動局識別子と共に前記仮移動局識別子を維持する。
【0115】
前記基地局800は、前記登録応答メッセージを送信する場合、登録応答メッセージの再送信時点を確認するためのタイマー820を駆動する。
【0116】
前記タイマー820の駆動時間が満了するまで前記登録応答メッセージに対する応答信号が受信されない場合、前記基地局800は、前記登録応答メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記基地局800は、登録応答メッセージを前記移動局810に再度送信する(ステップ837)。このとき、前記基地局800は、前記タイマー820を再度駆動する。
【0117】
前記移動局810は、前記登録応答メッセージを受信した場合、前記登録応答メッセージから移動局識別子を確認する。
【0118】
また、前記移動局810は、前記登録応答メッセージに対する応答信号を前記基地局800に送信する(ステップ839)。このとき、前記移動局110は、前記移動局識別子又は前記仮移動局識別子を利用して前記応答信号を送信する。
【0119】
前記基地局800は、前記タイマー820の駆動時間が満了する前に前記移動局810から前記登録応答メッセージに対する応答信号を受信する場合、前記移動局810が識別情報を仮移動局識別子から移動局識別子に変換したと認識する。前記基地局800は、前記移動局810の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局810と通信を行う。これにより、前記基地局800は、不必要な前記移動局810の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
【0120】
その後、前記基地局800は、前記移動局810の移動局識別子を含む資源割り当て情報(MAP)を前記移動局810に送信する(ステップ841)。
【0121】
前記移動局810は、移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信されると、前記基地局800が自身の識別情報を移動局識別子に変換したと認識する。これにより、前記移動局810は、仮移動局識別子を削除する(ステップ860)。
【0122】
上述したように、前記基地局800は、前記移動局810から登録応答メッセージに対する応答信号を受信して前記移動局810の識別情報の変換が確認されるまで、前記移動局810の仮移動局識別子と移動局識別子とも維持する。このとき、前記移動局810は、MSG ACKメッセージ、帯域幅要請ヘッダ、応答メッセージのうちの何れか一つを前記応答信号として利用できる。
【0123】
上述した実施の形態における基地局は、移動局から応答信号を受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除する。
【0124】
他の実施の形態における基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除することもできる。すなわち、移動局は、前記応答信号を送信するための資源を割り当てられるために、移動局識別子が含まれた帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信できる。この場合、前記基地局は、前記帯域幅要請ヘッダを介して前記移動局の識別情報が移動局識別子に変換されたと認識することもできる。これにより、前記基地局は、移動局から帯域幅要請ヘッダを受信する場合、前記移動局の仮移動局識別子を削除できる。
【0125】
前記移動局810がMSG ACKメッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局800は、前記
図2に示すように動作する。一方、前記移動局810は、下記の
図9に示すように動作する。
【0126】
図9は、本発明の他の実施の形態に係る移動局でMSG ACKメッセージを利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0127】
前記
図9に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0128】
その後、前記移動局は、ステップ901にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0129】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ903に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0130】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0131】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ905に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0132】
また、登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ907に進んで前記登録応答メッセージがMSG ACK要請情報を含んでいるかどうかを確認する。例えば、前記移動局は、前記登録応答メッセージが含まれたMPDUのMCEHのポーリングビットを1に設定されているかどうかを確認する。
【0133】
前記登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0134】
