(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5743338
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月1日
(54)【発明の名称】互いに直交する三つの空間軸に関する回転運動を決定するためのマイクロジャイロスコープ
(51)【国際特許分類】
G01C 19/5712 20120101AFI20150611BHJP
【FI】
G01C19/56 212
【請求項の数】24
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-501228(P2012-501228)
(86)(22)【出願日】2010年3月8日
(65)【公表番号】特表2012-521548(P2012-521548A)
(43)【公表日】2012年9月13日
(86)【国際出願番号】EP2010052880
(87)【国際公開番号】WO2010108773
(87)【国際公開日】20100930
【審査請求日】2013年3月8日
(31)【優先権主張番号】102009001922.7
(32)【優先日】2009年3月26日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】510114701
【氏名又は名称】マキシム インテグレイテッド ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】Maxim Integrated GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100097180
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 均
(74)【代理人】
【識別番号】100110917
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 亨
(74)【代理人】
【識別番号】100156834
【弁理士】
【氏名又は名称】橋村 一誠
(74)【代理人】
【識別番号】100147393
【弁理士】
【氏名又は名称】堀江 一基
(74)【代理人】
【識別番号】100146639
【弁理士】
【氏名又は名称】船本 康伸
(74)【代理人】
【識別番号】100167896
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 早苗
(72)【発明者】
【氏名】ハマー ハンノ
【審査官】
梶田 真也
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−271611(JP,A)
【文献】
特開平11−183179(JP,A)
【文献】
特開平07−091958(JP,A)
【文献】
特開2000−180174(JP,A)
【文献】
特開平11−325905(JP,A)
【文献】
特開2006−153798(JP,A)
【文献】
特表2012−519270(JP,A)
【文献】
特開2002−148048(JP,A)
【文献】
特表2000−509812(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 19/00 − 19/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3つの垂直に配置された空間軸x,yおよびzの周りの回転運動を決定するためのマイクロジャイロスコープであって、
基板(1)と、
前記基板(1)に垂直なz軸の周りに配置され、バネと締め付けボルトにより前記基板(1)に固定された、z軸に対して接線方向に振動する複数のマス(2,3)と、
前記基板(1)が任意の空間軸の周りを回転するとき、前記マス(2,3)にコリオリ力により偏向が引き起こされるように、前記マス(2,3)をz軸に対する接線方向に直接振動させるための駆動要素(11)と、
生じたコリオリ力による前記マス(2,3)の偏向を記録するためのセンサー要素と、を有し、
前記マス(2,3)は、前記基板(1)に平行なx軸またはy軸に対して角度可変に配置された角度可変プレート(2)と、前記基板(1)の平面に平行なx−y平面における前記z軸に対して少なくとも部分的に放射方向に振動することができるzマス(3)からなり、
前記zマス(3)は、z軸回りではなく、z軸に対して放射方向に振動することができる振動センサー要素(12)に接続されていることを特徴とするマイクロジャイロスコープ。
【請求項2】
前記ジャイロスコープが前記z軸に対する接線方向に振動する8つのマス(2,3)を有し、
これらのマスのうち4つが、前記z軸に対して放射方向に付加的に動かされるzマス(3)として扱われることを特徴とする請求項1に記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項3】
z軸に対する接線方向にのみ振動する前記マスは、前記基板(1)の回転の記録のための前記xまたはy軸に対する角度可変プレート(2)であることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項4】