一方、前記登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含む場合、前記移動局は、ステップ909に進んでMSG ACKメッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記移動局は、仮移動局識別子又は移動局識別子を含むMSG ACKメッセージを送信する。
【0135】
その後、前記移動局は、ステップ911に進んで前記基地局から前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信されているかどうかを確認する。
【0136】
前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、ステップ913に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、前記基地局が自身の識別情報を移動局識別子に変換したと認識する。この場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0137】
上述した実施の形態における前記移動局は、登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、本アルゴリズムを終了する。
【0138】
他の例として、前記移動局は、登録応答メッセージがMSG ACKメッセージ要請情報を含まない場合、前記ステップ913に進んで仮移動局識別子を削除することもできる。
【0139】
前記移動局810が帯域幅要請ヘッダを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局800は、前記
図4に示すように動作する。一方、前記移動局810は、下記の
図10に示すように動作する。
【0140】
図10は、本発明の他の実施の形態に係る移動局で帯域幅要請ヘッダを利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0141】
前記
図10に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0142】
その後、前記移動局は、ステップ1001にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0143】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ1003に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0144】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0145】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ1005に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0146】
その後、前記移動局は、ステップ1007に進んで前記移動局識別子を含む帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。例えば、前記移動局が送信するデータが存在する場合、前記移動局は、必要な資源を割り当てられるために帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。他の例として、前記移動局が送信するデータが存在しない場合、前記移動局は、要請帯域幅が0に設定された帯域幅要請ヘッダを前記基地局に送信する。
【0147】
その後、前記移動局は、ステップ1009に進んで前記基地局から前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信されているかどうかを確認する。
【0148】
前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、ステップ1011に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、前記基地局が自身の識別情報を移動局識別子に変換したと認識する。この場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して、前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0149】
上述した実施の形態における移動局は、送信するデータが存在しない場合、帯域幅要請ヘッダの要請帯域幅を0に設定する。
【0150】
他の実施の形態における移動局は、送信するデータが存在しない場合、帯域幅要請ヘッダの要請帯域幅を一定の小さな値(例:1バイト)に設定できる。この場合、前記移動局は、前記要請した資源を前記基地局から割り当てられた後、前記仮移動局識別子を削除する。
【0151】
前記移動局810が応答メッセージを登録応答メッセージに対する応答信号として使用する場合、前記基地局800は、前記
図6に示すように動作する。一方、前記移動局810は、下記の
図11に示すように動作する。
【0152】
図11は、本発明の他の実施の形態に係る移動局でREG−ACKメッセージ信号を利用して移動局識別子変換情報を送信するための手順を示している。
【0153】
前記
図11に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0154】
その後、前記移動局は、ステップ1101にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0155】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ1103に進んで前記基地局から登録応答メッセージが受信されているかどうかを確認する。