前記z軸に対する放射方向および接線方向の両方に動かされ得る前記zマス(3)は、前記z軸に対する接線運動を可能にするため、フレーム(4)に結合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項5】
コリオリ力により引き起こされる前記放射方向の振動の記録のための他のセンサー要素(12)が、前記z軸に対して放射方向および接線方向に動かされ得る前記zマス(3)に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項6】
前記フレーム(4)は前記基板(1)に、バネ、特に二つのバネと締め付けボルトにより固定されており、前記z軸に対して接線方向に動かされ得ることを特徴とする請求項4または5に記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項7】
前記フレーム(4)は、前記zマス(3)の間またはz軸に対して接線方向にのみ振動する角度可変プレート(2)の間に配置されることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項8】
前記z軸に対して放射方向および接線方向の両方に動かされ得る前記zマス(3)は、4つのバネにより前記フレーム(4)に接続されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項9】
前記フレーム(4)に配置された前記zマス(3)は、z軸に対する放射方向にのみ動かされ得ることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項10】
前記フレーム(4)は、前記基板(1)に固定されており、前記z軸に対して接線方向にのみ動かされ得ることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項11】
前記角度可変プレート(2)と前記フレーム(4)は、バネにより互いに接続されていることを特徴とする請求項4〜10のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項12】
前記フレーム(4)は、z軸に対する接線方向に固定されており、放射方向には固定されていないことを特徴とする請求項4〜11のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項13】
角度可変プレート(2)のいくつかは、x軸に対してのみ固定され、他の角度可変プレート(2)は、基板(1)のみに配置され、y軸に対してのみ傾けられることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項14】
前記z軸に対する接線方向にのみ振動する前記マス(2)および/または前記フレーム(4)は前記z軸に対する前記接線方向の駆動振動を保持するための駆動要素(11)を含むことを特徴とする請求項4〜13のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項15】
前記z軸に対する駆動振動を保持するために必要な前記駆動要素(11)は、適切なスイッチ駆動電圧を備えるくし状キャパシター電極である請求項1〜14のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項16】
前記角度可変プレート(2)の偏向の記録のためのセンサー要素は、前記角度可変プレート(2)の下に配置されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項17】
前記コリオリ力により引き起こされる前記zマス(3)の放射方向の振動を記録するためのセンサー要素は、前記zマス(3)に接続されることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項18】
前記zマス(3)に接続され、前記コリオリ力により生じた前記zマス(3)の放射方向の振動を記録するための前記センサー要素は、移動可能なキャパシター測定電極であり、一方の電極が前記基板(1)に固定されて接続されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項19】
前記測定電極は放射方向に移動可能であることを特徴とする請求項18に記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項20】
前記センサー要素(12)の前記測定電極は、前記zマス(3)よりも前記センサーの中心により近いことを特徴とする請求項18または19に記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項21】
前記マイクロジャイロスコープは、大きな円形の外形であることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項22】