【0156】
図示していないが、基準時間内に登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記登録要請メッセージの送信が失敗したと認識する。これにより、前記移動局は、登録要請メッセージを前記基地局に再度送信する。
【0157】
登録応答メッセージが受信された場合、前記移動局は、ステップ1105に進んで前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0158】
その後、前記移動局は、ステップ1107に進んで前記移動局識別子を利用して前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージを前記基地局に送信する。例えば、前記REG−ACKメッセージは、前記表1のようにメッセージタイプのみを含むように構成される。
【0159】
前記登録応答メッセージに対するREG−ACKメッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ1109に進んで前記基地局から前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信されているかどうかを確認する。
【0160】
前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、ステップ1111に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記移動局識別子を含む資源割り当て情報が受信される場合、前記移動局は、前記基地局が自身の識別情報を移動局識別子に変換したと認識する。この場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0161】
上述した
図8、
図9、
図10及び
図11において移動局は、基地局から割り当てられた移動局識別子を含む資源割り当て情報を受信すると、仮移動局識別子を削除する。
【0162】
他の実施の形態における移動局は、基地局へ登録応答メッセージに対する応答信号を送信した後、タイマーを駆動させることができる。このとき、前記タイマーの駆動時間が満了するまで仮移動局識別子を含む登録応答メッセージが受信されない場合、前記移動局は、前記仮移動局識別子を削除することもできる。
【0163】
上述した実施の形態における移動局は、登録応答メッセージに応答信号要請情報が設定された場合に、基地局に前記登録応答メッセージに対する応答信号を送信する。
【0164】
他の実施の形態における移動局は、登録応答メッセージを受信する場合、設定情報に関わらず基地局に前記登録応答メッセージに対する応答信号を送信することもできる。
【0165】
以下では、HARQを利用して移動局識別子を割り当てるための方法について説明する。
【0166】
図12は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムで登録応答メッセージに対するHARQを行うための手順を示している。
【0167】
前記
図12に示すように、移動局1210が基地局1200に初期網進入を行う場合、前記基地局1200と前記移動局1210とは、初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う(ステップ1221)。このとき、前記基地局1200は、前記移動局1210のレンジング要請に対する応答として送信するレンジング応答メッセージ(RNG−RSP)を利用して、前記移動局1210に仮移動局識別子を割り当てる。これにより、前記基地局1200と移動局1210とは、前記仮移動局識別子を利用して能力交渉過程及び認証/暗号キー交換過程を行う。
【0168】
前記移動局1210は、前記基地局1200との認証/暗号キー交換過程を行った後、前記基地局1200に登録要請メッセージREG−REQを送信する(ステップ1223)。このとき、前記移動局1210は、仮移動局識別子を利用して登録要請メッセージを送信する。
【0169】
前記基地局1200は、前記登録要請メッセージに対する応答として前記移動局1200に割り当てた移動局識別子を含む登録応答メッセージを前記移動局1210に送信する(ステップ1225)。このとき、前記基地局1200は、HARQパケットを利用して前記登録応答メッセージを前記移動局1210に送信する。また、前記基地局1200は、前記移動局1210の仮移動局識別子を削除せずに、前記移動局識別子と共に維持する。
【0170】
前記移動局1210は、前記基地局1200から提供されたHARQパケットに対するエラーが発生した場合、前記HARQパケットに対するNACK信号を前記基地局1200に送信する。
【0171】
前記基地局1200は、前記移動局1210からNACK信号を受信した場合、前記登録応答メッセージを含むRQパケットを前記移動局1210に再度送信する。
【0172】
前記移動局1210は、HARQパケットを受信成功した場合、前記HARQパケットに対するACK信号を前記基地局1200に送信する。この場合、前記移動局110は、前記仮移動局識別子を削除する。
【0173】
前記基地局1200は、前記移動局1210からACK信号を受信した場合、前記ACK信号に対応する登録応答メッセージの送信が成功したと認識する。この場合、前記基地局1200は、前記移動局1210が識別情報を仮移動局識別子から移動局識別子に変換したと認識する。前記基地局1200は、前記移動局1210の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局1210と通信を行う。これにより、前記基地局1200は、不必要な前記移動局1210の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