前記zマス(3)と前記センサー要素(12)は接線方向には堅くなく、放射方向には堅いバネでつなげられていることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項23】
前記センサー要素(12)は、4つのバネで前記基板(1)に固定されていることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【請求項24】
前記角度可変プレート(2)は、バネにより前記基板(1)に配置されており、x−y平面における接線運動およびx−y平面外の角度可変運動を可能にし、前記角度可変プレート(2)を縦方向にねじり曲げることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のマイクロジャイロスコープ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、基板に直交するz軸の接線方向に振動する複数のマスが配置されている基板を有する三つの空間軸x,y,zに関する回転運動を決定するためのマイクロジャイロスコープに関し、前記振動マスは、バネと締め付けボルトにより固定されており、前記z軸に関するマスの接線方向の振動を維持するための駆動要素を有し、その結果、前記マスはコリオリ力と、基板が任意の空間軸の周りを回転するときに、それらにより生じる偏向に従い、生じたコリオリ力による前記マスの前記偏向を決定するためのセンサー要素を有している。
【0002】
x−y−z座標系において、マイクロジャイロスコープは、一般的に、一つの軸に関する回転運動を決定するために用いられている。三つの軸の一つずつの前記系の回転を決定するために、そのような三つのマイクロジャイロスコープが必要とされている。これは、とても高価なだけでなく、それらを制御することと、データを処理することが難しい。
【0003】
3軸のマイクロエレクトロメカニカルセンサー(MEMS)ジャイロスコープは、TW286201BBにより知られており、マスは中心の締め付けボルトに配置され、周期的な回転運動をし出す。これらのマスは、基板上に配置され、yまたはx軸に関して生じたコリオリ力によりxまたはy軸に傾けられ、基板に対して運動するこれらのマスの対応する吊り下げにより可能にする。前記z軸に関する回転があるとき、マスの一部は、前記旋回マスの上のそれらの相当する吊り下げにより、交互に変換的に偏向される。傾斜運動と変換運動は、センサーと基板の回転の割合により決定され、x、y、z軸のそれぞれの回転の測定として使用されることがある。しかしながら、対応する偏向が決定されるのだけは、大きな困難性がある。
【0004】
したがって、三つ全ての軸についての回転を決定する事ができる三次元ジャイロスコープが作られ、D.Woodと協力者は、1996に出版された記事(“A Monolithic Silicon Gyroscope Capable of Sensing about Three Axes Simultaniously”)において、中心の締め付けボルトに対して円状に配置された振動マスを有するジャイロスコープを示唆した。これらのマスは、コリオリ力により生じる傾斜および回転運動の両方の達成を可能にする。しかしながら、不便なこととしては、そのようなセンサーと動かされるマスの作動の製造が難しい。個々のセンサー部品は、お互いに影響し、x、y、z方向におけるジャイロスコープの運動の測定は不十分な精度である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、3つの垂直な空間軸x、y、zをに関する回転運動を決定するため、および個々の回転方向における偏向を決定するための高精度のマイクロジャイロスコープを提供することであり、決定される方向における運動による誤りは提供せず、特にマスの作動の間はない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は請求項1の特徴を有するマイクロジャイロスコープにより解決される。
【0007】
本発明によるマイクロジャイロスコープは、3つの垂直な空間軸x、y、zの回転を決定するための役割を果たす。接線方向に振動する複数のマスは、基板上に、前記z軸に関して垂直に配置され、前記振動マスは、バネまたは締め付けボルトによる方法で、固定される。前記駆動要素は、前記マスをz軸上で動かし、z軸上における接線方向のマスの振動を維持する。前記基板が任意の空間軸に関して回転する時、コリオリ力は前記駆動マスの偏向により生じる。センサー要素は、基板の回転運動により生じた前記コリオリ力による偏向を記録するために前記マスのエリアに配置される。
【0008】
本発明によれば、前記z軸の前記マスの周期的な振動は、前記基板に対して平行に走るx軸に関して傾けられて配置されている。z軸に沿った他の振動マスもまた、基板に対して平行に走るy軸に関して傾けられて配置されている。加えて、少なくとも他の一の振動マスは、前記基板に平行なx−y平面において、z軸に関して放射状に偏向する可能性がある。下記では、そのようなマスを“zマス”と名づける。z軸に沿ってではなく、z軸に関して放射状に偏向させることもできる振動センサー要素は、付加的に放射状に傾けられるzマスに配置される。