【0174】
HARQを利用して登録応答メッセージを送信する場合、前記基地局1200は、下記の
図13に示すように動作する。
【0175】
図13は、本発明の実施の形態に係る基地局で登録応答メッセージに対するHARQを行うための手順を示している。
【0176】
前記
図13に示すように、前記基地局は、移動局との初期網進入手順を行う。例えば、前記基地局は、前記移動局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記基地局は、レンジング応答メッセージを利用して前記移動局に仮移動局識別子TSTIDを割り当てる。
【0177】
その後、前記基地局は、ステップ1301に進んで移動局から登録要請メッセージが受信されているかどうかを確認する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記移動局に割り当てた仮移動局識別子を含む。
【0178】
登録要請メッセージが受信される場合、前記基地局は、ステップ1303に進んで前記移動局に割り当てる移動局識別子STIDを決定する。
【0179】
その後、前記基地局は、ステップ1305に進んで前記移動局識別子を含む登録応答メッセージを生成する。
【0180】
前記登録応答メッセージを生成した後、前記基地局は、ステップ1307に進んで前記登録応答メッセージを含むHARQパケットを生成して前記移動局に送信する。このとき、前記基地局は、前記HARQパケットと登録応答メッセージとのマッピング関係を別に管理する。
【0181】
その後、前記基地局は、ステップ1309に進んで前記HARQパケットに対するACK/NACK信号が受信されているかどうかを確認する。
【0182】
前記HARQパケットに対するNACK信号が受信される場合、前記基地局は、ステップ1315に進んで前記登録応答メッセージを含むHARQパケットを前記移動局に再度送信する。
【0183】
その後、前記基地局は、前記ステップ1309に進んで前記HARQパケットに対するACK/NACK信号が受信されているかどうかを確認する。
【0184】
一方、前記HARQパケットに対するACK信号が受信される場合、前記基地局は、ステップ1311に進んで前記ACK信号に対応する登録応答メッセージを確認する。
【0185】
前記ACK信号に対応する登録応答メッセージを確認した場合、前記基地局は、前記移動局が識別情報を仮移動局識別子TSTIDから前記登録応答メッセージに含まれた移動局識別子STIDに変換したと認識する。前記基地局は、前記移動局の識別情報の変換が確認されると、前記移動局識別子を利用して前記移動局と通信を行う。これにより、前記基地局は、ステップ1313に進んで前記移動局の仮移動局識別子TSTIDを削除する。
以上により、前記基地局は、本アルゴリズムを終了する。
【0186】
前記基地局1200がHARQを利用して登録応答メッセージを送信する場合、前記移動局1210は、下記の
図14に示すように動作する。
【0187】
図14は、本発明の実施の形態に係る移動局で登録応答メッセージに対するHARQを行うための手順を示している。
【0188】
前記
図14に示すように、前記移動局は、基地局との初期網進入手順を行う。例えば、前記移動局は、前記基地局との初期網進入のためにレンジング(RNG)過程、能力交渉(SBC)過程及び認証/暗号キー交換(PKM)過程を行う。このとき、前記移動局は、レンジング応答メッセージを介して前記基地局から仮移動局識別子TSTIDが割り当てられる。
【0189】
その後、前記移動局は、ステップ1401にて登録要請メッセージを前記基地局に送信する。このとき、前記登録要請メッセージは、前記仮移動局識別子TSTIDを含む。
【0190】
前記登録要請メッセージを送信した後、前記移動局は、ステップ1403に進んで前記基地局からHARQパケットが受信されているかどうかを確認する。
【0191】
その後、前記移動局は、ステップ1405に進んで前記HARQパケットにエラーが発生したかどうかを確認する。
【0192】
前記HARQパケットにエラーが発生した場合、前記移動局は、ステップ1413に進んで前記HARQパケットに対するNACK信号を前記基地局に送信する。
【0193】
一方、前記HARQパケットにエラーが発生しない場合、前記移動局は、ステップ1407に進んで前記HARQパケットに対するACK信号を前記基地局に送信する。
【0194】
その後、前記移動局は、ステップ1409に進んで前記HARQパケットに含まれた登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子STIDを確認する。
【0195】
前記移動局識別子を確認した後、前記移動局は、ステップ1411に進んで仮移動局識別子を削除する。すなわち、前記基地局から移動局識別子が割り当てられる場合、前記移動局は、仮移動局識別子の代りに前記移動局識別子を利用して前記基地局と通信を行う。これにより、前記移動局は、不必要な仮移動局識別子を削除する。
以上により、前記移動局は、本アルゴリズムを終了する。
【0196】
以下では、仮移動局識別子と移動局識別子とを割り当てるための基地局の構成について説明する。
【0197】
図15は、本発明に係る基地局の構成を示している。
【0198】
前記
図15に示すように基地局は、送受切換器1500、受信部1510、メッセージ処理部1520、制御部1530、タイマー1540、格納部1550、メッセージ生成部1560及び送信部1570を備えて構成される。
【0199】
前記送受切換器1500は、デュプレクス方式によって前記送信部1570から提供された送信信号をアンテナを介して送信し、アンテナからの受信信号を受信部1510に提供する。
【0200】
前記受信部1510は、前記送受切換器1500から提供された高周波信号をベースバンド信号に変換して復調する。前記受信部1510を、RF処理ブロック、復調ブロック、チャネル復号ブロックなどを備えて構成することができる。例えば、前記RF処理ブロックは、前記送受切換器1500から提供された高周波信号をベースバンド信号に変換して出力する。前記復調ブロックは、前記RF処理ブロックから提供された信号から各副搬送波に載せられたデータを抽出するためのFFT演算器などから構成される。前記チャネル復号ブロックは、復調器、デインターリーバ及びチャネルデコーダなどから構成される。
【0201】
前記メッセージ処理部1520は、前記受信部1510から提供された信号から制御情報を抽出して前記制御部1530に提供する。例えば、前記メッセージ処理部1520は、前記受信部1510から提供された信号からレンジング要請メッセージ、能力交渉のための信号、認証/暗号キー交換のための信号及び登録要請メッセージを抽出して、記制御部1530に提供する。
【0202】
前記制御部1530は、前記基地局の全般的な動作及び移動局との初期接続手順を制御する。例えば、前記メッセージ処理部1520から移動局のレンジング要請メッセージ(RNG−REQ)が受信される場合、前記制御部1530は、レンジング応答メッセージ(RNG−RSP)を利用して、前記移動局に仮移動局識別子を割り当てる。これにより、前記制御部は、前記仮移動局識別子を利用して前記移動局と能力交渉過程及び認証/暗号キー交換過程を行うように制御する。その後、前記メッセージ処理部150から前記移動局の登録要請メッセージが受信される場合、前記制御部1530は、登録応答メッセージを利用して前記移動局へ移動局識別子を割り当てる。
【0203】
前記制御部1530は、前記移動局が識別情報を仮移動局識別子から移動局識別子に変換したことが確認されるまで、前記移動局の仮移動局識別子と移動局識別子とも維持するように制御する。万一、前記移動局の識別情報の変換が確認された場合、前記制御部1530は、前記移動局の仮移動局識別子を削除するように制御する。例えば、前記制御部1530は、前記
図2、
図4、
図6に示すように移動局から提供されたMSG ACKメッセージ、帯域幅要請ヘッダ及び応答メッセージのうちの何れか一つを介して、前記移動局の識別情報の変換を確認する。他の例として、前記制御部1530は、前記
図13に示すように登録応答メッセージに対するHARQを介して前記移動局の識別情報の変換を確認することもできる。
【0204】
前記タイマー1540は、登録応答メッセージの再送信時間を確認するためのもので、登録応答メッセージの送信の際、前記制御部1530の制御によって駆動される。このとき、前記制御部1530は、前記タイマー1540の駆動時間が満了するまで移動局から登録応答メッセージに対する応答信号を提供されないと、登録応答メッセージを前記移動局に再度送信する。
【0205】
前記格納部1550は、前記基地局の動作を制御するためのプログラム及びプログラム遂行中に発生するデータを格納する。例えば、前記格納部1550は、移動局に割り当てた仮移動局識別子と移動局識別子を格納する。
【0206】
前記メッセージ生成部1560は、前記制御部1530の制御によって移動局に送信する制御メッセージを生成する。例えば、前記メッセージ生成部1560は、前記制御部1530の制御によって移動局に送信するレンジング応答メッセージ、能力交渉のための信号、認証/暗号キー交換のための信号及び登録応答メッセージを生成する。ここで、前記レンジング応答メッセージは、移動局の仮移動局識別子を含み、前記登録応答メッセージは、前記移動局の移動局識別子を含む。
【0207】
前記送信部1570は、移動局に送信するデータ及び前記メッセージ生成部1560から提供された制御メッセージを符号化及び高周波信号に変換して、前記送受切換器1500に送信する。例えば、前記送信部1570を、チャネル符号ブロック、変調ブロック、RF処理ブロックなどを備えて構成することができる。ここで、前記チャネル符号ブロックは、変調器、インタリーバ及びチャネルエンコーダなどから構成される。前記変調ブロックは、前記チャネル符号ブロックから提供された信号を各副搬送波にマッピングするためのIFFT演算器などから構成される。前記RF処理ブロックは、前記変調ブロックから提供されたベースバンド信号を高周波信号に変換して、前記送受切換器1500に出力する。
【0208】
以下では、仮移動局識別子を移動局識別子に変換するための移動局の構成について説明する。
【0209】
図16は、本発明に係る移動局の構成を示している。
【0210】
前記
図16に示すように、前記移動局は、送受切換器1600、受信部1610、メッセージ処理部1620、制御部1630、格納部1640、メッセージ生成部1650及び送信部1660を備えて構成される。
【0211】
前記送受切換器1600は、デュプレクス方式によって前記送信部1660から提供された送信信号をアンテナを介して送信し、アンテナからの受信信号を受信部1610に提供する。
【0212】
前記受信部1610は、前記送受切換器1600から提供された高周波信号をベースバンド信号に変換して復調する。前記受信部1610を、RF処理ブロック、復調ブロック、チャネル復号ブロックなどを備えて構成することができる。例えば、前記RF処理ブロックは、前記送受切換器1600から提供された高周波信号をベースバンド信号に変換して出力する。前記復調ブロックは、前記RF処理ブロックから提供された信号から各副搬送波に載せられたデータを抽出するためのFFT演算器などから構成される。前記チャネル復号ブロックは、復調器、デインターリーバ及びチャネルデコーダなどから構成される。