【0009】
特に、前記センサー要素からの前記z軸の分離により、放射状センサー運動からの接線方向駆動運動が好ましくなされる。前記センサー要素自体は、接線方向に作動されない。それゆえに、センサー要素の放射状の運動のみがz軸に関する基板の回転を決定するために記録される。z軸に沿った基板の回転がこれにより生じるコリオリ力の結果により生じるとき、前記zマスは、その他のマスとともにz軸に沿って運動させられ、放射方向に傾けられる。前記zマスは、接線および放射運動を遂行するが、しかし、放射運動のみ、センサー要素に変換される。放射方向におけるセンサー要素のこの一つの運動方向は、他の動きと重ね合わせることなしに、とても簡単に記録される。この結果、記録の精確性は、従来の解決方法と比較して、とても向上してきた。
【0010】
本発明の有利な構造によれば、前記ジャイロスコープは本質的にz軸に関して接線方向に振動する8つのマスを含み、これらのマスの4つは付加的にz軸に関して放射方向に動き、それゆえに、zマスと呼ばれる。4つのzマスからの8つの振動マスの配置は、発生する力に対してバランスされたジャイロスコープを作る。前記コリオリ力は、相対的に簡単に記録され、所定の軸に関する回転のそれぞれの原因は、確実に決定され得る。8つのマスが周囲に沿って均一に分散されたとき、特にバランスされた系が成し遂げられ、前記振動マスは、本質的にxおよびy方向に沿って、前記z軸の接線方向にのみ配向され、前記残されたzマスはx軸とy軸の間に配置される。前記駆動運動に参加している全てのマスのために、前記zマスもまた、前記z軸に関して接線方向に動かされ、前記z軸に関して、放射方向に偏向することもある。これらのマスは、好ましくは、セミオープンフレームにより支えられており、前記接線方向の駆動運動をしだす。前記コリオリ力は、単に放射方向の可動性に影響を与えるにすぎず、z軸の回転スピードを決定するセンサー要素の偏向を引き起こす。
【0011】
本発明の好ましい構造において、z軸に関して大きく接線方向に振動するマスは、x軸に関する基板の回転を記録するための角度可変プレートである。xまたはy軸での基板の回転によりコリオリ力が生じてすぐ、z軸の接線方向にのみ振動するこれらのマスはyまたはx軸に関して傾く。この傾きの運動は、マスに割り当てられた容量センサーにより電気信号に変換され得る。
【0012】
有利には、z軸の放射方向と接線方向の両方に移動可能なzマスは、フレームに結合され、前記z軸の接線方向に入り込む。一方、前記フレームは、前記zマスの接線方向の駆動を確保し、一方、放射方向の動きを起こすための安定した前記マスのサスペンションが行われる。特別なフレームデザインのおかげで、前記zマスは十分に大きく作られ、コリオリ力に対する顕著な応答を示すことができ、放射方向に傾けられる。このデザインの改良型は、zマスの主な特徴は本質的に、全体のフレームとzマスの組み合わせが、第1運動として接線方向に駆動される時のみ引き起こされる放射方向の前記偏向にあることを明らかに示した。しかしながら、放射方向における第2運動は、本質的に、ここで重要である。前記フレーム−ライク構造は、これらの特徴をとても有利に実行することができる。
【0013】
前記z軸に沿って放射方向と接線方向の両方で動く前記zマスにとって、前記コリオリ力により引き起こされるその放射偏向を記録するための少なくとも他のセンサー要素と結合していることは本質的に好ましい。この結果、前記偏向は、前記zマス自身(放射と接線方向の両方で動く)において測定される必要がなく、前記zマスを半径方向に傾ける生じたコリオリ力は、放射方向にのみ動く前記センサー要素によって記録され得る。その他の運動の重ね合わさりがないため、これは、記録される測定結果の明らかな向上を導く。センサー要素の運動は、もっぱら放射方向のコリオリ力を示す。この方法により記録された前記信号は、とても簡単に評価される。
【0014】
本発明の有利な実施形態において、前記z軸の接線方向に動く前記フレームは、バネ、特に二つ、によって基板に固定されている。前記フレームは、接線方向以外の全ての方向において、本質的に固定されており、接線方向における振動のみ可能である。前記フレームに作用する前記コリオリ力は、それを、放射方向に傾けることができない。したがって、前記フレームまたは前記バネは、このようにして、放射方向に強固に備えられる。好ましくは、前記フレームは、xまたはy平面のどちらも動かず、それゆえに、xまたはy軸の回転スピードの結果生じるコリオリ力に対して反応しない。しかしながら、この方向における剛性は、いつも必要ではない;この動きがセンサー要素に変換されず、その測定に影響が出ることを保証するとき、前記フレームとx−y平面に動くzマスを認容する。
【0015】
動かされる前記マスの間で起こる反作用の力と反作用トルクに関してよくバランスされたマイクロジャイロスコープを得るために、z軸の接線方向に振動するマスの間の前記マスまたは角度可変プレートの間に前記フレームを配置することが好ましい。
【0016】
前記z軸に関して放射方向と接線方向の両方に動くことができる前記zマスは、少なくとも一つのバネ、好ましくは4つのバネでそれぞれフレームとつながっている。これは、前記zマスが前記フレームに対して相対的に放射方向のみに動くことができることを有利に確保するためのフレームの間のz軸の固定配置を作る。ここで、前記zマスはz軸に関する回転速度にのみ反応し、zマスに割り当てられたセンサー要素の明らかな反応と電気信号の結果による対応する明白な測定結果を引き出す。
【0017】
本発明の有利な構成において、前記フレームは、前記基板に固定され、もっぱらz軸の接線方向に動くことができ、前記フレームにおける前記第1運動は、明らかに、前記フレームにおける前記z軸の接線方向における回転として開始する。前記フレームにおいて、移動可能なように配置されたzマスの放射方向における振動は、第2運動を引き起こす。
【0018】
前記マイクロジャイロスコープの前記動的挙動は、前記角度可変プレートと前記フレームがバネによりお互い接続されている時、大いに高められる。これらのバネは、同調バネとして働き、同じ方法の角度可変プレートと前記フレームにより実行される(前記z軸の接線方向に引き起こされる)第1運動を引き起こす。この結果、同じ頻度と段階の振動に関連する全てのマスの場合において、前記角度可変プレートと前記フレームの振動の共通モードが起こる。
【0019】
好ましくは、(前記角度可変プレートと前記フレームをお互い接続させる)前記バネは、接線方向に固定して実行され、その他の方向は、固定されない。それゆえに、角度可変プレートとフレームにおいて起こる前記第1運動が、同じ頻度の振動の共通モードを達成することが可能であり、xまたはy方向の回転スピードの示唆の間、前記x−y平面の角度可変プレートは、前記同調バネに邪魔されない。このようにして、前記角度可変プレートは、前記フレームの外に大きく独立して動かされ、好ましくは、これに反対に作用する大きなバネの反発なしに、x−y平面に残される。
【0020】
前記xまたはy軸の回転スピードの明らかな示唆のため、前記z軸の接線方向に振動する前記マスまたは角度可変プレートのいくつかとその他のマスまたは角度可変プレートが、y軸のみに関して基板に角度可変に固定されることを意図している。x軸またはy軸から遠くはなれ、x−y平面の外へ動いた前記マスまたは角度可変プレートは、それゆえに、前記y軸の回転スピードを示唆している。一方、前記y軸または前記x軸から遠くはなれた前記マスまたは角度可変プレートは、それらが、前記y軸で傾いている間または前記x−y軸から外へ出た時、前記x軸に関する前記センサーの回転速度を示唆する。
【0021】
前記第1振動を開始する駆動要素は、好ましくは、前記z軸および/または前記フレームの接線方向のみに振動する前記マスに配置される。これらの駆動要素は、前記z軸の第1振動である構造部分における駆動振動を開始する。
【0022】
本発明の有利な構造において、前記z軸の駆動振動の維持を必要とする前記駆動要素は、適切なスイッチ駆動電圧を備えたくし状のキャパシターの電極である。前記駆動要素の部材は、これを成し遂げるために、基板に固定されており、他の部材は、駆動される構造要素に交互に固定されている。AC電圧が適用されるとき、前記電極は、相互に引き付けあい、これは、前記構造部材の第1振動の振動を生じさせる。
【0023】
センサー要素は、好ましくは、前記角度可変プレートの偏向の記録のために角度可変プレートの下に配置される。これらのセンサー要素は、プレートキャパシターになり、例えば、一つの移動可能部分が、角度可変プレートにより前記基板表面で実行され、固定部分は、前記角度可変プレートの下で、延長されたコンダクターラインによる。測定された運動の記録の間の前記容量の前記変化は、電気的に測定された信号の対応する変化を引き起こす。
【0024】
もし、センサー要素が、前記コリオリ力により引き起こされる前記放射偏向の記録のために前記zマスに配置されたら、これらのセンサー要素の上の前記センサーのz軸の回転速度は、とても簡単に、誤ることなく決定される。
【0025】
好ましくは、前記zマスに配置されたセンサー要素は、固定部分が前記基板と強固に接続されているキャパシターの移動可能な測定電極を含む。それゆえに、前記測定電極の一部もまた、センサー要素の運動を遂行し、これを行っている際、前記測定電極の固定された一方から近づいたり、または離れたりする。この空間的な変化は、可変電気的信号に変換され、z軸に関する前記センサーの回転速度の結論を導き出す。
【0026】
前記センサー要素の可動測定電極は、好ましくは放射方向に移動可能なフレームとして実行される。これは、確実にその動きに信号を送ることができる固定された構造要素を作る。
【0027】
前記zマスは、センサーの中心から遠ければ遠いほど本質的に有利であり、なぜならば、より強いコリオリ力がそれらに作用し、それらが、より大きな振幅の振動が配置されたセンサー要素に届けられるからである。この結果、小さな回転速度はすでに測定されることが可能である。なお、前記センサーは、それにもかかわらず、とてもコンパクトに作られ、小さな表面積を有し、対応する回転速度にはっきりとした信号を届ける。