【0213】
前記メッセージ処理部1620は、前記受信部1610から提供された信号から制御情報を抽出して、前記制御部1630に提供する。例えば、前記メッセージ処理部1620は、前記受信部1610から提供された信号からレンジング応答メッセージ、能力交渉のための信号、認証/暗号キー交換のための信号及び登録応答メッセージを抽出して、前記制御部1630に提供する。
【0214】
前記制御部1630は、前記移動局の全般的な動作及び基地局との初期接続手順を制御する。例えば、前記制御部1630は、基地局との初期接続のために前記基地局にレンジング要請メッセージを送信するように制御する。その後、レンジング応答メッセージを介して仮移動局識別子が割り当てられた場合、前記制御部1630は、前記仮移動局識別子を利用して前記基地局との能力交渉過程及び認証/暗号キー交換過程を行うように制御する。
【0215】
前記制御部1630は、前記メッセージ処理部1620から登録応答メッセージが提供される場合、前記登録応答メッセージから前記基地局が割り当てた移動局識別子を確認する。
【0216】
前記制御部1630は、前記基地局から移動局識別子が割り当てられた場合、前記仮移動局識別子を前記移動局識別子に変換する。このとき、前記制御部1630は、前記
図3、
図5、
図7、
図9、
図10及び
図11に示すように、MSG ACKメッセージ、帯域幅要請ヘッダ及び応答メッセージのうちの何れか一つを応答信号を利用して、識別情報の変換を前記基地局に知らせるように制御する。
【0217】
万一、前記
図3、
図5及び
図7のように、識別情報の変換を前記基地局に送信した場合、前記制御部1630は、登録応答メッセージに対する応答信号を基地局に送信した後、仮移動局識別子を削除するように制御する。他の例として、前記
図9。
図10及び
図11のように、識別情報の変換を前記基地局に送信した場合、前記制御部1630は、登録応答メッセージに対する応答信号を送信した後、移動局識別子を含む資源割り当て情報(MAP)が受信されると、仮移動局識別子を削除するように制御することもできる。さらに他の例として、前記制御部1630は、登録応答メッセージに対する応答信号を送信した後、一定時間の間に仮移動局識別子を含む登録応答メッセージが受信されない場合、前記仮移動局識別子を削除するように制御することもできる。
【0218】
前記格納部1640は、前記移動局の動作を制御するためのプログラム及びプログラムの遂行中に発生するデータを格納する。例えば、前記格納部1640は、基地局から割り当てられた仮移動局識別子と移動局識別子とを格納する。
【0219】
前記メッセージ生成部1650は、前記制御部1630の制御によって基地局に送信する制御メッセージを生成する。例えば、前記メッセージ生成部1650は、前記制御部1630の制御によって初期網進入のために基地局に送信するレンジング要請メッセージを生成する。他の例として、前記メッセージ生成部1650は、前記制御部1630の制御によって仮移動局識別子を含む能力交渉のための信号、認証/暗号キー交換のための信号及び登録要請メッセージを生成する。また、さらに他の例として、前記メッセージ生成部1650は、前記制御部1630の制御によって登録応答メッセージに対する応答信号を生成する。
【0220】
前記送信部1660は、基地局に送信するデータ及び前記メッセージ生成部1650から提供された制御メッセージを符号化及び高周波信号に変換して、前記送受切換器1600に送信する。例えば、前記送信部1660は、チャネル符号ブロック、変調ブロック、RF処理ブロックなどを備えて構成されることができる。ここで、前記チャネル符号ブロックは、変調器、インタリーバ及びチャネルエンコーダなどから構成される。前記変調ブロックは、前記チャネル符号ブロックから提供された信号を各副搬送波にマッピングするためのIFFT演算器などから構成される。前記RF処理ブロックは、前記変調ブロックから提供された基底帯域信号を高周波信号に変換して、前記送受切換器1600に出力する。
【0221】
上述した実施の形態における移動局の制御部1630は、登録応答メッセージに対する応答信号を送信して基地局へ移動局の識別情報の変換を知らせる。
【0222】
他の実施の形態における前記制御部1630は、登録応答メッセージに対するHARQを行って移動局の識別情報の変換を基地局に知らせるように制御することもできる。
【0223】
上述したように、無線通信システムの移動局で識別情報を移動局識別子に変換した場合、基地局へ移動局識別子変換情報を送信し、前記基地局で移動局の識別情報の変換が確認されるまで前記移動局の識別情報を仮移動局識別子に維持することによって、前記移動局と前記基地局が認識する前記移動局の識別情報を一致させることができるという利点がある。
【0224】
また、前記無線通信システムにおいて登録過程の前には、仮移動局識別子を移動局の識別情報として使用し、登録過程以後には、移動局識別子を前記移動局の識別子として使用することによって、移動局の識別情報がさらされるという問題を解消できるという利点がある。
【0225】
一方、本発明の詳細な説明では、具体的な実施の形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることは勿論である。したがって、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲だけでなく、特許請求の範囲と均等なものによって決まらねばならない。