【0028】
前記センサー要素がそれに配置された前記zマスの接線方向の運動からできる限り離れて分離されることを確保するために、前記zマスと前記センサー要素はバネで結合され、接線方向においては固定せず、放射方向において固定されることが好ましい。前記zマスの前記放射運動は、このようにして、前記センサー要素に伝えられ、両方の放射振動が一緒に、前記センサー要素と相互接続が可能な前記zマスの接線方向の第1運動なしで、第2振動を作る。
【0029】
前記zマスに配置された前記センサー要素は、安定して配置され、特に、意図していた以外の方向の作用の影響に対して抵抗し、(好ましくは)4つのバネの方法により、前記センサー要素が前記基板に固定される。この場合において、前記バネは、前記センサー要素の放射運動を可能にし、他の方向の運動をできるだけ妨げる方法を実行する。
【0030】
好ましくは、前記角度可変プレートは、前記x−y平面における角度可変プレートの接線回転運動を可能にするバネにより前記基板に配置される。このため、前記バネは好ましくは、締め付けボルトの中心の近くに固定されている。
【0031】
前記センサーの基本形態の好ましい構造は、本質的に、前記第1運動の回転を支えるための外装のために円状であり、それにより、前記センサーは、とても小さな構造空間にも収まる。
【0032】
本発明の他の有利な点は、下記の図に示す実施形態を助けとして記載している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図2】
図1による前記ジャイロスコープの角度可変プレートの平面図、
【
図4】
図1に記載の前記ジャイロスコープの前記zセンサー装置の平面図、
【
図5】
図1による前記ジャイロスコープの前記zセンサー装置の平面図、
【
図6】
図1による前記センサーの前記第1運動の略図、
【
図7】
図1による前記ジャイロスコープのy回転速度を決定するための第2運動、
【
図8】
図1による前記ジャイロスコープのz回転速度の決定。
【0034】
図1の平面図は、本発明のマイクロエレクトロメカニカルジャイロスコープの全ての部品の概観を示す。本図は、回転速度が記録されている間の前記ジャイロスコープの振動タイプと同様のそれぞれの部材のより詳細な説明である。
【0035】
前記ジャイロスコープは、特に、前記x軸と前記y軸の回転速度を記録するための要素を有し、それは平面に描かれる。さらに、この平面上の前記ジャイロスコープの構造的なグループは、前記z回転速度の検知にも及ぶ。以下に示すように、前記構造部品が配置されている基板が、この平面に平行かつ下にある。
【0036】
角度可変プレート2は前記xとyの回転速度を記録することを意図している。z回転速度(すなわち、前記z軸における前記ジャイロスコープの回転)を決定するために、zマス3は、本質的に、2つの角度可変プレート2の間に位置する。前記zマス3は、フレーム4に置かれ、4つのバネ5で固定される。前記フレーム4は、前記基板に固定された2つのフレーム締め付けボルト7の上の2つのフレームバネ6の上に突き出している。
【0037】
一方、前記角度可変プレート2は、角度可変バネ8と締め付けボルト9を有する基板に固定される。一方、それぞれの角度可変プレート2は、2つの同調バネ10を有する2つのフレーム4の間に入れられる。
【0038】
前記角度可変プレート2と前記フレーム4を有する前記zマス3は、振動第1運動として、z軸における振動回転接線運動を開始する。この例において、前記駆動は、2つのくし状電極11と11’の助けによっておこる。ここで、前記くし状電極11、11’は、可動部分、すなわち、角度可変プレート2とフレーム4に固定され、対応する一方の電極11’は、基板に固定されて、取り付けられる。交流電圧の適用は、反対方向の前記電極11と11’の相互の引力を引き出し、これは、前記第1運動と名づけられる前記zマス3とフレーム4と同様の角度可変プレート2の接線振動を引き起こす。同調する各要素と、前記角度可変プレート2とフレーム4の振動回転を安定して維持するために、前記角度可変プレート2と前記フレーム4の間に同調バネ10を設置することが意図される。
【0039】
もし、前記ジャイロスコープが、今、前記x軸で回転し始めたら、コリオリ力は前記x−y平面から飛び出たx軸の上に配置された前記角度可変プレート2に生じる。前記角度可変バネ8と前記同調バネ10の所定の弾性力により、前記角度可変プレート2は、前記x軸上に横たわり、前記y軸、または、ドローウィング平面の内と外の角度可変バネ8に沿ってドローウィングプレーンの内と外で回転する。このため、前記角度可変バネ8は、一方で前記z軸に沿って角度可変プレート2の前記駆動運動を実行し、もう一方で、実質的に、y軸での角度可変を妨げない。しかしながら、x軸については、x軸上に位置している角度可変プレート2の上で前記角度可変バネ8は大いに固定される。前記y軸における前記ジャイロスコープの回転速度にも同様に適用する。この場合、y軸上に配置された前記角度可変プレート2は、x−y平面の外側に傾いており、前記角度可変プレート2に作用するコリオリ力への対応を示している。これらの角度可変プレート2に対応する角度可変バネ8は、他の角度可変バネに類似して実行され、それらの配置と構成により、前記y軸上の角度可変プレート2が前記z軸に関して回転し、前記x軸に関する角度可変運動を可能にする。一方、それらは、本質的に前記y軸に固定された構成である。前記同調バネ10は、x−yドローウィング平面の外側の角度可変プレート2の角度可変運動も可能にする。しかしながら、それらは、隣接構造部分に関するz軸の接線運動を通過する。したがって、それらは、接線方向に作用する力に対する十分な堅さにデザインされてきた。
【0040】
前記zマス3と前記フレーム4とその周辺は、前記ジャイロスコープのz回転速度のインジケーターの役割を果たす。前記第1運動は、前記z軸の接線方向における前記角度可変プレート2とともに遂行する。前記駆動は、くし状電極11、11’によって引き起こされ、前記くし状電極11は、前記フレーム4上に配置され、一方、前記くし状電極11’は、前記基板に安定して固定される。前記z軸に関する前記接線運動は、前記フレームバネ6によって、支えられており、それは前記接線運動を可能にし、しかし、それぞれの堅さによるこの方向のフレーム4の放射運動は、大いに妨げられる。
【0041】
前記接線第1運動によれば、前記ジャイロスコープが前記z軸に関して回転するとすぐに、コリオリ力が引き起こされる。前記フレーム4は、前記フレームバネ6と同調バネ10の前記サスペンションにより、放射方向に押し戻されない。一方、前記zマス3は、コリオリ力の放射方向に押し戻される可能性があることにより、そのバネ5を有する前記フレーム4から吊り下げられる。前記zマス3を前記フレーム4に固定する前記バネ5は、前記マス3が第1接線運動から単独で起こる寄生性の回転トルクに対してより無反応になるようにセットされている。この結果、前記zマス3は、本質的に、前記z軸に沿った回転速度により引き起こされるコリオリ力によってのみ反応する。
【0042】
障害なしで前記z回転速度を決定するために、前記zマス3は、センサー要素12に接続されている。このセンサー要素12は、センサーバネ13で締め付けボルト9とセンサーバネ13に固定されている。なお、前記センサー要素12は、結合バネ15を用いて前記zマス3に接続されている。前記結合バネ15は、接線方向には硬くなく、放射方向には硬くなるように実行される。この結果、接線方向の前記zマスの駆動運動と前記センサーと放射方向の第2運動の間の分離が生じる。前記zマスが、前記センサー要素12における重要な効果を有するこれなしで、接線方向において駆動されている間、コリオリ力が前記zマス3を外側や内側に動かしているとき、そのようにしているとき、前記結合バネ15の対応するバネの硬さによって、それは、前記センサー要素12を運ぶ。それらのバネの硬さに対して、前記センサーバネ13は、同様に、放射方向における前記センサー要素12をほとんど邪魔しない方法で、実行する、言い換えると、この方向において、それらは比較的低い(そして、正確に調整可能である)バネ硬さと同時に、接線方向のセンサー要素12の前記運動を大いに邪魔する。前記センサー要素12が、放射方向の対応振動運動を通してのみ、放射方向において起こるコリオリ力を示すことができるように、これは、前記第2運動から前記第1運動を分離する。前記センサー要素12の前記メッシュ構造はこのようにして、反対の固定棒がくぼみの間の基板に固定され、ひきつけられていないキャパシターの可変電極を実行する。この可変容量は、前記記録された運動の電気信号への変換の目的を果たす。
【0043】
よりよい理解のため、以下の図は、その他の構造要素から分離した前記ジャイロスコープのそれぞれの要素を示す。
【0044】
図2は、角度可変プレート2を示す。全ての角度可変プレート2は、2つの角度可変バネ8を有する2つの締め付けボルト9で固定されている。前記角度可変バネ8は、一方で、前記角度可変プレート2の接線方向の振動第1運動を可能にし、一方で、それらは、前記角度可変プレート2を前記角度可変バネ8の周辺におけるx−y平面の外での角度の変更も可能にする。放射方向において、一方、前記角度可変バネ8は、前記角度可変プレート2が、前記ジャイロスコープのz回転を示唆する放射方向に作用するコリオリ力により顕著に偏向されないように、前記角度可変バネ8は、放射方向において堅く実行されている。それゆえに、前記角度可変プレート2の所定の偏向は、前記xまたはy軸に関する回転速度によって生じる。
【0045】
図3によれば、
図2の前記角度可変プレート2は、前記フレーム4と同調バネ10に接続されている。前記ユニットは、ここで、第1運動としての、z軸に関する同調接線運動を開始する。前記接続バネ10は、前記角度可変プレート2と前記フレーム4の接線運動と同調する。前記ジャイロスコープの製造における許容によって生じるかもしれない部材間の速度の相違は、同調バネ10により相殺される。前記各構造部分はこのようにして、共通の共振周波数により振動し、それゆえに、同じ方法で回転速度を示す。
【0046】
図4は、z回転速度を記録するための重要な構造部分を示す。前記第1運動において、前記zマス3は、前記フレーム4(図示せず)とともに前記z軸について振動接線運動を開始する。前記z軸に関する前記ジャイロスコープの回転に応じて、前記zマス3は、放射振動に促進される。前記zマス3は、前記接続バネ15を通じて、センサー要素12に接続される。センサーバネ13は、前記締め付けボルト9と14によってセンサー要素12に固定される。前記センサーバネ13は、前記センサー要素12の放射運動を可能にし、前記z軸に関する回転速度の記録のコースの間、前記zマス3の前記放射振動により結合される。前記zマス3から前記センサー要素12への放射方向の移動は前記結合バネ15により可能になり、前記結合バネ15は、一方は、前記zマス3から前記センサー要素12への前記接線第1運動にとって十分に硬くなく、もう一方は、前記zマス3から前記センサー要素12への放射運動の第2運動をするのに十分な硬さである。4つの対応する構造部分は、他に対して90度の位置にある前記ジャイロスコープに配置される。ここで、それらは中央線におけるxとy軸の間に配置される。
【0047】
z回転速度を決定するための構造要素の詳細図を、もう一度、
図5に示す。前記zマス3は、バネ5により前記フレーム4に固定される。前記フレーム4は、接線方向に硬くない前記フレームバネ6を用いて前記フレーム締め付けボルト7に固定される。前記締め付けボルト9が固定されることから離れて、前記センサー要素12もまた、前記締め付けボルト14に配置されている。バネ13の固定ポイントとしての機能の他に、これらの締め付けボルト14は、前記フレーム4と前記角度可変プレート2の前記第1運動のストッパーとしての役割も果たす。前記zマス3の放射運動は、前記結合バネ15を用いて、前記センサー要素12に移動し、それは、コリオリ力がz回転速度を示してすぐ、前記zマス3とともに、放射振動運動を開始する。
【0048】
図6は、前記ジャイロスコープの第1運動の概略図を示す。前記角度可変プレート2と前記フレーム4は、前記zマス3の前記z軸に関する振動回転を開始することが明らかになる。この場合において、前記締め付けボルト14は、前記角度可変プレート2と前記フレーム4のストッパーとしての役割を果たす。この第1運動において、前記センサー要素12は、動くことなしに、前記基板の上で角度可変に配置されるストッパーとしての役割を果たす。図は、下記の図における概略図であり、前記詳細は少しだけ不正確である。
【0049】
図7は、前記x軸に配置された前記角度可変プレート2の前記偏向を示し、この偏向は、ジャイロスコープのx回転速度を示す。前記x軸における前記角度可変プレート2は、前記締め付けボルト9により固定されている前記角度可変バネ8のまわりにおけるx−y平面の外側へ傾いている。一方、y軸に配置されている前記角度可変要素2は、この平面に残っている。同調バネ10のバネの硬さによって、前記フレーム4と前記zマス3もまたこの実施形態において傾いており、前記結合バネ15のやわらかさによって、これらの偏向は、前記センサー要素12をバラバラにしない。(可動の半分は、角度可変プレート2によって形成されている)プレートキャパシターと基板上に割り当てられた角度可変プレート2の下に配置されたそれらの固定半分のおかげで、それぞれの傾斜運動は電気信号に変換され得る。結合バネ15の柔軟性のおかげで、これらの運動は前記センサー要素12に効果をもたらさない。同様に、y回転速度は記録される。この場合において、(y軸に沿って配置されている)前記角度可変プレート2はx−y平面の外側に傾く。もし、適用可能ならば、この結果として、前記zマス3と(同調バネ10を経由して角度可変プレート2に結合されている)前記フレーム4もまた、少なくとも部分的にx−y平面の外側に動く。
【0050】
図8は、前記ジャイロスコープのz回転速度の記録のされ方の概略図を示す。ここで、前記コリオリ力は、前記zマス3を放射方向に振動運動させる。前記zマス3のこの運動において、前記結合バネ15は、前記センサー要素12を放射的に周期的な振動傾向に動かす。対応するバネは、前記センサー要素12がわずかに放射方向に動かす事が可能であり、かつ、x−y平面の外側方向または前記z軸の接線方向に硬直して留まるように、設計される。前記センサー要素12の前記放射運動は、前記基板上の安定して固定された対応する電極を有するそのメッシュ構造によって決定される。前記z回転速度の記録のため、前記角度可変プレート2と前記フレーム4は、大いに硬直したままである。しかしながら、必要であれば、それぞれのバネ定数によって、前記フレーム4は、放射方向にわずかに偏向していても良い。
【0051】
この発明は、前記の実施形態に限定されない。特に、個々の構造部分やそれらの相互の配置の設計のような修正は、適用可能なパテントクレームのフレームワークの範囲であれば、ここに示すのと異なる方法が可能である。
【符号の説明】
【0052】
1 基板
2 角度可変プレート
3 zマス
4 フレーム
5 バネ
6 フレームバネ
7 フレーム締め付けボルト
8 角度可変バネ
9 締め付けボルト
10 同調バネ
11 くし状電極
11’ 対電極
12 センサー素子
13 センサーバネ
14 締め付けボルト
15 結合バネ